JP2000515838A - アクティブディスクガイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 関連するストリップ材を所望の横方向の位置に方向付けし、かつ、シフトするコンベヤシステムおよび方法は、関連するストリップ材の横方向の位置を検知するセンサと、ストリップ材の移動方向に概ね垂直な軸の周りを回転可能なシャフトと、該シャフトにキー締めされたスリーブ軸受上に並んで取り付けられた複数のガイドディスクとを含む。ガイドディスクの各々は、内周の軸受面と、関連するストリップ材の底面と接触する外周面とを有する。ガイドディスクの各々は、シャフト軸に対して一定の角度で傾けられている。さらに、シャフトは、軸方向に移動可能である。コンベヤシステムは、ストリップ材料の位置に関するセンサからの信号に応答して、ガイドディスクがストリップ材と接触する角度を変化させ、かつ、ストリップ材をシフトするべく、シャフトを軸方向に移動させ、同時にシャフトをシャフト軸の周りに回転させる装置を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 アクティブディスクガイド 技術分野 本発明は、コンベヤシステム上でストリップ材をガイドずるための方法および 装置の技術に関し、より詳細には、ストリップ材を電子的に検知し、かつ、所望 の横方向の位置に動的にシフトおよび方向付けするための方法および装置に関す る。 背景技術 過去には、ストリップ材がコンベヤによって搬送されるときに、コンベヤシス テムは、ストリップ材をコンベヤの位置に合わせるようにストリップ材のガイド をしないか、または、コンベヤシステムは、ストリップ材をコンベヤと位置合わ せされた状態を保つガイドを有していた。ストリップ材がガイドされていなけれ ば、ストリップ材がその目的の場所に到達したときにストリップ材がコンベヤの 位置に合っていない可能性があった。側部ガイドレールのような物理的なガイド が用いられると、ストリップ材の側面はガイドレールとの接触によって損傷を受 けていた。 コンベヤによって運ばれるストリップ材をガイドずることは、ベルトをガイド することと同一ではないが、サーストンに付与された米国特許第３，２７３，６ ９６号に開示されているベルトローラは、ベルトの位置を維持するために、回転 可能なシャフトに回転可能に取り付けられた、傾けられてたディスクの組立体を 利用した。シャフトが回転させられると、ディスクがベルトの面に接触する角度 が変化する。該発明の１つの実施形態は、ベルトの変位を測定する検知器を用い た。しかし、この傾けられたディスクの組立体は、横方向の調節を即時に行うこ とができないという問題があった。ベルトは、ディスクの多くの部分に巻き付け られ、それによりベルトを方向づけるディスクとベルトとの接触時間がより多く なるため、組立体の横方向の移動は必要ではなかった。ストリップ材のコンベヤ システムにおいて、このような装置は、ガイドされるストリップ材を各ディスク のわずかな部分に沿って接触させ、それにより、ガイドずるための接触時間が減 少し、かつ、システムの方向付け能力がかなり制限されるであろう。 他の多くのガイドシステムにおいて、ガイドされるシート、すなわち、ストリ ップは、タイヤの製造に用いられるエラストマ材料である、補強されていない押 出シート、すなわち、ストリップにとって特に望ましくないウェブ張力下にある ことが必要とされた。ガイドシステムは、また、タイヤ組立設備の空間が限られ ているのに反して、広い空間を占める設備を必要とした。 本出願人は、搬送されているストリップ材を損傷する可能性のあるガイドレー ルを使用せずに、即時のシフト調整だけでなく、長い方向付け動作とをもたらし 得る方向付け装置が必要であることを認識した。 本発明は、小型で、簡単な構造であり、使用において効率的であり、かつ、上 記および他の障害を克服することによって問題を解決すると同時により良好でよ り有利な総体的な効果をもたらす、新規で、かつ、改良されたガイドシステムを 意図する。 発明の開示 本発明によれば、ストリップ材を光学的に検知し、かつ、該ストリップ材を所 望の位置に動的に方向付ける、新規で、かつ、改良されたガイドシステムが提供 される。 より詳細には、本発明に従えば、関連するストリップ材を、長手方向で横方向 の初期位置から所望の横方向の位置に搬送し、かつ、長手方向に搬送するコンベ ヤ装置と、関連するストリップ材の、コンベヤ装置に対する位置を検知するセン サと、コンベヤ装置と所望の位置との間に配置され、コンベヤ装置の作動方向に 垂直な軸の周りを回転可能で、該軸に対して位置決めされたシャフトと、シャフ トの周りを回転可能に取り付けられ、各々は、内周面および外周面を有する複数 のガイドディスクとを有し、該外周面上を関連するストリップ材が通過し、内周 面はシャフト上で回転可能であり、ガイドディスクの各々は直径軸を有し、ガイ ドディスクの各々は、直径軸の各々がシャフトの中心軸に対して一定の角度にな るように取り付けられている、関連するストリップ材、すなわち、シート材を横 方向の所望の位置に方向付けるコンベヤシステムにおいて、前記コンベヤシステ ムは、シャフトが軸方向に移動可能であり、センサにより検知された、関連する ストリップ、すなわち、シートへ材の位置に応答し、シャフトを軸方向に移動さ せ、かつ、シャフトをシャフトの軸周りに回転させる方向付け装置を有するコン ベヤシステムによって、シャフトが軸方向に移動させられ得ることを特徴とする コンベヤシステムが提供される。 本発明の一態様によれば、コンベヤ装置、センサ、ガイドディスク制御部、シ ャフト、および各々が回転可能にシャフトの周囲に一定の角度で取り付けられた 複数のガイドディスクを有するコンベヤシステムを用いて、関連するストリップ 材を最初の横方向の位置から所望の横方向の位置に方向付ける方法であって、関 連するストリップ材の位置をセンサによって検知するステップと、関連するスト リップ材の位置をセンサからガイドディスク制御部に送信するステップと、ガイ ドディスクが関連するストリップ材の面に対して予め決められた角度で傾く角度 位置に、ガイドディスク制御部からの信号に応答してシャフトを回転させ、それ により、関連するストリップ材を所望の横向き位置にさらに位置合わせするステ ップとを含む方法において、ガイドディスク制御部からの信号に応答して、関連 するストリップ材を所望の位置に位置合わせするべく、シャフトを軸方向に即時 に移動させ、それにより関連するストリップ材を所望の横向き位置に位置合わせ するステップをさらに含むことを特徴とする方法が提供される。 本発明の別の態様によれば、関連するストリップ材の位置を検知するセンサと 、該センサの下方に配置され、かつ、軸周りを回転可能なシャフトと、該シャフ トの周囲に回転可能に取り付けられ、各々は内周面と外周面を有する複数のガイ ドディスクとを有し、該外周面上を関連するストリップ材が通過し、内周面はシ ャフトに接触し、ガイドディスクの各々は、直径軸を有し、かつ、ガイドディス クの各々は、直径軸の各々がシャフトの軸に対して一定の角度で取り付けられて いる、関連するストリップ材を所望の横方向の位置に方向付けるディスクガイド 装置において、前記シャフトが軸方向に移動可能であり、かつ、前記ディスクガ イド装置が、センサによって検知された関連するストリップ材の位置に応答して 前記シャフトをその軸方向に移動させ、かつ、該シャフトを軸周りに回転させる 方向付け装置を含むことを特徴とするディスクガイド装置が提供される。 本発明の１つの利点は、シャフトの軸方向の移動によってストリップ材の位置 を即時に横方向に調節することが可能になることである。 本発明の別の利点は、ストリップ材がストリップ材の底部からのみガイドされ 、それにより、ストリップ材の側部が損傷されないことである。 本発明の別の利点は、ストリップ材の縁部と接触せず、かつ、該縁部を損傷せ ずにストリップ材の位置が測定されることである。 本発明の別の利点は、連続するストリップ材が損傷されずにガイドされること である。 本発明の別の利点は、シャフト回転装置が、小型で、ディスクガイドの方向付 けとシフトとの両方を行うことである。 本発明の別の利点は、ディスクガイドが、一連のストリップ材の個々をガイド し得ることである。 本発明の別の利点は、ストリップ、すなわちシート材が最小限のウェブ張力下 で作動可能であることである。 本発明のさらに他の利点は、以下の詳細な説明を読み、かつ、理解すれば、本 発明が属する当業者にとって明らかになるであろう。 図面の詳細な説明 本発明は、ある部品および部品構成の、物理的形態をとり得、その好ましい実 施形態を本明細書中に詳細に記載し、かつ、本出願の一部を構成する添付の図面 に示す。 図１は、関連するストリップ材を方向付ける、本発明を具体化したアクティブ ディスクガイドを含むコンベヤシステムの一部の平面図である。 図２は、アクティブディスクガイドの、図１の線２−２に沿った断面図である 。 図３は、アクティブディスクガイドを、図１の線３−３に沿って見た正面図で ある。 発明の詳細な説明 本発明の好ましい実施形態の例示のみを目的とし、本発明を限定するためのも のではない図を参照すると、図１は、アクティブディスクガイド１６を含むコン ベヤシステム１０の平面図を示す。コンベヤシステムは、好ましくは、ゴム製の ストリップまたはシートストリップのような、すなわちシート材２８を押出成型 機からアプーリケータに運ぶためのコンベヤベルト２２を有する。アクティブデ ィスクガイド１６は、コンベヤベルト２２の端部３４を超えた位置に配置され、 ストリップ材２８を、光学式エッジセンサ４６によって、コンベヤベルト２２の 中心線４０に沿って中央に位置づける。ストリップ材２８がコンベヤベルト２２ に沿って運ばれるとき、光学センサ４６は、コンベヤに対するストリップ材の縁 部５２の位置を検知する。好ましくは、光学センサ４６は、ストリップ材２８の 縁部５２が、ストリップ材の幅に基づいた所定の位置の外側にあるかどうかを検 知するために配置されている。光学センサ４６は、アクティブディスクガイド１ ６を作動させる制御装置に接続されている。アクティブディスクガイド１６は、 ストリップ材２８を方向付けるために用いられ、それにより該ストリップ材をコ ンベヤベルト２２の中心線４０に対して位置合わせする。この縁部のガイドは、 ストリップ材２８の反対の端部に別の光学センサを必要とする中央ガイド装置に よって行うことができる。 図２に示されるように、アクティブディスクガイド１６は、シャフト６４およ び一連のディスク７０を含む。ディスク７０の各々は、軸受８２上に回転可能に 取り付けられ、かつ、軸に対して９０度よりわずかに小さい角度７６に傾けられ て、すなわち、斜めに配置されている。本発明の好ましい実施形態において、デ ィスク７０は、シャフト６４の軸Ａ−Ａに対して８５度の角度に傾けられている が、より広範囲の角度を用いてもよい。シャフト６４が回転させられると、ディ スク７０の向きは、図２に示されるように右側に傾けられた状態から、反対方向 に傾けられた状態の範囲で変化する。ディスク７０は、シャフト軸Ａ−Ａに対し て固定された角度７６を維持するが、シャフトが軸Ａ−Ａ周りを回転するとディ スクの向きは変化する。ディスク７０の各々は、好ましくは内側の軸受８８と外 側のディスク９４を含む。内側の軸受８８は、シャフトと共に回転するために、 例えばキー（図示せず）によってシャフト６４に取り付けられており、外側のデ ィスク９４は、内側の軸受８８上に回転可能に支持されている。軸受８８は、外 側のディスク９４がシャフト６４の周りを自由に、かつ、独立して回転すること を可能にする。 図２および３に関し、シャフト６４の一方の端１０６は、好ましくはねじ付き の端部である。ねじ付き端部１０６は、フレーム部材１１４上に取り付けられた 、固定されたねじ付きブッシュ１１０内にねじ込まれている。別のフレーム部材 １１６上にまた取り付けられたサーボモータ１１８が、シャフ１へ６４上に取り 付けられた第２のプーリ１１２に巻き付けられたベルト１２４を駆動するための プーリを有する。モータ１１８の回転は、ディスク７０の向きを変えるシャフト ６４の回転が生じさせ、かつ、ストリップ材２８を方向付ける。シャフト６４は ブッシュ１１０内にねじ締めされているため、プーリ１１２の回転は、また、シ ャフトを、ねじ付き縁部１０６がプーリの回転によって移動させられる距離だけ 軸方向に移動させる。シャフト６４のねじ付き端部１０６のねじは、好ましくは １度／ピッチである。シャフト６４は、好ましくは、軸Ａ−Ａ周りを、中立位置 から始めて、各方向に９０度回転し、それによりアクティブディスクガイド１６ を中立位置から完全に右方向もしくは完全に左方向に回る。また、シャフト端部 １０６がブッシュ１１０内にねじ締めされているため、シャフト６４を９０度よ り大きい角度回転させることにより、シャフトが軸方向に１／４インチ移動する 。シャフト６４の軸方向への即時の移動は、ストリップ材がアクティブディスク ガイド１６上を通過するときにストリップ材２８が横方向への移動することを可 能にする。サーボモータ１１８は、光学センサ４６によって得られたストリップ 材２８の位置に基づいた、制御装置からの信号に応答して作動する。 コンベヤベルト２２が図１に例示されているが、アクティブディスクガイド１ ６は、重力によりストリップ材２８を巻くローラのみからなるコンベヤシステム １０または他の好適なコンベヤシステムとともに用いることもできる。 ある代表的な実施形態およびその詳細を、本発明を例示するために示したが、 本発明の範囲から逸脱せずに、種々の変更および変形がなされ得ることが当業者 には明らかであろう。 以上に本発明を説明してきたが、本発明は次の請求の範囲のように権利が請求 される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年５月２２日（１９９８．５．２２） 【補正内容】 アクティブディスクガイド 技術分野 本発明は、コンベヤシステム上でストリップ材をガイドするための方法および 装置の技術に関し、より詳細には、ストリップ材を電子的に検知し、かつ、所望 の横方向の位置に動的にシフトおよび方向付けするための方法および装置に関す る。 背景技術 過去には、ストリップ材がコンベヤによって搬送されるときに、コンベヤシス テムは、ストリップ材をコンベヤの位置に合わせるようにストリップ材のガイド をしないか、または、コンベヤシステムは、ストリップ材をコンベヤと位置合わ せされた状態を保つガイドを有していた。ストリップ材がガイドされていなけれ ば、ストリップ材がその目的の場所に到達したときにストリップ材がコンベヤの 位置に合っていない可能性があった。側部ガイドレールのような物理的なガイド が用いられると、ストリップ材の側面はガイドレールとの接触によって損傷を受 けていた。 コンベヤによって運ばれるストリップ材をガイドすることは、ベルトをガイド することと同一ではないが、サーストンに付与された米国特許第３，２７３，６ 96号に開示されているベルトローラは、ベルトの位置を維持するために、回転可 能なシャフトに回転可能に取り付けられた、傾けられてたディスクの組立体を利 用した。シャフトが回転させられると、ディスクがベルトの面に接触する角度が 変化する。該発明の１つの実施形態は、ベルトの変位を測定する検知器を用いた 。しかし、この傾けられたディスクの組立体は、横方向の調節を即時に行うこと ができないという問題があった。ベルトは、ディスクの多くの部分に巻き付けら れ、それによりベルトを方向づけるディスクとベルトとの接触時間がより多くな るため、組立体の横方向の移動は必要ではなかった。ストリップ材のコンベヤシ ステムにおいて、このような装置は、ガイドされるストリップ材を各ディスク のわずかな部分に沿って接触させ、それにより、ガイドするための接触時間が減 少し、かつ、システムの方向付け能力がかなり制限されるであろう。 また、角度のつけられたディスクの組立体を利用したタイヤトレッドのような ストリップ材をガイドすることが英国特許第ＧＢ−Ａ−９５４９７５６号に開示 されており、その公知例では、角度のつけられたディスクはトレッドの横方向の 位置を調整するためにコンベヤの経路に沿って配置されている。 縁部の検知に応答して供給ロールの他の調整手段が、米国特許第３，２４４， ４１８号に例示され、かつ、説明されており、その公知例では、供給ロールは正 逆転可能な電気モータにより駆動されるモータシャフトのねじ付き端部により軸 方向に移動させられる。 他の多くのガイドシステムにおいて、ガイドされるシート、すなわち、ストリ ップは、タイヤの製造に用いられるエラストマ材料である、補強されていない押 出シート、すなわち、ストリップにとって特に望ましくないウェブ張力下にある ことが必要とされた。ガイドシステムは、また、タイヤ組立設備の空間が限られ ているのに反して、広い空間を占める設備を必要とした。 本出願人は、搬送されているストリップ材を損傷する可能性のあるガイドレー ルを使用せずに、即時のシフト調整だけでなく、長い方向付け動作とをもたらし 得る方向付け装置が必要であることを認識した。 本発明は、小型で、簡単な構造であり、使用において効率的であり、かつ、上 記および他の障害を克服することによって問題を解決すると同時により良好でよ り有利な総体的な効果をもたらす、新規で、かつ、改良されたガイドシステムを 意図する。 発明の開示 本発明によれば、ストリップ材を光学的に検知し、かつ、該ストリップ材を所 望の位置に動的に方向付ける、新規で、かつ、改良されたガイドシステムが提供 される。 より詳細には、本発明に従えば、関連するストリップ材を、長手方向で横方向 の初期位置から所望の横方向の位置に搬送し、かつ、長手方向に搬送するコンベ ヤ装置と、関連するストリップ材の、コンベヤ装置に対する位置を検知するセン サと、コンベヤ装置と所望の位置との間に配置され、コンベヤ装置の作動方向に 垂直な軸の周りを回転可能で、該軸に対して位置決めされたシャフトと、シャフ トの周りを回転可能に取り付けられ、各々は、内周面および外周面を有する複数 のガイドディスクとを有し、該外周面上を関連するストリップ材が通過し、内周 面はシャフト上で回転可能であり、ガイドディスクの各々は直径軸を有し、ガイ ドディスクの各々は、直径軸の各々がシャフトの中心軸に対して一定の角度にな るように取り付けられている、関連するストリップ材、すなわち、シート材を横 方向の所望の位置に方向付けるコンベヤシステムにおいて、前記コンベヤシステ ムは、シャフトが軸方向に移動可能であり、センサにより検知された、関連する ストリップ、すなわち、シート材の位置に応答し、シャフトを軸方向に移動させ 、かつ、シャフトをシャフトの軸周りに回転させる方向付け装置を有するコンベ ヤシステムによって、シャフトが軸方向に移動させられ得ることを特徴とするコ ンベヤシステムが提供される。 本発明の一態様によれば、コンベヤ装置、センサ、ガイドディスク制御部、シ ャフト、および各々が回転可能にシャフトの周囲に一定の角度で取り付けられた 複数のガイドディスクを有するコンベヤシステムを用いて、関連するストリップ 材を最初の横方向の位置から所望の横方向の位置に方向付ける方法であって、関 連するストリップ材の位置をセンサによって検知するステップと、関連するスト リップ材の位置をセンサからガイドディスク制御部に送信するステップと、ガイ ドディスクが関連するストリップ材の面に対して予め決められた角度で傾く角度 位置に、ガイドディスク制御部からの信号に応答してシャフトを回転させ、それ により、関連するストリップ材を所望の横向き位置にさらに位置合わせするステ ップとを含む方法において、ガイドディスク制御部からの信号に応答して、関連 するストリップ材を所望の位置に位置合わせするべく、シャフトを軸方向に即時 に移動させ、それにより関連するストリップ材を所望の横向き位置に位置合わせ するステップをさらに含むことを特徴とする方法が提供される。 本発明の別の態様によれば、関連するストリップ材の位置を検知するセンサと 、該センサの下方に配置され、かつ、軸周りを回転可能なシャフトと、該シャフ トの周囲に回転可能に取り付けられ、各々は内周面と外周面を有する複数のガイ ド ディスクとを有し、該外周面上を関連するストリップ材が通過し、内周面はシャ フトに接触し、ガイドディスクの各々は、直径軸を有し、かつ、ガイドディスク の各々は、直径軸の各々がシャフトの軸に対して一定の角度で取り付けられてい る、関連するストリップ材を所望の横方向の位置に方向付けるディスクガイド装 置において、前記シャフトが軸方向に移動可能であり、かつ、前記ディスクガイ ド装置が、センサによって検知された関連するストリップ材の位置に応答して前 記シャフトをその軸方向に移動させ、かつ、該シャフトを軸周りに回転させる方 向付け装置を含むことを特徴とするディスクガイド装置が提供される。 本発明の１つの利点は、シャフトの軸方向の移動によってストリップ材の位置 を即時に横方向に調節することが可能になることである。 本発明の別の利点は、ストリップ材がストリップ材の底部からのみガイドされ 、それにより、ストリップ材の側部が損傷されないことである。 本発明の別の利点は、ストリップ材の縁部と接触せず、かつ、該縁部を損傷せ ずにストリップ材の位置が測定されることである。 本発明の別の利点は、連続するストリップ材が損傷されずにガイドされること である。 本発明の別の利点は、シャフト回転装置が、小型で、ディスクガイドの方向付 けとシフトとの両方を行うことである。 本発明の別の利点は、ディスクガイドが、一連のストリップ材の個々をガイド し得ることである。 本発明の別の利点は、ストリップ、すなわちシート材が最小限のウェブ張力下 で作動可能であることである。 本発明のさらに他の利点は、以下の詳細な説明を読み、かつ、理解すれば、本 発明が属する当業者にとって明らかになるであろう。 図面の詳細な説明 本発明は、ある部品および部品構成の、物理的形態をとり得、その好ましい実 施形態を本明細書中に詳細に記載し、かつ、本出願の一部を構成する添付の図面 に示す。 図１は、関連するストリップ材を方向付ける、本発明を具体化したアクティブ ディスクガイドを含むコンベヤシステムの一部の平面図である。 図２は、アクティブディスクガイドの、図１の線２−２に沿った断面図である 。 図３は、アクティブディスクガイドを、図１の線３−３に沿って見た正面図で ある。 発明の詳細な説明 本発明の好ましい実施形態の例示のみを目的とし、本発明を限定するためのも のではない図を参照すると、図１は、アクティブディスクガイド１６を含むコン ベヤシステム１０の平面図を示す。コンベヤシステムは、好ましくは、ゴム製の ストリップまたはシートストリップのような、すなわちシート材２８を押出成型 機からアプーリケータに運ぶためのコンベヤベルト２２を有する。アクティブデ ィスクガイド１６は、コンベヤベルト２２の端部３４を超えた位置に配置され、 ストリップ材２８を、光学式エッジセンサ４６によって、コンベヤベルト２２の 中心線４０に沿って中央に位置づける。ストリップ材２８がコンベヤベルト２２ に沿って運ばれるとき、光学センサ４６は、コンベヤに対するストリップ材の縁 部５２の位置を検知する。好ましくは、光学センサ４６は、ストリップ材２８の 縁部５２が、ストリップ材の幅に基づいた所定の位置の外側にあるかどうかを検 知するために配置されている。光学センサ４６は、アクティブディスクガイド１ ６を作動させる制御装置に接続されている。アクティブディスクガイド１６は、 ストリップ材２８を方向付けるために用いられ、それにより該ストリップ材をコ ンベヤベルト２２の中心線４０に対して位置合わせする。この縁部のガイドは、 ストリップ材２８の反対の端部に別の光学センサを必要とする中央ガイド装置に よって行うことができる。 図２に示されるように、アクティブディスクガイド１６は、シャフト６４およ び一連のディスク７０を含む。ディスク７０の各々は、軸受８２上に回転可能に 取り付けられ、かつ、軸に対して９０度よりわずかに小さい角度７６に傾けられ て、すなわち、斜めに配置されている。本発明の好ましい実施形態において、デ ィスク７０は、シャフト６４の軸Ａ−Ａに対して８５度の角度に傾けられている が、より広範囲の角度を用いてもよい。シャフト６４が回転させられると、ディ スク７０の向きは、図２に示されるように右側に傾けられた状態から、反対方向 に傾けられた状態の範囲で変化する。ディスク７０は、シャフト軸Ａ−Ａに対し て固定された角度７６を維持するが、シャフトが軸Ａ−Ａ周りを回転するとディ スクの向きは変化する。ディスク７０の各々は、好ましくは内側の軸受８８と外 側のディスク９４を含む。内側の軸受８８は、シャフトと共に回転するために、 例えばキー（図示せず）によってシャフト６４に取り付けられており、外側のデ ィスク９４は、内側の軸受８８上に回転可能に支持されている。軸受８８は、外 側のディスク９４がシャフト６４の周りを自由に、かつ、独立して回転すること を可能にする。 図２および３に関し、シャフト６４の一方の端１０６は、好ましくはねじ付き の端部である。ねじ付き端部１０６は、フレーム部材１１４上に取り付けられた 、固定されたねじ付きブッシュ１１０内にねじ込まれている。別のフレーム部材 １１６上にまた取り付けられたサーボモータ１１８が、シャフト６４上に取り付 けられた第２のプーリ１１２に巻き付けられたベルト１２４を駆動するためのプ ーリを有する。モータ１１８の回転は、ディスク７０の向きを変えるシャフト６ ４の回転が生じさせ、かつ、ストリップ材２８を方向付ける。シャフト６４はブ ッシュ１１０内にねじ締めされているため、プーリ１１２の回転は、また、シャ フトを、ねじ付き縁部１０６がプーリの回転によって移動させられる距離だけ軸 方向に移動させる。シャフト６４のねじ付き端部１０６のねじは、好ましくは１ 度／ピッチである。シャフト６４は、好ましくは、軸Ａ−Ａ周りを、中立位置か ら始めて、各方向に９０度回転し、それによりアクティブディスクガイド１６を 中立位置から完全に右方向もしくは完全に左方向に回る。また、シャフト端部１ ０６がブッシュ１１０内にねじ締めされているため、シャフト６４を９０度より 大きい角度回転させることにより、シャフトが軸方向に１／４インチ移動する。 シャフト６４の軸方向への即時の移動は、ストリップ材がアクティブディスクガ イド１６上を通過するときにストリップ材２８が横方向への移動することを可能 にする。サーボモータ１１８は、光学センサ４６によって得られたストリップ材 ２８の位置に基づいた、制御装置からの信号に応答して作動する。 コンベヤベルト２２が図１に例示されているが、アクティブディスクガイド１ ６は、重力によりストリップ材２８を巻くローラのみからなるコンベヤシステム １０または他の好適なコンベヤシステムとともに用いることもできる。 ある代表的な実施形態およびその詳細を、本発明を例示するために示したが、 本発明の範囲から逸脱せずに、種々の変更および変形がなされ得ることが当業者 には明らかであろう。 以上に本発明を説明してきたが、本発明は次の請求の範囲のように権利が請求 される。 請求の範囲 １． ストリップ材２８をシステム１０の長手方向に運ぶためのコンベヤ手段 ２２と、前記コンベヤ手段２２の下流部にあって前記ストリップ材２８を支持し 、かつ、方向付けるアクティブディスクガイド１６とを含む、関連するストリッ プ材２８を運び、かつ、方向付けるためのコンベヤシステム１０において、 複数のガイドディスク７０を有するシャフト６４であって、前記複数のガイド ディスク７０が前記シャフト６４上に回転可能に取り付けられ、かつ、前記シャ フト６４の軸Ａ−Ａに対してある角度７６に傾けられた前記シャフト６４と、前 記ディスク７０を前記ストリップ材２８と接触する角度７６を選択するべく前記 シャフト６４を回転させる手段と、前記シャフト６４を回転させる前記手段に加 えて、前記ストリップ材２８を所望の方向に即時にシフトする、前記シャフト６ ４を軸方向に移動させる手段との組み合わせを特徴とするコンベヤシステム。 ２． 前記シャフト６４を軸方向に移動させる前記手段が、前記シャフト６４ 上にあって、固定されたねじ付ブッシュ１１０と係合可能で、前記シャフト６４ の回転時に前記シャフト６４を軸方向に移動させるねじ付部分１０６を含むこと をさらに特徴とする請求項１に記載のコンベヤシステム。 ３． 前記コンベヤ手段に対する前記関連するストリップ材２８の位置を検知 するセンサ４６と、前記センサ４６、および前記シャフト６４を回転させる前記 手段１１８に接続された、前記シャフト６４の軸方向の移動および回転移動を制 御するガイドディスク制御手段５８をさらに特徴とする請求項１に記載のコンベ ヤシステム。 ４． 前記センサ４６が前記コンベヤ手段２２の出口側端部３４に隣接して配 置されていることをさらに特徴とする請求項３に記載のコンベヤシステム。 ５． 前記センサ４６が前記ストリップ材２８の縁部５２の位置を検知するよ うに配置されていることをさらに特徴とする請求項４に記載のコンベヤシステム 。 ６． 前記コンベヤ手段２２が前記ストリップ材２８を運ぶための搬送ベルト ２２を含むことをさらに特徴とする請求項１に記載のコンベヤシステム。 ７． 前記ガイドディスク７０が前記シャフト６４の軸Ａ−Ａに対して３０度 〜８９度の角度７６に傾けられていることをさらに特徴とする請求項１に記載の コンベヤシステム。 ８． 前記角度７６が約８５度であることをさらに特徴とする請求項７に記載 のコンベヤシステム。 ９． 関連するストリップ材２８を、コンベヤ手段２２上の横方向の位置から 、複数のガイドディスク７０を有するシャフト６４であって、前記ガイドディス ク７０が前記シャフト６４上に回転可能に取り付けられ、かつ、前記シャフト６ ４の軸Ａ−Ａに対してある角度７６に傾けられているシャフト６４を有するアク ティブガイドディスク１６上の予め決められた横方向の位置に搬送する方法にお いて、 前記ディスク７０が前記ストリップ材２８と接触する所望の角度７６を選択す るべく前記シャフト６４を回転させ、同時に前記ストリップ材２８を所望の方向 に即時に方向付けるべく、前記シャフト６４を軸方向に移動させることを特徴と する方法。 １０． 前記コンベヤ手段２２上の前記横方向の位置がセンサ４６によって測定 される請求項９に記載の方法において、前記コンベヤ手段２２上の前記ストリッ プ材２８の横方向の位置に関する前記センサ４６からの信号に応答して前記シャ フト６４を回転させることを特徴とする請求項９に記載の方法。 １１． 前記シャフト６４が、前記シャフト６４の回転時に前記シャフト６４を 軸方向に移動させる、固定されたねじ付きブッシュ１１０と係合可能なねじ付き 部分１０６を有する請求項９に記載の方法において、所望の係合角度７６に加え て前記シャフト６４に所望の軸方向の移動をさせるべく、前記シャフト６４を予 め決められた角度で回転させることを特徴とする請求項９に記載の方法。 １２． 関連するストリップ材２８を方向付け、かつ、搬送するディスクガイド 装置において、 複数のガイドディスク７０を有し、シャフト軸Ａ−Ａ周りを回転可能なシャフ トであって、前記ガイドディスク７０が前記シャフト６４上に回転可能に取り付 けられ、かつ、前記シャフト軸Ａ−Ａに対してある角度７６に傾けられている前 記シャフトと、前記ディスク７０の前記ストリップ材２８と係合する角度７６を 選択するべく前記シャフト６４を回転させる手段であって、前記ストリップ材２ ８を所望の方向に即時にシフトさせるために前記シャフト６４を前記シャフト軸 Ａ−Ａ周りに回転させる手段との組み合わせを特徴とするディスクガイド装置。 １３． 実質的に明細書中に記載された、または添付の図面に示されたようにス トリップ材２８を搬送し、方向付けることを特徴とするディスクガイド装置およ び方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ストリップ材をコンベヤシステムの長手方向に搬送するコンベヤ手段と 、前記コンベヤ手段の下流部にあって複数のガイドディスクを有するシャフトを 含む前記ストリップ材を支持し、かつ、方向付けるアクティブディスクガイドで あつて、前記複数のガイドディスクが前記シャフト上に回転可能に取り付けられ 、かつ、前記シャフトの軸に対してある角度に傾けられたアクティブディスクガ イドと、前記ディスクを前記ストリップ材と接触する角度を選択するべく前記シ ャフトを回転させる手段とを含む、関連するストリップ材を搬送し、かつ、方向 付けるためのコンベヤシステムにおいて、 前記シャフトを回転させる前記手段に加えて、前記ストリップ材を所望の方向 に即時にシフトするべく、前記シャフトを軸方向に移動させる手段を特徴とする コンベヤシステム。 ２． 前記シャフトを軸方向に移動させる前記手段が、前記シャフト上にあっ て、固定されたねじ付ブッシュと係合可能で、前記シャフトの回転時に前記シャ フトを軸方向に移動させるねじ付部分を含むことをさらに特徴とする請求項１に 記載のコンベヤシステム。 ３． 前記コンベヤ手段に対する前記関連するストリップ材の位置を検知する センサと、前記センサ、および前記シャフトを回転させる前記手段に接続された 前記シャフトの軸方向の移動および回転移動を制御するガイドディスク制御手段 をさらに特徴とする請求項１に記載のコンベヤシステム。 ４． 前記センサが前記コンベヤ手段の出口側端部に隣接して配置されている ことをさらに特徴とする請求項３に記載のコンベヤシステム。 ５． 前記センサが前記ストリップ材の縁部の位置を検知するように配置され ていることをさらに特徴とする請求項４に記載のコンベヤシステム。 ６． 前記コンベヤ手段が前記ストリップ材を運ぶためのコンベヤベルトを含 むことをさらに特徴とする請求項１に記載のコンベヤシステム。 ７． 前記ガイドディスクが前記シャフトの軸に対して３０度〜８９度の角度 に傾けられていることをさらに特徴とする請求項１に記載のコンベヤシステム。 ８． 前記角度が約８５度であることをさらに特徴とする請求項７に記載のコ ンベヤシステム。 ９． 関連するストリップ材を、コンベヤ手段上の横方向の位置から、複数の ガイドディスクを有するシャフトであって、前記ガイドディスクが前記シャフト 上に回転可能に取り付けられ、かつ、前記シャフトの軸に対してある角度に傾け られているシャフトを有するアクティブガイドディスク上の予め決められた横方 向の位置に搬送する方法において、 前記ディスクが前記ストリップ材と接触する所望の角度を選択するべく前記シ ャフトを回転させ、同時に前記ストリップ材を所望の方向に即時に方向付けるべ く、前記シャフトを軸方向に移動させることを特徴とする方法。 １０． 前記コンベヤ手段上の前記横方向の位置がセンサによって測定される請 求項９に記載の方法において、前記コンベヤ手段上の前記ストリップ材の横方向 の位置に関する前記センサからの信号に応答して前記シャフトを回転させること を特徴とする請求項９に記載の方法。 １１． 前記シャフトが、前記シャフトの回転時に前記シャフトを軸方向に移動 させる、固定されたねじ付きブッシュと係合可能なねじ付き部分を有しる請求項 ９に記載の方法において、所望の係合角度に加えて前記シャフトに所望の軸方向 の移動をさせるべく、前記シャフトを予め決められた角度で回転させることを特 徴とする請求項９に記載の方法。 １２． 複数のガイドディスクを有し、シャフト軸周りを回転可能なシャフトを 含み、前記ガイドディスクは、前記シャフト上に回転可能に取り付けられ、かつ 、前記シャフト軸に対してある角度に傾けられているシャフトを、前記ディスク の前記ストリップ材と係合する角度を選択するべく前記シャフトを回転させる手 段とを含む、関連するストリップ材を方向付け、かつ、搬送するディスクガイド 装置において、 前記ストリップ材を所望の方向に即時にシフトさせるべく前記シャフトを前記 シャフト軸周りに回転させる手段を特徴とするディスクガイド装置。 １３． 実質的に明細書中に記載された、または添付の図面に示されたようにス トリップ材を搬送し、方向付けることを特徴とするディスクガイド装置および方 法。