JP6955259B2 - 電磁式ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電磁式ダイヤフラムポンプに関する。
一般的に、電磁式ダイヤフラムポンプとして、空気の吐出口が2つ設けられ、永久磁石で形成された振動子を往復運動させることによりポンプ作用を得ることができる電磁振動型のダブルエアポンプが知られている。
このようなダブルエアポンプとして、たとえば、特許文献1(特開2012−197717号公報)および特許文献2(特開2005−273477号公報)が挙げられる。特許文献1には、円柱形状の永久磁石を用いた電磁振動型のダブルエアポンプの基本的な構造が開示されている。特許文献2には、電磁振動型のダブルエアポンプであり、2つの永久磁石からなる振動子を逆位相で往復運動させた電磁式ダイヤフラムポンプが開示されている。
特開2012−197717号公報 特開2005−273477号公報
本発明者は、上記特許文献1および特許文献2の振動装置と異なるとともに、簡易な構造の電磁式ダイヤフラムポンプを実現することを課題とした。
すなわち、本発明は、簡易な構造の電磁式ダイヤフラムポンプを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電磁式ダイヤフラムポンプは、吸入弁と吐出弁とを有し、左右に配置される一対の圧縮室と、一対の圧縮室の間に位置し、一対の圧縮室に接する一対のダイヤフラムと、一対の圧縮室および一対のダイヤフラムを外方から覆うケースと、一対のダイヤフラムにより支持され、電磁コイルにより往復運動可能な振動子とを備え、振動子は、ダイヤフラムに連結された支持棒と、支持棒に連結固定された球体磁石とを含む。
好ましくは、支持棒は、一対のダイヤフラムのうち一方に連結された第1支持棒と、一対のダイヤフラムのうち他方に連結された第2支持棒とを含み、球体磁石は、第1支持棒の先端に連結固定された第1球体磁石と、第2支持棒の先端に連結固定された第2球体磁石とを含む。
好ましくは、第1球体磁石と第2球体磁石は、互いに吸引し合う磁力特性を有する。
好ましくは、第1球体磁石と第2球体磁石は、互いに反発し合う磁力特性を有する。
好ましくは、支持棒は、球体磁石を嵌め込むための球面状凹部を有する。
好ましくは、ケースは、外筒と、外筒の内方に位置する内筒とを含み、電磁コイルは、内筒の外周に巻かれており、ダイヤフラムは、外筒と内筒の間に挿入される挿入部を有する。
好ましくは、ダイヤフラムは、軸方向の厚みが大きい中央部と、中央部と挿入部との間に、中央部よりも軸方向の厚みが小さい環状凹部とを有し、中央部は、連結具を介して支持棒に連結されている。
本発明によれば、簡易な構造の電磁式ダイヤフラムポンプを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る電磁式ダイヤフラムポンプを示す模式断面図である。 ダイヤフラムと振動子を取り出して示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁式ダイヤフラムポンプの組立方法を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電磁式ダイヤフラムポンプを示す模式断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電磁式ダイヤフラムポンプを示す模式断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一
または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図1,2を参照して、本発明の実施の形態1の電磁式ダイヤフラムポンプ1について説明する。以下の説明では、図1において矢印Aで示す方向を左右方向という。
本実施の形態の電磁式ダイヤフラムポンプ1は、たとえば、空気の吐出口が2つ設けられているダブルエアポンプである。具体的には、電磁式ダイヤフラムポンプ1は、一対の圧縮室2と、一対のダイヤフラム3と、ケース4と、振動子5とを備えている。
一対の圧縮室2は、吸入弁20と吐出弁21とを有し、左右に配置されている。圧縮室2は、後述する外筒41により形成されている。また、一対の圧縮室2の上下には、外部からの空気を吸入する吸入室70と、外部に空気を送り出す吐出室71とを含むポンプケーシング7が取り付けられている。
吸入弁20は、吸入室70と圧縮室2との空気の流れの経路内に設けられ、圧縮室2から吸入室70への空気の逆流を防止する役割を果たす。吐出弁21は、圧縮室2と吐出室71との空気の流れの経路内に設けられ、吐出室71から圧縮室2の空気の逆流を防止する役割を果たす。なお、吐出室71には、吐出口72が設けられており、吐出口72には、図示しない筒状のエアホースを連結させることができる。
一対のダイヤフラム3は、一対の圧縮室2の間に位置し、一対の圧縮室2に接する。具体的には、ダイヤフラム3は、後述する外筒41と内筒40の間に挿入される。ダイヤフラム3は、たとえば、弾性部材であり、ゴム材であることが好ましい。
図2に示すように、ダイヤフラム3は、後述する外筒41と内筒40の間に挿入される挿入部30と、軸方向の厚みが大きい中央部31と、中央部31と挿入部30との間に、中央部31よりも軸方向の厚みが小さい環状凹部32とを有している。ダイヤフラム3は、有底の筒型形状であり、後述する振動子5側に位置する端部が開放されている。
挿入部30は、中央部31および環状凹部32から後述する振動子5に向かって突出している。挿入部30の外形状および内形状(中空形状)は特に限定されず、断面視において円形、矩形などが挙げられる。本実施の形態の挿入部30は、外形状および内形状は断面視において円柱形状である。なお、本実施の形態の挿入部30の内径(中空形状の直径)は、後述する内筒40の外径よりもやや大きく、後述する外筒41の内径よりもやや小さい。
中央部31は、後述する支持棒51が連結されている。また、環状凹部32は、中央部31よりも軸方向の厚みが小さいため、ダイヤフラム3の左右の伸縮運動を容易に行うことができる。また、中央部31と挿入部30の軸方向の厚みを厚くし、環状凹部32の軸方向の厚みを小さくすることで、ダイヤフラム3の動きが安定したものになる。
ケース4は、一対の圧縮室2および一対のダイヤフラム3を外方から覆うものである。具体的には、ケース4は、外筒41と、外筒41の内方に位置する内筒40とを含む。
内筒40は、両端が開放された筒形状である。内筒40は、その両端が一対のダイヤフラム3で覆われている。これにより、内筒40の両端の開口は、ダイヤフラム3により閉塞されている。なお、内筒40の外形状および内形状(中空形状)は特に限定されず、断面視において円形、矩形などが挙げられる。本実施の形態の内筒40は、外形状および内形状が断面視において円柱形状である。なお、本実施の形態の内筒40の内径(中空形状の直径)は、後述する球体磁石50よりもやや大きい。
内筒40は、非磁性体で形成されている。非磁性体とは、強磁性体ではない物質で、常磁性体、反磁性体および反強磁性体を含む。非磁性体として、たとえば、アルミニウムなどの金属、プラスチックなどの合成樹脂などが挙げられる。
内筒40の外周には、電磁コイル6が巻かれている。このため、内筒40は、電磁コイル6のボビンの役割も担う。本実施の形態の電磁コイル6は、内筒40の外周の一部に設けられている。具体的には、電磁コイル6は、内筒40の左右方向の略中央部に取り付けられる。電磁コイル6は、たとえば、ソレノイドコイルである。なお、電磁コイル6は、内筒40の全周に設けられていてもよく、内筒40の外周の分離した領域に設けられていてもよい。
電磁コイル6には、電源プラグ(図示せず)が取り付けられていてもよい。電源プラグを商用コンセントに差し込むことで、電磁コイル6に交流電流が供給され、交番磁界を発生させることができる。なお、マルチバイブレータ回路を用いることで、直流電流で駆動させることも可能である。
外筒41は、その一端が開放された筒形状である。外筒41の一端は、内筒40に取り付けられたダイヤフラム3上に取り付けられている。これにより、外筒41の一端の開口は、ダイヤフラム3により閉塞されている。なお、内筒40と同様に、外筒41の外形状および内形状(中空形状)も特に限定されず、断面視において円形、矩形などが挙げられる。本実施の形態の外筒41は、外形状および内形状が断面視において円柱形状である。なお、本実施の形態の外筒41の内径(中空形状の直径)は、内筒40の外径よりもやや大きく、ダイヤフラム3の外径よりも大きい。これにより、ダイヤフラム3を取り付けた内筒40を外筒41内で保持することができる。なお、上述のように、外筒41は、圧縮室2を形成している。
内筒40と同様に、外筒41もまた、非磁性体で形成されている。非磁性体とは、強磁性体ではない物質で、常磁性体、反磁性体および反強磁性体を含む。非磁性体として、たとえば、アルミニウムなどの金属、プラスチックなどの合成樹脂などが挙げられる。
振動子5は、一対のダイヤフラム3により支持され、電磁コイル6により往復運動可能である。本実施の形態の振動子5は、ダイヤフラム3に連結された支持棒51と、支持棒51に連結固定された球体磁石50とを含む。
支持棒51は、たとえば、樹脂製材料、磁性材料などにより形成されている。なお、支持棒51の外形状および内形状(中空形状)は特に限定されず、断面視において円形、矩形などが挙げられる。球体磁石50を取り付ける観点からは、中実形状であることが好ましい。
本実施の形態では、支持棒51は、その一端がダイヤフラム3に連結固定され、その他端が球体磁石50に連結固定されている。具体的には、支持棒51のダイヤフラム3に連結固定される端部は、平坦面であり、ダイヤフラム3の中央部31にネジなどの連結具33で連結固定されている。ダイヤフラム3の中央部31は、軸方向の厚みを有するため、支持棒51が垂れることを防止し、支持棒51をダイヤフラム3に対して垂直に延在させることができる。
図2に示すように、支持棒51の球体磁石50に連結固定されている端部は、球体磁石50を嵌め込むために、球体磁石50の外周面に沿った球面状の球面状凹部510が形成されている。球面状凹部510により、支持棒51と球体磁石50との接触面積を増やすことができるため、球体磁石50を確実に保持することができる。
球体磁石50は、永久磁石であり、半球体のN極とS極となるように着磁されている。球体磁石50は、軸方向に着磁されている。着磁(磁化)方法は特に限定されないが、たとえば、空芯コイルの中央にマグネット材料を固定し、パルス高電流を流して、軸方向に磁化する方法が挙げられる。また、マグネットの材料は特に限定されないが、高い磁力を示す観点から、Nd−Fe−B焼結磁石を用いることが好ましい。なお、球体とは、外形が球体であることを意味し、内部が空洞であるものを含む。高い磁力を有する球体磁石50を用いることにより、電磁式ダイヤフラムポンプ1をコンパクトにすることができる。
次に、電磁式ダイヤフラムポンプ1の動作を説明する。電磁式ダイヤフラムポンプ1の電磁コイル6に交流電流が流されると、交番磁界が発生し、振動子5の球体磁石50が往復運動して、ダイヤフラム3も左右対称に振動する。これにより、圧縮室2内の空気が減圧されたり、圧縮されたりすることで、吸入室70から外部の空気が吸引され、吐出室71から圧縮室2の空気が排出される。
図3を参照して、電磁式ダイヤフラムポンプ1の組立方法について説明する。また、ダイヤフラム3および支持棒51はそれぞれ一対設けられるが、理解容易のため、図3の紙面の左方に位置するものをダイヤフラム3aおよび支持棒51aとし、右方に位置するものをダイヤフラム3bおよび支持棒51bとして説明する。
まず、内筒40を準備する。次に、内筒40の外周に電磁コイル6を巻き付ける。次に、支持棒51aおよび球体磁石50を取り付けたダイヤフラム3aと、支持棒51bを取り付けたダイヤフラム3bを準備する。ここで、ダイヤフラム3a,3bに支持棒51a,51bを取り付けるには、支持棒51a,51bをダイヤフラム3a,3bの中央部31a,31bに配置させ、連結具33a,33bでダイヤフラム3a,3bと支持棒51a,51bを連結する。さらに、内筒40の左側に取り付けられる支持棒51aの球面状凹部510aに、球体磁石50を取り付ける。なお、支持棒51aが磁性材料で形成されている場合は、接着剤などを用いずに、球体磁石50を吸着力により球面状凹部510aに取り付けることが可能である。
図3に示すように、支持棒51aおよび球体磁石50を取り付けたダイヤフラム3aを内筒40の左側に取り付け、支持棒51bを取り付けたダイヤフラム3bを内筒40の右側に取り付ける。具体的には、ダイヤフラム3aの挿入部30aを内筒40の左方端に覆い被せ、ダイヤフラム3bの挿入部30bを内筒40の右方端に覆い被せる。支持棒51bが磁性材料で形成されている場合、球体磁石50は吸着力により支持棒51bに保持されるため、球体磁石50と支持棒51bとを接着剤で接着する必要がない。さらに、球体磁石50の芯出しを容易に行うことが可能である。
次に、一対の外筒41を準備し、ダイヤフラム3a,3b上に外筒41を取り付ける。具体的には、ポンプケーシング7が取り付けられた一対の外筒41を、左右方向からダイヤフラム3a,3bの挿入部30a,30b上に覆い被せる。
このように、電磁式ダイヤフラムポンプ1は、準備された部品を嵌め込んでいくだけでよいため、位置決めなどを必要とせず、少ない部品点数で、簡単に組み立てることができる。
本実施の形態における電磁式ダイヤフラムポンプ1を用いた場合の効果について、従来技術と比較して説明する。
従来から、振動子として柱状磁石を用いることが知られている。本実施の形態で用いたような、磁性材料で形成した支持棒に柱状磁石を保持させると、柱状磁石の位置がずれる場合がある。そのため、柱状磁石と支持棒とを接着剤で接着するか、柱状磁石と支持棒とを一体成型する必要がある。さらに、柱状磁石の場合は、支持棒の吸着面に対する柱状磁石の吸着面の平行度が必要となるため、組立が容易ではない。これに対し、本実施の形態の電磁式ダイヤフラムポンプ1は、振動子5として球体磁石50を用いているため、吸着力により球体磁石50を支持棒51に保持することができ、球体磁石50と支持棒51とを接着剤で接着する必要がない。さらに、球体磁石50を用いることで、容易に芯出しを行うことができ、容易に組み立てることができる。
なお、本実施の形態の電磁式ダイヤフラムポンプ1の組立方法において、磁性材料で形成された支持棒51a,51bを用いたが、支持棒51a,51bの素材は限定されない。また、支持棒51a,51bが磁性材料以外の樹脂材料で形成される場合は、支持棒51a,51bの環状凹部510a,510bと球体磁石50とを接着剤などで保持してもよい。
<実施の形態2>
図4を参照して、本発明の実施の形態2の電磁式ダイヤフラムポンプ1Aについて説明する。図4に示すように、実施の形態2における電磁式ダイヤフラムポンプ1Aは、基本的には、図1,図2に示す実施の形態1と同様の構成を備えているが、振動子5Aにおいて異なる。以下に実施の形態1に示した電磁式ダイヤフラムポンプ1との相違点のみ詳細に説明する。
本実施の形態の振動子5Aは、2つの球体磁石を備える。具体的には、振動子5Aは、一対の第1,2支持棒54A,55Aと、一対の第1,2球体磁石52A,53Aとを備える。第1支持棒54Aは、左方に位置するダイヤフラム3aに連結され、第2支持棒55Aは、右方に位置するダイヤフラム3bに連結されている。第1球体磁石52Aは、第1支持棒54Aの先端に連結固定され、第2球体磁石53Aは、第2支持棒55Aの先端に連結固定されている。
図4に示すように、第1球体磁石52Aと第2球体磁石53Aは、軸方向に着磁されている。さらに、第1球体磁石52Aと第2球体磁石53Aは、接している。第1球体磁石52Aと第2球体磁石53Aは、互いに吸引し合う磁力特性を有している。つまり、第1球体磁石52Aと第2球体磁石53Aの対向する部分の極性は、異なっている。
本実施の形態の電磁式ダイヤフラムポンプ1Aの組み立てるには、内筒40の左方端に、第1支持棒54Aおよび第1球体磁石52Aを取り付けたダイヤフラム3aの挿入部30aを取り付ける。さらに、内筒40の右方端に、第2支持棒55Aおよび第2球体磁石53Aを取り付けたダイヤフラム3の挿入部30bを取り付ける。
このような構成により、ダイヤフラム3a,3bを内筒40に取り付ける場合に、第1球体磁石52Aと第2球体磁石53Aとが吸引し合うため、容易に芯出しを行うことができ、容易に組み立てることができる。
<実施の形態3>
図5を参照して、本発明の実施の形態3の電磁式ダイヤフラムポンプ1Bについて説明する。実施の形態3における電磁式ダイヤフラムポンプ1Bは、図5に示すように、基本的には、図4に示す実施の形態2と同様の構成を備えているが、振動子5Bの2つの球体磁石の配置において異なる。以下に実施の形態2に示した電磁式ダイヤフラムポンプ1Aとの相違点のみ詳細に説明する。
本実施の形態の振動子5Bは、一対の第1,2支持棒58B,59Bと、一対の第1,2球体磁石56B,57Bとを備える。実施の形態2の振動子5Aとの相違点は、一対の第1,2支持棒58B,59Bの軸方向の長さが短く、一対の第1,2球体磁石56B,57Bが接しておらず、離れていることである。さらに、第1球体磁石56Bと第2球体磁石57Bは、互いに反発し合う磁力特性を有する。つまり、第1球体磁石56Bと第2球体磁石57Bの対向する部分の極性は、同一である。
本実施の形態の電磁式ダイヤフラムポンプ1Bを組み立てるには、実施の形態2の電磁式ダイヤフラムポンプ1Aと同様に、第1支持棒58Bおよび第1球体磁石56Bを取り付けたダイヤフラム3aの挿入部30aを内筒40の左方端に取り付ける。さらに、第2支持棒59Bおよび第2球体磁石57Bを取り付けたダイヤフラム3の挿入部30bを内筒40の右方端に取り付ける。
従来の電磁式ダイヤフラムポンプに用いられていた柱状磁石は、平面同士が対向するため磁極からの距離が同じであり、磁力の強さが同じである。そのため、柱状磁石が上下方向にずれやすく、円柱磁石が内筒の内面に接触する度に、振動(音)が大きくなっていた。これに対して、本実施の形態の第1,2球体磁石56B,57Bは、曲面同士が対向するため、中央部に位置する磁極の距離が近く、中央部から離れた外方に位置する磁極の距離が遠い。そのため、磁力の強さは、中央部が強く、中央から離れるほど弱くなる。このような構成により、本実施の形態の第1,2球体磁石56B,57Bを用いることで、容易に芯出しを行うことができ、容易に組み立てることができる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態および実施例ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 電磁式ダイヤフラムポンプ、2 圧縮室、3,3a,3b ダイヤフラム、4 ケース、5,5A,5B 振動子、6 電磁コイル、7 ポンプケーシング、20 吸入弁、21 吐出弁、30,30a,30b 挿入部、31,31a,31b 中央部、32 環状凹部、33,33a,33b 連結具、40 内筒、41 外筒、50 球体磁石、51,51a,51b 支持棒、52A,56B 第1球体磁石、53A,57B 第2球体磁石、54A,58B 第1支持棒、55A,59B 第2支持棒、70 吸入室、71 吐出室、72 吐出口、510 球面状凹部。

Claims (7)

  1. 吸入弁と吐出弁とを有し、左右に配置される一対の圧縮室と、
    前記一対の圧縮室の間に位置し、前記一対の圧縮室に接する一対のダイヤフラムと、
    前記一対の圧縮室および前記一対のダイヤフラムを外方から覆うケースと、
    前記一対のダイヤフラムにより支持され、電磁コイルにより往復運動可能な振動子とを備え、
    前記振動子は、前記ダイヤフラムに連結された支持棒と、前記支持棒に連結固定された球体磁石とを含む、電磁式ダイヤフラムポンプ。
  2. 前記支持棒は、前記一対のダイヤフラムのうち一方に連結された第1支持棒と、前記一対のダイヤフラムのうち他方に連結された第2支持棒とを含み、
    前記球体磁石は、前記第1支持棒の先端に連結固定された第1球体磁石と、前記第2支持棒の先端に連結固定された第2球体磁石とを含む、請求項1に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  3. 前記第1球体磁石と前記第2球体磁石は、互いに吸引し合う磁力特性を有する、請求項2に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  4. 前記第1球体磁石と前記第2球体磁石は、互いに反発し合う磁力特性を有する、請求項2に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  5. 前記支持棒は、前記球体磁石を嵌め込むための球面状凹部を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  6. 前記ケースは、外筒と、前記外筒の内方に位置する内筒とを含み、
    前記電磁コイルは、前記内筒の外周に巻かれており、
    前記ダイヤフラムは、前記外筒と前記内筒の間に挿入される挿入部を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  7. 前記ダイヤフラムは、軸方向の厚みが大きい中央部と、前記中央部と前記挿入部との間に、前記中央部よりも軸方向の厚みが小さい環状凹部とを有し、
    前記中央部は、連結具を介して前記支持棒に連結されている、請求項6に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
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