JP2002523247A - 部品または部品装置を電磁ビームを用いて処理するための方法、及び融着たとえばろう付けするための装置 - Google Patents

部品または部品装置を電磁ビームを用いて処理するための方法、及び融着たとえばろう付けするための装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、部品または部品装置を電磁ビームを用いて処理するための方法に関し、部品または部品装置が電磁ビームの照射方向に連続して配置されている少なくとも2つの材料から成り、第1の波長の電磁ビームと少なくとも1つの第2の波長のレーザビームとが部品或いは部品装置に達し、電磁ビームの第1波長および第2波長が次のように選択される、すなわち、第1波長の電磁ビームは、電磁ビームの照射方向において部品或いは部品装置の第1の材料の後方に配置されている第2の材料よりも、部品或いは部品装置の第1材料による吸収のほうが弱く、一方、第2波長の電磁ビームは、第2材料よりも第1材料による吸収のほうが強い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、部品または部品装置が電磁ビームの照射方向に連続して配置されて
いる少なくとも2つの材料から成る、部品または部品装置を電磁ビームを用いて
処理するための方法に関する。
【0002】 一般に、部品を融着するために電磁ビーム、特にレーザビームを用いることが
公知である。ドイツ特許出願公開第19520336号公報から、はんだを加熱
して溶融するためにレーザビームを用いた、電子部品を回路支持体上にはんだ付
けする方法が公知である。
【0003】 類似の方法が、ドイツ特許出願公開第4017285号公報、ドイツ特許出願
公開第4038765号公報ならびにドイツ特許出願公開第19529388号
公報からも公知である。
【0004】 さらに、セラミック材料から成る部品を金属から成る部品とろう付けするため
にレーザビームを利用することが公知である。この場合、金属は照射方向にセラ
ミック材料の後方に配置されており、2つの材料の間にガラスはんだが設けられ
ている。レーザビームはセラミック材料に達して、一部は該セラミック材料に吸
収され、一部は照射方向にセラミック材料の後方に配置されたガラスはんだ及び
照射方向にガラスはんだの後方に配置された金属まで透過する。セラミック材料
および金属におけるレーザビームの吸収によりこれらの材料が加熱され、この加
熱によりガラスはんだが同様に加熱されて溶融する。ガラスはんだが所望の方法
で溶融される場合、レーザビームは遮断される。引続いてガラスはんだが冷却さ
れると、該ガラスはんだはセラミック材料を金属と接合する。
【0005】 この公知の方法の欠点は、レーザビームの十分な線量が金属まで透過して、金
属によって吸収されることを保証するために、レーザビームの強いビーム強度が
必要であることである。このとき、熱ストレスおよびしばしばセラミック本体の
ひび割れにつながる大きな温度勾配が生じてしまい、それにより部品が破壊され
る。公知の方法はこのような理由から、制限付きの場合のみ利用可能であること
がわかった。
【0006】 本発明の課題は、部品を融着するためにも適しており、部品の損傷が高い信頼
度で回避できる、部品または部品装置を電磁ビームを用いて処理するための方法
を提供することである。
【0007】 上記課題は本発明により、請求項1に記載の教示により解決される。
【0008】 本発明の教示の基本思想は、種々の材料から成る部品又は部品装置を処理する
ために種々の波長の電磁ビームを用いることにあり、部品或いは部品装置の種々
の材料の少なくとも一部に1つの波長の電磁ビームを対応して設け、この波長は
他の材料よりも当該材料によって強く吸収される。このようにして、種々の材料
の選択的処理が実現できる。なぜなら、1つの材料に対応する電磁ビームは、主
としてまたは専らこの材料に作用するからである。
【0009】 セラミック材料から成る部品を金属から成る部品とろう付けする場合、例えば
第1の波長および第2の波長のレーザビームが用いられ、第1波長は金属よりも
セラミック材料による吸収のほうが弱い。このようにして、第1波長のレーザビ
ームの吸収はセラミック材料のなかでは低減されている。したがって、一方では
金属による十分な吸収、すなわち金属の十分な加熱が達成される。他方、この波
長のレーザビームのセラミック材料による望ましくない吸収が回避される。この
ようにして、セラミック材料内の非常に大きな温度勾配のための熱ストレスによ
るひび割れの危険、すなわち部品の損傷の危険が高い信頼度で回避される。
【0010】 本発明の方法は、容易且つ迅速に実施可能であり、多岐に亙って利用できる。
特に、種々の材料から成る部品或いは部品装置を融着、たとえばろう付け、溶接
または接着するのに適している。
【0011】 電磁ビームの波長は、その都度処理すべき材料に応じて広い範囲で選択できる
。電磁ビームを発生するためのビーム源は同様に、その都度要求に応じて処理す
べき材料に対して広い範囲で選択できる。その電磁ビームが唯一の波長を有して
いるビーム源も、その電磁ビームが複数の波長を有しているビーム源も利用でき
る。また、1つの材料が複数の波長の電磁ビームを吸収するように、波長を選択
してもよい。
【0012】 本発明の教示の特に有利な実施形態では、第1波長および第2波長が次のよう
に選択される、すなわち、第2波長の電磁ビームは第1材料によって吸収され、
一方、第1波長の電磁ビームは、第1材料を実質的に完全に透過して、照射方向
に第1材料の後方に配置されている第2材料に達する。この実施形態において、
第1波長の電磁ビームは第1材料によって実質的に吸収されず、実質的に完全に
第2材料まで透過する。このようにして、第1材料において第1波長の電磁ビー
ムの望ましくない吸収は回避される。むしろ、第1波長の電磁ビームは第2材料
まで透過し、この第2材料において第1波長の電磁ビームは吸収され、所望の方
法で当該材料に作用する。
【0013】 基本的に、第1波長の電磁ビームと第2波長の電磁ビームとを、同一のビーム
源、例えば第1波長と第2波長とを含む波長帯域の電磁ビームを形成するビーム
源によって発生することが可能である。しかしながら、有利な実施形態では、 第1波長の電磁ビームと第2波長の電磁ビームとが、異なるビーム源によって発
生される。この実施形態では、種々のビーム源が種々の材料に整合可能であり、
例えば電磁ビームのビーム強度が種々の材料に対して相互に別個に選択できる。
さらに、電磁ビームの作用持続時間または作用の形式が、例えば連続作動または
パルス的動作において、種々の材料に対して相互に別個に選択可能である。
【0014】 別の実施形態では、第1波長の電磁ビームと第2波長の電磁ビームとが、異な
るビーム形式のビーム源によって発生される。しかし、また、別の実施形態のよ
うに、第1波長の電磁ビームと第2波長の電磁ビームとが、同様のビーム形式の
ビーム源によって発生されてもよい。上記の実施形態では、ビーム形式として例
えばレーザビーム及び/又は赤外線ビームが用いられる。異なるビーム形式のビ
ーム源を有する実施形態では、ビーム源の少なくとも1つはレーザによって構成
されており、少なくとも1つの別のビーム源は赤外線放射器によって構成されて
いる。同様のビーム形式のビーム源を有する実施形態において、例えばビーム源
として専らレーザが用いられる。
【0015】 処理すべき部品又は部品装置の形状、大きさ、幾何学的配置構成は、広い範囲
で選択できる。1つの実施形態では、第2材料が電磁ビームの照射方向において
第1材料のすぐ後方に隣接している。この実施形態において、2つの材料が相互
に隣接して配置されており、したがって、当該2つの材料をたとえば相互に溶接
することもできる。
【0016】 別の実施形態では、照射方向において第1材料と第2材料との間に少なくとも
1つの第3の材料が配置されており、該第3材料は、第1波長の電磁ビームに対
して実質的に透過性である。この実施形態において、第1波長の電磁ビームは、
第1材料から第3材料まで透過し、該第3材料から第2材料まで透過する。した
がって、第1波長の電磁ビームは、実質的に第2材料にのみ作用する。
【0017】 部品の表面が、第1波長及び第2波長の電磁ビームに対して十分に透過性を有
する材料から成る場合、第1材料は基本的に、部品の表面の下に配置することが
できる。しかし、合目的に、第1材料が部品或いは部品装置の表面を形成する。
この実施形態では、電磁ビームが直接第1材料に到達し、第1波長の電磁ビーム
は一部又は完全に第2材料まで透過して、第2波長の電磁ビームは第1材料によ
って吸収される。
【0018】 電磁ビームのビーム強度は、その都度の要求に応じて、種々のビーム源の場合
種々の波長のビームに対しても相互に別個に選択可能である。特に有利な実施形
態では、電磁ビームの照射方向における、第1材料或いは第2材料の厚さに依存
して、電磁ビームの波長およびビーム強度が次のように選択される、すなわち、
第2波長の電磁ビームが第1材料によって実質的に完全に吸収される、及び/又
は第1波長の電磁ビームが第2材料によって実質的に完全に吸収される。このよ
うにして、例えば第2波長の電磁ビームは実質的に専ら第1材料に作用する。し
たがって、照射方向において第1材料の後方に配置されている第2材料または別
の材料への望ましくない影響が回避される。
【0019】 本発明の教示の格別有利な構成は、第1材料がセラミック材料であり、第2材
料が金属であり、第3材料はセラミック材料を金属と接合するための接合材料で
あることである。本発明の教示は、セラミック材料から成る部品と金属から成る
部品とを融着するのに格別適していることがわかった。
【0020】 前記実施形態の別の構成は、第3材料がガラスはんだであり、該ガラスはんだ
は、有利には、セラミック材料と金属との間に配置されているか、又はセラミッ
ク材料及び/又は金属の加熱の際にセラミック材料と金属との間の領域に収容さ
れる、有利には溶融するようになっている。この実施形態において、本発明の方
法は、セラミック材料から成る部品を金属から成る部品とガラスはんだを用いて
ろう付けするために用いられる。本発明の方法により、セラミック材料が損傷さ
れる危険が生じることなく、ろう付けが容易且つ確実に行われる。このようにし
て、本発明の方法により初めて、セラミック材料から成る部品を金属から成る部
品と容易且つ迅速に、そして実質的に部品の幾何学的配置構成に依存しないでろ
う付けすることが実現される。
【0021】 本発明の教示の別の構成は、第1波長の電磁ビームがNd:YAGレーザ又は
ダイオードレーザ又は赤外線放射器によって発生され、第2波長の電磁ビームが
CO2レーザによって発生されるようになっている。このような構成は、セラミ
ック材料から成る部品と金属から成る部品とをろう付けする実施形態において特
に有利である。なぜなら、相応するセラミック材料は、Nd:YAGレーザ、ダ
イオードレーザ又は赤外線放射器のビームに対して実質的に透過性を有しており
、一方セラミック材料はCO2レーザのビームを吸収するからである。
【0022】 別の実施形態では、部品又は部品装置が回転対称に構成されており、ラジアル
方向に外側から内側に第1材料と第2材料とが重なっており、場合によっては、
第1材料と第2材料との間に少なくとも1つの別の材料、たとえば第3の材料が
設けられている。この実施形態において、第1波長の電磁ビームは、部品のラジ
アル方向の外側層からラジアル方向の内側層まで透過し、一方、第2波長のレー
ザビームは、部品のラジアル方向の外側層によって吸収される。このようにして
、回転対称の部品の選択的処理が実現される。
【0023】 特に部品の融着の場合、第1波長の電磁ビームと第2波長の電磁ビームとが用
いられると適当である。しかし、必要な場合には、2つ以上の波長を利用するこ
ともできる。このために1つの実施形態では、3つ以上の波長を有する電磁ビー
ムが利用され、それぞれの波長の電磁ビームに相応して、部品又は部品装置に1
つの材料が設けられており、前記材料は当該対応波長の電磁ビームを他の波長の
電磁ビームよりも強く吸収し、一方、他の材料は当該対応波長の電磁ビームを当
該対応波長に相応して設けられている材料よりも弱く吸収する。この実施形態に
おいて、3つ以上の材料から成る部品或いは部品装置の場合にも、選択的処理が
実現される。
【0024】 前記実施形態の特に有利な別の構成では、1つの波長の電磁ビームに相応して
設けられている材料は当該波長の電磁ビームを吸収し、一方、前記材料は他の波
長の電磁ビームに対して実質的に透過性である。この実施形態において、1つの
材料に相応して設けられている1つの波長の電磁ビームは、実質的に専ら当該材
料に作用する、したがって、他の材料への望ましくない影響が回避される。
【0025】 別の実施形態では、第1波長の電磁ビームに、第2波長の電磁ビーム及び/又
は別の波長の電磁ビームが次のように重畳される、すなわち、同一方向からの種
々の波長の電磁ビームが部品又は部品装置に達する。この実施形態において、種
々の波長の電磁ビームが処理すべき部品或いは部品装置上の同一領域に到達する
【0026】 しかし、また、別の実施形態では、種々の方向から種々の波長の電磁ビームが
部品又は部品装置に達するように構成してもよい。
【0027】 基本的に、種々の波長が共通のビーム源によって発生されても、又はそれぞれ
の波長に対して別個のビーム源が設けられていてもよい。しかし、また、別の構
成では、種々の波長の少なくとも1部に対して電磁ビームが1つ以上のビーム源
によって発生されるか、又は入射ビームが複数の分割ビームに分割される。この
実施形態において、1つの波長の電磁ビームが、例えば同時に種々の方向から処
理すべき部品に達する。
【0028】 1つの別の実施形態では、入射する電磁ビームのビーム路のなかにビーム成形
手段が配置されている。このことにより、入射ビームの成形、例えば、集束また
は部品上で所望の形状を有するビームスポットの形成が実現される。
【0029】 部品又は部品装置および1つの又は複数のビーム源が、処理中に相互に相対的
に静止している。しかし、また、別の実施形態において、これらは処理中相互に
相対的に可動であってもよい。
【0030】 本発明の方法は、種々の手法で部品或いは部品装置の処理に好適である。しか
しまた、特に有利な実施形態では、部品装置が、第1材料から成る第1部品と、
第2材料から成る第2部品とを有しており、第1部品は第2部品と融着される。
そのような融着方法には、本発明の方法は特に好適である。
【0031】 前記実施形態の別の構成では、第1部品と第2部品とが電磁ビームの照射方向
において直接重なっており、第1部品が第2部品と溶接されるか、又は融着され
る。この実施形態において、第2波長の電磁ビームは第1部品に作用し、一方、
第1波長の電磁ビームは第2部品に作用する。このようにして、電磁ビームのビ
ーム強度および作用持続時間を相応して選択する場合、部品は相互に溶接または
融着される。
【0032】 別の実施形態では、電磁ビームの照射方向において第1部品と第2部品との間
にはんだが設けられており、はんだを用いて第1部品が第2部品とろう付けされ
る。このはんだは、第1波長の電磁ビームに対して実質的に透過性である。した
がって、はんだが溶解して、部品が相互にろう付けされるまで、第2波長の電磁
ビームは第1部品を加熱し、第1波長の電磁ビームは第2部品を加熱する。
【0033】 さらに、本発明の課題は、第1の材料から成る部品を第2の材料から成る部品
と融着、特にろう付けするための装置を提供することである。
【0034】 上記課題は本発明により、請求項25に記載の教示により解決される。
【0035】 本発明の装置は、処理のために少なくとも2つの波長を有する電磁ビームを用
いるという思想に基づくものであり、2つの波長は次のように選択される、すな
わち、1つの波長の電磁ビームが主として又は専ら第1部品に作用し、一方、そ
の他の波長の電磁ビームは主として又は専ら第2部品に作用する。このため、本
発明の装置は、種々の材料から成る部品或いは部品装置の選択的材料処理に適し
ている。
【0036】 本発明の装置の特に有利な構成が、請求項30に記載されている。ここでは、
制御手段が設けられており、この制御手段は、第2波長の電磁ビームのビーム強
度を、照射方向における第1材料の厚さに依存して次のように制御する、すなわ
ち、第2波長の電磁ビームは第1材料によって実質的に完全に吸収される。この
ようにして、その他の材料への、第2波長の電磁ビームの望ましくない影響が回
避される。
【0037】 請求項25の教示の別の有利且つ好適な構成が、従属請求項26〜29及び3
1〜34に記載されている。
【0038】 次に本発明を実施の形態に基づき図を用いて詳細に説明する。
【0039】 図1は、異なる材料から成る3つの部品から構成されている、本発明の方法を
用いて融着される部品装置の略線図を示す。
【0040】 図2は、3つの異なる材料から構成されている、本発明の方法を用いて融着さ
れる回転対称の部品装置の略線図である。
【0041】 図3は、図2の部品装置を略線的に示した図であり、第1波長の電磁ビームに
第2波長の電磁ビームが重畳される。
【0042】 図4は、第1波長および第2波長の電磁ビームがそれぞれ複数のビーム源によ
って発生される装置を上から見た平面略図である。
【0043】 図5は、2つの互いに隣接している部品から構成されている部品装置を図1と
同様に示した略線図である。
【0044】 図において、同様の或いは対応する素子に同じ符号を付してある。
【0045】 図1に1つの部品装置が略線的に示されており、この部品装置は、3つの層状
に連続して配置された、図1の矢印4で示す電磁ビームの照射方向において隣接
する部品6,8,10から構成されている。
【0046】 第1の部品6は、部品装置2の表面を形成しており、この実施例ではセラミッ
ク材料から成る第1の材料から形成されている。第2の部品8は、電磁ビームの
方向において第1部品6の後方に配置されており、この実施例では金属から成る
第2の材料から形成されている。第1部品6と第2部品8との間に、第3の部品
、すなわちこの実施例ではガラスはんだ10から成る第3の材料が設けられてい
る。この実施例では、照射方向4で入射する電磁ビームは、第1の波長のレーザ
ビームと第2の波長のレーザビームとによって形成されており、第1波長のレー
ザビームはNd:YAGレーザによって発生され、第2波長のレーザビームはC
2レーザによって発生される。第1波長のレーザビームに第2波長のレーザビ
ームが重畳される。したがって、同じ方向からの2つの波長のレーザビームが部
品装置2に到来する。第1部品6のセラミック材料およびガラスはんだ10は、
Nd:YAGレーザのレーザビームに対して実質的に透過性を有しているが、一
方CO2レーザのレーザビームは第1部品6のセラミック材料によって吸収され
る。
【0047】 ガラスはんだ10を用いて第1部品6を第2部品8にろう付けするために、本
発明の方法は以下のように実施される。
【0048】 Nd:YAGレーザから発生される第1波長のレーザビーム(図1においてビ
ームBで示されている)が、図示していないビームガイド手段によって、CO2
レーザから発生される第2波長のレーザビーム(図1においてビームAで示され
ている)と重畳され、部品装置2に到来する。第1波長のレーザビームに対する
第1部品6及びガラスはんだ10の透過性により、第1波長のレーザビームは実
質的に完全に金属から成る第2部品8まで透過し、第1波長のレーザビームはこ
の第2部品8によって吸収される。
【0049】 これに対して、CO2レーザから発生される第2波長のレーザビームは第1部
品6のセラミック材料によって吸収される。第1波長および第2波長のレーザビ
ームのビーム強度は、照射方向における第1部品6および第2部品8の厚さに依
存して次のように選択される、つまり、第2波長のレーザビームは第1部品6に
おいて実質的に完全に吸収され、第1波長のレーザビームは第2部品8において
実質的に完全に吸収される。
【0050】 ガラスはんだ10が溶融するまで、第1波長のレーザビームの吸収により第2
部品8が加熱され、第2波長のレーザビームの吸収により第1部品6が加熱され
る。次いでレーザビームが遮断され、したがって、部品装置2は冷却される。そ
の際、冷却されたガラスはんだ10は第1部品6を第2部品8と接合し、したが
って、第1部品6が第2部品8に所望の手法でろう付けされる。
【0051】 本発明により、熱ストレス、すなわち部品装置2、特にセラミック材料から成
る第1部品6の損傷をもたらす大きな温度勾配が生ずることなく、第1部品6を
第2部品8と容易且つ迅速にろう付けすることが可能となる。
【0052】 図1に座標系が示されており、このx軸に部品装置2におけるレーザビームの
伝播路がとられており、y軸には前記伝播路に依存してレーザビームの吸収度が
とられている。図1から、第2波長のレーザビーム(ビームA)は第1部品によ
って完全に吸収されるが、これに対して、第1波長のレーザビーム(ビームB)
は第1部品6とガラスはんだ10とを完全に透過して第2部品8に達し、該第2
部品8にて完全に吸収されることがわかる。
【0053】 図2には回転対称の部品装置12が示されており、部品装置12はセラミック
材料から成るラジアル方向に外側の層14を有しており、ラジアル方向に外側か
ら内側に層14の次にガラスはんだから成る層16と金属から成るコア部分18
とが続いている。図1の実施例に相応して、第1波長のレーザビーム(ビームB
)はNd:YAGレーザによって発生され、第2波長のレーザビームはCO2
ーザによって発生される。第1波長のレーザビーム(ビームB)と第2波長のレ
ーザビーム(ビームA)とが、直径方向に対向した位置で部品装置12に到達す
る。部品装置12を周囲方向に均一に処理できるようにするために、部品装置1
2は図2には図示していない保持部に収容されており、この部品装置12は、同
様に図示していない回転駆動装置を用いて、図2の矢印22で示すように、図2
の破線で示した回転軸20を中心に回転可能である。処理の際、第1波長のレー
ザビームは直径方向の外側層14及びガラスはんだから成る層16から直径方向
の内側コア部分18まで透過し、第1波長のレーザビームは当該内側コア部分1
8にて完全に吸収される。一方、第2波長のレーザビームは、直径方向の外側層
14によって完全に吸収される。このようにして、ガラスはんだ16が溶融する
まで、直径方向の外側層14と直径方向の内側コア部分18とが加熱される。前
記ガラスはんだ16はレーザビームの遮断後冷却され、直径方向の外側層14が
所望の手法で直径方向の内側コア部分18とろう付けされる。
【0054】 図3に図2の部品装置12が示されており、第1波長の電磁ビーム(ビームB
)に第2波長の電磁ビーム(ビームA)が重畳される。このために、ビームガイ
ド手段がミラー24の形で設けられている。ミラー24は、第2波長のレーザビ
ームの伝播路に配置されており、該第2波長のレーザビームに対して実質的に透
過性である、したがって、ミラー24の裏面26に達した第2波長のレーザビー
ムは実質的に部品装置12まで透過する。
【0055】 これに対して、ミラー24は第1波長の電磁ビームを実質的に完全に反射する
、したがって、ミラー24の表面28に達した第1波長のレーザビームは部品装
置12に反射され、その際、第1波長のレーザビームは第2波長のレーザビーム
と重畳される。
【0056】 図4は次のような装置を略線的に示したものである、すなわち、この装置では
、第1波長のレーザビーム(ビームB)が、部品装置12の周囲方向に6つの相
互に同様に隔てられたNd−YAGレーザ30〜40から発生され、一方、第2
波長の電磁ビーム(ビームA)が、部品装置12の周囲方向に3つの相互に同様
に隔てられたCO2レーザ42,44,46から発生される。
【0057】 図5に別の部品装置48が示されており、この部品装置48が図1の部品装置
と相異する点は、第1部品6と第2部品8とがレーザビームの照射方向4におい
て直接重なっていることである。図1に相応する方法で、第1波長のレーザビー
ム(ビームB)は、第1部品6から第2部品8まで透過し、当該第2部品8にて
完全に吸収される、一方、第2波長のレーザビーム(ビームA)は第1部品6に
よって完全に吸収される。このようにして第1部品6と第2部品8とが加熱され
、例えば相互に溶接または融着可能である。
【0058】 第1波長の電磁ビームを発生するために、Nd−YAGレーザの代わりに、N
d−YAGレーザよりコストの安い赤外線放射器を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 異なる材料から成る3つの部品から構成されている、本発明の方法を用いて融
着される部品装置と、レーザビームの経路及び吸収度とを略線的に示す。
【図2】 3つの異なる材料から構成されている、本発明の方法を用いて融着される回転
対称の部品装置の略線図である。
【図3】 ビームガイド手段を有する図2の部品装置を略線的に示した図である。
【図4】 第1波長および第2波長の電磁ビームがそれぞれ複数のビーム源によって発生
される本発明の装置を上から見た平面略図である。
【図5】 2つの互いに隣接した部品から構成されている部品装置を図1と同様に示した
略線図である。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品または部品装置が電磁ビームの照射方向に連続して配置
    されている少なくとも2つの材料から成る、部品または部品装置を電磁ビームを
    用いて処理するための方法において、 第1の波長の電磁ビームと少なくとも1つの第2の波長のレーザビームとが、
    部品或いは部品装置に達し、 電磁ビームの第1波長および第2波長が次のように選択される、すなわち、第
    1波長の電磁ビームは、電磁ビームの照射方向において部品或いは部品装置の第
    1の材料の後方に配置されている第2の材料よりも、部品或いは部品装置の第1
    材料による吸収のほうが弱く、一方、第2波長の電磁ビームは、第2材料よりも
    第1材料による吸収のほうが強いことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1波長および第2波長が次のように選択される、すな
    わち、第2波長の電磁ビームは前記第1材料によって吸収され、一方、第1波長
    の電磁ビームは、第1材料を実質的に完全に透過して、照射方向に第1材料の後
    方に配置されている第2材料に達することを特徴とする、請求項1に記載の方法
  3. 【請求項3】 前記第1波長の電磁ビームと前記第2波長の電磁ビームとが
    、種々のビーム源によって発生されることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1波長の電磁ビームと前記第2波長の電磁ビームとが
    、種々のビーム形式のビーム源によって発生されることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1波長の電磁ビームと前記第2波長の電磁ビームとが
    、同様のビーム形式のビーム源によって発生されることを特徴とする、請求項1
    又は2又は3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ビーム形式としてレーザビーム及び/又は赤外線ビームが用
    いられることを特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2材料が電磁ビームの照射方向において前記第1材料
    のすぐ後方に隣接していることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1
    項記載の方法。
  8. 【請求項8】 照射方向において前記第1材料と前記第2材料との間に少な
    くとも1つの第3の材料が配置されており、該第3材料は、前記第1波長の電磁
    ビームに対して実質的に透過性であることを特徴とする、請求項1から6までの
    いずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1材料が前記部品或いは部品装置の表面を形成するこ
    とを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 電磁ビームの照射方向における、前記第1材料或いは第2
    材料の厚さに依存して、電磁ビームの波長およびビーム強度が次のように選択さ
    れる、すなわち、前記第2波長の電磁ビームが前記第1材料によって実質的に完
    全に吸収される、及び/又は前記第1波長の電磁ビームが前記第2材料によって
    実質的に完全に吸収されることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1
    項記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1材料がセラミック材料であり、前記第2材料が金
    属であり、前記第3材料は前記セラミック材料を前記金属と接合するための接合
    材料であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法
  12. 【請求項12】 前記第3材料がガラスはんだであり、該ガラスはんだは、
    例えば、前記セラミック材料と前記金属との間に配置されているか、又は前記セ
    ラミック材料及び/又は前記金属の加熱の際に該セラミック材料と該金属との間
    の領域に収容される乃至溶融することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1波長の電磁ビームがNd:YAGレーザ又はダイ
    オードレーザ又は赤外線放射器によって発生され、前記第2波長の電磁ビームが
    CO2レーザによって発生されることを特徴とする、請求項1から12までのい
    ずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記部品又は部品装置が回転対称に構成されており、ラジ
    アル方向に外側から内側に前記第1材料と前記第2材料とが重なっており、場合
    によっては、前記第1材料と前記第2材料との間に少なくとも1つの別の材料、
    たとえば前記第3の材料が設けられていることを特徴とする、請求項1から13
    までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 3つ以上の波長を有する電磁ビームが利用され、それぞれ
    の波長の電磁ビームに相応して、前記部品又は部品装置に1つの材料が設けられ
    ており、前記材料は当該対応波長の電磁ビームを他の波長の電磁ビームよりも強
    く吸収し、一方、他の材料は当該対応波長の電磁ビームを当該対応波長に相応し
    て設けられている材料よりも弱く吸収することを特徴とする、請求項1から14
    までのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 1つの波長の電磁ビームに相応して設けられている材料は
    当該波長の電磁ビームを吸収し、一方、前記材料は他の波長の電磁ビームに対し
    て実質的に透過性であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1波長の電磁ビームに、前記第2波長の電磁ビーム
    及び/又は別の波長の電磁ビームが次のように重畳される、すなわち、同一方向
    からの種々の波長の電磁ビームが部品又は部品装置に達することを特徴とする、
    請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 種々の方向からの種々の波長の電磁ビームが前記部品又は
    部品装置に達することを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 種々の波長の少なくとも1部に対して電磁ビームが1つ以
    上のビーム源によって発生されるか、又は入射するビームが複数の分割ビームに
    分割されることを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法
  20. 【請求項20】 入射電磁ビームのビーム路のなかにビーム成形手段が配置
    されていることを特徴とする、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法
  21. 【請求項21】 前記部品又は部品装置および1つの又は複数のビーム源が
    、処理中に相互に相対的に可動であることを特徴とする、請求項1から20まで
    のいずれか1項記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記部品装置が、前記第1材料から成る第1部品と、前記
    第2材料から成る第2部品とを有しており、前記第1部品は前記第2部品に融着
    されることを特徴とする、請求項1から21までのいずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第1部品と前記第2部品とが電磁ビームの照射方向に
    おいて直接重なっており、前記第1部品が前記第2部品と溶接されて融着される
    ことを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 電磁ビームの照射方向において前記第1部品と前記第2部
    品との間にはんだが設けられており、該はんだを用いて前記第1部品が前記第2
    部品とろう付けされることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 電磁ビームを用いて、第1の材料から成る第1の部品(6
    )を第2の材料から成る第2の部品(8)と融着たとえばろう付けするための装
    置において、 前記第2部品(8)を電磁ビームの照射方向において前記第1部品(6)の後
    方で保持するための保持部を有しており、 第1の波長の電磁ビームと第2の波長の電磁ビームとを発生するための手段を
    有しており、当該手段は、少なくとも1つのビーム源、たとえば、それぞれの波
    長の電磁ビームに対して別個のビーム源を有しており、 前記第1波長の電磁ビームは、照射方向において前記第1部品(6)の後方に
    配置されている第2部品(8)よりも、第1部品(6)による吸収のほうが弱く
    、 前記第2波長の電磁ビームは、前記第2部品(8)よりも前記第1部品(6)
    による吸収のほうが強いことを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 ビーム源が次のように選択される、すなわち、前記第2波
    長の電磁ビームが前記第1部品(6)によって吸収され、一方、前記第1波長の
    電磁ビームが実質的に完全に前記第2部品(8)まで透過することを特徴とする
    、請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記ビーム源の少なくとも1つがレーザ(30〜40;4
    2〜46)であることを特徴とする、請求項25又は26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記ビーム源の少なくとも1つが赤外線放射器であること
    を特徴とする、請求項25から27までのいずれか1項記載の装置。
  29. 【請求項29】 第1のビーム源がNd−YAGレーザ(30〜40)又は
    ダイオードレーザ又は赤外線放射器であり、第2のビーム源がCO2レーザ(4
    2〜46)であることを特徴とする、請求項27又は28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 制御手段を有しており、該制御手段が、前記第2波長の電
    磁ビームのビーム強度を照射方向における前記第1材料の厚さに依存して、及び
    /又は前記第1波長の電磁ビームのビーム強度を照射方向における前記第2材料
    の厚さに依存して、次のように制御する、すなわち、前記第2波長の電磁ビーム
    は前記第1材料によって実質的に完全に吸収される、或いは前記第1波長の電磁
    ビームは前記第2材料によって実質的に完全に吸収されることを特徴とする、請
    求項25から29までのいずれか1項記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記ビーム源と前記支持部とが、例えば電磁ビームの照射
    方向に対して垂直に延在している回転軸(22)を中心に相互に相対的に回転可
    能であることを特徴とする、請求項25から30までのいずれか1項記載の装置
  32. 【請求項32】 電磁ビームの伝播路のなかにビームガイド手段が配置され
    ていることを特徴とする、請求項25から31までのいずれか1項記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記ビームガイド手段が、前記第1波長の電磁ビームに前
    記第2波長の電磁ビームを重畳することを特徴とする、請求項32に記載の装置
  34. 【請求項34】 前記ビームガイド手段がミラー(24)を有しており、前
    記ミラー(24)は、1つの波長の電磁ビームに対して実質的に透過性であり、
    その他の波長のビームを実質的に反射し、 前記ミラー(24)が実質的に透過性である波長の電磁ビームは該ミラー(2
    4)に次のように達する、すなわち、そのような波長の電磁ビームは部品或いは
    部品装置(12)まで透過して、 その他の波長の電磁ビームは前記ミラー(24)に次のように達する、すなわ
    ち、その他の波長の電磁ビームは部品或いは部品装置(12)に反射されること
    を特徴とする、請求項33に記載の装置。
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