JP2002509406A - 加入者局間でデータ通信を実行する方法、交換装置及び電気通信システム - Google Patents

加入者局間でデータ通信を実行する方法、交換装置及び電気通信システム

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    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols

Abstract

(57)【要約】 移動無線通信網(PLMN)の交換装置(BSC/MSC/VLR)は、呼セットアップ・メッセージに基づいて特にIP−網(INTRANET)の第2の加入者局(WS)がオーディオデータ符号化/復号化、特にGSM音声符号化/復号化を実行することができるか否かを決定する加入者型式決定装置(SSTDM)を含んでいる。第2の加入者局(WS)が音声符号化/復号化を実行することができるなら、加入者局型式決定装置(SSTDM)は基地局制御装置(BSC)のオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)のスイッチをオフにする。こうして、不要なオーディオデータ符号化/復号化を実行することにより生ずる音声品質の低下が回避され、PLMN/データ網における帯域幅をより効果的に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は移動無線通信網の第1の加入者局及び前記移動無線通信網に接続可能
な第2の加入者局の間でデータ通信を実行する方法、交換装置及び電気通信シス
テムに関する。第2の加入者局はインターネット及び/又は従来の公衆交換電話
網を介して移動無線通信網に接続することができる。
【0002】 特に、本発明は移動無線通信網の移動局及び(例えば、データ網実行インター
ネット・プロトコル(IP:internet protocol)等の)デー
タ網に接続する第2の加入者局の間でデータ通信を実行することに関する。この
種の第2の加入者局は、例えば、インターネット・プロトコルを支援することが
可能なワークステーション上の特殊なインターネット電話ハードウェアまたはソ
フトウェアによって構成されるインターネット電話であり得る。
【0003】 移動無線通信網は、例えばドイツ国におけるD1,D2またはE−プラス網(
E−plus)無線通信網等のGSM−ベース移動無線網(GSM:移動通信の
大域システム(Global System of Mobile Commu
nications))であり得る。
【0004】 (発明の背景) 公衆交換電話網(PSTN:public switched teleph
one network)においては、従来、呼に関係する各加入者は加入者が
話をしたり音声(speech)を再生する分離電話ハンド・セットを有してい
る。この種の従来の電話ハンド・セットは、例えばドイツ国におけるジャーマン
・テレコム(German Telecom)等の従来の公衆交換電話網に接続
しているときでも、アナログまたはデジタル伝送技術を使用することができる(
在宅している加入者の自由な移動を許す)無線電話であり得る。幾つかの従来の
電話はこの幾つかの電話を1つ以上の外部の回線(従来型回線またはISDN回
線)に相互接続する構内交換システムに相互接続することがてきる。
【0005】 更に、殆んどの加入者は今日、移動無線通信網への申し込みと共に移動無線電
話を所持している。移動無線電話は、移動無線通信網のエンティティ、例えばそ
の移動交換局と通信するデジタル伝送技術を完全に使用している。移動無線電話
間または従来型電話ハンド・セット及び移動無線電話間の各呼は移動無線通信網
及び公衆交換電話網を介して経路選択される。
【0006】 公衆交換電話網から構内交換システム(PBX:private branc
h exchange)に電話の呼を正に経路選択する代わりに、先ず、呼をコ
ンピュータ網に経路選択することも可能である。この種のコンピュータ網は、例
えば会社イントラネット(company intranet)によって構成す
ることができる。ソフトウェアまたはハードウェアを改良して従来型電話として
及び/又はインターネット電話として動作するコンピュータ網の通常のワークス
テーションは、コンピュータ網の一部分であることができる。この種のコンピュ
ータベース電話は一層普及してきており、電話通信における少なくとも一方の当
事者が従来型電話ハンド・セットの代わりにコンピュータベース電話を使用する
ことが直ぐに予期される。電話ソフトウェア/ハードウェアを含む相互接続した
ワークステーションは勿論、コンピュータ網またはイントラネットワーク(in
tranetwork)の中には既に通信用のインターネット・プロトコルを使
用しているものもある。このことは、例えばリンデン・デカルモ(Linden
decarmo)著「インターネット電話規格(Internet Tele
phone Standards)」、ピーシー・マガジン(PC Magaz
ine)、1997年2月18日刊、第185頁から第187頁の総括文献に記
載されている。
【0007】 移動無線通信網の電話ソフトウェア及び/又は移動無線電話を稼動させるワー
クステーションは、それらのデジタル音声符号化/復号化ユニットに関してかな
り進歩したユニットを構成するが、それぞれの電話のマイクロフォンに話をする
とき、アナログ音声(analog voice)は、例えば公衆交換電話網を
介して呼を依然として経路選択する必要がある場合に、使用可能な伝送チャンネ
ルでの帯域幅に課せられる制限のために依然としてデジタル化して圧縮しなけれ
ばならない。例えば、デジタル移動無線通信網の移動無線電話から呼が発信され
れば、この呼は最終的な被呼者局に達する前に幾つかの音声符号化/復号化段階
を受ける。各符号化/復号化はエラーをもたらすので、復号化/符号化プロセス
のこの種の幾つかの段階は被呼者局で受信される音声品質(speech qu
ality)を劇的に低下させる。
【0008】 例えば、GSM網及びインターネット電話に使用される圧縮プロトコルは同一
ではなく、従って幾つかの符号化/復号化(オーディオデータ圧縮/圧縮解除)
段階を経る必要性がある。
【0009】 インターネット電話が将来的に一層普及すれば、呼が発信されるネットワーク
・ユニットから呼を電話網からIP−網(IP:インターネット・プロトコル(
Internet Protocol))に経路選択することはネットワーク利
用の観点から賢明となろう。IP−網における移動加入者への呼を機能する移動
交換局に直接経路選択する可能性によって、IP−網の所有者と移動オペレータ
の間の協力の新しい可能性が開かれる。例えば、インターネット電話からの国際
通話は公衆交換電話網PSTNの代わりにIP−網において経路選択することが
できる。
【0010】 (移動局及びワークステーション間の呼のセットアップ) 現在、移動無線通信網の移動無線電話(第1の加入者局)と電話またはインタ
ーネット電話ソフトウェアを稼動させるワークステーション(移動無線通信網に
接続可能な第2の加入者局)の間に呼をセットアップする幾つかの可能性を想像
することがてきる。このことは図7から図11について以下において説明するこ
ととする。この発明は全てのこの種のセットアップ可能性を使用する。
【0011】 a)移動局からインターネット・プロトコル網に接続したワークステーション
への呼 図7aは移動局がアンテナANTを介してデジタル的に符号化した音声(sp
eech)を移動無線通信網PLMNの交換装置BSC/MSCに(TDMA方
式を介して)デジタル式に送信している電話通信システムの例を示している。こ
こでは、この交換装置は基地局制御装置BSC及び移動交換局MSCを備えてい
る。この基地局制御装置BSCは本質的に、図7aでCODECで示されている
オーディオデータ(音声(speech))符号化/復号化装置を備えている。
【0012】 基本的に、図7bを参照して詳細に説明するように、移動局MSから発信され
た呼はオーディオデータ符号化/復号化装置において圧縮解除され、64kbi
t/sの帯域幅のデータ転送速度が公衆交換電話網PSTNを介して会社イント
ラネット(company intranet)に送信される。ここでは、呼は
構内交換システムPBXを介して、個々のワークステーションWS1,WS2,
…,WSnが接続しているデータ網(IP−網)に経路選択し得る。ワークステ
ーションWS1,WS2,…,WSnはデジタル電話網を稼動させるので、PS
TNから到来するデータはデジタル式に復号化され、その後にワークステーショ
ンWSにおけるオーディオデータ(音声(speech))符号化/復号化装置
CODECが最終的なデジタル/アナログ変換を実行する。図7aのPBXはW
Sによって支援されるプロトコルを使用して受信したスピーチを圧縮(即ち、符
号化)することができるCODECを有している。
【0013】 図7aにおける呼セットアップは次の通りである。移動局MSはPBXからサ
ービスを受ける第2の加入者局の呼出し番号を含む呼セットアップ・メッセージ
を送信する。こうして、PBXは被呼者局である第2の加入者局、即ち、電話ソ
フトウェアを稼動させるワークステーションが到来する全ての呼をワークステー
ション上をランするインターネット電話ソフトウェアに向けることを欲する情報
を有しなければならない。この場合、PBXはPSTN及びワークステーション
上をランするインターネット電話ソフトウェア間のプロトコル変換及び音声符号
化を必要とする。例えば、インターネット電話はパケットベース伝送を使用する
ので、PBXはまたアナログ−パケット変換を実行しなければならない。一方の
側の移動局MS及び他方の側のワークステーションWSはおのおのが非常に進歩
したデジタル符号化及び伝送技術を使用しているものの、中間の音声符号化/復
号化は依然として基地局制御装置BSC及びPBXにおいて実行される。このこ
とは図7bにて説明するように、オーディオデータ(音声)品質を低下させると
共に伝送プロセスをスローダウンし得る。
【0014】 図7bは図7aにおける状況に対する圧縮/圧縮解除の際のデータ転送速度を
示している。において、移動局のアナログ/デジタル変換器はアナログ音声を 64kBit/s PCM信号に変換する。移動局MSのCODECはこの信号
を13kBit/s(全レート符号化(full rate coding)の
場合)に圧縮し、圧縮された信号は交換装置に送信される。において、基地局 制御装置BSCのCODECは13kBit/s PCMデータから64kBi
t/s PCMデータへの圧縮解除を実行する。において、ゲートウェイは例 えば入力する64kBit/s PCMデータを例えばG.723を使用して6
.3kBit/s PCMデータに圧縮する。最後ににおいて、ワークステー ションWSは6.3kBit/sデータの圧縮解除を実行し、D/A変換を行い
、かつ音を出力する。2つの(損失のある)音声符号化(speech cod
ing)を使用することで音(sound)の品質が低下する。この結果、ワー
クステーションにおける受信した音はGSM網におけるものとは同一でない。図
7bはGSM全レート音声符号化に対する状況を示しているが、その実施はコン
ピュータ上で全く容易に可能であるので、同一の問題はGSMに対して指定され
る他の音声デジタル符号器、例えば半レート音声符号化(GSM 06.20(
prETS 300 581−2)、即ち「欧州デジタル・セルラー電気通信シ
ステム(European Digital Cellular Teleco
mmunication System)(段階2);半レート音声トランスコ
ーディング(half rate speech transcoding)」
または改良した全レート符号化(enhanced full rate co
ding)(GSM 06.60(prETS 300 762−1))を使用
する音声デジタル符号器において生じることを了知すべきである。
【0015】 図8は移動局及びワークステーションの間の通信をPSTN及びインターネッ
トを通して実行する電気通信システムの別の構成を示している。PSTN及びイ
ンターネットはインターネットPSTN−ゲートウェイIGを通して通信する。
IGはPSTNまたはPLMNのオペレータによって稼動されるサーバである。
ここでは、ワークステーションWSはこのインターネット電話装置に対して(即
ち、ワークステーション上でランするソフトウェアまたはハードウェアに対して
)オペレータが出した番号によって同定される。
【0016】 こうして、呼をセットアップするとき、移動局はオペレータが出した第2の加
入者局の番号を呼び出す。呼がインターネットPSTN−ゲートウェイ・サーバ
IGに達するとき、サーバはゲートウェイ及びインターネット電話の間で使用さ
れるべき各プロトコルをセットアップすることとなる。呼出しの際、インターネ
ット電話及びPSTNから到来する通常の電話の呼の間の各プロトコル変化をも
たらす。明らかに、インターネット及び電話ソフトウェアを稼動させるワークス
テーションはパケット伝送を介して完全にデジタル式に通信することができる。
それにも拘わらず、呼がPSTNに経路選択される前に、オーディオデータ符号
化/復号化(圧縮/圧縮解除)が基地局制御装置BSC内で行われる。
【0017】 b)PLMNのワークステーション/移動局からIP−網のワークステーショ
ンへの呼 図9はインターネット電話プログラムを稼動させるコンピュータWSに移動局
MSが接続した電気通信システムを示している。呼は移動交換センターMSCか
ら直接アクセス機構DAUを介してインターネットに経路選択され、またそこか
らインターネット電話プログラムを稼動させるワークステーションWSが接続し
ている会社イントラネットに経路選択される。
【0018】 PSTNは呼のセットアップには含まれていないので、完全な呼は音声呼とし
てではなくデータ呼として処理される。移動無線通信網は、第2の加入者局のユ
ーザ名及びIP−アドレス(または完全に修飾された領域名)を使用してインタ
ーネットを介して呼を第2の加入者局WSに経路選択する。移動無線通信網はこ
の場合無関係であり、ユーザの観点から、呼はインターネットによってインター
ネット電話プログラムを稼動させる2つのコンピュータ間の任意の他の呼と全く
同様である。
【0019】 しかしながら、この場合、音声データ(speech data)を純粋なデ
ータ呼として転送するとき、9.6kBit/sのデータ転送速度しか使用し得
ない。こうして、WSにおける音声品質は音声呼におけるよりも下回る。GSM
網は近い将来他の解法を提供し得る。このことによって、4倍までのデータ転送
速度を有する純粋なデータ呼が可能とされるが、音声呼に対してそれらを使用す
ることは通常の音声呼に比してはるかに高くつくこととなる。
【0020】 c)ワークステーションから移動局に接続したコンピュータへの呼 図10はイントラネットに組み込まれたデータ網(IP−網)が移動無線通信
網PLMNの移動局MSに接続したコンピュータまたはワークステーションに対
して呼をセットアップする電気通信システムを示している。インターネットはパ
ケット向きの伝送を使用するので、PLMNはパケット向き伝送を可能にするG
PRS(汎用パケット無線サービス(General Packet Radi
o Service))機能を用いて拡張されてきた。
【0021】 この種のGPRS−システムは(特に)サーブするGPRS支援ノードSGS
N及びゲートウェイGPRS支援ノードGGSNを備えている。また、この場合
、呼は純粋なデータ呼として処理される。
【0022】 接続を確立すべきとき、呼び出すべきコンピュータ(即ち、第1の加入者局W
S/MS)のIP−番号は移動無線通信網の或るユニットによって知られている
。このユニットはどのサーブするGPRS支援ノードにデータを送信すべきかを
知っているゲートウェイGPRS支援ノードである。従って、ワークステーショ
ンWSは先ずこのユニットGGSNへの接続を形成する。このユニットGGSN
はこのとき接続しているコンピュータWSに対して移動局MSを介して接続を形
成する方法を知っている。
【0023】 この種の呼のセットアップは原理的には可能であるが、GPRS網はデジタル
化した音声(speech)のような連続した長いデータ・ストリームの代わり
に短いデータ・バーストを処理するように特に設計されているので、この種の呼
のセットアップは極めてコスト的に効果的でもなければ効率的でもない。
【0024】 d)IP−網に接続したワークステーションからインターネット/PSTNを
介した移動局MSへの呼 図11はワークステーションから発信された呼をインターネット及びインター
ネットPSTN−ゲートウェイ・サーバを介してPLMN及び移動局MSに経路
選択する電気通信システムを示している。ここでは、ワークステーションWSは
ゲートウェイ・サーバIGのIP−アドレスを使用してこのサーバとコンタクト
している。しかる後、ワークステーションWSは移動電話MSの呼び出し電話番
号をもたらす。次いで、ゲートウェイIGはこの番号を使用して通常のPSTN
−MS呼出しを行う。呼出しの際、ゲートウェイIGはワークステーションWS
及びゲートウェイIG間のインターネット電話プロトコルにおいて使用する音声
の圧縮解除を行い、他の方向に対してはPSTNから受信した音声データ用の音
声圧縮を行う。
【0025】 こうして、また図11において、即ちBSC及びIGにて音声圧縮/圧縮解除
(符号化/復号化)が生じる2つのサイトが存在する。これは明らかに音声品質
に関する低下効果を有している。
【0026】 図7から図11の諸例において、インターネット電話プログラムを稼動させる
ワークステーションは、任意の他のユーザまたはインターネット電話プログラム
を稼動させる任意の他のワークステーションに対してIP−網によってユーザが
各呼出しを行うことができるようにするインターネット電話プログラムを使用中
のこのIP−網に接続する任意のコンピュータであるこができる。ユーザがイン
ターネットPSDN−ゲートウェイにアクセスすれば、このユーザ(彼/彼女)
はまたこのゲートウェイを介して任意の他の通常の電話に呼出しを行うことがで
きる。
【0027】 インターネットPSTN−ゲートウェイ・サーバはIGインターネット及びP
STN間のゲートウェイとして働く。このゲートウェイは通常の電話番号を使用
して任意の電話への接続を確立することができる。このゲートウェイはまたその
IP−アドレス及びユーザ名を知ることによってワークステーション上にユーザ
を接続することができる。このゲートウェイは電話番号に対応するIP−番号に
ついてデータベースを含むことができる。このゲートウェイはまた構内交換シス
テムPBXの一部分であり得る。即ち、構内交換設備の一部分であり得る。この
ゲートウェイは、サーバIG及びインターネット電話プログラム間の呼セットア
ップ段階の際に取り決められたプロトコルを使用して、(PSTNから受信した
)末圧縮の64kbit/sデジタル音声から圧縮した音声への変換を実行する
。他方の方向においては、このゲートウェイはIP−網からの音声を圧縮解除し
て、これをPSTNに転送する。
【0028】 図7から図11においては、PSTN(公衆交換電話網(Public Sw
itched Telephone Network))は電話番号に基づいて
正確な宛先に呼を経路選択するのに使用されるが、呼セットアップ段階では、経
路に沿った交換局の各能力を問い合わせることが可能である(例えば、全ての交
換局は或るサービス等に対する支援をもたらす)。図11のような構成において
さえも、幾つかのアナログ交換局が依然として存在し得るものの、全てのトラフ
ィックはデジタル式に伝達される。
【0029】 (発明の概要) 以上、図7から図11を参照して説明したように、種々の経路を介し、例えば
直接インターネットを介しまたは間接的にPSTNを介し次いでインターネット
を介して、移動局及び電話ソフトウェアを稼動させるワークステーションの間に
呼をセットアップすることができることが予想される。移動局に対して電話ソフ
トウェアを稼動させるコンピュータを接続することも可能であるし、次いで同様
に、インターネット電話ソフトウェアを稼動させるワークステーションに対して
呼をセットアップすることも可能である。
【0030】 しかしながら、幾つかの圧縮/圧縮解除のために、音声品質は移動局及びワー
クステーションの間の伝送経路上で低下する。
【0031】 従って、本発明の目的は、特に、第2の加入者局がコンピュータ上をランする
電話ソフトウェアを使用する場合に対して、移動無線通信網の第1の加入者局及
び移動無線通信網に接続可能な第2の加入者局の間で高い音声品質を維持する方
法、交換装置及び電気通信システムを提供することにある。
【0032】 (目的の解法) この目的は、移動無線通信網(PLMN)の第1の加入者局(MS)及び前記
移動無線通信網(PLMN)に接続可能な第2の加入者局(WS)の間でデータ
通信を実行し、少なくとも前記第1の加入者局(MS)がオーディオデータ符号
化/復号化装置(CODEC)を備えてなる方法において、前記第1または第2
の加入者局(MS)から前記移動無線通信網(PLMN)に呼セットアップ・メ
ッセージを送信して、前記第1及び第2の加入者局(WS,MS)の間に呼をセ
ットアップする段階と、前記呼セットアップ・メッセージに基づいて前記第2の
加入者局(WS)がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備え
た型式のものであるか否かを決定する段階を、前記第1及び第2の加入者局(W
S)の間に呼をセットアップする段階と、前記第2の加入者局(WS)がオーデ
ィオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えていれば、前記交換装置(
BSC,MSC/VLR)のオーディオデータ符号化/復号化装置(DECOD
)のスイッチをオフにする段階と、前記それぞれの符号化/復号化装置(COD
EC)を使用して前記第1及び第2の加入者局(MS,WS)にてオーディオデ
ータを符号化/復号化すると共に、前記交換装置(BSC,MSC/VLR)に
てオーディオデータ符号化/復号化を適用することなく前記交換装置(BSC,
MSC/VLR)を介して前記符号化したオーディオデータを伝達する段階と、
を具備したことを特徴とする前記方法によって解決される。
【0033】 更に、この目的は、移動無線通信網(PLMN)の第1の加入者局(MS)及
び前記移動無線通信網(PLMN)に接続可能な第2の加入者局(WS)の間で
データを伝達する前記移動無線通信網(PLMN)の交換装置(BSC,MSC
/VLR)であって、少なくとも前記第1の加入者局(MS)がオーディオデー
タ符号化/復号化装置(CODEC)を備えた前記交換装置において、前記第1
/第2の加入者局から受信したデジタルオーディオ信号を符号化/復号化する第
1の状態及び音声符号化/復号化を適用することなく前記第1/第2の加入者局
から受信したデジタルオーディオデータを渡す第2の状態を含むオーディオデー
タ符号化/復号化装置(CODEC)と、呼セットアップ段階にて前記第1また
は第2の加入者局(MS)から送信された呼セットアップ・メッセージに基づい
て、前記第2の加入者局(WS)がオーディオデータ符号化/復号化装置(CO
DEC)を備えた型式のものであるか否かを決定する加入者局型式決定手段(S
STDM)と、前記加入者局型式決定手段(SSTDM)が前記第2の加入者局
(WS)は独立したオーディオデータ符号化/復号化装置(DECOD)を有す
る型式のものであると決定するとき、前記交換装置の前記オーディオデータ符号
化/復号化装置(CODEC)を前記第2の状態に切り換える制御手段(CNT
RL)と、を具備したことを特徴とする前記交換装置によって解決される。
【0034】 また更に、この目的は、オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)
を有する少なくとも1つの第1の加入者局(MS)が接続している移動無線通信
網(PLMN)と、少なくとも1つの第2の加入者局(WS)が接続しているイ
ントラネットと、インターネット及び/又は前記移動無線通信網(PLMN)及
び前記イントラネットの間に接続した公衆交換電話網(PSTN)とを備えた電
気通信システム(PLMN,PSTN,INTRANET;INTERNET,
IP−NET)において、前記移動無線通信網(PLMN)が1つの第1及び1
つの第2の加入者局(MS,WS)の間でデータを伝達する交換装置(BSC,
MSC,VLR)を備え、該交換装置が、前記第1/第2の加入者局から受信し
たデジタルオーディオデータを符号化/復号化する第1の状態及びオーディオデ
ータ符号化/復号化を適用することなく前記第1/第2の加入者局から受信した
オーディオデータを渡す第2の状態を含むオーディオデータ符号化/復号化手段
(CODEC)と、呼セットアップ段階にて、前記第1または第2の加入者局(
MS)から送信された呼セットアップ・メッセージに基づいて、前記第2の加入
者局(WS)がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備える型
式のものか否かを決定する加入者局型式決定手段(SSTDM)と、前記加入者
局型式決定手段(SSTDM)が前記第2の加入者局(WS)は独立したオーデ
ィオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有する型式のものであると決定
するとき、前記交換装置の前記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODE
C)を前記第2の状態に切り換える制御手段(CNTRL)と、を具備したこと
を特徴とする前記電気通信システムによって解決される。
【0035】 従って、本発明によれば、移動無線通信網の交換装置は2つの状態を有するオ
ーディオデータ符号化/復号化装置を備えている。第1の状態において、移動局
から到来するかまたは移動局に送信されるデジタルオーディオデータは通常の圧
縮/圧縮解除を受ける。第2の状態において、移動局に対するデジタルオーディ
オデータは任意の符号化/復号化を適用することなく交換装置を通る。
【0036】 オーディオデータ符号化/復号化装置の第1または第2の状態が選択されるか
は加入者局型式決定手段によって決定される。加入者局型式決定手段が第2の加
入者局はインターネット・プロトコル網に接続中の電話ソフトウェアを稼動させ
るワークステーションであると決定する毎に、加入者局型式決定手段はデジタル
末圧縮データをワークステーションに直接送信/伝送することができることを認
識する。この決定に基づいて、制御手段は交換装置のオーディオデータ符号化/
復号化装置をその第2の状態に切り換えて、第1及び第2の加入者局(移動局及
びワークステーション)の間のデータは、任意の付加的で不要な音声符号化/復
号化を適用することなく自由に伝達される。不要な音声圧縮/圧縮解除が回避さ
れるので、音声品質は向上する。
【0037】 電気通信網の構成に応じて、移動無線通信網の交換装置はワークステーション
が圧縮/圧縮解除したオーディオデータを必要としない発呼者であるワークステ
ーションからのメッセージを受信するか、または交換装置自身が被呼者である第
2の加入者局はコンピュータ上の電話ソフトウェアを支援する局であるか否かを
問い合わせることができる。移動無線通信網の交換装置、公衆交換電話網のゲー
トウェイ交換機またはインターネットPSTN−ゲートウェイは、第1及び第2
の加入者局の特定の詳細が記録されているそれぞれのメモリに接続していること
が好ましい。従って、移動局またはワークステーションが呼を発信するかについ
ては独立して、呼がセットアップされた後には不要な音声圧縮/圧縮解除はない
ことを常に保証することができる。
【0038】 以下において、本発明をその各実施例及び添付した図面を参照して説明する。
図面において、同一または類似の参照番号は全体を通して同一または類似の部分
を示している。
【0039】 (発明の原理) 図1は本発明の原理の大要、特に、オーディオデータ符号化/復号化装置CO
DECを有する基地局制御装置BSC及び移動交換局/ビジタ(visitor
)位置レジスタMSC/VLRによって構成された発明力のある交換装置を示し
ている。図7から図11に示したネットワーク相互接続の何れも、図1にて「イ
ンターネット(internet)」及び「PSTN」で概略的に示すように、
図1に応用することができることを了知すべきである。即ち、オーディオデータ
符号化/復号化装置CODECを有する第1の加入者局MS/WSは移動無線通
信網PLMNに接続している。この第1の加入者局は移動局MSであり得る。
【0040】 インターネット電話ソフトウェア/ハードウェアを稼動させるワークステーシ
ョンであることが好ましい第2の加入者局WSはIP−網を介してイントラネッ
ト内に接続している。図7から図11に図示するように、インターネット及び/
又は公衆交換電話網は前記移動無線通信網PLMN及び前記イントラネット間に
接続し得る。PBX,IG等のような図7から図11におけるような他のユニッ
トもまた設けられている。
【0041】 本発明によれば、基地局制御装置BSCのオーディオデータ符号化/復号化装
置CODECは2つの動作状態を有している。第1の状態において、前記第1の
加入者局から受信したデジタルオーディオデータは圧縮され、前記第2の加入者
局から(即ち、前記移動交換局から)受信したデジタルオーディオデータは圧縮
解除され、逆もまた同様である。第2の状態(通し状態)において、前記移動交
換局MSC/VLRからまたは前記第1の加入者局MS/WSから受信した任意
のデジタルオーディオデータは、任意の符号化/復号化(圧縮/圧縮解除)を適
用することなく渡される。図1において判かるように、制御手段CNTRLはC
ODECをその第1または第2の動作状態に切り換える。
【0042】 加入者局型式決定手段SSTDMは移動交換局MSC/VLR内に設けられる
ことが好ましい。SSTDMは前記第2の加入者局WSがオーディオデータ符号
化/復号化装置CODECを備えた型式のものであるか否かを決定する。即ち、
第2の加入者局は従来型電話ハンド・セット、移動局またはインターネット電話
ソフトウェア/ハードウェアを稼働させるワークステーションであって良い。
【0043】 移動局MS/WCが交換装置BSC/MSC/VLRに呼セットアップ・メッ
セージを送信して、第2の加入者局WSに対する呼を設定するとき、決定手段S
STDMは第2の加入者局WSがそれ自身のオーディオデータ符号化/復号化装
置CODECを有するか否かを決定する。即ち、決定手段SSTDMは第2の加
入者局WSが移動局(または移動局に接続したワークステーション)から送信さ
れた(未圧縮状態の)デジタルデータを完全に理解できるか否かを調べる。決定
手段SSTDMが第2の加入者局のどんな型式を呼び出すのかをどのようにして
決定できるかについての幾つかの方法を以下において説明する。
【0044】 最も重要なことには、第2の加入者局が移動局MSによって生成されたデジタ
ルデータを完全に処理できることを決定するとき、加入者局型式決定手段SST
DMは基地局制御装置BSCのCODECをその第2の動作状態(その通し状態
)に制御する。従って、BSCのCODECにおいて従来式に実行される少なく
とも圧縮/圧縮解除(符号化/復号化)は実行を妨げられ、音声品質は向上する
【0045】 第2の加入者局が呼セットアップ・メッセージをそのゲートウェイ・サーバに
、また最終的に移動無線通信網PLMNの移動交換局MSC/VLRに送信すれ
ば、同一の手順を実行できることに留意すべきである。即ち、この場合、(明ら
かに、移動局は常にこの種の手段を備えているので)決定手段SSTDMは被呼
者である第1の加入者局が独立したオーディオデータ符号化/復号化装置を有す
る局であるとは決定せずに、この場合に、発呼者である第2の加入者局WSがI
P−プロトコルを支援する、即ち、自身のオーディオデータ符号化/復号化装置
CODECを有する局であると決定することとなる。このことをインターネット
及び/又はPSTNを介したPLMNへの第2の加入者局の異なる相互接続にお
いてどのように決定できるかについての各方法を以下において説明する。
【0046】 従って、移動局MS(第1の加入者局)はデジタル式に符号化した音声(spee
ch)(オーディオ(audio))データを既に生成することが可能であることを仮 定すれば、被呼者または発呼者である第2の加入者局WSはまたそれ自身の独立
したオーディオデータ符号化/復号化装置CODECを有するか否かを決定する
ことは決定手段SSTDMにとって必要であるに過ぎない。もしそうであれば、
基地局の装置CODECにおいて更なる圧縮を実行する必要はなく、従って、決
定手段SSTDMは基地局制御装置BSCに対してその第2の動作状態をとるよ
うに命令する。
【0047】 図2はこの発明力のある方法の実施例、即ち、第1または第2の加入者局がM
SCまたはそれぞれのゲートウェイ・サーバに呼セットアップ・メッセージを送
信する場合の呼セットアップを示している。
【0048】 ステップS1において、加入者局は、例えばデジタル移動無線通信網において
、セットアップ・メッセージを送信する。このセットアップ・メッセージはIP
−網に接続したコンピュータにおいて使用するように保有し得る加入者局番号を
含んでいる。従って、ステップS2において、決定手段SSTDMはどのIP−
アドレスに対して呼を接続すべきか、及びどのユーザ名に対してかということを
問い合わせる。ステップS2は第2の加入者局が呼を発信する場合に等しく適切
に当てはまる。
【0049】 ステップS3において、移動交換局MSC(交換装置)は、第2の加入者局、
例えばIP−プロトコルによって伝送されるITU H.24制御信号を使用し
てワークステーション・コンピュータWSでランするインターネット電話サーバ
・プログラムに対してIP−網を介して、好ましくは直接アクセス機構DAUを
使用して接続をセットアップし、受信ユニットの能力(例えば、GSM音声符号
化が支援されているか否か)を調べ、例えばエンドユーザ・プログラムを通知す
ることによってIP−網のサーバ・プログラムはエンドユーザに達し得るか否か
を質問し、かつ呼に対する回答を待つ。即ち、呼がセットアップ中である前、ス
テップS3において、決定手段SSTDMはITU H.245制御信号を使用
して、被呼者(発呼者)である第2の加入者局WSがオーディオデータ圧縮/圧
縮解除を支援する局であるか否かを立証する。
【0050】 次いで、第1及び第2の加入者局の間の呼がステップS3においてセットアッ
プされる。呼セットアップがステップS3でうまく行ったならば、移動交換局M
SCは基地局制御BSCに命令して、移動局MSから到来する音声(speech)を
復号化(圧縮)させないようにするが、入力データを直接移動交換局MSCを通
して経路選択し、この移動交換局MSCはデータをIP網を介して第2の加入者
局、即ち、ワークステーション・コンピュータWSにてランする電話プログラム
に転送する。第2の加入者局WSはオーディオデータ圧縮/圧縮解除を支援する
ことがステップS2、S4において決定されていれば、基地局制御装置復号器/
デジタル符号器は従ってステップS5においてスイッチがオフにされる。ステッ
プS6において、オーディオデータはGSM音声符号化を付けて拡張されたIT
U H.323規格を使用して交換される。第2の加入者局は音声復号化を支援
できる加入者局ではないということがステップS2において決定されたならば、
基地局制御装置BSCのCODECは、音声符号化/復号化(圧縮/圧縮解除)
が呼出しの際に連続的に実行されるその第1の状態のままにされる。
【0051】 しかしながら、第2の加入者局WSは音声復号化(圧縮解除)を適切に実行可
能であることが決定されたならば、第2のワークステーションのプログラムは受
信したデータからの音声復号化を行い、ワークステーション・コンピュータWS
に接続したラウドスピーカまたはヘッドフォンを通して音声を出力する。他方の
方向において、電話ソフトウェア/ハードウェアを稼働させるコンピュータはマ
イクロフォンを通して受信した音声(speech)(オーディオ(audio))のアナ ログ/デジタル変換を実行し、呼に対してセグメンテーション及び音声符号化を
行う。この場合、情報がIP−網を通して移動交換局MSCに転送され、MSC
はこの情報を(CODECがその第2の動作状態に切り換えられている)基地局
制御装置に直接経路選択する。この基地局制御装置はデジタル/デジタル変換ま
たは音声符号化は実行しないが、データがエアー・インターフェース(air inte
rface)を通して第1の移動加入者局にそのまま転送されることには注意する。 従って、図2は第1または第2の加入者局が呼セットアップ・メッセージを介し
て呼を開始する場合に同様に適切に当てはまる。
【0052】 従って、移動局からIP−網のワークステーションへの方向において、移動局
はアナログ音声(speech)(音声(audio))のアナログ/デジタル変換を実行 し、このデジタル式に符号化したデータは、受信したデータをアナログ音声に変
えるデジタル復号化を実行することができる電話ソフトウェアを稼働させるワー
クステーション・コンピュータWSまで即意的に経路選択される。同様に、ワー
クステーション・コンピュータWSから移動局MSへの方向において、ワークス
テーションWSはデジタル符号化を実行することとなり、デジタル式に符号化し
たデータは、基地局制御装置BSCにおいて更なる符号化/復号化を適用するこ
となく、移動交換局を介して移動局MSに経路選択される。
【0053】 即ち、呼セットアップ・メッセージがインターネット電話コンピュータWSか
らデジタル移動電話MSに送信されるとき、ワークステーション・コンピュータ
MSのプログラムは、例えばPSTNに対するゲートウェイとして機能するその
IP−網のゲートウェイ・サーバに接続する。例えば、ゲートウェイに接続した
PSTNの交換機は、呼は移動加入者に対するものであり、オーディオデータ音
声符号化(GSM音声符号化)が可能なIP−網ユニットから到来することに気
が付くとき、第1の加入者局がそのときに接続している移動交換局が、PSTN
の交換機がこの移動交換局MSCにおけるサーバ部のIP−アドレスをゲートウ
ェイ交換機に戻す場合にIP−網から呼を受け付けることができれば、PSTN
の交換機は拡張シグナソング・システム7を使用して移動無線通信網のゲートウ
ェイMSCに質問する。ゲートウェイ交換機は順次第2の加入者局(ワークステ
ーションのコンピュータ)のインターネット電話プログラムに対して、前述した
ITU H.323プロトコルを使用してこのIP−アドレスへの接続を直接構
築するように通知する。この呼セットアップの際、移動交換局MSCは使用中の
加入者を示し、IP−インターフェースから入力される呼が転送される加入者局
を同定するのに使用するローミング番号(roaming number)を戻す。以下におい
て判かるように、MSCのサーバ部は直接アクセス機構DAUによって構成され
る。再度、移動交換局MSCがオーディオデータ音声符号化(audio data speec
h coding)(例えば、GSM音声符号化)が可能なIP−網ユニット(ワークス
テーション)から呼が入力中であることを一旦認識したならば、移動交換局MS
Cは基地局制御装置BSCのオーディオデータ符号化/復号化装置CODECを
その第2の状態に制御することとなる。
【0054】 任意の既知の技術をワークステーションWSにおいて使用して、ハードウェア
及びソフトウェアを用いてまたはソフトウェアのみを用いて音声符号化及び復号
化を行うことができる。移動局はBSCに対してTDMA−伝送のためのアナロ
グ/デジタル変換を既に実行しているということを考えれば、BSCにおける「
オーディオデータ符号化/復号化(audio data encoding/decoding)」につい て意味するものは実際、データがMSCに経路選択される前の音声符号化/復号
化(speech encoding/decoding)及び/又は音声圧縮/圧縮解除(speech comp
ression/decompression)である。この種の音声符号化/復号化の例はETSI
規格書類において見い出すことができる。この点については、例えばGSM06
.10(prETS 300 580−2)、即ち、「欧州デジタル・セルラー
電気通信システム(段階2);規格である全レート音声符号化トランスコーディ
ング(full rate transcoding)」を参照されたい。音声符号化/復号化を説明 しているジュッタ・デジェナー(Jutta Degener)著「デジタル音声圧縮(Digit
al Speech Compression)」、ドクタードッブス・ジャーナル(Dr.Dobbs Journa
l)、1994年12月の文献もある。同様に、インターネット電話プログラム は音声符号化/復号化及びデジタルからアナログ音声への直接的変換を実行でき
ることは、「規格書類ITU(国際電気通信ユニオン(international Tele com
munication Union)勧告G.711(μ−法則及びA−法則圧縮)及びG.72
3」にて説明されている。
【0055】 例として、オーディオデータ符号化/復号化装置CODECがBSCに位置し
ていると仮定した。しかしながら、CODECは移動無線通信網PLMNのどこ
か他に位置し得る。第2の状態はデータがBSCにてCODECを通過する状態
であると説明しているが、制御手段はBSCに到達するデータが完全にわきに向
けられてBSCを全く通らないという機能を実行することもできることに留意す
ることができる。例えば、GSM網において、CODECを基地局または基地局
制御装置(BSC)の何れかに配置することができる。本発明の重要な態様はB
SCはCODECが位置している場所とは無関係にCODECを制御してそのス
イッチをオンまたはオフにすることができるということである。
【0056】 以上説明したように、本発明は音声(オーディオデータ)がデータとして転送
される状況に関する。しかしながら、図9のデータ呼を参照して説明したように
、音声呼及びデータ呼の間でGSM網において明確な区別を行うべきである。純
粋なデータ呼は音声呼(speech call)の帯域幅を有すことはない。一方、デー タ呼中の全てのデータは如何なる音声復号化/符号化をも適用することはなくG
SM網において転送される。何故ならば、このことは全てのGSM音声デジタル
符号器は損失がある(これらは復号化/符号化に起因して情報を解放する)ため
にデータ呼中のデータ損失に帰着するからである。従って、各本実施例において
は、オーディオデータはデータ呼として転送されないが、従来、より幅の広い帯
域幅を使用して、符号化/復号化が本発明によって実行を妨げられる交換装置か
何かにおいて適用される音声呼として転送されることが意図されることを了知す
べきである。
【0057】 図1、2は一般に本発明の原理について説明しているが、以下において、方法
、交換手段及び電気通信システムの特定の各実施例を図3から図6を参照して説
明する。呼のセットアップに関係すると、ネットワーク構成及び呼セットアップ
に関して、これらの実施例は前述した図7から図11のアナログケースに関連し
て思量し得る。
【0058】 移動局からIP−網に接続したワークステーションへの呼 図3はIP−網(INTRANET)の一部分であるワークステーションWS
が(ゲートウェイ・サーバを介して)インターネットに接続している図9に対応
する発明力のある電気通信システムの実施例を示している。インターネットは直
接アクセス機構DAUを介して移動無線電信網PLMNの移動交換局と通信する
。第1のメモリ装置DBは移動交換局MSCに接続している。交換装置BSC/
MSCは図1におけるように構成されている。第1のメモリ装置DBは第2の加
入者局の各番号とそれらのIP−アドレスと同様にそれらのユーザ名との間の関
係を示す多数の項目を含んでいる。例えば、MSCは第1のメモリ装置DBにア
クセスできると共に、「通常の(normal)」電話番号1234567を有する第
2の加入者局が実際、関連するIP−アドレス(IP−電話番号)127.0.
0.1及び関連するユーザ名bsubを有していることを検出できる。このこと
から、移動交換局MSCは電話番号1234567を有するワークステーション
が実際、自身のオーディオデータ符号化/復号化装置を備えた型式の加入者局で
あることを決定することができる。MSCはこのことからBSCにおいてオーデ
ィオデータ符号化/復号化を実行する必要のないことを推断し、従ってBSCに
おけるCODECを制御CNTRLして、何らの音声符号化/復号化も実行され
ないその第2の状態にすることができる。
【0059】 即ち、第1の加入者局MSが呼セットアップ・メッセージをMSCに送信すれ
ば、MSCは第1のメモリ装置DBの各項目を参照して被呼者電話番号を解析す
る。こうして、MSCが被呼者電話番号は(インターネット等の)データ網にお
いて接続した第2の加入者局に対してのものであると認めるとき、MSCはその
呼出し電話番号に対応するIP−アドレスまたは十分に分類された領域名を第1
のメモリ装置から読み出す。この後、MSCは第2の加入者局WSがオーディオ
データ(音声)符号化/復号化(GSM音声符号化/復号化)を支援しているか
否かを第2の加入者局WSに問い合わせる。第2の加入者局がこの種の音声符号
化/復号化を支援していれば、MSCはBSCに命令して、呼の持続時間の間G
SM音声符号化/復号化をオフに切り換えさせる。第2の加入者局のプログラム
がGSM音声符号化を支援していなければ、別のプロトコルが取り決められ使用
され、この場合、MSCはデジタル音声を使用したプロトコルに変換を行い、ま
たあべこべに逆方向に変換を行う。原理的には、データベースからIP−アドレ
スを読み出して、B−加入者設備(即ち、第2の加入者局)がGSM音声復号化
/符号化装置を支援するか否かを決定するようになすことは十分であろう。一方
、ユーザはWSにて或る理由から(例えば、ソフトウェア更新、障害等の際に)
GSM音声CODECに対する支援をできないようにし得て、また好ましくは、
PLMN内のCODECのスイッチがオフにされる前にCODECが実際に動作
可能であることを保証すべきである。
【0060】 双方の方向において、呼はインターネットを介して移動交換局からデータ網に
直接経路選択される。プロトコルを取り決めるために、制御信号は例えばIP−
網を通してH.245を使用して交換され、一方、オーディオデータは拡張H.
323を使用して交換される。
【0061】 ここでは、移動局MSまたはこの移動局MSに接続したワークステーションが
呼を発信するかということは重要ではないことが図3においてまた了知される。
双方の場合、このことは前述したように第1のメモリ装置DBを参照することに
よってMSCの加入者局型式決定手段SSTDMによって幾分決定されるが、第
2の加入者局WSがGSM音声符号化/復号化を支援するならば、BSCのCO
DECはスイッチがオフにされる。
【0062】 図4aは呼がインターネットを介してかまたは従来型PSTNを介してかの何
れかによって経路選択することができる発明力のある電気通信システムの実施例
を示している。呼セットアップ段階の際に移動局MSが呼セットアップ・メッセ
ージを送信するとき、第2の加入者局がオーディオデータ符号化/復号化装置を
支援しているか否かを問い合わせるために、交換装置は公衆交換電話網PSTN
のゲートウェイ交換機G−EX(B−加入者の被呼者電話番号が属する交換機)
に問合せメッセージを送信する。この装置が支援されていなければ、呼は図7に
おけるように継続する。装置が支援されていれば、MSCはBSCに命令して、
呼の持続時間の際にBSCのオーディオデータ符号化/復号化装置をオフに切り
換えるようにする。次いで、呼は何らのオーディオデータ符号化/復号化もBS
Cにおいて適用されないという差異を以って図7におけるようにPSTNを介し
て経路選択される。
【0063】 インターネットを介して呼を経路選択することも可能である図4aの構成にお
いて、呼はIP−網を介して経路選択すべきか否かを見い出すために、第1の加
入者局から呼セットアップ・メッセージを受信した後にMSCは問合せメッセー
ジをゲートウェイ交換機G−EXに送信することもできる。回答が肯定的であれ
ば、IP−アドレスはMSCに戻され、MSCはインターネットを介してそのア
ドレスを使用してIP−網に呼を経路選択する。
【0064】 図4aにおいて、交換機は第1の加入者局MSによって呼び出された電話番号
がオーディオデータ符号化/復号化装置を有する型式の第2の加入者局に属して
いるか否かの情報を含んだPSTNのゲートウェイ交換機G−EXである。
【0065】 図4bは呼がPSTNを介して経路選択されるときの図4aにおける状況に対
する帯域幅使用を示している。図4aは図7aによる従来の状況とは対照的に本
発明を使用したデータ転送速度の例を示している。図4bにおいて判かるように
、各データ転送速度は、においては同一である。において、CODECが オフに切り換えられ、その結果、使用する帯域幅は13kbit/sである。 において、ゲートウェイは正にデータをワークステーションWSに渡す。ワーク
ステーションは13kbit/sを圧縮解除すると共に、においてD/Aを実 行して、音を出力する。既に述べたように、この帯域幅の使用は移動局MSにお
いて使用する特定の符号化に限定されるものではない。如何なる制限もなく、ハ
ードウェア・デジタル符号器を用いて6.5kbit/sに圧縮することができ
るが、ただこの場合、音声品質は僅かに低くなる。
【0066】 IP−網に接続したワークステーションWSからの移動局MSへの呼 図5は図10の状況に対応する発明力のある電気通信システムの実施例を示し
ている。この場合、そのサーバのIP−アドレスを使用すると共に、移動局の電
話番号及びワークステーションは対応する装置を介してオーディオデータ符号化
/復号化を実行できるという情報を与えて、第2の加入者局WSは呼セットアッ
プ・メッセージをゲートウェイ・サーバGSに送信する。
【0067】 ゲートウェイ・サーバGSは(第2のメモリ装置DBを参照することによって
)、BSCの切換え可能なオーディオデータ符号化/復号化装置を支援すると共
に、直接アクセス機構DAUを有する移動交換局MSCに被呼者の電話番号が属
していることを認識する。ゲートウェイ・サーバGSが移動無線通信網PLMN
の基地局制御装置BSCは2つの動作状態の間で切換え可能であるオーディオデ
ータ符号化/復号化装置を有することを第2のメモリ装置DBから認識するとき
、このゲートウェイ・サーバGSはMSCの直接アクセス機構DAUに属するI
P−アドレスに対して呼を直接セットアップすることとなる。
【0068】 従って、MSCが呼はその直接アクセス機構DAUに到着していることを検出
するとき、MSCはオーディオデータ符号化/復号化を実行することができる第
2の加入者局WSから呼が発信されたということを常に考えることができる。従
って、この種の場合、MSCは、特定の一致した方法で(例えば、予め規定した
部分または特殊なIP−アドレスを介してまたは特定のプロトコルを使用して)
直接アクセス機構DAUのこのIP−アドレスに到来している全ての呼に対して
そのオーディオデータ符号化/復号化をオフに切り換えるように常にBSCに命
令することができる。
【0069】 図5における構成に対して、どのようにして全体の呼のセットアップを実行す
るかという明瞭な説明を以下において行うこととする。第1及び第2の加入者局
間のデータ通信の個々のステップは、図5において参照番号ST1…ST10を
用いて示してある。以下の例で使用する各電話番号及びIP−アドレスは単なる
諸例に過ぎず、本発明を制限するものではない。
【0070】ステップST1 第2の加入者(インターネット電話を稼働させるコンピュータ)WSはインタ
ーネットPSTNゲートウェイIGに接続し、移動局MSの電話番号12345
67に対して呼出しを行う要求を呼セットアップ・メッセージ中に含んでいる。
【0071】ステップST2 インターネット−PSTNゲートウェイはPSTNゲートウェイ交換機G−E
Xに対する接続を形成し、GSM音声符号化能力を有するインターネット電話が
電話番号1234567を有する移動局を呼び出したいとしていることを交換機
G−EXに通知する。
【0072】ステップST3 交換機G−EXは呼セットアップ要求が移動局MSに対して行われていること
と、この要求がIP−網から到来していることとを要求された電話番号1234
567から認識する。PLMN内には幾つかの移動交換局MSCがあるので、交
換機G−EXは移動局が現在位置している移動交換局MSCがIP−インターフ
ェース(即ち、直接アクセス機構DAU)を支援するか否かをゲートウェイMS
C GMSCから問い合わせると共に、直接アクセス機構DAUのIP−アドレ
スを求める。ゲートウェイMSC GMSCが現在移動局MSにサービスしてい
るMSCはIP−インターフェースを有せず、こうしてIP−アドレスも有しな
い交換機G−EXに情報を戻すのであれば、ここで呼はインターネット電話WS
からPSTNまた移動局MSに現在サービスしているMSへと通常の呼としてセ
ットアップ中である。
【0073】ステップST4 ゲートウェイMSC GMSCは移動交換局MSCに問い合わせて、移動局M
Sに対してローミング番号をもたらす他、MSCのIP−アドレスをもたらす。
【0074】ステップST5 移動交換局MSCはローミング番号「01734」確保し、IP−接続を待つ
【0075】ステップST6 GMSCはPSTN交換機G−EXに対してデータ、即ち、IP−アドレス「
127.0.0.0」に関するデータを戻す。
【0076】ステップST7 PSTN交換機G−EXはデータをインターネット−PSTNゲートウェイI
Gに戻す。
【0077】ステップST8 インターネット−PSTNゲートウェイIGはIP−アドレスを第2の加入者
局WSに戻す。
【0078】ステップST9 ワークステーションWSは移動交換局のIP−アドレスに対して接続を行い、
制御シグナリング用のH.245プロトコルを使用して移動局「01734」に
対して呼をセットアップし、H.323に関するGSM音声符号化を使用してオ
ーディオデータを転送する。
【0079】ステップST10 移動交換局MSCは直接アクセス機構DAUを介して呼を受信し、及び直接ア
クセス機構DAUで保留中の呼を実現させたとき、基地局制御装置BSCにおけ
るオーディオデータ符号化/復号化を直ちにオフに切り換える。次いで、ローミ
ング番号「01734」を有する移動局MSに対して呼がセットアップされる。
【0080】 従って、図5において、GMSCは勿論のことゲートウェイ交換機G−EXは
呼のセットアップの前に、データがインターネットを介して移動交換局のIP−
アドレスに直接経路選択できるか否かを取り決める。移動交換局MSCがその直
接アクセス機構DAUにおいて保留中の任意の呼を実現させれば、MSCはこれ
以上のオーディオデータ符号化/復号化は基地局制御装置BSCにおいては必要
ないと考えることができ、従ってその符号化/復号化装置のスイッチをオフにす
る。
【0081】 インターネット及びPSTNを介してIP−網に接続したワークステーション
WSから移動局MSへの呼 図6はインターネットと同様にPSTNが移動無線通信網PLMNの第2の加
入者局WSから第1の加入者局MSへの呼をセットアップするのに使用される構
成を示している。この構成は図11と類似していることを了知し得る。
【0082】 ワークステーションWSはゲートウェイ・サーバIGのIP−アドレスまたは
完全に分類された領域名を使用してこのゲートウェイ・サーバIGにコンタクト
する。呼セットアップ・メッセージにおいて、ワークステーションWSは移動局
MSの所望の被呼者電話番号と同様に、第2の加入者局WSがオーディオデータ
符号化/復号化装置CODECを備えていること、即ち、GSM音声復号化/符
号化に必要な資格があることを示すパラメータ(情報)を含んでいる。次いで、
ゲートウェイ・サーバIGは移動局のこの被呼者電話番号を使用して通常の呼出
し(PSTN−MS)を行う。ゲートウェイ・サーバIGは更に、第2の加入者
局WSがGSM音声復号化/符号化が可能であるということについての情報をP
STN交換機にまたこうして移動局MSが現在位置しているPLMNの移動交換
局MSCに対して送信する。
【0083】 第2の加入者局WSはGSM音声復号化/符号化を実行することが可能である
という情報に基づいて、MSCは呼の持続時間の間その音声復号化/符号化をオ
フに切り換えるようにBSCに命令する。呼出しの際、ゲートウェイ・サーバI
Gは通し状態に切り換えられる。即ち、ゲートウェイ・サーバIGはワークステ
ーションに対してデータ(デジタル化した符号化音声)を通すに過ぎない。
【0084】 従って、図6の場合、インターネット、ゲートウェイ・サーバIG及び公衆交
換電話網PSTNを介して、MSCは第2の加入者局WSが自身のデータ符号化
/復号化装置を有する型式のものであるということに関する情報を受信する。
【0085】 図1から図6における各実施例の説明から判かるように、移動交換局MSCは
第1の加入者局MS(即ち、移動局)が自身のオーディオデータ符号化/復号化
装置を備えていることを常に安全に考える。しかしながら、IP−網のワークス
テーションがMSによって呼び出されているか否かまたはワークステーション自
身が呼を出しているか否かとは無関係に、MSC内の加入者局型式決定手段は第
2の加入者局が独立したGSM音声符号化/復号化装置を支援する局であるか否
かということに関する情報を受信する。MSCはメモリ装置から、PSTNから
または単に呼がその直接アクセス機構DAUにおいて保留中であるということに
よってのみこの種の情報を直接受信することができる。全ての場合、MSCはB
SCにおける音声符号化/復号化をオフに切り換える。ネットワーク構成に単に
応じて、呼はインターネットまたは従来型のPSTNを通して経路選択され、一
方、BSCにおける音声符号化/復号化はオフに切り換えられたまま(即ち、そ
の第2の動作状態)になっている。
【0086】 (産業上の利用可能性) 上述したように、発明力のある方法、交換装置及び電気通信システムは、イン
ターネット電話ソフトウェア/ハードウェアを稼働させることが可能な多数のワ
ークステーションが接続している(例えば、IP−網等の)データ網と移動無線
通信システムが対話する全てのネットワーク構成に適用可能である。相互接続及
び呼セットアップ並びにデータ通信は、ネットワークのおのおのに対する第1及
び第2の加入者局の申込みに応じてPSTNまたはインターネットを介して実行
することができる。以上、音声符号化/復号化をドイツ国において存在するD1
、D2またはイー−プラス(e-plus)移動無線通信網におけるようなGSM音声
符号化/復号化を参照して説明したが、前記教示は、移動無線通信網がPSTN
またはインターネットを介して電話ソフトウェアを稼働させる各コンピュータと
対話する全ての状況に一般に適用可能である。従って、GSMはここでは一例に
過ぎない。
【0087】 本願で開示した教示に基づいて、当業者によって種々の修正及び変更を行うこ
とができることと、従って本発明は本願で開示した如何なる特定の実施例または
例に限定されるものではないことは明らかである。従って、全てのこの種の変更
及び修正は特許請求の範囲で定義される保護の範囲内にあるものである。
【0088】 各請求項における参照番号は単に例示的目的に役立つに過ぎず、これらの請求
項の保護の範囲を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による移動無線通信網の交換装置BSC/MSC/VLRを示す図であ
る。
【図2】 図1における交換装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 移動局MSがインターネットを通してワークステーションを呼び出す場合の本
発明の実施例を示す図である。
【図4a】 移動局MSがインターネットまたは公衆交換電話網PSTNを介してワークス
テーションを呼び出す場合の本発明の実施例を示す図である。
【図4b】 図4aのPSTNを介して呼が経路選択される状況に対する各データ転送速度
を示す図である。
【図5】 ワークステーションWSがインターネットを介して及び/又はPSTNを介し
て移動局MSを呼び出す場合の本発明の実施例を示す図である。
【図6】 ワークステーションWSがインターネット及びPSTNを介して移動局を呼び
出すときの本発明の実施例を示す図である。
【図7a】 移動局MSがPSTNを介してワークステーションを呼び出すときの音声圧縮
/圧縮解除の例を示す図である。
【図7b】 図7aの状況に対する各データ転送速度を示す図である。
【図8】 移動局MSがPSTN及びインターネットを介してワークステーションを呼び
出す例を示す図である。
【図9】 移動局MSがデータ呼として直接インターネットを介してワークステーション
WSを呼び出す例を示す図である。
【図10】 移動局MSに接続したワークステーション(コンピュータ)WSがインターネ
ット及びGPRS−システムを介してワークステーションWSによって呼び出さ
れる例を示す図である。
【図11】 ワークステーションWSがイントラネット及びPSTNを介して移動局MSを呼
び出す例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5K051 AA02 BB01 CC07 DD13 DD15 EE01 EE04 FF07 FF11 HH18 HH27 JJ04 JJ05 JJ13 JJ14 5K067 AA23 BB04 BB21 DD00 DD27 DD54 DD57 EE00 EE02 EE10 EE16

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動無線通信網(PLMN)の第1の加入者局(MS)と前
    記移動無線通信網(PLMN)に接続可能な第2の加入者局(WS)との間でデ
    ータ通信を実行する方法(図1、図2)であって、少なくとも前記第1の加入者
    局(MS)がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えてなる
    前記方法において、 a)呼セットアップ・メッセージを前記第1または第2の加入者局(MS)か
    ら前記移動無線通信網(PLMN)の交換装置(BSC,MSC/VLR)に送
    信して、前記第1及び第2の加入者局(WS,MS)の間に呼をセットアップす
    る段階(S1)と、 b)前記呼セットアップ・メッセージに基づいて、前記第2の加入者局(WS
    )がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えた型式のもので
    あるか否かを決定する段階(S2)と、 c)前記第1及び第2の加入者局(WS)の間に呼をセットアップする段階(
    S3)と、 d)前記第2の加入者局(WS)もまたオーディオデータ符号化/復号化装置
    (CODEC)を備えている場合、前記交換装置(BSC,MSC/VLR)に
    おけるオーディオデータ符号化/復号化装置(DECOD)のスイッチをオフに
    する段階(S4,S5)と、 e)前記それぞれの符号化/復号化装置(CODEC)を使用して前記第1及
    び第2の加入者局(MS,WS)でオーディオデータを符号化/復号化すると共
    に、前記交換装置(BSC,MSC/VLR)にてオーディオデータ符号化/復
    号化を適用することなく、前記交換装置(BSC,MSC/VLR)を介して前
    記符号化したオーディオデータを伝達する段階(S6)と、を具備する前記方法
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法(図3、ケースb)において、前記第2
    の加入者局(WS)はイントラネットに接続され、該イントラネットはインター
    ネットを介して前記移動無線通信網(PLMN)に接続されていることを特徴と
    する前記方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法(図4、ケースa1),a2))におい
    て、前記第2の加入者局(WS)はイントラネットに接続され、該イントラネッ
    トはインターネットを介して及び公衆交換電話回線網(PSTN)を介して前記
    移動無線通信網(PNMN)に接続されていることを特徴とする前記方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法(図3、ケースb))において、前記呼
    セットアップ・メッセージが前記第1の加入者局(MS)から送信されてきたと
    き、前記交換装置(MSV/VLR)は、前記第2の加入者局(WS)が、前記
    オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有すると共にIP網を支
    援するイントラネットに接続している局(WS)であるか否かを決定するために
    、前記第2の加入者局(WS)の呼出し番号を前記交換装置に接続すると共に各
    呼出し番号、関連する各IP−アドレス及び各IP−ユーザ名を含む第1のメモ
    リ装置(DB)の各項目と比較することを特徴とする前記方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法(図4、ケースa1),a2))におい
    て、前記呼セットアップ・メッセージが前記第1の加入者局(MS)から送信さ
    れてきたとき、前記交換装置(MSC/VLR)は、前記第2の加入者局(WS
    )が、前記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有すると共に
    IP−網を支援するイントラネットに接続している局(WS)であるか否かを決
    定するために、問合せメッセージを前記公衆交換電話回線網(PSTN)のゲー
    トウェイ交換機(G−EX)に送出することを特徴とする前記方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法(図4、ケースa1),a2))におい
    て、前記交換装置(MSC/VLR)は、前記呼を前記公衆交換電話回線網(P
    STN)を介してまたは前記交換装置(MSC)の直接アクセス機構(DAU)
    及びインターネットを介して前記イントラネットに経路選択すべきかを決定する
    ために、問合せメッセージを前記ゲートウェイ交換機(G−EX)に送出するこ
    とを特徴とする前記方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の方法(図5、ケースc))において、前記呼
    セットアップ・メッセージがオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC
    )を有する第2の加入者局(WS)から送信されるとき、前記第1の加入者局(
    MS)が切換え可能なオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有
    する交換装置(BSC,MSC/VLR)に属するか否かを決定するために、ゲ
    ートウェイ・サーバ(GS)は、該ゲートウェイ・サーバ(GS)に接続すると
    共に各呼出し番号及び前記交換装置(MSC)の直接アクセス機構(DAU)の
    関連する各IP−アドレスを含む第2のメモリ装置(DB)の各項目と前記第1
    の加入者局(MS)の呼出し番号(1234567)を比較することを特徴とす
    る前記方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法(図5、ケースc))において、前記ゲ
    ートウェイ・サーバ(GS)は前記直接アクセス機構(DAU)の前記IP−ア
    ドレスを前記第2の加入者局(WS)に戻し、この際、前記第2の加入者局(W
    S)は前記IP−アドレスを介して前記直接アクセス機構(DAU)に接続する
    ことを特徴とする前記方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法(図6、ケースd))において、前記第
    2の加入者局(WS)はイントラネットに接続し、この際、前記イントラネット
    は公衆交換電話網(PSTN)を介して前記移動無線通信網(PLMN)に接続
    していることを特徴とする前記方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法(図6、ケースd))において、前記
    呼セットアップ・メッセージがオーディオデータ符号化/復号化装置(CODE
    C)を有する第2の加入者局(WS)から送信されてきたとき、前記第2の加入
    者局(WS)は前記イントラネットのゲートウェイ・サーバ(GS)に対する前
    記呼セットアップ・メッセージ中に、前記第1の加入者局(WS)の呼出し番号
    と、前記第2の加入者局がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)
    を備えていることを示すパラメータとを含んでいることを特徴とする前記方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法(図6、ケースd))において、前
    記ゲートウェイ・サーバ(GS)は前記第1の加入者局(MS)の前記呼出し番
    号を使用して呼セットアップを実行し、前記パラメータに基づいて、前記呼出し
    の際にそのオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)のスイッチをオ
    フにする前記交換装置(BSC,MSC/VLR)に前記パラメータを送信する
    ことを特徴とする前記方法。
  12. 【請求項12】 移動無線通信網(PLMN)の第1の加入者局(MS)及
    び前記移動無線通信網(PLMN)に接続可能な第2の加入者局(WS)の間で
    データを伝達する前記移動無線通信網(PLMN)の交換装置(BSC,MSC
    /VLR)であって、少なくとも前記第1の加入者局(MS)がオーディオデー
    タ符号化/復号化装置(CODEC)を備えてなる前記交換装置において、 a)前記第1/第2の加入者局から受信したデジタルオーディオデータを符号
    化/復号化する第1の状態、及び 前記第1/第2の加入者局から受信したデジタルオーディオデータをオーディ
    オ符号化/復号化を適用することなしに渡す第2の状態を含むオーディオデータ
    符号化/復号化装置(CODEC)と、 b)前記第2の加入者局(WS)が、呼セットアップ段階において前記第1ま
    たは第2の加入者局(MS)から送信されてきた呼セットアップ・メッセージに
    基づいて、オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えた型式の
    ものであるか否かを決定する加入者局型式決定手段(SSTDM)と、 c)前記加入者局型式決定手段(SSTDM)が前記第2の加入者局(WS)
    は独立したオーディオデータ符号化/復号化装置(DECOD)を有する型式の
    ものであると決定するとき、前記交換装置の前記オーディオデータ符号化/復号
    化装置(CODEC)を前記第2の状態に切り換える(S4,S5)制御手段(
    CNTRL)と、を具備する前記交換装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の交換装置(図3、ケースb))において
    、前記第2の加入者局(WS)はイントラネットに接続し、この際、前記イント
    ラネットはインターネットを介して前記移動無線通信網(PLMN)に接続して
    いることを特徴とする前記交換装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の交換装置(図4、ケースa1),a2)
    )において、前記第2の加入者局(WS)はイントラネットに接続し、この際、
    前記イントラネットはインターネットを介して及び公衆交換電話網(PSTN)
    を介して前記移動無線通信網(PLMN)に接続していることを特徴とする前記
    交換装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の交換装置(図3、ケースb))において
    、各呼出し番号、関連する各IP−アドレス及び各IP−ユーザ名を記憶する第
    1のメモリ装置(DB)と、前記第2の加入者局(WS)の呼出し番号を前記第
    1のメモリ装置(DB)の各項目と比較して、前記第2の加入者局(WS)は前
    記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有すると共にIP−網
    を支援するイントラネットに接続している局(WS)であるか否かを決定する比
    較手段と、を更に具備したことを特徴とする前記交換装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の交換装置(図4、ケースa1),a2)
    )において、前記第2の加入者局(WS)は前記オーディオデータ符号化/復号
    化装置(CODEC)を有すると共にIP−網を支援するイントラネットに接続
    している局(WS)であるか否かを決定するために、前記公衆交換電話網(PS
    TN)のゲートウェイ交換機(G−EX)に問合せメッセージを送信する第1の
    問合せ手段を更に具備したことを特徴とする前記交換装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の交換装置(図4、ケースa1),a2)
    )において、前記呼は前記公衆交換電話網(PSTN)を介してまたは前記交換
    装置(MSC)の直接アクセス機構(DAU)及びインターネットを介して前記
    イントラネットに経路選択すべきかを決定するために、前記ゲートウェイ交換機
    (G−EX)に問合せメッセージを送信する第2の問合せ手段を更に具備したこ
    とを特徴とする前記交換装置。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の交換装置(図5、ケースc))において
    、インターネットに接続した直接アクセス機構(DAU)を更に具備し、該直接
    アクセス機構(DAU)は前記第2の加入者局(WS)がオーディオデータ符号
    化/復号化装置(CODEC)を備えていることを示す前記インターネットから
    のゲートウェイ・サーバ(GS)からのパラメータを受信すると共に、前記制御
    手段(CNTL)に対して前記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODE
    C)をその第2の状態に切り換えるように命令することを特徴とする前記交換装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項12記載の交換装置(図6、ケースd))において
    、前記第2の加入者局(WS)は前記イントラネットに接続し、この際、前記イ
    ントラネットは公衆交換電話網(PSTN)を介して前記移動無線通信網(PL
    MN)に接続していることを特徴とする前記交換装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の交換装置(図6、ケースd))において
    、前記呼セットアップ・メッセージがオーディオデータ符号化/復号化装置(C
    ODEC)を有する第2の加入者局(WS)から送信されてきたとき、前記第2
    の加入者局(WS)は前記イントラネットのゲートウェイ・サーバ(GS)に対
    する前記呼セットアップ・メッセージ中に、前記第1の加入者局(WS)の呼出
    し番号と、前記第2の加入者局がオーディオデータ符号化/復号化装置(COD
    EC)を備えることを示すパラメータとを含み、該パラメータは該パラメータに
    基づいて前記呼出しの際に前記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODE
    C)のスイッチをオフにする前記制御手段に送信されることを特徴とする前記交
    換装置。
  21. 【請求項21】 a)オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)
    を有する少なくとも1つの第1の加入者局(MS)が接続する移動無線通信網(
    PLMN)と、 b)少なくとも1つの第2の加入者局(WS)が接続するイントラネットと、 c)前記移動無線通信網(PLMN)及び前記イントラネットの間に接続した
    インターネット及び/又は公衆交換電話網(PSTN)と、を具備し、 d)前記移動無線通信網(PLMN)が1つの第1及び1つの第2の加入者局
    (MS,WS)の間でデータを伝達する交換装置(BSC,MSC,VLR)を
    備え、この際、前記交換装置が、 d1)前記第1/第2の加入者局から送信されてきたデジタルオーディオデー
    タ符号化/復号化する第1の状態、及び 前記第1/第2の加入者から受信したデジタルオーディオデータをオーディオ
    データ符号化/復号化を適用することなく渡す第2の状態を含んだオーディオデ
    ータ符号化/復号化装置(CODEC)と、 d2)前記第2の加入者局(WS)が呼セットアップ段階にある前記第1また
    は第2の加入者局(MS)から送信されてきた呼セットアップ・メッセージに基
    づいてオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えた型式のもの
    であるか否かを決定する加入者局型式決定手段(SSTDM)と、 d3)前記加入者局型式決定手段(SSTDM)が前記第2の加入者局(WS
    )は独立したオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有する型式
    のものであると決定したとき、前記交換装置の前記オーディオデータ符号化/復
    号化装置(CODEC)を前記第2の状態に切り換える(S4,S5)制御手段
    (CNTRL)と、を備えてなる電気通信システム(PLMN,PSTN,IN
    TRANET;INTERNET,IP−NET)。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の電気通信システム(図3、ケースb))
    において、前記イントラネットはインターネットを介して前記移動無線通信網(
    PLMN)に接続していることを特徴とする前記電気通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の電気通信システム(図4、ケースa1)
    ,a2))において、前記イントラネットはインターネット及び公衆交換電話網
    (PSTN)を個別に介して前記移動無線通信網(PLMN)に接続しているこ
    とを特徴とする前記電気通信システム。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の電気通信システム(図3、ケースb))
    において、前記交換装置は各呼出し番号、関連する各IP−アドレス及び各IP
    −ユーザ名を記憶する第1のメモリ装置(DB)と、前記第2の加入者局(WS
    )の呼出し番号を前記第1のメモリ装置の各項目と比較して、前記第2の加入者
    局(WS)が前記オーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を有する
    と共にIP−網を支援するイントラネットに接続している局(WS)であるか否
    かを決定する比較手段とを備えたことを特徴とする前記電気通信システム。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の電気通信システム(図4、ケースa1)
    ,a2))において、前記第2の加入者局(WS)が前記オーディオデータ符号
    化/復号化装置(CODEC)を有すると共にIP−網を支援するイントラネッ
    トに接続する局(WS)であるか否かを決定するために、前記交換装置は前記公
    衆交換電話網のゲートウェイ交換機(G−EX)に問合せメッセージを送信する
    第1の問合せ手段を備えたことを特徴とする前記電気通信システム。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の電気通信システム(図4、ケースa1)
    ,a2))において、前記呼を前記公衆交換電話網(PSTN)を介してまたは
    前記交換装置(MSC)の直接アクセス機構(DAU)及びインターネットを介
    して前記イントラネットに経路選択すべきかを決定するために、前記交換装置は
    前記ゲートウェイ交換機(G−EX)に問合せメッセージを送信する第2の問合
    せ手段を備えたことを特徴とする前記電気通信システム。
  27. 【請求項27】 請求項23記載の電気通信システム(図5、ケースc))
    において、前記交換装置はインターネットに接続した直接アクセス機構(DAU
    )を備え、この際、前記直接アクセス機構(DAU)は前記第2の加入者局(W
    S)がオーディオデータ符号化/復号化装置(CODEC)を備えることを示す
    前記インターネットからのゲートウェイ・サーバ(GS)からのパラメータを受
    信すると共に、前記制御手段(CNTL)に対して前記オーディオデータ符号化
    /復号化装置(CODEC)をその第2の状態に切り換えるように命令すること
    を特徴とする前記電気通信システム。
  28. 【請求項28】 請求項21記載の電気通信システム(図6、ケースd))
    において、前記イントラネットは公衆交換電話網(PSTN)を介して前記移動
    無線通信網(PLMN)に接続することを特徴とする前記電気通信システム。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の電気通信システム(図6、ケースd))
    において、前記呼セットアップ・メッセージがオーディオデータ符号化/復号化
    装置(CODEC)を有する第2の加入者局(WS)から送信されてきたとき、
    前記第2の加入者局(WS)は前記イントラネットのゲートウェイ・サーバ(G
    S)に対する前記呼セットアップ・メッセージ中に、前記第1の加入者局(WS
    /MS)の呼出し番号と、前記第2の加入者局がオーディオデータ符号化/復号
    化装置(CODEC)を備えていることを示すパラメータとを含み、該パラメー
    タは該パラメータに基づいて前記呼出しの際に前記オーディオデータ符号化/復
    号化装置(CODEC)のスイッチをオフにする前記制御手段に送信されること
    を特徴とする前記電気通信システム。
  30. 【請求項30】 請求項1記載の方法において、前記移動無線通信網(PL
    MN)はD1,D2またはe−プラス網(e−plus network)のよ
    うなGSMコンパチブル移動無線網であり、前記オーディオデータはGSM符号
    化オーディオデータであることを特徴とする前記方法。
  31. 【請求項31】 請求項12記載の交換装置において、前記移動無線通信網
    (PLMN)はD1,D2またはe−プラス網のようなGSMコンパチブル移動
    無線網であり、前記オーディオデータはGSM符号化オーディオデータであるこ
    とを特徴とする前記交換装置。
  32. 【請求項32】 請求項21記載の電気通信システムにおいて、前記移動無
    線通信網(PLMN)はD1,D2またはe−プラス網のようなGSMコンパチ
    ブル移動無線網であり、前記オーディオデータはGSM符号化オーディオデータ
    であることを特徴とする前記電気通信システム。
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