JP2002517594A - 低表面エネルギー基材の接着用に有用な低臭気重合性組成物 - Google Patents
低表面エネルギー基材の接着用に有用な低臭気重合性組成物Info
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Abstract
Description
る。重合性組成物及びそれから作製された接着組成物、重合性組成物を含むキッ
ト、それから作製された被覆された基材、それから作製された接着された物品、
及びこのような接着された物品の作製方法もまた開示される。特に、前記の重合
性組成物は、特定のエチレン性不飽和モノマーを含むモノマーブレンドを含む。
ラウェア州、ウィルミントンのE・I・デュポンドゥヌムールの商品名テフロン
)などの低表面エネルギープラスチック基材を接着剤により接着するために効率
的な、有効な手段が以前から求められている。これらの材料を接着剤により接着
するときの困難は周知である(例えば、『Progress in Rubbe
r and Plastic Technology』、Vol.1、1ページ
(1985年)に掲載されたD.M.ブレウィス著、「Adhesion Pr
oblems at Polymer Surfaces」を参照のこと)。
たは酸化性酸による酸化、及びスパッタエッチングなど、複雑且つ高価な基材表
面作製技術を用いる。あるいは、基材表面は、それを高表面エネルギー材料で被
覆することによって下塗りされてもよい。しかしながら、下塗剤の十分な付着力
を達成するために、上に記載した表面作製技術を最初に用いることが必要である
ことがある。『Treatise on Adhesion and Adhe
sives』(J.D.ミンフォード著、マーセルデッカー編、1991年、ニ
ューヨーク、第7巻、333〜435ページ)に報告されているように、これら
すべての技術は周知である。前記の周知の方法は、特定の基材と共に使用するた
めにしばしば特化される。結果として、それらは概して、低表面エネルギー基材
接着用に有用ではないことがある。
例えば、家の修理、日曜大工計画などのためには)またはわずかな量の作業によ
って使用するにはそれらは特に適したものではない。厄介な問題の1つは、低表
面エネルギー材料から作製される多くの安価な日常家庭用品の修繕である。この
ような家庭用品の例はゴミかご、洗濯かご、玩具などである。
低表面エネルギー材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリテトラ
フルオロエチレンなどを容易に接着することができる簡単な、使いやすい接着剤
に対して、以前から少なからぬ需要があった。
このような接着剤の商用の実用性は、それらの成分が使いやすい混合比で配合さ
れる場合、向上する。これにより、異なった成分の面倒な手作業による秤量及び
混合を必要とすることなく、従来の接着剤ディスペンサーを用いて接着剤を容易
に適用することが可能になる。しかしながら、使いやすい混合比と引き替えに、
貯蔵安定性または性能が著しく低減されてはならない。従って、低表面エネルギ
ー基材を接着することができる接着剤に対してだけではなく、使いやすい混合比
で容易にブレンドされ得るこのような接着剤に対する需要もある。
合性アクリル接着剤はしばしば、強い不快な臭気を伴う。性能に影響を及ぼさな
いが、臭気のためにこれらの接着剤を用いるのを控える人もおり、他の代替物を
選択するように促すことがある。更に、特定の状況については、刺激−ポテンシ
ャル(例えば、皮膚と呼吸器の刺激)を減少させた接着剤を利用することが望ま
しいことがある。概して、低分子量(すなわち、140以下の分子量)アクリレ
ートモノマーは、ユーザに炎症を起こさせる可能性があることが知られている。
第4,385,153号)は、(1)63〜10,000の分子量を有する重合
性のオレフィン性不飽和化合物、(2)酸素の存在下でその重合を開始すること
ができる少なくとも1つの有機ホウ素化合物、及び(3)アニオン重合を抑制及
び/または安定させることができる少なくとも1つの化合物、を含有する好気性
硬化接着剤の単一成分の混合物を開示する。前記の接着剤は、金属、木質、ガラ
ス、セラミック材料、及びプラスチックの接着、並びに歯科及び外科に有用であ
る。
。例えば、スコウルチ(米国特許第5,286,821号)を参照のこと。スコ
ウルチは、アクリル接着剤組成物の作製に有用な二液型開始剤系を開示している
。前記の系は、安定した有機ホウ素(organoboron)アミン錯体及び
アルデヒド脱安定剤を含む。前記の接着剤組成物は、スピーカー磁石、金属−金
属接着(自動車)、ガラス−金属接着、ガラス−ガラス接着、回路板部品の接着
、金属、ガラス、木質、及び駆動電磁石への選択されたプラスチックなど、構造
用、及び半構造用の用途に特に有用であると報告されている。接着され得るそれ
らのプラスチックは更に記載されてはいない。スコウルチら(米国特許第5,1
06,928号及び米国特許第5,310,835号)もまた参照のこと。
米国特許第5,539,070号)によってごく最近報告されている。ザーロフ
らは概して、オルガノボランアミン錯体ベースの重合系で作製された重合性アク
リルモノマー組成物を開示する。特に好ましいモノマーは、アルキルアクリレー
ト(例えば、ブチルアクリレート)及びアルキルメタクリレート(例えば、メチ
ルメタクリレート)のブレンドであると記載されている。
レン、及びポリテトラフルオロエチレンなどの低表面エネルギーポリマーに非常
に良好な付着力を有するポリウレタン/ポリ尿素アクリル接着剤を形成すること
ができるオルガノボランポリアミン錯体開始剤系及び重合性組成物を開示する。
アクリルモノマーが、前記の反応のために有用であるとしてその明細書中に概し
て開示されている。しかしながら、最も好ましいモノマーには、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、メトキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエ
チルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、シクロヘキシルメタ
クリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、及びそれらのブレンドな
どのより低分子量のメタクリレートエステルなどがあると記載されている。好ま
しいモノマーは、より低分子量のアルキルメタクリレートエステル(例えば、メ
チルメタクリレート)及びC4−C10アルキルアクリレート(例えば、ブチルア
クリレート)のブレンドであるとも記載されている。似た系が、ポシウス(米国
特許第5,616,796及び米国特許第5,621,143号)に開示されて
いる。前述の重合性組成物は低表面エネルギー基材の接着に有用である場合があ
るが、それらの1つの不便な点は、例示された組成物の相対的に高い臭気である
。
なることができる新規な組成物を提供することが望ましい。最も好ましくは、従
来の組成物と比較して、相対的に低い臭気を有する組成物を提供することが望ま
しい。
記モノマーブレンドが、少なくとも約160℃の平均沸点、及び少なくとも3.
25の平均のモノマーの親フッ素性を有すると共に、重合して少なくとも約−2
0℃のガラス転移温度を有するポリマーとなることができる。
に例示したモノマーブレンドよりも臭気が低いことが有利である。この組成物の
臭気を更に低減させるために、好ましくはモノマーブレンドの平均沸点は少なく
とも約190℃、より好ましくは少なくとも約210℃である。これは、ユーザ
により使いやすい接着剤とすることができる。ユーザの使いやすさを更に向上さ
せるために、エチレン性不飽和モノマーの少なくとも1つ、より好ましくは両方
が、(メタ)アクリレートモノマーが用いられるときにメタクリレートモノマー
であることが望ましい。
なくとも2つの異なった低表面エネルギー基材に対して、より好ましくは、少な
くとも3つの異なった低表面エネルギー基材に対して十分な接着を行なうことを
可能にする。典型的な低表面エネルギー基材には、ポリプロピレン(PP)、ポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)、及び高密度ポリエチレン(HDPE)
などがある。最も好ましくは、それらから作製された特定の接着剤は、PTFE
を少なくとも約300psi(4.14MPa)の重なり剪断接着強度で十分に
接着することができ、HDPEを少なくとも約700psi(4.83MPa)
の重なり剪断接着強度で、PPを少なくとも約800psi(5.52MPa)
の重なり剪断接着強度で十分に接着することができる。
.50の平均のモノマーの親フッ素性を有することが好ましい。同様に、モノマ
ーブレンドが重合して約20℃〜約80℃のガラス転移温度を有するポリマーと
なることができることが好ましい。
ドの全重量に対して10〜90重量%のM1、25〜70重量%のM2、0〜6
5重量%のM3を含み、 M1がテトラヒドロフルフリルメタクリレートであり、M2が2−エトキシエ
チルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート、及びイソボルニルアクリレートからなる群から選択さ
れる1つ以上のモノマーであり、M3がイソブチルメタクリレート、n−ブチル
メタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、
イソボルニルメタクリレート、及びイソデシルメタクリレートからなる群から選
択される1つ以上のモノマーである。
レート、シクロヘキシルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソボルニ
ルアクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーであり、M3がn
−ヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、及びイソデシルメタ
クリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーである。最も好ましく
は、M2が2−エトキシエチルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソ
ボルニルアクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーであり、M
3がイソボルニルメタクリレート及びイソデシルメタクリレートからなる群から
選択される1つ以上のモノマーである。
分を含むキットに有用であり、そこにおいて開始剤成分は好気性開始剤を含む。
好気性開始剤(例えば、オルガノボラン開始剤)は錯化されていないか、または
錯化されていてもよい。このようなキットは、低表面エネルギー基材の接着に有
用である。適用を容易にするために、キットは更に、複数部分ディスペンサーを
含むことができる。
材、特に低表面エネルギー基材上に少なくとも部分的に被覆することができる。
基材上に少なくとも部分的に被覆することができ、または第1及び第2の基材を
互いに付着させるために用いることができる。例えば、少なくとも1つの低表面
エネルギー基材を接着する方法は、上に記載のキットを提供する工程、 低表面エネルギー基材を提供する工程、 前記重合性組成物を前記開始剤成分と混合して接着組成物を形成する工程、 低表面エネルギー基材の少なくとも一部分を前記接着組成物で被覆する工程、
及び前記被覆された低表面エネルギー基材を第2の基材に付着させる工程を含む
。 有利には、このような方法において、開始剤成分を、接着組成物の全重量に対
してわずか約0.01重量%のホウ素を提供する量で混合することができる。
ーブレンドを含む重合性組成物に関する。好ましくは、少なくとも2つエチレン
性不飽和モノマーの重合は好気的に開始される。
しい開始剤系は、オルガノボラン重合開始剤系を混入する。
臭気」組成物は、少なくともメチルメタクリレートより少ない臭気を有する組成
物である。臭気は、例えば、ASTM D4339−95、「接着剤の臭気の測
定のための標準試験方法」などの周知の方法を用いて量的に測ることができる。
約160℃以上の平均沸点を有するモノマーブレンドを用いることによって、本
請求の範囲の組成物は、低表面エネルギー基材を接着するときに、以前に使用の
ために例示されていたモノマーブレンドよりも臭気が少ない。
提供する。「低表面エネルギー基材」は、表面エネルギーが45mJ未満/m2
、より一般的には40mJ未満/m2または35mJ未満/m2である基材である
。このような材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン、ポリアミドの他、20mJ未満/m2の表面エネルギーを
有する、ポリテトラフルオロエチレン(デラウェア州、ウィルミントンのE.I
.デュポンドゥヌムール製の商品名テフロン)などのフッ素化ポリマーなどがあ
る。本発明の組成物で有効に接着され得る幾分より高い表面エネルギーの他のポ
リマーには、ポリカーボネート及びポリメチルメタクリレートなどがある。しか
しながら、本発明はそのように限定されず、組成物は、何れの熱可塑性物質、並
びに木質、セラミックス、コンクリート、プライマー処理された金属などを接着
するために使われてもよい。
このようなキットは、重合性組成物の重合を開始するための少なくとも第1の部
分(すなわち、重合性組成物)及び第2の部分(すなわち、開始剤成分)を含む
。最も好ましくは、使いやすくするために、前記のキットは2つの部分だけを含
む。キットの2つの部分を、1:10以下、より好ましくは1:4、1:3、1
:2または1:1の使いやすい、商用に有用な、整数混合比で容易に配合するこ
とができ、複数部分ディスペンサーで容易に用いることができる。このようなデ
ィスペンサーは、米国特許第4,538,920号及び5,082,147号に
示されており、コンプロテックインク(ニューハンプシャー州、セーラム)から
商品名MIXPACとして入手可能である。キットの部分は容易に混合され、重
合組成物に容易に重合する接着組成物(すなわち、ポリマー、例えば、接着剤)
を形成することができる。
用いられる場合、少なくとも1つの脱錯化剤(脱錯化剤)を含む。前に記載した
ように、本発明の重合性組成物は、従来の組成物と比較して相対的に低い臭気を
有し、ユーザにとってより使いやすい接着剤をもたらす。
、または錯化されていない(例えば、オルガノボラン)少なくとも1つの開始剤
、及び所望により希釈剤を含む。重合性組成物と混合されるとき、重合性組成物
中のモノマーの重合が可能になる。
れる組成物である。接着組成物は、ポリマー、木質、セラミック、コンクリート
、及び金属など、多種多様な基材の接着に有用である。接着組成物は、低表面エ
ネルギー基材の接着に特に有用である。
未重合の量を除いて、重合性組成物中のモノマーの実質的にすべてが重合した接
着組成物である。本発明による重合組成物を、接着剤、接着材料、シーラント、
被膜、及び射出成形樹脂としてなど、いろいろな方法で用いてもよい。それらは
また、樹脂トランスファー成形作業で用いられるような、ガラス、炭素、及び金
属繊維マットと組み合わせた母材樹脂として用いられてもよい。それらは更に、
電気部品、プリント回路基板の製造におけるなど、カプセル材料及び注封材料と
して用いられてもよい。
例えば接着剤として有用であり得るポリマーを形成する。今日まで、オルガノボ
ラン開始剤成分は好ましいが、何れの適した好気性開始剤成分、またはそれらの
組合せを利用してもよい。しかしながら、その有用性及び広範囲にわたる用途の
ために、前記の開始剤は、オルガノボラン開始剤を有する接着組成物に対して以
下により完全に記載される。
への付着力が向上される。オルガノボラン開始剤は錯化されているか、または錯
化されていなくてもよい。驚くべきことに、低表面エネルギー基材の接着に一般
に用いられる組成物と比較して、接着組成物の全重量に対して、ホウ素のより低
い重量%を請求の範囲の組成物と組合せて用いることができる。一般に、オルガ
ノボラン開始剤の有効量は、充填剤、非反応性希釈剤、及び他の非反応性成分を
引いた、接着組成物の全重量に対して、わずか約0.01重量%のホウ素〜約1
.5重量%のホウ素、より好ましくは約0.01重量%のホウ素〜約0.60重
量%のホウ素、最も好ましくは約0.02重量%のホウ素〜約0.50重量%の
ホウ素を提供する量である。
く、以下の構造(I):
ルキル基(例えば、エチルまたはブチル)であり、 R2及びR3が独立して、1〜約10個の炭素原子、好ましくは1〜約5個の炭
素原子を有するアルキル基(例えば、エチルまたはブチル)、及びフェニル含有
基から選択される。
開始剤は錯化剤(complexer)で(例えば、アミン成分で)で錯化され
てもよい。このような場合、オルガノボラン開始剤は、錯化剤をそれと反応性の
物質(すなわち、脱錯化剤(decomplexer))と反応させることによ
って錯体から遊離できる。
アミン)の会合によって形成される強固に配位された塩であると当業者には容易
に理解される。このような錯体は、以下の一般的な構造(II):
キル基であり、R5及びR6が独立して、1〜約10個の炭素原子を有するアルキ
ル基及びフェニル含有基から選択され、Amがアミンを表す。好ましくは、R4
、R5及びR6が独立して、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル基から選択さ
れる。最も好ましくは、R4、R5及びR6が同一である。
効な比を提供するように選択される。錯体中の第一または第二アミン窒素原子の
ホウ素原子に対する比は大体、約0.5:1〜4:1、好ましくは約1:1であ
るのがよい。
、第一または第二アミンを含有するポリアミン、またはアンモニアを含んでもよ
い。しかしながら、最終的な重合したアクリル組成物の耐溶剤性が望ましいとき
、Amは好ましくはポリアミンを含む。
ルボラン、トリイソプロピルボラン、トリ−n−ブチルボラン、トリイソブチル
ボラン、及びトリ−sec−ブチルボランなどがある。特定のアミンには、アン
モニア、n−ブチルアミン、エチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、ジ
エチルアミン、ジエチレントリアミン、及びα,ω−ジアミノポリプロピレンオ
キシドなどがある。
。一般に、アミンは、緩慢な撹拌下、不活性雰囲気中でオルガノボランと配合さ
れる。発熱がしばしば観察され、このため混合物を冷却することが推奨される。
成分が高い蒸気圧力を有する場合、約70℃〜80℃より低い反応温度を保持す
ることが望ましい。材料が十分に混合されると、錯体は室温(すなわち、約22
℃〜約25℃)に冷却させられる。特別な貯蔵条件は必要とされないが、錯体は
涼しい暗所のキャップをかぶせた容器内に保持されることが望ましい。有利には
、錯体は後に除去される必要がある有機溶剤を用いずに作製することができるが
、必要ならば、それらを溶剤中で作製することができる。錯体の作製に用いる溶
剤は、好ましくは、アミンを配位しない溶剤、例えば、テトラヒドロフランまた
はヘキサンであるのがよい。
その組合せを含有してもよい。例えば、このような希釈剤は、PCT公開第WO
98/17694号に記載されている。非常に有利には、用いられるとき、オル
ガノボランアミン錯体は、開始剤成分中のアジリジン官能材料または2つ以上の
異なったアジリジン官能材料のブレンドによって保持される(例えば、中に溶解
されるか、またはそれによって希釈される)。概して、アジリジン基を有する物
質は、錯体に対して反応性でないのがよく、錯体に対して増量剤として作用する
。同様に有利には、アジリジン官能材料は概して、開始剤成分の自然燃焼温度を
上昇させることができる。
ン部分を形成するようにその炭素原子が任意に短鎖アルキル基(例えば、1〜約
10個の炭素原子を有する基、好ましくはメチル、エチルまたはプロピル)によ
って置換されていてもよい、少なくとも1つのアジリジン環または基、
−100(マサチューセッツ州、ウィルミントンのゼネカレジンズ製)、XAM
A−2(サウスカロライナ州、レークワイリーのEITインク製)、XAMA−
7(サウスカロライナ州、レークワイリーのEITインク製)、及びMAPO(
トリス[1−(2−メチル)アジリジニル]ホスフィンオキシド(ニューヨーク
州、フラッシングのアセトケミカルコーポレーション製)などのポリアジリジン
がある。
して、重合性組成物中に含有されたモノマーに可溶性であるのがよい。「可溶性
」の意味は、室温(すなわち、約22℃〜約25℃)での全体の相分離の形跡が
肉眼に見えないことである。同様に、オルガノボランアミン錯体はまた、アジリ
ジン官能材料に可溶性であるのがよいが、錯体及びアジリジン官能材料の混合物
をわずかに昇温することが、室温(すなわち、約22℃〜約25℃)で前記の二
者の溶液を形成するのに役立つことがある。したがって、好ましくは、用いられ
る場合、アジリジン官能材料は、室温またはその付近(すなわち、室温の約10
℃以内)の液体であるか、または室温またはその付近でオルガノボランアミン錯
体と溶液を形成する。
重量に対して約50重量%以下、好ましくは約25重量%以下、より好ましくは
約10重量%以下の量である。しかしながら、非常に有利には、錯体の相当な量
(例えば、約75重量%以上、最高約100重量%まで)がアジリジン官能材料
中に溶解されてもよく、それは、商用に有用な混合比で配合され得る複数部分キ
ットの提供を容易にする。
くてもよい(すなわち、前記の組成物は、重合性組成物の約15重量%未満、好
ましくは約5重量%未満、最も好ましくは0重量%の量のこのような溶剤を含有
する)。
る。スコウルチらによって記載されたより低い分子量のカルボン酸脱錯化剤(米
国特許第5,310,835号及び5,106,928号)、スコウルチによっ
て記載されたアルデヒド(米国特許第5,286,821号)、フジサワ、イマ
イ、及びマシュハラのスルホニル塩化物及び酸塩化物(Reports of
the Institute for Medical and Dental
Engineering、Vol.3、64ページ(1969年))、デビニ
ーによって記載されたイソシアネート基を含む二反応性脱錯化剤(bireac
tive decomplexers)(PCT公開第WO97/07171号
)、デビニーによって記載された無水物脱錯化剤(PCT公開第WO97/17
383号)、デビニーらによって記載されたカルボン酸脱錯化剤(「Initi
ator Systems and Adhesive Compositio
ns Made Therewith」と題された、これによって同日に出願さ
れたPCT公開第 号)、及びそれらの混合物など、何れかの適した脱錯化
剤、またはその組合せを用いることができる。これらすべての刊行物を、本願明
細書に引用したものとする。
ことによって重合を促進するが、最終的な重合した組成物の特性に本質的に悪影
響を及ぼさない有効量)で使用される。当業者に認識できるように、より多量の
脱錯化剤により、重合を非常に速く進めることができ、接着剤の場合、得られた
材料は低エネルギー表面に対して不十分な付着力を示すことがある。しかしなが
ら、十分な脱錯化剤が用いられない場合、重合速度が非常に緩慢であることがあ
り、ポリマーは、特定の適用のために十分な分子量でないことがある。しかしな
がら、脱錯化剤の量を低減することは、そうでなければ非常に速い場合、重合速
度を遅くするのに役立つことがある。従って、これらのパラメーター中、脱錯化
剤は一般に、脱錯化剤中のアミン−反応性基(例えば、酸基または無水物基)の
アミン基に対する比が0.5:1.0〜3.0:1.0の範囲であるような量で
提供される。アミン基の数は、アミンがポリアミンであるとき、第一及び第二ア
ミン基を含むことに注意されたい。より良い性能のために、好ましくは脱錯化剤
中のアミン−反応性基のアミン基に対する比は、0.5:1.0〜1.0:1.
0の範囲である。
のエチレン性不飽和モノマーを含有するモノマーブレンドを含む。エチレン性不
飽和を含有する多数の化合物を重合性組成物中で用いることができる。好ましく
は、組成物は、少なくとも1つの(メタ)アクリルモノマー、最も好ましくはメ
タクリルモノマーを含有する。エステル及び/または酸アミドなどの(メタ)ア
クリル酸誘導体など、(メタ)アクリル酸誘導体が特に好ましい。例えば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、及びそれらのブレンドなど、一
価アルコール、特に、1〜12個の炭素原子を有するアルカノールの(メタ)ア
クリル酸エステルが適している。好ましくはモノマーは、以下の表IIに示すモ
ノマーの群から選択される。
ロミドなどのビニルハロゲン化物、スチレン、ジビニルベンゼン、クロトン酸エ
ステル及びマレイン酸エステルまたは必要ならば、いわゆる、スチレン化、不飽
和ポリエステル樹脂及びそれらのブレンドもまた、ブレンドが請求の範囲の基準
を満たす限り、利用されてもよい。
マーにある。より高級の不飽和成分を付加的に用いてもかまわないが、それらの
存在は重合した組成物の脆化につながることがあるということを念頭におかなく
てはならない。
の製造可能性(例えば、調合の寛容度)が上がる。このようにして、低表面エネ
ルギー基材の接着に有用な低臭気重合性組成物を提供しつつ、より多数のエチレ
ン性不飽和モノマーを場合によっては用いることができる。すなわち、得られた
接着剤の接着性能及び重合性組成物の臭気の変化を、例えば、重合性組成物中の
個々のモノマーの比を変えることによってもたらすことができる。ブレンドを利
用する更に別の利点は費用対効果である。例えば、それほど高価でないモノマー
を、より高価な、通常より低い臭気のモノマーの代わりに「増量剤」としてブレ
ンド中で利用することができる。このようにして、費用及び臭気の間のバランス
を取ることができる。
ッ素性と称される特定の平均フルオロカーボン混和性、(2)モノマーブレンド
の重合によって形成されたポリマーの特定のガラス転移温度(Tg)、及び(3
)特定の平均沸点、を有する。基準(1)及び(2)は、低表面エネルギー基材
への十分な接着を可能にする。何れかの特定の理論に囚われることを望まないが
、高度に親フッ素性のモノマーブレンドは固体の、低表面エネルギー基材にうま
く浸透し、重合の間に中間相領域(すなわち、接着剤及び基材の両方に由来する
元素を含む領域)のポリマー鎖からみ合い及び/またはグラフト化をもたらし、
それによって低表面エネルギー基材の構造接着を可能にすると考えられる。基準
(3)は、低臭気重合性組成物の作製を可能にする。平均の親フッ素性、平均の
ガラス転移温度、及び平均沸点を、個々のモノマーの親フッ素性、ガラス転移温
度、及び沸点を用いて計算することができる。これらの個々のモノマーの特性を
、何れかの周知の技術を用いて測定することができ、またはブランドラップ,J
等編、『Polymer Handbook』第2版(1975年)に見いだす
ことができる。
る限り、モノマーブレンドは請求の範囲の本発明に用いるのに適している。個々
のモノマーの親フッ素性は、過フッ素化オクタン(ミネソタ州、セントポールの
ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリングカンパニー製の商品名FLU
ORINERT FC−75)及び1H,1H−ペルフルオロオクチルメタクリ
レート(ペンシルベニア州、ウォーリントンのポリサイエンス製のFOMA)の
いろいろな比を構成するフルオロカーボンブレンド中のモノマーの混和性によっ
て測定される。モノマーの親フッ素性を、例えば、0.5ミリリットルのモノマ
ー及び1ミリリットルのフルオロカーボンのブレンドを用いて求めることができ
る。ブレンドを作製し、約2時間、室温(すなわち、約22℃〜約25℃)に放
置しておく。肉眼に見える全体の相分離が室温(すなわち、約22℃〜約25℃
)で生じるかどうかによって「混和性」が確認される。以下の表IIに示したよ
うに、代表的なモノマーの親フッ素性の評価が多くのモノマーについて確認され
ている。
量に対して所与の個々のモノマーの重量分率であり、φnはその個々のモノマー
の親フッ素性である(以下の表I及び2を参照のこと)。本発明の有用なモノマ
ーブレンドは、3.25以上の平均のモノマーの親フッ素性を有する。より好ま
しくは、本発明のモノマーブレンドは少なくとも約3.50の平均のモノマーの
親フッ素性を有する。
る限り、本発明に用いるのに適している。モノマーブレンドの重合によって形成
されたポリマーのガラス転移温度を、次の式: Tgblend= (Σ(Xn/(273+Tgn)))-1−273 を用いて計算することができ、式中、Tgblendはモノマーブレンドの重合によ
って形成されたポリマーのガラス転移温度(摂氏)であり、Xnは所与の個々の
モノマーの重量分率であり、Tgnはその個々のモノマーの重合によって形成さ
れたホモポリマーのガラス転移温度(摂氏)である。
、好ましくは約−10℃〜約80℃、より好ましくは約0℃〜約80℃、最も好
ましくは約20℃〜約80℃である。
求の範囲の本発明に用いるのに適している。モノマーの沸点は低エネルギー表面
への付着力に対して本発明の実用性に重要ではないが、より高沸点のモノマーを
含む重合性組成物は概して、それほどいやでない臭気を生じ、好ましい。好まし
いモノマーブレンドは、平均沸点が約160℃より高く、より好ましくは190
℃より高く、最も好ましくは210℃より高い。 BPblend = Σ(Xn・BPn) 式中、BPblendはモノマーブレンドの沸点(摂氏)であり、Xnは所与の個々の
モノマーの重量分率であり、BPnは個々のモノマーの沸点(摂氏)である。
ブレンドの例は、次の組合せを含む。1つの組合せにおいて、前記のモノマーは
概して、モノマーブレンドの全重量に対して、10〜90重量%のM1、25〜
70重量%のM2、及び0〜65重量%のM3から選択されることができ、 M1がテトラヒドロフルフリルメタクリレートであり、 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソボルニルアクリレー
トからなる群から選択される1つ以上のモノマーであり、 M3がイソブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、
及びイソデシルメタクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーで
ある。
しくはM2及びM3の少なくとも1つがメタクリレートモノマーである。最も好
ましくは、M2及びM3の両方がメタクリレートモノマーである。
ーブレンドを含む。例えば、このようなブレンドは、モノマーブレンドの全重量
に対して10〜90重量%のM1、25〜70重量%のM2、及び0〜65重量
%のM3であり、 M1がテトラヒドロフルフリルメタクリレートであり、 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、及びイソボルニルアクリレートからなる群から選択される
1つ以上のモノマーであり、 M3がn−ヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、及びイソ
デシルメタクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーである。
マーブレンドを含む。最も好ましいモノマーブレンドは、モノマーブレンドの全
重量に対して10〜90重量%のM1、25〜70重量%のM2、及び0〜65
重量%のM3を含み、 M1がテトラヒドロフルフリルメタクリレートであり、 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソボ
ルニルアクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーであり、 M3がイソボルニルメタクリレート、及びイソデシルメタクリレートからなる
群から選択される1つ以上のモノマーである。
ような添加剤は、キットの重合性組成物中に存在している。従って、前記の重合
性組成物は更に、いろいろな任意の添加剤を含んでもよい。
までの量で概して混入されてもよい中間(約40,000)の分子量のポリブチ
ルメタクリレートなどの増粘剤である。増粘剤を用いて、得られた接着組成物の
粘度をより容易に適用される粘性のシロップのような稠度に増大させることがで
きる。
いて作製された接着組成物の破壊靭性を改善することができ、例えば、剛性の、
高降伏強度材料(例えば、可撓性の高分子基材など、他の材料ほど容易にエネル
ギーを機械的に吸収しない金属基材)を接着するときに有益であり得る。このよ
うな添加剤は概して、重合性組成物の全重量に対して最高約50重量%までの量
で混入されてもよい。
た塗布及び流れ特性を付与することもできる。これらの向上した特性は、接着組
成物がシリンジ−タイプの塗布機から分配するときに望ましくない「ストリング
」を残すか、または垂直面に適用された後に垂れるかまたは落ち込む傾向の低減
によって明らかにされることができる。したがって、重合性組成物の全重量に対
して、コア−シェルポリマー添加剤の約20重量%より多い量を使用することが
、改善された垂れ−落ち込み耐性を達成するのに望ましいことがある。
て、例えば、貯蔵中のモノマーの劣化を低減させることができる。抑制剤は、重
合速度またはそれを用いて作製されたポリマーの最終的な特性を本質的に低減さ
せない量で添加されてもよい。したがって、抑制剤は概して、重合性組成物中の
モノマーの全重量に対して約100〜10,000ppmの量で有用である。
、空洞ガラス/セラミックスビーズ、シリカ、二酸化チタン、固体ガラス/セラ
ミック球、及びチョーク)、などがある。いろいろな任意の添加剤を何れかの量
で、概して、重合プロセス、またはそれを用いて作製されたポリマーの所望の特
性に著しく悪影響を及ぼさない量で使用してもよい。
を扱うときに通常されるようにブレンドされる。接着組成物の使用が必要とされ
る少し前に、開始剤成分を重合性組成物に添加する。
の有無、希釈剤が用いられるかどうかに依存して短いことがあるので、キットの
部分を配合して接着組成物を形成するとき、組成物はすみやかに用いられるのが
よい。好ましくは、重合度を改善するために、約40℃より低い温度、好ましく
は30℃より低い温度、最も好ましくは約25℃より低い温度に保持することが
望ましい。したがって、接着プロセスを室温(すなわち、約22℃〜約25℃)
で行うことができる。
加えてて互いに接合し、過剰な接着組成物を接着線から押し出す。圧力の使用は
、空気に暴露された、酸化し始めたかもしれない接着組成物を追い出す利点を有
する。概して、接着組成物が基材に適用されたすぐ後に、好ましくは約10分以
内に接着されるのがよい。代表的な接着線の厚さは、約0.1〜0.3ミリメー
トルである。
〜3時間以内にこのような接着物品の取り扱いを可能にすることができる。全接
着強度は概して、周囲条件下で約24時間で達せられる。しかしながら、必要な
らば、熱による後−硬化を使用してもよい。
覆する。別の好ましい実施態様において、接着物品は、本発明による接着組成物
の層によって互いに接着された第1の基材及び第2の基材(好ましくはその少な
くとも1つが低表面エネルギー高分子材料である)を含む。
に役立てる目的だけのためであり、添付された請求の範囲に制限することを意図
するものではない。特に指示しない限り、実施例及び明細書中の他の箇所の全て
の部、パーセンテージ、比などは重量に基づいている。
1インチ×4インチ×0.125インチ)試験パネル(0.2ミリメートル(8
ミル)−直径のガラスビードスペーサを接着組成物に加えた)に直接に適用し、
重なり合った領域が1.3cm×2.5cm(0.5インチ×1インチ)である
ように、無被覆の第2の試験パネルをすぐに、第1の試験パネル上の接着組成物
に押しつけて置いた。クランプを、前記の重なり合った領域に適用した。試験パ
ネルは、共にミネソタ州、ミネアポリスのキャデラックプラスチック製のポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)、高密度ポリエチレン(HDPE)またはポ
リプロピレン(PP)であった。少量の接着組成物が上記の重なり合った領域か
ら押し出され、残ったままにした。
き、重なり接着部を1.27cm/分(0.5インチ/分)のクロスヘッド速度
で引張試験機で剪断(OLS)を試験した。重なり剪断値をポンド単位で記録し
、平方インチ当たりのポンド(psi)及びメガパスカル(MPa)に換算した
。
も約150psi(1.03MPa)、より好ましくは少なくとも約300ps
i(4.14MPa)であり、HDPEについて少なくとも約500psi(3
.45MPa)、より好ましくは少なくとも約700psi(4.83MPa)
、PPについて少なくとも約600psi(4.14MPa)、より好ましくは
少なくとも約800psi(5.52MPa)である。同様に、多様な実用性の
ために、特定の接着剤が低表面エネルギー基材の少なくとも2つの異なったタイ
プを十分に接着することができるのが好ましい。したがって、より好ましくは、
特定の接着剤がPTFE、HDPE、及びPPのすべてを十分に接着することが
可能である。最も好ましくは、特定の接着剤がPTFEを少なくとも約300p
si(4.14MPa)のOLS値に、HDPEを少なくとも約700psi(
4.83MPa)のOLS値に、PPを少なくとも約800psi(5.52M
Pa)のOLS値に十分に接着することが可能である。
ールのミネソタマイニングアンドマニュファクチュアリングカンパニー製の商品
名FLUORINERT FC−75の市販品など)及び1H,1H−ペルフル
オロオクチルメタクリレート(ペンシルベニア州、ウォーリントンのポリサイエ
ンス製のFOMA)のいろいろな比を構成するフルオロカーボンブレンド中のモ
ノマーの混和性によって測定した。モノマーの親フッ素性を、0.5ミリリット
ルのモノマー及び1ミリリットルのフルオロカーボンのブレンドを用いて確認し
た。前記のブレンドを作製し、次いで約2時間、室温(すなわち、約22℃〜約
25℃)に放置しておいた。
体の相分離が室温(すなわち、約22℃〜約25℃)で生じるかどうかによって
確認される。FLUORINERT FC−75と混和性のモノマー自体、親フ
ッ素性が9とされた。表Iに示すように、FOMAと非混和性のモノマーは、親
フッ素性が0とされ、中間のフルオロカーボン混和性を有するモノマーは、親フ
ッ素性が中間とされた。
そのガラス転移温度、及び沸点のデータとともに以下の表IIに示す。
は不十分な組成物及び接着剤を提供する。しかしながら、本発明のブレンドは、
多くの他の仕方では使用できないモノマーを請求の範囲の重合性組成物中で用い
ることを可能にする。前記のモノマーブレンドが請求の範囲の基準を満たす限り
、モノマーの何れの組合せをも用いることができる。しかしながら、ブレンド中
のモノマーの少なくとも1つがメタクリレートモノマーであることが好ましい。
より好ましくは、ブレンド中のモノマーの少なくとも2つがメタクリレートモノ
マーである。最も好ましくは、ブレンド中のモノマーのすべてがメタクリレート
モノマーである。
(1.52グラム)を、トリメチロールプロパントリス(3−(2−メチルアジ
リジノ))プロピオネート(3.48グラム、マサチューセッツ州、ウィルミン
トンのゼネカレジンズ製の商品名クロスリンカーCX−100)中に溶解した。
バーグのGEスペシャルティ・ケミカルズ製の商品名BLENDEX 360)
及びテトラヒドロフルフリルメタクリレート(24.95グラム、ウィスコンシ
ン州、ミルウォーキーのアルドリッチケミカルカンパニー製)を含有するスラリ
ーを、17時間、65℃に放置した。得られた、不透明な分散系を冷却し、ペン
シルベニア州、リーディングのプレミアミルコーポレーション製の実験室用の分
散機(dispersator)ののこぎり−歯のブレードで攻撃的に剪断した
。次いで、2−エチルヘキシルメタクリレート(8.32グラム、ウィスコンシ
ン州、ミルウォーキーのアルドリッチケミカルカンパニー製)及び2−アクリロ
イルオキシエチルマレエート(6.73グラム、ニュージャージー州、サマセッ
トのロームテック(今はハルス)製)を上記の分散系に添加し、十分に混合した
。前記のモノマーブレンドは、親フッ素性の計算値が3.25であり、沸点の計
算値が226℃であり、得られたポリマーのガラス転移温度の計算値が39℃で
あった。
10:1容量比の双シリンジ塗布機(キット番号MP−050−10−09 ニ
ューハンプシャー州、セーラムのコンプロテック製)内にパッケージ入し、大き
い方のシリンダが重合性組成物を保有し、小さい方のシリンダが開始剤成分を保
有した。上記の2つの部分を、長さ4インチ(10cm)、17段の静電混合ノ
ズル(部品番号MX 4−0−17−5、ニューハンプシャー州、セーラムのコ
ンプロテック製)を通して同時押出することによって配合した。接着組成物を、
上に記載した重なり剪断接着強度試験方法に従ってテストした。結果を表III
に示す。
クリレート/2−エチルヘキシルメタクリレートブレンドの代わりにいろいろな
モノマーブレンドを用いた。結果を表IVに示す。
(6.24グラム)を、トリメチロールプロパントリス(3−(2−メチルアジ
リジノ))プロピオネート(11.08グラム、マサチューセッツ州、ウィルミ
ントンのゼネカレジンズ製の商品名クロスリンカーCX−100)中に溶解した
。
ーグのGEスペシャルティケミカルズ製の商品名BLENDEX360)、イソ
ボルニルアクリレート(22.5グラム、ウィスコンシン州、ミルウォーキーの
アルドリッチケミカルカンパニー製)、2−(2−エトキシエトキシ)エチルア
クリレート(7.5グラム、イリノイ州、シカゴのモートンインターナショナル
インク製)、及びメタクリル酸無水物(2.24グラム、ウィスコンシン州、ミ
ルウォーキーのアルドリッチケミカルカンパニー製)を含有するモノマーブレン
ドを、実施例1と同様に作製した。上記のモノマーブレンドは、親フッ素性の計
算値が3.25、沸点の計算値が246℃、得られたポリマーのガラス転移温度
の計算値が32℃であった。
剤成分中でトリエチルボラン−ヘキサメチレンジアミン錯体(TEB−HMDA
)のより低い比率を用いた。それぞれの実施例において、モノマーブレンドは、
親フッ素性の計算値が3.25、沸点の計算値が226℃であり、得られたポリ
マーのガラス転移温度の計算値は、39℃であった。
ンク製)を、窒素雰囲気下でトリメチロールプロパントリス(3−(2−メチル
アジリジノ))プロピオネート(4.00グラム、マサチューセッツ州、ウィル
ミントンのゼネカレジンズ製の商品名クロスリンカーCX−100)中に溶解し
た。
ロン、ミネソタ州、セントポールのゼーランインダストリーズインク製)を、コ
ア−シェル強化剤(10.00グラム、ウェストバージニア州、パーカーズバー
グのGEスペシャルティ・ケミカルズ製の商品名BLENDEX360)、テト
ラヒドロフルフリルメタクリレート(26.08グラム、ウィスコンシン州、ミ
ルウォーキーのアルドリッチケミカルカンパニー製)、2−エチルヘキシルメタ
クリレート(8.70グラム、ウィスコンシン州、ミルウォーキーのアルドリッ
チケミカルカンパニー製)及び2−アクリロイルオキシエチルマレエート(5.
22グラム、ニュージャージー州、サマセットのロームテック(今はハルス)製
)を含有する均一なスラリー中に分散させた。
サを除いた。
製し、測定したが、請求の範囲の基準を満たさない親フッ素性及び/またはガラ
ス転移温度の計算値を有するいろいろなモノマーブレンドを用いた。本発明の例
と比較して、重なり剪断接着強度の低減がこれらの例において明らかである。
上記のいろいろなモノマーブレンドが、請求の範囲の基準を満たさない親フッ素
性及び/またはガラス転移温度の計算値を有した。本発明の例と比較して、重な
り剪断接着強度の低減がこれらの例において明らかである。
く実施できることは、当業者には明白であろう。この発明は、本願明細書に明ら
かにされた具体的な実施態様に限定されないことは理解されるはずである。
Claims (24)
- 【請求項1】 第1のエチレン性不飽和モノマー、及び 第2のエチレン性不飽和モノマー、を含むモノマーブレンドを含む、好気性開
始剤と共に使用するための重合性組成物であって、該モノマーブレンドが、少な
くとも約160℃の平均沸点、及び少なくとも3.25の平均のモノマーの親フ
ッ素性を有すると共に、重合して少なくとも約−20℃のガラス転移温度を有す
るポリマーとなることができる重合性組成物。 - 【請求項2】 前記第1のエチレン性不飽和モノマーが(メタ)アクリレー
トである、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項3】 前記第1及び第2のエチレン性不飽和モノマーが(メタ)ア
クリレートである、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項4】 前記第1のエチレン性不飽和モノマーがメタクリレートであ
る、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項5】 前記第1及び第2のエチレン性不飽和モノマーがメタクリレ
ートである、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項6】 前記モノマーブレンドが少なくとも約190℃の平均沸点を
有する、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項7】 前記モノマーブレンドが少なくとも約210℃の平均沸点を
有する、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項8】 前記モノマーブレンドが少なくとも約3.50の平均のモノ
マーの親フッ素性を有する、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項9】 前記モノマーブレンドが重合して約20℃〜約80℃のガラ
ス転移温度を有するポリマーとなることができる、請求項1に記載の重合性組成
物。 - 【請求項10】 前記モノマーブレンドが、前記モノマーブレンドの全重量
に対して10〜90重量%のM1、25〜70重量%のM2、及び0〜65重量
%のM3を含み、 M1がテトラヒドロフルフリルメタクリレートであり、 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソボルニルアクリレー
トからなる群から選択される1つ以上のモノマーであり、 M3がイソブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、
及びイソデシルメタクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーで
ある、請求項1に記載の重合性組成物。 - 【請求項11】 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、及びイソボルニルアクリレートからな
る群から選択される1つ以上のモノマーであり、 M3がn−ヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、及びイソ
デシルメタクリレートからなる群から選択される1つ以上のモノマーである、請
求項10に記載の重合性組成物。 - 【請求項12】 M2が2−エトキシエチルメタクリレート、イソオクチル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート、及びイソボルニルアクリレートからなる群から選択される1つ以上のモ
ノマーであり、 M3がイソボルニルメタクリレート及びイソデシルメタクリレートからなる群
から選択される1つ以上のモノマーである、請求項10に記載の重合性組成物。 - 【請求項13】 請求項1〜12の何れか1項に記載の重合性組成物、及び
、 好気性開始剤を含む、前記重合性組成物を重合させるための開始剤成分、を含
む、低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項14】 前記好気性開始剤が錯化されていない、請求項13に記載
の低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項15】 前記好気性開始剤が錯化されている、請求項13に記載の
低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項16】 前記好気性開始剤がオルガノボラン開始剤である、請求項
13に記載の低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項17】 複数部分ディスペンサーを更に含む、請求項13に記載の
低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項18】 前記開始剤が、前記開始剤成分及び重合性組成物の全重量
に対してわずか約0.01重量%のホウ素を提供する量で混合される、請求項1
3に記載の低表面エネルギー基材の接着用に有用なキット。 - 【請求項19】 請求項13に記載のキット中の前記開始剤成分と混合され
た、請求項13に記載のキット中の重合性組成物を含む、接着組成物。 - 【請求項20】 請求項13に記載のキットの重合生成物を含む、重合した
組成物。 - 【請求項21】 請求項19または20に記載の組成物で少なくとも部分的
に被覆された基材。 - 【請求項22】 前記基材が低表面エネルギー基材である請求項21に記載
の基材。 - 【請求項23】 請求項20に記載の重合した組成物で第2の基材に付着し
ている請求項22に記載の低表面エネルギー基材。 - 【請求項24】 請求項13に記載のキットを提供する工程と、 低表面エネルギー基材を提供する工程と、 前記重合性組成物を前記開始剤成分と混合して接着組成物を形成する工程と、 低表面エネルギー基材の少なくとも一部分を該接着組成物で被覆する工程と、
及び 前記低表面エネルギー基材を第2の基材に付着させる工程とを含む、少なくと
も1つの低表面エネルギー基材の接着方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/US1998/012260 WO1999064528A1 (en) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | Low odor polymerizable compositions useful for bonding low surface energy substrates |
Publications (3)
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