JP2002502875A - 肝炎ウイルス感染症を処置するためのn−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−d−グルシトール化合物の使用 - Google Patents

肝炎ウイルス感染症を処置するためのn−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−d−グルシトール化合物の使用

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Abstract

(57)【要約】 哺乳動物、特にヒトにおいて肝炎ウイルス感染症を処置するための方法および組成物を提供する。本方法は、(1)N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物を単独で、またはヌクレオシド抗ウイルス薬、ヌクレオチド抗ウイルス薬、その混合物、もしくは免疫調節薬/免疫刺激薬と組み合わせて投与するか、あるいは(2)N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物を単独で、またはヌクレオシド抗ウイルス薬、ヌクレオチド抗ウイルス薬、その混合物、および免疫調節薬/免疫刺激薬と組み合わせて投与することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願データ 本出願は、米国仮特許出願第60/074,508号(1998年2月12日
出願)の優先権を主張する。本出願は、米国特許出願第09/023,401号
(1998年2月12日出願)の一部継続出願でもある。これら各出願の内容全
体を参考として援用する。発明の背景 発明の分野 本発明は、哺乳動物、特にヒトにおいて、肝炎ウイルス感染症、特にB型肝炎
ウイルス感染症を処置するための方法および組成物に関する。本方法は、(1)
N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物を単
独で、またはヌクレオシド抗ウイルス薬、ヌクレオチド抗ウイルス薬、その混合
物、もしくは免疫調節薬/免疫刺激薬と組み合わせて投与するか、あるいは(2
)N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物を
単独で、またはヌクレオシド抗ウイルス薬、ヌクレオチド抗ウイルス薬、その混
合物、および免疫調節薬/免疫刺激薬と組み合わせて投与することを含む。この
ような組合わせの抗肝炎ウイルス薬は、これらのウイルスに感染した哺乳動物の
細胞における肝炎ウイルスの複製および分泌の阻害に予想外の効果を示す。
【0002】 関連技術の説明 肝炎ウイルス B型肝炎ウイルス(HBV、HepB)は、肝線維症、肝硬変、炎症性肝疾患
、および肝癌を含めた、ある患者においては死に至る可能性のある急性および慢
性肝疾患の病原体である(Joklik,Wolfgang K.,Virol
ogy,第3版,アップルトン・アンド・ランゲ、コネチカット州ノーウォーク
,1988(ISBN 0−8385−9462−X))。有効なワクチンはあ
るが、なお世界中で3憶人以上、すなわち世界人口の5%以上が慢性的にこのウ
イルスに感染している(Locarnini,S.A.et al.,Anti
viral Chemistry & Chemotherapy(1996)
7(2):53−64)。そのようなワクチンは、これらの既にウイルス感染し
ている者には療法価値がない。欧州および北米では、人口の0.1〜1%が感染
している。感染個体の15〜20%が、HBV感染により肝硬変その他の慢性機
能障害を発症していると推定される。肝硬変がいったん確立すると、罹病率およ
び死亡率が高く、患者の生存期間は約5年である(Blume,H.E.et
al.,Advanced Drug Delivery Reviews(1
995)17:321−331)。したがって、改良された有効な抗HBV抗肝
炎療法を見出すのが必要かつ重要である(Locarnini,S.A.et
al.Antiviral Chemistry & Chemotherap
y(1996)7(2):53−64)。
【0003】 ヒトの疾患の病原体として重要な他の肝炎ウイルスには、A型肝炎、B型肝炎
、C型肝炎、Delta型肝炎、E型肝炎、F型肝炎、G型肝炎が含まれる(C
oates,J.A.V.et al.,Exp.Opin.Ther.Pat
ents(1995)5(8):747−756)。さらに、種特異性の動物肝
炎ウイルスがある。これらには、たとえばアヒル、ウッドチャックおよびマウス
に感染するものが含まれる。
【0004】 1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物 1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール(1−デオキシノジ
リマイシン、DNJとしても知られる)およびそのN−アルキル誘導体(合わせ
て”イミノ糖”)は、既知のN−結合オリゴ糖プロセシング酵素アルファグルコ
シダーゼIおよびII阻害薬である(Saunier et al.,J.Bi
ol.Chem.(1982)257:14155−14161(1982);
Elbein,Ann.Rev.Biochem.(1987)56:497−
534)。それらは、グルコース類似体として、グルコース輸送、グルコシルト
ランスフェラーゼおよび/または糖脂質合成を阻害する能力も備えている(Ne
wbrun et al.,Arch.Oral Biol.(1983)28
:516−536;Wang et al.,Tetrahedron Let
t.(1993)34:403−406)。グルコシダーゼに対するそれらの阻
害活性のため、これらの化合物は抗−高血糖薬および抗ウイルス薬として開発さ
れた。たとえば国際特許出願公開第WO87/039303号、ならびに米国特
許第4,065,562;4,182,767;4,533,668;4,63
9,436;4,849,430;4,957,926;5,011,829;
および5,030,638号参照。
【0005】 グルコシダーゼ阻害薬、たとえばN−アルキル−1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−D−グルシトール化合物(アルキル基が3〜6個の炭素原子を含むも
の)は、B型肝炎感染症の治療に有効であることが示された(国際特許出願公開
第WO95/19172号)。たとえばN−(n−ブチル)−デオキシノジリマ
イシン(N−ブチル−DNJ:N−(n−ブチル)−1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール)は、この目的に有効である(Block,T.
M.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1994)91:22
35−2239;Ganem,B.,Chemtracts:Organic
Chemistry(1994)7(2),106−107)。N−ブチル−D
NJはHIV感染患者において抗−HIV−1薬としても試験され、十分に許容
されることが分かっている。他のアルファグルコシダーゼ阻害薬であるデオキシ
ノジリマイシン(DNJ)は、N−(ホスホノアセチル)−L−アスパラギン酸
(PALA)と併用する抗ウイルス薬として示唆された(国際特許出願公開第W
O93/18763号)。しかし、肝炎ウイルス感染症の治療のためにN−置換
−イミノ−D−グルシトールと他の抗ウイルス薬を組み合わせることは、これま
で開示または示唆されていない。肝炎ウイルス感染症のウッドチャック動物モデ
ルにおいて得られた結果から、Block et al.((1998)Nat
ure Medicine 4(5):610−614)は、肝炎ウイルス糖タ
ンパク質のN−結合型グリコシル化経路における特定の工程を妨害するN−ノニ
ルDNJのような糖グルコシダーゼ阻害薬は、B型肝炎ウイルスに対する療法介
入としてグリコシル化プロセスをターゲティングするのに有用であろうと示唆し
た。
【0006】 ヌクレオシドおよびヌクレオチド抗ウイルス薬 一群のヌクレオシドおよびヌクレオチド類似体を含めた逆転写酵素阻害薬が、
エイズの病原体であるヒト免疫不全ウイルス(HIV)のようなレトロウイルス
の治療薬としてまず開発された。これらの化合物は、ウイルススクリーニング方
式および化学修飾方式により、RNAウイルスおよびDNAウイルスの両方を含
めた他のウイルスに対しての用途が次第に認められるようになった。ヌクレオシ
ドおよびヌクレオチド類似体は、ウイルスDNAおよびRNAに関与する対応す
るDNAおよびRNAポリメラーゼをそれぞれ阻害することにより、それらの抗
ウイルス活性を発揮する。ウイルスは種々の形態のポリメラーゼを含有するので
、同じヌクレオシド/ヌクレオチド化合物が異なるウイルスに対して全く異なる
作用をもつ可能性がある。たとえば、ラミブジン(lamivudine)(3
TC、商標)はHBV感染症に対して有用であると思われるが、ジドブジン(z
idovudine)(AZT、商標)は同じウイルスに対してほとんど役に立
たないと思われる(Gish,R.G.et al.,Exp.Opin.In
vest.Drugs(1995)4(2):95−115)。
【0007】 ある種のヌクレオシド類似体抗ウイルス薬については毒性が著しかった。たと
えば、慢性B型肝炎の治療のためにヌクレオシド類似体フィアルウリジン(fi
aluridine,FIAU)を使用する臨床試験は、若干の患者においては
死に至る薬物関連肝不全のため、最近一時停止された。したがって、B型肝炎感
染症および肝炎の治療のための、より安全な投薬方式がなお求められている(M
utchnick,M.G.et al.,Antiviral Resear
ch(1994)24:245−257)。
【0008】 免疫調節薬および免疫刺激薬 免疫調節薬/免疫刺激薬、たとえばインターフェロン−アルファその他のサイ
トカインがHBV感染症の治療に用いられ、有望な結果を得ている。残念ながら
応答速度は要望より低い。インターフェロン治療法は、現在FDAによりB型肝
炎の治療法として承認されている。免疫系に作用する他の薬物候補が現在研究さ
れている。これらには、慢性B型肝炎(CHB)治療に用いるための胸腺ペプチ
ド、イソプリノシン(isoprinosine)、ステロイド、シッフ塩基形
成性サリチルアルデヒド誘導体、たとえばツカレソール(Tucaresol)
、レバミソール(levamisol)などが含まれる(Gish,R.G.e
t al.,Exp.Opin.Invest.Drugs(1995)4(2
):95−115;Coates,J.A.V.et al.,Exp.Opi
n.Ther.Patents(1995)5(8):747−756)。発明の概要 前記のように、本明細書中に開示するN−置換−イミノ−D−グルシトール化
合物およびその誘導体を単独で、または他の抗肝炎ウイルス化合物と組み合わせ
て使用することは、本発明者らの知る限り示唆または開示されていない。B型肝
炎ウイルス感染症の処置のための改良された療法を得るのに2種類以上の抗ウイ
ルス薬を使用することは、この疾患の罹病率および死亡率からみて望ましい。併
用療法は、医師がそれらの薬物のうち1種類以上をより低い用量で患者に投与で
きるので患者における毒性が低下するにちがいないという理由からも望ましい。
併用療法は、患者における薬物耐性の発現を阻止するのにも役立つ可能性がある
(Wiltink,E.H.H.,Pharmaceutish Weekbl
ads Scientific Edition(1992)14(4A):2
68−274)。改良された効力形態と毒性および耐性発現が相対的に少ないこ
との組合わせにより、結果的にはるかに改良された薬物処置プロフィルが提供さ
れるであろう。
【0009】 本発明者らは意外にも、本明細書に開示するN−置換−1,5−ジデオキシ−
1,5−イミノ−D−グルシトール化合物の使用が肝炎ウイルス感染症の処置に
有効であることを見出した。さらに、これらの化合物をヌクレオシドもしくはヌ
クレオチド抗ウイルス化合物もしくはその組合わせおよび/または免疫調節薬/
免疫刺激薬と併用すると、個々の化合物単独で予想される抗ウイルス活性を合わ
せたものと比較して予想外に大きな抗肝炎ウイルス効力が得られる。これは、使
用する異なる群の薬物の異なる作用機序によるものか、あるいは他のいずれかの
生物学的現象によるものかは、現在分かっていない。
【0010】 したがって第1態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症
を処置する方法であって、該哺乳動物に、抗肝炎ウイルス有効量の少なくとも1
種類の式IのN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル化合物またはその医薬的に許容できる塩:
【0011】
【化18】
【0012】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) を投与することを含む方法を提供する。
【0013】 第2態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を含む抗ウイルス組成物を投与することを含む方
法を提供する。
【0014】 第3態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩から本質的に構成される抗ウイルス組成物を投与
することを含む方法を提供する。
【0015】 第4態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を投与することから本質的に構成される方法を提
供する。
【0016】 第5態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩から本質的に構成される抗ウイルス化合物を投与
することから本質的に構成される方法を提供する。
【0017】 第6態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、第1量の少なくとも1種類の前記式IのN−置換
−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医
薬的に許容できる塩、および第2量の、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレ
オチド抗ウイルス化合物、免疫調節薬、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる
群から選択される抗ウイルス化合物を投与することから本質的に構成され、その
際、第1量の化合物と第2量の化合物が合わせてそれらの化合物の抗肝炎ウイル
ス有効量を含む方法を提供する。
【0018】 他の態様において本発明は、哺乳動物においてB型肝炎ウイルス感染症を処置
する方法であって、該哺乳動物に、約0.1〜約100mg/kg/日の少なく
とも1種類の前記式IのN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール化合物またはその医薬的に許容できる塩、ならびに約0.1〜約5
00mg/個体(person)/日の、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌク
レオチド抗ウイルス化合物、およびその混合物よりなる群から選択される抗ウイ
ルス化合物を投与することを含む方法を提供する。
【0019】 他の態様において本発明は、ヒト患者においてB型肝炎ウイルス感染症を処置
する方法であって、該ヒト患者に、約0.1〜約100mg/kg/日の、N−
(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトールまた
はその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまたはその医薬的に許容でき
る塩、およびその混合物よりなる群から選択されるN−置換−1,5−ジデオキ
シ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物、ならびに約0.1〜約500m
g/個体/日の、(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン
酸を投与することを含む方法を提供する。
【0020】 他の態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を投与することを含み、ヌクレオシド、ヌクレオ
チド、免疫調節薬または免疫刺激薬を含む抗ウイルス組成物の投与を実質的に除
外する方法を提供する。
【0021】 他の態様において本発明は、哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する
方法であって、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を投与することを含み、式Iの化合物以外の抗ウ
イルス化合物の投与を実質的に除外する方法を提供する。
【0022】 他の態様において本発明は、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩、および医薬的に許容できるキャリヤー、賦形剤
または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。
【0023】 他の態様において本発明は、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩、および医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤
または賦形剤から本質的に構成される医薬組成物を提供する。
【0024】 他の態様において本発明は、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を含み、ヌクレオシド、ヌクレオチド、免疫調節
薬または免疫刺激薬を実質的に含まず、医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤
または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0025】 他の態様において本発明は、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の前記式I
のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物ま
たはその医薬的に許容できる塩を含み、式Iの化合物以外の抗ウイルス化合物を
実質的に含まず、医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤を含む医
薬組成物を提供する。
【0026】 さらに他の態様において本発明は、少なくとも1種類の前記式IのN−置換−
1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬
的に許容できる塩、ならびにヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗ウ
イルス化合物、免疫調節薬、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる群から選択
される抗ウイルス化合物を含む組成物を提供する。
【0027】 他の態様において本発明は、第1量の少なくとも1種類の前記式IのN−置換
−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医
薬的に許容できる塩;第2量のヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗
ウイルス化合物、免疫調節薬、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる群から選
択される抗ウイルス化合物;ならびに医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤ま
たは賦形剤を含み、その際、第1量の化合物と第2量の化合物が合わせてそれら
の化合物の抗ウイルス有効量を含む医薬組成物を提供する。
【0028】 他の態様において本発明は、哺乳動物においてB型肝炎ウイルス感染症を処置
するための医薬組成物であって、約0.1〜約100mgの少なくとも1種類の
前記式IのN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール
化合物またはその医薬的に許容できる塩;約0.1〜約500mgの、ヌクレオ
シド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗ウイルス化合物、およびその混合物より
なる群から選択される抗ウイルス化合物;ならびに医薬的に許容できるキャリヤ
ー、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0029】 他の態様において本発明は、ヒト患者においてB型肝炎ウイルス感染症を処置
するための医薬組成物であって、約0.1〜約100mgの、N−(n−ノニル
)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトールまたはその医薬的
に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール,テトラブチラートまたはその医薬的に許容できる塩、および
その混合物よりなる群から選択されるN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−
イミノ−D−グルシトール化合物;約0.1〜約500mgの、(−)−2’−
デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸;ならびに医薬的に許容できる
キャリヤー、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0030】 さらに他の態様において本発明は、前記式IのN−置換−1,5−ジデオキシ
−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物、ならびに酸性部分を有するヌクレ
オシドおよびヌクレオチドよりなる群から選択される化合物を含む、塩を提供す
る。
【0031】 他の態様において本発明は、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトールと(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン
−5’−三リン酸を塩形成条件下で反応させることを含む方法、およびそれによ
り製造される塩を提供する。
【0032】 本発明を適用できる範囲はさらに、以下に示す詳細な説明および図面から明ら
かになるであろう。ただし以下の詳細な説明および例は本発明の好ましい態様を
示すものではあるが、説明のために示したにすぎない。この詳細な説明から当業
者には本発明の精神および範囲内で種々の変更および修正が明らかになると思わ
れるからである。
【0033】 本発明の前記および他の目的は、以下の詳細な説明を添付の図面と合わせて考
慮することによってより良く理解されるであろう。これらはすべて説明のために
示したにすぎず、本発明を限定するものではない。発明の詳細な説明 当業者が本発明を実施するのを補助するために以下の詳細な説明を提示する。
ただし、この詳細な説明が不当に本発明を限定するものと解すべきではない。当
業者は、本発明の知見の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に述べ
た態様を修正および変更できるからである。
【0034】 本明細書に援用した各特許明細書および他の参考文献の内容、ならびにこれら
元の参考文献に引用された参考文献の内容の全体を、参考として援用する。 本発明者らは、N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール化合物を単独で用いた場合、肝炎ウイルス感染症の処置に有効であること
を見出した。本発明者らはさらに、N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イ
ミノ−D−グルシトール化合物と抗肝炎ウイルス性ヌクレオシドまたはヌクレオ
チド、および/または免疫調節薬/免疫刺激薬との組合わせも、この目的に有効
であることを見出した。ある種の組合わせが肝炎ウイルス複製阻害に際し個々の
化合物の併用から予想されたより有効な可能性があるという若干の証拠がある。
【0035】 したがって本発明は、ヒト、他の哺乳動物および細胞において、N−置換−1
,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物を単独で、あるい
は抗ウイルス性ヌクレオシド、抗ウイルス性ヌクレオチド、その混合物、および
/または免疫調節薬もしくは免疫刺激薬と組み合わせて使用する、医薬組成物、
および肝炎ウイルス感染症の処置方法、特にB型肝炎ウイルス感染症の処置方法
を提供する。N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル化合物は塩基性窒素原子をもち、医薬的に許容できる塩の形で使用できる。本
発明に有用なヌクレオシドおよびヌクレオチドは、置換されたプリンまたはピリ
ミジン複素環式化合物であり、これらはさらに式II〜VIにおいてプリン類の
場合は9位のR1で、ピリミジン類の場合は1位のR1で置換されている。本発明
に有用な免疫調節薬および免疫刺激薬には、ウイルスその他の感染体を制御また
は排除するのに有効な免疫応答を刺激するものが含まれる。限定ではないが、そ
のような免疫調節薬および免疫刺激薬の例には、サイトカイン、ペプチドアゴニ
スト、ステロイド、および従来の薬物、たとえばレバミソールが含まれる。本発
明の薬物併用は、同時もしくは順に投与される別個の医薬的に許容できる配合物
として、1種類より多い療法薬を含有する配合物として、または単一薬剤配合物
と複数薬剤配合物の組合わせにより、細胞、またはヒトもしくは他の哺乳動物患
者に付与することができる。どのような形で投与しても、これらの薬剤の組合わ
せは抗肝炎ウイルス有効量の成分を形成する。
【0036】 本明細書中で用いる”抗肝炎ウイルス有効量”という用語は、N−置換−1,
5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物単独の量、または(
1)N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物
と、抗ウイルス性ヌクレオシド、抗ウイルス性ヌクレオチド、抗ウイルス性ヌク
レオシドと抗ウイルス性ヌクレオチドの混合物、もしくは免疫調節/免疫刺激薬
(またはその混合物)とを合わせた量、または(2)N−置換−1,5−ジデオ
キシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物と、抗ウイルス性ヌクレオシド
、抗ウイルス性ヌクレオチド、その混合物、および免疫調節/免疫刺激薬(また
はその混合物)とを合わせた量であって、肝炎ウイルス感染症の処置に有効な量
を表す。上記組合わせの抗ウイルス有効性は、ウイルスの複製およびアッセンブ
リーに付随する多様な現象に伴うものであってよい。これらには、たとえば肝炎
ウイルスDNA合成の遮断;ウイルス転写の遮断;ビリオンのアッセンブリーの
遮断;感染細胞からのビリオンの放出もしくは分泌の遮断;ウイルスエンベロー
プタンパク質(1以上)の機能を含めたウイルスタンパク質機能の遮断もしくは
変更;および/または未成熟その他の機能しないビリオンの産生が含まれる。全
体的効果は、ウイルス複製およびそれ以上の細胞の感染の阻害であり、したがっ
て患者における感染症の進行の阻害である。
【0037】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物 本発明に有用なN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール化合物は、下記の構造式Iで示される:
【0038】
【化19】
【0039】 式中、Rは、鎖長C7〜C20、より好ましくはC8〜C20、より好ましくはC8〜 C16、より好ましくはC8〜C12、さらに好ましくはC8〜C10、最も好ましくは
9を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20、より好ましくはC3〜C16 、より好ましくはC3〜C14、より好ましくはC4〜C12、より好ましくはC6〜 C12、さらに好ましくはC8〜C10を有する分枝鎖アルキル;アルコキシアルキ ル;アリールアルキル;およびシクロアルキルアルキルよりなる群から選択され
、そしてW、X、YおよびZは、独立して、水素、アルカノイル、アロイル、お
よびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される。
【0040】 ”主鎖中に”という句は、分枝鎖アルキル基が式Iの化合物中の窒素原子に結
合した位置の炭素原子から出発して最長の、連続または隣接炭素原子鎖を表す。 ”アルコキシ”および”アルキルオキシ”という用語には、炭素原子1〜約1
0個のアルキル部分をもつ直鎖または分枝鎖の酸素含有基が含まれる。本発明に
有用なアルコキシアルキル基(”アルキルエーテル”または”オキサ”誘導体)
は、C3〜C20、好ましくはC4〜C18、より好ましくはC5〜C16、より好まし くはC6〜C12、さらに好ましくはC8〜C12であってよい。これらにおいて1〜
5個の非末端炭素原子、好ましくは1〜3個の非末端炭素原子、より好ましくは
1〜2個の非末端炭素原子、最も好ましくは1個の非末端炭素原子が、酸素で置
換されていてもよい。
【0041】 単独または他の基と組み合わせた”アリール”という用語は、1、2または3
個の環を含む炭素環式芳香族系を意味し、それらの環は互いにペンダント式で結
合していてもよく、縮合していてもよい。”アリール”という用語には、芳香族
基、たとえばフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インジル、およびビ
フェニルが含まれる。
【0042】 ”アリールアルキル”という用語には、アリール置換アルキル基、たとえばベ
ンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、フェニルエチル、およびジフ
ェニルエチルが含まれる。
【0043】 ”シクロアルキル”という用語には、3〜約12個の炭素原子をもつ飽和炭素
環式基が含まれる。より好ましいシクロアルキル基は、3〜約8個の炭素原子を
もつ”低級シクロアルキル”基である。そのような基の例には、シクロプロピル
、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが含まれる。”シクロア
ルキルアルキル”は、シクロアルキル基で置換されたアルキル基を意味する。
【0044】 ”アシル”という用語は、有機酸からヒドロキシルを除去した後の残基により
与えられる基を表す。そのようなアシル基の例には、アルカノイルおよびアロイ
ル基が含まれる。”アルカノイル”は、鎖長C1〜C20、好ましくはC1〜C10
より好ましくはC1〜C5の分枝鎖または直鎖アルカンカルボニルを意味し;”ア
ロイル”はアリールカルボニルを意味し;”トリフルオロアルカノイル”は3個
のフッ素置換基を含むアルカノイルを意味する。そのようなアルカノイル基の例
には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル
、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ならびに下記のものから形成され
る基が含まれる:コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石
酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、マレイン酸、フマル酸、ピルビ
ン酸、マンデル酸、パントテン酸、β−ヒドロキシ酪酸、ガラクタル酸およびガ
ラクツロン酸。
【0045】 本発明に有用なイミノ糖に関して、”アルキル”という用語は、他の基と組み
合わせて用いる場合、1〜約20個の炭素原子、より好ましくは1〜約16個の
炭素原子、より好ましくは約2〜約12個の炭素原子、より好ましくは約3〜約
10個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖炭化水素基を意味する。
【0046】 ”アルケニル”という用語には、”シス”および”トランス”配向、あるいは
”E”および”Z”配向をもつ基が含まれる。”アルキニル”という用語には、
少なくとも1つの炭素−炭素三重結合をもつ、炭素原子2〜約20個、または好
ましくは炭素原子2〜約12個の直鎖基または分枝鎖基が含まれる。より好まし
いアルキニル基は、2〜約6個の炭素原子をもつ”低級アルキニル”基である。
アルキニル基の例には、プロパルギル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−
ブチン、2−ブテニルおよび1−ペンチニルが含まれる。
【0047】 ”シクロアルキルアルキル”という用語には、シクロアルキル基で置換された
アルキル基が含まれる。好ましいシクロアルキルアルキル基はC4〜C30であり ;より好ましいシクロアルキルアルキル基はC8〜C14である。”低級シクロア ルキルアルキル”には、前記に定義した低級シクロアルキルで置換された低級ア
ルキル基が含まれる。そのような基の例には、シクロプロピルメチル、シクロブ
チルメチル、シクロペンチルメチルおよびシクロヘキシルメチルが含まれる。
【0048】 本発明は、いかなる互変異性体形の式Iの化合物をも含む。本発明は、1以上
の不斉炭素をもつ式Iの化合物をも含む。不斉炭素原子をもつ本発明のイミノ糖
がジアステレオマー形、ラセミ形、または光学活性形で存在する可能性のあるこ
とは、当業者に自明である。これらの形はすべて本発明の範囲に含まれるものと
する。より詳細には、本発明には鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ混合物
、およびそれらの、他の混合物が含まれる。
【0049】 本発明に有用な代表的N−置換−イミノ−D−グルシトール化合物には下記の
ものが含まれるが、これらに限定されない: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
−D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
【0050】 好ましい化合物は、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトールおよびN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートである。
【0051】 本発明に有用なN−置換−イミノ−D−グルシトール化合物(プロドラッグを
含む)は、当技術分野で周知の方法により製造できる。たとえば米国特許第5,
144,037号の例13には、N−ノニル−DNJの製造方法が開示されてい
る。米国特許第4,806,650号、4欄、62行には、各種アルコキシ化合
物、すなわちアルコキシ基で置換されたアルキル鎖をもつものの製造方法が開示
されている。米国特許第4,260,622号には、多数の化合物の製造方法が
開示されている。N−置換−イミノ−D−グルシトール化合物およびプロドラッ
グの製造に関する他の文献には、米国特許第4,182,767;4,260,
622;4,611,058;4,639,436および5,003,072;
5,411,970および5,151,519号;国際特許出願公開第WO95
/19172号;ならびにTan et al.(1991)Journal
of Biological Chemistry,266(22):1450
4−14510;ならびにそれらに引用された参考文献が含まれる。アルキル側
鎖に酸素を導入する方法は、Tan et al.(1994)Glycobi
ology,4(2):141−149に記載され、van den Broe
k et al.(1994)Recl.Trav.Chim.Pays−Ba
s,113:107−116には、エーテル酸素含有DNJ化合物の製造が記載
されている。
【0052】 限定ではないが、製造方法の具体例を後記の実施例1および2に示す。 肝炎ウイルス感染症を処置する際には、本発明のN−置換−1,5−ジデオキ
シ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物または無機酸もしくは有機酸から
誘導された塩の形のものを単独で、または組み合わせて使用できる。これらの塩
には下記のものが含まれるが、これらに限定されない:酢酸塩、アジピン酸塩、
アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン
酸塩、硫酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグル
コン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸
塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキ
サン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキ
シ−エタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチ
ン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート(palmo
ate)、ペクチナート(pectinate)、過硫酸塩、3−フェニルプロ
ピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸
塩、チオシアン酸塩、トシラート(tosylate)、メシラート(mesy
late)、およびウンデカン酸。
【0053】 塩基性窒素含有基は、たとえば下記の試薬で第四級化することができる:ハロ
ゲン化低級アルキル、たとえば塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、プロピ
ルおよびブチル;ジアルキル硫酸、たとえばジメチル、ジエチル、ジブチルおよ
びジアミル硫酸;長鎖ハロゲン化物、たとえば塩化、臭化およびヨウ化デシル、
ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;ハロゲン化アラルキル、たとえば臭化
ベンジルおよびフェネチルなど。これにより、目的に応じて水または油に溶解性
または分散性の生成物を得ることができる。塩類は塩基性化合物と目的の酸を混
和することにより形成される。
【0054】 ヌクレオシドおよびヌクレオチド 本発明に有用なヌクレオシドおよびヌクレオチドは、プリン(II)塩基化合
物もしくはピリミジン(III)塩基化合物、または類似体、たとえば化合物I
VもしくはVである。
【0055】
【化20】
【0056】 プリンおよびピリミジンの位置番号を構造式IIおよびIIIに示す。R1は 、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、カルボキシアルキル、カルボキ
シアルケニル、チオアルキル、アルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、ア
ルコキシアルケニル、複素環、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシアルキルアル
コキシアルキル、アルコキシアルキルアルコキシアルキル、およびシクロアルキ
ルアルキルから選択できる。プリン化合物はプリン複素環の位置1、2、3、6
、7または8においてさらに置換されていてもよく、ピリミジン化合物はピリミ
ジン複素環の位置2、3、4、5または6において置換されていてもよい。それ
らの置換基は、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロ、チオール、アミノ、カルボキシ
ル、モノ−置換アミノ、ジ−置換アミノ、およびアルキルから選択できる。
【0057】 以下の定義は本発明の式II、III、IV、VおよびVIのみに適用できる
。本発明に有用なプリンおよびピリミジンについて述べるとき、”アルキル”と
いう用語は、他の基と組み合わせて用いる場合、1〜8個の炭素原子、好ましく
は1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖炭化水素基を意味する。”アルケ
ニル”という用語は、他の基と組み合わせて用いる場合、1以上の二重結合をも
ち、2〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝
鎖炭化水素基を意味する。本発明に有用なプリンおよびピリミジンについて述べ
るとき、”アルキル”という用語は、単独で用いる場合、6〜14個の炭素原子
、好ましくは7〜12個の炭素原子、最も好ましくは8〜11個の炭素原子を含
む直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。単独または他の基と組み合わせた”
アリール”という用語は、フェニル、ナフチルまたはインデニル環を意味し、こ
れらはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシまたはニトロから選択され
る1以上の置換基で置換されていてもよい。”アルカノイル”は、鎖長C1〜C2 0 、好ましくはC2〜C14、より好ましくはC4〜C10の分枝鎖または直鎖アルカ ンカルボニルを意味し;”アロイル”はアリールカルボニルを意味し;”トリフ
ルオロアルカノイル”は3個のフルオロ置換基を含むアルキルを意味する。”ハ
ロゲン”は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。”チオール”は、水
素で置換された硫黄(−SH)を意味する。”アミノ”は2個の水素原子をもつ
窒素を意味し;”モノ置換アミノ”および”ジ置換アミノ”は、独立してさらに
1個以上のアルキルまたはアリールアルキル基で置換されたアミノ基を意味する
。”ヒドロキシアルキル”は、1個以上のヒドロキシル基で置換されたアルキル
基を意味し;”ヒドロキシアルケニル”は、1個以上のヒドロキシル基で置換さ
れたアルケニル基を意味し;”チオアルキル”は、1個以上のチオール(SH)
基で置換されたアルキル基を意味し;”アルコキシアルキル”は、1個以上のア
ルキルエーテル基で置換されたアルキル基を意味し;”アルコキシアルケニル”
は、1個以上のアルキルエーテル基で置換されたアルケニル基を意味し;”ヒド
ロキシアルキルアルコキシアルキル”は、ヒドロキシアルキル基で置換されたア
ルコキシアルキル基を意味し;”アルコキシアルキル−アルコキシアルキル”は
、アルコキシアルキル基で置換されたアルコキシアルキル基を意味し;”シクロ
アルキルアルキル”は、シクロアルキル基で置換されたアルキル基を意味する。
単独または組み合わせた”複素環”という用語は、1個以上の酸素、窒素および
/または硫黄異種原子を含む飽和または部分不飽和5員または6員環を意味する
。それらの複素環はさらに1〜4個の置換基で置換されていてもよく、それらは
独立してヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、チオール、アルコキシ、アジド、ニ
トロ、ハロゲン原子、アミノ、モノ−置換アミノ、またはジ置換アミノであって
よい。ヘテロシクロアルキルは、1個以上の水素原子が置換または非置換複素環
式環で置換されたアルキル基を意味する。
【0058】 本発明化合物の置換基の互変異性体も含まれる。限定ではないが、互変異性体
の例は、ケトン/エノール互変異性体、イミノ/アミノ互変異性体、N−置換イ
ミノ/N−置換アミノ互変異性体、チオール/チアカルボニル互変異性体、およ
び環−鎖互変異性体、たとえば5員および6員環の酸素、窒素、硫黄、または酸
素−および硫黄−含有複素環であって、異種原子に対しアルファにも置換基を含
むものである。本発明には特に、本明細書に述べる化合物の鏡像異性体およびジ
アステレオマー、ならびにラセミ体および異性体混合物も含まれる。
【0059】 本発明に有用な代表的ヌクレオシドおよびヌクレオチド化合物には下記のもの
が含まれるが、これらに限定されない: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
−5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
−5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
−5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル(gancyc
lovir)); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
ジルジアセテート(ファムシクロビル(famciclovir)); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
]6H−プリン−6−オン(アシクロビル(acyclovir)); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
ペンシクロビル(penciclovir)); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン(stavudine); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
(Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
【0060】 好ましい化合物は、(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三
リン酸(3TC)である。 本発明に有用なヌクレオシドおよびヌクレオチドを製造するための合成法も、
下記に示されるように当技術分野で周知である:Acta Biochim.P
ol.,43,25−36(1996);Swed.Nucleosides
Nucleotides,15,361−378(1996);Synthes
is,12,1465−1479(1995);Carbohyd.Chem.
,27,242−276(1995);Chem.Nucleosides N
ucleotides,3,421−535(1994);Ann.Repor
ts in Med.Chem.,アカデミック・プレス;およびExp.Op
in.Invest.Drugs,4,95−115(1995)。
【0061】 前記に引用した参考文献に記載された化学反応は、一般に本発明化合物の製造
に対し最も広く適用される見地から示されている。場合によりそれらの反応は、
そこに記載されたままでは本明細書に開示する化合物の範囲に含まれる各化合物
に適用できないかもしれない。これにあたる化合物は、当業者に容易に認識され
るであろう。そのような場合、当業者に既知の一般的変法により、たとえば介在
基を適切に保護することにより、慣用される別の試薬に変更することにより、反
応条件などのルーティンな修正により、反応を実施することができる。あるいは
本明細書に開示する他の反応または他の常法を、対応する本発明化合物の製造に
適用できるであろう。すべての製造方法において、出発物質は既知であるか、ま
たは既知の出発物質から容易に製造できる。
【0062】 ヌクレオシド類似体は一般に抗ウイルス薬と同様に使用されるが、ヌクレオチ
ド(ヌクレオシドリン酸エステル)は細胞膜を通るそれらの輸送を促進するため
に時にはヌクレオシドに変換されなければならない。細胞に進入できる化学修飾
ヌクレオチドの例は、S−1−3−ヒドロキシ−2−ホスホニルメトキシプロピ
ルシトシン(HPMPC、ギリード・サイエンシズ(Gilead Scien
ces))である。
【0063】 酸である本発明のヌクレオシドおよびヌクレオチド化合物は、塩を形成するこ
とができる。例には、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属、たとえばナトリ
ウム、カリウム、カルシウムもしくはマグネシウムとの塩、または有機塩基との
塩、または塩基性第四級アンモニウム塩が含まれる。
【0064】 免疫調節薬および免疫刺激薬 本発明方法に使用できる多数の免疫調節薬および免疫刺激薬を現在入手できる
。これらの化合物のリストを下記の表1に示す: 表1 AA−2G アダマンチルアミドジペプチド アデノシンデアミナーゼ、エンゾン(Enzon) アジュバント、アライアンス(Alliance) アジュバント、リビ(Ribi) アジュバント、バクセル(Vaxcel) アジュバックス(Adjuvax) アゲラスフィン−11(agelasphin−11) エイズ療法薬、カイロン(Chiron) 藻類グルカン、SRI アルガムムリン(algammulin)、アヌテック(Anutech) アンギンリック(Anginlyc) 抗細胞因子、イエダ(Yeda) アンチコート(Anticort) アンチガストリン−17(antigastrin−17)、Ap 抗原デリバリーシステム、Vac 抗原配合物、IDBC アンチGnRH免疫原、アフトン(Aphton) アンチヘルピン(Antiherpin) アルビドール(Arbidol) アビロン(Aviron) アザロール(azarole) Bay−q−8939 Bay−r−1005 BCH−1393 ベータフェクチン(Betafectin) ビオスチム(Biostim) BL−001 BL−009 ブロンコスタット(Broncostat) カンタスティム(Cantastim) CDRI−84−246 セフォジザイム ケモカイン阻害薬、ICOS CMVペプチド、シティー・オブ・ホープ(City of Hope) CN−5888 サイトカイン放出薬、St DHEAS、パラジグム(Paradigm) DISC TA−HSV J07B I01A I01Z ジチカーブ(diticarb)ナトリウム ECA−10−142 ELS−1 内毒素、ノルバルティス(Novartis) PCE−20696 PCE−24089 PCE−24578 FLT−3リガンド、イムネックス(Immunex) FR−900483 FR−900494 FR−901235 FTS−Zn Gタンパク質、カダス(Cadus) グルダプシン(gludapcin) グルタウリン(glutaurine) グリコホスホペプチカル(glycophosphopeptical) GM−2 GM−53 GMDP 成長因子ワクチン、エンターM(EntreM) H−BIG、NABI H−CIG、NABI HAB−439 ヘリコバクター・ピロリワクチン ヘルペス特異性免疫因子 HIV療法薬、ユナイテッド・バイオメド(United Biomed) ハイパーGAM+CF イムマックス(ImmuMax) 免疫BCG 免疫療法薬、コネクティブ(Connective) 免疫調節薬、エバンス(Evans) 免疫調節薬、ノバセル(Novacell) イムレグ−1(imreg−1) イムレグ−2 インドミューン(Indomune) イノシンプラノベックス(inosine pranobex) インターフェロン、ドング−A(Dong−A)(アルファ2) インターフェロン、ジェネンテック(Genentech)(ガンマ) インターフェロン、ノルバルティス(アルファ) インターロイキン−12、ジェネティクス(Genetics)Ins インターロイキン−15、イムネックス インターロイキン−16、リサーチCor ISCAR−1 J005X L−644257 リコマラスミン酸(licomarasminic acid) LipoTher LK−409 LK−410 LP−2307 LT(R1926) LW−50020 MAF、塩野義 MDP誘導体、メルク メト−エンケファリン、TNI メチルフリルブチロラクトン類 MIMP ミリモスティム(mirimostim) 混合細菌性ワクチン、テム(Tem) MM−1 モニリアスタット(moniliastat) MPLA、リビ(Ribi) MS−705 ムラブチド(murabutide) ムラブチド、バクサイン(Vacsyn) ムラミル(muramyl)ジペプチド誘導体 ムラミルペプチド誘導体 ミエロピド(myelopid) N565 NACOS−6 NH−765 NISV、プロテウス NPT−16416 NT−002 PA−485 PEFA−814 ペプチド、シオス(Scios) ペプチドグリカン、プリバ(Pliva) パーソン(Perthon)、アドバンスト・プラント PGM誘導体、プリバ ファーマプロジェクツ(Pharmaprojects)No.1099 ファーマプロジェクツ No.1426 ファーマプロジェクツ No.1549 ファーマプロジェクツ No.1585 ファーマプロジェクツ No.1607 ファーマプロジェクツ No.1710 ファーマプロジェクツ No.1779 ファーマプロジェクツ No.2002 ファーマプロジェクツ No.2060 ファーマプロジェクツ No.2795 ファーマプロジェクツ No.3088 ファーマプロジェクツ No.3111 ファーマプロジェクツ No.3345 ファーマプロジェクツ No.3467 ファーマプロジェクツ No.3668 ファーマプロジェクツ No.3998 ファーマプロジェクツ No.3999 ファーマプロジェクツ No.4089 ファーマプロジェクツ No.4188 ファーマプロジェクツ No.4451 ファーマプロジェクツ No.4500 ファーマプロジェクツ No.4689 ファーマプロジェクツ No.4833 ファーマプロジェクツ No.494 ファーマプロジェクツ No.5217 ファーマプロジェクツ No.530 ピドチモド(pidotimod) ピメラウチド(pimelautide) ピナファイド(pinafide) PMD−589 ポドフィロトキシン、コンファーム(conpharm) POL−509 ポリ−ICLC ポリ−ICLC、ヤマサ醤油 ポリA−ポリU ポリサッカライドA プロテインA、ベルロックス・バイオサイエンス(Berlox Biosc
ience) PS34WO シュードモナスMAbs、帝人 プソマグロビン(Psomaglobin) PTL−78419 ピレキソール(Pyrexol) ピリフェロン(pyriferone) レトロジェン(Retrogen) レトロペプ(Retropep) RG−003 ライノスタット(Rhinostat) リファマキシル(rifamaxil) RM−06 ロリン(Rollin) ロムルチド(romurtide) RU−40555 RU−41821 ルベラ抗体、ResCo S−27609 SB−73 SDZ−280−636 SDZ−MRL−953 SK&F−107647 SL04 SL05 SM−4333 ソルテイン(Sortein) SRI−62−834 SRL−172 ST−570 ST−789 スタファージ(staphage)溶解物 スティムロン(Stimulon) サプレッシン(suppressin) T−150RI T−LCEF タビラウチド(tabilautide) テムルチド(temurtide) テラジグム(Theradigm)−HBV テラジグム−HPV テラジグム−HSV THF、ファーム・アンド・アップジョン THF、イエダ サイマルファシン(thymalfasin) 胸腺ホルモンフラクション チモカルチン(thymocartin) チモリンホトロピン(thymolymphotropin) チモペンチン(thymopentin) チモペンチン類似体 チモペンチン、ペプテック(Peptech) チモシンフラクション5、アルファ チモスティムリン(thymostimulin) チモトリナン(thymotrinan) TMD−232 TO−115 伝達因子、ビラジェン(Viragen) タフトシン(tuftsin)、セラボ(Selavo) ウベニメックス(ubenimex) ウルサスタット(Ulsastat) ANGG− CD−4+ コラーグ(Collag)+ COLSF+ COM+ DA−A+ GAST− GF−TH+ GP−120− IF+ IF−A+ IF−A−2+ IF−B+ IF−G+ IF−G−IB+ IL−2+ IL−12+ IL−15+ IM+ LHRH− LIPCOR+ LYM−B+ LYM−NK+ LYM−T+ OPI+ PEP+ PHG−MA+ RNA−SYN− SY−CW− TH−A−I+ TH−5+ TNF+ UN 投与量 本発明に有用なN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール化合物は、ヒトに約0.1〜約100mg/kg/日、好ましくは約1〜
約75mg/kg/日、最も好ましくは約5〜約50mg/kg/日の量で投与
できる。
【0065】 ヌクレオシドもしくはヌクレオチド抗ウイルス化合物またはその混合物は、ヒ
トに約0.1〜約500mg/個体/日、好ましくは約10〜約300mg/個
体/日、より好ましくは約25〜約200mg/個体/日、さらに好ましくは約
50〜約150mg/個体/日、最も好ましくは約1〜約50mg/個体/日の
量で投与できる。
【0066】 本発明に有用な免疫調節薬および免疫刺激薬は、当技術分野で慣用される量よ
り低い量で投与できる。たとえばチモシンアルファ1およびチモシンフラクショ
ン5は一般に、ヒトにHepB感染症の治療のために約900μg/m2を週2 回投与される(Hepatology(1988)8:1270;Hepato
logy(1989)10:575;Hepatology(1991)14:
409;Gastroenterology(1995)108:A1127)
。本発明の方法および組成物においてこの用量は、約10μg/m2を週2回か ら約750μg/m2を週2回まで、より好ましくは約100μg/m2を週2回
から約600μg/m2を週2回まで、最も好ましくは約200μg/m2を週2
回から約400μg/m2を週2回まででよい。インターフェロンアルファは一 般に、ヒトにHepC感染症の治療のために約1×106単位/個体を週3回か ら約10×106単位/個体を週3回までの量で投与される(Simon et al.(1997)Hepatology,25:445−448)。本発明
の方法および組成物においてこの用量は、約0.1×106単位/個体を週3回 から約7.5×106単位/個体を週3回まで、より好ましくは約0.5×106 単位/個体を週3回から約5×106単位/個体を週3回まで、最も好ましくは 約1×106単位/個体を週3回から約3×106単位/個体を週3回まででよい
【0067】 本発明に有用なN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール化合物の存在下ではこれらの免疫調節薬および免疫刺激薬の肝炎ウイルス
に対する抗ウイルス効力が高まるため、本明細書に開示する方法および組成物に
おいてはより少ない量の他の免疫調節薬/免疫刺激薬を使用できる。そのような
より少ない量は、療法を受けている感染患者においてルーティンな肝炎ウイルス
監視により判定できる。これはたとえば、患者の血清中の肝炎ウイルスDNAを
スロット−ブロット、ドット−ブロット、またはPCR法で監視するか、あるい
は肝炎表面抗原または血清中の他の抗原(たとえばe抗原)を測定することによ
り実施できる。そのための方法は、Hoofnagle et al.(199
7)New Engl.Jour.Med.336(5):347−356;お
よびF.B.Hollinger,Fields Virology,第3版,
Vol.2(1996);Bernard,N.Fields et al.編
,86章,”Hepatitis B Virus”,pp.2378−280
7,リッピンコット−ラベン、ペンシルベニア州フィラデルフィア、ならびにそ
れらに引用された参考文献に述べられている。
【0068】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物と
ヌクレオシドおよび/またはヌクレオチド抗ウイルス薬を用いる併用療法中にも
同様に患者を監視して、それぞれの最低有効用量を判定することができる。
【0069】 前記の用量は、患者に1回量として、または相応する複数の分割量として投与
できる。後者の場合、用量単位組成物は1日量を構成する量の約量を含有するこ
とができる。1日当たりの複数用量は、その薬剤の処方者が望ましいと考える場
合には全1日量を増加することもできる。
【0070】 医薬組成物 本発明化合物は医薬組成物として配合できる。そのような組成物は、慣用され
る無毒性の医薬的に許容できるキャリヤー、佐剤およびビヒクルを所望により含
有する単位剤形で、経口、非経口、吸入、噴霧、肛門内、皮内、経皮または局所
投与することができる。局所投与には、経皮パッチまたはイオントフォレーゼ器
具などによる経皮投与の採用も含めることができる。本明細書中で用いる非経口
という用語には、皮下、静脈内、筋肉内もしくは胸骨内注射、または注入法が含
まれる。薬物の配合については、たとえば下記のものに述べられている:Hoo
ver,John,F.,Remington’s Pharmaceutic
al Sciences,マック・パブリシング社,ペンシルベニア州イースト
ン(1975)、ならびにLieberman,H.A.およびLachman
,L.編,Pharmaceutical Dosage Forms,マーセ
ル・デッカー,ニューヨーク州ニューヨーク(1980)。
【0071】 注射用製剤、たとえば無菌、注射用の水性または油性懸濁液剤は、既知の方法
で適切な分散剤または湿潤剤および沈殿防止剤を用いて調製できる。無菌の注射
用製剤は、無毒性の非経口用として許容できる希釈剤または溶媒中の無菌注射用
液剤または懸濁液剤、たとえば1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい
。使用できる許容されるビヒクルおよび溶媒には、水、リンゲル液、および等張
塩化ナトリウム溶液が含まれる。さらに、無菌の不揮発性油が一般に溶媒または
懸濁媒質として用いられる。この目的のために、合成モノ−またはジグリセリド
を含めたいかなる銘柄の不揮発性油も使用できる。さらに、脂肪酸、たとえばオ
レイン酸が注射用製剤の調製に有用である。ジメチルアセトアミド、イオンおよ
び非イオン界面活性剤を含めた界面活性剤、ならびにポリエチレングリコールを
使用できる。以上に述べた溶媒および湿潤剤の混合物も有用である。
【0072】 本明細書に述べる化合物を肛門投与するための坐剤は、有効薬剤を非刺激性賦
形剤、たとえばカカオ脂、合成モノ−、ジ−もしくはトリグリセリド、またはポ
リエチレングリコールなど、常温では固体であるが直腸温度では液体であるため
直腸内で融解して薬物を排出するものと混合することにより調製できる。
【0073】 経口投与のための固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤
が含まれる。そのような固体剤形においては、本発明化合物を通常は処方された
投与経路に適した1種類以上の佐剤と組み合わせる。経口投与する場合、本発明
化合物を乳糖、ショ糖、デンプン粉末、アルカン酸のセルロースエステル、セル
ロースアルキルエステル、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、
酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウム塩およびカルシウム塩、ゼラ
チン、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、および/
またはポリビニルアルコールと混合し、次いで投与に好都合なように打錠するか
、あるいカプセル封入する。そのようなカプセル剤または錠剤は、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース中における有効化合物の分散剤において得られるような
制御放出配合物を含有することができる。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、
これらの剤形は緩衝剤、たとえばクエン酸ナトリウムまたは炭酸−もしくは炭酸
水素−マグネシウムもしくはカルシウムをも含むことができる。錠剤および丸剤
はさらに腸溶コーティングを備えたものとして調製できる。
【0074】 療法の目的で、非経口投与用配合物は水性または非水性の無菌注射用液剤また
は懸濁液剤の形であってもよい。これらの液剤および懸濁液剤は、経口投与用配
合物に用いるものとして述べた1種類以上のキャリヤーまたは希釈剤を含む無菌
の散剤または顆粒剤から調製することもできる。化合物を水、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、エタノール、トウモロコシ油、ラッカセイ油、
ゴマ油、ベンジルアルコール、塩化ナトリウムおよび/または各種油脂に溶解す
ることができる。他の佐剤および他の投与様式は、当技術分野で十分に、かつ広
く知られている。
【0075】 経口投与のための液体剤形には、当技術分野で一般的に用いられる不活性希釈
剤、たとえば水を含有する、医薬的に許容できる乳剤、液剤、懸濁液剤、シロッ
プ剤およびエリキシル剤を含めることができる。それらの組成物は、佐剤、たと
えば湿潤剤、乳化剤および沈殿防止剤、ならびに甘味料、着香剤および香料をも
含むことができる。
【0076】 単一剤形を製造するためにキャリヤー材料と組み合わせることができる有効成
分の量は、患者および個々の投与様式に応じて異なるであろう。 本発明方法に従って投与される本発明の医薬化合物のあるものは、本発明の他
の化合物のプロドラッグとして使用できる。プロドラッグは、インビボまたはイ
ンビトロで生物系によって有効な誘導体または誘導体類に化学変換できる薬物で
ある。プロドラッグは本発明の他の医薬化合物と本質的に同じ様式で投与される
。限定ではないが、その例は本発明のN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−
イミノ−D−グルシトール化合物のエステルである。
【0077】 本発明の化合物の組合わせ、たとえばN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキ
シ−1,5−イミノ−D−グルシトールと各種ヌクレオシドまたはヌクレオチド
は、酸または塩基でありうる。したがって、それらを用いて互いに塩を形成する
ことができる。ヌクレオシドは、リン酸エステルを含まないプリンまたはピリミ
ジン化合物である。本明細書中のリン酸エステルを含まないがカルボン酸部分を
含む式II、III、IV、VまたはVIの化合物は、本発明のN−置換−1,
5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物と塩を形成できる。
ヌクレオチドは、一、二または三リン酸エステルであるプリンまたはピリミジン
化合物である。これらのリン酸エステルは、酸性であって無機塩基または有機塩
基と塩を形成しうる遊離−OH基を含む。有機塩基との塩形成は酸のpKaおよ
び塩基に依存する。本明細書に開示するN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−D−グルシトール化合物は塩基性であり、医薬的に許容できる塩を形
成する。本発明の場合、有用な塩類は医薬的に許容できる酸とのみではなく、生
物学的活性酸、たとえば本明細書に開示するヌクレオシドおよびヌクレオチドと
も形成される可能性がある。これらの塩類は、当技術分野で周知のように、塩類
の調製に慣用される方法で調製できる。たとえばN−置換−1,5−ジデオキシ
−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物の遊離塩基を式II、III、IV
、VまたはVIのヌクレオチド類似体で処理して、塩を形成することができる。
これは別個の化学反応で、または配合プロセスの一部として実施できる。塩形成
反応の制限試薬は酸または塩基であり、適切な生物学的結果を得るように当業者
が選択する。この配合物は所望により、異なる塩類、酸または遊離塩基の混合物
を含有してもよい。たとえばリン酸形の(−)−2’−デオキシ−3’−チオシ
チジン−5’−三リン酸は、塩基形のN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ
−1,5−イミノ−D−グルシトールまたはN−(n−ノニル)−1,5−ジデ
オキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートと塩を形成する
であろう。このタイプの塩を、次いで医薬的に許容できる配合物中において、純
粋な単一の塩として、または混合物の一部として患者に付与することができる。
【0078】 場合により、これらの塩類を本発明化合物の単離、精製または分割の補助とし
て用いることもできる。 処置方式 ウイルス感染症に罹患している患者を本発明の化合物および/または組成物で
処置するための方式は、患者の年齢、体重、性別、食事および医学的状態、感染
症の程度、投与経路、薬理学的配慮、たとえば用いるその化合物の活性、効力、
薬物動態および毒性プロフィル、ならびにドラッグデリバリーシステム採用の有
無などを含めたさまざまな要因に従って選択される。
【0079】 本明細書に開示する薬物の組合わせ投与は、一般にウイルス力価が許容できる
レベルに達するまで(感染症が制御または根絶されたことを示す)数週間ないし
数カ月または数年間にわたって続けるべきである。前記のように、本明細書に開
示する薬物の組合わせによる処置を受けている患者を、患者血清中の肝炎ウイル
スDNAをスロット−ブロット、ドット−ブロット、またはPCR法で測定する
か、あるいは肝炎抗原、たとえばB型肝炎表面抗原(HBsAg)およびB型肝
炎e抗原(HBeAg)を測定することによりルーティンに監視して、療法の有
効性を判定することができる。たとえば慢性B型肝炎の場合、血清からB型ウイ
ルスDNAが消失したこと(すなわち血清1ml当たり105ゲノム以上のレベ ルを検出できるハイブリダイゼーション試験により測定して、検出不可能なレベ
ルにまで減少)、またHBsAgが依然として存在するにもかかわらずHBeA
gが消失したことは、軽減を表す。これらの血清学的事象に続いて、疾患の生化
学的および組織学的特色が改善される。大部分の抗ウイルス療法の試みにおける
処置の成功を示す終末点は、血清からのHBeAgおよびウイルスDNAの消失
である。e抗原が消失した患者においては、通常は軽減が持続し、結果的に不活
性HBsAgキャリヤー状態となる。多くの患者が最終的にはHBsAg陰性に
なる(概説についてはHoofnagle et al.(1997)New
Engl.Jour.Med.336(5):347−356参照)。
【0080】 これらの方法で得られるデータの継続分析により、療法中に処置方式を修正し
、これにより組合わせ中の各化合物の最適量を投与し、かつ処置継続期間を判定
することもできる。こうして、処置方式/投薬計画を療法期間全体にわたって合
理的に修正し、これにより、併用する抗ウイルス化合物それぞれの最低量であっ
て合わせて満足すべき抗肝炎ウイルス効力を示す量を投与し、かつそれらの化合
物の組合わせ投与を感染症の処置の成功に必要な期間だけ継続することができる
【0081】 以下の実施例は限定ではなく、本発明の多様な態様を説明するためのものであ
る。実施例1 1,5−(ブチルイミノ)−1,5−ジデオキシ−D−グルシトールの製造 メタノール200ml中における1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール(5.14g,0.0315mole)、ブチルアルデヒド(3.
35ml,0.0380mole)およびPdブラック(1g)の溶液を、水素
化した(60psi/29℃/21時間)。得られた混合物を濾過した後、濾液
を真空濃縮して油を得た。表題化合物をアセトンから結晶化し、メタノール/ア
セトンから再結晶した。融点、約132℃。構造帰属はNMR、赤外スペクトル
および元素分析により支持された。
【0082】 計算値C1021NO4について:C,54.78;H,9.65;N,6.3 9.実測値:C,54.46;H,9.33;N,6.46.実施例2 1,5−(ブチルイミノ)−1,5−ジデオキシ−D−グルシトール,テトラア セテートの製造 無水酢酸(1.08g,0.0106mole)を、ピリジン200ml中に
おける実施例1の表題化合物(0.50g,0.0023mole)に添加し、
室温で17日間撹拌した。生成物を窒素ガス下で蒸発させた。得られた表題化合
物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。構造帰属はNMR、赤外ス
ペクトルおよび元素分析により支持された。
【0083】 計算値C1829NO8について:C,55.80;H,7.54;N,3.6 2.実測値:C,55.42;H,7.50;N,3.72.実施例3 各種N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物 のインビトロでの抗B型肝炎ウイルス活性 多数の異なるN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
ール化合物の抗B型肝炎ウイルス活性、および細胞生存率に対する作用を、慢性
的にB型肝炎ウイルスを分泌しているHepG2.2.15細胞を用いるインビ
トロアッセイ法により評価した。用いた方法は、本質的にBlock et a
l.(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,91:22
35−2239に記載されたものであった。結果を表2および3に示す。
【0084】
【表1】
【0085】 1 慢性的にHBVを分泌している2.2.15細胞(約500,000/ウ ェル)を、表示した化合物の存在下で3日間インキュベートした。 2 化合物の不存在下または存在下で3日間の培養後、細胞をトリプシン処理 により取り出し、トリパンブルーと共にインキュベートし、色素排除について顕
微鏡検査により視覚検査した。数値は、検査した細胞の総数に対する、トリパン
ブルーを排除している細胞の%である(トリパンブルー排除は生存性と同等とみ
なされた)。
【0086】 3 化合物の不存在下または存在下で3日間のインキュベーション後、分泌さ れたビリオンをpreSI抗原特異性モノクローナル抗体で培地から免疫沈殿さ
せた(Meisel et al.(1995)Intervirology,
37:330−339;Lu et al.(1995)Virology,2
13:660−665)。免疫沈殿中にあるウイルスDNAを、ポリメラーゼ連
鎖反応から得た適正なサイズのDNAフラグメントのデンシトメトリー定量によ
り検出した。対照(化合物を付与していない細胞)から増幅したDNAの量を1
00%と仮定する。
【0087】 4 NBDNJ:N−(n−ブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ −D−グルシトール;N−ブチルDNJ 5 トリパンブルー生存率染色は行わなかったが、肉眼による顕微鏡検査で細 胞は目立つ点がない(健康)であると思われた。 S.D.:標準偏差 化合物: 1 :N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
D−グルシトール 2 :N−(n−ブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,テトラブチラート 3 :N−(2−エチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトール
【0088】
【表2】
【0089】 化合物: 1 :N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール 2 :N−(n−ブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
トール,ジアセテート実施例4 (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)単独 およびN−ノニル−DNJと組み合わせたものの抗B型肝炎ウイルス活性 (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)単
独およびN−ノニル−DNJと組み合わせたものの抗B型肝炎ウイルス作用を、
Korba((1996)Antiviral Research,29(1)
:49−51)に従い、”コンボスタット(combostat)”方式(コム
スタット・プログラム(Comstat Program)、コンボスタット社
、ミネソタ州ダルース)で測定した。コンボスタット法は、各化合物のIC−9
0を系列希釈することを伴う。N−ノニル−DNJのIC−90は、4〜10μ
g/mlと測定された(T.Block and Jacob,未発表の所見)
。HepG2.2.15(2.2.15)細胞において3TCについて認められ
たIC−90は、300〜500nMである(Doong et al.(19
91)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,88:8495−84
99)。
【0090】 2.2.15細胞(Sells et al.(1987)Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,84:1005−1009に記載)は、10%
ウシ胎仔血清、200μg/ml G418を補足したRPMI 1640培地
(ギブコBRL 066−1811)に維持された。細胞を25cm2のフラス コに80%の集密度で接種した。5日後、フラスコ(三重試験)に化合物を添加
せず、あるいは3TC単独系列希釈液、または3TCプラスN−ノニル−DNJ
の系列希釈液を添加した。化合物添加後、2、4および6日目に(これらの日に
培地を交換)、ポリエチレングリコール沈降粒子のPCR分析により、培地中の
B型肝炎ウイルス(HBV)DNAの量を測定した。したがってこれらの実験で
は、エンベロープ保有粒子をヌクレオキャプシドと区別できなかった。PCR増
幅生成物をアガロースゲル電気泳動(1.5%アガロース)で分離し、538ヌ
クレオチドのフラグメントをバンド走査により定量した(HPジェット・イマー
ジャー(HP Jet Imager))。未処理細胞から回収したHBVの量
を100%と仮定する。6日目の時点でのデータを、少なくとも3つの別個のフ
ラスコからの平均値として図1に示す。標準誤差は20%が超えることは全くな
く、平均誤差は12%であった。
【0091】 試験した3時点系列それぞれについて、3TCプラスN−ノニル−DNJの組
合わせは、HBV分泌阻害においていずれの化合物単独より有意に有効であった
。PCR分析に基づく結論だけでは精確なIC−50値を判定するのが難しい。
たとえば、きわめて感度が高くかつ繊細であるというPCRの性質のため、3T
C単独では300nMですら90%より高いHBV阻害を達成できない可能性が
ある。反応により試料中のDNA量に比例した結果が得られるDNA濃度範囲で
PCRが行われることを確認するために、各実験に対照を含めた。分離能は約3
倍である。すなわち3倍のDNA濃度差を検出できる。3倍未満の差を一貫して
検出することができないことで、3TC単独で90%阻害を達成できない理由が
説明されるであろう。これは、PCRが阻害を検出するために満たさなければな
らない阻害基準がきわめて高いことを示唆する。結果的としてこれら3つの時点
にわたる傾向は明らかである:3TCプラスN−ノニル−DNJの組合わせ作用
は、化合物単独の作用、または各化合物の個々の作用の和より大きい。これらの
データは、0.016μg/mlのN−ノニル−DNJが存在する場合、3TC
のIC−50が約60nMから約0.48nMに移動したことを示唆する。実施例5 ウッドチャックモデルにおけるN−ノニル−DNJ単独の抗B型肝炎ウイルス作 ウッドチャック動物モデルにおいて3TC(または他のヌクレオシドもしくは
ヌクレオチド類似体)と組み合わせたN−ノニル−DNJのB型肝炎ウイルスに
対する効力を評価するために、N−ノニル−DNJのみを用いる単独療法実験を
まず実施した。これは、N−ノニル−DNJがウッドチャックにおいて抗HBV
作用をもつか否かを判定し、N−ノニル−DNJが有益な作用をもつ場合にはこ
の薬物単独の用量応答関係に基づく組合わせ試験を計画するために必要であった
【0092】 したがって各4匹の動物5群(すべての群に両性があり、対照以外のすべての
群に各性2匹がいた)を、0、12.5、25、50および100mg/kg/
日のBID経口投与に帰属させた。これらは研究室で飼育した野生動物であった
。すべての動物にウッドチャック肝炎ウイルス(WHV)を新生児として感染さ
せ、血清学的試験でWHV表面抗原について陽性と判定された。投与の1週間前
(−1週目)、投与直前(0週目)、投与中の各週(1、2、3および4週目)
、および投与終了後(5、6、8および10週目)に血液試料を採取した。
【0093】 薬物効力には2つの測定法がある:全HBV DNAの減少(定量PCRによ
り測定)、および表面糖タンパク質が無傷のキャプシド(活性形のウイルス)か
らのHBV DNAの減少(ELISA様免疫沈殿アッセイ、次いで定量PCR
)。N−ノニル−DNJを用いた細胞培養実験で、この化合物の全HBV DN
Aには全くまたはほとんど影響を与えないが、免疫沈殿DNA(IPDNA)に
は著しい影響を与えることが証明された。IPDNAアッセイがかなり変動性で
あることは意外ではない;これに対する補償の一部として、それぞれすべての動
物からの試料を含むが、試験週の組が異なる、4つのアッセイ試験を行った。
【0094】 これらの結果をまとめると、N−ノニル−DNJは全HBV DNA測定値に
は影響を与えず、測定値は投与前および試験の投与部分全体にわたってすべての
用量について本質的に一定であった。これに対しIPDNAレベルは試験期間全
体にわたって一定ではなかった。低用量の動物は投与期間(0〜4週目)全体に
わたって増大する傾向を示したが、高用量動物は同じ期間にわたって低下する傾
向を示した。各動物の週毎の応答に直線を適合させると、薬物の用量または血漿
濃度のため、これらの線に有意差が生じた。薬物の血漿濃度もかなり変動性であ
った:投与群中最低の血漿濃度をもつ動物は、その次に低い用量群からの最高血
漿濃度をもつ動物より血漿濃度が低かった。いずれの測定においても雌雄間の応
答には差がなかった。
【0095】 血漿濃度 N−ノニル−DNJの血漿濃度変化には、投与週または前回の投与からの時間
に関連する可能性のある明瞭なパターンはなかった。動物内での血漿濃度は投与
中は妥当な程度に一定であると思われたので、その後のモデル作成には各動物に
ついての中央血漿濃度を採用した。投与期間中の各週についての血漿濃度を各動
物について用量に対しプロットする(投与量にわずかなランダムノイズを付加し
たので、プロット上で互いに重なる点を区別できる)(図2)。
【0096】 HBV DNA 全HBV DNA濃度は経時的に各動物内で本質的に一定であった(データは
示されていない)。薬物濃度の増大に伴ってウイルス濃度が低下するという用量
応答関係がわずかに感じられた。ただし最高用量の3匹の動物はきわめて高いウ
イルス濃度を示した。N−ノニル−DNJ用量と全HBV DNAの間に何らか
の関係があると結論することはできない。応答動物(たとえば動物r)と非応答
動物(たとえば動物i、mおよびd)の2つの動物集団がある可能性はあるが、
この点について断定するにはさらにデータが必要であろう。
【0097】 免疫沈殿HBV DNA IPDNAアッセイには、アッセイ試験間およびアッセイ試験内とも、実質的
な変動性があった(データは示されていない)。それにもかかわらず、0〜4週
目にわたって低用量動物については一般に低下し、高用量動物については増大す
る勾配が認められ、そのモデルを作成することができる。この勾配の変化は統計
的に有意であった(p<0.005)。
【0098】 モデルをこれらのデータに適合させる前に、下記の理由で対数変換を適用した
:1)IPDNAの変動性はIPDNA値の増大に伴って増大する;対数変換に
より、ほぼ一定の変動性をもつ数値が得られる、および2)薬物作用はIPDN
A濃度の一定の乗数であると予想される。IPDNAにはゼロ値があるので、対
数変換前にすべての数値に小さな数値(最小非ゼロ値の約1/2)を加えた。
【0099】 N−ノニル−DNJの用量に伴う、週に対する勾配(slope to we
ek)の変化モデルを作成するために、線形モデル作成法および非線形モデル作
成法の2方法を採用した。両方法とも、投与期間全体にわたるlog(IPDN
A)測定値の(直線的)変化率がウイルスに対する薬物の影響を反映する”適正
な”測定値であると仮定する。両方法とも段階的に適合し、第1段階は両方法に
共通である。まず、0〜4週を用いて単純な直線回帰モデルを適合させ、試験の
組合わせにより各動物についてlog(IPDNA+10)を別個に推定する。
第2段階では、応答変数は第1段階で適合させた勾配である。
【0100】 線形方法については、実験がブロックとみなされる場合の応答としてモデルを
週に対する勾配に適合させ、用量が有意の作用をもち(この作用はほとんどすべ
てが用量に対する勾配(slope to dose)によるものである)、用
量作用の試験に関する関連誤差は同様に処置した動物(ブロックとしての試験に
対し調節した後)間の変数である。これは、各試験のデータをまず共通のウイル
スDNA濃度に調整するために各試験内の検量データを用いるのと同様である;
相異は、この場合、検量データのみでなくウッドチャックからのデータを試験調
整のために用いることである。
【0101】 非線形法については、4パラメーターロジスティックモデルを、応答としての
週に対する勾配および予測変数(predictor)としての用量に適合させ
る。この場合も、試験はブロックを考慮するが、すべての週についての試験はな
いので、非線形法においてはブロッキングを完全に反映することができない。そ
れにもかかわらず、非線形モデルは7.88mg/kg/BID用量のEC50
を与える。観察された平均最大勾配は2.71増加log(IPDNA μg/
mL)/週、すなわち約150%/週の増大であり、N−ノニル−DNJについ
て観察された平均最大勾配は0.31減少log(IPDNA μg/mL)/
週、すなわち約25%/週の低下である。これらのパラメーターについて、勾配
適合させたモデル、このモデルからのパラメーター推定値、および標準誤差概数
をすべて図3に示す。これらのデータは、ウッドチャックにおいてN−ノニル−
DNJのおおよその有効単独療法用量が約16mg/kg/日であることを示唆
する。ウッドチャックおよびヒトのいずれにおいても、N−アルキル−DNJお
よびそれと組合わせ投与したヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス薬の両
方の有効量を2つの等しい1日分割量(すなわちB.I.D.)で投与すること
ができる。
【0102】 図2および図3には、動物を表す文字を示す。表4に2つの動物コード、性別
および用量を示す。
【0103】
【表3】
【0104】実施例6 B型肝炎ウイルス感染ウッドチャックモデルにおいて3TCと組み合わせたN− ノニル−DNJの活性を試験するための抗ウイルス試験 N−ノニル−DNJとヌクレオシド類似体3TCの組合わせ活性を、B型肝炎
ウイルス感染ウッドチャックモデルを用いて評価する。持続性ウッドチャック肝
炎ウイルス(WHV)感染したウッドチャック28匹を使用する。ウッドチャッ
ク群を3TC単独(s.i.d.)、N−ノニル−DNJ単独(b.i.d.)
、またはこれら2薬物の組合わせで経口処置する。各薬物および組合わせの抗ウ
イルス活性は、処置中の血清WHV DNAを測定し、処置群の結果をプラシー
ボ処置群と比較することにより評価できる。
【0105】 すべて生後第1週に実験的にWHVを感染させた、樹立した持続性WHV感染
したウッドチャック28匹を使用する。すべてが試験開始時にWHsAg陽性で
ある。
【0106】 3TCは、エピビル(Epivir)(グラクソ−ウェルカム)錠の水性懸濁
液として1日1回経口投与できる。N−ノニル−DNJも水溶液として2回に分
割して経口投与できる。両薬物による処置の後、薬物が確実に完全に摂取される
ように、4〜5mlの半合成液体ウッドチャック飼料を投与することができる。
【0107】 実験群は以下のとおりとすることができる:
【0108】
【表4】
【0109】 ウッドチャックを麻酔し(50mg/kgのケタミン、5mg/kgのジラジ
ン(zylazine))、1回目の処置の前、6週間の処置期間中の各週、な
らびに処置後の1、2および4週目に秤量し、血液試料を採取した。血清を採集
し、アリコートに分割した。1アリコートをドットブロットハイブリダイゼーシ
ョンによるWHV DNA分析、およびELISAによるWHsAgに使用でき
る。処置前および処置終了時に、CBCおよび臨床生化学プロフィルを得ること
ができる。第2アリコートの血清は、保管試料として保存できる。他のアリコー
トの血清を薬物分析および特殊WHV DNA分析に使用できる。
【0110】 以上に本発明を記載したが、これを多様に変更できることは自明であろう。そ
のような変更は本発明の精神および範囲から逸脱するものとみなすべきではなく
、当業者に自明のそのような修正および均等物は請求の範囲に含まれるものとす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)単
独またはN−ノニル−DNJと組み合わせたものの、インビトロでの抗B型肝炎
ウイルス活性を示す。
【図2】 実施例5の各動物について、投薬中に採取した試料から得た血漿N−ノニル−
DNJ濃度をN−ノニル−DNJ投与量に対して示す。動物を独自の文字で表示
し、オーバーラップした数値を識別できるように投与値にわずかな量のランダム
ノイズを付加した。
【図3】 週に対する勾配Log(IPDNA+10)を投与量に対して示す。各動物に
別個の文字を用いる。適合した線は4パラメーターロジスティックモデルからの
ものである。適合曲線のパラメーターおよびそれらのおおよその標準誤差をプロ
ット上に示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月15日(2001.3.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07H 19/10 C07H 19/10 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 パーティス,リチャード・エイ アメリカ合衆国イリノイ州,エヴァンスト ン Fターム(参考) 4C054 AA02 BB03 CC02 DD12 EE24 EE25 FF24 FF25 4C057 LL17 LL18 LL19 LL20 4C086 AA01 AA02 BC21 EA17 MA01 MA02 MA04 NA14 ZA75 ZB33

Claims (149)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であって
    、該哺乳動物に、抗肝炎ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−
    1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬
    的に許容できる塩: 【化1】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) を投与することを含む方法。
  2. 【請求項2】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、X 、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rがノニルである、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、X 、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 Rがノニルである、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 アルカノイルがブタノイルである、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項1記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  8. 【請求項8】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸
    塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸
    水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩、
    シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グルコ
    ヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、
    フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタン
    スルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2
    −ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫酸
    塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩
    、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、およびウ
    ンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であって
    、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1,
    5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に
    許容できる塩: 【化2】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) を含む抗ウイルス組成物を投与することを含む方法。
  10. 【請求項10】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 Rがノニルである、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 Rがノニルである、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 アルカノイルがブタノイルである、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項9記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  16. 【請求項16】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項9記載の方法。
  17. 【請求項17】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化3】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) から本質的に構成される組成物を投与することを含む方法。
  18. 【請求項18】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 Rがノニルである、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項17記載の方法。
  21. 【請求項21】 Rがノニルである、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 アルカノイルがブタノイルである、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項17記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  24. 【請求項24】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項17記載の方法。
  25. 【請求項25】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化4】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) を投与することから本質的に構成される方法。
  26. 【請求項26】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 Rがノニルである、請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項25記載の方法。
  29. 【請求項29】 Rがノニルである、請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 アルカノイルがブタノイルである、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項25記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  32. 【請求項32】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項25記載の方法。
  33. 【請求項33】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の、少なくとも1種類の式IのN−置換−
    1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬
    的に許容できる塩: 【化5】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) から本質的に構成される抗ウイルス化合物を投与することから本質的に構成され
    る方法。
  34. 【請求項34】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】 Rがノニルである、請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項33記載の方法。
  37. 【請求項37】 Rがノニルである、請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 アルカノイルがブタノイルである、請求項37記載の方法。
  39. 【請求項39】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項33記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  40. 【請求項40】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項33記載の方法。
  41. 【請求項41】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、 第1量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−
    イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容できる塩: 【化6】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される);ならびに 第2量の、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗ウイルス化合物、
    免疫調節薬、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる群から選択される抗ウイル
    ス化合物 を投与することから本質的に構成され、その際、第1量の化合物と第2量の化合
    物が合わせてそれらの化合物の抗肝炎ウイルス有効量を含む方法。
  42. 【請求項42】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項41記載の方法。 【請求項42】 Rがノニルである、請求項42記載の方法。
  43. 【請求項43】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項41記載の方法。
  44. 【請求項44】 Rがノニルである、請求項43記載の方法。
  45. 【請求項45】 アルカノイルがブタノイルである、請求項44記載の方法。
  46. 【請求項46】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項41記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  47. 【請求項47】 ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が下記よ
    りなる群から選択される、請求項41記載の方法: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
    シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
    dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
    Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
    FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
    ; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
    エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
    ジルジアセテート(ファムシクロビル); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
    ]6H−プリン−6−オン(アシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
    ペンシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
    キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
    ’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
    ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン; 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
    (Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
  48. 【請求項48】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1,
    5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまたは
    その医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択され;かつ ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が(−)−2’−デオキシ
    −3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)である、 請求項41記載の方法。
  49. 【請求項49】 哺乳動物においてB型肝炎ウイルス感染症を処置する方法で
    あって、該哺乳動物に、 約0.1〜約100mg/kg/日の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化7】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される);ならびに 約0.1〜約500mg/個体/日の、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌク
    レオチド抗ウイルス化合物、およびその混合物よりなる群から選択される化合物
    を投与することを含む方法。
  50. 【請求項50】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項49記載の方法。
  51. 【請求項51】 Rがノニルである、請求項50記載の方法。
  52. 【請求項52】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項49記載の方法。
  53. 【請求項53】 Rがノニルである、請求項52記載の方法。
  54. 【請求項54】 アルカノイルがブタノイルである、請求項53記載の方法。
  55. 【請求項55】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項49記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  56. 【請求項56】 ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が下記よ
    りなる群から選択される、請求項49記載の方法: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
    シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
    dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
    Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
    FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
    ; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
    エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
    ジルジアセテート(ファムシクロビル); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
    ]6H−プリン−6−オン(アシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
    ペンシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
    キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
    ’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
    ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン; 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
    (Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
  57. 【請求項57】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1,
    5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまたは
    その医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択され;かつ ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が(−)−2’−デオキシ
    −3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)である、 請求項49記載の方法。
  58. 【請求項58】 ヒト患者においてB型肝炎ウイルス感染症を処置する方法で
    あって、該ヒト患者に、約0.1〜約100mg/kg/日の、N−(n−ノニ
    ル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトールまたはその医薬
    的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラートまたはその医薬的に許容できる塩、およ
    びその混合物よりなる群から選択されるN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5
    −イミノ−D−グルシトール化合物、ならびに約0.1〜約500mg/個体/
    日の(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸を投与する
    ことを含む方法。
  59. 【請求項59】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化8】 を投与し、 ヌクレオシド、ヌクレオチド、免疫調節薬または免疫刺激薬を含む抗ウイルス
    組成物の投与を実質的に除外する (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) ことを含む方法。
  60. 【請求項60】 さらに、少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジデ
    オキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容でき
    る塩を、医薬的に許容できるキャリヤー、賦形剤または希釈剤と共に投与するこ
    とを含む、請求項59記載の方法。
  61. 【請求項61】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項59記載の方法。
  62. 【請求項62】 Rがノニルである、請求項61記載の方法。
  63. 【請求項63】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項59記載の方法。
  64. 【請求項64】 Rがノニルである、請求項63記載の方法。
  65. 【請求項65】 アルカノイルがブタノイルである、請求項64記載の方法。
  66. 【請求項66】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項59記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  67. 【請求項67】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項59記載の方法。
  68. 【請求項68】 哺乳動物において肝炎ウイルス感染症を処置する方法であっ
    て、該哺乳動物に、抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化9】 を投与し、 式Iの化合物以外の抗ウイルス化合物の投与を実質的に除外する (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) ことを含む方法。
  69. 【請求項69】 さらに、少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジデ
    オキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容でき
    る塩を、医薬的に許容できるキャリヤー、賦形剤または希釈剤と共に投与するこ
    とを含む、請求項68記載の方法。
  70. 【請求項70】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項68記載の方法。
  71. 【請求項71】 Rがノニルである、請求項70記載の方法。
  72. 【請求項72】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項68記載の方法。
  73. 【請求項73】 Rがノニルである、請求項72記載の方法。
  74. 【請求項74】 アルカノイルがブタノイルである、請求項73記載の方法。
  75. 【請求項75】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項68記載の方法: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  76. 【請求項76】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項68記載の方法。
  77. 【請求項77】 抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化10】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) および医薬的に許容できるキャリヤー、賦形剤または希釈剤を含む、医薬組成物
  78. 【請求項78】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項77記載の医薬組成物。
  79. 【請求項79】 Rがノニルである、請求項78記載の医薬組成物。
  80. 【請求項80】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項77記載の医薬組成物。
  81. 【請求項81】 Rがノニルである、請求項80記載の医薬組成物。
  82. 【請求項82】 アルカノイルがブタノイルである、請求項81記載の医薬組
    成物。
  83. 【請求項83】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項77記載の医薬組成物
    : N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  84. 【請求項84】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項77記載の医薬組成物。
  85. 【請求項85】 抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化11】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される) および医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤から本質的に構成さ
    れる医薬組成物。
  86. 【請求項86】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項85記載の医薬組成物。
  87. 【請求項87】 Rがノニルである、請求項86記載の医薬組成物。
  88. 【請求項88】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項85記載の医薬組成物。
  89. 【請求項89】 Rがノニルである、請求項88記載の医薬組成物。
  90. 【請求項90】 アルカノイルがブタノイルである、請求項89記載の医薬組
    成物。
  91. 【請求項91】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項85記載の医薬組成物
    : N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  92. 【請求項92】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン
    酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫
    酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸塩
    、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グル
    コヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
    、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタ
    ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、
    2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過硫
    酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、および
    ウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項85記載の医薬組成物。
  93. 【請求項93】 抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的
    に許容できる塩: 【化12】 を含み、 実質的にヌクレオシド、ヌクレオチド、免疫調節薬または免疫刺激薬を含まず
    、 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される)、 医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物。
  94. 【請求項94】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項93記載の医薬組成物。
  95. 【請求項95】 Rがノニルである、請求項94記載の医薬組成物。
  96. 【請求項96】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW、 X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項93記載の医薬組成物。
  97. 【請求項97】 Rがノニルである、請求項96記載の医薬組成物。
  98. 【請求項98】 アルカノイルがブタノイルである、請求項97記載の医薬組
    成物。
  99. 【請求項99】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項93記載の医薬組成物
    : N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  100. 【請求項100】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギ
    ン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
    硫酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸
    塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グ
    ルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸
    塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エ
    タンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩
    、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過
    硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン
    酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、およ
    びウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項93記載の医薬組成物。
  101. 【請求項101】 抗ウイルス有効量の少なくとも1種類の式IのN−置換−
    1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬
    的に許容できる塩: 【化13】 を含み、 実質的に式Iの化合物以外の化合物を含まず、 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される)、 医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物。
  102. 【請求項102】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項101記載の医薬組成物。
  103. 【請求項103】 Rがノニルである、請求項102記載の医薬組成物。
  104. 【請求項104】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項101記載の医薬組成
    物。
  105. 【請求項105】 Rがノニルである、請求項104記載の医薬組成物。
  106. 【請求項106】 アルカノイルがブタノイルである、請求項105記載の医
    薬組成物。
  107. 【請求項107】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項101記載の医薬組
    成物: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  108. 【請求項108】 医薬的に許容できる塩が、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギ
    ン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
    硫酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸
    塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グ
    ルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸
    塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エ
    タンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩
    、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルモエート、ペクチナート、過
    硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン
    酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシラート、メシラート、およ
    びウンデカン酸塩よりなる群から選択される、請求項101記載の医薬組成物。
  109. 【請求項109】 少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジデオキシ
    −1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容できる塩: 【化14】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される);ならびに ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗ウイルス化合物、免疫調節薬
    、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる群から選択される抗ウイルス化合物 を含む組成物。
  110. 【請求項110】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項109記載の組成物。
  111. 【請求項111】 Rがノニルである、請求項110記載の組成物。
  112. 【請求項112】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項109記載の組成物。
  113. 【請求項113】 Rがノニルである、請求項112記載の組成物。
  114. 【請求項114】 アルカノイルがブタノイルである、請求項113記載の組
    成物。
  115. 【請求項115】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項109記載の組成物
    : N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  116. 【請求項116】 ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が下記
    よりなる群から選択される、請求項109記載の組成物: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
    シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
    dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
    Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
    FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
    ; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
    エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
    ジルジアセテート(ファムシクロビル); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
    ]6H−プリン−6−オン(アシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
    ペンシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
    キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
    ’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
    ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン; 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
    (Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
  117. 【請求項117】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまた
    はその医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択され;かつ ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が(−)−2’−デオキシ
    −3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)である、 請求項109記載の組成物。
  118. 【請求項118】 第1量の少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジ
    デオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容で
    きる塩: 【化15】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される); 第2量の、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗ウイルス化合物、
    免疫調節薬、免疫刺激薬、およびその混合物よりなる群から選択される抗ウイル
    ス化合物;ならびに 医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤 を含み、 その際、第1量の化合物と第2量の化合物が合わせてそれらの化合物の抗ウイル
    ス有効量を含む医薬組成物。
  119. 【請求項119】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項118記載の医薬組成物。
  120. 【請求項120】 Rがノニルである、請求項119記載の医薬組成物。
  121. 【請求項121】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項118記載の医薬組成
    物。
  122. 【請求項122】 Rがノニルである、請求項121記載の医薬組成物。
  123. 【請求項123】 アルカノイルがブタノイルである、請求項122記載の医
    薬組成物。
  124. 【請求項124】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項118記載の医薬組
    成物: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  125. 【請求項125】 ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が下記
    よりなる群から選択される、請求項118記載の医薬組成物: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
    シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
    dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
    Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
    FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
    ; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
    エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
    ジルジアセテート(ファムシクロビル); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
    ]6H−プリン−6−オン(アシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
    ペンシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
    キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
    ’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
    ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン; 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
    (Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
  126. 【請求項126】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまた
    はその医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択され;かつ ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が(−)−2’−デオキシ
    −3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)である、 請求項118記載の医薬組成物。
  127. 【請求項127】 哺乳動物においてB型肝炎ウイルス感染症を処置するため
    の医薬組成物であって、 約0.1〜約100mgの少なくとも1種類の式IのN−置換−1,5−ジデ
    オキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合物またはその医薬的に許容でき
    る塩: 【化16】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される); 約0.1〜約500mgの、ヌクレオシド抗ウイルス化合物、ヌクレオチド抗
    ウイルス化合物、およびその混合物よりなる群から選択される抗ウイルス化合物
    ;ならびに 医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤 を含む医薬組成物。
  128. 【請求項128】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項127記載の医薬組成物。
  129. 【請求項129】 Rがノニルである、請求項128記載の医薬組成物。
  130. 【請求項130】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項127記載の医薬組成
    物。
  131. 【請求項131】 Rがノニルである、請求項130記載の医薬組成物。
  132. 【請求項132】 アルカノイルがブタノイルである、請求項131記載の医
    薬組成物。
  133. 【請求項133】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項127記載の医薬組
    成物: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  134. 【請求項134】 ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が下記
    よりなる群から選択される、請求項127記載の医薬組成物: (+)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン; (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); (−)−cis−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシ−メチル)−[1,
    3−オキサチオラン−5−イル]シトシン(FTC); (−)2’,3’,ジデオキシ−3’−チアシチジン[(−)−SddC]; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン(FIAC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−メチルウラシル(FMAU); 1−ベータ−D−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキ
    シアミド; 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−デキソシチジン(F
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(Cl
    ddMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(Ad
    dMeCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロ−5−メチル−シチジン(FddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−クロロ−5−メチル−シチジン(ClddM
    eCyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−アミノ−5−メチル−シチジン(AddMe
    Cyt); 2’,3’−ジデオキシ−3’−フルオロチミジン(FddThd); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−フルオロシチジン(ベータ−L−
    FddC); 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−チアシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−ベータ−L−5−シチジン(ベータ−L−ddC)
    ; 9−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシメチル)グアニン; 2’−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシトシン; 3’−アミノ−5−メチル−デキソシチジン(AddMeCyt); 2−アミノ−1,9−[(2−ヒドロキシメチル−1−(ヒドロキシメチル)
    エトキシ)メチル]−6H−プリン−6−オン(ガンシクロビル); 2−[2−(2−アミノ−9H−プリン−9y)エチル]−1,3−プロパン
    ジルジアセテート(ファムシクロビル); 2−アミノ−1,9−ジヒドロ−9−[(2−ヒドロキシ−エトキシ)メチル
    ]6H−プリン−6−オン(アシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)グアニン(
    ペンシクロビル); 9−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブツ−1−イル)−6−デオ
    キシ−グアニン,ジアセテート(ファムシクロビル); 3’−アジド−3’−デオキシチミジン(AZT); 3’−クロロ−5−メチル−デキソシチジン(ClddMeCyt); 9−(2−ホスホニル−メトキシエチル)−2’,6’−ジアミノプリン−2
    ’,3’−ジデオキシリボシド; 9−(2−ホスホニルメトキシエチル)アデニン(PMEA); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); D−カルボサイクリック−2’−デオキシグアノシン(CdG); ジデオキシ−シチジン; ジデオキシ−シトシン(ddC); ジデオキシ−グアニン(ddG); ジデオキシ−イノシン(ddI); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸; フルオロ−アラビノフラノシル−ヨードウラシル; 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−1−ベータ−D−アラビノフラノシ
    ル)−5−ヨード−ウラシル(FIAU); スタブジン; 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン・一水和物
    (Ara−A); 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP); 2−デオキシ−3’−チア−5−フルオロシチジン; 2’,3’−ジデオキシ−グアニン;および 2’,3’−ジデオキシ−グアノシン。
  135. 【請求項135】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノニル)−1
    ,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートまた
    はその医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択され;かつ ヌクレオシドまたはヌクレオチド抗ウイルス化合物が(−)−2’−デオキシ
    −3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC)である、 請求項127記載の医薬組成物。
  136. 【請求項136】 ヒト患者においてB型肝炎ウイルス感染症を処置するため
    の医薬組成物であって、 約0.1〜約100mgの、N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトールまたはその医薬的に許容できる塩、N−(n−ノ
    ニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチ
    ラートまたはその医薬的に許容できる塩、およびその混合物よりなる群から選択
    されるN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール化合
    物; 約0.1〜約500mgの(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5
    ’−三リン酸;ならびに 医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤または賦形剤 を含む医薬組成物。
  137. 【請求項137】 式IのN−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール化合物: 【化17】 (式中、 Rは、鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキル;主鎖中に鎖長C3〜C20を有する
    分枝鎖アルキル;アルコキシアルキル、アリールアルキル、およびシクロアルキ
    ルアルキルよりなる群から選択され、そして W、X、YおよびZは、それぞれ独立して、水素、アルカノイル、アロイル、
    およびトリフルオロアルカノイルよりなる群から選択される);ならびに 酸性部分を有するヌクレオシドおよびヌクレオチドよりなる群から選択される
    化合物 を含む塩。
  138. 【請求項138】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれ水素である、請求項137記載の塩。
  139. 【請求項139】 Rがノニルである、請求項138記載の塩。
  140. 【請求項140】 Rが鎖長C7〜C20を有する直鎖アルキルであり、かつW 、X、YおよびZがそれぞれアルカノイルである、請求項137記載の塩。
  141. 【請求項141】 Rがノニルである、請求項140記載の塩。
  142. 【請求項142】 アルカノイルがブタノイルである、請求項141記載の塩
  143. 【請求項143】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物が下記よりなる群から選択される、請求項137記載の塩: N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール; N−(n−ヘプチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−オクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトー
    ル,テトラブチラート; N−(n−ウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−ドデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシト
    ール,テトラブチラート; N−(n−トリデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−テトラデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ペンタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘキサデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ヘプタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−オクタデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(n−ノナデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(n−エイコシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシ
    トール,テトラブチラート; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール; N−(2−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(4−エチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(5−メチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−プロピルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ペンチルペンチルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−ブチルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(7−メチルオクチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(8−メチルノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(9−メチルデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グル
    シトール,テトラブチラート; N−(10−メチルウンデシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(6−シクロヘキシルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトール,テトラブチラート; N−(4−シクロヘキシルブチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(2−シクロヘキシルエチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−シクロヘキシルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトール,テトラブチラート; N−(1−フェニルメチル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール,テトラブチラート; N−(3−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(3−(4−メチル)−フェニルプロピル)−1,5−ジデオキシ−1,
    5−イミノ−D−グルシトール,テトラブチラート; N−(6−フェニルヘキシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
    グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラブチラート; N−(7−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(9−オキサ−n−デシル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(7−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール,テトラアセテート; N−(3−オキサ−n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
    −グルシトール;および N−(7,10,13−トリオキサ−n−テトラデシル)−1,5−ジデオキ
    シ−1,5−イミノ−D−グルシトール。
  144. 【請求項144】 酸性部分を有するヌクレオシドが式II、III、IV、
    VおよびVIの化合物よりなる群から選択される、請求項137記載の塩。
  145. 【請求項145】 ヌクレオチドが式II、III、IV、VおよびVIの化
    合物よりなる群から選択される、請求項137記載の塩。
  146. 【請求項146】 ヌクレオチドが下記よりなる群から選択される、請求項1
    45記載の塩: (−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン酸(3TC); 1−(2’−デオキシ−2’−フルオロ−ベータ−D−アラビノフラノシル)
    −5−ヨードシトシン三リン酸(FIACTP); 三リン酸アシクロビル(ACVTP); E−5−(2−ブロモビニル)−2’−デオキシウリジン三リン酸;および 9−ベータ−D−アラビノフラノシル−9H−プリン−6−アミン−5’−一
    リン酸・一水和物(Ara−AMP)。
  147. 【請求項147】 N−置換−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グ
    ルシトール化合物がN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ
    −D−グルシトールおよびN−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−
    イミノ−D−グルシトール,テトラブチラートよりなる群から選択され;かつ ヌクレオチドが(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−三リン
    酸である、 請求項137記載の塩。
  148. 【請求項148】 N−(n−ノニル)−1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
    ノ−D−グルシトールと(−)−2’−デオキシ−3’−チオシチジン−5’−
    三リン酸を塩形成条件下で反応させることを含む方法。
  149. 【請求項149】 請求項148記載の方法により形成された塩。
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