JP2017516742A - 硫黄を回収する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硫黄を回収する方法及び装置の提供。【解決手段】硫黄回収システムにおいて酸性ガスストリームを処理する方法を提供する。該方法は、エジェクタに作動流体を供給する工程と、上記エジェクタに上記酸性ガスストリームを供給して、上記作動流体と上記酸性ガスストリームとを含む混合物を得る工程と、反応炉に上記混合物を供給する工程と、上記反応炉に酸素を含む燃焼ガスを供給する工程と、上記反応炉の内容物を反応させる工程とを有する。また、酸性ガスストリームを処理する装置も提供する。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、パリ条約に基づき、2014年5月20日付けで出願された米国特許出願番号62/000,845に対する優先権を主張するものであり、その全内容が参照により本願に組み込まれる。
(技術分野)
以下は、概して、硫黄を回収するための方法及び装置に関する。特に、クラウスプラントにおける酸性ガスストリームからの硫黄回収に関する。
酸性ガスストリームから硫黄を回収する際には硫黄回収ユニット(SRU)が広く使用されている。例えば、アミンガス処理プロセスによって酸性ガスストリームが得られるが、該プロセスでは、吸収ユニット及び再生ユニットに硫化水素(HS)を含むサワーガスを通すことにより、硫化水素を豊富に含むガスストリームが得られる。このガスストリームは一般的にアミン酸性ガスストリームとして知られている。サワーガスの組成に応じて、酸性ガスストリームには、二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)、アンモニア(NH)及びその他の不純物などの他の成分を含まれ得る。
非特許文献1等に記載されるように、硫黄は、クラウスプロセスとして知られる方法を採用し、硫黄回収ユニットにおいて酸性ガスストリームから回収するのが一般的である。
また、反応炉に追加の酸素ストリームを導入して炉内の酸素濃度を上昇させるプロセスである酸素富化によって、硫黄回収ユニットの能力を向上できることも知られている。酸素濃度が上昇すると、クラウスプロセスで燃焼する硫化水素量が増加する。一般的に、酸素富化を行うとSRUの能力は増大する。これは主として、周囲の空気に通常存在している不活性ガス(窒素等)の一部が追加の酸素に置き換えられて、SRUの負荷を水理学的に軽減するためである。これにより、SRUに導入される酸性ガス供給量が増加して、硫黄の総生産率が高まる。
しかしながら、商用クラウスプラントにおいて酸素富化をどの程度まで行えるかは、一般に、SRUの反応炉に使用されている耐火材料の最大許容動作温度により制限される。例えば、市販の反応炉で一般的に使用される耐火材料の最大連続動作温度は約2850°F(1565℃)までである。耐火材料にかかる応力を軽減するために、クラウスプラントの作業員は、動作温度を2500°F〜2600°Fという低い温度に控えることもある。酸素富化を行うと通常は動作温度が上昇するため、反応炉に加える酸素量を厳密に監視及び制御して、動作温度が確実に耐火材料の所望温度又は最大許容温度を超えないようにする。その結果、酸素富化の程度は概して限られたものとなり、これらのSRUの能力は比較的低いままとなる。
SRU、特に酸素富化を行うクラウスプラントのSRUの能力を向上させる試みがなされてきた。例えば特許文献1(Nasato)には、エジェクタを通して炉にプロセス循環ストリームを導入して、この循環ストリームを反応炉の動作温度を制御するためのヒートシンクとして作用させることにより、酸素富化したクラウスプラントのSRU能力を向上させる方法が記載されている。しかしながら、このプロセスでは循環ガスストリームを扱う必要があるため、実施が困難な場合がある。循環ガスストリームは一般的に硫黄の露点温度であるため、循環ストリーム中の硫黄蒸気が凝縮して液体となった後、反応炉のバーナー及び/又はプロセスライン内で凝固、堆積することがある。硫黄の凝縮又は凝固は、クラウスプラントの能力の低下、バーナー性能の劣化、あるいは壊滅的な設備故障を引き起こし得るため、稼働時の危険源である。また、循環ストリームにはアンモニア、アンモニア塩及び未燃焼炭化水素などの望ましくない夾雑物が含まれることがあり、その結果、固体塩が形成されて設備を詰まらせ、SRUの能力を低下させたり、その性能に影響を与えたりする恐れがある。また、このプロセスを適切に稼働させるためには、通常、エジェクタ用の蒸気ジャケット及びプロセスラインに加え、循環パイプ及び弁が必要となるため、プラントを施工及び稼働するためのコストが増大する。
特許文献2(Watson)には、硫化水素を含む供給ガスストリームから硫黄を回収するための2段階燃焼プロセスが記載されている。Watsonの方法では、2つの別個の燃焼領域を利用して、酸素富化した燃焼プロセスによる熱負荷に対処している。しかしながら、Watsonの方法では2組の熱段階設備が必要であり、必要な設備を全て設置するための比較的広い敷地が必要となる。したがって、通常、このプロセスは、特に空間的に制限され得る既存のクラウスプラントに組み込む場合には、高額且つ実施が困難である。
以下は、上述した欠点の少なくとも1つに対処することを目的とする。
米国特許第6,508,998号明細書 米国特許第5,294,428号明細書
B.G.Goar,"Fundamentals of Sulfur Recovery by the Claus Process",Gas Conditioning Conference Report(1977)
一態様によれば、反応炉と、エジェクタに作動流体を供給するための作動流体ストリームと、上記エジェクタに酸性ガスを供給するための酸性ガスストリームと、上記反応炉と接続されている燃焼ガス供給ストリームであって、上記反応炉に燃焼ガスを供給するための燃焼ガス供給ストリームとを有する硫黄回収システムであって、上記エジェクタは、上記反応炉と接続されており、上記反応炉に上記作動流体と上記酸性ガスとを含む混合物を供給するためのものであり、上記燃焼ガスは酸素を含む、硫黄回収システムが提供される。
別の態様によれば、硫黄回収システムにおいて酸性ガスストリームを処理する方法であって、エジェクタに作動流体を供給する工程と、上記エジェクタに上記酸性ガスストリームを供給して、上記作動流体と上記酸性ガスストリームとを含む混合物を得る工程と、反応炉に上記混合物を供給する工程と、上記反応炉に酸素を含む燃焼ガスを供給する工程と、上記反応炉の内容物を反応させる工程とを有する方法が提供される。
以下に示す添付図面を参照した後述の詳細な説明によって本発明の特徴を更に明らかにする。
一実施形態に係る硫黄回収システムの模式図である。 一実施形態に係る硫黄回収方法のフローチャートである。 一実施形態におけるストリーム流量と酸素濃度の関係を示すグラフである。
本明細書では、「含む」「含まれる」又は「含んでいる」という用語が使用されている。関連分野の当業者には明らかであるように、本明細書(明細書及び/又は特許請求の範囲を含む)で使用されるこれらの用語は、記載した特徴、整数、工程又は成分若しくは要素の存在を特定するものであるが、1つ以上のその他の特徴、整数、工程、成分若しくは要素又はこれらの群の存在を排除するものではない。
一態様においては、反応炉と、エジェクタに作動流体を供給するための作動流体ストリームと、上記エジェクタに酸性ガスを供給するための酸性ガスストリームと、上記反応炉と接続されている燃焼ガス供給ストリームであって、上記反応炉に燃焼ガスを供給するための燃焼ガス供給ストリームとを有する硫黄回収システムであって、上記エジェクタは、上記反応炉と接続されており、上記反応炉に上記作動流体と上記酸性ガスとを含む混合物を供給するためのものであり、上記燃焼ガスは酸素を含む、硫黄回収システムが提供される。上記燃焼ガスは、例えば、空気、空気と追加の酸素との混合物又は純粋な酸素であってもよい。
一実施形態において、上記作動流体ストリームは第一の圧力で上記エジェクタに供給され、上記酸性ガスストリームは第二の圧力で上記エジェクタに供給され、上記第一の圧力は上記第二の圧力より大きい。
一実施形態において、上記酸性ガスはアミン酸性ガスを含む。アミン酸性ガスは、例えば、当該分野で周知のアミンガス処理プロセスでサワーガスを処理することにより得られる。別の実施形態において、上記酸性ガスはサワーウォーターストリッパー酸性ガス(Sour Water Stripper Acid Gas)を含む。通常、上記酸性ガスは硫化水素を少なくとも5モル%、典型的には最大で約80〜95モル%含むことが理解されよう。なお、アミン酸性ガスは、特に限定されないものの、二酸化炭素、水蒸気、アンモニア及びその他の不純物などの他のガスを含んでいてもよい。本明細書で使用される酸性ガスストリームは、通常、清浄なストリームであり、循環ストリーム(すなわち、少なくとも部分的にクラウスプロセスで処理されたストリーム)ではないことが理解されよう。
一実施形態において、上記作動流体は蒸気を含む。他の実施形態において、上記作動流体は、加圧水、水蒸気、過飽和水蒸気、硫化水素、二酸化硫黄、二酸化炭素又はこれらの混合物を含んでいてもよい。
一実施形態において、上記システムは、上記反応炉と接続されている硫黄回収ブロックであって、上記反応炉からの流出ストリームを受けるための硫黄回収ブロックと、上記硫黄回収ブロックより下流に位置している背圧制御弁であって、上記硫黄回収ブロックの作動圧を制御するための背圧制御弁とを更に有する。
別の一実施形態において、上記硫黄回収システムは、上記反応炉と接続されている硫黄回収ブロックであって、上記反応炉からの流出ストリームを受けるための硫黄回収ブロックと、上記反応炉と接続されているテールガス処理ブロックであって、上記硫黄回収ブロックからのテールガスストリームを受けるためのテールガス処理ブロックと、上記テールガス処理ユニットより下流に位置している背圧制御弁であって、上記テールガス処理ユニットブロック及び上記硫黄回収ブロックの少なくとも一方の作動圧を制御するための背圧制御弁とを更に有する。また、上記硫黄回収システムは、上記硫黄回収ブロックより下流且つ上記テールガス処理ユニットブロックより上流に位置している別の背圧制御弁を有していてもよい。
図1は、一実施形態に係る硫黄回収システム100の模式図である。硫黄回収システム100では、酸性ガス供給ストリーム30によってアミン酸性ガスを導入し、蒸気供給ライン20によって蒸気を導入する。酸性ガス供給ストリーム30及び蒸気供給ライン20は気液分離装置80と接続されており、該装置は投入ストリームに存在する液体を分離するために使用される。投入ストリームから分離された液体は、コンプレッサー86で加圧され、ライン84を通って除去されるが、分離されたガスは、ライン82を通って反応炉130のバーナー120へ供給される。
酸素導入ストリーム40及び空気導入ストリーム50によってそれぞれ酸素及び空気をバーナー120へ導入する。図1の実施形態では、空気導入ストリーム50は、主要ライン及びトリムライン55を有するものとして図示されている。サワーウォーターストリッパー酸性ガス(SWSAG)ストリーム10や燃料ガスストリーム60などの他の導入ストリームをバーナー120と接続して、他のガスをバーナーへ導入してもよい。例えば、バーナー120には、SWSAGストリーム10によってHS及びNHを含むガスストリームを導入してもよく、燃料ガスストリーム60によって燃料を導入してもよい。
システム100の構成において、エジェクタ26は蒸気供給ライン20及び酸性ガス供給ストリーム30と接続されているものとして図示されている。蒸気供給ライン20によって運ばれる蒸気は通常は高圧蒸気であり、エジェクタ26へ導入されると作動流体として作用する。使用時には、酸性ガス供給ストリーム30によって運ばれるアミン酸性ガスが、吸引流体としてエジェクタ26へ導入されて排出ストリームが形成され、これが気液分離装置80及びライン82を通ってバーナー120へと供給される。エジェクタ26の排出ストリームは高圧蒸気をアミン酸性ガスと混合することにより形成されるため、排出ストリームの圧力は、通常、投入されたアミン酸性ガスの圧力より大きくなるが、投入された蒸気の圧力よりは小さくなることが理解されよう。
次いで、導入ストリームの混合物はバーナー120で燃焼され、反応炉130へと放出され、そこでクラウスプロセスの反応が起こる。すなわち、反応炉130では、硫化水素のおよそ1/3が酸素と反応して二酸化硫黄及び水が生成し、残りの硫化水素が二酸化硫黄と反応して硫黄及び水が生成する。これらの反応は以下の化学式で表される。
S+3/2O→SO+H
2HS+SO→3/2S+2H
次いで、反応炉130からの流出物は硫黄回収ブロック140へと送られるが、硫黄回収ブロック140は、通常、反応炉流出物から硫黄を抽出するために使用される。例えば、硫黄回収ブロック140は1つ以上の冷却装置、加熱装置及び/又は触媒コンバータ反応装置を有していてもよい。これらの構成要素は周知のものであり、これらで起こり得る反応は、例えば特許文献1(Nasato)及び米国特許第7,597,871号明細書(Ferrell)等に記載されている。
次いで、硫黄回収ブロック140から出たストリームは、テールガス処理ユニット(TGTU)ブロック160へと導入されてもよく、テールガス処理ユニット(TGTU)ブロック160は、ストリームに存在する残留硫黄を含む化合物の量を低減するために使用される。TGTUブロック160から出たストリームは焼却炉へと送られてから大気中へと放出される。あるいは、焼却炉から放出されるガスの硫黄含量が排出基準を満たす許容範囲となるならば、硫黄回収ブロック140から出たストリームは、TGTUブロック160を通過することなく焼却炉へと直接送られてもよい。
上記システム100は、様々なストリーム及びラインを通るガスのフローを制御するための複数の弁を更に有している。図1に示す通り、蒸気供給ライン20を通る加圧蒸気のフロー及び酸性ガス供給ストリーム30を通るアミン酸性ガスのフローは、常閉(NC)弁22及び32並びに常開(NO)弁34で制御されている。エジェクタ26の出口は、NC弁24で制御されている。酸素導入ストリーム40においてガスのフローは弁42で制御されており、空気導入ストリーム50においてフローは主要ラインでは弁52によって、トリムライン55では弁57によって制御されている。
上記弁は、通常、システム100で測定される1つ以上のパラメータに従って制御される。例えば、蒸気のフローを制御するためのNC弁22は、フロー制御装置220で測定された流量に従って調節される。図1に示す通り、他のNC弁24及び32並びにNO弁34は、酸素導入ストリーム40上に配置された弁42と接続されているフロー制御装置240によって制御される。空気導入ストリーム50の主要ライン上に配置された弁52は制御ユニット270で制御され、トリムライン55上に配置された弁57はテールガス分析装置で制御される。
様々な測定ユニット、制御装置及び/又は表示器がシステム100全体に配置されて、各種プロセスパラメータを監視及び/又は制御している。例えば、フロー表示器210、230及び260は、それぞれSWSAGストリーム10、酸性ガス供給ストリーム30及び燃料ガスストリーム60上に配置されて、各ストリームを通るガスのフローを測定する。制御ユニット270と連通している圧力制御装置250は、空気導入ストリーム50上に配置されて、空気導入ストリーム50を流れるガスの圧力を制御する。これらの測定ユニット、制御装置及び/又は表示器で得られた測定値は制御ユニット270へと伝達され、必要に応じて制御ユニット270が信号を生成、伝達して、様々な投入/排出ストリームでのガスのフローを制御してもよい。図示した通り、制御ユニット270を手動で制御するための手動制御ユニット280を設けてもよい。また、反応炉130内の温度を温度表示器330で監視してもよい。
一実施形態では、1つ以上の背圧制御弁が、硫黄回収ブロック140より下流に配置されている。上記1つ以上の背圧制御弁は、通常、該1つ以上の弁より上流に位置する硫黄回収システムの作動圧を制御するために使用される。例えば、図1に示すシステム100では、第一の背圧制御弁170がTGTUブロック160及び硫黄回収ブロック140より下流に配置されて、硫黄回収ブロック140及び/又はTGTUブロック160の作動圧を制御しており、第二の背圧制御弁150が硫黄回収ブロック140より下流且つTGTUブロック160より上流に配置されて、硫黄回収ブロック140の作動圧を制御している。あるいは、1つの背圧制御弁のみで両方の硫黄回収システムの作動圧を充分に制御できる場合、上記システム100は第一の圧力制御弁170のみを有し、第二の圧力制御弁150は有していなくてもよい。
上記システムがTGTUブロックを有していない他の実施形態において、硫黄回収ブロックから出たテールガスは焼却炉へ直接送られてもよい。このような実施形態では、圧力制御弁を硫黄回収ブロックと焼却炉の間に配置して、硫黄回収ブロックの作動圧を制御してもよい。
あるいは、圧力制御弁を焼却炉より下流且つ煙突より上流に配置してもよいことが理解されよう。
上記1つ以上の背圧制御弁は、通常、システム100で得られた様々な測定値に従って調節される。図1に示す実施形態では、第一の背圧制御弁170は圧力制御装置370で制御され、第二の圧力制御弁150は圧力制御装置350で制御される。圧力制御装置350及び370は、それぞれの弁より上流に位置する硫黄回収システムの圧力を監視し、それぞれの弁150及び170を制御して該硫黄回収システムの作動圧を調節するように構成されている。1つ以上の背圧制御弁を使用して硫黄回収ブロック140及び/又はTGTUブロック160から出るガスのフローを制限することによって、これらのブロック内の作動圧が上昇して、酸性ガスストリームからの硫黄回収率が向上する。
上述したシステムは、当該技術で公知の他のシステムよりも有利な場合がある。例えば、エジェクタ26の動作には蒸気ジャケットを必要としないので、システムの設置に関連するコスト及び複雑さを比較的低く抑えられる。また、システム100で必要となるのは1組の熱段階設備だけであるため、クラウスプラントの供給ストリームをマニホールド分岐又は分流する必要はない。また、これにより設置、稼働及び維持のコスト及び複雑さを低減できる。特にシステム100を既存のクラウスプラント又はシステムに組み込む場合、構成要素を設置する際に、既存のクラウスプラント又はシステムの大半では通常は敷地を追加する必要がないため、更なる利点を実現できる。
他の実施形態において、SWSAGをバーナー120へ導入する前にSWSAGストリーム10の圧力を高める第二のエジェクタをエジェクタ26と同様に構成してもよいことが理解されよう。更に別の実施形態において、SWSAGストリーム10を酸性ガス供給ストリーム30と一緒にしてからエジェクタ26へ導入してもよい。
一態様においては、硫黄回収システムにおいて酸性ガスストリームを処理する方法であって、エジェクタに作動流体を供給する工程と、上記エジェクタに上記酸性ガスストリームを供給して、上記作動流体と上記酸性ガスストリームとを含む混合物を得る工程と、反応炉に上記混合物を供給する工程と、上記反応炉に酸素を含む燃焼ガスを供給する工程と、上記反応炉の内容物を反応させる工程とを有する方法が提供される。上記燃焼ガスは、例えば、空気、空気と追加の酸素との混合物又は純粋な酸素であってもよい。
一実施形態において、上記作動流体は第一の圧力で供給され、上記酸性ガスストリームは第二の圧力で供給され、上記第一の圧力は上記第二の圧力より大きい。
一実施形態において、上記作動流体は蒸気を含む。例えば、図1の実施形態において、蒸気は、エジェクタ26の作動流体として蒸気供給ライン20を通ってエジェクタ26へと導入されるものとして図示されている。他の実施形態において、上記作動流体は、水蒸気、過飽和水蒸気、硫化水素、二酸化硫黄、二酸化炭素及び/又はこれらの混合物を含んでいてもよい。
図2は、一実施形態に係る方法のフローチャートである。より明確にするため、図1に示すシステム100と関連させて上記方法を説明する。510において、反応炉130のバーナー120に着火する。例えば、燃料ガスストリーム60を通して燃料ガスを供給し、燃料ガスに点火することによってバーナー120を始動させてもよい。520において、酸性ガス供給ストリーム30、酸素導入ストリーム40及び空気導入ストリーム50を通してそれぞれ酸性ガス、酸素及び空気をバーナー120に供給する。この段階では、NC弁22、24及び32は閉鎖されており、NO弁34は通常は開放されているため、酸性ガスが酸性ガス供給ストリーム30を通って気液分離装置80へと流入し、ライン82を通ってバーナー120へと流入できることが理解されよう。バーナー120へと流入する酸素及び空気の量は、弁42、52及び57を調節することにより制御できる。
典型的には、酸性ガス、酸素及び空気がバーナー120へ導入されたら燃料ガスは遮断されるが、特にバーナー120が燃料ガスなしでは所望の温度で炎を維持できない場合には、燃料ガスストリーム60によって燃料をバーナー120に供給し続けてもよいことが理解されよう。例えば、酸性ガスが二酸化炭素を豊富に含む場合、このようなことが起こり得る。
530において、作動流体はエジェクタ26へと導入される。図1の実施形態では、作動流体は蒸気供給ライン20で運ばれる蒸気である。蒸気を導入するため、蒸気がエジェクタ26を通って気液分離装置80へ移動し、ライン82を通ってバーナー120へと移動できるように、NC弁22及び24は少なくとも部分的に開放される。一実施形態において、作動流体は、酸素濃度が空気/酸素混合ストリームの30〜35体積%に達すると導入される。蒸気が導入されたら、540において、酸性ガス供給ストリーム30上に配置されたNO弁34が閉鎖されて、酸性ガスが流れる方向がエジェクタ26へ向かうように変えられる。このようにして、ライン20からの高圧蒸気がライン30からの酸性ガスと混合されるため、ライン82を通ってバーナー120へと導入される酸性ガスの圧力が上昇する。また、蒸気が導入されると反応炉内の温度が低下するため、以下で説明するように能力が向上する。
理論に束縛されるものではないが、本発明者らは、反応炉の燃焼生成物の温度を適度に調整するヒートシンクとして蒸気が作用すると考えている。また、本発明者らは、蒸気が存在することで、クラウス炉反応が酸素需要を低減させるように有利にシフトして、炎及び炉の温度が更に抑えられると考えている。このようにして反応炉の動作温度を低くすることによって、炉温度を所望より低く保持しながら、酸素濃度を更に高くできる。例えば、図3のグラフに示す通り、追加の蒸気(以下、「補充蒸気」ともいう)を導入して、更に高い酸素濃度(例えば30%超)において炉温度を適度に調整することもできる。図3においては、酸素濃度が上昇して30%を超えたら作動蒸気の流量を一定に保ちつつ、作動蒸気とは別に補充蒸気を導入して、炉温度を許容範囲に保持する。補充蒸気は、例えば、蒸気供給ライン20とは独立して動作される導入ストリームを通してバーナー120へと直接導入してもよい。あるいは、補充蒸気を作動蒸気と一緒にし、ライン20でエジェクタ26へと導入し、反応炉130へと導入してもよい。
一実施形態において、加圧水ストリームを単独でバーナー120へ注入する。別の実施形態において、加圧水ストリームは蒸気と組み合わせてバーナー120へ注入される。例えば、加圧水ストリームは、作動蒸気及び存在する場合は補充蒸気と共に導入してもよい。
プラント作業員が反応炉130の酸素濃度を上昇させたくないと考えている場合でも、蒸気の導入は有益となり得る。蒸気によって略同程度の処理量を維持しつつ酸素需要を低減できるからである。必要とされる酸素量を低減することによって、純粋な酸素を購入及び/又は製造するのに必要な操業費が削減される。また、蒸気によって反応炉130内の動作温度が低下するため、蒸気を使用して動作される炉は、蒸気を使用しないで動作される炉と略同程度の処理量を維持しつつも熱応力を受けにくいであろう。バーナー及び炉の材料にかかる熱応力が低くなると、炉及びその各種構成要素の寿命が長くなる可能性がある。
作動流体が窒素又は二酸化炭素を含む場合、該作動流体は反応炉の燃焼生成物の温度を適度に調整するヒートシンクとしても作用し得るため、能力が高まる。具体的には二酸化炭素の場合、二酸化炭素を導入すると生成物が有利に形成されるように炉反応の熱力学的平衡がシフトすると考えられる。二酸化硫黄が作動流体として導入される場合も、二酸化硫黄が反応物の1つであるため、生成物が有利に形成されるようにクラウス反応の平衡がシフトし得る。二酸化硫黄を導入しても、反応で必要とされる酸素量が低減するが、これは、酸素と反応して硫化水素を形成するのに必要となる硫化水素量が減少するためである。
硫黄回収システムの少なくとも1つの実施形態において、数値流体力学的(CFD)モデル化を使用して、硫黄回収ユニット(SRU)火炎の力学を分析した。具体的には、高圧エジェクタシステムの潜在能力並びにSRU熱段階火炎帯で得られる動力学的及び熱力学的効果を更に理解するために、CFDモデル化を実施した。CFDモデルを分析することで、SRU火炎のいくつかの領域が、該火炎の別の領域と比べて温度が実質的に高くなり得ることが分かった。したがって、エジェクタで加圧されたガスストリームを使用することによって、これらの温度が高い領域ではある種の有益な化学反応が促進されると考えられる。また、加圧ガスストリームがバーナーの好ましい領域へ注入されるように火炎パターン及び特性を操作することによって、このような反応で得られる効果が高まると考えられる。
図2に戻って、550では、背圧弁150及び170を使用して硫黄回収ブロック140及び/又はTGTUブロック160の作動圧を上昇させる。例えば、第二の背圧弁150を使用して硫黄回収ブロック140から出るガスのフローを制限することによって、硫黄回収ブロック140の作動圧を上昇させてもよい。同様に、第一の背圧弁170を使用してTGTUブロック160から出るガスのフローを制限することによって、TGTUブロック160の作動圧が上昇する。いくつかの構成においては、第一の背圧弁170を使用して、硫黄回収ブロック140及びTGTUブロック160両方の作動圧を適度に調整できることが理解されよう。
上述の通り、硫黄回収ブロック130及び/又はTGTUブロック160の作動圧を高めると、主にルシャトリエの原理により、酸性ガス供給ストリームからの硫黄回収率が向上する。例えば、クラウス反応の反応物は通常は気体であるため、反応容器の圧力が上昇すると、生成物が有利に形成されるように反応の平衡がシフトする。また、作動圧が上昇すると、反応ガスの流速が低下して、反応容器での反応ガスの滞留時間が増加する。滞留時間が増加すると、反応物の変換率が高くなる場合がある。
本装置の各種実施形態はエジェクタに関連させて記載されているが、供給源の圧力を上昇させ、蒸気を導入するための他の機構を代わりに使用してもよいことが理解されよう。例えば、機械的送風装置及び/又はコンプレッサーを使用してアミン酸性ガスストリームの圧力を上昇させてもよいし、圧力を上昇させる前又は後に蒸気をアミン酸性ガスストリームに加えてもよい。しかしながら、維持し易く、特に長期稼働での信頼性が比較的高いことから、他の圧力上昇機構よりもエジェクタを使用する方が有利となり得る。なお、当該産業において、エジェクタはエダクター又はサーモコンプレッサーと呼ばれることもある。
各種実施形態は弁に関連させて記載されているが、ダンパー、可動ゲート、シャッターなどの他のフロー制限装置又は背圧上昇方策を弁の代わりに使用してもよいことが理解されよう。
各種実施形態は酸素富化プラント及びシステムに関連させて記載されているが、反応炉に追加の酸素を導入しない空気を利用したプラント及びシステムに対しても実質的に同じ方法及び装置を適用できることが理解されよう。
上記装置及び方法は本明細書では硫黄回収プロセスに関連させて記載されているが、硫黄回収を行わない他のプロセスと組み合わせて同様の装置及び方法を使用できることが理解されよう。
上記装置及び方法はある特定の実施形態に関連させて記載されているが、これらに対する様々な改変形態も当業者には明らかであろう。本明細書に記載された例示は、単に上記方法及び装置を説明するためのものであり、本発明を何ら限定するものではない。本明細書に記載された図面は、単に本発明の各種態様を説明するためのものであり、本発明を何ら寸法的に制限したり限定したりするものではない。本明細書に添付の特許請求の範囲は、本明細書に記載された好ましい実施形態に限定されるべきではなく、本明細書全体と一致する最も広い解釈が与えられるべきである。本明細書に記載された全ての先行技術の開示内容の全てが参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (20)

  1. 反応炉と、
    エジェクタに作動流体を供給するための作動流体ストリームと、
    上記エジェクタに酸性ガスを供給するための酸性ガスストリームと、
    上記反応炉と接続されている燃焼ガス供給ストリームであって、上記反応炉に燃焼ガスを供給するための燃焼ガス供給ストリームと
    を有する硫黄回収システムであって、
    上記エジェクタは、上記反応炉と接続されており、上記反応炉に上記作動流体と上記酸性ガスとを含む混合物を供給するためのものであり、
    上記燃焼ガスは酸素を含む、硫黄回収システム。
  2. 上記酸性ガスはアミン酸性ガスを含む、請求項1に記載の硫黄回収システム。
  3. 上記酸性ガスは、硫化水素を5〜100モル%含む、請求項1又は2に記載の硫黄回収システム。
  4. 上記反応炉と接続されている酸素ストリームであって、上記反応炉に酸素を供給するための酸素ストリームを更に有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の硫黄回収システム。
  5. 上記作動流体は蒸気を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の硫黄回収システム。
  6. 上記作動流体は、加圧水、水蒸気、硫化水素、二酸化硫黄、二酸化炭素又はこれらの混合物を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硫黄回収システム。
  7. 上記反応炉と接続されている硫黄回収ブロックであって、上記反応炉からの流出ストリームを受けるための硫黄回収ブロックと、
    上記硫黄回収ブロックより下流に位置している圧力制御弁であって、上記硫黄回収ブロックの作動圧を制御するための圧力制御弁と
    を更に有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の硫黄回収システム。
  8. 上記反応炉と接続されている硫黄回収ブロックであって、上記反応炉からの流出ストリームを受けるための硫黄回収ブロックと、
    上記反応炉と接続されているテールガス処理ユニットであって、上記硫黄回収ブロックからのテールガスストリームを受けるためのテールガス処理ユニットと、
    上記テールガス処理ユニットより下流に位置している圧力制御弁であって、上記テールガス処理ユニット及び上記硫黄回収ブロックの少なくとも一方の作動圧を制御するための圧力制御弁と
    を更に有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の硫黄回収システム。
  9. 硫黄回収システムにおいて酸性ガスストリームを処理する方法であって、
    エジェクタに作動流体を供給する工程と、
    上記エジェクタに上記酸性ガスストリームを供給して、上記作動流体と上記酸性ガスストリームとを含む混合物を得る工程と、
    反応炉に上記混合物を供給する工程と、
    上記反応炉に酸素を含む燃焼ガスを供給する工程と、
    上記反応炉の内容物を反応させる工程と
    を有する方法。
  10. 上記作動流体は第一の圧力で供給され、上記酸性ガスストリームは第二の圧力で供給され、上記第一の圧力は上記第二の圧力より大きい、請求項9に記載の方法。
  11. 上記作動流体は蒸気を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 上記作動流体は、加圧水、水蒸気、硫化水素、二酸化硫黄、二酸化炭素又はこれらの混合物を含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 上記酸性ガスストリームはアミン酸性ガスを含む、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 上記酸性ガスストリームは、硫化水素を5〜100モル%含む、請求項9〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 上記反応炉に空気、第二の酸性ガスストリーム、燃料ガス又はこれらの組み合わせを供給する工程を更に有する、請求項9〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 上記混合物と、上記燃焼ガスと、空気、上記第二の酸性ガスストリーム及び燃料ガスのうち少なくとも1つとが、上記反応炉のバーナーに供給される、請求項15に記載の方法。
  17. 上記燃焼ガスは空気である、請求項1に記載の硫黄回収システム。
  18. 上記燃焼ガスは空気と追加の酸素とを含む、請求項1に記載の硫黄回収システム。
  19. 上記燃焼ガスは空気である、請求項9に記載の方法。
  20. 上記燃焼ガスは空気と追加の酸素とを含む、請求項9に記載の方法。
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