JP2002505295A - 局所抗ウイルス組成物として組み合わせた無機亜硝酸塩及び有機酸 - Google Patents

局所抗ウイルス組成物として組み合わせた無機亜硝酸塩及び有機酸

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、窒素酸化物源を含有する局所配合物の、表皮内でのウイルス複製の結果生じるウイルス性皮膚感染の間の免疫系のインビボ増強作用のための局所薬物の製造に於ける使用であって、窒素酸化物源が、薬物的に許容される酸性化剤と薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又はその前駆体とを、生物学的作用の部位で緊密に接触するようにしたとき生成されることを特徴とする使用を提供する。本発明はまた、この局所薬物のための付与システムも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、皮膚への局所適用による皮膚のウイルス性疾患の治療用の抗ウイル
ス組成物としての、亜硝酸塩及び酸の相互作用から生じる窒素酸化物の錯体に関
する。このような窒素酸化物には、特に酸性化した場合に重要なものである特別
のNOが含まれる。
【0002】 国際公開第95/22335号に於いて、本発明者らは、とりわけ、局所適用
による疾患の直接治療のための、薬物的に許容される亜硝酸塩源及び薬物的に許
容される酸性化剤を含有する薬物組成物を開示した。これらの化合物は、関係す
る生物に対して直接の影響を有しているが、作用の正確な様式は知られていない
【0003】 米国特許第4,595,591号では、皮膚の表面病変、例えば、腫瘍状増殖
の治療用の、好ましくは有機酸並びに銅及びカドミウムイオンと一緒の、1以下
のpHでの硝酸及び亜硝酸の水溶液を含有する組成物が明らかにされている。
【0004】 米国特許第5,648,101号では、とりわけ、クリーム剤又は軟膏の手段
により、身体部位への付与のために適合された、NOを含有する血管作用性組成
物が提供されている。このNOは、硫酸第一鉄、有機酸及び無機亜硝酸塩の混合
物から発生し、部位付近の又は部位での水分の存在下で反応性であるようになっ
ている。酸性化は記載されていない。
【0005】 国際公開第96/02268号では、酸化窒素(NO2)によるウイルスの阻 害が明らかにされているが、使用の環境でのpHの低下の利点は認識されていな
かった。
【0006】 国際公開第93/25213号では、本質的な特徴として脂肪酸又はその低級
アルキルエステルを含有する皮膚科学的組成物に含有された亜酸化窒素を含有す
る組成物が明らかにされており、特に使用の環境でのpH値は記載されていない
【0007】 インビトロでウイルス複製を阻害する化合物としてのNOの役割は、J.B.
Mannickにより、免疫学に於ける第63回フォーラム(63rd Foru
m in Immunology)で並びにIntervirology、19
95年、第38巻、第206−213頁、Trends in Microbi
ology、1995年、第3巻、第81−82頁、Science、1993
年、第261巻、第1445−1448頁及びThe Journal of
Clinical Investigation、1993年、第91巻、第2
446−2452頁に於ける論文で開示されている。上記の論文には、種々のウ
イルス、例えば、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス及び水疱性口内炎
ウイルスへのNOの影響が開示されている。S−ニトロソ−N−アセチルペニシ
ラミン(SNAP)又はSIN−1のような外因性NO供与体が、抗ウイルス化
合物としてのNOの役割を決定するためにインビトロで使用された。試験下でウ
イルスに感染した細胞系に対する外因性NOの適用によって、ウイルスDNA複
製の阻害になった。この阻害の正確な機構は、含まれるウイルスに依存して異な
っていると思われた。例えば、ワクシニアウイルスの場合に、NOは、ワクシニ
ア複製に含まれる酵素の触媒活性のために必須である非ヘム鉄又はチオール基に
結合することによって、複製を阻害することができると考えられる。このインビ
トロモデルに於いて、NOの抗ウイルス効果は、感染した細胞の免疫識別を必要
とせず、そうして特異的免疫応答の発達の前に、ウイルス病原体に対する早期防
御を与える。
【0008】 ウイルスにとって生き残り且つ増殖するために、ウイルスはホスト免疫応答に
よる識別を免れなくてはならない。そのことが達成される機構は殆ど知られてい
ないが、有効な免疫応答は感染を根絶する。ウイルスは必須の細胞内病原体であ
る。これらはホストの代謝機構を使用して再生する。
【0009】 今のところ、ウイルス性疾患の薬物治療は、ウイルスの複製を阻止する少数の
化合物に根拠を置いている。例えば、ヘルペスウイルスに対して有効であるアシ
クロビルは、ウイルスチミジンキナーゼのための基質としてデオキシグアノシン
三リン酸と競合するデオキシグアノシン類似体であり、リン酸化され、ウイルス
DNA内に含有されたとき、未熟DNA鎖停止を起こす。
【0010】 残念ながら、抗ウイルス薬物は、限定された数のウイルス性感染に対してのみ
有効であり、ウイルスは薬物の有効性に打ち勝つために突然変異し得る。オルト
ポックスウイルス属及びパラポックスウイルス属に関連し、ワクシニアと幾らか
の相同を共有する、伝染性軟ゆう1及び2の場合に、他の治療形態を使用するこ
とができる。現在の治療には、手による排出による物理的破壊、液体窒素治療又
は掻爬が含まれており、これらの全ては、痛みを伴い、非常に有効ではなく、傷
跡を残すかもしれない。これらの治療の痛みは、患者の大部分が10歳以下であ
るので、特に関係がある。
【0011】 抵抗性いぼの場合に、一般的なサリチル酸塗布剤がいぼ消失にならなかった場
合に、液体窒素のような破壊性治療を使用することができる。いぼでの一つの問
題点は、ウイルスプールが、表皮の基底で見出される幹細胞内に存在することで
ある。上記の治療は、しばしば、表皮の上層からウイルス粒子を除去し、そうし
て感染を除去するが、これらは、幹細胞を除去し、そうして感染の起源を除去す
るために十分に深く浸透しない。これによっていぼの再出現になり得る。
【0012】 いぼのための別の治療は、ジニトロクロロベンゼンを使用することによるもの
である。このような治療は、患者をジニトロクロロベンゼンに対してアレルギー
性にし、その際に患者の免疫系が、いぼの部位でのジニトロクロロベンゼンに対
する免疫応答を上昇させることを意図しており、ある場合には、おそらく免疫保
護の結果としていぼが消失する。免疫保護は有効な治療であるが、患者をジニト
ロクロロベンゼンにより起こされるアレルギー反応に付し、危険で変動性であり
、制御することが困難であろう。
【0013】 本発明の目的は、ゆうぜい、いぼ及び伝染性軟ゆうのようなウイルス性皮膚感
染の治療であって、有効に作用し、より伝統的な治療に含まれる痛みを伴わない
治療を提供することである。
【0014】 本発明の他の目的は、ウイルスDNAの突然変異を受け難いウイルス性皮膚疾
患の治療システムを提供することである。
【0015】 本発明者らは、以前に、下記の反応になる、幾つかの形の窒素酸化物、例えば
、亜硝酸塩と酸性化剤とによるウイルス感染した皮膚の治療を示唆した。 (化1)
【0016】 今、本発明者らは、例えば、細菌とは対照的に、ウイルスが関係している限り
、例えば、NO及び/又はNO2を含有する上記の窒素酸化物錯体が、それはあ る程度まで複製に影響を与えるかもしれないけれども、免疫系がウイルス粒子を
識別できるようにウイルス感染した細胞を更に重要に変性することを見出した。
とりわけ、このことは、この錯体が、免疫抑制されたホストに於いて著しく少な
く影響するという事実によって支持される。一般的に、酸化窒素(NO)のパー
セントが大きくなるほど、免疫保護は良くなる。可能であれば、100%以下の
NOを使用することができる。
【0017】 更なる研究が必要であるけれども、より小さい分子、特にNO及びNO2は、 直接拡散によって又は表皮を通って汗細胞に至る汗腺若しくは毛包を経て皮膚に
浸透することが考えられる。健康なケラチノサイトは、窒素の酸化物が毒性であ
ることを見出すけれども、これはその影響に対して比較的耐性であるのでこれら
は死なないことが見出された。しかしながら、本発明者らの実施例に於ける驚く
べき臨床結果は、本発明者らを、ウイルス感染した細胞が、これらの影響を一層
受け易く、プログラム細胞死に至る毒性とウイルスの存在に対する免疫応答の増
強作用との組み合わせによるウイルス感染した細胞の破壊に至ることを信じるよ
うにさせる。
【0018】 したがって本発明の第一の特徴によれば、窒素酸化物源及び薬物的に許容され
る酸性化剤を含有する局所配合物の、表皮内でのウイルス複製の結果生じるウイ
ル性ス皮膚感染の間の免疫系のインビボ増強作用のための局所薬物の製造に於け
る使用が提供される。
【0019】 ウイルス性感染の種類に依存して、窒素酸化物源の成分は、相乗作用的に又は
単独で作用し得る。窒素酸化物、例えば、NO及びNO2は特に、表皮を通して 拡散することができる。いぼの場合に、これによって、それらが、表皮の基底に
存在し、樹立ウイルスのプールを含む細胞である幹細胞に到達することができる
。感染した細胞で、窒素酸化物錯体が、感染した細胞内で選択的に、プログラム
細胞死を促進できると、これは食細胞及び抗原提示細胞によって吸収されること
ができ、予め隠されたウイルス抗原の免疫識別に至る。識別されると、特異免疫
は、細胞応答及び体液応答により全ての感染した細胞の破壊に至るであろう。
【0020】 好ましくは、ウイルス皮膚感染を起こす表皮内のウイルス複製は、伝染性軟ゆ
う、単純ヘルペス1型及び2型、水痘・帯状疱疹ウイルス並びに乳頭腫ウイルス
から選択される。酸性化された窒素酸化物源を使用する治療は、上記のウイルス
によって起こされるウイルス性皮膚感染に於いて特に有用であることが示された
【0021】 好都合なことに、窒素酸化物源には、酸化窒素が含まれ、またNO-若しくは NO+ニトロシウム(nitrosium)イオン又はそれらの前駆体が含まれ てよく、薬物的に許容される酸性化剤と薬物的に許容される窒素酸化物の供与体
又はその前駆体とを、生物学的作用の部位で緊密に接触するようにしたとき生成
される。
【0022】 薬物的に許容される酸性化剤と薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又はそ
の前駆体とを、生物学的作用の部位に到達する前に接触するようにした場合、治
療の効能は、窒素酸化物が時間と共に次第により不活性になるので減少する。
【0023】 好ましい態様に於いて、薬物的に許容される酸性化剤又は薬物的に許容される
窒素酸化物の供与体若しくはその前駆体は、薬物的に許容されるそのための坦体
又は希釈剤中に配置される。
【0024】 好ましくは、薬物的に許容される酸性化剤は、有機酸であり、アスコルビン酸
、パルミチン酸アスコルビル、サリチル酸、乳酸、クエン酸、ギ酸、安息香酸及
び酒石酸の少なくとも1種から選択される。
【0025】 酸性化剤の選択は、皮膚のウイルス性感染の種類及び治療に対する感染した領
域の反応に依存する。アスコルビン酸のような還元酸を使用すると、生成された
NO2の量に比較して顕著に多量の生成されたNOで、NO及びNO2の急速な発
生が得られる。サリチル酸のような他の有機酸によって、一定の時間に亘ってN
O及びNO2の持続性の濃度が得られ、その場合NOのNO2に対する比は小さい
。それで、薬物的に許容される窒素酸化物の供与体若しくはその前駆体としての
、無機亜硝酸塩、例えば亜硝酸ナトリウム(又は他のアルカリ金属亜硝酸塩)の
濃度は、使用する酸及び使用する酸の濃度に依存する。還元酸であるアスコルビ
ン酸は非常に反応性であり、それで薬物的に許容される窒素酸化物の供与体若し
くはその前駆体(例えば、ナトリウム又は他のアルカリ金属の亜硝酸塩)の化学
量論的濃度で、僅かに1から10%が必要である。パルミチン酸アスコルビルは
更に安定であるが、このパルミチン酸エステルはより高い分子量を有しているの
で、アスコルビン酸よりも高い濃度を必要とする。それで、パルミチン酸アスコ
ルビルの3%から25%の濃度が必要である。サリチル酸を使用する場合、0.
5%から30%の濃度が適切であり、クエン酸は45%以下の尚更に高い濃度を
必要とする(本明細書に記載した全ての%は、重量基準である)。
【0026】 上記の濃度の有機酸と反応させるために必要な亜硝酸ナトリウムの濃度は、0
.5%から30%、好ましくは5%から20%である。他の薬物的に許容される
窒素酸化物源又はその前駆体は、異なった濃度範囲を必要とする。
【0027】 好ましくは、それで、薬物的に許容される酸性化剤と薬物的に許容される窒素
酸化物の供与体又はその前駆体とは、化学量論的濃度である。
【0028】 薬物的に許容される酸性化剤及び薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又は
その前駆体が化学量論的濃度で存在する場合、反応が完結した後、未反応の化合
物は残っていないであろう。従って、感染した領域内に残留している全ての化合
物は、活性薬物で健康な皮膚又は家具及び衣類のような治療した領域が触れた全
てのものを汚染できないであろう。
【0029】 好ましい態様に於いて、薬物は、塗布剤、ニス剤、軟膏、ろう剤、ろう膏又は
クリーム剤の形態である。これらの態様によって、薬物的に許容される酸性化剤
及び薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又はその前駆体を、感染した領域に
直接適用できるようになる。本発明による別々の組成物の局所適用を含む治療は
、好ましくは少なくとも1ヶ月、更に好ましくは、2ヶ月続ける。
【0030】 本発明の別の面に於いて、表皮のインビボ治療のための薬物の局所適用のため
の二部分付与システムであって、別個に、 薬物的に許容される酸性化剤を含有する第一ろう成分、及び 薬物的に許容される窒素酸化物源を含有する第二ろう成分 を含み、それによって、インビボで同時に又は直ちに連続して使用の環境に適用
した場合に、活性窒素酸化物がそれらから放出されるシステムが提供される。
【0031】 別の態様に於いて、第一及び第二ろう成分にはパラフィンが含まれる。酸性化
剤は好ましくは、アスコルビン酸又はパルミチン酸アスコルビルのような還元有
機酸又は塩である。窒素酸化物源は、亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜
硝酸塩であってよい。
【0032】 還元酸又はその塩を使用することによって、顕著な効果及び治療効果及び免疫
効果を有する、多量のNOを含有する、使用の環境での生成物になる。
【0033】 それで、本発明は、単純ヘルペス1型及び2型、水痘・帯状疱疹、ワクシニア
並びに乳頭腫から、特に伝染性軟ゆうから選択されたウイルスによる、ウイルス
性皮膚感染の製造又は予防に於ける、窒素の酸化物(群)源の使用を提供する。
【0034】 本発明の別の面に於いて、接着層及び薬物の成分が、薬物的に許容される酸性
化剤及び薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又はその前駆体であることを特
徴とする少なくとも1種の薬物の成分が含浸された支持層並びに薬物的に許容さ
れる酸性化剤を窒素酸化物の供与体と組み合わせるための手段を含む、表皮のイ
ンビボ治療のための薬物の局所適用のための付与システムが提供される。例えば
、この付与システムは2個の層を含み、インシトゥにあるとき、酸化窒素を含む
窒素の酸化物を放出する。活性化は、圧力又は皮膚からの水和によって行うこと
ができる。
【0035】 好ましくは、この付与システムは、ウイルス複製からもたらされるウイルス性
皮膚感染の間の免疫系の増強作用のために、付与システムを適所に置いて適応さ
れ、このようなシステムは例えば、絆創膏に似せて、単純に絆創膏の外側に物理
的圧力を加えることができる。
【0036】 好都合なことに、薬物的に許容される窒素酸化物の供与体は、水性であり、好
ましくはフィルム又はガーゼの形態の支持体中に配置されたマイクロスフェア又
はリポソームの中にカプセル化されていてよい。このフィルム又はガーゼによっ
て、使用すべき薬物的に許容される酸性化剤の増加した濃度が可能になる。サリ
チル酸の溶液を使用する場合には、僅かに20から26重量%の濃度が適用され
るが、サリチル酸をフィルム又はガーゼの中に含浸させる場合には、26から4
4重量%の濃度を適用させることができる。
【0037】 接着層を使用することの別の利点は、それを、治療の間に感染した領域を閉じ
込め、表皮を通って吸収される窒素酸化物の濃度を上昇させるために使用できる
ことである。
【0038】 二つのクリーム剤又は軟膏の代わりに、ここに記載したような付与システムを
使用することの別の利点は、薬物の成分が、感染した部位にのみ適用されること
、即ち、こぼれが起きないことである。また、手が震えるかもしれない中高年者
にとって、塗布剤を適用することよりも接着層を適用することの方が容易である
。10歳以下のものに主として見出される伝染性軟ゆうの治療のために、子供に
アピールするために、接着層を装飾的パターンにすることができる。
【0039】 前述のように、好ましくは、賦形剤の原形は、接着層及びフィルム又はガーゼ
をウイルス感染した皮膚の部位に適用した後に、圧力によって崩壊される。薬物
的に許容される酸性化剤及び薬物的に許容される窒素酸化物供与体又はその前駆
体が、生物学的作用の部位で投薬されるまで別々に保存されない場合には、それ
らは一緒に反応し、そうして薬物をあまり有効でないようにする。従って、この
態様に於いて、薬物的に許容される酸性化剤及び薬物的に許容される亜硝酸塩又
はその前駆体のために、フィルム又はガーゼ層の中に別々に保有させることが必
要である。接着層に、それでフィルム又はガーゼ層に適用された圧力を、生物学
的作用の部位に適用することによって、マイクロスフェア又はリポソームのよう
な賦形剤中で破壊が起こり、薬物的に許容される酸性化剤及び薬物的に許容され
る窒素酸化物供与体又はその前駆体が反応し、そうして感染した領域を治療する
【0040】 他の面に於いて、この付与システムは局所適用された薬物と結び付けて使用す
ることができる。この局所適用された薬物は、薬物的に許容される酸性化剤又は
薬物的に許容される窒素酸化物の供与体若しくはその前駆体である。
【0041】 それで、フィルム又はガーゼ層内に含浸された、薬物的に許容される酸性化剤
又は薬物的に許容される窒素酸化物供与体若しくはその前駆体の一方のみを提供
することが可能である。次いで、フィルム又はガーゼ内に含浸されていない他の
化合物を、感染した部位に局所的に適用することができる。この組み合わせの利
点は、フィルム又はガーゼ層を感染した部位よりも大きくすることができるが、
薬物的に許容される酸性化剤と薬物的に許容される窒素酸化物供与体又はその前
駆体との間の反応は、薬物が局所的に適用された感染した部位でのみ起こること
である。
【0042】 付与システム内の化合物を変更することなく、局所的に適用された薬物を変更
することによって、治療型を変化させることも可能である。例えば、薬物的に許
容される窒素酸化物供与体又はその前駆体をフィルム又はガーゼ内に含浸させる
場合、局所的に適用される薬物的に許容される酸性化剤の種類を変え、同じ接着
剤及びフィルム又はガーゼ層を使用することができる。
【0043】 この付与システムは、付与システムが視線から隠されているので、脚部のゆう
ぜいのための治療の理想的な形態である。
【0044】 本発明を、下記の実施例及び添付する図面を参照して、例示のみの手段によっ
て説明する。
【0045】 (実施例1) 抵抗性ウイルス性いぼを有する32人の被検者を、特定した酸で酸性化した亜
硝酸ナトリウムの変化した配合物で治療した。正確な配合を表1に示す。32人
の患者の全てが、従来の局所いぼ適用及び液体窒素による少なくとも2回の治療
に対して応答することに失敗した。12人の被検者は足底いぼを有し、12人の
被検者は手いぼを有し、5人の被検者は手の爪下又は爪周囲のいぼを有し、1人
の被検者は手の平のいぼを有し、1人の被検者は肛門周囲のいぼを有し、1人の
被検者は唇いぼを有していた。
【0046】 このいぼは中央値24ヶ月の期間を有しており、このことは患者が自発回復の
低い機会を有していたことを暗示している(図1参照)。
【0047】 (表1)
【0048】 いぼを、皮膚を擦りむいて死んだ皮膚を除去し、次いで亜硝酸ナトリウム含有
配合物を適用し、その後、選択した酸性化剤を適用することによって調整した。
いぼを毎晩治療し、3日毎にいぼを擦りむいた。
【0049】 いぼのクリアランスは、治療の配合に無関係に、2ヶ月の中央値期間で起こっ
た(図1及び2参照)。銅を含有させて、窒素酸化物の放出を延ばすためにニト
ロソ化されるようになったグルタチオン及びタンパク質からの酸化窒素の放出を
触媒した。
【0050】 4つの治療失敗が見られた。これらのうつの3つは、紅斑性狼瘡、腎臓移植及
び皮膚筋炎のために免疫抑制薬物治療で治療中の患者にあった。従って、全ての
被検者中で88%治癒率であり、免疫抑制した患者を除くと、96%治癒率であ
った。液体窒素又はサリチル酸塗布剤を使用するような現在の治療は、50から
80%クリアランスになった。
【0051】 (実施例2) 伝染性軟ゆう病変を有する30人の患者が、ダブルブラインド試行に於ける部
分を占めた。これらの患者を、閉塞下で5%のサリチル酸と共に適用した5%の
亜硝酸ナトリウム又は酸性化しない5%の亜硝酸ナトリウムでランダムに治療し
た。被検者の平均年齢は7歳であった(47歳の1人の部外者を平均に含めなか
った)。感染は、8.23±3.959月の平均期間を有していた。2つのグル
ープ内で、患者当たりの病変の数又は治療を適用した回数に、顕著な相違は見ら
れなかった。
【0052】 共適用の場合に、亜硝酸ナトリウムを綿バド(bud)で皮膚に適用し、次い
でサリチル酸を適用するために新しい綿バドを使用した。亜硝酸ナトリウムの単
独適用の場合に、これを綿バドで適用した。両方の場合に、可能である場合に、
領域を「ラップ」又はセロテープRで覆った。
【0053】 表2で分かるように、活性治療で治療したグループ内で、患者の70%が治癒
し、対照グループ内で患者の28%が治癒した。治癒のための平均時間は、1.
83±0.91月であった。
【0054】 (表2)
【0055】 カプラン・マイエル(Kaplan Meier)プロットを、活性患者及び
対照患者について実施し(図3)、ログランク(Logrank)試験によって
解析し、これは活性グループに於いて、より大きい治癒を伴う生き残り曲線に於
ける顕著な差異を示した(p=0.0183)。
【0056】 (実施例3) 現在又は最近の皮膚疾患の履歴を有さず、投薬を受けていない12人のボラン
ティアに、それらの皮膚に窒素酸化物錯体の低用量(0.5%亜硝酸塩)又は高
用量(5%亜硝酸塩)をランダムに適用した。
【0057】 被検者に、水性クリーム中の2%w/wのアスコルビン酸を、対照部位及び活
性部位に適用した。低用量又は高用量亜硝酸塩クリームも、活性部位に適用した
。クリームは1日3回、8時間の間隔で適用し、次いで対照部位及び活性部位の
両方を、接着性ポリセン/プラスチック包帯で閉塞した。
【0058】 クリームの最後の適用を、反応の評価の5時間前に行って、窒素酸化物錯体の
即時血管拡張効果を鎮めさせ、そうして残留する炎症のみを測定した。
【0059】 対照部位及び活性部位の厚さは、「ミトトユ(Mitotoyu)」スプリン
グ厚さ計を使用して測定し、赤さは反射率紅斑計を使用して測定した。2個の4
mmパンチ生検体を活性部位及び対照部位から取った。一つは、組織学的評価、
マス細胞染色、好中球エラスターゼ及びインシトゥニックエンド標識のためのホ
ルマリン固定用であり、他方は、他の免疫組織化学染色のためのスナップ凍結及
びOCT包埋用であった。
【0060】 免疫組織化学を、断片化細胞を同定するために、ストレプトアビジンビオチン
法及び表3に於ける抗体によるDAB検出を使用し、そしてアポップタグ・プラ
スインシトゥニックエンド標識検出キットを使用して実施した。
【0061】 染色は、コンピュータ処理した画像解析により定量し、データは、対になった
サンプルのためのウィルコックソン(Wilcoxon)の試験並びに用量及び
期間の影響について解析した複数の独立サンプルに於ける変動の非パラメーター
解析のためのクルスカル−ワリス(Kruskal−Wallis)の試験によ
って解析した(表4、5及び6参照)。
【0062】 (表3) * ポリクローナル、全ての他の抗体モノクローナル ** ペルオキシダーゼ可視化による分割DNAのインシトゥ検出基準
【0063】 窒素酸化物錯体治療した部位の反射率紅斑測定値は、32.25±5.46(
平均±標準偏差)であり、対照部位の18.08±5.81よりも著しく高かっ
た(p=0.0022、ウィルコックソン)。皮脂層厚さは、窒素酸化物錯体治
療パッチで5.04±0.75mmであり、これは対照皮膚のもの3.25±0
.54よりも著しく大きかった(p=0.0022、ウィルコックソン)。これ
らの測定値は、高用量グループ内でより大きい皮脂層厚さの傾向があった以外は
、用量又は曝露の期間により著しくは影響を受けなかった(5.4mm±0.2
1対4.7mm±0.32)(p=0.075)。
【0064】 全ての活性的に治療した部位の組織学は、浮腫、内皮腫脹、ケラチノサイトの
混濁腫脹並びにリンパ球及び好中球の混合浸潤に於いて顕著な増加を示した。こ
れらの変化は0から4順序尺度で定量し、低用量、高用量、短期曝露及び長期曝
露で同様であった。アズールA染色部分内の肥満細胞の数は、対照皮膚と窒素酸
化物錯体治療した皮膚とで同様であった。
【0065】 細胞毒性効果は、混濁腫脹として明示された全てのケラチノサイトで見られた
。拡大したとき、これは、急性炎症細胞並びに核の収縮及びその周りの透明な細
胞質の混濁腫脹による細胞毒性変化を受けた細胞で充満された表皮内で高い、の
う胞の形成に至る。アポップタグで染色することによって判定したとき、これら
の変質細胞の小部分のみが断片化を受けていた。生存可能な表皮内で、断片化細
胞の増加もあった。このことは、ウイルス感染していない正常なケラチノサイト
が、酸化窒素のよく知られた断片化効果に対して比較的耐性であることを示唆し
ている。また、断片化細胞は、特に付属器構造体の周りの真皮内で検出された。
皮脂腺の周りのポジティブニトロソチロシン染色は、窒素酸化物錯体が小胞を通
して優先的に吸収されたことを示唆している。
【0066】 窒素酸化物錯体治療した皮膚は、CD3、CD8、CD68及び好中球エラス
ターゼを発現する免疫適格細胞に於いて並びに部位への細胞の転送を誘引する接
着分子であるICAM−1及びVCAM−1に於いて顕著な増加を示した。これ
らの細胞中のニトロソチロシン染色の存在は、ペルオキシナイトライト(ONO
-)及び錯体の効果の一部がこれらの細胞内で毒性を通してDNAの方に仲介 されるp53の生成を示している。健康な皮膚内で、窒素酸化物錯体は少しの断
片化を起こしたが、これは使用した用量で驚くほど小さく、本発明者らは、この
効果は感染した細胞内であるものと同様であると仮定する。皮膚の抗原プロセシ
ング細胞(CD1aポジティブ)が、樹状性を失い、表皮から落ち、そうして治
療した皮膚内で著しく僅かであったと観察された。これらの細胞は、新たに識別
された抗原を処理するために活性化され、機能化したときこの様式で挙動するの
で、これは、窒素酸化物錯体についての免疫強化についての別の証拠を提供する
と思われた。細胞を分割するためのKi−67染色は、対照部位と活性部位とで
異ならなかった。このことは、例えば、いぼ内で、この作用が細胞増殖を減少さ
せるものではないことを示唆するであろう。
【0067】 クルスカル−ワリス試験を、臨床及び免疫組織化学応答への、窒素酸化物錯体
治療の時間又は期間の効果を試験するために使用した。皮膚反応への用量の効果
を表5に示す。高用量で、低用量グループよりも僅かなCD4ポジティブ細胞が
存在し、CD68ポジティブ細胞と同様であった。Ki−67ポジティブ細胞は
、対照部位と窒素酸化物錯体治療部位との間で顕著に異なっていなかったけれど
も、低用量に比較して高用量で著しい増加があった。
【0068】 窒素酸化物錯体への24時間及び48時間曝露の後で、断片化の程度を測定し
た、表6を参照されたい。48時間後に24時間後よりも著しく大きい断片化が
あった。CD4ポジティブ細胞カウントは、12時間後に比較して48時間後に
著しく増加した。p53についての差異は、統計的に全く有意ではなかった。同
様に、混濁腫脹は、より長い期間の治療でより大きくなる傾向であったが、統計
的に有意ではなかった。
【0069】 (表4) * 細胞カウントが困難である場合、例えば、より多い拡散染色/樹状細胞の場 合に、染色は0から4の尺度で主観的に等級付けした。 Ki67を表皮でカウントし、アポップタグポジティブ細胞を、3mmパンチ
生検体により標準区画当たりでカウントした。全ての他のカウントは、固定した
標準測定枠上でコンピュータ処理した画像解析により行い、mm2当たりの細胞 数として表わす。
【0070】 (表5)
【0071】 (表6)
【0072】 Ki67を表皮でカウントし、アポップタグポジティブ細胞を、3mmパンチ
生検体により標準区画当たりでカウントした。全ての他のカウントは、固定した
標準測定枠上でコンピュータ処理した画像解析により行い、mm2当たりの細胞 数として表わす。
【0073】 ** 細胞カウントが困難である場合、例えば、より多い拡散染色/樹状細胞の
場合に、染色は0から4の尺度で主観的に等級付けした。
【0074】 本発明の窒素酸化物錯体は、皮膚上でアスコルビン酸と亜硝酸塩とを組み合わ
せることによって生成させることができ、これによって、窒素酸化物、とりわけ
酸化窒素、亜酸化窒素、二酸化窒素及び三酸化二窒素の放出を起こす。Tヘルパ
ー細胞及びマクロファージの増加は、低用量被検者に於いてより大きく、そして
より低い用量で、窒素酸化物は前炎症性であり得るが、より高い用量で、免疫適
格細胞に対して細胞毒性になり、抑制効果を発揮し始めることを示唆している。
この窒素酸化物錯体は、ICAM−1の顕著な誘導及びVCAM−1発現に於け
る中度の増加に導いた。炎症のパターンは、僅か24時間後にマクロファージの
顕著な浸潤を示し、そうして活性化したマクロファージが、病原体を殺すために
より多くのマクロファージを特に誘引するために窒素酸化物を使用することを示
している点で異例であった。
【0075】 ホストの免疫系による病原体の有効な識別のために必要な全ての免疫適格細胞
の断片化及び補充の促進は、亜硝酸塩又は窒素酸化物の前駆体と酸性化剤との組
合せ物の製剤を適用することから得られる。従って、これらの発見は、亜硝酸塩
又はNO若しくはNO2のような窒素酸化物の他の前駆体と酸性化剤との組合せ 物の潜在的免疫増強効果を支持する。
【0076】 (実施例4) 二部分成分付与システムを作った。各成分は、医師の指示に従って規則的な間
隔で効果的な領域の上に擦り付けることができるろう棒の形であった。
【0077】 この二成分は下記のようにして作った。
【0078】 10%パルミチン酸アスコルビル 成分 パルミチン酸アスコルビル 10% 白色軟質パラフィン 25 軽質流動パラフィン 20 硬質パラフィン 20 アルラセル165 15 セトステリルアルコール 10 方法 1.全ての成分を容器内に秤量する。 2.容器を加熱し、全ての成分が溶融し、混合物が均一になるまで混合物を撹拌
する。 3.溶融したろうをジャーの中に注ぎ、室温にまで冷却させる。
【0079】 10%亜硝酸ナトリウムろう 成分 相A 軽質流動パラフィン 7.5% 白色軟質パラフィン 20 アルラセル582 10 セトステリルアルコール 10 フェノキシエタノール 1 相B 亜硝酸ナトリウム 10精製水 20 方法 1.相A成分を容器の中に秤量し、70℃に加熱し、そして均一になるまで撹拌
する。 2.相B成分を他の容器の中に秤量し、70℃に加熱し、そして撹拌して、全て
の亜硝酸ナトリウムが溶解したことを確実にする。 3.両方の相が70℃に達したとき、相Aを相Bに添加し、そして5分間均質化
する。 4.溶融したろうをジャーの中に注ぎ、室温にまで冷却させる。
【0080】 図4に示されるように、この混合物を使用すると、二部分付与システムから実
質的に過剰のNOを放出する傾向がある。これは多分、NOが小さい分子である
ためで、ウイルス性皮膚疾患の一層有効な治療になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に示す配合による、いぼ消失のための時間に対して比較したいぼの期
間のグラフを示す(但し、n=32である)。
【図2】 時間の関数としての、いぼを有する患者の治療の結果を示す(但し、n=32
である)。
【図3】 時間の関数としての、伝染性軟ゆうを有する患者の治療の結果のカプラン・マ
イエルプロットを示す。
【図4】 21μモルのNaNO2及び25μモルのパルミチン酸アスコルビルを与える ための、0.014gの10%亜硝酸ナトリウムろうを含有する0.083gの
10%ApろうからのNO及びNO2放出のグラフを示す。「四角」を有する曲 線はNO値を示し、他方、「円」を有する曲線はNO2値を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/22 A61P 31/22 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C076 AA07 AA09 BB31 CC35 DD34 DD37 DD41Z DD43Z DD46Z EE31 FF35 FF61 4C086 AA01 AA02 HA02 HA15 MA01 MA05 MA09 NA05 ZA89 ZB33

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素酸化物源を含有する局所配合物の、表皮内でのウイルス
    複製の結果生じるウイルス性皮膚感染の間の免疫系のインビボ増強作用のための
    局所薬物の製造に於ける使用であって、窒素酸化物源が、薬物的に許容される酸
    性化剤と薬物的に許容される窒素酸化物の供与体又はその前駆体とを、生物学的
    作用の部位で緊密に接触するようにしたとき生成されることを特徴とする使用。
  2. 【請求項2】 窒素酸化物が実質的に酸化窒素自体である、請求項1記載の
    使用。
  3. 【請求項3】 ウイルス性皮膚感染が、伝染性軟ゆう、単純ヘルペス1型及
    び2型、水痘・帯状疱疹ウイルス並びに乳頭腫ウイルスから選択される、請求項
    1又は請求項2記載の使用。
  4. 【請求項4】 酸性化剤がまた還元剤である、請求項1から3の何れか1項
    記載の使用。
  5. 【請求項5】 酸性化剤が、使用の環境で適用されたとき、pHが5より下
    であるが2より上に低下されるようなものである、前記請求項の何れか1項記載
    の使用。
  6. 【請求項6】 薬物的に許容される酸性化剤が有機酸である、前記請求項の
    何れか1項記載の使用。
  7. 【請求項7】 薬物的に許容される窒素酸化物供与体又はその前駆体が無機
    亜硝酸塩である、前記請求項の何れか1項記載の使用。
  8. 【請求項8】 薬物的に許容される酸性化剤が、アスコルビン酸、パルミチ
    ン酸アスコルビル、サリチル酸、乳酸、クエン酸、ギ酸、安息香酸及び酒石酸か
    ら選択される、前記請求項の何れか1項記載の使用。
  9. 【請求項9】 薬物的に許容される窒素酸化物錯体又はその前駆体が、アル
    カリ金属亜硝酸塩又はその前駆体である、請求項7記載の使用。
  10. 【請求項10】 アスコルビン酸が1から10重量%の濃度で存在し、そし
    てアルカリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、
    請求項8記載の使用。
  11. 【請求項11】 サリチル酸の濃度が0.5から30重量%であり、そして
    アルカリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請
    求項8記載の使用。
  12. 【請求項12】 クエン酸の濃度が0.5から45重量%であり、そしてア
    ルカリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請求
    項8記載の使用。
  13. 【請求項13】 パルミチン酸アスコルビルの濃度が3から25重量%であ
    り、そしてアルカリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%
    である、請求項8記載の使用。
  14. 【請求項14】 乳酸の濃度が0.5から20重量%であり、そしてアルカ
    リ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請求項8
    記載の使用。
  15. 【請求項15】 ギ酸の濃度が0.5から20重量%であり、そしてアルカ
    リ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請求項8
    記載の使用。
  16. 【請求項16】 安息香酸の濃度が0.5から20重量%であり、そしてア
    ルカリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請求
    項8記載の使用。
  17. 【請求項17】 酒石酸の濃度が0.5から20重量%であり、そしてアル
    カリ金属亜硝酸塩又はその前駆体の濃度が0.5から30重量%である、請求項
    8記載の使用。
  18. 【請求項18】 薬物的に許容される酸性化剤及び薬物的に許容される窒素
    酸化物源又はその前駆体が、化学量論的濃度である、前記請求項の何れか1項記
    載の使用。
  19. 【請求項19】 薬物が、軟膏、クリーム剤、ろう剤、ニス剤又は塗布剤中
    に配置された少なくとも2種の別々に配置された活性成分の形態である、前記請
    求項の何れか1項記載の使用。
  20. 【請求項20】 局所薬物が少なくとも1ヶ月間適用されるように適合され
    ている、前記請求項の何れか1項記載の使用。
  21. 【請求項21】 伝染性軟ゆう、単純ヘルペス1型及び2型、水痘・帯状疱
    疹、ワクシニア又は乳頭腫から選択されたウイルスによるウイルス性皮膚感染の
    治療又は予防のための局所薬物の製造に於ける、酸性化した窒素の酸化物(群)
    の源の使用。
  22. 【請求項22】 ウイルスが伝染性軟ゆうである、請求項21記載の使用。
  23. 【請求項23】 接着層及び薬物の成分が、薬物的に許容される酸性化剤及
    び薬物的に許容される窒素酸化物源又はその前駆体であることを特徴とする少な
    くとも1種の薬物の成分が含浸された支持層並びに薬物的に許容される酸性化剤
    を窒素酸化物源と組み合わせるための手段を含む、表皮のインビボ治療のための
    薬物の局所適用のための付与システム。
  24. 【請求項24】 付与システムにマイクロスフェアが含まれる、請求項23
    記載の付与システム。
  25. 【請求項25】 付与システムにリポソームが含まれる、請求項23記載の
    付与システム。
  26. 【請求項26】 付与システムが局所適用された成分と結び付けて使用され
    る、請求項23から25の何れか1項記載の付与システム。
  27. 【請求項27】 局所適用された成分が、薬物的に許容される酸性化剤又は
    薬物的に許容される窒素酸化物源若しくはその前駆体である、請求項26記載の
    付与システム。
  28. 【請求項28】 局所適用された成分が、軟膏、クリーム剤、ニス剤、ろう
    剤、膏薬又は塗布剤の形態である、請求項26又は請求項27の何れか1項記載
    の付与システム。
  29. 【請求項29】 薬物的に許容される酸性化剤が、アスコルビン酸、パルミ
    チン酸アスコルビル、サリチル酸、乳酸、クエン酸、ギ酸、安息香酸及び酒石酸
    から選択される、請求項23から28の何れか1項記載の付与システム。
  30. 【請求項30】 マイクロスフェア内に含有されるサリチル酸の濃度が0.
    5%から45%である、請求項23から29の何れか1項記載の付与システム。
  31. 【請求項31】 表皮のウイルス性感染のインビボ治療のための薬物の局所
    適用のための二部分付与システムであって、別個に、 (a)薬物的に許容される酸性化剤を含有する第一ろう成分、及び (b)薬物的に許容される窒素酸化物源を含有する第二ろう成分 を含み、それによって、同時に又は直ちに連続して使用の環境に適用した場合に
    、活性窒素酸化物がそれらに放出されるシステム。
  32. 【請求項32】 第一ろう成分及び第二ろう成分がパラフィンを含有する、
    請求項31記載の付与システム。
  33. 【請求項33】 酸性化剤が還元有機酸又は塩である、請求項31又は請求
    項32の何れか1項記載の付与システム。
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