JP2002521987A - ディジタル有効データの伝送方法 - Google Patents

ディジタル有効データの伝送方法

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JP2002521987A JP2000563094A JP2000563094A JP2002521987A JP 2002521987 A JP2002521987 A JP 2002521987A JP 2000563094 A JP2000563094 A JP 2000563094A JP 2000563094 A JP2000563094 A JP 2000563094A JP 2002521987 A JP2002521987 A JP 2002521987A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、第1の移動局(1)から第2の移動局(5)へディジタル有効データを伝送する方法に関し、その際に計算の煩雑さが抑えられ、また、データ損失が回避されるようにする。この場合、有効データを、第1の通信ネットワーク(10)内での伝送のため第1の移動局(1)により第1段階で符号化し、たとえば情報源符号化し、さらに第2段階で符号化し、たとえばチャネル符号化する。第1段階および第2段階で符号化された有効データを、第1のビット流のかたちで第1の通信ネットワーク(10)の伝送チャネルを介して、たとえば少なくとも第3の通信ネットワークを介して、中間局(15)へ伝送する。そしてこの中間局(15)により第1のビット流の有効データを第2段階で復号し、たとえばチャネル復号する。さらに、第2の通信ネットワーク(20)内での伝送のため中間局(15)により有効データを第2段階で符号化し、たとえばチャネル符号化する。ついで、第2の通信ネットワーク(20)の伝送チャネルを介して有効データを第2の移動局(5)へ伝送する。この第2の移動局(5)へ中間局(15)からシグナリングデータを伝送する。このシグナリングデータには、第1段階での有効データの符号化形式に関する情報が含まれる。次に、第2の移動局(5)により有効データを第2段階で復号し、たとえばチャネル復号する。そして第2の移動局(5)により第2段階で復号された有効データを、この第2の移動局(5)が受信したシグナリングデータに依存して、この第2の移動局(5)により第1段階で復号たとえば情報源復号する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、請求項1の上位概念に記載のディジタル有効データの伝送方法に関
する。
【0002】 第1の移動局から第2の移動局へのディジタル有効データの伝送方法について
はすでに知られており、たとえばGSM(Global System for Mobile Communica
tions)規格に従い実現されている。
【0003】 本発明の利点 これに対し、請求項1の特徴部分に記載の本発明による方法は以下の利点を有
する。すなわち、有効データが、第1の通信ネットワーク内での伝送のため第1
の移動局により第1段階で符号化され、たとえば情報源符号化され、さらに第2
段階で符号化され、たとえばチャネル符号化され、第1段階および第2段階で符
号化された有効データが、第1のビット流のかたちで前記第1の通信ネットワー
クの伝送チャネルを介して、たとえば少なくとも第3の通信ネットワークを介し
て、中間局へ伝送される。該中間局により第1のビット流の有効データが第2段
階で復号され、たとえばチャネル復号され、第2の通信ネットワーク内での伝送
のため前記中間局により有効データが第2段階で符号化され、たとえばチャネル
符号化され、前記第2の通信ネットワークの伝送チャネルを介して有効データが
第2の移動局へ伝送され、該第2の移動局へ前記中間局からシグナリングデータ
が伝送され、該シグナリングデータは、第1段階での有効データの符号化形式に
関する情報を含み、前記第2の移動局により有効データが第2段階で復号され、
たとえばチャネル復号され、前記第2の移動局により第2段階で復号された有効
データが、該第2の移動局により受信されたシグナリングデータに依存して、該
第2の移動局により第1段階で復号され、たとえば情報源復号される。
【0004】 このように、中間局の受信した有効データは第2段階だけで復号されるが、第
1段階では復号されない。このため、第2の通信ネットワークにおける有効デー
タ伝送のための第1段階での符号化は不要となる。この場合、第2の移動局にお
いて受信された有効データの第1段階での復号を、中間局からいっしょに伝送さ
れたシグナリングデータの評価により行うことができる。したがって、個々の通
信ネットワークにおける伝送のための第1段階での符号化のための種々の符号間
での符号変換を行う必要がなくなり、そのことで計算の煩雑さが抑えられ、符号
変換時に生じる有効データの損失を避けることができる。
【0005】 従属請求項に記載の構成により、請求項1記載の方法の有利な実施形態が可能
である。
【0006】 殊に有利には、第1の通信ネットワークにおける有効データが第1の移動無線
規格に従い、たとえばGSM規格(Global System for Mobile Communications
)に従い、第1段階および第2段階で符号化されて伝送され、たとえば情報源符
号化およびチャネル符号化されて伝送され、第2の通信ネットワークにおける有
効データが第2の移動無線規格に従い、たとえばUMTS規格(Universal Mobi
le Telecommunications System)に従い、シグナリングデータといっしょに第2
段階で符号化されて伝送され、たとえばチャネル符号化されて伝送され、前記シ
グナリングデータは、第1の移動無線規格による第1段階での有効データの符号
化に関する情報を含み、前記第2の移動局により第2段階で復号されたとえばチ
ャネル復号された有効データが、第1の移動無線規格についてのシグナリングデ
ータの評価に応じて該第2の移動局により第1段階で復号され、たとえば情報源
復号される。
【0007】 このようにすれば、それぞれ異なる移動無線規格に従い実現されている無線イ
ンタフェースにより、各移動局間で有効データを伝送することができる。そして
これによれば、有効データを受け取る第2の移動局が第1の規格に従い第1段階
での受信有効データを復号できることを前提として、第1段階での符号化のため
の符号に関する有効データの符号変換が不要となる。
【0008】 図面 本発明の実施例が図面に示されており、以下の記述においてそれについて詳し
く説明する。ただ1つの図面に描かれているのは、第1の移動局から中間局を介
して第2の移動局へ様々な通信ネットワークを経て有効データを伝送する様子を
示すブロック図である。
【0009】 実施例の説明 図1には参照符号1により第1の移動局が表されており、これは第1の移動無
線規格に従って実現されている。ここで第1の移動無線規格を、たとえばGSM
(Global System for Mobile Communications)とすることができる。第1の移
動局1は、以下ではGSM移動局として構成されているものとする。図中には第
1の移動局1のうち、本発明による方法の説明に必要とされる機能ブロックだけ
しか描かれていない。この場合、第1の移動局1は、第1段階の符号化のために
情報源符号化器として構成された符号化器25を有しており、これは第1の移動
無線規格この実施例ではGSM規格に従って構成されている。情報源符号化器2
5は、第2段階の符号化のためにチャネル符号化器として構成された第1の符号
化器35(これも第1の移動無線規格に従って実現されている)を介して、第1
の送受信ユニット40と接続されており、このユニットに送受信アンテナ45が
接続されている。第1の送受信アンテナ45から無線信号を第1の移動無線規格
に従い、この実施例ではGSMネットワークとして構成されている第1の通信ネ
ットワーク10を介して、中間局15の第2の送受信アンテナ45へ伝送するこ
とができる。
【0010】 ここで中間局15は第2の送受信ユニット55を有しており、このユニットに
は第2の送受信アンテナ50が接続されている。第2の送受信ユニット55は、
第2段階における復号のためにチャネル復号器として構成された第1の復号器6
0と接続されており、この復号器は中間局15の制御部65と接続されている。
制御部65は、第2段階の符号化のためにチャネル符号化器として構成された第
2の符号化器を介して、中間局15の第3の送受信ユニット75と接続されてお
り、このユニットには第3の送受信アンテナ80が接続されている。第3の送受
信アンテナ80からは無線信号が、第2の無線規格に従い第2の通信ネットワー
ク20を介して第2の移動局5へ伝送される。この場合、第2の移動無線規格を
たとえばUMTS規格(Universal Mobile Telecommunications System)とする
ことができる。
【0011】 この図では中間局15についても、本発明による方法の説明に必要とされる機
能ブロックしか描かれていない。同じことは第2の移動局5についてもあてはま
り、この移動局は送受信アンテナ85を介して中間局15から無線信号を受け取
る。第2の移動局5は第4の送受信ユニット90を有しており、このユニットに
は第4の送受信アンテナ85が接続されている。さらに第4の送受信ユニット9
0は、第2段階の復号のためにチャネル復号器として構成された第2の復号器9
5をと接続されており、この復号器には評価ユニット100が接続されている。
第2のチャネル復号器95は評価ユニット100により制御可能なスイッチ10
5を介して、第1段階の復号のために情報源復号器として構成された第1の復号
器30と、あるいは第1段階の復号のために情報源復号器として構成された第2
の復号器110と接続可能である。その際、第1の情報源復号器30は第1の移
動無線規格に従って実現され、第2の情報源復号器110は第2の移動無線規格
に従って実現されている。以下では、第2の移動無線規格について実例としてU
MTS規格を採用する。したがって第2の移動局5は少なくとも部分的に、GS
M/UMTS移動局として構成されている。
【0012】 情報源符号化器25にはディジタル有効データが供給され、そのようなデータ
はビデオデータ、オーディオデータ、テキストデータ、音声データおよび/また
はその他の任意のデータとすることができる。以下では、第1の移動局1と第2
の移動局5との間の有効データの伝送について、音声データの伝送に基づき説明
する。この場合、情報源符号化器は第1の移動無線規格による音声符号化器とし
て構成されており、この実施例ではGSM規格による音声符号化器として構成さ
れている。ここでは音声復号器25をGSM規格 ITUT-T G. 729 に基づいて構
成することができる。音声符号化器25は、GSM規格に従い音声データとして
形成されてそこへ供給される有効データの情報源符号化を行う。このようにして
情報源符号化された音声データは第1のチャネル符号器35へ供給され、これは
音声データのチャネル符号化たとえば折り畳み符号化およびブロック符号化をG
SM規格に沿って実行する。そしてこのようにして情報源符号化ならびにチャネ
ル符号化された音声データは、第1の送受信ユニット40によって第1の送受信
アンテナから第1のビット流として、GSMネットワークとして構成された通信
ネットワーク10の伝送チャネルを介して中間局15へ伝送される。第2の送受
信アンテナ50により受信されたビット流は、次に第2の送受信ユニット55に
より第1のチャネル復号器60へ供給される。この場合、第1の送受信アンテナ
45は、第2の送受信アンテナ50とともにいわゆるGSM無線インタフェース
を成している。情報源符号化ならびにチャネル符号化された第1のビット流の音
声データは、ついで第1のチャネル復号器60においてGSM規格に従いチャネ
ル復号される。このようにしてチャネル復号された音声データは、さらに情報源
符号化されて制御部65へ供給される。
【0013】 この音声データとともに第1の移動局1から中間局15へ呼出識別データも伝
送され、このデータにより第2の移動局5が、伝送すべき音声データのための宛
先加入者として識別される。なお、この呼出識別データはたとえば、第1の移動
局1における図示されていない制御部において生成され、第1のチャネル符号化
器40によりチャネル符号化され、第1のビット流において音声データとともに
中間局15へ伝送される。そしてこの呼出識別データは音声データといっしょに
第1のチャネル復号器60によってやはりチャネル復号され、同様に制御部65
へ供給される。呼出識別データを音声データとは別個に1回または複数回、独立
したコントロールチャネルを介して伝送することができ、また、この呼出識別デ
ータに宛先局としての第2の移動局5の呼出番号を含めることができる。制御部
65によりこの呼出識別データが検出され、そのデータから、第1の移動局1に
によって伝送すべき音声データのための宛先加入者として第2の移動局5が確定
される。これにより制御部65では、中間局15から第2の移動局5へ音声デー
タを伝送するために、第2の通信ネットワーク20内で伝送チャネルを確立すべ
きであることがわかる。ここで第2の通信ネットワーク20内での音声データの
伝送は第2の移動無線規格に従い行われ、この実施例ではUMTS規格に沿って
行われる。したがって、第3の送受信アンテナ80おおび第4の送受信アンテナ
85はUMTS無線インタフェースを成す。さらに制御部65では、第2の移動
局5はGSM規格に従って情報源符号化された有効信号もUMTS規格に従って
情報源符号化された有効信号も復号できることがわかる。このため制御部65は
UMTS規格に従いデータ伝送サービスを選び出し、チャネル符号化されている
がGSM規格に従い情報源符号化された音声データが、UMTS規格に従い第2
のビット流中に埋め込まれる。
【0014】 中間局15は、GSM規格による受信有効データの情報源復号も行える。その
場合に有用であるのは、たとえば発呼側である第1の移動局1の呼出番号も呼出
識別データによって中間局15へ伝送し、この呼出番号の検出に依存して制御部
65において、中間局15での受信有効データの情報源復号を省くことである。
【0015】 さらに制御部65により第2のビット流中にシグナリングデータが埋め込まれ
、このシグナリングデータには有効データの情報源符号化の形式に関する情報が
含まれている。このようにしてシグナリングデータによって、この実施例では音
声データとして生じる有効データがGSM規格に従い情報源符号化されているこ
とが表される。第2のチャネル符号化器70において、第2のビット流における
音声データおよびシグナリングデータは、第2の通信ネットワーク20において
伝送するためUMTS規格に従いチャネル符号化され、これはたとえばやはり畳
み込み符号化やブロック符号化により行われる。
【0016】 第3の送受信ユニット75において、このようにしてチャネル符号化された第
2のビット流の音声データおよびシグナリングデータは、この実施例ではUMT
Sネットワークとして構成されている第2の通信ネットワークの伝送チャネルを
介して、第2の移動局5へ伝送される。UMTS規格に従い制御部65により選
択されたデータ伝送サービスにおいて、さらにGSM規格により情報源符号化さ
れる音声データを伝送するため、伝送品質や伝送データレートが適切に選定され
ていなければならない。UMTS規格に従いチャネル符号化された音声データな
らびにシグナリングデータをもつ第2のビット流は、第4の送受信アンテナ85
により受信され、第4の送受信ユニット90を介して第2のチャネル復号器95
へ供給される。第2のチャネル復号器95はUMTS規格に従い、第2のビット
流における音声データならびにシグナリングデータのチャネル復号を実行する。
その際、評価ユニット100はチャネル復号されたシグナリングデータを検出し
、このデータには周知のように、第2のビット流における受信音声データの情報
源符号化の形式に関する情報が含まれている。
【0017】 この実施例では評価ユニット100はチャネル復号された第2のビット流のシ
グナリングデータから、第2のビット流の音声データはGSM規格に従い情報源
符号化されていることを抽出する。このため評価ユニット100は、第2のチャ
ネル復号器95がGSM規格による音声復号器として構成されている第1の情報
源復号器30と接続されるよう、スイッチ105を制御する。評価ユニット10
0が受信されチャネル復号された第2のビット流のシグナリングデータから、第
2のビット流における音声データがUMTS規格に従い情報源符号化されている
ことを抽出した場合、評価ユニット100は、破線で図示されているように第2
のチャネル復号器95が第2の情報源復号器110と接続されるよう、スイッチ
105を制御する。この実施例によれば第2のビット流の音声データはGSM規
格に従い情報源符号化されているので、第2のチャネル復号器95は第1の音声
復号器30と接続され、第2のチャネル復号器95においてチャネル復号された
音声データは、第1の音声復号器30において情報源復号される。次に、第1の
音声復号器30もしくは第2の音声復号器110の出力側に生じるチャネル復号
および情報源復号された音声信号は、図示されていないさらに別の機能ブロック
に供給されて引き続き処理される。
【0018】 シグナリングデータを中間局15から第2の移動局5へ、有効データとは別個
に独立したコントロールチャネルを介して1回または複数回にわたり伝送するこ
とができ、また、発呼側である第1の移動局1の呼出番号をシグナリングデータ
に含めることができる。そしてこの呼出番号に基づき評価ユニット100が、第
1の音声復号器30を第2のチャネル復号器95とつなぐようにすることができ
る。
【0019】 音声データの代わりにまたはそれに加えて有効データとして少なくとも、ビデ
オデータおよび/または音声データおよび/またはテキストデータを、第1の移
動局1から第2の移動局5へ既述のようにして1つのビット流内でいっしょに伝
送することができる。第1の通信ネットワーク10および第2の通信ネットワー
ク20における伝送を、たとえば周波数多重または時分割多重により行うことが
でき、この場合、これら両方の異なる通信ネットワーク10,20のために様々
な多重化方式を適用することができる。この事例では中間局15においてたとえ
ば、時分割多重から周波数多重への変換またはその逆の変換を実現することもで
きる。他の任意の多重化方式またはチャネルアクセス方式を適用することができ
る。
【0020】 このように本発明による方法によればたとえば、GSM規格に従って情報源符
号化された有効データをUMTS規格よるデータコネクションを介して伝送する
ことができる。このようにすれば、第3世代の移動無線規格であるUMTS規格
に対する要求を満たすことができ、第2世代の移動無線規格である既存のGSM
規格に対する後方互換性が保証され、これによってGSM規格による移動局とU
MTS規格による移動局との間で有効データを交換できるようになる。本発明に
よる方法によれば、GSM規格に従い実現されている移動局とGSM規格によっ
てもUMTS規格によっても実現されているような移動局との間での有効データ
伝送が簡単になる。その際、相応の通信ネットワークからGSM規格によっても
UMTS規格によっても実現されている移動局へのデータ伝送の一部分のために
、UMTS無線インタフェースが利用される。これによればGSM規格によって
もUMTS規格によっても実現されている移動局において、GSM規格による情
報源符号化とUMTS規格による情報源符号化との間の符号変換によっても劣化
しない品質で有効データが生じる。
【0021】 第1の通信ネットワーク10および第2の通信ネットワーク20をそれぞれ、
GSMネットワークの機能とUMTSネットワークの機能を合わせもつハイブリ
ッドGSM/UMTSネットワークとして構成できる。
【0022】 また、第1の通信ネットワーク10と第2の通信ネットワーク20が同一であ
るようにすることもできる。
【0023】 さらに有効データを、第1の通信ネットワーク10から1つまたは複数の任意
の固定ネットワークならびに必要に応じてそれ相応の中間局を介して第2の通信
ネットワーク20へ伝送し、そこから第2の移動局5へ伝送するように構成して
もよい。この場合、有効データの情報源符号化に関する符号変換つまりは情報源
復号および新たな情報源符号化は、対応する中間局においては行われず、チャネ
ル復号および必要に応じて新たなチャネル符号化だけが行われる。
【0024】 第1の移動無線規格として、たとえば北米で制定されている規格 IS95 (Inter
im Standard 95)、日本で制定されている規格 PDC (Personal Digital Cellular
) 等を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の移動局から中間局を介して第2の移動局へ様々な通信ネットワークを経
て有効データを伝送する様子を示すブロック図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月17日(2000.5.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ヨーロッパ特許出願 EP 0 849 965 A1 により公知の電話機によれば、閉じら
れた空間内で特に利点が得られるようなかたちで、デュアルモードベースステー
ションを用い既存の移動無線ネットワークを介しても固定通信ネットワークを介
しても電話をすることができる。テレフォンツインステーションと呼ばれること
もあるデュアルモードベースステーションは、DECT充電ステーションもDC
S/GSM充電ステーションも音声インタフェースとともに有している。DCS
/GSM移動ステーションをデュアルモードベースステーションに差し込むこと
により、それを用いて移動無線信号を受信できるようになる。その際、移動無線
信号はDECT信号に変換される。そしてDECTアンテナを介して、DECT
ハンディ機器に対するコネクションが確立される。同じようにしてPSDN/I
SDN信号も変換され、DECTを介して送信される。 本発明の利点 これに対し、請求項1の特徴部分に記載の本発明による方法は以下の利点を有
する。すなわち、有効データが、第1の通信ネットワーク内での伝送のため第1
の移動局により第1段階で符号化され、たとえば情報源符号化され、さらに第2
段階で符号化され、たとえばチャネル符号化され、第1段階および第2段階で符
号化された有効データが、第1のビット流のかたちで前記第1の通信ネットワー
クの伝送チャネルを介して、たとえば少なくとも第3の通信ネットワークを介し
て、中間局へ伝送される。該中間局により第1のビット流の有効データが第2段
階で復号され、たとえばチャネル復号され、第2の通信ネットワーク内での伝送
のため前記中間局により有効データが第2段階で符号化され、たとえばチャネル
符号化され、前記第2の通信ネットワークの伝送チャネルを介して有効データが
第2の移動局へ伝送され、該第2の移動局へ前記中間局からシグナリングデータ
が伝送され、該シグナリングデータは、第1段階での有効データの符号化形式に
関する情報を含み、前記第2の移動局により有効データが第2段階で復号され、
たとえばチャネル復号され、前記第2の移動局により第2段階で復号された有効
データが、該第2の移動局により受信されたシグナリングデータに依存して、該
第2の移動局により第1段階で復号され、たとえば情報源復号される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 この音声データとともに第1の移動局1から中間局15へ呼出識別データも伝
送され、このデータにより第2の移動局5が、伝送すべき音声データのための宛
先加入者として識別される。なお、この呼出識別データはたとえば、第1の移動
局1における図示されていない制御部において生成され、第1のチャネル符号化
器35によりチャネル符号化され、第1のビット流において音声データとともに
中間局15へ伝送される。そしてこの呼出識別データは音声データといっしょに
第1のチャネル復号器60によってやはりチャネル復号され、同様に制御部65
へ供給される。呼出識別データを音声データとは別個に1回または複数回、独立
したコントロールチャネルを介して伝送することができ、また、この呼出識別デ
ータに宛先局としての第2の移動局5の呼出番号を含めることができる。制御部
65によりこの呼出識別データが検出され、そのデータから、第1の移動局1に
によって伝送すべき音声データのための宛先加入者として第2の移動局5が確定
される。これにより制御部65では、中間局15から第2の移動局5へ音声デー
タを伝送するために、第2の通信ネットワーク20内で伝送チャネルを確立すべ
きであることがわかる。ここで第2の通信ネットワーク20内での音声データの
伝送は第2の移動無線規格に従い行われ、この実施例ではUMTS規格に沿って
行われる。したがって、第3の送受信アンテナ80おおび第4の送受信アンテナ
85はUMTS無線インタフェースを成す。さらに制御部65では、第2の移動
局5はGSM規格に従って情報源符号化された有効信号もUMTS規格に従って
情報源符号化された有効信号も復号できることがわかる。このため制御部65は
UMTS規格に従いデータ伝送サービスを選び出し、チャネル符号化されている
がGSM規格に従い情報源符号化された音声データが、UMTS規格に従い第2
のビット流中に埋め込まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨーゼフ ラウメン ドイツ連邦共和国 ヒルデスハイム ハン ゼリング 56 Fターム(参考) 5D045 DA00 5K067 AA33 BB21 DD17 DD52 DD53 DD54 EE02 EE06 EE25 HH11 HH21 【要約の続き】 グナリングデータを伝送する。このシグナリングデータ には、第1段階での有効データの符号化形式に関する情 報が含まれる。次に、第2の移動局(5)により有効デ ータを第2段階で復号し、たとえばチャネル復号する。 そして第2の移動局(5)により第2段階で復号された 有効データを、この第2の移動局(5)が受信したシグ ナリングデータに依存して、この第2の移動局(5)に より第1段階で復号たとえば情報源復号する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の移動局(1)から第2の移動局(5)へディジタル有
    効データを伝送する方法において、 有効データを、第1の通信ネットワーク(10)内での伝送のため第1の移動
    局(1)により第1段階で符号化し、たとえば情報源符号化し、さらに第2段階
    で符号化し、たとえばチャネル符号化し、 第1段階および第2段階で符号化された有効データを、第1のビット流のかた
    ちで前記第1の通信ネットワーク(10)の伝送チャネルを介して、たとえば少
    なくとも第3の通信ネットワークを介して、中間局(15)へ伝送し、 該中間局(15)により第1のビット流の有効データを第2段階で復号し、た
    とえばチャネル復号し、 第2の通信ネットワーク(20)内での伝送のため前記中間局(15)により
    有効データを第2段階で符号化し、たとえばチャネル符号化し、 前記第2の通信ネットワーク(20)の伝送チャネルを介して有効データを第
    2の移動局(5)へ伝送し、 該第2の移動局(5)へ前記中間局(15)からシグナリングデータを伝送し
    、該シグナリングデータは、第1段階での有効データの符号化形式に関する情報
    を含み、 前記第2の移動局(5)により有効データを第2段階で復号し、たとえばチャ
    ネル復号し、 前記第2の移動局(5)により第2段階で復号された有効データを、該第2の
    移動局(5)が受信したシグナリングデータに依存して、該第2の移動局(5)
    により第1段階で復号するたとえば情報源復号することを特徴とする、 第1の移動局から第2の移動局へディジタル有効データを伝送する方法。
  2. 【請求項2】 第2段階で復号された有効データに対し前記中間局(15)
    においてシグナリングデータを付加して第2のビット流を生成し、 前記第2のビット流における有効データとシグナリングデータを、第2の通信
    ネットワーク(20)内での伝送のため前記中間局(15)により第2段階で符
    号化し、たとえばチャネル符号化し、 前記第2のビット流における有効データおよびシグナリングデータを、前記第
    2の通信ネットワーク(20)における伝送チャネルを介して前記第2の移動局
    (5)へ伝送し、 該第2の移動局(5)により、前記第2のビット流における有効データおよび
    シグナリングデータを第2段階で復号し、たとえばチャネル復号し、 前記第2の移動局(5)により第2段階で復号された有効データを、該第2の
    移動局(5)が第2段階で復号したシグナリングデータに依存して、該第2の移
    動局(5)により第1段階で復号するたとえば情報源復号する、 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記シグナリングデータを1回または複数回、別個のコント
    ロールチャネルを介して中間局(15)から第2の移動局(5)へ伝送する、請
    求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記シグナリングデータによって、第1段階における有効デ
    ータ符号化形式に関する情報を呼出識別データとして、たとえば第1の移動局(
    1)の呼出番号として伝送する、請求項1、2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 有効データとして少なくともビデオデータおよび/またはオ
    ーディオデータおよび/またはテキストデータおよび/または音声データを伝送
    する、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1の通信ネットワーク(10)における有効データを第1
    の移動無線規格に従い、たとえばGSM規格(Global System for Mobile Commu
    nications)に従い、第1段階および第2段階で符号化して伝送し、たとえば情
    報源符号化およびチャネル符号化して伝送し、 第2の通信ネットワーク(20)における有効データを第2の移動無線規格に
    従い、たとえばUMTS規格(Universal Mobile Telecommunications System)
    に従い、シグナリングデータといっしょに第2段階で符号化して伝送し、たとえ
    ばチャネル符号化して伝送し、前記シグナリングデータは、第1の移動無線規格
    による第1段階での有効データの符号化に関する情報を含み、 前記第2の移動局(5)により第2段階で復号されたとえばチャネル復号され
    た有効データを、第1の移動無線規格についてのシグナリングデータの評価に応
    じて該第2の移動局(5)により第1段階で復号し、たとえば情報源復号する、
    請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1の移動局(1)では第1の移動無線規格たとえばGSM
    規格 ITU-T G. 729 による音声符号化器(25)により有効データを情報源符号
    化し、第2の移動局(5)では第1の移動無線規格による音声復号器(30)に
    より有効データを情報源符号化する、請求項5または6記載の方法。
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