JP2002506398A - 多層吸収抗反射被覆 - Google Patents

多層吸収抗反射被覆

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Abstract

(57)【要約】 反射制御システム(10)が多層スタック(14、16、18、20)を有しており、この多層スタックが粘着性を高める下塗り層(28)を用いて基層(12)に粘着されている。多層スタック(14、16、18、20)は層対を有しており、第1の層(14、18)は灰色金属であり第2の層(16、20)は実質的に透明な材料である。好ましき実施例においては、灰色金属はニッケル・クロムであり、透明層はシリコン酸化物である。各層対において、灰色金属は基層の抗反射性を付与する表面に近く配置されている。下塗り層(28)の厚さは50Å未満である。下塗り層は実質的に酸素のない雰囲気中で溶着されるが、溶着につづいて酸化されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 多層吸収抗反射被覆 この出願はアメリカ特許出願第60/077051号(1998年3月6日提 出)の権利を享受するものである。 技術分野 この発明は光透過性または反射性体の表面における所望の光学的性質の付与に 関するものであり、より詳しくはディスプレー・スクリーンなどの透光性体の表 面上に抗反射性被覆を施与するものである。 背景技術 光透過性または反射性体に被覆を施すことにより所望の光学的性質を付与する ことができる。 例えばコンピューター・モニターのスクリーンに1以上の被覆を施すと、偏光 性を付与したり反射性を低減できる。陰極管(CRT)などの基材からの光の反 射を低減させる方法としては、その表面を反射される光線のほぼ1/4波長の厚 さを有した抗反射性層で被覆する方法がある。この抗反射性層はポリマーなどの 有機材料であってもよく、弗化金属などの無機材料であってもよい。溶着された 層の屈折率がCRTのそれ未満ならよいのである。溶着された抗反射性層の屈折 率がCRT材料の屈折率の平方根に等しいと、高度な反射性低減が達成される。 しかしこの方法には制約がある。特に反射に関して、単層の低屈折率抗反射性被 膜はしばしば違った色合いを呈するのである。 より広い帯域と少ない色合いを有した抗反射性被膜は多数の溶着された層によ り得ることができる。普遍的な抗反射性被膜としては、1/4−1/4(QQ) と1/4−1/2−1/4(QHQ)スタックとがある。すなわち抗反射性被膜 は異なる屈折率を有した多数の層により構成され、各層は抗反射されるべき波長 の1/4(Q)または1/2(H)の光学的厚さなのである。 抗反射性スタックについてはアメリカ特許第5744227号に詳しく記載さ れている。少なくとも2対の層が形成されて抗反射性を付与している。各対の一 方の層は電導性で光透過性の無機材料であり、その屈折率は1.88〜2.15 である。他方の層は光透過性の無機酸化物であって、その屈折率は1.4〜1. 6である。スタックは所望の光学的性質を得る上でよい挙動を示す。 抗反射性被膜は典型的には非吸収性材料により形成される。したがって反射性 の低減は抗反射性を付与すべき対象(例えばCRT)中に送り込むエネルギーを 増加させることにより達成される。光路に沿っての吸収は像のコントラストを高 めるものである。この目的から吸収性材料をCRTの製造に用いた透明な材料( ガラス)に付加する。これに代えて、CRTを保護する抗反射性被膜が1以上の 吸収層を含んでいてもよい。吸収層はnとkとにおいて分散して良好な抗反射性 を与える。 例えばアメリカ特許第5691044号にはチタンが好ましい吸収性層である と紹介されている。しかし2個の層だけを有した単純なスタック(例えばTiNx とSiO2)は一般に狭い範囲の透過値に対してのみ良好な抗反射性を示す。吸 収性層として窒化金属を用いることがアメリカ特許第5091244号に開示さ れている。あるケースにおいては窒化物は抗反射性スタックには好ましい材料で はない。なぜなら窒化物の光学的性質は溶着条件により大きく左右されるからで ある(例えば溶着環境におけるN2とO2との相対量)。しかし光学的性質のさらな る改善が探求されている。 アメリカ特許第4846551号には光学フィルター・アセンブリーが紹介さ れており、像のコントラストを上げるとともにCRTの眩感を低減している。基 材上には多数の層が形成されて、所望の光学的性質を達成している。第1の層は 酸化アルミニウム層であって、その厚さは少なくとも170nmであり、波長が ほぼ500nmにおける光学的厚さのほぼ3/8である。好ましい実施例では、 酸化アルミニウム上にニッケルと弗化マグネシウムの層が交互に配置されている 。第1のニッケル層は酸化アルミニウム層上に形成されている。酸化アルミニウ ムはニッケル層を基材に確実に固定させる働きをしている。ニッケル層の厚さは 13〜80Åである。つぎの層は弗化マグネシウム・フィルムであって、光学的 厚さの1/4波長に等しい。 第2のニッケル層の厚さは75Åである。第2の弗化マグネシウム層は1/4 波長の光学的厚さである。CRTと一緒に用いた光学フィルター被覆はディスプ レーの観察者に届く積算反射光はただの0.5〜0.8%であることが測定され ている。像ディスプレーの積算光透過率はほぼ84%であった。これに比較して 、光学被覆が用いられなかったときには、反射光の10〜12%が観察者の目に 届いた。 現在入手できる光学被覆は受容できる結果を与えているが、必要とされるのは 、コントラストの向上と広い範囲に亙る可視光線透過率とを達成する抗反射性被 覆の容易な製造手法であって、加えて抗反射性を良好に維持することが求められ ている。さらに吸収層は溶着し易く、生産性の高いことが望まれる。 発明の要旨 この発明の多層吸収抗反射性被覆は灰色金属層と屈折率が1.25〜1.7の 透明材料層との少なくとも4個の交互な層を有しており、ひとつの灰色金属層は 抗反射性を必要とする面に、薄い下塗り層を介して接合されて、近接配置されて いる。下塗り層の厚さは50Å未満であるのが望ましい。 透明材料はシリコン酸化物(SiOx)であるのが望ましく、より好ましくは 二酸化シリコンである。灰色金属層は組成が80/20のニクロムなどのニクロ ム合金であるのが望ましく、ニクロムに加えて受容できる灰色金属としてはイン コネル、モネル、ステンレスおよびクロムが挙げられる。 保護される表面に一番近い灰色金属層の厚さは0.5〜30nm、より好まし くは1〜15nmである。隣接するSiOx層の厚さは50〜200nm、より 好ましくは70〜150nmである。しかしこの層の厚さは前の層の光学的性質 により左右される。 第2の灰色金属層の厚さは第1の灰色金属層のそれと同じであるが、所望の可 視光線透過率を達成するように設定するのが望ましい。この値は20〜80%の 範囲で調整可能であるが、より好ましくは30〜60%の範囲である。第2のS iOx層の厚さは60〜120nmである。これを調整することにより抗反射性 を変更する事ができる。例えば一番上のSiOxの厚さを増加すると、抗反射性 スタックの反射ミニマ(Rmin)の波長は増加する。 スタックの可視光線透過率は、好ましくは20〜80%、より好ましくは30 〜60%である。この可視光線透過率の値は灰色金属層の一方または両方の厚さ を調整して設定する。SiOx層中においては可視範囲での吸収は10%を越え るものであってはならない。より好ましくは5%未満である。灰色金属層のk/ n値は3を越えないのが望ましい。灰色金属層の電気的性質については、シート 抵抗が2000オーム/平方を越えないのが望ましく、層対中の他の層は二酸化 シリコンなどの誘電性材料から形成される。 層対はポリエチレン・テレフタレート(PET)などの可撓性の基材上に形成 されるが、他の材料(例えばPENまたはPES)を用いてもよい。硬被覆層が 基材上に形成されてもよい。この硬被覆層は処理中および最終製品の使用中の耐 久性を改善する。硬被覆層は公知の材料であってよく、例えばシリカ基硬被、覆 、シロキサン硬被覆、メラミン硬被覆、アクリル硬被覆などが挙げられる。これ らの材料の屈折率は1.4〜1.6の範囲にある。 薄い下塗り層は層対の硬被覆層に対する粘着性を改善する。下塗り層は溶着後 の酸化などの変態を受けてもよく、これにより実質的に透明な無色の無機材料と なる。例えば下塗り層としてシリコンを用いると、一定の時間経過後にシリコン 酸化物が生成される。硬被覆の厚さは0.5〜20μmであるが、下塗り層の厚 さは50Å未満である。層対の基材とは反対の側を保護被覆形成してもよい。こ の保護被覆はシランと弗化炭素の組合せであってもよい。シランは弗化炭素の接 合材料として機能して、所望の潤滑性能を与える。潤滑材料に適した弗化炭素と しては、3M社により商標名「FLUORORAD」が販売されている。保護被 覆は疎水性でかつオレオフォビック(oleophobic)低い表面エネルギ ーと高い接触角を有している。すなわち抗汚性を呈するものである。 製造方法においては、層はスパッター溶着技術により形成される。スパッター 溶着装置の第1の通過(工程)においては、緩やかな予成長処理により基材の表 面が整えられて、後続の層溶着のための粘着性が改善される。下塗り層を形成す る材料(例えばシリコン)はこの第1の通過時に導入される。下塗り層はできる だけ酸素のない雰囲気中で溶着するのが望ましい。しかし酸素に下塗り層材料を 晒しても支障はない。 第2の通過において下塗り層は再び励動されて、第1の層対が形成される。灰 色金属層は基材に最も近い。処理条件に応じて、第3の通過を採用して、第1の 層対の上側層(例えばSiOx)の厚さを増加させる。この上側層の厚さは第1 の灰色金属層の光学的促成に左右され、灰色金属材料の選択や灰色金属層の厚さ により定まる。また完成したスタックの所望の透過率によっても左右される。つ ぎの通過では、第2の層対が溶着される。追加の層が必要なときにはさらに通過 を行う。それか潤滑被覆を施してもよい。 この発明の利点は、抗反射性スタックにより与えられる吸収性を用いてCRT などのディスプレー装置の面の像のコントラストを高めることができる、点にあ る。該層の厚さを調整するだけで、可視光線透過率が容易に設定できて、所望の 光学的特性を得ることができる。さらに層の厚さを最適化することにより、広い 波長範囲(例えば広帯域)に亙って反射を低下させることができる。その他にも 灰色金属を用いることにより、電導性層がCRTによる放散を遅らせるシールド として機能する。最終製品は自然環境において酸化に対して安定性を具えており 、硬被覆上に溶着された場合に機械的に強靭である。安定な灰色金属のお陰で最 初の抗反射性が数年に亙って維持される。 図面の簡単な説明 図1はこの発明の吸収抗反射被覆の一実施例の斜視図であり、 図2は表示スクリーンなどの光学装置にこの発明の吸収抗反射被覆を施与するシ ステムの一実施例の側面図であり、 図3は図1の被覆を形成するスパッタリング装置の一実施例を示す線図であり、 図4はこの発明の被覆の反射率の実験例を示すグラフである。 詳細な説明 図1に示すこの発明の光学システム10の一実施例は光透過性の基材12を有 しており、該基材は実質的にはPETから形成されるが、他の材料であってもよ い。特に限定されるものではないが、基材材料は好ましくは以下記載する抗反射 性の表面被覆層をウェブに施したものであって、可撓性を具えている。この可撓 性の基材 と種々の層とはCRTスクリーンなどの他の基材に施されてもよい。他方抗反射 性の表面被覆層を最終製品に直接施してもよい。したがって基材は有機材料でも 無機材料でもよいのである。 層14、16、18および20により形成される吸収抗反射性スタックがない 場合には、基材12の反射レベルは可視波長において20%未満である。例えば PETは可視光線の10〜15%を反射する(二面反射)。層14〜20により形 成される抗反射性スタックは、吸収および反射光線の破壊的干渉により、反射レ ベルを顕著に低減させる。 抗反射性スタックの上面にはシラン層などのような粘着促進層22が位置して おり、さらにフルオロカーボンの潤滑層も位置していて、その表面エネエルギー は低くて抗摩擦性であって、清浄化とひっかき抵抗を与えている。この潤滑層に は好ましくは3M社により商標名「FLUORORAD」で販売されている材料 を用いる。最も好ましい材料は「FLUORORAD FC−722」であって 、弗化溶媒中に2%希釈溶液で販売されている。しかし層22、24は限定され るものではない。 抗反射性層14〜20と基材12との間には硬被覆層26と下塗り層28とが 介在している。硬被覆層は公知のものであって、処理中と最終製品の使用中にお ける可撓性基材の耐久性を改善する。図1の硬被覆層26には例えばシリカ基硬 被覆やシロキサン硬被覆やメラミン硬被覆やアクリル硬被覆などいかなる公知の 材料でも使用できる。それらの材料は典型的には屈折率が1.40〜1.60で ある。したがってそれらの屈折率は基材12の屈折率と一般に同じ範囲にある。 許容できる厚さは1〜20μmである。 薄い下塗り層28は抗反射性層14〜20の硬被覆層26への接着を促進する 。下塗り層は金属または半導体であってよく、溶着後に変態(すなわち酸化)を 経験して、実質的に透明で、実質的に無色の無機材料(例えば金属または半導体 酸化物)を生じる。下塗り層材料としてはシリコン、チタン、クロムおよびニッ ケルなどが有効である。これに代えて下塗り層はCrOx、SiOxなどの酸化物 の形で溶着されてもよい。光学システム10の所望の光学的性質破壊を最少とす べく、下塗り層28は充分に薄いことが必要である。その厚さは50Å未満であ ることが好ましい。 層14、16は第1の層対を成しており、層18、20は第2の層対を成して いろ。各層対は低吸収灰色金属層14、18と上側透明層16、20とを有して いる。上側透明層は屈折率が1.25〜1.7の材料から形成されており、好ま しくはSiOx、最も好ましくは二酸化シリコンである。第1と第3の抗反射性 層14、18は第2、4の抗反射性層16、20に比べて「高屈折率層」である 。 灰色金属層14、18はそれぞれかなりの電導度を有しているのが望ましい。 例えばシート抵抗は平方当たり1×106Ω未満、より好ましくは2000Ω未 満である。灰色金属層は好ましくは組成が80/20のニクロムのようなニクロ ム合金である。しかしその他にもインコネル、モネル、ステンレス、クロムなど も使われる。灰色金属層14の厚さは0.5〜30nmであり、より好ましくは 1〜15nmである。隣接するSiOx層16の厚さは50〜200nm、より 好ましくは70〜150nmである。しかしこの層16の厚さは第1の層対中の 灰色金属層14の光学的性質により左右される。 第2の灰色金属層18の厚さは第1の灰色金属層14のそれと同じ範囲ではあ るが、光学システム10全体の可視光線透過率を所望の値とするように設定され る。層14〜20の厚さを変更することにより、可視光線透過率は20〜80% の範囲で調整できるが、より好ましくは30〜60%の範囲である。SiO2層 20の厚さは60〜120nmである。この層の厚さを調整することにより光学 システム10の抗反射性を変更させることができる。例えばSiOx層20の厚 さが増すと、光学システム10の反射ミニマ(Rmin)の波長は高くなる。か くして抗反射されるべき波長の範囲は調整できる。 抗反射性層16、20は好ましくはSiOxであるが、これに限定されるもの ではない。またその屈折率は1.25〜1.7、より好ましくは1.4〜1.6 である。これらの層は「低屈折率層」であって、吸収抗反射性を与えるものであ る。各層は、「高屈折率層」と組み合わされると、実質的に透明であり、かつ実 質的に無色である。これらの層の可視光線透過率は10%を越えてはならず、よ り好ましくは5%未満である。低屈折率層を与える好ましい材料としては剥き酸 化物、弗化金属、酸化弗化金属などが挙げられる。スパッタリングには二酸化シ リコンが望ましい。基材12の下側には光学的感圧粘着性下塗り層30が位置し ており、光学シス テム10を他の面に添着するのに使われる。これに代えて静電気的な力により光 学システム10の添着を行うこともできる。図2において光学システム10は所 定の幅に裁断されたロールの形状で提供されている。このロールシートはCRT 32に積層されている。CRT上には紫外線硬化粘着層34を施与してもよい。 ローラー36を用いて力を掛けて光学システム10をCRTに添着する。CRT の曲率半径が大きいので光学システム10の直接積層が容易に達成される。もし CRTが種々の曲率半径を有している場合には、積層に先立って光学システム1 0に公知の加熱成形を加える。 灰色金属の溶着は被覆中への酸素の取込み量が最少となるように設定する。に も拘わらず周りの気体や基材中の水分の故に、若干程度の酸化は起きる。しかし 灰色金属中の金属/酸素原子比は0.3未満、より好ましくは0.2未満でなけ ればならない。 図1の光学システム10はスパッタリングにより形成される。この光学的シス テムの利点は吸収層(すなわち灰色金属層14、18)が窒化物吸収層のように 反応性スパッタリング溶着処理を必要としないことである。かくして被覆スタッ ク溶着速度は最適なものとなる。 典型的には下塗り層28は硬被覆基材表面の緩やかな予成長処理により形成さ れる。予成長はイオン化機体清浄化であって、これにより表面の状態が溶着され た層に対する粘着性を高めるようにされる。予成長および下塗り層溶着は、硬被 覆基材材料のウェブをスパッター溶着装置に通す最初の段階で、同時に起きる。 スパッタリングに際しては、プラズマを生成する反応性または非反応性機体の存 在下において、金属、半導体または金属化合物スパッタリング負極に電気を印加 する。ガスプラズマが負極に作用して負極の原子が除かれてスパッタリング源に 隣接する基材上に溶着のために移動する。 スパッタリング用のガスとしてはクリプトンやアルゴンなどの希ガスが用いら れるが、その低廉な価格の故にアルゴンがもっとも一般的なものである。スパッ タリング・ガス混合物の成分としてほぼ1%〜90%(チタニウムの場合なら1 00%も)の1種以上の反応性ガスが用いられることは知られている。反応性ガ スが存在すると、溶着される金属または半導体が酸化物(酸素源が存在する場合 )、酸化窒 化物(酸素および窒素源が存在する場合)またはガスの存在に応じて他の物質と なる。 図3に連続ウェブ・スパッタリング装置38を示す。このシステムはライン4 2を経て抜気される真空室40を有しており、この室内には一連のマグネトロン ・スパッタリング・ステーション44、46、48を通って基材12のシートを 移動させる駆動機構が設けられている。該駆動機構は供給ローラー50、遊動ロ ーラー52、54、56、58、60、62、64および引取りローラー66を 有している。また基材は冷却ドラム68の周りを通過する。 1対のモニター70、72を用いて被覆を施す前にウェブの光学的性質を判定 する。またモニター74、76は被覆後のウェブの光学的性質を判定する。ここ でいう光学的性質とは透過率、反射率および吸収率である。 スパッタリング装置38は基材12上に2個までの層を同時または連続してス パッター溶着するように構成されており、このために2個の別個のステーション 44、46を具えている。ステーション46における負極はAC印加であり、ス テーション44における負極はDC印加である。 基材12がドラム68の軸について回転されると、基材まず上記の表面変態を 行う予成長ステーション78に出会う。第1のステーション44は図1の下塗り 層28を形成する。しばしば第2の通過ではステーション44は灰色金属層14 、18を溶着するのに使用され、第2のステーション46は透明層16、20を 溶着するのに用いられる。典型的には下塗り層は層14、16を形成する前の通 過中に形成される。加えて図3の装置を用いて各層に異なる通過をさせてもよい 。 スパッタリング装置38の制御とモニターとはこの型式の被覆機において一般 に用いられているセンサーなどを用いて行われる。流量制御器(MKS)80を 用いてステーション44、46へのガスの流入量を調整する。リール運動制御器 82は通過中の基材12の張力、速度および距離を調整する。1個以上のACま たはDC電源によりステーション44、46に動力を供給する。光学的モニター ・システム86はスペクトル領域400〜2000nmに亙ってウェブ材料の光 学的特性を判定する。このシステムは4個のモニター70、72、74、76に 接続されている。予成長動力供給器88は予成長ステーション78の挙動を制御 する。 実験例の概観 厚さ7milの硬被覆PET基材のロールを図3に示すスパッタリング装置3 8に掛けた。基材は、図1の硬被覆層26がスパッタリング・ステーション44 、26、48に対面するように、配列した。最初の通過で基材は予成長処理を施 され下塗り層28が施与された。この通過は下記の条件で行われた。 (1)成長室78 ガス流れ:0213.4sccm ガス圧力:16ミリTorr ガス電圧:1500ボルト ガス流れ引き:100ma (2)ステーション46 ライン速度:25mm/sec Si溶着のガス流れ:Ar 103.4sccm 対象電力:900ワット 圧力:3.0ミリTorr 最初の通過の対象はシリコンであり、シリコン下塗り層が形成された。スパッ タリング装置の光学的モニター機能を使って、波長400nm(すなわち青)に ついての透過率に3%の降下が判定された。 下塗り層28が形成されるだけだから、この最初の通過は「通過0」と呼ばれ る。「通過1」において第1の層対14と16の一部(すなわち77nm)が形 成された。ニクロム層14の厚さは直接には制御されなかった。それよりもニク ロム層が呈する光学的特性に関心が持たれた。ここに記載された被覆のために目 的とされた可視光線透過率を得るべく、層対の溶着の結果の可視光線透過率の低 下はほぼ75.6%に達するのが望ましい。好ましい可視光線透過率は75.1 〜76.1%である。これらの結果を得るための条件は下記の通りである。 成長電圧:0ボルト(すなわちオフ) 対象:1NiCrに続いて2Si(すなわちAC対) ライン速度:9mm/sec NiCrにおけるガス流れ:Ar 11. 4sccm NiCrにおける圧力:3.03ミリTorr NiCrにおける電気的状態:390ワット、1.01A/430V Si負極におけるガス流れ:Ar 103.3sccm; O249.3sccm Si負極における圧力:3.25ミリTorr Si負極における電気的状態:5.0キロワット、 10.8A/492V 酸素の部分圧力:0.22ミリTorr この「通過1」の結果光学的システムの可視光線透過率はほぼ75.6%とな り、シリコン酸化物層の厚さはほぼ77.3nmとなった。 部分的に処理された光学的システムの光学的特性は、灰色金属層とシリコン酸 化物の上面のシリコン酸化物層の厚さを増すことにより、改善されることが判定 された。一実験例によると、厚さは110nmに増加された。また他の実験例に よるとほぼ120nmに増加された。このことから灰色金属層とシリコン酸化物 の第2の層対を形成すべく他の通過が実施された。図1において灰色金属層18 の厚さは6.7nmであり、シリコン酸化物層の厚さは86nmであった。可視 光線透過率は49%と測定された。この通過の条件は下記の通りである。 NiCr負極におけるガス流れ:Ar 11.4sccm NiCr負極におけるシステム:3.01ミリTorr NiCr負極における電気的条件:750ワット、15A/463V Si負極におけるガス流れ:Ar 102.5sccm; O253.9sccm Si負極における圧力:3.19ミリTorr Si負極における電気的条件:5.0キロワット、 12.5A/439V 図4に得られた光学的システムの可視波長における反射率を示す。この発明に よった場合要求される光学的性質を満たしていることが明らかである。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】平成11年8月17日(1999.8.17) 【補正内容】 請求の範囲(補正) 1.第1の面を具えた基材と、 基材上に配置された4層構造抗反射性被膜とを 含んでなり、 該抗反射性被膜が ニッケル・クロム合金からなり、かつ基材の第1の面に隣接配置された第1の層 と、 シリコン酸化物層からなり、かつ第1の層上に配置された第2の層と、 ニッケル・クロム合金からなり、かつ第2の層上に配置された第3の層と、 シリコン酸化物層からなり、かつ第3の層上に配置された第4の層とからなる ことを特徴とする反射制御体。 2.基材と抗反射性被膜との間に下塗り層が配置されて抗反射性被膜の粘着を促 進している ことを特徴とする請求項1に記載の反射制御体。 3.下塗り層が50Å未満の厚さであり、かつ酸素に曝されたときに少なくとも 部分的酸化され易い材料から形成されている ことを特徴とする請求項2に記載の反射制御体。 4.下塗り層が酸素の存在しない雰囲気中においてシリコンとして溶着されるこ とを特徴とする請求項3に記載の反射制御体。 5.基材と下塗り層との間に硬被覆層が挟まれていることを特徴とする請求項3 に記載の反射制御体。 6.硬被覆層がシロキサン基材料である ことを特徴とする請求項5に記載の反射制御体。 12.下塗り層が溶着後の酸化され易いシリコンからなることを特徴とする請求 項11に記載の反射制御体。 13.下塗り層と基材との間に硬被覆層が挟まれていて、基材の耐久性を高めて いる ことを特徴とする請求項12に記載の反射制御体。 14.第1と第2の灰色金属層の厚さが50〜200nmであることを特徴とす る請求項11に記載の反射制御体。 15.酸化物層の基材とは反対の側に潤滑層が形成されていることを特徴とする 請求項12に記載の反射制御体。 16.透明な基材を用意し、 基材上に下塗り層を形成し、 下塗り層と接触して第1のニッケル・クロム層を形成し、 第1のニッケル・クロム層上に第1の透明層を形成し、 第1の透明層上に第2のニッケル・クロム層を形成し、 第2のニッケル・クロム層上に第2の透明層を形成することを含んでなり、かつ 反射制御体の可視光線透過率が20〜80%である ことを特徴とする反射制御体の潤滑方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,CZ,HU,JP,KR,MX,NO,NZ ,PL,RO,RU,TR

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1の面を具えた基材と、基材上の多層抗反射性被膜とを含んでなり、該抗 反射性被膜がニッケル・クロム合金からなり、かつ基材の第1の面に隣接する第 1の層と、シリコン酸化物からなり、かつ第1の層上に配置された第2層と、ニ ッケル・クロム層からなり、かつ第2の層の上に配置された第3の層と、シリコ ン酸化物からなり、かつ第3の層の上に配置された第4の層とからなることを特 徴とする反射制御体。 2.基材と抗反射性被膜との間に下塗り層が配置されて抗反射性被膜の粘着を促 進している ことを特徴とする請求項1に記載の反射制御体。 3.下塗り層が50Å未満の厚さであり、かつ酸素に曝されたときに少なくとも 部分的酸化され易い材料から形成されている ことを特徴とする請求項2に記載の反射制御体。 4.下塗り層が酸素の存在しない雰囲気中においてシリコンとして溶着されるこ とを特徴とする請求項3に記載の反射制御体。 5.基材と下塗り層との間に硬被覆層が挟まれていることを特徴とする請求項3 に記載の反射制御体。 6.硬被覆層がシロキサン基材料である ことを特徴とする請求項5に記載の反射制御体。 7.第1の層の厚さが0.5〜30nmであり、かつ 第3の層が、抗反射性被膜の可視光線透過率が20〜80%となるように選択さ れた厚さ、を有している ことを特徴とする請求項1に記載の反射制御体。 8.第1の層の厚さが1〜15nmであり、かつ 第3の層が、抗反射性被膜の可視光線透過率が30〜60%となるように選択さ れた厚さ、を有している ことを特徴とする請求項1に記載の反射制御体。 9.第2と第4の層とがシリコン酸化物であり、かつそれぞれ50〜200nm の 厚さを有していることを特徴とする請求項1に記載の反射制御体。 10.透明な基材と、 厚さが50Å未満であり、かつ灰色金属層の粘着を促進するべく選択された材料 からなる下塗り層と、 基材の下塗り層と接触する側上に形成された第1の灰色金属層と、 第1の灰色金属層と接触する第1の透明酸化物層と、 第1の透明酸化物層と接触する第2の灰色金属層と、 第2の灰色金属層と接触する第2の透明酸化物層とを 含んでなる反射制御体。 11.第1と第2の灰色金属層がニッケル・クロム合金であり、かつ第1と第2 の酸化物層が二酸化シリコンであることを特徴とする請求項10に記載の反射制 御体。 12.下塗り層が溶着後の酸化され易いシリコンからなることを特徴とする請求 項11に記載の反射制御体。 13.下塗り層と基材との間に硬被覆層が挟まれていて、基材の耐久性を高めて いる ことを特徴とする請求項12に記載の反射制御体。 14.第1と第2の灰色金属層の厚さが50〜200nmであることを特徴とす る請求項11に記載の反射制御体。 15.酸化物層の基材とは反対の側に潤滑層が形成されていることを特徴とする 請求項12に記載の反射制御体。 16.透明な基材を用意し、 基材上に下塗り層を形成し、 下塗り層上に第1のニッケル・クロム層を形成し、 ニッケル・クロム層上に第1の透明層を形成し、 第1の透明層上に第2のニッケル・クロム層を形成し、 第2のニッケル・クロム層上に第2の透明層を形成する ことを含んでなり、かつ 可視光線透過率が20〜80%である ことを特徴とする反射制御体の潤滑方法。 17.第1のニッケル・クロム層を形成するに際して、溶着材料を0.5〜30 nmの厚さにスパッターし、かつ 第2のニッケル・クロム層を形成するに際して、反射制御体の可視光線透過率が 20〜80%となるべく選択された厚さに溶着材料をスパッターする ことを特徴とする請求項16に記載の方法。 18.下塗り層の形成に際して、酸化のない雰囲気中にシリコンを溶着すること を特徴とする請求項16に記載の方法。 19.下塗り層の形成に際して、50Å未満の厚さにシリコンを溶着することを 特徴とする請求項18に記載の方法。 20.第1と第2の透明層を形成するに際して、それぞれの層の厚さを50〜2 00nmとする ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
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