JP2002517626A - 紙及びボール紙の製造方法及び対応する新規な保持及び排水補助剤、及びこれによって得られる紙及びボール紙 - Google Patents
紙及びボール紙の製造方法及び対応する新規な保持及び排水補助剤、及びこれによって得られる紙及びボール紙Info
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Abstract
Description
する。
するための方法に関する。
せる機能を有するパルプ保持補助剤を導入することは周知である。保持補助剤の
利用から生じる有利な効果としては本質的に以下のものがある。 −生産性の向上と製造コストの減少、すなわち、エネルギーの節約、装置のよ
り信頼性の有る作用、繊維、微粒子、充填剤材びアニオン仕上品の高い収率、硫
酸アルミニウムの使用の減少ひいては腐蝕の問題の減少につながる回路における
低い酸性度。 −品質の改良、すなわち生成の良化と透視性の良化、水分、不透明度、光沢及
びシートの吸収能の改善、及び紙の気孔率の減少。
ようなその他の鉱物、或いは特にポリエチレンイミンのような合成ポリマーすら
とともに添加することが提案されていた(例えばドイツ国特許公開公報第2 262
906号及び米国特許第2 368 635号参照)。
ポリアクリルアミドと関係付けることが提案されていた。このプロセスは利用が
容易でしかも同様に働くシステムと競合することとなった。さらに、現在の線状
ポリアクリルアミドを利用したとしても保持能はまだ不十分なものであった。
5%以下)の保持のために、ベントナイトを非イオンのものと僅かにアニオンの
ものとの線状コーポリマーアクリルアミドと関係付けることが提案された。この
プロセスは広範囲には利用されておらず、その理由は、これらのポリマーが特に
充填材を含むパルプにおいて保持の点で比較的働きが悪く、これはこれらのコー
ポリマとベントナイトとの間の不十分な相互作用により再凝固の傾向を強くもた
ないためであることは疑いがない。
大きなものと、30,000,000及びそれ以上の本質的に線状のカチオンポリアクリル
アミドの利用が提案された。これによって満足のいく保持効果は得られるけれど
も、製紙用途には依然として不適当と思われ、その理由はベントナイトの利用に
より、装置から出る流出物の後続の処理の際に問題が生じるということであり、
利用者は大きな利点が有る場合にのみこのシステムを選択している。
lymer and activated bentonite”と題するタイトルで発行された、1989年
10月11日〜13日にシアトルで行われた講演で提出された記録において、ア
ール・カヤスビルタ(R. Kajasvirta)は、その正確な性質を特定することなく
、カチオンポリアクリルアミドの存在下における活性ベントナイトの超凝固のメ
カニズムを説明している。このプロセスは上記と同様な欠点を有する。
アミド)の利用を提案することにより重要な改良を行った。
のプロセスはサスペンジョン或いは繊維塊或いは凝集すべき紙パルプに、主保持
補助剤として、逆相すなわち油中水エマルジョンに調製されたことを特徴とする
分枝ポリアクリルアミドからなり、或いはこれを有する作用剤と、副保持補助剤
としてベントナイトとを添加することからなっている(“微粒化 (microparti
culate)”としても知られているタイプのいわゆる“二重”システム)。
導入される)ポリマーに関係する“逆相エマルジョンで存在する”という言葉或
いはこれと同様な表現は塊すなわち凝集すべきパルプに注入され或いは導入され
る以前に水中で溶解される逆相油中水エマルジョンのことである(これが水中で
溶解されることで最初の逆相油中水エマルジョンの“転相”として知られる現象
が生じ、これらのプロセスは当業者に周知である)。
mp)”として知られる混合ポンプの箇所での剪断段階で分けられる。この分野に
おいては、読者は米国特許第4,753,710号の明細書、さらには装置内における剪
断段階に対する補助補助剤の添加箇所に関連する膨大な量の従来技術を参照され
たい。これらの従来技術には米国特許第3,052,595号、1976年刊のUnbehand
によるTAPPI第59巻第10号、Lunerによる1984年のPapermakers Conferen
ce或いは1984年刊のTAPPI4月号第95〜第99頁、アメリカ合衆国ニュー
ジャージー、ラーウェイ(Rahway)のSharpe, Merck and Co, Inc.による、198
0年頃の刊の”Polyelectrolyte Retention Aids” 第5章、Brittによる19
73年10月刊のTAPPI第56巻の第46頁以後、及びWaechによる1983年3
月刊のTAPPI第137頁、或いはさらには米国特許第4,388,150号(Eka Nobel)
が有る。
者はまた米国特許第4,753,710号を参照されたい。
13051号に記載されているように、カオリンと置き換えることができ、このカオ
リンはポリ電解質で前処理されるのが好ましい。当業者であればこのフランス国
特許出願第95 13051号を参照できるであろう。
響なく得ることができる。この改良は排液特性が改良されると言う付加的な特徴
が有る。
(コ)ポリマー)がサスペンジョン内に、逆相油中水エマルジョンのかたちで、
繊維サスペンジョンの乾燥重量に対する活性材料(ポリマー)の重量で1millあ
たり0.03〜1の割合(0.03〜1%oすなわち30〜1000 g/t)、好ましくは1millあ
たり0.15〜0.5すなわち150〜500 g/tで導入される。
って水中で希釈され、この希釈によって転相(可溶化)される。
を保持するために、これまでにないほどのレベルの性能に到達することができる
。さらに、分枝ポリマーの利用によって、上記の欧州特許第0 574 335号に記載
されているように、ベントナイトのシート内における良好な保持を得ることがで
き、また装置から出る流出物の後続の処理への悪影響を制限することができる。
さらに、この分枝ポリアクリルアミドの選択によって、シート中におけるベント
ナイトの固定能が高まり、結果として、相乗作用すなわち再凝集が生じて、白水
中におけるベントナイト分が減少する。
ことが本質的なことであることが理解されよう。しかしながら、このポリマーは
水中での溶解後の逆相エマルジョンのかたちか、或いは重合による逆相エマルジ
ョンを乾燥して(特に“噴霧乾燥”による乾燥によって)得られる粉体のかたち
のいずれかで利用でき(すなわち塊或いは凝集すべきパルプに注入され或いは導
入され)、この粉体は1リットルにつき5gのオーダーの活性ポリマ濃度で再溶
解され、このようにして得られた溶液は次いでほぼ同様なポリマー投入量でパル
プに注入される。 実用においては、分枝(コ)ポリアクリルアミドは、様々な酸や四元化剤によ
って四元化され或いは塩化されたジメチルアミノエチルアクリレート(dimethyl
aminoethyl acrylate)(ADAME)、ジメチルアミノエチルメタクリレート(dimec
hylaminoethyl methacrylate)(MADAME)、さらには塩化ベンジル、塩化メチル、
塩化アルキル或いはアリル、ジメチル硫酸、塩化ジアリルジメチルアンモニウム
(diallyldiemthylammonium chloride)(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロピル
トリメチルアンモニウム(acrylamidopropyltrimethylammonium chloride)(APTA
C)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(methacrylamido
pripyltrimethylammonium chloride)(MAPTAC)からなる群から選択されたアク
リルアミド及び不飽和カチオンエチレン系モノマーのカチオンコポリマであるの
が有利である。
選択される少なくとも2つの試薬群を有する化合物によって構成された分枝剤に
より周知の方法で分枝される。これらの化合物は周知であり、例えば文献、欧州
特許公開公報第0 374 458号に記載されている(本出願人による文献、フランス
国特許公開公報第2 589 145号も参照されたい)。
はなく一つの面内に広範囲に広がる群或いは分枝を鎖状分枝内に有しているポリ
マーであり、高分子量のこのタイプのポリマーは凝集剤として周知である。これ
らの分枝ポリアクリルアミドは架橋ポリアクリルアミドとは、後者では群が三次
元的に配置されて、無限の分子量を有する実際上不溶の物質に至るという事実に
よって区別される。
2つの可溶性ポリマーの反応により、或いはホルムアルデヒドや多価金属化合物
に対する反応によって実施される。分枝はしばしば分枝剤を添加することによっ
て重合の間に実施され、この方法は本発明のおいて好ましいこと明瞭である。分
枝を伴うこのような重合プロセスは周知である。
のようなイオン系分枝剤、さらには好ましくは、モノマーと共重合する共有結合
架橋剤モノマーが有り、このモノマーには好ましくは水溶性ポリマーの架橋に古
くから用いられているタイプのジエチレン不飽和を有するモノマー(例えばポリ
エチレングリコールPEGのジアクリレートのようなジアクリレートエステル系
のようなもの)、或いはポリエチレン不飽和を有するモノマー、特にメチレンビ
スアクリルアミド(methylenebisacrylamide)(MBA)が有るが、その他の周知の
いかなるアクリル系分枝剤でも良い。
と量、開始剤の温度と量等のような重合条件を最適化することによって、分枝し
ているが架橋していないポリマーを得ることが望ましい場合に、架橋を避けるこ
とができる。
00,000モルに対して5〜200モル、好ましくは5〜50の割合で導入される。
ルプ1tに対して30g及び1000gの間(30〜1000 g/t)、すなわち1mill
あたり0.03と1の間、好ましくは150〜500 g/tであり、量が 0.03%o (1mill
につき0.03)よりも少ない場合には大きな保持は得られなかったし、また同様に
、量が 1%o (1 millにつき1)を越えるとそれに比例したような改良は見ら
れなかったが、序文で述べた文献、欧州特許公開公報第0 017 353号及び欧州特
許第0 235 893号に記載された線状カチオンポリアクリルアミドとは異なって、
シートに保持されない過剰のポリマーの閉回路内における再循環による逆の分散
効果は見られなかった。導入される分枝ポリアクリルアミドの量は乾燥パルプの
量について1millあたり0.15及び0.5の間(0.15〜0.5 %o)、すなわち150 g/t
と500 g/tとの間であるのが好ましい。
マルジョンのかたちに調製することが重要である。この種のエマルジョンとこれ
らを調製するためのプロセスは当業者に周知である。
こでは、分枝ポリマーをエマルジョンで利用した場合、これらのエマルジョンに
不可欠な界面活性剤の存在によって紙の製造の際における泡の形成が促進されて
最終的な紙の物理的特性にばらつき(紙内のエマルジョンの油相部分を保有する
箇所における吸収性の変化)が出るということが指摘されている。
入れることは自明ではなかった。
至らないことが重要であることに到達することにおいてさらにより困難なもので
あった。技術的に、特に産業的な生産の規模においては、これら2つの領域は、
そこからさらに戻すことが不可能なかたちで、非常に交差し易いということが知
られている。分枝領域は非常に限られているので、本発明の発展には非常に困難
が有り、本出願人は特に問題が生じまた厳密な品質要求の有る紙の製造分野にお
いてこの技術の利用を企てていることにおいて評価に値するものである。
橋エマルジョンが紙において何らかの特定の利点を提供するものとは知られてい
ないことからも、さらに大きなものである。
は特性に関しまた紙の製造プロセスに関して既に大きな進歩を与えた。この改良
は特性にもよるが20〜40%のオーダーのものであった。
おり、これは、架橋物は反対に働きがないということが知られていたことから、
予期し得ないものであった。
PPMの分枝剤量での“適度に分枝した”ポリマーが利用される。
た合成逆相エマルジョンのかたちでも、この合成エマルジョンを、特に噴霧乾燥
によって乾燥することによって得られた粉体の水溶液のかたちのいずれでも利用
できる。噴霧乾燥は当業者にも知られているプロセスである。読者が結果が両立
的なものであることの確証を得るためには以下のテストを参照されたい。
れているベントナイトは周知のものであり、ここで詳細に説明する必要はないで
あろうが、この化合物は微小結晶(microcrystallites)から形成されており、
これらは水を保持できる高いカチオン交換能を有する表面部位を備えている(例
えば、上記文献、欧州特許第0 017 353号に対応する文献、米国特許第4 305 781
号及びフランス国特許公開公報第2 283 102号を参照されたい)。
))を利用して、これをヘッドボックスのすぐ上流側に、繊維サスペンジョンの
乾燥重量の0.1〜0.5パーセント(0.1〜0.5%)の割合で導入するのが好ましい。
ルシウムすなわちPCC等を利用することができる。
プ(凝集されるべき繊維塊)内に注入或いは導入され、紙パルプは当業者の経験
により多かれ少なかれ希釈されて一般に希釈紙パルプすなわち“薄い紙料(thin
stock)”となり、これはセルロース繊維、有り得る充填材及び製紙に一般に利
用されている様々な添加剤のような固形分が約0.7〜1.5%まで希釈されたパルプ
である。
枝ポリマの幾分かは5%或いはそれ以上の固形分の“厚い紙料”(thick stock
)を調製する段階で導入され、或いは剪断段階以前に厚い紙料を調製するところ
においてすら導入される。
はない。
度で混合する。 a)有機相 − 252gのExxsol D100 − 18g のSpan 80 − 4 g のHypermer 2296 b)製造されるべきエマルジョンの水性相をビーカーB内において下記を混合
することにより調製する。 − 385gの50%のアクリルアミド − 73gの80%の塩化エチルアクリレートトリメチルアンモニウム − 268gの水 − 0.5gの0.25%のメチレンビスアクリルアミド − 0.75 mlの50 g 1-1の臭化ナトリウム − 活性材料に対する20 ppmの次亜リン酸ナトリウム − 0.29 mlの200 g 1-1のVersenex
ョンをミキサー内で1分間剪断して、逆相エマルジョンを形成する。エマルジョ
ンは次いで窒素バブリングにより脱泡され、次いで、20分後に異性重亜硫酸塩
を徐々に添加することで重合の開始が生じる。
実行して、自由モノマー成分を減少させる。
ーが続いて解放される。エトキシル化アルコールを2〜2.4%導入することが必
要である。上記ポリマーの標準的なブルックフィールド粘度は4.36 cps(1Mの
食塩溶液中0.1%で、25゜C、60 rpmで測定した粘度)である。
とおりである。
リットルで溶解して得られた粉体とのエマルジョン
し(IV値の2つはマイナスである)、エマルジョンの分枝物はイオン回復IRを示
したがIVは示さず(値<=0)、架橋生成物は高いイオン回復と非常に高いIV回
復とを示した。
er)における自動シート形成機において保持及び排水の効率の検討の対象となる
。
は150%のパルプ149グラムがサンプルとして取り出されて、清浄な水で0.4%迄
希釈された。
nder)に導入されて、手順が開始された。 − t = 0 s 1500rpmでの撹拌の開始 − t= 10 s ポリマーの添加 − t = 60 s 1000 rpmへの自動減速及び必要によりベントナイトを添加 − t= 75 s 撹拌の停止、ワイヤ下における真空でのシート形成、 それに続く白水の再生
の希釈 − いわゆる1番目のパスシートの乾燥 − いわゆる2番目のパスシートを製造するための新しい手順の開始 3番目のパスの後にテスト物が交換される。
cm/83) − シート内の灰分の測定(TAPPI規格:T 211 om-93) − イオン媒体の状態を知るために、繊維が沈積して30分後の混濁度の測定 − カナダ規格フリーネス(Canadian Standard Freeness)を用いたパルプの排
水性の度合の測定(CFS; TAPPI規格 T 227 om-94)
量%
身には加えられなかった)高速の剪断、この場合には1,500 rpm、にもかかわら
ず、凝集と微粒子及び充填材の保持についての利点はなく、これがこのタイプの
微粒子(microparticulate)保持システムの特性である。これらは混濁度に減少が
見られず、充填材やコロイド状物質の乏しい捕捉を示す。
、排水の点における有効性を僅かに改良するだけのものである。
示す。
よって、充填材保持と全体的な保持における正味の増加が提供され、周知の線状
ポリマ/ベントナイトシステムよりも優れていることが示されている。
における混濁度の優れた減少をもたらす。
記載されているようなゲル重合によって可能なものよりも高いUL粘度を有する分
枝生成物が得られることが示されている。粉体への乾燥を伴うゲル重合プロセス
を利用してこのような高い有利なUL粘度を達成しようとするいかなる試みも、全
く不溶で、そのため産業において全く利用できないような生成物を生じるだけで
ある。
によって得られた粉体の水溶液のかたちで用いたポリマーは、上記合成逆相エマ
ルジョンの水溶液のかたちで用いたポリマーと同じように挙動するということを
示している。特に、噴霧乾燥によって乾燥する段階の間におけるポリマーの劣化
は見られなかった。
その理由はこれらのポリマーは同じ化学的性質を有しており、従って同じカチオ
ン性と同じMBA%を有しているからであるところ、本発明のR52は排水性と保
持性において粉体よりも遙かに優れており(87.6に対して96.3)、またNTU内に
おける30分後の混濁度を比較してもNTU単位で75に対して32である。
これは逆相エマルジョンでの上記のような分枝アクリル(コ)ポリマーからなり
、このエマルジョンはそのUL粘度が>3或いは>3.5もしくは>4であること
を特徴としている。上記の補助剤は水中で転相されたエマルジョンのかたちでも
、上記のようにエマルジョンの乾燥により得られた粉体の溶液のかたちのいずれ
でも利用できる。
度で混合する。 a)有機相 − 252gのExxsol D100 − 18gのSpan 80 − 4gのHypermer 2296 b)製造されるべきエマルジョン相をビーカーB内において下記を混合するこ
とにより調製する。 − 378gの50%のアクリルアミド − 102.2gの塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(60%) − 245.7gの水 − 0.5gの0.25%のメチレンビスアクリルアミド − 0.75 mlの50 g/lの臭化ナトリウム − 活性材料に対する20 ppmの次亜リン酸ナトリウム − 0.29 mlの200 g/1のVersenex
ンをミキサー内で1分間剪断して、逆相エマルジョンを形成する。エマルジョン
は次いで窒素バブリングにより脱泡され、次いで、20分後に異性重亜硫酸塩を
徐々に添加することで重合の開始が生じる。
実行して、自由モノマー成分を減少させる。
ーが続いて解放される。
ウムとのコポリマーの標準的なエマルジョン、線状
するヒストグラムを示す図11〜図20を参照されたい。 得られた結果により実施形態1と同様なコメントがもたらされ、本発明の大き
な利点が確認された。
1つの分枝した(コ)ポリマーのみからなり或いはこれを有し、紙パルプを剪断
するための中間段階の後に副保持補助剤と協働するように意図された、上記のよ
うな新規な保持補助剤にも関し、さらにはこの発明による補助剤或いはこの発明
による方法を利用して紙、ボール紙等のシートを製造するための方法や、これに
よって得られる紙、ボール紙等のシートにも関する。
ンを乾燥することによって得られた粉体の溶液でも利用することができる。
Claims (23)
- 【請求項1】 主剤としてのアクリルポリマーとベントナイトもしくはあ
り得れば処理されたカオリンと、副保持剤との二重システムを利用し、それらの
導入がサスペンジョンすなわち繊維塊すなわちペーパーパルプを剪断するための
段階によって分かれる、改良された保持及び排水特性を有する紙、ボール紙等の
シートの製造方法であって、前記ポリマーは逆相油中水エマルジョンのかたちに
調製された分枝アクリル(コ)ポリマーであり、これが水中で転相されたエマル
ジョンで、或いはエマルジョンの乾燥によって得られた粉体の溶液で利用される
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 逆相エマルジョンに調製された前記分枝アクリル(コ)ポリ
マーは、好ましくはペーパーパルプの繊維サスペンジョンの乾燥重量のうち、重
量で1millあたり0.03〜1(0.03〜1 %o)すなわち30〜1,000 g/tで、好ましくは
、1 millあたり0.15〜0.5(0.15〜0.5%o)すなわち150〜500 g/tで導入される
ことを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 逆相エマルジョンに調製された前記分枝アクリル(コ)ポリ
マーは、様々な酸や四元化剤によって四元化され或いは塩化されたジメチルアミ
ノエチルアクリレート(ADAME)、ジメチルアミノエチルメタクリレート(MADAME
)、さらには塩化ベンジル、塩化メチル、塩化アルキル或いはアリル、ジメチル
硫酸、塩化ジアリルジメチルアンモニウム(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロ
ピルトリメチルアンモニウム(APTAC)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウム(MAPTAC)からなる群から選択されたアクリルアミド及び不
飽和カチオンエチレン系モノマーのカチオンコポリマである請求項1もしくは2
の方法。 - 【請求項4】 逆相エマルジョンの前記分枝アクリル(コ)ポリマーは、二
重結合、アルデヒド結合或いはエポキシ結合からなる群から選択された少なくと
も2つの試薬群を有する多官能化合物によって構成された分枝剤によって分枝さ
れることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 逆相エマルジョンでの前記分枝アクリル(コ)ポリマーは、
メチレンビスアクリルアミド(MBA)によって構成される分枝剤によって分枝さ
れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 前記MBAはモノマーで1,000,000モルあたり5〜200モルの
濃度で導入されることを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項7】 ベントナイトはセミソディックベントナイト(bentonite se
mi-sodique)であり、繊維サスペンジョンの乾燥重量の0.1〜0.5パーセント(0.1
〜0.5%)の割合で利用されることを特徴とする請求項5もしくは6の方法。 - 【請求項8】 充填材を含む利用されるパルプは希釈され、その後前記ポリ
マーが主保持剤として添加され、剪断段階が例えば混合ポンプすなわち羽根ポン
プ(fan pump)で実行され、次いでベントナイトが副保持剤として添加されるこ
とを特徴とする請求項5,6もしくは7の方法。 - 【請求項9】 水で転相された逆相油中水エマルジョンで或いはエマルジョ
ンを乾燥することによって得られた粉体の溶液で導入される分枝ポリアクリルア
ミド(もしくはさらに一般的には分枝アクリル(コ)ポリマー)の量は乾燥パル
プのうち0.03及び1%oの間、もしくはトンあたり30及び1000g(30及び1,000g/
t)の間であることを特徴とする請求項8の方法。 - 【請求項10】 水で転相された逆相油中水エマルジョンで或いはエマルジ
ョンを乾燥することによって得られた粉体の溶液で導入される分枝ポリアクリル
アミド(もしくはさらに一般的には分枝アクリル(コ)ポリマー)の量は0.15及
び0.5%o(もしくは150及び500 g/tの間)であることを特徴とする請求項8もし
くは9の方法。 - 【請求項11】 副保持剤としてのベントナイトは電解質で前処理され得る
カオリンで置き換えられることを特徴とする請求項8,9もしくは10の方法。 - 【請求項12】 逆相エマルジョンでに調製された前記分枝ポリマーは剪断
段階以前にペーパーパルプ(すなわち凝集すべき繊維塊)内に、(水で転相され
たエマルジョンでもしくはエマルジョンを乾燥して得られた粉体の溶液で)注入
され或いは導入され、ペーパーパルプは当業者の経験にしたがって多かれ少なか
れ希釈されて、一般には希釈ペーパーパルプあるいは“薄い紙料(thin stock)
”すなわちセルロース繊維や有り得る充填材や製紙において一般的な様々な添加
剤のような固形分が約0.7〜1.5%まで希釈されたパルプにまで希釈されることを
特徴とする請求項1〜11のいずれかの方法。 - 【請求項13】 エマルジョンでの前記分枝ポリマーのいくらかは約5%か
それ以上の固形分を含む“厚い紙料(thick stock)”を調製する段階で導入され
、或いは剪断前の薄い紙料の調製の段階においてすら導入されることを特徴とす
る請求項1〜12のいずれかの方法。 - 【請求項14】 逆相(すなわち水中油)エマルジョンでの(水中で溶解さ
れすなわち“転相”された逆相エマルジョンでの、或いは逆相エマルジョンを、
特に噴霧乾燥によって、乾燥することによって得られた粉体の溶液での)分枝ポ
リアクリルアミド(或いはより一般的には分岐アクリル(コ)ポリマー)を有す
ることを特徴とする、紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項15】 前記分枝剤は逆相エマルジョンに調製された前記分枝アク
リル(コ)ポリマーは、二重結合、アルデヒド結合或いはエポキシ結合、特にメ
チレンンビスアクリルアミド(MBA)からなる群から選択された少なくとも2つ
の試薬群を有する多官能化合物によって構成される分枝剤であることを特徴とす
る、紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項16】 前記分枝剤はモノマーで1,000,000モルあたり5〜200
(5〜200)モル、好ましくは5〜50の割合で導入されることを特徴とする
請求項15の紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項17】 前記分枝ポリアクリルアミドは、様々な酸や四元化剤によ
って四元化され或いは塩化されたジメチルアミノエチルアクリレート(ADAME)
、ジメチルアミノエチルメタクリレート(MADAME)、さらには塩化ベンジル、塩化
メチル、塩化アルキル或いはアリル、ジメチル硫酸、塩化ジアリルジメチルアン
モニウム(DADMAC)、塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(AP
TAC)及び塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)か
らなる群から選択されたアクリルアミド及び不飽和カチオンエチレン系モノマー
のカチオンコポリマである請求項14,15もしくは16の紙、ボール紙等のシ
ートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項18】 UL粘度が>3であることを特徴とする請求項14〜17の
いずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項19】 UL粘度が>3.5であることを特徴とする請求項14〜18
のいずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項20】 UL粘度が>4であることを特徴とする請求項14〜19の
いずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項21】 例えば活性材料に対する分枝剤が10ppmで“適度な分枝
(moyennement ramifie)”がなされていることを特徴とする請求項14〜20
のいずれかによる紙、ボール紙等のシートを製造するための新規な保持剤。 - 【請求項22】 請求項14〜21のいずれかの保持剤の利用によって得ら
れることを特徴とする紙、ボール紙等のシート。 - 【請求項23】 請求項1〜13のいずれかの方法の利用によって得られる
ことを特徴とする紙、ボール紙等のシート。
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