JP2002519478A - 洗剤タブレットの製法 - Google Patents

洗剤タブレットの製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高い硬度および輸送/処理安定性と、優れた崩壊特性とを特徴とする洗剤成形体の製造法を開示する。この有利な特性は、P型および/またはX型ゼオライトからなる界面活性剤含有顆粒を、洗剤成形体中に存在させることによって、達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、洗剤特性を示すタブレットの製法に関する。特に、本発明は、家庭
用の電気洗濯機によって洗濯物を洗濯するための洗濯洗剤タブレット(以下、単
に、「洗剤タブレット」と言う。)の製法に関する。
【0002】 (従来の技術) 現在、洗剤は、液体洗剤や固形洗剤として市販されている。固形洗剤は、従来
、粉末洗剤や濃縮洗剤として処方され、これらの洗剤は、例えば、顆粒化法や押
出成形法などによって製造されている。濃縮洗剤は、従来からの粉末洗剤に比し
、包装がより容易で安価であって、1回の洗濯当たりの洗剤用量がより少ないと
いう、利点を有している。さらに、包装の寸法を小さくなった結果、輸送コスト
や貯蔵コストを低下させることができる。現在、数カ国で市販されている、最も
高濃度形態の洗剤は、タブレットである。このようなタブレットの形態は、硬水
軟化剤や食器洗浄用洗剤として、汎用されている一方、衣料用の洗濯洗剤では、
消費者に認められ汎用されることが妨げるような、多数の問題が起こっている。
洗濯洗剤用タブレットは、界面活性剤を著しく多量に含んでいるため、通常起こ
りうる問題がさらに悪化する。界面活性剤として、アルコキシル化非イオン性界
面活性剤を含むような洗剤タブレットは、タブレットの溶解性に対し悪影響を与
えるため、特別な問題が起こる。他方、このタイプの界面活性剤は、その洗浄力
が非常に高いため、特に好適な界面活性剤である。
【0003】 タブレットの十分な硬度と、非常に短い崩壊速度とは、相反する問題であって
、この問題が、タブレットに関する中心的な課題である。十分な安定性(即ち寸
法安定性)を示す耐破壊性の成形体タブレットは、比較的高い圧力を適用して、
はじめて製造しうるものであるため、タブレット中の成分は、大きい圧縮力を受
けることによって、タブレットの洗濯液への崩壊が遅延し、その結果、洗濯過程
や洗浄過程において、活性物質の放出も遅延する。タブレットの長すぎる崩壊現
象は、別の欠点を有する。すなわち、従来技術の洗剤タブレットは、家庭用洗濯
機の洗剤投入室において、すすぎ出すことができない。なぜなら、このようなタ
ブレットは、洗剤投入室から洗濯槽に洗い出されるのに十分な大きさの二次小粒
子に、十分な速度で崩壊することができないからである。
【0004】 この問題を解決するため、先行技術では、多数の解決法が試みられている。例
えば、崩壊促進を意図した特別な成分を使用することの他に、各成分の被覆法や
、打錠されるプレミックスのふるい分け法などが提案されている。
【0005】 EP-A-0 466 484(Unilever)は、打錠されるプレミックスの粒径が200〜1,200
μmであるような洗剤タブレットを開示し、この粒径の上限値と下限値の差は、7
00μm以下である。しかしながら、この特許明細書は、各洗剤成分の表面処理に
ついて、開示も示唆もしていない。
【0006】 例えば、EP-A-0 522 766(Unilever)は、圧縮、粒状洗濯洗剤組成物のタブレ
ットを開示しているが、この組成物は、界面活性剤と、ビルダーと、セルロース
系崩壊剤などの崩壊剤とを含み、少なくとも一部の粒子に、崩壊剤を被覆してい
る。この崩壊剤は、タブレットを水に溶解する際に、バインダー作用と崩壊剤作
用との両作用を発揮する。この特許文献は、十分な安定性を示すと同時に満足の
ゆく溶解性を示すようなタブレットを製造する際の困難性全般を指摘している。
この場合、打錠される混合物の粒径は、200μmを越えるべきであって、粒径の上
限値と下限値の差は、700μm以下とすべきと、称している。
【0007】 DE 40 10 533(Henkel KGaA)は、タブレットを、予備圧縮顆粒から製造する
方法を開示する。この製法によれば、第1段階において、押出成形し、所定寸法
に切断して顆粒を形成し、要すれば、この顆粒を、他の成分と混合し、打錠して
いる。この明細書によれば、予備圧縮顆粒のタブレット中の割合は、100%ほど
の大きい割合である。添加される任意成分の予備処理については、その開示が存
在しない。
【0008】 以上、先行技術の方法によって製造される洗剤タブレットは、いずれも、十分
な硬度は示すものの、家庭用電気洗濯機の洗剤投入室を介して、洗濯過程への導
入が可能になるほどの崩壊速度を示さない。前記特許明細書によれば、10分未満
の溶解速度および50%未満の洗剤残留割合で良好であると、称しているが、この
ような数値では、洗剤タブレットを洗剤投入室から添加するのに不十分である。
【0009】 前記先行技術のタブレットは、さらに、満足のゆくような耐衝撃性を有してい
ないという、別の欠点がある。タブレットは、圧縮力をゆっくり増加させて適用
すると、これに対応して十分な安定性を示すものの、例えば硬質物体上に落下さ
せると、粉々に粉砕してしまう。すなわち、従来技術のタブレットは、落下した
り、輸送すると、エッジが破損する現象が起こり、十分な安定性を示さない。加
えて、従来技術の洗剤タブレットは、その欠点として、貯蔵の間に、さらに硬く
なるかまたは溶解してしまうため、周囲の大気から、通常、各タブレットの包装
によって分離する必要がある。
【0010】 (発明が解決しようとする課題) したがって、本発明が解決しようとする課題は、前記した先行技術上の問題を
解決した洗剤タブレットの製造法を提供することである。本発明の方法によれば
、高い硬度を有しかつ家庭用電気洗濯機の洗剤投入室から洗剤を投入しうるのに
十分に急速な溶解速度を有するような、洗剤タブレットを、簡易で再現可能な方
法によって、製造することができる。これに関し、タブレットは、直径方向破砕
応力に対して高い硬度を有するだけでなく、輸送の間の摩擦/振動応力や落下に
対して、安定性が保証されるべきである。
【0011】 加えて、本発明の方法によって製造されるタブレットは、各タブレットの大気
密封包装が通常必要となるような、開放型の貯蔵の間でも、いずれの変化をも受
けない有利な特性を示すことができる。
【0012】 (発明の開示) 本発明によれば、前記した利点を有する洗剤タブレットは、P型および/また
はX型ゼオライト並びに他のコンパウンド化成分を含むような界面活性剤含有顆
粒から構成されるプレミックスを打錠することによって、製造できることが、判
明した。
【0013】 したがって、本発明は、界面活性剤含有顆粒と、微粒子コンパウンド化成分と
を混合し、次いで得られたプレミックスを常法で打錠することによって、洗剤タ
ブレットを製造する方法であって、 上記界面活性剤含有顆粒は、P型および/またはX型ゼオライトを含むことを特
徴とする方法を提供する。
【0014】 界面活性剤含有顆粒の製造法 界面活性剤含有顆粒の製造法については、多数の特許文献、論文および雑誌を
含め、従来技術の文献に記載され、例えば、洗剤製造に関し、種々の噴霧乾燥法
、混合法および顆粒化法が記載されている〔W. Hermann. de Groot, I. Adami,
G.F. Moretti, "The Manufacture of Modern Detergent Powders", W. Hermann
de Groot Academic Publishers, Wassenaar, 1995〕。
【0015】 エネルギー節約の観点から、界面活性剤含有顆粒は、好適には顆粒化法(造粒
法)で製造し、噴霧乾燥法では製造しない。種々のミキサー-グラニュレーター
およびミキサー-アゴロメレーターで実施されるような、通常の顆粒化法および
凝集化法に加え、例えば、プレス凝集化法も、使用することができる。
【0016】 顆粒化法は、洗剤業界で代表的に使用されているような種々の機械で実施する
ことができる。例えば、医薬産業で汎用されているスフェロナイザーを使用する
ことができる。このような回転式装置において、顆粒の滞留時間は、通常20秒未
満である。通常のミキサーおよびミキサー-グラニュレーターも、顆粒化に適し
ている。ミキサーは、高剪断ミキサーおよび低回転速度の汎用ミキサーの両者を
使用することができる。好適なミキサーは、例えば、RまたはRV Eirich(登録商
標)ミキサー(Maschinenfabrik Gustav Eirich, Hardheim)、Schugi(登録商
標)Flexomixミキサー、Fukae(登録商標)FS-Gミキサー(Fukae Powtech, Kogy
o Co., Japan)、 Loedige(登録商標) FM、KMおよびCBミキサー(Loedige Mas
chinenbau GmbH, Paderborn)およびT またはK-T系 Drais(登録商標)ミキサー
(Drais-Werke GmbH, Mannheim)が例示される。ミキサーにおける、顆粒の滞留
時間は、60秒未満であって、滞留時間は、ミキサーの回転速度に依存する。滞留
時間が短かければ短いほど、ミキサーの回転速度は、より高い。ミキサー/スフ
ェロナイザーにおいて、滞留時間は、好適には1分未満、好適には15秒未満であ
る。低速ミキサー、例えばLoedige KMにおいて、20分までの滞留時間に調節し、
10分未満の滞留時間がプロセスの経済性の観点から好適である。
【0017】 プレス凝集化法において、界面活性剤含有顆粒は、加圧剪断圧縮されると同時
に、均一化され、次いで成形/形成段階を介して機械から吐出される。工業的に
最も重要なプレス凝集化法は、押出成形、ロール圧縮成形、ペレット化および打
錠である。本発明によれば、界面活性剤含有顆粒の製造に好適に使用される、プ
レス凝集化法は、押出成形、ロール圧縮成形およびペレット化である。
【0018】 本発明の好適な一具体例によれば、界面活性剤含有顆粒は、好適には遊星形ロ
ール押出機または同方向または逆方向回転式の二軸押出機に連続供給される。こ
の場合、バレルおよび押出機/顆粒化ヘッドは、所定の押出成形温度に加熱する
ことができる。押出機スクリューの剪断作用によって、プレミックスは、加圧圧
縮し(好適には、少なくとも25 barまたは著しく高い処理量の場合にはやや低く
、用いた機械に依存)、可塑化し、押出機ヘッドの多孔ダイに通して、細いスト
ランドの形態で押出成形し、最後に、回転式ブレードで切断して、好適にはほぼ
球形または円筒形の顆粒を形成する。多孔押出成形ダイの孔直径および押出成形
ストランドの切断長さは、選択した顆粒の寸法に応じて選択される。この具体例
によれば、実質的に一定で所定の粒径を有する顆粒を製造でき、各粒子の絶対粒
径は、意図した用途目的に応じて調節することができる。好適な具体例によれば
、mm範囲の均一粒子を製造でき、例えば、その粒径は、約0.8〜5 mm、特に約約1
.0〜3 mmである。本発明の好適な一具体例によれば、押出成形ストランドの切断
によって形成した一次顆粒についての長さ/直径の比率は、約1:1〜約3:1であ
る。さらに、本発明の別の好適な一具体例によれば、可塑的一次顆粒は、付加的
な形成/形成処理工程に送り、この工程の間に、粗押出物に存在するエッジに丸
みを付け、これにより、球形またはほぼ球形の押出物顆粒を最後に得ることがで
きる。別法として、低圧押出機、例えばKahlプレスまたはBextruderによって、
押出成形/圧縮成形を実施することができる。
【0019】 本発明の別の好適な一具体例によれば、界面活性剤含有顆粒の製造法は、ロー
ル圧縮成形法で実施される。この方法によれば、界面活性剤含有顆粒は、2つの
ロール(平滑ロールまたは形状形成用の凹部面を備えたロール)の間に導入し、
2つのロール間で圧縮ロール処理して、シート形態の圧縮物を形成する。ロール
は、コンパウンドに対し直線的に強く圧縮し、要すれば加熱または冷却すること
ができる。平滑ロールを用いた場合、模様を有しない平滑な圧縮物シートを得る
ことができる。これとは対照的に、模様付ロールを用いた場合、例えば、洗剤粒
子上にある種の形態を予め形成しうるような、模様付圧縮物または各ペレットを
得ることができる。次いで、シート状圧縮物を、チョッパーまたは粉砕装置によ
って破壊して、小片を形成し、これを、処理して顆粒を形成し、この顆粒をさら
に処理できるが、特に、この顆粒を、既知の表面処理法によって実質的に球形の
顆粒に変換することができる。
【0020】 本発明の好適な一具体例によれば、界面活性剤含有顆粒の製造は、ペレット化
法によって実施することができる。この方法では、界面活性剤含有顆粒を、穿孔
付表面に適用し、プレスロールによって穿孔内を強制的に通過させる。従来技術
のペレットプレス法によれば、界面活性剤含有顆粒を、回転ロールによって、加
圧圧縮し、可塑化し、穿孔付表面に、ストランドの形態で押し込んで、最後に切
断装置で粉砕している。プレスロールおよび穿孔付表面は、多数の形態を想定す
ることができる。例えば、平らな穿孔付プレートを、凹状または凸状のリングダ
イのように用い、材料を、このダイに通して、1またはそれ以上のプレスロール
によって圧縮する。穿孔付プレートプレスによれば、プレスロールは、円錐形態
であってよい。リングダイプレスによれば、ダイおよびプレスロールは、同方向
または反対方向に回転することができる。本発明方法の実施に適したプレスは、
例えば次のような特許文献に記載されている:DE 38 16 842(Schlueter GmbH)
。この特許文献の記載によれば、リングダイプレスは、プレス貫通孔を有する回
転式リングと、内面に共働的に接続した少なくとも1つのプレスロールとから構
成される。このプレスロールによって、プレス貫通孔を通ってダイ空間に送られ
た材料を圧縮し、吐出装置に送る。リングダイおよびプレスロールは、同方向に
駆動するように設計され、これにより、界面活性剤含有顆粒に適用される剪断荷
重、したがって、界面活性剤含有顆粒の温度増加を低下させている。しかしなが
ら、ペレット化法は、もちろん、加熱可能なロールまたは冷却可能なロールで実
施でき、プレミックスを所定の温度に調節することができる。
【0021】 界面活性剤 本発明の界面活性剤含有顆粒は、充填材および担体、所望により洗剤成分およ
び付加的な顆粒化助剤に加え、界面活性剤を含む。界面活性剤は、アニオン性、
非イオン性、双性またはカチオン性界面活性剤からなる群から選ばれる。経済的
理由および性能スペクトルの観点から、アニオン性界面活性剤が好適である。
【0022】 アニオン性界面活性剤 好適なアニオン性界面活性剤は、例えば、スルホン酸塩型界面活性剤および硫
酸エステル型界面活性剤である。好適なスルホン酸塩型のアニオン性界面活性剤
は、好適にはC9〜C13アルキルベンゼンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩
(即ち、アルケンスルホン酸塩とヒドロキシアルカンスルホン酸塩との混合物)
、および二スルホン酸塩であり、これは、例えば、二重結合を内部と末端とに有
するC12〜C18モノオレフィンを用い、これを三酸化硫黄ガスでスルホン化し、次
いで得られたスルホン化生成物をアルカリ加水分解または酸加水分解して得るこ
とができる。他の好適なスルホン酸塩型界面活性剤は、C12〜C18アルカンを用い
、これを、例えばスルホ塩素化またはスルホン化し、次いで加水分解または中和
して得られるアルカンスルホン酸塩である。また、α-スルホ脂肪酸のエステル
(エステルスルホネート)、例えば水添ヤシ油、パーム核油または獣脂脂肪酸の
α-スルホン化メチルエステルも、好適である。
【0023】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル
である。本明細書に用いられる「脂肪酸グリセロールエステル」なる用語は、モノ
グリセロールを1〜3 molの脂肪酸とエステル化反応させるか、またはトリグリセ
ロールを0.3〜2 molのグリセロールとエステル交換反応させることによって得ら
れるような、モノエステル、ジエステルおよびトリエステル並びにそれらの混合
物を意味する。好適なスルホン化脂肪酸グリセロールエステルは、C6 22飽和脂
肪酸のスルホン化生成物であり、飽和脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸、
カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸が例示される。
【0024】 好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、脂肪アルコールの硫酸セミエステル
についてのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩であり、脂肪アルコールとして、
C12〜C18脂肪アルコール、例えば、ヤシ油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコール
、ラウリル、ミリスチル、セチルまたはステアリルアルコールなどが例示され、
またC10〜C20オキソアルコールおよび同じ鎖長の二級アルコールが例示される。
他の好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、前記した鎖長を有しかつ石油化学
製品系の合成直鎖アルキル鎖を含み油脂化学原料系の対応する化合物と同様な崩
壊挙動を示すようなものである。C12〜C16アルキル硫酸塩、C12〜C15アルキル硫
酸塩およびC14〜C15アルキル硫酸塩が、洗濯処理性能の観点から特に好適である
。他の好適なアニオン性界面活性剤は、2,3-アルキル硫酸塩で、これは、例えば
US 3,234,258またはUS 5,075,041記載の方法によって製造でき、登録商標DAN(S
hell Oil Company)として市販されている。
【0025】 また、1〜6 molの酸化エチレン(EO)でエトキシル化した、直鎖または分岐鎖
C7〜C21アルコールの硫酸モノエステル、例えば、2-メチル分岐鎖C9〜C11アルコ
ール(EO平均3.5 mol)またはC12〜C18脂肪アルコールの硫酸モノエステル(EO1
〜4 mol)も、好適である。このような界面活性剤は、高い発泡能力を有するた
め、洗剤中には、比較的少量、例えば1〜5重量%の用量でしか使用しない。
【0026】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、スルホコハク酸アルキルエステルの塩で
あり、このスルホコハク酸アルキルエステルは、スルホスクシネートまたはスル
ホコハク酸エステルとしても知られている。この界面活性剤は、スルホコハク酸
と、アルコール(好適には脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコール)
とのモノエステルおよび/またはジエステルである。好適なスルホスクシネート
として、C8〜C18脂肪アルコール残基またはそれらの混合物が例示される。特に
好適なスルホスクシネートは、エトキシル化脂肪アルコールから得られる脂肪ア
ルコール残基を含み、このアルコール残基は、単独で考えると、非イオン性界面
活性剤とも言える(以下の説明を参照されたし)。これらスルホスクシネートの
うち、その脂肪アルコール残基が狭い範囲のエトキシル化脂肪アルコールから得
られるものが、特に好適である。好適には炭素数8〜18のアルキル(アルケニル
)鎖を有するアルキル(アルケニル)コハク酸およびその塩も、使用することが
できる。
【0027】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、特に、セッケンである。特に好適なセッ
ケンは、飽和脂肪酸のセッケン、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、水添エルカ酸およびベヘン酸の塩、および特に天然脂肪酸、
例えばヤシ油、パーム核油または獣脂脂肪酸から得られるセッケン混合物である
【0028】 セッケンも含め、アニオン性界面活性剤は、ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩の形態で存在でき、また有機塩基、例えばモノ、ジまたはトリエタノ
ールアミンの可溶性塩の形態で存在することができる。アニオン性界面活性剤は
、好適にはナトリウムおよび/またはカリウム塩の形態、特に好適にはナトリウ
ム塩の形態で存在することができる。
【0029】 本発明によれば、好適な界面活性剤含有顆粒(工程(a)の目的生成物)は、
アニオン性界面活性剤を、顆粒を基準に、好適には5〜50重量%、より好適には7
.5〜40重量%、特に10〜20重量%の用量で含むことができる。
【0030】 本発明の界面活性剤含有顆粒によれば、アニオン性界面活性剤(工程(a)の
目的生成物において使用)の選択に関して、何ら制限されるものではない。しか
しながら、好適な界面活性剤含有顆粒は、洗剤タブレット全重量を基準に、0.2
重量を越えるセッケン含量を有する。好適なアニオン性界面活性剤は、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩および脂肪アルコールスルフェートである。好適な洗剤タ
ブレットは、洗剤組成物を基準に、2〜20重量%、好適には2.5〜15重量%、特に
5〜10重量%の脂肪アルコールスルフェートを含有する。
【0031】 非イオン性界面活性剤 好適な非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化(好適にはエトキシル化)ア
ルコール、特に一級アルコールである。これは、好適には炭素数8〜18のアルコ
ールと、アルコール1 mol当たり酸化エチレン(EO)平均1〜12 molとからなり、
アルコール残基は、直鎖もしくは好適には2-メチル分岐鎖であってもよいか、ま
たは通常のオキソアルコール残基におけるように直鎖およびメチル分岐鎖基を混
合して有することができる。しかしながら、天然物由来のC12-18アルコール(例
えばヤシ油脂肪アルコール、パーム油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコールまた
はオレイルアルコール)の直鎖基と、アルコール1 mol当たり平均2〜8EOとを有
するアルコールエトキシレートが特に好適である。好適なエトキシル化アルコー
ルとして、例えば、C12-14アルコール+3EOまたは4EO、C9-11アルコール+7EO、
C13-15アルコール+3EO、5EO、7EOまたは8EO、C12-18アルコール+3EO、5EOまた
は7EO、およびそれらの混合物(例えばC12-14アルコール+3EOと、C12-18アルコ
ール+7EOとの混合物)が例示される。上記エトキシル化度は、統計学的平均値
であり、これは、特定の生成物について、整数または端数であってもよい。好適
なアルコールエトキシレートは、同族体分布が狭い(狭範囲エトキシレート、NR
E)。このような非イオン性界面活性剤に加えて、前記のような12を越えるEOを
有する脂肪アルコールも使用しうる。その例は、(獣脂)脂肪アルコール+14EO
、16EO、20EO、25EO、30EOまたは40EOである。
【0032】 他の好適な非イオン性界面活性剤は、単独または他の界面活性剤と組合わせて
使用でき、アルコキシル化、好適にはエトキシル化またはエトキシル化/プロポ
キシル化脂肪酸アルキルエステル(好適には1〜4の炭素原子をアルキル鎖中に含
む)、特に脂肪酸メチルエステル(例えば特願昭58/217598記載のエステル、好
適にはWO-A-90/13533記載の方法で製造したエステル)である。
【0033】 別のタイプの非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)であ
って、これも、有利に使用することができる。好適なアルキルポリグリコシドは
、式:RO(G)Zで示される。式中、R基は、直鎖または分岐鎖(特に2-メチル分
岐鎖)で、飽和または不飽和のC8 22、好適にはC12 18脂肪族基である。Gは、
炭素数5または6のグリコース単位(好適にはグルコース単位)である。グリコシ
ド化度zは、1〜4.0、好適には1.0〜2.0、より好適には1.1〜1.4の数値である。
【0034】 好適には、直鎖アルキルポリグルコシド、すなわち、ポリグリコシル成分がグ
ルコース基であって、アルキル成分がn-アルキル基であるようなアルキルポリグ
ルコシドを使用する。
【0035】 工程(a)の最終生成物は、有利には、アルキルポリグリコシドを含む。アル
キルポリグリコシドの洗剤組成物中の含有量は、タブレット全量を基準に、0.2
重量%を超える量である。特に好適な洗剤タブレットは、アルキルポリグリコシ
ドを、0.2〜10重量%、好適には0.2〜5重量%、より好適には0.5〜3重量%の用
量で含有する。
【0036】 また、アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤も好適であり、例えばN-ココ
アルキル-N,N-ジメチルアミンオキシドおよびN-獣脂アルキル-N,N-ジヒドロキシ
エチルアミンオキシドが例示され、また脂肪酸アルカノールアミド型の非イオン
性界面活性剤も好適である。このような非イオン性界面活性剤の用量は、好適に
はエトキシル化脂肪アルコールの用量よりも、より少なく、より好適には半分よ
りも少ない。
【0037】 他の好適な界面活性剤は、以下の式(II)で示されるポリヒドロキシ脂肪酸ア
ミドである。
【化1】 上記式中、RCOは、炭素数6〜22の脂肪族アシル基、R1は、水素、炭素数1〜4の
アルキル基またはヒドロキシアルキル基、[Z]は炭素数3〜10/ヒドロキシル基
数3〜10の直鎖または分岐鎖ポリヒドロキシアルキル基である。ポリヒドロキシ
脂肪酸アミドは、還元糖をアンモニア、アルキルアミンまたはアルカノールアミ
ンで還元的アミノ化し、次いで脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸塩
化物によってアシル化することによって得ることができる。
【0038】 一群のポリヒドロキシ脂肪酸アミドとして、以下の式(III)で示される化合
物が例示される。
【化2】 上記式中、Rは、炭素数7〜12の直鎖または分岐鎖アルキルまたはアルケニル基
、R1は、炭素数2〜8の直鎖、分岐鎖もしくは環式のアルキル基またはアリール基
、R2は、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖もしくは環式のアルキル基またはアリール基
またはオキシアルキル基、好適にはC1〜C4アルキル基またはフェニル基、[Z]
は、アルキル鎖に少なくとも2個のヒドロキシル基が置換した直鎖ポリヒドロキ
シアルキル基、またはそのアルコキシル化(好適にはエトキシル化またはプロポ
キシル化)誘導体である。
【0039】 好適には、[Z]は、還元糖(例えばグルコース、フルクトース、マルトース
、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロース)の還元的アミノ化
によって得ることができる。次いで、N-アルコキシまたはN-アリールオキシ置換
化合物を、例えばWO-A-95/07331に従い、触媒としてのアルコキシドの存在下に
脂肪酸メチルエステルと反応させて、所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに変換
することができる。
【0040】 界面活性剤の含有量 本発明によれば、アニオン性界面活性剤または非イオン性界面活性剤またはそ
れらの混合物および所望により両性界面活性剤またはカチオン性界面活性剤であ
るか、否かに拘らず、いずれの界面活性剤も界面活性剤含有顆粒に使用すること
ができる。本発明の好適な一具体例によれば、工程(a)で製造した界面活性剤
含有顆粒の界面活性剤含有量は、この界面活性剤含有顆粒を基準に、5〜60重量
%、好適には10〜50重量%、より好適には15〜40重量%である。
【0041】 界面活性剤含有顆粒は、その用量を洗剤タブレットにおいて、変化させること
ができる。本発明の好適な一具体例によれば、界面活性剤含有顆粒の洗剤タブレ
ット中含有量は、この洗剤タブレットの重量を基準に、40〜95重量%、好適には
45〜85重量%、より好適には55〜75重量%である。
【0042】 ゼオライト 本発明によれば、本発明の界面活性剤含有顆粒は、P型および/またはX型ゼオ
ライトを含む。
【0043】 ゼオライトP ゼオライトPは、ゼオライト構造群1に属する〔Donald W. Breck: "Zeolite Mo
lecular Sieves", John Wiley & Sons, New York, London, Sydney, Toronto, 1
974, p. 72〕。ゼオライトPは、単4員環の第二次形成単位(S4R)を特徴とする
。本明細書において、「ゼオライト構造群1のゼオライト」なる用語は、ゼオライ
トPと同義であって、このため、P型ゼオライトとして、合成ゼオライトPの他に
、天然または合成のアナルサイム、ウォルケライト、バイセイト(Viseite)、
ケホアイト、ハーモトーム、フィリップサイト、ギスモンダイト、ガロナイト(
Garronite)、パウリンジャイト(Paulingite)、ローモンタイトおよびユガワ
ラライトを、使用することができる。しかしながら、式:Na86[(AlO26(SiO 210 ]キ 15 H2Oで示される、純粋なゼオライトPが、好適に使用される。最も 汎用されているゼオライトPの2つのタイプは、立方晶系および正方晶系誘導体
であって、この立方晶系ゼオライトPは、文献では、ゼオライトBまたはゼオライ
トPcと記載されている一方、正方晶系ゼオライトは、Ptと呼ばれている。
【0044】 ゼオライトPは、密度2.01 g/cm3を有し、気孔率41%の構造である。本発明に
使用されるゼオライトPの三次元骨格は、大きさ2.6Åの空孔(脱水物)または3.
1・4.4Åおよび2.8・4.9Åの空孔(水和物)を有する。特に好適なゼオライトP
は、ゼオライトMAP(登録商標)(Crosfield)である。
【0045】 ホージャサイト型ゼオライト 天然のホージャサイトは、ゼオライトXおよびYと共に、二重6員環(D6R)構造
単位を特徴とするゼオライト構造群4のホージャサイト型に属する〔Donald W. B
reck: "Zeolite Molecular Sieves", John Wiley & Sons, ニューヨーク、ロン
ドン、シドニー、トロント、1974年、92頁〕。前記ホージャサイト型ゼオライト
に加え、天然のチャバサイト、グメリナイト、合成ゼオライトR(チャバサイト
型)、合成ゼオライトS(グメリナイト型)および合成ゼオライトL、および合成
ゼオライトZK-5は、ゼオライト構造群4に属する。これら合成ゼオライトのうち
、最後の2つは、いずれの鉱物類似体を有しない。本発明によれば、ゼオライト
構造群4の上記代表例は、全て、ゼオライトXによって置換することができ、ゼオ
ライトXの使用は、P型ゼオライトと同様に、著しく好適である。
【0046】 ホージャサイト型ゼオライトは、D6R構造単位によって正方晶系的(四面体的
)に結合されたβ-ケージから構成され、β-ケージは、ダイアモンド中の炭素元
素と同様な配列である。本発明に使用されるホージャサイト型ゼオライトの三次
元骨格は、大きさ2.2〜7.4Åの空孔を有する。加えて、元素胞は、直径約13Åの
8個の空洞を有し、式:Na86[(AlO286(SiO2106]・264H2Oで示される。ゼ
オライトXの骨格は、気孔率約50%(脱水結晶を基準)を有し、既知ゼオライト
の全てのうち、最も大きい空洞を有する(ゼオライトY=約48%の気孔率、ホー
ジャサイト型ゼオライト=約47%の気孔率)。以上の全てのデータは、次の文献
に見られる:Donald W. Breck: "Zeolite Molecular Sieves", Jhon Wieley & S
ons, ニューヨーク、ロンドン、シドニー、トロント、1974年、145頁、176頁、1
77頁。
【0047】 本発明によれば、P型および/またはX型ゼオライトと他のゼオライトとの混合
物または共結晶化物は、必然的に、ゼオライト構造群4に属しないものではある
が、本発明において使用することができる。本発明によれば、界面活性剤含有顆
粒中に存在するゼオライトの少なくとも50%をP型および/またはX型ゼオライト
から構成すると、本発明の利点が特に明確になる。本発明に使用されるケイ酸ア
ルミニウムは、市販の製品であり、その製造法は、標準的な文献に記載されてい
る。 市販のX型ゼオライトは、例えば次の式で示される。 Na86[(AlO286(SiO2106]・xH2O K86[(AlO286(SiO2106]・xH2O Ca40Na6[(AlO286(SiO2106]・xH2O Sr21Ba22[(AlO286(SiO2106]・xH2O 上記式中、xは、0〜276の数値であり、孔径は、8.0〜8.4Åである。
【0048】 例えば、ゼオライトXとゼオライトAとの共晶化物(ゼオライトX約80重量%)
は、市販されており〔CONDEA Augusta S.p.A.、登録商標名:VEGOBOND AX〕、以
下の式で示され、本発明の方法に有利に使用することができる。 nNa2O・(1−n)K2O・Al2O3・(2−2.5)SiO2・(3.5−5.5)H2O
【0049】 ゼオライトの含有量 本発明によれば、界面活性剤含有顆粒中のP型および/またはX型ゼオライトの
含有量は、他の所望成分に従い、広範に変化させることができる。本発明の好適
な一具体例によれば、P型および/またはX型ゼオライトの界面活性剤含有顆粒中
含有量は、この界面活性剤含有顆粒を基準に、20〜80重量%、好適には25〜70重
量%、より好適には30〜50重量%である。
【0050】 他の洗剤成分 ゼオライトPおよび/またはXを含む界面活性剤含有顆粒は、次いで他のコンパ
ウンド化成分と混合してプレミックスを形成し、その後、このプレミックスを打
錠して、洗剤タブレットを形成する。前記した成分の他に、打錠されるプレミッ
クスは、他の代表的洗剤成分、特に次の物質からなる群から選ばれる成分を、コ
ンパウンド化成分として含むことができる:ビルダー、崩壊剤、漂白剤、漂白活
性剤、酵素、pH調節剤、香料、香料担体、蛍光剤、染料、制泡剤、シリコーン
油、再沈着防止剤、蛍光増白剤、変色防止剤、色素移動防止剤および防食剤。
【0051】 ビルダー 洗浄作用物質の他に、ビルダーが最も重要な洗剤成分である。本発明の洗剤タ
ブレットは、いずれの代表的な洗剤用ビルダーをも含むことができ、ビルダーと
して、特に、ゼオライト、ケイ酸塩、炭酸塩、有機系コビルダーが例示され、生
態学的に問題がなければ、リン酸塩も使用することができる。
【0052】 結晶性層状ケイ酸塩 ビルダーとして好適な結晶性層状ケイ酸塩は、式:NaMSixO2x+1・yH2Oで示さ
れる。式中、Mはナトリウムまたは水素で、xは1.9〜4で、yは0〜20の数であ
って、好適なXは、2、3または4である。この層状シリケートは、例えばEP-A-
0 164 514に記載されている。好適な結晶性層状ケイ酸塩は、Mがナトリウムで
、Xが2または3である上記式の化合物である。特に好適なものは、β-およびγ-
の二ケイ酸塩ナトリウム(Na2Si2O5・yH2O)である。β-二ケイ酸ナトリウムは
、WO-A-91/08171記載の方法で得ることができる。
【0053】 無定形ケイ酸ナトリウム 他の有用なビルダーは、係数(Na2O:SiO2の比率)が約1:2〜約1:3.3、好適
には約1:2〜1:2.8、より好適には約1:2〜1:2.6である、無定形ケイ酸ナトリ
ウムであって、これは、遅延溶解によって、多数回の洗濯サイクル特性を示す。
通常の無定形ケイ酸ナトリウムを用いる、遅延溶解は、表面処理、コンパウンド
化処理、圧縮または過乾燥のような、種々の方法で得ることができる。本明細書
に用いられる「無定形」なる用語は、X線無定形を意味する。すなわち、ケイ酸塩
は、X線回折実験において、結晶性物質に典型的である鋭敏なX線反射を全く示
さず、最良の状態でも、数度の回折角度幅を有する散乱X線の最大値を1または
それ以上しか示さない。しかしながら、電子回折実験において、ケイ酸塩粒子が
屈曲した回折最大値または鋭敏な回折最大値を形成する場合でも、特に良好なビ
ルダー特性を達成することができる。これは、生成物の微結晶域が寸法10〜数百
nm(最大50 nmまで)であることを意味するものと、説明され、その寸法は、特
に、最大で20 nmのものが好適である。以上のようないわゆるX線無定形ケイ酸
塩は、通常の水ガラスよりも遅延した溶解特性を示し、DE-A-44 00 024に記載さ
れている。圧縮無定形ケイ酸塩、コンパウンド化無定形ケイ酸塩および過乾燥X
線無定形ケイ酸塩が特に好適である。
【0054】 微結晶合成ゼオライト 所望により、所定量のゼオライトPおよび/またはXの他に、より多量のゼオラ
イトをコンパウンド化成分として添加して、プレミックス中に混和することがで
きる。本発明によれば、結合水を含む、微結晶合成ゼオライトは、好適にはA、P
、XまたはY型のゼオライトである。しかしながら、ゼオライトXおよびゼオライ
トAと、ゼオライトXおよび/またはPとの混合物も、好適である。好適なゼオラ
イトは、平均粒径10μm未満(Coulter Counter Methodによって測定した容量分
布)を有すると共に、好適には18〜22重量%、より好適には20〜22重量%の結合
水を含む。好適なゼオライトは、平均粒径10μm未満(Coulter Counter Method
によって測定した容量分布)を有すると共に、好適には18〜22重量%、より好適
には20〜22重量%の結合水を含む。
【0055】 リン酸塩ビルダー 既知のリン酸塩は、生態学的に問題がなければ、もちろんビルダー物質として
使用することができる。好適なリン酸塩ビルダーは、オルトリン酸、ピロリン酸
などのナトリウム塩であり、特に好適なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸の
ナトリウム塩である。
【0056】 有機ビルダー 有用な有機ビルダーは、生態学的に使用上安全であるという条件で、例えば、
有用なポリカルボン酸(例えばナトリウム塩の形態)であり、カルボン酸の例と
して、クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、糖類の酸、アミ
ノカルボン酸、ニトリロトリ酢酸(NTA)およびそれらの混合物が挙げられる。
好適な塩は、ポリカルボン酸の塩であり、カルボン酸の例として、クエン酸、ア
ジピン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、糖類の酸およびそれらの混合物が挙
げられる。
【0057】 崩壊剤 本発明によれば、いわゆるタブレット用崩壊剤を高圧縮タブレット中に混和さ
せ、タブレットの崩壊を促進して、崩壊時間を短縮させることができる。文献〔
Roempp (9版, 6巻, 4,440頁)およびVoight "Lehrbuch der pharmazeutischen
Technologie" (6版, 1987年, 182〜184頁)〕によれば、タブレット崩壊剤また
は崩壊促進剤は、タブレットを水や胃液中に急速に崩壊させて医薬活性成分を吸
収可能な形態で放出させるための助剤である。
【0058】 以上のような崩壊作用によって「崩壊剤」として知られている物質は、その容
量を水との接触によって増加させることができる。すなわち、一方で崩壊剤自体
の容量を増加させ(膨潤)、他方でガスの放出によって圧力を形成し、この圧力
によってタブレットを崩壊させて、比較的小さい粒子を形成する。よく知られた
崩壊剤は、炭酸塩/クエン酸の系であるが、他の有機酸も使用することができる
。膨潤型崩壊剤は、例えば合成ポリマー、例えばポリビニルピロリドン(PVP)
または天然ポリマーおよび/または変性天然物質、例えばセルロースおよびデン
プンおよびそれらの誘導体、アルギネートまたはカゼイン誘導体である。
【0059】 好適な洗剤タブレットは、タブレット重量を基準に、0.5〜10重量%、好適に
は3〜8重量%、特に4〜6重量%の崩壊剤を含有する。
【0060】 セルロース系崩壊剤 本発明によれば、好適な崩壊剤は、セルロース系崩壊剤を意味する。したがっ
て、好適な洗剤タブレットは、この種のセルロース系崩壊剤を含み、その崩壊剤
の用量は、0.5〜10重量%、好適には3〜8重量%、特に4〜6重量%である。純粋
なセルロースは、実験式:(C6H10O5nで示され、正式には、セロビオースのβ
-1,4-ポリアセタールと呼ばれ、また2つのグルコース分子から構成される。好
適なセルロースは、約500〜5,000のグルコース単位から構成され、よって、その
平均分子量は、50,000〜500,000である。本発明によれば、セルロースから出発
し、重合類似体反応によって得られるセルロース誘導体も、セルロース系崩壊剤
として好適に使用することができる。このような化学変性セルロースとして、ヒ
ドロキシの水素原子を置換したエステル化またはエーテル化反応生成物が例示さ
れる。しかしながら、ヒドロキシ基を、酸素原子が結合していない官能基で置換
したセルロースを、セルロース誘導体として使用することもできる。この群のセ
ルロース誘導体として、アルカリ金属セルロース、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、セルロースエステルおよびエーテル、およびアミノセルロースが例示
される。
【0061】 前記したセルロース誘導体は、好適には、単独でセルロース系崩壊剤として使
用せずに、セルロースとの混合物形態で使用される。このセルロース誘導体の混
合物中含有量は、セルロース系崩壊剤を基準に、好適には50重量%未満、より好
適には20重量%未満である。特に好適な具体例によれば、セルロース誘導体を含
まない純粋なセルロースをセルロース系崩壊剤として使用する。
【0062】 微結晶質セルロース さらに、セルロース系崩壊剤またはこの崩壊剤の一成分として、微結晶質セル
ロースを使用することができる。この微結晶質セルロースは、無定形領域のみを
攻撃しかつ無定形領域を完全に溶解しうる一方、結晶領域(約70%)を変化させ
ないような条件下にセルロースを部分的に加水分解する(セルロース全重量の約
30%)ことによって、得られる。加水分解によって形成した微小セルロースのそ
の後の離解によって、一次粒径が約5μmで、例えば平均粒径200μmの粒子に圧縮
可能な微結晶質セルロースが得られる。
【0063】 嵩密度 その後の洗剤タブレットに関連して言えば、打錠されるプレミックスは、通常
の圧縮洗剤と同じ嵩密度を有することが、有利である。本発明の特に好適な一具
体例によれば、打錠されるプレミックスの嵩密度は、少なくとも500 g/l、好適
には少なくとも600 g/l、より好適には少なくとも700 g/lである。 漂白剤 過酸化水素(H2O2)を水中で生成するような漂白剤化合物のうち、過ホウ酸ナ
トリウム四水和物および過ホウ酸ナトリウム一水和物が、特に重要である。他の
有用な漂白剤は、例えば過炭酸ナトリウム、ペルオキシピロリン酸塩、クエン酸
塩過水和物生成型または過酸化水素生成型の過酸塩または過酸、例えば過安息香
酸塩、ペルオクソフタル酸塩、二過アゼライン酸、フタロイミノ過酸または二過
ドデカン二酸である。このような漂白剤を用いた場合、界面活性剤および/また
はビルダーを放出することができるため、純粋な漂白剤タブレットを製造するこ
とができる。このような漂白剤タブレットを洗濯物の洗濯に使用する場合、他の
タブレット成分とは無関係に、過炭酸ナトリウムとセスキ炭酸ナトリウムとの組
み合わせを好適に使用することができる。食器洗浄機用の洗剤または漂白剤タブ
レットを製造する場合、有機漂白剤からなる群から選ばれる漂白剤を使用するこ
とができる。代表的な有機漂白剤は、過酸化ジアシル、例えば過酸化ジベンゾイ
ルである。他の代表的な漂白剤は、ペルオキソ酸であり、このうち、アルキルペ
ルオキソ酸およびアリールペルオキソ酸が特に例示される。好適なペルオキソ酸
の代表例は、次のとおりである。(a)ペルオキシ安息香酸およびその環置換誘
導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸、ペルオキシ-α-ナフトエ酸および一
過フタル酸マグネシウム (b)脂肪族または置換脂肪族過酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシ
ステアリン酸、ε-フタルイミドペルオキシカプロン酸(フタロイミノペルオキ
シヘキサン酸(PAP)、o-カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N-ノ
ニルアミド過アジピン酸およびN-ノニルアミドペルスクシネート、および (c)脂肪族およびアリール脂肪族ペルオキシ二カルボン酸、例えば1,12-ジペル
オキシカルボン酸、1,9-ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、
ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2-デシルジペルオキシブタン
-1,4-二酸、N,N-テレフタロイル-ジ(6-アミノペルカプロン酸)。
【0064】 塩素および臭素放出型漂白剤 他の好適な食器洗浄機洗剤タブレット用の漂白剤は、塩素および臭素放出型物
質である。好適な塩素および臭素放出型物質は、例えば、複素環式N-ブロモアミ
ドおよびN-クロロアミド、例えばトリクロロイソシアヌル酸、トリブロモシアヌ
ル酸、ジブロモイソシアヌル酸および/またはジクロロイソシアヌル酸(DICA)
および/または、これらと、カチオン、例えばカリウムおよびナトリウムとの塩
である。ヒダトイン化合物、例えば1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダトインも、
好適である。
【0065】 漂白活性剤 60℃またはそれ以下の温度で洗濯をする際、その漂白作用を改善するには、漂
白活性剤を成分(b)またはその一部として混和することができる。漂白活性剤
は、過加水分解(パーヒドロリシス)条件下に、脂肪族ペルオキソカルボン酸、
好適にはC1 10(好適にはC2 4)脂肪族ペルオキソカルボン酸および/または
非置換または置換過安息香酸を形成するような化合物である。上記数の炭素原子
を有するO-および/またはN-アシル基および/または非置換もしくは置換したベ
ンゾイル基を含んでいる物質が、好適である。好適な漂白活性剤として、ポリア
シル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ア
シル化トリアジン誘導体、特に1, 5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサヒドロ-1,
3, 5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグ
リコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特にN-ノナノイルスクシンイミド(
NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナノイルまたはイソノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)、カルボン酸無水物、特
に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、エチレングリコ
ールジアセテート、および2,5-ジアセトキシ-2,5-ヒドロフランである。
【0066】 酵素 好適な酵素は、タンパク分解酵素(プロテアーゼ)、脂肪分解酵素(リパーゼ
)、デンプン加水分解酵素(アミラーゼ)、セルラーゼおよびそれらの混合物か
らなる群から選ばれる。特に好適な酵素活性成分は、細菌または真菌株から得ら
れるもので、これら細菌または真菌株として、バシラス・サブチリス(Bacillus
Subtilis)、バシラス・リヘニフォルミス(Basillus licheniformis)、スト
レプトミセス・グリセウス(Streptomyces gtiseus)などが例示される。サブチ
リシン系のタンパク分解酵素が好適に使用され、バシラス・レンツス(Bacillus
lentus)から得られるタンパク分解酵素が特に好適である。これに関し、特に
重要なものは、酵素混合物であり、例えばタンパク分解酵素とデンプン加水分解
酵素との混合物、タンパク分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵
素とセルラーゼとの混合物、セルラーゼと脂肪分解酵素との混合物、タンパク分
解酵素とデンプン分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵素と脂肪
分解酵素とセルラーゼとの混合物などが例示される。特に好適には、セルラーゼ
を含む混合物である。場合により、過酸化酵素(ペルオキシダーゼ)および酸化
酵素(オキシダーゼ)も、好適であることがわかっている。
【0067】 酵素は、担体物質に吸収されるかおよび/または膜材料によってカプセル化す
ることができ、これにより、時期尚早の分解から酵素を保護する。酵素、酵素混
合物または酵素顆粒の割合含有量は、タブレット重量を基準に、例えば約0.1〜5
重量%、好適には約0.1〜2重量%であってよい。
【0068】 汚れ解離剤 さらに、本発明の洗剤タブレットは、洗濯によって衣料から油脂分を除去する
ことを促進させるような成分(いわゆる汚れ解離剤)を含むことができる。この
促進作用は、このような油脂分溶解成分を含む、本発明のタブレットによって既
に反復して洗濯した衣料が、汚れた場合に、特に明らかである。好適な油脂分溶
解成分として、非イオン性セルロースエーテル、例えば、メチルセルロースおよ
びメチルヒドロキシプロピルセルロース(各々、非イオン性セルロースエーテル
量を基準に、15〜30重量%のメトキシ基および1〜15重量%のヒドロキシプロピ
ル基を含む)、および既知のフタル酸および/またはテレフタル酸ポリマーおよ
びそれらの誘導体、特にエチレンテレフタレートおよび/またはポリエチレング
リコールテレフタレートのポリマーおよびそれらのアニオン性および/または非
イオン性変性誘導体が例示される。これらのうち、フタル酸およびテレフタル酸
ポリマーのスルホン化誘導体が、特に好適である。
【0069】 蛍光増白剤 本発明のタブレットは、蛍光増白剤として、ジアミノスチルベンジスルホン酸
の誘導体またはそのアルカリ金属塩を含有することができる。好適な蛍光増白剤
は、例えば、4,4'-ビス-(2-アニリノ-4-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル-6-ア
ミノ)スチルベン-2,2'-ジスルホン酸の塩、または同様の構造で、 モルホリノ
基に代えて、ジエタノールアミノ基、メチルアミノ基、アニリノ基または2-メト
キシエチルアミノ基を有する化合物である。置換ジフェニルスチリル型の蛍光増
白剤も使用でき、例えば4,4'-ビス-(2-スルホスチリル)ジフェニル、4,4'-ビ
ス-(4-クロロ-3-スルホスチリル)ジフェニルまたは4-(4-クロロスチリル)-4
'-(2-スルホスチリル)ジフェニルのアルカリ金属塩が例示される。以上の増白
剤の混合物も使用することができる。
【0070】 香料(染料) 本発明によれば、染料および香料を洗剤タブレットに添加して、製品によって
形成される審美的効果を改善し、これにより、消費者に対し、必要な洗濯特性だ
けでなく、視覚的および感覚的に「定型的で失敗を招かない」製品を付与するこ
とができる。好適な香油または離解として、賦香化合物、例えばエステル、エー
テル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素系の合成物が例示される
。エステル系の賦香化合物の代表的は、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチ
ル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカル
ビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチル
フェニルグリシネート、プロピオン酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチ
ラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテル系の賦香化合物として、ベン
ジルエチルエーテルが例示される。アルデヒド系の賦香化合物として、C8 18
直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトア
ルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアール、ブ
ルゲオナールなどが例示される。好適なケトン系化合物は、イオノン、α-イソ
メチルイオノンおよびメチルセドリルケトンである。アルコール系化合物として
、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、
フェニルエチルアルコール、テルピネオールなどが例示される。炭化水素系の化
合物として、とりわけ、テルペン、例えばリモネン、ピネンなどが例示される。
しかしながら、好適には、一緒になって魅力的な芳香を発生するような、異なる
香料の混合物を使用する。このような香油は、植物源から得られるような天然香
料混合物を含むことができ、その天然源として、パイン油、シトラス油、ジャス
ミン油、パチョリ油、ローズ油、イランイラン油などが例示される。好適なもの
は、クレアリーセージ油、カモミル油、クローブ油、バルサム油、ミント油、ケ
イ葉油、ライム-ブロッサム油、ジュニパーベリー油、ベチバー油、オリーブ油
、ガルバナム油、ラボダニューム油、オレンジブロサッム油、ネロリ油、オレン
ジピール油、サンダールウッド油などが例示される。
【0071】 柔軟剤 本発明の柔軟剤は、通常、染料を基準に、0.01重量%未満の量で含有する一方
、香料/香油は、組成物全量を基準に、約2重量%ほどの用量を使用することが
できる。
【0072】 香料担体 本発明によれば、香料を、直接、洗剤中に混和させることができる。しかしな
がら好適には、香料は、担体に適用し、これにより、香料の布地への付着を確保
し、かつ香料の遅延放出によって香料が衣料に残存すること確保することができ
る。好適な担体材料の例は、シクロデキストリンであって、この場合、シクロデ
キストリン/香料複合体に、所望により他の助剤を被覆することができる。
【0073】 染料 本発明によれば、本発明の洗剤を適切な染料で着色して、その審美的外観を改
善することができる。好適な染料は、当業者ならば困難なく選択することができ
、これは、高い貯蔵安定性を示し、洗剤中の他の成分および光によって悪影響を
受けず、かつ衣料の繊維に対し、著しい染色性を示さず、したがって、このよう
な繊維を染色しないようなものである。本明細書に用いられる「ホージャサイト
型ゼオライト」なる用語は、ゼオライト構造群4のホージャサイト亜群を構成する
3つのゼオライト全てを意味する〔Donald W. Breck: "Zeolite Molecular Siev
es", Jhon Wieley & Sons, ニューヨーク、ロンドン、シドニー、トロント、197
4年、92頁〕。したがって、ゼオライトXの他に、ゼオライトYおよびホージャサ
イト型ゼオライト並びにこれら化合物の混合物も、使用できるが、ゼオライトX
単独が好適である。
【0074】 後から混和される後処理成分 本発明の好適な洗剤タブレット製造法によれば、後から混和される後処理成分
は、ホージャサイト型ゼオライトであって、その粒径は、100μm未満、好適には
10μm未満、より好適には5μm未満であり、また、ホージャサイト型ゼオライト
は、打錠されるプレミックスの少なくとも0.2重量%、好適には少なくとも0.5重
量%、より好適には1重量%を超える量を占める。 製造法:タブレット 本発明のタブレットを製造するには、プレミックスを、ダイにおける2つのポ
ンチの間で圧縮して、固体の圧縮物を形成する。以下、この工程は、簡略化のた
め打錠工程と呼び、4つの段階(計量、圧縮(弾性変形)、可塑変形および吐出
)を含んでなる。
【0075】 まず、プレミックスをダイに導入する。その充填レベル、したがって、形成さ
れるタブレットの重量および形状は、下部パンチの位置およびダイの形態によっ
て決定される。高いタブレット処理量の場合でも、好適にはプレミックス容量の
計量によって均一な計量が、達成される。打錠プロセスの進行につれて、上部パ
ンチは、プレミックスに接触した状態になり、下部パンチに向かって下降する。
この圧縮段階の間、プレミックスの粒子は、相互に緊密に圧縮され、パンチ間の
充填物の気孔率は、継続して低下する。可塑変形段階では、粒子が粗粒子となっ
てタブレットを形成するが、この可塑変形段階は、上部パンチの所定の位置(よ
ってプレミックスに対する所定の圧力下)から開始される。プレミックスの物性
に応じて、その構成粒子は、部分的に粉砕され、プレミックスは、高圧で焼結さ
れる。打錠速度が増加するにつれて(すなわち高い処理量になると)、弾性変形
段階は、より短くなり、その結果、形成したタブレットは、多少とも大きい気孔
を有しうる。打錠プロセスの最終工程では、最終タブレットは、ダイから、強制
的に、下部パンチによって排出され、後段の輸送装置によって運ばれる。この段
階では、タブレットの重量のみが限定的に達成される。なぜなら、タブレットは
、物理的プロセス(再延伸、結晶学的作用、冷却など)の結果として、なお形態
および寸法が変化するからである。
【0076】 打錠プロセスは、市販の打錠プレスで実施でき、このプレスは、一般に、単一
または二重パンチを備えている。後者の場合、圧縮力形成のため、上部パンチが
使用されるだけでなく、下部パンチも打錠プロセスの間に上部パンチの方へ移動
し、上部パンチは、下方に圧縮する。小規模生産のためには、好適には、タブレ
ット用偏心プレスを採用する。このプレスでは、パンチは、偏心ディスクに固定
され、また、このディスクは、所定の速度で回転するシャフト周囲に載置される
。このようなパンチの動きは、通常の4ストロークエンジンの操作に匹敵する。
打錠は、上部パンチおよび下部パンチによって実施できるが、数個のパンチは、
単一の偏心ディスクに固定でき、この場合、ダイ孔の数は、対応して増加する。
偏心プレスの処理量は、そのタイプに応じて、数百から最大で3,000タブレット
/時間まで変化する。
【0077】 大規模生産には、一般に、回転式打錠プレスが採用される。回転式打錠プレス
は、比較的多数のダイが円形のダイテーブル上に配置されている。ダイの数は、
モデルに応じて、6〜55の間で変化するが、これよりも多数のダイも市販されて
いる。上部パンチおよび下部パンチは、各ダイと、ダイテーブル上で連通し、打
錠圧縮力は、前記と同様に、上部パンチまたは下部パンチだけでなく両方のパン
チによって有効に形成される。ダイテーブルおよびパンチは、共通の垂直軸周囲
を移動し、パンチは、湾曲したガイドレールによって、充填、圧縮、可塑変形お
よび吐出工程の位置に、運ばれる。パンチの長い上昇/下降運動が必要な位置で
は(充填、圧縮、吐出)、このような湾曲ガイドレールは、付加的な押下げ部材
、引下げレールおよび排出路によって支持される。ダイは、固定供給装置(いわ
ゆる充填シュー)から充填され、この装置は、プレミックス用の貯蔵容器に連結
される。プレミックスに対する圧縮力は、上部パンチおよび下部パンチ用の部品
により、独立して調節することができ、圧縮力は、調節可能な圧力ローラを通過
するパンチのシャフトヘッドの回転によって形成される。
【0078】 処理量の増加が必要な場合、2またはそれ以上の充填シューを備えた回転式プ
レスを用いることができる。これらの充填シューは、1つのタブレットを製造す
るための通過移動が半円で足りる。二層または多層タブレットを製造する場合、
数個の充填シューを直列で配置し、軽く圧縮して形成した第1層は、さならる充
填前に、吐出されない。所定の好適なプロセス制御によって、積層タブレットお
よびオニオンの外皮に類似の構造を有するインレー(ブルズアイ)タブレットを
、このようにして形成することができる。インレータブレットの場合、コアの上
面、すなわちコア層は、被覆されないため、可視的のままである。回転式打錠プ
レスは、また単一または複数のパンチを備えることができ、これにより、例えば
、50孔の外部サークルおよび35孔の内部サークルを、同時に使用して打錠するこ
とができる。現代の回転式打錠プレスは、1時間当たり、100万を越える数のタブ
レットの処理量を有する。
【0079】 打錠機械 本発明に好適な打錠機械は、例えば、次のような生産会社から入手することが
できる。Apparatebau Holzwarth GbR, Asperg, Wihelm Fette GmbH, Schwarzenb
ec, Hofer GmbH, Weil, KIKIAN, Cologne, KOMAGE, Kell am See, KORSCH Press
en GmbH, Berlin, Mapag Maschinenbau AG, Bern(Switzerland) and Couroy N
.V. Halle (BE/LU)。特に好適な打錠機の例は、HPF 630油圧二重圧プレス(LA
EIS, D)である。
【0080】 タブレットの形態および寸法 本発明のタブレットは、所定の形態および所定の寸法で製造することができる
。好適な形態は、容易に取り扱うことができれば、実質的にいずれの形態であっ
てもよく、例えば、スラブ、バー形態、立方体、ブロック、平らな側面を有する
対応する形態、特に円形断面または長円形断面を有する円筒形態である。この最
後の具体例には、タブレットの形態から、高さ/直径の比率が1を越えるような
コンパクトな円筒形態までが包含される。
【0081】 また、相互に分離した各要素からなる分割型プレス体を形成することができ、
各要素は、洗剤の所定用量に対応する。もっとも、単一のプレス体において、こ
のような数個の各要素を結合させたプレス体も形成することができ、この場合、
より小さい分割ユニットは、特に所定の弱いスポットの設定部分から、容易に切
り離すことができる。欧州で標準的な水平配置型洗濯機において、洗濯洗剤を使
用するには、以上のような分割型プレス体を、円筒形態またはブロック形態のタ
ブレットとして製造することが有利であり、好適には、直径/高さの比率は、約
0.5:2〜約2:0.5である。このようなプレス体の製造には、市販の油圧プレス、
偏心プレスおよび回転式プレスが、特に適している。
【0082】 本発明のタブレットに関し、別の態様の三次元形態は、その寸法が市販の家庭
用洗濯機の洗剤投入室(洗剤分散室)に適合されており、これにより、タブレッ
トを、直接、即ち計量具を用いずに、洗剤投入室内に量り込むことができ、この
洗剤投入室で、タブレットは、水注入操作の間に溶解する。しかし、もちろん、
計量具を用いて洗濯洗剤タブレットを使用することもでき、この態様が本発明に
は好適である。
【0083】 製造しうる他の好適なタブレットは、厚く長い部分と、薄く短い部分とを交互
に有するようなシート状または棒状の構造を有するタブレットである。各部分は
、所定の破断箇所(薄く短い部分)で破断して、「棒」から折り取られ、機械に
導入することができる。また、この洗濯洗剤の「棒」の原理は、他の幾何学形態
、例えば互いに1つのそれらの長手方向側面でのみ結合する鉛直三角形に具体化
することができる。
【0084】 多層タブレット 本発明の別の好適な一具体例によれば、各成分を均一のタブレットに圧縮せず
に、少なくとも2つの複数の層を有するタブレットを製造することができる。こ
の場合、複数の層は、異なる溶解速度を有するように製造することもできる。こ
れは、好適な性能特性を示すタブレットを提供することができる。例えば、タブ
レットが相互に悪影響を及ぼしうるような成分を含有する場合、第1成分を、よ
り迅速に溶解する層内に閉じ込める一方、第2成分を、より緩慢に溶解する層に
閉じ込め、これにより、第2成分が溶液中に溶解するときには、第1成分は、そ
の反応を終了させることができる。タブレットの層構造は、堆積形態をとること
ができ、その内層は、外層が完全に溶解する前に、タブレットの端部で溶解する
ことができる。しかしながら、これとは別の態様として、内層の側面外側に別の
層を配置して、内層を完全に包囲し、これにより、内層の構成成分が時期尚早に
溶解することを防止することができる。
【0085】 堆積型およびシェル型タブレット 本発明の別の好適な態様によれば、タブレットは、少なくとも3層(即ち2つ
の外層+少なくとも1つの内層)からなる。この場合、少なくとも1つの内層に
ペルオキシ漂白剤を存在させる一方、2つの外層(堆積型タブレット)または最
も外側の層(シェル型タブレット)には、ペルオキシ漂白剤を存在させない。別
の可能な態様において、ペルオキシ漂白剤および漂白活性剤または漂白触媒およ
び/または酵素は、同じタブレットにおいて、相互に空間的に隔てて存在させる
ことができる。このような多層タブレットは、計量具や投入具を介して、洗濯液
に添加することができるだけでなく、漂白剤などによるスポッティングの危険を
被ることなく、当該タブレットを洗濯機内に投入して衣料と直接接触できる、と
いう利点を有する。
【0086】 同様な作用効果は、各被圧縮洗濯洗剤成分またはタブレット自体を被覆するこ
とによって達成することができる。このために、被覆されるタブレットは、水溶
液または水性エマルジョンなどで噴霧処理するか、または既知の溶融被覆法で被
膜を形成することもできる。
【0087】 同様な作用効果は、各被圧縮洗濯洗剤成分またはタブレット自体を被覆するこ
とによって達成することができる。このために、被覆されるタブレットは、水溶
液または水性エマルジョンなどで噴霧処理するか、または既知の溶融被覆法で被
膜を形成することもできる。
【0088】 円筒形タブレットの耐破壊性 圧縮後、洗剤タブレットは、高い安定性を示す。円筒形タブレットの耐破壊性
は、直径方向破壊応力から決定することができる。これは、式:σ=2P/πD
tによって算出することができる。式中、σは、直径方向の破壊応力(DFS、Pa
)、Pは、タブレットの圧縮によってその破壊が生じるような力(N)、Dは、
タブレットの直径(m)、tはその高さである。
【0089】 本発明の別の要旨によれば、本発明は、微粒子コンパウンド化成分と混合した
後に常法に従い打錠によって洗剤タブレットを形成する界面活性剤含有顆粒にお
ける、P型および/またはX型ゼオライトについての、洗剤タブレットの安定性お
よび溶解性を改善するための使用を提供する。他の成分と混合した後に打錠によ
って洗剤タブレットを形成する界面活性剤含有顆粒において、P型および/また
はX型ゼオライトを使用すると、タブレットの物性は、著しく改善することがで
き、これは、以下の実施例で証明されている。
【0090】 (実施例) 界面活性剤含有顆粒のベースとして使用されるポリマーコンパウンドを噴霧乾
燥によって製造した。噴霧塔粉末を他の成分(ゼオライト、脂肪アルコールスル
フェート、NaOH、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、ケイ酸塩、ポ
リマー)と共に、50 l容のLoedigeすき刃ミキサーによって顆粒化した。固体お
よび液体の用量を表3に示し、表3に示した順序でこれらの物質をミキサーに添
加した。本発明の顆粒バッチE1およびE2には、ゼオライトPまたはゼオライトXを
用いた。比較例Cでは、ゼオライトAを用いて界面活性剤含有顆粒を製造した。
【0091】 顆粒化後、得られた顆粒を、Glatt流動床乾燥機により、流動化空気温度60℃
で30分間乾燥した。乾燥後、フルイによって、微粒子(<0.6 mm)および粗粒子
(>1.6 mm)を除去した。顆粒の含水量を測定するため、2 g量の顆粒を10分間
、130℃でSartorius MA 30で加熱して、乾燥損失の重量を測定した。
【0092】
【表1】:ポリマーコンパウンドの組成(重量%) 注)Sokalan(登録商標) CP5は、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(BASF AG
、Ludwigshafen)である。
【0093】
【表2】:使用したゼオライトのタイプ
【0094】
【表3】:顆粒バッチの組成(g) 注)組成:C12-18脂肪アルコールスルフェート92重量% 炭酸ナトリウム3重量% 水、塩5重量%※※ ヒドロキシエタン1,1-ジホスホン酸
【0095】
【表4】:洗剤タブレットの組成(重量%)
【0096】 硬度試験 タブレットの硬度は、2日の貯蔵後に、タブレットが破壊するまで変形するこ
とによって測定した。なお、力は、タブレットの側面に加え、タブレットが耐え
ることができる最大の力を測定した。
【0097】 崩壊試験 タブレット崩壊試験のために、タブレットを、水(温度30℃、600 ml)を満た
したガラス製ビーカー内に入れ、タブレットが完全に崩壊するのに要した時間を
測定した。実験結果を以下の表5に示す。
【0098】
【表5】:洗剤タブレットの物性データ
【0099】 以上の結果から明らかなように、同等の硬度に関しては、ゼオライトPまたはX
を含有する界面活性剤含有顆粒を含んでなる洗剤タブレットは、ゼオライトAを
ベースとする界面活性剤含有顆粒の洗剤タブレットよりも、著しく急速に崩壊す
ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モニカ・ベッカー ドイツ連邦共和国デー−42799ライヒリン ゲン、イム・ロットフェルト14番 (72)発明者 ハンス−フリードリッヒ・クルゼ ドイツ連邦共和国デー−41352コルシェン ブロイヒ、アム・ハレンバート44番 (72)発明者 レネ・アルティガ・ゴンザレス ドイツ連邦共和国デー−40589デュッセル ドルフ、アインシュタインシュトラーセ5 番 (72)発明者 クリスティアン・ブロック ドイツ連邦共和国デー−50733ケルン、ヴ ァルトブルクプラッツ12番 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB19 AB27 AC08 BA17 BA27 CA08 CA15 DA01 EA12 EA15 EA16 EA21 EA28 EA29 EB12 EB24 EB30 ED02 EE05 FA32 FA43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤含有顆粒と、微粒子コンパウンド化成分とを混合
    し、次いで得られたプレミックスを常法で打錠することによって、洗剤タブレッ
    トを製造する方法であって、 上記界面活性剤含有顆粒は、P型および/またはX型ゼオライトを含むことを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 界面活性剤含有顆粒は、噴霧乾燥によっては調製されない請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 P型および/またはX型ゼオライトの界面活性剤含有顆粒中含
    有量は、この界面活性剤含有顆粒を基準に、20〜80重量%、好適には25〜70重量
    %、より好適には30〜50重量%である請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 界面活性剤の界面活性剤含有顆粒中含有量は、この界面活性
    剤含有顆粒を基準に、5〜60重量%、好適には10〜50重量%、より好適には15〜4
    0重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 界面活性剤含有顆粒の洗剤タブレット中含有量は、この洗剤
    タブレットの重量を基準に、40〜95重量%、好適には45〜85重量%、より好適に
    は55〜75重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 打錠されるプレミックスは、少なくとも500 g/l、好適には
    少なくとも600 g/l、より好適には700 g/lを超える数値の嵩密度を有する請求項
    1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記微粒子コンパウンド化成分は、後から混和されるホージ
    ャサイト型のゼオライトであって、 このホージャサイト型ゼオライトの粒径は、100μm未満、好適には10μm未満
    、より好適には5μm未満であり、 このホージャサイト型ゼオライトは、打錠されるプレミックスを基準に、少な
    くとも0.2重量%、好適には少なくとも0.5重量%、より好適には1重量%を超え
    る量で存在する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 打錠されるプレミックスは、漂白活性剤、酵素、pH調節剤
    、香料、香料担体、蛍光剤、染料、制泡剤、シリコーン油、再沈着防止剤、蛍光
    増白剤、変色防止剤、染料移動防止剤および防食剤からなる群から選ばれる1ま
    たはそれ以上の物質をさらに含む請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 微粒子コンパウンド化成分と混合した後に常法に従い打錠に
    よって洗剤タブレットを形成する界面活性剤含有顆粒における、P型および/ま
    たはX型ゼオライトについての、 洗剤タブレットの安定性および溶解性を改善するための使用。
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