JP2002501848A - 熱感受性ポリマーを有するプロセスレスの直接書き込み印刷板 - Google Patents

熱感受性ポリマーを有するプロセスレスの直接書き込み印刷板

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JP2002501848A
JP2002501848A JP2000529969A JP2000529969A JP2002501848A JP 2002501848 A JP2002501848 A JP 2002501848A JP 2000529969 A JP2000529969 A JP 2000529969A JP 2000529969 A JP2000529969 A JP 2000529969A JP 2002501848 A JP2002501848 A JP 2002501848A
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タップ・ドミン
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コダック・ポリクローム・グラフィックス・エルエルシー
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Abstract

(57)【要約】 ネガティブワーキング印刷板のようなイメージング部材が、メラノフォビックの熱感受性ビニルポリマー及び光熱転換物質を含む熱感受性イメージング層を用いて調製されることができる。該熱感受性ポリマーは、IR放射からのような熱を与えることで開環する環状無水物を含み、IR露光領域において該ポリマーをよりメラノフィリックにする繰り返し単位を有する。中性又は酸性pH溶液との接触で、該ポリマーは非露光領域においてよりメラノフォビックにされる。このように、該熱感受性ポリマーは、熱との反応で「転換可能」であり、その後に、中性又は酸性溶液との反応で「転換可能」である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般にリソグラフイメージング部材に関し、及び特に、画像形成後に
処理が求められないリソグラフ印刷板に関する。本発明はまたそのようなイメー
ジング部材のデジタル画像形成方法及びそれらを用いる印刷方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】
リソグラフ印刷の技術は油と水の非混和性に基づき、そこにおいては油性物質
又はインクは画像領域によって優先的に保持され、及び、水又は湿し水は非画像
領域によって優先的に保持される。適切に調製された表面が水で潤されてインク
が供給されると、背景又は非画像領域は水を保持し且つインクを排斥し、一方、
画像領域はインクを受容し且つ水を排斥する。インクは結局、布、紙又は金属の
ような適切な基板の表面に移動し、それによって該画像を再現する。
【0003】 非常に一般的なリソグラフ印刷板は、その上に可視又はUV光に感受性の画像
形成層を有する金属又はポリマー基板を含む。ポジティブ及びネガティブワーキ
ングの印刷板はこの様式で調製されることができる。熱に曝露される時及びおそ
らく熱に曝露された後、画像又は非画像領域のいずれかが湿式処理化学を用いて
除去される。
【0004】 熱感受性印刷板は一般的ではない。そのような印刷板の例は米国特許第5,3
72,915号(Haleyら)に記載される。それらは、不溶性ポリマーと赤外放 射吸収化合物の混合物を含む画像形成層を含む。これらのプレートはレーザー及
びデジタル情報を用いて画像形成されることができる一方、それらはアルカリ性
現像液を用いる湿式処理を必要とする。
【0005】 乾式平板印刷又はウォータレス印刷はリソグラフのオフセット印刷の技術にお
いて周知であって、従来のオフセット印刷を越えるいくつかの有利な点を提供す
る。乾式平板印刷は短期間且つオンプレスでの利用に特に有利である。それは湿
し水及び水デリバリートレーンを除くことによって印刷機の設計を容易にする。
慎重なインクと水のバランスは不要であり、ロールアップ時間及び物質の浪費を
減少させる。[ポリ(ジメチルシロキサン)及び他のポリ(シロキサン)誘導体
のような]シリコーンゴムは長い間好ましいウォータレスインク排斥物質として
認められている。ウォータレスリソグラフィー及びポリ(シロキサン)のインク
排斥能の規準はTAGA Proceedings 1975の120、177及び195頁、及び、1
976の174頁に詳細に再考されている。それは、低い表面エネルギーに加え、 長鎖アルカンインク溶剤中での膨張能(すなわちその「親油性」の性質)がシリ
コーンの優れたインク放出特性の説明となると結論づけられた。考慮すべき重要
な点は、シロキサンポリマーがインクを排斥することである。
【0006】 リソグラフ印刷板がIR吸収層を含んで作成可能であることは認知されている
。カナダ特許第1,050,805号(Eames)は、インク受容基質、被覆シリ コーンゴム層、及び、(ニトロセルロースのような)自己酸化結合剤及び任意の
架橋樹脂中に、(炭素粒子のような)レーザーエネルギー吸収粒子を含む介在層
を含む乾式平板印刷プレートを開示する。そのようなプレートはNd++YAGレーザ ーを用いて集束された近赤外放射によって露光された。該吸収層は赤外線エネル
ギーを熱に転換し、これにより該吸収層及び被覆シリコーンゴムを部分的に崩し
、気化させ、あるいは消散させる。該プレートは、露光画像層から屑を除去する
ために、ナフサ溶剤を適用することによって現像された。同様のプレートが、被
覆シリコーンゴム層の除去を容易にするために、レーザー放射を吸収するための
真空蒸着金属層を有するものとしてResearch Disclosure 19201, 1980に記載さ れている。これらのプレートは、ヘキサンで湿らして拭うことによって現像され
た。シリコーン層の除去用のCO2レーザーは、Nechiporenko & Markova, PrePrin
t 15th International IARIGAI Conference, June, 1979, Lillelammer, Norway
, Pira Abstract 02-79-02834に記載されている。典型的には、そのような印刷 板は基板の上に、少なくとも二の層を必要とし、その1つ又はそれ以上は除去可
能な物質で形成されている。
【0007】 デジタルのプロセスレス印刷に用いられる印刷板がより一般的な感光性印刷板
を越える多くの有利な点を有する一方、それらの使用での多くの不利な点がある
。除去過程は、回収されなければならない屑及び気化された物質を作り出す。除
去のために要求されるレーザー出力はかなり高くなり、及び、そのような印刷板
の成分は高価で、被覆が難しく、又は、得られる印刷品質が許容できないかもし
れない。典型的には、そのような印刷板は基板の上に少なくとも二の層を必要と
し、そのうちの一又はそれ以上は除去可能な物質で形成されている。
【0008】 熱的に転換可能なポリマーは、印刷板中の画像形成物質としての使用のために
記載されている。「転換可能な」によって意味されるのは、該ポリマーが熱に曝
露されると、よりメラノフォビック(又は疎油性)か又はメラノフィリック(又
は親油性)にされることである。該「メラノフォビック」及び「メラノフィリッ
ク」の語は後段に定義される。
【0009】 印刷板調製の別法として、米国特許第4,634,659号(Esumiら)は、 露光領域をより親水性にするために疎水性ポリマー被覆を画像形式で露光するこ
とを記載する。この概念は印刷板における表面特性の転換の初期の利用の1つで
あったが、長いUV露光時間(60分まで)、及び、ポジティブワーキング方式
でのみの該プレートの使用を必要とする不利を有する。
【0010】 日本国特許公開平成7年−023030号は、親水性の表面層、及び、無水マ
レイン酸イソブチレンから調製されるコポリマーを含むイメージング層を有する
印刷板を記載している。アルゴンレーザーが画像形成に用いられ、非露光領域は
エタノールで洗い流される。そのような湿式処理条件はさけることが望ましいで
あろう。
【0011】 欧州特許第0652483号(Ellisら)は、IRレーザーを用いて画像形成 可能であり且つ湿式処理を要求されないリソグラフ印刷板を記載している。これ
らのプレートは、熱に対するイメージ的な曝露でより親水性になる画像形成層を
含む。この被覆は、熱又は酸の下で反応してより極性の親水性基を形成すること
ができる(t−アルキルカルボキシレートのような)ペンダント基を有するポリ
マーを含む。そのような物質の問題は、それらは製造が非常に困難であり、乏し
い貯蔵寿命を示し、画像形成のための光酸発生剤を必要とし、且つ、ポジティブ
ワーキングのみであることである。
【0012】 こうして、グラフィックアート産業は、除去及び上述した随伴する問題なしに
画像形成され得る、プロセスレスの、直接書き込みの、ネガティブワーキングの
リソグラフ印刷板を提供する代替手段を探求している。画像形成後に処理する必
要のない、露光領域において画像形成表面をよりメラノフィリックにするために
「転換可能な」ポリマーを使用することがまた望ましい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するための手段】
上述の問題は、熱感受性ポリマー及び光熱転換物質を含む表面層をその上に有
する基板を含むイメージング部材により克服され、 該熱感受性ポリマーは少なくとも5000の分子量を持ち、且つ、以下の構造I
、II又はIII:
【化7】
【化8】
【化9】 [そこにおいて、Xは酸素又は硫黄であり、R、R1及びR2は独立して水素又は
1から3の炭素原子のアルキル基である] 又はそれらの組み合わせによって表される繰り返し単位を含む。
【0014】 本発明はまた: A)上述のイメージング部材を供給し、及び、 B)赤外線照射によりイメージング部材にイメージを露光してイメージング部材
のイメージング層に露光及び非露光領域を提供し、それによって該露光領域を非
露光領域よりもメラノフィリックにする 工程を含むイメージング方法を含む。
【0015】 好ましくは、該方法はさらに: C)イメージを露光されたイメージング部材を、非露光領域をよりメラノフォビ
ックにするために、中性又は酸性pH溶液に接触させる 工程で行われる。
【0016】 さらには、印刷方法は上述の実施工程A、B及びCを含み、及び付加的に: D)該イメージング部材をリソグラフ印刷インクに接触させ、インクを受容物質
にイメージ的に転移させる 工程を含む。
【0017】 本発明のネガティブワーキングのイメージング部材は以前の印刷板の問題を回
避する多数の利点を有している。特に、(表面層からのイメージ的な削除である
)除去イメージングに関わる問題及び懸念は、該イメージング層のメラノフォビ
ック性がその印刷表面の露光及び非露光領域双方の「転換」によってイメージ的
に変えられるために回避される。一般的に、メラノフォビックの熱感受性ポリマ
ーは、熱への曝露(放射等から)によってよりメラノフィリックにされ、また、
非曝露領域は中性又は酸性pH溶液との接触によってよりメラノフォビックにさ
れる。従って、該イメージング層は画像形成の間及び後は変わらないままである
。これらの利点は、ポリマー骨格内にか又はペンダント基として環状無水物タイ
プの基を有する熱感受性ポリマーの使用により達成される。「環状無水物タイプ
の」基が意味するのは、通常の5員無水物の基であり、これに相当する硫黄含有
基も含む。そのような基は後段により詳細に記載される。該イメージング層に用
いられるポリマーは通常、安価であり、既知の手順を用いて容易に調製される。
このように、本発明のイメージング部材は簡単に製造でき、及びイメージング後
の処理の必要なしに使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
リソグラフ技術においては、油ベースのインクを解放又は排斥する物質は通常
「疎油性の(oleophobic)」性質を持つと見なされる。ここでは、インク排斥物
質は「メラノフォビック(melanophobic)」であると定義され、又、逆に言えば
、「メラノフィリック(melanophilic)」の語はインクを「好む」又は受け入れ
る物質を記述するために用いられる。
【0019】 本発明のイメージング部材は基板及び少なくとも1つの、熱感受性である層を
含む。該基板は、ポリマー性被膜、ガラス、セラミック、金属又は堅紙を含むい
かなる自己支持物質でもあることができ、又は、これらのいずれか3の物質の積
層構造であることができる。該基板の厚さは変えることができる。ほとんどの用
途において、該厚さは、印刷による消耗に耐えるのに十分であり、且つ、印刷フ
ォームを包むのに十分薄くあるべきである。好ましい実施態様では、例えばポリ
エチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレートから調製され、且つ、約
100から約310μmの厚さを持つポリエステル基板を用いる。他の好ましい
実施態様では、約100から約600μmの厚さを持つアルミニウム板を用いる
。該基板は使用条件下での寸法の変更に耐えるべきである。
【0020】 該基板は、1又はそれ以上の、最終構成物の付着を向上させるための「下塗り
」層で被覆されてよい。該下塗り層の物質の例には、これらに制限されないが、
写真フィルムのポリエステル支持体に用いられる通常の下塗り層の物質の他に、
アルコキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシプロピル
トリエトキシシラン及びエポキシ官能ポリマーを含む。蒸着金属のような1又は
それ以上のIR放射反射層が、該熱感受性層と該基板の間に組み込まれることが
できる。加えて、抗IR放射反射層が、望むならば、該イメージング部材に組み
込まれることができる。
【0021】 該基板の背側は、該イメージング部材の操作及び「感触(feel)」を向上させ
るために、帯電防止剤及び/又は滑り(slipping)層又はつや消し層で被覆され
てよい。
【0022】 しかしながら、該イメージング部材は、画像形成に必要なただ1つの層を有す
る。この表面層は1又はそれ以上の熱感受性ポリマー及び光熱転換物質(後段に
記載)を含み、そして、該イメージング部材の外側の印刷表面を提供する。該イ
メージング層に用いられる特別なポリマー(類)によって、該層の熱に曝露され
た(イメージされた)領域はよりメラノフィリックな性質にされる。背景の(非
曝露)領域はその後に水又は通常の酸性湿し水のような酸性又は中性pH溶液と
の接触でよりメラノフォビックにされることができる。
【0023】 本発明に有用な熱感受性ポリマーは少なくとも5000、好ましくは少なくと
も8000の分子量を有する。該ポリマーは、ビニルホモポリマー又はコポリマ
ーであり、また、既知の重合技術を用いて共に反応させられる、1又はそれ以上
のエチレン性不飽和の重合可能なモノマーから調製される。該熱感受性ポリマー
のすべてにおいて、繰り返し単位の少なくとも50mol%はその骨格内又はそこ にペンダントして無水5員環を有する。該無水環は熱に曝露されると開環し、ガ
ス(CO2又はCOS)を放出する。開環部分はそれから親水性化されることが できる。反応順序は、好ましいエチレン−無水マレイン酸コポリマー繰り返し単
位を用いた場合、次のように例示される。
【化10】
【0024】 必須の環状繰り返し単位は通常、以下の構造I、II又はIII:
【化11】
【化12】
【化13】 によって表され、そこにおいて、Xは酸素又は硫黄(好ましくは酸素)であり、
R、R1及びR2は独立して水素又は1から3の炭素原子(好ましくは1の炭素原
子)の置換又は非置換アルキル基である。そのようなアルキル基は、それらに制
限されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシメチル
、エトキシ及びクロロメチルを含む。好ましくは、R、R1及びR2は、それぞれ
独立して水素又は非置換メチル、及び、より好ましくはそれぞれ水素である。
【0025】 好ましくは、本発明のイメージング部材に用いられるポリマーは、Xが酸素又
は硫黄であり、R、R1及びR2が独立して水素又はメチルである構造Iによって
表される繰り返し単位を持つ。さらに好ましくは、そのような繰り返し単位にお
いて、Xは酸素であり、R及びR1はそれぞれ水素である。最も好ましい繰り返 し単位は無水マレイン酸から誘導される。
【0026】 このように、該熱感受性ポリマーは構造I、II又はIII、又はそれらの組
み合わせによって表される繰り返し単位を総繰り返し単位の約50から約100
mol%、好ましくは約50から約70mol%、及びさらに好ましくは約50から約
55mol%を持つポリマーである。
【0027】 有用な熱感受性ポリマーは言及した繰り返し単位の2又はそれ以上の混合を含
むことができる。それらは2又はそれ以上の繰り返し単位を提供するモノマーの
コポリマーであることができる。もしくは、該イメージング層は、言及した繰り
返し単位を除くものを含む2又はそれ以上のホモ−又はコポリマーのブレンド(
又はミクスチャー)を含むことができる。
【0028】 さらに好ましくは、該熱感受性ポリマーは、構造I、II又はIII(又はそ
れらの組み合わせ)の繰り返し単位を提供する1又はそれ以上のモノマー、及び
、異なる繰り返し単位を提供する1又はそれ以上の付加的なエチレン性不飽和の
ポリマー化可能なモノマーのコポリマーである。加えて、該イメージング層は、
2又はそれ以上のそのようなコポリマーのブレンド(又はミクスチャー)、又は
、1又はそれ以上のそのようなコポリマーの、上述のような専ら構造I、II又
はIII(又はそれらの組み合わせ)の繰り返し単位を持つ1又はそれ以上のホ
モ−又はコポリマーとのブレンド(又はミクスチャー)を含むことができる。
【0029】 該構造I、II及びIIIが誘導されるモノマーとの共重合に有用な重合可能
なモノマーは、重合の間に構造I、II又はIIIの繰り返し単位に直接結合す
るようになる炭素原子上に少なくとも1の自由水素を持ついかなる付加的なエチ
レン性不飽和モノマーであることができる。代表的な有用なモノマーは、それら
に制限されないが、ビニルアルキルエーテル、スチレン、ビニルアセテート、エ
チレン、プロピレン、1,3−ブタジエン及びイソブチレンを含む。好ましくは
、そのようなモノマーは、構造I、II又はIIIの繰り返し単位に直接結合す
るようになる炭素原子に結合する2つの水素を持つ。しかしながら、もしそれら
の水素原子の1つが置換基に置き換えられるならば、その置換基は、そのモノマ
ーによって該コポリマーに与えられるメラノフィリック性を制限するために、好
ましくは炭素原子を6以上は持たず、又、さらに好ましくは、炭素原子を3以上
は持たない。様々な置換基は、それらに制限されないが、メチル、エチル、イソ
プロピル、アセチル、エテニル、アセトキシ、メトキシ、エトキシ及びスチレン
を含む。1以上の付加的なモノマーは共重合化されることができ、また、該コポ
リマーに取り込まれることができる。
【0030】 特に有用なモノマーは、それらに制限されないが、エチレン、1,3−ブタジ
エン、ビニルアセテート、スチレン、ビニルメチルエーテル及びビニルエチルエ
ーテル、又はそれらの組み合わせを含む。エチレン、1,3−ブタジエン及びビ
ニルアセテートはより好ましく、また、エチレンは最も好ましい。このように、
最も好ましいコポリマーは無水マレイン酸及びエチレンから、実質的に等モルベ
ース(約50から約55mol%の無水マレイン酸)で誘導される。
【0031】 該イメージング部材のイメージング層は、該熱感受性層のイメージング特性に
不都合な影響を与えない少量(20重量%以下)の付加的な結合剤又はポリマー
性物質、又は、1又はそれ以上のそのようなホモポリマー又はコポリマーを含む
ことができる。
【0032】 該熱感受性層に用いられる熱感受性ポリマーの量は通常少なくとも0.8g/
2、好ましくは約1から約1.5g/m2である。これは通常約0.8から1.
5μmの平均乾燥厚を提供する。
【0033】 本発明に有用なポリマーは容易に、多数のポリマー化学の教科書に記載される
既知の付加重合化技術及び化学を用いて調製されるか又は(Polysciences、Aldr
ich Chemical又はZeeland Chemicalsのような)市販の供給源から購入される。
【0034】 該イメージング層は、その濃度がイメージング特性又は該層が水を保持し且つ
インクを排斥する能力の重大な障害とならない程度に十分低い限り、1またはそ
れ以上の、被覆性または他の特性のための通常の界面活性剤、描画イメージの視
覚化を可能にするための染料または着色剤、又は、リソグラフ技術に用いられる
他のいかなる添加物も含むことができる。
【0035】 該イメージング層は、レーザーのような適当な照射源からの適当な放射を吸収
するための1又はそれ以上の光熱転換物質も含み、それによって放射が熱に転換
される。つまり、そのような物質はフォトンを熱フォノンに転換する。好ましく
は、吸収される放射は赤外及び近赤外領域の電磁スペクトルである。そのような
物質は、染料、顔料、蒸着顔料、半導体物質、合金、金属、金属酸化物、金属硫
化物又はそれらの組み合わせ、又は、その屈折率及び厚さの効能によって放射を
吸収する二色性スタックの物質であることができる。ホウ化物、炭化物、窒化物
、炭窒化物、青銅構造酸化物及び構造的に青銅ファミリーに関連するがWO2.9 成分を欠く酸化物もまた有用である。特に有用な顔料の1つは何らかの形態の炭
素(例えばカーボンブラック)である。顔料粒子のサイズは層の厚さ以上である
べきではない。好ましくは、粒子のサイズは該層の半分又はそれ以下であろう。
近赤外ダイオードレーザー光線のための有用な吸収染料は、例えば、米国特許第
4,973,572号(DeBoer)に記載されており、ここに参照として組み込ま
れる。特に興味深い染料は、幅広いバンドのスペクトルを吸収する「ブロードバ
ンド」染料である。顔料、染料又はその両方の混合物もまた用いられることがで
きる。特に有用な赤外放射吸収染料は、ビス(ジクロロベンゼン−1,2−ジチ
オール)ニッケル(2:1)テトラブチルアンモニウムクロライド、テトラクロ
ロフタロシアニンアルミニウムクロライド、を含み、同様に以下に例示する: IR染料1
【化14】 IR染料2
【化15】 IR染料3
【化16】 IR染料4
【化17】 IR染料5
【化18】 を含む。
【0036】 該光熱転換物質(類)は通常、少なくとも0.5、及び好ましくは少なくとも
1.0の光学濃度を提供するのに十分な量で存在する。この目的に必要とされる
特定の量は、用いられる特定の物質に依存して、当業者には明らかである。
【0037】 熱感受性層は、スピンコーティング、ナイフコーティング、グラビアコーティ
ング、ディップコーティング又は押し出しホッパーコーティングのような何らか
の適切な装置及び手順を用いて基板上に被覆される。
【0038】 本発明のイメージング部材は、これらに制限されないが、印刷板、印刷シリン
ダー、印刷スリーブ及び印刷テープ(柔軟な印刷ウェブを含む)を含むいかなる
有用な形態もとることができる。好ましくは、該イメージング部材は印刷板であ
る。
【0039】 印刷板は、適当な基板上に置かれた必要な熱感受性層を有するいかなる有用な
サイズ及び形(例えば正方形又は長方形)もとることができる。印刷シリンダー
及びスリーブは該基板及び熱感受性層をシリンダー形態で有する輪転印刷部材で
ある。中空か又は中空でない金属核は印刷スリーブの基板として用いられること
ができる。
【0040】 使用の間、本発明のイメージング部材は、印刷される画像にインクが望まれる
画像形成領域において、典型的にはイメージング装置に供給されたデジタル情報
からの集束レーザー光線に露光される。加熱、湿式処理、又は、機械的な又は溶
媒洗浄は(もし望むならば拭くこと又は洗浄が用いられることが可能だが)印刷
操作の前は必要でない。真空集塵機がレーザー露光工程の間にその集束レンズを
清浄に保つために有用であるかもしれない。そのような集塵機は米国特許第5,
574,493号(Sangerら)に記載されている。本発明のイメージング部材を
露光するレーザーは、ダイオードレーザーシステムの信頼性及び低い維持費から
好ましくはダイオードレーザーであるが、ガス又は固体レーザーのような他のレ
ーザーもまた用いられてよい。レーザーイメージングのための出力、強度及び露
光時間の組み合わせは当業者にとって容易に明らかであるだろう。良好な印刷工
程は1.0より大きい均一な光学濃度を有するものと定義される。近赤外領域に
放射するレーザー及び適切なイメージング構成及び装置は、米国特許第5,33
9,737号(Lewisら)の明細書に記載されており、ここに参照として組み込 まれる。該レーザーは、典型的には、λmaxが該イメージング部材が最も強く吸 収する波長に非常に近い、該イメージング部材の最大応答の領域に放射する。
【0041】 イメージング装置は、それ自身で、プレート製造機として単独で機能して作動
することができ、又は、リソグラフ印刷機に直接組み込まれることができる。後
者の場合、印刷は画像形成後すぐに開始してよく、それによって印刷準備時間を
かなり減少させる。該イメージング装置は、平台型レコーダー又はドラム内部又
は外部の円柱面にとりつけられたイメージング部材を備えたドラムレコーダーと
して構成されることができる。
【0042】 該ドラムの構成において、レーザー光線及びイメージング部材の間に必要な関
連動作は、該ドラム(及びそこに取り付けられたイメージング部材)をその軸に
ついて回転させ、該レーザー光線をその回転軸に平行に移動させ、それによって
該イメージング部材を円周に走査することによって達成されることができ、そし
て該イメージは軸方向に「成長」する。もしくは、該光線は該ドラムの軸に平行
に、及び、該イメージング部材と交差するそれぞれの通過後に、該イメージが外
周上に「成長」するように角度を増加させて移動させられることができる。両方
の事例において、該レーザー光線による完全な走査の後、もとの文書又は写真に
(ポジティブ又はネガティブに)対応した画像が該イメージング部材の表面に提
供されることができる。
【0043】 平台型構成においては、レーザー光線はイメージング部材のそれぞれの軸と交
差して描かれ、それぞれの通過後に一方の軸に沿ってインデックスされる。明ら
かに、必要な関連機動作は、レーザー光線よりもイメージング部材を移動させる
ことによって作られることができる。
【0044】 レーザー光線が走査される方法に関係なく、通常、(オンプレス用途にとって
)多数のレーザーを用い、及び、それらの出力を単一書き込みアレイに導くこと
が好ましい。このアレイはそれから、イメージング部材に交差又は沿ったそれぞ
れの経路、光線の数、及び、望ましい解像度(それは1単位長さ当たりのイメー
ジポイントの数である)によって決定される距離の完了後にインデックスされる
。非常に素早いプレート移動に適合するよう設計されることができ且つそれによ
って高いレーザーパルス速度を使用するオフプレス用途は、イメージング源とし
てしばしば単レーザーを使用することができる。
【0045】 イメージング部材が画像形成されると、その背景(非露光)領域をよりメラノ
フォビックにするために適当な中性又は酸性の水性溶液と接触させられる。その
ような溶液は通常7以下、又、好ましくは約4から約6のpHを有している。リ
ソグラフ印刷に用いられる通常の湿し水はこの目的にとって許容可能である。該
酸性又は中性溶液との接触は印刷操作の前又は間に存在することができる。
【0046】 印刷はそれから、湿し水あり又はなしでリソグラフのインクをその表面の画像
に供給することによって、及び、それから該インクを適当な受容物質(布、紙、
金属、ガラス又はプラスチックのような)に、該イメージの所望の印象を提供す
るために移すことによって実行されることができる。該イメージング部材はイン
プレスの間に、もし望むのであれば、通常の洗浄手段を用いて洗浄されることが
できる。
【0047】 次の実施例は本発明のプラクティスを例示するが、いかなる方法においてもそ
れを制限することを意味しない。これらの実施例において、サーマルIRレーザ
ータイプのプリンターが該印刷板の画像形成に用いられ、該プリンターは米国特
許第5,168,288号(Baekら)に記載されたそれに類似する参照として組
み込まれる。印刷板は、1チャンネルあたりおよそ450mW、1列(swath) あたり9チャンネル、945ライン/cm、53cmのドラム外周及び約25μ
mのイメージ面に1つのイメージスポット(1/e2)を用いて露光された。テ
ストイメージは、テキスト、ポジティブ及びネガティブライン、ハーフトーンの
ドットパターン及びハーフトーンのイメージを含む。画像は1分当たり1100
回転までの速度で印刷された(露光レベルは必ずしもそのテストされた印刷板に
対する最適の露光レベルに相当する必要はない)。
【0048】
【実施例】
実施例1−3:様々な基板を有するイメージング部材
【0049】 熱感受性イメージング製品が次の成分: ポリ(エチレン−コ−無水マレイン酸)(PEMA) 0.2g IR染料1 0.02g アセトン 5g から調製された。
【0050】 PEMAはPolysciences社から白色粉末として得られ、赤外線により少なくと
も50%の無水マレイン酸繰り返し単位を含むことが分析された。この製品は4
.21重量%固体を含んでいた。それは後段の表Iに示される様々な基板物質上
に100mg/ft2(1.08g/m2)で被覆され、82℃の対流式オーブン
で3分間乾燥された。 た。
【0051】 得られた印刷板はイメージセッティング機の回転ドラム上に固定され、300
から660mJ/cm2の範囲の量で、デジタル的に830nmのレーザー印刷 ヘッドに露光された。その青緑色の被覆は露光領域において急速に漂白されて橙
褐色になった。タップ水の流れ及び黒色リソグラフ印刷インクと接触したとき、
該イメージは容易に該インクを受容し、一方、非露光領域は水で湿ったままでイ
ンクが付着していなかったようである。
【0052】 露光された印刷板それぞれのサンプルはまた、full page A. B. Dick lithogr
aphic 複写機のプレートシリンダー上に設置され、紙シート上に画像を印刷する
ために用いられた。各板は素早くロールアップされ、濃い濃度で、非常にきれい
な背景で、何らのプレート摩滅の徴候なく数千枚が印刷された。テスト結果(受
容可能な印刷シートの#)はまた、以下の表Iに示される。
【0053】
【表1】
【0054】 実施例4−8:様々なIR放射吸収物質の使用
【0055】 これらの実施例は、様々な光熱転換物質が本発明のイメージング部材に用いら
れることができることを例証するものである。
【0056】 いくつかの熱感受性イメージング製品が調製され、様々なIR放射吸収物質及
びカーボンブラックが光熱転換物質として用いられたことを除き、上の実施例3
に記載されるようなアルミニウム支持体上において被覆された。得られた各印刷
板は実施例1−3に記載されるように画像形成され、評価された。その結果は、
以下の表IIに要約されるように、かなりの素晴らしい複写速度が該光熱転換物
質で達成されたことを示している。該複写速度データは、実施例1−3に記載の
インク/水テストに基づいて評価された。
【0057】
【表2】
【0058】 実施例9−15:様々な熱感受性ポリマーの使用
【0059】 これらは、本発明の印刷板のイメージング層における様々な熱感受性コポリマ
ー又はポリマー類の混合の有用性を例証する。様々な熱感受性ポリマー又はその
混合物を含む画像形成製品が、調製され、上の実施例3に記載されるようなアル
ミニウム基板上に被覆された。得られた印刷板はイメージ的に露光され、印刷に
用いられ、上の実施例1−3に記載のように評価された。結果は、以下の表II
Iに示されるように、本発明の範囲内のコポリマーがかなりの素晴らしい結果を
提供することを示している。実施例11のコポリマーの使用の結果は最高ではな
かったが、該イメージ領域におけるかなりの親水性によるいくらかの「暗さ(bl
inding)」を示した。しかしながら、コポリマーが実施例13のより疎水性のコ
ポリマーと混合されたとき、イメージングの結果は向上した(実施例14)。実
施例13のコポリマーは、単独で用いられるとき、背景において疎水性によるい
くらかの色調変化が存在した。対照の印刷板は受容できない高疎水性による重大
な色調変化が存在した。これらの結果は、いくつかのコポリマーは本発明におい
て単独で用いられるには疎水性すぎるか又は親水性すぎるが、他の適当なポリマ
ーと混合されるとき、それらの特性は受容可能な印刷結果が得られるように加減
されうることを示す(それは、イメージ的には少なくとも多少の相違が生じる)
【0060】
【表3】
【0061】 本発明は、それらの好ましい実施態様のための特別な参照を伴って詳細に記載
されるが、バリエーション及び変形が本発明の精神及び範囲内に影響されること
ができることが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA02 AB03 AC08 AD01 BH03 CB08 CB10 CB16 CB41 CB51 CB55 CC11 FA10 FA17 2H084 AA14 AA30 AE05 CC05 2H096 AA06 BA20 EA04 EA23 GA60 2H114 AA04 AA23 AA24 BA01 BA10 DA03 DA27 DA28 DA41 DA52 DA64 EA01 EA08 FA17 GA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面イメージング層を含むイメージング部材を用いる画像形
    成の方法であって、 (A)放射で該イメージング部材に画像を露光し、且つ、該イメージング層に露
    光及び非露光領域を含む露光されたイメージング部材を形成し; (B)該露光されたイメージング部材を中性又は酸性水性溶液に接触させ、それ
    によって該非露光領域がより親水性にされ; (C)該露光されたイメージング部材をリソグラフインクと接触させ、それによ
    って該非露光領域をインクフリーのままとし;そして (D)該インクを受容物質にイメージ的に転移させる 工程を含む方法であり、そこにおいて: 該イメージング部材が (a)基板;及び (b)該表面イメージング層 を含み、 該表面イメージング層が光熱転換物質及び熱感受性ポリマーを含み、該熱感受性
    ポリマーが繰り返し単位及びポリマー骨格を含み; 該熱感受性ポリマーが該ポリマー骨格内に又はペンダント基として5員環無水物
    の基を含み;及び 該熱感受性ポリマーが少なくとも5,000の分子量を有する方法。
  2. 【請求項2】 他の画像形成後処理がない請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 水性溶液が約4から約6のpHを有する請求項1又は2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 水性溶液が湿し水である請求項1から3のいずれかに記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 総繰り返し単位の少なくとも50mol%が5員環無水物の
    基である請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 5員環無水物の基が 【化1】 であって、そこにおいて: R及びR1はそれぞれ独立して水素又は1から3の炭素原子のアルキル基であり 、 総繰り返し単位の約50から70mol%が該5員環無水物の基である請求項1
    から5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 R及びR1がそれぞれ水素である請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 該熱感受性ポリマーが、該5員環無水物の基、及び、該5員
    環無水物の基に結合される炭素原子上に少なくとも1の自由水素原子を含むエチ
    レン性不飽和の重合可能なモノマーを含むコポリマーである請求項6又は7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 該熱感受性ポリマーが、エチレン、1,3−ブタジエン、ビ
    ニルアセテート、プロピレン、イソブチレン、スチレン、ビニルメチルエーテル
    、ビニルエチルエーテル及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるモノ
    マーとの無水マレイン酸のコポリマーである請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 該熱感受性ポリマーがエチレンと無水マレイン酸とのコポ
    リマーである請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 該イメージング層が該熱感受性ポリマーの混合物を含む請
    求項1から7のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 該光熱転換物質がカーボンブラック、 【化2】 、 【化3】 、 【化4】 、 【化5】 、 及び 【化6】 を含む群から選択される請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 該放射が赤外放射である請求項1から12のいずれかに記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 該放射源が集束レーザー光線である請求項1から13のい
    ずれかに記載の方法。
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