JP2002513839A - 耐摩耗性および防汚性のあるセラマー組成物 - Google Patents
耐摩耗性および防汚性のあるセラマー組成物Info
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Abstract
Description
発明はセラマー複合体から誘導された耐摩耗性コーティングに関する。
が望ましい特性である様々な構造を形成するのに用いられる。かかる構造体とし
ては、カメラレンズ、眼鏡レンズ、双眼鏡レンズ、再帰反射性シート、非再帰反
射性グラフィックディスプレイ、自動車の窓、ビルの窓、列車の窓、ボートの窓
、飛行機の窓、車両のヘッドランプおよびテールランプ、陳列ケース、眼鏡、船
体、道路標識、オーバーヘッドプロジェクタ、ステレオキャビネットドア、ステ
レオカバー、家具、バス停留所のプラスチック、テレビ画面カバー、コンピュー
タ画面カバー、時計カバー、計測器ゲージカバー、オーブンウェア、光学および
磁気光学記録ディスク等が挙げられる。これらの構造体を形成するのに用いられ
るポリマー材料としては、熱硬化性または熱可塑性ポリカーボネート、ポリ(メ
タ)アクリレート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、フ
ェノキシ、フェノール樹脂、セルロース樹脂、ポリスチレン、スチレンコポリマ
ー、エポキシ等が挙げられる。
、透明性および耐衝撃性を持っているが、残念なことに耐摩耗性は乏しい。従っ
て、これらのポリマーから形成される構造は、引っ掻き、摩耗およびこれに類似
の損傷を受けやすい。
ドコート」層が構造体にコートされていることがある。これまでに知られたハー
ドコート層の多くが、(メタ)アクリレート官能性モノマーのような放射線硬化
可能なプレポリマーから形成されたバインダーマトリックスを組み込んだもので
ある。かかるハードコート組成物は、例えば、特開平2−260145号、米国
特許第5,541,049号および第5,176,943号に記載されている。
特に優れたハードコート組成物がWO第96/36669 A1号に記載されて
いる。この公報には、ある用途において、再帰反射シート表面を摩耗から保護す
るために用いられる「セラマー」から形成されたハードコートが記載されている
。この公報に定義されているように、セラマーは、有機バインダーマトリックス
中に分散されたナノメートルという大きさの無機酸化物粒子、シリカを有する混
成重合可能な複合体(好ましくは透明)である。
以上の異なる放射線硬化可能なモノマー、オリゴマーまたはポリマー)とその他
任意の成分(ゾルのコロイドと相互作用する表面処理剤、界面活性剤、帯電防止
剤、レベリング剤、開始剤、安定化剤、増感剤、酸化防止剤、架橋材および架橋
触媒等)が水性ゾルへとブレンドされるプロセスに従って形成された無機コロイ
ドの水性ゾルから誘導されている。得られる組成物を乾燥して、大部分の水を除
去する。乾燥工程はまた、「ストリッピング」とも呼ばれている。所望であれば
、所望の基体に組成物をコートするのに好適な粘度特性を組成物に与えるのに有
効な量で有機溶剤を添加してもよい。コート後、組成物を乾燥して溶剤を除去し
、好適なエネルギー源に露光して、放射線硬化可能なバインダーマトリックス前
駆体を硬化する。
のであった。特に、バインダーマトリックス前駆体やその他添加剤といったその
他の成分をかかるゾルに加えると、コロイドが不安定になる傾向にあり、コロイ
ドが凝結、すなわち、ゾルから沈殿してしまう。凝結は、高品質のコーティング
を形成する助けにはならない。第一に、凝結によって粒子が局所的に堆積してし
まう。こうした堆積は光を散乱させるのに十分大きく、得られるコーティングの
光学明瞭度を減じる。さらに、粒子の堆積は、得られるコーティングに尖り(n
ib)やその他欠陥を生じさせる。すなわち、コロイドの凝結によって、得られ
るセラマー組成物が曇ったり、かすれるため、このセラマー組成物から形成され
るコーティングもまた曇ったりかすれてしまう。逆に、コロイド凝結を避けられ
れば、得られるセラマー組成物は光学的にクリアに保たれ、このセラマー組成物
を含有するコーティングもまた光学的にクリアにすることができる。
バインダー前駆体または添加剤を組み込むことのできる特別の処理条件が必要と
される。残念なことに、あるセラマー組成物を製造するために作られた処理条件
は、異なる成分を含有するセラマーの製造には適用できないことが多い。
−二置換(メタ)アクリルアミドモノマー、好ましくはN,N−ジメチル(メタ
)アクリルアミド(以降「DMA」と呼ぶ)をバインダーマトリックス前駆体に
組み込むものである。かかる放射線硬化可能な材料の存在には、コロイドを安定
させ、ゾルに添加されるその他の成分の存在に対するコロイドの感度を減じると
いう利点がある。コロイドを安定化することにより、DMAのような材料の存在
によりセラマーが製造しやすくなる。コロイドの安定性を高めることに加えて、
DMAは他の利点も与える。例えば、DMAを含有するセラマー組成物は、ポリ
カーボネートまたはアクリル基体への接着性が良好で、DMAを含まないこと以
外は同一のセラマー組成物に比べて良好な処理能力を示す。
ラマー組成物は、周囲環境で酸性汚染物質(コーヒー、ソーダ水、レモンジュー
ス等)を引き付けたり、結合する傾向にある。このように、DMAを組み込んだ
セラマーは、汚れに対して脆性の傾向にある。
コロイドが十分に安定である、(2)得られるセラマーに防汚性がある、または
(3)得られるセラマーが優れた硬度および耐摩耗性を保持するように、セラマ
ーを作成する代替方法を見つけるのが望ましい。
ギー特性を有している。特に、低表面エネルギーの組成物は、通常、良好な防汚
性を示すため、フルオロケミカルのセラマーへの組み込みは、セラマーの防汚性
を高めると考えられる。しかしながら、残念なことに、フルオロケミカルのセラ
マーゾルへの組み込みは極めて難しい。例えば、フルオロケミカルは疎水性(水
と非相容)と疎油性(非水有機物質と非相容)の両方の性質を有するため、フル
オロケミカルをセラマーゾルへ組み込むと相分離、すなわちコロイド凝結となる
ことが多い。この望ましくないコロイド凝結はまた、水をブレンドした水性ゾル
から除去するときのストリッピングプロセス中に生じる。
しながら、フルオロケミカルまたはその他防汚性添加剤を用いて良好な防汚性を
持ったセラマーを与える方法を見出すことが望まれる。
するものである。本発明によれば、フッ素化部分と加水分解可能なシラン部分(
「フルオロ/シラン成分」)の両方を含有する非イオン性フルオロケミカルを、
大幅なコロイド凝結を引き起こすことなくセラマーゾルにうまく組み込んで、非
常に長い貯蔵寿命と優れた防汚性を有するセラマーコーティングを提供すること
ができる。かかるフルオロケミカルを組み込んだセラマーはまた、高度の耐摩耗
性および硬度を保持している。
く、コロイドを凝結させることなく、このフルオロ/シラン成分をゾルに組み込
むことのできる処理技術も開発した。フルオロ/シラン成分をコロイド無機酸化
物と硬化可能なバインダー前駆体を含有する混合物(「第1の混合物」)に、加
水分解可能なシラン部分と重合可能な部分(架橋可能なシラン成分)の両方を持
つ表面処理剤の存在下で添加すると凝結をほぼ防ぐことができる。フルオロ/シ
ラン成分および架橋可能なシラン成分は混合されて第2の混合物となる。これを
第1の混合物と混合すると第3の混合物が形成され、この後、ストリッピングに
より本発明の硬化可能なセラマー組成物となる。この代わりに、架橋可能なシラ
ン成分を第1の混合物とそれぞれ混合した後、フルオロ/シラン成分を添加して
もよい。逆に、架橋可能なシラン成分なしで、つまり架橋可能なシラン成分の前
に、フルオロ/シラン成分をそれぞれゾルに添加した場合、架橋可能なシラン成
分を添加するとすぐ、またはストリッピング中にコロイド凝結が起こる傾向にあ
る。架橋可能なシランとフルオロ/シランの添加順による影響は、ベンチスケー
ルプロセスよりも大規模プロセスで観察される傾向にある。ベンチスケールプロ
セスでは、架橋可能なシランなしでフルオロ/シラン成分をゾルに添加しても大
幅な凝結は観察されない場合もある。
化物は、大量のある無機酸化物と少量の別の無機酸化物として存在し、1種類の
みの無機酸化物で作成したコーティングに比べて物理的特性の改善された硬化セ
ラマーコーティングが得られる。
コロイド無機酸化物と硬化可能なバインダー前駆体を含有する混合物と混合する
ことによって硬化可能なセラマー組成物を作成する方法に関する。フルオロ/シ
ラン成分は、架橋可能なシラン成分の存在下で混合物に添加される。フルオロ/
シラン成分は、加水分解可能なシラン部分とフッ素化部分とを含んでいる。架橋
可能なシラン成分は、加水分解可能なシラン部分とシラン部分以外の重合可能な
部分とを含んでいる。硬化可能なバインダー前駆体は、架橋可能なシラン成分の
重合可能な部分と共重合可能な1種類以上の重合可能な部分を含んでいる。コロ
イド無機酸化物の少なくとも一部は、このフルオロ/シラン成分で表面処理され
る。得られるセラマー組成物は所望であれば直接用いてもよい。コロイドが水性
ゾルとして与えられるときは、セラマー組成物は、一般に、ストリップされて、
任意で適切な溶剤中で希釈されて、所望の基体をコートするのに好適な粘度が与
えられる。
形態を用いた耐摩耗性セラマーコーティングの作成方法に関する。基体表面の少
なくとも一部をセラマー組成物でコートし、その後、コートした遊離基硬化可能
なセラマー組成物を少なくとも部分的に硬化するのに有効な条件下である量の硬
化エネルギーをコートした基体に照射することによって、耐摩耗性セラマーコー
ティングを基体に形成する。
マー組成物には、遊離基硬化可能なバインダー前駆体と、フルオロ/シラン成分
で表面処理された複数の表面処理済コロイド無機酸化物粒子が含まれる。
れた硬化した耐摩耗性セラマー複合体に関する。
によっては撥水および撥油性のある基体を与えるのに利用することができる。こ
のように、本発明はまた、コート可能な表面を有するポリマー基体を含む複合体
構造にも関する。本発明の硬化した耐摩耗性セラマーコーティングが基体のコー
ト可能な表面に与えられる。
れた形態のみに本発明を限定するものではない。実施形態は、当業者が本発明の
原理および実施を理解するために選ばれ記載されたものである。
可能なシラン部分と少なくとも1つのフッ素化部分(「フルオロ/シラン成分」
)を有する化合物と、少なくとも1つの加水分解可能なシラン部分とシラン部分
以外の少なくとも1つの重合可能な部分(「架橋可能なシラン成分」)を有する
化合物と、架橋可能なシラン成分の重合可能な部分と共重合可能な少なくとも1
つの重合可能な部分を有する硬化可能なバインダー前駆体と、1種類以上のコロ
イド無機酸化物とを含有する成分から調製される。フルオロ/シラン成分および
架橋可能なシラン成分は、コロイド無機酸化物がゾルとして与えられる本発明の
実施形態においては非イオン性であるのが好ましい。非イオン性材料を用いると
、成分を混合する際のコロイドの凝結傾向が最小となる。架橋可能なシラン成分
と硬化可能なバインダー前駆体の重合可能な部分は遊離基硬化可能であるのが好
ましい。
ルオロ/シラン成分1重量部当たり、組成物は約4〜約20重量部の架橋可能な
シラン成分を含むのが好ましい。さらに、組成物は、コロイド無機酸化物(分散
液またはその他液体媒体の重量も含めて)100重量部当たり約10〜約80重
量部の硬化可能なバインダー前駆体を含むのが好ましい。また、組成物は、コロ
イド無機酸化物(分散液またはその他液体媒体の重量も含めて)100重量部当
たり約1〜約20重量部の架橋可能なシランおよびフルオロ/シラン成分を含む
のが好ましい。コロイドシリカがゾル、すなわち水性ゾルとして与えられる本発
明の実施形態では、このゾルは約2〜約50、好ましくは約20〜約50重量%
のコロイドを含むのが好ましい。
可能なバインダー前駆体と、約35〜約40重量%のコロイド無機酸化物固体と
、残量(合計で約5〜約10重量%)の架橋可能なシランとフルオロ/シランを
含むのが好ましい。
加水分解された基とフルオロケミカル基とを有するものが挙げられる。さらに、
好適なフルオロ/シラン成分は、ポリマー、オリゴマーまたはモノマーとするこ
とができ、一般的に、約3〜約20個の炭素原子、より好ましくは約6〜約14
個の炭素原子を有するフッ素化炭素鎖を持つ1つ以上のフルオロケミカル部分を
含有している。これらのフルオロケミカル部分は、直鎖、分岐鎖または環状フッ
素化アルキレン基またはこれらを組み合わせたものを含有することができる。フ
ルオロケミカル部分は、重合可能なオレフィン不飽和基を含まないのが好ましい
が、酸素、2価または6価硫黄または窒素のようなカテナリー(鎖内)ヘテロ原
子を任意で含むことができる。過フッ素化基が好ましいが、水素またはハロゲン
原子もまた置換基として存在させることができる。ただし、炭素原子各2個につ
いていずれかの原子が1個以下の場合に限る。
。
、rは少なくとも1、好ましくは1〜4、より好ましくは1、sは少なくとも1
、好ましくは1〜4、より好ましくは1、Wはr+sの原子価を有する結合基で
ある。
の非イオン性パーフルオロ部分であるのが好ましい。Rfが2価の場合には、Rf 部分の原子価部位は両方とも下式で示されるようにWに直接結合しているのが好
ましい。
わかる。従って、式(1)のsは各2価の部分について2つずつ増える。
る。好適なパーフルオロ部分の代表例としては、1〜20、好ましくは3〜20
個の炭素原子を持つパーフルオロアルキル、パーフルオロアルキレン、パーフル
オロアルコキシまたはオキシパーフルオロアルキレン部分が挙げられる。過フッ
素化脂肪族部分が最も好ましいパーフルオロ部分である。
の非イオン性加水分解可能なシラン部分であるのが好ましい。「加水分解可能な
シラン部分」とは、少なくとも1つのハロゲン原子または少なくとも1つの酸素
原子に結合していて、酸素原子は好ましくはアシルオキシ基またはアルコキシ基
を構成している、少なくとも1つのSi原子を含有する加水分解可能な部分のこ
とを言う。このように、Syとして用いるのに好適な好ましい加水分解可能なシ
ラン部分の代表例は下式で表される。
らに、R1およびR2は鎖状、分岐または環状であってもよい。式(4)の実施形
態において、R1およびR2は環構造の共通構成要素である。このように、R1お
よびR2として用いるのに好適な部分の代表例としては、アルキル、アリール、
アルカリール、アシル、アルケニル、アリーレンまたはヘテロ環状部分、これら
の組み合わせ等が挙げられる。かかる部分は、環状の場合、所望であれば、複数
の環を含んでいてもよい。例えば、アリール部分はアリール−アリール構造とし
てもよい。好ましい実施形態において、R1およびR2はそれぞれ独立に、1〜4
個の炭素原子のアルキル基、またはアセチル(CH3CO−)または置換または
非置換ベンゾイル(C6H5CO−)のようなアシル基である。最も好ましくは、
R1およびR2はそれぞれ独立に、1〜4個の炭素原子の低級アルキル基、より好
ましくはCH3−である。
ある実施形態において、R3は好ましくは1〜8個、より好ましくは1〜4個、
最も好ましくは1〜2個の炭素原子のアルキル基である。−OR3がアシルオキ
シ基である実施形態において、R3は好ましくは式C(O)R4となり、R4は通
常、水素以外の非イオン性1価部分である。R4として好適な部分の代表例とし
ては、アルキル、アリールまたはアルカリール部分およびこれらの組み合わせが
挙げられる。かかるR4部分は、環状の場合、所望であれば、複数の環を含んで
いてもよい。好ましい実施形態において、R4はCH3−である。
を結合することのできる非イオン性部分であれば何であってもよい。好ましくは
、Wは、4〜30個の原子骨格を有し、アルキレン部分、エーテル部分、エステ
ル部分、ウレタン部分、カーボネート部分、イミド部分、アミド部分、アリール
部分、アルカリール部分、アルコキシアリール部分、スルホニル、窒素、酸素、
これらの組み合わせ等のような1つ以上の部分を含有していてもよい。
ル、アルキルまたはアルキルアリール部分、より好ましくは1〜4個の炭素原子
のアルキル部分、X1は1〜10個の炭素原子のアルキレン基、Z、R1、R2お
よびR3は上述の通りである。
H2CH2Si(OCH2CH3)3、C7F15CH2OCH2CH2CH2SiCl3、
C8F17CH2CH2OCH2CH2CH2SiCl3、C18F37CH2OCH2CH2C
H2CH2SiCl3、CF3CF(CF2Cl)CF2CF2SO2N(CH3)CH2 CH2CH2SiCl3、C8F17SO2N(CH2CH3)CH2CH2CH2Si(O
CH3)3、C8F17SO2N(CH3)CH2CH2CH2Si(OCH3)3、C8F1 7 SO2N(CH2CH3)CH2CH2CH2Si(OCH3)av1.9[(OCH2CH 2 )av6.1OCH3]av1.1、C7F15CH2O(CH2)3Si(OCH2CH2OCH 2 CH2OH)3、C7F15CH2CH2Si(CH3)Cl2、C8F17CH2CH2S
iCl3、Cl3SiCH2CH2CH2OCH2(OCF2CF2)8CH2OCH2C
H2CH2SiCl3、CF3O(CF2CF(CF3)O)4CF2C(=O)NHC
H2CH2CH2Si(OC2H5)3、CF3O(C3F6O)4(CF2O)3CF2C
H2OC(=O)NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3、Cl3SiCH2CH2
OCH2(CF2CF2O)8(CF2O)4CF2CH2CH2CH2SiCl3、C8F 17 CONHC6H4Si(OCH3)3、C8F17SO2N(CH2CH3)CH2CH2 CH2Si(OCH3)av1(OCH2CH2(OCH2CH2)2OCH3)av2。
で表される。
ンパニー(ミネソタ州、セントポール)よりFC405という商品名で市販され
ている。かかる化合物およびフルオロ/シラン化合物の製造方法は、米国特許第
3,787,467号(Luckingら)に記載されており、この開示内容は
ここに参考文献として組み込まれる。
基を有する少なくとも1つのフルオロケミカル化合物と、(b)1〜約3つの加
水分解性基とフルオロケミカル化合物の官能性基と反応可能な少なくとも1つの
官能基で置換されている少なくとも1つのアルキル、アリールまたはアルコキシ
アルキル基を有する官能性シランとを反応させることにより調製することができ
る。かかる方法は米国特許第5,274,159号(Pelleriteら)に
開示されている。
の供給源より市販されている。通常、好適な架橋可能なシラン成分は、少なくと
も1つの加水分解可能なシラン部分とシラン部分以外の少なくとも1つの重合可
能な部分とを含んでいる。重合可能な部分は、(メタ)アクリレート、アリル、
スチリル、アミノまたはエポキシ官能基のいずれかを含有するのが好ましく、一
方、加水分解可能なシラン基は、通常、アルコキシ基の変位によりヒドロキシ官
能性無機基体への結合部位として働くアルコキシシリル部分(通常メトキシまた
はエトキシ)である。架橋可能なシラン成分に関する更なる情報については、書
籍としては、E.P.Pleuddeman(「シランカップリング剤」Ple
num Press、ニューヨーク、1982年20−23および97頁)、技
術報告書としてはS.StermanとJ.G.Marsden「ガラス強化お
よび充填熱可塑性および熱硬化性樹脂系におけるシランカップリング剤の機構の
理論」ユニオンカーバイド社、ニューヨーク、および「ダウコーニングシランカ
ップリング剤便覧」ダウコーニング社、1985年2〜13頁にあり、これらの
開示内容はここに参考文献として組み込まれる。
ー、オリゴマーまたはモノマーであり、好ましくは下式で表される。
なシラン部分を表し、Rcは硬化可能な官能基、好ましくは遊離基硬化可能な官
能基を含有する部分であり、qは少なくとも1、好ましくは1〜4、より好まし
くは1、pは少なくとも1、好ましくは1〜4、より好ましくは1、Woはq+
pの原子価を有する結合基である。式(12)の化合物およびかかる化合物の製
造方法は、米国特許第5,314,980号に記載されており、この開示内容は
ここに参考文献として組み込まれる。
部分を結合することのできる非イオン性部分であれば何であってもよい。好まし
くは、Woは、4〜30個の原子骨格を有し、アルキレン部分、エーテル部分、
エステル部分、ウレタン部分、カーボネート部分、イミド部分、アミド部分、ア
リール部分、アルカリール部分、アルコキシアリール部分、アリールスルホニル
部分、窒素、酸素、これらの組み合わせ等のような1つ以上の部分を含有してい
てもよい。
えば、3−(メタクリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、3−アクリルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピルトリメト
キシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピルメチルジメトキシシラン、3−(
アクリルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)
プロピルジメチルエトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)メチルトリエトキ
シシラン、3−(メタクリルオキシ)メチルトリメトキシシラン、3−(メタク
リルオキシ)プロピルジメチルエトキシシラン、3−メタクリルオキシプロペニ
ルトリメトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジアセト
キシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルトリ−t−ブトキシシラン、ビ
ニルトリス−イソブトキシシラン、ビニルトリイソプロペンオキシシラン、ビニ
ルトリス(2−メトキシエトキシ)シランおよびこれらの混合物が例示される。
これらの中でも、3−(メタクリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、3−
アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピ
ルメチルジメトキシシランおよび3−(メタクリルオキシ)プロピルジメチルエ
トキシシランが好ましい。さらに、シラン官能性ポリオレフィンの形態の式(1
8)の架橋可能なシラン成分の実施形態は、いくつかの方法により市販の出発材
料から生成することができる。
特許第4,491,508号および第4,455,205号(Olsenら)、
米国特許第4,478,876号および第4,486,504号(Chung)
および米国特許第5,258,225号(Katsamberis)に記載され
ており、これらはすべてここに参考文献として組み込まれる。
UVまたは熱的)硬化エネルギー源に露光させると架橋または重合反応において
沈殿するモノマー、オリゴマーまたはポリマー骨格(ケースバイケースで)から
直接または間接的に懸垂している官能基のことを言う。かかる官能基には、通常
、放射線露光に際してカチオン機構により架橋する基ばかりでなく、遊離基機構
により架橋する基も含まれる。本発明の実施に好適な放射線重合可能な部分の代
表例としては、エポキシ基、(メタ)アクリレート基、オレフィン炭素−炭素二
重結合、アリルエーテル基、スチレン基、(メタ)アクリルアミド基、これらの
組み合わせ等が挙げられる。硬化エネルギーの代表例としては、電磁エネルギー
(例えば、赤外線エネルギー、マイクロ波エネルギー、可視光、紫外光等)、加
速粒子(例えば、電子ビームエネルギー)または放電からのエネルギー(例えば
、コロナ、プラズマ、グロー放電または無音放電)が挙げられる。
む。コロイド無機酸化物は、実質的に球形であるのが望ましく、比較的サイズが
均一である(すなわち、実質的に単分散サイズ分布または2つ以上の実質的に単
分散分布により得られる多峰分布である)。コロイド無機酸化物は実質的に凝集
せず(実質的に孤立)、かつ凝集しないままであるのがさらに好ましい。という
のは、コロイドの凝集は、沈殿、ゲル化またはゾル粘度の大幅な増大となって、
基体への接着性と光学明瞭度の両方を減じる恐れがあるためである。さらに、コ
ロイド無機酸化物の平均粒径は約1ナノメートル〜約200ナノメートル、好ま
しくは約1ナノメートル〜約100ナノメートル、より好ましくは約2ナノメー
トル〜約75ナノメートルであるという特徴を有している。このサイズ範囲だと
、粒子のコート可能なセラマー組成物への分散を容易にするのを促し、平滑な表
面と光学的にクリアなセラマーコーティングが得られる。コロイドの平均粒子サ
イズは、与えられた直径の粒子数を数える透過電子顕微鏡を用いて測定すること
ができる。
としては、コロイドチタニア、コロイドアルミナ、コロイドジルコニア、コロイ
ドバナジア、コロイドクロミア、コロイド酸化鉄、コロイド酸化アンチモン、コ
ロイド酸化錫およびこれらの混合物が挙げられる。コロイド無機酸化物は、シリ
カのような単体酸化物、シリカと酸化アルミニウムのような酸化物の組み合わせ
、または他の種類の酸化物が堆積したある種類の酸化物のコア(金属酸化物以外
の材料のコア)とすることができる。
たる無機酸化物、例えば、シリカと、少量の第2または添加の酸化物、好ましく
はアルミン酸ナトリウムのような酸化アルミニウムを含有する混合物としてもよ
い。本明細書で用いる「大量」とは、得られるセラマーの複合体特性がかかる主
たる酸化物に主によることから、無機酸化物が十分量(好ましくは少なくとも約
80重量%、より好ましくは少なくとも約95重量%、最も好ましくは少なくと
も約98重量%)の主たる酸化物を含んでいることを意味する。「少量」とは、
得られる未硬化または硬化セラマー組成物の少なくとも1つの特性を向上させる
ために、無機酸化物が十分量の添加酸化物を含んでいることを意味している。
も1種類の添加無機酸化物の両方を含むときはセラマーが誘導されるゾル中に、
無機酸化物を均一に分散するのがより容易にできることが分かった。例えば、シ
リカと酸化アルミニウム粒子を組み込んだ硬化したセラマーコーティングは、添
加酸化物がない以外は同一のセラマーコーティングよりも耐摩耗性が良好で、処
理能力が改善されている。
類、セラマー組成物の所望の最終用途等をはじめとする多くの因子に応じて異な
る。通常、用いる添加酸化物の量があまりに少ないと、利点があまり得られない
。一方、用いる添加酸化物の量があまりに多いと、得られる硬化セラマーコーテ
ィングが望むよりも曇って、耐摩耗性が減じる可能性がある。対応の硬化セラマ
ーコーティングが光学的にクリアで耐摩耗性があるのが望ましい好ましい実施形
態について指針を示したように、セラマー組成物は、約100重量部のシリカと
、約0.01〜約10、好ましくは約1〜約2重量部のシリカ以外の酸化物、好
ましくは酸化アルミニウムを含む。
ド分散液)、特にアモルファスシリカのゾルの形態で与えられるのが望ましい。
コロイド無機酸化物粒子を他の形態で提供する(例えば、コロイド粒子の不規則
凝集体を含有するヒュームドシリカ)のとは異なり、かかるゾルのコロイドは、
実質的に単分散のサイズおよび形状である傾向にあるため、良好な光学明瞭度、
平滑性および非常に良好な基体への接着を示すセラマー組成物を調製することが
できる。好ましいゾルは、通常、約2〜約50重量%、好ましくは約25〜約4
5重量%のコロイド無機酸化物を含有している。
中約2〜約50重量%のシリカを含有するシリカヒドロゾルが通常有用であり、
例えば、アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液を塩基でpH約8または約9まで部分中
和する(溶液の得られるナトリウム含量が、酸化ナトリウム基準で約1重量%未
満とする)ことにより調製することができる。本発明の実施に有用なゾルはまた
、ヒドロゾル(水が液体媒体として作用する)、オルガノゾル(有機液体が液体
媒体として用いられる)および混合ゾル(液体媒体が水と有機液体の両方を含有
する)をはじめとする様々な形態で調製してもよい。例えば、その記載がここに
参考文献として組み込まれる、米国特許第2,801,185(Iler)およ
び第4,522,958号(Dasら)、R.K.Iler、シリカの化学、J
ohn Wiley & Sons、ニューヨーク(1979年)にある技法お
よび形式の説明を参照のこと。
も知られている)が、本発明のセラマー組成物を調製するのに用いるのに好まし
い。ヒドロゾルの表面化学が、本発明のセラマー組成物に用いるのに特に好適と
させている。例えば、コロイド無機酸化物粒子が水に分散されているときは、各
粒子の表面に発生する共通電荷のためにゾルがある程度まで安定化される。同じ
ように帯電した粒子が互いに反発するため、この共通電荷が凝集や凝結よりも分
散を促す傾向にある。
「LUDOX」(E.I.DuPont de Nemours and Co
.,Inc.(デラウェア州、ウィルミントン))、「NYACOL」(Nya
col社(マサチューセッツ州、アシュランド))および「NALCO」(ナル
コケミカル社(イリノイ州、オークブルック))という商品名で市販されている
。好適なコロイドシリカはさらに、ここに参考文献として組み込まれる米国特許
第5,126,394号に記載されている。酸性か塩基性のゾルは本発明のセラ
マー組成物に用いるのに好適であるが、ゾルと、硬化可能なバインダー前駆体と
を混合するときのゾルのコロイドの凝結傾向を最小にするために、ゾルのpHを
硬化可能なバインダー前駆体のpHと合わせるのが望ましい。例えば、ゾルが酸
性の場合には、硬化可能なバインダー前駆体もまた酸性であるのが好ましい。一
方、ゾルが塩基性の場合には、硬化可能なバインダー前駆体もまた塩基性である
のが好ましい。
て、アルミン酸ナトリウム(NaAlO2)のような少量の水溶性化合物をゾル
に添加するのが望ましい。アルミン酸ナトリウムのような化合物の添加により、
シリカコロイドと酸化アルミニウムの両方を含むゾルおよび対応のセラマー組成
物が得られる。酸化アルミニウムのような添加酸化物を用いると、耐摩耗性の改
善された、そして湿潤または乾燥環境における接着の改善された均一なセラマー
組成物が得られやすくなる。これが、シリカコロイドと酸化アルミニウムを含む
セラマー複合体の向上した加水安定性の属性と考えられる。
いるコロイドのpHおよび種類に応じて、コロイドの表面電荷は負または正とな
る。このように、カチオンかアニオンを対イオンとして用いる。負に帯電したコ
ロイドのための対イオンとして用いるのに好適なカチオンとしては、Na+、K+ 、Li+、NR’4+(式中、各R’は1価の部分であるが、好ましくはHまたは
CH3のような低級アルキルである)のような第4級アンモニウムカチオン、こ
れらの組み合わせ等が例示される。正に帯電したコロイドの対イオンとして用い
るのに好適な対アニオンとしては、HSO3 -およびR−COO−(式中、Rはア
ルキルカルボキシレートを表す)が例示される。
熱可塑性または熱硬化性ポリマーから選ぶことができる。かかるポリマーとして
は、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド
、フェノキシ、フェノール樹脂、セルロース樹脂、ポリスチレン、スチレンコポ
リマー、ポリ(メタ)アクリレート、エポキシ、シリコーン樹脂、これらの組み
合わせ等が挙げられる。他の選択肢として、硬化可能なバインダー前駆体は、セ
ラマー組成物を基体にコートした後イン・サイチュで共重合または単独重合でき
るプレポリマー材料の形態とすることができる。
、電子ビーム放射、紫外線放射、可視光等のような硬化エネルギー源を用いて材
料を重合または架橋させる懸垂遊離基硬化可能な官能基を有する遊離基硬化可能
なモノマー、オリゴマー、ポリマーまたはこれらの組み合わせのうち1種類以上
を含有していてもよい。好ましい遊離基硬化可能なモノマー、オリゴマーまたは
ポリマーは、それぞれかかる材料の平均官能基が1分子当たり1を超える遊離基
硬化可能な炭素−炭素二重結合となるように、遊離基硬化可能な炭素−炭素二重
結合を1つ以上有している。かかる部分を有する材料は、かかる炭素−炭素二重
結合官能基によって互いに共重合または架橋することができる。
み合わせてオリゴマーまたはポリマーを形成することのできる単一の単体分子の
ことを言う。「オリゴマー」とは、2〜20個のモノマーを組み合わせた化合物
のことを言う。「ポリマー」とは、21個以上のモノマーを組み合わせた化合物
のことを言う。
ラマー組成物は、モノマー遊離基硬化可能なバインダー前駆体しか含まないセラ
マー組成物に比べて高い粘性を持つ傾向にある。従って、セラマー組成物が低粘
度、すなわち、スピンドル速度20〜50rpmで動作する好適なスピンドルを
備えたブルックフィールド粘度計を用いて25℃で測定したとき200センチポ
イズ未満の粘度であるのが望ましいスピンコーティング等のような技術による塗
布においては、少なくとも50重量%、より好ましくは実質的にすべてのプレポ
リマーバインダー前駆体がモノマー遊離基硬化可能なバインダー前駆体であるの
が好ましい。
び六官能性遊離基硬化可能なモノマーの組み合わせから選択されるのが好ましい
。最終セラマーコーティングの所望の特性に応じて、様々な量の一、二、三、四
、五および六官能性遊離基硬化可能なモノマーを本発明に組み込んで構わない。
えるために、セラマー組成物に組み込まれた遊離基硬化可能なモノマーが、1分
子当たり1を超える平均遊離基硬化可能な多官能基を有するように、セラマー組
成物に1種類以上の多官能性遊離基硬化可能なモノマー、好ましくは少なくとも
二−および三−官能性の遊離基硬化可能なモノマーを含めるのが望ましい。本発
明の好ましいセラマー組成物は、約1〜約35重量部の単官能性遊離基硬化可能
なモノマー、0〜約75重量部の二官能性遊離基硬化可能なモノマー、約1〜約
75重量部の三官能性遊離基硬化可能なモノマー、0〜約75重量部の四官能性
遊離基硬化可能なモノマー、0〜約75重量部の五官能性遊離基硬化可能なモノ
マーおよび0〜約75重量部の六官能性遊離基硬化可能なモノマーを含む。ただ
し、遊離基硬化可能なモノマーの平均官能基は1を超える、好ましくは1.1〜
4、より好ましくは1.5〜3である。
には、炭素−炭素二重結合が芳香族環に直接または間接的に結合した化合物が挙
げられる。かかる化合物としては、スチレン、アルキル化スチレン、アルコキシ
スチレン、遊離基硬化可能なナフタレン、アルキル化ビニルナフタレン、アルコ
キシビニルナフタレン、これらの組み合わせ等が例示される。単官能性遊離基硬
化可能なモノマーの他の代表的な部類には、5−ビニル−2−ノルボルネン、4
−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、1−ビニル−2−ピロリドン、1−ビ
ニルカプロラクタム、1−ビニルイミダゾール、N−ビニルホルムアミド等のよ
うな炭素−炭素二重結合が環状脂肪族、ヘテロ環状または脂肪族部分に付いた化
合物が含まれる。
を組み込んだ(メタ)アクリレート官能性モノマーが含まれる。
モノマーの代表例としては、メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、イソプロピル(メタ)アクリレートおよび2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レートのような1〜20個、好ましくは1〜8個の炭素原子を含有する(メタ)
アクリル酸の鎖状、分岐または環状脂肪族エステル;アルカン酸のアルキル部分
が2〜20、好ましくは2〜4個の炭素原子を含む鎖状、分岐または環状のアル
カン酸ビニルエステル;イソボルニル(メタ)アクリレート;酢酸ビニル;アリ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
リル官能基、エポキシ官能基、カルボキシル官能基、チオール官能基、アミン官
能基、スルホニル官能基、これらの組み合わせ等のようなその他の種類の反応性
官能基を含んでいてもよい。かかる遊離基硬化可能な化合物の代表例としては、
グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、β−シアノエチ
ル−(メタ)アクリレート、2−シアノエトキシエチル(メタ)アクリレート、
p−シアノスチレン、p−(シアノメチル)スチレン、α,β−不飽和カルボン
酸のジオールとのエステル、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トまたは2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート;1,3−ジヒドロキシ
プロピル−2−(メタ)アクリレート;2,3−ジヒドロキシプロピル−1−(
メタ)アクリレート;α,β−不飽和カルボン酸のカプロラクトン付加物;2−
ヒドロキシエチルビニルエーテルのようなアルカノールビニルエーテル;4−ビ
ニルベンジルアルコール;アリルアルコール;p−メチロールスチレン、(メタ
)アクリロイルオキシエチルトリメチル塩化アンモニウム、(メタ)アクリルア
ミドプロピルトリメチル塩化アンモニウム、ビニルベンジルトリメチル塩化アン
モニウム、2−ヒドロキシ−3−アリルオキシプロピルトリメチル塩化アンモニ
ウム、(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルベンジル塩化アンモニウム、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルベンジルトリメチル塩化アン
モニウム、N−(3−スルホプロピル)−N−(メタ)アクリルオキシエチル−
N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、2−[(メタ)アクリルオキシ]エチ
ルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、N−(3−スルホプロピル)−N
−(メタ)アクリルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、
N,N−ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシエ
チル酸ホスフェート、(メタ)アクリルアミドプロピルスルホン酸ナトリウム、
スチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、ビニルスルホン酸、2−(メタ)アクリ
ルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、無水マレイン酸、これらの混
合物等が挙げられる。
部類の単官能性遊離基硬化可能なモノマーには1種類以上のN,N−二置換(メ
タ)アクリルアミドが含まれる。N,N−二置換(メタ)アクリルアミドを用い
ると数多くの利点が得られる。例えば、この種のモノマーを用いると、ポリカー
ボネート基体への接着性の改善されたセラマーコーティングが得られる。さらに
、この種のモノマーはまた、セラマーコーティングの耐候性および靭性も改善す
る。コロイド無機酸化物のセラマー組成物からの凝結および沈殿がある場合には
これを最小にするために、N,N−二置換(メタ)アクリルアミドの分子量は、
約99〜約500、好ましくは約99〜約200である。
カルボニルおよびアミド官能基を任意で有する(C1〜C8)のアルキル基(鎖状
、分岐または環状)、カルボニルおよびアミド官能基を任意で有する(C1〜C8 )のアルキレン基、(C1〜C4)のアルコキシメチル基、(C4〜C18)のアリ
ールまたはヘテロアリール基、(C1〜C3)alk(C4〜C18)のアリール基
、または(C4〜C18)のへテロアリール基(ただしR9およびR10の一方のみが
水素である)、R11は水素、ハロゲンまたはメチル基である。好ましくは、R9
は(C1〜C4)のアルキル基であり、R10は(C1〜C4)のアルキル基であり、
R11は水素またはメチル基である。R9およびR10は同一でも異なっていてもよ
い。より好ましくは、R9およびR10はそれぞれCH3であり、R11は水素である
。
−アミドメチル)アクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−(5,5
−ジメチルヘキシル)アクリルアミド、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブ
チル)アクリルアミド、N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N−(イソ
ブトキシメチル)アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−メチ
ルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−メチル−N−エチルアクリ
ルアミド、N−(フルオレン−2−イル)アクリルアミド、N−(2−フルオレ
ニル)−2−メチルアクリルアミド、2,3−ビス(2−フリル)アクリルアミ
ド、N,N’−メチレン−ビスアクリルアミドが例示される。特に好ましい(メ
タ)アクリルアミドはN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドである。
2−ブテン(シスまたはトランス)、アリルオキシ部分を含む化合物等が一例と
して挙げられる。
ト化合物は数多くの異なる供給業者から市販されている。この代わりに、かかる
化合物は、様々な周知の反応経路を用いて調製することができる。例えば、一つ
の手法によれば、(メタ)アクリル酸またはハロゲン化アシル等を少なくとも2
、好ましくは2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールと反応させる。この
手法は、下記の概略の反応経路によって表される。アクリル酸とトリオールの反
応を例として示す。
たは六官能性化合物を得るには、対応のジオール、テトロール、ペントールおよ
びヘキソールをそれぞれトリオールの代わりに用いる。
物等を、2〜6個のNCO基またはその等価物を有するポリイソシアネートまた
はイソシアヌレート等と反応させる。この手法は、下記の概略の反応経路によっ
て表される。ヒドロキシエチルアクリレートとトリイソシアネートの反応を例と
して示す。
ートが与えられる。二、四、五または六官能性化合物を得るには、対応の多官能
性イソシアネートをそれぞれトリイソシアネートの代わりに用いる。
1種類以上の多官能性エチレン化不飽和エステルが含まれ、下式で表される。
、炭素、水素、窒素、非ペロキシ酸素、硫黄またはリン原子を有する環状、分岐
または鎖状の脂肪族、芳香族またはヘテロ環状の多価有機基、zはエステル中の
アクリルまたはメタクリル基を示す整数で2〜7の値である。好ましくは、R12 は水素、メチルまたはエチルで、R13は約14〜100の分子量であり、mは2
〜6の値である。より好ましくは、zは2〜5の値、最も好ましくは3〜4であ
る。多官能性アクリレートまたはメタクリレートの混合物を用いる場合には、z
は約1.05〜3の平均値を有しているのが好ましい。
多価アルコールのポリアクリル酸またはポリメタクリル酸エステルであり、例え
ば、エチレングリコール、トリエチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1−エトキシ−2,3
−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、1,6−ヘキサメチレンジオール、1,2−シクロヘキサン
ジオール、1,6−シクロヘキサンジメタノールのような脂肪族ジオールのジア
クリル酸およびジメチルアクリル酸エステル;グリセリン、1,2,3−プロパ
ントリメタノール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリ
オール、1,3,6−ヘキサントリオールおよび1,5,10−デカントリオー
ルのような脂肪族トリオールのトリアクリル酸およびトリメタクリル酸エステル
;トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアクリル酸およびトリメ
タクリル酸エステル;1,2,3,4−ブタンテトラオール、1,1,2,2−
テトラメチロールエタン、1,1,3,3−テトラメチロールプロパンおよびペ
ンタエリスリトールトリアクリレートのような脂肪族テトラロールのテトラアク
リルおよびテトラメタクリル酸エステル;アドニトールのような脂肪族ペントー
ルのペンタアクリル酸およびペンタメタクリル酸エステル;ソルビトールおよび
ジペンタエリスリトールのようなヘキサノールのヘキサアクリル酸およびヘキサ
メタクリル酸エステル;レゾルシノール、ピロカテコール、ビスフェノールAお
よびビス(2−ヒドロキシエチル)フタレートのような芳香族ジオールのジアク
リル酸およびジメタクリル酸エステル;ピロガロール、フロログルシノールおよ
び2−フェニル−2,2−ジメチロールエタノールのような芳香族トリオールの
トリメタクリル酸エステル;ジヒドロキシエチルヒダントインのヘキサアクリル
酸およびヘキサメタクリル酸のエステル;およびこれらの混合物がある。
およびコロイド無機酸化物に加えて、セラマー組成物はさらに、溶剤およびその
他光学添加剤を含んでいてもよい。例えば、所望であれば、セラマーコーティン
グ特性を向上するためにセラマー組成物の粘度を減じるべく、セラマー組成物は
溶剤を含んでいてもよい。適正な粘度レベルは、コーティング厚さ、塗布技術お
よびセラマー組成物が適用される基体材料の種類のような様々な因子に応じて異
なる。通常、25℃のセラマー組成物の粘度は、No.2cvスピンドルを備え
たブルックフィールド粘度計を用いてスピンドル速度20rpmで測定したとき
、約1〜約200センチポイズ、好ましくは約3〜約75センチポイズ、より好
ましくは約4〜約50センチポイズ、最も好ましくは約5〜約20センチポイズ
である。通常、セラマー組成物の固体含量が、固体重量当たり約5〜約95%、
好ましくは約10〜約50%、より好ましくは約15〜約30%となるような十
分な溶剤を用いる。
。ここで「相容性」とは、溶剤とその他の成分の相分離が最小であることを意味
する。さらに、セラマー組成物の硬化特性に悪影響を及ぼしたり、基体の材料を
攻撃しないような溶剤を選ぶべきである。また、溶剤は適切な乾燥速度のものを
選ぶべきである。すなわち、コートされた基体の製造工程が遅くなるため、溶剤
の乾燥が遅すぎてはいけない。また、得られるセラマーコーティングにピンホー
ルやクレーターのような欠陥が生じるため、乾燥があまり速すぎてもいけない。
溶剤は有機溶剤、水またはこれらの組み合わせとすることができる。好適な溶剤
の代表例としては、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコールおよびn
−ブタノールのような低級アルコール;メチルエチルケトンおよびメチルイソブ
チルケトンのようなケトン;グリコール;グリコールエーテル;これらの組み合
わせ等が挙げられる。最も好ましい溶剤はイソプロパノールである。後述のセラ
マー組成物を製造する手順を用いると、溶剤は少量、すなわち約2重量%の水も
含む場合がある。
改善するためにレベリング剤を含んでいてもよい。セラマー組成物が適切に基体
を濡らさないと、セラマーコーティングに目視される欠陥(例えば、ピンホール
またはリッジ)が生じる可能性がある。レベリング剤としては、ダウコーニング
(ミシガン州、ミッドランド)より「DOW57」という商品名で入手可能なア
ルキレンオキシド末端ポリシロキサン(ジメチル−、メチル−および(ポリエチ
レンオキシドアセテート−キャップドシロキサンの混合物)、およびミネソタマ
イニングアンドマニュファクチュアリングカンパニー(ミネソタ州、セントポー
ル)より「FC430」および「FC431」という商品名で入手可能なフルオ
ロケミカル界面活性剤が例示されるがこれに限られるものではない。セラマー組
成物は、所望の結果を与えるのに有効な量のレベリング剤を含むことができる。
好ましくは、レベリング剤は、セラマー組成物固体の総重量に基づいて約3重量
%まで、より好ましくは約0.5〜約1重量%の量で存在させる。異なるレベリ
ング剤の組み合わせも所望であれば用いることができるものと理解される。
グの製造中、コートされたセラマー組成物に、セラマーコーティングの硬化プロ
セスを開始するエネルギー源、例えば、放射線を露光するのが好ましい。この硬
化プロセスは、一般に、遊離基機構により生じ、これには、用いるエネルギー源
に応じて遊離基開始剤(ここでは、簡単に開始剤と呼ぶ、例えば、光開始剤また
は熱開始剤)の使用が必要とされる。エネルギー源が電子ビームの場合には、電
子ビームは遊離基を生成するため、一般的に開始剤は必要ない。エネルギー源が
紫外光または可視光の場合には、開始剤は必要なことが多い。開始剤をこれらエ
ネルギー源の一つに露光すると、開始剤は遊離基を生成して、これが重合および
架橋を開始させる。
過酸化ベンゾイル、アゾ化合物、ベンゾフェノンおよびキノンのような過酸化物
が例示されるがこれに限られるものではない。可視光放射線に露光したとき遊離
基源を生成する光開始剤としては、樟脳/アルキルアミノベンゾエート混合物が
例示されるがこれに限られるものではない。紫外光に露光したときに遊離基源を
生成する光開始剤としては、有機過酸化物、アゾ化合物、キノン、ベンゾフェノ
ン、ニトロソ化合物、アクリルハロゲン化物、ヒドラゾン、メルカプト化合物、
ピリリウム化合物、トリアクリルイミダゾール、ビスイミダゾール、クロロアル
キルトリアジン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルおよ
びメチルベンゾイン、ベンジルおよびジアセチルのようなジケトン、アセトフェ
ノン、2,2,2−トリブロモ−1−フェニルエタノン、2,2−ジエトキシア
セトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2,2
−トリブロモ−1(2−ニトロフェニル)エタノン、ベンゾフェノン、4,4−
ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンのようなフェノンおよびアシルホスフェ
ートが例示されるがこれに限られるものではない。市販の紫外線光開始剤として
は、チバガイギーより「IRGACUR(登録商標)184」(1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン)、「IRGACUR(登録商標)361」およ
び「DAROCUR(登録商標)1173」(2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニル−プロパン−1−オン)と言う商品名で入手可能なものが例示される
。一般的に、用いる場合、所望の硬化のレベルおよび速度をもたらすために、あ
る量の開始剤をセラマー組成物に含める。好ましくは、開始剤は、溶剤なしのセ
ラマー組成物の総重量に基づいて約0.1〜約10重量%、より好ましくは約2
〜約4重量%の量で用いる。異なる開始剤の組み合わせも所望であれば用いるこ
とができるものと理解される。
増感剤は、硬化可能なバインダー前駆体の硬化を、特に空気雰囲気中で開始する
遊離基の形成を助ける。好適な光増感剤としては、芳香族ケトンおよび第三級ア
ミンが挙げられるがこれに限られるものではない。好適な芳香族ケトンとしては
、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンジル、ベンズアルデヒドおよびo−ク
ロロベンズアルデヒド、キサントン、チオキサントン、9,10−アントラキノ
ンおよびその他多くの芳香族ケトンが挙げられるがこれに限られるものではない
。好適な第三級アミンとしては、メチルジエタノールアミン、エチルジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、フェニルメチル−エタノールアミン、ジメチ
ルアミノエチルベンゾエート等が挙げられるがこれに限られるものではない。一
般的に用いる場合、所望の硬化のレベルおよび速度をもたらすために、ある量の
光増感剤をセラマー組成物に含める。好ましくは、本発明のセラマー組成物に用
いる光増感剤の量は、溶剤なしのセラマー組成物の総重量に基づいて約0.01
〜約10重量%、より好ましくは約0.05〜約5重量%、最も好ましくは約0
.25〜約3重量%である。異なる光増感剤の組み合わせも所望であれば用いる
ことができるものと理解される。
する一般的な添加剤としては、安定化剤、吸収剤、酸化防止剤等が知られている
。本発明のセラマー組成物は、紫外線安定化剤、紫外線吸収剤、オゾン安定化剤
および熱安定化剤/酸化防止剤のうち1種類以上を含むことができる。
ラマーコーティングの「黄変」を減じる。紫外線安定化剤としては、「TINU
VIN(登録商標)292」(ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジニル)セバケート)という商品名で入手可能なものが例示され、紫外線
吸収剤としては、「TINUVIN(登録商標)1130」(ヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾール)という商品名で入手可能なものが例示される。これらは
いずれもチバガイギーより入手可能である。セラマー組成物は、所望の結果を与
える量の紫外線安定化剤か紫外線吸収剤のいずれかを含むことができる。好まし
くは、紫外線安定化剤または吸収剤は、溶剤なしのセラマー組成物の総重量に基
づいて約10重量%まで、より好ましくは約1〜約5重量%の量で存在させる。
異なる紫外線安定化剤および吸収剤の組み合わせも所望であれば用いることがで
きるものと理解される。
としては、チバガイギーより入手可能な「IRGANOX(登録商標)1010
」という商品名で入手可能なヒンダードアミンおよびアルドリッチより市販され
ているフェノトリアジンが例示されるがこれに限られるものではない。セラマー
組成物は、所望の結果を与える量のオゾン安定化剤を含むことができる。好まし
くは、オゾン安定化剤は、溶剤なしのセラマー組成物の総重量に基づいて約1重
量%まで、より好ましくは約0.1〜約1.0重量%、最も好ましくは約0.3
〜約0.5重量%の量で存在させる。異なるオゾン安定化剤の組み合わせも所望
であれば用いることができるものと理解される。
料としては、低融点ヒンダードフェノールおよびトリエステルが例示されるがこ
れに限られるものではない。具体的には、ボーグワーナーケミカルズ社(ニュー
ヨーク州、パーカースバーグ)より「ULTRANOX(登録商標)226」酸
化防止剤という商品名で市販されている2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェノール;「ISONOX(登録商標)132」酸化防止剤(シェネクタ
ディケミカルズ社(ニューヨーク州、シェネクタディ))または「VENOX(
登録商標)1320」酸化防止剤(バンダービルト社(コネチカット州、ノーウ
ォーク))という商品名で市販されているオクタデシル3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシシンナメートが挙げられる。セラマー組成物は、所望の
結果を与えるのに十分な熱安定化剤/酸化防止剤を含むことができる。好ましく
は、熱安定化剤/酸化防止剤は、溶剤なしのセラマー組成物の総重量に基づいて
約3重量%まで、より好ましくは約0.5〜約1重量%の量で存在させる。異な
る熱安定化剤/酸化防止剤の組み合わせも所望であれば用いることができるもの
と理解される。
橋可能なシラン成分、硬化可能なバインダー前駆体およびコロイド無機酸化物を
含む成分を混合することにより調製される。フルオロ/シラン成分は、コロイド
無機酸化物および硬化可能なバインダー前駆体を含有する第1の混合物と、架橋
可能なシラン成分の存在下で混合してもよい。フルオロ/シラン成分は、架橋可
能なシラン成分と予備混合して第2の混合物を形成してもよい。この第2の混合
物を第1の混合物と混合して第3の混合物、すなわち、セラマー組成物が形成さ
れる。架橋可能なシラン成分はまた第1の混合物と予備混合して第4の混合物を
形成してもよい。これをフルオロ/シラン成分と混合して、セラマー組成物を形
成することができる。
ド無機酸化物の少なくとも一部がフルオロ/シラン成分により表面処理されるよ
うな条件下で混合される。好ましくは、一度このように混合したら、フルオロ/
シラン成分および架橋可能なシランの加水分解可能なシラン部分を反応させて、
コロイド無機酸化物を懸垂RcおよびRf官能基で官能化(表面処理)する。フル
オロ/シラン成分をこのやり方でセラマー組成物に組み込むことによって、得ら
れるセラマー組成物は光学的にクリアなままとなり、従って、光学的にクリアな
セラマーコーティングを形成するのに特に有用である。
する。例えば、約98%の水を除去し、セラマー組成物中に約2%の水を残すと
好適であることが分かっている。硬化可能なバインダー前駆体が遊離基硬化可能
なプレポリマーを含有するときは、得られる乾燥セラマー組成物はクリアな液体
である。大部分の水が除去されたらすぐに、所望であれば、上述のタイプの有機
溶剤を、セラマー組成物が好ましくは約5重量%〜約95重量%の固体、より好
ましくは約10重量%〜約50重量%の固体、最も好ましくは約15重量%〜約
30重量%の固体を含むように添加する。
を改善するのが望まれるいずれかの基体にコートする。かかる基体としては、カ
メラレンズ、眼鏡レンズ、双眼鏡レンズ、自動車の窓および自動車のトップコー
トとしての本体パネル、ビルの窓、オーブンウェア、列車の窓、ボートの窓、飛
行機の窓、車両のヘッドランプおよびテールランプ、陳列ケース、眼鏡、船体、
オーバーヘッドプロジェクタ、ステレオキャビネットドア、ステレオカバー、家
具、バス停留所のプラスチック、テレビ画面カバー、コンピュータ画面カバー、
時計カバー、計測器ゲージカバー、光学および磁気光学記録ディスク、グラフィ
ックディスプレイ等が挙げられる。セラマーコーティングの基体への接着力は、
特定の基体や、基体が下塗りされたか、製造中配向(配向なし、軸配向または二
軸配向)されたか、その他修正されたかどうかといったその他の因子により異な
る場合がある。
護するために、皮革のような動物の皮膚や合成皮革製品に適用してもよい。一般
に、セラマー組成物は、スプレー、ブラシ、ロールまたは転写コーティング方法
を用いてこれらの製品に適用される。
いてセラマー組成物を基体に適用することができる。好適なコーティング技術と
しては、スピンコーティング、グラビアコーティング、フローコーティング、ス
プレーコーティング、ブラシまたはローラーによるコーティング、スクリーン印
刷、ナイフコーティング、カーテンコーティング、スライドカーテンコーティン
グ、押出し、スキージコーティング等が例示される。本発明の保護セラマーコー
ティングの厚さは、一般に、約1ミクロン〜約100ミクロン、好ましくは約2
〜約50ミクロン、より好ましくは約4〜約9ミクロンである。通常、薄すぎる
セラマーコーティングは、十分な耐摩耗または耐衝撃性を有しておらず、流れる
ため、材料が無駄になる。厚すぎるセラマーフィルムだとひび割れする傾向が大
きい。
とができる。放射線硬化可能な場合には、コートされたセラマー組成物を、可視
光、紫外光または電子ビーム放射線のような好適な形態のエネルギーで照射する
ことにより硬化させる。周囲条件で紫外光を照射するのが、比較的低コストであ
ること、そしてこの硬化技術の速度から、現在のところ好ましい。照射によって
、硬化可能なバインダー前駆体および表面処理済のコロイド無機酸化物が架橋し
て、コロイド無機酸化物およびポリマーマトリックス中に点在する任意の添加剤
を有するポリマーマトリックスを含有するセラマーコーティングを形成する。得
られるセラマーコートされた基体は、このようにして汚れ、摩耗および衝撃から
保護される。
するものであり、その開示内容がここに参考文献として組み込まれるASTM
D1044(透明プラスチックの表面摩耗に対する抵抗性を求める標準的方法)
に従って行われた。簡単に述べると、この試験方法は、TABER ABRAS
ER(登録商標)テスター上の試料を、CS−10F車により500グラムの負
荷を用いて室温で100、300および500サイクル研磨するものである。砥
石車にかけた各サイクルの後に、ヘーズのパーセント変化を測定した。
耐久性を試験するためのものであった。試料を、指定された時間指定された温度
で完全に水中に沈めた。特に、試料は約60℃で11〜13日間、約71℃で6
〜8日間、約82℃で3〜5日間水浴に入れた。指定した時間が過ぎたら、試料
を取り出し、層剥離を検査して、交差接着試験(後述の試験手順IV)およびテ
ープスナップ試験(後述の試験手順V)を行った。
マー組成物の能力を評価するものである。この試験は、その開示内容がここに参
考文献として組み込まれるASTM試験基準G−26−88、型B、BH(光露
光装置(キセノン−アークタイプ)を、非金属材料の露光のために水有りおよび
水無しで操作する標準的技法)に従ってなされた。
ホウケイ酸塩内部および外部フィルタを通して、アトラスエレクトリックデバイ
ス社(イリノイ州、シカゴ)より入手可能な水冷キセノンアーク型番65XWW
R耐候チャンバにおいて0.35W/m2で、約63℃で102分、続いて水ス
プレー18分間の繰り返しサイクルで露光した。特定の基体についてこの試験に
合格するセラマーコーティングとするためには、この条件下で、大幅な黄変、白
化またはその他退色することなく少なくとも1000時間の露光に耐えることが
できなければならない。
およびコーティングにやや含められる形態の欠陥である「裂け目(checks
)」が挙げられる。
オーバーカットを適用し、剥がすことによりコーティングフィルムの基体への接
着力を評価するものである。各方向に3つの切り込みのある交差パターンを基体
のコーティングに作成した。感圧接着剤テープを交差部分に適用して剥がした。
説明および例示のものと比べることにより、接着力を評価した。切断ツールは、
良い状態の切れ刃を有する鋭い剃刀の歯、小刀、ナイフまたはその他切断装具で
あった。切断ガイドを用いて真っ直ぐに切断した。テープは、ここにその全体が
参考文献として組み込まれるASTM試験方法B1000に従って試験したとき
接着強度36プラスマイナス2.5oz/in.(40プラスマイナス2.8g
/mm)の1インチ(25mm)幅の半透明感圧接着剤テープであった。
しているよう注意を払った。テープやコーティングの接着力に影響する恐れのあ
る極端な温度や相対湿度は排除した。3つの平行な長さ20mmの切断部2組を
コーティングに作り、一組を他の組に対して90°に配向して、これらを試験パ
ネルの中央付近に交差させて置いた。切断部は、一定の動きにして基体のコーテ
ィングを貫くようにし、基体がコーティングを通して目視できるようにした。切
断後、フィルムに軽くブラシをかけてコーティングから分離した破片やリボンを
除去した。長さ75mmのテープ片をロールから取り外して、切断部の交差部分
でテープの中央に置き、一組の切断部と同じ方向にテープを動かした。テープを
切断部の領域において定位置に指でならし、鉛筆端部にある消しゴムで強く擦っ
た。適用の90秒(プラスマイナス30秒)以内に、自由端に折り目をつけて、
約180°でそれを素早く引っ張って、テープが元に戻らないようにしてテープ
を除去した。切断領域を基体からのコーティングの除去について検査して、以下
の基準に従って接着力を評価した。以下の場合、コーティングは「合格」とした
。切断端部が完全に平滑で格子平方がどれも分離していない、コーティングの小
破片が交差部で分離している(影響を受けたのは5%未満の領域)、コーティン
グの小破片が端部に沿って、そして交差部で分離している(影響を受けた領域は
5〜15%の格子)。以下の場合、コーティングは「不合格」とした。コーティ
ングが端部に沿って、平方部分で剥がれている(影響を受けた領域は15〜35
%の格子)、コーティングが切断部の端部に沿って大きなリボンで、そして平方
全体で剥がれている(影響を受けた領域は35〜65%の格子)。
ィングの表面に固定した。テープを、コーティング表面に対して90°で素早く
引っ張ることにより「プツンと切って」、層剥離があるかどうかコーティングを
目視で検査した。層剥離が僅かまたは層剥離が明らかでないコーティングは「合
格」であった。
測定するものであり、その開示内容がここに参考文献として組み込まれるAST
M D3884に従って行われた。この試験方法は、制御された圧力下での回転
研磨動作を用いて皮革および合成皮革上の表面コーティングの耐摩耗性を測定す
るものである。用いたTaber研磨機は、Taberインダストリー(ニュー
ヨーク州、トナワンダ)より入手可能な型番5130であった。試料を約103
±3ミリメートルに切断し、試験試料の中央に7±1ミリメートルの穴を穿孔し
た。試料をS−36ボール紙支持体(Taberインダストリーより入手可能)
を備えたTaberディスクに取り付けた。1000グラムの重量の調整済みH
−22砥石車を用いて試験を行った。約2ミリメートルの深さの摩耗領域が観察
されたとき試料は不合格とした。
ルトリアクリレート)を1リットルのフラスコ中で約49℃まで加熱した。35
.2重量部のシリカ(88部の40%固体、平均粒径20ナノメートル、ナルコ
社(イリノイ州、ネーパーヴィル)より「Nalco 2327」という商品名
で市販されている)をこのPETAに添加して第1の混合物を形成した。別のフ
ラスコで、7.7重量部の架橋可能なシラン成分3−メタクリルオキシプロピル
−トリメトキシシラン(ユニオンカーバイドより「A−174]という商品名で
市販されている)を、0.8重量部の式(11)のフルオロ/シラン成分(ミネ
ソタマイニングアンドマニュファクチュアリングカンパニー(ミネソタ州、セン
トポール)より「FC−405」という商品名で市販されている)と混合して第
2の混合物を形成した。第1および第2の混合物を混合して第3の混合物を形成
した。秤量トレイにおいて、0.15重量部のBHT(ブチル化ヒドロキシトル
エン)と0.02重量部のフェノチアジン(いずれもPETA56.2重量部に
基づく)を混合して、第3の混合物に加えて第4の混合物を形成した。
和な真空蒸留(100±20mmHg)により「ストリップ」した。残渣量(わ
ずかの重量%)の水が乾燥生成物に残った。ストリッピングプロセスの最後に、
重量比14:1イソプロピルアルコール溶剤:蒸留水で混合物を50%固体まで
希釈した。この50%固体混合物をさらに、同じ溶剤混合物で25%固体まで希
釈した。約0.7重量部の光開始剤(チバガイギー社(ニューヨーク州、ホース
ローン)より「IRGACURE 184」という商品名で市販されている)も
加えた。
クロメートルの厚さでPMMA(ポリメチルメタクリレート)およびポリカーボ
ネート基体にコートした。各コートされた基体を、空気循環オーブン中で約60
℃で2.5分間気流乾燥して、イソプロパノールの大部分を確実に飛ばした。最
後に、コーティングをUV光プロセッサのコンベヤーベルト上で高圧水銀ランプ
(PPGインダストリー(イリノイ州、プレインフィールド)より入手可能な型
番QC1202)を用いて硬化した。プロセス条件は16.5メートル/分、4
10ボルト、エネルギー90mJ/cm2および空気雰囲気であった。
ネート基体に接合した。さらに、コーティングは試験手順I、IIおよびIII
に合格し、優れた貯蔵安定性を有していた。6ヵ月後、上記の手順に従って調製
したゾルはクリアで凝結はなかった。
フルオロ/シラン成分の添加を行った以外は実施例1と同様に実施例2を行った
。これらの工程は、56.2重量部のPETAを1リットルのフラスコ中で約4
9℃まで加熱することによりなされた。35.2重量部のシリカ(88重量部の
40%固体NALCO(登録商標)2327)をこのフラスコに加えた。7.7
重量部の3−メタクリルオキシプロピル−トリメトキシシランをこのフラスコに
加えた後、0.8重量部の式(11)のフルオロ/シラン成分を加えた。秤量ト
レイにおいて、0.15重量部のBHTと0.02重量部のフェノチアジン(い
ずれもPETA56.2重量部に基づく)を混合して、フラスコに加えた。得ら
れた混合物をストリップし、溶剤で希釈して、PMMAおよびポリカーボネート
基体にコートして実施例1に記載された通りに硬化した。得られたセラマ−コー
ティングは完全にクリアで、PMMAおよびポリカーボネート基体に接合した。
さらに、得られたセラマーコーティングは試験手順I、IIおよびIIIに合格
した。
加えてから、架橋可能なシラン成分を添加した以外は実施例1と同様に実施例3
を行った。これらの工程は、56.2重量部のPETAを1リットルのフラスコ
中で約49℃まで加熱することによりなされた。35.2重量部のシリカ(88
重量部の40%固体NALCO2327)をこのフラスコに加えた。0.8重量
部のフルオロ/シラン成分をこのフラスコに加えた後、7.7重量部の3−メタ
クリルオキシプロピル−トリメトキシシランを加えた。秤量トレイにおいて、0
.15重量部のBHTと0.02重量部のフェノチアジン(いずれもPETA5
6.2重量部に基づく)を混合して、フラスコに加えた。最終混合物は沈殿した
。このように、組成物はコート可能ではなく、実験は完了しなかった。
部のPETAに基づいて)のジメチルアクリルアミド(DMA)を実施例1の第
3の混合物に添加した以外は実施例1と同様に実施例4を行った。得られた混合
物をストリップし、溶剤で希釈して、PMMAおよびポリカーボネート基体にコ
ートして実施例1に記載された通りに硬化した。得られたセラマ−コーティング
は完全にクリアで、PMMAおよびポリカーボネート基体に接合した。さらに、
得られたセラマーコーティングは試験手順I、IIおよびIIIに合格し、実施
例1のコーティングと同様の性能を示した。本実施例は、このように、所望であ
れば、本発明のセラマー組成物に必須ではないがDMAを用いてもよいことを示
している。
に実施例5を作成した。56.2重量部のPETAを約49℃まで予熱し、35
.3重量部のシリカ(88重量部の40%固体NALCO(登録商標)2327
、20nm)および1重量部のアルミン酸ナトリウム(NaA1O2)と混合し
て第1の混合物を形成した。7.8重量部のA−174および0.8重量部の式
(11)の化合物の第2の混合物を調製し、攪拌しながら第1の混合物に加えて
第3の混合物を作成した。秤量トレイにおいて、0.15重量部のBHTと0.
02重量部のフェノチアジン(いずれもPETA56.2重量部に基づく)を混
合して、第3の混合物に加えて第4の混合物を形成した。
ート基体にコートして実施例1に記載された通りに硬化した。
例5に記載された通りに実施例6を行った。第2の混合物は、約0.7重量部の
A−174、0.8重量部の式(11)の化合物および8.0重量部のジメチル
アクリルアミドを含有していた。セラマー組成物をストリップし、溶剤で希釈し
て、PMMAおよびポリカーボネート基体にコートして実施例1に記載された通
りに硬化した。
A)を含有していたが、フルオロ/シラン成分は含有していなかった。具体的に
は、51.5重量部のPETAを約49℃まで加熱した。32.4重量部のシリ
カ(88重量部の40%固体NALCO2327)をPETAに加えて第1の混
合物を形成した。別のフラスコにおいて、8.1重量部の3−メタクリルオキシ
プロピル−トリメトキシシランを8.0重量部のDMAと混合してDMA変性の
第2の混合物を形成した。第1の混合物をDMA変性の第2の混合物と混合して
第3の混合物を形成した。秤量トレイにおいて、0.15重量部のBHTと0.
02重量部のフェノチアジン(いずれもPETA51.5重量部に基づく)を混
合して、第3の混合物に加えて第4の混合物を形成した。
ート基体にコートして実施例1に記載された通りに硬化した。実施例1のセラマ
ーコーティングと同様に、この比較例のセラマーコーティングは完全にクリアで
、PMMAおよびポリカーボネート基体に接合しており、試験手順I、IIおよ
びIIIに合格した。これらの試験に関して、本発明の組成物は、フルオロ/シ
ラン成分を用いずにDMAを用いて作成されたセラマーに匹敵する性能を示した
。
Bを作成した。56.2重量部のPETAを1リットルのフラスコ中で約49℃
(120°F)まで加熱した。35.2重量部のシリカ(88重量部の40%固
体NALCO2327)をPETAに加えて第1の混合物を形成した。7.7重
量部の3−メタクリルオキシプロピル−トリメトキシシランをこのフラスコに加
えた後、15.6重量部のDMA(56.2重量部のPETAに基づいて)を加
えた。秤量トレイにおいて、0.15重量部のBHTと0.02重量部のフェノ
チアジン(いずれもPETA56.2重量部に基づく)を混合して、フラスコに
加えた。
ネート基体にコートして実施例2に記載された通りに硬化した。実施例2のセラ
マーコーティングと同様に、この比較例のセラマーコーティングは完全にクリア
で、PMMAおよびポリカーボネート基体に接合しており、試験手順I、IIお
よびIIIに合格した。これらの試験に関して、本発明の組成物は、フルオロ/
シラン成分を用いずにDMAを用いて作成されたセラマーに匹敵する性能を示し
た。
O AR」という商品名で市販されているコーティング材料を用いて作成された
ハードコーティングであった。
れた混合物はストリッピングの際に凝固した。
〜10および実施例1−2および4に示されるように、フッ素化部分とシラン部
分の両方(フルオロ/シラン成分)を含む非イオン性フルオロケミカルは、コロ
イド凝結を起すことなくセラマーゾルにうまく組み込むことができる。かかるフ
ルオロ/シラン成分を含有するセラマーコーティングは、DMAの有無に関わら
ず、非常に長い貯蔵寿命を有しており、優れた防汚性を示す(実施例1および4
を参照のこと)。さらに、本発明のセラマー組成物を用いて、高度の耐摩耗性、
耐久性および硬度を示すセラマーコーティングを作成することができる(表3〜
10を参照のこと)。表3〜10に示したコーティングのいくつかは、表1に示
した処方、さらに表2に示した成分の添加剤を用いた。かかる添加剤の量はセラ
マー固体の重量に基づいて表わされている。
ローン)より市販されている。2 SANDUVORのすべての等級はクラリアント社(ノースカロライナ州、シ
ャーロット)より市販されている。
いた。 「**」の付いた試料は2wt−%の添加剤IIを含んでいた。
た。 「**」の付いた試料は8wt−%の添加剤Iを含んでいた。
いた。
た。
た。
。
ティング処方を調製した。コーティング組成物を、アクリル(サイロ社より入手
可能なCyro−FF(登録商標))か、ポリカーボネート(サイロ社より入手
可能なCyro−ZX(登録商標))基体に前述した通りにコートし、硬化した
。硬化したコーティングにプラスチック上のTaber摩耗試験を行った。比較
試験として、専売の耐摩耗性コーティング(サイロ社より入手可能なCyro−
AR(登録商標))でコートしたアクリルおよびポリカーボネートシートも試験
した。用いた無機酸化物と摩耗試験の結果を表11および12に示す。
方に良好な耐摩耗性を与えている。特に、NaAlO2またはSiO2とSnO2
の混合酸化物を含有するコーティングは、市販のコーティングに比べて耐摩耗性
が改善されている。
ティング処方を調製した。コーティング組成物を、アクリル(サイロ社より入手
可能なCyro−ACRYLITE(登録商標))かポリカーボネート(サイロ
社より入手可能なCyro−CYROLON(登録商標))基体に前述した通り
にコートし、硬化した。硬化したコーティングに温水接着試験を行った。結果を
表13および14に示してある。
価した。いくつかの組成物を、アクリルかポリカーボネート基体に前述した通り
にコートし、硬化した。2つの試験のうち最初の試験では、コートした基体にS
HARPIE(登録商標)マーカーで筆記し、インクを乾燥させた。次に、紙組
織を擦ってインクを除去しようと試みた。すべてのインクが除去された場合、コ
ーティングは許容され、「合格」とされた。
ト基体に適用した。スプレーを試料から約20〜25に保持し、1秒噴霧で適用
して、点で塗料を塗布した。次に、試料から同じ距離で保持して、3秒噴霧によ
り線で塗料を塗布した。次に、塗料を乾燥させて、紙組織を擦って塗料を除去し
ようと試みた。すべてのインクが除去された場合、コーティングは「合格」とさ
れた。比較例Aのコーティング組成物も同様にして評価した。
込みによる利点があり、落書き防止コーティングとして有用であるということが
分かる。逆に、フルオロケミカルのないコーティングはインクおよび塗料により
汚れたままとなった。
り入手可能)#2040および#2059に、市販の噴霧器を用いて、皮革試料
を水平位置において、実施例1のセラマー組成物をスプレーコートした。コーテ
ィング重量は11グラム/メートル2であった。試料を70℃で約10分間オー
ブン乾燥した。次に、試料を水銀灯(出力設定−300ジュール/秒/メートル 2 )により6メートル/分の速度でUVチャンバーを用いて硬化した。
16に示す。
当業者には明白であろう。ここに記載した原理および実施形態の様々な省略、修
正および変更は、添付の請求項に示される本発明の正確な範囲および技術思想か
ら逸脱することなく当業者によりなされてもよい。
Claims (13)
- 【請求項1】 (a)硬化可能なバインダー前駆体と、(b)加水分解可能
なシラン部分と遊離基架橋可能な部分とを含む架橋可能なシラン成分で表面処理
したコロイド無機酸化物とを含み、前記酸化物はさらに加水分解可能なシラン部
分とフッ素化部分とを含むフルオロ/シランで表面処理されていることを特徴と
する硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項2】 前記架橋可能なシラン成分対フルオロ/シラン成分の重量比
が約4:1〜約20:1であったことをさらに特徴とする請求項1記載の硬化可
能なセラマー組成物。 - 【請求項3】 前記架橋可能なシラン成分が、下式 【化1】 (式中、Syは加水分解可能なシラン部分を表し、Rcは遊離基硬化可能な官能基
を含む部分であり、qは少なくとも1、pは少なくとも1、Woはq+pの原子
価を有する結合基である)で表されたことをさらに特徴とする請求項1〜2のい
ずれか1項記載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項4】 前記フルオロ/シラン成分が、下式 【化2】 (式中、Syは加水分解可能なシラン部分を表し、Rfはフッ素化部分を表し、r
は少なくとも1、sは少なくとも1、Wはr+sの原子価を有する結合基である
)で表されたことをさらに特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の硬化可
能なセラマー組成物。 - 【請求項5】 前記硬化可能なバインダー前駆体が、1種類以上の(メタ)
アクリレートまたは(メタ)アクリルアミドモノマーを含むことをさらに特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項記載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項6】 前記硬化可能なバインダー前駆体が、ペンタエリスリトール
トリアクリレートを含むことをさらに特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記
載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項7】 前記硬化可能なバインダー前駆体がまた、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミドを含むことをさらに特徴とする請求項1〜6のいずれか
1項記載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項8】 前記コロイド無機酸化物がコロイドシリカ粒子を含むことを
さらに特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の硬化可能なセラマー組成物
。 - 【請求項9】 前記無機酸化物が、大量のシリカと少量の少なくとも1種類
の他の無機酸化物との混合物を含むことをさらに特徴とする請求項1〜8のいず
れか1項記載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項10】 前記他の無機酸化物がアルミナを含むことをさらに特徴と
する請求項1〜9のいずれか1項記載の硬化可能なセラマー組成物。 - 【請求項11】 ポリマーまたは皮革の基体を含み、その表面が請求項1〜
10のいずれか1項記載の硬化したセラマー複合体組成物で少なくとも部分的に
コートされていることを特徴とする複合構造体。 - 【請求項12】 (a)請求項1〜10のいずれか1項記載の硬化可能なセ
ラマー組成物で基体の表面の少なくとも一部をコートする工程と、(b)前記組
成物を少なくとも部分的に硬化するのに有効な条件下で、ある量の硬化エネルギ
ーを前記コートされた基体に照射して、耐摩耗性硬化セラマーコーティングを前
記基体に形成する工程とを備えたことを特徴とする耐摩耗性セラマーコーティン
グの作成方法。 - 【請求項13】 照射の前に前記コーティングを加熱する工程をさらに特徴
とする請求項12記載の方法。
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