JP2002514917A - 微生物キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(xet) - Google Patents

微生物キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(xet)

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Abstract

(57)【要約】 XET活性が圧倒的大多数の系統分類学的に分散された微生物により生産されることをスクリーニングアッセイで見い出した。したがって、本発明はXETを発現する微生物の培養により生産し得るキシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ調製物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 微生物キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET) 発明の属する技術分野 本発明は微生物キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET)及び それらの生産及び使用に関する。 発明の背景 キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET)は、植物由来の既知の 酵素である。我々の知る限りにおいて、微生物由来のXETは今まで記載されたこ とがない。 ステフェン・シー・フライ(Stephen C.Fry)等は「BioChem.J」(1992)282、 第821〜828頁で、XETはミクロフィブリル間のキシログルカン鎖の切断及び再結 合の原因であり、したがって、XETは植物の細胞膨張に必要な壁を緩める原因と なることを示唆している。 XETは植物の形態と構造を調節するのに用いられることが示唆されてきた(EP 5 62836号、第2頁27〜28行参照)。 XETはすべての植物、特にすべての陸の植物に存在すると信じられている。XET は、ジコチレドン、モノコチレドン、特にイネ科のモノコチレドン及びユリ科の モノコチレドン並びにコケ及び苔類のコケ植物から抽出されてきた(「BioChem .J」(1992)282,P.823参照)。 継続中の特許出願PCT/DK96/00538号(WO 97/23683号)において、XET酵素で の処理後にセルロース材料は強度特性の改良及び/または形状維持特性の改良及 び/または耐しわより性(anti-wri nkling)の改良を得ることが分かった。 XET酵素はいくつかの非常に興味ある用途を有する。だから、本発明の目的は 、たとえば、上記用途に有用な微生物に由来するキシログルカン エンドトラン スグリコシラーゼを提供することである。微生物由来のキシログルカン エンド トランスグリコシラーゼは、それらを容易に大量に生産し得るという大きな利点 をもつだろう。 発明の簡単な開示 XET活性は圧倒的大多数の系統学的に分散された微生物により生産されること がスクリーニングアッセイにより見い出された。 したがって、本発明は、XETを発現する微生物の培養により生産し得るキシロ グルカン エンドトランスグリコシラーゼに関し、特に本発明は、 (a)適切な栄養培地において、XET酵素の生産を助成する条件下で、微生物XET を発現する微生物を培養し、 (b)その後、栄養培地からXET酵素を回収することを含む、キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ酵素(XET)を生産する方法に関する。 更に、本発明はセルロース材料を処理するための本発明のXET調製物の使用及 び上記微生物XET調製物に関する。 図面の簡単な説明 本発明を更に添付の図面を参照して説明する。そこで、 図1は、例5により得られた、ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ(Dichot omocladium hesseltinei)、チアロスポレラ・ファセオリナ(Tiarosporella phaseolina )及びシュードプレクタニ ア・ニグレラ(Pseudoplectania nigrella)のXET活性のpHプロフィールを示す (△:チアロスポレラ・ファセオリナ、□:シュードプレクタニア・ニグレラ及 び◆:ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ)。 図2は、例5により得られた、ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ、チアロ スポレラ・ファセオリナ及びシュードプレクタニア・ニグレラのキシログルカナ ーゼ活性のpHプロフィールを示す(△:チアロスポレラ・ファセオリナ、□:シ ュードプレクタニア・ニグレラ及び◆:ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ) 。 発明の詳細な説明 本発明は微細物の培養により生産し得るキシログルカン エンドトランスグリ コシラーゼ調製物に関する。 本出願においては、XETは真菌及び細菌により生産されることが分かり、そし て、XETは酵母によっても生産されることが予期される。 「XET−紙」をXET生産微生物を同定するのに用いた。「XET−紙」は継続中の 出願PCT/GB96/02351号(WO 97/11193号)に記載されている。それは、標識され たオリゴ糖に浸したキシログルカン被覆紙である。 標識オリゴ糖、キシログルカン含浸紙及びXET活性についてのドット−ブロッ ト試験は次のように製造またはなされた。標識オリゴ糖の製造 還元糖、4−−〔4−−〔4−−〔6−−α−D−キシロピラノシル −β−D−グルコピラノシル〕−6−−(2−−β−D−ガラクトピラノシ ル)−α−D−キシロピラノシル−β−D−グルコピラノシル〕−6−−(2 −−β−D−ガラクトピ ラノシル)−α−D−キシロピラノシル−β−D−グルコピラノシル〕−D−グ ルコース(「XLLG」)(1g)を1gのシアノホウ水素化ナトリウム(NaCNBH3)を含 有する25mlの炭酸水素アンモニウムの飽和水溶液中に溶解し、25℃の暗所で7日 間インキュベートし、還元的アミノ化させる。次いで乾燥により、炭酸水素アン モニウムを除去し、XLLGの(ニンヒドリン反応性)アミノ化誘導体を、たとえば 、ゲル透過クロマトグラフィーまたはカチオン交換クロマトグラフィーにより精 製する。生成物は、オリゴサッカリジル−1−アミノ−1−デオキシアルジトー ル、すなわち、還元末端D−グルコース成分が1−アミノ−1−デオキシ−D− グルシトールにより置換された、XLLGの誘導体であると信じられる。 オリゴサッカリジル−1−アミノ−1−デオキシアルジトール(50mg)を3ml の3%ホウ砂(テトラホウ酸ジナトリウム、pH=9.0〜9.5)に溶解し、0.75mlの乾 燥ジメチルホルムアミド(DMF)中の10mgのリサミン ローダミン スルホニルク ロリド(米国、Molecular Probes Inc.から購入)の新しく調製した溶液を撹拌 しながら徐々に加え、混合物を暗所でl夜インキュベートする。更に、10mgのリ サミン ローダミン スルホニルクロリドを含有する0.75mlのDMFを加え、混合 物を更に8時間インキュベートする。鮮かなピンク色のオリゴサッカリジル−1 −アミノ−1−デオキシアルジトールーリサミン−ローダミン複合体(XLLGol-SR )をゲル透過クロマトグラフィー及びその後のC18−シリカゲルカラム上の逆相 クロマトグラフィーで精製する。水を用いる後者のカラムの洗浄後、メタノール グラジエントを適用し、XLLGol-SRが約50%メタノール中に溶離する。キシログルカン含浸紙の製造 ワットマンNo.1ろ紙をキシログルカンの1%水溶液で湿めらせ、 乾燥させる。XLLGol-SR調製物を580nm(A580)で0.2の吸収を与えるのに十分な75 %水性アセトンに希釈する。次いで、ワットマンNo.1紙のキシログルカン被覆 紙をこの溶液に浸し、再乾燥させる。この製品を「XET紙」という。次にXET紙の 適当な大きさの片(たとえば、72×108mm)を非吸収性媒体、たとえば、透明なア セテートのシート上に非水性接着剤て接着させる。XET 活性のためのドット−ブロット試験 (i)少量のXET活性について試験される溶液をXET紙の片のしるしをつけた位 置にピペットで移す。しみが4μlなら、試料の間のスペースは好都合に9mm( センターからセンター、すなわち、標準の96−ウエル試験プレート形式のように )であり得る。 (ii)次に、XET紙をすばやく2枚のプラスチックシート(たとえば、オーバ ーヘッドプロジェクターで用いられるようなアセテートシート)の間に固定し、 たとえば、20℃で1時間インキュベートする。 (iii)次いで、インキュベートしたXET紙及びそのプラスチック裏打ちを約15 0mlの溶剤〔たとえば、新しく調製されたエタノール/ギ酸/水(容量で1:1 :1)〕を含有する皿に(紙の側を下にして)入れる。前記溶剤は、紙から未反 応XLLGol-SRを除去するが、XETが触媒したトランスグリコシル化のためにキシロ グルカン中に導入されることになったXLLGol-SRは除去しないだろう。さて、紙 はプラスチック裏打ちから容易に離れる。 (iv)次に紙を流水で5分間、次いで、約100mlのアセトンで5分間すすぎ、 次に完全に乾燥させる。所望なら、80℃のオーブン中での5分間の処理により乾 燥を促進することができる。 (v)次に紙を短波長の紫外線ランプで調べる(たとえば、254nmで放射す る。適当な眼及び皮膚保護物を着用すべきである。)。 活性XETはピンク(オレンジ蛍光)色のしみで示され、それをたとえば、走査分 光蛍光度計を用いて定量できる。XET 酵素 我々は、XET活性を有する微生物酵素は、トランスグリコシラーゼであるか( それらはヒドロラーゼ活性を欠くか、非常に低いヒドロラーゼ活性のみを有する ことを意味する)、またはキシログルカンのトランスグリコシル化と加水分解の 両方を触媒することができるかのいずれかであることを見い出した。 トランスグリコシル化活性と加水分解活性の両方を有するXET酵素は、植物か ら得られたXET酵素についても記載されている(「Annu.Rev.Plant Physiol.Plant Mol.Biol.」1995,46:p.509)。系統分類 本明細書で用いられる系統分類は、世界中に広がった網(http://www3.ncbi.nl m.nih.gov/htbin/ef/entrezTAX)で用いられるNIHデータベース(Entrez.1996年 春版)中で用いられるシステムに主に基礎を置く。 Entrezデータベースに含まれていない微生物の分類に関して、次の一般的に用 いられ、世界中に広がり、受け入れられる参考書を用いた。 子嚢菌類(Ascomycetes)について:Eriksson,O.E.& Hawksworth,D.L.「Sys tema Ascomycetum」vol 12(1993) of Basidiomycetes,「Bibliotheca Mycologia」85,p.485(1981) 接合菌類(Zygomecetes)について:O'Donnell,K.:Zygomycetes in culture「 Unversity of Georgia,US」p.257(1979) 一般的な菌類学参考文献: 好ましい真菌 本発明の好ましい態様においては、XET調製物は、真菌、特に、担子菌門(Basi diomycota )、接合菌門(Zygomycota)、子嚢菌門(Ascomycota)に属する真菌ま たは栄養胞子(Mitosporic)真菌の培養により生産される。 好ましい担子菌門の菌株は、コリオラレス(Coriolales)、シゾフィラレス(S chizophyllales )、ステレアレス(Stereales)またはキセナスマタレス(Xenasmat ales )目に属する、帽菌類(Hymenomycetes)菌株、特にコリオラセ(Coriolaceae) 、コルチシアセ(Corticiaceae)、シゾフィラセ(Schizophyllaceae)、ストレ アセ(Streaceae)またはツブリクリナセ(Tubulicrinaceae)の科の一つに属する菌 株である。好ましい属は、次のトラメテス(Trametes)、コルチシウム(Cortici um )、スエヒロタケ(Schizophyllum)またはツブリクリニス(Tubulicrinis)の一 つである。好ましい種は、次のトラメテス・ヒルスタ(hirsuta)、コルチシウム ・ロセウム(roseum)、シゾフィルム種、ステレウム・ヒルスツム(Stereum hi rsutum )またはツブリクリニス・スブラツス(subulatus)の一つである。 好ましい子嚢菌門は、小房子嚢菌類(Loculoas comycetes)、盤菌類(Discom ycetes )、核菌類(Pyrenomycetes)、及びプレクトミケス(Plectmycetes)の綱 に属する菌株、好ましくは、クロイボタケ(Dothideales)、リチスマタレス(Rhyt ismatales )、チャワンタ ケ(Pezizales)、レオチアレス(Leotiales)、マメザヤタケ(Xylariales)、ヒポ クレアレス(Hypocreales)、ハロスファエリアレス(Halosphaeriales)、フィラ コラレス(Phyllachorales)、ジアポルテ(Diaporthales)及びコウジカビ(Eu rotiales )目に属するものである。 好ましい菌株は、ボトリオスファエリアセ(Botryosphaeriaceae)、ドチオラ セ(Dothioraceae)、ミコスファレラセ(Mycosphaerellaceae)、ツベウフィア セ(Tubeufiaceae)、プレオスポラセ(Pleosporaceae)、レプトスファエリアセ (Leptosphaeriaceae)、リチスマタセ(Rhytismataceae)、ザルコゾマタセ(Sarc osomataceae )、ピロネマタセ(Pyronemataceae)、アスコボラセ(Ascobolaceae )、スクレロチニアセ(Sclerotiniaceae)、アムフィスファエリアセ(Amphisphae riaceae )、キシラリアセ(Xylariaceae)、ヒポクレアセ(Hypocreaceae)、ハロ スファエリアセ(Halosphaeriaceae)、フィラコラセ(Phyllachoraceae)、バル サセ(Valsaceae)、メランコニダセ(Melanconidaceae)及びトリココマタセ(Tric hocomataceae )科に属する菌株、特に、ジプロジア(Diplodia)、プロウリフチ ア(Plowrightia)、フィロスチクタ(Phyllostica)、セプトリア(Septoria)、ツ ベウフィア(Tubeufia)、アルタナリア(Alternaria)、コニオチリウム(Coni othyrium )、フォマ(Phoma)、エムベリシア(Embellisia)、チアロスポレラ(Ti arosporella )、ガリエラ(Galiella)、シュードプレクタニア(Pseudoplectania )、ピロネマ(Pyronema)、オエドセファルム(Oedocephalum)、ボトリチス(B otrytis )、アポスファエリア(Aposphaeria)、ペスタロチア(Pestalotia)、ペ スタロチオプシス(Pestalotiopsis)、ポロニア(Poronia)、ノズリスポリウム(Nodulisporium )、キシラリア(Xylaria)、フザリウム(Fusarium)、バーチシリ ウム(Vert icillium )、ボルテラ(Volutella)、ケタピオスポラ(Chaetapiospora)、ルル ボルシア(Lulworthia)、コレトトリチャム(Colletotrichum)、シトスポラ(C ytospora )、ジスキュラ(Discula)、フォモプシス(Phomopsis)、コリネウム(Cor yneum )、セイマトスポリウム(Seimatosporium)、アスペルギルス(Aspergillu s )、ユーロチウム(Eurotium)、ユーペニシリウム(Eupenecillium)、ペニシリ ウム(Penicillium)、ペトロミセス(Petromyces)及びタラロミセス(Talaromyce s )属に属する菌株である。 ジプロジア・ゴシッピナ(Diprodia gossypina)、プロウリフチア・リベシア (Plowrightia ribesia)、フィロスチクタ(Phyllosticta)種、セプトリア(Sep toria )種、ツベウフィア・アマゾネンシス(Tubeufia amazonensis)、アルタ ナリア(Alternaria)種、エムベリシア・ヒアシンシ(Embellisia hyacinthi) 、フォマ・ネオロバ(Phoma neoloba)、フォマ・トロピカ(tropica)、コニオチリ ウム(Coniothyrium)種、コニオチリウム・オリバセウム(olivaceoum)、コニ オチリウム・ズンキ(dunckii)、チアロスポレラ・ファセオリナ(Trarosporella phaseolina)、チアロスプレラ種、ガリエラ・セレビカ(Galiella celebica)、 シュードプレクタニア・ニグレラ(Pseudoplectania nigrella)、ピロネマ・ド メスチクム(Pyronema domesticum)、オエドセファルム(Oedocephalum)種、ボ トリチス・シネレア(Botrytis cinerea)、アポスファエリア(Aposphaeria) 種、ペスタロチア(Pestalotia)種、ペスタロチオプシス(Pestalotiopsis)種 、ポロニア・プンクタタ(Poronia punctata)、キシラリア(Xylaria)種、ノズ リスポリウム(Nodulisporium)種、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、バー チシリウム(Verticillium)種、ボルテラ・ブキシ(Volutella buxi)、ケタピ オスポラ・ロドデンドリ(Chaetapiospora rhododendri)、ル ルボルシア・ウニセプタタ(Lulworthia uniseptata)、コレトトリチャム・アキ ュラツム(Colletotrichum aculatum)、コレトトリチャム・クラッシペス(crassi pes )、シトスポラ(Cytospora)種、ジスキュラ(Discula)種、フォモプシス・イリ シス(Phomopsis ilicis)、フォモピシス・キルシ(cirsii)、コリネウム・カ スタネイコラ(Coryneum castaneicola)、セイマトスポリウム・リケニコラ(Sei matosporium lichenicola)、アスペルギルス・タマリ(Aspergillus tamarii)、 ユーロチウム・ケバリエリ(Eurotium chevalieri)、ユーペニシリウム・ジャバ ニクム(Eupenicillum javanicum)、ペニシリウム・カプスラツム(Penicilliu m capsulatum)、ペニシリウム・オルソニ(olsonli)、ペニシリウム・ピノフィ ルム(pinophilum)、ペニシリウム・ロケホルチ(roqueforti)、ペニシリウム ・イタリクム(italicum)、ペニシリウム・カネスセンス(canescens)、ペニシ リウム・バールキュロスム(verruculosum)、ペトロミセス・アリアセウス(Pe tromyces alliaceus)及びタラロミセス・フラブス(Talaromyces flavus)の種 が好ましい。 有用な接合菌門の例は、ケカビ(Mucorales)目に属する菌株、好ましくは、イ トエダカビ(Chaetocladiaceae)及びムコラセ(Mucraceae)科に属する菌株であ る。 好ましい菌株は、ジコトモクラジウム(Dichotomocladium)、シャジク-ケカ ビ(Actinomucor)、ゴングロネラ(Gongronella)、スポロジニエラ(Sporodiniella )及びケカビ(Mucor)属、特にジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ(hesseltinei )、アクチノムコル・エレガンス(Actinomucor elegans)、ゴングロネラ・ブトレ リ(butleri)、スポロジニエラ・ウムベラタ(Sporodiniella umbellata)及びムコ ル・ミエヘイ(Mucor miehei)微小変異体属に属する。 不確定の分類法の菌株の例はビアラエ・インスキュルプタ(Viala ea insculpta)である。 栄養胞子真菌に属する菌株の例はアクロドンチウム・クラテリホルメ(Acrodo ntium craterlforme)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullu lans )、キルキノトリチャム(Circinotrichum)種、クリプトクリネ(Cryptoclin e )種、エリシオプシス(Ellislopsis)種、エピコクム・ヌグルム(Epicoccum nug rum )、グリオクラジウム(Gliocladium)種、ヘリコロイジオン・イレグラレ(He licorhoidion irregulare)、ヘンデルソニア(Hendersonia)種、マリアンネ(Ma riannaea )種、ミクロスフェロプシス(Microsphaeropsis)種、ラムラリア(Ram ularia )種、ザルコポジウム(Sarcopodium)種、スパジコイデス(Spadicoides)株 、スペイロプシス・ペダトスポラ(Speiropsis pedatospora)、スポロトリチャ ム・エキシレ(Sporotrichum exile)、スチルベラ(Stilbella)種、トリコセシ ウム(Trichothecium)種、トリマトストロマ・アビエテス(Trimmatostroma abie tes )、ツバキア・ドリーナ(Tubakia dryina)、ヴィースネリオミセス(Wiesn eriomyces )種及びチゴスポリウム・マソニ(Zygosporium masonii)である。好ましい細菌 他の面では、本発明は細菌の培養によって生産し得る新規なXET調製物に関す る。 好ましい細菌はグラム陰性またはグラム陽性である。 XET−生産グラム陽性菌の例は、バシラスに属する菌株である。好ましい菌株 次の菌株はXET陽性であることが見い出された。 1.ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ.菌株のAcc番号:CBS 164.61. 分類:接合菌門ケカビ目イトエダカビ科(Chaetocladiaceae) 2.アクチノムコル・エレガンス.菌株のAcc番号の例:CBS 154.86. 分類:接合菌門ケカビ目イトエダカビ科 3.ムコル・ミエヘイ微小変異体.菌株のAcc番号:ATCC 36018. 分類:接合菌門ケカビ目ムコラセ科(Mucoraceae) 4.ゴンクロネラ・ブトレリ.ゴングロネラ・ブトレリの菌株は、特許手続上の 微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月28日にCe ntraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に、受託番号.CBS 448.97として寄 託された。 分類:接合菌門ケカビ目イトエダカビ科 5.スポロジニエラ・ウムベラタ.菌株のAcc番号:CBS 195.77. 分類:接合菌門ケカビ目ムコラセ 6.フィロスチクタ種.中国のピテコロビウム(Pithecolobium)種の葉から単離 された。分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目ミコスファレラセ科 7.セプトリア(Septoria)種.セプトリア種の菌株は、特許手続上の微生物の 寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1996年1月2日にCentraalbu reau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 831.95として寄託された。 分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目ミコスファレラセ科 8.ジプロジア・ゴシッピナ.ジプロジア・ゴシッピナの菌株は、特許手続上の 微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1996年3月12日にCe ntraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 274.96として寄託さ れた。 分類:子嚢菌門小房子嚢菌クロイボタケ目ボトリスフェリアセ(Botrysphaeria ceae ) 9.プロウリフチア・リベシア.デンマークのリベス(Ribes)種か ら単離した。分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目ドチオラセ(Dothiora ceae ) 10.ツベウフィア・アマゾネンシス.菌株のAcc番号:ATCC 42524 分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目ツベウフィアセ 11.アルタナリア種.分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目プレオスポラ セ(Pleosporaceae) 12.エムベリシア・ヒアシンシ.種のAcc番号:IMI 211561.分類:子嚢菌門小 房子嚢菌綱クロイボタケ目プレオスポラセ 13.フォマ・ネオロバ.分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目プレオスポ ラセ 14.フォマ・トロピカ.種のAcc番号の例CBS 537.66.分類:子嚢菌門小房子嚢 菌綱クロイボタケ目プレオスポラセ 15.コニオチリウム種.分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目レプトスフ ェリアセ(Leptosphaeriaceae) 16.コニオチリウム・オリバセウム.種のAcc番号の例CBS 304.68.分類:子嚢 菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目レプトスフェリアセ 17.コリオチリウム・ズンキ.分類:子嚢菌門小房子嚢菌綱クロイボタケ目レプ トスフェリアセ 18.チアロスポレラ・ファセオリナ.チアロスポレラ・ファセオリナ(Macropho mina 種)の菌株は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト 条約により、1997年1月28日にCentraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に 受託番号CBS 446.97として寄託された。分類:子嚢菌門盤菌綱リチスマタレス目 リチスマタセ(Rhytismataceae) 19.チアロスポレラ種.分類:子嚢菌門盤菌綱リチスマタレス目リチスマタセ 20.ガリエラ・セレビカ.日本で収集された標本から単離した。分 類:子嚢菌門盤菌綱ペチザレス目ザルコソマタセ(Sarcosomataceae) 21.シュードプレクタニア・ニグレラ.シュードプレクタニア・ニグレラの菌株 は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、19 97年1月28日にCentraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 444 .97として寄託された。分類:子嚢菌門盤菌綱ペチザレス目ザルコソマタセ 22.ピロネマ・ドメスチクム.ノルウェーからの標本から単離された。分類:子 嚢菌門盤菌綱ペチザレス目ピロネマタセ(Pyronemataceae) 23.オエドセファルム種.分類:子嚢菌門盤菌綱ペチザレス目アスコポラセ(As cobolaceae ) 24.ボトリチス・シネレア.ボトリチス・シネレアの菌株は、特許手続上の微生 物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月28日にCentra albureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 447.97として寄託され た。分類:子嚢菌門盤菌綱レチオチアレス目スクレロチニアセ 25.アポスファエリア種.分類:子嚢菌門盤菌綱レチオチアレス目スクレロチニ アセ 26.ペスタロチア(Pestalotia)種.ペスタロチア種の菌株は、特許手続上の微 生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月28日にCent raalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 445.97として寄託され た。分類:子嚢菌門核菌綱キシラリアレス目アムフィスファエリアセ 27.ペスタロチオプシス種.分類:子嚢菌門核菌綱キシラリアレス目アムフィス ファエリアセ 28.ポロニア・プンクタタ(Poronia punctata).スエーデンからの 標本から単離された。分類:子嚢菌門核菌綱キシラリアレス目キシラリアセ 29.キシラリア種.ジャマイカのモナで成長している、シュロであるザバル・ジ ャマイセンシス(Sabal jamaicensis)の葉から単離された。分類:子嚢菌門核菌 綱キシラリアレス目キシラリアセ 30.ノズリスポリウム種.分類:子嚢菌門核菌綱キシラリアレス目キシラリアセ 31.フザリウム・ソラニ.インドのメイズの穀粒の標本から単離された。分類: 子嚢菌門核菌綱ヒポクレアレス目ヒポクレアセ(Hypocreaceae) 32.バーチシリウム種.バーチシリウム種の菌株は、特許手続上の微生物の寄託 の国際的承認に関するブダペスト条約により、1996年1月2日にCentraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 830.95として寄託された。分類: 子嚢菌門核菌綱ヒポクレアレス目ヒポクレアセ 33.ボルテラ・ブキシ.菌株のAcc番号IMI 049467.分類:子嚢菌門核菌綱ヒポ クレアレス目ヒポクレアセ 34.ケタピオスポラ・ロドデンドリ.分類:子嚢菌門核菌綱キシラリアレス目キ シアリアセ種、ヒポネクトリアセ(Hyponectriaceae) 35.ルルボルシア・ウニセプタタ.ルルボルシア・ウニセプタタの菌株は、特許 手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月 28日にCentraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 442.97とし て寄託された。分類:子嚢菌門核菌綱ハロスファエリアレス目ハロスファエリア セ 36.コレトトリチャム・アキュラツム.分類:子嚢菌門核菌綱フィラコラレス(Phyllachorales )目フィラコラセ 37.コレトトリチャム・クラッシペス.分類:子嚢菌門核菌綱フィ ラコラレス目フィラコラセ 38.シトスポラ種.シトスポラ種の菌株は、特許手続上の微生物の寄託に関する 国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月23日にCentraalbureau v oor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 424.97として寄託された。分類:子 嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目バルサセ 39.シトスポラ種.シトスポラ種の菌株は、特許手続上の微生物の寄託に関する 国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月23日にCentraalbureau v oor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 425.97として寄託された。分類:子 嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目バルサセ 40.ジスキュラ種.分類:子嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目バルサセ 41.フォモプシス・イリシス.分類:子嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目バルサセ 42.フォモプシス・シルシ.分類:子嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目バルサセ 43.コリネウム・カスタネイコラ(castaneicola).分類:子嚢菌門核菌綱ジア ポルタレス目メランコニダセ(Melanconidaceae) 44.セイマトスポリウム・リヘニコラ.分類:子嚢菌門核菌綱ジアポルタレス目 メランコニダセ 45.アスペルギルス・タマリ.菌株のAcc番号の例:CBS 821.72.分類:子嚢菌 門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 46.ユーロチウム・ケバリエリ.菌株のAcc番号の例:CBS 472.91.分類:子嚢 菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 47.ペニシリウム・カプスラツム.菌株のAcc番号の例:CBS 273. 86.分類:子嚢菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 48.ペニシリウム・オルソニ.菌株のAcc番号の例:CBS 523.89.分類:子嚢菌 門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 49.ペニシリウム・ピノフィルム.菌株のAcc番号の例:CBS 440.89.分類:子 嚢菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 50.ペニシリウム・ロケホルチ.菌株のAcc番号の例:CBS 167.91.分類:子嚢 菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 51.ペニシリウム・イタリクム.菌株のAcc番号の例:IMI 078681.分類:子嚢 菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 52.ペニシリウム・カネセンス.菌株のAcc番号の例:CBS 579.70.エジプトの 塩鉱山(salt mine)から単離された。分類:子嚢菌門プレクトミケス綱ユーロチ アレス目トリココマタセ 53.ユーペニシリウム・ジャバニクム.菌株のAcc番号の例:CBS 448.74.分類 :子嚢菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 54.ペニシリウム・バールキュロスム.菌株のAcc番号の例:CBS 563.92.分類 :子嚢菌門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 55.タラロミケス・フラブス.菌株のAcc番号:ATCC 52201.分類:子嚢菌門プ レクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 56.ペトロミケス・アリアセウス.菌株のAcc番号:CBS 511.69.分類:子嚢菌 門プレクトミケス綱ユーロチアレス目トリココマタセ 57.トラメテス・ヒルスタ.デンマークで収集された標本から単離 された。分類:担子菌門帽菌綱コリオラレス目コリオラセ 58.スエヒロタケ種.スエヒロタケ種の菌株は、特許手続上の微生物の寄託の国 際的承認に関するブダペスト条約により、1997年1月28日に、Centraalbureau v oor Schimmelcultures(CBS)に受託番号CBS 443.97として寄託された。分類:担 子菌門帽菌綱シゾフィラレス目シゾフィラセ 59.コルチシウム・ロセウム.デンマークで収集された標本から単離された。分 類:担子菌門帽菌綱アレウロジスカレス(Aleurodiscales)コルチアセ(Cortia ceae ) 60.ツブリクリニス・スブラツス.デンマークで収集した標本から単離された。 分類:担子菌門帽菌綱キセナスマタレス目ツブリクリナセ(Tublicrinaceae) 61.ステレウム・ヒルスツム.デンマークで収集した標本から単離された。分類 :担子菌門帽菌綱ステレアレス目ストレアセ 62.アクロドンチウム・クラテリホルメ.分類:栄養胞子真菌 63.アウレオバシジウム・プルランス.分類:栄養胞子真菌 64.キルキノトリチャム種.分類:栄養胞子真菌 65.クリプトクライン種.分類:栄養胞子真菌 66.エリシオプシス種.分類:栄養胞子真菌 67.エピコクム・ニグルム.分類:栄養胞子真菌 68.グリオクラジウム種.分類:栄養胞子真菌 69.ヘリコロイジオン・イレグラレ.分類:栄養胞子真菌 70.ヘンデルソニア種.分類:栄養胞子真菌 71.マリアンネ種.分類:栄養胞子真菌 72.ミクロス・フェロプシス種.分類:栄養胞子真菌 73.ラムラリア種.分類:栄養胞子真菌 74.ザルコポジウム種.分類:栄養胞子真菌 75.スパジコイデス株.菌株のAcc番号IMI 203428.分類:栄養胞子真菌 76.スペイロプシス・ペダトスポラ.分類:栄養胞子真菌 77.スポロトリチャム・エキシレ.菌株のAcc番号:350.47.分類:栄養胞子真 菌 78.スチルベラ種.分類:栄養胞子真菌 79.トリコセシウム種.分類:栄養胞子真菌 80.トリマトストロマ・アビエテス.分類:栄養胞子真菌 81.ツバキア・ドリーナ.分類:栄養胞子真菌 82.ヴィースネリオミセス種.分類:栄養胞子真菌 83.チゴスポリウム・マソニ.分類:栄養胞子真菌 84.ビアラエ・インスキュルプタ(Vialaea insculpta).分類:未定 85.バシラス・アルカロフィルス.バシラス・アルカロフィルスの菌株は、特許 手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約により、1997年2月 12日にDeutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbHに、受 託番号DSM 11404として寄託された。XET の生産 本発明のXET酵素は、適切な炭素源と窒素源を含有する栄養培地(このような 培地は当業界で既知である)上での上記の微生物菌株の好気培養により生産し得 る。 代りに、本発明のXET酵素を、たとえば、上述の菌株の1つからの適当な遺伝 情報を含有する形質転換宿主生物体の好気培養により生産し得る。したがって、 本発明は、キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ酵素(XET)の生産方 法であって、 (a)XET酵素の生産を助成する条件下で、微生物のXETを発現す る形質転換宿主微生物を適切な栄養培地中で培養し、 (b)その後、前記栄養培地から前記XET酵素を回収することを含む、方法にも 関する。 前記形質転換体は、当業界で既知の方法により調製及び培養できる。XET をコードするDNA配列のクローン化 本発明のXET酵素をコードするDNA配列は、当業界で周知の種々の方法を用いて 、当該XETを生産するあらゆる微生物から単離することができる。 まず、研究すべきXETを生産する生物体からの染色体DNAまたはメッセンジャー RNAを用いて、ゲノムDNA及び/またはcDNAライブラリーを構築しなければならな い。次に、XETのアミノ酸配列が既知であるなら、相同の標識化オリゴヌクレオ チドのプローブを合成し、当該生物体から調製したゲノムライブラリーまたはcD NAからXETをコードするクローンを同定するのに用いることができる。代りに、 既知のXET遺伝子に相同な配列を含有する標識化オリゴヌクレオチドプローブを 、低ストリンジェントのハイブリダイズ及び洗浄条件を用いて、XETをコードす るクローンを同定するためのプローブとして用いることができる。 さらにXETをコードするクローンを同定するための他の方法は、発現ベクター 、たとえば、プラスミドへのゲノムDNAまたはcDNAの断片の挿入、得られるDNAラ イブラリーを用いるXET−陰性宿主生物体の形質転換、次いで形質転換細胞の寒 天皿上への塗布及び上記アッセイを用いることによるXETを発現するクローンを 同定させることを包含するだろう。 代りに、酵素をコードするDNA配列を、確立された標準的方法、たとえば、エ ス.エル.ボカージュ(S.L.Beaucage)及びエム.エ イチ.カルーサーズ(M.H.Caruthers)により、「Tetrahedron Letters」22(1981 )、第1859〜1869頁に記載されたホスホアミダイト法またはマッテス(Matteths )等により「The EMBO J.」3(1984)、第801〜805頁に記載された方法により 合成で製造することができる。ホスホアミダイト法では、オリゴヌクレオチドは 、たとえば、自動DNA合成機中で合成され、精製され、アニールされ、結合され 適当なベクター中にクローン化される。 最後に、DNA配列は、標準的な技術に従って(全DNA配列の種々な部分に相当す る適切な断片として)合成、ゲノムまたはcDNA起原の断片を結合することにより 調製された、混合ゲノム及び合成起原、混合合成及びcDNA起原または混合ゲノム 及びcDNA起原であってよい。DNA配列は、例えば、米国特許4,683,202号またはア ール.ケー.サイキ(R.K.Saiki)等の「Science」239(1988)第487〜491頁に記 載されたように、特異的プライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により 調製することもできる。XET の発現 本発明にしたがって、上記方法または当業界で既知任意の代替方法により生産 したXETをコードするDNA配列は、酵素の形で、典型的には、プロモーター、オペ レーター、リボソーム結合部位、翻訳開始シグナル及び、任意に、リプレッサー 遺伝子または種々の活性化因子遺伝子を包含する発現ベクターを用いて発現させ ることができる。 本発明のXET酵素をコードするDNA配列を担持する組換え発現ベクターは、好都 合に組換えDNA手順を受けさせることができる任意のベクターでよく、ベクター の選択は、しばしば、ベクターを取り込む宿主細胞に依存するだろう。したがっ て、ベクターは自己複製ベクター、すなわち、染色体外自主独立体として存在す るベクター でよく、その複製は、染色体の複製、たとえば、プラスミド、バクテリオファー ジまたは染色体外要素、ミニクロモソームまたは人工染色体には依存しない。代 りに、ベクターは、宿主細胞に取り込まれたときに、宿主細胞のゲノム中に組み 込まれ、ベクターが組み込まれた染色体といっしょに複製されるものであっても よい。 ベクターにおいて、DNA配列は適切なプロモーター配列と操作可能に結合しな ければならない。プロモーターは、選択した宿主細胞中で転写活性を示すあらゆ るDNA配列でよく、宿主細胞に対して同種または異種のいずれかのタンパク質を コードする遺伝子に由来してもよい。本発明のXETを、特に細菌の宿主中で、コ ードするDNA配列の転写を指令するために適切なプロモーターの例は、大腸菌のl acオペロン、ストレプトミセス・コエリカラー(coelicolor)のアガラーゼ遺伝 子dagAプロモーター、バシラス・リケニホルミス(licheniformis)のα−アミ ラーゼ遺伝子(amyL)のプロモーター、バシラス・ステアロテルモフィラス(st earothermophilus )のマルトゲン(maltogenic)アミラーゼ遺伝子(amyM)のプ ロモーター、バシラス・アミロリケファシエンス(Amyloliquefaciens)のα−ア ミラーゼ(amyQ)のプロモーター、バシラス・ズブチリスのxylA及びxylB遺伝子 等のプロモーターである。真菌における転写について、有用なプロモーターの例 は、A.オリザエのTAKAアミラーゼ、リゾムコル・ミエヘイ(Rhizomucor miehei )のアスパルチンプロテイナーゼ、A.ニガー(niger)の中性α−アミラーゼ、A .ニガーの酸安定性α−アミラーゼ、A.ニガーのグルコアミラーゼ、リゾムコ ル・ミエヘイのリパーゼ、A.オリザエのアルカリ性プロテアーゼ、A.オリザ エのトリオースホスフェート イソメラーゼまたはA.ニズランス(nidulans) のアセトアミダーゼをコードする遺伝子由来のものである。 本発明の発現ベクターは、適切な転写ターミネーター及び真核生物においては 、本発明のXET酵素をコードするDNA配列に操作可能に結合したポリアデニル化配 列も含んでもよい。終結及びアデニル化配列は適切にはプロモーターと同じ源か ら由来することができる。 ベクターはさらに、当該宿主細胞中でベクターの複製を可能とするDNA配列を 含んでもよい。上記配列の例はプラスミドpUC19,pACYC177,pUB110,pE194,pA MB1及びpIJ702の複製の開始点である。 ベクターは選択可能なマーカー、たとえば、その遺伝子産物が宿主細胞におけ る欠損を捕足する遺伝子、たとえば、B.ズブチリスもしくはB.リケニホルミ スからのdal遺伝子、または抗生物質耐性、たとえば、アンピシリン耐性、カナ マイシン耐性、クロラムフェニコール耐性またはテトラサイクリン耐性を与える 遺伝子も含むことができる。さらに、ベクターはアスペルギルス選択マーカー、 たとえば、ヒグロマイシン耐性を起こすマーカーであるamdS,argB,niaD及びsC を含むことができるか、または選択は、たとえば、WO 91/17243号に記載したよ うな共形質転換、によって達成することもできる。 細胞内発現が、いくつかの点で、たとえば、特定の細菌を宿主細胞として用い る時に、有利であるが、発現が細胞外であることが一般に好ましい。 XET酵素をコードし、プロモーター、ターミネーター及び他の要素をそれぞれ 含有する本発明のベクターを構築するのに適切な手順は当業者に周知である(た とえば、Sambrook等の「Molecular Cloning:A Laboratory Manual」第2版、Col d Spring Harbor、1989年参照)。 上に定義した本発明のDNA構築体または発現ベクターのいずれか を含む本発明の細胞は、本発明のXETの組換え生産における宿主細胞として有利 に用いられる。XETをコードする本発明のDNA構築体を、宿主の染色体にそのDNA 構築体(1以上のコピーで)を組み込むことにより好都合に形質転換することが できる。この組込みは一般に、DNA配列が細胞中により安定に維持されるようで あるので有利であると考えられている。宿主の染色体へのDNA構築体の組込みは 通常の方法、たとえば、同種または異種組換えにより実施し得る。代りに、異な った型の宿主細胞に関して、細胞を上記の発現ベクターで形質転換できる。 本発明の細胞は、高級生物体、たとえば、哺乳動物または昆虫の細胞でもよい が、好ましくは微生物の細胞、たとえば、細菌または真菌(酵母を含む)細胞で ある。 適切な細菌の例は、グラム陽性菌、たとえば、バシラス・ズブチリス、バシラ ス・リケニホルミス(licheniformis)、バシラス・レンツス(lentus)、バシラ ス・ブレビス、バシラス・ステアロテルモフィルス、バシラス・アルカロフィル ス、バシラス・アミロリケファシエンス、バシラス・コアグランス(coagulans) 、バシラス・サーキュランス(circulans)、バシラス・ラウツス(lautus)、バシ ラス・メガテリウム(megaterium)、バシラス・スリンギエンシス(thuringiens is )もしくはストレプトミセス・リビダンス(lividans)もしくはストレプトミ セス・ムリヌス(murinus)またはグラム陰性菌、たとえば、大腸菌である。細菌 の形質転換は、たとえば、プロトプラスト形質転換によるか、または自体公知な やり方でコンピテント細胞を用いて行なわれる。 酵母生物体は好ましくはサッカロミセスまたはシゾサッカロミセスの種から選 択され、たとえば、サッカロミセス・セレビシエである。糸状菌は有利には、ア スペルギルスの種に属し、たとえば、ア スペルギルス・オリザエまたはアスペルギルス・ニガーである。真菌細胞は、自 体公知方法で、プロトプラストの形成及びプロトプロストの形質転換、その後の 細胞壁の再生を包含する過程により形質転換される。アスペルギルス宿主細胞の 形質転換の適切な手順は欧州特許第238023号に記載されている。 さらに他の観点では、本発明は本発明のXET酵素を生産する方法に関し、その 方法は、上記の宿主細胞をXETの生産を助成する条件下に培養し、細胞及び/ま たは培地からXETを回収することを含む。 細胞を培養するのに用いられる培地は、当該宿主細胞を増殖させ、本発明のXE Tの発現を得るのに適切な任意の好都合な培地でよい。適切な培地は商業的な供 給者から得ることができるか、または、公表された処方(たとえば、American T ype Culture Collectionのカタログに記載されているような)に従って製造する ことができる。 宿主細胞から分泌されたXETは、遠心またはろ過により培地から細胞を分離し 、塩、たとえば、硫酸アンモニウムにより培地のタンパク質成分を沈澱させ、そ の後クロマトグラフィー手順、たとえば、イオン交換クロマトグラフィー、アフ ィニティクロマトグラフィー等を用いることを含む、周知の手順により培地から 好都合に回収することができる。工業用途 本発明に従って、XET酵素の処理後、セルロース材料は強度特性及び/または 形状維持特性及び/または耐しわより性が改善される。XET酵素は、キシログル カン分子を再配置及び結合する能力を有し、キシログルカン分子はセルロース繊 維に水素結合し、それにより上述の特性が達成される。 XET酵素の効果を促進するために、ある場合には、セルロース材料にキシログ ルカンを加え、それにより、酵素がもっとセルロース材料と結合できるようにす ることが有利かもしれない。 XET酵素を用いるセルロース材料の処理は水中で行うことができるか、または 特定の成分、たとえば、緩衝液及び/または湿潤剤及び/または安定剤及び/ま たはポリマー及び/または水の活性を低下させる有機成分、たとえば、DMSOの存 在で水中で行うことができる。 緩衝液は適切には、リン酸塩、ホウ酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩 、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、炭酸塩 (特にアルカリ金属もしくはアルカリ土金属、特に炭酸ナトリウムもしくはカリ ウムまたはアンモニウム及びHCl塩)、ジアミン、特にジアミノエタン、イミダ ゾール、Trisまたはアミノ酸緩衝液である。 湿潤剤はセルロース材料の湿潤性を改善するのに役立つ。湿潤剤は好ましくは 非イオン界面活性剤型である。 安定剤はXET酵素を安定化する薬剤である。 本発明によると、水性培地中のXETの濃度は、1gのセルロース材料当り0. 01〜1000μgの酵素タンパク質、好ましくは1gのセルロース材料当り0.05〜10 0μgの酵素タンパク質でよい。 一般に(セルロース材料とXET酵素を含有する)反応培地を少なくとも数分間 インキュベートすることが適当であろう。1分〜20時間のインキュベート時間が 一般的に適切であり、特に30分〜10時間のインキュベート時間が、しばしば、好 ましいだろう。 本発明の過程における反応培地の温度は、当該XET酵素に適当なように、10〜9 0℃の範囲、特に15〜70℃の範囲が適切である。 本発明をさらに、次の非−限定例で説明する。 例 1陽性XET菌株のスクリーニング 培地 PD寒天 :39gのジャガイモデキストロース寒天、DIFCO 0013、1000mlまで脱イ オン水を加え、121℃で15〜20分でオートクレーブ処理。 YPG寒天 :4gの酵母抽出物(DIFCO 0127)、1gのKH2PO4(Merck 4873)、0. 5gのMgSO4・7H2O(Merck 5886)、15gのデキストロース(Roquette 101-0441) 、20gの寒天(Merck 1614)、脱イオン水1000mlまで、121℃15〜20分のオート クレーブ処理。 MEA :20gの麦芽抽出物粉末(Difco 0186)、1gのグルコース(Roquette France 1010441)、20gの寒天(Merck 1614)、脱イオン水1000mlまで、121℃で 15分のオートクレーブ処理。 培地A フラスコ当り:30gの小麦のぬか、45mlの次の溶液:10gのロフェク (rofec)(Roquette 101-0441)、10gのNH4NO3(Merck 1187)、10gのKH2PO4(Merc k 4873)、40gのSolcafloc(ベルギー国Gent 9000のDicalite-Europe-Nordから 得られるDicacel)、0.75gのMgSO4・7H2O(Merck 5886)、15gのCaCO3、水道水 で1000mlに、pH6.5に調整。121℃で40分間オートクレーブ処理。 培地B 20gの大豆ひき割り粉、5gのマルトデックス01(Roquette 101-7845 )、15gの小麦のふすま、3gのペプトン (Difco 0118)、10gのセルロースアビセル(avicel)(Merck 2331)、0.2mlのプ ルローニック(PE-6100,101-3068)、1gのオリーブ油、1000mlまでの脱イオン 水。2枚のじゃま板つき500mlエルレンマイヤーフラスコ中で100ml。121℃で40 分間オートクレーブ処理。 培地C 100gのスクロース、40gの大豆ひき割り粉、10gのNa2HPO4・12H2 O(Merck 6579)、0.1mlのプルローニック(PE 6100)、水道水1000mlまで。100mlの 培地を有する2枚のじゃま板つきエルレンマイヤーフラスコの中0.5gのCaCO3。 121℃で40分間のオートクレーブ処理。使用する直前に、100mlの培地当り10mlの 1MのNaHCO3、pH9を加える。発酵手順 ペトリ皿(9cm)中の寒天またはPDA,YPGもしくはMEA(培地のリスト参照)を 有するスラント上に、真菌の株を維持した。1つの寒天スラントを10mlの滅菌水 で洗い流し、3mlを1つの振とうフラスコに接種するのに用いた。 次の増殖条件下で、振とうフラスコ中で真菌の株を増殖させた。 培地:A及びB(培地のリスト参照) 温度:26℃ RPM:A:静置 B:125〜200 インキュベート時間:A:6〜30日 B:2〜21日 細菌の単離物を次のものからなるTY寒天pH9を有するる寒天斜面上に維持した 。 20gのトリプトン、5gの酵母抽出物、0.7mlのFeCl2・4H2Oの 1%溶液、0.1mlのMnCl2・4H2Oの1%溶液、1.5mlのMgSO4・7H2Oの1%溶液、20 gの寒天及び1000mlまでの脱イオン水。121℃で20分間のオートクレーブ処理。 プレートに注ぐ前に、10mlの1MのNaHCO3pH9を100mlの寒天に加える。 スラントを30℃で4日間インキュベートした。1つのスラントを10mlの滅菌水 で洗い流し、各フラスコに接種するのに3mlを用いた。 細菌を培地Cを含有する振とうフラスコ中で、30℃で4日間、300rpmで増殖さ せた。 活性試験 B及びCで生産した培養ブイヨンを10,000rpmで10分間遠心した。上清をXET活 性について試験した。 200mlの水道水を、小麦のふすま及び完全に増殖した培養を有する各フラスコ に加え、200rpmで2時間振とうした。培養ブイヨンを次に遠心し、上清をXETに ついて試験した。 XET分析 上記の「ドット−ブロット」アッセイを用いて、標本を分析した。 結果 上記方法を用いて、1つのバシラス種及び数個の異なった分類学上の群に属す る真菌が陽性であることが分かった。結果を下表に示す。 バシラス・アルカロフィルスは培地C pH9(培地のリスト参照)で30℃、30 0rpmで4日間増殖した時に陽性であった。 +=陽性、−=陰性。 例 2 ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイのXETの精製と特徴づけ 15のPDA寒天斜面にジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ(CBS 164.61)を接 種し、26℃で7日間インキュベートした。それらを0.1%のTween 80を有する約2 50mlの滅菌蒸留水で洗い流し、培地B(2〜3ml/フラスコ)を含有する80個の 振とうフラスコに接種するのに用いた。フラスコを200rpm、26℃で5日間振とう した。その時間の後、培養ブイヨンを4000rpmで15分間遠心した。 キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET)を含有する上清を次の 方法を用いて精製した。 ろ過助剤を培養ブイヨンに加え、ろ布を通してろ過した。この溶液をさらにザ イツ深さろ過プレートを通してろ過し、透明な溶液を得た。ろ液のpHをpH8.0に 調整し、ろ液を脱イオン水で希釈して、20mM Tris/HCl、pH8.0と同じ導電率と した。 XET酵素を20mM Tris/HCl、pH8.0中で平衡化したQ−セファロースFFカラム に適用し、酵素を増加する直線NaClグラジエント(0→0.5M)で溶出した。XET 活性は1つのピークとして溶出した。プールしたXETをセファデックスG25カラ ム上の20mM Tris/HCl、pH8.0に移動し、20mM Tris/HCl、pH8.0中で平衡化した Q−セファロースFFカラム上で再クロマトグラフした。カラムを増加する直線Na Clグラジエント(0→0.2M)を用いて溶出した。XET を含有する分画をプールし、(NH4)2SO4を加えて、1.4Mの最終濃度にした。フェ ニル トヨパール(Phenyl Toyopearl)650Sカラムを1.4Mの(NH4)2SO4、10mMコ ハク酸、pH7.0中で平衡化し、このカラムにXET酵素を適用し、減少する直線(NH4 )2SO4グラジエント(1.4→0M)で溶出した。XETを含有する分画をプールし、10k Daカット−オフ再生セルロース膜を用いて限外ろ過セルで濃縮した。濃縮された 酵素を100mM H3BO3、10mMジメチルグルタル酸、2mM CaCl2、pH7.0中で平衡化し たスーパーデックス(Superdex)200サイズ排除カラムに適用した。スーパーデッ クス200カラムから溶出した分画をSDS-PAGEにより分析し、純粋なXET分画をプー ルした。 ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイXETはMr=24kDaのバンドとしてSDS-PAG E上を移動する。24kDa成分のN−末端アミノ酸配列決定をSDS-PAGE及びPVDF膜上 の電気ブロットの後で行なった。次のN−末端アミノ酸配列(配列番号1)が、 推測できるだろう。 本発明は配列番号1に示されたアミノ酸配列を含む微生物のXET酵素または配 列番号1のアミノ酸配列に少なくとも80%相同、好ましくは配列番号1と少なく とも85%相同、より好ましくは配列番号1と少なくとも90%相同、さらにより好 ましくは配列番号1と少なくとも95%相同、特に配列番号1と少なくとも98%相 同であるXETにも関する。 既知のアルゴリズム、たとえば、リプマン及びパーソンにより「Science」227 (1985)第1435頁に記載されたもので実施され、それぞれのアミノ酸配列の比較 がX%の同一性を示すなら、ポリペプチドは親のXETにX%相同であると考えら れる。 さらに、ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイXETの質量分析は23006Daの値を 示した。 例 3 チアロスポレラ・ファセオリナ(Tiarosporella phaseolina)XETの精製と特徴 づけ 15のPDA寒天斜面にチアロスポレラ・ファセオリナ(CBS 446.97)を接種し、2 6℃で7日間インキュベートした。それらを0.1%のTween 80を有する約250mlの 滅菌蒸留水で洗い流し、培地B(2〜3ml/フラスコ)を含有する80個の振とう フラスコに接種するのに用いた。フラスコを200rpm、26℃で7日間振とうした。 その時間の後、培養ブイヨンを4000rpmで15分間遠心した。 キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET)を含有する上清を次の 方法を用いて精製した。 ろ過助剤を培養ブイヨンに加え、ろ布を通してろ過した。この溶液をさらにザ イツ深さろ過プレートを通してろ過し、透明な溶液を得た。ろ液を3kDaカット −オフポリエーテルスルホン膜での限外ろ過により濃縮し、次いで蒸留水でダイ アルフィルトレートして、導電率を低下させた。濃縮された酵素のpHを5.0に調 整した。濃縮された酵素の導電率は1.7mS/cmであった。 XET酵素を20mM CH3COOH/NaOH、pH5.0中で平衡化したQ−セファロースFFカラ ムに適用し、酵素を増加する直線NaClグラジエント(0→0.5M)で溶出した。X ET活性は1つのピークとして溶出した。プールしたXETを透析により20mM CH3COO H/NaOH、pH4.0に移した。透析した酵素を20mM CH3COOH/NaOH、pH4.0中で平衡 化したSOURCE 30Sカラムに適用した。カラムの洗浄後、XET活性を増加する直線N aClグラジエント(0→0.5M)を用いて溶出した。XET活性を有する分画をプー ルし、20mM Tris/HCl、pH8.0に対して透 析した。透析された酵素を20mM Tris/HCl、pH8.0中で平衡化したSOURCE 30Qカ ラムに適用した。カラムの洗浄後、XET活性を増加する直線NaClグラジエント( 0→0.5M)で溶出した。XET活性を有する分画をプールし、10kDaカット−オフ 再生セルロース膜を用いて限外ろ過セルで濃縮した。濃縮された酵素を100mM H3 BO3、10mMジメチルグルタル酸、2mM CaCl3、pH7.0中で平衡化したスーパーデッ クス200サイズ排除カラムに適用した。スーパーデックス200カラムから溶出され た分画をSDS-PAGEにより分析し、純粋なXET分画をプールした。 チアロスポレラ・ファセオリナXETはMr=24kDaのバンドとしてSDS-PAGE上を 移動する。24kDa成分のN−末端アミノ酸配列決定をSDS-PAGE及びPVDF膜上の電 気ブロットの後で行なった。次のN−末端アミノ酸配列(配列番号2)が、推測 できるだろう。 本発明は配列番号2に示されたアミノ酸配列を含む微生物のXET酵素または配 列番号2のアミノ酸配列に少なくとも80%相同、好ましくは配列番号2と少なく とも85%相同、より好ましくは配列番号2と少なくとも90%相同、さらにより好 ましくは配列番号2と少なくとも95%相同、特に配列番号2と少なくとも98%相 同であるXETにも関する。 既知のアルゴリズム、たとえば、リプマン及びパーソンにより「Science」227 (1985)第1435頁に記載されたもので実施され、それぞれのアミノ酸配列の比較 がX%の同一性を示すなら、ポリペプチドは親のXETにX%相同であると考えら れる。 例 4 シュードプレクタニア・ニグレラXETの精製と特徴づけ 15のPDA寒天斜面にシュードプレクタニア・ニグレラ(CBS 444.97)を接種し 、26℃で7日間インキュベートした。それらを0.1%のTween 80を有する約250ml の滅菌蒸留水で洗い流し、培地B(2〜3ml/フラスコ)を含有する80個の振と うフラスコに接種するのに用いた。フラスコを200rpm、26℃で7日間振とうした 。その時間の後、培養ブイヨンを4000rpmで15分間遠心した。 キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ(XET)を含有する上清を次の 方法を用いて精製した。 ろ過助剤を培養ブイヨンに加え、ろ布を通してろ過した。この溶液をさらにザ イツ深さろ過プレートを通してろ過し、透明な溶液を得た。ろ液のpHをpH5.0に 調整し、ろ液を脱イオン水で希釈して、20mM CH3COOH/NaOH、pH5.0と同じ導電 率とした。 XET酵素を20mM CH3COOH/NaOH、pH5中で平衡化したS−セファロースFFカラ ムに適用し、酵素を増加する直線NaClグラジエント(0→0.25M)で溶出した。 XET活性は一つのピークとして溶出した。プールしたXETをセファデックスG25カ ラム上に20mM Hepes/NaOH、pH7.0に移し、20mM Hepes/NaOH、pH7.0中で平衡化 したQ−セファロースFFカラム上に適用した。カラムを増加する直線NaClグラジ エント(0→0.5M)で溶出した。XET含有分画をプールし、透析により20mM CH3 COOH/NaOH、pH5.0に移した。SOURCE 15Sカラムを20mM CH3COOH/NaOH、pH5.0で 平衡化し、透析した酵素を適用した。カラム洗浄後、XET活性を増加する直線NaC lグラジエント(0→0.2M)で溶出した。XET活性を有する分画をプールし、10k Daカット−オフ再生セルロース膜を用いて限外ろ過セルで濃縮した。濃縮された 酵素を20mM CH3COOH、100mM NaCl、pH5.0中で平衡化したスーパーデックス200サ イズ排除カラムに適用した。スーパーデックス200カラムから溶出された分画をS DS-PAGEにより分析し、 純粋なXET分画をプールした。 シュードプレクタニア・ニグレラXETはMr=58kDaのバンドとしてSDS-PAGE上 を移動する。SDS-PAGE及びPVDF膜上の電気ブロットの後に、58kDaの成分はブロ ックされたN−末端を有していることが分かった。 シュードプレクタニア・ニグレラXETの高度に精製された調製物を還元及びア ルキル化した。次に、酵素の標本をLys-Cで分解した。ペプチドをTFA/ANを用い て、SMARTシステムにおいて、長いVydac C18上のRP-HPLCにより単離し、TFA/イ ソプロパノール中で再精製した。選択されたペプチドをエドマン分解により分析 した。 表1において、8ペプチドから得られた配列を示す。2つのペプチドはグルカ ナーゼ様酵素及びキシラナーゼ様酵素と相同であることが分かったが、大部分は 、既知の配列と全く相同性がないかまたは無関係な相同性を示しただけであった 。 表1.P.ニグレラXETからのLys-Cペプチドの配列例 5 ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ、チアロスポレラ・ファセオリナ及びシ ュードプレクタニアニグレラXET及びキシログルカナーゼのpHプロフィール ジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ、チアロスポレラ・ファセオリナ及びシ ュードプレクタニアニグレラのキシログルカン エンドトランスグルカナーゼを それらのpHプロフィールについてチェックした。純粋な酵素を緩衝液中でpH3.0 〜11.0の範囲に希釈して、最終希釈におけるタンパク質濃度が同じ、すなわちA280 =0.004とした。次いで標本をXET−ドット−ブロットアッセイ(前に記載 した)を用いてXETについて分析した。蛍光点を視覚で判断し、0〜10に等級を つけた。したがって、図1に用いた単位は独断的な単位である。 図1から、XETはpH3〜pH11、特にpH4〜pH9の間で活性であることが分かる 。 XET活性を有するすべての単離物をキシログルカナーゼ活性についても試験し た。2つの酵素の間の割合は単離体から単離体に変化する。酵素をXET pHプロフ ィール活性のためのと同じ緩衝液で最終タンパク質濃度が同じとなるまで希釈し 、キシログルカナーゼ活性を分析した。AZCLキシログルカンを用いた。用いられ たキシログルカナーゼ方法は次のとおりである。 基質:脱ミネラル水中に懸濁した0.4% AZCL−キシログルカン 緩衝液:100mM H3BO3、10mMジメチルグルタル酸、2mM CaCl2、pH7 分析: −エッペンドルフ熱混合機(thermomixer)に40℃でスイッチを入れる。 −500μlの0.4% AZCL−キシログルカンと500μlの緩衝液を混合し、氷の 上に置く。 −20μlの酵素を加え、適切な色に達するまで、エッペンドルフ熱混合機中で インキュベートする。 −標本を0℃で遠心すると同時に、さらなる反応を防止するため標本を氷浴に 戻す。 −200μlの標本をミクロタイタープレートに移し、青色を650nmで測定する。 結果を図2に示す。 例 6 チアロスポレラ・ファセオリナCBS番号446.97からのキシログルカン エンド トランスグリコシラーゼ酵素(XET)のクローン化及び発現寄託された生物体: チアロスポレラ・ファセオリナCBS番号446.97他の菌株: 酵母菌株:用いられたサッカロミセス・セレビシエはW3124〔van den Hazel, H.B;Kielland-Brandt,M.C.,;Winther,J.R「J.Biochem.」207,p.277〜283,1 992(MATa;ura 3-52;leu 2-3,112;his 3-D200;pep 4-1137;prcl::HIS3;prb1::LE U2;cir+)〕であった。 大腸菌株:DH10B(Life Technologies)プラスミド: アスペルギルス発現ベクターpHD414はプラスミドp775の誘導体である(欧州特 許第238 023号に記載されている)。pHD414の構築はさらにWO 93/11249号に記 載されている。 pYES 2.0(Invitrogen)培地: YPD: 10gの酵母抽出物、20gのペプトン、H2Oで900ml。オートクレーブ処理。100m lの20%グルコース(滅菌ろ過された)を加える。 YPM: 10gの酵母抽出物、20gのペプトン、H2Oで900ml。オートクレーブ処理。100m lの20%マルトデキストリン(滅菌ろ過された)を加える。 10×基本塩: 75gの酵母窒素塩基、113gのコハク酸、68gのNaOH,H2Oを加 えて1000mlにして、滅菌ろ過する。 SC-URA: 100mlの10×基本塩、28mlのビタミンを含まない、20%のカザミノ酸、10mlの 1%トリプトファン、H2Oを加えて、900mlにする。オートクレーブ処理。3.6ml の5%トレオニン及び100mlの20%グルコースまたは20%ガラクトースを加える 。 SC−寒天: SC-URR、20g/l寒天を加える。 AZCLキシログルカン(Megazyme、オーストラリア)酵母における発現クローン化 酵母における発現クローン化をエイチ.ダルボージェ等により記載されたよう に(H.Dalboege等「Mol.Gen.Genet」(1994)243:253-260;WO 93/11249;WO 94/1 4953、これらを本明細書に参考として組み入れる)行った。総RNAの抽出のすべ ての個々の工程、cDNA合成、ムング豆(Mung bean)ヌクレアーゼ処理、T4 DNAポ リメラーゼを有するブラント末端化及びライブラリーの構築は上記参考文献に従 って行なった。mRNA 単離のためのチアロスポレラ・ファセオリナCBS番号446.97の発酵手順: 増殖した菌糸体を有するプレートから、チアロスポレラ・ファセオリナCBS番 号446.97を100mlの培地B(培地参照)を含有する振とうフラスコに接種した。 培養を26℃及び200rpmで7日間インキュベートした。得られた培養ブイヨンをミ ラクロス(miracloth)でろ過し、菌糸体を液体窒素中に凍結して落下させた。 (H.Daboege等「Mol.Gen.Genet」(1994)243:253-260;WO 93/11249;WO 94/149 53)に記載されているように、この培養からの菌糸体からmRNAを単離した。総RNAの抽出をチオシアン酸グアニジン、その後の5.7M CsClクッションを通 す限外ろ過で行ない、ポリ(A)+RNAの単離をWO 94/14953号に記載された手順を 用いて、オリゴ(dT)−セルロースアフィニティークロマトグラフィーで行なっ た。cDNA 合成: RNアーゼH方法〔Gubler及びHoffman(1983)「Gene」25:263-269,Sambrook等( 1989)「Molecular cloning:A laboratory manual」Cold Spring Harbor lab.C old Spring Harbor,NY〕により、二本鎖cDNAを5gのポリ(A)+RNAから合成した 。ポリ(A)+RNA(5μgのDEPC処理水中に5μg)を予備シリコン表面処理されたR Nアーゼのないエッペンドルフ管中で70℃で8分間加熱し、氷上で失活させ、最 終容積の50μlで、1mMのdATP,dGTP及びdTTP並びに0.5mMの5−メチル−dCTP( Pharmacia)、40単位のヒト胎盤リボヌクレアーゼ インヒビター(RNasin,Prome ga)、1.45μgのオリゴ(dT)18-Not Iプライマー(Pharmacia)並びに1000単位のS uper ScriptII RNアーゼH逆転写酵素(Bethesda Research Laboratories)を含有 する、逆転写酵素緩衝液(50mM Tris-Cl、pH8.3、75mM KCl、3mM MgCl2、10mM DTT、Bethesda Research Laboratories)と組み合せた。第1の鎖cDNAをその反 応混合物を45℃で1時間インキュベートすることにより合成した。合成後、mRNA :cDNAハイブリッド混合物を、MicroSpin S-400 HR(Pharmacia)回転カラムを通 して、製造者の使用説明書に従って、ゲルろ過した。 ゲルろ過後、200μlの各dNTP、60単位の大腸菌DNAポリメーラーゼI(Pharmac ia)、5.25単位のRNアーゼH(Promega)及び15単位の大腸菌DNAリガーゼ(Boehringe r Mannheim)を含有する250μlの第2鎖緩衝液(20mM Tris-Cl、pH7.4、90mM KC l、4.6mM MgCl2、10mM(NH4)2SO4、0.16mM bNAD+)中で前記ハイブリッドを希釈 し た。第2鎖cDNA合成を反応管を16℃で2時間、さらに25℃で15分、インキュベー トすることにより行った。反応を最終濃度20mMまでEDTAを添加することにより停 止し、フェノール抽出及びクロロホルム抽出した。Mung 豆ヌクレアーゼ処理: 2本鎖cDNAを2体積の96% EtOH、0.2体積の10M NH4Acの添加により−20℃で1 2時間沈澱させ、遠心により回収し、70% EtOHで洗浄し、乾燥させ、25単位のMu ng豆ヌクレアーゼ(Pharmacia)を含有する30μlのMung豆ヌクレアーゼ緩衝液(30 mM NaAc、pH4.6、300mM NaCl、1mM ZnSO4、0.35mM DTT、2%グリセロール)中 に再懸濁した。1本鎖ヘアピンDNAを反応混合物を30℃で30分間インキュベート することにより、クリップ留めし、その後、70μlの10mM Tris-Cl、pH7.5、1m M EDTAを加え、フェノール抽出し、2体積の96% EtOH及び0.1体積の3M NaAc 、pH5.2で、氷上で30分間沈澱させた。T4 DNA ポリメラーゼを用いるブラント末端化 2本鎖のcDNAを遠心により回収し、0.5mMの各dNTP及び5単位のT4 DNAポリメ ラーゼ(New England Biolabs)を含有する30mlのT4 DNAポリメラーゼ緩衝液(20m M Tris-酢酸塩、pH7.9、10mM MgAc、50mM KAc、1mM DTT)中で、反応混合物を1 6℃で1時間インキュベートすることによりブラント末端化した。EDTAを20mMの 最終濃度まで加えることにより反応を停止させ、その後、フェノール抽出及びク ロロホルム抽出し、2体積の96% EtOHと0.1体積の3M NaAc、pH5.2を加えるこ とにより、−20℃で12時間沈澱させた。アダプター連結反応、Not I消化及びサイズ選択: フィルイン反応後、cDNAを遠心で回収し、70%のEtOHで洗浄し、乾燥させた。 cDNAのペレットを、2.5μgの非一回文式のBst XIア ダプター(Invitrogen)及び30単位のT4リガーゼ(Promega)を含有する、25μ lの連結反応緩衝液(30mM Tris-Cl、pH7.8、10mM MgCl2、10mM DTT、0.5mMATP) 中に再懸濁させ、16℃で12時間インキュベートした。65℃で20分間加熱し、次い で、氷上で5分間冷却させることにより反応を停止させた。接着したcDNAを、20 μlの水、5μ1の10×Not I制限酵素緩衝液(New England Biolabs)及び50単 位のNot I(New England Biolabs)の添加により、Not I制限酵素で消化し、 その後、37℃で2.5時間インキュベートした。反応を65℃で10分間加熱すること により停止した。cDNAを1×TBE中で、0.8% SeaPlaque GTG低融点アガロースゲ ル上のゲル電気泳動によりサイズ分画し、連結していないアダプター及び小さい cDNAを分離した。cDNAを0.7kbでのカットオフでサイズ選択し、製造者の使用説 明書に従って、b-Agarase(New England Biolabs)を用いることによりゲルから 救出し、2体積の96% EtOHと0.1体積の3M NaAc、pH5.2を加えることにより− 20℃で12時間沈澱させた。ライブラリーの構築: 方向性のサイズ選択されたcDNAを遠心により回収し、70% EtOHで洗浄し、乾 燥させ、30μlの10mM Tris-Cl、pH7.5、1mM EDTA中に再懸濁した。cDNAを製造 者の使用説明書に従って、MicroSpinS-300 HR(Pharmacia)回転カラムを通すゲル ろ過により脱塩した。5μlの2本鎖cDNA(反応管 #1及び#2)、15単位の T4リガーゼ(Promega)及び30ng(管 #1)、40ng(管 #2)及び40ng(管 #3、ベクターバックグラウンド対照)のBst XI−Not I切断pYES2.0ベクタ ーを含有する、10μlの連結反応緩衝液(30mM Tris-Cl、pH7.8、10mM MgCl2、1 0mM DTT、0.5mMATP)中で、3つの試験連結反応を実施した。連結反応を16℃で1 2時間インキュベートし、70℃で20分間加熱し、各管に10μlの水を加えること により 行った。1μlの各連結反応混合物を、(Sambrook等(1989)「Molecular Cloni ng:A laboratory manual」Cold Spring Harbor lob.,Cold Spring Harbor,NY) に記載されているように、40μlのエレクトロコンピテント大腸菌DH10B細胞に エレクトロポレートした。最適条件を用いて、プールからなる大腸菌にライブラ リーを確立した。各プールは、形質転換された大腸菌をLB+アンピシリン寒天プ レート上に分散させ、37℃での24時間のインキュベーション後に15.000〜30.000 コロニー/プレートを与えることにより作った。プレートに20mlのLB+アンピシ リンを加え、細胞をこの中に懸濁させた。細胞懸濁液を50ml管中で37℃で1時間 振とうしたQIAGENプラスミドキットを用いて、製造者の使用説明書に従って細胞 からプラスミドDNAを単離し、−20℃で貯蔵した。個々のプールからの精製プラ スミドDNA(100ng/ml)の1μのアリコートをエレクトロポレーション(Becker 及びGuarante(1991)「Methods Enzymol.」194:182-187)によりS.セレビシエW 3124に形質転換し、形質転換体を2%のグルコースを含有するSC寒天上に塗布し 、30℃でインキュベートした。陽性コロニーの同定: キシログルカナーゼ陽性コロニーを見つけることにより、コロニーを間接的に XETについてスクリーンした。 3〜5日の増殖後、寒天プレートを、0.1%のAZCLキシログルカンを含有するS C-URA寒天(20%のガラクトース添加)プレートのセット上に、レプリカ塗布し た。これらのプレートを30℃で3〜7日間インキュベートした。キシログルカナ ーゼ陽性コロニーは、青光輪で囲まれたコロニーとして同定した。 酵素陽性コロニーからの細胞を単一のコロニー分離のために寒天上に分散させ 、酵素生産単一コロニーを同定されたキシログルカナ ーゼ生産コロニーの各々について選択した。 すべてのキシログルカナーゼ陽性コロニーをXETについて試験し、陽性である ことが分かった。アスペルギルス中で発現するcDNA遺伝子の単離 XET生産酵母コロニーを50mlガラス試験管中の20mlのYPDブイヨンに接種した。 試験管を30℃で2日間振とうした。3000rpmで10分間の遠心により細胞を収集し た。 WO 94/14953号に従ってDNAを単離し、50mlの水に溶解した。DNAを標準的手順 により大腸菌に形質転換した。標準的手順を用いて、大腸菌からプラスミドDNA を単離し、制限酵素分析により分析した。cDNA挿入断片を制限酵素BamH I及びX ba Iを用いて切除し、アスペルギルス発現ベクターpHD414に連結反応させ、プ ラスミドpA2XG80を得た。 Qiagen精製プラスミドDNAのpA2XG80のcDNA挿入物(Qiagen,USA)を、製造者の 使用説明書に従って、Applied Biosystems ABI PRISM(商標)377 DNAシークエン サーを用いて、Taqデオキシ末端循環配列決定キット(Perkin Elmer,USA)及び合 成オリゴヌクレオチドプライマーで配列決定した。アスペルギルス・オリザエまたはアスペルギルス・ニガーの形質転換 WO 95/02043号の第16頁第21行〜第17頁第12行(参照により本明細書に組み入 れる)に記載されたようにして、プロトプラストを調製する。 100μlのプロトプラスト懸濁液を10μlのSTC(1.2Mソルビトール、10mM Tr is-HCl、pH=7.5、10mM CaCl2)中の5〜25μgの適当なDNAと混合する。プロト プラストとp3SR2(プラスミドを担持するA.ニズランスamdS遺伝子)(Tove Chris tensen等「Bio/Te chnology」pp.1419-1422,Vol.6、1988年12月)と混合する。混合物を室温で25分 間放置する。0.2mlの60% PEG4000(BDH 29576)、10mM CaCl2及び10mM Tris-HCl 、pH7.5を加え、注意深く混合し(2回)、最後に0.85mlの同じ溶液を加え、注 意深く混合する。混合物を室温に25分間放置し、2500gで15分間回転させ、そし て、ペレットを2mlの1.2Mソルビトールに再懸濁する。もう1回の沈降後、プ ロトプラストをバックグラウンド増殖を阻害するために、1.0M スクロース、p H7.0、窒素源としての10mMアセトアミド及び20mM CsClを含有する最少プレート 〔Cove「Biochem.Biophys.Acta」113(1966)51-56〕上に分散させる。37℃での 4〜7日間のインキュベートの後、胞子を取り、単一のコロニーのために分散さ せる。この手順を繰り返し、2回目の再単離の後、単一のコロニーの胞子を限定 された形質転換体として貯蔵する。A.オリザエ形質転換体の試験 各々のA.オリザエ形質転換体を10mlのYPM(下記参照)に接種し、増殖させる 。30℃での2〜5日間のインキュベート後、上清を除去する。 先に記載したXETドット−ブロットアッセイを用いることによりXET活性を同定 する。 次の配列(配列番号3)が、クローン化に用いたBamH I及びNot I認識部位 を包含するXG80のpYES 2.0におけるcDNA挿入断片(チアロスポレラ・ファセオリ ナからのXET)である。 次の配列(配列番号4)はXG80のコード領域のアミノ酸配列である。 本発明は配列番号4に示されたアミノ酸配列を含む微生物のXET酵素または配 列番号4のアミノ酸配列と少なくとも80%相同、好ましくは配列番号4と少なく とも85%相同、より好ましくは配列番号4と少なくとも90%相同、更により好ま しくは配列番号4と少なくとも95%相同、特に配列番号4と少なくとも98%相同 であるXETにも関する。 既知のアルゴリズム、たとえば、リップマン及びピアソンにより「Science」2 27 (1985)第1985頁に記載されたもの、で実施され、それぞれのアミノ酸配列の 比較がX%の同一性を表わすなら、ポリペプチドは親XETにX%相同であると考 えられる。 クローンCl.XG80を1998年2月24日に受託番号DSM 12032として寄託した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C12S 3/04 (C12N 1/19 (C12N 1/19 C12R 1:69) C12R 1:69) 1:645) (C12N 15/09 ZNA C12N 15/00 ZNAA C12R 1:645) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ酵素(XET)の生産方法で あって、 (a)適切な栄養培地中で前記XET酵素の生産を助成する条件下に微生物のXETを 発現する微生物を培養し、 (b)その後、前記栄養培地から前記XET酵素を回収することを含む方法。 2.微生物が真菌または細菌である請求項1に記載の方法。 3.前記真菌が、担子菌門、子嚢菌門、接合菌門または栄養胞子真菌である請 求項2に記載の方法。 4.前記真菌がコリオラレス、シゾフィラレス、ステレアレスまたはキセナス マタレス目の担子菌株である請求項3に記載の方法。 5.前記真菌がコリオラセ、コルチシアセ、シゾフィラセ、ステレアセ及びツ ブリクリナセの科からなる群に属する菌株から選択された担子菌である請求項4 に記載の方法。 6.前記真菌が、トラメテス、コルチシウム、スエヒロタケ、ステレウム及び ツブリクリニスの属からなる群に属する菌株から選択された担子菌である請求項 4に記載の方法。 7.前記真菌が、トラメテス・ヒルスタ、コルチシウム・ロセウム、シゾフィ ルム種、ステレウム・ヒルスツム及びツブリクリニス・スブラツスの種からなる 群に属する菌株から選択された担子菌である請求項6に記載の方法。 8.前記真菌がシゾフィルム種、寄託番号CBS 443.97である請求項7に記載の 方法。 9.前記子嚢菌類が、小房子嚢菌類、盤菌類、核菌類及びプレクトミケスの綱 からなる群に属する菌株から選択される請求項3に記 載の方法。 10.前記子嚢菌綱が、クロイボタケ、リチスマタレス、チャワンタケ、レオチ アレス、マメザヤタケ、ヒポクレアレス、ハロスファエリアレス、コウジカビ、 フィラコラレス及びジアポルテ目からなる群に属する菌株から選択される請求項 9に記載の方法。 11.前記子嚢菌類が、ボトリオファエリアセ、ドチオラセ、ミコスファレラセ 、ツベウフィアセ、リチスマタセ、ザルコゾマタセ、ピロネマタセ、スクレロチ ニアセ、アムフィスファニリアセ、ヒポネクトリアセ(Hyponectriaceae)、キシ ラリアセ、バルサセ、メランコニダセ、ヒポクレアセ、ハロスファエリアセ、フ ィラコラセ及びトリココマタセの科からなる群に属する菌株から選択される請求 項10に記載の方法。 12.前記子嚢菌類が、コニオチリウム、フォマ、ジプロジア、プロウリフチア 、フィロスチクタ、セプトリア、ツベウフィア、アルタナリア、エムベリシア、 チアロスポレラ、ガリエラ、オエドセファルム、シュードプレクタニア、ピロネ マ、ボトリチス、アポスファエリア、ペスタロチア、ペスタロチオプシス、ケタ ピオスポラ、ポロニア、ノズリスポリウム、キシラリア、シトスポラ、ジスキュ ラ、フォモプシス、コリネウム、セイマトスポリウム、フザリウム、バーチシリ ウム、ボルテラ、ルルボルシア、コレクトトリチャム、アスペルギルス、ユーロ チウム、ユーペニシリウム、ペニシリウム、ペトロミセス及びタラロミセス属か らなる群に属する菌株から選択される請求項11に記載の方法。 13.前記子嚢菌類が、ジプロジア・ゴシッピナ、プロウリフチア・リベシア、 フィロスチクタ種、セプトリア種、ツベウフィア・アマゾネンシス、アルタナリ ア種、エムベリシア・ヒアシンシ、フォマ・ネオロバ、フォマ・トロピカ、コニ オチリウム種、コニオチリ ウム・オリバセウム、コニオチリウム・ズンキ、チアロスポレラ種、チアロスポ レラ・ファセオリナ、ガリエラ・セレビカ、シュードプレクタニア・ニグレラ、 ピロネマ・ドメスチクム、オエドセファルム種、ボトリチス・シネレア、アポス ファエリア種、ペスタロチア種、ペスタロチオプシス種、ポロニアプンクタタ、 キシラリア種、ノズリスポリウム種、フザリウム・ソラニ、バーチシリウム種、 ボルテラ・ブキシ、ケタピオスポラ・ロドデンドリ、ルルボルシア・ウニセプタ タ、コレトトリチャム・アキュラツム、コレトトリチャム・クラッシペス、シト スポラ種、ジスキュラ種、フォモプシス種、フォモプシス・キルシ、コリネウム ・カスタネイコラ、セイマトスポリウム・リケニコラ、アスペルギルス・タマリ 、ユーロチウム・ケバリエリ、ユーペニシリウム・ジャバニクム、ペニシリウム ・カプスラツム、ペニシリウム・オルソニ、ペニシリウム・ピノフィルム、ペニ シリウム・ロケホルチ、ペニシリウム・イタリクム、ペニシリウム・バールキュ ロスム、ペニシリウム・カネセンス、ペトロミセス・アリアセウス及びタラロミ セス・フラブスの種からなる群に属する菌株から選択される請求項12に記載の方 法。 14.前記子嚢菌類が、ボトリチス・シネレア寄託番号CBS 447.97、シュードプ レクタニア・ニグレラ寄託番号CBS 444.97、チアロスポレラ・ファセオリナ寄託 番号CBS 446.97、ペスタロチア種寄託番号CBS 445.97及びルルボルチア・ウニセ プタタ寄託番号CBS 442.97の種からなる群に属する菌株から選択される請求項13 に記載の方法。 15.前記接合菌門が、ケカビ目に属する菌株から選択される請求項3に記載の 方法。 16.前記真菌がイトエダカビ(Chaetocladiaceae)及びムコラセ科からなる群 に属する菌株から選択される接合菌類(zygomycotum) である請求項15に記載の方法。 17.前記真菌が、ジコトモクラジウム、シャジクケカビ、ゴングロネラ、スポ ロジニエラ及びケカビ属からなる群に属する菌株から選択される接合菌類である 請求項16に記載の方法。 18.前記真菌がジコトモクラジウム・ヘッセルチネイ、アクチノムコル・エレ ガンス、ゴングロネラ・ブトレリ、ムコル・ミエヘイ微小変異体及びスポロジニ エラ・ウムベラタ種からなる群に属する菌株から選択される接合菌類である請求 項17に記載の方法。 19.前記真菌がゴングロネラ・ブトレリ寄託番号CBS 448.97である請求項18に 記載の方法。 20.前記真菌が栄養胞子真菌である請求項2に記載の方法。 21.前記微生物がビアラエ・インスキュルプタである請求項1に記載の方法。 22.前記細菌がグラム陽性である請求項2に記載の方法。 23.前記グラム陽性菌がバシラスである請求項22に記載の方法。 24.前記グラム陽性菌がバシラス・アルカロフィルス寄託番号DSM 11404であ る請求項23に記載の方法。 25.セルロース材料を処理するための請求項1〜24のいずれかに記載の方法に より得られたXET調製物の使用。 26.前記処理がセルロース材料に改善された強度特性及び/または改善された 形状保持特性及び/または改良された耐しわより特性を与える請求項25に記載の 使用。 27.前記セルロース材料がセルロース布帛または紙及びパルプ製品である請求 項25の使用。 28.微生物XETを発現する微生物の培養により生産し得るキシログルカン エ ンドトランスグリコシラーゼ調製物。 29.前記XETが配列番号1に示されたアミノ酸配列を有するか、 または前記XETは、配列番号1と少なくとも80%相同であるアミノ酸配列を有す る、請求項28に記載の調製物。 30.前記XETが配列番号2に示されたアミノ酸配列を有するか、または前記XET が配列番号2と少なくとも80%相同であるアミノ酸配列を有する、請求項28に記 載の調製物。 31.前記XETが配列番号4に示されたアミノ酸配列を有するか、または前記XET が配列番号4と少なくとも80%相同であるアミノ酸配列を有する、請求項28に記 載の調製物。 32.前記XETは3〜11の間、特に4〜9の間の活性である、請求項28に記載の 調製物。 33.キシログルカン エンドトランスグリコシラーゼ酵素(XET)を生産する方 法であって、 (a)微生物XETを発現する形質転換宿主微生物を前記XET酵素の生産を助成する 条件下で適切な栄養培地中で培養し、 (b)その後、前記培地から前記XET酵素を回収することを含む方法。
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