JP2002513200A - 電気化学電池のための多孔質の保持層 - Google Patents

電気化学電池のための多孔質の保持層

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Abstract

(57)【要約】 改良を施した多孔質の保持層(40,42)は、保持層(40,42)全体に形成した疎水性の細孔と親水性の細孔を含み、疎水性の細孔は、疎水性の物質で被覆され、保持層(40,42)の全細孔容積の約75%〜約95%を含み、親水性の細孔は、保持層(40,42)の全細孔容積の約25%〜約5%からなる。保持層(40,42)の作成方法は、炭素繊維からなる基体の層の細孔容積の約25%〜5%をブロッキング材料で充填し;基体層の充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布し;ブロッキング材料が蒸発または分解し、疎水性の物質が細孔に融着するように十分に高い温度で乾燥した基体を熱処理し、多孔質の保持層(40,42)を作成する;ステップを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、燃料電池または電解セルにおいて使用される電気化学セルのスタッ
クなどの電気化学セルに関し、特に、流体の移動が改善された燃料電池に関する
【0002】
【背景技術】
電気化学セルは、通常、燃料電池の構成において還元剤流体と酸化剤流体から
電気化学エネルギーを得るために使用され、または、電解セルの構成において水
から水素ガスと酸素ガスを生成するといった供給流体から生成ガスを生成するた
めに使用される。通常の適用においては、反応物と生成物の流体の流れを方向付
けるようにマニホールドを規定する電気絶縁体枠により囲まれたスタックの中に
配置された、複数の平面状のセルが使用される。電気化学セルは、一般に、電解
質により隔てられたアノード電極とカソード電極を備える。電極表面からセル全
体に亘って還元剤流体と反応物流体が移動する速度を速くし、かつより均一に供
給することによって、電気化学セルをより効率よく作用させることができる。
【0003】 例えば、このような電気化学セルは、電解質としてプロトン交換膜(以下、「
PEM」と呼ぶ)を使用する燃料電池のためのスタックに使用されるのがよく知
られている。このようなセルにおいては、水素などの反応物すなわち還元剤流体
は、アノード電極に供給され、酸素や空気などの酸化剤は、カソード電極に供給
される。水素は、アノード電極の表面で電気化学的に反応し、水素イオンと電子
を生成する。電子は、外部の負荷回路に伝わり、それから、カソード電極に戻り
、同時に、水素イオンは、電解質を通って、カソード電極に移動し、そこで、酸
化剤および電子と反応し、水を生成し、熱エネルギーを発生する。
【0004】 このような燃料電池のアノード電極とカソード電極は、燃料電池の作動環境の
制限や作動に必要な条件に従い、様々な種類の電解質によって隔てられる。PE
M電解質は、当業技術においてよく知られる固体ポリマーから成る。燃料電池に
使用される別の通常の電解質は、アノード電極とカソード電極の間にある多孔質
の非電導性マトリックス中に保持されたリン酸や水酸化カリウムを含む。PEM
の膜によって、多孔質マトリックス中に毛管力により保持された液体電解質より
圧力差に対して耐性のある仕切が、還元剤流体と酸化剤の間に形成されるので、
PEM型燃料電池は、酸やアルカリの電解質を備えた燃料電池に対して、特定の
運転条件を満足することにおいてかなり有利であることが知られている。さらに
、PEM電解質は、固定されていて、燃料電池から浸出せず、また、膜は比較的
安定した保水力を有する。しかしながら、よく知られるように、PEM型燃料電
池には、特に、液体状の水がPEMに移動し、PEMを通って、さらにPEMか
ら移動することに関し、またガス状の還元剤や酸化剤の流体が、同時に、PEM
の両面に隣接した電極に移動し、さらにこの電極から移動することに関し、重大
な限界がある。先行技術には、これらの限界の影響を最小限に抑える多くの努力
が含まれている。
【0005】 PEMを使用する燃料電池の作動においては、膜は、水により飽和し、膜に隣
接したアノード電極は、湿らせておく必要がある。アノード電極において生成し
た水素イオンは、電解質を通って移動するので、水分子とヒドロニウムイオンの
形になってアノード電極からカソード電極に水分子をひきずる(ドラッグする)
ことになる。水は、また、浸透によってカソード電極からアノード電極に移動し
て戻る。カソード電極において生成した生成物である水は、循環する酸化剤の気
流中に蒸発または飛沫同伴することによって、またはカソード電極に隣接した多
孔質の流体移動層の中にまたこの移動層を通って毛管現象によって、除去される
。多孔質の水が移動できるプレートによって、液体状の水は、冷却水の供給装置
からアノード電極へ供給され、またカソード電極から水は除去され、冷却水の供
給装置に戻され、同時に、電解質や電極から熱が取り除かれることになる。カソ
ード電極において水が生成する速度と、カソード電極から水が除去される速度お
よびアノード電極に液体状の水が供給される速度との間に適切な水の平衡が維持
されることが重要である。電池から外部の負荷回路に流れる電流が減少するので
、このようなPEMを使用した燃料電池の性能の作動限界は、水の平衡を維持す
る燃料電池の能力に規定される。水がアノード電極に十分には戻らない場合、P
EM電解質の隣接した一部が乾燥してしまい、それによって、水素イオンがPE
Mを通って移動できる速度が低下し、さらに、局部的な過熱に繋がる反応物流体
がクロスオーバすることになる。同様に、水がカソード電極から十分には除去さ
れない場合、カソード電極には水が非常に溢れてしまい、カソード電極への酸化
剤の供給が制限され、それによって、電流が減少する。
【0006】 燃料電池の開発は、燃料電池全体に、よりいっそう流体が移動するように、そ
れによって、特定の運転の要求を満たすために必要となる重量や費用が低減され
るように、努力されている。例えば、通常の燃料電池においては、アノード電極
とカソード電極は、多孔質の保持層に保持された薄い多孔質の触媒層からなり、
これらの層は、PEMなどの電解質の大部分の両側の表面に密接に接触している
。水、還元剤、酸化剤の流体は、保持層の細孔を通して、触媒層に移動し、触媒
層を通って、さらに触媒層から移動する。保持層の細孔を通って気体状の流体が
移動するのを液体状の水が妨げないようにするために、保持層を疎水性のポリマ
ーなどの疎水性の物質を用いて処理することが知られている。このような疎水性
の保持層によって、気体状の酸化剤、還元剤、生成物の流体が移動するのが容易
になり、一方、水は、蒸気として保持層を移動し、または液体として保持層に「
浸透」する。さらに、カソード電極に液体状の水が過剰に蓄積しそれによって気
体状の酸化剤がカソード電極に接近するのが制限されるのを最小限に抑えるため
に、多孔質の炭素処理された防水性のシートをカソード電極に隣接して使用する
ことが知られており、これは、ライザー(Reiser)に与えられ、1989
年5月2日に発行され、ここに開示される本発明の譲受人に譲渡された米国特許
第4,826,742号に示されている。さらに、燃料電池の開発には、電極を
形成する触媒粒子に通じる疎水性の網状の気体通路を形成するために、アルカリ
電解質型燃料電池の多孔質の保持層上の触媒層に疎水性の物質を形成して使用し
、同時に、液体の移動通路を形成するために、同じ触媒層に親水性の触媒不活性
の粒子を使用することが含まれており、これは、ランスマン(Landsman
)等に与えられ、1996年1月2日に発行され、本発明の譲受人に譲渡された
米国特許第5,480,735号に示されている。さらに液体電解質型燃料電池
の改良には、電極表面に隣接した親水性の多孔質の保持層に複数の疎水性材料を
含浸させる開示が含まれており、これは、ラマリン(Lamarine)等に与
えられ、1977年7月26日に発行され、本発明の譲受人に譲渡された米国特
許第4,038,463号に示されており、さらに、疎水性のポリマーを塗布す
る前に保持層を部分的にマスキングすることによって、親水性の多孔質の保持層
の表面に亘って均一に分散する親水性の電解質の貯蔵部分を形成し、その後マス
キング材料を取り除くことが含まれており、これは、トロチョーラ(Trocc
iola)に与えられ、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第3,905,8
32号に示されている。
【0007】 また、液体状の水の移動を容易にし、燃料電池全体に亘って冷却するために、
多孔質の水が移動できるプレートを保持層に隣接して追加すること;電極および
隣接したPEMが乾燥する可能性を抑えるために、燃料電池に供給される気体状
の還元剤や酸化剤の流体に湿気を加えるために、保湿成分を形成すること;周囲
の空気と熱交換することにより燃料電池から流出する酸化剤の流れの中にある湿
気を凝縮させ、それからアノード電極に隣接した多孔質の保持層にこの凝縮した
湿気を戻すために、燃料電池の外部に凝縮ループを組み込むこと;リン酸型燃料
電池においてリン酸電解質の一部を電気化学的に不活性にし、それによって酸化
剤ガスの出口に隣接して凝縮ゾーンを形成し、このゾーンは、電解質の活性部分
より低い温度で作動し、それによって、電解質の損失を抑えること(ブロール(
Breault)に与えられ、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,34
5,008号に示されている);還元剤ガスの供給管に隣接した多孔質の保持層
を通して流れる冷却水やアノード電極への供給水より幾分高い圧力に反応ガスが
維持されるように、燃料電池のアノード電極側に圧力差を発生させることで、こ
の圧力差が多孔質の層と燃料電池を通る水の移動に役立つようにすること;が知
られている。
【0008】 これらの改良によって、燃料電池の運転効率は大幅に上がっている。しかしな
がら、特にPEM型燃料電池には、依然として、特定のセル要素の流体を移動す
る能力に関連した作動限界が存在する。多孔質の保持層の細孔内に液体状の水が
蓄積するのを抑えるために、通常この層を疎水性の物質を用いて均一に処理すな
わち「防水処理」し、それによって、液体状の水が防水処理した保持層の細孔を
通って移動するのを防止する。しかしながら、保持層を通って液体状の水が幾分
移動することが可能な多孔質の保持層は、燃料電池の最大作動能力によって、同
時に同じ層を通って気体物質が移動するにようにする必要がある。従って、PE
M型燃料電池などの電気化学セルにおいて使用する多孔質の保持層であって、保
持層が液体状の水で溢れずにこの層を通って気体状の流体と液体状の流体がより
いっそう流れることのできる多孔質の保持層が必要とされている。
【0009】
【発明の開示】
還元剤流体と酸化剤流体から電気エネルギーを効率よく発生させるための燃料
電池などの電気化学セルにおいて使用する改良を施した多孔質の保持層が、開示
される。好ましい実施態様において、この多孔質の保持層は、電解質として第1
、第2の互いに逆向きの主要な表面を備えるプロトン交換膜(「PEM」)、第
1の主要な表面に密接に接触するように保持されたアノード電極、第2の主要な
表面に密接に接触するように保持されたカソード電極を備える。流体がそれぞれ
の電極にまたそれぞれの電極から移動し易いように、多孔質の保持層が、それぞ
れの電極の近くに、それぞれの電極の間に流体が流れるように、位置する。それ
ぞれのこのような多孔質の保持層は、層全体に亘って形成された疎水性の細孔と
親水性の細孔を備え、この疎水性の細孔は、疎水性の物質で被覆される。さらな
る好ましい実施態様において、疎水性の細孔は、多孔質の保持層にある全細孔容
積の約75%〜約95%からなり、親水性の細孔は、多孔質の保持層にある全細
孔容積の約25%〜約5%からなる。アノード電極とカソード電極が流体が流れ
るように接続されるように燃料電池の中に位置する、改良を施した多孔質の保持
層を使用する燃料電池の使用において、水素などの気体状の還元剤流体と液体状
の水が、PEMのアノード電極側にある第1の多孔質の保持層の中に導かれ、同
時に、酸素や空気などの気体状の酸化剤が、PEMのカソード電極側にある多孔
質の保持層の中に導かれる。よく知られた機構により電流をセルから外部の負荷
回路に流す電位が電極に発生する。多孔質の保持層の疎水性の細孔によって、気
体の移動が容易になり、また疎水性の細孔の中に液体状の水が吸着するのが抑え
られ、一方、親水性の細孔によって、液体状の水が保持層を通って移動するのが
容易になる。輸送手段が加速する時のように、外部負荷に必要な電流が増加した
場合、カソード電極において大量の水が発生することになり、同時にアノード電
極から「プロトンドラッグ(プロトンによるひきずり)」によりPEMを通って
カソード電極へと大量の液体状の水が除去される。燃料電池のカソード電極側に
ある多孔質の保持層を通してカソード電極に供給される気体状の酸化剤が、水蒸
気で飽和する場合、カソード電極に液体状の水が蓄積し、多孔質の保持層にある
親水性の細孔を通してカソード電極から除去されることになる。同様に、PEM
のアノード側にある多孔質の保持層を通して供給される気体状の反応物が、水蒸
気で飽和しない場合、PEMが乾燥するのを防止するために、多孔質の保持層に
ある親水性の細孔を通してアノード電極に液体状の水がさらに供給され得る。
【0010】 同様に、燃料電池全体を通して流体がよりいっそう移動できる多孔質の保持層
を作成する方法が、開示される。この方法は、炭素繊維からなる基体の層にある
細孔容積の約25%〜約5%を液体状のワックスなどのブロッキング材料で充填
し;このワックスを固化させ;炭素繊維からなる基体の層にある約75%〜約9
5%に相当する残りの充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布し;疎水
性の物質の液体担体の全てを除去するために、ワックスの融点を下回る温度で炭
素繊維からなる基体の層を乾燥し;ワックスが蒸発しかつ疎水性の物質が融着す
るのに十分に高い温度でこの乾燥した基体を熱処理し、疎水性の細孔を被覆し、
多孔質の保持層を作成する;ステップからなる。
【0011】 従って、本発明の一般的な目的は、燃料電池などの電気化学セルにおいて使用
するための、先行技術の保持層の不備を克服する多孔質の保持層を提供すること
である。
【0012】 より具体的な目的は、燃料電池全体に亘って気体状の流体と液体状の流体が同
時に移動し易くなる、多孔質の保持層を提供することである。
【0013】 さらに別の具体的な目的は、燃料電池のアノード電極側やカソード電極側で使
用することができる、多孔質の保持層を提供することである。
【0014】 本発明のこれらと他の目的、利点は、添付の図面と併せて以下の説明を読むこ
とで、容易に明らかになるであろう。
【0015】
【発明を実施するための最良の形態】
図面を詳細に参照すると、燃料電池などの電気化学セルが、本発明の最も一般
的な作動環境に相当し、全体に参照番号10が付与されて、図2に最もよく概略
が示される。図1には、燃料電池10の一般的なよく知られた機能構成が概略示
され、水素や、メタンやガソリンからの改質炭化水素などの還元剤流体12、水
14が、燃料電池10のアノード電極側16に供給され、一方、酸素や空気など
の酸化剤18が、燃料電池10のカソード電極側20に供給される。還元剤流体
12は、よく知られた機構で電気化学的に反応し、プロトンと電子を生成し、こ
の電子は、アノード電極側16から外部の負荷回路22を通って流れ、輸送手段
などの電気を使用する装置24に電気を供給し、さらにプロトンは燃料電池10
を通ってカソード電極側20に移動する。その後、負荷回路22を通って燃料電
池10のカソード電極側20に流れた電子は、酸化剤18と反応し、水と熱を生
成する。燃料電池10が、輸送手段(参照番号24により概略示される)に電気
を供給する装置の構成要素である場合、燃料電池10からの水の損失を最小限に
抑えることは重要である。従って、装置のカソード電極側20で生成した水と、
アノード電極側16に供給され燃料電池10を通ってひきずられてカソード電極
側20に移動して燃料電池10の冷却に使用されない水は、凝縮器である水を凝
縮させる熱交換器27を含む水回収ライン26を通して、アノード電極側16に
戻される。未使用の酸化剤18は、熱交換器27から酸化剤の排出口28通して
排出され、未使用の還元剤流体は、燃料電池10から還元剤流体の排出口29を
通して排出される。通常、燃料電池10は、複数の同様のセルを用いたスタック
として構成され、このスタックは、よく知られた方法で還元剤流体、酸化剤流体
、冷却流体や電気の流れを導くマニホールドや関連する手段を備える枠(図示せ
ず)を含む。
【0016】 図2に最もよく示されるように、本発明の燃料電池10は、第1の主要な表面
32と反対側の第2の主要な表面34を有するプロトン交換膜(「PEM」)3
0などの電解質を備える。アノード電極36は、PEMの第1の主要な表面32
と密接に接触するように保持され、同様に、カソード電極38は、PEMの第2
の主要な表面34と密接に接触するように保持される。本発明の改良を施した第
1の多孔質の保持層40は、アノード電極36に隣接して固定され、改良を施し
た第2の多孔質の保持層42は、カソード電極38に隣接して固定される。第1
の水が移動できるプレート44が、第1の多孔質の保持層40に固定され、第1
の水が移動できるプレート44によって、第1の気体を供給する網状構造46、
複数の第1の水を供給する溝48A、48B、48Cが、規定される。第2の水
が移動できるプレート50が、第2の多孔質の保持層42に固定され、第2の水
が移動できるプレート50によって、第2の気体を供給する網状構造52、複数
の第2の水を供給する溝54A、54B、54Cが、規定される。
【0017】 第1、第2の多孔質の保持層40、42はそれぞれ、基体全体に形成された親
水性の細孔と疎水性の細孔を規定する基体を備え、疎水性の細孔は、疎水性の物
質で被覆される。「基体全体に形成された」という用語によって、疎水性の細孔
と親水性の細孔が層全体に亘り任意に分布しており、明確な境界によって互いを
分けられない、ということを意味する。それぞれの層にある疎水性の細孔は、全
細孔容積の約75%〜約95%からなり、親水性の細孔は、多孔質の保持層40
、42にある全細孔容積の約25%〜約5%からなる。好ましい実施態様におい
ては、さらに、多孔質の保持層40、42は、濡らすことができかつ溶解性が低
くさらに既知のPEM型燃料電池の作動環境の範囲で安定な化合物、例えば、ア
ルミニウム、シリコン、スズ、ニオブ、ルテニウム、タンタル、タングステンの
いずれかの酸化物や水酸化物、これらの混合物からなる群から選ばれた湿気を保
つ化合物を含んでおり、これらの中では酸化スズが好ましい。
【0018】 本発明の改良を施した多孔質の保持層40、42の作成は、上述した燃料電池
10などの電気化学セルにおいて流体が効率的に移動するのに適した平均細孔径
、全細孔容積を有する炭素繊維からなる基体を処理することを含む。多くのその
ような炭素繊維からなる基体が、従来技術においてよく知られており、許容され
る炭素繊維からなる基体は、平均細孔径が約10〜60μm、全細孔容積が基体
の約60〜80%である必要がある。そのような多孔質の炭素繊維からなる基体
56の好ましい例は、トレイ社(Toray Company)(ニューヨーク
、ニューヨーク州、アメリカ)製の商標名「GRADE TGP−H−060」
で、大きさは厚みが約5〜15mils、全細孔容積は約65〜75%である。
図3に示されるように、改良を施した多孔質の保持層40、42の作成は、炭素
繊維からなる基体56にある全細孔容積の約5%〜約25%をワックスなどのブ
ロッキング材料で充填し;基体56にある充填されていない細孔容積に疎水性の
物質を塗布し;ブロッキング材料が、蒸発または分解し、かつ疎水性の物質が、
疎水性の物質にさらされた充填されていない細孔を規定する基体56の壁に、融
着または燒結するように十分に高い温度で基体56を熱処理する;ステップから
なる。ブロッキング材料は、流体が細孔の中に吸着するのを抑制する材料であり
、疎水性の物質を塗布する間、ブロッキング材料は、細孔の中に留まり、熱処理
のステップの間に、蒸発、分解などにより細孔から除去される。具体的なブロッ
キング材料は、熱処理をした物質を作成するのによく知られた、ポリビニルアル
コールなどのポリマーや様々なワックスを含む。ここに列挙した目的のための好
ましいブロッキング材料は、アクトル社(AKTOL)(ヨハネスバーグ、南ア
フリカ)により商標名「MICROWAX 2575」で販売されており、融解
温度が華氏約170度(「°F」)であり、約250°Fで基体に塗布するのが
最適である。熱処理の間にブロッキング材料が蒸発または分解しそれによって基
体56から除去されると、先にワックスで充填されていた細孔は、親水性となり
、融着した疎水性の物質を有する壁によって、疎水性の細孔が規定される。
【0019】 図3に概略示されるように、改良を施した多孔質の保持層40、42を作成す
る好ましい方法は、まず、炭素繊維からなる基体56を標準的なカーテン被覆装
置58に通すことにより、基体56の細孔容積の一部を融解したワックスなどの
液体状のブロッキング試薬で充填する。カーテン被覆装置58を通過する基体5
6の供給速度や基体56の上に接触する融解したワックスの流速を含む処理条件
は、親水性の細孔になる細孔容積の割合にワックスにより塞がれる基体56の細
孔容積の割合が一致するように、設定される。次のステップでは、冷却トンネル
60にワックスを充填した基体56を通すことなどによって、ワックスの融解温
度を下回る温度で、ワックスが冷却されてその融点を下回るように十分長く、そ
れによってワックスが固化するように、基体56を冷却する。次に、スクリーン
印刷機62などによって、多孔質の表面に液体状の薄い層を塗布するための従来
方法を疎水性の物質に適用する。好ましい疎水性の物質は、デュポン社(DuP
ont Company)(ウィルミントン、デラウェア、アメリカ)により販
売されているよく知られた「テフロン(TEFLON)」ポリマーなどの疎水性
のポリマーである。特に、「テフロン−30(TEFLON−30)」として特
定される懸濁液が、好ましい疎水性の物質である。
【0020】 次のステップでは、乾燥トンネル64などの中で、ワックスの溶解温度を下回
る温度で、水や疎水性の物質のための液体担体が全て蒸発するように十分に長い
期間、基体56を乾燥する。最後に、ワックスが、蒸発または分解し、かつ疎水
性の物質が、ワックスで充填されていない細孔を規定する基体56の壁に、燒結
または融着するように十分に高い温度で、乾燥した基体56を炉66の中で熱処
理する。
【0021】 本発明の多孔質の保持層40、42を作成する方法のより具体的な適用には、
まず、湿気を保つ物質を含むように基体56を処理することが含まれる。PEM
型燃料電池が作動する環境の炭素構造は、炭素の酸化物の還元によって、特に燃
料電池のアノード電極側で、いずれは疎水性になることが知られている。例えば
、上述したトレイ社(Toray Company)の厚みが約6mil.、全
細孔容積が約0.0114cm3/cm2の「GRADE TGP−H−060」
材料を、湿気を保つ物質である酸化スズを含むように処理する。この処理は、四
塩化スズ五水和物を水に溶解し水1cm3当たり約0.16gの酸化スズを含む
濃度とした水溶液に、約15分間、基体層56を浸すことによって達成される。
浸した基体56は、次に約1時間、約7〜9のpHに維持されたアンモニア水溶
液に浸す。次に、基体56は、180°F(華氏度)で約15分間乾燥し、さら
に空気中、750°Fで約1時間加熱する。ここで、多孔質の基体56の層は、
基体56の層1g当たり約0.05gの酸化スズである湿気を保つ化合物を含む
。湿気を保つ化合物の基体56中の好ましい範囲は、基体56の1g当たり約0
.01〜約0.15gである。
【0022】 湿気を保つ化合物を含むように基体56を処理した後、この保湿処理を施した
基体56をカーテン被覆装置58に通すことにより、基体56の全細孔容積の約
5〜25%を、上述したアクトル社(AKTOL)製のMICROWAX 25
75などの溶解したワックスで充填すなわち含浸させる。融解したワックスのカ
ーテンの厚みや基体56の供給速度が、基体56の表面の単位面積当たり適切な
体積のワックスを塗布するのに対応するように、カーテン被覆装置を設定し、こ
の表面の単位面積と反対側の表面の同じ面積の間の基体56の全細孔容積の約5
〜25%を充填する。例えば、上述したトレイ社(Toray Company
)の厚みが約6.0mil.の基体56の層の約25%を上述したアクトル社(
AKTOL)のMICROWAX 2575で充填するためには、ワックスは、
カーテン被覆装置58内で約250°Fまで加熱し、カーテン被覆装置58を通
る基体56の層の供給速度と基体56に塗布する溶解したワックスのカーテンの
厚みは、基体56の1g当たり約0.40gのワックスを負荷するように簡単に
調整される。この速度またはワックスの負荷は、基体56の1cm2当たり約0
.0029cm3に相当し、これは基体56の空隙容積の約25%に等しい。こ
れによってアクトル社(AKTOL)のMICROWAX 2575で含浸され
た基体56は、次に、ワックスを固化するために、150°Fを下回る温度で冷
却し、また、別の溶解したブロッキング材料を使用する場合、そのブロッキング
材料の溶解温度を下回る温度で冷却する。
【0023】 保湿処理を施した、ワックスを含浸させた基体56の層は、次に、上述したテ
フロン−30(TEFLON−30)の懸濁液から作成したスクリーン印刷用の
インクを使用してスクリーン印刷機62によって疎水性の物質を塗布する。スク
リーン印刷用のインクは、水1cm3当たり約0.20gのテフロン−30(T
EFLON−30)の濃度になるように、テフロン−30(TEFLON−30
)の懸濁液を水で希釈することによって作成する。希釈した懸濁液は、スクリー
ン印刷に適した粘性の懸濁液を作成するために、ユニオンカーバイド社(Uni
on Carbide Company)(ニューヨーク、ニューヨーク州、ア
メリカ)製の商標名「POLYOX WSR−301」で販売されている製品な
どの液体担体や増粘剤を添加することによって、10,000〜20,000セ
ンチポアズまで粘性率を増加させる。次に、基体56は、その主要な平面状の表
面の一方に、通常の技術によって上述したスクリーン印刷用のインクで、スクリ
ーン印刷する。次に、印刷された基体56は、約160°F〜170°Fで約1
5分間乾燥し、さらに、約660°Fで約5〜30分間熱処理する。基体56内
の疎水性の物質(この例では、テフロン−30(TEFLON−30))の負荷
は、基体56の1g当たり疎水性の物質約0.36gとなる。疎水性の細孔を被
覆する疎水性の物質の好ましい範囲は、基体56の1g当たり疎水性の物質約0
.20〜0.60gである。
【0024】 上述した例においては、疎水性の物質を基体56上にスクリーン印刷する際、
基体56の全細孔容積の約25%が、固体化したワックスで含浸されるので、ワ
ックスで充填された細孔の中には、疎水性の物質は入り込まない。熱処理のステ
ップの間に、ワックスは蒸発して、それによって、先にワックスで充填されてい
た細孔は、改良を施した多孔質の保持層40、42の親水性の細孔となる。熱処
理のステップでは、さらに、ワックスで充填されていない細孔を規定する基体5
6の表面に疎水性の物質が融着し、これによって、これらの細孔は、多孔質の保
持層40、42の疎水性の細孔となる。以上から明らかなように、基体56にワ
ックスを塗布する処理条件を調整することによって、基体56の全細孔容積のワ
ックスで含浸する割合を変化させることができ、これによって、得られる多孔質
の保持層40、42の親水性の細孔の割合を全細孔容積の約5%〜約25%に設
定し、同時に、疎水性の細孔の割合を全細孔容積の約95%〜約75%に変える
ことができる。
【0025】 図2に示されるように、本発明の改良を施した多孔質の保持層40、42を使
用する際、保持層40、42は、アノード電極36と、還元剤流体12と水14
の供給装置の間に配置することができるし、また、カソード電極38と、酸化剤
18の供給装置の間に配置することもできる。さらに、多孔質の保持層40、4
2は、「2層(bi−layers)」または「接触2層(contact b
i−layers)」と通常呼ばれるような流体移動要素をさらに適用するため
の保持層として役に立ち、また、多孔質の保持層40、42は、これらの平面状
の表面自体に、電気化学セルの技術でよく知られた触媒材料(例えば、白金や白
金の合金)を直接塗布することもできる。また、改良を施した多孔質の保持層4
0、42は、通常の技術によって圧力や熱を掛けることで、PEMに直接積層す
ることもできる。
【0026】 輸送手段や他の電気を使用する装置24に電気を供給する燃料電池の設計パラ
メータには、燃料電池によって、輸送手段の突然の短期間の加速を容易にするの
に適した動力を与えるために電気を急激に増やす能力が得られるようにする必要
がある。そのように急激に必要となる電流によって、PEMを通って水がプロト
ンによりひきずられることによりアノード電極で液体状の水が急激に減少するこ
とになり、同時に、電流出力の増加に応じてカソード電極に過剰の水がひきずら
れ、またカソード電極に過剰の水が生成するので、カソード電極に水が溢れるこ
とになる。そのような必要に直面する燃料電池に、改良を施した多孔質の保持層
40、42を使用すると、液体状の水をアノード電極に供給する燃料電池の能力
を高めることができると同時に、カソード電極から液体状の水を除去する能力も
高めることができる。さらに、具体的な輸送手段において具体的に必要とされる
急激に増加する電力によって予想される流体移動の問題を解決するために、改良
を施した多孔質の保持層40、42は、作成の際に、親水性の細孔の割合が多孔
質の保持層40、42の全細孔容積の5〜25%になるように調整するように、
同時に、疎水性の細孔が保持層40、42の全細孔容積の95〜75%になるよ
うに対応して調整するように、構成することができる。例えば、軽量な輸送手段
に必要な急激に増加する電力は、大型の輸送手段に必要とされるものとはかなり
異なる。改良を施した多孔質の保持層40、42にある親水性の細孔と疎水性の
細孔の割合は、作成の際に、具体的な輸送手段の必要を最も満足するのに適した
範囲になるように、構成することができる。
【0027】 本発明は、燃料電池に使用する改良を施した多孔質の保持層の具体的な構成と
その作成方法について説明し例示したが、本発明は説明し例示した例に限定され
ないことは当業者には理解されるであろう。例えば、図2には、燃料電池10の
アノード電極36に直接隣接した第1の多孔質の保持層40と、燃料電池10の
カソード電極38に直接隣接した第2の多孔質の保持層42が示されている。し
かしながら、改良を施した多孔質の保持層40、42は、電気化学セルの電極と
流体が流れるように接続してどこにでも位置することができ、同時に、セルの中
で気体や液体が流れるのを容易にする。さらに、改良を施した多孔質の保持層4
0を電気化学セルに1つだけ利用することもできる。従って、本発明の範囲を決
定するためには、上述した説明より特許請求の範囲を第1に参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気を生成するための燃料電池の機能構成を示す概略図。
【図2】 本発明の改良を施した多孔質の保持層を使用する燃料電池の断面概略図。
【図3】 本発明の改良を施した多孔質の保持層を作成する方法の概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 H01M 8/04 K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,GH,GM,HU,ID,IL,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5H018 AA06 AS02 AS03 BB08 BB09 DD05 EE05 EE11 EE12 HH03 HH04 5H026 AA06 BB04 CC08 CX02 EE05 EE11 EE12 HH02 HH03 HH04 5H027 AA06 CC06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気化学セル内において気体状の流体と液体状の流体が同時に
    移動し易くなる、多孔質の保持層であって、前記保持層は、平均細孔径が約10
    〜約60μm、全細孔容積が約60〜80%である炭素繊維からなる基体からな
    り、前記基体は、前記全細孔容積の約75%〜約95%が、疎水性の物質で被覆
    された疎水性の細孔を規定し、前記全細孔容積の約25%〜約5%が、親水性の
    細孔を規定し、前記疎水性の細孔と前記親水性の細孔は、前記基体全体に亘って
    形成されていることを特徴とする多孔質の保持層。
  2. 【請求項2】 前記疎水性の細孔は、前記基体1g当たり約0.20〜約0.
    60gの疎水性の物質で被覆されていることを特徴とする請求項1記載の多孔質
    の保持層。
  3. 【請求項3】 前記疎水性の細孔は、前記基体1g当たり約0.36gの疎水
    性の物質で被覆されていることを特徴とする請求項1記載の多孔質の保持層。
  4. 【請求項4】 前記炭素繊維からなる基体は、湿気を保つ化合物を含むことを
    特徴とする請求項1記載の多孔質の保持層。
  5. 【請求項5】 前記湿気を保つ化合物は、アルミニウム、シリコン、スズ、ニ
    オブ、ルテニウム、タンタル、タングステンのいずれかの酸化物や水酸化物、こ
    れらの混合物からなる群から選ばれることを特徴とする請求項4記載の多孔質の
    保持層。
  6. 【請求項6】 前記炭素繊維からなる基体は、基体1g当たり約0.01〜約
    0.15gの前記湿気を保つ化合物を含むことを特徴とする請求項5記載の多孔
    質の保持層。
  7. 【請求項7】 前記炭素繊維からなる基体は、基体1g当たり約0.01〜約
    0.15gの前記湿気を保つ化合物を含むことを特徴とする請求項2記載の多孔
    質の保持層。
  8. 【請求項8】 電気化学セル内において気体状の流体と液体状の流体が同時に
    移動し易くなる、多孔質の保持層を作成する方法であって、 a.平均細孔径が約10〜約60μm、全細孔容積が約60〜80%である
    炭素繊維からなる基体を用意し、 b.前記基体の前記全細孔容積の約5〜約25%をブロッキング材料で充填
    し、 c.前記基体の充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布し、 d.前記ブロッキング材料が除去されるように十分に高い温度で、かつ前記
    ブロッキング材料で充填されていない細孔を規定する前記基体の壁に前記疎水性
    の物質が融着するように十分に高い温度で、前記基体を熱処理し、それによって
    、前記融着した疎水性の物質を有する前記細孔が、疎水性の細孔となり、かつ前
    記ブロッキング材料が除去された前記細孔が、親水性の細孔となる、ステップか
    らなることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記基体の前記全細孔容積の約5〜約25%をブロッキング材
    料で充填するステップは、さらに、前記全細孔容積の約5〜約25%をワックス
    で充填することからなることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記炭素繊維からなる基体を用意するステップの後で、前記
    炭素繊維からなる基体を湿気を保つ化合物で処理し、それによって、前記炭素繊
    維からなる基体が、基体1g当たり約0.01〜約0.15gの前記湿気を保つ
    化合物を含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記基体の充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布
    するステップは、さらに、前記疎水性の細孔が、前記基体1g当たり約0.20
    〜約0.60gの疎水性の物質で被覆されるように、前記疎水性の物質を塗布す
    ることからなることを特徴とする請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 電気化学セル内において気体状の流体と液体状の流体が同時
    に移動し易くなる、多孔質の保持層を作成する方法であって、 a.平均細孔径が約10〜約60μm、全細孔容積が約60〜80%である
    炭素繊維からなる基体を用意し、 b.前記基体の前記全細孔容積の約5〜約25%を液体状のブロッキング材
    料で充填し、 c.前記液体状のブロッキング材料の融解温度を下回る温度で、前記全細孔
    容積の約5〜約25%の範囲内で前記ブロッキング材料が固化するように十分に
    長い期間、前記基体を冷却し、 d.前記基体の充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布し、 e.前記ブロッキング材料の溶解温度を下回る温度で、前記疎水性の物質と
    ともに塗布された水や液体担体が全て蒸発するように十分に長い期間、前記基体
    を乾燥し、 f.前記ブロッキング材料が除去されるように十分に高い温度で、かつ前記
    ブロッキング材料で充填されていない細孔を規定する前記基体の壁に前記疎水性
    の物質が融着するように十分に高い温度で、前記基体を熱処理し、それによって
    、前記融着した疎水性の物質を有する前記細孔が、疎水性の細孔となり、かつ前
    記ブロッキング材料が除去された前記細孔が、親水性の細孔となる、ステップか
    らなることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 前記充填するステップは、さらに、前記基体をカーテン被覆
    装置に通すことからなり、前記基体が前記カーテン被覆装置を通過する間に、前
    記基体の前記全細孔容積の約5〜約25%を充填するのに適した体積の前記液体
    状のブロッキング材料を塗布するように、前記カーテン被覆装置は、前記液体状
    のブロッキング材料のカーテンの厚みと、前記カーテン被覆装置を通過する前記
    基体の供給速度が、調整されていることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記炭素繊維からなる基体を用意するステップの後で、前記
    炭素繊維からなる基体を湿気を保つ化合物で処理し、それによって、前記炭素繊
    維からなる基体が、基体1g当たり約0.01〜約0.15gの前記湿気を保つ
    化合物を含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記基体の充填されていない細孔容積に疎水性の物質を塗布
    するステップは、さらに、前記疎水性の細孔が、前記基体1g当たり約0.20
    〜約0.60gの疎水性の物質で被覆されるように、前記疎水性の物質を塗布す
    ることからなることを特徴とする請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記基体の充填されていない細孔容積に前記疎水性の物質を
    塗布するステップは、さらに、前記基体の充填されていない細孔容積に前記疎水
    性の物質をスクリーン印刷することからなることを特徴とする請求項12記載の
    方法。
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