JP2002505096A - Tage分子をコードする単離核酸分子、およびその利用方法 - Google Patents

Tage分子をコードする単離核酸分子、およびその利用方法

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ファン・デア・ブルッゲン,ピエール
ブーン‐ファラー,ティエリー
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ルードヴィッヒ・インスティテュート・フォア・キャンサー・リサーチ
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Abstract

(57)【要約】 腫瘍拒絶抗原前駆体の新しいファミリーおよびそれらをコードする核酸分子を開示する。これらの腫瘍拒絶抗原前駆体はTAGE腫瘍拒絶抗原前駆体と称され、そして、それらをコードする核酸分子はTAGEをコードする分子と称される。コード配列および腫瘍拒絶抗原の様々な診断および治療への利用方法およびそれらの前駆体分子が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする、核酸分子のファミリーに関する。
腫瘍拒絶抗原前駆体、即ち、“TRAP”は、プロセシングされてヒト白血球抗原分
子によって提示されるペプチドとなることができる。問題となる遺伝子は他の既
知の腫瘍拒絶抗原前駆体のコード配列とは関連はないようである。
【0002】背景および従来技術 哺乳類の免疫系が外来、または、異質の物質を認識し、それらと反応するプロ
セスは複雑なものである。これらのシステムの重要な局面は、Tリンパ球、すな
わち、“T細胞”応答である。この応答は、T細胞がヒト白血球抗原(“HLA
”)、または、主要組織適合遺伝子複合体(“MHC”)と称される細胞表面分
子とペプチドとからなる複合体を認識し、それと相互作用することを必要とする
。前記ペプチドは、HLA/MHC分子にも提示する細胞によってプロセシングさ れるより大きな分子に由来する。この点に関しては、メール(Male)等, Advanced Immunology(J.p.Lipincott Co
mpany,1987)、特にその6−10章を参照。T細胞とHLA/ペプチ
ド複合体との相互作用は限定されたものである。というのは、T細胞とHLA分
子とペプチドとの特定の組み合わせに対して特異的なT細胞が必要とされる。も
し特異的なT細胞が存在しなければ、たとえそのパートナー複合体が存在してい
ても、T細胞応答は起こらない。同様に、T細胞が存在していても、特異的な複
合体が存在しなければ応答はおこらない。このメカニズムは、異物に対する免疫
系の応答、自己免疫疾患、および、細胞異常に対する応答に関与している。タン
パク質がHLA結合ペプチドへとプロセシングされるメカニズムに関して多くの
研究がなされてきている。この点に関しては、バリナガ(Barinaga),
Science 257:880(1992),フリーモント(Fremon
t)等, Science 257:919(1992),マツムラ(Mats umura)等,Science 257:927(1992),ラトロン(L
atron)等,Science 257:964(1992)を参照。
【0003】 T細胞が細胞異常を認識するメカニズムは癌にも関係している。例えば、参考
文献として本出願にその内容を合体させる、1992年5月22日出願、199
2年11月26日公表のPCT出願PCT/US92/04354には、1つの
遺伝子遺伝子ファミリーが開示されており、それらはプロセシングされてペプチ
ドとなり、次に、細胞表面に発現され、特異的なCTL細胞溶解性Tリンパ球、
すなわち、以後“CTL”と称されるものによって腫瘍細胞の溶解を引き起こす
ことができる。前記遺伝子は、“腫瘍拒絶抗原前駆体”、または、“TRAP”
分子をコードするものであると言われ、これら分子に由来するペプチドは“腫瘍
拒絶抗原”、または、“TRA”と称される。このファミリーの遺伝子の詳細に
関してはトラヴァーサリ(Traversari)等,Immunogenet
ics 35:145(1992); ファン・デア・ブルッゲン(van d er Bruggen)等,Science 254:1643(1991)を
参照。また、参考文献として本出願にその内容の全体を合体させる、現在米国特
許第5,342,774号となっている、1991年12月12日出願の米国特
許出願第807,043号も参照。“MAGE”ファミリーの腫瘍拒絶抗原前駆
体はこの特許において開示されている。
【0004】 その開示内容を本出願に参考文献として合体させる、米国特許5,405,9
40号において、前記MAGE−1遺伝子が、プロセシングされてHLA−A1
分子によって提示されるノナペプチドとなる腫瘍拒絶抗原前駆体をコードするこ
とが説明されている。HLA−A1分子に結合する前記ノナペプチドは、あるモ
チーフが満足されるという点で、結合のための“ルール”に従っている。この点
に関しては、例えば、PCT/US93/07421;フォーク(Falk)等
,Nature 351:290−296(1991);エンゲルハルト(En
gelhard),Ann Rev.Immunol.12:181−207(
1994);ルッパート(Ruppert)等,Cell 74:929−93
7(1993);ロチュケ(Rotzschke)等,Nature 348:
252−254(1990);ビヨルクマン(Bjorkman)等,Nate
re 329:512−518(1987);トラヴァーサリ(Travers
ari)等,J.Exp.Med.176:1453−1457(1992)を
参照。前記参考文献は、特定のHLA分子に対する特定のペプチドの特異性が判
明すれば、ある特定のペプチドは一つのHLA分子に対して結合するが、他のH
LA分子に対しては結合しないと推測される、ということを教示している。異な
る個体は異なるHLA表現型を有することから、このことは重要なことである。
結果として、ある特定のペプチドが、ある特定のHLA分子に対するパートナー
であると同定されたことが、診断上および治療上の効果を有しているとしても、
その効果はその特定のHLA表現型を有する個体に対してしか適切でないのであ
る。細胞異常は一つの特定のHLA表現型に限られるわけではないため、また、
標的化療法には、問題の異常細胞の表現型に関する相当な知識が必要をされるた
め、この分野において更なる研究を行う必要がある。
【0005】 参考文献として本出願にその内容を合体させる、1993年1月22日出願の
米国特許出願第008,446号には、MAGE−1発現産物がプロセシングさ
れて第2のTRAになるという事実が開示されている。この第2のTRAはHL
A−Cw★1601分子によって提示される。この開示は一定のTRAPから複
数のTRAが生じることができ、そのそれぞれがMHC分子に対する結合につい
てのモチーフルールを満足するであろうということを示している。
【0006】 ここで、参考文献として本出願にその内容を合体させる、1992年12月2
2日出願の米国特許出願第994,928号には、いくらかの正常細胞(例えば
メラノサイト)によって産生される分子である、チロシナーゼが、腫瘍細胞中に
おいてプロセシングされてHLA−A2分子によって提示されるペプチドを生じ
るということを教示している。
【0007】 参考文献として本出願にその内容全体を合体させる、米国特許第5,683,
886号には、チロシナーゼ由来ではない、第2のTRAがHLA−A2分子に
よって提示されるということが教示されている。このTRAはTRAP由来であ
るが、非−MAGE遺伝子によってコードされている。この開示はある特定のH
LA分子が異なる起源に由来するTRAを提示することができるということを示
している。
【0008】 参考文献として本出願にその内容を合体させる、1993年出願の米国特許第
5,571,711号には、関連のない腫瘍拒絶抗原前駆体である、いわゆる、
“BAGE”前駆体が記載されている。BAGE前駆体はMAGEファミリーと
は関連していない。
【0009】 参考文献として本出願にその両方の内容を合体させる、米国特許出願第08/
096,039号および第08/250,162号には、非−関連TRAP前駆
体GAGEも開示されている。
【0010】 先に引用した論文、特許、および特許出願に示されている研究は、大部分は、
MAGEファミリーの遺伝子、およびそれとは関連のないBAGEおよびGAG
E遺伝子について扱っている。しかしながら、更に別の、細胞によって発現され
る腫瘍拒絶抗原前駆体が存在することを示している。これらの腫瘍拒絶抗原前駆
体は“TAGE”腫瘍拒絶抗原前駆体と称される。それらはMAGEファミリー
の遺伝子、BAGEファミリーの遺伝子、GAGEファミリーの遺伝子とはホモ
ロジーを示さない。したがって、本発明はTAGE TRAPをコードする遺伝
子、コード化される腫瘍拒絶抗原前駆体、それら由来の腫瘍拒絶抗原、遺伝子断
片、および、それらの利用方法に関する。
【0011】 本発明を更に詳細に以下の開示において説明する。
【0012】好適実施例の詳細説明 例1 本例は本発明に従って核酸分子の単離について記載する。
【0013】 1つのcDNAライブラリーを標準的方法論に従って、精巣組織から調製した
。詳細には、ポリA RNAを商業的に利用可能なオリゴ−dT mRNA抽出
キットを使用して単離した。RNAを単離したら、オリゴ−dTプライマーおよ
び標準的方法を使用してcDNAに変換した。
【0014】 このcDNAをNotI/BstXアダプターに連結させて、既知の発現ベク ターpcDNAI/Ampに挿入し、その結果得られた組換えプラスミドをE.
coli DH5αF´IQにエレクトロポレーションした。その後、参考文献
として本出願に合体される、サムブルック(Sambrook)等,分子クロー
ニング:実験室マニュアル(Cold Spring Harbor Labo
ratory Press,1989)p.1.94に従って、トランスフェク
ションされた細菌をアンピシリン(50ug/ml)で選抜し、ナイロンメンブ
ラン上で平板培養し、複写した。要するに、細菌を固体培地上におかれたメンブ
ラン上で平板培養し、コロニーが肉眼でみえるとき、第2のメンブランを第1の
メンブラン上に置く。いくらかの細菌は第2のメンブラン上に固着し、かくて、
複写を生成する。
【0015】 前処理の後、前記メンブランをハイブリダイゼーション実験に使用した。詳細
には、これらを65℃で10%デキストラン溶液、1%SDSおよび1MNaC
l溶液と接触させ、32Pオリゴヌクレオチドプローブと接触させた。前記プロー
ブは本出願にその内容を合体させる米国特許第5,571,711号の配列認識
番号1のヌクレオチド100−385からなり、続いて、室温で5分間の2回に
洗浄を行い、続いて、60℃で2xSSC、1%SDSで30分間の洗浄を行っ
た。
【0016】 陽性クローンのうちの一つを部分的にシークエンシングした。482塩基対の
部分的配列が配列認識番号1として示される。これは、既知の配列と、また、ハ
イブリダイゼーションプローブ由来のcDNA配列ともホモロジーを示さなかっ
た。低度のストリンジェントな条件のためにハイブリダイゼーションがおこった
【0017】例2 以後、TAGEと称させる単離核酸分子が遺伝子ファミリーに属するかを判定
するための実験を行った。これを行うために、メラノーマ細胞ラインMZ2−M
EL(参考文献として本出願にその開示内容を合体させる、米国特許第5,34
2,774号に記載)からのゲノムDNAをEcoRIで消化した。配列認識番
号1に基づいたヌクレオチドプローブを調製し、それは配列認識番号1のヌクレ
オチド166−446からなり、ゲノム消化物のサザンブロッティングにおいて
使用した。ストリンジェントな条件(0.2xSSC、1%SDS、60℃で2
0分間)を使用し、それぞれ3.5および6.5kbの2つのバンドが観察され
た。前記実験を、HindIII消化を使用して繰り返し行い、そして、4つのバ ンドが観察された。2つのバンドが12kbより長く、他の二つは5および7キ
ロベース長であった。これらの結果は、恐らくこれらがTAGE遺伝子ファミリ
ーであることを示している。
【0018】例3 TAGE遺伝子が正常または癌性の細胞および組織において発現するかどうか
を判定する研究を実行した。これを行うために、全RNAを標準的なグアニジン
−イソチオシアネート法を使用して抽出した。cDNAを確保すべく、逆転写が
オリゴ−dTプライマーを使用して2ugのRNAで行われた。100ngの全
RNA(104 cells)に対応するcDNA量をPCRにより30サイクル
で増幅し、PCRでの増幅の前に、94℃で5分間、73℃での処理を行なった
。1サイクルを94℃で1分、59℃で2分、そして73℃で2分と定義した。
プライマーはそれぞれ配列認識番号1のヌクレオチド配列166−187とヌク
レオチド配列425−446の相補鎖(complement)からなる。予想
されるPCR増幅産物は281塩基対長である。
【0019】 増幅の後、増幅産物をアガロースゲル上でサイズ分画した。ヒトβ−アクチン
のPCR増幅をコントロールとして使用した。
【0020】 試験された20の正常な成人の組織タイプのうちで、精子および精巣のみが陽
性であった。試験された6の胎児組織のうちのいずれも陽性ではなかった。試験
された22の腫瘍タイプのうち、精上皮腫において強い発現が見られ、そして、
メラノーマ、肉腫、頭部および首部扁平上皮細胞癌および神経芽細胞腫において
も発現が見られた。15のタイプの腫瘍細胞ラインを試験したところ、肉腫、神
経芽細胞腫、胸膜の中皮腫および甲状腺癌の細胞ラインが陽性であった。
【0021】 上記諸例は腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする核酸分子の単離を示している。し
かしながら、この“TRAP”をコードする分子は前述した諸文献に記載されて
いる以前に開示されたMAGE、BAGEまたはGAGEをコードする配列のい
ずれとも、または、他の既知の遺伝子いずれとも相同性を見いだせなかった。し
たがって、本発明の一態様は配列認識番号1に示すヌクレオチド配列を有する単
離核酸分子、および、TRAをコードする配列認識番号1の断片または一部分、
すなわち、それらは、しばしば“ミニ遺伝子”およびTAGEタンパク質の免疫
学的活性部位をコードする核酸分子の断片または一部分と称される、である。こ
の配列はMAGE、BAGEまたはGAGEをコードする配列ではない。このこ
とは引用した諸文献において記載されているこれら遺伝子のすべての配列と比較
することによって明らかである。腫瘍拒絶抗原前駆体をコードし、そして、スト
リンジェントな条件の下、配列認識番号1のヌクレオチド配列を有する核酸分子
とハイブリダイズする核酸分子配列も本発明の一部分である。ここで使用される
学術用語“ストリンジェントは条件”とは、当該技術において、よく知られてい
るパラメーターをいう。より詳細には、ここで使用されるストリンジェントな条
件とは、3.5xSSC、1xデンハルト溶液(0.02%フィコール、0.0
2%ポリビニルピロリドン、0.02%BDA)、25mMNaH2PO4、pH
7.0、0.5%SDS、2mMEDTA中でのハイブリダイゼーションを指し
、続いて、65℃で、2xSSC、0.5%SDSでの15分間の2回の洗浄を
行い、続いて、65℃で、0.2xSSC、0.1%SDSでの15分間の1回
の洗浄を行った。同程度、または、より高度な程度のストリンジェントな条件を
もたらすために使用可能なその他の条件、試薬等もある。このような条件は当業
者には、よく知られており、したがって、ここでは述べない。
【0022】 上記諸例から、本発明が前記配列の発現ベクター中における使用と、更に、原
核(例えば、E.coli)、または、真核(例えば、CHO、または、COS
細胞)のいずれであってもよい宿主細胞および細胞ラインをトランスフェクショ
ンまたはトランスホーメンションするためこれらの配列の使用とを含むことも理
解されるであろう。ヒト白血球抗原が腫瘍拒絶抗原前駆体由来の腫瘍拒絶抗原を
提示することを見いだしたので、前記発現ベクターはHLA分子をコードする核
酸配列を含むことができる。ベクターが両方のコード配列を含む状況においては
、通常には、いずれも発現しない細胞をトランスフォーメーションまたはトラン
スフェクションするように使用することもできる。前記腫瘍拒絶抗原前駆体コー
ド配列は、例えば、宿主細胞が既にHLA分子を発現する場合において、単独で
使用することが可能である。もちろん、使用可能な具体的な宿主細胞についての
限定はない。ベクターは前記2つのコード配列を含むので、それらをHLAの発
現しない宿主細胞において使用することができる。
【0023】 本発明は技術者がそれによって所望の単数又は複数の発現ベクターを調製する
ことが可能な、いわゆる、発現キットをも含む。このような発現キットは前述し
たコード配列の各々の少なくとも個別の部分を含む。前述した必要な配列が含ま
れる限り、所望の場合に他の要素を追加することもできる。
【0024】 本発明の核酸分子とTRAPとを前述したMAGE、BAGEおよびGAGE
物質から区別するために、本発明をTAGEファミリー遺伝子およびTRAPと
称する。従って、“TAGE”をここで使用するときは、TAGEはここで記載
された配列によってコードされる腫瘍拒絶抗原前駆体を指す。“TAGEコード
分子”とこれに類似の学術用語とは、前記核酸分子自身を記載するのに使用され
る。
【0025】 ここで記載される、本発明は多数の利用方法を有し、いくつがここに記載され
ている。第1に、本発明により、当業者は、TRAPの発現によって特徴付けら
れる疾患を診断することができる。これらの方法は、前記TRAP遺伝子の発現
の判定、および/または、HLAによって提示されるTRA等の、それらに由来
するTRAの発現の判定を含む。前者の場合、このような判定は、ポリメラ−ゼ
連鎖反応を含むすべての標準的核酸測定アッセイ、または標識化ハイブリダイゼ
ーションプローブによるアッセイ等により、行うことができる。後者の場合には
、抗体等の、TRAとHLAとの複合体に対する結合パートナーによるアッセイ
が特に好ましい。判定の別の方法としては、上述したタイプのTNFまたは51
r放出アッセイがある。
【0026】 前記TRAP遺伝子の単離により、TRAP分子自身、特に、配列認識番号1
によってコードされる前記アミノ酸配列を含むTRAP分子を単離することも可
能になる。これらの単離された分子は、TRAとして、または、TRAとHLA
の複合体として提示された場合、TRAP分子の発現によって特徴付けられる疾
患の治療に有用なワクチンを製造するため、アジュバンド等の物質と結合させる
こともできる。加えて、ワクチンは、非増殖性の癌細胞、非増殖性のトランスフ
ェクション体等、その表面にTRA/HLA複合体を提示する細胞から調製する
ことができる。細胞がワクチンとして使用されるすべてのケースにおいて、これ
らはCTL応答を供給するのに必要な前記成分の一つまたは両方をコードする配
列でトランスフェクションされた細胞またはトランスフェクション無しで両方の
分子を発現する細胞とすることができる。更に、前記TRAP分子、その関連す
るTRA、およびTRAとHLAの複合体は当該技術においてよく知られている
標準的な手法を使用して抗体、またはCTLの産生に利用することができる。こ
のようなワクチンはGM−CFS等の1つ、または、より多数のサイトカイン類
を含んでもよい。
【0027】 “疾患”をここで使用する場合、腫瘍拒絶抗原前駆体が発現され、プロセシン
グされるすべての病的な状態を指す。このような疾患の一例は癌、特にメラノー
マである。メラノーマは色素を生産する細胞の癌としてよく知られている。
【0028】 当開示に基づく治療アプローチは、TRAを提示する細胞の溶解を導く、患者
の免疫システムによる応答を前提としている。このようなアプローチの一つは、
複合体に対して特異的なCTLを、問題の表現型の異常細胞を有する患者に、投
与することである。CTLをイン・ヴィトロで開発することは当業者の技術の範
囲内である。詳細には、血液細胞等のサンプル細胞を、前記複合体を提示し、特
異的なCTLの増殖を促進することができる細胞に接触させる。標的細胞は上述
したタイプのCOS細胞等のトランスフェクション体とすることができる。これ
らのトランスフェクション体はその表面に所望の複合体を提示し、関心のCTL
と結合したとき、その増殖を刺激する。
【0029】 養子免疫細胞移入と称される治療法方法学(グリーンバーグ(Greenbe
rg)等,J.Immunol.136(5):1917(1986);リッデ
ル(Riddel)等,Science 257:238(7−10−92);
リンチ(Lynch)等,Eur.J.Immunol.21:1403−14
10(1991);カスト(Kast)等,Cell 59:603−614(
11−17−89))について詳述すると、所望の複合体を提示する細胞をCT
Lと結合させると、これに対して特異的なCTLの増殖を導く。次に、この増殖
したCTLを、ある特定の複合体を提示している異常細胞のいくつかによって特
徴付けられる細胞異常を有する患者に投与する。ここで、前記複合体には適切な
HLA分子を含む。前記CTLは異常細胞を溶解し、それによって、所望の治療
目的を達成する。
【0030】 前述の治療法は患者の異常細胞のうち、少なくともいくつかが適切なHLA/
TRA複合体を提示することを前提としている。これは、特定のHLA分子を提
示する細胞を同定する方法、および、前記適切な配列、この場合にはTAGE配
列、を有するDNAを発現する細胞を同定する方法が当該技術において非常によ
く知られているため、非常に容易に判定することができる。関連する複合体を提
示する細胞が、上述したスクリーニング方法論によって同定されると、これらを
、患者からのサンプル、前記サンプルはCTLを含む、と結合させることができ
る。もし、複合体提示細胞が前記混合CTLサンプルよって溶解されるのであれ
ば、TAGE由来の腫瘍拒絶抗原が提示されていると推定することが可能であり
、その患者は、上述の治療アプローチにとって適切な候補である。
【0031】 養子免疫細胞移入のみが本発明によって利用可能な唯一の治療法ではない。種
々のアプローチを使用して、生体内でCTLを刺激することもできる。一つのア
プローチ、すなわち、前記複合体を発現する非増殖性細胞の使用は既に記載した
。このアプローチにおいて使用される細胞は、照射を受けたメラノーマ細胞、ま
たは、前記複合体の提示に必要な前記遺伝子の一つまたは両方によってトランス
フェクションされた細胞等の、前記複合体を通常時において発現する細胞を使用
することができる。チェン(Chen)等,Proc.Natl.Acad.S
ci.USA 88 110−114(1991年1月)にはアプローチの具体
例が例証されており、ここには、治療法におけるHPVE7ペプチドを発現する
トランスフェクションされた細胞の使用が示されている。種々の細胞タイプを使
用することができる。同様に、関心の遺伝子の一つまたは両方を担持するベクタ
ーを使用することができる。ウィルス性またはバクテリア性のベクターが特に好
ましい。これらのシステムにおいて、関心の遺伝子は、例えば、参考文献として
本出願にその内容を合体させる、レイトン(Layton)等,Immunol
ogy 87(2):171−178(1996)、ギルバート(Gilber
t)等,Nat.Biotechnol.15(12):1280−1284に
記載される、ワクシニアウィルス、アデノウィルス、レトロウィルス、エルジニ
アウィルス、または、Tyウィルス様粒子、または、細菌BCGによって運ばれ
、そしてこれらの物質が事実上宿主細胞に“感染”する。リポソ−ム、またはカ
トニック(catonic)脂質等、他のタイプの担体を使用することもできる
。その結果、得られる細胞は、関心の複合体を提示し、自己由来のCTLによっ
て認識され、そしてそのCTLは増殖する。類似の効果は、前記腫瘍拒絶抗原ま
たは前記前駆体自身を、関心のHLA/ペプチド複合体を提示するHLA提示細
胞への結合を促進するためのアジュバンドと組み合わせることによっても達成す
ることができる。前記TRAPは、HLA分子のペプチドパートナーを生成する
ために、プロセシングされるが、他方、前記TRAは更なるプロセシングを必要
とせずに提示される。
【0032】 本発明のその他の態様も当業者には明確であり、ここで繰り返す必要はない。
【0033】 使用した学術用語および表現は、記載のための学術用語として使われたもので
あり、限定的なものではない。したがって、これらの学術用語および表現の使用
にあたって、図示および記載された特徴またはその一部分のいかなる均等物も除
外する意図はなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であると認識される。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 605 THIRD AVENUE,NEW YORK,NEW YORK 10158, UNITED STATES OF AM ERICA (72)発明者 ブーン‐ファラー,ティエリー ベルギー ビー‐1200 ブリュッセル ア ベニュー・ヒポクラート 74 ユーシーエ ル 7459 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 CA04 CA09 CA12 DA02 EA04 GA11 HA13 HA14 HA17 4B063 QA01 QQ08 QQ43 QQ53 QR08 QR14 QR32 QR40 QR42 QR56 QR62 QS16 QS25 QS34 QX01 4B064 AG31 CA10 CA19 CC01 CC24 DA01 DA13 4B065 AA90X AA93Y AC14 BA02 CA24 CA44 CA46 4H045 AA11 BA10 CA40 DA86 EA20 EA50 FA74

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に配列認識番号1に示すヌクレオチド配列からなる単
    離核酸分子。
  2. 【請求項2】 配列認識番号1に示す核酸分子とストリンジェントな条件で
    ハイブリダイズする相補的な配列であり、かつ、腫瘍拒絶抗原前駆体をコードす
    る単離核酸分子。
  3. 【請求項3】 配列認識番号1のヌクレオチド配列によってコードされる蛋
    白質のアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする単離核酸分子。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の核酸分子に対して十分に相補的な単離mR
    NA分子。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の核酸分子でトランスフェクションまたはト
    ランスフォーメーションされた宿主細胞。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の核酸分子でトランスフェクションまたはト
    ランスフォーメーションされた宿主細胞。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の核酸分子でトランスフェクションまたはト
    ランスフォーメーションされた宿主細胞。
  8. 【請求項8】 プロモーターに操作可能にリンクした請求項1に記載の単離
    核酸分子を有する発現ベクター。
  9. 【請求項9】 プロモーターに操作可能にリンクした請求項2に記載の単離
    核酸分子を有する発現ベクター。
  10. 【請求項10】 プロモーターに操作可能にリンクした請求項3に記載の単
    離核酸分子を有する発現ベクター。
  11. 【請求項11】 前記宿主細胞が哺乳類の細胞である請求項5に記載の宿主
    細胞。
  12. 【請求項12】 前記宿主細胞が哺乳類の細胞である請求項6に記載の宿主
    細胞。
  13. 【請求項13】 前記宿主細胞が哺乳類の細胞である請求項7に記載の宿主
    細胞。
  14. 【請求項14】 ヒト白血球抗原をコードする核酸分子を有する請求項8に
    記載の発現ベクター。
  15. 【請求項15】 ヒト白血球抗原をコードする核酸分子を有する請求項9に
    記載の発現ベクター。
  16. 【請求項16】 ヒト白血球抗原をコードする核酸分子を有する請求項10
    に記載の発現ベクター。
  17. 【請求項17】 次の各要素の個別部分を有する発現キット (i)請求項1に記載の単離核酸分子、および (ii)ヒト白血球抗原をコードする核酸分子。
  18. 【請求項18】 次の各要素の個別部分を有する発現キット (i)請求項2に記載の単離核酸分子、そして (ii)ヒト白血球抗原をコードする核酸分子。
  19. 【請求項19】 次の各要素の個別部分を有する発現キット (i)請求項3に記載の単離核酸分子、そして (ii)ヒト白血球抗原をコードする核酸分子。
  20. 【請求項20】 請求項1、2または3に記載の核酸分子によってコードさ
    れる単離腫瘍拒絶抗原前駆体。
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