JP2002504545A - 2−オキソピペラジンの固体支持合成 - Google Patents

2−オキソピペラジンの固体支持合成

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JP2002504545A JP2000533419A JP2000533419A JP2002504545A JP 2002504545 A JP2002504545 A JP 2002504545A JP 2000533419 A JP2000533419 A JP 2000533419A JP 2000533419 A JP2000533419 A JP 2000533419A JP 2002504545 A JP2002504545 A JP 2002504545A
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ester
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アダム ゴルビオスキー
シーン リーズ クロフェンステイン
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    • C07D243/06Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms having the nitrogen atoms in positions 1 and 4
    • C07D243/08Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms having the nitrogen atoms in positions 1 and 4 not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、固体支持樹脂を使用する2−オキソピペラジンおよび類似の化合物の製造方法を含み、該方法は(a)樹脂のN−保護アミノ酸エステルから保護基を取り除くこと(保護基が存在する場合)、(b)得られた未保護の樹脂エステルをN−保護α−アミノアルデヒドと反応させること、(c)必要に応じて、得られた中間体をアミノ酸からNにおける非水素部分を置換することにより変形すること、(d)アミノアルデヒドに由来するNから残存するN−保護基を取り除くこと、および(e)樹脂から生成物を切断して、それを環化することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、中間体の精製を容易にするために固体支持樹脂を使用する、2−オ
キソピペラジンおよび類似の化合物を合成するための方法に関し、そのような化
合物のライブラリを含む。
【0002】 (発明の背景) 最初のコンビナトリアルライブラリの多くは、詳細に記録が残されたペプチド
の固体支持合成およびアミノ酸樹脂エステル変換の周辺で発展した。その結果と
して、ヒダントインおよびジケトピペラジンのいくつかの方法が報告されている
。a)Gordon,D.W.およびSteele,J.らによるBioorg
.Med.Chem.Lett.,vol.5(1995),p.47、b)K
owalski,J.およびLipton,M.A.らによるTetrahed
ron Lett.,vol.37(1996),p.5839、c)Scot
t,B.O.;Siegmund,A.C.;Marlowe,C.K.;Pe
i,Y.およびSpear,K.L.らによるMol.Diversity,v
ol.1(1995),p.125、d)Goodfellow,V.S.;L
audeman,C.P.;Gerrity,J.I.;Burkard,M.
;Strobel,E.;Zuzack,J.S.およびMcLeod,D.A
.らによるMol.Diversity,vol.2(1996),p.97、
を参照されたい。化合物の後者の類は、剛性の足場を持ち、そして溶解性および
代謝安定性にいくつかの制限があるものの、効果的なスクリーニングツールにな
ることが証明されている。固体支持上におけるピペラジンおよび2−オキソピペ
ラジンの合成に関する報告は僅かしかない。a)Goff,D.A.およびZu
ckremann,R.N.らによるTetrahedron Lett.,v
ol.37(1996),p.6247、b)Dankwardt,S.M.;
Sherry,R.N.およびKrstenansky,J.らによるTetr
ahedron Lett.vol.36(1995),p.4923、を参照
されたい。
【0003】 (発明の要旨) 本発明は、固体支持樹脂を使用する、以下に示す2−オキソピペラジン化合物
を製造するための方法を含む。
【0004】
【化7】
【0005】 前記方法は、 (a)固体支持樹脂のN−保護α−アミノ酸エステル
【0006】
【化8】
【0007】 を用いて開始し、()からN−保護基を取り外し、次いで未保護のエステルを
N−保護α−アミノアルデヒド
【0008】
【化9】
【0009】 と反応させ、以下の化合物
【0010】
【化10】
【0011】 を生成する工程と、 (b)必要に応じて、からNにおける水素に対して非水素部分R3を置換する ことによりを変形し、以下の化合物
【0012】
【化11】
【0013】 を生成する工程と、 (c)からN−保護基を取り外し、そしてその樹脂から生成物を切断し、環化
させてにする工程と を有する。
【0014】 本発明は、また、α−アミノエステル()を、最終生成物が類似の7員環(
またはそれ以上の)化合物となるようなβ−アミノエステル(または他の類似の
エステル)に置き換えた上述の方法も含む。
【0015】 (発明の詳細な説明) 本明細書で使用されるように特に指定しない限り「アルキル」とは、分枝の、
直鎖または環状の、飽和または不飽和(但し、芳香族ではない)の、置換または
非置換の炭化水素を意味する。「アルキル(alkyl)」という用語は、単独
で使用しても、または他の用語の一部として「アルコ(alk)」に短縮して使
用してもよい(例えば、アルコキシ(alkoxy)、アルキルアシル(alk
ylacyl))。好適な直鎖のアルキルは、1から約20個の炭素原子を有し
、より好ましくは1から約6個の炭素原子、さらに好ましくは1から約4個の炭
素原子を有し、最も好ましくはメチルまたはエチルである。好適な環状および分
枝のアルキルは、3から約20個の炭素原子、より好ましくは3から約6個の炭
素原子を有する。好適な環状アルキルは、1個の炭化水素環を有するが、2個ま
たは3個またはそれ以上の縮合炭化水素環であってもよい。好適なアルキルは、
1から約3個の二重または三重結合を有する不飽和であり、これらは、好ましく
は1個の二重結合を有するモノ不飽和である。より好適なアルキルは飽和である
。好適なアルキルの置換基としては、アルキル、アリール、アリールオキシ、ア
ルコキシ、アルキルまたはアリールエステルが挙げられる。より好適なアルキル
は非置換である。
【0016】 本発明で使用されるように特に指定しない限り「アリール」とは、置換または
無置換の芳香族炭化水素環を意味する。「アリール」という用語は、単独で使用
しても、または他の用語の一部として使用してもよい(例えば、アリールオキシ
、アリールアシル)。好適なアリールは、芳香環において6から約10個の炭素
原子を有し、全体で約6から約20個、好ましくは約12個までの炭素原子を有
する。好適なアリールは、フェニルまたはナフチルであり、最も好適にはフェニ
ルである。アリールの好適な置換基としては、アルキル、アリール、アルコキシ
、アリールオキシ、アルキルまたはアリールエステル、ハロ、ニトロ、アミノ、
シアノ、アシル、アルキルまたはアリールアシルが挙げられる。より好適なアリ
ールは非置換である。
【0017】 本明細書で使用される「ヘテロ原子」とは、窒素、酸素または硫黄を意味する
【0018】 本明細書で使用されるように特に指定しない限り「ヘテロ環」とは、炭化水素
環において1以上のヘテロ原子を有する環状アルキルを意味する。好適なヘテロ
環は、環において1から約6個のヘテロ原子、より好ましくは1または2または
3個のヘテロ原子、最も好ましくは1個のヘテロ原子を有する。好適なヘテロ環
は、環におけるヘテロ原子に加えて3から約10個、より好ましくは3から約7
個の炭素原子を有し、全体でヘテロ原子に加えて3から約12個、より好ましく
は3から約10個の炭素原子を有する。好適なヘテロ環は、1個の環を有するが
、2個または3個またはそれ以上の縮合炭化水素環であってもよい。ヘテロ環は
、非置換であるか、または置換される。好適なヘテロ環の置換基は、アルキルに
関するものと同様である。
【0019】 本明細書で使用されるように特に指定しない限り「ヘテロアリール」とは、環
において1以上のヘテロ原子を有する芳香族炭化水素環を意味する。好適なヘテ
ロアリールは、環において1から約6個のヘテロ原子、より好ましくは1または
2または3個のヘテロ原子、最も好ましくは1個のヘテロ原子を有する。好適な
ヘテロアリールは、芳香環におけるヘテロ原子に加えて5から約12個、より好
ましくは5から約9個の炭素原子を有し、および全体でヘテロ原子に加えて5か
ら約20個、より好ましくは5から約10個の炭素原子を有する。好適なヘテロ
アリールは、1個の環を有するが、2個以上の縮合環を有してもよく、縮合環の
うちの少なくとも1つの環は、少なくとも1つのヘテロ原子を含む。ヘテロアリ
ールは、非置換であるか、または置換されている。好適なヘテロアリールの置換
体は、アリールに関するものと同様である。
【0020】 本発明は、アミノ酸のカルボキシ部分と連結可能である固体支持樹脂を使用す
る。本発明における使用に向けて好適な樹脂は、ヒドロキシメチレン連結部位を
有する。特に好適には、メリフィールドまたはワング樹脂(例えば、ポリスチレ
ンをベースとしたメリフィールド樹脂(100〜200メッシュ)、2%DVB
、カタログ番号01−64−0104、Calbiochem−Novabio
chem Corp.,San Diego,Californiaから入手可
能)、ヒドロキシメチルポリスチレン樹脂などである。
【0021】 N−保護アミノ酸は、上述の樹脂に容易にエステル化される。あるいは、その
ような樹脂は、N−保護アミノ酸がすでに上述の樹脂にエステル化された状態で
市販されている(例えば、Boc−グリシン−メリフィールド樹脂、カタログ番
号04−12−2507、Calbiochem−Novabiochem C
orp.,San Diego,Californiaから入手可能)。
【0022】 上述のアミノ酸におけるN−保護基は公知であり、これらには、t−ブチルオ
キシカルボニル(Boc)および9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmo
c)が含まれ、最も好ましくはBocである。構造式中に示された「Bl」は、
N−保護基を示す。
【0023】 本発明の方法は、以下に示す、固体支持樹脂のN−保護アミノ酸エステルを用
いて開始する。
【0024】
【化12】
【0025】 N−保護基は、一般的に樹脂のアミノ酸エステルに存在する。なぜなら、樹脂
に対するアミノ酸の部分的なエステル化にN−保護基が必要とされるためである
。本発明では、最初にN−保護基を取り外す必要があり、これはいかなる既知の
方法を使用して達成してもよい(N−保護基が存在しない場合は、この操作は省
略できる)。
【0026】 得られた固体支持樹脂の未保護のアミノ酸エステルを、N−保護α−アミノア
ルデヒド
【0027】
【化13】
【0028】 と反応させ、以下に示す化合物を生成する。
【0029】
【化14】
【0030】 この操作は、N−保護α−アミノアルデヒドを用いた、固体支持樹脂の未保護
のアミノ酸エステルの還元的アミノ化である。還元的アミノ化反応に対する種々
の条件が知られており、この工程で使用することができる。反応は、好ましくは
、中程度の極性溶媒中で酸性から中性条件下において実施される。
【0031】 上記構造およびにおいて、R1は本発明の方法に対して安定な中間体およ び最終生成物を提供するいかなる部分であってもよい。好適なR1としては、水 素、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、アルキルまたはアリール
アミン、アルキルまたはアリールエステルが挙げられ、より好適なR1は水素お よびアルキルである。
【0032】 上記構造およびにおいて、R2は本発明の方法に対して安定な中間体およ び最終生成物を提供するいかなる部分であってもよい。好適なR2としては、水 素、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、アルキルまたはアリール
アミン、アルキルまたはアリールエステルが挙げられ、より好適なR2は水素お よびアルキルである。
【0033】 N−保護α−アミノアルデヒドは、市販のN−保護アミノアルコールから容易
に調製され、好適な方法はオキソアルミニウム酸化である。Lenna,M.R
.;Sowin,T.J.およびMorton,H.E.らによるTetrah
edron Lett.,vol.33(1992),p.5029を参照され
たい。
【0034】 上記構造およびにおいて、nは0から約5まで、好ましくは0から約3ま
での整数であり、より好ましくはnは0または1、最も好ましくは0である。
【0035】 本発明の方法の次の工程は任意である。(Nは炭素に結合しており、該炭素
にはR1も結合している)から窒素における水素に対して非水素部分R3を置換す
ることによりを変形して、以下に示す化合物を生成することを伴う。
【0036】
【化15】
【0037】 R3は本発明の方法に対して安定な中間体および最終生成物を提供するいかな る部分であってもよい。好適なR3としては、水素、アルキル、アリール、ヘテ ロ環、ヘテロアリール、アルキルまたはアリールアミン、アルキルまたはアリー
ルアシル、アルキルまたはアリールエステル、アルキルまたはアリールスルホニ
ルが挙げられ、より好適なR3としては、アルキルまたはアリールエステル、ア ルキルまたはアリールスルホニルが挙げられる。
【0038】 構造におけるR3を提供するための反応例としては、アセチル化、スルホニ ル化、ウレア形成、還元的アミノ化が挙げられる。
【0039】 本発明の方法の次の工程は、任意の既知の方法(上述の類似の操作と同様)に
よって、からN−保護基を取り外すことを伴う。
【0040】 本発明の方法の次の工程は、樹脂から生成物を切断し、それを環化して以下に
示す生成物を生成することを伴う。樹脂反応からのかかる環化/切断は、高温に
おいて、中程度の極性溶媒中で酸性条件下において実施される。
【0041】
【化16】
【0042】 切断および環化は、好適には酢酸の2−ブタノール溶液中で達成される。切断
および環化反応は、使用されるアミノ酸またはアミノアルデヒドに大きく依存し
ない。6および7員環の形成の間に実質的な違いがあり、後者は、かなりゆっく
りと切断および環化される。かなり完全な切断および環化のために必要とされる
温度は、代表的には約60〜70℃である。
【0043】 本発明の方法は、化合物を個別に製造するとき、または化合物を分離してある
いは混合してライブラリ方式において製造するときに有用である。構造の化合
物ライブラリの合成は、マルチプルセル操作、例えば96プレートフォーマット
(例えば、Robbins Block)を使用して容易に実施することができ
、その操作ではR1、R2およびR3の異なる組み合わせを有する異なる化合物を 各セルで同時に製造することができる。また、構造の化合物からなる混合物の
ライブラリは、単一の化合物というよりむしろ混合物である試薬を反応させるこ
とにより作製することができる。両方のタイプのライブラリは、薬理的および他
の活性に関する新規化合物の迅速なスクリーニングに対して有用である。
【0044】 本発明の模範的な方法を以下のスキームに記載する。
【0045】
【化17】
【0046】 以降は、以下の表における5aの合成例の代表である。Boc−グリシン−メ
リフィールド樹脂エステル(75mg、1.00mM/g負荷、0.075mM
)をジクロロメタン(DCM)中に5分間にわたって懸濁させる。溶媒を濾過し
、25%トリフルオロ酢酸(TFA)/DCMを添加し、次いで混合物を室温で
1時間にわたって振盪し、Boc保護基を取り外す。この後、樹脂を濾過し、D
CM中のジイソプロピルエチルアミン10%溶液、次いでジメチルホルムアミド
(DMF)中の酢酸1%溶液を使用して洗浄する。湿潤樹脂をDMF中の酢酸1
%溶液に懸濁させ、このDMF中の酢酸1%溶液に4当量(過剰)のシアノ水素
化ホウ素ナトリウム(sodium cyanoborohydride)(0
.3mM、20mg)、引き続き2当量のBoc−ロイシナール(leucin
al)(0.15mM、32mg)を加える。16〜48時間後、反応混合物を
濾過し、得られた樹脂をメタノール、DMFおよびDCMで洗浄する、25%T
FA/DCM(約5mL)を室温下で加え、そして樹脂を1時間にわたって振盪
してBoc保護基を取り外し、次いで濾過し、DCMおよびメタノールを用いて
数回洗浄する。2−ブタノール中の酢酸2M溶液(約10mL)を加え、反応混
合物を15時間にわたって110℃で加熱し、濾過し、そして樹脂を少量のDC
Mを用いて3回洗浄する。合わせた濾液をエバポレータにかけ、次いで真空下で
乾燥して、粗生成物5a(11.1mg)が得られる。
【0047】 以下の表の実施例5b5e5aと同様の方法で合成する。化合物5eの環
化切断にはより長い時間(72時間)が必要となる。
【0048】
【表1】
【0049】 以上、本発明の特定の実施態様を記載したが、本発明の精神および範囲から逸
脱することなく、本発明を種々変更および変形できるということは当業者に明ら
かであろう。それらは本明細書の特許請求の範囲に含まれ、そのような変形は全
て本発明の範囲内である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構造式を有する化合物を製造するための方法であって
    、 【化1】 [式中、R1,R2およびR3は、化合物およびが前記方法を実 施することに対して十分に安定であるように選択され、nは0から5の整数であ
    り、BlはN−保護基である]、前記方法は、 (a)固体支持樹脂のN−保護アミノ酸エステル 【化2】 から、N−保護基Blを取り外し、それに対して水素を置換して固体支持樹脂の
    未保護のアミノ酸エステルを生じる工程、またはそのような未保護の樹脂エステ
    ルを用いて開始する工程と、 (b)工程(a)からの未保護の樹脂エステルをN−保護α−アミノアルデヒド 【化3】 と反応させて、以下の化合物 【化4】 を生成する工程と、 (c)必要に応じて、からNにおける水素に対して非水素部分R3を置換する ことによりを変形し、以下の化合物 【化5】 を生成する工程と、 (d)からN−保護基を取り外す工程と、 (e)前記樹脂から生成物を切断し、それを環化してにする工程と を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 (a)R1は、水素、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテ ロアリール、アルキルまたはアリールアミン、アルキルまたはアリールエステル
    から選択され、 (b)R2は、水素、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、アルキ ルまたはアリールアミン、アルキルまたはアリールエステルから選択され、 (c)R3は、水素、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、アルキ ルまたはアリールアミン、アルキルまたはアリールエステル、アルキルまたはア
    リールアシル、アルキルまたはアリールスルホニルから選択されることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 nが0または1であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(e)が酢酸/2−ブタノール溶液中で実施される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(c)がアセチル化、スルホニル化、ウレア形成、
    還元的アミノ化から選択される反応操作を使用して実施されることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 (a)nが0または1であり、 (b)R1が水素またはアルキルであり、 (c)R2が水素またはアルキルであり、 (d)R3が水素、アルキルまたはアリールエステル、およびアルキルまたはア リールスルホニルである、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 各々のN−保護基がBocまたはFmocであり、工程(a
    )および(d)がTFA/DCM溶液中で実施されることを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 樹脂がヒドロキシメチルポリスチレンであることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 nが0であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の方法を使用して作製さ
    れることを特徴とする以下の構造式を有する化合物のライブラリ。 【化6】
JP2000533419A 1998-02-27 1999-02-08 2−オキソピペラジンの固体支持合成 Withdrawn JP2002504545A (ja)

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