JP2002520296A - 薬剤レボチロキシン製剤 - Google Patents
薬剤レボチロキシン製剤Info
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- JP2002520296A JP2002520296A JP2000558845A JP2000558845A JP2002520296A JP 2002520296 A JP2002520296 A JP 2002520296A JP 2000558845 A JP2000558845 A JP 2000558845A JP 2000558845 A JP2000558845 A JP 2000558845A JP 2002520296 A JP2002520296 A JP 2002520296A
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- levothyroxine sodium
- potassium iodide
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- levothyroxine
- sodium
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/185—Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
- A61K31/19—Carboxylic acids, e.g. valproic acid
- A61K31/195—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
- A61K31/197—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group the amino and the carboxyl groups being attached to the same acyclic carbon chain, e.g. gamma-aminobutyric acid [GABA], beta-alanine, epsilon-aminocaproic acid, pantothenic acid
- A61K31/198—Alpha-aminoacids, e.g. alanine, edetic acids [EDTA]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K33/00—Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
- A61K33/18—Iodine; Compounds thereof
Abstract
(57)【要約】
本発明は、レボチロキシンナトリゥム、沃化カリゥム、微晶質セルロース及び結合剤を含み、酸化防止剤又は他の補助剤を含まない薬剤製剤ならびにその製造方法に関する。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、レボチロキシンナトリゥム、沃化カリゥム、微晶質セルロース及び
結合剤を含み、酸化防止剤又は他の補助剤を含まない、新規で安定な薬剤製剤に
関する。
結合剤を含み、酸化防止剤又は他の補助剤を含まない、新規で安定な薬剤製剤に
関する。
【0002】 補助剤は、例えば水酸化カリゥムなどの沃素生成を妨げる物質である。
【0003】 (背景技術) 酸化防止剤としてチオ硫酸塩で安定化したチロキシン製剤は、ドイツ特許DE
195 41 128に記載されている。
195 41 128に記載されている。
【0004】 別の公知のチロキシン含有市販製剤Thyreocomb N(登録商標){
赤リスト(Red List)1998,74015}は水酸化カリゥム補助剤を含み、
この水酸化カリゥムは沃化物及び沃素酸塩の沃素への平衡反応(comproportiona
tion reaction)を出発物質側に進める。このようにして沃素の生成が抑制され
る。
赤リスト(Red List)1998,74015}は水酸化カリゥム補助剤を含み、
この水酸化カリゥムは沃化物及び沃素酸塩の沃素への平衡反応(comproportiona
tion reaction)を出発物質側に進める。このようにして沃素の生成が抑制され
る。
【0005】 レボチロキシンナトリゥム及びこの活性化合物レボチロキシンナトリゥムの安
定化用の沃化カリゥムを含む製剤が米国特許US5,635,209に開示され
ている。低服用用には、レボチロキシンナトリゥムの安定化に要する沃化カリゥ
ムの量は、4:1の比(例えば25μgのレボチロキシンナトリゥムに対し10
0μgの沃化カリゥム)で掲げられている。高服用用には、この割合は1.5:
1(例えば300μgのレボチロキシンナトリゥムに対して300−450μg
の沃化カリゥム)として説明されている。100μgのレボチロキシンナトリゥ
ムの安定化には300μgの沃化カリゥムを必要とした。
定化用の沃化カリゥムを含む製剤が米国特許US5,635,209に開示され
ている。低服用用には、レボチロキシンナトリゥムの安定化に要する沃化カリゥ
ムの量は、4:1の比(例えば25μgのレボチロキシンナトリゥムに対し10
0μgの沃化カリゥム)で掲げられている。高服用用には、この割合は1.5:
1(例えば300μgのレボチロキシンナトリゥムに対して300−450μg
の沃化カリゥム)として説明されている。100μgのレボチロキシンナトリゥ
ムの安定化には300μgの沃化カリゥムを必要とした。
【0006】 活性化合物のレボチロキシンナトリゥム(=レボチロキシン−Na=LT4)
は、光、熱及び酸素に対して敏感である。この既知の安定性の問題があるため、
薬剤製剤は20%に至るまで過剰服用(投与)される。
は、光、熱及び酸素に対して敏感である。この既知の安定性の問題があるため、
薬剤製剤は20%に至るまで過剰服用(投与)される。
【0007】 薬剤製剤中に活性化合物のレボチロキシン−Naの他にさらに沃化物が含まれ
ていると、沃化カリゥム中の沃化物アニオンが沃素に酸化されるか、又は沃素酸
カリゥムと平衡状態で(comproportionate)沃素を生成できるので、この薬剤製
剤は貯蔵に際して脱色してしまう。また、レボチロキシン−Na錠剤に対する試
験管内放出性への要求が大きくなってきている。薬物公開討論会(Pharmacopeia
l Forum)の草稿論文(Pharm. Preview, 1995, 21, 1459-1461)では、正規のテ
スト1(リン酸塩緩衝液,pH 7.4,80分で>55%)の他にテスト2(水,
45分で>70%)を承認することを意図している。
ていると、沃化カリゥム中の沃化物アニオンが沃素に酸化されるか、又は沃素酸
カリゥムと平衡状態で(comproportionate)沃素を生成できるので、この薬剤製
剤は貯蔵に際して脱色してしまう。また、レボチロキシン−Na錠剤に対する試
験管内放出性への要求が大きくなってきている。薬物公開討論会(Pharmacopeia
l Forum)の草稿論文(Pharm. Preview, 1995, 21, 1459-1461)では、正規のテ
スト1(リン酸塩緩衝液,pH 7.4,80分で>55%)の他にテスト2(水,
45分で>70%)を承認することを意図している。
【0008】 本発明は、同じ目的に使用できる既知の薬品よりも良好な性質を有する薬剤製
剤の形の新規な薬品を利用できるようにする目的に基づいたものである。
剤の形の新規な薬品を利用できるようにする目的に基づいたものである。
【0009】 (発明の開示) この目的は新規な製剤の発見によって達成された。
【0010】 本発明による新規な製剤は、実質的に何らの変色もみせず、かつ、安定性も向
上している。このものは、第2の活性化合物として沃化物の含量が高いため、甲
状腺機能沃素欠乏甲状腺腫及び/又は沃素欠乏甲状腺腫の切除後の再発予防にチ
ロイドホルモン組合せ製剤として使用できる。
上している。このものは、第2の活性化合物として沃化物の含量が高いため、甲
状腺機能沃素欠乏甲状腺腫及び/又は沃素欠乏甲状腺腫の切除後の再発予防にチ
ロイドホルモン組合せ製剤として使用できる。
【0011】 この活性化合物の沃化物は、安定化用カチオン、例えばカリゥム(+)の存在
下でのみアニオンとして含むことができ、したがって薬剤製剤中に塩として含む
ことができる。沃化カリゥムの130μgは沃化物中の沃素として100μgに
相当する。
下でのみアニオンとして含むことができ、したがって薬剤製剤中に塩として含む
ことができる。沃化カリゥムの130μgは沃化物中の沃素として100μgに
相当する。
【0012】 遊離沃素の生成が防止されるので、本発明製剤の変色が避けられる。
【0013】 この新規な製剤はまた、試験管内での活性化合物の放出が非常に良い。
【0014】 本発明は、5−400μg、好ましくは10−300μg、さらに好ましくは
50−200μgのレボチロキシンナトリゥム及び5−400μg、好ましくは
10−300μg、さらに好ましくは25−200μgの沃化カリゥムを含むこ
とを特徴とする、前記記載の薬剤製剤に関する。
50−200μgのレボチロキシンナトリゥム及び5−400μg、好ましくは
10−300μg、さらに好ましくは25−200μgの沃化カリゥムを含むこ
とを特徴とする、前記記載の薬剤製剤に関する。
【0015】 本発明はまた、粒子径が5−25μm(95%まで)、特に好ましくは5−1
5μm(95%まで)の微細状レボチロキシンナトリゥムを含むことを特徴とす
る、前記記載の薬剤製剤に関する。
5μm(95%まで)の微細状レボチロキシンナトリゥムを含むことを特徴とす
る、前記記載の薬剤製剤に関する。
【0016】 本発明はさらに、結合剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又
はゼラチンを含むことを特徴とする、前記薬剤製剤に関する。
はゼラチンを含むことを特徴とする、前記薬剤製剤に関する。
【0017】 薬剤製剤は、錠剤状の固体製剤であることを特徴とするのが特に好ましいと云
える。
える。
【0018】 特に望ましい実施態様では、50,75又は100μgのレボチロキシンナト
リゥムとそれぞれ沃素として100μgの沃化物を含む(100μgの沃素は1
30μgの沃化カリゥム量に相当する)。さらに特に望ましい実施態様では10
0μgのレボチロキシンナトリゥムと100μgの沃化物中沃素を含む。
リゥムとそれぞれ沃素として100μgの沃化物を含む(100μgの沃素は1
30μgの沃化カリゥム量に相当する)。さらに特に望ましい実施態様では10
0μgのレボチロキシンナトリゥムと100μgの沃化物中沃素を含む。
【0019】 既知のレボチロキシンナトリゥムの不安定性のため、この活性化合物は調合物
中に5%までの過剰投与(服用)量で含まれる。
中に5%までの過剰投与(服用)量で含まれる。
【0020】 本発明の製剤は、結合剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又
はゼラチンを使用すると意外に安定性がよい。同時に、酸化防止剤又はその他必
要とされている助剤を加えなくても沃素の生成が驚くほど抑制される。
はゼラチンを使用すると意外に安定性がよい。同時に、酸化防止剤又はその他必
要とされている助剤を加えなくても沃素の生成が驚くほど抑制される。
【0021】 安定性調査のデータを005204(13/97)及び004609(3/9
6)の各バッチを例示する表IとIIに示す。この結果に基き、レボチロキシンナ
トリゥム(100μg)と沃化物(沃素として100μg)を含む本発明の錠剤
は、30℃以下の温度で貯蔵するときは少くとも2年間安定であることがわかる
。同様に、この薬剤製剤の褐色の着色はこの期間で全くみられない。すなわち、
沃素の生成が観測されない。
6)の各バッチを例示する表IとIIに示す。この結果に基き、レボチロキシンナ
トリゥム(100μg)と沃化物(沃素として100μg)を含む本発明の錠剤
は、30℃以下の温度で貯蔵するときは少くとも2年間安定であることがわかる
。同様に、この薬剤製剤の褐色の着色はこの期間で全くみられない。すなわち、
沃素の生成が観測されない。
【0022】 さらに、このレボチロキシンナトリゥム活性化合物の放出は、これを微細状で
使用すると有利になる。レボチロキシンナトリゥムは、慣例上水やエタノールに
も非常に溶解し難い。しかしながら、粒径が5−25μm(95%まで)、特に
好ましくは5−15μmであると、両テスト系に相当する活性化合物の放出が起
る(表I及びII)。
使用すると有利になる。レボチロキシンナトリゥムは、慣例上水やエタノールに
も非常に溶解し難い。しかしながら、粒径が5−25μm(95%まで)、特に
好ましくは5−15μmであると、両テスト系に相当する活性化合物の放出が起
る(表I及びII)。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】 分析データは慣用、既知の方法によって測定される。
【0026】 本発明はまた、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又はゼラチンの水
溶液中に懸濁状で存在するレボチロキシンナトリゥムと沃化カリゥムを流動床造
粒中の微晶質セルロースの上に噴霧し、次いで分解剤(崩壊剤)と潤滑剤を混合
し、この混合物を圧縮して錠剤とすることを特徴とする、レボチロキシンナトリ
ゥム及び沃化カリゥムを含む薬剤製剤の製造方法に関する。
溶液中に懸濁状で存在するレボチロキシンナトリゥムと沃化カリゥムを流動床造
粒中の微晶質セルロースの上に噴霧し、次いで分解剤(崩壊剤)と潤滑剤を混合
し、この混合物を圧縮して錠剤とすることを特徴とする、レボチロキシンナトリ
ゥム及び沃化カリゥムを含む薬剤製剤の製造方法に関する。
【0027】 ヒドロキシプロピルメチルセルロースと沃化カリゥムを水に溶解し、レボチロ
キシンナトリゥムを5−40℃、好ましくは10−35℃、さらに好ましくは1
5−30℃の温度で水に懸濁させる。造粒中の温度は、入口で60−80℃、好
ましくは65−75℃であり、出口で10−50℃、好ましくは20−40℃で
ある。本発明方法の噴霧圧力は3−5バールである。
キシンナトリゥムを5−40℃、好ましくは10−35℃、さらに好ましくは1
5−30℃の温度で水に懸濁させる。造粒中の温度は、入口で60−80℃、好
ましくは65−75℃であり、出口で10−50℃、好ましくは20−40℃で
ある。本発明方法の噴霧圧力は3−5バールである。
【0028】 本発明はさらに、使用する分解剤がクロスカルメロースナトリゥムであり、使
用する潤滑剤がステアリン酸マグネシゥムであることを特徴とする、前記方法に
関する。
用する潤滑剤がステアリン酸マグネシゥムであることを特徴とする、前記方法に
関する。
【0029】 さらに例えば結合剤、着色剤、潤滑剤、甘味剤及び/又は芳香物質などの賦形
剤又は添加剤を加えることができる。
剤又は添加剤を加えることができる。
【0030】 好ましい滑剤または潤滑剤は、例えばタルク、澱粉、ステアリン酸マグネシゥ
ム及びステアリン酸カルシゥム、硼酸、パラフィン、カカオ脂、マクロゴル(ma
crogol)、ロイシン又は安息香酸ナトリゥムであり、ステアリン酸マグネシゥム
がなかんずく大変好ましい。
ム及びステアリン酸カルシゥム、硼酸、パラフィン、カカオ脂、マクロゴル(ma
crogol)、ロイシン又は安息香酸ナトリゥムであり、ステアリン酸マグネシゥム
がなかんずく大変好ましい。
【0031】 本発明の製剤は有機溶媒を使用せずに製造できる。
【0032】 (実施例) 以下の実施例は、本発明による薬剤製剤の製造とその組成物を説明するもので
ある。
ある。
【0033】 実施例1 例えば50,000箇の錠剤を製造するには以下の量を必要とする:
【0034】
【表3】
【0035】 * 5%過剰服用量のレボチロキシンナトリゥムを追加して含めた。
【0036】 ** 水は乾燥により再び除去される。 製造: 1.室温で攪拌しながら全体の水の約90%中にヒドロキシプロピルメチルセル
ロースと沃化カリゥムを溶解させる。
ロースと沃化カリゥムを溶解させる。
【0037】 室温で残りの約10%の水の中にレボチロキシンナトリゥムを懸濁させる。
【0038】 次いでこの懸濁液をミキサーを用いてヒドロキシプロピルメチルセルロース/
沃化カリゥム溶液と混合する。 2.微晶質セルロースを流動床造粒器中に導入する。造粒液をこの粉末の上に噴
霧する。造粒中、温度を入口で約70℃(±5℃)、出口で20−40℃に保持
する。噴霧圧力は3−5バールとする。
沃化カリゥム溶液と混合する。 2.微晶質セルロースを流動床造粒器中に導入する。造粒液をこの粉末の上に噴
霧する。造粒中、温度を入口で約70℃(±5℃)、出口で20−40℃に保持
する。噴霧圧力は3−5バールとする。
【0039】 噴霧後、得られた顆粒を出口温度が約40℃になるまで乾燥させる。
【0040】 次いでこの乾燥顆粒を公知方法により篩分(1mm)する(これを混合物aと
する)。
する)。
【0041】 クロスカルメロースナトリゥムとステアリン酸マグネシゥムも同様に篩分する
。この両成分をドラムミキサー中で混合物aと一緒に10分間混合する。
。この両成分をドラムミキサー中で混合物aと一緒に10分間混合する。
【0042】 この圧縮準備のできた混合物を圧縮して錠剤とする。
【0043】 実施例2 105μgのレボチロキシンナトリゥムと130μgの沃化カリゥム(したが
って沃素として100μg)を含む90mg(±3mg)の組成物: レボチロキシンナトリゥム 0.105 mg 沃化カリゥム 0.1308〃 水 * 65.00 〃 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.50 〃 セルロース(微晶質) 82.514 〃 クロスカルメロースナトリゥム 3.50 〃 ステアリン酸マグネシゥム 0.25 〃 90.00 〃 レボチロキシンナトリゥムは5%過剰投与とする。 * 水は乾燥により除去する。
って沃素として100μg)を含む90mg(±3mg)の組成物: レボチロキシンナトリゥム 0.105 mg 沃化カリゥム 0.1308〃 水 * 65.00 〃 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.50 〃 セルロース(微晶質) 82.514 〃 クロスカルメロースナトリゥム 3.50 〃 ステアリン酸マグネシゥム 0.25 〃 90.00 〃 レボチロキシンナトリゥムは5%過剰投与とする。 * 水は乾燥により除去する。
【0044】 比較例 例えば60,000箇の錠剤を製造するため次の量が必要である:
【0045】
【表4】
【0046】 * 5%過剰投与量のレボチロキシンナトリゥムを含めた。
【0047】 ** 水は乾燥により再度除去する。 製造: 1.レボチロキシンナトリゥム(1.05%)と全体のセルロースの約10%分
とを篩分してタービュラミキサー(Turbula mixer)中で20分間混合する。 2.沃化カリゥム(全体の18%)を全体の水の60%中に溶解させる。54%
のセルロースをこの溶液で湿らせ、この処理したセルロースを混練後篩分(1m
m)する。室温で真空乾燥後、得られた顆粒(0.1%KI)を0.75mm篩
を通して篩分する。 3.沃化カリゥムの残量(82%)を第2の工程と同様にして第3の工程中でセ
ルロースに適用する。0.7%KIを含む篩分顆粒が得られる。 4.ナトリゥムカルボキシメチルセルロース(クロスカルメロースナトリゥム)
とステアリン酸マグネシゥムを同様に篩分(0.5mm)する。 5.工程1−4で得られた顆粒又は固体混合物を一緒にして既知方法にしたがっ
て20分間混合する。錠剤化はロータリプレス(13kNの圧縮力)中で行う。
とを篩分してタービュラミキサー(Turbula mixer)中で20分間混合する。 2.沃化カリゥム(全体の18%)を全体の水の60%中に溶解させる。54%
のセルロースをこの溶液で湿らせ、この処理したセルロースを混練後篩分(1m
m)する。室温で真空乾燥後、得られた顆粒(0.1%KI)を0.75mm篩
を通して篩分する。 3.沃化カリゥムの残量(82%)を第2の工程と同様にして第3の工程中でセ
ルロースに適用する。0.7%KIを含む篩分顆粒が得られる。 4.ナトリゥムカルボキシメチルセルロース(クロスカルメロースナトリゥム)
とステアリン酸マグネシゥムを同様に篩分(0.5mm)する。 5.工程1−4で得られた顆粒又は固体混合物を一緒にして既知方法にしたがっ
て20分間混合する。錠剤化はロータリプレス(13kNの圧縮力)中で行う。
【0048】 得られた錠剤は黄色ないし褐色に着色している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/42 A61K 47/42 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 シュレッダー、 スベン、 アレクサーン ダ ドイツ連邦共和国 デー−69115 ハイデ ルベルク アルテ エッペルハイマー シ ュトラーセ 30 (72)発明者 ニーシュヴィッツ、 マリオン ドイツ連邦共和国 デー−64291 ダルム シュタット グレーザーヴェーク 17 Fターム(参考) 4C076 AA36 BB01 CC30 DD21Q EE31A EE33A EE42A FF02 FF05 4C206 AA01 AA04 FA44 MA03 MA05 MA28 MA55 NA03 ZC06
Claims (7)
- 【請求項1】 レボチロキシンナトリゥム、沃化カリゥム、微晶質セルロー
ス及び結合剤を含み、酸化防止剤又は他の補助剤を含まない薬剤製剤。 - 【請求項2】 レボチロキシンナトリゥムを5−400μg及び沃化カリゥ
ムを5−400μg含むことを特徴とする、請求項1記載の製剤。 - 【請求項3】 粒径が5−25μmの微細状レボチロキシンナトリゥムを含
むことを特徴とする、請求項1記載の製剤。 - 【請求項4】 結合剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又
はゼラチンを含むことを特徴とする、請求項1記載の製剤。 - 【請求項5】 錠剤状の固体製剤であることを特徴とする、請求項1ないし
4のいずれか1項に記載の製剤。 - 【請求項6】 ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又はゼラチンの
水溶液中に懸濁状で存在するレボチロキシンナトリゥムと沃化カリゥムを流動床
造粒中の微晶質セルロース上に噴霧し、次いで分解剤と潤滑剤を混合後該混合物
を圧縮して錠剤にすることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記
載の薬剤製剤の製造方法。 - 【請求項7】 用いられる前記分解剤がクロスカルメロースナトリゥムであ
り、用いられる前記潤滑剤がステアリン酸マグネシゥムであることを特徴とする
、請求項6記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19830246A DE19830246A1 (de) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | Pharmazeutische Zubereitung |
DE19830246.0 | 1998-07-07 | ||
PCT/EP1999/004485 WO2000002586A1 (de) | 1998-07-07 | 1999-06-29 | Pharmazeutische levothyroxinzubereitung |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002520296A true JP2002520296A (ja) | 2002-07-09 |
Family
ID=7873182
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000558845A Pending JP2002520296A (ja) | 1998-07-07 | 1999-06-29 | 薬剤レボチロキシン製剤 |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1094841B1 (ja) |
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KR (1) | KR20010071765A (ja) |
CN (1) | CN1307486A (ja) |
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AT (1) | ATE273697T1 (ja) |
AU (1) | AU751575B2 (ja) |
BR (1) | BR9911884A (ja) |
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