JP2002518783A - 強誘電体メモリに対する書込みおよび読出し方法 - Google Patents

強誘電体メモリに対する書込みおよび読出し方法

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JP2002518783A JP2000555254A JP2000555254A JP2002518783A JP 2002518783 A JP2002518783 A JP 2002518783A JP 2000555254 A JP2000555254 A JP 2000555254A JP 2000555254 A JP2000555254 A JP 2000555254A JP 2002518783 A JP2002518783 A JP 2002518783A
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Abstract

(57)【要約】 強誘電体メモリにおける、強誘電性の経時変化に基づくヒステリシス曲線の変化を、読出しおよび書込み時、メモリセルを不能動化する前に、相補性の状態の書込みおよび0Vへのコンデンサ電圧の低下を行うことによって減少させ、または防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、強誘電性のコンデンサを有し、このコンデンサ板間の材料がヒステ
リシス特性を有し、かつ不揮発性のメモリ特性が、外部から印加される電圧なし
でも持続される残留状態に基づいた不揮発性のメモリに対する書込みおよび読出
し方法に関する。記憶状態を読出すためには、外部からコンデンサに電圧を印加
し、かつ読出し増幅器により最初に記憶された状態に関係するシフトされた電荷
量を評価し、その際に情報の書戻しを必要とする破壊的読出しを行う。強誘電性
の材料としては、代表的はにPZT(鉛‐ジルコン‐チタン酸塩)、PLZT(
ランタンをドープされたPZT)、SBT(ストロンチウム‐ビスマス‐タンタ
ル酸塩)またはSBTN(ニオブをドープされたSBT)を用いる。このような
材料では、そのヒステリシス曲線が経時変化により変化する。このような強誘電
性の薄膜における測定により、記憶された状態を長い時間にわたって維持すると
、ヒステリシス曲線、即ち分極と印加された電圧との間の関係が変化することが
判っている。この効果は“アインプレーゲン(Einpraegen )”または“イムプ
リント(Imprint )”と呼ばれ、静的なイムプリントと動的なイムプリントとが
存在する。
【0002】 静的なイムプリント時には電圧は全く変化しないか比較的長い時間をかけて変
化し、他方動的なイムプリント時には残留状態から飽和への、次いで再び同一の
残留状態への移行を生じ、このことは典型的に等しい情報の多数回の読出しおよ
び書戻し時に生ずる。メモリ状態の確実な検出、即ち読出し時の十分な電荷差を
達成するため、セルコンデンサを大きくすることもできるが、このことはチップ
面積の不利な増大に通ずる。
【0003】 ヨーロッパ特許出願第 0 767 464号明細書、米国特許第 5 262 982号明細書お
よびIEEE論文集/VLSIおよびコンピュータ周辺装置/VLSIおよびマ
イクロエレクトロニクス、インテリジェント周辺装置およびそれらの相互接続ネ
ットワークでの応用、8.ないし12.1989年5月、第1ないし20ないし
1ないし23頁から、強誘電性材料の特性の経時変化に基づく寿命の短縮を可能
な限り、例えば分極切換の回避により防止する強誘電体メモリおよびその読出し
方法は知られている。これは、メモリ状態の頻繁な切換わりによる経時変化にか
かわる問題であり、アインプレーグ効果時には、経時変化がある意味で“過度に
稀な”切換わりに基づいて生ずる。
【0004】 本発明の課題は、チップ面積は不変に保ち、強誘電性の材料の経時的な特性変
化(イムプリント)にも係らず、記憶されている情報の確実な読出しが長い時間
にわたって可能である書込み方法または読出し方法を提供することである。
【0005】 この課題は、本発明によれば、書込み方法に関しては請求項1の特徴により、
また読出し方法に関しては請求項3の特徴により解決される。従属請求項はこの
本発明による方法の好ましい実施例に関するものである。
【0006】 本発明は本質的に、書込みまたは読出しサイクル中に、常にヒステリシス曲線
の全ての状態を通過するようにすることにより、動的なイムプリントを防止また
は少なくとも減少させることにある。
【0007】 以下、本発明の実施例を図面より一層詳細に説明する。
【0008】 図1はメモリセルコンデンサの強誘電性の誘電体におけるヒステリシス曲線で
あり、外部から印加される電圧UFを横軸にとって、分極Pを示している。電圧
F=0時の正の残留値には符号Aを、また電圧UF=0時の負の残留値には符号
Dを付してある。正の飽和値には符号Bを、また負の飽和値には符号Cを付して
ある。切換わらない移行NSは例えば点AとBとの間で、また切換わる移行Sは
例えば点DとBとの間で行われ、この場合、切換わらない移行時には切換わる移
行時よりも小さい電荷量がシフトされる。さらに図1中には、優勢に正の分極値
が生ずる限りヒステリシス曲線が負の電圧値の方向にシフトされること、また優
勢に負の分極値が生ずる限りヒステリシス曲線が正の電圧値の方向にシフトされ
ることを示している。このことは、メモリモジュールの経時変化の増大と共に、
読出し増幅器により評価される信号が減少すること、または極端な場合には読出
される信号の誤評価に通じることを意味する。もう1つの問題は、抗電圧、即ち
ヒステリシスが極性0を示す電圧が、イムプリントによりシフトすることである
。強誘電性の材料を十分に飽和状態にドライブするには、印加電圧を抗電圧を特
定の倍数だけ、例えば2倍に高めなければならない。抗電圧の絶対値がイムプリ
ントにより大きく増大すると、低電圧応用時に、強誘電性のコンデンサに印加さ
れる電圧UFが材料を飽和状態にドライブするのにもはや十分でなくなる。この
ことは、特定の残留状態AまたはDを、もはや確実にメモリコンデンサの中に書
込めないことを意味し、このことは同じくコンデンサの読出し時の誤評価に通じ
る。
【0009】 図2Aは任意の状態Xから出発し、状態Aを本発明に従って書込んだ時の電圧
Fの時間的経過を示す。このとき、図1の記号に相応して、状態C、D、Bそ
して最後にAを、状態Xから出発して順に占めていく。相応して、図2Bは状態
Dを書込むための電圧UFの時間的経過を示し、その時に任意の状態Xから出発
して状態B、A、CそしてDを順に占める。図1のダイアグラムに相応して、電
圧UFは状態Cでは負であり、状態Bでは正である。
【0010】 図2Cでは書込み方法を書込むべき状態と無関係に3つのセクションI〜II
Iに分けており、その際にステップIではイムプリントに関して材料経時変化を
除去するため相補性の情報の書込みを行い、第2のステップでは本来の情報の書
込みを行い、そして第3のステップでは、残留状態AまたはDに到達するため、
また静的なイムプリントを回避するため、電圧UF=0への復帰を行う。
【0011】 図3Aは、情報Aの読出しおよび書戻しのためのUFの経過を示す。材料の状
態を読出すため、先ず正の飽和状態、即ち状態Bとし、そこで流れた電荷の評価
を読出し増幅器により行い、その際に状態Aを、切換わらない移行NS時に流れ
る、切換わる移行S時よりも少ない電荷に基づいて、記憶された状態として認識
する。ここでイムプリントを除去するため、負の電圧UFによって状態Cを占め
る。出発状態Aに再び書戻すため、正の電圧UFにより状態Bとし、この状態を
Fが0Vに低下した後終了させ、状態Aとする。
【0012】 図3Bは状態Dの読出しおよび書戻しのための電圧UFの時間的経過を示す。
セルコンデンサ中の材料の状態を読出すため、先ず正の飽和状態、即ち状態Bに
もたらし、その際に正の飽和は同時に材料中のイムプリントを除去する。なぜな
らば、正の飽和は先に記憶された負のレマネンス、即ち状態Dに対して相補性だ
からである。状態Bで、流れた電荷の評価を行い、その際に、切換わる移行S時
に流れる、切換わらない移行NS時よりも大きい電荷量に基づいて、状態Dを記
憶された状態として認識する。破壊された情報、即ち状態Dを再び書戻すため、
Fの負の値により状態Cを占め、この状態は0VへのUFの低下後の状態Dにお
いて終わる。
【0013】 両方の出発状態AおよびDに対する読出し過程を有利な方法で等しく行えるよ
うに、図3C中に示す如く、情報の書戻しは負の飽和、即ち状態Cを経てサイク
ル周期だけ延ばされた全ての読出し過程を、両方の出発状態AおよびDに対し、
図3D中に示すように、4つの等しい長さの時間にわたって継続する相続くセク
ションI…IVに分ける。
【0014】 ステップIで状態Bでの情報の読出しおよび評価を行い、その際、出発状態が
Dであった場合には、同時にイムプリントの除去を行う。ステップIIで、出発
状態がAであった場合には、イムプリントを除去し、または出発状態がBであっ
た場合には、情報を書戻す。ステップIVで両方の出発状態に対して、即ち情報
AまたはDに対して、情報の書戻しを行う。最後にステップIVで、静的なイム
プリントを回避するため、強誘電性コンデンサにおける電圧のUF=0Vへの低
下を行う。
【0015】 本発明による方法は正の飽和状態Bによってだけでなく、負の飽和状態Bによ
っても行える。その際、書込みおよび読出しのための電圧経過は単に他の極性を
有する。
【0016】 理想的な場合には、電圧UFの絶対値は状態Bおよび状態Cで等しい大きさで
あり、かつ動的なイムプリントの最大の減少または防止に通ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒステリシスダイアグラムおよびそのイムプリントによる変化を示す線図。
【図2】 本発明による書込み方法を説明するためのダイアグラム。
【図3】 本発明による読出し・書込み方法を説明するためのダイアグラム。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体メモリに対する書込み方法において、それぞれ本来
    の情報の書込み(II)の前にそれに対して相補性の情報の書込み(I)を行う
    ことを特徴とする強誘電体メモリに対する書込み方法。
  2. 【請求項2】 本来の情報の書込み(II)の後に、追加的に零に等しい書
    込み電圧(UF)によるもう一度の書込み(III)を行うことを特徴とする請
    求項1記載の書込み方法。
  3. 【請求項3】 強誘電体メモリに対する読出し方法において、第1の場合に
    は、正/負の極性(A)から出発して読出し電圧(UF)を、読出し電圧が先ず
    正/負(B、I)であり、次いで負/正(C、II)になり、また、それが最後
    に読出し過程の終端で再び値(IV)零をとる前に、再び正/負(III)にな
    るように印加し、そして第2の場合には、負/正の極性(D)から出発して、零
    に等しい読出し電圧(UF)時に読出し電圧を、先ず正/負(B、I)であり、
    次いで、それが最後に読出し過程の終端で再び値(IV)零をとる前に、負/正
    (C、II、III)であるように印加することを特徴とする強誘電体メモリに
    対する読出し方法。
  4. 【請求項4】 第2の場合の読出し電圧(UF)を第1の場合よりも長く負
    /正とすることにより、第1および第2の場合を等しい時間にわたり継続するこ
    とを特徴とする請求項3記載の読出し方法。
JP2000555254A 1998-06-16 1999-06-09 強誘電体メモリに対する書込みおよび読出し方法 Abandoned JP2002518783A (ja)

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DE19826827 1998-06-16
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