JP2002521185A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 電気信号を機械振動に変換するための振動装置であって、
両端間を中心軸線に沿って伸びている中央室を有する固定子部材、及び室内に軸方向で可動に取り付けられた円柱状の強磁性往復運動部材を具備し、
固定子部材は室の両端に隣接した少なくも磁極片部分を有しかつ室の一方の端部から室の反対側の端部に伸びている低抵抗フラックス経路を提供している強磁性フラックス伝導体も有し、前記固定部材は電気信号に接続可能なコイルを有し、前記往復運動部材は前記往復運動部材上に軸方向の中心に向かう力を提供している磁気ばねを形成するための軸方向で極性化された永久磁石を有し、往復運動部材が質量ｍを有し、磁気ばねが定数ｋを有し、更に比ｋ／ｍが振動装置の作動周波数範囲におけるラジアン周波数の自乗と実質的に等しいことを特徴とする振動装置。
【請求項２】 室を軸方向に通って伸びかつ軸受を形成している非磁性材料の筒状ライナーを更に備える請求項１による振動装置。
【請求項３】 軸受が磁極片部分より先に軸方向外向きに伸びる請求項２による振動装置。
【請求項４】 永久磁石が円形であり、かつ永久磁石の軸方向両端に取り付けられた１対の強磁性円柱体の間に挟まれる請求項１による振動装置。
【請求項５】 電気信号を機械振動に変換するための振動装置であって、
磁気中心から両端に反対方向に中心軸線に沿って伸びている中央室を有する固定子部材、及び室内に可動に取り付けられかつ磁気中心を有する強磁性往復運動部材を具備し、
固定子部材は室の両端に隣接した少なくも磁極片部分を有しかつ室の一方の端部から室の反対側の端部に伸びている低抵抗フラックス経路を提供している強磁性フラックス伝導体も有し、前記往復運動部材は磁気中心の両側に対称的に間隔を空けられた１対の軸方向に極性化された磁石を有し、前記固定部材は磁気中心に関して対称的に位置決めされた軸方向に極性化された磁石を有し、前記固定部材の磁石は電気信号に接続可能なコイルにより形成された電磁石であり、そして前記往復運動部材の磁石はばね定数ｋを有しかつ往復運動部材に中心向きの力を与える磁気ばねを提供するための永久磁石であり、磁気ばねのばね定数ｋと往復運動部材の質量とは振動装置の作動周波数範囲内のラジアン周波数の自乗と実質的に等しい比ｋ／ｍを有することを特徴とする振動装置。
【請求項６】 固定子部材磁石が、電気信号から室に沿って逆方向の軸方向磁場を作るように接続された間隔を空けられた１対の前記コイルを備え、フラックス伝導体がコイルの外部に伸びる請求項５による振動装置。
【請求項７】 中央磁極片が、コイルの間に位置決めされかつ往復運動部材上に加えられる磁気による中心向きの力を小さな変位に対して減らすために、固定子室の磁気中心においてフラックス伝導体から室に向かって内向きに伸びる請求項６による振動装置。
【請求項８】 中央磁極片の内側の境界が室から間隔を空けられる請求項７による振動装置。
【請求項９】 強磁性往復運動部材の少なくも両端が、フラックス間隙を形成するために、中心軸から強磁性フラックス伝導体の端部の付近に半径方向外向きに伸びる請求項５による振動装置。
【請求項１０】 軸受を形成している非磁性体の円筒状の管が室内において固定子部材と往復運動部材との間に挟まれる請求項５による振動装置。
【請求項１１】 軸受が室の端部を越えて軸方向で伸びる請求項１０による振動装置。
【請求項１２】 往復運動部材の磁石が円形の永久磁石であり、そして往復運動部材が、永久磁石の軸方向両側に取り付けられかつ永久磁石と実質的に同じ外径を有する１対の強磁性円柱体を更に備える請求項５による振動装置。
【請求項１３】 固定子部材磁石が、室に沿って逆向きの軸方向磁場を作るように接続された間隔を空けられた１対の前記コイルを備え、更に永久磁石が実質的に往復運動部材の磁気中心に置かれる請求項５による振動装置。
【請求項１４】 フラックス伝導体がコイルの外部に伸びる請求項１３による振動装置。
【請求項１５】 中央磁極片がコイルの間に位置決めされかつ往復運動部材上に加えられる磁気による中心向きの力を小さな変位に対して減らすために実質的に固定子部材の磁気中心においてフラックス伝導体から室に向かって内向きに伸びる請求項１２による振動装置。
【請求項１６】 中央磁極片の内側の境界が室から間隔を空けられる請求項１５による振動装置。