JP2002522364A - 窒化ホウ素を含む水中油滴及び油中水滴型の微細に分散した乳化剤を含まない系 - Google Patents

窒化ホウ素を含む水中油滴及び油中水滴型の微細に分散した乳化剤を含まない系

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1)油相、2)水性相、3)親水性及び親油性の両方の性質、すなわち両親媒性の特性を有し、それゆえ水/油界面に位置する窒化ホウ素、及び、4)多くとも0.5重量%の一つ又はそれ以上の乳化剤を含み、並びに場合により他の化粧用又は医薬用助剤、添加剤及び/又は活性成分を含む水中油滴又は油中水滴型の微細に分散した系を構成する化粧用又は皮膚用製剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、水中油滴及び油中水滴型の乳化剤を含まない微細に分散した系(s
ystem)、好適には化粧用又は皮膚用の製剤としての系に関する。
【0002】 エマルジョンは一般に、互いに混和しないか又は単にわずかな混和性しか有し
ない二つの液体からなる不均一な系を意味し、通常は相として解釈(refer
)される。エマルジョンでは、二つの液体のうちの一つは非常に細かい液滴の状
態で、他の溶液中に分散されている。
【0003】 二つの液体が水及び油の場合で、そして油の液滴が水中に細かく分散される場
合には、これは水中油滴エマルジョン(O/Wエマルジョン、例えばミルク)で
ある。O/Wエマルジョンの基本的な特性は水によって定義(define)さ
れる。油中水滴エマルジョン(W/Oエマルジョン、例えばバター)中では本質
は逆になり、ここでの基本的な特性は油によって決定される。
【0004】 もう一方の液体中での一つの液体の不変の分散を達成するためには、エマルジ
ョンは伝統的な意味においては界面活性物質(乳化剤)の添加を必要とする。乳
化剤は、両親媒性の分子構造を有し、極性(親水性)及び非極性(親油性)分子
部分からなり、それらは互いに空間的に分けられる。簡単なエマルジョンでは、
乳化剤の外殻により囲まれた、一つの相の微細に分散した液滴(W/Oエマルジ
ョン中の水滴又はO/Wエマルジョン中の脂質ビヒクル)が二つ目の相中に存在
する。乳化剤は、それ自身が二つの液体の間の界面に位置することによって、二
つの相の間の界面張力を低下させる。相境界でそれらは油/水界面フィルム(膜
)を形成し、液滴の非可逆の凝集を妨げる。エマルジョンは頻繁に乳化剤混合物
を使用して安定化される。
【0005】 伝統的な乳化剤は、それらの親水性分子部分により、イオン性(アニオン性、
カチオン性及び両性)及び非イオン性に分けることができる。 ・もっとも知られているアニオン性乳化剤の例はセッケンであり、それは通常、 飽和又は不飽和の高級脂肪酸の水溶性ナトリウム塩又はカリウム塩として使用 される用語である。 ・カチオン性乳化剤の重要な例は4級アンモニウム化合物である。 ・非イオン性乳化剤の親水性分子部分は、しばしばグリセ−ル、ポリグリセロー
ル、ソルビタン、炭水化物及びポリオキシエチレングリコールであり、そして多
くの場合には、エステル及びエーテル結合を介して親油性分子部分と結合する。
親油性分子部分は通常は脂肪アルコール、脂肪酸又はイソ脂肪酸(isofat
ty acids)からなる。
【0006】 極性及び非極性分子部分の構造及び大きさを変えることにより、乳化剤の親油
性及び親水性を広い範囲内で変えることができる。
【0007】 エマルジョンの安定性の重大な因子は乳化剤の正しい選択である。系内に存在
する全ての物質の特性が考慮に入れられるべきである。例えばスキンケアのエマ
ルジョンの場合には、極性油成分及び例えばUVフィルター(filter)が
不安定さをもたらす。それゆえ、乳化剤はもちろん、例えばエマルジョンの粘度
を増加し及び/又は保護コロイドとして作用する他の安定化剤も使用される。
【0008】 エマルジョンは化粧用及び/又は皮膚用製剤の分野においては一つの重要な製
造物である。
【0009】 化粧用製剤は本質的にスキンケアに使用される。スキンケアの主な目的は、化
粧用の意味においては環境的な影響(例えば、汚れ、化学物質、微生物)に対す
るそして内因性物質(例えば、水、天然脂肪、電解質)の損失に対するバリヤー
としての皮膚の自然の機能を強化又は再構築することである。この機能が傷つけ
られた場合には、毒性又はアレルギー性の物質の吸収の増加又は微生物による感
染の結果となり、毒性又はアレルギー性の皮膚反応をもたらす。
【0010】 スキンケアの他の目的は、日々の洗浄により起こる皮膚の油及び水の損失を補
うことである。これは、自然な再生能力が不十分な場合に特に重要である。さら
に、スキンケア製品は環境的な影響、特に日光及び風に対して保護すべきであり
、皮膚の加齢を遅れさせるべきである。
【0011】 化粧用製剤はまた脱臭剤として使用される。このような製剤は、新しい汗(そ
れ自体は匂いがない)が微生物により分解されるときに生ずる体臭の抑制に使用
される。
【0012】 薬効のある局所性の組成物(medicinal topical comp
ositions)は通常は有効な濃度において、一つ又はそれ以上の薬物(m
edicament)を含む。単純化のため、化粧用及び薬用的使用及び対応す
る製造物の間を明確に分けるために、ドイツ連邦共和国の法的規定(例えば、化
粧品規制、食品及び薬品の条)が参照できる。
【0013】 化粧用又は皮膚用製剤中の慣用の乳化剤の使用はそれ自体受け入れられる。そ
れにもかかわらず乳化剤は、究極的には任意の化学物質と同様にある種の状況下
ではアレルギー性の反応又は使用者の過敏性(oversensitivity
)に基づく反応を引き起こし得る。
【0014】 例えば、ある種の光皮膚病(light dermatoses)はある種の
乳化剤により、そしてまた種々の脂肪及び同時に太陽光への露出により引き起こ
される。このような光皮膚病は「マヨルカアクネ(Mallorca acne
)」とも呼ばれる。それゆえ、慣用の乳化剤の量を最小限に、理想的な場合には
ゼロにまで減らす試みが多く行われている。
【0015】 乳化剤の必要な量の減少は、例えば非常に微細に分割された固体粒子が付加的
な安定化作用を有するという事実を利用することによって達成できる。固体物質
は、油/水相界面で層の形で堆積し、その結果として分散した相の凝集が妨げら
れる。それは、ここで基本的に重要である固体粒子の化学的性質ではなく、表面
の性質による。
【0016】 1910年ごろ、ピッケリング(Pickering)は、種々の固体、例え
ば塩基性の硫酸銅、塩基性の硫酸鉄又は他の硫酸金属塩を単に添加することによ
り安定化される、パラフィン/水エマルジョンを製造した。それゆえこの型のエ
マルジョンはピッケリングエマルジョンとしても言及される。この型のエマルジ
ョンのために、ピッケリングは以下の条件を要求した(postulate)。 (1)固体粒子は、それらが内側の相の液滴よりも十分に小さく、そして凝集す
る傾向がない場合に安定化に適する。 (2)エマルジョン安定化固体の重要な性質はまたその湿潤性にある。すなわち
、O/Wエマルジョンを安定化するためには、固体は、例えば油に比べて水によ
りたやすく湿潤される性質を有しなければならない。
【0017】 ピッケリングエマルジョンの初期の形態は、種々の産業の工程において、油の
二次的回収、タールサンド(tar sand)からのビチューメンの抽出並び
に二つの混和しない液体及び微細に分散した固体粒子を含む他の分離工程におい
て、あたかも望まれない2次的な効果として最初は表面化した。これらは一般に
は鉱物固体(mineral solid)により安定化されるW/Oエマルジ
ョンである。従って、対応する系、例えば油/水/すす又は油/水/天然スレー
ト粉系の調査が最初に研究活動の焦点となった。
【0018】 基本的な実験が、ピッケリングエマルジョンの一つの特性は固体粒子が二つの
液体相の界面において、あたかも液滴の混合物に対して機械的なバリヤーを形成
するよう配列するものであることを示す。
【0019】 ピッケリングエマルジョンを化粧用又は皮膚用製剤のための基剤(base)
として使用することは相対的に新しい技術的開発である。
【0020】 化粧用又は皮膚用製剤における固体安定化達成のための一つの方法は、例えば
May−Alert(Pharmazie in unserer Zeit[
Pharmacy in our time]、第15巻、1986、No.1
、1−7)によれば、アニオン性及びカチオン性の界面活性剤の両方を含む乳化
剤混合物を使用することである。アニオン性及びカチオン性の界面活性剤の混合
は常に、不溶性で、電気的中性の化合物の沈殿を生成するので、油/水界面中で
これらの中性の界面活性剤のゆっくりした(deliberate)沈殿がピッ
ケリングエマルジョンの意味においては付加的な固体安定化の達成を可能にする
【0021】 欧州特許出願(EP−A)第0 686 391号は、単に固体により表面活
性物質を使用せず、そして安定化される油中水滴エマルジョンについて記載する
。ここで安定化は、100nmから20μmまでの直径を有する、球形のポリア
ルキルシルセスキオキサン(polyalkylsilsesquioxane
)粒子を使用することによって達成される。上記によれば、これらのエマルジョ
ンはピッケリングエマルジョンとして言及できる。
【0022】 記載されたピッケリングエマルジョンの他に、従来の技術はさらに乳化剤を含
まない微細に分散した化粧用又は皮膚用製剤について記載し、それは一般にヒド
ロ分散(hydrodispersion)として言及される。ヒドロ分散は、
外側の水性(連続した)相中での液体、半固体又は固体の内部脂質(不連続の)
相の分散である。
【0023】 外側の水性相における液体脂質相のヒドロ分散の場合には、安定性は、例えば
水性相中で脂質液滴が安定に懸濁できるゲル構造物を構築することにより確保で
きる。ドイツ特許出願(DE−A)第44 25 268号は、安定で微細に分
散した乳化剤を含まない、水中油滴型の化粧用又は皮膚用製剤であり、そして一
つの油相及び一つの水相の他に、アクリル重合体、多糖類及びそれらのアルキル
エーテルからなる群からの一つ又はそれ以上の増粘剤を含むが、これらの増粘剤
はいかなる場合も界面張力の低下を引き起こさない製剤を記載する。
【0024】 同様のヒドロ分散を基礎として使用する場合、すなわちドイツ特許出願(DE
−A)第43 03 983号は、本質的に乳化剤を含まず、そしてヒドロ分散
の脂質相に取込まれた無機のミクロ顔料を有し、UVフィルター物質として作用
する、化粧用又は皮膚用光保護製剤を開示する。
【0025】 本発明の目的は、慣用の型の任意の乳化剤を必要としない化粧用又は皮膚用製
剤を含む、従来の技術をさらに進める(extend)ものである。
【0026】 驚くべきことにこの目的は 1.油相、 2.水性相、 3.親水性及び親油性の両方の性質、すなわち両親媒性の特性を有し、水/油界
面に位置する窒化ホウ素、そして、 4.多くとも0.5重量%の一つ又はそれ以上の乳化剤を含み、そしてまた、場
合によりさらなる化粧用又は医薬用助剤、添加剤及び/又は活性成分を含む、水
中油滴又は油中水滴型の微細に分散した系である、化粧用又は皮膚用製剤により
達成される。
【0027】 製剤が有意に0.5重量%未満の一つ又はそれ以上の乳化剤を含むか又は全く
乳化剤を含まない場合には、本発明は特に有利である。
【0028】 本発明の製剤は、油又は油溶性物質及び水又は水溶性成分の混合物であり、そ
れは窒化ホウ素粒子を添加することにより安定化され、伝統的な意味において乳
化剤を含まなくてもよいものである。安定化は、それら自体が分散した相の液滴
へ付着し(attaching)、あたかも機械的なバリヤーを形成し液滴の凝
集を妨げる、窒化ホウ素粒子により達成することができる。
【0029】 本発明の製剤は、全ての点において極めて満足の行くものであり、それらの水
性/脂肪相の比は極めて広い範囲内で変えることができ、その上、従来の技術を
しのぐ利点、すなわち大量の油を安定に水中に取り込ますことができる。技術的
取扱いに関しては、ここで開示された教示に従うことにより、油中水滴ピッケリ
ングエマルジョン及び水中油滴ピッケリングエマルジョンを製造できることも驚
くべきことである。
【0030】 本発明の目的のためには、例えば、以下に列記された窒化ホウ素が有利である
【0031】 商品名 以下の社より入手可能 Boron Nitride Powder Advanced Ceram ics Boron Nitride Powder Sintec Keramik Ceram Blanche Kawasaki HCST Boron Nitride Stark Tres BN(登録商標) Carborundum Wacher-Bornitrid BNP Wacker−Chemie 使用される窒化ホウ素粒子の平均粒径が20μm未満、特には15μm未満か
ら選択されるのが有利である。
【0032】 本発明の意味の範囲内において、ピッカリングエマルジョンは、同様に有利に
は水をはじくために表面処理された(「塗工された」)窒化ホウ素粒子により安
定化されるが、この意図(intention)は、同時に形成され又は保持さ
れるこれらの顔料の両親媒性の特質のためである。
【0033】 窒化ホウ素粒子の有利な塗工は、ジメチルポリシロキサン(また:ジメチコン
)、完全にメチル化された、末端がトリメチルシロキシ単位でブロックされた直
鎖のシロキサン重合体の混合物からなる。ジメチコンで処理された窒化ホウ素粒
子及び例えば商品名Tres BN(登録商標)UHP1106の下でカーボラ
ンダム(Carborundum)として入手可能であるものが有利である。
【0034】 ポリメチルヒドロゲンシロキサン、すなわち直鎖のポリシロキサンであり、メ
チコンとしても言及されるものでの窒化ホウ素粒子の塗工も有利である。メチコ
ンで処理された有利な窒化ホウ素粒子は、例えば商品名Tres BN(登録商
標)UHP1107でカーボランダムから入手可能なこれらのものである。
【0035】 義務的ではないが、本発明の両親媒性の窒化ホウ素粒子を、場合によりピッケ
リングエマルジョンの安定化に貢献するさらなる両親媒性顔料と組合せることも
有利である。
【0036】 このような顔料は、例えば両親媒性金属酸化物の群から選択された、特には二
酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化ケイ素又はケイ酸塩(例えばタルク)からなる群
から選択された微小化した無機顔料であり、ここで、金属酸化物は個々に又は混
合物としてのいずれで存在してもよい。ついでながら、使用される両親媒性金属
酸化物の潜在的に自然に起こり得る変性があることは本質的には重要ではない。
【0037】 窒化ホウ素と組合すために使用される顔料の平均粒子径は、は1nmから20
0nm、特に有利には5nmから100nmの間であるように選択することが有
利である。
【0038】 本発明の両親媒性窒化ホウ素粒子を、未処理の実質的に純粋な顔料粒子と、特
に食物産業における染料として及び/又は日焼け止めにおけるUV放射の吸収剤
としても使用できるこれらのものと組合せることは本発明の目的のためには有利
である。有利な顔料の例としては、Merck社から入手可能な酸化亜鉛顔料及
びHaarmann&Reimer社から商品名Zinkoxid neutr
alとして又はHarcros Chemical GroupからNanoX
として入手可能なこれらのものである。
【0039】 窒化ホウ素粒子を、水をはじくために表面処理された(「塗工された」)無機
顔料と組合せることも本発明によれば有利であり、この意図は、形成され又は保
持されるこれらの顔料の両親媒性の特質のためである。この表面処理はそれ自体
既知の方法で薄い疎水性層を顔料に提供することを含んでもよい。
【0040】 二酸化チタンを例として用いて、以下に記載するような一つのこのような工程
は、例えば以下の反応 nTiO2+m(RO)3Si−R′→nTiO2(表面) による疎水性表面層の生成である。所望の場合にはn及びmは使用されるべき化
学量論的パラメーターであり、そしてR及びR’は所望の有機基である。特に有
利な組合せ相手はTiO2顔料、例えばステアリン酸アルミニウムで塗工された
これらのもの及びTAYCA製の商品名MT 100Tで入手可能なものである
【0041】 組合わせ相手の他の有利な塗工は、ジメチルポリシロキサン(また:ジメチコ
ン)、完全にメチル化された、末端がトリメチルシロキシ単位でブロックされた
直鎖のシロキサン重合体の混合物からなる。窒化ホウ素とこのように塗工された
酸化亜鉛顔料の組合せが本発明の目的のためには特に有利である。
【0042】 窒化ホウ素の他に使用される無機顔料が、ジメチルポリシロキサン、特に20
0から350のジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチルポリシロキ
サン及びシリカゲルの混合物(それはまたシメチコン(simethicone
)として言及される)で塗工される場合も有利である。無機顔料がさらに水酸化
アルミニウム又は酸化アルミニウム水和物(また:アルミナ、CAS No.:1
333−84−2)で塗工される場合には特に有利である。特に有利な組合せ相
手はシメチコン及びアルミナで塗工された二酸化チタンであり、水を含むものと
しての塗工も可能である。それらの一つの例は、Merck社からの商品名Eu
solex T2000として入手可能な二酸化チタンである。
【0043】 窒化ホウ素と異なる無機両親媒性顔料型の混合物とを、ひとつの結晶(cry
stal)内で、例えば鉄混合酸化物(iron mixed oxide)又
はタルク(ケイ酸マグネシウム)で、そしてまた製剤中で二又はそれ以上の金属
酸化物型を混合することによって組合せることも本発明の目的のためには有利で
ある。特に有利な組合せの相手はケイ酸マグネシウム、例えばGrolmann
社から商品名Talkum Micronで入手可能なこれらのものである。
【0044】 本発明の両親媒性窒化ホウ素粒子は、有利にはさらなる顔料、例えばオクチル
シラノールで塗工された二酸化チタン顔料と、及び/又は水をはじくために表面
処理された二酸化ケイ素粒子と組合せることもできる。組合せに適当な二酸化ケ
イ素粒子は、欧州公開特許明細書第0 686 391号に言及されているよう
に、例えば球形ポリアルキルシルセスキオキサン粒子である。このようなポリア
ルキルシルセスキオキサン粒子は、例えばDegussa社の商品名Aeros
il R972及びAerosil 200Vとして入手可能である。
【0045】 両親媒性の窒化ホウ素粒子は、有利にはさらに製剤中で固体の形態で存在する
極微小の重合体粒子と組合わされる。本発明の目的のために、好都合な組合せ相
手は、例えばポリカーボネート、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリアクリレート及びそのよう
なものである。
【0046】 本発明で適当な組合せ相手は、例えば極微小の重合体粒子、特には東レ(TO
RAY)製の商品名SP−500で入手可能であるこれらのものである。ポリア
ミド6(また:ナイロン6)又はポリアミド12(また:ナイロン12)粒子も
有利である。ポリアミド6は、ε−アミノカプロン酸(6−アミノヘキサン酸)
又はε−カプロラクタムから製造されるポリアミド[ポリ(ε−カプロラクタム
)]であり、ポリアミド12はε−ラウロラクタムのポリ(ε−ラウロラクタム
)である。本発明の目的のために有利な例としては、ELF ATOCHEM製
のOrgasol(登録商標)1002(ポリアミド6)及びOrgasol(
登録商標)2002(ポリアミド12)である。
【0047】 本発明の窒化ホウ素粒子との組合せに適当なさらに有利な極微小の重合体粒子
は極微小のポリメタクリレートである。このような粒子は例えばDOW CHE
MICAL製の商品名POLYTRAP(登録商標)で入手可能である。
【0048】 義務的ではないが、組合せ相手として使用される極微小の重合体粒子が表面塗
工される場合が特に有利である。この表面処理は、それ自体既知の方法で薄い親
水性層を顔料へ提供することを含むこともできる。有利な塗工物は、例えば二酸
化チタン(TiO2)、二酸化ジルコニウム(ZrO2)又は他に更なる重合体、
例えばポリメチルメタクリレートからなる。本発明の目的のために特に有利な極
微小の重合体粒子は、米国特許明細書第4,898,913号に記載された疎水
性重合体粒子の親水性塗工の方法によっても得ることができる。
【0049】 組合せ相手として使用される極微小の重合体粒子の平均粒径を、100μm未
満、特に有利には50μm未満から選ぶことが好適である。ここで、使用される
重合体粒子の、存在する形態(栓球(platelets)、棒(rods)、
小球体、等)は本質的には重要ではない。
【0050】 本発明の両親媒性窒化ホウ素粒子はまた、好適には増粘の性質をもたない両親
媒性の変性多糖類と組合される。
【0051】 このような両親媒性の多糖類は、例えば主として重合体類似の方法において進
行する反応における、デンプンとモノ−、ビ−又ポリ官能性の試剤又は酸化剤と
の反応により得ることができる。これらの反応は本質的には、エーテル化、エス
テル化又は選択的酸化によるポリグルカンの水酸基の変性に基づく。これは、例
えば、一般構造式
【0052】
【化1】
【0053】 [式中、Rは、例えば水素及び/又はアルキル及び/又はアラルキル基(デンプ
ンエーテルの場合)或いは水素及び/又は有機及び/又は無機酸基(デンプンエ
ステルの場合)である。] のいわゆるデンプンエーテル及びデンプンエステルを製造する。デンプンエーテ
ル及びデンプンエステルは本発明の意味内においては有利な組合せの相手である
【0054】 本発明の窒化ホウ素粒子と、スターチエーテル、例えばテトラメチロールアセ
チレンジウレアによるデンプンのエーテル化により得られ、アミラムノンムシラ
ジノスム(Amylum non mucilaginosum:非膨潤デンプン
)として言及されるこれらのものとの組合せが特に有利である。
【0055】 本発明の窒化ホウ素粒子とデンプンエステル及び/又はそれらの塩との組合せ
、例えば低い程度の置換を有するデンプンの半エステルのナトリウム及び/又は
アルミニウム塩との、特には構造式(I)のデンプンn−オクテニルコハク酸ナ
トリウム、 式中、Rは以下の構造
【0056】
【化2】
【0057】 で特徴づけられ、例えばCERESTAR社からの商品名Amiogum(登録
商標)23で入手可能なものとの、そしてまたデンプンオクテニルコハク酸アル
ミニウム、特にはCERESTAR社からの商品名Dry Flo(登録商標)
Elite LL及びDry Flo(登録商標)PCで入手可能なこれらのも
のとの組合せも特に有利である。
【0058】 本発明の窒化ホウ素粒子と組合せるために使用される変性多糖類の平均粒径を
20μm未満、特に有利には15μm未満から選択することが有利である。
【0059】 本発明の両親媒性窒化ホウ素粒子と組合わすことができる該変性多糖類のリス
トはもちろん制限する意図はない。本発明の意味内において有利な組合せ相手で
ある変性多糖類は、それ自体公知の化学的及び物理的性質の両方の、多くの方法
によって得られる。このような多糖類の製造のためには、新規な方法も原則的に
は考えられる。ついでながら、変性多糖類は両親媒性の性質を示しそして増粘作
用を有さないことが必須である。
【0060】 上の全ての場合において、製剤の全重量に基づき全ての顔料の全濃度を0.1
重量%を超えて、特に有利には0.1から30重量%で選択することが有利であ
り、ここで窒化ホウ素の濃度が本発明の目的のためには、同様に製剤の全重量に
基づき、好適には0.1から30重量%の範囲で、有利には0.5から10重量
%の範囲で選択される。
【0061】 本発明のピッケリングエマルジョンは化粧用又は皮膚用製剤の基剤(base
s)として使用できる。これらは、慣用の組成物を有することができ、例えば、
装飾的化粧品中のリップケア製品として、脱臭剤として及びメークアップ剤又は
メークアップ除去剤製品として、或いは光保護製剤として皮膚の処理及びケアに
使用できる。使用のためには、本発明の化粧用又は皮膚用製剤は、化粧品のため
の通常の方法で十分な量が皮膚に用いられる。
【0062】 従って、本発明の目的のためには、化粧用又は局所用の皮膚用組成物は、それ
らの構造に依存して、例えば皮膚保護クリーム、洗浄ミルク(cleansin
g milk)、日焼け止めローション、栄養クリーム、日中又は夜用クリーム
(day or night cream)、等として使用できる。ここで、適
当な場合には、本発明の組成物を医薬用製剤の基剤として使用することが可能で
あり、有利である。
【0063】 本発明の化粧用及び皮膚用製剤は、このような製剤中において通常使用される
化粧用助剤、例えば防腐剤、殺細菌剤、香料、消泡剤、染料、着色効果を有する
顔料、増粘剤、可塑剤、湿潤及び/又は湿潤維持物質、脂肪、油、ワックス或い
は化粧用又は皮膚用製剤の他の通常の成分、例えばアルコール、ポリオール、重
合体、泡安定剤、電解質、有機溶媒又はケイ素誘導体を含むことができる。
【0064】 本発明の製剤の驚くべき特性は、それらが皮膚への化粧用又は皮膚用活性成分
、のための非常に良好なビヒクルであるということであり、ここで有利な活性成
分は酸化応力(stress)に対し皮膚を保護できる抗酸化剤である。
【0065】 本発明によれば、製剤は有利には一つ又はそれ以上の抗酸化剤を含む。好都合
な、しかしそれでも任意的な抗酸化剤は、化粧用及び/又は皮膚用の用途のため
に適した又は慣用の全ての抗酸化剤である。ここで、例えば皮膚の酸化応力の抑
制の、化粧用又は皮膚用の用途が主の場合(at the fore)ではいつ
でも、抗酸化剤を単一の活性成分クラスとして使用することが有利である。しか
しながら、製剤が他の目的、例えば脱臭剤又は日焼け止め剤としての目的を行う
ときはいつでも、本発明のスティック製剤が一つ又はそれ以上の抗酸化剤の内容
物を有することも好都合である。
【0066】 抗酸化剤は特に有利には、非常に低い許容投与量(例えば、pmolからμm
ol/kg)での、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリ
プトファン)及びそれらの誘導体、イミダゾール、(例えば、ウロカニン酸)及
びそれらの誘導体、ぺプチド、例えばD,L−カルノシン、D−カルノシン、L
−カルノシン及びそれらの誘導体(例えば、アンセリン)、カロテノイド、カロ
テン(例えば、α−カロテン、β−カロテン、リコペン)及びそれらの誘導体、
クロロゲン酸及びそれらの誘導体、リポ酸及びそれらの誘導体(例えば、ジヒド
ロリポ酸)、アウロチオグルコース(aurothioglucose)、プロ
ピルチオウラシル及び他のチオール(例えば、チオレドキシン、グルタチオン、
システイン、シスチン、シスタミン及びそれらのグリコシル、N−アセチル、メ
チル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オレイ
ル、γ−リノレイル、コレステリル及びグリセリルエステル)及びそれらの塩、
ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジ
プロピオン酸及びその誘導体(例えば、エステル、エーテル、ペプチド、脂質、
ヌクレオチド、ヌクレオシド及び塩)、並びにスルホキシミン(sulphox
imine)化合物(例えば、ブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスル
ホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタ−チオニンスル
ホキシミン)、そしてまた、(金属)キレート化剤(例えば、α−ヒドロキシ脂
肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸、(例
えば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビ
ン、ビリベルジン、EDTA、EGTA及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及び
それらの誘導体(例えば、γ−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸及
びその誘導体、ユビキノン及びユビキノール及びそれらの誘導体、ビタミンC及
び誘導体(例えば、アスコルビルパルミテート、Mgアスコルビルホスフェート
、アスコルビルアセテート)、トコフェロール及び誘導体(例えば、ビタミンE
アセテート)、ビタミンA及び誘導体(ビタミンAパルミテート)及びベンゾイ
ンのコニフェニルベンゾエート、ルチン酸(rutinic acid)及びそ
の誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングリシトール、
カルノシン、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、ノ
ルジヒドログアイアレチック酸(nordihydroguaiaretic
acid)、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース
及びその誘導体、亜鉛及びその誘導体(例えば、ZnO、ZnSO4)、セレン
及びその誘導体(例えば、セレノメチオニン)、スチルベン及びそれらの誘導体
(例えば、スチルベンオキシド、トランス−スチルベンオキシド)、及び本発明
に適した該活性成分の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌ
クレオシド、ペプチド及び脂質)からなる群から選択されたものである。
【0067】 本発明の製剤中の上述の抗酸化剤(一つ又はそれ以上の化合物)の量は、製剤
の全重量に基づき好適には0.001から30重量%、特に好適には0.05か
ら20重量%、特には1から10重量%である。
【0068】 ビタミンE及び/又はその誘導体が抗酸化剤として使用される場合には、それ
らのそれぞれの濃度は、有利には製剤の全重量に基づき0.001から10重量
%の範囲から選択される。
【0069】 ビタミンA又はビタミンA誘導体又はカロテン又はそれらの誘導体が抗酸化剤
として使用される場合には、それらのそれぞれの濃度は有利には製剤の全重量に
基づき0.001から10重量%の範囲から選択される。
【0070】 本発明によれば、活性成分(一つ又はそれ以上の化合物)は非常に有利には、
親油性活性成分の群から、特には以下の群: アセチルサリチル酸、アトロピン、アズレン、ヒドロコルチゾン及びそれらの誘
導体、例えばヒドロコルチゾン−17バレレート(valerate)、ビタミ
ン、例えばアスコルビン酸及びそれらの誘導体、ビタミンのB及びDのシリーズ
、非常に好都合にはビタミンB1、ビタミンB12及びビタミンD1から、またビサ
ボロール、不飽和脂肪酸、すなわち本質的な脂肪酸(しばしばビタミンFとも呼
ばれる)、特にはガンマ−リノレン酸、オレイン酸、エイコサペンタエン酸、ド
コサヘキサエン酸及びそれらの誘導体、クロラムフェニコール、カフェイン、プ
ロスタグランジン、チモール、カンファー、植物及び動物起源の抽出物又は他の
製造物、例えばマツヨウグサ(evening primrose)油、ルリヂ
サ(borage)油又はフサスグリ種(currant seed)油、魚油
、タラ肝油又はセラミド及びセラミド様の化合物等、 から選択することもできる。
【0071】 再脂肪物質(refatting substances)、例えばパーセリ
ン(purcellin)油、Eucerit(登録商標)、Neocerit
(登録商標)の群からの活性成分を選択することも有利である。
【0072】 本発明のピッケリングエマルジョンで使用できる該活性成分又は活性成分の組
合せ物のリストは、もちろんこれらに制限することを意図するものではない。
【0073】 日焼け止めの形態としての化粧用又は皮膚用製剤もまた好都合である。これら
は好適には少なくとも一つのUV−Aフィルター物質及び/又は少なくとも一つ
のUV−Bフィルター物質及び/又は鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、ア
ルミニウム、セリウムの酸化物及びそれらの混合物、そしてまた酸化物が活性試
剤である変性物からなる群から選択される、少なくとも一つのさらなる無機顔料
を含む。
【0074】 しかしながら本発明の目的のためには、それらの主目的が太陽光に対する保護
でないが、しかしそれでもUVに対して保護する物質を含む、このような化粧用
及び皮膚用製剤を提供することも有利である。例えば、UV−A及びUV−Bフ
ィルター物質が一般に、日中用クリーム(day cream)に取込まれる。
【0075】 本発明の製剤は、UV放射全体の範囲から毛髪及び/又は皮膚を保護する化粧
用製剤を提供するために、有利にはUV−B範囲におけるUV放射を吸収するさ
らなる物質を含むことが有利であり、フィルター物質の全量は、製剤の全重量に
対して、例えば0.1から30重量%、好適には0.5から15重量%である。
【0076】 本発明のエマルジョンがUV−Bフィルター物質を含む場合には、後者は油溶
性又は水溶性であってよい。本発明に有利な油溶性UV−Bフィルター物質の例
としては、 ・3−ベンジリデンカンファー誘導体、好適には3−(4−メチルベンジリデン )カンファー、3−ベンジリデンカンファー、 ・4−アミノ安息香酸誘導体、好適には2−エチルヘキシル4−(ジメチルアミ ノ)−ベンゾエート、アミル4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、 ・ケイ皮酸エステル、好適には2−エチルヘキシル4−メトキシシンナメート、 イソペンチル4−メトキシシンナメート、 ・サリチル酸エステル、好適にはサリチル酸2−エチルヘキシル、サリチル酸4 −イソプロピルベンジル、サリチル酸ホモメンチル、 ・ベンゾフェノン誘導体、好適には2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,2’ −ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 ・ベンザルマロン酸(benzalmalonic acid)エステル、好適 にはジ(2−エチルヘキシル)4−メトキシベンザルマロネート、 ・親(parent)トリアジン物質のC3軸に関し対称的に又は非対称的に置 換したトリアジン誘導体、好適にはトリス(2−エチルヘキシル)4,4’, 4”−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイルトリイミノ)トリス ベンゾエート(対称的)及び2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3 ,5−トリアジン、2,4−ビス{[4−(3−スルホナート)−2−ヒドロ キシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフ ェニル)−1,3,5−トリアジンナトリウム塩、2,4−ビス{[4−(3 −(2−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキ シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェ ニル}−6−[4−(2−メトキシエチルカルボキシル)−フェニルアミノ] −1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキ シ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6− [4−(2−エチルカルボキシル)フェニルアミノ]−1,3,5−トリアジ ン、2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ] フェニル}−6−(1−メチルピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジ ン、2,4−ビス{[4−トリス(トリメチルシロキシシリルプロピルオキシ )−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3, 5−トリアジン、2,4−ビス{[4−(2”−メチルプロペニルオキシ)− 2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5− トリアジン、2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,5’,5’, 5’−ヘプタ−メチルシロキシ−2−メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキ シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン( 非対称的)、 ・ベンゾトリアゾール誘導体、好適には2,2’−メチレンビス(6−(2H− ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ ル)フェノール) ・及び重合体に結合したUVフィルター、 である。
【0077】 有利な水溶性UV−Bフィルター物質の例としては、 ・2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸の塩、例えばナトリウム、 カリウム又はトリエタノールアンモニウム塩、そしてまたスルホン酸それ自体 、 ・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ− 3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−(2−オキ ソ−3−ボルニリデンメチル)スルホン酸及びそれらの塩、 である。
【0078】 本発明のピッケリングエマルジョンで使用できる該UV−Bフィルターのリス
トはもちろん制限されることを意図したものではない。
【0079】 本発明のピッケリングエマルジョンで、今まで化粧用製剤中で通常存在するU
V−Aフィルターを使用することも有用である。これらの物質は、好適にはジベ
ンゾイルメタン誘導体、特に1−(4’−tert−ブチルフェニル)−3−(
4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン及び1−フェニル−3−(
4’−イソプロピルフェニル)プロパン1,3−ジオンである。
【0080】 さらなる有利なUV−Aフィルター物質は、フェニレン−1,4−ビス(2−
ベンズイミダジル)−3、3’、5、5’−テトラスルホン酸:
【0081】
【化3】
【0082】 及びその塩、特には対応するナトリウム、カリウム又はトリエタノールアンモニ
ウム塩、特にフェニレン−1,4−ビス(2−ベンズイミダジル)−3,3’,
5,5’−テトラスルホン酸ビスナトリウム塩:
【0083】
【化4】
【0084】 及び1,4−ジ(2−オキソ−10−スルホー3−ボルニリデンメチル)ベンゼ
ン及びそれらの塩(特には対応する10−スルファト(sulphato)化合
物、特には対応するナトリウム、カリウム又はトリエタノールアンモニウム塩)
であり、ベンゼン−1,4−ジ(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル−10−
スルホン酸)としも言及され、そして以下の構造:
【0085】
【化5】
【0086】 によって特徴づけられる。
【0087】 有利なUVフィルター物質はまた、いわゆる広域バンド(broad−ban
d)フィルター、すなわちUV−A及びUV−B放射の両方を吸収するフィルタ
ー物質である。
【0088】 有利に使用される広域バンドフィルターは、例えばエチルヘキシル2−シアノ
−3,3−ジフェニルアクリレート(オクトクリレン)であり、BASF社より
Uvinul(登録商標)N539の名で得ることができ、以下の構造:
【0089】
【化6】
【0090】 で特徴づけられる。
【0091】 UV−Aフィルター又はいわゆる広域バンドフィルターを含む製剤も本発明に
より提供される。使用できる量はUV−Bの組合せについてと同様である。
【0092】 本発明の製剤は有利には、化粧用脱臭剤及び発汗抑制剤のための基剤としても
使用でき、本発明のある特定の態様は化粧用脱臭剤の基剤としてのピッケリング
エマルジョンと関連する。
【0093】 化粧用脱臭剤は、それ自体は匂いのない新しい汗が微生物によって分解された
ときに発生する体臭を抑制するために使用される。通常の化粧用脱臭剤は種々の
作用の様式に基づく。
【0094】 発汗抑制剤、収れん剤中で、主にアルミニウム塩、例えばアルミニウムヒドロ
キシクロリド(アルクロルハイドレート(aluchlorhydrate))
、が汗の生成を減少させる。
【0095】 化粧用脱臭剤中の抗菌物質の使用は、皮膚の細菌フロラ(bacterial
flora)を減少させる。理想的な条件下では、匂いを引き起こす微生物だ
けが効果的に減少されるべきである。結果としては汗の流出量それ自体は影響さ
れず、理想的な環境下では、汗の微生物のによる分解だけが一時的に止められる
【0096】 一つの及び同じ組成物で、収れん剤及び抗菌物質を組合せることも一般的であ
る。
【0097】 脱臭剤又は発汗抑制剤のための通常の全ての活性成分が有利には使用でき、例
えば匂い包隠剤(concealers)、例えば慣用の香料成分、匂い吸収剤
、例えばドイツ特許出願公開明細書(DE)第40 09 347号に記載され
たフィロケイ酸塩であり、これらのうち特には、モンモリロナイト、カオリナイ
ト、イライト、ビーデライト(beidellite)、ノントロナイト(no
ntronite)、サポナイト、ヘクトライト(hectorite)、ベン
トナイト、スメクタイト、及びまた、例えばリシノール酸の亜鉛塩である。 抗
菌物質も本発明の水中油滴エマルジョンスティックへの取込みに適する。有利な
物質は、例えば2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル(イルガサン(Irgasan))、1,6−ジ(4−クロロフェニルビグア
ニド)ヘキサン(クロルヘキシジン)、3,4,4’−トリクロロカルバニリド
、4級アンモニウム化合物、チョウジ油(clove of oil)、ハッカ
油(mint oil)、サイム油、クエン酸トリエチル、ファルネソール(F
arnesol、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−
1−オール)、及びドイツ特許出願公開明細書(DE)第37 40 186号
、同第39 38 140号、同第42 04 321号、同第42 29 7
07号、同第43 09 372号、同第44 11 664号、同第195
41 967号、同第195 43 695号、同第195 43 696号、
同第195 47 160号、同第196 02 108号、同第196 02
110号、同第196 02 111号、同第196 31 003号、同第
196 31 004号及び同第196 34 019号、並びにドイツ特許明
細書(DE)第42 29 737号、同第42 37 081号、同第43
24 219号、同第44 29 467号、同第44 23 410号及び同
第195 16 705号に記載された活性成分及び活性成分組合せ物である。
炭酸水素ナトリウムも有利に使用できる。
【0098】 本発明のピッケリングエマルジョンで使用できる該活性成分又は該活性成分組
合せ物のリストは、もちろん制限する意図はない。
【0099】 本発明の化粧用脱臭剤は、含水の化粧用製剤の形態で存在でき、普通の容器か
ら用いることができる。
【0100】 発汗抑制剤活性成分又は脱臭剤(一つ又はそれ以上の化合物)の製剤中の量は
、製剤の全量に基づいて、好適には0.01から30重量%、特に好適には0.
1から20重量%、特には1から10重量%である。
【0101】 本発明のスティックも皮膚用活性成分の優秀なビヒクルである。特に、ざ瘡(
acne)に対して有効な物質のキャリヤーとして適当である。ざ瘡は多くの異
なった形態及び原因の皮膚の疾患(disorder)であり、炎症を起こした
及び炎症を起こしていない隆起(bumps)により特徴づけられ、膿疱、膿傷
及び瘢痕の形成となる、ブロックされた毛髪小胞(面ぽう)から起こる。もっと
も頻繁なのは、主に思春期に起こる尋常性ざ瘡(Acne vulgaris)
である。尋常性ざ瘡の原因となる状況は、毛髪小胞開口のケラチン化及びブロッ
キング、血液中の男性性ホルモンのレベルに依存して皮脂の生成、並びに遊離脂
肪酸及び細菌により細胞損傷した(tissue−damaging)酵素(ざ
瘡プロピオンバクテリウム:Propionibacterium acnes
)の生成である。
【0102】 それゆえ、本発明の製剤に、ざ瘡に対して有効な物質、例えば、ざ瘡プロピオ
ンバクテリウムに対して有効なもの(例えば、ドイツ特許出願(DE−A)第4
2 29 707号、同第43 05 069号、同第43 07 976号、
同第43 37 711号、同第43 29 379号に記載されたこれらのも
の)、そしてまた、ざ瘡に対して有効な他の物質、例えば全てのトランスのレチ
ノイン酸、13−シス−レチノイン酸、及び関係する物質)又は抗炎症性活性物
質、例えばバチルアルコール(α−オクタデシルグリセリルエーテル)、セラキ
ルアルコール(α−9−オクタデセニルグリセリルエーテル)、キミルアルコー
ル(α−ヘキサデシルグリセリルエーテル)、及び/又はビサボロール、及び抗
生物質及び/又は角質溶解性物質(keratolytics)を加えることが
有利である。
【0103】 角質溶解性物質は、より容易に取り除けるように又は落ちるか若しくは剥がれ
るように、ケラチン化した皮膚(例えば、いぼ、うおのめ、たこ等)を柔軟にす
る物質である。
【0104】 ざ瘡に対して効果のある通常の物質は全て有利には使用でき、特にベンゾイル
ペルオキシド、ビチューミノスルホネート(bituminosulphona
tes、シェール油スルホン酸のアンモニウム、ナトリウム及びカルシウム塩)
、サリチル酸(2−ヒドロキシ安息香酸)、ミクロナゾール(micronaz
ole、(1−[2−(2,4−ジクロロベンジルオキシ)−2−(2,4−ジ
クロロフェニル)エチル]イミダゾール)及び誘導体、アダパレン(adapa
lene、(6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシフェニル]−2−
ナフトエ酸))、アゼライン酸(ノナン二酸)、メスルフェン(mesulph
ene、(2,7−ジメチルチアントレン、C14122))、及び酸化アルミ
ニウム、酸化亜鉛及び/又は微細に分散した硫黄である。
【0105】 製剤中の抗ざ瘡剤(一つ又はそれ以上の化合物)の量は、製剤の全重量に基づ
き好適には0.01から30重量%、特に好適には0.1から20重量%、特に
は1から10重量%である。以下の実施例は本発明の例示するものであるがその
範囲を制限するものではない。実施例中の数値は、それぞれの製剤の全重量に基
づく重量%を表す。
【0106】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/04 A61K 47/04 47/36 47/36 Fターム(参考) 4C076 AA17 BB31 CC18 CC31 DD18 DD21 DD27 DD28 DD29 DD30 DD38 DD40 DD46 DD50 EE09 EE30 FF16 4C083 AA162 AB032 AB081 AB082 AB171 AB172 AB211 AB212 AB231 AB232 AB241 AB242 AB371 AB372 AB442 AC082 AC122 AC212 AC342 AC422 AC532 AC852 AC862 AD092 AD211 AD532 BB22 BB23 BB46 BB47 BB48 CC17 DD31 EE10 EE18 4C084 AA27 NA06 NA07 ZA89

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1.油相、 2.水性相、 3.親水性及び親油性の両方の性質、すなわち両親媒性の特性を有し、水及び油
    の両方に分散可能な窒化ホウ素、そして、 4.多くとも0.5重量%の一つ又はそれ以上の乳化剤を含み、 水中油滴又は油中水滴型の微細に分散した系である、化粧用又は皮膚用製剤。
  2. 【請求項2】 乳化剤を含まないことを特徴とする、請求項1に記載の製剤
  3. 【請求項3】 さらなる化粧用又は医薬用助剤、添加剤及び/又は活性成分
    が存在することを特徴とする、先行する請求項のいずれか一つに記載の製剤。
  4. 【請求項4】 窒化ホウ素の含量が、製剤の全重量に基づき0.1重量%か
    ら30重量%であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一つに記載の
    製剤。
  5. 【請求項5】 使用される窒化ホウ素粒子の平均粒径が20μm未満、特に
    有利には15μm未満であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一つ
    に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 窒化ホウ素粒子の他に、さらなる顔料、特に、変性多糖類及
    び/又は極微小の重合体粒子及び/又は両親媒性金属酸化物の群から、特に、二
    酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄又は鉄混合酸化物、二酸化ケイ素又はケイ酸塩か
    らなる群から選択される微小化した無機顔料が存在し、これらの顔料が個々に又
    は混合物として存在できることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一つに
    記載の製剤。
  7. 【請求項7】 抗酸化剤及び/又はUV保護剤からなる群から選択される一
    つ又はそれ以上の添加剤又は活性成分を含むことを特徴とする、先行する請求項
    のいずれか一つに記載の製剤。
  8. 【請求項8】 収れん剤及び/又は抗菌物質及び/又はざ瘡に対して有効な
    物質からなる群から選択される一つ又はそれ以上の添加剤又は活性成分を含むこ
    とを特徴とする、先行する請求項のいずれか一つに記載の製剤。
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