JP2002513871A - 泡方法を使用して不織ウェブを製造するときのsapの効果的な利用 - Google Patents

泡方法を使用して不織ウェブを製造するときのsapの効果的な利用

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JP2002513871A JP2000547310A JP2000547310A JP2002513871A JP 2002513871 A JP2002513871 A JP 2002513871A JP 2000547310 A JP2000547310 A JP 2000547310A JP 2000547310 A JP2000547310 A JP 2000547310A JP 2002513871 A JP2002513871 A JP 2002513871A
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レクマン,カイ
ヤンソン,ユーハニ
ライネ,エイノ
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アールストロム・ペーパー・グループ・オサケユキチュア
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Abstract

(57)【要約】 1つの成分として、高吸収性ポリマー(SAP)を有する不織のウェブをセルロース又は合成繊維から製造するため泡方法が使用される。SAPによる水の吸収量を最小にするためSAPを冷凍させることができ(例えば、約−18℃まで)且つ/又はSAPは、極めて冷却させた(例えば、約1℃)水により運ぶことができる。SAP、液体又は泡キャリアは、有効要素の直前にて、繊維を含有する泡スラリーを高流量にて運ぶ導管内に少量の流れとして供給される。SAPを繊維泡スラリーと混合させるため、導管内に機械的ミキサーを設けることができる。SAPと混合した繊維−泡スラリーを1つ以上の有孔要素と作用可能に関係付ける前、10秒以内(好ましくは、5秒以内)、キャリア流体へのSAPの添加が行われる。製造されたウェブは、乾燥前、約20%(典型的に。30乃至40%の範囲)の乾燥含有率を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景及び概要】
不織ウェブを製造するためのウェブレイド法の1つの代替法としての泡レイド
法は、多数の状況にて極めて望ましいものであることが認識されている。その重
要な利点の1つは、ウェブの製造に顕著な悪影響を与えることなく、多岐に亙る
異なる型式及び寸法の粒子を繊維−泡スラリー中に含めることができることであ
る。ある状況におけるこの点に関して特に有用なことは、高吸収性のポリマー粒
子又は繊維(「SAP」)を繊維−泡スラリー中に追加し得ることである。泡方
法にてSAP又は同様の粒子又は繊維を利用するための有利な方法及び装置は、
1997年9月4日付けで出願した、米国特許出願第08/923,900号及
び1997年12月16日付けで出願した、米国特許出願第08/991,54
8号に記載されている。この発明によれば、不織ウェブを製造するとき、泡スラ
リー中へのSAP及び同様の粒子又は繊維の添加を遥かにより汎用的にする方法
及び装置が形成される。
【0002】 SAPを不織ウェブに添加することに伴う顕著な問題点は、SAPがその性質
のため、周囲状態にて接触する全ての水を迅速に吸収することである。又、その
粘性の性質のため、SAPは、ウェブ製造機械(典型的に、「ワイヤー」と称さ
れる有孔要素)を妨害する可能性があることである。このこのとは、広範囲な製
品又は環境にてSAPを利用する能力を著しく制限することになり且つ/又は製
造された不織ウェブにて効果的に機能するように、SAPから水を押し出すべく
、形成されたウェブを乾燥させるとき、多量のエネルギを必要とする。
【0003】 本発明によれば、特に、従来の木材パルプ、レーヨン、ポリエステル又は同様
の繊維のようなセルロース又は合成繊維から不織ウェブの製造するときに、SA
Pを使用する多機能性を著しく向上させる、SAP粒子又は繊維等を特に提供し
又は取り扱うための色々な技術が開発される。以下の技術の1つ以上を利用する
ことにより、SAPによる液体の吸収は遅くなる。すなわち、(典型的に、約0
乃至5℃、例えば、0乃至3℃、好ましくは、1℃の範囲の温度の)少量の流量
の冷却水中にSAP粒子又は繊維を取り込むことによりSAPを繊維−泡スラリ
ー中に添加し且つ/又は泡−繊維スラリー中に導入する前に、SAP粒子又は繊
維を冷却する(例えば、約−18℃のような通常の冷凍機等が達する従来の温度
のような0°以下までその温度を降下させる)。また、ウェブを製造する直前に
、典型的に、ウェブの製造が開始する前、約10秒以内、より好ましくは、ウェ
ブの製造が開始される前の約5秒以内(例えば、3秒)、(1又は2つ以上の有
孔要素を保持するヘッドボックス又はその他の装置内にて)SAPを繊維―泡ス
ラリー中に添加する。
【0004】 本発明により得られた結果を従来技術と比較すると極めて劇的である。典型的
に、周囲のSAPをウェブの製造が開始される約10秒前に、繊維−泡スラリー
中に添加する場合、従来の技術を使用するならば、ウェブの乾燥含有率は約10
乃至15%となる。しかしながら、−18℃の温度まで降下したSAPを使用し
且つそのSAPをウェブの製造が開始される約10秒前に添加すると、ウェブの
乾燥含有率は約20乃至25%となる。SAPを搬送するために約1℃の水が使
用される場合、最終的なウェブ中の乾燥含有率は約30乃至35%の範囲にある
一方、冷却水及び低温のSAPが組み合わさるならば、製造されたウェブ中のS
APの乾燥含有率は約33乃至38%の範囲となる。何れの場合にも、本発明に
よる全ての技術の結果、乾燥エネルギ及び/又は時間が著しく減少し、おむつ、
吸収性パッド等にて使用される製品を含む、多岐に亙る製品用のウェブの製造方
法を遥かに経済的で且つより簡単なものにする。
【0005】 本発明の1つの特徴によれば、(泡方法を使用して)セルロース又は合成繊維
材料の不織ウェブを製造する方法が提供される。この方法は、次のステップ、す
なわち(a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表面活性剤の第一の泡スラ
リーを形成するステップと、(b)第一の経路内にて第一の有孔要素を動かすス
テップと、(c)第一の経路内にて動く第一の有孔材料と作用可能に接触するよ
うに、第一の泡スラリーを送るステップと、(d)ステップ(c)の前、約10
秒以内、高吸収性ポリマーを第一の泡スラリー中に添加するステップと、(e)
泡及び流体を第一の有孔要素を通ってスラリーから吸引することにより、第一の
泡スラリーから繊維状ウェブを形成するステップとを含んでいる。ステップ(a
)は、1997年9月4日付けで出願された、米国特許出願第08/923,9
00号に記載された典型的な繊維−泡スラリーのステップである。
【0006】 ステップ(a)乃至(e)は、典型的にステップ(e)の後で且つ乾燥前のウ
ェブの乾燥含有率が少なくとも約20%(典型的に、少なくとも約30%、より
望ましくは少なくとも約40%)であるように実施される。
【0007】 ステップ(d)は、0℃以下(例えば、約−18℃)の温度にてSAPを添加
することにより実施することができる。ステップ(c)は、典型的に、第一の流
量にて行われ、ステップ(d)は、代替的に又は追加的に、約0乃至5℃の範囲
、好ましくは約0乃至3℃の範囲の温度(例えば、1℃)で且つその第一の流量
の約2%以下(例えば、約1%以下)の第二の流量による液体水の流れ中にSA
Pを添加し、次に、SAPを有する液体を第一の泡スラリー中に送ることにより
実施することができる。
【0008】 ステップ(d)は、典型的に、回転ブレードを備える従来の機械的ミキサーを
使用する等により、液体及びSAPが第一の泡スラリー中に添加された後、液体
及びSAPを第一の泡スラリーと機械的に混合させることにより更に実施される
。ステップ(d)は、約5乃至50%の固体軟度を有する第二の繊維−泡スラリ
ー中にSAPを添加し、SAPを有する第二のスラリーを第一のスラリー中に圧
送し、この圧送中に性質上、混合が生ずるようにすることで代替的に又は更に実
施することができる。ステップ(d)は、ステップ(c)の前、約5秒(例えば
、約3秒)以内、実施されることが好ましい。典型的には、ウェブが少なくとも
約90%の乾燥含有率を有するようにウェブを乾燥させる更なるステップ(f)
も存在する。この乾燥は、例えば、従来の熱風吹出し装置又は従来の乾燥加熱炉
を使用するといった従来の方法にて実施される。
【0009】 本発明の方法は、(g)第二の有孔材料を第二の経路内で動かすステップと、
(h)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表面活性剤の第二の泡スラリーを
形成するステップと、(i)第二の泡スラリーを送って、第二の有孔材料と直接
的に接触させる更なるステップとを備え、ステップ(e)が、第一及び第二の泡
スラリーを互いに接触させ、また、泡及び液体が第一及び第二の有孔材料の双方
を通じて吸引されるように実施され、また、任意的に、(j)空気、水、セルロ
ース又は合成繊維及び表面活性剤の第三の泡スラリーを形成するステップと、(
k)第三の泡スラリーを動かして第一の有孔材料と直接接触させるステップとを
更に含み、ステップ(c)が、第一の泡スラリーを第二及び第三の泡スラリーの
間を通し、第一の泡スラリーが有孔材料と直接的に接触しないようにして実施さ
れる。これと代替的に、繊維−泡スラリー中にSAPが取り込まれるため、蓄積
の問題点が回避されるならば、第一の泡を送り、第一の有孔材料と直接的に接触
することにより、ステップ(c)を実施してもよい。
【0010】 本発明の別の特徴によれば、(a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表
面活性剤の第一の泡スラリーを形成するステップと、(b)第一の経路内で第一
の有孔要素を動かすステップと、(c)第一の泡スラリーを送って、第一の経路
内を移動する第一の有孔材料と作用可能に接触させるステップと、(d)0℃以
下の温度にて高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーに添加し且つ高吸収性ポリマ
ーを第一の泡スラリーと能動的に混合させるステップと、(e)泡及び液体を第
一の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより、第一の泡スラリーから
繊維ウェブを形成するステップとを更に備え、ステップ(a)乃至(e)が、ス
テップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約20%であ
るように実施される、不織ウェブを製造する方法が提供される。
【0011】 本発明の別の特徴によれば、(a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表
面活性剤の第一の泡スラリーを形成するステップと、(b)第一の有孔要素を第
一の経路内で動かすステップと、(c)第一の泡スラリーを送って、第一の流量
にて第一の経路内を移動する第一の有孔材料と作用可能に接触させるステップと
、(d)高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーに添加し、第一の流量の約2%以
下である第二の流量を有する液体の流れに対し高吸収性ポリマーを添加すること
により、高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーと能動的に混合させ、次に、高吸
収性ポリマーを有する液体を第一の泡スラリー内に送るステップと、(e)泡及
び液体を第一の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより、繊維状ウェ
ブを第一の泡スラリーから形成するステップとを備え、ステップ(a)乃至(e
)が、ステップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約2
5%となるように行われる、不織ウェブを製造する方法が提供される。ステップ
(d)は、典型的に、約0乃至5℃の範囲の温度を有する液体水を使用して更に
行われ、また、ステップ(d)は、液体及び高吸収性ポリマーが第一の泡スラリ
ー中に添加された後、液体及び高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーと機械的に
混合させることにより更に実施され、ステップ(d)は、0℃以下の温度にて高
吸収性ポリマーを添加することにより更に実施することができ、ステップ(a)
乃至(e)は、ステップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なく
とも約33%であるように実施される。
【0012】 本発明の更に別の特徴によれば、次の要素、すなわち不織繊維ウェブを形成す
ることのできる第一の有孔要素と、ファイバを含有する泡スラリーを第一の要素
まで供給する第一の導管と、有孔要素に隣接して第一の導管内に配置された機械
的ミキサーと、第一の有孔要素からミキサーの反対側で供給導管内に吸収性ポリ
マーを導入し、供給導管内で高吸収性ポリマー及び繊維を含有する泡を混合させ
る入口とを備える、不織繊維ウェブを製造する装置が提供される。
【0013】 該装置は、入口に接続され、第一の導管の断面積の10%以下の断面積を有す
る第二の導管を更に備えることができる。ポンプを第二の導管内に設け、また、
入口と反対側のポンプの側部にてSAP及び水(又はその他の搬送流体)を第二
の導管内に別個に供給するための手段を設けることもできる。
【0014】 この装置は、第二の導管内に水を供給する手段に作用可能に接続され、第二の
導管に流れる水を約3℃以下の温度まで冷却させることができる冷却器を更に備
えることができる。高吸収性ポリマーを第二の導管に供給する手段は、高吸収性
ポリマーの温度を0℃以下に降下させることのできる冷凍機と、計量装置と、計
測量供給装置とを備えている。
【0015】 この装置は、また、内部にある流体レベルを有し且つ入口と反対側のポンプの
側部に接続されたタンクと、高吸収性ポリマー及び繊維を含有する泡を内部の流
体レベル以下にてタンク内に別個に供給する手段とを含むこともできる。
【0016】 本発明の主要な目的は、SAP粒子又は繊維を利用する不織ウェブを製造する
改良された泡方法及びかかる方法を実施する装置を提供することである。本発明
のこの目的及びその他の目的は、本発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の記載
から明らかになるであろう。
【0017】 [発明の詳細な説明] 不織繊維状ウェブを製造する一例としての装置は図1に参照番号10で概略図
的に図示されている。該装置10は、1997年9月4日付けで出願された米国
特許出願第08/923,900号に完全に記載されたようにそれ自体従来型式
である、繊維泡スラリーを形成する装置を含んでいる。スラリーは、ポンプ12
(上記の特許出願に記載されたように典型的な固体含有率及びその他の状態を有
する)により第一の導管13に圧送され、繊維を含む泡スラリーをウェブ製造装
置14に供給する(導管13内で方向矢印で示すように)。製造装置14は、そ
れ自体、従来型式であり、少なくとも第一の有孔要素15を備えている。また、
第二の有孔要素(ワイヤー)16を設けることもでき、要素/ワイヤー15、1
6は従来の方法にて方向決めし、繊維−泡スラリーと接触させ、ウェブを製造す
る。従来の吸引ボックス17、18又はその他の従来の装置(吸引ローラ等のよ
うな)が泡及び液体をスラリーから有孔要素15、16の一方又は双方を通じて
吸引して、不織ウェブ19を製造する。ウェブ19は、従来の乾燥機20(例え
ば、ウェブ19に熱風を吹きだすもの、従来の乾燥加熱炉等)を使用して乾燥さ
せる。
【0018】 また、図1の装置10は、繊維−泡スラリーと共に、導管13内の繊維−泡ス
ラリー中に添加されたSAP又は同様の材料を混合するミキサー22を備えるこ
とも好ましい。例えば、ミキサー22は、従来のモータ又はその他の動力源25
を使用して軸24を回転させることにより駆動される回転ブレード23(図1に
は、概略図的にプロペラブレードとして図示されているが、任意の従来の形状と
することができる)を有する従来の機械的ミキサーである。
【0019】 SAP等は入口導管27を使用して繊維泡スラリー中に添加され、該導管は、
混合ブレード23の直前の導管13内でSAPを繊維−泡スラリー中に導入する
。SAP装置26は、入口導管27を備えることに加えて、SAPを添加し且つ
流体を入口導管27に搬送するポンプ28と、受け部29と、図2に関して以下
に説明するように、SAP及び冷却した水の材料の流れ30、31とを備えてい
る。
【0020】 図2には、概略図的に、しかし、より詳細に装置26が図示されている。図1
及び図2にて参照番号30で概略図的に図示したSAPの流れは、典型的に、従
来のSAP33の供給源(微粒子SAPのバッグのような)を利用し且つSAP
を冷凍機34等内に配置することにより提供することができる。冷凍機34は、
時間に亙って、約−18℃まで、但し何れの場合でも0℃以下まで供給源33か
らのSAPの温度を降下させることのできる従来の冷凍機とすることができる。
SAPは、連続的に又は必要に応じて、自動的に又は手動により冷凍機34から
取り出し且つそれ自体、従来型式である計量器36又は同様の計量装置に作用可
能に接続されたホッパー35に添加される。スクリューフィーダ38等を有し、
SAPを容器35から受け部29の開放頂部内に流動させる導管37が容器35
から伸びている。
【0021】 材料の追加部31は、冷却水を補給する箇所である。容易に利用可能な供給源
からの水40は従来の冷却器41を通って流れ、冷凍温度よりも僅かに高い温度
までその温度を降下させる。この温度は、冷凍よりも十分に高く、氷の形成が液
体の流れを顕著に妨げることはないが、可能な限り約0乃至5℃の範囲、例えば
、約0乃至3℃、好ましくは約1℃の温度まで降下させるのに十分でなければな
らない。手動又は自動式の何れかの従来の弁42を利用して冷却水の流れを受け
部29内に計測量供給することができる。
【0022】 導管13内の繊維−泡スラリーの流量は、入口導管27内のSAP及び冷却水
の流量よりも遥かに多い。入口導管27内の流量は導管13内の流量の約2%以
下である。例えば、本発明の一例としての実施において、導管13内の繊維−泡
スラリーの流量は、分当たり6,000リットルとすることができる一方、入口
導管27内の冷却水の流量は、僅かに分当たり約20リットル程度である。導管
27の断面積は、導管13の断面積の典型的に10%以下であり、ポンプ12、
28は、所望の相対的流量を提供し得るように作動させる。
【0023】 入口導管27は、SAPが繊維−泡スラリーの液体成分と接触している時間を
可能な限り短縮し得るように、有孔要素15、16を含むヘッドボックス14又
はその他の製造装置に可能な限り近接して配置する。受け部29からヘッドボッ
クス14(又は同様のウェブ製造位置)に達する時間は、好ましくは、約10秒
以下、より好ましくは約5秒以下(例えば、約3又は4秒)とする。このことは
、構成要素を互いに近接して配置し、装置を所望の絶対速度及び相対速度にて作
動させることにより実現される。
【0024】 図2には、管31内の水を冷却し且つSAP30を冷凍する場合の双方が図示
されているが、これら2つの技術の一方のみを利用する必要があることを理解す
べきである。冷凍したSAPのみ利用する場合、受け部29から箇所14におけ
るウェブ製造部分に達する時間が約10秒であるならば、製造された最終ウェブ
19(乾燥機20の前)中のウェブの乾燥含有率は、20乃至25%あると予想
することができる。管31内にて約1℃まで冷却しち水のみが使用されるならば
、このウェブの最終的な乾燥含有率は約30乃至35%となると予想することが
できる。冷凍したSAP及び冷却水の双方が使用されるならば、乾燥含有率は約
33乃至38%の範囲にあると予想することができる。これら全ての値は、受け
部29からウェブ製造部分14に達するまでの時間が約10秒であると仮定して
与えたものであるが、この時間が約5秒以下まで短縮されるならば、そのとき、
ウェブの乾燥含有率は遥かに高くなるであろう。
【0025】 図3には、本発明の別の装置44が図示されている。第一の泡スラリー11に
加えて、第二の泡スラリー45及び第三の泡スラリー46が製造され、繊維及び
その他の成分の比率又は型式は必要に応じて又は所望に応じて変化させることが
できるが、これらスラリー45、46は、スラリー11と全く同様に繊維、表面
活性剤等を保持している。装置44は、第一の有孔要素(ワイヤー)48と、第
二の有孔要素49とを更に備えており、これらの有孔要素48、49は、該有孔
要素と関係した部分ボックス50、51又は同様の吸引装置を備えている。スラ
リーは、図3に図示するように、導管/通路52乃至54を使用して供給され、
第二の泡スラリー52は第一の有孔要素48と接触し、導管53内の第三の泡ス
ラリーは、第二の有孔要素49と直接、接触し、導管54内の第一の泡スラリー
は、これらの有孔要素の間を進み且つワイヤー48、49の何れにも実質的に接
触しない。図1及び図2に図示するように、SAPが添加されるのは第一の泡ス
ラリー11である。SAPの添加は、装置44内に導管54が入る直前に行われ
、また、所望であるならば、図1の参照番号22で示すように機械的なミキサー
を利用することもできる。
【0026】 図4及び図5には、図1、図2又は図3の装置の代替的な装置が図示されてい
る。 図4において、図1に図示した形態と同一の形態の構成要素は同一の参照番号
で示してある。ミキサー22を設ける必要はなく(但し、設けることが好ましい
)、装置60は、入口導管27からヘッドボックス14等まで装置10と実質的
に同一であるが、SAPの導入は相違する。容積の小さい容器61(このため、
その内部の滞在時間は最小であり、SAPが液体に対して顕著に暴露されないよ
うにする)が導管63を介してSAP62の供給源に接続されている。導管63
は、液体がSAP62に接触する程度を最小にし得るよう可能な限りタンク61
内に下方に伸びる一方、導管64は、供給源65から第二の繊維泡スラリーを導
入する。第二の繊維泡スラリー65は容器61内でレベル66に達し、導管63
は、そのレベルよりも低くSAPを導入する。ポンプ28は、繊維泡スラリー及
びSAPをそれぞれ供給源65、62から圧送するとき、性質上、導管13内に
導入する前にこれらを共に混合する。勿論、SAP62は、図1及び図2の実施
の形態に関して上述したように冷凍することができる。
【0027】 図5の装置70において、図1及び図2の実施の形態の構成要素と同等の構成
要素は同一の参照番号で示してある。図5の実施の形態と図1及び図2の実施の
形態との主要な相違点は、容器71内にて、供給源72からの冷却水及びSAP
が導管73により追加される一方、供給源74からの第二の繊維泡スラリーは導
管75により追加される。このため、ポンプ28は、冷却水、SAP及び第二の
繊維泡スラリーを圧送するとき、性質上、導管13内に導入される前に,繊維泡
スラリーをSAPと混合させる。図4及び図5の実施の形態の双方において、第
二の繊維泡スラリー65、74は、約5乃至50%の範囲にあることが望ましい
軟度を有する。幾つかの状況において、その比率は色々な所期の効果を得るため
相違させることができるが、好ましくは、供給源65、74内の第二の繊維泡ス
ラリーは、基本的に、繊維の型式、軟度等に関する限り、第一の繊維泡スラリー
11と実質的に同一の性質を有するようにする。
【0028】 図1乃至図5の装置を使用するならば、ウェブの乾燥含有率が増大した高吸収
性ポリマーを含むセルロース合成繊維材料の不織ウェブを製造する方法が提供さ
れることが明らかである。製造されたウェブの乾燥含有率は、本発明に従って、
通常、最小約20%であり、SAPを追加する時点から流体をウェブ製造機まで
搬送する時間が約10秒のときでも、42%又はそれ以上に増大することが好ま
しい(その時間が約5秒以下に短縮されることが望ましいとき、より大きい値と
なる)。例えば、図1及び図2に関して、空気、水、セルロース又は合成繊維及
び表面活性剤の第一の泡スラリーは、参照番号11で示すように形成され、第一
の有孔要素(例えば、参照番号15又は16)は第一の経路内で移動させ、第一
の繊維泡スラリーは、例えば、ポンプ12及び導管13を介して有孔材料は15
、16と作用可能に接触するように動かす。高吸収性ポリマーは、入口導管27
を使用して第一の泡スラリー中に添加し、高吸収性ポリマー及び繊維泡スラリー
は、例えば、ミキサー22を使用して能動的に且つ緊密に混合させる。SAPの
添加は、繊維泡スラリーを1つ又は2つ以上の第二の有孔要素15、16と接触
するように送る前、約10秒以内(好ましくは、約5秒以内)、行う。次に、例
えば、吸引ボックス18又は同様の従来の構造体を使用して、泡及び液体を第一
の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより、繊維状ウェブ19を第一
の繊維泡スラリーから形成する。
【0029】 先に説明した特許出願に記載したように、色々な工程条件は全て、大幅に変更
することができる。通常、搬送流体として冷却水又は繊維泡スラリーが使用され
るかどうかを問わずに、入口管27内のSAPの濃度は、約20乃至50%の範
囲にあり、その流量は、導管13内の繊維泡スラリーの固体濃度に著しく影響を
及ぼさないように十分に少量である。乾燥機20は、その乾燥含有率が約98%
以上であるように、ウェブから好ましくは、少なくとも約90%の水を除去する
ように作動させる。本発明を実施することにより、最終的なウェブ15内のSA
P粒子は互いに分離され、水分の吸い上げ動作を許容する通路がその間に提供さ
れるようにする。
【0030】 ウェブの乾燥含有率を増大させることのできる別の方法は、硫化ナトリウム又
は硫化アンモニウムのような適当な塩をSAP33、62又は72と混合させる
ことである。アンモニア塩は乾燥機内の熱によって分解し、硫化ナトリウムをウ
ェブを製造する間、ウェブから排出することができ、また、単独にて又は上記技
術の1つ以上と組み合わせて、ウェブの乾燥含有率を向上させることができる。
【0031】 本発明はその最も実用的で且つ好ましい実施の形態であると考えられる形態に
関して図示し且つ説明したが、本発明の範囲内にてその多数の改変が具体化可能
であることが当業者に明らかであろうし、その範囲は、全ての均等の方法及び装
置を包含し得るように特許請求の範囲の最も広い解釈に従うべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、一例としての方法を実施する一例としての装置の部分断面図及
び部分平面図とした概略図的な側面図である。
【図2】 図1の装置のSAP供給構成要素の概略図的な拡大図である。
【図3】 本発明によるウェブを製造する別の実施の形態を示す概略図である。
【図4】 本発明による方法を実施するための代替的な機構のみを示す図1と同様の図で
ある。
【図5】 図4の更に代替的な機構を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライネ,エイノ フィンランド国エフイーエヌ−48700 キ ュミンリンナ,ユレカトゥ 8 Fターム(参考) 4L055 AG99 AH50 BD11 BD12 BD20 EA13 EA20 EA24 FA22 GA29 GA46

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース又は合成繊維材料の不織ウェブを製造する方法に
    おいて、 (a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表面活性剤の第一の泡スラリー
    を形成するステップと、 (b)第一の有孔要素を第一の経路内にて動かすステップと、 (c)第一の泡スラリーを送って、第一の経路内を移動する第一の有孔材料と
    作用可能に接触させるステップと、 (d)高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーに添加し、ステップ(c)の前、
    約10秒以内、該高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーと能動的に混合させるス
    テップと、 (e)泡及び液体を第一の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより
    第一の泡スラリーから繊維状ウェブを形成するステップとを備える、不織ウェブ
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、ステップ(e)の後で且つ
    乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約20%であるように、ステップ(a
    )乃至(e)が実施される、方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、ステップ(d)が、0℃以
    下の温度にて高吸収性ポリマーを添加することにより実施される、方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法において、ステップ(c)が、第一の
    流量にて実施され、ステップ(d)が、第一の流量の約2%以下の第二の流量を
    有する液体の流れに高吸収性ポリマーを添加することと、次に、高吸収性ポリマ
    ーと共に液体を第一の泡スラリー内に送ることとにより実施される、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、ステップ(d)が、約0乃
    至5℃の温度を有する液体水を使用して更に実施される、方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、液体及び高吸収性ポリマー
    が第一の泡スラリーに添加された後、液体及び高吸収性ポリマーを第一の泡スラ
    リーと機械的に混合させることにより、ステップステップ(d)が更に実施され
    る、方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、高吸収性ポリマーを0℃以
    下の温度にて添加することにより、ステップステップ(d)が更に実施され、ス
    テップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約30%であ
    るようにステップ(a)乃至(e)が実施される、方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の方法において、約5乃至50%の範囲の固
    体の軟度を有する第二の繊維泡スラリーに高吸収性ポリマーを添加することと、
    次に、第二のスラリーをポリマーと共に第一のスラリー中に圧送し、圧送中、混
    合が為されるようにすることとにより、ステップ(d)が実施される、方法。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の方法において、ステップ(d)がステップ
    (c)の前、約5秒以内、実施される、方法。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の方法において、ウェブが少なくとも約9
    0%の乾燥含有率を有するように繊維ウェブを乾燥させる更なるステップ(f)
    を備える、方法。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の方法において、(g)第二の経路内で第
    二の有孔材料を動かすステップと、(h)空気、水、セルロース又は合成繊維及
    び表面活性剤の第二の泡スラリーを形成するステップと、(i)第二の泡スラリ
    ーを送って第二の有孔材料と直接、接触させるステップとを更に備え、第一及び
    第二の泡スラリーを互いに接触させ、第一及び第二の有孔材料の双方を通じて泡
    及び液体が吸引されるように、ステップ(e)が実施される、方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、(j)空気、水、セル
    ロース又は合成繊維及び表面活性剤の第三の泡スラリーを形成するステップと、
    (k)第三の泡スラリーを動かして、第一の有孔材料と直接、接触させるステッ
    プとを更に備え、第一の泡スラリーを第二及び第三の泡スラリーの間にて送り、
    第一の泡スラリーが有孔材料と直接、接触しないようにすることでステップ(c
    )が実施される、方法。
  13. 【請求項13】 請求項2に記載の方法において、第一の泡スラリーを送っ
    て、第一の有孔材料と直接、接触させることによりステップ(c)が実施される
    、方法。
  14. 【請求項14】 セルロース又は合成繊維材料の不織ウェブを製造する方法
    において、 (a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表面活性剤の第一の泡スラリー
    を形成するステップと、 (b)第一の有孔要素を第一の経路内にて動かすステップと、 (c)第一の泡スラリーを送って第一の経路内を移動する第一の有孔材料と作
    用可能に接触させるステップと、 (d)高吸収性ポリマーを0℃以下の温度にて第一の泡スラリーに添加し且つ
    該高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーとの能動的に混合させるステップと、 (e)泡及び液体を第一の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより
    、第一の泡スラリーから繊維状ウェブを形成するステップとを備え、 ステップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約20%
    であるようにステップ(a)乃至(e)が実施される、不織ウェブを製造する方
    法。
  15. 【請求項15】 セルロース又は合成繊維材料の不織ウェブを製造する方法
    において、 (a)空気、水、セルロース又は合成繊維及び表面活性剤の第一の泡スラリー
    を形成するステップと、 (b)第一の有孔要素を第一の経路内にて動かすステップと、 (c)第一の泡スラリーを送り第一の経路内を第一の流量にて移動する第一の
    有孔材料と作用可能に接触させるステップと、 (d)高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーに添加し且つ該高吸収性ポリマー
    を第一の流量の約2%以下の第二の流量を有する液体の流れに添加することによ
    り、該高吸収性ポリマーを第一の泡スラリーと能動的に混合させ、次に、液体を
    高吸収性ポリマーと共に第一の泡スラリー内に送るステップと、 (e)泡及び液体を第一の有孔要素を通じてスラリーから吸引することにより
    繊維状ウェブを第一の泡スラリーから形成するステップとを備え、 ステップ(e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約25%
    であるようにステップ(a)乃至(e)が実施される、不織ウェブを製造する方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、約0乃至5℃の範囲の
    温度を有する液体水を使用することにより、ステップ(d)が更に実施される、
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、液体及び高吸収性ポリ
    マーが第一の泡スラリーに添加された後、液体及び高吸収性ポリマーを第一の泡
    スラリーと機械的に混合させることにより、ステップ(d)が更に実施される、
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、0℃以下の温度の高吸
    収性ポリマーを添加することにより、ステップ(d)が更に実施され、ステップ
    (e)の後で且つ乾燥前のウェブの乾燥含有率が少なくとも約33%であるよう
    にステップ(a)乃至(e)が実施される、方法。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載の方法において、ステップ(d)が、ス
    テップ(c)の前、約5秒以内、実施される、方法。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載の方法において、ステップ(d)が、ス
    テップ(c)の前、約5秒以内、実施される、方法。
  21. 【請求項21】 不織の繊維状ウェブを製造する装置において、 不織の繊維状ウェブを形成することのできる第一の有孔要素と、 繊維を含有する泡スラリーを前記第一の要素に供給する第一の導管と、 前記有孔要素に隣接して前記第一の導管内に配置された機械的ミキサーと、 前記第一の有孔要素と反対側の前記ミキサーの側部における前記供給導管内に
    吸収性ポリマーを導入し、前記供給導管内にて高吸収性ポリマー及び繊維を含有
    する泡を混合させる入口と、を備える装置。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の装置において、前記入口に接続され、
    前記第一の導管の断面積の10%以下の断面積を有する第二の導管と、該第二の
    導管内に設けられたポンプと、前記入口と反対側の前記ポンプの側部にて高吸収
    性ポリマー及び水を前記第二の導管内に別個に供給する手段とを更に備える、装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の装置において、前記第二の導管内に水
    を供給する手段に作用可能に接続され、前記第二の導管に流れる水を約5℃以下
    の温度まで冷却することのできる冷却器を更に備える、装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の装置において、高吸収性ポリマーを前
    記第二の導管に供給する前記手段が、高吸収性ポリマーの温度を0℃以下まで降
    下させることのできる冷凍機と、計量装置と、計測量供給装置とを備える、装置
  25. 【請求項25】 請求項21に記載の装置において、前記入口に接続され、
    前記第一の導管の断面積の10%以下の断面積を有する第二の導管と、該第二の
    導管内に設けられたポンプと、前記入口と反対側の前記ポンプの側部にて高吸収
    性ポリマーを別個に供給し且つ流体を前記第二の導管内に運ぶ手段と、を更に備
    え、高吸収性ポリマーを前記第二の導管に供給する前記手段が、高吸収性ポリマ
    ーの温度を0℃以下まで降下させることのできる冷凍機と、計量装置と、計測量
    供給装置とを備える、装置。
  26. 【請求項26】 請求項21に記載の装置において、前記入口に接続され、
    前記第一の導管の断面積の10%以下の断面積を有する第二の導管と、該第二の
    導管内に設けられたポンプと、内部に流体レベルを有し且つ前記入口の反対の前
    記ポンプの側部に接続されたタンクと、高吸収性ポリマー及び繊維を含有する泡
    を内部の流体レベル以下にて前記タンク内に別個に供給する手段とを更に備える
    、装置。
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