JP2002519798A - リライタブル光情報媒体 - Google Patents

リライタブル光情報媒体

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JP2002519798A
JP2002519798A JP2000556368A JP2000556368A JP2002519798A JP 2002519798 A JP2002519798 A JP 2002519798A JP 2000556368 A JP2000556368 A JP 2000556368A JP 2000556368 A JP2000556368 A JP 2000556368A JP 2002519798 A JP2002519798 A JP 2002519798A
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JP2000556368A
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ジョウ,グオ−フー
ファン・ウァウデンベルグ,ルール
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 2つの誘電体層(3,5)で挟まれた相変化記録層(4)と、金属ミラー層(6)を有するIPIMスタック(2)を有するディスク状のリライタブル光情報媒体が記載される。記録層(4)の厚みは半径rの上昇と共に徐々に増加する。この結果、記録されたマークの完全な消去時間CETは、内半径rから外半径rへ減少する。従って、外半径に近い点で、マークは、内半径に近い点よりも高い線速度で記録できる。この効果は、記録媒体が、一定角速度(CAV)で記録するのに使用できることを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、−第1の誘電体層、 −内半径と外半径を持つ環状の記録領域を形成し、結晶状態のときにアモルファ
スマークを記録できる相変化材料の記録層、 −第2の誘電体層、 −金属ミラー層 の順序の、層のスタックを担うディスク状基板を有する、レーザ光ビームにより
一定角速度でリライタブル記録をするための光情報媒体に関する。
【0002】 本発明は、また、一定角速度での記録に対する、そのような光記録媒体の使用
に関する。
【0003】 相変化原理に基づく光情報又はデータ蓄積は魅力的である。直接オーバーライ
ト(DOW)の可能性と、読み出し専用システムと簡単に互換性を取りながらの
高蓄積密度を結びつけるからである。合焦レーザ光ビームを使用して薄い結晶フ
ィルムにサブミクロンメータの大きさのアモルファス記録マークを形成する。情
報の記録中は、媒体は、記録されるべき情報にしたがって変調された合焦レーザ
光ビームに関して移動される。これにより、相変化記録層に冷却が起こり、記録
層の露光領域のアモルファス情報ビットの形成を生じる。記録層の露光されてい
ない領域は、結晶で残る。書込まれたアモルファスマークの消去は、同じレーザ
で熱することにより再結晶化することで実現される。アモルファスマークは、デ
ータビットを表し、低パワー合焦レーザ光ビームにより基板を通して再生される
ことができる。結晶記録層に関するアモルファスマークの反射の差は、レーザ光
ビームを変調し、続いて、検出器により、符号化され記録されたディジタル情報
による変調された光電流に変換される。
【0004】 相変化光記録の1つの問題は、高消去(結晶化)速度を得ることである。高結
晶化速度は、特にディスク状のDVD−RAM、DVD−リライタブルシステム
及び、DVR(ディジタルビデオレコーダ)などの、高密度記録且つ高データレ
ートの応用で必要とされる。結晶化速度が、レーザ光ビームと相対的に媒体の線
速度と一致するほど充分に速くないと、前の記録の旧データ(アモルファスマー
ク)は、DOW中に完全に除去(再結晶化)されず、高ノイズレベルを引き起こ
す。例えば、7.2m/sの一定の記録速度(即ち、コンパクトディスク規格の
6倍の速度)でDVD−RAMディスクに記録するために、相変化記録層の完全
消去時間(CET)は、60ns以下でなければならない。記録速度は、記録媒
体の記録層と、この記録層上にレーザ光ビームで形成されたスポットとの間の速
度の大きさである。記録媒体にデータを記録しているときは、記録速度は記録層
上のレーザ光ビームのスポットの位置の関数として変化し得る。記録速度の変化
は、一定角速度(CAV)でディスク状記録媒体回転して記録するときに起こる
。CAVでの相変化光記録は、特にコンピュータ及び、ビデオ応用では重要であ
る。外周から内周へのアクセス時間は、CAV記録の方が、一定線速度(CLV
)記録よりも非常に短い。CLV記録では、記録層上でのレーザ光ビームのスポ
ットの半径位置が減少するときに、媒体の回転速度は、増加しなけらばならない
からである。この回転速度の半径位置への適応は、媒体の慣性により比較的遅い
【0005】 記録が一定角速度で回転するディスクに行われるとき、半径が減少すると、線
速度が減少する。例えば、周波数20Hzで回転する120mmディスク(DV
D−RAMフォーマットB’又は、DVD+RW3.0)の場合には、外周の線
速度は、約7.3m/s(半径r=58mmで)であり、内周では約3m/s(
半径r=24m/sで)である。そのような線速度では、線速度が最高の外周で
記録を完全に行うためには、記録層のCETは、60ns以下でなければならな
い。しかし、(同じ回転周波数で)ディスクの内周で記録が行われる場合に、高
結晶化レート及び、比較的低い線速度のために、再結晶化は、DOW中に発生す
る。これは、マークのエッジが正しく画定されず、そして、高ジッタ、アモルフ
ァス反射の大きな増加及び変調度の低下を起こす。
【0006】 前文で述べた形式の光情報媒体は、出願人により出願された国際特許出願WO
97/50084(PHN15881)から知られている。相変化型のこの知ら
れた媒体は、2つの誘電体層に挟まれたGeSbTe化合物の相変化記録層、及
び、反射層としての金属ミラー層を有するスタックを担う、基板を有する。この
ような層のスタックはIPIM構造として参照される。ここでIは誘電体層、P
は相変化記録層及び、Mは金属ミラー層を示す。あるGeSbTe化合物と、よ
く画定された記録層の層の厚み及び、第2の誘電体層で、約50−60nsのC
ET値が得られる。層の厚さは、7.2m/sの一定線速度で最適化される。こ
のような記録がCAVで使用されるときに、ディスクの半径に亘る線速度の差に
より、上述の問題が発生する。
【0007】 本発明の目的は、とりわけ、DVD−RAMとDVRのような一定角速度(C
AV)での記録に適し、高データレート及び、高密度光記録に適したリライタブ
ル光情報媒体を提供することである。
【0008】 この目的は、記録層は、内半径から外半径に徐々に厚さが増加することを特徴
とする前文で述べた光情報媒体により本発明にしたがって達成される。GeSb
Te化合物のCET値は、層の厚さが増加するにしたがって減少することが上述
のWO97/50084から知られている。GeSbTeのようなこれらの
材料は、層の厚さが15から27nmの増加でCET値はほぼ線形に減少する。
この厚さの範囲で、CETは3の係数で減少する。減少の傾斜は、GeSbTe
化合物の組成に依存する。外周と内周の間の線速度差は、CETの差と同様な大
きさの次元なので、層変化記録層の変化する厚さを持つディスクは、内周の記録
層の厚さが、外周よりも小さい時に、CAV記録に適している。内周から外周へ
記録層の厚さが徐々に増加する場合に、レーザ光ビームのスポットと記録層の間
の線速度の上昇は、CETの適切な減少、即ち記録層の高速な結晶化レートによ
り合わせることができる。
【0009】 記録層の厚み範囲の選択は、CET対厚さ曲線及び、内周と外周の間の線速度
差により決定される。CET対厚さ曲線は、厚さ範囲が15から27nmの化合
物GeSbTeで、(ほぼ)線形であるなら、記録層の厚さは、内周から外
周へ(ほぼ)線形に増加する。
【0010】 記録層は、結晶−アモルファス相遷移を示す相変化材料を有するのが好ましい
。知られた材料は、例えば、In−Se、In−Se−Sb、In−Sb−Te
、Te−Ge、Te−Se−Sb及び、Te−Ge−Seの合金である。好まし
くは、記録層は、GeSbTe化合物を有する。特に、上述の特許出願WO97
/50084に記載された化合物が有益である。これらの化合物は、式により、
原子の割合で画定される組成を有する。 Ge50xSb40−40xTe60−10x、ここで、0.1660.
444である。これらの組成は三角Ge−Sb−Te組成図で化合物GeTe及
び、SbTeと結合した線上に位置しており、化学式通りの化合物Ge
Te(x=0.445)、GeSbTe(x=0.286)及び、G
eSbTe(x=0.166)を含む。これらの化合物は低CET値を示す
【0011】 他の好ましい化合物は、出願人による出願の未発行欧州特許出願番号9720
3459.9(PHN16586)に記載されている。
【0012】 これらの化合物は、3つの組成図Ge−Sb−Teの領域により原子の割合が
画定された組成を有する。前記領域は、五角形の形で、以下の頂点を有する。 Ge14.2Sb25.8Te60.0 (P) Ge12.7Sb27.3Te60.0 (Q) Ge13.4Sb29.2Te57.4 (R) Ge15.1Sb27.8Te57.1 (S) Ge13.2Sb26.4Te60.4 (T) これらの化合物で、50ns以下のCET値が達成できる。
【0013】 他の好ましい化合物は、組成(GeSbTe1−xTe ここで、モル部分xは、0.010.37を満たす。これらの組成は、3
つの組成図の中で、GeSbTe及び、Teに結合される結合線上であるが
しかし、五角形領域PQRST内に、位置している。これらの組成で、45ns
より小さいCET値が得られる。
【0014】 3.5%までの酸素が上述のGe−Sb−Te化合物に加えられたときに、更
に低CET値が達成される。
【0015】 上述のGeSbTe化合物及び、他の相変化材料の、結晶化速度又は、CET
値は、記録層の層の厚さに依存する。CETは層の厚さが10nmまで増加する
と、急速に減少する。15から27nmの間で、CETは厚さに(ほぼ)線形に
減少する。記録層が27nmよりも厚い場合には、CETは基本的に厚さと独立
である。35nm以上であると、媒体のサイクル能力は悪影響を受ける。媒体の
サイクル能力は、例えば、105 の大きな数のDOWサイクルの後の光学的コン
トラストCの相対的変化により測定される。各サイクルで、書きこまれたアモル
ファスビットはレーザ光ビームで熱せられ再結晶化することにより消去され、一
方、新しいアモルファスマークが書きこまれる。理想的な場合には、サイクル後
に光学的コントラストCは変化しない。サイクル能力は、実際には、35nmの
記録層の厚さまでは一定である。
【0016】 第1及び、第2の誘電体層は、例えば、(ZnS)80(SiO20のよ
うなZnSとSiOの混合物で作られる。層はまた、SiO、TiO、Z
nS、Si、AlN及び、Taでも作られる。好ましくは、SiC
、WC、TaC、ZrC、又は、TiCのようなカーバイドが使用される。これ
らの材料は、ZnS−SiO混合物よりも、高い結晶化速度と良いサイクル能
力を与える。
【0017】 金属ミラー層に対しては、Al、Ti、Au、Ni、Cu、Ag、Rh、Pt
、Pd、Ni、Co、Mn、及び、Crなどの金属、及び、これらの金属の合金
が使用できる。好ましい合金の例は、AlTi、AlCr及び、AlTaである
【0018】 第1の誘電体層の(基板と記録層の間の)厚さは、70から[70+λ/(2
n)]nmの間であることが好ましく、ここで、λはレーザ光ビームの波長で、
nは誘電体層の屈折率である。厚さが70nmよりも小さい場合には、サイクル
能力はかなり減少する。厚さが70+λ/(2n)nm以上の場合には、サイク
ル能力の更なる増加はせず、光学的コントラストCに悪影響を及ぼし、且つ、製
造するのに高価である。例えば、波長が630nmに等しく、屈折率が1.5の
場合には、厚さの範囲は、70nmから280nmへ伸びる。
【0019】 優先の実施例では、第1の誘電体層の厚さは、内周から外周へ徐々に減少し、
それによって、頂部反射及び、変調は、内周から外周へ基本的に一定である。第
2誘電体層の最適な厚さ範囲即ち、記録層と金属ミラー層の間の層は、15から
50nmの間であり、好ましくは、20から40nmである。この層が薄すぎる
とき、記録層と金属ミラー層の間の熱の遮断は、最悪となる。この結果、記録層
の冷却率は、上昇し、低速の結晶化処理と悪いサイクル能力を引き起こす。冷却
率は、第2誘電体層の厚さを増加すると、減少する。
【0020】 金属ミラー層の厚さは、好ましくは60から160nmの間である。金属ミラ
ー層が60nmよりも薄いときには、サイクル能力は、悪影響される。冷却レー
トが低速過ぎるためである。金属ミラー層が160nm及び、厚い場合、サイク
ル能力は劣化する。そして、上昇した熱伝導のために、記録及び、消去パワーは
、高くなければならない。金属ミラー層の最適な厚さは、80から120nmの
間である。
【0021】 本発明による、更なる、媒体の改良は、カーバイド層が記録層と第1及び第2
の誘電体層との間に挿入されることを特徴とする。カーバイド層は、記録層の両
側に配置される。得られたスタックは、構造IIPIIMを有し、ここで、
はカーバイド又は、窒化物層を表す。これらの更なるカーバイド又は、窒化
物層は、サイクル能力と記録層の結晶化速度を改善する。カーバイド又は、窒化
物層の厚さは、2から8nmの間が好ましい。カーバイド又は、窒化物の比較的
高い熱伝導率は、厚さが小さい場合には、スタックに小さな影響しか及ぼさない
。それにより、スタックの熱設計を容易にする。カーバイド層のカーバイドは、
大きなサイクル能力と短い結晶化時間を結びつけるSiC,ZrC,TaC,T
iC,WCのグループの一部であることが望ましい。SiCは、光学的、機械的
及び、熱的特性、更に比較的低い価格により、好ましい材料である。Si 及び、GeNは、好ましい窒化物である。
【0022】 特定の実施例では、スタックは、光吸収層Aを伴って伸びその結果IPIAI
M又は、IIPIAIM構造となる。そのような光吸収層は、記録層のアモ
ルファスと結晶状態の間の光吸収の差を減少する。この結果、結晶領域にオーバ
ーライトされた記録マークは、アモルファス領域のマークと同じサイズを有する
。この効果はジッタを減らし、そのような記録媒体の蓄積密度を非常に高めるこ
とができる。他の優位点は、結晶とアモルファス状態の間の光学的位相差が実質
的にゼロとできることであり、ランド−グルーブ記録には好ましい。光吸収層A
の材料は0.5から20の間の、好ましくは0.6から16の間の範囲のn/k
比を有する。複素屈折率は、
【0023】
【外1】 である。これらの値は、光吸収と透過の適切なバランスと与える。これらの条件
を満たす材料の例は、Mo,W,Pd,Pt,Co,Ni,Mn,Ta,Cr,
Ti及び、Hfよりなるグループから選択された金属又は、PbS,Ge,In
P及び、Siよりなるグループから選択された半導体材料である。安価で簡単に
適用できるので、好ましいのはSi及び、Geである。Au,Cu,Al及び、
Rhのような金属は、n/k値が範囲外なので、この条件を満たさない。光吸収
と透過の間の適切なバランスを得るためには、光吸収層の厚さAは、好ましくは
、2から200nmの間で、更に好ましくは、10から100nmの間であり、
また、選択した材料のn/k比に依存する。例えば、Siに関しては、厚さは約
75nm、Moに関しては厚さは約35nm、そして、Geに対しては、厚さは
約55nmである。
【0024】 代わりの実施例では、スタックは、mIPIM、mIIPIIM、mII PIIAI、又は、mIIPIIAIM構造を有し、ここでI,I
P,A及び、Mは上述の意味であり、ここでmは例えば、Auの薄い透明金属層
である。
【0025】 反射ミラー層、光吸収層、カーバイド又は、窒化物層及び、誘電体層は、蒸着
又は、スパッタで設けられ得る。
【0026】 相変化記録層は、真空蒸着、電子ビーム真空蒸着、化学蒸着、イオンめっき、
又は、スパッタにより、基板に与えられる。配置された層は、アモルファスであ
り、低反射率を示す。光反射を有する好ましい記録層を構成するために、この層
は、最初に完善に結晶化されねばならない。これは、初期化として参照される。
この目的のために、記録層は炉の中で、例えば、180°CのGeSbTe化合
物の結晶化温度以上の温度に熱せられる。ポリカーボネートのような、合成レジ
ン基板が使用される場合には、記録層を、代わりに充分なパワーのレーザ光ビー
ムにより熱することができる。これは、例えば、記録装置で実現され、この場合
には、レーザ光ビームは移動する記録層を走査する。アモルファス層は、基板が
、不利な熱負荷を受けること無く、層を結晶化するのに要する温度に局所的に熱
せられる。
【0027】 情報媒体の基板は、少なくともレーザの波長に対しては透明で、また、例えば
、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、アモルファスポリ
オレフィン又は、ガラスで作られる。典型的な例ではディスク状基板は、直径1
20mmで、厚さ0.1,0.6又は、1,2mmを有する。0.6又は、1.
2mmの基板が使用されたときには、この基板上に、第1誘電体層から始まる記
録層等の、層を、作ることができる。レーザ光ビームは基板の入力面を介して、
スタックに入る。基板上のスタックの層は、逆順に、即ち、金属ミラー層から始
めて作られ得る。最後の誘電体層は、厚さ0.1mmの上述の基板材料の1つの
透明層が設けられる。レーザ光ビームは、この透明層の入力面を介してスタック
に入る。
【0028】 記録層側のディスク状基板の面は、光学的に走査できるサーボトラックが設け
られているのが好ましい。このサーボトラックは、しばしば、同心円又は、螺旋
状のグルーブで構成される。グルーブは、射出成形又は、プレス中に、モールド
により基板に形成されることができる。グルーブは、代わりに、例えば、基板上
に分離して設けられている、アクリル酸塩のUV光硬化層の、合成レジン層に複
製処理で形成できる。高密度記録では、このようなグルーブは、例えば、0.6
から1.2μmのピッチ及び、ピッチの約半分の幅を有する。
【0029】 随意に、スタックの最外の層は、例えば、UV光硬化のポリ(メタ)アクリル
酸塩の保護層により、環境から保護される。
【0030】 高密度記録及び、消去は、例えば、波長670nm以下(赤から青)の短波長
レーザを用いて達成されることができる。
【0031】 日本国特許出願JP−A−3−216827の要約は、記録層の厚さが、内周
から外周へ減少する、即ち、本発明による記録層の厚みの増加と反対の光記録媒
体が開示されている。前記文献は、異なる問題に関連する。半径方向の厚みの減
少は、媒体が一定角速度で回転するときに、一定パワーでの記録を可能とする。
【0032】 本発明は、図を参照して、実施例により更に詳細に説明される。 実施例 図は、本発明による光情報媒体の概略の断面図を示す。参照番号1は、直径1
20mmで、厚さ0.6mmのポリカーボネートのディスク状基板を示す。基板
1は、以下の構造のIPIMスタック2が設けられている。 −半径方法rに、(内半径rで)120nmから(外半径rで)92.4n
mの線形に減少する厚さを持つ(ZnS)80(SiO20の第1の誘電体
層3、 −化学式通りのGeSbTe(Ge14.3Sb28.6Te57.1)に
近く、半径方法rに、(内半径rで)15nmから(外半径rで)27nm
の線形に厚みが増加する、(原子の割合で)組成Ge14.05Sb28.15 Te57.80を持つ相変化化合物の記録層4、 −厚さ25nmの(ZnS)80(SiO20の第2の誘電体層5、 −厚さ100nmのAlの金属ミラー層6。
【0033】 記録層4は、半径rからrの間の角の記録領域を形成する。
【0034】 スタック2は、UV硬化のポリアクリル酸塩の保護層(図示していない)で被
われている。
【0035】 基板1は、複製処理中にアクリル酸塩の層をUV光硬化させることにより、一
方の側に、螺旋トラッキングガイドグルーブ(図示していない)が設けられる。
【0036】 保護層を除く全ての層は、スパッタで設けられる。半径方向の層の厚みの変化
は、スパッタ中に、基板とスパッタターゲットの間に、変化する隙間を持つ隔壁
を挿入することにより得られる。
【0037】 記録層4の初期結晶状態は、記録装置中で、合焦レーザビームで、配置された
アモルファス合金を熱することにより得られる。
【0038】 情報の記録、再生及び、消去用の波長670nmのレーザ光ビームは、基板1
を介してスタック2へ入る。このビームは概略、矢印7で示される。アモルファ
スマークは、パワーP=1.25P(P=溶融閾値パワー)と継続時間1
00nsの1つ又はそれ以上のレーザパルスで書かれる。消去パワーは、P
2である。
【0039】 以下の表は、結果を示す。第1欄は、記録層の半径rを示す。第2欄は、第1
誘電体層3の厚さdを示す。第3欄は、記録層4の厚さdを示す。第4及び
、第5欄は、アモルファスの反射率と、結晶化相を、それぞれ示す。第6欄は、
100(Rc−Ra)/Rcで定義される光学的コントラストCを示す。第7欄
は、記録層のCETを与える。CETは、静的に測定された、結晶環境での、書
きこまれたアモルファスマークの完全な結晶化のための消去パルスの最小継続時
間で定義される。
【0040】
【表1】 表は、ディスクの中心からな半径距離rが増加すると共に、記録層のCETが
減少すること(即ち、高結晶化レートを)を示す。これは、前記半径方向の記録
層の線速度の増加に合致する。表は、また、スタックは、光学的特性の要求、即
ち、高結晶反射及び、良好なコントラストを満たす。結晶反射の最大変動は、1
5から27nmの比較的大きな記録層厚み範囲で、5%以下に制限される。
【0041】 本発明によれば、DVD−RAM、DVD−ReWritable又は、DV
D−Rのような、一定角速度(CAV)での記録に適する、IPIMスタックを
有するディスク状のリライタブル相変化光情報媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光情報媒体の概略の断面図を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands Fターム(参考) 5D029 JA01 JB35 LB07 LB08 MA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −第1の誘電体層、 −内半径と外半径を持つ環状の記録領域を形成し、結晶状態のときにアモルファ
    スマークを記録できる相変化材料の記録層、 −第2の誘電体層、 −金属ミラー層 の順序の、層のスタックを担うディスク状基板を有する、レーザ光ビームにより
    一定角速度でリライタブル記録をするための光情報媒体であって、 記録層は、内半径から外半径に徐々に厚さが増加することを特徴とする光情報
    媒体。
  2. 【請求項2】 記録層は、GeSbTe化合物を有することを特徴とする請
    求項1記載の光情報媒体。
  3. 【請求項3】 記録層の厚さは、10から35nmの間の範囲で、好ましく
    は15から27nmの間の範囲であることを特徴とする請求項1記載の光情報媒
    体。
  4. 【請求項4】 第1の誘電体層の厚さは、70から[70+・/(2n)]n
    mの間であり、・はレーザ光ビームの波長であり、また、nは誘電体層の屈折率
    であることを特徴とする請求項1記載の光情報媒体。
  5. 【請求項5】 第1の誘電体層の厚さは、内半径から外半径へ徐々に減少す
    ることを特徴とする請求項1記載の光情報媒体。
  6. 【請求項6】 第2の誘電体層の厚さは、15から50nmの間であること
    を特徴とする請求項1記載の光情報媒体。
  7. 【請求項7】 金属ミラー層の厚さは、60から160nmの間であること
    を特徴とする請求項1記載の光情報媒体。
  8. 【請求項8】 記録層と、第1及び第2の誘電体層の間に、カーバイド層が
    挿入されたことを特徴とする請求項1記載の光情報媒体。
  9. 【請求項9】 一定角速度での記録のための、請求項1乃至8のうちいずれ
    か一項記載の光情報媒体の使用。
JP2000556368A 1998-06-22 1999-05-25 リライタブル光情報媒体 Pending JP2002519798A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98202073.7 1998-06-22
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