JP2002513352A - 搭乗者位置感知システム - Google Patents

搭乗者位置感知システム

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ダブリュ. ホワイト,クレイグ
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オートモーティブ システムズ ラボラトリー インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 搭乗者位置感知装置(10)が第1の位置センサー(12)と第2の位置センサー(42)を組み込んでおり、この第1の位置センサー(12)が物体の表面までの距離を測定し、この第2の位置センサー(42)が電場に影響する物体の特性を感知して安全用拘束装置(38)の起動を制御する。例示の装置においては、第1の位置センサー(12)は感知素子として、赤外線ビームまたは超音波ビームのどちらかを組み込んでおり、第2の位置センサーは複数の電極(46)の容量を感知して、搭乗者(24)の第1の位置測定値と第2の位置測定値を合成した値がしきい値以内であればエアバッグインフレータ(38)を起動不可にするかまたは、制御可能エアバッグインフレータ(38)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 搭乗者位置感知システム 関連出願への相互参照 これは、1997年1月17日に提出された先行の仮出願第60/035,64 4号の一部継続出願である。 技術 本発明は一般的には、車両の安全用拘束システムの起動を制御するための搭乗 者位置感知システムに関し、より具体的には、衝突に反応して安全用拘束システ ムを展開するか否かの決定に影響を与える目的で搭乗者の存在と位置を判断する 搭乗者位置感知システムに関する。 発明の背景 車両には、搭乗者の損傷を軽減する目的で、車両の衝突に反応して起動される 自動式安全用拘束アクチュエータが装備されていることがある。このような自動 式安全用拘束アクチュエータはエアバッグ、シートベルトのプリテンショナおよ び展開可能なニーボルスタを含んでいる。自動式拘束システムの1つの目的は、 搭乗者の損傷を軽減し、これによって、自動式拘束システムが起動されなかった 場合の衝突によるよりも自動式高速システムがあった場合による損傷の方を大き くしないことである。一般に、損傷を軽減する必要がある場合にだけ自動式安全 用拘束アクチュエータを起動するのが望ましいが、この理由は、安全用拘束シス テムの関連の構成部品を交換する費用のためと、このような起動によって搭乗者 に損傷を与える危険性のためである。これは特にエアバッグ拘束システムに当て はまるが、この場合、展開時にエアバッグに近づきすぎている搭乗者、すなわち 本来の位置からずれている搭乗者は、該当する車両衝突が比較的緩やかな場合で さえもエアバッグの展開によって損傷を負った死亡したりしやすい。その上、子 供や、華奢な大人または脆い骨を持った人たちなどの小柄なまたは弱い体質を持 った搭乗者の場合は特に、エアバッグインフレータによって引き起こされる損傷 を受けやすい。さらに、フロントシートの乗客側エアバッグに近接した正常位置 の後ろ向き幼児用座席(RFIS)に正しく固定されている幼児もまた、幼児の 後部表面がエアバッグインフレータモジュールに近接しているため、エアバッグ 展開によって損傷を追ったり死亡したりしやすい。 エアバッグインフレータは、所与の拘束機能、例えば、本来の位置からずれた 搭乗者に損傷を与え得る関連エネルギと力のレベルとなる30MPHバリヤ等価 の衝突を受けた場合のベルトを着用していない正常に座している50パーセント の搭乗者を保護する機能を持つように設計されている。比較的まれなケースであ るとはいえ、搭乗者が、本来比較的無傷のままであったはずの衝突でエアバッグ インフレータによって損傷を負ったり死亡したりする事故によって、保護する意 図の対象である搭乗者に損傷を負わせるエアバッグインフレータの危険性を減少 させたり消滅させるよう促進されてきた。 エアバッグインフレータによる搭乗者に対する損傷を軽減する1つの技法は、 該当するエアバッグインフレータの力とエネルギのレベルを、例えば、エアバッ グインフレータ中のガスの発生量または膨張速度を減少させることによって減少 させることである。これによって、より深刻な衝突に遭遇した際に搭乗者に対す る損傷の危険性がより高いものとする、エアバッグインフレータの拘束機能を減 少させながらもエアバッグインフレータによる搭乗者への損傷の危険性を減少さ せる。 エアバッグインフレータによる搭乗者への損傷を軽減する別の技法は、衝突の 深刻さの尺度に応じてインフレータの膨張速度や容量を制御することである。先 行技術では、個々に独立したコンパートメント化された段階とそれに応じた発火 回路を有し、これによって、各段階が遅れながら連続して発射されて、有効な膨 張速度が調整される、すなわち段階での発射が禁止されて効果的なインフレータ 容量が調整される、多段式インフレータを用いることを教示している。先行技術 はまた、独立に発射される蓄積ガス発生素子と複数の火工作業ガス発生素子を組 み合わせたハイブリッド式インフレータを用いることを教示している。その上、 先行技術はまた、インフレータからのガス放出流を制御するコントロールバルブ を使用することを教示している。膨張速度と膨張容量は、衝突の感知されたまた は推定された深刻さに応じて制御され、これによってあまり深刻でない場合は深 刻な場合よりも膨張速度や膨張容量が低くなるようにしてもよい。あまり深刻で ない事故は深刻な事故より発生率が高く、また、このような制御されたインフレ ータは、深刻度の大きな事故より深刻度の小さな事故においてはあまり攻撃的で はないので、その体躯や位置のためにエアバッグインフレータによる損傷の危険 性にさらされている搭乗者は、攻撃性の小さいインフレータに暴露されやすいの で、全体的に損傷を受けにくい。しかしながら、正常位置搭乗者を十分に拘束す るためにインフレータを意図的に攻撃的にしてある場合には深刻な事故条件下で はこのような搭乗者に対する損傷の危険性は軽減されない。 エアバッグインフレータによる搭乗者に対する損傷を軽減するさらに別の技法 は、搭乗者の存在と位置に応じてインフレータの起動を制御し、これによって、 搭乗者がインフレータの該当危険ゾーンの外部に位置している場合にだけインフ レータを起動するようにすることである。最近のNHTSAデータによれば、イ ンフレータに近づきすぎていたために起こった深刻な損傷は、搭乗者がイフレー タから約4〜8インチ以内の距離にある場合にはエアバッグを起動不能(disable )にさせれば、減少もしくはなくすことが可能である。エアバッグインフレータ を起動不能にさせるこのようなシステムは、搭乗者を拘束する必要があるときは エアバッグインフレータを起動不能にさせずに、このような判断をするに十分な ほど敏感で丈夫な搭乗者センサーが必要である。 斜めの衝突や側部衝撃の衝突の場合を除き、配備済みのエアバッグ膨張システ ムの交換には不必要な経費や不便さが伴うので、該当する搭乗者が存在しない場 合には自動式安全用拘束アクチュエータを起動しないようにするのが一般的に望 ましい。先行技術は、このようなシステムを実現する目的で、搭乗者の存在を検 出するか、または車両の乗客シートの無生物物体を認識するさまざまな手段を教 示している。例えば、重量センサーを座席に組み込んで、搭乗者の存在を感知す ることが可能である。 エアバッグインフレータによる搭乗者への損傷を軽減するさらに別の技法は、 搭乗者の存在や位置に応じてエアバッグインフレータの膨張速度や膨張容量を制 御することである。このような制御システムは、上記のように衝突に反応する制 御可能膨張システムと組み合わせて用いるのがもっとも望ましいが、この場合、 小柄なまたは軽量の搭乗者に損傷を与えかねない特定の衝突度レベルによって示 されるような過度に攻撃的なエアバッグインフレータ制御システムを無効とする ために、搭乗者位置の入力データを用いることができる。エアバッグインフレー タを制御するこのようなシステムには、丈夫で十分正確で、また、搭乗者のさま ざまな座席配置と座席状態を識別して区別することが可能な搭乗者位置センサー が必要である。 先行技術は、搭乗者の存在、重量または座席位置を検出するために座席に組み 込まれたセンサーを使用することを教示している。米国特許第3,672,60 9号、第2,767,002号、第5,161,820号、第5,474,32 7号および第5,612,876号は、該エアバッグインフレータの起動を制御 するために座席に組み込まれた搭乗者存在センサーの使用を教示している。米国 特許第5,205,582号は、第2の衝突によるまたは他の原因による減速し きい値を越えると加速するように空の座席に関連するエアバッグインフレータが 起動されるシステムを教示している。米国特許第5,074,583号は、エア バッグシステムを制御する目的で搭乗者の重量や座席位置を検出するために座席 に組み込まれた複数のセンサーについて教示している。米国特許第5,232, 243号、第5,494,311号および第5,624,132号は、多段エア バッグインフレータか、このエアバッグインフレータのインフレータ通気弁か、 その空間的方位かを制御するために搭乗者の存在、重量または位置を検出する目 的で座席中に組み込まれた力感知式薄膜素子から成る配列を教示している。米国 特許第5,404,128号は、人がいるかいないかを判断するためにその呼吸 や鼓動によってもたらされる微妙な振動を検出するために座席に組み込まれた振 動センサーを用いることを教示している。米国特許第5,573,269号は、 座席の後方傾斜角度と足の位置を用いて座席重量測定値を補正する手段について 教示している。エアバッグインフレータの起動を制御する手段として座席重量を 組み込んでいる一部のシステムでは、5パーセントの女性に対してはエアバッグ インフレータが起動可能にされるが、後ろ向き幼児用座席の幼児に対しては起動 不能にされるように、感知された搭乗者重量が30kg未満の場合にはこのエア バッグインフレータが起動不能にされるようなものであることが必要とされる。 場合によっては、例えば幼児座席を固定している座席ベルトがあまり強く引かれ た場合などでは、該座席重量センサーは、関連の遮断しきい値ではなく見かけ上 の重量を感知して、後ろ向き幼児用座席が存在する場合にはエアバッグインフレ ータを間違って起動可能にしてしまうことがあり得る。 米国特許第5,071,160号および第5,118,134号は、インフレ ータを制御するために、搭乗者の位置および/または速度ならびに車両加速度の 感知を組み合わせることを教示している。これら特許は双方共が、例として、搭 乗者位置を感知するために超音波で測距することを教示している。米国特許第5 ,071,160号はまた、例として、能動素子である赤外線搭乗者位置センサ ーの使用を教示しており、一方、米国特許第5,118,134号はマイクロウ エーブセンサーの使用を教示している。米国特許第5,398,185号は、搭 乗者位置に反応して安全用拘束アクチュエータを制御するためにシステム中に複 数の搭乗者位置センサーを用いることを教示している。 先行技術は、物体の表面から反射された1つ以上の超音波ビームを用いて、そ の物体表面の位置を感知することを教示している。米国特許第5,330,22 6号は、計測器パネルに取り付けられた超音波式測距センサーと頭上受動赤外線 センサーを組み合わせて搭乗者の位置を感知し、これによって多段のエアバッグ インフレータまたはこれと接続された通気弁を制御することを教示している。米 国特許第5,413,378号、第5,439,249号および第5,626, 359号は、ダッシュボードに取り付けられた超音波センサーと座席に取り付け られた超音波センサーの組み合わせを他の座席センサーと組み合わせて、搭乗者 の位置と重量を検出し、これによってエアバッグインフレータモジュールを制御 することを教示している。米国特許第5,482,314号は、超音波赤外線セ ンサーと受動素子赤外線センサーの組み合わせを関連する信号処理と組み合わせ て、受動素子の拘束システムを起動解除するか否かを決定することを教示してい る。 先行技術はまた、物体の表面から反射した赤外線を用いてその物体表面の位置 を感知することを教示している。米国特許第5,446,661号と第5,49 0,069号は、物体の反射点にある送信機から放射された赤外線について教示 している。受信機は反射点から散乱した放射線を検出して、送信ビームと受信ビ ームの三角形分割に基づいて送信機からの反射点の距離を測定して、安全用拘束 システムの起動を制御する。これらの特許はまた、赤外線搭乗者位置センサーを 加速センサーと組み合わせて、エアバッグ膨張システムを制御することを教示し ている。米国特許第5,549,322号は光線ビーム搭乗者センサーをエアバ ッグのドアに組み込むことを教示している。その上、赤外線センサーは一般に、 自動焦点合わせカメラ中で距離計として使用されている。 米国特許第4,625,329号、第5,528,698号および第5,53 1,472号の先行技術は撮像システムを用いて搭乗者位置を検出することを教 示しているが、後者2つの特許はこの情報を用いてエアバッグインフレータを制 御する。米国特許第5,528,698号、第5,454,591号、第5,5 15,933号、第5,570,903号および第5,618,056号は、後 ろ向き幼児用座席の存在を検出したら該エアバッグインフレータを起動不可にす る手段を教示している。 先行技術はまた、容量感知によって、搭乗者の存在、近接または位置を検出す ることを教示している。米国特許第3,740,567号は、座席のそれぞれ基 底と背部に組み込まれた電極を容量反応性回路と一緒に用いて、自動車座席にい るのが人間搭乗者か動物または荷物であるかを区別することを教示している。米 国特許第3,898,472号は、自動車の本体を共同して、搭乗者の存在に反 応して関連容量の変化を感知する関連回路と一緒になって搭乗者感知コンデンサ を形成するように配置された金属電極を含む搭乗者検出システムを教示している 。米国特許第4,300,116号は容量センサーを用いて、車両の外部に近接 した人間を検出することを教示している。米国特許第4,796,013号は、 座席の基底と車両のルーフ間の容量を感知する容量性搭乗者検出器を教示してい る。米国特許第4,831,279号は、人間の存在に関連する容量の遷移変化 を検出する容量反応性制御回路を教示している。米国特許第4,980,519 号と第5,214,388号は容量センサーの配列を用いて、物体の近接を感知 することを教示している。米国特許第5,247,261号は電場反応性センサ ーを用いて、少なくとも1つの軸に対する点の位置を測定することを教示してい る。米国特許第5,411,289号は座席の背部に組み込まれた容量センサー を用いて、搭乗者の存在を検出することを教示している。米国特許第5,525 ,8 43号は座席の基底部と背部に組み込まれた電極を用いて搭乗者の存在を検出し 、これによって、検出回路が起動されているときは車両のシャーシから電極が実 質的に絶縁されるようにすることを教示している。米国特許第5,602,73 4号は、搭乗者に取り付けられた電極の配列を用いて、これら電極内の容量に対 する搭乗者の影響に基づいて搭乗者の位置を感知することを教示している。 上記の参照米国特許が教示する方法に加えて、先行技術はまた、例えば双方と も参照してここに組み込まれる、1987年のMcGraw HillのD.G .FinkとH.W.Beaty編集者によるStandard Handbo ok for Electrical Engineersの第12版の3−5 7〜3−65ページまたは1985年のE.C.Jordon編集長とHowa rd W.SamsによるReference Data for Engin eers;Radio,Electronics,Computer,and Communications第7版の12−3〜12−12ページの例のよう に容量を測定するさまざまな手段を教示している。 参照してここに組み込まれる、1996年にIBM Systems Jou rnalの第35巻の第3号と4号に出版されているJ.R.Smithによる 技術論文「電場ねずみ:電場測定値からの手形状の抽出」(Field mic e:Extracting hand geometry from elec tric field measurements)の587〜608ページに 、非接触式3次元位置測定を実行するための、より特定的には人間の手の位置を 感知して3次元位置をコンピュータに入力するために用いられるような電場感知 の概念が述べられている。共通的に容量性感知と呼ばれてきたものは実際には、 考えられるさまざまな電流経路に対応する著者が「負荷モード」、「分路モード 」および「送信モード」と呼ぶところの判明なメカニズムを含んでいる。分路モ ードにおいては、低周波数で発振する電圧は送信電極に印加され、受信電極で誘 導された変位電流は電流増幅器で測定され、これによって変位電流は感知されて いる本体によって修正を受ける。「負荷モード」においては、感知される予定の 物体によってグラウンドに対する送信電極の容量が修正される。送信モードにお いては、送信電極はユーザーの身体に接触し、次に、電気的接続か容量カ ップリングのどちらかによって受信機に対する送信機となる。 ある実施態様では、複数の容量センサーを用いて搭乗者に対する距離を感知し 、この距離が固定式センサー素子の既知の位置と組み合わされて三角法を用いて (triangulated)、搭乗者の位置を突き止める。このような容量センサーシステム の1つの問題は、センサーと搭乗者間の距離を検出するために、既知の安定性を 持った比誘電率を利用するという点である。さらに、搭乗者位置の測定は感知さ れた物体の質量の中心と関連する傾向がある。しかしながら、センサーは大型の 金属デバイスまたは腕/肢が近接すると混乱しかねない。したがって、このよう なセンサーは自動式の「オン/オフ」スイッチとして十分作動して、搭乗者位置 に基づいてエアバッグインフレータをディスエーブルするかまたは車両衝突セン サーからの起動信号に反応して発射されるはずのエアバッグインフレータをイネ ーブルさせるが、容量性搭乗者位置センサーの本実施態様は、搭乗者位置に基づ いて膨張を制御可能とするに十分なほどには正確でもなければ丈夫でもないかも しれない。 基準点と物体の表面間の距離を測定する超音波センサーや赤外線センサーなど のセンサーもまた、例えば搭乗者の手足やそれに保持されているスカーフや新聞 紙などがセンサーに近接して存在することなどによって測定が誤りやすい。この ようなタイプのセンサーは、インフレータのドアに近接した危険ゾーンを監視す るように使用できるが、いくつかの欠点を持つ。特に、赤外線ベースのシステム は通常、危険ゾーンの体積より遙かに狭いビームを組み込んでおり、このため、 危険ゾーンのどこにある物体でも信頼性をもって感知するためには複数のビーム が必要である。複数のビームを組み込むことによって、経費や複雑さが増し、し たがって反応が遅くなりかねない。その上、赤外線と超音波双方をベースとする センサーは、インフレータ近傍の危険ゾーンを監視しなければならない場合には インフレータのドア近傍にかなりの量のハードウエアを必要とする。 多くの搭乗者検出システムの主要な欠点は、搭乗者がインフレータモジュール の周りの危険ゾーンにいるか否かを判断するための関連情報をほとんど収集しな いことである。乗客の上に取り付けられ座席領域を見下ろす搭乗者検出システム は、インフレータのドア周辺の領域を直接に監視するには物理的な遠近関係が悪 い。例えばルーフ取り付けセンサーを理想的にセットして搭乗者の全体位置を高 い信頼性で判断すること――非常に難しい仕事である――が可能であったとして も、インフレータのドアと搭乗者間の実際の体積は搭乗者の身体によってエアバ ッグインフレータに対しては遮蔽されることがある。エアバッグインフレータの 起動を制御する判断基準が部分的に搭乗者の身体のエアバッグインフレータに対 する近接の度合いに基づいている場合、頭上センサーは関連情報を高い信頼性で 獲得することはまったく不可能である。 発明の概要 本発明は、物体の表面までの第1の距離を測定する第1の位置センサーを電場 に影響する物体の特性に反応して物体までの第2の距離を測定する第2の位置セ ンサーと組み合わせた搭乗者位置監視システムを提供することによって上記の問 題を克服する。第1の距離と第2の距離を組み合わせて用いて、安全用拘束シス テムの起動を制御する。より具体的には、たった1つの発火回路を持った単一段 階式インフレータの場合、搭乗者がインフレータに近すぎると感知されたら本発 明を用いて、インフレータを起動不能にすることが可能である。その上、複数の 発火回路を持った多段式インフレータの場合、本発明は搭乗者位置を測定して、 さまざまなインフレータの段階の発射時間を制御し、これによって、インフレー タの初期起動時間、エアバッグの効果的な膨張速度およびエアバッグインフレー タの容量を制御することが可能である。 第1の位置センサーは、例えば、超音波または電磁波がセンサーから感知中の 物体まで往復走行するに必要な時間に基づいてその物体までの第1の距離を測定 する超音波または電磁波測距センサーを含むことができ、ここで特定の関連送信 周波数は制限されない。あるいは第1の位置センサーは、これによって、2つ以 上の光路の法を用いる物体表面上の反射点までの距離を測定する、例えば赤外線 (IR)などの1つ以上の電磁放射線を組み込んだセンサーを含むこともある。 第2の位置センサーは、例えば、感知された物体の誘電特性と導電特性が1つ の電極の近傍の電場または複数の電極同士間の電場に影響を与え、この効果を用 いて物体までの第2の距離を測定する電場センサーを含むことができる。あるい はこの第2の位置センサーは、感知された物体の誘電特性と導電特性が1つ以上 の電極の容量に影響を与え、この効果を用いて物体までの第2の距離を測定する 容量センサーを含むこともある。 したがって、本発明の1つの目的は、搭乗者拘束システムに内蔵されて、エア バッグインフレータによって搭乗者に対する損傷の危険性を軽減する改良型の搭 乗者位置感知システムを提供することである。 本発明の別の目的は、搭乗者がエアバッグインフレータの危険ゾーン内にいる とより正確に判断する改良型の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、エアバッグインフレータ近傍の危険ゾーンをより 正確に把握する改良型の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、エアバッグインフレータによる損傷の危険性があ るときにそれを搭乗者に警告する改良型の搭乗者位置感知システムを提供するこ とである。 本発明のさらに別の目的は、後ろ向き幼児用座席の検出能力を向上させた改良 型の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、生物と無生物を識別する能力を向上させた改良型 の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、搭乗者位置測定能力を改善して搭乗者位置に基づ いて膨張を制御する機能を向上させた改良型の搭乗者位置感知システムを提供す ることである。 本発明のさらに別の目的は、搭乗者の手足や物体がエアバッグインフレータに 近接していることによる位置の誤測定の可能性を減少させる改良型の搭乗者位置 感知システムを提供することである。 このような目的によれば、本発明の特徴は、物体の表面までの距離を測定する 第1の位置センサーを、電場に影響する物体の特性に基づいてその物体までの距 離を測定する第2の位置センサーと一緒に内蔵した点である。 本発明の別の特徴は、第1の位置センサーと第2の位置センサーに動作可能な ように連結されて、第1と第2の位置センサーから得られた測定値に反応して安 全用拘束システムを起動するコントローラを内蔵した点である。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の位置センサーから得られた測定値に 反応して安全用拘束システムの起動を制御するコントローラの制御特徴を有する 点である。 本発明のさらに別の特徴は、赤外線周波数タイプであるのが望ましい第1の位 置センサーに1つ以上の電磁波ビームを組み込んで、このセンサー内のビームの 送信点と受信点の既知の位置に基づいた三角法によって物体上の反射点までの距 離を測定する点である。 本発明のさらに別の特徴は、第1の位置センサー内に1つ以上の超音波ビーム を組み込んで、測距によって反射点までの距離を測定するという点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第2の位置センサーとして複数電極を有する電場 センサーを組み込んで、誘電率、導電率および位置を含む電場に影響する物体の 特性に反応してその物体までの距離を測定する点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第2の位置センサーとして複数の電極を組み込ん で、電極の容量に影響する電場に影響する物体の特性に反応してその物体までの 距離を測定する点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の距離測定値以内に定められたしきい 値内に搭乗者がいる場合は該安全用拘束システムの起動を禁止する手段を持つ点 にある。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の距離測定値以内に定められたしきい 値内に搭乗者がいると警告装置が起動される点にある。 本発明の具体的な特徴は多くの関連した利点を提供する。先行技術にない本発 明の1つの利点は、搭乗者がエアバッグインフレータの展開による損傷の危険性 にさらされるような位置にあるか否かを判断する機能を向上させ、これによって 、このような損傷の危険性を減少させるようにエアバッグインフレータを制御す るようにした点である。 本発明の別の利点は、生物と無生物の物体を区別する機能を向上させて、無生 物物体の場合はエアバッグインフレータを起動解除し、搭乗者が物体を保持して いるかまたはその手足を第1の位置センサーに近接させている場合はエアバッグ インフレータの起動解除を防止する点にある。 本発明のさらに別の利点は、搭乗者がインフレータ近傍の危険ゾーンにいる、 すなわち搭乗者がそのような位置にいるためにインフレータが起動解除されてい る場合の改善された警告用基盤である。 本発明のさらに別の利点は、エアバッグインフレータが起動不可にされている 対象である後ろ向き幼児用座席にいる幼児に対する保護機能が向上している点で ある。 本発明のさらに別の目的は、制御式インフレータが搭乗者位置に対してよりよ く反応するように制御され、これによって車両衝突の際の搭乗者に対する損傷の 危険性を減少させるように、搭乗者位置の測定機能を向上させた点にある。 本発明は添付図面を参照にした好ましい実施態様の以下に述べるより詳細な説 明を読めばさらに理解されよう。この説明は正面にあるエアバッグ拘束システム に対する本発明の応用例を図示しているが、本発明は、側部からの衝撃、後方か らの衝撃または転倒事故などに対する、エアバッグ、シートベルト、展開式ニー ボルスタなど他のタイプの拘束システムにも応用可能であることが当業者には理 解されよう。 図面の簡単な説明 図1は、赤外線位置センサーを内蔵した本発明による1実施態様を示す車両の 側面図であり; 図2は、容量感知サブシステムの電極の配置を示す車両の上面図であり; 図3は、超音波位置センサーを内蔵した本発明による1実施態様を示す車両の 側面図であり; 図4は、本発明のブロック図であり; 図5は、本発明の1実施態様のフローチャートであり; 図6は、本発明の別の実施態様のフローチャートであり; 図7は、本発明と関連した感知特性を示す図である。 好適態様の詳細な説明 図1を参照すると、車両1は、衝突の際に搭乗者24を保護する目的でエアバ ッグインフレータ安全用拘束システム38の起動を制御する搭乗者位置感知シス テム10を装備している。参照してここに組み込まれる米国特許第5,490, 069号によれば、能動赤外線位置センサーである第1の位置センサー12は、 電源32から電力を得ている光送信機16に接続されている変調器14および、 同期式復調器20に接続されている光受信機18を含んでいる。復調器20は、 搭乗者24の表面から光送信機16によって発生された赤外線の反射が検出され るとそれに反応して車両内の潜在的衝撃点と搭乗者24との距離を示す出力22 を発生する。出力22は信号プロセッサ/ディスクリミネータユニット26に出 力され、メモリー36に記憶される。能動赤外線位置センサー12は、通常の技 術を有するものに理解される能動赤外線位置センサーの周知の原理、方法および 構造に従って動作する。感知される電場に影響する物体の特性に反応する第2の 位置センサー42は、搭乗者24に容量カップリングされる48 1つ以上の電 極46を含んでいる。電場センサーモジュール44は電源32から電力を受け、 電極46に動作可能に接続されて、電極46近傍と同士間に電場を発生する。電 場センサーモジュール44はまた、搭乗者24が電場に及ぼす影響を感知して、 搭乗者24の位置を示す出力54を発生する。第2の位置センサー42は通常の 技術を持つものには理解される周知の原理、方法および構造に従って動作する。 電場センサーモジュール44の出力54は、安全用拘束システム38を制御する ために第1の位置センサー12と第2の位置センサー42の出力に反応して制御 信号28を発生し、また、光線やブザーなどの警告装置を起動するために出力3 8を発生する制御プロセッサ/ディスクリミネータ26に接続される。 図2に、第2の位置センサー42の、車両乗客コンパートメント例示実施態様 のヘッドライナ3に内蔵されている、電極46の配列を持った車両1の上面図を 示す。この電極は各々が電場センサーモジュール44に接続されていて、電極間 容量48とシステムグラウンドに対する容量50を受ける。 図3を参照すると、図1の能動赤外線位置センサーの代わりに超音波位置セン サー52が第1の位置センサー12として導入され、これによって、システム1 0は、図1の能動赤外線位置センサーの場合に上記された仕方と同じように第2 の位置センサー42と一緒に動作するようになっている。 図4は、本発明の一般的原理を示す。範囲感知サブシステム102が、第1の 位置センサーとして、物体の表面までの距離を感知して、その測定値104を制 御プロセッサ26に出力する。容量感知サブシステム42は、第2の位置センサ ーとして、電場に影響する物体の特性に反応して物体までの距離を感知して、そ の測定値106を制御プロセッサ26に出力する。電場に影響する物体の特性に は、誘電率、導電率、サイズ、重量、位置などがある。ある程度まで、容量サブ システム42は物体が生物であるか無生物であるか識別できる。制御プロセッサ 26は第1の距離104と第2の距離106に基づいて、安全用拘束システム3 8を起動すべきか否か判断する。距離104と106が、安全用拘束システム3 8が起動すると搭乗者が損傷を負いそうであるような距離である場合は、このよ うな起動は禁止される。そのような距離ではない場合、衝突センサー108が、 安全用拘束システムを起動しなければならないような程度の深刻さの衝突を検出 すると、制御プロセッサ26は起動信号108を発生して安全用拘束システム2 6を起動する。当業者には、衝突センサー108を制御プロセッサ26に内蔵し て単体とすることが可能であることが理解されよう。 図5を参照すると、ステップ501で、制御プロセッサ26が範囲センサーを 読み取って物体の表面までの距離DRを測定している。ステップ502でこの距 離が指定されているしきい値TRより大きく、搭乗者に安全用拘束システム38 による損傷の危険がないことを示している場合、ステップ501が繰り返される 。そうでない場合、ステップ503で、制御プロセッサは容量センサーを読み取 って電場に影響する物体の特性からの距離DCを測定する。ステップ504でこ の距離がしきい値TC未満であり、搭乗者に安全用拘束システム38による損傷 の危険がないことを示している場合、ステップ501が繰り返される。そうでな い場合は、ステップ505で制御プロセッサが安全用拘束システム38の起動を 禁止する。 本発明の別の態様を示している図6を参照すると、ステップ601で、制御プ ロセッサ26は範囲センサーを読み取って物体の表面までの距離DRを測定する 。ステップ602でこの距離が指定済みのしきい値TRより大きく、搭乗者に安 全用拘束システム38による損傷の危険がないことを示している場合は、ステッ プ601が繰り返される。そうでない場合、ステップ603で制御プロセッサは 容量センサーを読み取って電場に影響する物体の特性からの距離DCを測定する 。次にステップ604で、制御プロセッサは、メモリー36に記憶されている特 徴 を用いて2つの測定値DRとDCの組み合わせに基づいて物体のタイプを識別する 。この制御特徴と測定値DRとDCを与えられて、制御プロセッサはステップ60 5でメモリーからしきい値Tcを調べる。ステップ606で距離DCがしきい値TC より大きく、搭乗者に安全用拘束システム38による損傷の危険がないことを 示している場合、ステップ601が繰り返される。そうでない場合は、ステップ 607で制御プロセッサが安全用拘束システム38の起動を禁止する。 本発明によれば、容量感知サブシステム42を図7に示すような事前決定され た資料に基づいた1群の曲線で構成することが可能である。次に、容量センサー の場合の、検出済みの実際の距離DRと容量による距離読みとり値DCと物体に関 する1群の曲線の調査に基づいて、危険な展開領域内にある物体のタイプに関し て正確な判断を下すことが可能となる。例えば、新聞紙を車両内のインフレータ または他の衝撃点から6インチ離れたところに置いた場合、範囲感知サブシステ ム102だけが非展開状況を示す。しかしながら、容量感知サブシステム42は 危険領域に「人間」が存在することを検出できないし、したがって、安全用拘束 システムの起動が禁止されるのを防止する。 その結果、本発明による双対感知システムは、危険領域内に存在する手や頭や 新聞紙などのさまざまな物体を識別することが可能である。物体の実際の距離や タイプに関する情報によって、インテリジェント型展開システムは、エアバッグ のタイミングや展開に関する決定をすることが可能である。この2つの感知サブ システムを組み合わせることによって、車両安全システムで用いられる物体の距 離や性質に関する読みとり値がより正確なものとなる。 通常の技術を持つものにとっては、本発明の文脈における距離や容量などの物 理量の測定には、本発明を実行するために実際の距離を長さ単位で、また容量を ファラッド単位で特定する必要は必ずしも無いことが理解されよう。それどころ か、感知された実際の分量は周波数や電圧や電流などのさまざまな物理単位でも よく、これによって感知された分量は感知される物体の距離の実際の変動に反応 して変化する。 当業者には、位置センサーで測定した距離は、該位置センサーを基準としたも のであることが分かっていればどの基準点に対してのそれに応じた距離に変換し てもよいことがさらに理解されよう。 特定の実施態様を詳述したが、当業者には、このような詳細に対するさまざま な変更例や代替例が本開示の概略的な教示に照らし合わせて展開可能であること が理解されよう。したがって、ここに開示する特定のシステムは説明のためだけ であり、添付の請求の範囲とそのすべての等価物に与えられる本発明の範囲に対 する制限を意図するものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月14日(1998.8.14) 【補正内容】 明細書 搭乗者位置感知システム 関連出願への相互参照 本出願は、1997年1月17日に提出された先行の米国仮出願第60/03 5,644号の利益を請求するものである。 技術 本発明は一般的には、車両の安全用拘束システムの起動を制御するための搭乗 者位置感知システムに関し、より具体的には、衝突に反応して安全用拘束システ ムを展開するか否かの決定に影響を与える目的で搭乗者の存在と位置を判断する 搭乗者位置感知システムに関する。 発明の背景 車両には、搭乗者の損傷を軽減する目的で、車両の衝突に反応して起動される 自動式安全用拘束アクチュエータが装備されていることがある。このような自動 式安全用拘束アクチュエータはエアバッグ、シートベルトのプリテンショナおよ び展開可能なニーボルスタを含んでいる。自動式拘束システムの1つの目的は、 搭乗者の損傷を軽減し、これによって、自動式拘束システムが起動されなかった 場合の衝突によるよりも自動式高速システムがあった場合による損傷の方を大き くしないことである。一般に、損傷を軽減する必要がある場合にだけ自動式安全 用拘束アクチュエータを起動するのが望ましいが、この理由は、安全用拘束シス テムの関連の構成部品を交換する費用のためと、このような起動によって搭乗者 に損傷を与える危険性のためである。これは特にエアバッグ拘束システムに当て はまるが、この場合、展開時にエアバッグに近づきすぎている搭乗者、すなわち 本来の位置からずれている搭乗者は、該当する車両衝突が比較的緩やかな場合で さえもエアバッグの展開によって損傷を負ったり死亡したりしやすい。その上、 子供や、華奢な大人または脆い骨を持った人たちなどの小柄なまたは弱い体質を 持った搭乗者の場合は特に、エアバッグインフレータによって引き起こされる損 傷を受けやすい。さらに、フロントシートの乗客側エアバッグに近接した正常位 置の後ろ向き幼児用座席(RFIS)に正しく固定されている幼児もまた、幼児 の後部表面がエアバッグインフレータモジュールに近接しているため、エアバッ グ展開によって損傷を追ったり死亡したりしやすい。 エアバッグインフレータは、所与の拘束機能、例えば、本来の位置からずれた 搭乗者に損傷を与え得る関連エネルギと力のレベルとなる30MPHバリヤ等価 の衝突を受けた場合のベルトを着用していない正常に座している50%の搭乗者 を保護する機能を持つように設計されている。比較的まれなケースであるとはい え、搭乗者が、本来比較的無傷のままであったはずの衝突でエアバッグインフレ ータによって損傷を負ったり死亡したりする事故によって、保護する意図の対象 である搭乗者に損傷を負わせるエアバッグインフレータの危険性を減少させたり 消滅させるよう促進されてきた。 エアバッグインフレータによる搭乗者に対する損傷を軽減する1つの技法は、 該当するエアバッグインフレータの力とエネルギのレベルを、例えば、エアバッ グインフレータ中のガスの発生量または膨張速度を減少させることによって減少 させることである。これによって、より深刻な衝突に遭遇した際に搭乗者に対す る損傷の危険性がより高いものとする、エアバッグインフレータの拘束機能を減 少させながらもエアバッグインフレータによる搭乗者への損傷の危険性を減少さ せる。 エアバッグインフレータによる搭乗者への損傷を軽減する別の技法は、衝突の 深刻さの尺度に応じてインフレータの膨張速度や容量を制御することである。先 行技術では、個々に独立したコンパートメント化された段階とそれに応じた発火 回路を有し、これによって、各段階が遅れながら連続して発射されて、有効な膨 張速度が調整される、すなわち段階での発射が禁止されて効果的なインフレータ 容量が調整される、多段式インフレータを用いることを教示している。先行技術 はまた、独立に発射される蓄積ガス発生素子と複数の火工作業ガス発生素子を組 み合わせたハイブリッド式インフレータを用いることを教示している。その上、 先行技術はまた、インフレータからのガス放出流を制御するコントロールバルブ を使用することを教示している。膨張速度と膨張容量は、衝突の感知されたまた は推定された深刻さに応じて制御され、これによってあまり深刻でない場合は深 刻な場合よりも膨張速度や膨張容量が低くなるようにしてもよい。あまり深刻で ない事故は深刻な事故より発生率が高く、また、このような制御されたインフレ ータは、深刻度の大きな事故より深刻度の小さな事故においてはあまり攻撃的で はないので、その体躯や位置のためにエアバッグインフレータによる損傷の危険 性にさらされている搭乗者は、攻撃性の小さいインフレータに暴露されやすいの で、全体的に損傷を受けにくい。しかしながら、正常位置搭乗者を十分に拘束す るためにインフレータを意図的に攻撃的にしてある場合には深刻な事故条件下で はこのような搭乗者に対する損傷の危険性は軽減されない。 エアバッグインフレータによる搭乗者に対する損傷を軽減するさらに別の技法 は、搭乗者の存在と位置に応じてインフレータの起動を制御し、これによって、 搭乗者がインフレータの該当危険ゾーンの外部に位置している場合にだけインフ レータを起動するようにすることである。最近のNHTSAデータによれば、イ ンフレータに近づきすぎていたために起こった深刻な損傷は、搭乗者がイフレー タから約4〜8インチ以内の距離にある場合にはエアバッグを起動不可にさせれ ば、減少もしくはなくすことが可能である。エアバッグインフレータを起動不可 (disable)にさせるこのようなシステムは、搭乗者を拘束する必要があるときは エアバッグインフレータを起動不可にさせずに、このような判断をするに十分な ほど敏感で丈夫な搭乗者センサーが必要である。 斜めの衝突や側部衝撃の衝突の場合を除き、配備済みのエアバッグ膨張システ ムの交換には不必要な経費や不便さが伴うので、該当する搭乗者が存在しない場 合には自動式安全用拘束アクチュエータを起動しないようにするのが一般的に望 ましい。先行技術は、このようなシステムを実現する目的で、搭乗者の存在を検 出するか、または車両の乗客シートの無生物物体を認識するさまざまな手段を教 示している。例えば、重量センサーを座席に組み込んで、搭乗者の存在を感知す ることが可能である。 エアバッグインフレータによる搭乗者への損傷を軽減するさらに別の技法は、 搭乗者の存在や位置に応じてエアバッグインフレータの膨張速度や膨張容量を制 御することである。このような制御システムは、上記のように衝突に反応する制 御可能膨張システムと組み合わせて用いるのがもっとも望ましいが、この場合、 小柄なまたは軽量の搭乗者に損傷を与えかねない特定の衝突度レベルによって示 されるような過度に攻撃的なエアバッグインフレータ制御システムを無効とする ために、搭乗者位置の入力データを用いることができる。エアバッグインフレー タを制御するこのようなシステムには、丈夫で十分正確で、また、 一方、米国特許第5,118,134号はマイクロウエーブセンサーの使用を教 示している。米国特許第5,398,185号は、搭乗者位置に反応して安全用 拘束アクチュエータを制御するためにシステム中に複数の搭乗者位置センサーを 用いることを教示している。 先行技術は、物体の表面から反射された1つ以上の超音波ビームを用いて、そ の物体表面の位置を感知することを教示している。米国特許第5,330,22 6号は、計測器パネルに取り付けられた超音波式測距センサーと頭上受動赤外線 センサーを組み合わせて搭乗者の位置を感知し、これによって多段のエアバッグ インフレータまたはこれと接続された通気弁を制御することを教示している。米 国特許第5,413,378号、第5,439,249号および第5,626, 359号は、ダッシュボードに取り付けられた超音波センサーと座席に取り付け られた超音波センサーの組み合わせを他の座席センサーと組み合わせて、搭乗者 の位置と重量を検出し、これによってエアバッグインフレータモジュールを制御 することを教示している。米国特許第5,482,314号は、超音波赤外線セ ンサーと受動素子赤外線センサーの組み合わせを関連する信号処理と組み合わせ て、受動素子の拘束システムを起動解除するか否かを決定することを教示してい る。 先行技術はまた、物体の表面から反射した赤外線を用いてその物体表面の位置 を感知することを教示している。米国特許第5,490,069号は、物体の反 射点にある送信機から放射された赤外線について教示している。受信機は反射点 から散乱した放射線を検出して、送信ビームと受信ビームの三角形分割に基づい て送信機からの反射点の距離を測定して、安全用拘束システムの起動を制御する 。米国特許第5,490,069号は、赤外線ビーム搭乗者位置センサーを加速 センサーと組み合わせて、エアバッグ膨張システムを制御することを教示してい る。米国特許第5,549,323号は、光線ビーム搭乗者センサーをエアバッ グドアに組み込むことを教示している。その上、赤外線センサーは一般に、自動 焦点合わせカメラ中で距離計として使用されている。 米国特許第4,625,329号、第5,528,698号および第5,53 1,472号の先行技術は撮像システムを用いて搭乗者位置を検出することを教 示しているが、後者2つの特許はこの情報を用いてエアバッグインフレータを制 御する。米国特許第5,528,698号、第5,454,591号、第5,5 15,933号、第5,570,903号および第5,618,056号は、後 ろ向き幼児用座席の存在を検出したら該エアバッグインフレータを起動不可にす る手段を教示している。 先行技術はまた、容量感知によって、搭乗者の存在、近接または位置を検出す ることを教示している。 このようなタイプのセンサーは、インフレータのドアに近接した危険ゾーンを監 視するように使用できるが、いくつかの欠点を持つ。特に、赤外線ベースのシス テムは通常、危険ゾーンの体積より遙かに狭いビームを組み込んでおり、このた め、危険ゾーンのどこにある物体でも信頼性をもって感知するためには複数のビ ームが必要である。複数のビームを組み込むことによって、経費や複雑さが増し 、したがって反応が遅くなりかねない。その上、赤外線と超音波双方をベースと するセンサーは、インフレータ近傍の危険ゾーンを監視しなければならない場合 にはインフレータのドア近傍にかなりの量のハードウエアを必要とする。 多くの搭乗者検出システムの主要な欠点は、搭乗者がインフレータモジュール の周りの危険ゾーンにいるか否かを判断するための関連情報をほとんど収集しな いことである。乗客の上に取り付けられ座席領域を見下ろす搭乗者検出システム は、インフレータのドア周辺の領域を直接に監視するには物理的な遠近関係が悪 い。例えばルーフ取り付けセンサーを理想的にセットして搭乗者の全体位置を高 い信頼性で判断すること―非常に難しい仕事である―が可能であったとしても、 インフレータのドアと搭乗者間の実際の体積は搭乗者の身体によってエアバッグ インフレータに対しては遮蔽されることがある。エアバッグインフレータの起動 を制御する判断基準が部分的に搭乗者の身体のエアバッグインフレータに対する 近接の度合いに基づいている場合、頭上センサーは関連情報を高い信頼性で獲得 することはまったく不可能である。 発明の概要 本発明は、物体の表面までの第1の距離を測定する第1の位置センサーを電場 に影響する物体の特性に反応して物体までの第2の距離を測定する第2の位置セ ンサーと組み合わせた搭乗者位置監視システムを提供することによって上記の問 題を克服する。第1の距離と第2の距離を組み合わせて用いて、安全用拘束シス テムの起動を制御する。より具体的には、たった1つの発火回路を持った単一段 階式インフレータの場合、搭乗者がインフレータに近すぎると感知されたら本発 明を用いて、インフレータを起動不可にすることが可能である。その上、複数の 発火回路を持った多段式インフレータの場合、本発明は搭乗者位置を測定して、 本発明のさらに別の目的は、エアバッグインフレータによる損傷の危険性があ るときにそれを搭乗者に警告する改良型の搭乗者位置感知システムを提供するこ とである。 本発明のさらに別の目的は、後ろ向き幼児用座席の検出能力を向上させた改良 型の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、生物と無生物を識別する能力を向上させた改良型 の搭乗者位置感知システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、搭乗者位置測定能力を改善して搭乗者位置に基づ いて膨張を制御する機能を向上させた改良型の搭乗者位置感知システムを提供す ることである。 本発明のさらに別の目的は、搭乗者の手足や物体がエアバッグインフレータに 近接していることによる位置の誤測定の可能性を減少させる改良型の搭乗者位置 感知システムを提供することである。 このような目的によれば、本発明の特徴は、物体の表面までの距離を測定する 第1の位置センサーを、電場に影響する物体の特性に基づいてその物体までの距 離を測定する第2の位置センサーと一緒に内蔵した点である。 本発明の別の特徴は、第1の位置センサーと第2の位置センサーに動作可能な ように連結されて、第1と第2の位置センサーから得られた測定値に反応して安 全用拘束システムを起動するコントローラを内蔵した点である。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の位置センサーから得られた測定値に 反応して安全用拘束システムの起動を制御するコントローラの制御特徴を有する 点である。 本発明のさらに別の特徴は、赤外線周波数タイプであるのが望ましい第1の位 置センサーに1つ以上の電磁波ビームを組み込んで、このセンサー内のビームの 送信点と受信点の既知の位置に基づいた三角法によって物体上の反射点までの距 離を測定する点である。 本発明のさらに別の特徴は、第1の位置センサー内に1つ以上の超音波ビーム を組み込んで、測距によって反射点までの距離を測定するという点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第2の位置センサーとして複数電極を有する電場 センサーを組み込んで、誘電率、導電率および位置を含む電場に影響する物体の 特性に反応してその物体までの距離を測定する点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第2の位置センサーとして複数の電極を組み込ん で、電極の容量に影響する電場に影響する物体の特性に反応してその物体までの 距離を測定する点にある。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の距離測定値以内に定められたしきい 値内に搭乗者がいる場合は該安全用拘束システムの起動を禁止する手段を持つ点 にある。 本発明のさらに別の特徴は、第1と第2の距離測定値以内に定められたしきい 値内に搭乗者がいると警告装置が起動される点にある。 本発明の具体的な特徴は多くの関連した利点を提供する。先行技術にない本発 明の1つの利点は、搭乗者がエアバッグインフレータの展開による損傷の危険性 にさらされるような位置にあるか否かを判断する機能を向上させ、これによって 、このような損傷の危険性を減少させるようにエアバッグインフレータを制御す るようにした点である。 本発明の別の利点は、生物と無生物の物体を区別する機能を向上させて、無生 物物体の場合はエアバッグインフレータを起動解除し、搭乗者が物体を保持して いるかまたはその手足を第1の位置センサーに近接させている場合はエアバッグ インフレータの起動解除を防止する点にある。 本発明のさらに別の利点は、搭乗者がインフレータ近傍の危険ゾーンにいる、 すなわち搭乗者がそのような位置にいるためにインフレータが起動解除されてい る場合の改善された警告用基盤である。 本発明のさらに別の利点は、エアバッグインフレータが起動不可にされている 対象である後ろ向き幼児用座席にいる幼児に対する保護機能が向上している点で ある。 本発明のさらに別の目的は、制御式インフレータが搭乗者位置に対してよりよ く反応するように制御され、これによって車両衝突の際の搭乗者に対する損傷の 危険性を減少させるように、搭乗者位置の測定機能を向上させた点にある。 本発明の、上気と他の目的、特徴および利点は添付図面を参照にした好ましい 実施態様の以下に述べるより詳細な説明を読めばさらに理解されよう。この説明 は正面にあるエアバッグ拘束システムに対する本発明の応用例を図示しているが 、本発明は、側部からの衝撃、後方からの衝撃または転倒事故などに対する、エ アバッグ、シートベルト、展開式ニーボルスタなど他のタイプの拘束システムに も応用可能であることが当業者には理解されよう。 図面の簡単な説明 図1は、赤外線位置センサーを内蔵した本発明による1実施態様を示す車両の 側面図であり; 図2は、容量感知サブシステムの電極の配置を示す車両の上面図であり; 図3は、超音波位置センサーを内蔵した本発明による1実施態様を示す車両の 側面図であり; 図4は、本発明のブロック図であり; 図5は、本発明の1実施態様のフローチャートであり; 図6は、本発明の別の実施態様のフローチャートであり; 図7は、本発明と関連した感知特性を示す図である・ 好適態様の詳細な説明 図1を参照すると、車両1は、衝突の際に搭乗者24を保護する目的でエアバ ッグインフレータ安全用拘束システム38の起動を制御する搭乗者位置感知シス テム10を装備している。参照してここに組み込まれる米国特許第5,490, 069号によれば、能動赤外線位置センサーである第1の位置センサー12は、 電源32から電力を得ている光送信機16に接続されている変調器14および、 同期式復調器20に接続されている光受信機18を含んでいる。復調器20は、 搭乗者24の表面から光送信機16によって発生された赤外線の反射が検出され るとそれに反応して車両内の潜在的衝撃点と搭乗者24との距離を示す出力22 を発生する。出力22は信号プロセッサ/ディスクリミネータユニット26に出 力され、メモリー36に記憶される。能動赤外線位置センサー12は、通常の技 術を有するものに理解される能動赤外線位置センサーの周知の原理、方法および 構造に従って動作する。感知される電場に影響する物体の特性に反応する第2の 位置センサー42は、搭乗者24に容量カップリングされる48 1つ以上の電 極 46を含んでいる。電場センサーモジュール44は電源32から電力を受け、電 極46に動作可能に接続されて、電極46近傍と同士間に電場を発生する。電場 センサーモジュール44はまた、搭乗者24が電場に及ぼす影響を感知して、搭 乗者24の位置を示す出力54を発生する。第2の位置センサー42は通常の技 術を持つものには理解される周知の原理、方法および構造に従って動作する。電 場センサーモジュール44の出力54は、安全用拘束システム38を制御するた めに第1の位置センサー12と第2の位置センサー42の出力に反応して制御信 号28を発生し、また、光線やブザー40などの警告装置を起動するために出力 38を発生する制御プロセッサ/ディスクリミネータ26に接続される。 図2に、第2の位置センサー42の、車両乗客コンパートメント例示実施態様 のヘッドライナ3に内蔵されている、電極46の配列を持った車両1の上面図を 示す。この電極は各々が電場センサーモジュール44に接続されていて、電極間 容量48とシステムグラウンドに対する容量50を受ける。 図3を参照すると、図1の能動赤外線位置センサーの代わりに超音波位置セン サー52が第1の位置センサー12として導入され、これによって、システム1 0は、図1の能動赤外線位置センサーの場合に上記された仕方と同じように第2 の位置センサー42と一緒に動作するようになっている。 図4は、本発明の一般的原理を示す。範囲感知サブシステム102が、第1の 位置センサーとして、物体の表面までの距離を感知して、その測定値104を制 御プロセッサ26に出力する。容量感知サブシステム42は、第2の位置センサ ーとして、電場に影響する物体の特性に反応して物体までの距離を感知して、そ の測定値106を制御プロセッサ26に出力する。電場に影響する物体の特性に は、誘電率、導電率、サイズ、重量、位置などがある。ある程度まで、容量サブ システム42は物体が生物であるか無生物であるか識別できる。制御プロセッサ 26は第1の距離104と第2の距離106に基づいて、安全用拘束システム3 8を起動すべきか否か判断する。距離104と106が、安全用拘束システム3 8が起動すると搭乗者が損傷を負いそうであるような距離である場合は、このよ うな起動は禁止される。そのような距離ではない場合、衝突センサー108が、 安全用拘束システムを起動しなければならないような程度の深刻さの衝突を検出 すると、制御プロセッサ26は起動信号108を発生して安全用拘束システム2 6を起動する。当業者には、衝突センサー108を制御プロセッサ26に内蔵し て単体とすることが可能であることが理解されよう。 図5を参照すると、ステップ501で、制御プロセッサ26が範囲センサーを 読み取って物体の表面までの距離DRを測定している。ステップ502でこの距 離が指定されているしきい値TRより大きく、搭乗者に安全用拘束システム38 による損傷の危険がないことを示している場合、ステップ501が繰り返される 。そうでない場合、ステップ503で、制御プロセッサは容量センサーを読み取 って電場に影響する物体の特性からの距離DCを測定する。ステップ504でこ の距離がしきい値TC未満であり、搭乗者に安全用拘束システム38による損傷 の危険がないことを示している場合、ステップ501が繰り返される。そうでな い場合は、ステップ505で制御プロセッサが安全用拘束システム38の起動を 禁止する。 本発明の別の態様を示している図6を参照すると、ステップ601で、制御プ ロセッサ26は範囲センサーを読み取って物体の表面までの距離DRを測定する 。ステップ602でこの距離が指定済みのしきい値TRより大きく、搭乗者に安 全用拘束システム38による損傷の危険がないことを示している場合は、ステッ プ601が繰り返される。そうでない場合、ステップ603で制御プロセッサは 容量センサーを読み取って電場に影響する物体の特性からの距離DCを測定する 。次にステップ604で、制御プロセッサは、メモリー36に記憶されている特 徴を用いて2つの測定値DRとDCの組み合わせに基づいて物体のタイプを識別す る。この制御特徴と測定値DRとDCを与えられて、制御プロセッサはステップ6 05でメモリーからしきい値TCを調べる。ステップ606で距離DCがしきい値 TCより大きく、搭乗者に安全用拘束システム38による損傷の危険がないこと を示している場合、ステップ601が繰り返される。そうでない場合は、ステッ プ607で制御プロセッサが安全用拘束システム38の起動を禁止する。 本発明によれば、容量感知サブシステム42を図7に示すような事前決定され た資料に基づいた1群の曲線で構成することが可能である。次に、容量センサー の場合の、検出済みの実際の距離DRと容量による距離読みとり値DCと物体に関 する1群の曲線の調査に基づいて、危険な展開領域内にある物体のタイプに関し て正確な判断を下すことが可能となる。例えば、新聞紙を車両内のインフレータ または他の衝撃点から6インチ離れたところに置いた場合、範囲感知サブシステ ム102だけが非展開状況を示す。しかしながら、容量感知サブシステム42は 危険領域に「人間」が存在することを検出できないし、したがって、安全用拘束 システムの起動が禁止されるのを防止する。 その結果、本発明による双対感知システムは、危険領域内に存在する手や頭や 新聞紙などのさまざまな物体を識別することが可能である。物体の実際の距離や タイプに関する情報によって、インテリジェント型展開システムは、エアバッグ のタイミングや展開に関する決定をすることが可能である。この2つの感知サブ システムを組み合わせることによって、車両安全システムで用いられる物体の距 離や性質に関する読みとり値がより正確なものとなる。 通常の技術を持つものにとっては、本発明の文脈における距離や容量などの物 理量の測定には、本発明を実行するために実際の距離を長さ単位で、また容量を ファラッド単位で特定する必要は必ずしも無いことが理解されよう。それどころ か、感知された実際の分量は周波数や電圧や電流などのさまざまな物理単位でも よく、これによって感知された分量は感知される物体の距離の実際の変動に反応 して変化する。 請求の範囲 1.安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システムであって、 (a)基準点から物体の表面までの距離を測定する第1の位置センサーと; (b)電場に影響する物体の特性に反応して基準点から物体までの距離の尺 度を発生する第2の位置センサーと; (c)第1の位置センサーと第2の位置センサーに動作可能に連結されて、 距離測定値と距離尺度に反応して安全用拘束システムの起動を制御するコントロ ーラと; を含む、前記システム。 2.第1の位置センサーが感知素子として少なくとも1つの赤外線ビームを組み 込む、請求項1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 3.第1の位置センサーが感知素子として少なくとも1つの超音波ビームを組み 込む、請求項1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 4.第2の位置センサーが複数の電極を組み込んで、間に存在する電場に対する 物体の影響を感知する、請求項1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する 物体位置感知システム。 5.第2の位置センサーが複数の電極の電気的容量に対する物体の影響を感知す る、請求項4に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システ ム。 6.第2の位置センサーが複数の電極を組み込んで、間に存在する電場に対する 物体の影響を感知する、請求項2に記載の安全用拘束システムの起動を制御する 物体位置感知システム。 7.第2の位置センサーが複数の電極の電気的容量に対する物体の影響を感知す る、請求項6に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システ ム。 8.距離測定値と前記距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コン トローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項1に記載の安全用拘束 システムの起動を制御する物体位置感知システム。 9.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コントロ ーラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項2に記載の安全用拘束シス テムの起動を制御する物体位置感知システム。 10.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コント ローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項3に記載の安全用拘束シ ステムの起動を制御する物体位置感知システム。 11.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コント ローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項4に記載の安全用拘束シ ステムの起動を制御する物体位置感知システム。 12.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コント ローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項5に記載の安全用拘束シ ステムの起動を制御する物体位置感知システム。 13.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コント ローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項6に記載の安全用拘束シ ステムの起動を制御する物体位置感知システム。 14.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に、コント ローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求項7に記載の安全用拘束シ ステムの起動を制御する物体位置感知システム。 15.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項1に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 16.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項2に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 17.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項3に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 18.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項4に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 19.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項5に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 20.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項6に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 21.コントローラに動作可能に連結されて、距離測定値と距離尺度を合成した 値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む、請求項7に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 22.安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する方法であって 、 (a)基準点から物体の表面までの第1の距離を測定するステップと; (b)近接した電場に対する物体の影響を感知することによって基準点から 前記物体までの距離の尺度を発生するステップと; (c)距離測定値と距離尺度に反応して安全用拘束システムの起動を制御す るステップと; を含む、前記方法。 23.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内である場合に安全用拘 束システムの起動が禁止される、請求項22に記載の安全用拘束システムの起動 を制御する物体の位置を感知する方法。 24.距離尺度が複数の電極の容量を感知することによって発生される、請求項 22に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する方法。 25.距離尺度が複数の電極の容量を感知することによって発生される、請求項 23に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する方法。 26.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内にある場合に警告装置 が起動される、請求項22に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の 位置を感知する方法。 27.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内にある場合に警告装置 が起動される、請求項23に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の 位置を感知する方法。 28.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内にある場合に警告装置 が起動される、請求項24に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の 位置を感知する方法。 29.距離測定値と距離尺度を合成した値がしきい値以内にある場合に警告装置 が起動される、請求項25に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の 位置を感知する方法。 30.安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知方法であって、 (a)基準点から物体の表面までの距離に反応して第1の信号を発生するス テップと; (b)近接の電場に対する物体の影響に反応して第2の信号を発生するステ ップと; (c)第1の信号と第2の信号に反応して安全用拘束システムの起動を制御 するステップと; を含む、前記方法。 31.安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システムであって、 (a)基準点から物体の表面までの距離の測定値に反応して第1の信号を発 生する第1のセンサーと; (b)電場に対する物体の影響に反応して第2の信号を発生する第2のセン サーと; (c)第1のセンサーと第2のセンサーに動作可能に連結されて、第1の信 号と第2の信号に反応して安全用拘束システムの起動を制御するコントローラと ; を含む、前記システム。 32.安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システムであって、 (a)基準点から物体の表面までの距離を測定する第1の手段と; (b)電場に対する物体の影響を感知する第2の手段と; (c)第1の手段と第2の手段に動作可能に連結されて、安全用拘束システ ムの起動を制御するコントローラと; を含む、前記システム。 【図1】【図2】 【図3】【図4】 【図5】【図6】【図7】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システムであって、 (a)基準点から物体の表面までの距離を測定する第1の位置センサーと; (b)電場に影響する物体の特性に反応して基準点から物体までの距離を測 定する第2の位置センサーと; (c)第1の位置センサーと第2の位置センサーに動作可能に連結したコン トローラーであって、第1及び第2の距離測定値に反応して安全用拘束システム の起動を制御する前記コントローラと; を含む、前記システム。 2.第1の位置センサーが感知素子として少なくとも1つの赤外線ビームを組み 込む、請求の範囲1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知 システム。 3.第1の位置センサーが感知素子として少なくとも1つの超音波ビームを組み 込む、請求の範囲1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知 システム。 4.第2の位置センサーが複数の電極を組み込んで、間に存在する電場に対する 物体の影響を感知する、請求の範囲1に記載の安全用拘束システムの起動を制御 する物体位置感知システム。 5.第2の位置センサーが複数の電極の電気的容量に対する物体の影響を感知す る、請求の範囲4に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シ ステム。 6.第2の位置センサーが複数の電極を組み込んで、間に存在する電場に対する 物体の影響を感知する、請求の範囲2に記載の安全用拘束システム置の起動を制 御する物体位置感知システム。 7.第2の位置センサーが複数の電極の電気的容量に対する物体の影響を感知す る、請求の範囲6に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シ ステム。 8.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である場 合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲1に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 9.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である場 合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲2に記 載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 10.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に、コントローラが前記安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲 3に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 11.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲4に 記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 12.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲5に 記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 13.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲6に 記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 14.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に、コントローラが安全用拘束システムの起動を禁止する、請求の範囲7に 記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知システム。 15.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲1に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 16.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲2に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 17.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲3に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 18.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲4に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 19.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲5に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 20.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲6に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 21.コントローラに動作可能に連結されて、第1の距離測定値と第2の距離測 定値を合成した値がしきい値以内にあるときにそれを示す警告装置をさらに含む 、請求の範囲7に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体位置感知シス テム。 22.安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する方法であって 、 (a)基準点から物体の表面までの第1の距離を測定するステップと; (b)近接した電場に対する物体の影響を感知することによって基準点から 物体までの第2の距離を測定するステップと; (c)第1の距離測定値と第2の距離測定値に反応して安全用拘束システム の起動を制御するステップと; を含む、前記方法。 23.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内である 場合に安全用拘束システムの起動が禁止される、請求の範囲22に記載の安全用 拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する方法。 24.第2の距離が複数の電極の容量を感知することによって測定される、請求 の範囲22に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する 方法。 25.第2の距離が複数の電極の容量を感知することによって測定される、請求 の範囲23に記載の安全用拘束システムの起動を制御する物体の位置を感知する 方法。 26.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内にある 場合に警告装置が起動される、請求の範囲22に記載の安全用拘束システムの起 動を制御する物体の位置を感知する方法。 27.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内にある 場合に警告装置が起動される、請求の範囲23に記載の安全用拘束システムの起 動を制御する物体の位置を感知する方法。 28.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内にある 場合に警告装置が起動される、請求の範囲24に記載の安全用拘束システムの起 動を制御する物体の位置を感知する方法。 29.第1の距離測定値と第2の距離測定値を合成した値がしきい値以内にある 場合に警告装置が起動される、請求の範囲25に記載の安全用拘束システムの起 動を制御する物体の位置を感知する方法。
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