JP2002504796A - 通気回路で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法と、その実現のための装置 - Google Patents

通気回路で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法と、その実現のための装置

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JP2002504796A
JP2002504796A JP2000532903A JP2000532903A JP2002504796A JP 2002504796 A JP2002504796 A JP 2002504796A JP 2000532903 A JP2000532903 A JP 2000532903A JP 2000532903 A JP2000532903 A JP 2000532903A JP 2002504796 A JP2002504796 A JP 2002504796A
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ヴェルミラン、ディデェル
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エレクトリシテ ド フランス セルビス ナショナル
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Abstract

(57)【要約】 本発明は交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法に関し、閉鎖された冷却回路の水の一部は交流発電機の上流で分流されて回収タンクに給水する消イオン回路に送られ、この消イオン回路には、混合層樹脂により形成されている脱塩回路と、この脱塩回路に並列に配置されている処理回路とが含まれており、そして消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%未満、好ましくは約20%未満の値に定められているとき、処理回路は陽イオン交換樹脂から形成され;消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%を超え、好ましくは約20%以上の値に定められているとき、処理回路は遮断されるか、あるいは陽イオン交換樹脂または混合層樹脂から形成されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法に関す
る。本発明はまたこの方法を実現するための装置に関する。
【0002】 発電所内の交流発電機においては、強い加熱効果を引き起こす高密度電流の通
路を有する。この加熱に対処するために、交流発電機固定子には、銅製の中空導
体を有する固定子バーのネットワークを有しており、この中空導体内を冷却水が
循環している。
【0003】 冷却水の伝導率をできるだけ低くするために、固定子内を循環している水の公
称流量のほぼ1%〜7%は混合層の脱塩樹脂に向けて分流される。
【0004】 この冷却システムでしばしば遭遇する問題は、中空導体の内壁に析出層が形成
され、そのためにこれらの導体が詰まってしまうことである。こうした閉塞によ
って熱が発生し、そして結局は、しばしば交流発電機を動作不能にするか、また
は発電能力を減少させるに至る。
【0005】 試みられた解決策の1つは、通気により冷却回路の温度調節をすることであっ
た。しかし、長期的な運転では閉塞現象が持続するので、結局この方策も不十分
であることが判明している。
【0006】 それで、こうした閉塞に対抗するために、定期的に交流発電機を停止させて、
酸または錯化溶液あるいはこれら溶液の双方を用いて、銅製中空導体の化学洗浄
を行っていた。しかしながら、こうした洗浄作業は長引いてしまい、機械の停止
を引き起し、そのうえ、しばしば中空導体に対して腐食作用がある。
【0007】 したがって、通気状態で動作する冷却回路内における交流発電機固定子の銅製
中空導体を詰まらせる原因である析出層の形成に抗しそして/あるいはこの析出
層の除去を可能にするための方法の必要性が、現実に存在している。このような
方法は交流発電機を停止させず、冷却水に高伝導性をもたらさず、また銅製中空
導体の大きな腐食を引き起こさないものでなくてはならない。
【0008】 本発明者たちは、長期間にわたる研究ののち、以下のような方法の開発に成功
した。
【0009】 その方法は、交流発電機を停止させず、高伝導性を発生させずに、一方腐食を
最小限として、こうした析出層の形成に抵抗することができ、そして同時に、銅
製中空導体の内側に形成された析出層を取り除くことが可能である。
【0010】 本発明はこのように、冷却回路が通気状態で温度調節されている交流発電機の
銅製中空導体内で循環している水の浄化方法であって、交流発電機固定子の冷却
閉回路の水は膨張タンクからポンプによって吸引され、冷却されそして必要なら
ば濾過されて、交流発電機固定子の銅製中空導体に送られる水の浄化方法におい
て、その水の一部は交流発電機の上流で分流されて膨張タンクに給水する消イオ
ン回路に送られ、この消イオン回路には、混合層樹脂により形成されている脱塩
回路と、この脱塩回路に並列に配置されている処理回路とが含まれており、そし
て − 消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%未満、好ましくは
約20%未満の値に定められているとき、処理回路は陽イオン交換樹脂から形成
され、 − 消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%を超え、好ましく
は約20%以上の値に定められているとき、処理回路は遮断されるか、あるいは
陽イオン交換樹脂または混合層樹脂から形成されることを特徴とする。
【0011】 このような方法は、固定子を形成する固定子バーにおける銅製中空導体内の空
気混和水の循環によって冷却されるあらゆるタイプの交流発電機に用いることが
できる。こうした交流発電機の一例とて、少なくとも250MWの出力を有する
化石燃料を燃焼させる火力発電所や原子力発電所のあらゆる交流発電機を挙げる
ことができる。
【0012】 本発明によるこの方法では、脱塩回路に分流されて送られた水は、HCO3 -
オンとCu2+イオンとを共に保持して除去することができる混合層樹脂塔を通過
する。このような塔を用いて、銅製導体の内壁の正常な減損により生じるCu2+ イオン(幾分アルカリ性である)は保持され、また水中の空気からの二酸化炭素
の溶解により生じたHCO3 -イオン(幾分酸性である)も同様に保持されて除去
される。こうして、冷却水のpHは中性に保たれる。混合層樹脂塔のよく知られ
た例はローム&ハース社のARM9882とピュウロライト社のNRW354と
である。
【0013】 陽イオン交換樹脂が用いられるとき、Cu2+イオンを保持させ除去できる陽イ
オン交換樹脂が使用される。この樹脂はピュウロライト社のNRW160タイプ
とローム&ハース社のARC9652との樹脂から特に選択される。
【0014】 本発明においては、処理回路の水が陽イオン交換樹脂を通過するとき、そのプ
ロセスには以下の段階、すなわち、 a)処理回路における循環を維持しながら、脱塩回路を遮断する段階と、そして
b)処理回路における循環を維持しながら、脱塩回路の動作を回復させる段階と
から成る1サイクルの段階が含まれている。
【0015】 こうして、段階a)の際には、Cu2+イオンが分離される。したがって、媒体
は、HCO3 -の相対的増大の結果として酸性化される。現在、出願者にとって、
閉塞の原因になる析出層がCuOの析出物であり、これは銅イオンの析出によっ
て形成され、そして酸性環境でより容易に溶解することは明らかである。したが
って、CuOの析出物を溶解させることが、段階a)において選択される。
【0016】 しかしながら、Cu2+の濃度が高くなりすぎると、CuOが再び析出されだす
恐れがあり、そしてpHが低すぎれば、銅は不動態化を解除されそのため銅の腐
食率が高まる危険がある。脱塩回路の動作を回復させる必要があるのは、このた
めである。段階b)の際には、HCO3 -イオンが分離され、その結果水のpHが
増大し、そして溶解された銅の濃度が高くなり、銅の大部分が析出されるであろ
う。すると直ちにpHは再び中性になりそして溶解された銅の濃度は減少するで
あろう。正常な動作条件が回復されると、段階a)が再び開始される。全体とし
て、析出されるよりも多くのCuOが溶解される。したがって、この処理により
、中空導体の閉塞現象の原因になる析出層の除去が可能になる。
【0017】 段階a)から段階b)への移行はしたがって、陽イオン交換樹脂により構成さ
れる処理回路の上流で水に溶解されている銅の濃度によって、また水のpHによ
って決定される。
【0018】 陽イオン除去の際、すなわち、陽イオン交換樹脂から成る処理回路が動作して
いるとき、処理回路上流における溶解銅の最大許容濃度はCuOの析出を許さな
い程度であり、そしてpHの最小許容値は銅製中空導体の過度な腐食が避けられ
る程度である。
【0019】 したがって、溶解銅の最大許容濃度は200ppbより低く、更に180pp
bより低いことが好ましく、そのうえ約160ppbより低いことがより好まし
い。
【0020】 pHは6よりも小さくならないように調整される。
【0021】 閉塞の原因になる全ての析出層が溶解されたとき、段階a)およびb)より成
るサイクルが停止され、そして次に、処理回路の陽イオン交換樹脂は混合樹脂と
交換されるが、並列に配置された2組の混合層樹脂が、固定子を通過する水の公
称流量の10%を超える流量、好ましくは約20%以上の流量を処理できるよう
に選択される。この混合層樹脂で処理されたこのような流れでは、閉塞を引き起
こす析出層が形成される危険性は相当に制限される。
【0022】 処理回路に導入された混合層樹脂は、固定子を通過する水の公称流量の10%
を超える流量を処理できることが好ましく、更に約20%以上の流量を処理でき
ることがより好ましく、それによって、脱塩回路は、もし必要ならば、欠陥のあ
る混合層樹脂を交換するために遮断することができる。処理回路はこの時に開か
れておりそして脱塩回路は閉ざされている。欠陥のある混合層樹脂は新しい混合
層樹脂と交換される。
【0023】 工業現場における本発明による処理期間中では、固定子がその初期の技術的特
性を回復してから約4カ月後に、閉塞の原因となる析出層が溶解されると考えら
れる。以下に定義されている汚染係数Keがその限界値、すなわち当該の装置が
新しい時に算定された数値に相当する数値に達したとき、固定子はその技術的特
性を回復したと考えられる。
【0024】 Ke=バー内の水の温度−固定子への流入水の温度 /(有効電力)2+(無効電力)2 本発明による処理手順によれば、処理回路が混合層樹脂から成るときは、 − 脱塩回路への流入率が固定子を通過する水の公称流量の10%を超える数値
、好ましくは約20%以上の数値を有し、そして処理回路が遮断されているか、
またはその逆であるか、あるいは、 − 両回路が開いていて、水が両回路を通過しているか、 のいずれかである。
【0025】 後者の場合、消イオン回路への流入率は固定子を通過する水の公称流量の10
%を超え、好ましくは約20%以上である。
【0026】 したがって、処理回路が混合層樹脂から成る場合、この回路は脱塩回路と共に
鉱物質を除去するために用いることも、また欠陥を生じた脱塩回路内の混合層樹
脂に替わるために用いることもできる。よって第1の場合、水は両方の回路を通
るが、第2の場合では、欠陥のある樹脂を取り替えられるように、両回路の一方
が遮断される。
【0027】 もちろん、消イオン回路の上流における溶解銅の濃度は上述において定められ
た160ppbの限界しきい値のはるか下である。同様に、pHも常に6を超え
ている。
【0028】 本発明はまた上述の方法の実施を可能にするための装置に関している。
【0029】 この装置は交流発電機固定子の銅製中空導体内における冷却水のための閉回路
から成り、この閉回路は、ポンプと、冷却装置と、必要ならばフィルタと、交流
発電機と、拡張タンクと、そして上記交流発電機の上流に配置されておりかつ上
記拡張タンクに給水する消イオン回路とを有し、上記消イオン回路は混合層脱塩
回路とそしてこの混合層脱塩回路と並列に配置されている処理回路とを有する、
交流発電機固定子の銅製中空導体内における冷却水のための閉回路を備えた装置
において、 − 消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%未満、好ましくは
約20%未満であるとき、処理回路は陽イオン交換樹脂から形成され、 − 消イオン回路への流入率が固定子を通る公称流量の10%を超え、好ましく
は約20%以上であるとき、処理回路は混合層樹脂または陽イオン交換樹脂から
形成されていることを特徴とする。
【0030】 冷却回路が通気状態で動作しているとすれば、本装置は、膨張タンクにおいて
空気と水が混和され、そして特にこの水が十分通気されていれば、酸素含有量は
4〜8ppmの範囲であり、この場合、部分的な空気圧は0.2気圧より相当に
大きい。この空気圧より小さければ、再び妨害物が生じることがあり得る。
【0031】 この装置には、処理回路を開けたまま、あるいは逆に閉じたまま、前記脱塩回
路を開閉できる開閉手段を備える。
【0032】 この装置にはまた、脱塩回路の上流と下流において溶解銅の濃度を監視するモ
ニタリング手段と、そして冷却水のpHを監視するモニタリング手段とを備える
ことが望ましい。実際には、これらのモニタリング手段は冷却回路から水の抽出
を行うための弁を有し、濃度と水のpHとの測定は従来の手段で実施される。
【0033】 本発明のこの装置では、混合層樹脂塔がHCO3 -イオンとCu2+イオンとを共
に保持することができ、そして陽イオン交換樹脂は、特にCu2+イオンを保持す
ることができる。
【0034】 混合層樹脂塔はローム&ハース社のARM9882タイプまたはピュウロライ
ト社のNRW354タイプのものでよい。
【0035】 陽イオン交換樹脂はピュウロライト社のNRW160タイプまたはローム&ハ
ース社のARC9652タイプのものでよい。
【0036】 本発明は添付の図面を参照しながら、以下に単なる例証として示される実施例
についてより詳細に説明される。
【0037】 図1には、通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却装置が示されている。
【0038】 水は、交流発電機固定子Aの銅製中空導体を通る前に、ポンプPによって送ら
れそして冷却装置Rによって冷却される。次に、膨張タンクEを通過した後、再
びポンプに戻る。交流発電機Aの上流で、循環水の一部は分流されて脱塩回路に
向かい、ここで膨張タンクに戻る前に混合層樹脂塔MBを通過する。
【0039】 図2には、本発明による浄化装置が示されている。この装置は、脱塩回路に追
加してこれに並列に処理回路が設置されている点において、図1に示されている
装置と異なっている。ここでは、処理回路は陽イオン交換樹脂CRであり、そし
て脱塩回路は混合層樹脂である。
【0040】 (実施例) 本発明による装置は、固定子を通過する公称流量140m3/hの循環水を利 用して、通気状態で冷却される900MWの原子力発電所の交流発電機固定子に
利用されている。なお、脱塩回路への流入率は6m3 /h、そして処理回路への
流入率は20m3 /hである。
【0041】 銅濃度の最大許容値は160ppbに定められており、そしてpHの最小許容
値は6と定められている。
【0042】 こうして、陽イオン交換樹脂CRが先ず単独で機能し、次にpHが6に達する
か、または溶解銅の濃度が160ppbに達したとき、脱塩回路が開く。その後
、正常状態に戻ると、この脱塩回路は閉じられる。
【0043】 pHおよびCuの数値が4か月間追跡された。その結果は図3のグラフに集計
されている。
【0044】 この運転期間中に観察された腐食率は、最大5μm/年ほどで非常に低く、一
方化学洗浄が行われている時には、約25〜150μm/清掃作業である。
【0045】 そのほか、陽イオン浄化によって処理された固定子の汚染率が監視された。そ
の結果は図4に記録されている。
【0046】 汚染率がその限界値(3×10-3)に達したのは、この処理を4カ月続けた後
であった。そのとき、陽イオン交換樹脂は、公称流量の少なくとも15%を処理
できる混合層樹脂と交換された。固定子を通る水の公称流量の少なくとも20%
を全体として処理するために、脱塩回路はこの時開放されたままにされた(公称
流量の5%)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術による、通気状態で動作する交流発電機固定子冷却回路の概念図であ
る。
【図2】 本発明による、通気状態で動作する交流発電機固定子冷却回路の浄化回路を表
す概念図である。
【図3】 本発明による方法の実施中における溶解銅のpHおよび濃度の変化を表すグラ
フである。
【図4】 本発明による方法により処理される、固定子の汚染係数の変遷を表すグラフで
ある。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 特にHCO3 -イオンとCu2+イオンとを保持できる混合層樹
脂塔が用いられる、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項】 特にCu2+イオンを保持できる陽イオン交換樹脂が用いられ
る、請求項1から請求項いずれか1項に記載の方法。
【請求項】 前記処理回路の水が前記陽イオン交換樹脂を通過するとき、
以下の各段階、すなわち、 a)前記処理回路における循環を維持しながら、前記脱塩回路を遮断する段階と
、そして、 b)前記処理回路における循環を維持しながら、前記脱塩回路の動作を回復させ
る段階、 から成る1サイクルが実施される、請求項1から請求項のいずれか1項に記載
の方法。
【請求項】 前記段階a)およびb)より成るサイクルが停止され、前記
処理回路の前記陽イオン交換樹脂は混合層樹脂と取り替えられ、そして並列回路
内の2つの前記混合層樹脂が、前記固定子を通過する水の公称流量の10%を超
える流量、好ましくは20%以上の流量を処理できるように選択される、請求項 に記載の方法。
【請求項】 前記処理回路が混合層樹脂から成るときは、 − 前記脱塩回路への流入率は固定子を通過する水の前記公称流量の10%を超
える数値、好ましくは20%以上の数値を有し、そして前記処理回路が遮断され
ているか、またはその逆であるか、 − あるいは、両回路が開いていて、水が両回路を通過しているか、 のいずれかである、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項】 前記処理回路上流における溶解銅の最大許容濃度はCuOの
析出を許さない程度である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の方法
【請求項】 前記最大許容濃度は200ppbより低く、更に180pp
bより低いことが好ましく、そのうえ約160ppbより低いことがより好まし
い、請求項に記載の方法。
【請求項10】 pHの最小許容値は、前記銅製中空導体の過度な腐食を避
けるために、6である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項1】 交流発電機固定子の銅製中空導体内の冷却水を循環させる
ための閉回路から成り、該閉回路はポンプと冷却装置と必要ならばフィルタと交
流発電機と拡張タンクとそして前記交流発電機の上流に配置されかつ前記拡張タ
ンクに給水する消イオン回路とを備え、該消イオン回路は脱塩回路とそして該脱
塩回路と並列に配されている処理回路とを備えた、通気状態で動作する交流発電
機固定子の冷却回路の浄化装置において − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る水の公称流量の10%未 あるとき、前記処理回路は陽イオン交換樹脂から形成され、 − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る水の公称流量の10%を超 える とき、前記処理回路は混合層樹脂または陽イオン交換樹脂のいずれかから形
成されている、 ことを特徴とする通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化装置。
【請求項1】 前記処理回路を開けたまま、あるいは逆に閉じたまま、前
記脱塩回路を開閉できる開閉手段を備えた請求項11または請求項12に記載の
装置。
【請求項1】 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量
の10%を超え、そして好ましくは20%以上の値に定められているとき、前記
脱塩回路および混合層樹脂から形成される前記処理回路は、前記固定子を通る水
の公称流量の少なくとも10%、そして好ましくは少なくとも20%をそれぞれ
が処理ですることができる、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の
装置。
【請求項1】 前記浄化回路の上流において溶解銅の濃度を監視するモニ
タリング手段とそして冷却水のpHを監視するモニタリング手段とを備えた、請
求項1から請求項1のいずれか1項に記載の装置。
【請求項1】 混合層樹脂塔は特にHCO3 -イオンとCu2+イオンとを共
に保持することができる、請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の装
置。
【請求項1】 前記陽イオン交換樹脂は特にCu2+イオンを保持できる、
請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 それで、こうした閉塞に対抗するために、定期的に交流発電機を停止させて、
酸または錯化溶液あるいはこれら溶液の双方を用いて、銅製中空導体の化学洗浄
を行っていた。しかしながら、こうした洗浄作業は長引いてしまい、機械の停止
を引き起し、そのうえ、しばしば中空導体に対して腐食作用がある。 欧州特許EP−A−0073494号には冷却回路の浄化方法が記載されて おり、そして米国特許US−A−4 434 058号には中空導体の腐食に抗 するための方法が記載されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 冷却回路が通気状態で動作しているとすれば、本装置は、膨張タンクにおいて
空気と水が混和され、そして特にこの水が十分通気されていれば、酸素含有量は
4〜8ppmの範囲であり、この場合、部分的な空気圧は2.0265×104 Pa より相当に大きい。この空気圧より小さければ、再び妨害物が生じることが
あり得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW Fターム(参考) 5H609 BB03 BB12 BB19 PP02 PP06 PP09 QQ04 QQ12 QQ18 RR12 RR36 RR42 RR46 RR68 RR70 RR73 SS02 SS04 SS20 SS23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法
    であって、前記交流発電機固定子の閉じられた前記冷却回路の水は前記交流発電
    機固定子の銅製中空導体に供給されるために膨張タンクからポンプによって吸引
    され、冷却され、そして必要ならば濾過される、冷却回路の浄化方法において、 前記水の一部は前記交流発電機の上流で分流され、前記膨張タンクに給水する
    消イオン回路に送られ、前記消イオン回路は混合層脱塩回路と該脱塩回路に並列
    に配置されている処理回路とを備え、そして − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量の10%未満、好
    ましくは約20%未満の値に定められているとき、前記処理回路は陽イオン交換
    樹脂から形成され、 − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量の10%を超え、
    好ましくは約20%以上の値に定められているとき、前記処理回路が遮断される
    か、あるいは前記処理回路は陽イオン交換樹脂または混合層樹脂から形成される
    、 ことを特徴とする通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化方法。
  2. 【請求項2】 特にHCO3 -イオンとCu2+イオンとを保持できる混合層樹
    脂塔が用いられる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 特にCu2+イオンを保持できる陽イオン交換樹脂が用いられ
    る、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記処理回路の水が前記陽イオン交換樹脂を通過するとき、
    以下の各段階、すなわち、 a)前記処理回路における循環を維持しながら、前記脱塩回路を遮断する段階と
    、そして、 b)前記処理回路における循環を維持しながら、前記脱塩回路の動作を回復させ
    る段階、 から成る1サイクルが実施される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記段階a)およびb)より成るサイクルが停止され、前記
    処理回路の前記陽イオン交換樹脂は混合層樹脂と取り替えられ、そして並列回路
    内の2つの前記混合層樹脂が、前記固定子を通過する水の公称流量の10%を超
    える流量、好ましくは約20%以上の流量を処理できるように選択される、請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記処理回路が混合層樹脂から成るときは、 − 前記脱塩回路への流入率は固定子を通過する水の前記公称流量の10%を超
    える数値、好ましくは約20%以上の数値を有し、そして前記処理回路が遮断さ
    れているか、またはその逆であるか、 − あるいは、両回路が開いていて、水が両回路を通過しているか、 のいずれかである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記処理回路上流における溶解銅の最大許容濃度はCuOの
    析出を許さない程度である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の方法
  8. 【請求項8】 前記最大許容濃度は200ppbより低く、更に180pp
    bより低いことが好ましく、そのうえ約160ppbより低いことがより好まし
    い、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 pHの最小許容値は、前記銅製中空導体の過度な腐食を避け
    るために、ほぼ6である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 交流発電機固定子の銅製中空導体内の冷却水を循環させる
    ための閉回路から成り、該閉回路はポンプと冷却装置と必要ならばフィルタと交
    流発電機と拡張タンクとそして前記交流発電機の上流に配置されかつ前記拡張タ
    ンクに給水する消イオン回路とを備え、該消イオン回路は脱塩回路とそして該脱
    塩回路と並列に配されている処理回路とを備えた、通気状態で動作する交流発電
    機固定子の冷却回路の浄化装置において − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量の10%未満、好
    ましくは約20%未満であるとき、前記処理回路は陽イオン交換樹脂から形成さ
    れ、 − 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量の10%を超え、
    そして好ましくは約20%以上であるとき、前記処理回路は混合層樹脂または陽
    イオン交換樹脂から形成されている、 ことを特徴とする通気状態で動作する交流発電機固定子の冷却回路の浄化装置。
  11. 【請求項11】 前記処理回路を開けたまま、あるいは逆に閉じたまま、前
    記脱塩回路を開閉できる開閉手段を備えた請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記消イオン回路への流入率が前記固定子を通る公称流量
    の10%を超え、そして好ましくは約20%以上の値に定められているとき、前
    記脱塩回路および混合層樹脂から形成される前記処理回路は、前記固定子を通る
    水の公称流量の少なくとも10%、そして好ましくは少なくとも約20%をそれ
    ぞれが処理ですることができる、請求項10または請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記浄化回路の上流において溶解銅の濃度を監視するモニ
    タリング手段とそして冷却水のpHを監視するモニタリング手段とを備えた、請
    求項10から請求項12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 混合層樹脂塔は特にHCO3 -イオンとCu2+イオンとを共
    に保持することができる、請求項10から請求項13のいずれか1項に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 前記陽イオン交換樹脂は特にCu2+イオンを保持できる、
    請求項10から請求項14のいずれか1項に記載の装置。
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