JP2002507180A - 積載キャリヤ上にバレルを荷積するためおよび／または前記バレルを荷降ろしするための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、積載キャリヤ（Ｐ）にバレル（７）、特に樽、ケグなど概ね円筒状もしくはドラム状の容器を荷積しあるいは前記バレルを荷降ろしするための方法に関するものである。本発明の方法によって、たとえば６個もしくは８個のバレルの群（７^*）につき、移送速度を制限する惰力および振動現象に関連した問題を生じさせることなく、可能な限り移送速度が高くなる。これは、パレット（Ｐ）へのあるいはパレット（Ｐ）からの移送に際し、各バレルの群（７^*）を前記バレル群に対する直接的もしくは間接的キャリヤ接触面（Ａ１、Ａ２）に対して垂直上昇させることにより達成される。バレル群およびパレットは、互いに別々に（荷積）または一緒に（荷降ろし）、連続した同一の収容および上昇−運動位置（Ｇ）にその接触表面を上昇運動が垂直方向に行われる平面に変位させることにより載置される。前記方法を実施する装置の第１の実施形態は、３つのコンベアシステム（４、５、６）に対し垂直であるレール（８）上の２つの位置を交互に荷積基礎構脚（１）を通過して走行しうる復動キャリッジ（３；３．１、３．２）の他に特に、バレル群（７^*）を収容、停止、上昇または下降させる手段（２）を備えた固定荷積基礎構脚（１）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 積載キャリヤ上にバレルを荷積するためおよび／または 前記バレルを荷降ろしするための方法および装置 本発明は、積載キャリヤ上にバレル、特に樽（いわゆるケグ）または実質的に 円筒状もしくはドラム状の他の容器を荷積しかつ／またはこれらバレルを荷降ろ しするに当たり、荷積に際し、充填されたバレルと積載キャリヤとをそれぞれ輸 送システムを介しパレットに送給すると共にバレルを、たとえば、６個もしくは ８個の整然と配置されたバレル群として一緒に把持し、パレット上に下降させる と共に、充填されたバレルを載置したパレットを輸送システムを介して搬出し、 さらに荷降ろしに際し、それぞれ空バレルのバレル群（Gebindebage）を載置し たパレットを輸送システムを介して送給し、各バレル群を一緒に把持してパレッ トから外し、空バレルとパレットとを互いに分離するようにした当該輸送システ ムを介し搬出することからなるバレル（特に樽など）を荷積する方法、並びに荷 積および／または荷降ろしの方法を実施するための装置に関するものである。 この種類の方法および装置においては、単一のドラムまたは複数のバレルをい わゆるバレル群として整然と配置したバレル群の転送に際し（すなわち、把持お よび拘束状態にて）、垂直方向だけでなく水平方向にも必要に応じてそれぞれ同 時にあるいは順次に処理するのが従来一般的であった。その際、転送速度、およ び転送能力は、重量支持力を制限すると共にバレル群（たとえば、好ましくは６ 個もしくは８個）の配置において一旦把持される樽もしくはケグの振動を防止す るために制限されていた。 本発明の課題は、バレル群の転送速度ができるだけ速いことを特徴とするが、 重量支持力および振動現象を問題とすることなく、転送能力を制限しないような 前記種類の方法およびこれを実施する装置を提供することにある。 この課題は、請求の範囲第１項に記載の特徴によって技術的に解決される。荷 積または荷降ろしの方法を実施するための装置が請求の範囲第２項の主題である 一方、請求の範囲第３項は荷積および荷降ろしの方法をそれぞれ互換的に実施す る装置に関するものである。 一般的に本発明の思想は、荷積に際し、各バレル群がその転送の列としてパレ ット上に、あるいはパレットから、専らバレル群を間接的または直接的に支持す る架台面に対し垂直配向した上昇運動を受けるようにすることにある。その際、 バレル群およびパレットは互いに分離され（荷積）あるいは一緒に（荷降ろし） 、上昇運動が垂直となる平面にてその架台面の移動により常に上昇運動のため、 同じ収容−上昇−位置にされる。荷降ろしは、この順序の逆に行われ、荷積およ び荷降ろしを交互に実施することもできる。 この方法を実施する装置は、実質的にバレル群を固定配置された荷積基礎構脚 の内部に収容−拘束−上昇−システムの下において輸送し、そこからバレルを外 して拘束すると共に垂直方向にのみ上昇させ、次いで中間的にバレル群の下に輸 送された空パレットまで垂直下降に際し荷降ろすことを特徴とする。バレル群の 水平方向の移送は、上昇および下降の際には必要とされない。 荷降ろしに際し、それぞれ空バレルのバレル群が載置されたパレットは荷積基 礎構脚における収容−拘束−上昇−システムの下において移送され、次いでバレ ル群が収容され、拘束されかつ上昇し、空パレットは荷積基礎構脚から脱し、次 いでバレル群が架台面に載置されると共にそこから輸送システムを介し荷積基礎 構脚より搬出される。 バレル群を収容、拘束および上昇もしくは下降させる手段を備えた固定配置の 荷積基礎構脚の他に、提案される装置は復動キャリッジをも備え、これは輸送シ ステムに対し垂直かつ荷積基礎構脚を通過して走行レール上に走行しうる。これ は２個の互いに固定接続されたキャリッジで構成され、それぞれ架台面を支持す る。その際、第１キャリッジは交互に充填バレルを送給するための輸送システム の端部より前の積載箇所に、あるいは他方では荷積基礎構脚における収容−上昇 −位置に配置せしめることができ、第２キャリッジは荷積基礎構脚における収容 −上昇−位置とそれぞれバレル群が充填バレルを積載したパレットを搬出するた めの輸送システムの端部より前に設けられた空パレット位置との間に強制的に変 向される。 この方法およびそれを実施する装置は、充填バレルを荷積し、あるいは空バレ ルを荷降ろしするための実施に適している。さらに、これら両手段は装置の好適 な実施の形態において交互に実施することもでき、単一の箇所（すなわち荷積基 礎構脚）において同じ手段をバレル群の収容、拘束および上昇もしくは下降の手 段として採用することができる。荷降ろしに際し、自由となったパレットは荷積 に用いることができる。 以下、添付図面を参照して本発明を２つの実施の形態につき簡単に説明する。 図１は交互にバレルを積載キャリヤ（パレット）上に荷積し、あるいはバレル を同じパレットから荷降ろしする装置を示し、時間的に並行して進行する図１か ら実質的に公知のバレルを積載キャリヤ上に荷積し、あるいはキャリヤから荷降 ろしする第２装置を示す。 図２は、交互であるが、装置（図１）が固定配置された荷積基礎構脚１を備え 、これはその上側領域にバレル７もしくはバレル群７^*を収容、拘束および上昇 もしくは下降させるための手段２を備える。走行レール８には復動キャリッジ３ が存在し、これは第１キャリッジ３．１とこれに固定接続された第２キャリッジ ３．２とを備え、第２キャリッジ３．２が荷積基礎構脚１における手段２の下に 位置する一方、第１キャリッジ３．１が荷積基礎構脚１の一方の側に積載箇所Ｂ を設定するよう走行することができる（走行運動Ｖ）。列の状態にて第２キャリ ッジ３．２を有する復動キャリッジ３は積載箇所Ｂに対向する荷積基礎構脚１の 側に空パレット位置Ｌを設定する一方、予め積載箇所Ｂに位置していた第１キャ リッジ３．１は手段２の下に位置する。第１キャリッジ３．１は充填バレル７で 構成されたバレル群７^*のための架台面Ａ１を支持すると共に、第２キャリッジ ３．２により支持された架台面Ａにより空パレットＰは空パレット位置Ｌから収 容−上昇−位置Ｇ（荷積）方向またはその逆方向（荷降ろし）まで走行する。復 動キャリッジ３をその両架台面Ａ１およびＡ２と一緒に送給するには、互いに平 行な３つの輸送システム４、５および６を設け、しかも充填バレル７の送給ＺＶ については輸送システム４を、また充填バレル７のそれぞれバレル群７^*が積載 されたパレットＰの搬出ＡＶについては輸送システム５を、さらに空パレットＰ の送給については輸送システム６が設けられる。その際、中央の輸送システム（ すなわち輸送システム５）は荷積基礎構脚１に終端し、輸送システム６は移送シ ステム５と並行して走行すると共に、荷積基礎構脚の外側において輸送システム ５と同じ高さに終端し、さらに輸送システム４は輸送システム６とは反対方向か ら荷積基礎構脚１まで案内されると共にその外側において輸送システム６に対応 する間隔を有してその外部で終端する。 所定の輸送システム４、５および６の輸送方向は、それぞれ所定の状況および 要件に適合させねばならない。図示した装置は充填バレル７の荷積を実現する。 空バレル７を荷降ろしする際は、各輸送システム４、５および６の輸送方向の逆 転が必要である。空バレル群７^*を載置したパレットＰは輸送システム５を介し 荷積基礎構脚１に送給され、そこで手段２を介しバレル群７^*を上昇させ、空パ レットＰを収容−上昇−位置Ｇから第２キャリッジ３．２を介し、空パレット位 置Ｌまで移送し、次いでそこから輸送システム６を介し搬出する。復動キャリッ ジ３の最後に挙げた状態において第２キャリッジ３．１は収容−上昇−位置Ｇに 存在し、空バレル群７^*をその架台面Ａ１まで下降させ（下降Ｓ）、次いで空バ レル群７^*を走行運動Ｖにより輸送システム４の端部の前における積載箇所Ｂま で移送することができる。そこから逆方向における空バレル７の搬出が行われ、 これは図１に荷積の説明の範囲内で示した通りである。 以下、荷積過程に関連して簡単に説明する。復動走行キャリッジ３はその基礎 状態において、第１キャリッジ３．１により一方では送給のための輸送システム ４の端部の前における積載箇所Ｂに充填物（ＺＶ）を載置すると共に、他方では 第２キャリッジ３．２によりバレル群７^*を収容、拘束および上昇もしくは下降 させる手段の下で固定配置された荷積基礎構脚１に設置するよう配置される。次 いで、たとえば６個もしくは８個配置されたバレル群７^*を積載箇所Ｂにおける 架台面Ａ１に積載する。バレル群７^*を形成するためのバレル７の導入過程が終 了した後、復動キャリッジ３は、次いで、バレル群７^*が積載箇所Ｂから荷積基 礎構脚１における手段２の下に到達すると共に、手段２の下に既に位置している 第２キャリッジ３．２がその架台面Ａ２により空パレット位置Ｌに到達するよう 走行する。次いで、手段２はバレル群７^*の全体を収容し、拘束し、これらを短 ストローク（収容−上昇−位置Ｇにて上昇Ｈ）にて上昇させる。復動キャリッジ ３のこの状態において、次いで、空パレットＰは空パレットＰを送給（ＺＶ）す るための輸送システム６を介し第２キャリッジ３．２の架台面Ａ２に到達するこ とができ、第２キャリッジは空パレット位置Ｌに存在する。次いで、復動キャリ ッジ３はその基本状態において、空パレットＰが上昇バレル群７^*の下に到達す るよう搬送される。次いで、手段２がバレル群７^*を空パレットＰまで下降させ （収容−上昇−位置Ｇにおける下降Ｓ）、次いで、バレル群７^*を積載したパレ ットＰは充填物の搬出ＡＶのため輸送システム５を介して荷積基礎構脚１から搬 出輸送される。バレル群７^*を積載したパレットＰの前記下降−搬出−過程に際 し、復動キャリッジ３の第１キャリッジ３．１における架台面Ａ１は積載箇所Ｂ において改めて他のバレル群７^*が輸送システム４により送給されて積載される 。 荷降ろしは上記した個々の過程の逆順序で行われ、既に説明したように輸送シ ステム４、５および６の輸送方向は逆転する。 図２は、図１による装置に基づいた拡張装置を参照して、交互であるが時間的 に並行して荷積みおよび荷降ろしを実施しうる好適に拡張された方法の実施を示 す。充填バレル７は充填物の送給ＺＶのため輸送システム４を介して送給され、 図１による装置の場合と同様に充填物の搬出ＡＶのため輸送システム５を介して 搬出される。空パレットの送給（荷積）または搬出（荷降ろし）の図１による装 置において役立つ輸送システム６を介し、それぞれ空バレル７のバレル群７^*を 装着したパレットＰが送給される（空物体の送給ＺＬ）。輸送システム５および 輸送システム６は、それぞれ荷積基礎構脚１の対向側まで前進すると共に、それ ぞれ走行移動Ｖに対し横方向に設けられた復動キャリッジ３の寸法だけ第１キャ リッジ３．１および第２キャリッジ３．２により空パレットＰの送給もしくは搬 出ＺＰ／ＡＰのため輸送システム９に、あるいは空バレル７の搬出ＡＬのため輸 送システム１０まで前進する。 たとえば、充填物を積載箇所Ｂまで送給ＺＶするため輸送システム４を介し荷 積の目的でバレル群７^*を積載箇所Ｂに到らしめ、次いで、復動キャリッジ３の 第１キャリッジ３．１における架台面Ａ１はこのバレル群７^*を荷積基礎構脚１ における手段２の下に移動させる。次いで、バレル群７^*が収容され、拘束され かつ上昇し（収容−上昇−位置Ｇにおける上昇Ｈ）、空パレットＰを空パレット Ｐの送給ＺＰのため輸送システム９を介して送給すると共に、上昇バレル群７^* の下まで移動させることができる。次いで、バレル群７^*が下降し（収容−上昇 −位置Ｇにおける下降Ｓ）、さらに充填パレットＰは充填物の搬出ＡＶのため輸 送システム５を介し荷積基礎構脚１から搬出輸送される。 荷積基礎構脚１におけるバレル群７^*の上昇および下降Ｈ／Ｓに際し、復動キ ャリッジ３の第２キャリッジ３．２は走行レール８にそれぞれ終端する空物体の 送給ＺＬもしくは空物体の搬出ＡＬのための輸送システム６と１０との間に位置 し、空バレル７のバレル群７^*が載置されたパレットＰを中間的に復動キャリッ ジ３の第２キャリッジ３．２における架台面Ａ２に到らしめる。復動キャリッジ ３は、次いで、走行移動Ｖによりその交替位置まで走行し、予め充填バレル７の バレル群７^*が載置されたパレットＰが荷積基礎構脚１から輸送システム５によ り搬出されて手段２が空バレル群７^*を収容−上昇−位置Ｇにて収容し、拘束し かつ上昇させることができる。次いで、空パレットＰは、この空パレットＰの搬 出ＡＰのため輸送システム９を介して荷積基礎構脚１から除去され、手段２がバ レル群７^*を間接的に第２キャリッジ３．２の架台面Ａ２上に下降させることが でき、次いでキャリッジ３．２は空物体の送給ＺＬおよび搬出ＡＬのため輸送シ ステム６と１０との間の位置に達する。そこから、輸送システム１０を介して搬 出される。 荷積および荷降ろしは上記したように互換的に行われ、単一の復動キャリッジ ３と単一の荷積基礎構脚１とそこに設けられた収容、拘束および上昇もしくは下 降のための手段２とにより両過程が処理される。 上記した図面の説明は提案された方法の本質的工程に関するものである。この 方法を実施するための装置の具体的実現については多くの方法によって可能であ る。図１および図２は例示として本発明の一般的思想に基づく可能性を例示する に過ぎない。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年９月２４日（１９９９．９．２４） 【補正内容】 補正された請求の範囲 １． 積載キャリヤ上にバレル、特に樽（いわゆるケグ）または実質的に円 筒状もしくはドラム状の他の容器を荷積し、および／またはこれらバレルを荷降 ろしするための装置であって、充填バレル（７）を送給（荷積）または搬出（荷 降ろし）するための輸送システムと、それぞれ充填バレル（７）のバレル群（７^* ）が積載された積載キャリヤを搬出（荷積）または送給（荷降ろし）するため の輸送システムと、パレット（Ｐ）と、空パレット（Ｐ）を送給（荷積）または 搬出（荷降ろし）するための輸送システムとを備え、さらにバレル群（７^*）を 収容および拘束するための高さ移動しうる手段（２）を有する固定荷積基礎構脚 （１）を備える装置において、 各輸送システムが互いに平行に配置され、 それぞれ充填バレル（７）のバレル群（７^*）が積載されたパレット（Ｐ）を 搬出（荷積）または送給（荷降ろし）すべく規定された中央輸送システム（５） が荷積基礎構脚（１）に終端し、充填バレル（７）を送給（荷積）または搬出（ 荷降ろし）すべく規定された輸送システム（６）が中央輸送システム（５）に並 列に延在すると共に後者と同じ高さで荷積基礎構脚（１）の外部に終端し、さら に充填バレル（７）を送給（荷積）または搬出（荷降ろし）すべく規定された輸 送システム（４）が充填バレル（７）の送給（荷積）または搬出（荷降ろし）に つき規定された輸送システム（６）とは対向方向から荷積基礎構脚（１）の方向 へ案内されると共にその外部にて最後に挙げた輸送システム（６）と同じ対応間 隔にて終端し、 輸送システム（４、５、６）に対し垂直に荷積基礎構脚（１）を貫通して走行 レール（８）上を走行しうる復動キャリッジ（３；３．１、３．２）が設けられ 、第１架台面（Ａ１）を支持する第１キャリッジ（３．１）が充填バレル（７） の送給（荷積）または搬出（荷降ろし）につき規定された輸送システム（４）の 端部より前における積載箇所（Ｂ）または他方では荷積基礎構脚（１）における 収容−上昇−位置（Ｇ）に交互に位置すると共に、第１キャリッジ（３．１）と 固定接続された第２架台面（Ａ２）を支持する第２キャリッジ（３．２）が強制 的に収容−上昇−位置（Ｇ）または他方では中央輸送システム（５）の端部より 前の空パレット位置（Ｌ）のいずれかに交互に位置し、 手段（２）が収容されあるいは拘束された各バレル群（７^*）を上昇および下 降させる ことを特徴とするバレルの荷積および荷降ろしのための装置。 ２． 中央輸送システム（５）および／または充填バレル（７）の送給（荷 積）または搬出（荷降ろし）につき規定された輸送システム（６）が、それぞれ 荷積基礎構脚（１）の対向側にかつそれぞれ走行運動（Ｖ）に対し横方向に設け られた復動キャリッジ（３；３．１、３．２）の長さだけ中断して、空パレット （Ｐ）の送給もしくは搬出（ＺＰ／ＡＰ）のための輸送システム（９）または空 バレル（７）の搬出（ＡＬ）のための輸送システム（１０）にその延長部を有す ることを特徴とする請求項１に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＪＰ，ＫＲ，ＰＬ，ＲＵ，ＵＳ 【要約の続き】 に、バレル群（７^*）を収容、停止、上昇または下降さ せる手段（２）を備えた固定荷積基礎構脚（１）を有す る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 積載キャリヤ上にバレル、特に樽（いわゆるケグ）または実質的に円 筒状もしくはドラム状の他の容器を荷積し、および／またはこれらバレルを荷降 ろしするに当たり、荷積に際し充填バレルと積載キャリヤとをそれぞれ輸送シス テムを介しパレットに送給すると共にバレルをバレル群、たとえば整然配置され た６個もしくは８個のバレルの群として一緒に採取し、上昇させかつ移動させて パレット上に下降させると共に、充填バレルを積載したパレットを輸送システム を介して搬出し、さらに荷降ろしに際し、それぞれ空バレルのバレル群を載置し たパレットを輸送システムを介して送給し、各バレル群を一緒に収容して上昇さ せ、転送すると共に空バレルとパレットとを互いに分離し、該当する輸送システ ムを介し搬出する方法において、 各バレル群をその転送の列にてパレット上にまたはパレットから、専らバレル 群を間接的または直接的に支持する架台面に対し垂直配向した上昇運動にかけ、 バレル群およびパレットを互いに分離して（荷積）または一緒に（荷降ろし）、 その架台面の移動により上昇運動が垂直である平面において常に同じ採取位置お よび上昇運動のための上昇位置に到らしめる ことを特徴とするバレルの荷積および荷降ろし方法。 ２． 固定荷積基礎構脚（１）にはバレル群（７^*）を収容、拘束および上 昇もしくは下降させる手段（２）を設け、 ３つの互いに平行な輸送システム（４、５、６）を設けると共に、充填バレル （７）を送給（ＺＶ）するには輸送システム（４）を、またそれぞれ充填バレル （７）のバレル群（７^*）を載置したパレット（Ｐ）を搬出（ＡＶ）するには輸 送システム（５）を、および空パレット（Ｐ）を送給（ＺＰ）するには輸送シス テム（６）を設け、 そのうち中央の輸送システム（５）を荷積基礎構脚（１）に終端させ、輸送シ ステム（６）を輸送システム（５）に並列して延在させると共に輸送システム（ ５）と同じ高さにて荷積基礎構脚（１）の外側に終端させ、さらに輸送システム （４）を輸送システム（６）とは対向方向から荷積基礎構脚（１）まで案内する と共にその外側にて輸送システム（６）と同じ対応間隔（６）で終端させ、 復動キャリッジ（３；３．１、３．２）を設けて、これを輸送システム（４、 ５、６）に対し垂直に荷積基礎構脚（１）を貫通して走行レール（８）上に走行 させると共に、第１架台面（Ａ１）を支持する第１キャリッジ（３．１）により 交互に、一方では輸送システム（４）の端部より前の積載箇所（Ｂ）、または他 方では荷積基礎構脚（１）における収容−上昇位置（Ｇ）に第１キャリッジ（３ ．１）と固定接続された第２架台面（Ａ２）を支持する第２キャリッジ（３．２ ）により強制的に収容−上昇位置（Ｇ）または他方では輸送システム（５）の端 部より前の空パレット位置（Ｌ）に位置せしめる ことを特徴とする荷積または荷降ろしの方法を実施する請求項１に記載の荷積 または荷降ろしの方法を実施する装置。 ３． 輸送システム（５）および輸送システム（６）には、それぞれ荷積基 礎構脚（１）の対向側にかつそれぞれ走行運動（Ｖ）に対し垂直に設けられた復 動キャリッジ（３；３．１、３．２）の寸法だけ中断して、空パレット（Ｐ）の 送給または搬出（ＺＰ／ＡＰ）のため輸送システム（９）に、または空バレル（ ７）の搬出（ＡＬ）のため輸送システム（１０）にその延長部を存在させること を特徴とする荷積および／または荷降ろしの方法を実施するための請求項２に記 載の装置。