JP2002508730A - ウェブの巻取り方法および装置 - Google Patents

ウェブの巻取り方法および装置

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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、位置が可変で少なくとも2本のロール(42)を含むライダロールユニット(40)によって形成中のロールに荷重を加え、および/またはこれを支持するセンタドライブ巻取り機におけるウェブの巻取り方法に関する。本方法では、ライダロールユニット(40)によって半径方向にロール表面へ加えられる力、および/またはライダロールユニット(40)の各ロール(42)間でのこの力の分布を、ライダロールユニット(40)の巻取りヘッドと直接連結された検出部(31〜36)によって測定する。ライダロールユニット(40)の各ロール(42)のニップ力および/またはこのニップ力の分布は、検出部によって与えられる測定信号に基づいて調節される。

Description

【発明の詳細な説明】 ウェブの巻取り方法および装置 本発明は、請求の範囲第1項前段に記載の方法に関する。 本発明はまた、請求の範囲第5項前段に記載の装置に関する。 本発明に係る従来技術に関して、本件出願人のフィンランド特許出願第942451 号を参照することができ、これにはウェブの巻取り方法および装置が記載されて いる。この方法では、ウェブは、支持ロールの支持でスプールに巻き取られ、そ のとき、ウェブは、支持ロールと形成中のロールとの間に形成されたニップを通 過する。この方法では、スプールは少なくとも部分的に支持され、また、スプー ル/ロールは、位置が移動可能な装置によって支持され、かつ/または荷重を加 えられる。この方法において、巻取りの初期段階では、前述の装置における加重 /支持ユニットは、直線的な動きで、実質的に支持ロールおよび形成中のロール の軸を通る面内で移動し、巻取り位置で形成中のロールに荷重を加え、かつ/ま たは支持する。巻取りが進行すると、この装置の加重/支持ユニットは、ロール の周縁に実質的に平行な経路に沿って下方に変位し、巻取りの最終段階では、完 成間近のロールは、前述のユニットによって下方から支持される。 一方、このフィンランド特許出願第942451号に記載の装置では、ウェブは、ロ ールによって支持され、支持ロールと形成中のロールとの間に形成されたニップ を通過しながら、スプールに巻き取られる。このスプールは、スプールの中心に 装着された支持装置によって、少なくとも部分的に支持される。さらに、この装 置は、スプールを支持しロールに荷重を加えるユニットを含む。このユニットは 、加重/支持と表面駆動とを兼備する部材として設けられている。この装置は、 一方では、直線的な動きで、実質的に支持ロールおよび形成中のロールの軸を通 る面内で、他方では、ロールの周縁方向における曲状経路に実質的に沿って、こ のユニットを変位させる部材も含む。 本件特許出願と同日に出願された本件出願人のフィンランド特許出願「ウェブ の巻取り装置」では、本件出願人の前述のフィンランド特許出願第942451号に対 する改良を提起した、ある方式が記載されている。この改良提起では、加重/支 持ロールおよび表面駆動部材は連結部材によって相互に連結され、ロールの相対 的な動きが幾何学的に確実に制御される。 本発明に係る従来技術に関して、ドイツ特許出願第3737503号公報も参照でき る。これには、リールスリッタマシンと接続した高剛性ライダロールユニットが 記載されている。その加重はロッカーアームによる加重に基づくものである。こ の従来技術の装置によっては、実際上有効な力は見出せないし、そこには荷重制 御の構成も提起されていない。 既述した従来技術の装置に共通する問題は、ライダロール/1組のライダロー ルによって形成中のロールへ加わる力が十分精密には知られていないことである 。この力は一般に、ライダロールユニットの支持構体の、ある関節継手から測定 される。次に、この測定値から、種々の近似法によって、ライダロールによりウ ェブロールに加わる力が計算される。ライダロールユニットを支持する関節継手 の構造が常に遊びを伴うため、また、ライダロールが別の位置に変位したとき関 節継手の構体内で関節のあるアームの相関位置が変化するため、計算結果はやむ を得ず不正確となる。誤差が増大するのは、従来技術の力検出部が一固定方向の 力を測定し、その場合、支持構体が動くと、作用する力の方向が変化するから、 測定信号の処理時にこの方向の変化を考慮しなければならないためである。 ライダロールユニットを支持する関節構体の、ある関節継手から測定を行なう 際に力の測定誤差の原因となる第2の要因は、ライダロールユニットとこのユニ ットを支持する関節構体の重量である。ライダロールユニットとこのユニットを 支持する関節構体の重量は、ライダロールユニットと形成中のロールとの間に向 かう線形荷重と比較すると、相当に大きい。さらに、このような測定では、ライ ダロールユニットの重量によってロールに加わる力がライダロールユニットの位 置とともに変化することを考慮しなければならない。それゆえに、この測定結果 から前述の要因より生じる誤差を分離できることが必要であるが、これは実際に は困難である。 さらに、前述の測定は、ライダロールによってウェブロールに加わる力を、ラ イダロールユニットを支持する関節構体の、ある関節継手から測定するものであ るが、これによってライダロールユニットの各ロール間の力の分布を求めること は不可能であるという欠点を伴う。ライダロールユニットをピボットアームに不 撓的に取りつけると、ウェブロールに対してロール/1組のロールを所望の方法 で調心するには、非常に精密な位置決め装置が必要である。とくに、2本のロー ルを使用すると、位置のわずかな誤差であっても、片方のロールが他方のロール よりも大きな力でウェブロールを加圧すること、すなわち荷重が対称でない、と いう影響を有する。この場合、最大限度では、両方のライダロールがウェブロー ルに等しい力で荷重をかけたときよりも強い線形力がウェブロールへ加わる。こ の力は、形成中のロールの構造に影響を与える。 本発明の目的は、ライダロールユニットの各ロールと形成中のロールとの間の 実際の力を精密に測定することができ、それによって荷重の調節および/または 位置の調整を行なうことが可能な巻取りに関する方法および装置を提案すること である。 これまでに述べた目的および以下に述べる目的を達成することを鑑みると、本 発明による方法は、主に請求の範囲第1項の特徴記載部分に記載されている通り の特徴がある。 他方、本発明による装置は、主に請求の範囲第5項の特徴記載部分に記載され ている通りの特徴がある。 本発明による解決策では、ライダロールユニットの巻取りヘッドは、ライダロ ールユニットのロールと形成中のロールとの間のニップ力、および/またはニッ プ力の分布を測定することができる検出部を備えている。検出部から受信した測 定結果に基づき、論理機能部によって、加重および/または位置決め手段の調節 パラメータが決定される。これに関連して、フィードバック関係にある制御によ ってウェブロールの半径方向において正確にライダロールユニットの接触力を調 節できる。さらに、各検出部によって、各々のロールの接触力が個別に検出され る。これによって、巻取り中の各ロール間のニップ接触のプロファイルの全体制 御が可能になる。不撓的に取りつけられた1組のロールが幾分か不適正な位置で あるために各ロールがウェブロールに不均等に荷重をかけると、得られた測 定結果に基づいて、1組のロールを適正な位置へ移動させることによってこの状 態が修正される。 各検出部はライダロールユニットの巻取りヘッドに配置されているので、これ ら検出部は、ライダロールユニットのロールと形成中のロールとの間の接触箇所 に可能なかぎり近接して配置される。このとき、各ロールとウェブロールとの間 の実際のニップ力、およびこの荷重の分布が、各検出部へ送信される。ライダロ ールユニットとウェブロールとの間の力を更に精密に測定すれば、ライダロール ユニットの調節をウェブロールに現われる実際の状態に基づいて行なうという効 果もある。こうすれば、より良いロール形成が可能になる。すなわち、巻取りの 品質が改善される。 本発明では、力の測定は常に、各ライダロールの中心を結ぶ直線の中点を通り かつ形成中のロールの中心を通る直線の方向に行なわれる。そのため、ライダロ ールユニットがウェブロールの面に位置するという配置にかかわらず、この測定 が常に正確な結果を与えることになる。 ライダロールユニットのロールに駆動力が掛っていないときは、ライダロール ユニットの巻取りヘッドから測定された力は直ちに、ライダロールユニットによ ってウェブロールに加わる力となる。駆動力がライダロールに掛っていると、ラ イダロールを取り巻くベルトによって形成中のロールへ面駆動力が加わる。この 面駆動力は、巻取りヘッドにおけるトルクも生じ、このトルクは、力の測定値に おいて認められる。この面駆動力によって生じるトルクは、ロールの駆動モータ が取り込む電力から判定することができ、測定結果においてこれを考慮すること ができる。 ライダロールユニットをウェブロールの側部でウェブロールの支持に用いる際 、ライダロールユニットの鉛直位置の調整によって荷重分布を調節して、所望の 荷重分布が各ロール間において達成されるようにする。この分布を各検出部によ って測定し、調節する。 本発明の単純な実施例では、2本の不撓的に取り付けられたロールに関連して 、各ロールが相互に一定な位置に装着された構成が設けられている。本発明は、 環状ベルトがライダロールユニットの各ロールの周りを走行するよう取り付 けられたライダロールユニットと関連して使用するのにもまた、好適である。こ のとき、各ロールは、ベルトを緊密にするように相対的に動くが、ロールユニッ ト全体は不撓的である。ベルトおよびロールを備えるライダロールユニットとと もに本発明を適用すれば、それ自身の張力の調節をロールについて行ない、ベル トの張力を所望に調節できる。 次に、本発明を添付図面の各図を参照してさらに詳細に説明する。本発明は、 これらの各図の細部に厳格に制限されることを意味するものではない。 第1図は、本発明の実施例の模式的な鉛直断面図である。 第2図は、本発明が適用可能なライダロールユニットの実施例の模式的な断面 図である。 第3A図および第3B図は、本発明が適用可能なライダロールユニットの第2の実 施例の模式図であり、第3B図は上面から見た図、第3A図は第3B図のA-A線に沿っ て切り開いた断側面図である。 第4A図および第4B図は、ウェブロール面のライダロールユニットの若干不適切 な位置と、この位置から生じる力の分布を示した模式図である。 第1図に、ウェブWがセンタドライブ巻取り機と称するものにより巻き取られ る実施例を示す。このウェブW、たとえば紙または板紙ウェブは、支持ロール16 によってスプール14の周りに巻き取られてウェブロール15を形成する。このウェ ブは、支持ロール16と形成中のロール15との間に形成されたニップNを通過する 。スプール14は、当業者に公知のセンタドライブ巻取り機の技術(本図には図示 せず)に従って、巻取り機の他の構体と連結されている。この図は、巻取り装置 において2本の支持ロール16による2本のロール15へのウェブWの巻取りを示し ている。ライダロール装置の動作を示すために、別々の支持ロール16上のウェブ ロールが別々の巻取り段階におけるものとして図示してある。このようにウェブ Wは、スリット掛けしたコンポーネントウェブW1、W2としてマシンリールから到 来する。それらのコンポーネントウェブのうち、各第2のコンポーネントウェブ W1は、この図の左側に位置する巻取り機によって巻き取られ、各第2のコンポー ネントウェブW2は、同図の右側に位置する巻取り機によって巻き取られる。本装 置のより綿密な詳細および動作原理は、本件出願人の前述のフィンランド特 許出願第942451号から分かる。 第1図に示すように、ライダロールユニット、すなわち加重および/または支 持兼用ユニット24は、2本のロール22からなり、これらの周りに、環状ベルト25 が走行するよう取り付けられている。片方または両方のロール22は、ロール22と ベルト25とが回転するように駆動装置と係合して一対になっている。ライダロー ルユニット24は、ベルト25の張力調節装置を備えている。 加重および/または支持ユニット24の支持構体26は、そりユニット120へ関節 継手27によって取り付けられている。さらに、支持構体26は、関節のある支持ア ーム126によってそり構体120と連結され、アームの一方の端部は関節継手28によ って支持構体26と連結され、他方の端部は関節継手29によってそり構体120へ連 結されている。関節のある支持アーム126には、そのそり構体126に隣接して位置 する部分126aへ負荷シリンダ127が関節継手128によって連結されている。負荷シ リンダ127の反対側の端部は、関節継手129によってそり構体120と連結されてい る。負荷シリンダ127および130によって、加重および/または支持ユニット24を 、ロール15の周縁に平行な経路に沿って変位させることが可能である。負荷シリ ンダ127によって、所望の加重および/または支持もロール15に供される。そり 構体120は、ロール15が増大する方向に、すなわち支持ロール16の中心を通る直 線Y-Yの方向に、ロール15の中心を通りかつ加重および/または支持ユニット24 の各ロール22の中心間を結ぶ直線の中点を通って、シリンダ130によって変位可 能である。そり構体120は、滑動するように補助そり131へ取り付けられている。 補助そり131は、巻取り装置のフレームRへも取り付けられている。 第2図は、第1図に示した装置において使用する加重および/または支持ユニ ット24の模式的な断面図であり、このユニットに本発明による力の測定が適用で きる。この実施例では、ロール22は両端部からアーム51に装架され、このアーム は各シャフト52を中心として枢動するように構成されている。一方の軸52は係合 部材53を備え、これは、他方の軸52に接合されている係合部材54へ取り付けられ ている。それゆえ、各軸52の回転運動は相互に連動し、ロール22は幾何学的に確 実に制御されて、相互に連動する。蛇腹125によって、各ロール22の間の相互 距離を制御することが可能である。係合部材53、54間の関節箇所は、各軸52の中 心間を結ぶ直線の中点に配置でき、そのとき11=12である。この場合、各ロール2 2は、各ロール22の各中心間を結ぶ直線の中点を通りかつウェブロール15の中心 を通って引いた直線X-Xに対して、対称的に動く。11<>12ならば、距離によって 定まる伝達比により、前述の直線X-Xに対してロール22は非対称に動く。軸52は 補助フレーム55へ取りつけられ、このフレームは第1のフレーム板44へも取り付 けられている。この板は突起45を備えている。突起45には、各力検出部31〜36が それらの一方の端部から取り付けられている。支持構体26へは第2のフレーム板 46が取り付けられ、そこへ各力検出部31〜36が反対側の端部から取り付けられて いる。各力検出部に関しては、第3A図〜第3B図に関する以下の説明も参照する。 第3A図〜第3B図に示す実施例では、ライダロールユニット40の巻取りヘッドは 2本のロール42を含み、このロールは各側板43に装架されている。各側板43は、 突起45を備える第1のフレーム板44によって、相互連結されている。各突起45へ は、力検出部31〜36がその一端から取り付けられている。支持構体47へ第2のフ レーム板46が取り付けられ、そこへ力検出部31〜36が反対端から取り付けられて いる。巻取りヘッドは、ライダロールユニットの支持構体47へ取り付けられてい る。ロールからは、半径方向のニップ力が支持構体47へ、以下の経路に沿って通 る。つまりこの経路は、ロール42、側板43、第1のフレーム板44、突起45、検出 部31〜36、そして第2のフレーム板46である。本発明によれば、1個または数個 の力検出部を用いることが可能である。 検出部を1個、用いるときは、検出部31または検出部36のいずれか一方を用い る。1個の検出部によって、一般に一方向のみの力を測定可能であり、そのため 数個の検出部を用いるとよい。 検出部を2個、用いるときは、検出部31および36を用いる。2個の検出部を用 いると、ニップ力およびその力分布が相当有利に把握される。 好適な実施例では、3個の検出部、すなわち各検出部31〜33または34〜36を用 いる。そうすれば、ニップ力およびその分布が十分に把握される。3個の検出部 によって、ライダロールユニット24、40のロール22、42の長手方向の力の分布も また検知される。このようにして、ロール22、42が長手方向に、巻取りコア14お よび形成中のロール15に平行にあることが確認できる。 本発明によれば、ライダロールユニット24、40のニップ力およびニップ力分布 の調節は、ライダロールユニット24、40の巻取りヘッドが検出部31〜36を備えて いることによって、達成される。検出システムは、1つの力検出部31、または好 ましくは2つの力検出部31、36、さらに好ましくは3つの力検出部(31〜33)か らなるとよい。これによって、ライダロールユニット24、40により半径方向にロ ール15面へ加わる力、およびライダロールユニット24、40の各ロール22、42間に おけるこの力の分布が測定可能である。 ライダロールユニット24、40の動きにもかかわらず、各検出部31〜36による力 の測定方向は、測定/調節すべきニップ力の方向X-Xと同じく一定に維持される 。 第4A図〜第4B図は、ライダロールユニット24、40の2通りの異なる不適当な位 置と、このユニットによって検出部まで通る力F+、F-、すなわち線Aの模式図で ある。破線は、1組のロール24に関連して取り付けられることがあるベルト25、 およびこのベルトによって生ずる異なるニップ力分布、すなわち破線Bを表す。 本発明による検出システムによれば、ウェブロールの半径方向の接触力は、フ ィードバック関係にある制御によって、精密に調節できる。さらに、この検出シ ステムによれば、ロール22、42ごとに接触力を別個に検知できる。 ライダロールユニット24、40をウェブロール15の側部でウェブロール15の支持 に用いる際、荷重の分布をライダロールユニット24、40の鉛直位置の調整によっ て調節して、所望の荷重分布が各ロール22間において達成されるようにする。こ の分布は、検出システム31〜36を用いて、測定され調節される。各ロール22に係 るベルトおよびベルト25を備えるライダロールユニット24において、所望の荷重 分布は、ベルト25の張力を調節することによって調節される。 これまで、本発明をその数例の好ましい実施例についてのみ参照して説明した が、本発明は、いかなる点においても、前述の実施例の細部に厳格に制限される ものではない。多数の変形例と修正例が以下の請求の範囲に定義した発明思想の 範囲内で可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月11日(1999.3.11) 【補正内容】 明細書 ウェブの巻取り方法および装置 本発明は、請求の範囲第1項前段に記載の方法に関する。 本発明はまた、請求の範囲第5項前段に記載の装置に関する。 本発明に係る従来技術に関して、本件出願人のフィンランド特許出願第942451 号を参照することができ、これにはウェブの巻取り方法および装置が記載されて いる。この方法では、ウェブは、支持ロールの支持でスプールに巻き取られ、そ のとき、ウェブは、支持ロールと形成中のロールとの間に形成されたニップを通 過する。この方法では、スプールは少なくとも部分的に支持され、また、スプー ル/ロールは、位置が移動可能な装置によって支持され、かつ/または荷重を加 えられる。この方法において、巻取りの初期段階では、前述の装置における加重 /支持ユニットは、直線的な動きで、実質的に支持ロールおよび形成中のロール の軸を通る面内で移動し、巻取り位置で形成中のロールに荷重を加え、かつ/ま たは支持する。巻取りが進行すると、この装置の加重/支持ユニットは、ロール の周縁に実質的に平行な経路に沿って下方に変位し、巻取りの最終段階では、完 成間近のロールは、前述のユニットによって下方から支持される。 一方、このフィンランド特許出願第942451号に記載の装置では、ウェブは、ロ ールによって支持され、支持ロールと形成中のロールとの間に形成されたニップ を通過しながら、スプールに巻き取られる。このスプールは、スプールの中心に 装着された支持装置によって、少なくとも部分的に支持される。さらに、この装 置は、スプールを支持しロールに荷重を加えるユニットを含む。このユニットは 、加重/支持と表面駆動とを兼備する部材として設けられている。この装置は、 一方では、直線的な動きで、実質的に支持ロールおよび形成中のロールの軸を通 る面内で、他方では、ロールの周縁方向における曲状経路に実質的に沿って、こ のユニットを変位させる部材も含む。 本件特許出願と同日に出願された本件出願人のフィンランド特許出願「ウェブ の巻取り装置」では、本件出願人の前述のフィンランド特許出願第942451号に対 する改良を提起した、ある方式が記載されている。この改良提起では、加重/支 持ロールおよび表面駆動部材は連結部材によって相互に連結され、ロールの相対 的な動きが幾何学的に確実に制御される。 本発明に係る従来技術に関して、アメリカ合衆国特許第4 883 233号を参照す ると、これには、ウェブロールを形成するスプールにウェブを巻き取り、支持ロ ールと、2本のライダロールおよびライダベルトのあるライダロールユニットと 、スプール支持手段とを含む方法および装置が開示されている。さらに、ライダ ロールユニットによってウェブロールへ加わる力の測定手段が開示されている。 本発明に係る従来技術に関して、ドイツ特許出願第3737503号公報も参照でき る。これには、リールスリッタマシンと接続した高剛性ライダロールユニットが 記載されている。その加重はロッカーアームによる加重に基づくものである。こ の従来技術の装置によっては、実際上有効な力は見出せないし、そこには荷重制 御の構成も提起されていない。 既述した従来技術の装置に共通する問題は、ライダロール/1組のライダロー ルによって形成中のロールへ加わる力が十分精密には知られていないことである 。この力は一般に、ライダロールユニットの支持構体の、ある関節継手から測定 される。次に、この測定値から、種々の近似法によって、ライダロールによりウ ェブロールに加わる力が計算される。ライダロールユニットを支持する関節継手 の構造が常に遊びを伴うため、また、ライダロールが別の位置に変位したとき関 節継手の構体内で関節のあるアームの相関位置が変化するため、計算結果はやむ を得ず不正確となる。誤差が増大するのは、従来技術の力検出部が一固定方向の 力を測定し、その場合、支持構体が動くと、作用する力の方向が変化するから、 測定信号の処理時にこの方向の変化を考慮しなければならないためである。 ライダロールユニットを支持する関節構体の、ある関節継手から測定を行なう 際に力の測定誤差の原因となる第2の要因は、ライダロールユニットとこのユニ ットを支持する関節構体の重量である。ライダロールユニットとこのユニットを 支持する関節構体の重量は、ライダロールユニットと形成中のロールとの間に 向かう線形荷重と比較すると、相当に大きい。さらに、このような測定では、ラ イダロールユニットの重量によってロールに加わる力がライダロールユニットの 位置とともに変化することを考慮しなければならない。それゆえに、この測定結 果から前述の要因より生じる誤差を分離できることが必要であるが、これは実際 には困難である。 さらに、前述の測定は、ライダロールによってウェブロールに加わる力を、ラ イダロールユニットを支持する関節構体の、ある関節継手から測定するものであ るが、これによってライダロールユニットの各ロール間の力の分布を求めること は不可能であるという欠点を伴う。ライダロールユニットをピボットアームに不 撓的に取りつけると、ウェブロールに対してロール/1組のロールを所望の方法 で調心するには、非常に精密な位置決め装置が必要である。とくに、2本のロー ルを使用すると、位置のわずかな誤差であっても、片方のロールが他方のロール よりも大きな力でウェブロールを加圧すること、すなわち荷重が対称でない、と いう影響を有する。この場合、最大限度では、両方のライダロールがウェブロー ルに等しい力で荷重をかけたときよりも強い線形力がウェブロールへ加わる。こ の力は、形成中のロールの構造に影響を与える。 本発明の目的は、ライダロールユニットの各ロールと形成中のロールとの間の 実際の力を精密に測定することができ、それによって荷重の調節および/または 位置の調整を行なうことが可能な巻取りに関する方法および装置を提案すること である。 これまでに述べた目的および以下に述べる目的を達成することを鑑みると、本 発明による方法は、主に請求の範囲第1項の特徴記載部分に記載されている通り の特徴がある。 他方、本発明による装置は、主に請求の範囲第5項の特徴記載部分に記載され ている通りの特徴がある。 本発明による解決策では、ライダロールユニットの巻取りヘッドは、ライダロ ールユニットのロールと形成中のロールとの間のニップ力、および/またはニッ プ力の分布を測定することができる検出部を備えている。検出部から受信した測 定結果に基づき、論理機能部によって、加重および/または位置決め手段の 調節パラメータが決定される。これに関連して、フィードバック関係にある制御 によってウェブロールの半径方向において正確にライダロールユニットの接触力 を調節できる。さらに、各検出部によって、各々のロールの接触力が個別に検出 される。これによって、巻取り中の各ロール間のニップ接触のプロファイルの全 体制御が可能になる。不撓的に取りつけられた1組のロールが幾分か不適正な位 置であるために各ロールがウェブロールに不均等に荷重をかけると、得られた測 定結果に基づいて、1組のロールを適正な位置へ移動させることによってこの状 態が修正される。 各検出部はライダロールユニットの巻取りヘッドに配置されているので、これ ら検出部は、ライダロールユニットのロールと形成中のロールとの間の接触箇所 に可能なかぎり近接して配置される。このとき、各ロールとウェブロールとの間 の実際のニップ力、およびこの荷重の分布が、各検出部へ送信される。ライダロ ールユニットとウェブロールとの間の力を更に精密に測定すれば、ライダロール ユニットの調節をウェブロールに現われる実際の状態に基づいて行なうという効 果もある。こうすれば、より良いロール形成が可能になる。すなわち、巻取りの 品質が改善される。 本発明では、力の測定は常に、各ライダロールの中心を結ぶ直線の中点を通り かつ形成中のロールの中心を通る直線の方向に行なわれる。そのため、ライダロ ールユニットがウェブロールの面に位置するという配置にかかわらず、この測定 が常に正確な結果を与えることになる。 ライダロールユニットのロールに駆動力が掛っていないときは、ライダロール ユニットの巻取りヘッドから測定された力は直ちに、ライダロールユニットによ ってウェブロールに加わる力となる。駆動力がライダロールに掛っていると、ラ イダロールを取り巻くベルトによって形成中のロールへ面駆動力が加わる。この 面駆動力は、巻取りヘッドにおけるトルクも生じ、このトルクは、力の測定値に おいて認められる。この面駆動力によって生じるトルクは、ロールの駆動モータ が取り込む電力から判定することができ、測定結果においてこれを考慮すること ができる。 ライダロールユニットをウェブロールの側部でウェブロールの支持に用いる 際、ライダロールユニットの鉛直位置の調整によって荷重分布を調節して、所望 の荷重分布が各ロール間において達成されるようにする。この分布を各検出部に よって測定し、調節する。 本発明の単純な実施例では、2本の不撓的に取り付けられたロールに関連して 、各ロールが相互に一定な位置に装着された構成が設けられている。本発明は、 環状ベルトがライダロールユニットの各ロールの周りを走行するよう取り付けら れたライダロールユニットと関連して使用するのにもまた、好適である。このと き、各ロールは、ベルトを緊密にするように相対的に動くが、ロールユニット全 体は不撓的である。ベルトおよびロールを備えるライダロールユニットとともに 本発明を適用すれば、それ自身の張力の調節をロールについて行ない、ベルトの 張力を所望に調節できる。 次に、本発明を添付図面の各図を参照してさらに詳細に説明する。本発明は、 これらの各図の細部に厳格に制限されることを意味するものではない。 第1図は、本発明の実施例の模式的な鉛直断面図である。 第2図は、本発明が適用可能なライダロールユニットの実施例の模式的な断面 図である。 第3A図および第3B図は、本発明が適用可能なライダロールユニットの第2の実 施例の模式図であり、第3B図は上面から見た図、第3A図は第3B図のA-A線に沿っ て切り開いた断側面図である。 第4A図および第4B図は、ウェブロール面のライダロールユニットの若干不適切 な位置と、この位置から生じる力の分布を示した模式図である。 第1図に、ウェブWがセンタドライブ巻取り機と称するものにより巻き取られ る実施例を示す。このウェブW、たとえば紙または板紙ウェブは、支持ロール16 によってスプール14の周りに巻き取られてウェブロール15を形成する。このウェ ブは、支持ロール16と形成中のロール15との間に形成されたニップNを通過する 。スプール14は、当業者に公知のセンタドライブ巻取り機の技術(本図には図示 せず)に従って、巻取り機の他の構体と連結されている。この図は、巻取り装置 において2本の支持ロール16による2本のロール15へのウェブWの巻取りを示し ている。ライダロール装置の動作を示すために、別々の支持ロール16上のウェ ブロールが別々の巻取り段階におけるものとして図示してある。このようにウェ ブWは、スリット掛けしたコンポーネントウェブW1、W2としてマシンリールから 到来する。それらのコンポーネントウェブのうち、各第2のコンポーネントウェ ブW1は、この図の左側に位置する巻取り機によって巻き取られ、各第2のコンポ ーネントウェブW2は、同図の右側に位置する巻取り機によって巻き取られる。本 装置のより綿密な詳細および動作原理は、本件出願人の前述のフィンランド特許 出願第942451号から分かる。 第1図に示すように、ライダロールユニット、すなわち加重および/または支 持兼用ユニット24は、2本のロール22からなり、これらの周りに、環状ベルト25 が走行するよう取り付けられている。片方または両方のロール22は、ロール22と ベルト25とが回転するように駆動装置と係合して一対になっている。ライダロー ルユニット24は、ベルト25の張力調節装置を備えている。 加重および/または支持ユニット24の支持構体26は、そりユニット120へ関節 継手27によって取り付けられている。さらに、支持構体26は、関節のある支持ア ーム126によってそり構体120と連結され、アームの一方の端部は関節継手28によ って支持構体26と連結され、他方の端部は関節継手29によってそり構体120へ連 結されている。関節のある支持アーム126には、そのそり構体126に隣接して位置 する部分126aへ負荷シリンダ127が関節継手128によって連結されている。負荷シ リンダ127の反対側の端部は、関節継手129によってそり構体120と連結されてい る。負荷シリンダ127および130によって、加重および/または支持ユニット24を 、ロール15の周縁に平行な経路に沿って変位させることが可能である。負荷シリ ンダ127によって、所望の加重および/または支持もロール15に供される。そり 構体120は、ロール15が増大する方向に、すなわち支持ロール16の中心を通る直 線Y-Yの方向に、ロール15の中心を通りかつ加重および/または支持ユニット24 の各ロール22の中心間を結ぶ直線の中点を通って、シリンダ130によって変位可 能である。そり構体120は、滑動するように補助そり131へ取り付けられている。 補助そり131は、巻取り装置のフレームRへも取り付けられている。 第2図は、第1図に示した装置において使用する加重および/または支持ユ ニット24の模式的な断面図であり、このユニットに本発明による力の測定が適用 できる。この実施例では、ロール22は両端部からアーム51に装架され、このアー ムは各シャフト52を中心として枢動するように構成されている。一方の軸52は係 合部材53を備え、これは、他方の軸52に接合されている係合部材54へ取り付けら れている。それゆえ、各軸52の回転運動は相互に連動し、ロール22は幾何学的に 確実に制御されて、相互に連動する。蛇腹125によって、各ロール22の間の相互 距離を制御することが可能である。係合部材53、54間の関節箇所は、各軸52の中 心間を結ぶ直線の中点に配置でき、そのとき11=12である。この場合、各ロール2 2は、各ロール22の各中心間を結ぶ直線の中点を通りかつウェブロール15の中心 を通って引いた直線X-Xに対して、対称的に動く。11<>12ならば、距離によって 定まる伝達比により、前述の直線X-Xに対してロール22は非対称に動く。軸52は 補助フレーム55へ取りつけられ、このフレームは第1のフレーム板44へも取り付 けられている。この板は突起45を備えている。突起45には、各力検出部31〜36が それらの一方の端部から取り付けられている。支持構体26へは第2のフレーム板 46が取り付けられ、そこへ各力検出部31〜36が反対側の端部から取り付けられて いる。各力検出部に関しては、第3A図〜第3B図に関する以下の説明も参照する。 第3A図〜第3B図に示す実施例では、ライダロールユニット40の巻取りヘッドは 2本のロール42を含み、このロールは各側板43に装架されている。各側板43は、 突起45を備える第1のフレーム板44によって、相互連結されている。各突起45へ は、力検出部31〜36がその一端から取り付けられている。支持構体47へ第2のフ レーム板46が取り付けられ、そこへ力検出部31〜36が反対端から取り付けられて いる。巻取りヘッドは、ライダロールユニットの支持構体47へ取り付けられてい る。ロールからは、半径方向のニップ力が支持構体47へ、以下の経路に沿って通 る。つまりこの経路は、ロール42、側板43、第1のフレーム板44、突起45、検出 部31〜36、そして第2のフレーム板46である。本発明によれば、1個または数個 の力検出部を用いることが可能である。 検出部を1個、用いるときは、検出部31または検出部36のいずれか一方を用い る。1個の検出部によって、一般に一方向のみの力を測定可能であり、そのため 数個の検出部を用いるとよい。 検出部を2個、用いるときは、検出部31および36を用いる。2個の検出部を用 いると、ニップ力およびその力分布が相当有利に把握される。 好適な実施例では、3個の検出部、すなわち各検出部31〜33または34〜36を用 いる。そうすれば、ニップ力およびその分布が十分に把握される。3個の検出部 によって、ライダロールユニット24、40のロール22、42の長手方向の力の分布も また検知される。このようにして、ロール22、42が長手方向に、巻取りコア14お よび形成中のロール15に平行にあることが確認できる。 本発明によれば、ライダロールユニット24、40のニップ力およびニップ力分布 の調節は、ライダロールユニット24、40の巻取りヘッドが検出部31〜36を備えて いることによって、達成される。検出システムは、1つの力検出部31、または好 ましくは2つの力検出部31、36、さらに好ましくは3つの力検出部(31〜33)か らなるとよい。これによって、ライダロールユニット24、40により半径方向にロ ール15面へ加わる力、およびライダロールユニット24、40の各ロール22、42間に おけるこの力の分布が測定可能である。 ライダロールユニット24、40の動きにもかかわらず、各検出部31〜36による力 の測定方向は、測定/調節すべきニップ力の方向X-Xと同じく一定に維持される 。 第4A図〜第4B図は、ライダロールユニット24、40の2通りの異なる不適当な位 置と、このユニットによって検出部まで通る力F+、F-、すなわち線Aの模式図で ある。破線は、1組のロール24に関連して取り付けられることがあるベルト25、 およびこのベルトによって生ずる異なるニップ力分布、すなわち破線Bを表す。 本発明による検出システムによれば、ウェブロールの半径方向の接触力は、フ ィードバック関係にある制御によって、精密に調節できる。さらに、この検出シ ステムによれば、ロール22、42ごとに接触力を別個に検知できる。 ライダロールユニット24、40をウェブロール15の側部でウェブロール15の支持 に用いる際、荷重の分布をライダロールユニット24、40の鉛直位置の調整によっ て調節して、所望の荷重分布が各ロール22間において達成されるようにする。こ の分布は、検出システム31〜36を用いて、測定され調節される。各ロール22に係 るベルトおよびベルト25を備えるライダロールユニット24において、所望の荷重 分布は、ベルト25の張力を調節することによって調節される。 これまで、本発明をその数例の好ましい実施例についてのみ参照して説明した が、本発明は、いかなる点においても、前述の実施例の細部に厳格に制限される ものではない。多数の変形例と修正例が以下の請求の範囲に定義した発明思想の 範囲内で可能である。 請求の範囲 1.ウェブ(W)を支持ロール(16)によって支持し、該支持ロール(16)と形成中の ロール(15)との間に形成されたニップ(N)を通過させて、スプール(14)に巻き取 り、該スプール(14)を少なくとも部分的に支持し、前記スプール(14)/ロール(1 5)を、位置が可変で少なくとも2つのロール(22;42)を含むライダロールユニッ ト(24;40)によって支持し、および/または荷重を加え、前記ライダロールユニ ット(24;40)によって前記ロール(15)面へ半径方向に加わる力を前記ライダロー ルユニット(24;40)の巻取りヘッドに接続した検出部(31〜36)によって測定し 、前記ライダロールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)のニップ力を測定信号 に基づいて調節するウェブの巻取り方法において、該方法は、前記ライダロール ユニット(24;40)によって前記ロール(15)面へ半径方向に加わる力の該ライダロ ールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の間の分布を、該ライダロールユニッ ト(24;40)の巻取りヘッドに直接接続した検出部(31〜36)によって測定し、前 記ライダロールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)のニップ力の分布を前記測 定信号に基づいて調節することを特徴とするウェブの巻取り方法。 2.請求の範囲第1項記載の方法において、2つの検出部(31,36)を前記巻取り ヘッドで用い、これに関連して、前記測定において前記ライダロールユニット( 24;40)の前記ロール(22;42)の間の力の分布も検出することを特徴とするウェブ の巻取り方法。 3.請求の範囲第1項記載の方法において、3つの検出部(31〜33)を前記巻取 りヘッドで用い、これに関連して、前記測定において、前記力の分布を前記ライ ダロールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の長手方向においても検出するこ とを特徴とするウェブの巻取り方法。 4.請求の範囲第1項記載の方法において、前記ライダロールユニット(24)の周 囲を周回するベルト(25)の張力を調節して、前記ロール(22)の間に実質的に不撓 的な構体を供することを特徴とするウェブの巻取り方法。 5.ウェブ(W)がロール(16)によって支持され、該ロール(16)と形成中のロール( 15)との間に形成されたニップ(N)を通過してスプール(14)に巻き取られるとき 用いられるように取り付けられ、前記スプール(14)は、該スプール(14)の中心に 位置する支持部材によって少なくとも部分的に支持され、前記スプール(14)を支 持し前記ロール(15)に荷重を加えるために、少なくとも1つのライダロールユニ ット(24;40)を含み、該ライダロールユニット(24;40)は、少なくとも2つのロー ル(22;42)を含み、該ライダロールユニット(24;40)の巻取りヘッドに検出部(31 〜36)が設けられ、該検出部によって、前記ライダロールユニット(24;40)によ り前記ロール(15)面に半径方向に加わる力が測定されるウェブの巻取り装置に おいて、前記ライダロールユニット(24;40)の前記巻取りヘッドの前記検出部(3 1〜36)は、該ライダロールユニット(24;40)によって前記ロール(15)面へ半径方 向に加わる力の前記ロール(22;42)の間での分布を測定するように構成されてい ることを特徴とするウェブの巻取り装置。 6.請求の範囲第5項記載の装置において、前記ライダロールユニット(24;40) の巻取りヘッドは2つの検出部(31;36)を備え、これに関連して前記ライダロー ルユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の間の力の分布が測定可能であることを 特徴とするウェブの巻取り装置。 7.請求の範囲第5項記載の装置において、前記ライダロールユニット(24;40) の巻取りヘッドは3つの検出部(31〜33)を備え、これに関連して前記ライダロ ールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の長手方向での力の分布が測定可能で あることを特徴とするウェブの巻取り装置。 8.請求の範囲第5項記載の装置において、張力を調節可能なベルト(25)が前記 ロール(22)の周囲を走行するように設けられていることを特徴とするウェブの巻 取り装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 レスキネン、アルト フィンランド共和国 エフアイエヌ― 05450 ヌカリ、バンハ ハメエンティエ 892

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ウェブ(W)を支持ロール(16)によって支持し、該支持ロール(16)と形成中の ロール(15)との間に形成されたニップ(N)を通過させて、スプール(14)に巻き取 り、該スプール(14)を少なくとも部分的に支持し、前記スプール(14)/ロール(1 5)を、位置が可変で少なくとも2つのロール(22;42)を含むライダロールユニッ ト(24;40)によって支持し、および/または荷重を加えるウェブの巻取り方法に おいて、該方法は、前記ライダロールユニット(24;40)によって前記ロール(15) 面へ半径方向に加わる力および/または前記ライダロールユニット(24;40)の前 記ロール(22;42)の間の前記力の分布を前記ライダロールユニット(24;40)の巻取 りヘッドに直接接続した検出部(31〜36)によって測定し、前記ライダロールユ ニット(24;40)の前記ロール(22;42)のニップ力および/または該ニップ力の分布 を前記測定信号に基づいて調節することを特徴とするウェブの巻取り方法。 2.請求の範囲第1項記載の方法において、2つの検出部(31,36)を前記巻取り ヘッドで用い、これに関連して、前記測定において前記ライダロールユニット( 24;40)の前記ロール(22;42)の間の力の分布も検出することを特徴とするウェブ の巻取り方法。 3.請求の範囲第1項記載の方法において、3つの検出部(31〜33)を前記巻取 りヘッドで用い、これに関連して、前記測定において、前記力の分布を前記ライ ダロールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の長手方向においても検出するこ とを特徴とするウェブの巻取り方法。 4.請求の範囲第1項記載の方法において、前記ライダロールユニット(24)の周 囲を周回するベルト(25)の張力を調節して、前記ロール(22)の間に実質的に不撓 的な構体を供することを特徴とするウェブの巻取り方法。 5.ウェブ(W)がロール(16)によって支持され、該ロール(16)と形成中のロール( 15)との間に形成されたニップ(N)を通過してスプール(14)に巻き取られるときに 用いられるように取り付けられ、前記スプール(14)は、該スプール(14)の中心に 位置する支持部材によって少なくとも部分的に支持され、前記スプール(14)を 支持し前記ロール(15)に荷重を加えるために、少なくとも1つのライダロールユ ニット(24;40)を含み、該ライダロールユニット(24;40)は、少なくとも2つのロ ール(22;42)を含むウェブの巻取り装置において、前記ライダロールユニット(2 4;40)の巻取りヘッドは検出部(31〜36)を備え、該検出部によって、前記ライ ダロールユニット(24;40)により前記ロール(15)面へ半径方向に加わる力および 前記ライダロールユニットの前記ロール(22;42)の間での前記力の分布が測定さ れることを特徴とするウェブの巻取り装置。 6.請求の範囲第5項記載の装置において、前記ライダロールユニット(24;40) の巻取りヘッドは2つの検出部(31;36)を備え、これに関連して前記ライダロー ルユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の間の力の分布が測定可能であることを 特徴とするウェブの巻取り装置。 7.請求の範囲第5項記載の装置において、前記ライダロールユニット(24;40) の巻取りヘッドは3つの検出部(31〜33)を備え、これに関連して前記ライダ ロールユニット(24;40)の前記ロール(22;42)の長手方向での力の分布が測定可能 であることを特徴とするウェブの巻取り装置。 8.請求の範囲第5項記載の装置において、張力を調節可能なベルト(25)が前記 ロール(22)の周囲を走行するように設けられていることを特徴とするウェブの巻 取り装置。
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