JP2002519656A - ガス化プロセスにおいて使用するための熱電対 - Google Patents

ガス化プロセスにおいて使用するための熱電対

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Abstract

(57)【要約】 ガス化プロセスの温度を測定するための熱電対を含む改良された装置が提供される。改良点には、熱電対の少なくとも一部を包封するサファイア外囲器が含まれる。サファイア外囲器は、熱電対に取り付けられるサファイア・シースの形でよい。この装置は、保護管と、この保護管によってもたらされたサファイア外囲器とを含むこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、一般に、ガス化プロセスで使用される熱電対に関し、より詳細には
、ガス化プロセスで使用される熱電対の耐用寿命を延ばすためにサファイアを使
用することに関する。
【0002】 (発明の背景および概要) 高温ガス化プロセスでは、炭化水素性燃料、例えば石炭から、高温部分酸化ガ
スが生成される。このプロセスでは、炭化水素性燃料が、ガス化反応炉内で空気
や酸素などの反応性の酸素含有ガスと反応し、それによって高温部分酸化ガスが
生じる。
【0003】 典型的なガス化プロセスでは、高温部分酸化ガスは実質上、H2、COと、H2 O、CO2、H2S、COS、NH3、N2、Arの群からの少なくとも1種のガス
を含み、それと共に、粒子状の炭素、灰、および/または一般にSiO2、Al23やFe、Caなどの金属の酸化物、酸硫化物などの種を含有する融解スラグ
も含むことになる。
【0004】 ガス化反応炉内の高温部分酸化ガスは、一般に1,700°F(927℃)な
いし3,000°F(1649℃)にわたる温度になり、より典型的には約2,
000°F(1093℃)ないし2,800°F(1538℃)の範囲になり、
圧力は、一般に約1気圧(98kPa)ないし約250気圧(24,500kP
a)の範囲になり、より典型的には約15気圧(1,470kPa)ないし15
0気圧(14,700kPa)の範囲になる。
【0005】 熱電対は、一般に、これらの高温プロセスでの温度を測定するために使用され
る。熱電対は、ガス化反応炉内の温度を測定するのに使用することができる。熱
電対は、流出液が冷却されて微粒子および気状の汚染物質が除去される下流のプ
ロセス・ステップでの温度を測定するのに使用することもできる。
【0006】 熱電対は、異なる金属のワイヤが対になったものであって、それらの両端が接
続されているものである。これらのワイヤの組成は、その間に電位差が生じるよ
うに、十分に異なるものでなければならない。端部を除き、2本のワイヤは互い
に電気的に絶縁されている。電気絶縁は、一般に絶縁材料の管によってもたらさ
れ、この管は、その長手方向に通る2つの交差していない穴を有するものである
。典型的な絶縁材料は、アルミナなどの高温高純度のセラミックスを含む。
【0007】 これらのワイヤの2つの接点が異なる温度であるとき、その間には電位差が生
じる。電位差、したがって温度の差は、熱電対回路に配置された電圧測定器によ
って、または熱電対回路に配置されたトランスミッタから送られる信号に基づい
て電圧測定器によって測定することができる。
【0008】 熱電対に使用される異なる金属としてどれを選択するかは、とりわけ測定が行
われる予想温度範囲に左右される。例えば、ガス化反応炉内で示される条件下で
一般的に使用されうるタイプの熱電対は、白金および約30%のロジウムを含有
する1本のワイヤと、白金および約6%のロジウムを含有する第2のワイヤとを
有する。異なる温度範囲では、その他の金属の対が使用される。
【0009】 ガス化プロセスにおける環境、特にガス化反応炉内での環境で熱電対を使用す
ることに関する明らかな一つの問題は、熱電対の寿命が比較的短いということで
ある。この比較的短い寿命は、ある程度において、ガス化反応炉がその動作中に
極めて高温で腐食性の雰囲気になることに起因する。保護されていない熱電対が
この環境に放置されると、急速に侵食されて役に立たないものになる。そのよう
な侵食は、熱電対が反応炉内に存在する融解スラグと接触するときに最も酷くな
りうる。
【0010】 この問題を多少とも解決するため、熱電対は、一般にガス化反応炉の外壁また
はその他の外部プロセス表面に沿って配置された耐火性の保護管内に挿入される
。耐火性の保護管は、クロム・マグネシア、高クロム、または類似のスラグの抵
抗性材料のバリアを含むものが望ましく、さらに、Al23、MgO、ステンレ
ス鋼などその他の耐火性および非耐火性の材料を取り込むことができる。
【0011】 ガス化反応炉内で使用するとき、保護管は、反応炉圧力容器の外壁の開口を通
すことによって導入できる。次いで保護管は、一般に反応炉圧力容器の内面を覆
うために使用される1種の耐火材料または一連の耐火材料の、対応する開口に通
すことができる。保護管は、反応炉のオープン・スペース内にまで延ばしてもよ
く、または反応炉の内側からわずかな距離だけ引き戻してもよい。
【0012】 残念ながら、保護管の内側に熱電対を位置決めすることは完全な解決策になら
ない。時間が経つと、融解スラグによって保護管が裂ける。この裂け目は、一般
に、侵食および腐食の作用、ならびに熱および/または機械的な応力が原因であ
る。しかしこの裂け目は、全体的にまたは部分的に、保護管固有の欠点にも起因
する。一般に初めは小さい裂け目によって、融解スラグは保護管に入ることがで
き、そこで熱電対と接触してその熱電対を役に立たないものにする。
【0013】 したがって、ガス化プロセスで使用される熱電対の寿命を延ばす手段を有する
ことが有益である。
【0014】 本発明の一態様によれば、改良された装置はガス化プロセス内の温度を測定す
るための熱電対を含む。この改良点には、熱電対の少なくとも一部を包封するサ
ファイア外囲器が含まれる。サファイア外囲器は、熱電対に取り付けられたサフ
ァイア・シースの形でよい。この装置は保護管を含むこともでき、この保護管に
よってサファイア外囲器がもたらされる。
【0015】 本発明の別の態様によれば、ガス化プロセスの温度を測定するための改良され
た装置は保護管を含み、1つまたは複数の熱電対が設けられている。この改良点
には、少なくとも1つの熱電対の少なくとも一部を包封するためのサファイア外
囲器が含まれる。サファイア外囲器は、熱電対に取り付けられたサファイア・シ
ースの形でよい。保護管は、サファイアからなる少なくとも1つのバリア層を含
むことができ、サファイア外囲器は、サファイアからなるバリア層に相当するも
のである。
【0016】 (例示的な実施形態の説明) H2、COと、H2O、CO2、H2S、COS、NH3、N2、Arの群からの少
なくとも1種のガスと、それと共に粒子状の炭素、灰、および/または一般にS
iO2、Al23やFe、Caなどの金属の酸化物、酸硫化物などの種を含有す
る融解スラグを実質上含む気状混合物は、一般に、自由流れ下降流垂直耐火物裏
打ち鋼製圧力容器(free-flow,down-flowing vertical refractory lined steel
pressure vessel)の反応ゾーン内で、周知の部分酸化プロセスによって生じる。
そのようなプロセスおよび圧力容器の例が、共に譲渡された米国特許第2,81
8,326号に示され記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。
このようなプロセスでは、部分酸化ガス(partial oxidation gas)は一般に冷却
および追加の精製ステップにかけられることになり、そこで粒子状の汚染物質、
気状の汚染物質、および水蒸気が除去される。
【0017】 このようなプロセスから生成された部分酸化ガスは、化学組成および意図され
る最終用途に応じて一般に合成ガス、燃料ガス、または還元ガスと呼ばれる。本
明細書では、総称的な部分酸化ガスはこれらの可能性の全てを包含するとみなす
【0018】 部分酸化ガスの生成に使用される供給物は、炭化水素性燃料を含む。様々な適
切な供給原料を記述するために本明細書で使用する「炭化水素性」という用語は
、気状、液状、および固体の炭化水素、炭素質材料、およびこれらの混合物を含
むことが意図される。実際に、実質上可燃性のどの炭素含有有機材料も、あるい
はそのスラリも、「炭化水素性」という用語の定義の範囲内に含めることができ
る。例えば、(1)水、液体炭化水素燃料、これらの混合物などの蒸発性液体キ
ャリア中に分散された粒子状炭素などの、圧送可能な固体炭素質燃料のスラリと
、(2)霧状にされた液体炭化水素燃料や温度調節用のガスに分散された粒子状
炭素などの、気−液−固分散剤がある。
【0019】 適切な液体供給原料について記述するために本明細書で使用する「液体炭化水
素」という用語は、液化石油ガス、石油留出物および残滓、ガソリン、ナフサ、
ケロセン、原油、アスファルト、軽油、残油、タール・サンド油およびけつ岩油
、石炭から誘導された油、芳香族炭化水素(ベンゼンやトルエン、キシレンの留
分など)、コール・タール、流体触媒クラッキング操作からのサイクル・ガス・
オイル(cycle gas oil)、コーカ・ガス・オイル(coker
gas oil)のフルフラール抽出物、これらの混合物などの、様々な材料を
含むことが意図される。
【0020】 適切な気状の供給原料について記述するために本明細書で使用する「気状炭化
水素」には、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、天然ガス、コーク
ス炉ガス、精油所ガス、アセチレン・テール・ガス(acetylene ta
il gas)、エチレン・オフ・ガス(ethylene off−gas)
、およびこれらの混合物が含まれる。
【0021】 適切な固体供給原料について記述するために本明細書で使用する「固体炭化水
素燃料」には、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭の形の石炭;亜炭;コークス;石炭の
液化から誘導される残渣;泥炭;オイル・シェール;タール・サンド;石油コー
クス;ピッチ;粒子状炭素(すすおよび灰);排水などの固体炭素含有廃棄物;
およびこれらの混合物が含まれる。
【0022】 固体、気状、および液状の供給物は、同時に混合して使用することができ、こ
れらの供給物にはパラフィン、オレフィン、アセチレン、ナフテン、および芳香
族の化合物が任意の割合で含まれる。また「炭化水素性」という用語の定義の範
囲内には、炭水化物、セルロース材料、アルデヒド、有機酸、アルコール、ケト
ン、酸素添加燃料油、酸素添加炭化水素性有機材料を含有する化学プロセスから
の廃液および副生成物、およびこれらの混合物を含む、酸素添加炭化水素性有機
材料も含まれる。
【0023】 ガス化反応炉の反応ゾーンでは、必要であれば温度調節剤の存在下、炭化水素
性燃料と遊離酸素含有ガスを接触させる。反応時間は、典型的には約1ないし1
0秒の範囲であり、好ましくは約2ないし6秒の範囲である。反応ゾーンでは、
内容物を一般に約1,700°F(927℃)ないし3,000°F(1649
℃)の範囲の温度に到達させ、より典型的には約2,000°F(1093℃)
ないし2,800°F(1538℃)の範囲の温度に到達させる。圧力は、典型
的には約1気圧(98kPa)ないし約250気圧(24,500kPa)の範
囲になり、より典型的には約15気圧(1,470kPa)ないし約150気圧
(14,700kPa)の範囲である。部分酸化ガスが下流に進むにつれて、こ
のガスが様々な冷却ステップ、洗浄ステップ、およびその他のステップにかけら
れるとこの流れの温度は低下する。
【0024】 本発明によれば、温度は、ガス化プロセス中の様々な位置で、共に使用される
サファイア外囲器を有する熱電対によって測定することができる。とりわけ本発
明の様々な実施形態によるサファイア外囲器を使用することによって、熱電対の
耐用寿命が従来の熱電対以上に長くなるという利点がある。その様々な実施形態
で、サファイア外囲器は、このサファイア外囲器が共に使用される熱電対の少な
くとも一部を包封する。サファイア外囲器の使用は、この外囲器を、ガス化反応
炉内の温度を測定するように位置決めされた熱電対と共に使用するときに特に有
利であり、その理由は、反応炉内では高温、融解スラグ、および腐食剤の有害な
影響を最も受け易いからである。
【0025】 本発明の一実施形態で、サファイア外囲器は、熱電対の少なくとも一部に取り
付けられたサファイア・シース24の形で明示される。図1に示すこの実施形態
では熱電対10が提供される。熱電対10は、1対のワイヤ12および14から
なる。ワイヤは、熱電対を熱源にさらすときにワイヤ間に電位差が生じ得るよう
に、異なる金属含有量を有している。例えばこれらのワイヤは、両方ともその主
要な成分(substituents)として白金およびロジウムを含有することができ、ただ
しこの白金とロジウムの成分量はそれぞれのワイヤで異ならせている。これらの
ワイヤのうち1本は約30%のロジウムを有し、他方のワイヤは約6%のロジウ
ムを有することが好ましい。どちらのワイヤも、残りは主として白金である。
【0026】 ワイヤ(素線)は、熱接点16および冷接点18で互いに接合されている。ガ
ス化反応炉の温度を測定するために使用するとき、熱接点16は熱源により近く
位置決めされるので、「熱」および「冷」という用語を使用する。熱端部での温
度を表す2本のワイヤの電位差が測定される。どのように電位差を測定するかは
重要ではない。実際に、電位差を測定するための様々な手段が当業者に知られて
いるからである。これらのどの方法も、本発明で使用することができる。例えば
、熱電対回路に電圧計を配置することができる。あるいは、好ましくは、冷接点
18が温度トランスミッタに設けられる。次いで温度トランスミッタで発生した
信号を、信号転送手段20によって制御室またはその他の場所に中継することが
できる。
【0027】 熱接点および冷接点を除き、2本のワイヤ12および14は全て互いに電気的
に絶縁される。どのように絶縁するかは重要でないが、この実施形態では、高耐
熱高純度のセラミック管によって電気絶縁22がもたらされる。このようなセラ
ミック管は、例えばアルミナで作製することができる。
【0028】 ガス化反応炉の温度を測定するために、この点に関して開示されている熱電対
を単独で、または一般的な保護管と組み合わせて利用するとしたら、熱電対は、
先に述べたように、反応炉内に存在するスラグおよびその他の有害な材料によっ
て比較的急速に損なわれるだろう。このため、この実施形態では、熱電対の少な
くとも一部に取り付けられるようにサファイア・シース24を設ける。サファイ
ア・シース24は、実質上、スラグおよびガス化プロセスのその他の生成物から
の侵食に対する抵抗力がある。したがって、改良されたサファイア・シース24
を含む完成された熱電対は、熱接点16に隣接する遠位端26を有すると見るこ
とができる。
【0029】 サファイア・シース24は、少なくとも熱接点16を包封することが必要であ
る。後で詳述するように、好ましくは、サファイア・シース24は、融解スラグ
がサファイア・シース24の上部に達する前に、この融解スラグが冷却されてほ
とんど流れない状態に到達するように、あるいは裂け目が形成される場合であっ
てもサファイア・シース上のどこか他の点で形成されるように、十分な長さとす
る。
【0030】 この実施形態では、サファイア・シース24は実質上、熱電対の遠位端26に
対応している密閉端と、開放端28とを有する管状であり、開放端28の開口は
、2本のワイヤ12および14と、このワイヤを取り囲んで絶縁する電気絶縁2
2とからなる既存の熱電対を受容しかつその熱電対に取り付けることができるも
のである。この実施形態の変形例では、サファイア・シース24の密閉端にサフ
ァイアの厚みを増加するプラグ30が設けられている。この付加プラグ30によ
り、スラグがサファイア・シース24に浸透するのにかかる時間が引き延ばされ
る。拡大プラグ30がその最も単純な形で存在することにより、このシースの密
閉端の方をその側部より厚くすることができる。
【0031】 この実施形態で、サファイア・シース24は、既存の熱電対の一部のみに取り
付けられ、かつ覆っている。開放端28は、電気絶縁22の表面に合致するよう
に取り付けられるべきである。サファイア・シース24を良好な状態で取り付け
るため、電気絶縁22に巻き付けるかまたはシース24の内面を覆う白金箔を使
用できることも可能である。他の実施形態で、サファイア・シース24を、既存
の熱電対の実質上全てではないとしても、より広い部分にわたって延長し、覆う
ように構成することができる。その他の実施形態では、サファイアを使用して、
2本のワイヤを電気絶縁すると共にこれらのワイヤにシースを付けることもでき
る。このような実施形態では、サファイア・シース24と電気絶縁22は共にサ
ファイアからなる。
【0032】 本発明の他の実施形態で、サファイア・シース24を有する開示された熱電対
のいずれか1つは、保護管と組み合わされていることが有利である。組み合わさ
れた装置を使用して、ガス化プロセスの温度、特にガス化反応炉内の温度を測定
することが有利である。一般的に使用され、または当業者によってその後開発さ
れるどのような保護管も使用することができる。このような保護管は、クロム・
マグネシア、高クロム、または類似のスラグ抵抗性材料のバリアを含み、Al2
3、MgO、ステンレス鋼などのその他の耐火性および非耐火性材料を組み入
れることができる。
【0033】 図2で本発明の熱電対と組み合わされた状態が示されている好ましい保護管で
ある。この保護管は内部保護管62と外部保護管64とからなる。内部保護管6
2は、アルミナやマグネシアなどの、高密度低多孔率の耐火物から形成すること
ができる。次いでキャスタブル耐火性材料、典型的には高密度低多孔率の耐火物
を内部保護管62の周りに流し込み、凝固させて、内部保護管62の開口以外の
全ての周りに外部保護管64が形成されるようにする。このキャスタブル高密度
低多孔率の耐火性材料は、酸化クロムまたはクロミア・マグネシアからなること
が好ましい。
【0034】 この実施形態では熱電対10を保護管に挿入するが、まず遠位端26を挿入す
る。熱電対10はフランジ付きレジューサ76を通過して、フランジ付きレジュ
ーサ76と接触しかつはめ合う状態で保護管に入る。熱電対10の遠位端26は
、保護管の先端部66に隣接して位置決めされる。保護管の先端部66の内面と
熱電対の遠位端26との間には、約0.125インチ(3.18×10-3m)な
いし約0.25インチ(6.35×10-3m)の隙間が維持されることが好まし
い。
【0035】 熱電対10のワイヤ12および14の上流端は、シースが電気絶縁22と同一
に延長されている場合、電気絶縁22、および/またはサファイア・シース24
の後端を通過して延びている。ワイヤは、圧力封止継手70を貫通する。圧力封
止継手70は、取外し可能なフランジ74とはめ合うブッシング72と接触する
。フランジ74は、圧力容器ガス化反応炉の外部鋼壁40とはめ合うフランジ・
レジューサ76とかみ合っている。
【0036】 熱電対10および保護管アセンブリは、ボルト締めまたはクランプによって、
フランジ74と共にフランジ・レジューサ76の所定位置に保持され、同様にボ
ルト締めまたはクランプによってフランジ・レジューサ76と共に、圧力容器ガ
ス化反応炉の外部鋼壁40に保持される。2つの別個の接続を用いることによっ
て、保護管を取り外すことなく熱電対10を取り替えることができ、その効率が
上がる。フランジをはめ合わせる代わりに、ねじ山付きのキャップおよびノズル
またはその他の接続手段を使用することができる。
【0037】 熱電対10が取り付けられた、または取り付けられていない保護管は、引き続
き真っ直ぐに圧力容器ガス化反応炉の鋼壁40の穴を通過し、次いで圧力容器内
の壁を覆う耐火物42に位置合せされている穴を通過する。保護管の先端部66
は、圧力容器反応炉の内側鋼壁を覆う耐火物42の面から約0.25ないし約0
.75インチ(0.019m)引き込まれるように、好ましくは0.5インチ(
0.0127m)引っ込むように位置決めされることが好ましい。保護管の先端
部66が耐火物42の面と同一平面もしくは耐火物42の面を越えるように位置
決めされるときと比較して、その侵食速度は遅くなる。
【0038】 ガス化反応炉内に位置決めされた熱電対10および保護管アセンブリは、スラ
グに対する抵抗力が増すことが示される。ガス化反応炉内では、圧力容器反応炉
の内側鋼壁を覆う耐火物42の内壁表面に、融解スラグ50が付着する。融解ス
ラグ50は保護管に向かって移行する。先に述べたように、時間が経つにしたが
って、侵食および腐食の作用、ならびに熱および/または機械的応力により、保
護管の先端部66に小さい裂け目が生じる可能性がある。裂け目が生じると、融
解スラグ50がクール・スポットに向かって動きながら裂け目の中を移行し、内
部保護管62に入り、それによってサファイア・シース付きの熱電対と接触する
。サファイア・シース24によって、ワイヤ12および14と熱接点16が融解
スラグ50およびその破壊的な作用から保護される。融解スラグ50は、このス
ラグの流れがわずかであるか無い状態に達する点に冷却されるまで、内部保護管
62の内部へと移行し続ける。このためサファイア・シース24は、スラグがサ
ファイア・シース24の開放端28に達する前に、融解スラグ50が熱平衡に達
し、冷却され、かつ流れがほとんど無い状態に達することもしくはサファイア・
シースのどこか他の点で裂け目が形成されることの一方が生じるように、十分な
長さのものであるべきである。侵食および腐食の作用、ならびに熱および/また
は機械的応力によって保護管の先端部66全体が除去される場合、この第2の可
能性が初めに生じると考えられる。この現象が生じると、サファイア・シース2
4は、ガス化反応炉内で侵食および腐食の完全な作用を受けるようになる。最終
的には裂け目がサファイア・シース24に形成される。ワイヤ12および14と
熱接点16が保護されていないと、熱電対10は破損する。サファイア・シース
24に関して適切な長さを選択することは、温度およびガス組成を含めたその特
定のプロセスの特徴に関する知識とこの開示の利益とを有する当業者の技能の範
囲内である。
【0039】 その他の実施形態では、1つまたは複数、好ましくは3つの熱電対が、少なく
とも対応する数の内部保護管62を有する保護管に挿入される。そのような好ま
しい実施形態では、1つまたは複数の熱電対の遠位端が、保護管の長さに沿った
異なる点に位置決めされることが有利である。この配置構成では、熱電対と保護
管の交換の時間が長くなる。例えば合計で3つの熱電対が使用される実施形態で
は、最終的に保護管を浸透するスラグが、まず先端部66に最も近接して位置決
めされている熱電対に到達する。この熱電対は、その後破損する。その後スラグ
が第2および第3の熱電対に達して破損するまで、さらに時間がかかる。したが
ってこのプロセスは、中断する必要なしにより長く実行することができる。第2
および第3の熱電対によってもたらされる正確さは第1の熱電対ほど良好ではな
いが、第2および第3の熱電対の読みは第1の熱電対が破損する前に集めたデー
タに基づいて補正することができるので、この相違によってプロセス制御には問
題が生じない。
【0040】 その他の実施形態で、サファイア外囲器は、全体的にまたは部分的にサファイ
アで製作された保護管を利用することによって得ることができる。このような保
護管は、保護管の全体にわたって混合されたサファイア、好ましくはサファイア
・ファイバの形のものを有することができる。このような保護管は、サファイア
からなる少なくとも1層の実質上連続的なバリア層を有してもよい。これらの保
護管は、別個のサファイア・シースを持たない熱電対と共に使用することができ
る。あるいはこれらの保護管は、サファイア・シース付きの熱電対と共に使用す
ることができる。サファイアからなる少なくとも1層の実質上連続的なバリア層
を有する保護管の例示的な一実施形態では、保護管の内部保護管62をサファイ
アで形成することができる。
【0041】 その他の実施形態で、サファイア・シースを有する熱電対は、ガス化プロセス
の温度を測定するために保護管なしで使用することができる。しかし、この代替
例は、熱電対が融解スラグに曝される可能性がある場合には好ましくない。サフ
ァイアでシースが付けられた熱電対は、ガス化反応炉内の侵食および腐食の完全
な作用に対してサファイア・シールドを持たない熱電対よりも長い時間耐えられ
るが、保護管と共にサファイア・シールドを有する熱電対を使用することによっ
て、そのように使用される熱電対の寿命がめざましく長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一態様により製造された熱電対を示す図である。
【図2】 本発明の一態様により熱電対および保護管が設置された状態の、ガス化反応炉
の壁の一部を示す部分断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 パウエル,デイビッド・エル・ジュニア アメリカ合衆国・67010・カンザス州・オ ーガスタ・イースト クラーク アベニ ュ・330 Fターム(参考) 2F056 BP07

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス化プロセスの温度を測定するための熱電対を含む装置に
    おいて、 前記熱電対の少なくとも一部を包封するためのサファイア外囲器を含む装置。
  2. 【請求項2】 前記熱電対が、熱接点により一端で共に接合され冷接点によ
    り他端で共に接合されるがその他は絶縁管によって互いに電気的に絶縁された、
    金属含有量の異なる1対のワイヤにより構成され、サファイア外囲器が、閉じた
    遠位端および開放端を有するサファイア・シースであり、前記開放端が、熱接点
    および少なくとも絶縁管の一部に取り付けられている請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 保護管が前記熱電対を取り囲とともにサファイアからなる少
    なくとも1層のバリア層を含む請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 保護管が前記熱電対を取り囲むとともにサファイアからなる
    内部保護管および外部保護管を含み、前記サファイア外囲器が前記内部保護管を
    含む請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 ガス化プロセスが垂直自由流れ耐火物裏打ち円筒鋼製圧力容
    器を反応炉として使用し、サファイア・シース内に取り付けられた熱電対が、フ
    ランジ付きレジューサを貫通して、前記フランジ付きレジューサに接続された保
    護管に入ることによってガス化反応炉内に設置され、保護管が、まず圧力容器の
    鋼壁の穴を通過し、次いで圧力容器の内側の壁を覆う耐火物に位置合せされた穴
    を通過することによってガス化反応炉内に設置される請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 保護管をさらに含み、前記保護管が前記熱電対を取り囲み、
    前記保護管が内部保護管および外部保護管を含む請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 内部保護管がアルミニウムからなる請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 内部保護管がサファイアからなる請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 熱電対が、ガス化プロセスの周囲圧力を受ける請求項1に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 測定される温度が約1,700°F(927℃)ないし約
    3,000°F(1649℃)にわたる請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 ワイヤ対が、白金、ロジウム、またはこれらの混合物から
    なる請求項2に記載の装置。
  12. 【請求項12】 絶縁管がアルミナからなる請求項2に記載の装置。
  13. 【請求項13】 絶縁管がサファイアからなる請求項2に記載の装置。
  14. 【請求項14】 ガス化プロセスの温度を測定するための装置であって、前
    記ガス化プロセスが垂直自由流れ耐火物裏打ち圧力容器を含む反応炉を使用し、
    前記装置が保護管と1つまたは複数の熱電対を含み、 前記1つまたは複数の熱電対は独立に、一端で共に接合された熱接点と他端で
    共に接合される冷接点を備え、前記熱接点と冷接点との間は絶縁管によって互い
    に電気的に絶縁された、金属含有量の異なる1対のワイヤを含み、 少なくとも1つの熱電対の少なくとも一部を包封するためのサファイア外囲器
    を含む装置。
  15. 【請求項15】 サファイア外囲器が、閉じた遠位端と開放端を有するサフ
    ァイア・シースであり、前記開放端が、熱接点と、熱電対の絶縁管の少なくとも
    一部に取り付けられている請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記保護管が、サファイアからなる少なくとも1層のバリ
    ア層を含み、前記サファイア外囲器が、サファイアからなる少なくとも1層のバ
    リア層を含む請求項14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記保護管が内部保護管および外部保護管を含み、前記内
    部保護管がサファイアからなり、前記サファイア外囲器が前記内部保護管を含む
    請求項14に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記保護管が、まず圧力容器の鋼壁の穴を通過し、次いで
    圧力容器の内側の壁を覆う耐火物の位置合せされた穴を通過することによって反
    応炉内に設置され、1つまたは複数の熱電対が、フランジ付きレジューサを貫通
    し、前記フランジ付きレジューサに接続された保護管に入ることによって反応炉
    内に設置される請求項14に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記保護管が熱電対を取り囲み、前記保護管が内部保護管
    および外部保護管を含む請求項15に記載の装置。
  20. 【請求項20】 内部保護管がアルミナからなる請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 内部保護管がサファイアからなる請求項19に記載の装置
  22. 【請求項22】 前記保護管が1つまたは複数の内部保護管を有し、内部保
    護管の数が熱電対の数に少なくとも等しく、1つまたは複数の保護管の遠位端が
    、保護管の長さに沿った異なる点に位置決めされる請求項14に記載の装置。
  23. 【請求項23】 1つまたは複数の熱電対が、ガス化プロセスの周囲圧力を
    受ける請求項14に記載の装置。
  24. 【請求項24】 測定される温度が約1,700°F(927℃)ないし約
    3,000°F(1649℃)にわたる請求項14に記載の装置。
  25. 【請求項25】 ワイヤ対が、白金、ロジウム、またはこれらの混合物から
    なる請求項14に記載の装置。
  26. 【請求項26】 絶縁管がアルミナからなる請求項14に記載の装置。
  27. 【請求項27】 絶縁管がサファイアからなる請求項14に記載の装置。
  28. 【請求項28】 金属含有量の異なる1対のワイヤを含む熱電対であって、
    熱接点により一端で共に接合され冷接点により他端で共に接合されるがその他は
    絶縁管によって互いに電気的に絶縁された1対のワイヤを含み、閉じた遠位端お
    よび開放端を有するサファイア・シースをさらに含み、前記開放端が熱接点と、
    絶縁管の少なくとも一部に取り付けられている熱電対。
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