JP2002520242A - ヒートソーク試験したグレージングを識別する方法 - Google Patents
ヒートソーク試験したグレージングを識別する方法Info
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Abstract
Description
ング(glazing(vitrage))」という用語は、単一又は多重のガ
ラスペイン(glass pane(verre))を包含するものであり、こ
れらはむき出しであるか、又は薄いフィルム、例えば熱分解フィルムの如きもの
で、あるいは厚いフィルム、例えばエナメルの如きもので、被覆される。
Heat Soak Test)」タイプの処理を受けたグレージングを参照し
てより詳しく説明される。この種の処理は、破壊式でもって、ガラス基材、例え
ば強化した、半強化した、又は硬化したガラス板といったものにおける、ニッケ
ル硫化物の検出を可能にする。
るが、それらの源は全く不明である。多くの源が既に考えられており、それは硫
酸ナトリウムの還元に由来すること、また例えばバーナーのノズルからの、ニッ
ケル酸化物との反応に由来することがあろう。実際のところ、現時点では、具体
的な源を決定することはできていないが、これらのニッケル硫化物は混入物の形
でもってガラス中に存在しているということになる。これらの混入物はガラス基
材の主要な所望特性を損なわないとは言え、それにもかかわらずそれらは、特に
強化ガラス板の場合に、主要な問題となる。これは、これらのニッケル硫化物の
存在は強化ガラスの製造のずっと後にそれらのいわゆる「自然」破壊を招くから
である。特定の分類された事例では、そのような強化ガラスの製造後10年以上
での破壊が示されている。この欠点の結末は、ガラス板はもちろん既に販売され
て使用されていることから、ゆゆしきことである。更に、この種のガラスは殊に
建物の表面の外装用に使用されるので、取り付けた後のグレージングの破壊は、
例えば建物の表面から、あるいは歩行者用通路を覆うグレージングを施した屋根
から、グレージングが落下するため、ゆゆしき事故に至りかねない。
。これらは、殊に化学量論的なニッケル硫化物NiS、Ni7 S8 と、ニッケル
が化学量論量を下回るニッケル硫化物NiS(1+x) (ここでのxは0から0.0
8までいろいろである)である。これらの種々の化合物はグレージング中に、結
晶性混入物の形でもって存在することがあり、損傷を及ぼすその直径はとりわけ
40μmと1mmの間である。
されている。ガラス中にニッケル硫化物が存在することにつきまとう破壊は、α
相(六方晶系の相)からβ相(菱面体晶系の相)への変態を伴う体積膨張によっ
て引き起こされる。このα相はニッケル硫化物の「高温」相であり、これは室温
では準安定である。β相は「低温」相であり、これは室温で安定である。従って
、使用する用意のできているあるいは既に使用されているガラス板中にニッケル
硫化物がα相でもって存在していると、時間をかけてβ相への変態が起きること
が理解される。
ス板の場合にとりわけ、それらが受ける熱処理によって説明することができ、こ
れは、熱強化の場合、ニッケル硫化物が存在するとガラス板の温度の上昇がα相
の出現を招くことがあるからである。その後に続く急速な冷却は、その速度のた
めに、β相へ完全に戻るのを許さない。それゆえに、こうして処理されたガラス
板は、時間をかけてβ相に変態するα相のニッケル硫化物を含むことがあり、こ
の変態にはガラス板の破壊の原因となる体積膨張が伴う。
ングの破壊が事故の危険となるものについては、時間をかけてガラス板が破壊す
る原因となりやすいニッケル硫化物が混入しているガラス板を検出することが必
要である。
されている一つの方法は、高温α相の低温β相への変態を室温での変態の速度に
関して加速するものである。従ってそのような方法は、先に示したようにニッケ
ル硫化物の混入物を含むいずれのグレージングも破壊することになる、規定され
た熱処理からなる。
物の検出処理を受けた強化ガラス板を識別できることが重要である。この理由は
、建設産業はこの検出処理を受けていない強化ガラス板の使用を許容していると
は言え、ニッケル硫化物の混入物のないガラス板を要求する用途があるからであ
り、これらの用途は例えば、所定の高さより上方では時間をかけて自然破壊を受
けることがあるガラス板を用いることを危険にする、建物表面の外装である。
あるかもしれないグレージングとを混同するいかなる危険も回避するためには、
検出処理を受けたグレージングの識別が必要であると思われる。実際、例えばグ
レージングを搬出する際又は保管する際に、起きることがあるいかなる混同も防
止するのが好ましい。
るグレージングにラベルを貼ることである。しかし、そのような解決策には欠点
があり、第一には、ラベルの付着のタイプがどんなものであれ、これは劣化し、
あるいは消失さえしかねない。第二に、いかなる間違いも防止するため、より詳
しく言うと処理していないグレージングにラベルを貼るのを防止するために、用
心と絶対確実な組織が必要である。そのような組織を作ることが可能であるとは
言え、実行することは困難なことがある。
試験」タイプの技術を使って処理されたものを、通常の取り扱いと保管の条件下
では消えない手段により識別する方法を提供することである。
る物質を表面及び/又は縁部に固着することにある、熱処理を受けたグレージン
グを識別する方法によって達成される。薄い又は厚いフィルムを含むグレージン
グの場合には、この物質はガラスの上又はフィルムの上のいずれかに固着するこ
とができる。
この選択は、特に、変化が非常に素早く視覚的に認識されるのを可能にする。こ
うして、グレージングの製造中又は保管中に、処理されたグレ−ジングを混同す
るいかなる危険も回避することが容易になる。
してもよい。
ける「ヒートソーク試験」前に、ことにより着色された物質がグレージングに固
着され、そしてその光学的特性がその処理の間に変化する。こうして本発明によ
るこの方法は、通常の取り扱いと保管の条件下において、熱処理を受けたグレー
ジングに消えないように印を付けるのを可能にする。更に、ガラス製造者にとっ
ては、この方法はこの識別を取り入れるのを簡単にし、この識別は処理に関連す
る性質によるものであり、実際のところ処理されていないグレージングに印を付
ける危険はない。
の及び/又は使用者による保管又は取り扱いの際にグレージングが受けることが
ある温度より高い。
すなわち物質の処理後に得られる変更された光学的特性は、その処理の間に到達
した最高温度により明示される。従って、このような実施方法によれば、ガラス
製造者が処理中に実際に温度に到達したことを点検し及び/又は証明するするこ
とが更に可能である。グレージングのいくつかのペインを加熱した室内で処理す
る場合には特に、この実施法は、処理の間ペインが配置される室内のあらゆる箇
所で、あるいは室内の少なくとも任意の場所で、その温度に達したことを知り及
び/又は点検するのを可能にすることができる。
れてから現れる。従って、この変形によれば、光学的特性の変化はグレージング
が上述の温度で所定の時間処理されたときに得られる。それゆえ、温度の保持を
含む熱処理の場合には、光学的特性の変化が一方では処理温度に依存し他方では
グレージングがこの温度にある時間に依存する物質をグレージングにくっつける
ことが可能である。
温度の一定性をも管理することができるという利点がある。こうして、更に、ガ
ラス製造者が熱処理が現実に行われたことを顧客に保証することが可能である。
た温度における滞留時間に依存するようにする。
明することが更に可能である。その理由は、光学的特性の変化は一方では温度に
よって定まるが、この温度での滞留時間によっても定まるからである。短すぎる
時間では光学的特性の定められた変化に至らないばかりでなく、更に、長すぎる
時間でも光学的特性の別の変化に至ってしまう。
関連するけれどもこの温度での滞留時間及びもっと高い温度に進む工程とは無関
係の光学的特性の変化を受ける場合には、本発明は有利には、そのもっと高い温
度で物質を除去するようにする。この実施の別法は、処理中に高すぎる温度に達
する場合、これには抑制効果あるいは所望されるのとは逆の効果さえあるので、
熱処理したグレージングに印を付けるのを回避するのを可能にする。
30℃より高い温度では、α相のβ相への変態は二つの変態の逆反応の速度論の
ために適切には起こらないことが知られている。従って、高すぎる温度で処理さ
れたグレージングであってこのグレージングについてひょっとしたら自然破壊を
生じさせることがあるニッケル硫化物の検出を確実には行うことができなかった
ものに印を付けるのは避けることが有益である。
物質は熱強化処理後にグレージング上に付着させる。従って、「ヒートソーク試
験」処理とは無関係である光学的特性の変化をもたらすこと、あるいは熱強化を
行うためにガラスの温度を上昇させる間に物質を破壊することが、可能である。
、例えば、エポキシ、ポリウレタン、アクリル系のインク、又はその他のタイプ
のインクでよい。
着させ、ペインは既に熱的に強化されている。こうして付着させたインクは、次
に、熱処理中に光学的特性を変化させる温度よりも低い温度で硬化させる。好ま
しくは、それは、とりわけ「ヒートソーク試験」タイプの処理の場合には、22
0℃を超えない。「ヒートソーク試験」タイプの処理の間は、ペインは、270
℃と330℃の間でよい温度まで昇温される。これらの温度で、またことによっ
てはある温度で所定の時間の間に、インクは劣化し、この劣化は、所定の温度に
達し及び/又は所定の温度で時間がかけられたことを確認する色の変化によって
特に、視覚的に明示される。
できること、あるいは実際その処理が行われたのを証明できることを可能にする
。
かとなろう。
試験」タイプの方法を使って熱処理されたグレージングに印を付けることに関係
している。
度はおよそ650℃に上昇する。この温度上昇の間に、ニッケル硫化物の混入物
が存在しているとそれらは低温β相から高温α相へと変態する。この後の急速な
冷却は、低温では不安定なα相が凍結される結果に至る。その後、α相からβ相
への変態反応は継続するが、グレージングを使用する周囲温度においては非常に
ゆっくりとである。この変態は、非常に長い時間をかけて、ことによってはおよ
そ数年の時間をかけて、起きることがある。更に、上記のα相からβ相への変態
には混入物の膨張がつきまとい、そしてこれは、グレージングを例えば建物の表
面用として使用する場合に危険になることがあるグレージングの破壊をもたらす
ことがある。
物の混入物がない強化グレージングを引き渡すことは特に重要なことである。
ラスも検出して破壊により除却するものである。「ヒートソーク試験」タイプの
処理は、温度を上昇させることによって、α相からβ相への変態が促進されるの
を可能にする。
ることからなる「ヒートソーク試験」処理を受ける。
れを行うために、「ヒートソーク試験」処理の前に、スクリーン印刷手法を使っ
てグレージングの表面の縁に粗ってエポキシインクを付着させる。付着させたイ
ンクは、Dubuit社により8500シリーズの10番の呼称のもとに市販さ
れている。このインクは、10%の重量含有量の、同じ会社からの8599と称
する硬化剤と予備混合される。次に、インクを80℃で30分間硬化させる。イ
ンクを付着させたら、次いでグレージングは「ヒートソーク試験」処理を受ける
。
付着したインクの色の変化は、一方ではガラス製造者が、他方ではとりわけ、例
えば建設産業の、使用者が、「ヒートソーク試験」処理を受けていて時間をかけ
ての破壊の危険がないグレージングを認知するのを可能にする。
った。 これらの測定は、ミノルタ社によりCM 2002の呼称で市販される分光測
色計を使って、D65光源下に10°の視角で行った。
定を行った。 試験片に付着させたインクの厚みは12ミクロンであった。 下記の表は、最高で300℃までの熱処理を、300℃での滞留時間(分で表
される)をいろいろにして受けた試験片について行ったいろいろな測定を示して
いる。
って、従って到達した様々な温度でのそしてまた様々な温度保持時間での熱処理
を受けた試験片についての、L* ,a* ,b* 座標の測定値を示している。
度、の変化も測定した。 下記の表は、300℃での熱処理を、300℃での滞留時間(分で表される)
をいろいろにして受けた試験片について行った光学濃度の測定を示している。
て、従って到達した様々な温度とそしてまた様々な温度保持時間での熱処理を受
けた試験片についての、光学濃度の測定値を示している。
おり、これらは次のものを表している。 図1は到達した温度での滞留時間の関数としてのL* 座標の値であり、 図2は到達した温度での滞留時間の関数としてのa* 座標の値であり、 図3は到達した温度での滞留時間の関数としてのb* 座標の値であり、 図4は到達した温度での滞留時間の関数としての光学濃度の値である。
示しており、点2は2時間250℃での処理に対応し、点3は2時間350℃で
の処理に対応し、点4は3分間620℃での処理に対応している。 従って、このL* 座標を測定することが少なくとも300℃の温度で少なくと
も2時間処理が行われたかどうかを知るのを可能にすることが、明らかに分かる
。他方、もっと高い温度での、あるいはもっと長い温度保持時間での処理は、識
別することができないことが分かる。
示しており、点6は2時間250℃での処理に対応し、点7は2時間350℃で
の処理に対応し、点8は3分間620℃での処理に対応している。 この図の解釈から、a* 座標についてL* 座標についてと同じ弱点が示される
。更に、300℃までの処理温度を認識することが可能であるとは言うものの、
この温度での温度保持の期間を確認することはより困難に見える。
示しており、点10は2時間250℃での処理に対応し、点11は2時間350
℃での処理に対応し、点12は3分間620℃での処理に対応している。 図3からは、b* 座標を測定することが熱処理を300℃の温度で少なくとも
2時間行ったことを確認するのを可能にすることが分かる。これは、より高い温
度での処理が見分けられることが明らかだからである。
00℃の処理を識別することが可能でないとは言え、これは欠点ではない。この
理由は、温度保持の時間に関してこの処理を行うための温度を強いられるとは言
っても、最小限の時間のみが必要とされるからである。
グレージングに付着させたインクにより受けた熱処理を認識するのを可能にする
ことができ、従って「ヒートソーク試験」処理が行われたことを保証するのを可
能にする。
学濃度の変化を表す曲線13を示しており、点14は2時間250℃での処理に
対応し、点15は2時間350℃での処理に対応し、点16は3分間620℃で
の処理に対応している。この測定は、非常に有効であり、また一方では処理温度
そして他方では処理時間を保証するのを可能にできることが分かるが、しかし2
時間の最少時間を保証することはより不確実であることが分かる。
た。この付着力はISO 2409標準規格によるクラス1を満たすことが分か
る。これは、特に、様々な取り扱い操作の間にインクが取り除かれる危険なしに
、インクがグレージングを例えば建物で使用するまでずっとグレージング上に存
在することを保証するのを可能にする。
照符号(reference)とか登録商標とかいった銘刻を許してもよい。
Claims (11)
- 【請求項1】 熱処理を受けたグレージングを識別する方法であり、その表
面及び/又は縁部に物質を固着するものである識別方法であって、当該物質の光
学的特性を当該熱処理中に到達する温度で変化させることを特徴とする熱処理グ
レージング識別方法。 - 【請求項2】 変化させる光学的特性が色であることを特徴とする、請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 結果として得られる光学的特性が前記処理中に到達する最高
温度により確定されることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 前記光学的特性の変化が処理温度の保持後に現れることを特
徴とする、請求項1から3までの一つに記載の方法。 - 【請求項5】 前記物質の光学的特性が前記熱処理中に到達する温度におけ
る滞留時間に依存することを特徴とする、請求項1から4までの一つに記載の方
法。 - 【請求項6】 前記物質を得られる光学的特性を確定する熱処理の温度より
高い温度で取り除くことができることを特徴とする、請求項1から5までの一つ
に記載の方法。 - 【請求項7】 前記熱処理が「ヒートソーク試験」タイプの処理であること
を特徴とする、請求項1から6までの一つに記載の方法。 - 【請求項8】 前記物質を熱強化処理後のグレージングに付着させることを
特徴とする、請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 前記物質が硬化性インクであることを特徴とする、請求項1
から8までの一つに記載の方法。 - 【請求項10】 前記インクがエポキシ、ポリウレタン又はアクリルタイプ
のものであることを特徴とする、請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 前記インクを前記熱処理中に前記光学的特性を変化させる
温度よりも低い温度で硬化させることを特徴とする、請求項9又は10記載の方
法。
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