JP2002503911A - 少なくとも2つの無線ネットワーク・コントローラを通してマイクロダイバーシティー接続を制御する方法及びシステム - Google Patents

少なくとも2つの無線ネットワーク・コントローラを通してマイクロダイバーシティー接続を制御する方法及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 端末装置(100)と、基地局(101,102)と、無線ネットワーク・コントローラ(201,202)とを含むセルラー無線システムにおいて接続パラメータを変更する方法であって、少なくとも1つの端末装置がマクロダイバーシティー接続していて、少なくとも1つのダイバーシティー・ブランチがサービング無線ネットワーク・コントローラ(201)と該端末装置(100)との間にドリフト無線ネットワーク・コントローラ(202)とドリフト基地局(102)とを通って伸びており、該無線ネットワーク・コントローラがそのもとで動作する基地局における無線資源の使用を監視し平衡させる負荷制御(207,208)を更に含むと共に、サービング無線ネットワーク・コントローラがその接続の接続パラメータを設定し変更するコール制御(209,210)を含んでおり、該ドリフト無線ネットワーク・コントローラ負荷制御が、そのもとで動作する基地局を通して通信している端末装置の接続パラメータの変更を要求していることを観察し、サービング無線ネットワーク・コントローラを制御して前記端末装置の接続パラメータを変更するステップを含むことを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、セルラー無線システムの端末装置が同時に少なくとも2つの基地局
と無線接続している状態での制御活動に関する。特に、本発明は、その様な状態
においてデータ伝送と関連するセルラー無線システムの部分同士の間でのコール
制御に関連するパラメータの伝送に関する。
【0002】 マクロダイバーシティー接続とは、セルラー無線システム端末装置が同時に少
なくとも2つの基地局と無線接続している状態を意味し、その場合には該端末装
置からネットワークへ、又はネットワークから該端末装置へ、少なくとも2つの
異なる経路を通して同じ情報を送ることができる。特に、端末装置がセル間の境
界に近いとき、或いは数個のセルが互いの上に完全に又は部分的に重なり合って
いる区域で、スペクトル拡散法に基づくシステムにおいて利用されることができ
る。与えられた第1基地局から離れて行く端末装置が始めに該第1基地局と第2
基地局と同時に接続するマクロダイバーシティー接続を確立する処理手順はソフ
ト・ハンドオーバーと称される。端末装置は、第2基地局を通しての接続がマク
ロダイバーシティー接続より好都合になった後にはじめて完全に第2基地局のも
とに移行する。離れて行くという動作は、物理的距離が大きくなったり、接続を
妨げる干渉が大きくなったり、或いは接続品質ターゲットが変化したりするなど
、第1基地局との接続が該接続に設定された品質ターゲットに関して悪くなると
いうように広い意味に解されるべきである、
【0003】 スペクトル拡散法に基づくセルラー無線システムでは、システムの動作のため
には送信パワーを端末装置及び基地局の両方でなるべく低く保つことが好ましい
。マクロダイバーシティー接続では、他の要素が変わらない間、端末装置とネッ
トワークとの接続が唯一の基地局を経由する場合よりも低い送信パワーを使用す
ることが可能である。一方、スペクトル拡散法は、当然に、無線経路での伝播経
路の種類が異なるために或いはマクロダイバーシティーの故に結合ポイントに異
なるパワー・レベル及び遅れで到達するような信号成分を結合させるための良好
な機会を提供する。これらの要素の故に、将来はおそらくますますマクロダイバ
ーシティー接続が使用されるようになろう。スペクトル拡散法の最もありふれた
応用分野はCDMA(符号分割多元接続)セルラー無線システムである。
【0004】 図1は、端末装置(MS、移動局)100が同時に基地局(BS)101及び
102と接続している良く知られている状態を示している。図1に示されている
場合に特有のことはBS101が第1無線ネットワーク・コントローラ(RNC
)103のもとで動作し、BS102が第2無線ネットワーク・コントローラ1
04のもとで動作することである。RNCと基地局との間のインターフェースは
lubisインターフェースと称され、RNCとコア・ネットワーク106(C
N)との間のインターフェース107はluインターフェースと称される。この
略称或いは略称の一部分luはインターフェースUMTSという語に由来してお
り、このUMTSは第3世代ディジタル・セルラー無線システム(移動通信用ユ
ニバーサル・システム(Universal System for Mobile Communications)のため
の提案を意味する。2つのRNCの間のインターフェースはlurインターフェ
ースと称される。図1ではRNC103は、この図に示されているマクロダイバ
ーシティー接続のいわゆるサービングRNCであり、RNC104はそれより下
位のいわゆるドリフトRNCであると仮定されている。マクロダイバーシティー
接続に欠くことのできない信号成分の結合は、定義に従ってサービング無線RN
C103で行われる。その結合が行われるRNCの部分109はMDC(Macro
Diversity Combiner、マクロダイバーシティー・コンバイナー)と称される。
【0005】 マクロダイバーシティー接続では、端末装置100とコンバイナー109との
間の信号の経路はブランチと称される。マクロダイバーシティーの故に、もし対
応するブランチが端末装置とネットワークとの間に単一の接続を確立した場合よ
り低い送信パワーを各ブランチで使用することが可能である。また、該ブランチ
の結合されたパワーも、普通の単一接続の場合より低くとどまる。図1では、マ
クロダイバーシティー接続は3つのブランチから成っていて、そのうちの2つは
サービングBSを直接経由してサービングRNCと端末装置との間に伸びており
、1つのブランチはドリフトRNCとドリフトBSとを通って伸びている。
【0006】 各RNCは、自分の基地局の区域でのいわゆるネットワーク・バランシングを
担当する。実際には、このことは、システムの全体としての性能に関して送信パ
ワーが最適となるように同時接続の個数、各接続に利用できる無線資源の量、並
びに基地局と、それらと無線接続している端末装置との送信パワーに上限及び下
限を設けることを意味する。ネットワーク・バランシングは負荷制御とも称され
る。
【0007】 各サービングRNCは、自分自身のコールのコール制御を担当する。コール制
御は、例えば、新しいマクロダイバーシティー・ブランチを組み合わせること、
現存するマクロダイバーシティー・ブランチを除去すること或いは現存するマク
ロダイバーシティー・ブランチの接続パラメータ(例えば、データ伝送速度、送
信パワー又は使用されるべき拡散コード)を変更することを含む。通常は、送信
パワー制御が基地局で受信される信号パワーと干渉パワーとの比を測定すること
並びにその測定結果を設定目標値と比較することに基づいて行われるいわゆる高
速閉ループパワー制御が各無線接続に適用される。その比較結果を記述する情報
は送信側装置に応答として送信される。パワー制御のもう一つの部分は、問題の
時における接続品質(例えばビット誤り率)に基づいて閉ループパワー制御のた
めの新しい目標値を定期的に計算する外側パワー制御ループである。サービング
RNCのMDCは、マクロダイバーシティー接続において端末装置の、いろいろ
な経路沿いに到達した、信号成分の組み合わせ品質を測定できる唯一の場所であ
るので、サービングRNCのコール制御は閉ループパワー制御目標値を計算する
【0008】 図1に示されている状況では、問題は、サービングRNCに含まれているコー
ル制御により制御される接続パラメータがドリフトRNCの負荷制御により設定
される限度と矛盾する可能性があるということであるが、その理由は、接続中に
接続パラメータが変化するか或いは当該限度が該接続中に変化することにある。
【0009】 本発明の目的は、システムのいろいろな部分の間での僅かなデータ伝送容量を
要求するだけでマクロダイバーシティー接続中にコール制御を実施することので
きる方法及びシステムを呈示することである。
【0010】 本発明の目的は次のようにして達成される、即ち、ドリフトRNCが負荷制御
に関連する所要の情報をサービングRNCに送り、サービングRNCがマクロダ
イバーシティー接続中の接続パラメータを反対方向に送り、必要ならば該情報を
基地局に送る前にそれをドリフトRNCがそれ自身のlubisインターフェー
スに従う書式に変換するように。
【0011】 本発明のセルラー無線システムは、端末装置と、基地局と、無線ネットワーク
・コントローラとを含むと共に、少なくとも2つの無線ネットワーク・コントロ
ーラに、接続パラメータを確立してそれらを基地局に送るための手段を含んでお
り、更に そのもとで動作する基地局における無線資源の使用を監視して平衡させることに
より負荷を制御するための手段を含む。
【0012】 該システムは、その与えられたブランチが第2RNCと基地局とを通して第1
RNCと端末装置との間に伸びているマクロダイバーシティー接続の接続パラメ
ータを変更するために、該第2RNCに、負荷制御から生じて該接続パラメータ
を制限する情報を確立し、それを該第1RNCに送るための手段を含むことを特
徴とする。
【0013】 本発明は方法にも関連しており、その方法は、与えられたブランチがドリフト
RNCとドリフトBSとを通してサービングRNCと端末装置との間に伸びてい
るマクロダイバーシティー接続において、該ドリフトRNCにおいて前記マクロ
ダイバーシティー接続ブランチにおける負荷制御の故に該接続パラメータを変更
する必要を監視し、該マクロダイバーシティー接続ブランチにおける該接続パラ
メータを制限する情報を該ドリフトRNCから該サービングRNCに送るステッ
プを含むことを特徴とする。
【0014】 更に、本発明はRNCにも関連しており、該RNCは、負荷制御から生じる情
報を確立してマクロダイバーシティー接続のブランチでの接続パラメータを制限
し、それをドリフトRNCからサービングRNCへ送るための手段と、 該マクロダイバーシティー接続の前記ブランチの送信パワーを制御する情報を確
立して、それを該サービングRNCから該ドリフトRNCへ送るための手段と、
該サービングRNCから受け取った制御情報に基づいてドリフト基地局の送信パ
ワーを制御する情報を確立して、それを該ドリフト基地局に送るための手段とを
含むことを特徴とする。
【0015】 本発明に従って、各RNCは、自分自身の基地局の区域で更に負荷制御を担当
する。これに加えて、ドリフトRNCは、該ドリフトRNCを通って伸びるマク
ロダイバーシティー接続ブランチに対する負荷制御に起因する制限を該サービン
グRNCに知らせる。該サービングRNCは、該ドリフトRNCにより示された
制限を侵さないようにこのブランチにおいて例えば送信パワーなどの接続パラメ
ータを制御する情報を確立して、それを該ドリフトRNCに送る。該RNCと、
それらのもとで動作する基地局との間のlubisインターフェースがもし異な
っているならば、該ドリフトRNCは、それを該lubisインターフェースを
通して該基地局に送ることができるように、受け取った送信パワーを制御する情
報の書式を再設定する。もしlubisインターフェースが同様であるならば、
該サービングRNCから送られた情報を書式再設定無しで該ドリフトRNCから
該基地局に直接送ることができる。
【0016】 本発明の故に、負荷制御とコール制御とは各RNCで互いに独立していて、そ
れ故に各々のために最適化されたアルゴリズムを開発することが可能である。製
造業者はlubisインターフェースを規格化するとは解されず、RNC間のl
urインターフェースは、交換されるべき数個のメッセージに制限されるに過ぎ
ない。一方、各マクロダイバーシティー接続のいろいろなブランチの間の例えば
パワー制御等の制御を一箇所に集中させることができ、それはマクロダイバーシ
ティー接続の動作と無線資源の使用の最適化とを可能な最良の態様で保証する。
【0017】 次に、実例としての好ましい実施態様と添付図面とを参照して本発明をいっそ
う詳しく説明する。
【0018】 上で、従来技術の提示と関連して図1を参照したので、本発明とその好ましい
実施態様との下記の提示では主として図2−7を参照する。図では、同じ参照番
号が対応する部分に使われる。
【0019】 図2はセルラー無線システムの一部分を示しており、それは端末装置100と
、基地局101及び102,及び2つのRNC201及び202を含んでいる。
該セルラー無線システムの何処か他の部分との接続は、明瞭を期するが故に、示
されていない。端末装置100と、RNC201に置かれているMDC109と
の間にはマクロダイバーシティー接続があって、その接続ではRNC201がサ
ービングRNCであり、RNC202がドリフトRNCである。対応的に、BS
101をサービング基地局と称し、BS102をドリフト基地局と称することが
できる。サービングRNC201と端末装置100との間には2つのブランチが
あり、それらはサービングBS101を通る。端末装置100とBS101及び
102は従来技術通りのものであって良い。サービングBS101は、それ自体
としては公知の高速閉ループ・パワー制御を担当する部分203を有し、それは
、サービングBS101がサービングRNCから受け取っている、外側ループに
より設定される目標値を考慮して閉ループ原理に従ってサービングBS及び端末
装置の送信パワーを制御する。ドリフトBS102では、それ自体としては公知
の、対応する閉ループパワー制御部に参照番号204が付されている。サービン
グBS101とサービングRNC201との間のlubisインターフェース1
05は、ドリフト基地局102とドリフトRNC202との間のlubisイン
ターフェース105*と同様でも良いし、異なっていても良い。
【0020】 サービングRNC201は負荷制御部即ち負荷制御207を含んでおり、これ
は同時接続の個数、各接続に利用できる無線資源の量、並びに基地局と、該基地
局と無線接続している端末装置との送信パワーに課される制限を担当し、それは
該セルラー無線システムの全体としての容量の最適化に基礎を置いている。ドリ
フトRNC202では、対応する負荷制御部に参照番号208が付されている。
サービングRNC201はコール制御209も含んでおり、これは、各接続につ
いて接続パラメータを設定し、基地局と端末装置との間の接続はそのパラメータ
で動作することができる。ドリフトRNC202では、対応するコール制御に参
照番号210が付されている。
【0021】 RNC201は図2に示されているマクロダイバーシティー接続のサービング
RNCであるので、そのコール制御部209は、サービングBS101を通るブ
ランチとドリフトBS102を通るブランチとの両方で接続パラメータを設定し
たり変更したりする。本発明に従って、ドリフトRNC202のもとの負荷制御
が該接続パラメータにどんな制限を課すのかという情報がドリフトRNC202
の負荷制御部208からサービングRNCのコール制御部即ちコール制御209
に送られる。図2では、この情報の伝送に矢211が付されている。ドリフトB
S102を通るブランチについて接続パラメータを確立するとき、サービングR
NC201のコール制御209は、ドリフトBS102を通るブランチに関連す
る接続パラメータがドリフトRNC202により実行される負荷制御活動を妨害
しないように、この情報を考慮に入れる。情報確立の詳細については後述する。
ドリフトBS102を通るブランチに関連する確立されている接続パラメータは
ドリフトRNC202に送り返されるが、それは矢212で示されている。該情
報はドリフトRNC202のコール制御210に向けられる。
【0022】 lubisインターフェース105及び105*は互いに異なるものであって も良く、矢212で示されている伝送される接続パラメータは、該接続パラメー
タがドリフトBS102に直接送られ得る書式に必ずしもなっていない。ドリフ
トRNC202のコール制御210又は該ドリフトRNCに置かれている与えら
れた再書式設定部(図示されていない)は、必要ならば、該情報がドリフトBS
102に送られる前にlubisインターフェース105*の要件に従って該情 報を再書式設定する。lubisインターフェース105*の要件に従う書式で の該接続パラメータのドリフトBS102への伝送が矢213で示されている。
【0023】 データ伝送が上記の効果を有する限りは、本発明は、矢211,212,及び
213で示されているデータ伝送にどんな情報がどんな書式で用いられるかとい
うことに制約を課さない。次に、図3を参照して代表的実施態様を説明する。
【0024】 矢211で示されている情報は制限情報と称される。ドリフトRNCの負荷制
御部208は、ドリフトRNCの外側ループ制御部209に制限情報として、例
えばダウンリンク送信パワー絶対最大値及び絶対最小値(これは、この特許出願
ではDL_Pmax及びDL_Pminと称される)、並びにEb/NO_setpoint_max及びEb/NO_se
tpoint_minと称されるアップリンクEb/NO値の目標レベルの最大値及び最小値な どを与えることができる。矢212で示されている情報は制御情報と称される。
サービングRNCの外側ループ制御部209は、ドリフトRNCの外側ループ制
御部210に制御情報として、例えばDL_Pmax'及びDL_Pmin'と称されるダウンリ
ンク送信パワー最大値及び最小値、並びにEb/NO_setpointと称されるアップリン
クEb/NO値目標レベルを与えることができる。値DL_Pmax及びDL_Pmin及びDL_Pmax
'及びDL_Pmin'の差は、前者が負荷制御に基づいて定められるのに対して、後者 がマクロダイバーシティー接続の外側ループ・パワー制御アルゴリズムの動作に
基づいて定められることである。
【0025】 矢211及び212で示されている矛盾しないデータ伝送の上記必要条件が妥
当であるように、上記の代表的値は次の不等式に従うべきである: DL_Pmin'≧DL_Pmin (1) DL_Pmax'≦DL_Pmax (2) Eb/NO_setpoint_min≦Eb/NO_setpoint≦Eb/NO_setpoint_max (3)
【0026】 明瞭を期して、矢213で示されている情報は、ドリフトRNCがそれを再書
式設定したか否かに関わらず、再書式設定された制御情報と称される。システム
の動作のために、その内容は矢212で示されている制御情報の内容と実質的に
同じである。
【0027】 上記のダウンリンク送信パワー限界値DL_Pmax、DL_Pmin、DL_Pmax'及びDL_Pmi
n'は、直接にdBm値としての送信パワーであっても良いし、或いは、無線ネッ
トワーク・コントローラ及び基地局において所定の相関に従ってパワー値として
マッピングするコード値であっても良い。Eb/NO値はビットあたりに受信された 信号のエネルギー(Eb)を一般雑音電力密度(NO)で割って得られる値であり、
スペクトル拡散システムで広く使われているパラメータである。アップリンク・
データ伝送におけるEb/NO値目標レベルは、与えられたアップリンク接続で基地 局により受信された信号と、主としてCDMAセルラー無線システムにおいて同
じセルで同時に送信された他の信号により生じる雑音との比を表す。基地局及び
/又は端末装置がEb/NO値目標レベルを知っているとき、端末装置の送信パワー を、閉ループ制御により、基地局で必要とされる目標レベルが達成され得る値に
向けて調整することができる。
【0028】 矢211,212,及び213に従うデータ伝送に含めることのできる他の情
報は、例えば、いろいろなレベルの変調方法及び拡散コード、いろいろな基地局
の送信フレームで他の同時接続により保留される無線資源の分布、閉ループ制御
がともかく実施される前にデータ伝送が開始される同じ接続に属するいろいろな
論理チャネルの初期パワー、共通パワー制御の範囲に属する、同じ接続で多重化
されているいろいろなベアラーに関する情報である。
【0029】 上では、3つのブランチを有するマクロダイバーシティー接続だけを説明した
。本発明は、マクロダイバーシティー接続に含まれるブランチの個数を限定しな
い。もっと多くのブランチを有するマクロダイバーシティー接続では、ドリフト
RNCとサービングRNCとの間での情報の交換がそれ自体として他のブランチ
とは無関係に各ブランチで機能するように適用される。ブランチを統合する唯一
の要素は、サービングRNCで動作するアルゴリズムであり、それは、送信パワ
ー限界値、Eb/NO値目標レベル及び/又は他の対応する情報を計算する。当然に 、その計算では、問題は、一般に、該マクロダイバーシティー接続に含まれるブ
ランチの数が多いほど各ブランチにおける送信パワー、Eb/NO値目標レベル及び その他の対応する要素が低くなるマクロダイバーシティー接続の問題であるとい
うことが考慮に入れられる。本発明は、単一のブランチがサービング基地局を通
って伸びるのではなくて、全てのブランチが1つ以上のドリフトRNC及びドリ
フト基地局を通って伸びるマクロダイバーシティー接続にも適用することができ
る。
【0030】 ネットワークにおけるインターフェースの標準化に関しては、本発明は、負荷
制御及び/又は基地局に送られるべき外側ループ制御指令に関連する情報を含ん
でいるメッセージを伝えるためにRNC同士の間のlurインターフェースで使
われる何らかの共通処理手順があるということを前提としている。各製造業者が
、人が好むようにlubisインターフェースを定めることができる。本発明は
、矢211,212,及び213で示されている情報がいろいろな装置間で何回
伝送されるかということに何らの制限も課さない。データ更新速度は一定であっ
ても良いし、また、それをRNC間の空き伝送容量に且つ/又はネットワーク負
荷状況及び測定により観測されるその変化に比例させることもできる。 端末装置がソフトハンドオーバーを実行するならば、前はドリフトRNCだっ
た与えられたRNCと、そのもとで動作しているドリフト基地局とはサービング
となり、前はサービングだった基地局及びRNCはドリフトとなる。それらが役
割を変更した後、マクロダイバーシティー接続の制御は、サービングRNCが今
は前のとは異なるRNCであることを考慮に入れて前述したように続く。
【0031】 図4は、本発明にとって重要な、本発明に従う、RNC400の部分を略図示
している。いろいろなインターフェースと、RNC400の内部機能ブロックと
の間で転送可能な情報を向けるために、該RNCは交差結線ブロック401を有
し、そこから、RNC400のもとで動作する基地局とのlubisインターフ
ェースに従う結線と、他のRNCとのlurインターフェースに従う結線と、コ
アネットワークとのluインターフェースに従う少なくとも1つの結線とがある
。マクロダイバーシティー接続ブロック402は、それ自体としては公知の態様
で、アップリンク信号成分を結合させると共に、RNC400がサービングRN
Cとして動作するようなマクロダイバーシティー接続に属するダウンリンク信号
成分をコピーする役割を担う。
【0032】 パワー制御ブロック403は、RNC400がサービングRNCとして動作す
る全てのブランチにおいて外側ループ・パワー制御を担当する。その動作はマイ
クロプロセッサ404に集中しており、これは、接続メモリー405,プログラ
ム・メモリー406,及びパラメータ・メモリー407を使用することができる
。接続メモリー405は、RNC400を通るアクティブな各無線接続に関連す
る有効なパワー制御情報、即ち、特に外側ループ制御で作られたパワー制御限界
値を内蔵している。プログラム・メモリー406はプログラムを内蔵し、マイク
ロプロセッサ404はその活動を実行するために該プログラムを実行する。パラ
メータ・メモリー407は、一般動作制御パラメータを内蔵しており、それをR
NC400は通常はネットワークの動作を制御するオペレータから入手している
。メッセージ・インターフェース408は、例えばドリフトRNCから来るメッ
セージが正しく解釈されるように、パワー制御ブロック403に到達し、そこか
ら去ってゆくメッセージを書式設定して解釈するが、それに内蔵されている、負
荷制御からもたらされるパワー制御限界値は接続メモリー405で正しい無線接
続となる。
【0033】 負荷制御ブロック409は、負荷制御を担当する、即ち、RNC400のもと
で動作する全ての基地局により生成される無線トラフィックに関してネットワー
クを平衡させる。その動作はマイクロプロセッサ410に集中しており、これは
、基地局メモリー411と、プログラム・メモリー412と、パラメータ・メモ
リー413とを使用することができる。基地局メモリー411は、RNC400
のもとで動作する各基地局に関連する、問題の基地局における無線資源保留状況
に関する情報を内蔵している。プログラム・メモリー412はプログラムを内蔵
しており、マイクロプロセッサ410は自分の活動を実行するために該プログラ
ムを実行する。パラメータ・メモリー413は一般動作制御パラメータを内蔵し
ており、RNC400は通常はネットワークの動作を制御するオペレータから該
パラメータを受け取っている。メッセージ・インターフェース414は、負荷制
御ブロック409に到着し、去ってゆくメッセージを書式設定して解釈する。
【0034】 図5及び6の状態遷移図は、本発明の1実施態様に従うパワー制御ブロック(
図5)とRNCの負荷制御ブロック(図6)とにおける動作を示している。これ
らの図では、外側ループパワー制御により作成される制御情報が負荷制御から得
られる値を妨害するべきでないことを除いて、外側ループパワー制御及び負荷制
御が互いに無関係にRNCで行われるということが前提されている。サービング
RNCが、ドリフトRNCから、それらに送られた問い合わせに対する応答とし
て負荷制御を記述する制限情報を受け取るようになっている本発明の実施態様や
、RNC間に必要なシグナリングがもう少し少なくて、ドリフトRNCが独立の
問い合わせ無しで与えられたスケジュールに従って制限情報を送るようになって
いる代替実施態様を提示することも可能である。
【0035】 状況501はパワー制御ブロックの基本状況であり、該ブロックは、利用でき
る情報に基づいて、パワー制御の範囲内で各接続に最適の送信パワーを選択する
ための根拠となるような制御情報を計算する。状況502及び503は、サービ
ング(状況502)基地局又はドリフト(状況503)基地局を通る新しいマク
ロダイバーシティー・ブランチの確立に対応する。新しいブランチの確立に関連
して、与えられたデフォルト値を制御情報として使用することができる。
【0036】 パワー制御ブロックは、同じRNCの負荷制御ブロックから(サービング基地
局を通る接続に関して)又はドリフトRNCから(ドリフト基地局を通る接続に
関して)、制限情報を受け取ることができる。状況504は、同じRNCからの
制限情報の受け取りに対応し、その情報は状況505に従ってパワー制御アルゴ
リズムの使用のためのメモリーに蓄積される。制限情報がドリフトRNCから受
け取られるとき、対応する状況は506及び507である。両方の場合に、パワ
ー制御ブロックは、蓄積されている制御情報を使用して、確立された制御情報が
該制限情報を妨害しないことを確かめる。検査をパスした(そして、必要ならば
訂正された)制御情報は、状況508に従ってサービング基地局に送られ、状況
509に従ってドリフトRNCに送られる。
【0037】 パワー制御ブロックは、ドリフトRNCで動作して、状況510に従って、制
御情報をサービングRNCからlurインターフェースに従う書式で受け取ると
き、状況511で必要ならば該情報を再書式設定して、それを状況512で該ド
リフトRNCとその基地局との間のlubisインターフェースに必要とされる
態様でドリフト基地局に送る。与えられた状況により生じたエクサイテーション
は図において破線の矢と括弧入りの参照番号とで示されている。例えば、与えら
れた第1RNCのパワー制御ブロックの状況509は与えられた第2RNCのパ
ワー制御ブロックの状況510への移行を生じさせる。もしドリフトRNCが常
に始めにlurインターフェースを通して受け取っていた制御情報をメモリーに
書き込み、その後にそれを自分自身のlubisインターフェースに従って回送
するのであれば、状況511により確立された処理段階は必ずしも必要とはされ
ない。この場合、再書式設定は常に、必要なときに行われる。
【0038】 図6では、状況601は、負荷制御ブロックの基本状況であり、負荷制御アル
ゴリズムに従う活動を実行する。RNCのもとで動作する基地局を通して新しい
マクロダイバーシティー接続ブランチが確立されるという観察結果は、問題の新
しいブランチのRNCがサービングかドリフトかにより状況602又は603へ
の移行を生じさせる。状況604又は605に従って、与えられたデフォルト制
限情報が初期制限情報として与えられ得る。
【0039】 負荷制御ブロックがそのもとで動作する基地局における負荷の変化を観察した
ときには常に、その新しい負荷状況に従って制限情報を計算しようとする。問題
の基地局が動的無線接続の見地からサービングであるかそれともドリフトである
のかにより、負荷の変化を観察することは2つの別々の状況606及び607に
よって記述される;それは単一の状況によっても記述され得る。新しい負荷状態
に従う制限情報が確立されたとき、それは状況608に従って同じRNCのパワ
ー制御ブロックに送られるか、或いは状況609に従ってサービングRNCに送
られる。
【0040】 図7のブロック図は、本発明の第2実施態様を示しており、ここではドリフト
RNCの負荷制御と、特に、それに含まれるコール許可制御(call admission c
ontrol(CAC)とは、マクロダイバーシティー接続において端末装置の接続パ
ラメータ(データ転送速度、パワー、等)の変化を要求する。
【0041】 初期状態701において、RNCの負荷制御は、例えば加入者端末装置からの
コール試行を示すメッセージをその基地局を通して受け取ることにより、高優先
順位コール試行を観察する。その直後に、ブロック702において、負荷制御は
、コール試行を示すメッセージにより与えられるパラメータ(例えば、必要とさ
れるデータ転送速度、加入者の移動性の速度、及び必要なサービス品質QoS)
を使って該コール試行についての見積もりパワーPestを計算する。
【0042】 見積もりパワーPestが分かったとき、負荷制御はブロック703に移行し、 ここで、該高優先順位コール試行を受け取ったセルの区域で進行中のコールの現
在のパワーと該高優先順位コール試行の見積もりパワーPestとから結合される 値ΣPi+Pestを、ネットワークのオペレータにより設定される上限Pmaxと比 較する。この例では、簡単のために総和を取ることによってパワーが直接結合さ
れているけれども、例えば対数和など、他の結合方法も可能である。結合された
値ΣPi+Pestがネットワークのオペレータにより設定される上限Pmaxより低 ければ、負荷制御はブロック704に移行して、特別の処理手順無しで高優先順
位コール試行を許可する。該コール試行が許可された結果として、RNCは、該
コールのために、これにより制御される適当な資源を例えば無線インターフェー
ス、基地局、lubisインターフェース及びRNCから保留し、該コール試行
の許可をコアネットワーク(図示されていない)に知らせる。
【0043】 もし結合値ΣPi+Pestがネットワークのオペレータにより設定される上限P max より高かったならば、負荷制御はブロック705に移行して、該高優先順位 コール試行を受け取ったセルの区域で進行中の、優先順位がもっと低いコールが
あるか否か調べる。優先順位のより低い進行中のコールがもし無ければ、負荷制
御はブロック706に移行して、該高優先順位コール試行を拒絶する。該RNC
は、その拒絶の理由を提示するメッセージを送ることによって該拒絶を端末装置
に知らせる(図示されていない)。
【0044】 優先順位がより高いコールがもし進行中であったならば、負荷制御はブロック
707に移行し、その問題のときの、進行中の低優先順位のコールのパワーPi が高優先順位コール試行の計算された見積もりパワーPestより高いか否か調べ る。その問題のときに、どの低優先順位コールのパワーも高優先順位コール試行
の見積もりパワーより高くなければ、負荷制御はブロック708に移行して高優
先順位コール試行を拒絶する。前述したように、RNCは、拒絶理由を示すメッ
セージを送ることによって端末装置に拒絶を知らせる(図示されていない)。
【0045】 もし、問題のときに、いずれかの低優先順位コールのパワーが高優先順位コー
ル試行の見積もりパワーより高ければ、負荷制御はブロック709に移行して、
例えば進行中のコールのパワーと高優先順位コールとの結合値がネットワークの
オペレータにより設定される限界値より低くなるようにデータ伝送速度を低下さ
せることによって、低優先順位コールのパワーを低下させることができるか否か
調べる。もし低優先順位コールのパワーを充分に下げることができなければ、負
荷制御はブロック710に移行して、低優先順位コールの切断と高優先順位コー
ルの許可とを決定し、その後にブロック712に移行する。
【0046】 もし低優先順位コールのパワーを充分に下げることができれば、負荷制御プロ
セスはブロック711に移行して、低優先順位コールのパワーを下げて高優先順
位コール試行を許可することを決定し、その後にブロック712に移行する。
【0047】 ブロック712において負荷制御は、変更された低優先順位コールのためのR
NCがドリフトRNCか否か調べる。もし、負荷制御を含んでいるRNCが低優
先順位コールのためのドリフトRNCでなければ、負荷制御は、自分自身のRN
Cのコール制御に該低優先順位コールを切断するか又はそのデータ伝送速度を下
げるように要求し、高優先順位コール試行の許可を知らせる(図示されていない
)。
【0048】 もし変更された低優先順位コールがドリフトRNCにあるならは、負荷制御は
ブロック713に移行して、lurインターフェースを介してメッセージを送る
ことによって低優先順位コールを切断するか又はそのデータ伝送速度を下げるよ
うにサービングRNCのコール制御部に要求し、高優先順位コール試行の許可を
それ自身のRNCのコール制御部に知らせる(図示されていない)。両方の場合
に、RNCは、ブロック704に関して説明したように高優先順位コール試行の
許可に関連する活動を実行する(図示されていない)。
【0049】 ドリフトRNCは低優先順位コールのデータ伝送速度を下げる必要があること
を報せるけれども、サービングRNCはこれを実行する義務を負ってはいなくて
、最初のデータ伝送速度を維持して、ドリフトRNCを通るダイバーシティー・
ブランチを不要として解放することもできる。
【0050】 図8のブロック図は本発明の第3実施態様を示しており、この実施態様ではド
リフトRNCの負荷制御はマクロダイバーシティー接続となっている端末装置の
接続パラメータ(データ伝送速度、パワー、等)の変更を要求する。
【0051】 初期状態801において、RNCの負荷制御は、基地局により測定された干渉
値を読み、その後にブロック802に移行する。ブロック802において、負荷
制御は或るコールが他のコールに容認できる以上に干渉するか否か調べる。容認
できる最高の干渉は、干渉全体の一定のパーセンテージとして、或いは絶対パワ
ーとして、設定されていて良い。その様なコールが無い場合には、負荷制御は始
めに戻って次の測定結果を読む。
【0052】 負荷制御は、他のコールに対して容認できる以上に高い干渉を生じさせるコー
ルを観測すると、ブロック803に移行して、その干渉をするコールがドリフト
RNCにあるか否か調べる。もしその干渉コールがドリフトRNCにあるのでは
なければ、負荷制御はブロック804に移行して、自分自身のRNCのコール制
御に該コールのパワーを下げるか、或いはその代わりとして該コールを切断する
ように要求する。
【0053】 干渉コールがドリフトRNCにあるならば、負荷制御はブロック805に移行
して、lurインターフェースを介してメッセージを送ることによってサービン
グRNCのコール制御に該干渉コールを切断するか又はそのパワーを下げるよう
に要求する。
【0054】 上で詳しく説明した本発明の実施態様は単なる例示であって、本発明を限定す
る効果を持っていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 良く知られているマクロダイバーシティー接続の構想を示している。
【図2】 本発明に従うマクロダイバーシティー接続での情報の流れを示している。
【図3】 図2の細部を示している。
【図4】 本発明に従う無線ネットワーク・コントローラを略図示している。
【図5】 本発明の1部分を状態遷移図として示している。
【図6】 本発明の他の部分を状態遷移図として示している。
【図7】 図2の第2の細部を示している。
【図8】 図2の第3の細部を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ロンゴニ ファビオ フィンランド エフイーエン−02130 エ スプー ヴィサメーキ 5エー38 (72)発明者 マルイェルンド ペッカ フィンランド エフイーエン−02600 エ スプー キルユリンクーヤ 1エー80 (72)発明者 サロナホ オスカル フィンランド エフイーエン−00100 ヘ ルシンキ オクサセンカテュ 4ベーアー 8 Fターム(参考) 5K059 CC04 DD02 DD24 DD41 5K060 CC04 CC11 CC19 DD04 HH39 LL01 PP03 5K067 AA11 BB21 CC24 DD45 DD57 EE02 EE10 EE16 EE24 GG08 JJ71 LL01 【要約の続き】 タを変更するステップを含むことを特徴とする方法。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置(100)と、基地局(101,102)と、無線
    ネットワーク・コントローラ(201,202)とを含んでいるセルラー無線シ
    ステムにおいて送信パワーを制御する方法であって、送信パワー制御は外側ルー
    プ制御(209,210)を含んでおり、無線ネットワーク・コントローラは基
    地局に送信パワー制御情報(212)を供給し、更に閉ループ制御を含んでおり
    、基地局と端末装置とが前記制限情報に従って送信パワーを制御し、そのセルラ
    ー無線システムは更に負荷制御(207,208)を含んでおり、無線ネットワ
    ーク・コントローラは、そのもとで動作する基地局における無線資源の使用を監
    視して平衡させるようになっており、与えられたブランチが該サービング無線ネ
    ットワーク・コントローラ(201)と該端末装置(100)との間で該ドリフ
    ト無線ネットワーク・コントローラ(202)と該ドリフト基地局(102)と
    を通って伸びるマクロダイバーシティー接続の送信パワーを制御するために、前
    記マクロダイバーシティー接続ブランチでの送信パワーを制限する情報(211
    )を該ドリフト無線ネットワーク・コントローラから該サービング無線ネットワ
    ーク・コントローラに伝え、 前記マクロダイバーシティー接続ブランチの送信パワーを制御する情報(212
    )を該サービング無線ネットワーク・コントローラから該ドリフト無線ネットワ
    ーク・コントローラに伝え、 前記マクロダイバーシティー接続ブランチの送信パワーを制御する情報(213
    )を該ドリフト無線ネットワーク・コントローラから該ドリフト基地局に伝える
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記マクロダイバーシティー接続ブランチの送信パワーを制
    御する情報(212)を該サービング無線ネットワーク・コントローラ(201
    )から該ドリフト無線ネットワーク・コントローラ(202)に伝えるために、
    無線ネットワーク・コントローラ間でのデータ伝送のための特別のデータ伝送形
    (206)が使用され、無線ネットワーク・コントローラと基地局との間でのデ
    ータ伝送形(105*)への変換は該ドリフト無線ネットワーク・コントローラ (202)で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記マクロダイバーシティー接続ブランチにおける送信パワ
    ーを制限する前記情報(211)は、ダウンリンク送信パワー最小値及び最大値
    、並びにアップリンクEb/NO比目標値の最小値及び最大値を含むことを特徴とす る請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記マクロダイバーシティー接続ブランチにおける送信パワ
    ーを制御する前記情報(212,213)は、ダウンリンク送信パワーの最小値
    及び最大値とアップリンクEb/NO比目標値とを含むことを特徴とする請求項1に 記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記マクロダイバーシティー接続ブランチにおける送信パワ
    ーを制限する情報(211)は、該ドリフト無線ネットワーク・コントローラに
    よりなされた負荷の変化の観察に対する応答として該ドリフト無線ネットワーク
    ・コントローラから該サービング無線ネットワーク・コントローラに伝えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 端末装置と、基地局と、無線ネットワーク・コントローラと
    を含むセルラー無線システムにおいて基地局の動作を制御するための無線ネット
    ワーク・コントローラ(400)であって、その無線ネットワーク・コントロー
    ラは 送信パワーを制御する情報を外側ループ制御に従って確立して、それを基地局に
    伝えるための手段(403)と、そのもとで動作する基地局において無線資源の
    使用を監視して平衡させることによって負荷を制御するための手段(409)と
    を含んでおり、その与えられたブランチがドリフト無線ネットワーク・コントロ
    ーラ(202)とドリフト基地局(102)とを通って無線ネットワーク・コン
    トローラ(201)と端末装置(100)との間に伸びるマクロダイバーシティ
    ー接続における送信パワーを制御するために、 負荷制御から生じて前記マクロダイバーシティー接続ブランチにおける送信パワ
    ーを制限する情報を確立して、それを該ドリフト無線ネットワーク・コントロー
    ラから該サービング無線ネットワーク・コントローラに伝えるための手段(41
    0,411,412,413,414)と、 前記マクロダイバーシティー接続ブランチにおける送信パワーを制御するための
    情報を確立して、それを該サービング無線ネットワーク・コントローラから該ド
    リフト無線ネットワーク・コントローラに伝えるための手段(404,405,
    406,407,408)と、 該サービング無線ネットワーク・コントローラから受け取られた情報に基づいて
    該ドリフト基地局の送信パワーを制御するための情報を確立して、それを該ドリ
    フト基地局に伝えるための手段(404,405,406,407,408)と
    を含むことを特徴とする無線ネットワーク・コントローラ。
  7. 【請求項7】 端末装置(100)と、基地局(101,102)と、無線
    ネットワーク・コントローラ(201,202)とを含むセルラー無線システム
    であって、該システムは、少なくとも2つの無線ネットワーク・コントローラに
    おいて、 外側ループ制御に従って送信パワーを制御する情報を確立して、それを基地局に
    伝えるための手段(209,210)と、そのもとで動作する基地局における無
    線資源の使用を監視し平衡させることによって負荷を制御するための手段(20
    7,208)とを有し、その与えられたブランチが第1無線ネットワーク・コン
    トローラ(201)と端末装置(100)との間で第2無線ネットワーク・コン
    トローラ(202)及び基地局(102)を通って伸びるマクロダイバーシティ
    ー接続における送信パワーを制御するために該システムは、 該第2無線ネットワーク・コントローラ(202)に、負荷制御から生じて該送
    信パワーを制限する情報(211)を確立し、それを該第1無線ネットワーク・
    コントローラ(201)に伝えるための手段(208)を含んでおり、 該第1無線ネットワーク・コントローラ(201)に、該送信パワーを制御する
    情報(212)を確立して、それを該第2無線ネットワーク・コントローラ(2
    02)に伝えるための手段(209)を含んでおり、 該第2無線ネットワーク・コントローラ(202)に、該第1無線ネットワーク
    ・コントローラ(201)から受け取られた該制御情報(212)に基づいて該
    基地局の送信パワーを制御する情報(213)を確立して、それを該基地局(1
    02)に伝えるための手段(210)を含んでいることを特徴とするセルラー無
    線システム。
  8. 【請求項8】 端末装置(100)と、基地局(101,102)と、無線
    ネットワーク・コントローラ(201,202)とを含むセルラー無線システム
    において接続パラメータを変更する方法であって、少なくとも1つの端末装置が
    マクロダイバーシティー接続していて、少なくとも1つのダイバーシティー・ブ
    ランチがサービング無線ネットワーク・コントローラ(201)と該端末装置(
    100)との間にドリフト無線ネットワーク・コントローラ(202)とドリフ
    ト基地局(102)とを通って伸びており、該無線ネットワーク・コントローラ
    がそのもとで動作する基地局における無線資源の使用を監視し平衡させる負荷制
    御(207,208)を更に含むと共に、サービング無線ネットワーク・コント
    ローラがその接続の接続パラメータを設定し変更するコール制御(209,21
    0)を含んでおり、 該ドリフト無線ネットワーク・コントローラ負荷制御が、そのもとで動作する基
    地局を通して通信している端末装置の接続パラメータの変更を要求していること
    を観察し、 サービング無線ネットワーク・コントローラを制御して前記端末装置の接続パラ
    メータを変更するステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 端末装置(100)と、基地局(101,102)と、無線
    ネットワーク・コントローラ(201,202)とを含むセルラー無線システム
    であって、該システムは、少なくとも2つの無線ネットワーク・コントローラに
    、コールを制御するための手段(209,210)と、 そのもとで動作する基地局における無線資源の使用を監視し平衡させることによ
    り負荷を制御するための手段(207,208)とを含んでおり、その与えられ
    たブランチが該第1無線ネットワーク・コントローラ(201)と該端末装置(
    100)との間に該第2無線ネットワーク・コントローラ(202)及び該基地
    局(102)を通って伸びているマクロダイバーシティー接続でのコールを制御
    するために、該第2無線ネットワーク・コントローラ(202)に、負荷制御か
    ら生じる、接続パラメータ(211)を変更する必要を監視し、該情報を該第1
    無線ネットワーク・コントローラ(201)に伝えるための手段(208)を含
    んでいることを特徴とするセルラー無線システム。
  10. 【請求項10】 該第1無線ネットワーク・コントローラ(201)に、コ
    ール接続パラメータを変更するための手段(209)を更に含んでいることを特
    徴とする請求項9に記載のシステム。
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