JP2002517103A - 電気回路配線パッケージにおけるマイクロビアホールを穿孔するための方法並びにその装置 - Google Patents

電気回路配線パッケージにおけるマイクロビアホールを穿孔するための方法並びにその装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プリント回路(配線)基板ならびにその他の電気回路パッケージに高質のマイクロビア配線ホールを穿孔するために、中赤外線の高出力パルスレーザ光源を用いることに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は電気回路パッケージにおけるマイクロビアホールを穿孔するための方
法並びにその装置に係り、特に中赤外線パルスレーザ光源の使用に関する。
【0001】 本発明の目的のために、分光波長領域に対して次の定義が適用される: 紫外線:190−400nm、可視光線:400−700nm、近赤外線:7
00−1.5オm、中赤外線:1.5オm−8オm、遠赤外線:8オm−100オm 。
【0002】 1981年以来、パルスレーザは、プリント回路基板やプリント配線基板(P
CBあるいはPWB)、マルチチップモジュール(MCM)、ボールグリッドア
レイ(BGA)、テープオートメイティッドボンド(TAB)などのような回路
配線パッケージにおける小さな配線(マイクロビア)ホールを穿孔する目的のた
めに研究されてきた。4レベル基板に穿孔された、メッキされているものメッキ
されていないもの、貫かれているものいないもののマイクロビアホールが図1に
概略的にあらわされている。9−11オmの波長のパルス遠赤外線CO2レーザが
、これらパッケージをなす多層複合構造の電気的に絶縁する誘電物質内に、貫か
れていないビアホールを穿孔するために現在使用されている。同様に、1.06
オm波長の近赤外線固体Ndレーザが、誘電層だけではなくパッケージの表面伝
導銅層にビアホールを穿孔するのに用いられ、ある程度成功している。同じよう
に、これらレーザから3及び4倍された周波数の355nmと266nm光線も
この適用のために使用されている。1987年からは、248nmと308nm
波長の紫外線エキシマレーザが高価値のMCM及びBGA配線パッケージのビア
ホールを製造するのに使用されたが、それらの高投資と高ランニングコストに加
えて相対的に遅い穿孔速度のために、これらレーザはPCB及びPWBのような
低コスト素子においてビア穿孔には適切ではなかった。
【0003】 それぞれのパルスレーザはマイクロビアを穿孔するのに相異なる長所、短所を
持っている。低出力利用(<4W)、高運転費(>$2/hr、これは高調波転
換結晶の交替コストによって左右される)そして低溶発率(ablation
rate)(<1オm/パルス)のために、マイクロビア穿孔のための1.06オ mNdレーザからの高調波生成紫外線の使用は、相対的に遅速で高価な工程にな
る傾向がある。一方、誘電体として使用される大部分の有機物質の近赤外線に対
する相対的に高い透過度のゆえに、誘電層を穿孔する時にこの分光領域のパルス
レーザ光源の作り出す孔の質は劣悪であり、表面銅層を穿孔する時に下部の誘電
物質が損傷を受けやすい。遠赤外線レーザは、比較的長い波長の光線に見られる
プラズマスクリーニング効果のために、金属製の銅を効果的に穿孔できず、誘電
物質にあけられた穴は、カップリング効率を高めるために金属を酸化させるとい
うような余分の段階を取らない限り、後続のメッキ工程をし難くする形と質のも
のになる。
【0004】 本発明の第一の態様によれば、中赤外線領域の波長を持つ光線を放出するパル
スレーザ光源を使用してプリント回路基板やプリント配線基板やその他の電気回
路配線パッケージにてマイクロビアホールを穿孔する方法が提供される。
【0005】 この方法は、2.1オm波長の光線を生じるホルミウムレーザからなるパルス
レーザ光源を使用してなされうる。 この方法は、2.94オm波長の光線を生じるエルビウムレーザからなるパル
スレーザ光源を使用してなされうる。
【0006】 この方法は、5−6オm波長の光線を生じる一酸化炭素ガス(CO)レーザか
らなるパルスレーザ光源を使用してなされうる。 この方法は、レーザと光学パラメータ発振器(OPO)あるいは光学パラメー
タ増幅器(OPA)からなるパルスレーザ光源を使用し、それぞれ1.5−4.
8オmの間で調整できる。
【0007】 これらレーザ光源は本発明に適切であり、高い信頼性と管理の容易さならびに
低投資と低運転費であって、製造工程に適正な手段を提供する。 望ましくは、この方法は2Wを超える平均レーザ放射出力を生じさせられるパ
ルスレーザ光源を使用してなされ、望ましくは、$1/hr以下の運転費を持つ
【0008】 望ましくは、この方法は1秒当たり200ホールを超える速度でマイクロビア
ホールを穿孔してなされる。穿孔速度は、使用される装備の構造、物質のタイプ
、厚さならびにホールの密度によって決まるであろう。
【0009】 この方法のために中赤外線レーザを使用することにより、他の波長のパルスレ
ーザ光源を使用する時に生じる多くの困難なことが解決される。中赤外線レーザ
により、相対的に低運転費と高い信頼性をもって高速穿孔速度で高質のマイクロ
ビアホールを穿孔できるレーザ放射源が提供される。
【0010】 PCBにて生じたような多層サンドイッチ物質にレーザでマイクロビアを穿孔
することと関連した問題はいくつかの下位問題に分類される。本発明は、中赤外
線分光領域にて光線を放出する一つかそれ以上の適切に選択されたパルスレーザ
光源を適宜に使用することによって、これら諸問題を解決することと係っている
【0011】 有機物質と比較する時、大部分の金属の反射率と吸収特性は、可視光線から遠
赤外線分光領域に至るまでの波長()に対して相対的に敏感でない。たとえば、
図2に示したように、PCBの構成に使用される最も一般的な金属導体物質であ
る銅について言えば、反射率Rは、=0.6−10mである時、90%以上で、
=0.25−10mである時、光子吸収深さ(-1)は12−16nmの間である
。一方、9−11mの間の遠赤外線波長の光線を放出するパルスCO2レーザは
、銅がまず吸収性のコーティングを施されていないならば、100J/cm2
遥かに超える非実用的な高い単一パルスレーザの入射流束量でのみ銅を穿孔でき
る。この非効率性は、レーザパルスの先位相で溶発位置の上にプラズマが形成さ
れて、パルスの後方で表面に入射するレーザ光線を遮蔽するからである。プラズ
マ内の電子は、波長の自乗に反比例して計算される強度を持って「逆制動輻射吸
収(inverse bremsstrahlung absorption)」
と呼ばれる過程においてレーザ光を吸収できる。3m以下の波長においてはこの
吸収は無視できるので、レーザパルスの大部分のエネルギは基板表面に到達し、
物質の効果的な溶発除去に用いられる。
【0012】 電気回路配線パッケージにおいて銅のような導電金属層をきれいに穿孔するた
めには、除去される物質に合うように選択されたレーザ光源によって、二つの主
な基準が充足されなければならない。
【0013】 (i)レーザ光線の波長(λ)は、前述のプラズマ遮蔽効果を避けるために十
分に短くなければならない。典型として、λは3μm以下として選択される。 (ii)レーザ光線パルスの継続時間τは、熱伝導金属における「熱影響地域」
(HAZ)を最小化させるのに十分なだけ短くなければならない。理論的に予見
されるHAZの大きさは2√χτであり、χは物質の熱拡散率である。χの大き
な値を持つ金属に対して、τは典型として1μsec以下になるよう選択されな
ければならない。
【0014】 PCBの製造において、1.06μm、533nm、355nm及び266n
mという基本波及び高調波の波長のNdレーザのみで、表面金属伝導層を貫きマ
イクロビアホールを効果的にレーザ穿孔した。
【0015】 中赤外線レーザは、より高い物質溶発率(>1μm/pulse)とともに、
平均出力がより高くて運転費用がより少ないために、プリント回路基板の表面金
属層を穿孔するにあたりよく適合したものとなっている。いくつかの中赤外線レ
ーザにより生じる波長は十分に短いので、より長い波長の遠赤外線光線をもって
銅のような金属を穿孔しようとする時に起きてはならないのに起きてしまうプラ
ズマ遮蔽効果を避けられる。
【0016】 この方法は、1.5−5μm間の波長を持つ光線を放出するパルスレーザ光源
を用いることによりプリント回路基板の銅層にマイクロビアホールを穿孔するこ
とからなりうる。 このパルスレーザ光源は、Hoレーザ、あるいはErレーザ、あるいはレーザ及
びOPOあるいはOPAからなりうる。望ましくは、パルスレーザ光源は10J
/cm2以上の照射流束量を持つ。このような流束量において、この波長の光線
は、より長い波長において銅のような金属を穿孔することを非効果的にする有害
なプラズマ遮蔽効果を招来せずに、金属銅の穿孔において効果的でありうる。
【0017】 電気回路配線パッケージの誘電性絶縁層をなす物質は、通常、樹脂、エポキシ
樹脂、フェノリックス、ポリイミド及びポリテトラフルオエチレンのようなポリ
マに基づいた材質から構成され、時には補強された強度を提供するアラミド、ガ
ラス、 シリカあるいはカーボンの内装繊維を含む。ポリマに基づく有機物質の
パルスレーザによる溶発が、周囲の物質に誘起できる熱効果(チャーリング、メ
ルティング、燃焼など)をほとんど無視できる水準で、1−100μmの大きさ
の範囲にあるマイクロフィーチャを生じることはよく知られている。「冷溶発」
のこの過程において、そのようなきれいな除去がなされ付加的な損傷が発生しな
いようにするためには、二つの主な基準が溶発される物質に適合するように選択
されるレーザ光源により充足されなければならない。
【0018】 (i)レーザ光線は物質の表面にて強力に吸収されなければならない。誘電物
質の光子浸透深さ(α-1)が典型として<10μmとなるように、その波長(λ
)が選択されなければならない。
【0019】 (ii)レーザ光線パルスの継続時間は、熱絶縁誘電物質においてHAZを最小
化すべく短くなければならない。χの小さな値を持つ熱絶縁体において、τは典
型として<100μsecに選択されなければならない。
【0020】 PCBの誘電層にマイクロビアを穿孔することに関して、今まで、通常9.3
μm近傍の波長である、誘電媒体において振動吸収帯に合わせた短パルスのCO 2 レーザか、または355nmあるいは266nm波長の紫外線の周波数転換さ
れた第3ならびに第4高調波Ndレーザを用いることによって、基準(i)は満
足された。10μm近傍の遠赤外線波長において、構成要素である炭素に基づい
た分子結合の振動励起により、適切に波長の合わされたCO2レーザは冷溶発の
ための基準(i)を満足させるようになる。また、ほとんどのポリマ物質はこの
分光領域―350nm以下の波長ーで強力に光を吸収するので、基準(i)は紫
外線波長において十分に満足されるというのも、合成分子の電子遷移と解離過程
という強力な励起により、ほとんどの物質においてα-1<<1μmの値が達成さ
れるのである。大気圧で横波励起(TEA)タイプまたは無線周波数励起タイプ
のCO2レーザあるいはQ―スイッチNdレーザが基準(ii)の短パルス継続時
間の要件を提供するために用いられる。400nm−1.5μm間の可視光線な
らびに近赤外線分光領域では、多くのポリマ物質は透過的であり、効果的な冷溶
発過程を触発する光の吸収が不十分である。一方、ほとんどのポリマ物質は、中
赤外線分光領域において十分な振動吸収スペクトルをあらわす。
【0021】 PCBの製造において、CO2レーザならびにNdレーザの355nmならび
に266nmの高調波波長のみで、絶縁誘電層に貫通しない(blind)マイ
クロビアホールを効果的にレーザ穿孔した。
【0022】 この方法は、1.5−8μm間の波長を持つ光線を放出するパルスレーザ光源
を用いることにより、プリント回路基板の誘電層にマイクロビアホールを穿孔す
ることからなりうる。
【0023】 パルスレーザ光源はHoレーザ、あるいはErレーザ、あるいはCOレーザ、
あるいはレーザならびにOPOあるいはOPAからなりうる。 誘電層は、樹脂、エポキシ樹脂、フェノリックス、ポリイミドあるいはポリテ
トラフルオエチレンのようなポリマに基づいた物質からなりえて、光源からのパ
ルスレーザ光線の波長は、望ましくはその物質内における強力な吸収に合わせて
選択される。たとえば、COレーザは、C−O、C−H、C−N結合の励起に相
応する、多くのポリマ物質における強力な吸収に合う波長を持つ光線を放出する
。Erレーザは、PCBの誘電層として広く利用される樹脂物質における強力な
吸収に合う波長を持つ光線を放出する。
【0024】 図3は、この物質に関する吸収スペクトルを測定したものを示す。2.9μm
と370nmの中赤外線と紫外線の波長にて同様な吸収率の生じることが分かり
、前記の基準(i)が、マイクロビア穿孔のために2.9μmの光線を生じるパ
ルスレーザ光源を選択することにより、満足される。適合する光源は、Erレー
ザあるいは2.94μmの光線を生じる適切に波長の合わされたOPO、OPA
である。
【0025】 誘電層は、補強された強度を提供するアラミド、ガラス、シリカ、セラミック
、あるいは炭素のような物質のファイバあるいは分散粒子を含むこともあり、光
源からのパルスレーザ光線の波長は、望ましくはこれらの物質における強力な吸
収に合わせて選択される。
【0026】 かかる補強物質は中赤外線に対して高い吸収力を持つが、たとえば図4を参照
すれば、ガラス及びシリカ物質の吸収スペクトルを示す。従って、中赤外線領域
にある波長を持つ光線を放出するレーザ光源は、誘電物質を補強するために用い
られるいかなるファイバや分散粒子でもきれいに切断するのに効果的である。
【0027】 この誘電層は、誘電物質内にヒドロキシルO−H結合を持つ水分含有を備えう
り、パルスレーザ光源は、望ましくはO−H結合の強力な励起に重畳する2.9
4μmの波長を持つ光線を照射するErレーザである。有機誘電物質におけるこ
の波長での吸収は、紫外線波長におけるのと同じくらいの水準になりえる。
【0028】 中赤外線光源を用いて誘電層において穿孔されたマイクロビアホールは、高質
であり、きれいで、高速穿孔が可能である。 図1に図示したような配線パッケージは、金属導電体とポリマ絶縁体の数層の
積層からなっているので、一つの層を穿孔する時に、他の層の電気機械的特性に
逆らう影響を与えないように細心の注意と配慮が必要である。たとえば、表面の
銅層を穿孔するためにパルスレーザを用いる時、下の誘電質に伝えられた波長で
変異性ストレスに起因した亀裂及び層間剥離がある物質組合において生じること
もある。かかるストレスは、誘電物質を通過し下の銅から反射するレーザ光によ
って多分に作り出される。組み立ての後で、そのような欠陥は回路短絡に至るこ
とがある。この問題は、銅層を穿孔するとき下の誘電物質においても強力に吸収
される波長を用いることにより避けられる。これはさらに、銅層を穿孔するため
に用いられる波長を制限する。ある物質組合せにおいては、下の誘電層に全く損
傷を引き起こさずにレーザで穿孔された銅層を組み込むPCBの成功的な製造は
、紫外線を生じるレーザを使用することにのみより達成された。
【0029】 望ましくは、周囲の基層となる誘電絶縁物質に付加的な損傷を引き起こさずに
、光線がプリント回路基板の表面銅層にマイクロビアホールを穿孔するように、
光源からのパルスレーザ光の波長が選択される。たとえば、パルスレーザ光源は
、2.94μmの波長を持つ光線を放出するErレーザでありうる。これは、基
層となる誘電層に損傷を引き起こさずに、プリント回路基板の銅層を穿孔するの
に用いられる。
【0030】 CO2レーザでもって大部分の誘電物質の中間層を穿孔するならば,下の銅層
に損傷を与える危険を犯さずに貫通しないマイクロビアホールが穿孔される。穿
孔は下の銅レベルで自動的に(自己限定で)止まる。対照的に、UVや近赤外線レ
ーザでもって誘電物質を穿孔する時、下の基層となる銅層に起きるそのような損
傷を避けるために、ホールを下降通過する光線の照射流束量と照射量(パルス数
)は厳しく制御されなければならない。損傷リスクをゼロ近く減らすのに必要な
制御の度合いは達成が困難であり、UVあるいは近赤外線レーザに基づいた穿孔
器によりなされる最大穿孔速度を落とす。
【0031】 本発明の方法は、中赤外線の分光領域に波長を持つ光線を放出するパルスレー
ザ光源を用いることによりプリント回路基板の誘電層に貫通しないマイクロビア
ホールを穿孔することからさらになるが、この穿孔は誘電層より下の銅層にて自
己限定する。
【0032】 望ましくは、これは穿孔流束量にほんのわずかな動的調整を加えることによっ
て達成される。 望ましくは、穿孔流束量に対する調整は、実質的に最大穿孔速度を落とさない
【0033】 望ましくは、レーザ光源は、その波長が誘電層物質の吸収特性に合うように選
択される。 遠赤外線CO2レーザからの光線でもって貫通しないマイクロビアホールを穿
孔する時、誘電物質内にできるホールは、しばしばティーカップあるいはベルの
形をした負の非線型テイパを持ったアンダーカットをあらわす。かかる形は、後
続の電気めっき工程に困難な問題を起こし、かかる場合は望ましくないのである
。ベルの形になるのは、誘電物質を通過した光線が基層の銅物質から反射されて
起こるものと見られる。逆行する光線は、それからアンダーカット領域の物質の
溶発を起こす。
【0034】 9−11μmの波長領域に比べて、2.9μm及び5−6μm間の中赤外線波
長において、ポリマ物質の吸収がより高くなり、この波長領域のパルスレーザ光
源でもって誘電体を穿孔する時、アンダーカットホールの作られることはより少
なくなる。
【0035】 本発明の第2の態様によれば、中赤外線波長領域にある光線を放出するパルス
レーザ光源を組み込むレーザ穿孔装置を用いて、プリント回路基板あるいはプリ
ント配線基板あるいはその他の電気回路配線パッケージにマイクロビアホールを
穿孔する方法が提供される。
【0036】 本発明の第3の態様によれば、1.5μm−8μm間の中赤外線の波長範囲に
ある光線を放出するパルスレーザ光源を組み込む、プリント回路基板にマイクロ
ビアホールを穿孔するためのレーザ穿孔装置が提供される。このレーザ穿孔装置
は、高速ならびに低ユニットコストでマイクロビアホールを穿孔すべく考案され
る。
【0037】 パルスレーザ光源は、Hoレーザからなりうる。パルスレーザ光源は、2kH
zを超える反復周波数にて継続時間が200nsec以下の2.94μm波長の
光線パルスを生じる(フラッシュランプあるいはダイオードレーザによる)CW
ポンプされまたQ−スイッチErレーザからなりうる。
【0038】 HoならびにErレーザは光学的にポンプされる。HoならびにErパルスレ
ーザは、それぞれ2.1μmならびに2.94μmの波長の光を生じる。パルス
励起、Q−スイッチならびにモードロッキング技術を用いることにより、これら
レーザは、ミリセカンドからピコセカンドの間続く放射パルスを生じるべく構成
されうる。2.94μm波長のErレーザでの放射は、たとえば物質中の水分含
量により試料の中に存在しうるヒドロキシルO−H結合の強力な励起と重畳する
。HoならびにErレーザは、フラッシュランプダイオードレーザのポンピング
の形で光学励起を用いることもある。これらレーザは、相対的に高価なレーザ技
術ではなく、運転コストも廉価である。
【0039】 パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ発振器(OPO)あるい
は光学パラメータ増幅器(OPA)からなりうる。OPOならびにOPAは、一
つのレーザ光線の波長をその他のより長い波長に転換する装置である。非線形光
学媒体は、通常水晶であるが、ポンプレーザからの一つの高いエネルギー光子を
二つのより低いエネルギー光子(信号ならびにアイドラ)へ転換する。信号とア
イドラの正確な波長はポンプビームに対する水晶の角度にかかっているので、生
成される波長は水晶を回転させることによって調整できる。水晶は単純な増幅器
(OPA)の形で用いられるか、生成された波長のフィードバック発振器を提供
するそれ自体の共振光学キャビティに含まれうる(OPO)。1.06μm波長
のQ−スイッチNdレーザのポンプソースを用いれば、OPOならびにOPAは
1.5−4.8μm間の分光領域において調整可能な放射を非常に効果的に生成
できる。5Wを超える平均出力が200nsec以下のパルス継続時間にて達成
される。
【0040】 パルスレーザ光源は、一酸化炭素(CO)レーザからなりうる。COレーザは
、電気放電によりポンプされるガスレーザの一種である。COレーザは5−6μ
m間の波長の範囲で放射を生じる。パルス励起、Q−スイッチングそしてモード
ロッキングのような技術を用いることによって、これらのレーザはミリセカンド
からピコセカンドの間継続する放射パルスを生じるべく構成される。COレーザ
の放射波長は、ほとんどのポリマ物質における強力なC−O、C−HそしてC−
N結合の励起 と重畳する。COレーザは、ラジオ周波数(rf)、縦波の低圧
力あるいは横波励起(TE)の形で放電励起を用いることもある。
【0041】 レーザ穿孔装置はコンピュータ制御のガルバノメターミラーのようなシステム
構造を組み入れることがあるが、これはパルスレーザ光源からの集束レーザ光線
を高速で正確にPCBの表面に位置させる。
【0042】 選択的に、PCBはパルスレーザ光源からの集束レーザ光線の下のモータライ
ズテーブル上で移動 されうる。 パルスレーザ光源はPCBの誘電層に貫通しないマイクロビアホール及び貫通
のマイクロビアホールを穿孔するために用いられうる。誘電層は、エポキシ、フ
ェノリックス、ポリミド、ポリテトラフルオエチレン、FR−4のような物質か
らなりうる。パルスレーザ光源は、追加的にあるいは選択的にPCBの表面伝導
層を貫通しないマイクロビアホールならびに貫通するマイクロビアホールを穿孔
するのに用いられうる。
【0043】 レーザ穿孔装置は、焦点のスポットサイズが穿孔されるホールの直径を決定す
る衝撃モード(percussion mode)にてホールを穿孔するのに用
いられうる。選択的に、レーザ穿孔装置は、焦点スポットが穿孔されるホールよ
り小さくされてからホール直径を限定する循環形、楕円形あるいは螺旋形の動作
で移動されるトレパンニングモード(trepanning mode)でホー
ルを穿孔するのに用いられうる。
【0044】 望ましくは、レーザ穿孔装置は200holes/secを超過する比率で直
径100μm以下のマイクロビアホールを穿孔する。これはPCBの材質の厚さ
、ホールの大きさならびに密度による。
【0045】 本発明の第3の態様の開示は、実施例だけによって説明される。 レーザ穿孔装置はCWポンプ、Q−スイッチErレーザからなる高出力のパル
スレーザ光源を組み込む。これは、1kHzを超過する反復周波数で200ns
以下の継続時間の2.94μm波長のパルス光線の集束レーザ光線を生じる。こ
のレーザ光線はPCB表面に集束され、PCBの誘電層ならびに/あるいは表面
伝導層に貫通しないマイクロビアホールならびに貫通のマイクロビアホールを穿
孔するのに用いられる。ホールは、衝撃モードあるいはトレパンニングモードを
用いて穿孔される。この装置は、200holes/secを超える比率で10
0μm以下の直径のマイクロビアホールを穿孔できる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月6日(2000.7.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ガワー、マルコム チャールズ イギリス国 OX8 8LH オックスフ ォード ロング ハンボロー ハンボロー パーク (72)発明者 ラムズビー、フィリップ トーマス イギリス国 OX8 8LH オックスフ ォード ロング ハンボロー ハンボロー パーク (72)発明者 トーマス、ダフィッド ウィン イギリス国 OX8 8LH オックスフ ォード ロング ハンボロー ハンボロー パーク Fターム(参考) 4E068 AF00 CA01 CA03 CA04 CA15 DA11

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント回路基板、あるいはプリント配線基板、あるいはそ
    の他の電気回路配線パッケージにマイクロビアホールを穿孔する方法において、 中赤外線範囲内の波長を持つ光線を放出するパルスレーザ光源を用いることを
    特徴とするマイクロビアホールを穿孔する方法。
  2. 【請求項2】 ホルミウムレーザからなり、2.1μm波長の光線を生じる
    前記パルスレーザ光源を用いることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビア
    ホールを穿孔する方法。
  3. 【請求項3】 エルビウムレーザからなり、2.94μm波長の光線を生じ
    る前記パルスレーザ光源を用いることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビ
    アホールを穿孔する方法。
  4. 【請求項4】 一酸化炭素ガスレーザからなり、5−6μm間の範囲の波長
    の光線を生じる前記パルスレーザ光源を用いることを特徴とする請求項1に記載
    のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  5. 【請求項5】 レーザならびに光学パラメータ発振器からなる前記パルスレ
    ーザ光源を用い、1.5−4.8μm間で調整可能なことを特徴とする請求項1
    に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  6. 【請求項6】 レーザならびに光学パラメータ増幅器からなる前記パルスレ
    ーザ光源を用い、1.5−4.8μm間で調整可能なことを特徴とする請求項1
    に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  7. 【請求項7】 前記パルスレーザ光源が、2ワットより大きい平均レーザ放
    射出力を生じることを特徴とする請求項1ないし6のいずれの1に記載のマイク
    ロビアホールを穿孔する方法。
  8. 【請求項8】 前記パルスレーザ光源が、1時間当たり1米国ドルより少な
    い運営費を持つことを特徴とする請求項1ないし7のいずれの1に記載のマイク
    ロビアホールを穿孔する方法。
  9. 【請求項9】 1秒当たり200ホールを超える速度でマイクロビアホール
    を穿孔することを特徴とする請求項1ないし8のいずれの1に記載のマイクロビ
    アホールを穿孔する方法。
  10. 【請求項10】 1.5−5.μm間の波長を持つ光線を放出する前記パル
    スレーザ光源を用い、プリント回路基板の銅層にマイクロビアホールを穿孔する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  11. 【請求項11】 前記パルスレーザ光源は、ホルミウムレーザからなること
    を特徴とする請求項10に記載の電気回路マイクロビアホールを穿孔する方法。
  12. 【請求項12】 前記パルスレーザ光源は、エルビウムレーザからなること
    を特徴とする請求項10に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  13. 【請求項13】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    発振器からなることを特徴とする請求項10に記載のマイクロビアホールを穿孔
    する方法。
  14. 【請求項14】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    増幅器からなることを特徴とする請求項10に記載のマイクロビアホールを穿孔
    する方法。
  15. 【請求項15】 前記パルスレーザ光源は、10J/cm2より大きい照射
    流束量を持つことを特徴とする請求項10ないし14のいずれの1に記載のマイ
    クロビアホールを穿孔する方法。
  16. 【請求項16】 1.5−8μm間の波長を持つ光線を放出する前記パルス
    レーザ光源を用い、プリント回路基板の誘電層にマイクロビアホールを穿孔する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  17. 【請求項17】 前記パルスレーザ光源は、ホルミウムレーザからなること
    を特徴とする請求項16に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  18. 【請求項18】 前記パルスレーザ光源は、エルビウムレーザからなること
    を特徴とする請求項16に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  19. 【請求項19】 前記パルスレーザ光源は、一酸化炭素レーザからなること
    を特徴とする請求項16に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  20. 【請求項20】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    発振器からなることを特徴とする請求項16に記載のマイクロビアホールを穿孔
    する方法。
  21. 【請求項21】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    増幅器からなることを特徴とする請求項16に記載のマイクロビアホールを穿孔
    する方法。
  22. 【請求項22】 前記誘電層はポリマに基づく物質であり、前記光源からの
    パルスレーザ光線の波長は前記物質内に強く吸収できる波長に選択されることを
    特徴とする請求項16ないし21のいずれの1に記載のマイクロビアホールを穿
    孔する方法。
  23. 【請求項23】 前記パルスレーザ光源は、炭素−酸素、炭素−水素ならび
    に炭素−窒素結合の励起に相応する、ポリマ物質内に強く吸収できる波長を持つ
    光線を放出する一酸化炭素レーザからなることを特徴とする請求項22に記載の
    マイクロビアホールを穿孔する方法。
  24. 【請求項24】 前記パルスレーザ光源は、前記誘電層として用いられる樹
    脂物質内に強く吸収できる波長を持つ光線を放出するエルビウムレーザからなる
    ことを特徴とする請求項22に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  25. 【請求項25】 前記誘電層は、補強物質の分散粒子あるいはファイバから
    なり、前記光源からのパルスレーザ光線の波長が、前記補強物質内に強く吸収で
    きる波長に選択されることを特徴とする請求項22ないし24のいずれの1に記
    載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  26. 【請求項26】 前記誘電層は水分含量を持つ誘電物質からなり、前記パル
    スレーザ光源は、水分中のヒドロキシル結合を強く励起する波長に重畳する2.
    9μmの波長を持つ光線を放出するエルビウムレーザであることを特徴とする請
    求項22ないし25のいずれの1に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  27. 【請求項27】 前記光源からの前記パルスレーザ光線の波長は、周囲の基
    層の誘電絶縁物質に付加的な損傷を生じることなく、前記光線がプリント回路基
    板の表面銅層にマイクロビアホールを穿孔するように選択されることを特徴とす
    る請求項16ないし26のいずれの1に記載のマイクロビアホールを穿孔する方
    法。
  28. 【請求項28】 前記パルスレーザ光源は、2.94μmの波長を持つ光線
    を放出するエルビウムレーザからなることを特徴とする請求項27に記載のマイ
    クロビアホールを穿孔する方法。
  29. 【請求項29】 前記中赤外線分光領域に波長を持つ光線を放出する前記パ
    ルスレーザ光源を用い、プリント回路基板の誘電層に、前記誘電層の下の銅層で
    自己限定しつつ、貫通しないマイクロビアホールを穿孔することを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロビアホールを穿孔する方法。
  30. 【請求項30】 前記レーザ光源は、その波長が前記誘電層物質の吸収特性
    に合うように選択されることを特徴とする請求項29に記載のマイクロビアホー
    ルを穿孔する方法。
  31. 【請求項31】 プリント回路基板、あるいはその他の電気回路配線パッケ
    ージにマイクロビアホールを穿孔する方法において、 中赤外線波長の光線を放出するパルスレーザ光源を組み込むレーザ穿孔装置を用
    いることを特徴とするマイクロビアホールを穿孔する方法。
  32. 【請求項32】 プリント回路基板にマイクロビアホールを穿孔するレーザ
    穿孔装置において、 前記装置が、1.5−8μmの赤外線波長の範囲で光線を放出するパルスレーザ
    光源を組み込むことを特徴とするレーザ穿孔装置。
  33. 【請求項33】 前記パルスレーザ光源は、ホルミウムレーザからなること
    を特徴とする請求項32に記載のレーザ穿孔装置。
  34. 【請求項34】 前記パルスレーザ光源は、エルビウムレーザからなること
    を特徴とする請求項32に記載のレーザ穿孔装置。
  35. 【請求項35】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    発振器からなることを特徴とする請求項32に記載のレーザ穿孔装置。
  36. 【請求項36】 前記パルスレーザ光源は、レーザならびに光学パラメータ
    増幅器からなることを特徴とする請求項32に記載のレーザ穿孔装置。
  37. 【請求項37】 前記パルスレーザ光源は、一酸化炭素レーザからなること
    を特徴とする請求項32に記載のレーザ穿孔装置。
  38. 【請求項38】 前記装置は、前記レーザ光源からの集束レーザ光線を前記
    プリント回路基板の表面へ位置させていくシステム構造を組み込むことを特徴と
    する請求項32ないし37のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
  39. 【請求項39】 前記プリント回路基板は、前記パルスレーザ光源からの集
    束レーザ光線の下のモータライズテーブル上で移動されることを特徴とする請求
    項32ないし37のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
  40. 【請求項40】 前記パルスレーザ光源は、前記プリント回路基板の誘電層
    に貫通しないマイクロビアホールならびに貫通のマイクロビアホールを穿孔する
    ことを特徴とする請求項32ないし39のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
  41. 【請求項41】 前記パルスレーザ光源は、前記プリント回路基板の表面伝
    導層に貫通しないマイクロビアホールならびに貫通のマイクロビアホールを穿孔
    することを特徴とする請求項32ないし40のいずれの1に記載のレーザ穿孔装
    置。
  42. 【請求項42】 前記装置は、衝撃モードで穿孔することを特徴とする請求
    項32ないし41のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
  43. 【請求項43】 前記装置は、トレパンニングモードで穿孔することを特徴
    とする請求項32ないし41のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
  44. 【請求項44】 前記装置は、1秒当たり200ホールを超える比率で直径
    100μm以下のマイクロビアホールを穿孔することを特徴とする請求項32な
    いし43のいずれの1に記載のレーザ穿孔装置。
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