JP2002516669A - 分子遺伝学的診断のための組織サンプルの採取、及び初期調製のための方法 - Google Patents
分子遺伝学的診断のための組織サンプルの採取、及び初期調製のための方法Info
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Abstract
Description
含有する細胞又は細胞成分のその他のサンプルを採取し、また初期調製するため
の装置及び方法に関する。
が必要とされる。特定の状況下では、農場全体の動物の個体群(例えば、生物学
的に機能的な動物の生産)又は地域的あるいは特別に特徴付けられた動物の個体
群に関する情報を集めなければならない。
証することに関連する問題により引き起こされた例では、全EUにおいて出産時
または出産直後に、動物の耳にタグを付けて識別する畜牛(cattle)の強制的な
識別が導入された。これらの動物には、各農場を識別する固有の数字が入ってい
る。即ち、例えば後日屠殺場で数字を調べることにより、動物がどの農場から来
たのか決定できる。
であることから、導入された認識システムを回避することができる。従って、消
費者及び中間業者は、動物が実際に表示通りの農場より来たのか確認することは
できない。
きる簡便な分析方法が望まれている。
)個別に同定することができる。法医学及び飼育動物の血統試験においては、こ
れら最新の分子遺伝学的試験が既に分析に利用されている。動物からのサンプル
は通常獣医により血液サンプルとして採取され、分析される。しかし、さらに大
きい動物の個体群に関しては、この方法は重労働であり、また経済的観点から実
施不可能である。
由来するか否かが、極少量の組織サンプルからでも決定できる。試験は比較的容
易に実施可能であり、信頼性は99.9%以上である。
、分類ならびに分析を実施するための経済的出費ならびに労力は多大である。
かつコスト的に有効に実行できる装置を提供することである。
被検体より採取できる方法を供給することである。
、DNAを含有する細胞サンプルを採取、及び初期調製するための装置によって
実施される。サンプルを採取した後、サンプル採取ツールはサンプル受け取り容
器内に導入され、密封される。サンプル受け取り容器は底壁及び側壁を有し、容
易に貫通可能な蓋により密閉される。底部から離れた側壁部には、導入されたサ
ンプル採取ツールを固定する手段があり、容器内の物質はDNA分解酵素から保
護される。サンプルを採取するためのツールは、サンプル受け取り容器内に導入
されると、このツールを固定する手段(サンプル受け取り容器内に備えられてい
る)が所定位置に固定し、そしてツールはサンプル受け取り容器を、サンプル受
け取り容器の底部と側部の壁と、サンプル採取ツールの先端部とにより規定され
る、少なくとも1つのサンプル空間内に分割する。
、これがサンプル受け取り容器内に導入され、それによりサンプル受け取り容器
の底部及び側壁と、サンプル採取ツールの先端部とによって、周囲に対し密閉さ
れるように規定された空間が形成されることを特徴とする本発明の装置の利用に
より行われる。
ブレンのような容易に貫通可能な蓋により密閉されている。このサンプル受け取
り容器1はそれ自体を別のメンブレンにより再分割することできる。その結果、
使用するまで、2以上の成分をサンプル受け取り容器1内にてそれぞれ別々に分
けることができ、サンプル採取ツール4がサンプル受け取り容器1内へ侵入する
ことによってのみ、成分が互いに、及びサンプルと接触する。サンプル受け取り
容器1は更に、例えば底部2の全直径に広がった突起8のような隔壁により、少
なくとも2個のチャンバーに再分割することもできる。これによりサンプル採取
時に少なくとも2の完全に独立したサンプルを採取することができる。
4の先端部を受け取る。必要であれば、底部2が先細りの突起8を持つように形
成することができ、サンプル採取ツール4は突起8と互いに適切にはめこむこと
ができる。結果として、サンプル採取ツール4がサンプル受け取り容器1内に侵
入すると、サンプルは強く圧砕され、サンプル受け取り容器1の底部2と側壁3
とサンプル採取ツール4の先端部7とにより限定されるサンプル空間6,6a内
に押し込められる。
るための、孔を持ったトング(tongue)のような固定装置9も持つことができる
。即ち、例えばトングは耳タグ10.11を適用するのにプライヤーが用いられ
る場合には、プライヤーに固定することができる。トングは認識番号表示に好適
であり、同様にイヤータグの取り付けにも好適である。ラベリングは溝部に手で
行うことができ、あるいはトングは、例えば刻印により事前印刷することができ
、あるいはイヤータグ10、11のプレート部分に適用された認識番号と、同時
かつ同一のものを印刷することもできる。
り容器1は、サンプル採取ツール4により密閉された後にサンプル空間6、6a
を規定するサンプル受け取り容器1の領域が、サンプル受け取り容器1の本体に
ネジ山により連結されており、容易にネジを外し、容易にサンプルに接触するこ
とができるように形成することができる。
間6,6aが装置を破壊することなしには開放不可能な様にサンプル採取ツール
4により密閉される。即ち、気付かれることなく採取されたサンプルを操作する
ことが不可能なことは確実である。
DNAを安定化する物質が存在する。
を安定化する物質は例えば以下より成るグループから選択することができる。
乾燥されている)及び(別々に充填された)タンパク質を消化するための緩衝液
、強塩基、極端に吸湿性であり、それと接触する(及びそれを暖める)組織サン
プルを乾燥させ、それにより不活性化するモレキュラーシーブ(例えばE.Me
rck社製 0.2nm No.1.05704.0250,K2300459
04 624、水吸収能>20%)。例えば望ましくない空気中の湿気の吸収か
らモレキュラーシーブを保護するために、それは不活性気体であるアルゴンによ
りコートされ、フィルムにより密閉される。タンパク質成分の不活性化、及びD
NAの安定化を支援するその他の物質。物質は、それらが長時間、例えば1年以
上活性を維持し、さらにサンプル導入後少なくとも数ヶ月から1年間分析研究に
適したDNAの保全性が十分保証されるように処方される。
でき、導入後密閉されたサンプル受け取り容器1を密封するいずれかの形態を取
ることができる。これには、円筒、円錐等の形態が含まれる。
だし分離可能)しており、使用時に相互に分離する2つのパーツより構成される
。これは例えば特定の破壊点を持つプラスチックの狭い架橋により実現できる。
サンプル採取ツール4は堅牢であるか、あるいはその背面は、例えば使用時の安
定化を目的としてプライヤーからのスチール製ロッドの導入が可能な、例えばに
中空部12を持つロッドの挿入が可能である。
液、または尿のような体液に単純に液浸すること、又は被検体から組織を擦過又
はパンチングすることにより採取される。
取ツール4の前端部は、耳を押し通すことで少量の組織サンプルが穿孔および破
砕されるような鋭利な端部を持つように形成できる。
用のプライヤーのような好適な装置と共に使用する、サンプル採取のためのサン
プル採取ツールは、耳タグが被検体の耳に押し通されると同時に使用され、その
結果耳タグ取り付けとサンプル採取りが1回の作業で行われる。
持つプレート(スパイクプレート)と、スパイクプレートとほぼ同じサイズであ
るか、又はスパイク10aが耳の中に滑り落ちるのを防ぐのに十分な大きさを持
つ限りより小型でもよいのアパーチャープレート11とにより構成されている。
両パーツは食物への利用に好適な組織適合性の合成材料(例えばポリウレタンB
ayer社製Desmopan795U)または、部分的に金属(例えばステン
レススチール、真鍮、青銅等)でできている。
できる。この目的に利用できるプライヤーの大部分は、必要に応じて小型の追加
のパーツを加えることで極めて容易に改良することができる。その結果サンプル
受け取り容器1は耳タグ10、11の挿入後もプライヤーに掛かった状態を保ち
、それにより採取を容易にすることが可能である。追加のパーツは、例えばサン
プル受け取り容器を持つトング9内の孔の上にあって、サンプル受け取り容器を
引き出すための小型のノブである。耳タグ10,11を耳内に挿入した後、必要
に応じて耳タグ10、11はプライヤー中のホールドから剥脱され、ノブはサン
プル受け取り容器1でトング9をプライヤー上にしっかり保持する。その後トン
グはノブから容易に外すことができ、それによりサンプル受け取り容器1を採取
することができる。
により所定位置に固定され、その結果サンプルの漏れ、及び異物侵入が防止され
る。
適な材料、またはガラスファイバーにより強化された合成材料より作ることがで
きる。サンプル採取ツール4が合成材料により作られる場合、耳内への挿入中、
プライヤー内に金属のロッドを利用することでそれを補強することができる。
サンプルを取ることが可能であり、これは多くの追加作業又は出費なしに、ルー
チンで実施される。これによる節約は極めて大きい。
ングの形状を持ち、サンプルのラベルおよび認識に利用できるサンプル受け取り
容器上の固定装置9である。通常、ラベリングは手を使い大きな労力をかけ、多
くの場合、円筒状容器(例えばエペンドルフチューブ)の曲がった表面で行われ
るるため、読みとりは容易でない。その結果、数字またはデータのスキャン及び
自動採取は困難である。
ねばならず、従って、通常、道具(ナイフ、鋭匙、メス等)を使ってサンプルを
採取する必要がある場合に特に有益である。再使用可能な道具を利用する場合、
汚染の危険は極めて高く、PCR(ポリメラーゼチェインリアクション)のよう
な高感度試験では1細胞によっても汚染が引き起こされ、その結果誤った陽性の
結果が生じる。本発明の装置を利用すれば、1回の使用パーツのみがサンプル材
料に接触する。
性高くかつ確実に採取し、加工するのに利用することもできる。この場合、液体
はサンプル受け取り容器1の開口部、又はサンプル採取ツール4の全面部に適用
され、続いて例えばプライヤーのような好適装置によりサンプル受け取り容器1
内に押し込まれる。表面からのサンプル(皮膚、粘膜等)も、サンプル採取ツー
ルの先端部が「鋭匙」のようなものであり、表面上を簡単に削ぎ/剥離する本発
明の装置を利用し、清浄かつ、信頼性と確実な認識をもって採取できる。
ト10、アパーチャープレート11)と同時にラベルできることである。これに
よりユーザーまたは動物の所有者への発送前に過誤なく同一番号nを付けること
ができる。例えば、ラベリングはプラスチック製の耳タグの場合、拭ったり除去
したりする程度の通常の使用では剥がれない程度に強く合成材料に結合する(黒
色の)マスターミックスが利用されるプリンターにて実施することができる。更
に、対応するパーツ同士は、その上に固有の番号をプリントすることができる。
そこで分析される。サンプル受け取り容器1の収集は、移送中の温度や期間に関
する特別な配慮なしに実施することができる。サンプル受け取り容器1は、郵便
受け、配送会社、サンプル収集業者により研究室又は保管場所まで、問題なく、
リスクなしに輸送することができる。
はロボットコントロールされたシステムにより自動化することができる。サンプ
ルの認識番号は読みとり装置(スキャナー)により登録され、さらに処理される
。手入力を省くことで、誤りを無視できる程度まで低くすることができる。
は、サンプル受け取り容器1は、スキャナーがサンプルの認識を記録できる様コ
ンベアーベルトに乗せられる。続いて、カニューレがサンプル空間6、6aの床
を通し挿入され、サンプル採取のために液が注入され、続いてその一部が採取さ
れる。次に挿入点は再度密封され、サンプル受け取り容器は保存することができ
る。サンプル空間6、6aが好適な方法により当初より分割されている場合には
、発明の装置内に分析に利用可能な別のサンプルが存在する。
kman)及びシリコン粒子(例えばInstaGene Matrix、BI
O−RAD)を使ったDNA精製を利用し自動化することができる。これらサン
プルの試験反応も自動化により調整することができる。
持つ:
に関する出所及び認識を偽造されることなく証明することができ、それによりB
SEのない地域起源であることを証明することができる。有機農場で飼育された
、又は自然公園で飼育された、あるいは特別なグレードの認識を持つ動物のよう
な、目的を絞った販売プログラムをコントロールし、安定化することができる。
全ての畜牛に関する輸送経路及び時間と距離の証明とモニタリング。オークショ
ン、展覧会等のいかなる時点に於いても可能な認識確認を利用した、全畜牛の誤
りのない同定。誕生した全ての畜牛に関する起源の完全な証明、及び誤り又は偽
造書類の発見。絶対の信頼性を持つ法医学的証拠(医学検査官による、胃内容物
の既に消化された牛肉からのものも含む)。絶対の信頼性を持つ(不合格)及び
疫学コントロールのモニタリング。ペットフードを含む、試験された全(加工さ
れた)食物中の牛肉混合の決定。禁止のホルモンまたは成長ホルモンの使用に関
する無作為抽出試験が行われる屠殺場での、製造元の割り出し。皮革、角、蹄、
臓器、血液等のような畜牛生産からの他の製品の出所証明。直販ミルク及び乳製
品に関する動物ならびに家畜の証明及び試験。全ての畜牛群及び販売経路の正確
な登録。DNA多形の詳細分析、遺伝学的距離、及び遺伝的スクリーニングに利
用できるサンプル。
け合わせの履歴。マーカー支援選択プログラム(MAS)の一部としての分析。
特定遺伝的欠損の存在及び頻度の正確な証拠。法医学的観点より、ここに記載の
装置及びここに記載の方法は、認識可能なサンプル受け取り容器に必要な操作を
行うことなしに採取されたサンプルを変更(交換、偽造)することができないと
いう利点も有している。
のスクリーニング、集団分析、変異検出及び食物スクリーニング、病原菌診断、
トランスジェニック診断、食物加工作業場の衛生状態モニタリングが多大な出費
なしに可能である。
由来の全ての製品に関する遺伝的情報を試験することが可能である。ここに記し
た装置を利用すると、これに通常伴うコストが大きく減少する。
kas”(オーブン内で焼かれる、あるいは事前に焼かれた、スパイス及びその
他の添加物と共に細く粉砕された肉)、種及び個体に特異的なDNAを確立する
ことができる。これにより、食物の異質の肉成分の汚染を検出することができる
。もちろん、この方法を利用すれば、たとえ出所農場において好適(第1)なサ
ンプルが採取されていれば、特定の食物が特定の動物に由来する(記述の如くの
)ことに関する疑問について証明することができる(図3)。
組織サンプルを採取し、タイピングセンターに送付する必要がある。マイクロサ
テライトプライマーを使った(自動化された)PCR DNAフィンガープリン
トを利用し、各動物についての疑う余地のないなパターンが登録される。
とができる。ルーティン試験のフィンガープリント、即ちDNAタイピング後の
第2サンプル送付時のフィンガープリントを初回解析時のフィンガープリントと
比較することで、合致する動物を見つけることができる。この結果は通常1日以
内に入手可能である。極端なケースの場合、例えば動物の輸送中、あるいは緊急
時には3時間以内に迅速に結果を得ることができる。動物の番号、即ちDNAフ
ィンガープリント及び全てのその他のデータは、登録された動物毎に呼び出すこ
とができる。動物の所有者、即ち1人の所有者又は1人の牧夫により販売された
全ての動物は蓄積することができる。このファイルを通じて、動物の親について
、即ち生まれた全畜牛の登録の数年後、各親の子孫の割合及び数を見ることがで
きる。農場の動物の完全な個体群の個別のタイピングは新規である。全ての利用
者、顧客、消費者、販売業者、屠殺業者、加工業者、所有者及び検査官が、動物
または動物製品の身元をチェックし、それにより起源をチェックすることができ
る(図4)。この試験のためには、例えば屠殺場、スーパーマーケット、既に調
理された肉(例えばレストランにおいてテーブルの上にあるカツレツから)から
第2サンプルを必要とするだけである。
チェックするのに、タイピングは同様に可能であろう。試験結果に関するこの確
実性の大きさと十分に高い試験頻度は、その高い信頼性を持ち、法律的に議論の
余地のない証拠、及び発見されるリスクに対する恐れから、詐欺行為を自動的に
最少まで低下させるだろう。
、成長ホルモン)を理由として成される、動物又は獣群の特定のグループのモニ
ターのあらゆる段階が、既に採取されたDNAデータを利用して迅速に行うこと
ができるだろう。
ば、いずれの時点においても発生した問題(例えば動物のBSEの疑い、農場で
のブタコレラの流行等)に即時的、例えば同日に対処でき、それによって諸費者
に対し従来にない保護及び従来にないモニタリング試験の可能性が提供できるだ
ろう。
よる製品が真実どこから来たのかを完璧かつ疑いなく証明することができる。こ
のことは、全ての顧客が、長期輸送及び肉が販売されたのちでも、サンプル(第
2サンプル)を送付することで肉に添付された情報の試験をアレンジできること
を意味する。
発明を制限するものではない。
ンプル採取ツールが取り付けられており、これは前方の先端部に円錐状の形態を
有し、底部にはスパイクプレートのスパイクを受け入れるための円筒状の底部と
空洞とを有する。
器は、合成フィルムnの蓋により密閉されたサンプル受け取り容器nの蓋が、ア
パーチャープレートの孔と一列になる位置がアパーチャープレートに提供される
ように取り付けられている。
を有している。
を通し押すことにより、打ち抜かれた耳のサンプルがサンプル受け取り容器内に
押し込まれた。侵入後、サンプル採取ツールはサンプル受け取り容器の内壁上の
突起により所定位置に固定され、これにより形成されたサンプル空間は密封され
た。
めのモレキュラーシーブ(Merck社製、0.2nm Nr.1.05704
.0250)が入っている。
取り容器内に存在した遺伝的物質についても問題なく実施できた。
ための機能的な突然変異のスクリーニング。 自然の突然変異率によれば、単一の個体内における十分なサイズの個体群中で
は、ゲノム中に存在していずれの遺伝子も各種サイレント突然変異のみならず、
一定の蓋然性で、対立遺伝子の不活性化をもたらす突然変異をも含む。このよう
な例の多くでは、これは優性の突然変異ではなく劣性の突然変異を含む。Har
dy−Weinbergの法則によれば、突然変異による遺伝子型のこのような
変化の大部分はヘテロ接合体としてマスクされている。
子遺伝学的な解析を利用して、突然変異を持つ(単一の)ヘテロ接合体キャリア
動物を発見することが重要である。次に、遺伝子ノックアウトを利用して作られ
る系と同様の、望ましく、また必要とされる遺伝子欠損を持つホモ接合陰性系を
この動物を利用して創り上げることができる。それは決してこれに劣るものでは
ない。
、ある程度の幹細胞株のスクリーニングを行うものである。差は以下の通りであ
る。幹細胞株の細胞は全て、一回の突然変異を起こした後に変化し、または組み
換えを行った細胞を除き、解析された全ての遺伝子型は異なるものである。ブタ
集団のスクリーニングでは、全ての遺伝子型を解析することは困難である。それ
らは目標を定めて突然変異誘導されていないが、進化及び交配の過程に於いて蓄
積された突然変異を有している(ヘテロ接合体の状態にある限り、それらは負の
選択圧に曝されることはない)。
。突然変異分析が多様な個体群中の既存の変異を発見することを目的としている
ことから、交配動物が分析されるだろう。新しい突然変異を無視すれば、生れた
ブタは交配親に存在していた変異のみを保有している。実務的には、Typi−
fixシステムを使った組織サンプルの保存と採取は、成功または経済的現実性
にとって重要なファクターである。突然変異キャリアーを見つけるための分析で
は、1.3Gal/Gal3を欠損している可能性のある動物を発見するために
は恐らく100,000の遺伝子型を試験しなければならないと推定される。1
00,000頭のブタから個別サンプルを安価に採取するためには、本発明のシ
ステムが選択方法である。サンプルは研究室に輸送するだけで(郵便またはサン
プル集配人により)あり、そしてそこで検査が行われる。
示す。サンプル採取ツール4はサンプル受け取り容器1内にあり、これを密封す
る。サンプル空間6、6aから離れた場所にあるサンプル採取ツール4の側面に
は中空12があり、ロッドの挿入が可能である。
けられたサンプル受け取り容器1を有するアパーチャープレート11との配置の
断面図である。サンプル受け取り容器1はサンプル採取ツール4により密閉され
ており、イヤータグ10、11が適用され、同時にサンプルが採取された後の状
態を表す。
れるイヤータグ10,11の側面図であり、サンプル受け取り容器1は、好適な
装置を用いて組み立てられる前にトング9と一体化する。
Claims (21)
- 【請求項1】 サンプル受け取り容器(1)と、サンプル採取後サンプル受
け取り容器内に侵入して該サンプル受け取り容器を密封するサンプルを採取する
ためのツール(4)とを含み、 前記サンプル受け取り容器(1)は、底部(2)と側壁(3)とを有し、容易
に貫通可能な蓋により密閉されており、底部と反対側の空間的に離れた領域の容
器側壁上にサンプル採取ツールの導入を確実にするための手段(5)があり、容
器内にはDNA分解酵素から保護するための手段が提供されており、 前記サンプル採取ツール(4)は、サンプル受け取り容器(1)内に侵入時に
、サンプル受け取り容器上に提供された固定のための手段(5)により所定位置
に固定され、サンプル受け取り容器を、サンプル受け取り容器の底部(2)と側
壁(3)とサンプル採取ツール(4)の先端部(7)とにより規定される少なく
とも1つのサンプルスペース(6,6a)に分かれる様に作られていることを特
徴とする、DNAを含有する細胞のサンプルを採取し、初期調製するための装置
。 - 【請求項2】 前記サンプル受け取り容器の貫通可能な蓋が、フィルム又は
水不透過膜であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記DNA分解酵素からの保護手段が、塩基、プロテイナー
ゼK、またはモレキュラーシーブであることを特徴とする、請求項1又は2に記
載の装置。 - 【請求項4】 前記サンプル採取ツールの侵入により破壊され、それにより
プロテイナーゼKが好適な緩衝液に接触するようになる膜によって、前記プロテ
イナーゼKが好適な緩衝液から隔離されていることを特徴とする、請求項3に記
載の装置。 - 【請求項5】 前記サンプル採取ツール(4)が、正面先端で先細りになる
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装置。 - 【請求項6】 前記サンプル採取ツール(4)が、少なくとも正面先端部に
鋭利な端部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の装置置。 - 【請求項7】 前記サンプル受け取り容器(1)の底部(2)が、容器の内
部空間内に出る突起部(8)を有し、サンプル採取ツール(4)の先端部(7)
が、該突起部を受け取るのに好適であり、該サンプル採取ツール(4)によって
導入されたサンプル物質が該突起部(8)と該サンプル採取ツール(4)との間
で破砕されるように形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
の装置。 - 【請求項8】 好適なサンプル採取ツール(4)の導入後にサンプル受け取
り容器(1)が2のサンプル空間(6,6a)に分割される様に、前記突起部(
8)がサンプル受け取り容器(1)の側壁(3)に接続されていることを特徴と
する請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記突起部(8)が、円錐形状を含むことを特徴とする請求
項7または8に記載の装置。 - 【請求項10】 前記突起部(8)が、サンプル受け取り容器を2つの領域
に分割する隔壁であることを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の装置
。 - 【請求項11】 前記サンプル受け取り容器(1)が、固定装置(9)に取
り付けられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の装置。 - 【請求項12】 前記固定装置(9)がトングであることを特徴とする、請
求項10に記載の装置。 - 【請求項13】 前記サンプル採取ツールが、その背面においてロッドの挿
入が可能であるように形成されていることを特徴とする、請求項1〜12のいず
れかに記載の装置。 - 【請求項14】 前記サンプル採取ツール(1)が、耳タグのスパイクプレ
ート(10)に分離可能に接続されていることを特徴とする、請求項1〜13の
いずれかに記載の装置。 - 【請求項15】 前記サンプル受け取り容器が、耳タグのアパーチャープレ
ート(11)に分離可能に接続されていることを特徴とする、請求項1〜14の
いずれかに記載の装置。 - 【請求項16】 前記耳タグ(10,11)及び前記サンプル受け取り容器
(1)に同一の認識番号が与えられることを特徴とする、請求項14または15
に記載の装置。 - 【請求項17】 好適なサンプルが、サンプル採取ツール(4)の先端部(
7)を利用して採取され、該サンプル採取ツールがサンプル受け取り容器(1)
に導入された結果、サンプル受け取り容器(1)の底部(2)と側壁(3)とサ
ンプル採取ツール(4)の先端部(7)とにより規定されるサンプル空間(6,
6a)が形成され、該サンプル空間が周囲から密閉されることを特徴とする、動
物からDNAを含有する細胞のサンプルを採取するための方法。 - 【請求項18】 好適な装置の前記サンプル採取ツールが、動物の耳に押し
通され、サンプル受け取り容器(1)内に導入されることを特徴とする、請求項
17に記載の方法。 - 【請求項19】 動物の耳にタグ付けすると同時に実施されることを特徴と
する請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 サンプルが請求項1〜16のいずれかに記載の装置により
採取され、研究室において解析的に分析され、分類されることを特徴とする動物
の個体群のタイピング方法。 - 【請求項21】 動物からのDNAを含有する細胞のサンプルの採取を目的
とした、請求項1〜16のいずれかに記載の装置の使用。
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