JP2002517626A - 紙及びボール紙の製造方法及び対応する新規な保持及び排水補助剤、及びこれによって得られる紙及びボール紙 - Google Patents

紙及びボール紙の製造方法及び対応する新規な保持及び排水補助剤、及びこれによって得られる紙及びボール紙

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Abstract

(57)【要約】 この発明は逆相エマルジョンに調製された分枝ポリマーを主保持補助剤として、またベントナイトを副保持補助剤として利用することからなる、改良された製紙方法(二重タイプのシステム)に関する。これら二つの添加は繊維サスペンジョン(或いは塊)を剪断する段階で分かれる。本発明は非常に改良された保持と非常に改良された排水性を得ることを可能とする。さらに、白水中のベントナイト含有量を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は紙の製造の技術分野とこの分野において利用されるポリマーとに関
する。
【0002】 この発明は改良された保持性及びその他の特性を有する紙及びボール紙を製造
するための方法に関する。
【0003】 紙やボール紙その他の製造に際し、シート中に微粒子や充填材を最大に保持さ
せる機能を有するパルプ保持補助剤を導入することは周知である。保持補助剤の
利用から生じる有利な効果としては本質的に以下のものがある。 −生産性の向上と製造コストの減少、すなわち、エネルギーの節約、装置のよ
り信頼性の有る作用、繊維、微粒子、充填剤材びアニオン仕上品の高い収率、硫
酸アルミニウムの使用の減少ひいては腐蝕の問題の減少につながる回路における
低い酸性度。 −品質の改良、すなわち生成の良化と透視性の良化、水分、不透明度、光沢及
びシートの吸収能の改善、及び紙の気孔率の減少。
【0004】 ずっと以前においてはパルプにベントナイトを、できれば硫酸アルミニウムの
ようなその他の鉱物、或いは特にポリエチレンイミンのような合成ポリマーすら
とともに添加することが提案されていた(例えばドイツ国特許公開公報第2 262
906号及び米国特許第2 368 635号参照)。
【0005】 文献、米国特許第3 052 595号においては、ベントナイトを本質的に線状性の
ポリアクリルアミドと関係付けることが提案されていた。このプロセスは利用が
容易でしかも同様に働くシステムと競合することとなった。さらに、現在の線状
ポリアクリルアミドを利用したとしても保持能はまだ不十分なものであった。
【0006】 文献、欧州特許公開公報第0 017 353号においては、低充填材パルプ(充填材
5%以下)の保持のために、ベントナイトを非イオンのものと僅かにアニオンの
ものとの線状コーポリマーアクリルアミドと関係付けることが提案された。この
プロセスは広範囲には利用されておらず、その理由は、これらのポリマーが特に
充填材を含むパルプにおいて保持の点で比較的働きが悪く、これはこれらのコー
ポリマとベントナイトとの間の不十分な相互作用により再凝固の傾向を強くもた
ないためであることは疑いがない。
【0007】 文献、欧州特許公開公報第0 235 893号においては、分子量が1,000,000よりも
大きなものと、30,000,000及びそれ以上の本質的に線状のカチオンポリアクリル
アミドの利用が提案された。これによって満足のいく保持効果は得られるけれど
も、製紙用途には依然として不適当と思われ、その理由はベントナイトの利用に
より、装置から出る流出物の後続の処理の際に問題が生じるということであり、
利用者は大きな利点が有る場合にのみこのシステムを選択している。
【0008】 “Supercoagulation in the control of wet end chemistry by shythetic po
lymer and activated bentonite”と題するタイトルで発行された、1989年
10月11日〜13日にシアトルで行われた講演で提出された記録において、ア
ール・カヤスビルタ(R. Kajasvirta)は、その正確な性質を特定することなく
、カチオンポリアクリルアミドの存在下における活性ベントナイトの超凝固のメ
カニズムを説明している。このプロセスは上記と同様な欠点を有する。
【0009】 最後に、欧州特許第0 574 335号は、粉状の文枝ポリマー(特にポリアクリル
アミド)の利用を提案することにより重要な改良を行った。
【0010】 本発明は上記の欠点を排除するものである。 その目的は、問題としている形式の改良されたプロセスを得ることにあり、こ
のプロセスはサスペンジョン或いは繊維塊或いは凝集すべき紙パルプに、主保持
補助剤として、逆相すなわち油中水エマルジョンに調製されたことを特徴とする
分枝ポリアクリルアミドからなり、或いはこれを有する作用剤と、副保持補助剤
としてベントナイトとを添加することからなっている(“微粒化 (microparti
culate)”としても知られているタイプのいわゆる“二重”システム)。
【0011】 本発明に従って利用される(すなわち凝集すべきパルプ内に注入されあるいは
導入される)ポリマーに関係する“逆相エマルジョンで存在する”という言葉或
いはこれと同様な表現は塊すなわち凝集すべきパルプに注入され或いは導入され
る以前に水中で溶解される逆相油中水エマルジョンのことである(これが水中で
溶解されることで最初の逆相油中水エマルジョンの“転相”として知られる現象
が生じ、これらのプロセスは当業者に周知である)。
【0012】 このようなポリマー及びベントナイトの添加は、例えば“羽根ポンプ(fan pu
mp)”として知られる混合ポンプの箇所での剪断段階で分けられる。この分野に
おいては、読者は米国特許第4,753,710号の明細書、さらには装置内における剪
断段階に対する補助補助剤の添加箇所に関連する膨大な量の従来技術を参照され
たい。これらの従来技術には米国特許第3,052,595号、1976年刊のUnbehand
によるTAPPI第59巻第10号、Lunerによる1984年のPapermakers Conferen
ce或いは1984年刊のTAPPI4月号第95〜第99頁、アメリカ合衆国ニュー
ジャージー、ラーウェイ(Rahway)のSharpe, Merck and Co, Inc.による、198
0年頃の刊の”Polyelectrolyte Retention Aids” 第5章、Brittによる19
73年10月刊のTAPPI第56巻の第46頁以後、及びWaechによる1983年3
月刊のTAPPI第137頁、或いはさらには米国特許第4,388,150号(Eka Nobel)
が有る。
【0013】 紙製造に関する全般と利用される通常の添加剤及び同様な詳細については、読
者はまた米国特許第4,753,710号を参照されたい。
【0014】 副保持補助剤としてのベントナイトを本出願人によるフランス国特許出願第95
13051号に記載されているように、カオリンと置き換えることができ、このカオ
リンはポリ電解質で前処理されるのが好ましい。当業者であればこのフランス国
特許出願第95 13051号を参照できるであろう。
【0015】 このプロセスによって、微粒子及び充填材の著しく改良された保持を何ら悪影
響なく得ることができる。この改良は排液特性が改良されると言う付加的な特徴
が有る。
【0016】 極めて好ましい方法において、分枝ポリアクリルアミド(より一般的には分枝
(コ)ポリマー)がサスペンジョン内に、逆相油中水エマルジョンのかたちで、
繊維サスペンジョンの乾燥重量に対する活性材料(ポリマー)の重量で1millあ
たり0.03〜1の割合(0.03〜1%oすなわち30〜1000 g/t)、好ましくは1millあ
たり0.15〜0.5すなわち150〜500 g/tで導入される。
【0017】 逆相エマルジョンポリマーは当業者に周知の方法で、上記のように導入に先立
って水中で希釈され、この希釈によって転相(可溶化)される。
【0018】 この逆相エマルジョン形式の選択によって、製紙用途において充填材や微粒子
を保持するために、これまでにないほどのレベルの性能に到達することができる
。さらに、分枝ポリマーの利用によって、上記の欧州特許第0 574 335号に記載
されているように、ベントナイトのシート内における良好な保持を得ることがで
き、また装置から出る流出物の後続の処理への悪影響を制限することができる。
さらに、この分枝ポリアクリルアミドの選択によって、シート中におけるベント
ナイトの固定能が高まり、結果として、相乗作用すなわち再凝集が生じて、白水
中におけるベントナイト分が減少する。
【0019】 本発明によれば、ポリマーが逆相水中油エマルジョン重合によって調製される
ことが本質的なことであることが理解されよう。しかしながら、このポリマーは
水中での溶解後の逆相エマルジョンのかたちか、或いは重合による逆相エマルジ
ョンを乾燥して(特に“噴霧乾燥”による乾燥によって)得られる粉体のかたち
のいずれかで利用でき(すなわち塊或いは凝集すべきパルプに注入され或いは導
入され)、この粉体は1リットルにつき5gのオーダーの活性ポリマ濃度で再溶
解され、このようにして得られた溶液は次いでほぼ同様なポリマー投入量でパル
プに注入される。 実用においては、分枝(コ)ポリアクリルアミドは、様々な酸や四元化剤によ
って四元化され或いは塩化されたジメチルアミノエチルアクリレート(dimethyl
aminoethyl acrylate)(ADAME)、ジメチルアミノエチルメタクリレート(dimec
hylaminoethyl methacrylate)(MADAME)、さらには塩化ベンジル、塩化メチル、
塩化アルキル或いはアリル、ジメチル硫酸、塩化ジアリルジメチルアンモニウム
(diallyldiemthylammonium chloride)(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロピル
トリメチルアンモニウム(acrylamidopropyltrimethylammonium chloride)(APTA
C)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(methacrylamido
pripyltrimethylammonium chloride)(MAPTAC)からなる群から選択されたアク
リルアミド及び不飽和カチオンエチレン系モノマーのカチオンコポリマであるの
が有利である。
【0020】 このコポリマは二重結合、アルデヒド結合或いはエポキシ結合からなる群から
選択される少なくとも2つの試薬群を有する化合物によって構成された分枝剤に
より周知の方法で分枝される。これらの化合物は周知であり、例えば文献、欧州
特許公開公報第0 374 458号に記載されている(本出願人による文献、フランス
国特許公開公報第2 589 145号も参照されたい)。
【0021】 周知のように、“分枝”ポリマーは“架橋”ポリマーとは異なり、3方向にで
はなく一つの面内に広範囲に広がる群或いは分枝を鎖状分枝内に有しているポリ
マーであり、高分子量のこのタイプのポリマーは凝集剤として周知である。これ
らの分枝ポリアクリルアミドは架橋ポリアクリルアミドとは、後者では群が三次
元的に配置されて、無限の分子量を有する実際上不溶の物質に至るという事実に
よって区別される。
【0022】 分枝は好ましくは重合の間(或いはその後)に、例えば反対のイオンを有する
2つの可溶性ポリマーの反応により、或いはホルムアルデヒドや多価金属化合物
に対する反応によって実施される。分枝はしばしば分枝剤を添加することによっ
て重合の間に実施され、この方法は本発明のおいて好ましいこと明瞭である。分
枝を伴うこのような重合プロセスは周知である。
【0023】 採用しうる分枝剤としては、多価金属塩、ホルムアルデヒド、グリオキサール
のようなイオン系分枝剤、さらには好ましくは、モノマーと共重合する共有結合
架橋剤モノマーが有り、このモノマーには好ましくは水溶性ポリマーの架橋に古
くから用いられているタイプのジエチレン不飽和を有するモノマー(例えばポリ
エチレングリコールPEGのジアクリレートのようなジアクリレートエステル系
のようなもの)、或いはポリエチレン不飽和を有するモノマー、特にメチレンビ
スアクリルアミド(methylenebisacrylamide)(MBA)が有るが、その他の周知の
いかなるアクリル系分枝剤でも良い。
【0024】 これらの分枝剤はしばしば架橋剤と同一であるが、重合濃度、転移剤のタイプ
と量、開始剤の温度と量等のような重合条件を最適化することによって、分枝し
ているが架橋していないポリマーを得ることが望ましい場合に、架橋を避けるこ
とができる。
【0025】 実用上の分枝剤はメチレンビスアクリルアミド(MBA)であり、モノマーの1,0
00,000モルに対して5〜200モル、好ましくは5〜50の割合で導入される。
【0026】 凝集すべきサスペンジョンに導入される分枝ポリアクリルアミドの量は乾燥パ
ルプ1tに対して30g及び1000gの間(30〜1000 g/t)、すなわち1mill
あたり0.03と1の間、好ましくは150〜500 g/tであり、量が 0.03%o (1mill
につき0.03)よりも少ない場合には大きな保持は得られなかったし、また同様に
、量が 1%o (1 millにつき1)を越えるとそれに比例したような改良は見ら
れなかったが、序文で述べた文献、欧州特許公開公報第0 017 353号及び欧州特
許第0 235 893号に記載された線状カチオンポリアクリルアミドとは異なって、
シートに保持されない過剰のポリマーの閉回路内における再循環による逆の分散
効果は見られなかった。導入される分枝ポリアクリルアミドの量は乾燥パルプの
量について1millあたり0.15及び0.5の間(0.15〜0.5 %o)、すなわち150 g/t
と500 g/tとの間であるのが好ましい。
【0027】 上記のように、本発明の改良を達成するには分枝ポリマーを逆相(油中水)エ
マルジョンのかたちに調製することが重要である。この種のエマルジョンとこれ
らを調製するためのプロセスは当業者に周知である。
【0028】 このアプローチは上記の欧州特許第0 574 335号において否定されており、そ
こでは、分枝ポリマーをエマルジョンで利用した場合、これらのエマルジョンに
不可欠な界面活性剤の存在によって紙の製造の際における泡の形成が促進されて
最終的な紙の物理的特性にばらつき(紙内のエマルジョンの油相部分を保有する
箇所における吸収性の変化)が出るということが指摘されている。
【0029】 従って、油分が明らかに高いような逆相油中水エマルジョンをいわんや考慮に
入れることは自明ではなかった。
【0030】 本発明は分枝ポリマーのフィールドに留まり、架橋ポリマーのフィールドには
至らないことが重要であることに到達することにおいてさらにより困難なもので
あった。技術的に、特に産業的な生産の規模においては、これら2つの領域は、
そこからさらに戻すことが不可能なかたちで、非常に交差し易いということが知
られている。分枝領域は非常に限られているので、本発明の発展には非常に困難
が有り、本出願人は特に問題が生じまた厳密な品質要求の有る紙の製造分野にお
いてこの技術の利用を企てていることにおいて評価に値するものである。
【0031】 この技術が利用されていなかったという事実を説明できる失敗のリスクは、架
橋エマルジョンが紙において何らかの特定の利点を提供するものとは知られてい
ないことからも、さらに大きなものである。
【0032】 線状ポリマーと比較して、上記欧州特許第0 574 335号の粉状の分枝ポリマー
は特性に関しまた紙の製造プロセスに関して既に大きな進歩を与えた。この改良
は特性にもよるが20〜40%のオーダーのものであった。
【0033】 本発明の分枝エマルジョンによれば50〜60%のオーダーの改良が得られて
おり、これは、架橋物は反対に働きがないということが知られていたことから、
予期し得ないものであった。
【0034】 本発明によれば、好ましいが非限定的な観点において、活性材料に対して10
PPMの分枝剤量での“適度に分枝した”ポリマーが利用される。
【0035】 上記で既に指摘したように、ポリマーは水中で溶解されすなわち“反転”され
た合成逆相エマルジョンのかたちでも、この合成エマルジョンを、特に噴霧乾燥
によって乾燥することによって得られた粉体の水溶液のかたちのいずれでも利用
できる。噴霧乾燥は当業者にも知られているプロセスである。読者が結果が両立
的なものであることの確証を得るためには以下のテストを参照されたい。
【0036】 モンモリナイト系の“スメクティック(smectique)膨潤クレー”としても知ら
れているベントナイトは周知のものであり、ここで詳細に説明する必要はないで
あろうが、この化合物は微小結晶(microcrystallites)から形成されており、
これらは水を保持できる高いカチオン交換能を有する表面部位を備えている(例
えば、上記文献、欧州特許第0 017 353号に対応する文献、米国特許第4 305 781
号及びフランス国特許公開公報第2 283 102号を参照されたい)。
【0037】 セミソディックベントナイト(semisodic bentnite (bentonite semi-sodique
))を利用して、これをヘッドボックスのすぐ上流側に、繊維サスペンジョンの
乾燥重量の0.1〜0.5パーセント(0.1〜0.5%)の割合で導入するのが好ましい。
【0038】 充填材としては、カオリン、GCCすなわち粉砕炭酸カルシウム、沈降炭酸カ
ルシウムすなわちPCC等を利用することができる。
【0039】 本発明による逆相エマルジョンでの分枝ポリマーは剪断段階に先立って紙パル
プ(凝集されるべき繊維塊)内に注入或いは導入され、紙パルプは当業者の経験
により多かれ少なかれ希釈されて一般に希釈紙パルプすなわち“薄い紙料(thin
stock)”となり、これはセルロース繊維、有り得る充填材及び製紙に一般に利
用されている様々な添加剤のような固形分が約0.7〜1.5%まで希釈されたパルプ
である。
【0040】 分割導入を用いた本発明の変形例によれば、本発明によるエマルジョン中の分
枝ポリマの幾分かは5%或いはそれ以上の固形分の“厚い紙料”(thick stock
)を調製する段階で導入され、或いは剪断段階以前に厚い紙料を調製するところ
においてすら導入される。
【0041】 以下の実施形態は本発明を説明するものであるが、その範囲を限定するもので
はない。
【0042】 実施形態1 逆相油中水エマルジョンのかたちの分枝ポリマーの生成 合成されるべきエマルジョンの有機相の組成物を反応器A内において雰囲気温
度で混合する。 a)有機相 − 252gのExxsol D100 − 18g のSpan 80 − 4 g のHypermer 2296 b)製造されるべきエマルジョンの水性相をビーカーB内において下記を混合
することにより調製する。 − 385gの50%のアクリルアミド − 73gの80%の塩化エチルアクリレートトリメチルアンモニウム − 268gの水 − 0.5gの0.25%のメチレンビスアクリルアミド − 0.75 mlの50 g 1-1の臭化ナトリウム − 活性材料に対する20 ppmの次亜リン酸ナトリウム − 0.29 mlの200 g 1-1のVersenex
【0043】 Bの内容物は撹拌なしでA内に混合される。これらの相の混合の後、エマルジ
ョンをミキサー内で1分間剪断して、逆相エマルジョンを形成する。エマルジョ
ンは次いで窒素バブリングにより脱泡され、次いで、20分後に異性重亜硫酸塩
を徐々に添加することで重合の開始が生じる。
【0044】 反応が終わったら.“バーンアウト(burn out)”(異性重亜硫酸塩の処理)を
実行して、自由モノマー成分を減少させる。
【0045】 エマルジョンには次いでその反転表面活性剤が導入されて、水性相中のポリマ
ーが続いて解放される。エトキシル化アルコールを2〜2.4%導入することが必
要である。上記ポリマーの標準的なブルックフィールド粘度は4.36 cps(1Mの
食塩溶液中0.1%で、25゜C、60 rpmで測定した粘度)である。
【0046】 MBA含有量を5〜20 ppmで変化させることによるUL粘度についての結果は以下の
とおりである。
【0047】 実施形態1の表
【表1】 FO 4198: 20 ppmの転移剤と5 ppmの分枝剤とを含む分岐した粉体 (*): 次亜リン酸ナトリウム、転移剤 (1): イオン回復% (2):固有粘度回復% EM140CT: 分枝剤を含まない非常に大きな分子量の標準的なエマルジョン EM140L: 分枝剤を含まない大きな分子量の標準的なエマルジョン EM140LH: 分枝剤を含まない平均的な分子量のエマルジョン EM140BD: 分枝剤なしで5 ppmの架橋剤を含む架橋エマルジョン SD 102: 噴霧乾燥によって乾燥されたR 102と、水中に5 gの活性ポリマー/
リットルで溶解して得られた粉体とのエマルジョン
【0048】 線状生成物はイオン回復IRを示さず、それらの固有粘度IVは強い剪断下で減少
し(IV値の2つはマイナスである)、エマルジョンの分枝物はイオン回復IRを示
したがIVは示さず(値<=0)、架橋生成物は高いイオン回復と非常に高いIV回
復とを示した。
【0049】 イオン回復と固有粘度回復の定義 イオン回復IR = (X−Y)/Y x 100 ここでX: meq/gでの剪断後のイオン性 Y: meq/gでの剪断前のイオン性 固有粘度回復IVR = (V1−V2)/V2 x 100 ここでV1: dl/gでの剪断後の固有粘度 V2: dl/gでの剪断前の固有粘度
【0050】 上記のエマルジョンのいくつかは紙技術センター(Centre Technique du Papi
er)における自動シート形成機において保持及び排水の効率の検討の対象となる
【0051】 エマルジョンをテストするための手順 利用したパルプ 混合物、70%の漂白硬材クラフト KF 10%の漂白軟材クラフト KR 20%の機械パルプ PM 20%の天然炭酸カルシウム 2%のアルキルケトンダイマエマルジョンを含む中性媒体内で サイジング
【0052】 利用したパルプは1.5%の濃度まで希釈された。2.24乾燥グラムのパルプ或い
は150%のパルプ149グラムがサンプルとして取り出されて、清浄な水で0.4%迄
希釈された。
【0053】 560 mlの分量が自動シート成形機のプレキシガラスシリンダ(plexiglass cyli
nder)に導入されて、手順が開始された。 − t = 0 s 1500rpmでの撹拌の開始 − t= 10 s ポリマーの添加 − t = 60 s 1000 rpmへの自動減速及び必要によりベントナイトを添加 − t= 75 s 撹拌の停止、ワイヤ下における真空でのシート形成、 それに続く白水の再生
【0054】 次いで以下の操作が実施された。 − ワイヤ下での水の混濁度の測定 − ワイヤ下での再生水を用いた新しいシートのための厚い紙料のブレーカー
の希釈 − いわゆる1番目のパスシートの乾燥 − いわゆる2番目のパスシートを製造するための新しい手順の開始 3番目のパスの後にテスト物が交換される。
【0055】 以下の分析が次いで行われる。 − ワイヤ下における水中サスペンジョン内の物質の測定(TAPPI規格:T 656
cm/83) − シート内の灰分の測定(TAPPI規格:T 211 om-93) − イオン媒体の状態を知るために、繊維が沈積して30分後の混濁度の測定 − カナダ規格フリーネス(Canadian Standard Freeness)を用いたパルプの排
水性の度合の測定(CFS; TAPPI規格 T 227 om-94)
【0056】 表(I)及び(II)についての注記は以下のとおりである。 X = いわゆる第1パス測定 R1 = いわゆる第2パス測定(第1再生) R2 = いわゆる第3パス測定(第2再生) 灰分% = シートのシート/重量での保持された灰分(=充填材保持)の重
量%
【0057】 結果についてのコメント:実施形態1については以下の表(I)及び(II)、 及び対応するヒストグラムを示す図1〜図10を参照されたい 。 架橋ポリマは、繊維塊に対するプロセスの間に加えられた(そしてポリマー自
身には加えられなかった)高速の剪断、この場合には1,500 rpm、にもかかわら
ず、凝集と微粒子及び充填材の保持についての利点はなく、これがこのタイプの
微粒子(microparticulate)保持システムの特性である。これらは混濁度に減少が
見られず、充填材やコロイド状物質の乏しい捕捉を示す。
【0058】 ベントナイトとの組合せは保持の点での有効性を大きく改良するものではなく
、排水の点における有効性を僅かに改良するだけのものである。
【0059】 線状ポリマーに関しては、その挙動は充填材や微粒子の保持を改良する傾向を
示す。
【0060】 本発明による逆相エマルジョンでの分枝ポリマーとベントナイトとの組合せに
よって、充填材保持と全体的な保持における正味の増加が提供され、周知の線状
ポリマ/ベントナイトシステムよりも優れていることが示されている。
【0061】 凝集能はエマルジョンの分枝ポリマーのほうが良く、これは30‘(30分)
における混濁度の優れた減少をもたらす。
【0062】 R52テストとR102テストとにより、本発明が欧州特許第0 574 335号に
記載されているようなゲル重合によって可能なものよりも高いUL粘度を有する分
枝生成物が得られることが示されている。粉体への乾燥を伴うゲル重合プロセス
を利用してこのような高い有利なUL粘度を達成しようとするいかなる試みも、全
く不溶で、そのため産業において全く利用できないような生成物を生じるだけで
ある。
【0063】 SD102テストはポリマーの合成物からの逆相エマルジョンを乾燥すること
によって得られた粉体の水溶液のかたちで用いたポリマーは、上記合成逆相エマ
ルジョンの水溶液のかたちで用いたポリマーと同じように挙動するということを
示している。特に、噴霧乾燥によって乾燥する段階の間におけるポリマーの劣化
は見られなかった。
【0064】 R52テストとFO4198テスト(粉体)とを比較することは有用であり、
その理由はこれらのポリマーは同じ化学的性質を有しており、従って同じカチオ
ン性と同じMBA%を有しているからであるところ、本発明のR52は排水性と保
持性において粉体よりも遙かに優れており(87.6に対して96.3)、またNTU内に
おける30分後の混濁度を比較してもNTU単位で75に対して32である。
【0065】 このようなUL粘度の値によって特に排水性が大幅に改善される結果となる。
【0066】 本発明は紙やボール紙等のシートの製造のための新規な保持補助剤にも関し、
これは逆相エマルジョンでの上記のような分枝アクリル(コ)ポリマーからなり
、このエマルジョンはそのUL粘度が>3或いは>3.5もしくは>4であること
を特徴としている。上記の補助剤は水中で転相されたエマルジョンのかたちでも
、上記のようにエマルジョンの乾燥により得られた粉体の溶液のかたちのいずれ
でも利用できる。
【0067】 実施形態2 逆相水中油エマルジョンのかたちのポリマーに基づく分枝した塩化アクリルア ミドプロピルトリメチルアンモニウム(APTAC)の生成 合成されるべきエマルジョンの有機相の組成物を反応器A内において雰囲気温
度で混合する。 a)有機相 − 252gのExxsol D100 − 18gのSpan 80 − 4gのHypermer 2296 b)製造されるべきエマルジョン相をビーカーB内において下記を混合するこ
とにより調製する。 − 378gの50%のアクリルアミド − 102.2gの塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(60%) − 245.7gの水 − 0.5gの0.25%のメチレンビスアクリルアミド − 0.75 mlの50 g/lの臭化ナトリウム − 活性材料に対する20 ppmの次亜リン酸ナトリウム − 0.29 mlの200 g/1のVersenex
【0068】 Bの内容物は撹拌下でA内に混合される。これらの相の混合の後、エマルジョ
ンをミキサー内で1分間剪断して、逆相エマルジョンを形成する。エマルジョン
は次いで窒素バブリングにより脱泡され、次いで、20分後に異性重亜硫酸塩を
徐々に添加することで重合の開始が生じる。
【0069】 反応が終わったら.“バーンアウト(burn out)”(異性重亜硫酸塩の処理)を
実行して、自由モノマー成分を減少させる。
【0070】 エマルジョンには次いでその転相表面活性剤が導入されて、水性相中のポリマ
ーが続いて解放される。
【0071】 実施形態2の表
【表2】 FK 190: アクリルアミドと塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムとのコポリマーの標準的なエマルジョン、線状
【0072】 エマルジョンをテストするための手順 (実施形態1のものと同じ)
【0073】 結果についてのコメント:実施形態2については下記の表(III)、及び対応
するヒストグラムを示す図11〜図20を参照されたい。 得られた結果により実施形態1と同様なコメントがもたらされ、本発明の大き
な利点が確認された。
【0074】 本発明はまた逆相エマルジョンに調製された上記のようなタイプの少なくとも
1つの分枝した(コ)ポリマーのみからなり或いはこれを有し、紙パルプを剪断
するための中間段階の後に副保持補助剤と協働するように意図された、上記のよ
うな新規な保持補助剤にも関し、さらにはこの発明による補助剤或いはこの発明
による方法を利用して紙、ボール紙等のシートを製造するための方法や、これに
よって得られる紙、ボール紙等のシートにも関する。
【0075】 上記の補助剤は水中で転相されたエマルジョンでも、上記のようにエマルジョ
ンを乾燥することによって得られた粉体の溶液でも利用することができる。
【表I】
【表II】
【表III】
【図面の簡単な説明】
【図1〜図10】 実施形態1の結果を示すヒストグラムである。
【図11〜図20】 実施形態2の結果を示すヒストグラムである。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月6日(2000.12.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4L055 AG27 AG71 AG72 AG73 AG78 AG89 AG99 AH18 EA03 EA25 EA30 EA32 FA12 FA21

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主剤としてのアクリルポリマーとベントナイトもしくはあ
    り得れば処理されたカオリンと、副保持剤との二重システムを利用し、それらの
    導入がサスペンジョンすなわち繊維塊すなわちペーパーパルプを剪断するための
    段階によって分かれる、改良された保持及び排水特性を有する紙、ボール紙等の
    シートの製造方法であって、前記ポリマーは逆相油中水エマルジョンのかたちに
    調製された分枝アクリル(コ)ポリマーであり、これが水中で転相されたエマル
    ジョンで、或いはエマルジョンの乾燥によって得られた粉体の溶液で利用される
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 逆相エマルジョンに調製された前記分枝アクリル(コ)ポリ
    マーは、好ましくはペーパーパルプの繊維サスペンジョンの乾燥重量のうち、重
    量で1millあたり0.03〜1(0.03〜1 %o)すなわち30〜1,000 g/tで、好ましくは
    、1 millあたり0.15〜0.5(0.15〜0.5%o)すなわち150〜500 g/tで導入される
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 逆相エマルジョンに調製された前記分枝アクリル(コ)ポリ
    マーは、様々な酸や四元化剤によって四元化され或いは塩化されたジメチルアミ
    ノエチルアクリレート(ADAME)、ジメチルアミノエチルメタクリレート(MADAME
    )、さらには塩化ベンジル、塩化メチル、塩化アルキル或いはアリル、ジメチル
    硫酸、塩化ジアリルジメチルアンモニウム(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロ
    ピルトリメチルアンモニウム(APTAC)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリ
    メチルアンモニウム(MAPTAC)からなる群から選択されたアクリルアミド及び不
    飽和カチオンエチレン系モノマーのカチオンコポリマである請求項1もしくは2
    の方法。
  4. 【請求項4】 逆相エマルジョンの前記分枝アクリル(コ)ポリマーは、二
    重結合、アルデヒド結合或いはエポキシ結合からなる群から選択された少なくと
    も2つの試薬群を有する多官能化合物によって構成された分枝剤によって分枝さ
    れることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 逆相エマルジョンでの前記分枝アクリル(コ)ポリマーは、
    メチレンビスアクリルアミド(MBA)によって構成される分枝剤によって分枝さ
    れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 前記MBAはモノマーで1,000,000モルあたり5〜200モルの
    濃度で導入されることを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 ベントナイトはセミソディックベントナイト(bentonite se
    mi-sodique)であり、繊維サスペンジョンの乾燥重量の0.1〜0.5パーセント(0.1
    〜0.5%)の割合で利用されることを特徴とする請求項5もしくは6の方法。
  8. 【請求項8】 充填材を含む利用されるパルプは希釈され、その後前記ポリ
    マーが主保持剤として添加され、剪断段階が例えば混合ポンプすなわち羽根ポン
    プ(fan pump)で実行され、次いでベントナイトが副保持剤として添加されるこ
    とを特徴とする請求項5,6もしくは7の方法。
  9. 【請求項9】 水で転相された逆相油中水エマルジョンで或いはエマルジョ
    ンを乾燥することによって得られた粉体の溶液で導入される分枝ポリアクリルア
    ミド(もしくはさらに一般的には分枝アクリル(コ)ポリマー)の量は乾燥パル
    プのうち0.03及び1%oの間、もしくはトンあたり30及び1000g(30及び1,000g/
    t)の間であることを特徴とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 水で転相された逆相油中水エマルジョンで或いはエマルジ
    ョンを乾燥することによって得られた粉体の溶液で導入される分枝ポリアクリル
    アミド(もしくはさらに一般的には分枝アクリル(コ)ポリマー)の量は0.15及
    び0.5%o(もしくは150及び500 g/tの間)であることを特徴とする請求項8もし
    くは9の方法。
  11. 【請求項11】 副保持剤としてのベントナイトは電解質で前処理され得る
    カオリンで置き換えられることを特徴とする請求項8,9もしくは10の方法。
  12. 【請求項12】 逆相エマルジョンでに調製された前記分枝ポリマーは剪断
    段階以前にペーパーパルプ(すなわち凝集すべき繊維塊)内に、(水で転相され
    たエマルジョンでもしくはエマルジョンを乾燥して得られた粉体の溶液で)注入
    され或いは導入され、ペーパーパルプは当業者の経験にしたがって多かれ少なか
    れ希釈されて、一般には希釈ペーパーパルプあるいは“薄い紙料(thin stock)
    ”すなわちセルロース繊維や有り得る充填材や製紙において一般的な様々な添加
    剤のような固形分が約0.7〜1.5%まで希釈されたパルプにまで希釈されることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかの方法。
  13. 【請求項13】 エマルジョンでの前記分枝ポリマーのいくらかは約5%か
    それ以上の固形分を含む“厚い紙料(thick stock)”を調製する段階で導入され
    、或いは剪断前の薄い紙料の調製の段階においてすら導入されることを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかの方法。
  14. 【請求項14】 逆相(すなわち水中油)エマルジョンでの(水中で溶解さ
    れすなわち“転相”された逆相エマルジョンでの、或いは逆相エマルジョンを、
    特に噴霧乾燥によって、乾燥することによって得られた粉体の溶液での)分枝ポ
    リアクリルアミド(或いはより一般的には分岐アクリル(コ)ポリマー)を有す
    ることを特徴とする、紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  15. 【請求項15】 前記分枝剤は逆相エマルジョンに調製された前記分枝アク
    リル(コ)ポリマーは、二重結合、アルデヒド結合或いはエポキシ結合、特にメ
    チレンンビスアクリルアミド(MBA)からなる群から選択された少なくとも2つ
    の試薬群を有する多官能化合物によって構成される分枝剤であることを特徴とす
    る、紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  16. 【請求項16】 前記分枝剤はモノマーで1,000,000モルあたり5〜200
    (5〜200)モル、好ましくは5〜50の割合で導入されることを特徴とする
    請求項15の紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  17. 【請求項17】 前記分枝ポリアクリルアミドは、様々な酸や四元化剤によ
    って四元化され或いは塩化されたジメチルアミノエチルアクリレート(ADAME)
    、ジメチルアミノエチルメタクリレート(MADAME)、さらには塩化ベンジル、塩化
    メチル、塩化アルキル或いはアリル、ジメチル硫酸、塩化ジアリルジメチルアン
    モニウム(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(AP
    TAC)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)か
    らなる群から選択されたアクリルアミド及び不飽和カチオンエチレン系モノマー
    のカチオンコポリマである請求項14,15もしくは16の紙、ボール紙等のシ
    ートを製造するための新規な保持剤。
  18. 【請求項18】 UL粘度が>3であることを特徴とする請求項14〜17の
    いずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  19. 【請求項19】 UL粘度が>3.5であることを特徴とする請求項14〜18
    のいずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  20. 【請求項20】 UL粘度が>4であることを特徴とする請求項14〜19の
    いずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  21. 【請求項21】 例えば活性材料に対する分枝剤が10ppmで“適度な分枝
    (moyennement ramifie)”がなされていることを特徴とする請求項14〜20
    のいずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。
  22. 【請求項22】 請求項14〜21のいずれかの保持剤の利用によって得ら
    れることを特徴とする紙、ボール紙等のシート。
  23. 【請求項23】 請求項1〜13のいずれかの方法の利用によって得られる
    ことを特徴とする紙、ボール紙等のシート。
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