JP2002502452A - 排気式ポリメライザー用プロセス制御方法 - Google Patents

排気式ポリメライザー用プロセス制御方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、重合の間に、揮発性種の放出量をモニターするための方法、及び、その方法をプロセス及び生成物を改善するために使用することに関する。特に、本発明は、ポリアミドのバッチ式及び連続式の両方の生産において、該プロセスの生産性及び生成物の品質を改善するために使用される。本発明は、重合プロセスの生成物ポリマーの特性を制御するための方法であって、該プロセスが少なくとも1つのプロセス入力パラメータを制御する少なくとも1つの手段、及び、重合の間に生成されるガスを排気し、これによって排気ガス気流を形成するための手段を具備し、該方法が、該排気ガス気流の少なくとも一部を成分分析手段に分岐すること、該排気ガス気流の分岐された部分を分析し、該排気ガス気流の少なくとも1つの成分を決定すること、該排気ガス気流の少なくとも1つの成分の損失量を確かめること、要求された矯正処置の指示を提供するために予め決められた目標と前記損失量とを比較すること、及び指示された矯正処置を実行することを具備する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 排気式ポリメライザー用プロセス制御方法 発明の属する技術分野 本発明は、重合の間の揮発性種の放出量をモニターする方法、及びその方法を 使用してプロセス及び生成物における改善を果たすことに関する。特に、本発明 は、ポリアミドのバッチ式生産及び連続式生産の両方において、該プロセスの生 産性及び生成物の品質を改善するのに有用である。 発明の背景 縮合重合は、当分野で周知であり、多くのポリマーの製造に対して広範囲に商 業的に使用されている。最も顕著であるのは、J.A.BrydsonによるPlastics Mate rials,5th ed.,Butterworth-Heinemann,United Kingdom,1989に開示されている ようなポリエステル及びポリアミドの製造に対するものである。 重縮合反応の一例は、ナイロン6,6の調製である。周知の商業的実施では、 ナイロン6,6は、ヘキサメチレンジアミン(HMD)とアジピン酸の重縮合に よって調製される。このプロセスでは、約50/50のHMDとアジピン酸の水 性塩溶液を調製する。得られた塩溶液は、カルボキシル末端基の濃度及びアミン 末端基の濃度により特徴づけられる。ここで両濃度は、106グラムのポリマー あたりの当量単位である。末端基バランスは、カルボキシル末端基の濃度とアミ ン末端基の濃度の差として定義される。典型的な実施では、溶媒としての水を蒸 発により部分的に除去し、この後溶液を反応容器に導入する。この反応容器では 、溶媒としての追加の水を反応の水と共に除去する。反応の水は、反応を進行さ せ、高分子量の生成物を得るために除去し続けなければならない。 典型的な商業的プロセスでは、そのように製造される生成物において、末端基 バランスに対する狭い目標範囲が存在する。末端基バランスの過度の変化は、生 成物の特性の受け入れがたい変化と相関する。従って、末端基バランスを目標の 範囲内に維持することは、ナイロン重合の制御の重要な側面である。末端基バラ ンスは、反応剤の濃度の変化、又は望まない副反応の発生によって変化すること が知られている。特に、水蒸気排気ガス気流が若干のHMDを含み、これによっ て、塩溶液のバランスのとれた化学量論が乱されることが長い間当分野で知られ ている。この乱れは、分子量分布、最終ポリマーのアミン末端基濃度、低いプロ セス収率、及び理論的に可能であるよりも変化しやすい生成物に関して、望まな い変化をおこす。如何なる量が消失するかという情報なしに、反応の間にHMD を添加することにより消失したHMDを補う試みは、単に1つの問題を他の問題 に置き換えるだけである。 更に、ある特定の望まない副反応が、ナイロン6,6の重合の間に起こること が当分野で知られている。この副反応は、生産性に有害な影響を有する。このよ うな幾つかの副反応の生成物は揮発性であり、水蒸気排気ガス気流中に排出され る。ナイロン6,6の熱分解で形成されるシクロペンタノン(CPK)がその例 である。 ナイロン6,6に関して先に述べたものと同様な考察が、HMDを含む重縮合 (condensation of polymerizations)によって製造される他のポリアミド、例 えばナイロン6,10又はナイロン6,12の形成、及びポリエステルを含めた 他の縮合ポリマー、例えばポリエチレンテレフタレートに適用される。 ある特定の小分子化学プロセスにおける排気ガス気流中の炭化水素濃度を分析 するためのオンライン・リアルタイム法を使用することが当分野で知られている 。更に、ポリマー生成物の粘度のオンライン・リアルタイム決定法を使用し、重 合の閉環式プロセス制御への入力を提供することが当分野で公知である。しかし 、当分野では、重合方法での反応物の濃度のオンライン・リアルタイム分析の何 れの方法も、また、このような分析を達成するための何れの手段も教示されてい ない。 Rothstein(U.S.3,754,125)は、ガス及び液体の反応の閉環式プロセス制御の 手段を開示する。該手段では、ガスの供給が不純物に対して連続的に分析され、 ガスの供給量がこれらを補うように調節される。Rothsteinは、プロセスの混乱 の発生と、排気ガス気流の組成物でこれらが指示されるまでの間にタイムラグが あることにより排気ガスの分析が不十分であり、反応容器内に望まない不純物濃 度の大きな変動が生じることを明確に述べている。 0chiai(U.S.3,972,946)は、塩化第一銅の存在下で塩酸水溶液との触媒反応 によりアルケンをアルデヒド及びケトンに変換するプロセスを開示する。このプ ロセスでは、赤外スペクトル法を用いて反応物からの排気ガス気流中の未反応の アルケンを連続的にオンラインで測定することで、反応物への塩酸の添加量を直 接に制御する。閉環式プロセス制御に対するこの構成の適性が述べられているが 、これに対する方法は開示されていない。 Amatoら(U.S.4,071,572)は、エチレンのオキシヒドロクロル化のプロセスを 開示する。該プロセスは、排気ガス気流の凝縮物について赤外スペクトル法を用 いることにより排気ガス気流のエチレン含量を連続的にモニターし、これによっ て提供されるデータを反応物の流入量を調節するために使用して、許容しうる限 度内に排気ガス気流中のエチレン含量を制御し、これによって反応の収量を制御 する。 Jordan(U.S.4,630,038)は、溶媒回収ユニットからの排気ガス気流の炭化水 素含量を測定するのに使用するオンライン自動自己較正型分析機を開示する。Jo rdanの目的に対しては、連続ガス気流は、炭化水素を含めた多くの有機種及び無 機種を分析することができるオンライン赤外分析機に提供される。データは記憶 され、前もってセットされた時間間隔にわたって平均され、表示される。データ 記憶装置はまた、炭化水素含量がある特定の限界を超えた場合に、迅速なフィー ドバックを提供するアラームシステムで自動的に調整される。ブランクを自動的 に挿入すること及び公知の組成のガス気流を自動的に挿入することを含めた自己 較正法が提供される。 Raoら(U.S.4,952,345)は、ポリアミド繊維を紡績するプロセスを開示する。 このプロセスでは、溶融ポリマーの相対粘度を、ポリマーフレークをコンディシ ョニングするのに使用される不活性ガス気流の湿度によって制御する。この湿度 は、紡績の前にポリマーの溶融粘度の連続オンライン測定からもたらされるフィ ードバックループにより制御される。 Buchelli(U.S.5,065,336)は、ポリマーのリアルタイムでの分子量分布を演 算する非常に一般化された理論的手段を開示する。ここで、このポリマーは、ポ リマー溶液のレオロジーのオンライン測定に基づく連続プラグフロー重合反応で 形成される。理論計算の結果は、閉環式重合プロセス制御システムで使用され、 分子量を制御しうる。 Laurentら(U.S.5,155,184)は、所望の値Dを持った少なくとも1つの特性P を有するポリマーの製造プロセスを開示する。このプロセスは、生成したポリマ ーを周期的にサンプリングし、近赤外での吸光度測定値との相関関係を適用して 特性Pの値を決定し、次いで決定された特性Pの値と所望の値Dとの間の差を用 い、プロセスコンピュータを使用してプロセスパラメータをコントロールするこ とにより制御される。 発明の要旨 本発明は、重合プロセスの生成物ポリマーの特性を制御するための方法を提供 する。該プロセスは、少なくとも1つのプロセス入力パラメータを制御する少な くとも1つの手段と、重合の間に生成されるガスを排気し、これによって排気ガ ス気流を形成するための手段を具備し、該方法は、 該排気ガス気流の少なくとも一部を組成分析手段に分岐させること、 該排気ガス気流の分岐された部分を分析し、該排気ガス気流の少なくとも 1つの成分の濃度を決定すること、 該排気ガス気流の少なくとも1つの成分の損失量を確認すること、 必要な矯正処置の指示を行うためにあらかじめ決められた目標と損失量を 比較すること、 指示された矯正処置を実行すること、 を具備する。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の好ましい態様で使用するのに適した装置のブロック図を示す 。 図2は、以下の3つの実施例において、時間の関数としてHMDの累積損失を 表したものである。発明の詳細な説明 図面を参照する。ここで、表示は、本発明の好ましい態様を説明するためのも のであり、本発明を制限するものではない。 好ましい態様では、本発明は、ナイロン6,6を形成するヘキサメチレンジア ミンとアジピン酸との重合反応からの少量の排気ガス気流を、一連の出入口及び 管を通してその中のHMDの濃度を決定するための手段に分岐し、同時に排気ガ ス気流の流量を決定する方法を提供する。HMDの放出量は下式から決定される 。 R(t’)=[HMD(t')×F(t') ここで、R(t')は時間t’におけるkg/時間でのHMDの放出量であり 、[HMD(t')]は時間t’におけるHMDの重量パーセント濃度を表し、F (t')はkg/時間での排気ガス気流の流量である。所定期間、例えばオート クレーブ中での単一の重合サイクルの持続時間のHMDの全損失量が、R(t) によって表された関数を積分することにより決定されうる。同様な分析がシクロ ペンタノンような揮発性反応副生成物に適用されうる。 該方法が、注目の種を検出できるように選択されなければならないこと、及び 、サンプル気流についてリアルタイムの濃度測定を提供できなければならないこ とを除いて、使用される分析方法について特に制限はない。当分野で公知の幾つ かの分析手段は、本発明の方法に対して適切である。これらには、赤外分光法、 紫外(UV)分光法、質量分析法、イオン選択性電極、pH測定、及び固体特異 性検出器(solid state specific detector)が含まれる。 これらの各手法が、精巧さ、感度、及び選択性が変化する広範囲の利用可能な 器械類を介して適用されることは、平均的な従業者により理解される。 選択された何れかの特定の分析手段は、追加の実際的な制限を負わされうる。 該制限は、UV分光法の特定の選択に対しては、以下に説明されるように、実際 のサンプルハンドリングシステムのデザインに影響を与える。 本明細書で使用される「リアルタイム」の語は、特定の適用の要件に依存した 実用的な用語である。本発明の目的では、「リアルタイム」は、放出量の決定が 、プロセスの条件の変化に対するプロセスの応答時間よりも短いタイムスケール で起こることを意味する。従って、バッチ法では、放出量は単一のバッチの反応 時 間よりも短いタイムスケールで決定されなければならない。連続法では、このタ イムスケールは、プロセスのスケールによって決定される。大量の連続法は、入 力パラメータの変化を示すために時間を採用しうる。タイムスケールが短すぎる ようなプロセスの決定及び調節はプロセスの不安定性を誘起する。このような場 合、その決定及び調節は、不安定性を防ぎながらプロセスの応答を最適化するよ うに工夫された高性能な数学的プロトコルに基づきうる。このような場合の「リ アルタイム」は約数分以上の量でありうる。 幾つかの場合、検出手段への排気ガス試料の輸送時間は、全流量が決定される 時間に比べて長くてもよい。このような場合、測定のリアルタイム性を維持する ためには、時間の遅れを、損失の割合を計算するのに使用される流量の値に含ま せる必要がある。 「リアルタイム」の語は、時間のかかる生成物の特性のオフライン測定が、ほ とんどの場合、既往の有意性を有し、プロセス制御にわずかな利益しかもたらさ ないという点において、当分野で実施される方法と区別されなければならない。 粒子を形成する物質が排気ガス気流中に飛沫同伴されること、及び、形成され た粒子は、排他的ではないが、主に、冷却の結果として、移動ライン、バルブ、 装置部分、及び他の構成成分で付着されることが本発明の好ましい態様の実施に おいて見いだされている。従って、実用的であるためには、HMD、CPK又は 他の種の排気ガス気流中の濃度を決定するための排気ガス気流をサンプリングす る何れかの手段は、濾過工程及びフィルターを周期的に清浄化するか、又はフィ ルターを置き換える手段を備えなければならない。 排気ガス気流の流量は、当分野で公知である何れかの従来の方法で決定される 。これには、排気ガスラインに直接流量計を設置することが含まれる。また、公 知の化学工学的原理を使用して流量を見積もることも可能である。 本発明の方法は、バッチ式重合法及び連続式重合法での適用に適している。本 発明の実施により達成可能な利益には、生成物の均一性の改善及び生成物の特性 の改善、反応収量の増加、並びに望ましい生産性の増加がある。 本発明の一態様では、該方法は、オートクレーブバッチ法に適用される。この 態様では、HMDとアジピン酸の重合プロセスの排気ガス気流を分析してHMD 及びCPKの濃度を上述のように決定し、排気ガスの流量を上記のように決定し 、この2種類の測定を上述のように数学的に組み合わせて、排気ガス気流の全H MD損失を得、更に排気ガス気流中の、生成されたCPKの量を決定する。また 、これらの構成要素の時間に関する変化の割合も決定する。HMDの損失が与え られたバッチに対してわかると、同様の方法の将来のバッチに対する全HMD濃 度が、HMD損失対標的損失範囲の変化を補正するために調節される。これは末 端基バランスのバッチ間変動を減少する効果を有する。種々のオートクレーブユ ニットでこの測定を行うことは、オートクレーブ間の末端基バランスの変動を減 少する。末端基バランスの変動を減少することは、プロセス収量及び生成物の品 質を改善する。加えて、オートクレーブに供給する蒸発器ユニットの排気ガスに ついて同様の測定をすることは、末端基バランスの変動を更に減少する。 同様に、CPKの生産量は重合プロセスの間のポリマー減成率の指針である。 許容しうるCPKレベルは、反応に対して確立される。本発明の実施において、 CPKレベルがオートクレーブサイクルの間に増えていると決定された場合、熱 分解を減少させるため、及びプロセス収量及び生成物の品質を改善するために同 様な処方の将来のバッチで、オートクレーブへの熱の導入を操作の終了付近で減 少することができる。同様に、CPKレベルが目標範囲以下に十分に下がってい る場合、重合の割合を増加させるために同様な処方の将来のバッチに対して、操 作の終了付近でオートクレーブへの熱の導入を増やすことができる。 本発明の他の態様では、本方法は連続重合法に適用される。この態様では、重 合プロセスの幾つかの排気ガス気流を別々に分析し、蒸発器、反応器、分離器及 び仕上げ器のような種々の性質の異なるプロセスユニットによって放出されてい るHMD及びCPKの濃度を決定する。 バッチ式重合法に関連した本発明の実施によって達成されうる利益の中には、 バッチ間及びオートクレーブ間の生成物の特性及び均一性の改善、反応収量の増 加、及び重合サイクル時間の短縮を介した望ましい生産性の増加がある。CP重 合法に関連した本発明の実施で達成されうる利益は、プロセス動力学の改善、プ ロセス収量及び生産性の増加、並びに生成物の特性の改善である。 本発明の実施は、縮重合においてこれまで利用できなかった多くの利点を提供 する。排気ガス成分の放出量の時間分解測定から誘導されるプロセスの動力学の 基本的理解の改善は、プロセスの改善に繋がるプロセスメカニズムを見抜く工学 技術を提供する。これには、遅れた実験室的なポリマーの分析を頼りにして、プ ロセス制御を調節する以外に、バッチ法及びCP法の両方のリアルタイム制御の ための進んだプロセスコントロール戦略が含まれる。 このプロセスにおける調節を本発明の方法に従って蓄積する手段は、人の直接 的な介入を伴うか、又は介入の伴わない連続的又は不連続的な手段でありうる。 本発明のプロセス制御方法の一態様では、人間オペレータは、本発明の方法の出 力をモニターし、減成量及び生成物の末端基バランスをそれぞれ用いて先に確立 された補正に応じて、熱入力及び/又はHMD添加量を周期的に調節しうる。好 ましい態様では、排気ガス気流の種々の成分の放出量は、コンピュータにより制 御された閉環式プロセス制御システムに供給され、これにより調節が自動的に行 われる。 本発明の目的を達成するためには、注目の気体種の排気ガス気流濃度は、時間 の関数として測定されなければならず、一方、排気ガス気流の流量が同時に決定 される。濃度測定を達成するためには、連続的又は半連続的(即ち、プロセスの 個々の段階の間で曲線を確立するのに必要であるが、必ずしも連続的ではない期 間)に、少量の標本サンプルを排気ガス気流から採取すること、選択された検出 系に適した方法でこれをコンディショニングすること、これを検出器に運ぶこと 、必要な測定をすること、サンプルを排出すること、及び、誰でも従うことがで きる手法で結果を提供することが必要である。 先に触れたサンプルのコンディショニングには、選択された分析手段によって 明確に分析できるようにサンプルを調製するために、ガスを液体に濃縮すること 、濾過、脱気等が含まれる。小さな背圧により、ポリマーの熱分解で生成される 二酸化炭素を含む排気ガス濃縮物からの発泡を防止できることが本発明の実施で 見いだされた。 採取された排気ガスサンプルは、一般には、一連の出入口、管、及びバルブに よって分析手段に運ばれる。サンプルのリアルタイム分析を達成するため、及び 、本質的にサンプルの採取と同時に行われている流量測定との相関を維持するた め に、サンプルの採取と、サンプルの分析との間の時間を短く保つことが必要であ る。流量測定とサンプル分析の間のタイムラグを補正することが必要であるかも しれない。 意味のある分析を達成するためには、ガス気流を液体気流に変換することが必 要であるか、又はそのように変換することが望ましい。選択された分析手段の個 々の要件は、本発明の操作性の実施範囲に関して更に制限を加えうる。例えば、 排気ガスサンプルの濃縮が必要とされる場合、コンデンサーを通る排気ガスサン プルの容積流量が、その冷却能力を越え、部分的のみの凝縮をおこさないように 注意しなければならない。一方、過度に低い流量は、サンプルの採取と分析との 間の受け入れがたい程の長い遅れを生じうるので、望まれない。 バルブと管の断面積及び長さの最適な組み合わせは、分析手段に対する流量及 び圧力の制限により、排気ガス気流の圧力範囲と使用される個々の分析手段に依 存する。これらの最適条件は、化学工学の周知の原理を用いて決定されうる。 本発明の方法で要求される要素は、本方法を実施する前に、アジピン酸及びH MDの化学両論量、CPKによって指示される減成の割合、温度、及び種々のポ リマー特性のような注目の幾つかの変数を関連づけて、相関関係を確立すること である。制御することが望まれるポリマー特性が明らかにされなければならない 。このような特性には、末端基バランス、分子量、多分散性、可染性、分岐の程 度、ゲル含量を含めた汚染物レベル、衝撃強さ、引張強さ、弾性率、等々が含ま れる。 所望のポリマー特性が明確にされると、これらの特性の測定値と、排気ガス成 分の放出量の1以上の測定値との間の相関が、例えば、多変量の、統計学的に望 まれる実験を行うことによって確立されなければならない。このような相関関係 が確立されれば、排気ガス成分の放出量の許容度は、業務上必要な実施要求によ って設定された生成物の許容度に対応するように確立される。また、このように 確立された範囲は目標の範囲であり、この範囲に対して本発明の実施で決定され た実際の組成が比較される。 特に、供給量、供給組成、加熱及び温度、圧力、及びスループットのような1 以上のプロセスの入力と、排気ガス成分の組成との間の同様の相関関係も確立さ れなければならない。これらの相関関係は、排気ガス成分の組成に対する実際の 値と目標範囲との間の不一致を減少させるための、プロセスの入力に対する補正 の演算を可能にする。 このように演算された補正は、幾つかの補正操作を生じさせなければならない 。即ち、該補正操作が、メータの指示器のふれの読みと、人間オペレータによる 調節であろうと、コンピュータで発生された閉環式ループ制御シグナルであろう と、生じさせなければならない。 図1は、本発明の好ましい態様の実施に適した装置をブロックダイアグラムの 形式で示す。重縮合重合容器1には、HMD及びアジピン酸2から形成される水 性塩が供給され、種々の加熱手段3が備えられている。該容器はナイロン6,6 、4、を産出する。該容器は排気パイプ5を備え、これを通して排気ガス気流6 が廃棄7に流れる。排気制御バルブ8はこの容器内の圧力を制御する。ガス流量 計9は、排気ガス気流6内に配置され、全流量をモニターする。排気ガス気流1 0の少量部分は、濾過手段11、凝縮手段12、及び脱泡手段13を通り、HM Dを検出するための200〜350nmに調整されたフロースル−UV分光光度 計14へ分岐される。HMDの損失量は、演算手段15を用いて、流量計の測定 値と濃度の測定値を掛けることによって決定される。損失量の演算値を比較手段 16で使用する所望の範囲の値と比較する。この所望の範囲は、注目の種の損失 量と、生成物の注目の1以上の特性との間のあらかじめ決められた相関関係から 設定される。比較手段16によって決定されるずれは補正シグナル18を生じさ せ、これは調節されたHMD供給19に伝達され、所望の範囲の値を有する損失 量の演算値をラインにもたらすために、HMDの全供給量を変化させる。 この数学的モデルは、要求される制御の程度、プロセスの複雑さ、及び従業者 の素養に依存して、非常に簡単な範囲から非常に複雑な範囲のプロセス制御で使 用されることは当業者により理解される。しかし、本発明の本質的な特徴は変化 しないままである。 重縮合の重合容器は、オートクレーブのようなバッチ式重合装置、又は連続重 合装置の何れかでありうる。本発明の実施を実質的に変更することなく、重縮合 反応を行うことに伴う装置及び手順の多くの変更が可能であることは、当業者に より理解される。 本発明の最も好ましい態様では、図1に示されるように、紫外線(UV)分光 光度計を使用し、排気ガス気流中のHMDのアミン官能基を検出する。UV分光 光度計による測定は、好ましくは、ガス自体よりも排気ガスの凝縮により形成さ れる液体流で行われる。このために凝縮手段12を使用する。ガス気流を液体に 凝縮するための化学的プロセス工学における多くの方法が知られており、そのよ うな方法の何れかをここで使用することができる。凝縮されたガス気流が分光光 度計による測定を妨害する窒素の気泡を含有することが本発明の実施で見いださ れた。従って、検出器のフローセルに入れる前に、窒素を除去するための、当分 野で公知の脱泡器を使用することが望ましい。 本明細書の他の場所で説明したように、排気ガス気流中で、特にこれを冷却す るときに形成される粒子を取り除くために濾過が必要である。図1には、コンデ ンサー12での凝縮に先立ってガス気流10を濾過するために配置されたフィル ター11が示されている。多くの濾過手段が当分野で公知であり、これらを本発 明の実施に使用しうるが、例えば、Swagelok/Nipro,Willoughby,OHから入手可 能な、15ミクロンの焼結金属フィルターが好ましい。凝縮の前に濾過をするに もかかわらず、15マイクロメータよりも大きな粒子が凝縮物中に現れることが 本発明の実施で見いだされた。これらの粒子は、凝縮液体が形成された後に、最 初の濾過ステップを通過した15ミクロンよりも細かい粒子から形成されると考 えられる。粒予形成の程度及び使用された本発明の個々の態様の要件によって指 示される間隔で、水でにより時折フラッシュすることに加えて、流れを保守する ことによりこの第二の粒状物質の系への付着が防止される。 UV分光測光法は、本発明の好ましい態様で使用されることが好ましいが、他 の化学分析の方法が本発明の実施に適しており、異なった態様では好ましいこと もありうることが当業者によって認識される。これらの方法には、ガスクロマト グラフィー、質量分析法、赤外分光法、比色法、pH測定、イオン選択性電極、 及び当分野で周知の他の方法が含まれる。 排気気流のガス流量は、UV分光光度計により行われる濃度決定で同時に決定 されなければならない。これは、排気ガス気流中で流量計を使用することにより 最もよく達成される。好ましくは、小さなオリフィスを有する流量計は避けられ るべきである。本発明の実施に適した幾つかのタイプの流量計が商業的に利用可 能である。UV分光光度計への移動ラインを短く保つことによって、及び、該分 光光度計への流量が特に低い場合には、時間の遅延を補償することによって同時 性を達成することが好ましい。 本発明の幾つかの態様では、このプロセスの変化を観測するために排気ガス気 流の流量を測定することは必要ない。その種々の態様では、流量は、例えば観測 されたHMD濃度の変化の大きさと比べてほぼ一定であると仮定することができ る。このような場合、HMD損失の割合は、全体として、濃度の変化によって示 される。このような状況では、濃度の変化が観測されたときに、流量が実際にほ ぼ一定のままであるという確認を与えるために利用される流量の間接的なインジ ケータを有することが好ましい。このような間接的な流量インジケータには、沸 騰した液体の温度、又は容器内の圧力が含まれるが、これらに限定されない。 演算手段15には、構成要素の流量の必要な演算を行うための何れかの手段が 含まれる。注目種の濃度は、排気ガス気流のパーセンテージとして分光光度計に より決定される。このパーセンテージに全排気ガス質量流量をかけることにより 注目種の実際の流量又は損失量が得られる。演算を行うのに適した手段には、電 子計算機、及び紙と鉛筆が含まれるが、これらに限定されない。 損失量が演算されると、この値は目標値、即ち損失量と生成物の特性との相関 関係により先に確立された値の範囲と比較されうる。比較の手段は、個々の態様 に適した何れかの手段でありうる。好ましくは、必須の比較を行うようにプログ ラムされた電子計算機であるが、単純に、人間オペレータが、チャートを読むこ と、又は、メータのインジケータの位置に対する目標位置を比較することが含ま れうる。 図1に示される好ましい態様では、ずれが比較手段16により測定されると、 補正信号が調節されたHMD供給19に直接に送られ、最終値からのHMD損失 量のずれを補正する。 他の態様では、比較により生じる補正操作は、不連続的な手順のうちの、明確 な一連の保守工程でありうる。例えば、排気ガス気流の成分の損失量の突然の変 化は、ポンプ又はヒーターの故障を示すことがあり、補正操作は、ポンプを置き 換えることである。 所有者の数学的モデルに基づいて行われた以下の3種類の実施例は、本発明の 方法の実施の特別な態様である。各実施例では、オートクレーブにはHMDとア ジピン酸の水性塩を充填し、ある一定の結果として生じたHMDの損失を伴う特 定の条件下でオートクレーブを操作した。HMDの損失は、本発明の方法に従っ てモニターした。第一の実施例では、第一の規定の重合条件により、生成物の品 質管理の決定的なパラメータである特定の末端基バランスを有する生成物が生じ た。第二の実施例では、第二の規定の重合条件は、第一の既定の条件からの十分 ずれており、第一の実施例で得られたのと全く異なる末端基バランスを示す生成 物を生じた。第三の実施例では、重合条件は第二の実施例の条件と同じであるが 、反応に添加されるHMDは本発明の方法に従って調節され、第一の実施例と第 二の実施例との間のHMD損失の差を補った。そして結果としては、第三の実施 例のHMD損失曲線は、第二の実施例と一致したが、第三の実施例で生成された ポリマーは第一の実施例のポリマーの末端基バランスを示した。 実施例 実施例1 オートクレーブに20%の水、残りがHMD及びアジピン酸であるものを含有 する、3,500lbsのナイロン6,6塩溶液を充填した。該塩中には1.5lb .過剰のHMDがある。この溶液を閉じた排気ユニットを用いて、圧力が294 .7psiaに達するまで加熱した。この時点で排気バルブを開け、次いで圧力を2 94.7psiaに調節した。この圧力を29分間維持した。この時点で圧力を大気 圧まで23分間にわたって直線的に減少させた。図2は、排気の間の、オートク レーブからの累積HMD損失量を示し、操作で消失した全HMDは5.6lbsで あった。 得られたポリマーは、22の末端基の差を示した。末端基の差は、溶液中にお いて、カルボキシル末端基の全濃度から全アミン末端基の全濃度を引いた差とし て定義される。全ての末端基の単位は、グラム当量/ポリマーの106グラムで ある。実施例2 実施例2は、排気バルブを、圧力が264.7psiaに達したときに開け、次い で圧力を264.7psiaに保持した以外、実施例1と同一である。図2は、排気 中の、オートクレーブからの累積HMD損失曲線を示す。この操作の間に消失し たHMDの量は、6.4lbs.であり、最終の末端基の差は27.5である。従っ て、本発明の方法によれば、実施例例1よりも0.8lbs.多いHMDが実施例2 で消失した。 実施例3 実施例3は、0.8lbs.の追加のHMD(即ち、オートクレーブへの全充填量 の0.023%)を最初のオートクレーブ充填物に添加し、実施例1の条件より も実施例2の条件下で起こる、本発明の方法によって決定されたHMDのより大 きな損失を補償した以外、実施例2と同一である。図2は、実施例2から正確に 予想されるように、この操作の間に消失したHMDの量は、6.4lbs.であった 。しかし、最終の末端基の差は、正確に実施例1で見いだされたように22.0 であった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月14日(1999.6.14) 【補正内容】 請求の範囲 1. 縮重合プロセスの生成物ポリマーの特性を制御する方法であって、該プロ セスが少なくとも1つのプロセス入力パラメータを制御する少なくとも1つの手 段、及び、重合の間に生成されたガスを排気し、これによって排気ガス気流を形 成するための手段を具備し、該方法が、 該排気ガス気流の少なくとも一部を成分分析手段に分岐する工程、 該排気ガス気流の分岐された部分を分析し、排気ガス気流の少なくとも1 つの成分の濃度を決定する工程、 該排気ガス気流の少なくとも1つの成分の損失量を確かめる工程、 要求された矯正処置の指示を提供するために、予め決められた目標に対し て該損失量を比較する工程、 指示された該矯正処置を実行する工程 とを具備することを特徴とする方法。 2. 該生成物ポリマーが、ポリアミドであることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 3. 該生成物ポリマーが、ポリエステルであることを特徴とする請求項1に記 載の方法。 4. 該生成物ポリマーが、ナイロン6,12であることを特徴とする請求項2 に記載の方法。 5. 少なくとも1つの調整可能な入力がヘキサメチレンジアミンの供給量であ ることを特徴とする請求項4に記載の方法。 6. 該生成物ポリマーが、ナイロン6,6であることを特徴とする請求項2に 記載の方法。 7. 該重合が、連続法で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 8. 該重合が、バッチ法で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 9. 該排気ガス気流の分岐された部分を濾過する工程を、その成分を決定する 前に、更に具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。 10. 該濃度が、紫外分光測光法により決定されることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 11. 該濃度を決定する前に、該排気ガス気流を凝縮する工程を更に具備する ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 12. 該濃度を決定する前に、濃縮物を脱泡する工程を更に具備することを特 徴とする請求項11に記載の方法。 13. 該工程が、閉環型コンピュータ駆動式自動プロセス制御プロトコルの一 部として行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 14. 少なくとも1つの工程が、人により行われることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 15. 該排気ガス気流の流量を直接に測定する工程を更に具備することを特徴 とする請求項1に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 重合プロセスの生成物ポリマーの特性を制御する方法であって、該プロセ スが少なくとも1つのプロセス入力パラメータを制御する少なくとも1つの手段 、及び、重合の間に生成されたガスを排気し、これによって排気ガス気流を形成 するための手段を具備し、該方法が、 該排気ガス気流の少なくとも一部を成分分析手段に分岐する工程、 該排気ガス気流の分岐された部分を分析し、排気ガス気流の少なくとも1 つの成分の濃度を決定する工程、 該排気ガス気流の少なくとも1つの成分の損失量を確かめる工程、 要求された矯正処置の指示を提供するために、予め決められた目標に対し て該損失量を比較する工程、 指示された該矯正処置を実行する工程 とを具備することを特徴とする方法。 2. 該プロセスが、縮重合であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 該生成物ポリマーが、ポリアミドであることを特徴とする請求項2に記載 の方法。 4. 該生成物ポリマーが、ポリエステルであることを特徴とする請求項2に記 載の方法。 5. 該生成物ポリマーが、ナイロン6,12であることを特徴とする請求項3 に記載の方法。 6. 少なくとも1つの調整可能な入力がヘキサメチレンジアミンの供給量であ ることを特徴とする請求項5に記載の方法。 7. 該生成物ポリマーが、ナイロン6,6であることを特徴とする請求項3に 記載の方法。 8. 該重合が、連続法で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 9. 該重合が、バッチ法で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 10. 該排気ガス気流の分岐された部分を濾過する工程を、その成分を決定す る前に、更に具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。 11. 該濃度が、紫外分光測光法により決定されることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 12. 該濃度を決定する前に、該排気ガス気流を凝縮する工程を更に具備する ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 13. 該濃度を決定する前に、濃縮物を脱泡する工程を更に具備することを特 徴とする請求項12に記載の方法。 14. 該工程が、閉環型コンピュータ駆動式自動プロセス制御プロトコルの一 部として行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 15. 少なくとも1つの工程が、人により行われることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 16. 該排気ガス気流の流量を直接に測定する工程を更に具備することを特徴 とする請求項1に記載の方法。
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