JP2002510987A - 雪崩時救命システム - Google Patents

雪崩時救命システム

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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B33/00Devices for allowing seemingly-dead persons to escape or draw attention; Breathing apparatus for accidentally buried persons

Abstract

(57)【要約】 雪崩時救命システム(1)は少なくとも1つの使用者の身体近辺に結合された給気可能な浮遊体(2,3)と、充填ユニット(4,5)と、圧力ガス容器(7)を有する圧力ガスユニット(6)と、トリガ装置(8)とを備える。充填ユニット(4,5)は浮遊体(2,3)の内部に配置される。充填ユニットは周囲の空気を吸引するためのエジェクタノズルを備えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 雪崩時救命システム この発明は、雪崩災害時の救命システムに関し、これは使用者の身体の近くに 装着された膨らませることが可能な浮遊体と、充填ユニットと、圧力ガス容器を 備えた圧力ガスユニットと、トリガ装置とからなる。 マークされたスキーコース外への滑走は、スリルのある自然体験として、多く のスキーヤー、スノーボーダーおよび山岳スキーヤーが経験している。この楽し みは、深雪スキーヤーが斜面の断裂部分に突入するか、または雪庇に突入すると 突然生命の危機へ変貌する。雪の塊による転倒は、略全ての人が経験している。 わずか7%の人が転倒の間接的な影響で死亡している。15分間までの埋没時間 であれば、90%の雪崩犠牲者を救出することができる。それ以上になると、自 由な呼吸路が確保された場合のみ生存可能であり、さらに、30ないし45分経 過すると、呼吸空洞が確保されている場合のみ生存可能である。生埋めを防止し 雪崩発生に際しての生存率を大きく改善するため、文頭に述べた種類の雪崩時救 命システムが開発された。その機能は、使用者がその身体近くに装着された追加 的容量体によって雪塊の上方に浮動され、それによって生埋めならびに窒息の危 険を防止するものである。 例えば、欧州特許第PS−0123684号公報には、救命動作時に圧力ガス によって膨張させる引き裂き抵抗の強い風船を使用者の身体近くに装着する方式 の、雪崩時の救命装置が記載されており、これは浮遊体として使用者を雪面上に 保持するよう作用する。この救命装置は、一つまたは複数の圧力ガス容器が接続 された充填装置を備えており、これはベンチュリ原理によって作用するノズル構 造に従って配管されている。さらに、ここに記載された装置は、鍋形状に形成さ れた硬質のケースを備えており、これはベルトを介して使用者と結合されている 。周囲環境と接続されたケース開口部によって風船を膨らませる際に周囲の空気 が充填され、これによって圧力ガス容器はより小さな容積のもので充分となる。 国際特許第WO96/35479号公報には、使用者の身体近くに装着された 2つの引き裂き耐久性の高い風船からなり、これらが救命動作時に圧力ガスによ って膨張する救命装置が記載されている。風船を圧力ガス容器に接続するための 充填装置は、圧力ガス容器を開放する装置を備えている。充填装置を備えた圧力 ガス容器は、風船から独立して使用者の身体に結合されている。充填装置は、ガ スのみで風船を充填するために設置されている。 前記の両方の装置の問題点は、これらはベルト装置を介して既存のリュックサ ックの周りに締付ける必要がありこのためリュックサックを使用する際に救命装 置を取り外す必要があるか、または救命装置を専用のリュックサックに内蔵させ この際充填装置が大きな空間を占有しリュックサックの使い勝手が悪くなること である。さらに、ガスのみを充填する場合肥大化する圧力ガス容器の重量も問題 となり、従って両方の装置とも操作性が悪くなり、使用者はこれを装着すること を好まなくなる。 従って、本発明の目的は、占有空間を節約するとともに軽量化を達成し、かつ リュックサックシステムに可能な限り一体化させ、しかも安全性および信頼性も 高く低コストな雪崩時救命システムを提供することである。 前記の課題は、請求項1に記載された特徴を備える雪崩時救命システムならび に請求項11に記載の雪崩時救命システムの充填方式によって解決される。この 際、雪崩時救命システムは、占有空間を節約するように浮遊体内部に配設された 充填ユニットを備えている。この構造は、充填ユニットが内蔵された浮遊体の折 りたたみ寸法が小さくなる上に、充填ユニットと圧力ガスユニットを分離して配 置し得る利点を有し、これによって充填ユニットおよび圧力ガスユニットは使用 者の妨害とならないような空間的配置を達成することができる。さらに、この方 式により充填ユニットを使用者から遮蔽することができ、従って突起部分によっ て使用者が負傷することが防止される。圧力ガスユニットは、一方でトリガユニ ットへの接続を有し、これは、例えば、圧力ガス管、引き綱、またはロッドによ って実施することができ、さらに浮遊体の充填ユニットへの接続を備えている。 圧力ガスユニットの中心部材は、圧力ガス容器の収容部材と圧力ガス容器の栓部 材の開放装置である。さらに、圧力ガスユニットは、これを所定の場所に装着す るための固定装置を備えることが好適である。従って、例えば、圧力ガス容器を 備える圧力ガスユニットをリュックサックの後部に内蔵させることが特に好適で あり、ここで引き裂き耐久性の高いベルトを介して力を伝達するリュックサック の繊維に結合する。この際、浮遊体から使用者への力伝達はリュックサックのベ ルト部材を介して実施され、これは雪崩災害時に発生する大きな負荷に対応する よう設計されている。この結果、追加的なベルト部材は必要なくなり、従って使 用方法が簡易化される。浮遊体は、トリガに際して浮遊体の圧力によって粘着留 め部材のみを開放するようリュックサック内に装着される。トリガ装置は、支持 ベルト上に固定するか、またはこれと一体化して前方に誘導することが好適であ る。 本発明の好適な追加構成形態において、トリガ装置は工具を使わずに圧力ガス ユニットと結合するために設けられたトリガラインから取り外すことができる。 この点に関して、特にトリガ装置として設置されたトリガグリップを、クイック カプリングを介してトリガラインに接続することができる。トリガ装置が取り外 し可能であることにより、不要なトリガまたは誤操作によるトリガを防止するこ とができる。システムの使用者は、該当するゲレンデに到達して初めてトリガグ リップを装着することができる。その前、特に登山電車、列車、レストラン、バ ス、および広場等においてトリガグリップは装着されていない。従って、システ ムのトリガも防止されている。さらに、これに代えて、またはこれに加えて、ト リガ装置は、例えば粘着テープを使用して不用意なトリガを防止することもでき る。 特に好適な実施例において、充填ユニットはエジェクタノズルを備えている。 この内部を圧力ガスが高速で通流する。これによって、浮遊体の充填工程中にお いて周囲の空気を追加的に吸引することが可能となり、これによって必要な圧力 ガスの容量を削減することができ、その結果雪崩時救命システムの重量を大幅に 低減することができる。このことは、雪崩時救命システムの装着快適性を大幅に 改善する。 好適な追加構成形態によれば、エジェクタノズル(250)は孔(261)を 有する被覆部材(260)によって包囲されており、これによって二段階のエジ ェクタ効果が達成される。 さらに、浮遊体に内蔵された充填装置が周囲環境と接続された戻り弁を備える ことが好適である。充填工程の開始に際して、まず圧力ガスがエジェクタノズル を通じて浮遊体内に流入し、これを予備的に膨張させるよう作用する。この際、 戻り弁はまだ閉じている。浮遊体は格納室から解放され、圧力ガスの流入によっ て生成された圧力低下が戻り弁を開放するよう作用する。ノズルのエジェクタ効 果は、周囲の空気を一定して吸入するよう作用する。浮遊体は、充填された状態 において圧力ガスと周囲空気の混合気体を備えている。圧力ガスとして、例えば 窒素ガスを使用することができる。所定の充填状態に到達した際、エジェクタ効 果は停止し、戻り弁は再び閉鎖され、これにより浮遊体から混合ガスが逆流出す ることが防止される。 本発明の好適な実施形態において、充填ユニットは、浮遊体を手動で空気抜き するためのガス抜き弁を備えている。これによって、雪崩時救命システムを使用 後に再び搬送しやすい状態に戻すことができ、すなわち浮遊体を再び折りたたん で所定の格納容器内に収納することができる。この際、ガス抜き弁を戻り弁と一 体化すれば好適であり、このことによって容積ならびに重量を削減することがで きる。 好適な実施形態によれば、充填ユニット内に複合化された戻りならびにガス抜 き弁が設けられる。 圧力ガスユニットは、圧力ガス容器を開放するための装置を備えている。これ は、例えば、圧力ガス容器の蓋部材に突き刺す針部材とすることができる。この 針部材は、蓋部材に突き刺した後圧力ガス容器から引き抜くか、または圧力ガス によって還流または通流させることができる。この際、所定の開放装置が、圧力 ガス、バネ圧力、機械式ロッド、または引き綱によって付勢される。平らな針の 他、中空スパイクまたは破砕ボルト使用することもできる。 本発明の好適な追加構成形態において、圧力ガスユニットは、圧力ガスライン を介して充填ユニットと結合されている。浮遊体内に充填ユニットを一体化させ ることによって、その位置から直接空気を吸引し、これによってガス−空気混合 気体専用のラインを装備する必要性が排除される。圧力ガス容器のみと結合され た圧力ガスラインを使用することにより、この領域には戻り弁を設ける必要はな い。 本発明の特に好適な追加構成形態において、トリガ装置は、制御された圧力波 を生成するためのチャンバを備えている。これは、一般的な火薬を備えた空包カ ートリッジとするか、または窒素ガス空包カートリッジとすることができる。こ の際、トリガ装置は、カートリッジがスパイク上のスキッド内において破裂する か、または破砕ボルトが固定されたカートリッジの点火板上に衝突させられるよ うに構成することができる。このようにしてトリガされた圧力波は、圧力ガスラ インとして形成されたトリガラインを介して圧力ガスユニットに伝送される。こ の種のトリガ装置の利点は、複雑なボーデンワイヤまたはロッドを必要としない ことであり、これによってボーデンワイヤの絡み等の機械的誤動作を防止するこ とができる。トリガを行うためには、あらゆる種類の空包カートリッジ点火装置 が使用可能である。また、有線または無線による電気的トリガも可能である。 トリガ装置(8)は、引きトリガ用のハンドグリップとして形成することが好 適である。この種のハンドグリップは、追加的な安全機能として、装着状態を示 すインジケータを備えることができる。これによって、使用者が“使用済み”の 雪崩時救命システムを装備してしまうことが防止される。 浮遊体は、折りたたみ可能であり、引き裂き耐性が高くかつ気密な素材からな る被覆部材を備える。これは、例えば、ゴム化繊維、または内張りしたフィルム 、または引き裂き耐性の高い風船材料とすることができる。浮遊体は、任意の適 宜な形状を有することができ、例えば、風船形状、枕型、または葉巻型とするこ とができる。しかしながら、単純な渦巻き型とすることもできる。 別の好適な実施形態において、浮遊体(2,3)は被覆部材(218)内に気 密な風船(219)を備えている。この種の二重室構造により、浮遊体を極めて 小さくたたむ、または“丸める”ことができ、これによって携帯寸法を縮小する ことができる。ここで、風船は例えばポリウレタンからなるポリアミド繊維で形 成することができ、他方被覆材料は厚くかつ多層化されていないポリアミド繊維 から形成することができる。 本発明の好適な実施形態によれば、浮遊体の被覆および風船繊維は、充填ユニ ットの弁開口部と気密に結合される。このことは、例えば、被覆および風船繊維 を、歯を有するパッキングリングと押し付け板との間にネジまたはリベットを用 いて気密に挟み付けることによって達成される。 使用者の身体の両側に拡張する2つの浮遊体を設ければ特に好適である。この ことは、第一に、浮遊体を比較的妨害とならない位置に格納することを可能にし 、他方では、浮遊面が全体として拡大され、これは使用者の身体も同様に動的浮 遊面として作用するからである。これは、流動雪崩の発生による雪崩時救命シス テムのトリガに際して雪塊表面の“滑走”を可能にするよう作用する。浮遊体を 側方に配置した場合の別の好適な効果は、スキーヤーまたはスノーボーダーの運 動自由度が殆ど制限されないことであり、これによって、接近してくる雪崩から の避難が可能となる。また、使用者の頭部も、頭部後方に突出した浮遊体によっ て防護される。さらに、動的な浮遊効果を利用することにより、別の好適な効果 として、浮遊体の総容積が縮小され、これによって重量および携帯寸法が大きく 縮小される。2つの浮遊体はさらに追加的な安全機能をもたらし、これは、一方 の浮遊体が損傷または故障した際にももう一方の浮遊体が充分な浮遊効果を提供 するためである。 さらに、雪崩時救命システムの圧力ガスユニットがリュックサックの後部に一 体化され、浮遊体が側方からリュックサックに結合されれば好適である。このこ とは、雪崩時救命システムを予め取り外すか、または部分的に片付けることなく 、携帯容易性を向上させるとともにリュックサックの取り扱いも容易にする。さ らに、身体近くへ接続することにより、使用者が雪崩に沈み込むことが防止され る。 吸引口の手前に遮蔽網部材を設けることにより、例えば転倒に際して雪、氷ま たは他の異物が充填ユニット内に侵入することが有効に防止され、これによって 戻り弁が目詰まりすることが防止され、従って充填ユニットの誤動作が防止され る。この網部材はダストフィルタ、ふるい、フリースとすることができ、また例 えば、プラスチック、合成繊維、または金網から形成することができる。 雪崩時救命システムを充填するための好適な方法は、以下の各ステップからな る: a) トリガ装置を手動で付勢し、これによって圧力波がトリガされる; b) 開放装置により圧力ガス容器が自動開放される; c) 浮遊体が圧力ガスによって予備的に充填され、これによって格納室外へと 展開する; d) 充填ユニットの戻り弁が自動的に開放される; e) 充填ユニットのエジェクタ効果によって周囲の空気を吸引し浮遊体を完全 に膨張させる。 次に、本発明の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。 ここで: 図1は、雪崩時救命システムの全体概略図; 図2は、本発明に係る充填ユニットの一実施例であり、戻り弁が閉鎖された状 態を示す断面図; 図3は、図2の充填ユニットの戻り弁が開放された状態を示す説明図; 図4は、図2の充填ユニットの側面図; 図5は、開放装置を備えた圧力ガスユニットの一実施例であり、その初期状態 を示す断面図; 図6は、図5に示された圧力ガスユニットのトリガされた状態を示す説明図; 図7は、圧力ガス容器に接続された圧力ガスユニットを示す断面図; 図8は、トリガ装置の一実施例であり、緊張状態を示す説明図; 図9は、図8のトリガ装置の解放された状態を示す説明図である。 図1には、雪崩時救命システム1の全体概略図が示されており、これは点線で 示されたリュックサック34上に装着されている。図において、膨張した状態の 2つの葉巻型浮遊体2,3、充填ユニット4,5、中央圧力ガスユニット6、圧 力ガス容器7、ならびにトリガ装置8が示されている。この実施例において、浮 遊体2,3はそれぞれ75Lの容積を有する。トリガ装置8は、高速連結装置9 を介してトリガライン10と接続されており、これは支持ベルト31,32のい ずれかに一体化されている(図示されていない)。圧力ガスラインとして形成さ れたトリガライン10は、高圧(約600バールまで)許容するよう設計されて いる。これは、その高速結合装置9とは反対側の端部が結合部材11を介して圧 力ガスユニット6の蓋部材12と結合されている。圧力ガスユニット6の基礎構 成部材13は、実質的にシリンダ形状の金属製回転部材から形成されており、こ れはその両端のいずれも軸方向に配置された末端部分にシリンダ状の空洞37, 38を備えている。両方の空洞37,38は、中空管を介して互いに結合されて いる。蓋部材12は、シリンダ状の空洞37の末端部分に気密にネジ付けられて おり、この内部には基礎部材の縦軸方向に推動可能なピストン14が配設されて いる。ピストン14には針15が結合されており、基礎部材13のシリンダ状空 洞37,38の間の中空管内に突出している。第二のシリンダ状空洞38は、圧 力ガス容器7の閉鎖蓋部材を収容するための内側ネジを備えている。圧力ガスユ ニット6と圧力ガス容器7は、リュックサック34の後方部分に一体化されてお り、保持板35に結合された固定ベルトによって固定されている。基礎部材13 の中央部分には、連結部材16,17の収容部分が設けられている。連結部材1 6,17は、圧力ガスライン18,19(約600barまでの圧力に対応する )に結合されており、これらはともに連結部材20,21を介して充填ユニット 4,5に結合されている。充填ユニット4,5は、浮遊体2,3の内部に配置さ れており、圧力ガス連結部材20,21に加えてそれぞれ戻り弁およびガス抜き 弁22,23を備えている。弁22,23は、シリンダ状部材24,25を押圧 することによって手動で開放することができる。充填ユニット4,5は、実質的 にプラスチック製であり、浮遊体2,3の被覆部材に気密に結合されている。浮 遊体2,3の被覆部材は、弁22,23の高さに丸型の開口部を備えており、こ れらはそれぞれ内側から戻り弁によって気密に閉鎖され、外側には雪の侵入を防 止するための遮蔽網部材26,27を備えている。浮遊体の被覆部材2,3は、 ガス非透過性、引き裂き耐性、かつ折りたたみ可能な繊維から形成され、ファス ナ状にリュックサックに固定された継手29に嵌合する継手28を介してリュッ クサック34に結合されている(片側のみ図示されている)。加えて、片側には サイドパックポケット36とその中にたたんで収容された浮遊体2aが点線で示 されている。 雪崩時救命システム1の使用者が流動雪崩に巻き込まれると、トリガ装置8を 引っ張ることによって付勢し、これによって圧力波がトリガされ、これはトリガ ライン10を介して圧力ガスユニット8内のピストン14に作用する。これによ って、ピストン14は、基礎部材13の中央方向に移動し、その結果ピストン1 4と結合された針15が圧力ガス容器7の閉鎖蓋部材を貫通する。この実施例に おいて圧力ガスは窒素ガス(気圧約200bar)であり、針と共にピストンを 押し戻し、連結部材16,17および圧力ガスライン18,19を介して充填ユ ニット4,5に到達することができる。流入するガスは、まず浮遊体2,3を予 備膨張させるよう作用し、これによってこれらがサイドパックポケットから解放 され、戻り弁22,23が解放される。流入する圧力ガスによって生成された圧 力降下は、戻り弁22,23を開放するように作用し、これによって周囲空気が 追加的に吸引される。従って、充填された浮遊体2,3は、膨張した状態におい て圧力ガスと空気の混合気体を含んでいる。この実施例において、両方の浮遊体 2,3はリュックサック側部に配置されており、従ってスキーヤーが発生した雪 崩から避難することを妨害しない。さらに、転倒した場合において、浮遊体2, 3の側方配置によって浮遊面が大幅に拡大され、これによって流動雪崩上を確実 に滑動することが保持される。点線で示されたリュックサック支持フレーム31 ,32および同様に点線で示された腰ベルト33を介して、浮遊体2,3を使用 者の身体近くに確実に結合することが保持される。リュックサックの支持縫い目 部分は特に高い力に耐えるよう設計されており、これによって雪崩時救命システ ムの確実な機能が保持される。 図2および図3には、プラスチックケース200、遮蔽板210、遮蔽網部材 26、圧力ガス接続部材20および戻りまたはガス抜きバルブ22を備えた充填 ユニット4が示されている。ケース200の内側には、金属製の基礎板220が 設けられており、これは貫通孔部230ならびに孔部240を備えている。孔部 230は一端がパッキングネジ235によって閉鎖されており、基礎板はこれに よってケースに固定され他方の端部が圧力ガス連結部材20と結合されている。 孔部240によって、孔部230は基礎板上に配設されたノズル250に結合さ れている。ノズル250に対して同心上に被覆部材260が設けられている。被 覆部材260は、その下3分の1に周囲に配分された4つの孔261を備えてい る。被覆部材260の中間の高さには、戻り/ガス抜き弁22が支持されている 。弁22は、ガイド棒270を備えており、これはバネ280によって包囲され ている。このバネはシリンダ状部材24の孔285内に突出しており、このシリ ンダ状部材はガイド棒270の縦軸に沿って推動可能である。シリンダ状部材2 4 の周囲上の溝内には、2枚の丸型金属板290,291間に保持された丸型ゴム パッキング292が配設されている。シリンダ状部材24は、ケース外側部分に 遮蔽網部材26のシリンダ状被覆部材294を備えている。遮蔽板210とパッ キングリング215の間には、浮遊体2の繊維被覆部材218と風船繊維219 が気密にネジ付けまたはリベット付けされている。遮蔽板210およびパッキン グリング215は、互いに嵌合する歯を備えており、これによって繊維被覆部材 218および219がはみ出ることを防止する(図示されていない)。被覆開口 部の直径は、この実施例において、約4cmとなる。充填ユニットの高さは約1 4cmである。 静止状態において、ゴムパッキング292は、バネ280のバネ圧力によって 周回している密封縁部296に対して圧接されている。充填工程中において、圧 力ガスは圧力ガスライン18から圧力ガス接続部材20、孔部230および孔部 240を介してノズル250に伝送される。流入する圧力ガスは、まず浮遊体を 軽く予備膨張させるよう作用し、これによってサイドパックポケットから自動的 に解放される。圧力ガスの通流速度によって発生する気圧降下は、戻り弁22が バネ280のバネ圧力に対抗して開放されるよう作用する(図3)。ノズル25 0のエジェクタ効果によって、開放された戻り弁22ならびに遮蔽網部材26を 介して周囲の空気を吸引する(矢印A,B,C,D)。この際、二重のエジェク タ効果が発生し、これは孔261を介して吸引された空気流が被覆部材管部26 0の出口の圧力ガスのエジェクタ効果を増幅するからである。圧力ガスの通流速 度の低下に従ってエジェクタ効果が低下し、弁22は再び閉鎖される。これによ って充填された浮遊体から混合ガスが漏れることが防止される。部材24を押圧 することによって、弁22を手動で開放することができ、浮遊体からガス抜きす ることができる。 図4には、図2の充填ユニット6の側面図が示されている。ケース200に加 えて、遮蔽板210、遮蔽網部材26、シリンダ状部材24、ならびに圧力ガス ライン18を備えた圧力ガス接続部材20が示されている。遮蔽板210は、ネ ジまたはリベット213によってパッキングリングに対してネジ付けられており 、これによって繊維被覆を固定している。 図5および図6には、蓋部材12を備えた圧力ガスユニット6、ピストン14 、針15、ならびに接続部材11,16,17が示されている。ピストン14は 、ピストンパッキングとしてOリング430を備えている。針15は、安定化お よび誘導の目的のため、大きな直径と、先端領域においては小さな直径を有する 。針15は、片側が平たく潰されており、従って、これに沿ってガスが通流する ことができる。 切削によって形成された基礎部材13は、ピストン14が進入する空洞シリン ダ部分の外壁内に排気孔部400を備えている。さらに、基礎部材13は、その 中間部分に2つの袋状孔部410,411、ならびに中央貫通孔部412を備え ており、これを通じて針15が誘導される。圧力ガス容器を収納するためのシリ ンダ状空洞部38は、内側ネジ420を備えている。 トリガ装置によって生成された圧力波は、接続部材11を介して圧力ガスユニ ット6のシリンダ状空洞部37に伝送される。そこでピストン14が、ピストン 14に結合された針15が圧力ガス容器の閉鎖蓋部材500を突き通るまで圧力 波によって推動される。この位置において、ピストン14は排気孔部400を解 放し、これによりトリガユニットによって生成された圧力波を周囲に放出するこ とができる。ここで、圧力ガス容器から流出した圧力ガスは、針およびピストン をその初期位置に再び押し戻す。これによって、閉鎖蓋部材開口部が、圧力ガス 袋状孔部411,412内に流入することができるように解放され、ここから接 続部材16,17に到達し、さらに圧力ガスライン18,19を介して充填ユニ ット4,5内に到達することができる。 図7には、圧力ガス容器7を備える圧力ガスユニット6が示されており、これ は2分割式のアルミニウム回転部材として実施された圧力ガスビンとして形成さ れている。圧力ガス容器7は、内側および外側ネジを有する蓋部材800、なら びにガイドバンド801を備えている。包囲リング810は、バンド801と結 合してネジ800を締付ける際に圧力ガス容器7を中心化するよう作用し、これ によって容器の損傷が防止される。さらに、バンド801は圧力ガス容器7が深 くねじ込まれることを防止し、従って不用意に閉鎖蓋部材が開放されることを防 止する。圧力ガスユニット6上には、さらに支持板35が包囲リング810によ って固定されており、その縦スロット820を通じて、圧力ガスユニット6をリ ュックサックに固定する固定ベルトが設けられている。 図8および図9には、トリガ装置8の断面が示されており、ここで図8はトリ ガ装置8の緊張状態、図9はトリガ装置を解放状態で示している。両方の図面に おいて、中空シリンダ状に形成された金属製ケース600が、閉鎖蓋部材610 、バネ620、スキッド630、スパイク640、ならびにガイド660内を延 在する棒部材650および貫通孔部材651を備えることが示されている。スキ ッド630は、棒部材650を収容する収容溝部670の領域に切下げ671を 備えている。この切下げ671により、棒部材650が、図8に示されたような 緊張状態において、自律的に収容溝部670から逸脱することが防止される。さ らに、切下げの深さによって棒部材650を収容溝部670から引き抜くために 必要な力が設定される。加えて、スキッド630はカートリッジ支持部材631 を備えており、この内部に空包カートリッジ680が収容される。トリガ装置8 を付勢した際、ハンドグリップとして形成されたケース600は棒部材650と 反対の方向に引かれ、従ってこれが収容溝部670から逸脱し、スキッド630 はバネ圧力によってスパイク640の方向に弾ける(図9)。空包カートリッジ 680はスパイクに衝突した際に点火され、発生した圧力波は棒部材650を通 じてトリガラインに到達する。図示された実施例において、火薬を充填した9m mの空包カートリッジが使用される。蓋部材610のねじ込み深さによってバネ 620の荷重を調整することができ、これは空包カートリッジの確実なトリガを 可能にする。溝652は赤い印を備えており、図9に示されるように、これによ って使用者がこれを見ると、トリガ装置がトリガされた状態にあることを認識す ることができる。好適な構成により、棒部材650の逆戻りが防止され、これに よって“発射された”状態において赤い印は常に可視となる。締付けは蓋部材6 10の取り外しによって実施され、これによってバネ620が解放されスキッド を除去することができる。その後、新しいカートリッジを装填し、棒部材650 が収容溝内に収容される位置にスキッドが移動される。さらに、バネ620が蓋 部材610を通じて再度張引される。中空シリンダ状棒部材650は、トリガラ インを介して圧力ガスユニット6に結合される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月17日(1998.12.17) 【補正内容】 いて気密に挟み付けることによって達成される。 使用者の身体の両側に拡張する2つの浮遊体を設ければ特に好適である。この ことは、第一に、浮遊体を比較的妨害とならない位置に格納することを可能にし 、他方では、浮遊面が全体として拡大され、これは使用者の身体も同様に動的浮 遊面として作用するからである。これは、流動雪崩の発生による雪崩時救命シス テムのトリガに際して雪塊表面の“滑走”を可能にするよう作用する。浮遊体を 側方に配置した場合の別の好適な効果は、スキーヤーまたはスノーボーダーの運 動自由度が殆ど制限されないことであり、これによって、接近してくる雪崩から の避難が可能となる。また、使用者の頭部も、頭部後方に突出した浮遊体によっ て防護される。さらに、動的な浮遊効果を利用することにより、別の好適な効果 として、浮遊体の総容積が縮小され、これによって重量および携帯寸法が大きく 縮小される。2つの浮遊体はさらに追加的な安全機能をもたらし、これは、一方 の浮遊体が損傷または故障した際にももう一方の浮遊体が充分な浮遊効果を提供 するためである。 さらに、雪崩時救命システムの圧力ガスユニットがリュックサックの後部に一 体化され、浮遊体が側方からリュックサックに結合されれば好適である。このこ とは、雪崩時救命システムを予め取り外すか、または部分的に片付けることなく 、携帯容易性を向上させるとともにリュックサックの取り扱いも容易にする。さ らに、身体近くへ接続することにより、使用者が雪崩に沈み込むことが防止され る。 吸引口の手前に遮蔽網部材を設けることにより、例えば転倒に際して雪、氷ま たは他の異物が充填ユニット内に侵入することが有効に防止され、これによって 戻り弁が目詰まりすることが防止され、従って充填ユニットの誤動作が防止され る。この網部材はダストフィルタ、ふるい、フリースとすることができ、また例 えば、プラスチック、合成繊維、または金網から形成することができる。 前述した本発明に係る雪崩時救命システムを充填するための好適な方法は、以 下の各ステップからなる: a) トリガ装置を手動で付勢し、これによって圧力波がトリガされる; b) 開放装置により圧力ガス容器が自動開放される; c) 浮遊体が圧力ガスによって予備的に充填され、これによって格納室外へと 16. 弁の手前に防護網部材を設け、これにより充填ユニット内への異物の侵 入を防止することを特徴とする請求項3または4記載の雪崩時救命システム。 17. トリガ装置(8)は工具無しで付勢可能な高速連結装置(9)を介して 圧力ガスユニット(6)への結合を形成するトリガライン(10)に接続される ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の雪崩時救命システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バウアー,ウルリーケ ドイツ連邦共和国、デー―84333 マルガ ースドルフ、ハーバースキルヒナー シュ トラーセ 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つの使用者の身体近辺に結合された給気可能な浮遊体(2, 3)と、充填ユニット(4,5)と、圧力ガス容器(7)を有する圧力ガスユニ ット(6)と、トリガ装置(8)とを備え、 充填ユニット(4,5)は浮遊体(2,3)の内部に配置されることを特徴と する雪崩時救命システム(1)。 2. 充填ユニット(4,5)は周囲の空気を吸引するためのエジェクタノズル (250)を備えることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 3. エジェクタノズル(250)は孔(261)を有する被覆部材(260) によって包囲されており、これによって二段階のエジェクタ効果が達成されるこ とを特徴とする請求項2記載の雪崩時救命システム。 4. 充填ユニット(4,5)は周囲環境と接続された戻り弁(22,23)を 備えることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 5. 充填ユニット(4,5)は浮遊体(2,3)を手動で空気抜きするための ガス抜き弁を備えることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 6. 複合化されたガス抜き弁および戻り弁を備えることを特徴とする請求項4 および5記載の雪崩時救命システム。 7. 圧力ガスユニット(6)は圧力ガス容器を開放するための装置を備えるこ とを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 8. 圧力ガスユニット(6)は圧力ガスライン(18,19)を介して充填ユ ニット(4,5)と結合されることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命シス テム。 9. トリガ装置(8)は制御された圧力波を生成するためのチャンバ(605 )を備えることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 10. トリガ装置(8)は引きトリガ用のハンドグリップとして形成すること を特徴とする請求項9記載の雪崩時救命システム。 11. 浮遊体(2,3)は、折りたたみ可能であり、引き裂き耐性が高くかつ 気密な素材からなる被覆部材(218)を備えることを特徴とする請求項1記載 の雪崩時救命システム。 12. 浮遊体(2,3)は被覆部材(218)内に気密な風船(219)を備 えることを特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 13. 浮遊体の被覆および風船繊維(218,219)は充填ユニット(4, 5)の弁開口部(298)と気密に結合されることを特徴とする請求項8記載の 雪崩時救命システム。 14. 使用者の身体の両側に拡張する2つの浮遊体(2,3)を設けることを 特徴とする請求項1記載の雪崩時救命システム。 15. 圧力ガスユニット(6)がリュックサックの後部に一体化され、浮遊体 (2,3)が側方からリュックサック(34)に結合されることを特徴とする請 求項1記載の雪崩時救命システム。 16. 弁の手前に防護網部材を設け、これにより充填ユニット内への異物の侵 入を防止することを特徴とする請求項3または4記載の雪崩時救命システム。 17. トリガ装置(8)は工具無しで付勢可能な高速連結装置(9)を介して 圧力ガスユニット(6)への結合を形成するトリガライン(10)に接続される ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の雪崩時救命システム。 18. a) トリガ装置を手動で付勢し; b) 圧力ガス容器が自動開放され; c) 浮遊体が圧力ガスによって予備的に充填され、これによって格納室外へと 展開し; d) 戻り弁が自動的に開放され; e) 充填ユニットのエジェクタ効果によって周囲の空気を吸引し浮遊体を完全 に膨張させるステップからなる雪崩時救命システム充填方法。
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