JP2002513404A - 置換ベンズイミダゾール類とレトロウイルス感染の治療におけるそれらの使用 - Google Patents

置換ベンズイミダゾール類とレトロウイルス感染の治療におけるそれらの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、レトロウイルス感染の治療方法とHIV感染の治療方法を提供する。本発明の方法は、一般式(I)の化合物を投与することを含むことを特徴とし、式中のL、R1、R2、R3とR4は明細書に規定の通りである。

Description

【発明の詳細な説明】 置換ベンズイミダゾール類とレトロウイルス感染の治療におけるそれらの使用 発明の分野 本発明は、レトロウイルスに関し、特に、レトロウイルス感染の治療方法に関 する。本発明は、レトロウイルス感染の治療に有用な化合物にも関する。 発明の背景 代表的なレトロウイルスのゲノムは、ウイルス複製サイクルを調整する3種類 の一次酵素をコードしている。逆転写酵素はウイルスのRNAゲノムを二本鎖D NAに変換する。インテグラーゼがこのDNAコピーを宿主細胞ゲノムに非特異 的に挿入し、プロテアーゼがウイルスの構造蛋白と非構造蛋白を切断して、その 成熟形にさせる。 レトロウイルスのライフサイクルの必須ステップは、二本鎖DNAコピーを宿 主ゲノムに組み込むことである。H.Sakaiら,J.Virol.67:1169(1993)を参照 。この工程は高度に保存された配列認識ステップと切断ステップからなる。この 原理に従い、この工程を中断できる治療剤は、有効且つ特異的な抗ウイルス剤に なりうる。ウイルスのポリメラーゼのC末端における蛋白質であるインテグラー ゼ(IN)は、この工程に必要とされる唯一のウイルス蛋白である。R.LaFemina ら,J.Virol.66:7414(1992)を参照。 A.Fesenら,Proc.NatL Acad.Sci.USA 90:2399(1993)は、ヒト免疫不全ウ イルスI型(HIV-I)のインテグラーゼ阻害物質として可能性のある様々な化学 物質のインテグラーゼアッセイを行った研究について考察している。その論文に 、幾つかのトポイソメラーゼ阻害物質、たとえば、ドキソルビシン(doxorubici n)、ミトザントロース(mitoxantrose)、エリプチシン(ellipticines)とケ ルセチン(quercetin)が強力な阻害物質として報告され ている。いくつかのトポイソメラーゼ阻害物質はすぐれた抗インテグラーゼ剤で はあったが、抗ウイルス作用との相関関係は認められなかった。これは、多くの トポイソメラーゼ阻害物質がその阻害機構により、細胞に対し重大な細胞障害作 用を及ぼす事実が、少なくともその原因の一部分であると考えられている。 R.LaFeminaら,J.Virology 56:7414(1992)は、HIV-1感染を生じる絶対必要 条件を決定することによって、インテグラーゼ酵素を標的とした特異的なHIV-1 への抗ウイルス治療薬の有用性を評価する研究を報告している。その論文に、組 み替え型のインテグラーゼに特定のアミノ酸置換を導入した結果が報告されてお り、変異した蛋白質の特異的な切断と非特異的な切断ならびに組み込みを適切に 仲介する能力が評価されている。 発明の概要 本発明の第1の態様は、レトロウイルスに感染した被験者に対するレトロウイ ルス感染を治療する方法に関するものである。本方法は、被験者に式I の二陽イオンビス−ベンズイミダゾール化合物(dicationic bis-benzimidazole compound)の有効量を投与するステップを含んでなる。 (式中、Lは、 式中、R5、R6、R7とR8はそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、アリール、 アリールアルキル、アミノアルキル、アミノアリール、オキソアルキル、オ キソアリール、またはオキソアリールアルキルからなる群から独立に選択さ れる、 からなる群から選択される連結基であり、 R1とR2はそれぞれ、下記化合基からなる群から独立に選択され、 式中のR9とR10はそれぞれ、水素、ヒドロキシルとアルキルからなる群か ら それぞれ独立に選択されるか、あるいは、R9とR10は共にnが2、3、ま たは4である−(CH2)n−と 式中、mは1、2、または3であり、R14は水素または−CONHR15 1617であって、R15は低級アルキルであり、R16とR17はそれぞれ 、水素と低級アルキルからなる群から独立に選択される化合基である、 からなる群から選択される化合基を表し、 R11は水素またはアルキルであり、 R12は水素またはアルキルであり、 R13はアルキル、アルキルアミノ、アルキルモルホリノとアルキルアミノフ ェニルからなる化合基から選択され、 R3とR4はそれぞれ、水素、アルキルとアルコキシからなる群から独立に選択さ れる。)式Iの化合物の薬学的に許容できる塩を使用してもよい。被験者に投与 される式Iの化合物の有効量は、レトロウイルス感染を治療するのに有効な量で ある。 本発明の第2の態様は、HIV感染した被験者に対するHIV感染を治療する 方法に関するものである。この方法は、式Iの二陽イオンビス−ベンズイミダゾ ール化合物、またはその薬学的に許容できる塩をHIV感染を治療するのに有効 な量で被験者に投与するステップを含んでなる。 本発明の第3の態様は、本発明の方法を実施するのに有効な量の式Iの化合物 、またはその薬学的に許容できる塩類と薬学的に許容できる担体と一緒に含む医 薬品を提供する。 本発明の前述の態様と他の態様が以下の詳細な説明と実施例で詳しく説明され る。 発明の詳細な説明 本明細書で使用される用語「アルキル」は、C1〜C8の線状アルキル、分枝ア ルキル、または環状アルキルを指す。本発明の範囲内のアルキル基の具体例とし ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、n−ブチル 、イソブチル、tert−ブチル、シクロブチル、ペンチル、イソペンチル、シクロ ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、シクロヘキシル、セプチル(septyl)、イ ソセプチル(isoseptyl)、オクチルとイソオクチル等があるが、それには限ら ない。本明細書で使用される用語「アルカジエニル(alkadienyl)」は、C2〜 C8の不飽和線状アルキルまたは分枝アルキルを指す。本発明の範囲内の「アル カジエニル」基の具体例としては、エタジエニル(ethandienyl)、1−プロパ ジエニル(1-propadienyl)、2−プロパジエニル(2-propadienyl)、1−ブタ ジエニル(1-butadienyl)、2−ブタジエニル(2-butadienyl)、1,3−ブタ ジエニル(1,3-butadienyl)、1−ヘキサジエニル(1-hexadienyl)、1,3− ヘキサジエニル(1,3-hexadienyl)、2−ヘキサジエニル(2-hexadienyl)、2 ,4−ヘキサジエニル(2,4-hexadienyl)等があるが、それには限らない。本明 細書で使用される用語「アリール」は、5員と6員の炭化水素と複素環式芳香族 環を指す。アリール基の具体例としては、シクロペンタジエニル、フェニル、フ ラン、チオフェン、ピロール、ピラン、ピリジン、イミダゾール、イソチアゾー ル、イソキサゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリミジン等があるが、それには 限らない。本明細書で使用される「アルコキシル」は、C1〜C8の線状アルコキ シ基または分枝アルコキシ基を指す。本発明の範囲内のアルコキシル基の具体例 としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ、オクトキシ等があるが、そ れには 限らない。 本発明の方法を使用して治療することが可能な被験者(被験体)には動物被験 体を含み、一般的には、脊椎動物を含む。具体的には、被験者には、哺乳動物( たとえば、ヒト、ネコ、イヌ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、サル、類人猿、ラッ ト、マウス、ウサギなど)と鳥類被験者(たとえば、ニワトリ、七面鳥、カモ、 ガチョウ、ウズラ、キジなど)の両方を含む。 本発明の方法は、様々なレトロウイルス、すなわち、ウイルス群の全てのレト ロウイルス科の治療に適用できる。この科は、RNAゲノムとRNA依存性DN Aポリメラーゼ(逆転写酵素)酵素活性を含む全てのウイルスを包含する。この 科は、次の3つの亜科に分けられる。すなわち、(1)全ての発癌性ウイルス及 び密接に関連を有する多くの非発癌性ウイルス含むオンコウイルス(Oncovirina e)亜科、(2)ビスナウイルス(visna virus)のような「スロー」ウイルス( "slow"virus)であるレンチウイルス(Lentivirinae)亜科、(3)臨床疾患を 一切伴わない持続性感染を引き起こす「フォーミー」ウイルス("foamy"virus) であるスプマウイルス(Spumavirinae)亜科である。興味のあるレトロウイルス には、ヒト免疫不全ウイルスI型(HIV−1)のようなヒトのレトロウイルス 類、鳥類肉腫とニワトリの白血病ウイルス(ASLV)、ある種のキジやウスラ 種の内在ウイルス、七面鳥の細網内皮症ウイルスとカモやニワトリの関連ウイル スと、七面鳥のリンパ組織成長性疾患のウイルスのような鳥類レトロウイルス類 ;ネコ白血病ウイルス(FeLV)とネコ肉腫ウイルス(FeSV)と内在レト ロウイルス(RD114とCCC分離ウイルス)を含むネコC型レトロウイルス 類;ミンク白血病ウイルス(MiLV)を含むミンクC型レトロウイルス類;ブ タC型レトロウイルス類;ウマ伝染性貧血ウイルス(EIAV)を含むウマC型 レトロウイルス類;風土病性(enzootic)ウシ白血症やリンパ肉腫を含むウシC 型レトロウイルス類;ヒツジC型レトロウイルス類;そして 原猿類C型レトロウイルス類、類人猿肉腫とテナガザル白血病C型レトロウイル ス類、ヒヒC型レトロウイルス類、マカクサルC型レトロウイルス類、ヨザルC 型レトロウイルス類、コロブス(Colobus)サルC型レトロウイルス類、メーソ ン−ファイザー(Mason-Pfizer)サルD型レトロウイルス、ラングール(Langur )D型とリスザルD型レトロウイルスを含む霊長類レトロウイルス類を含む。MO LECULAR BIOLOGY OF TUMOR VIRUSES,R.Weissら編Cold Spring Harbor Laborat ory,New York(2nd ed.1984),pps.26−207のN.Teich,Taxonomy of Retrovi rusesを参照されたい。 本発明の方法は、式Iの化合物をレトロウイルスの治療に有効な量で投与する ステップを含んでなる。式Iの化合物は、を含む。 (式中、Lは、 式中、R5、R6、R7とR8はそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、アリール、 アリールアルキル、アミノアルキル、アミノアリール、オキソアルキル、オ キソアリール、またはオキソアリールアルキルからなる群から独立に選択さ れ、 からなる群から選択される連結基であり、 R1とR2は、 式中のR9とR10はそれぞれ、水素、ヒドロキシルとアルキルからなる群か らそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R9とR10は合わさってnが2 、3、または4である−(CH2)n−と 式中、mは1、2、または3であり、R14は水素または−CONHR15 1617であって、R15は低級アルキルであり、R16とR17はそれぞれ、 水素と低級アルキルからなる群から独立に選択される化合基であり、 とからなる群から選択される化合基を表し、 R11は水素またはアルキルであり、 R12は水素またはアルキルであり、 R13はアルキル、アルキルアミノ、アルキルモルホリノとアルキルアミノフ ェニルからなる化合基から選択され、R3とR4はそれぞれ、水素、アルキル とアルコキシからなる群から独立に選択される。) 式Iの好ましい化合物は、Lが であり、 R1とR2がそれぞれ であり、 R3、R4、R5、R6、R7、R9、R10およびR11が以下の通りに規定される、化 合物などがある。 式Iの別の好ましい化合物は、Lが であり、 R1とR2がそれぞれ であり、 R3、R4、R5、R6、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11がイソプロピ ルである化合物である。 式Iのその他の好ましい化合物は、Lは であり、 R1とR2がそれぞれであり、 R3、R4、R5、R6、R8、R9、R10およびR11がそれぞれ以下の通りに規定さ れる化合物などがある。 さらに式Iの他の好ましい化合物は、Lが であり、 R1とR2がそれぞれ であり、 R3、R4、R5、R9、R10およびR11がそれぞれ以下の通りに規定される化合物 などがある。 式Iの別の好ましい化合物群は、Lが であり、 R1とR2がそれぞれ、 であり、 R3、R4、R5、R6、R9、R10およびR11がそれぞれ以下の通りに規定される 化合物などがある。 式Iの化合物のうち幾つかは、当技術分野で周知のものであり、既述の技術に 従って合成することが可能である。1つの方法によれば、T.CrespらJ.Chem.S oc.Perkins Tran.1:2961(1973)に開示した方法により調製することができる、 すなわち、適当な複素環式化合物(すなわち、ピロール、ピリジン、フランなど )ジカルホキシアルデヒド(たとえば、ピロール−2,5−ジカルホキシアルデ ヒド)と、適当なジアミノフェニル化合物(たとえば、T.FairleyらMed.Chem .36:1746(1993)の開示で調製されるジアミノベンズアミジン)との縮合によっ て式Iの化合物を調製することが可能である。この縮合反応はS.KumarらIndian J.Chem 20B:254(1981)の方法に従って実行されうる。 ジアミノフェニル化合物は、たとえば、3,4−ジニトロブロモベンゼンの二 トロ基を還元して3,4−ジアミノブロモベンゼンにすることによって調製する ことができる。3,4−ジアミノニトリルベンゼンに対応するこの化合物のニト リル化は、標準技術に従って、シアン化銅(I)と、調製された3,4−ジニト ロブロモベンゼンとを濯流DMF中で反応させることによって行われる。J.Spy chalaらEuropean J.Med.Chem.29:363(1994)を参照されたい。次いで、B.Das らJ Med.Chem.20:1219(1977)のPinner方法論により、このニトリルを、イミダ ートエステルに変換することができる。イミダートエステルは、たとえば、アン モニウムまたは適当なアミノアルカンまたはジアミノアルカン(たとえば、 エチレンジアミン、プロピレンジアミンなど)との反応によって、それぞれ、ア ミジノ基、イミダゾリニル基、1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニ ル基を形成することにより、式(1)の化合物式に変換することができる。ビス −ニトリルは、熱分解によりニトリルを適当なジアミンの塩酸塩と直接融解する ことによって、ビス−2陽イオン化合物(bis-dicationic compound)に変換す ることも可能である。この技術は、R1基とR2基が共に環状アルキルを形成する 化合物の調製に特に有用である。 上記式Iの化合物は、S.Kumarら(前出)の方法に従って、たとえば、1−ブ ロモ−3,4−ジアミノベンゼンとピロール−2,5−ジカルボキシアルデヒド の塩基促進縮合(base promoted condensation)によって、適当な中間体、たと えば、2,5−ビス(5−ブロモ−2−ベンズイミダゾリル)ピロールを最初に 調製してから調製することができる。この中間体は、上述の通りのニトリル化、 その後のイミデートエステル形成、対応するアミジノへの変換によって得ること ができる。 式Iの化合物がフルオレン連結基(L)を有する場合、すなわち、下式の化合 基、である場合、この化合物は、本質的に下記の技術に従って合成することができる 新規化合物である。 本発明におけるこの化合物の具体例としては、 2,5−ビス−[5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロールと、 2,5−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリオール] ピロール、 2,6−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピリ ジン、 1−メチル−2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロール 、 1−メチル−2,5−ビス[5−(2−イミダゾリル)−2−ベンズイミダゾリ ル]ピロール、 1−メチル−2,5−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミ ジル)−2−ベンズイミダゾリル]ピロール、 2,6−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾイル)ピリジン、 2,6−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)−2 −ベンズイミダゾリル]ピリジン、 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラン、 2,5−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]フラン 、 2,5−ビス(5−N−イソプロピルアミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラ ンと それらの生理学的に許容できる塩類があるが、その限りではない。 本発明の化合物は、遊離塩基の形あるいはその薬学的に許容できる塩類の形で で提供又は投与することが可能である。適当な薬学的に許容できる塩類としては 、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は硝酸塩のような無機酸添加塩類 、酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リンゴ酸塩 、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、p −トルエンスルホン酸塩又はアスコルビン酸塩のような有機酸添加塩類、アスパ ラキン酸塩やグルタミン酸塩のような酸性アミノ酸との塩類、ナトリウム塩やカ リウム塩のようなアルカリ金属塩類、マグネシウム塩やカルシウム塩のようなア ルカリ土類金属塩類、アンモニウム塩、または、トリメチルアミン塩、トリエチ ル アミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩とN,N'−ジ ベンジルエチレンジアミン塩のような有機塩基性塩類、または、リジン塩やアル ギニン塩のような塩基性アミノ酸塩類などがある。 一般に、本発明の式Iの塩化合物は、溶液中において式Iの化合物の遊離塩基2 当量を望ましい酸と反応させることによって調製することができる。反応が完了 した後、塩が溶けない溶剤を適量加えることによって、その塩を溶液から結晶化 させる。 上記の通り、好ましくは以下に詳細に検討するエアゾール投与、経口投与と非 経口投与に適した、薬学的に許容できる担体中に本発明は式Iの化合物または薬 学上許容できるその塩等を含んだ医薬品を提供する。また、本発明は、凍結乾燥 されている静脈内注射または筋肉内注射によって投与するのに適した薬学的に許 容できる製剤に再構成される化合物またはそれらの塩類を提供する。 本発明の範囲内における、全ての特定な化合物に関する治療に使用する有効な 投与量は、化合物ごとに、また患者ごとに多様に変化し、さらに、患者の状態と 投与経路によって異なる。一般に、約0.1〜約20mg/kgの投与量で治療効果があり 、経口投与またはエアゾール投与若しくはその両方の場合は、さらに高用量が使 用される可能性がある。静脈内投与量は、高レベルの使用には毒性の問題がある ため、たとえば、約10mg/kgまでの低レベルに制限されることがあり、その重量 の全ては、塩が使用される場合を含めた活性な塩基の重量を基準にして算出され る。一般に、約0.56mg/kg〜約5mg/kgの投与量が使用される。ある特定の状況で は、より高用量または低用量が適当となることがある。治療期間は、1日1回で 2〜3週間にわたる場合があり、たとえば、慢性の病気を治療する際には、数ヶ 月または数年間にわたって継続することもある。より低用量をより低頻度で使用 すると感染の再発を予防したり減少させたりすることが可能である。一日の投与 形態として、個別の投与単位の形またはより少量の数の投与単位の形で の1回投与すること、またはある一定の間隔をおいて、投与量を複数回に分割し て投与することのいずれでも可能である。 本発明は、レトロウイルスのインテグラーゼ阻害剤を、その1種以上の薬学的 に許容できる担体、又は場合に応じて任意の他の治療用成分と一緒に含んでなる 獣医用とヒト用の医薬品を提供する。その担体は、製剤の他の成分と相容性であ り、且つその受容者に過度に有害ではないと薬学的に許容されていなければなら ない。 製剤としては、経口投与、直腸投与、局所投与、鼻投与、眼投与または非経口 投与(皮下投与、筋肉内投与と静脈内投与を含む)に適したものなとがある。特 にエアゾール投与、経口投与と非経口投与に適した製剤が好ましい。 本製剤は、単位投与剤形として都合良く提供することが可能であり、また製薬 の技術分野で周知の方法で調製されることができる。当該全ての方法は、1種以 上の補助成分を構成する担体を有効な化合物と関係させるステップを含んでなる 。一般に、本製剤は、液体担体又は細かく分割された固体担体若しくはその両方 を有効化合物と均一に且つ密接に関係させ、必要に応じて生成物を所望の製剤の 形に作ることによって調製される。 経口投に適した本発明の製剤は、それぞれの所定量のインテグラーゼ阻害剤を 粉末または顆粒として含むカプセル剤、カシェー剤、錠剤または薬用ドロップの ような不連続単位として、または、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤、または1 回分のような水性液または非水性液の懸濁液として提供することが可能である。 錠剤は、場合に応じて、1種以上の補助成分と共に圧縮または成形によって製 造されうる。圧縮錠剤は、適当な機械での圧縮によって作られ、有効化合物は、 粉末または顆粒のような易流動性の形であって、場合に応じて、これをバインダ ー、崩壊剤、滑沢剤、不活性希釈剤、界面活性剤または分散剤と混合することが できる。粉末状の有効化合物と適当な担体との混合物を含む成形錠剤は、適当 な機械で成形することによって製造されうる。 シロップは、有効化合物を糖、たとえば、蔗糖の濃水溶液に加えることによっ て製造され、それに任意の補助成分を加えることが可能である。このような補助 成分は、香料、適当な保存料、糖の結晶化を遅らせる薬剤、たとえば、グリセロ ールやソルビトールのような多価アルコール、他の成分の溶解性を高める任意の 薬剤を含んでもよい。 非経口投与に適した製剤は、有効化合物の無菌水性調製品を都合よく含み、受 容者の血液と等張性があり、且つ発熱物質を含まない製剤が好ましい。 鼻スフルー製剤は、有効化合物の精製水溶液と共に保存料と等張剤を含む。こ のような製剤は、鼻粘膜に適合するpHと等張状態に調節されていることが好まし い。 直腸投与用製剤は、適当な担体、たとえば、ココアバターや水素添加脂肪また は水素添加脂肪族カルホン酸を含む座薬として提供することが可能である。 目薬用製剤は、pHと等張係数が眼に釣り合うように好ましく調節されること以 外は、鼻スプレー剤と類似した方法によって調製される。 局所用製剤は、1種以上の媒体、たとえば鉱油、石油、多価アルコール、また は局所用医薬品に使用される他の塩基に有効化合物を溶解または懸濁させた製剤 を含む。下記他の補助成分を加えることが望ましいこともある。 前述の成分に加えて、本発明の製剤は、希釈剤、緩衝剤、香料、バインダー、 崩壊剤、界面活性剤、増粘剤、滑沢剤、保存料(酸化防止剤を含む)等々から選 択される1種以上の補助成分を含むことができる。 本方法の好ましい実施態様は、式Iの化合物または薬学的に許容できるその塩 を経口的にまたは吸入により、固体としてまたは筋肉内投与または静脈内投与に より溶液、懸濁液、または乳剤として投与することが可能である。あるいは、式 Iの化合物の遊離塩基、またはその塩をリポソーム懸濁液として、吸入投与、静 脈内投与、または筋肉内投与することも可能である。吸入で投与するとき、本化 合物または塩は、約0.5〜約5μm、好ましくは約1〜約2μmの粒子サイズを有する 固体粒子または小滴の形でなければならない。 本発明は、静脈内注射または筋肉内注射に適した医薬組成物も提供する。この 医薬組成物は、任意の薬学的に許容できる担体中に、式Iの化合物またはその薬 学的に許容できる塩を含むものである。もし溶液が望ましい場合では、水溶性化 合物または塩類に関して水が選択すべき担体であり、たとえば、グリセロール、 プロピレン、グリコール、ポリエチレングリコール、またはそれらの混合物のよ うな有機媒体が適当なこともある。後者の場合では、有機媒体にはかなりの量の 水を含むことができる。いずれの場合にも、任意の適当な方法により溶液を滅菌 することが可能であり、この場合は、0.22μmのフィルターで濾過することが好 ましい。滅菌した後に、たとえば、発熱物質除去ガラスバイアルのような適当な 容器にこの溶液をに入れる。もちろん、充填は無菌的方法で行わなければならな い。次いで、滅菌したクロージャーをバイアルに取りつけることができ、必要に 応じて、バイアルの内容物を凍結乾燥することが可能である。 式Iの化合物またはそれらの塩類に加えて、医薬組成物は、たとえば、pH調節 用添加物のような他の添加物を含んでもよい。特に、有用なpH節剤としては、酸 、塩基または緩衝剤、たとえば、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、グルコン酸 またはナトリウムなどがある。さらに、この組成物は、微生物用保存料を含んで もよい。有用な微生物用保存料としては、メチルパラベン(methylparaben)と 、プロピルパラベン(propylparaben)やベンジルアルコールなどがある。一般 に、多回に分けて用いる製剤をバイアルに入れるときに、微生物用保存料が使用 されうる。もちろん、所望に応じて、当技術分野で周知の技術を使用して、本発 明の医薬組成物を凍結乾燥することができる。 本発明のさらに別の態様は、密閉容器内に単位剤の形で、式Iの化合物または その塩が入っている注射可能な安定した無菌組成物を提供することにある。この 化合物または塩は、適当な薬学的に許容できる担体で再構成され、被験者に注射 するのに適した液体組成物にすることができるように凍結乾燥物の形で提供され る。一般に、単位投与剤形は、約10mg〜約10gの化合物または塩を含む。化合物 または塩が実質的に水に不溶性であるとき、それを水性担体に乳化できるように 十分量の生理学的に許容できる乳化剤を使用することができる。このように有用 な乳化剤の1つは、ホスファチジルコリンである。 たとえば、水性塩基乳剤のような式Iの水に不溶性化合物またはその塩類から 、その他の医薬組成物を調製することができる。このような場合、所望の式Iの 化合物またはその塩の量を乳化するために、その組成物は薬学的に許容できる乳 化剤の十分な量を含む。特に有用な乳化剤としては、ホスファチジルコリンやレ シチンなどがある。 さらに、本発明は、式Iの化合物とそれらの塩類のリポソーム製剤を提供する 。当技術分野において、リポソーム懸濁液を生成するテクノロジーは周知である 。式Iの化合物またはその塩が水溶性の塩であるとき、従来のリポソームテクノ ロジーを使用して、それを脂質小胞に組み入れることが可能である。このような 場合、その化合物または塩が水溶性であるため、その化合物または塩は、実質的 に親水性中心またはリポソームのコア内に移送される。使用される脂質層は、任 意の従来の組成物のものであればよく、コレステロールを含むものか含まないも ののいずれでもよい。化合物または塩が水に不溶性のとき、従来のリポソーム形 成テクノロジーを使用して、実質的に、リポソームの構造を形成する疎水性脂質 二重膜内に塩を移送することが可能である。いずれの場合にも、標準音波処理と ホモジナイズ技術を使用したとき、生成するリポソームのサイズを小さくするこ とができる。 もちろん、式Iの化合物またはその塩類を含むリポソーム製剤を凍結乾燥して 、 たとえば水のような薬学的に許容できる担体で再構成して、リポソーム懸濁液を 再生させることが可能な凍結乾燥物を生成することができる。 エアゾールとして、吸入による投与に適した医薬製剤も提供する。これらの製 剤は、所望の式Iの化合物またはその塩の溶液または懸濁液、またはその化合物 または塩の複数の固体粒子を含む。この所望の製剤を小さいチャンバとブライザ ーに入れることが可能である。霧状化にするために、圧縮空気または超音波エネ ルギーにより、化合物または塩類を含む複数の液体小滴または固体粒子を形成す ることによって行われる。この液体小滴または固体粒子は、粒子サイズが約0.5 〜約5μmの範囲でなければならない。固体粒子は、固体の式Iの化合物たはその 塩を、たとえば、微粉化のような当技術分野で周知の任意の適当な方法で処理す ることによって得ることができる。この固体粒子または小滴のサイズは約1〜約2 μmであることが最も好ましい。この点に関して、市販のネブライザーを利用し てこの目的を達成することができる。エアゾールとして投与するのに適した医薬 製剤は液体の形であるとき、この製剤は水を含む担体中に水溶性の式Iの化合物 またはその塩を含むことが好ましい。霧状化に供したとき、所望のサイズ範囲内 に小滴の形成を整えるために、製剤の表面張力を十分に低下させる界面活性剤を 用いることが可能である。 所望に応じて、本発明は、水溶性化合物と水に不溶性の化合物と塩類を提供す ることができる。本明細書で使用する「水溶性」の用語は、全ての組成物を水に 溶して、その溶解度が約50mg/mL以上となることを意味する。また、本明細書で 使用する用語「水に不溶性」は、全ての組成物を水に溶してその溶解度が約20mg /mL未満となることを意味する。ある用途では、水溶性化合物またはその塩類が 望ましく、他の用途では、水に不溶性の化合物またはその塩類等が望ましいこと がある。 以下の実施例は本発明を例示するために提供するものであって、本発明を制限 するものと考えてはならない。これらの実施例で、「g」はグラムを意味し、「m g」はミリグラムを意味し、「μg」はマイクログラムを意味し、「mmol」はミリ モルを意味し、「mL」はミリリットルを意味し、「M」はモル濃度を意味し、「m M」はミリモル濃度を意味し、「UV」は紫外線を意味し、「HCl」は、塩化水素を 意味し、「NaCl]は塩化ナトリウムを意味し、「EDTA」はエチレンジアミン四酢 酸を意味し、「mp」は融点を意味し、「℃」は、摂氏を意味する。 実施例1 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロールの調製 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロール。エタノー ル(40mL)に溶解した、ピロール−2,5−ジカルホキシアルデヒド(Cresp,T .,Sargent,M.,J.Chem.Soc.Perkin Trans.1:2961(1973))(0.25g、2mmol )と3,4−ジアミノベンズアミジン(Fairley TA,Tidwell RR,Donkor I,Na iman NA,Chemeng KA,Bentley A and Cory M.J.,Med.Chem.36:1746(1993)) (0.6g、4mmol)と1,4−ベンゾキノン(0.432g、4mmol)の溶液を灌流で4時 間加熱した(窒素条件下)(Kumar,S.,Konsal,V.,Bhaduri,A.,Indian J. Chem.20B:254(1981)。この反応混合物を室温まで冷却し、黒ずんだ固体を濾過 により回収し、冷エタノールと無水エーテルで洗浄して乾燥させ、0.45g(59% )の遊離塩基を生成した。この固体を熱エタノール(30mL)に徐々に溶解して濾 過した。この濾液の体積を70mLに減らし、HCl−飽和エタノールで酸性化した。 冷蔵庫内で一晩静置した後、緑色の固体を濾過で回収し、無水エーテルで洗浄し 、真空条件下で乾燥させて、0.5g(76%)の固体を生成した。そのmpは300℃以 上である。NMRの測定データは、 実施例2 2,5−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピ ロールの調製 2,5−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピ ロール。上記実施例1で使用したものに類似した実験手順を使用して、ピロール −2,5−ジカルボキシアルデヒドと2−(3,4−ジアミノフェニル)イミダ ゾリンを縮合して収率86%の固体を得た。そのmpは300℃以上である。NMRの 測定データは、 実施例3 2,6−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピリジ ンの調製 2,6−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピリ ジン。上記実施例1と2に類似した実験手順を使用して、2,6−ピリジンカル ボキシアルデヒドと2−(3,4−ジアミノフェニル)イミダゾリンとを縮合し 、収率85%のの固体を生成した。そのmpは300℃以上である。NMRの測定デ ータは、 実施例4 1−メチル−2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロール の調製 1−メチル−2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロー ル。上述実施例1〜3に類似した実験手順を使用して、3,4−ジアミノベンズ アミジン(Fairley TA,Tidwell RR,Donkor I,Naiman NA,Ohemeng KA,Bentl ey A and CoRy M.J.,Med.Chem.36:1746(1993))と1−メチルピロール−2 ,−5−ジカルホキシアルデヒドとを縮合し、0.48gの生成物(46%)を得た。そ のmpは300℃以上である。NMRの測定データは、 実施例5 1−メチル−2,5−ビス[5−(2−イミダゾリル)−2−ベンズイミダゾリ ル]ピロールの調製 1−メチル−2,5−ビス[5−(2−イミダゾリル)−2−ベンズイミダゾ リル]ピロール。上記実施例1〜4に類似した実験手順を使用して、2−(3, 4−ジアミノフェニル)−イミダゾリンと1−メチルピロール−2,−5−ジカ ルボキシアルデヒドとを縮合した。収率が83%で、mpは300℃以上の固体を得た 。 NMRの測定データは、 実施例6 1−メチル−2,5−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミ ジニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピロールの調製 1−メチル−2,5−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリ ミジニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピロール。上記実施例1〜5に類似した 実験手順を用いて、2−(3,4−ジアミノフェニル)テトラヒドロ−ピリミジ ンと1−メチルピロール−2,5−ジカルホキシアルデヒドとを縮合した。その 収率が83%で、mpは300℃以上の固体を得た。NMRの測定データは、 実施例7 2,6−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾイル)ピリジンの調製 2,6−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾイル)ピリジン。上記実施 例1〜6に類似した実験手順を用いて、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒ ドと3,4−ジアミノベンズアミジンとを縮合し、収率が89%で、mpは300℃以 上の固体を得た。NMRの測定データは、 実施例8 2,6−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)−2 −ベンズイミダゾリル]ピリジンの調製 2,6−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)− 2−ベンズイミダゾリル]ピリジン。上記実施例1〜7に類似した実験手順を用 いて、2,6−ピリミジンジカルボキシアルデヒドと2−(3,4−ジアミノフ ェニル)テトラヒドロ−ピリミジンとを縮合し、収率が89%で、mpは300℃以 上の固体を得た。 実施例9 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フランの調製 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラン。上記実施例 1〜8に類似した実験手順を用いて、2,5−フランジカルボキシアルデヒドと 3,4−ジアミノベンズアミジンとを縮合した。エタノール(100mL)に溶解し た2,5−フランジカルボキシアルデヒド(0.25g、2mmol)、3,4−ジアミノ ベンズアミジン(0.6g、4mmol)とベンゾキノン(0.43g、4mmol)の溶液を、窒 素条件下で4時間灌流した。冷却後、溶剤を減らし、残留物にドライエーテルを 加えた。沈殿した固体を濾過し、ドライエーテルで洗浄した。黄緑色の固体を濃 HClで酸性化した。一晩静置した後、エーテルを加え、固体を濾過によって回収 し、ドライエーテルで洗浄し、真空下で90℃で48時間乾燥させた。mpは300℃以 上の黄緑色の粉末0.5g(52.2%)を得た。MS(FAB):m/z385(M+ +1)に基づいて、HRM:計算上の質量(遊離塩基)が385.1525(M++1) で、実測質量が385.1535である。NMRの測定結果は、 実施例10 2,5−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]フラン の調製 2,5−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]フラ ン。上記実施例1〜8に類似した実験手順を用いて、2,5−フランジカルボキ シアルデヒドと2−(3,4−ジアミノフェニル)イミダゾリンを縮合した。エ タノール(100mL)に溶解した、2,5−フランジカルホキシアルデヒド(0.25g 、2mmol)、2−(3,4−ジアミノフェニル)イミダゾリン(0.7g、4mmol)と ベンゾキノン(0.43g、4mmol)の溶液を窒素条件下で4時間灌流した。冷却後、 溶剤を減らし、残留物にドライエーテルを加えた。沈殿した固体を濾過し、ドラ イエーテルで洗浄した。黄緑色の固体を濃HClで酸性化した。一晩静置した後、 エーテルを加え、固体を濾過によって回収し、ドライエーテルで洗浄し、真空下 90℃で3日間乾燥させた。mpは300℃以上の緑色の粉末0.45g(38.1%)を得た 。MS(FAB):m/z437(M++1)に基づいて、HRMS:計算上の質 量(遊離塩基)が437.1838(M++1)で、実測質量が437.1832である。NMRの 測定値が、 実施例11 2,5−ビス(5−N−イソプロピルアミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラ ンの調製 2,5−ビス(5−N−イソプロピルアミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラ ンの調製。上記実施例1〜8に類似した実験手順を用いて、2,5−フランジカ ルボキシアルデヒドと3,4−ジアミノ−N−イソプロピルベンズアミジンを縮 合した。エタノール(100mL)に溶解した2,5−フランジカルボキシアルデヒ ド(0.25、2mmol)、3,4−ジアミノ−N−イソプロピルベンズアミジン(0.7 7g、4mmol)とベンゾキノン(0.43g、4mmol)の溶液を、窒素条件下で4時間灌 流した。冷却後、溶剤を減らし、残留物にドライエーテルを加えた。沈殿した固 体を濾過し、ドライエーテルで洗浄し、乾燥させた。乾燥後、HCl(50mL)で飽 相した無水エタノールに緑色の固体を溶解し、沸騰が始まるまで加熱した後、冷 却させた。緑色の固体を濾過によって回収し、真空下、90℃で3日間乾燥させ た。mpは300℃以上の黄緑色の粉末0.67g(53.6%)を得た。MS(FAB):m /z469(M++1)に基づいて、HRMS:計算上の質量(遊離塩基)が469. 2464(M++1)で、実測質量が469.2475である。NMR測定値が、 実施例12 2,5−ジホルミルベンゾ[b]フランの調製 ジイソブチルアルミニウムハロゲン化物(4.26g、0.03mole;30mLの1Mシクロ ヘキサン溶液)を、ドライ塩化メチレン150mLに溶解した2,5−ジシアノベン ゾ[b]フラン(1.68g、0.01mole)の溶液に、15℃、窒素条件下で、滴状添加 した。この混合物を15分間攪拌し、次いで、40分間灌流させる。この反応混合物 を冷却し、温度を25℃未満に保ちながら、1M硫酸100mLを徐々に加えた。硫酸を 加え終わった後、この混合物を1時間攪拌し、ジクロロメタン相を分離した。水 相をジクロロメタン100mLで抽出し、2つの有機相を合わせて20%のNaHCO3(水性 )で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶剤を蒸留し残留物を生成した。 この残留物を1:1エーテル:ヘキサンでトリテレート(tritrate)すると、オ フホワイトの固体が生じるので、これを濾過し、真空下、60℃で4時間乾燥させ た。この反応で、融点が141〜142℃の生成物1.2g(収率69%)を生成した。NM R測定値が、 1063・0.2H2O(177.75)の計算上の分析値がC:67.56;H:3.67 であるのに対し、測定結果値はC:67.83;H:3.59である。 実施例13 2,5−ビス[2−(5N−置換アミジノ)ベンズイミダゾイル]ベンゾ[b] フランの調製 ドライエタノール30mLに溶解した2,5−ジホルミルベンゾ[b]フラン(0. 174g、0.001mole)、1,4−ベンゾキノン(0.216g、0.002mole)と4−置換ア ミジノ−1,2−ジアミノベンゼン(0.002mole)の混合物を、不活性雰囲気 中、灌流で8時間加熱した。真空下で体積を半分に減らし、ドライエーテルで希 釈すると、有色の固体を生成した。この固体を濾過し、ドライエーテルで洗浄し た。次いで、この固体を無水エタノール10mLに懸濁し、10mLの飽和メタノール性 HClで処理し、この混合物を−40℃で30分間攪拌した。真空下で溶剤を蒸留し、 ドライエーテルでトリテレート(tritrate)し、濾過し、エーテルで洗浄し、真 空下、70℃で12時間乾燥させて、69〜77%の生成物を生成した。 実施例14 2,5−ビス[2−(5−グアニルベンズイミダゾイリニル)ベンゾ[b]−フ ラン四塩酸の調製 実施例13の方法を使用すると、青灰色の固体を収率76%で得た。この固体の 融点は、332〜334℃である。NMR測定値が、 24188O・3HCl・H2O(561.86)の計算上の分析値がC:51.30; H:4.12;N:19.94であるのに対し、測定結果値はC:51.72;H:4.14:N: 19.64である。 実施例15 2,5−ビス{2−[5−(N−イソプロピルアミジノ)ベンズイミダゾリニ ル]}ベンゾ[b]フラン四塩酸の調製 実施例13の方法を使用すると、融点が285〜290℃のメタリクグリーンの固体 を収率69%で得た。NMRの測定値が、30308O・4HCl・0.5H2O(673.47)の計算上の分析値がC:53 .49;H:5.23;N:16.64であるのに対し、測定結果値はC:53.53;H:5.29 :N:19.64である。 実施例16 2,5−ビス{2−[5−(N−シクロペンチルアミジノ)ベンズイミダゾイ ル]}−ベンゾ[b]フラン四塩酸の調製 実施例13の方法を使用すると、融点が290〜294℃の灰色の固体を収率73%で 得た。NMR測定値が、 34348O・4HCl(716.53)の計算上の分析値がC:56.99;H:5.34 ;N:15.64であるのに対し、測定結果値はC:56.89;H:5.34:N:15.53で ある。 実施例17 2,7−ジホルミルフルオレンの調製 ドライ塩化メチレン150mLに溶解した2,7−ジシアノフルオレン(2.16g、0.0 1mole)の攪拌した溶液に、窒素条件下、室温で、ジイソブチルアルミニウム水 素化物(シクロヘキサン中1M、4.26g、0.003mole)を加えた。この懸濁液を、40 ℃で1時間加熱し、冷却し、1M硫酸100mLを滴状添加し、1時間攪拌した。黄色 固体沈殿を濾過すると、融点が218〜220℃の生成物1.6g(72%)を得た。NMR の測定値が、 実施例18 2,7−ビス{2−[5−(N−イソプロピルアミジノ)ベンズイミダゾリニ ル]}−フルオレン四塩酸の調製 ドライエタノール50mL中の2,7−ジホルミルフルオレン(0.222g、0.001mole )、1,4−ベンゾキノン(0.216g、0.002mole)と4−(N−イソプロピルア ミジノ)−1,2−フェニレンジアミン(0.457g、0.002mole)の混合物を、窒素 条件下、灌流で8時間加熱した。体積を15〜18mLに減らし、生成物を濾過し、エ ーテル:エタノール(2:1)で洗浄し、固体を乾燥させた。この固体を無水メ タノール20mLに懸濁し、乾燥したHClガスで飽和し、40℃で2時間攪 拌する。真空下で固体の体積を減らし、残留物をドライエーテルでトリテレート (tritrate)し、暗紫緑色の固体を濾過し、真空下、70℃で2時間乾燥させた 。この反応で、融点が310〜313℃の生成物0.51g(72%)を生成した。NMRの測 定値が、 35348O・4HCl(712.55)の計算上の分析値がC:58.99;H:5.37 ;N:15.73であるのに対し、測定結果値はC:59.14;H:5.59:N:15.43で ある。 実施例19 選ばれた化合物の構造 実施例20 インテグラーゼ蛋白の調製と分析 インテグラーゼ蛋白の精製。HIV-1のDNAのHXB2クローン(RatnerらAIDS Res. Hum.Retroviruses 3:57(1987))、pT7fll-INからのインテグラーゼコーディン グドメインを使用した、lacI制御T7ポリメラーゼの制御下にあるインテグラーゼ 配列を含む誘導プラスミドにより、E.coliでインテグラーゼを過剰生産した。I PTGを0.5mMまで加えることによって、O.D.が0.6の培養液1リットルを増やした 。3時間後、遠心分離によって細胞を回収し、ペレットを-70℃で保存した。 Sherman and Fyfe,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:5119(1990)の方法を変え て、インテグラーゼ蛋白質を精製した。氷上で、緩衝液(pHが7.5の50mMのTris −HCl、5mMのジチオトレイトール、1mMのEDTA、1mg/mLリゾチーム)中に、6mL /gの細菌ペレットで30分間解凍することにより、細胞を溶解し、次いで、37℃ で5分間インキュベートした。溶解物を12,000Xgで1時間遠心分離した。ペレッ トをpHが7.5の50mMのTris−HCl、1mMのジチオトレイトール、1mMのEDTA、1MのNa Clに再懸濁した(4mL/gの最初の細菌)。ホモジネートを4℃で30分間攪拌し、1 2,000Xgで30分間、再び遠心分離した。 30分間にわたって攪拌しながら粉末を徐々に加えることにより、上清を0.8Mの 硫酸アンモニウム溶液とした。次いで、抽出物を遠心分離して沈殿を除去し、フ ェニルセファロースカラムにかけた。高塩緩衝液(50mMのTris−HCl、1mMの EDTA、5mMのDTT、2MのNaCl)50mLで洗浄した後、10%の(重量/容量)グリセロ ールを含有する高塩緩衝液から無塩緩衝液までの勾配で蛋白質を溶出し、さらに 、バックグラウンドヌクレアーゼを除去するために、G75セファデックスカラム で精製した。1リットルの培養から、1000の薬剤阻害分析を実施するのに十分な インテグラーゼ活性が生成する。 インテグラーゼ活性の分析。エンドヌクレアーゼ/ニッキング分析法とUNC-Ch apel HillのW.Osheroff and R.Swanstromが生成させたインテグラーゼに対す るモノクローナル抗体を使用したウエスターンブロットによって、酵素精製ステ ップをモニタリングした。20mMのTris−HCl、pHが8.0の5mMの2−メルカプトエ タノールと2mMのMnCl2を含む緩衝液中、37℃で、30分間、スーパーヘリックスpB luescriptKS+ll(0.3μg)をカラム分画とともにインキュベートした。SDSを1% まで加えることによって反応を停止し、臭化エチジウム染色した0.8%アガロース ゲルによる電気泳動法でDNA基質の切断を評価し、紫外線照明下で撮影した。 分析用緩衝液がChow et al,Science 255:723(1992)により報告されたものと 同じであったこと以外は、Shermanら(前出)に記載の通りに特定部位の切断を 評価した。使用する基質は、Chow et al.,J Virol.68:7869(1994)に記載のダ ンベル分析法に使用するものと同じであり、ここではその全体を引用することに より本明細書の一部をなすものとする。実質上、この分析法は自己アニーリング して、切断点を中に含むダンベル形を形成するヌクレオチド31個のオリゴヌク レオチドを用いて実施される。この基質は、組み込まれたウイルスによく似てお り、インテグラーゼによって明確に認識されて2つのフラグメントを放出する。 基質が、γ32P−ATPとT4ポリヌクレオチドキナーゼで末端標識され、且つインテ グラーゼ蛋白質で処理されているとき、その生成物は基質の部位特異的切断であ り、変性ポリアクリルアミドゲルで電位泳動すると、非常に異なる分子量になる 。 このため、反応を、燐光体イメージャー(phosphorimager)で容易に定量で表す ことが可能である。この分析法は、インテグラーゼがその活性を終えるインテグ ラーゼ反応のステップを表す。表1に報告したIC50値は、様々な薬剤濃度にお けるインテグラーゼとの抑制反応率の回帰分析によって得られる。各被験化合物 について、一定の10μM濃度で化合物の初回スクリーニングを実施した。次いで 、10μMで活性があったものを使用してIC50値を決定した。 使用した他の分析法は、HIV-1のU5末端またはU3末端のいずれかに対応す る単一のオリゴヌクレオチド20量体からなるヌクレオチドを32Pで末端標識し、 その相補体とともにアニーリングし、精製し、上述と同じ条件でエンドヌクレア ーゼ分析に使用した。反応生成物をホルムアミドで変性し、20%変性ポリアクリ ルアミドゲルで電気泳動し、オートラジオグラフィで可視化する。1つのゲルか ら切断活性と連結活性の両者を評価することができる。連結活性のみを評価する ために、放射標識したオリゴヌクレオチド18量体を使用して人工的に作った2切 断を有する「予め切断した」基質も幾つかの実験に使用した。 下表2に結果を示す。 実施例21 ウイルスと細胞培養 使用した細胞株はCEM細胞、ヒトのT細胞リンパ種細胞株であった。A.Kap lanらJ.Virol.(67:4050-5(1993),and Hagic cells,J Kimpton et al,J Vir ol.66:2232(1992)を参照。このCEM細胞を、5%FCSを加えたPRM1-1640培 地で成長させた。HELA派生物であるマジック細胞(Magic Cell)を、5%FCS 、G418(20mg/mL)とハイグロマイシン(10mg/mL)を加えたDMEM/H中で 成長させた。HIV分離株は、米国国立衛生研究所のRobert Gallo研究室のLee Rat nerを起源とする、菌株HXB2であった。 下表2に結果を報告する。 実施例22 毒性分析 ウイルス感染性を測定するために、使用細胞株に対して異なる3種の毒性試験 を実施した。 最初の毒性試験は、Weislowら、J.Natl.Cancer Inst.81:577(1989)に記載の XTT分析法を使用した。これは、本来、逆転写酵素阻害物質による潜在的な細胞 毒性を測定するために使用された標準分析法である。簡単に記載すると、細胞を 細胞/mLまで成長させ、薬剤希釈液を培地に加えた。2日間インキュベートした 後、XTT試薬を加え、インキュベーションを37℃で4時間続けた。インキュベーシ ョン後、細胞を含まない培地+XTT試薬と試薬を含まない細胞+培地をコントロ ールとして、450nmでの値と650nmでの値の差をプレートから読み取った(650値 はバックグラウンド値で、自動的に減算される)。また、各プレートについて、 細胞+培地+XTT試薬のコントロールも行った。XTT試薬は無色(非還元型)から オレンジ色(還元型)に変化するため、フェノールレッドを含まない培地を使用 して、バックグラウンドの色を最小限に抑えた。XTT試薬、0.01Mフェナジンメ トスルフェートに溶解した1mg/mLのXTTを分析日に使用するときに調製した。こ のフェナジンメトスルフェート溶液を事前に調製し、4℃で、黒っぽいビンの中 に保存する。培地100μL当たり24μLのXTT試薬を微量滴定ウェルに加える。Mole cular Devices Co.のVmaxプレート読み取り装置でO.D.を測定するとデータは還 元性を示した。その結果を未処理コントロールのパーセントとして示した。毒性 が最も低い化合物はA、BとFで、その毒性値は500μM以上であった。 次に、プレーティング効率試験で、薬剤と何日間もインキュベートした後で細 胞が成長できる能力を測定した。様々な濃度の被験化合物を含むまたは含まない 条件で、マジック細胞を初期細胞濃度0.8×104から6日間成長させた。各培養の 希釈液をプラスチック上にプレーティングすることにより、この細胞のプレーテ ィ ング力を評価した。2〜4日間成長させた後、プレートの染色後にコロニーを計数 することにより、コロニー形成単位を測定した。各試料を二重にプレーティング し、コロニー数を平均した。 3番目の細胞毒性試験では、被験物質の存在下とコントロール培養の成長速度 を評価した。被験化合物の様々な希釈液を含むまたは含まない条件下で、マジッ ク細胞を15日間成長させた。一部を1日おきに採取し、血球計算板で細胞を計数 した。 下表2に結果を示す。 実施例23 インテグラーゼ阻害分析 インテグラーゼ阻害物質としての試験。E.coliで過剰生産したインテグラー ゼを、Shermanら(前出)の方法に従って上述の通りに精製し、薬剤阻害分析で 使用した。これらの試験に使用したインテグラーゼ調製物は極めて純粋であった ため、汚染ヌクレアーゼ活性を含んでいなかった。上記実施例1に記載の阻害物 質化合物の希釈液を基質と混合してから酵素を加えた。分析方法は、実施例20 に記載のものと同じであり、実施例20に記載の基質を使用した。各分析を二重 に実施した。乾燥ゲル上のバンドの放射能を燐光体イメージャーで測定し、切断 、ヌクレアーゼと連結生成物に対する薬剤作用を評価した。一連の薬剤濃度につ いてコントロール反応の%阻害を決定した後、インテグラーゼ反応の切断部分と 連結部分の両者について、インテグラーゼ阻害に関するTC50値を算出した。下 表2に結果を示す。 表2 分析結果の一覧表 学説や本発明の説明に束縛されたくないが、これらの化合物は、二本鎖DNAの 小溝内で、ATバイアスと結合すると広く考えられており(T.Fairley et al.J Med.Chem.36:1746(1993)を参照)、インテグラーゼが、ウイルスの長い末端反 復配列(「LTR」)のインテグラーゼ認識配列に結合するのを妨害することによ って、インテグラーゼを阻害する可能性が高い。この提案された機構は、切断と 組み込みの両者が化合物による影響を同様に受けるという観察結果によって裏付 けられる。DNA配列特異性またはインテグラーゼ蛋白質との直接相互作用若しく はその両方が化合物機構に関与している可能性があると広く考えられている。イ ンテグラーゼは、多量体として機能するために(K.S.Jones et al.J Biol.Ch em.267:16037(1992))、化合物のDNA結合が、多量体の平衡に幾らか影響を及ぼ す可能性もある。 しかし、DNA結合強度のみが決定因子ではないことが結果からわかる。DNA配列 特異性またはインテクラーゼ蛋白との直接相互作用若しくはその両方も、関与し ている可能性があると広く考えられている。ヌクレオソームはHIV-1の5'LRTに 正確に位置していることが証明されているため、このような位相性は、二陽イオ ン小さい溝結合薬剤がインテグラーゼの作用を妨害する他の1方法と考えられる (A.Fesen et al.,Proc.Nad.Acad.Sci.USA 90:2399(1993))。 実施例24 HIV−1阻害分析 Kimptonら(前出)の記載の通りにマジック細胞分析法を使用した。この分析 法は、Xgalを細胞培養液に加えたときのβ−ガラクトシダーゼ発現を含め、組み 込み後にlac2レポーター遺伝子に連結されるHIV-1のLTRの内在コピーを転写促進 させるtatの発現によって、HIV-1に感染した個々の細胞を同定する。組み込まれ たHIV-1を含むあらゆる細胞が青色に変わる。したがって、この分析法は、組み 込みの阻害を含め、tatの発現の早期段階から終わりまでのあらゆる段階におけ るHIV阻害物質影響を測定する便利な方法である。 感染の1日前に、マジック細胞を12ウェルプレートにプレーティングした。 標準分析法は、約200のHIV-1伝染性単位の感染を含む。これは、バックグラウン ドとかすかな影響を評価するのに十分な数の伝染性事象に約20対1の比率の信号 を与える。ウイルス感染の前に、細胞を薬剤で4時間前処理し、ウイルス吸着を 1時間行った。この細胞を単純培地で洗浄し、次いで、阻害物質を含む培地で細 胞を維持した。2日後、β−ガラクトシダーゼ産生の指示薬を加えた後、この細 胞を固定した。β−ガラクトシダーゼ発現細胞数を光学顕微鏡で測定した。 マジック細胞分析における、様々な濃度のビス−ベンズイミダゾール薬を含む または含まない伝染性単位の比較結果をIC50値として表し、上表2にまとめた 。最良の抗HIV化合物は、一般に最良のインテグラーゼ阻害物質でもあったこ とに注目されたい。 前述の事項は、本発明を例示するものであり、本発明を限定するものと考えて はならない。本発明は、以下の請求の範囲、およびその中に含まれるべき請求の 範囲の等価物によって規定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/497 A61K 31/497 31/506 31/506 A61P 31/18 A61P 31/18 37/04 37/04 C07D 401/14 C07D 401/14 403/14 403/14 405/14 405/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ジョージア・ステイト・ユニヴァーシティ アメリカ合衆国、30303―3083 ジョージ ア、アトランタ、ユニヴァーシティ・プラ ザ (72)発明者 ダイクストラ,クリスティン・シー アメリカ合衆国、36832 アラバマ、オー バーン、プランテーション・ロード 119 (72)発明者 ボイキン,デイヴィッド アメリカ合衆国、30315 ジョージア、ア トランタ、スプリングデイル・ロード,ノ ース・イースト 1369 (72)発明者 ティドウェル,リチャード・アール アメリカ合衆国、27312 ノース・キャロ ライナ、ピッツボロ、ダブリュー.アー ル.クラーク・ロード 390、ルート 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.レトロウイルスに感染した被験者におけるレトロウイルス感染を治療する 方法であって、前記方法が式I (式中のLは、 式中、R5、R6、R7とR8はそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、アリール、 アリールアルキル、アミノアルキル、アミノアリール、オキソアルキル、オ キソアリール、またはオキソアリールアルキルからなる群から独立に選択さ れ、 からなる群から選択される連結基であり、 R1とR2はそれぞれ、下記化合基からなる群から独立に選択され、 式中のR9とR10はそれぞれ、水素、ヒドロキシルとアルキルからなる群か らそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R9とR10は合わさってnが2 、3、または4である−(CH2)n−と 式中、mは1、2、または3であり、R14は水素または−CONHR15 1617であって、R15は低級アルキルであり、R16とR17はそれぞれ 、水素と低級アルキルからなる群から独立に選択される化合基であり、 とからなる群から選択される化合基を表し、 R11は水素またはアルキルであり、 R12は水素またはアルキルであり、 R13はアルキル、アルキルアミノ、アルキルモルホリノとアルキルアミノフ ェニルからなる化合基から選択され、 R3とR4はそれぞれ、水素、アルキルとアルコキシからなる群から独立に選択さ れる) の化合物と薬学的に許容されるその塩類を、前記レトロウイルス感染を治療する ために治療に有効な量で、前記被験者に投与するステップを含んでなる方法。 2.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.Lがであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 4.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 6.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 7.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 8.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 9.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 10.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 11.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 12.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 13.Lがであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 14.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 15.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 16.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 17.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 18.Lがであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 19.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 20.Lが であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 21.R1とR2がそれぞれ (式中、R9、R10とR11がそれぞれ水素である)であることを特徴とする請求 項 1に記載の方法。 22.R1とR2がそれぞれ (式中、R10がアルキルで、R9とR10がそれぞれ水素である)であることを特 徴とする請求項1に記載の方法。 23.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR10が共に、nが2、3、または4である−(CH2)n−であり、 R11が水素である)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 24.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素であり、R13がアルキルである)であることを特徴とする請 求項1に記載の方法。 25.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素であり、R13がアルキルアミノである)であることを特徴と する請求項1に記載の方法。 26.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素であり、R13がアルキルモルホリノである)であることを特 徴とする請求項1に記載の方法。 27.R1とR2がそれぞれ(式中、R12が水素であり、R13がアルキルアミノフェニルである)であること を特徴とする請求項1に記載の方法。 28.R1とR2がそれぞれ (式中、R9、R10とR11がそれぞれ水素である)であることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 29.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR11がそれぞれ水素であり、R10がアルキルである)であること を特徴とする請求項1に記載の方法。 30.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR10が合わさって、nが2、3、または4である−(CH2)n−で あり、R11が水素である)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 31.前記化合物が、 2,5−ビス−[5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロールと、 2,5−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリオール] ピロールと、 2,6−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピリ ジンと、 1−メチル−2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロール と、 1−メチル−2,5−ビス[5−(2−イミダゾリル)−2−ベンズイミダゾリ ル]ピロールと、 1−メチル−2,5−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミ ジル)−2−ベンズイミダゾリル]ピロールと、 2,6−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾイル)ピリジンと、 2,6−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)−2 −ベンズイミダゾリル]ピリジンと、 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フランと、 2,5−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]フラン と、 2,5−ビス(5−N−イソプロピルアミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラ ンと それらの生理学的に許容できる塩類からなるグループから選択されることを特徴 とする請求項1に記載の方法。 32.HIVに感染した被験者におけるHIV感染を治療する方法であって、 前記方法が式I (式中、Lは、 式中、R5、R6、R7とR8はそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、アリール、 アリールアルキル、アミノアルキル、アミノアリール、オキソアルキル、オ キソアリール、またはオキソアリールアルキルからなる群から独立に選択さ れ、 からなる群から選択される連結基であり、 R1とR2はそれぞれ、下記化合基からなる群から独立に選択され、 式中のR9とR10はそれぞれ、水素、ヒドロキシルとアルキルからなる群か らそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R9とR10は合わさってnが2 、3、または4である−(CH2)n−と 式中、mは1、2、または3であり、R14は水素または−CONHR15 1617であって、R15は低級アルキルであり、R16とR17はそれぞれ 、水素と低級アルキルからなる群から独立に選択される化合基であり、 とからなる群から選択される化合基を表し、 R11は水素またはアルキルであり、 R12は水素またはアルキルであり、 R13はアルキル、アルキルアミノ、アルキルモルホリノとアルキルアミノフ ェニルからなる化合基から選択され、 R3とR4はそれぞれ、水素、アルキルとアルコキシからなる群から独立に選択さ れる) の化合物と薬学的に許容されるその塩類を、前記HIV感染を治療するために治 療に有効な量で、前記被験者に投与するステップを含んでなる方法。 33.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 34.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 35.Lがであることを特徴とする請求項32に記載の方法。 36.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 37.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 38.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 39.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 40.Lがであることを特徴とする請求項32に記載の方法。 41.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 42.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 43.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 44.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 45.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 46.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 47.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 48.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 49.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 50.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 51.Lが であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 52.R1とR2がそれぞれ (式中、R9、R10とR11がそれぞれ水素である)であることを特徴とする請求 項 32に記載の方法。 53.R1とR2がそれぞれ (式中、R10がアルキルで、R9とR11がそれぞれ水素である)であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。 54.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR10が共に、nが2、3、または4である−(CH2)n−であり、 R11が水素である)であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 55.R1とR2がそれぞれ(式中、R12が水素で、R13がアルキルである)であることを特徴とする請求項 32に記載の方法。 56.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素で、R13がアルキルアミノである)であることを特徴とする 請求項32に記載の方法。 57.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素で、R13がアルキルモルホリノである)であることを特徴と する請求項32に記載の方法。 58.R1とR2がそれぞれ (式中、R12が水素で、R13がアルキルアミノフェニルである)であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。 59.R1とR2がそれぞれ (式中、R9、R10とR11がそれぞれ水素である)であることを特徴とする請求 項32に記載の方法。 60.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR11がそれぞれ水素で、R10がアルキルである)であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。 61.R1とR2がそれぞれ (式中、R9とR10が合わさって、nが2、3、または4である−(CH2)n−で あり、R11が水素である)であることを特徴とする請求項32に記載の方法。 62.前記化合物が、 2,5−ビス−[5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロールと、 2,5−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリオール] ピロールと、 2,6−ビス−[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]ピリ ジンと、 1−メチル−2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)ピロール と、 1−メチル−2,5−ビス[5−(2−イミダゾリル)−2−ベンズイミダゾリ ル]ピロールと、 1−メチル−2,5−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミ ジル)−2−ベンズイミダゾリル]ピロールと、 2,6−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾイル)ピリジンと、 2,6−ビス[5−(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)−2 −ベンズイミダゾリル]ピリジンと、 2,5−ビス(5−アミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フランと、 2,5−ビス[5−(2−イミダゾリニル)−2−ベンズイミダゾリル]フラン と、 2,5−ビス(5−N−イソプロピルアミジノ−2−ベンズイミダゾリル)フラ ンと それらの生理学的に許容できる塩類からなるグループから選択されることを特徴 とする請求項32に記載の方法。 63.式Iの化合物と薬学的に許容されるその塩類。 (式中、Lは、 式中、R5とR6はそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、アリール、アリールア ルキル、アミノアルキル、アミノアリール、オキソアルキル、オキソアリー ル、またはオキソアリールアルキルからなる群から独立に選択される、 からなる群から選択される連結基であり、 R1とR2はそれぞれ、下記化合基からなる群から独立に選択され、 式中のR9とR10はそれぞれ、水素、ヒドロキシルとアルキルからなる群か らそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R9とR10は合わさってnが2 、3、または4である−(CH2)n−と 式中、mは1、2、または3であり、R14は水素または−CONHR151617であって、R15は低級アルキルであり、R16とR17はそれぞれ 、水素と低級アルキルからなる群から独立に選択される化合基である、 からなる群から選択される化合基を表し、 R11は水素またはアルキルであり、 R12は水素またはアルキルであり、 R13はアルキル、アルキルアミノ、アルキルモルホリノとアルキルアミノフ ェニルからなる化合基から選択され、 R3とR4はそれぞれ、水素、アルキルとアルコキシからなる群から独立に選択さ れる。)
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