JP2002501485A - 感光性キノロン化合物及び製造方法 - Google Patents

感光性キノロン化合物及び製造方法

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JP2002501485A JP53913298A JP53913298A JP2002501485A JP 2002501485 A JP2002501485 A JP 2002501485A JP 53913298 A JP53913298 A JP 53913298A JP 53913298 A JP53913298 A JP 53913298A JP 2002501485 A JP2002501485 A JP 2002501485A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、様々な用途、とりわけ、感光性コーティング組成物、薬剤、農薬などの分野に使用できる新規の感光性キノロン化合物、詳しくは新規の3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物に関する。更に本発明は、この新規感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物の製造方法に関する。この化合物は、ポジ型フォトレジスト組成物、特にDUVフォトレジストとして使用するためのポジ型フォトレジスト組成物中の光活性成分として特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 感光性キノロン化合物及び製造方法 発明の分野 本発明は、様々な用途、例えば、とりわけ、感光性コーティング組成物、薬剤 、農薬などの用途に使用することができる、新規の感光性キノロン化合物、特に 3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物に関する。更に本発明は、この新規の感光性 3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物の製造方法に関する。この化合物は、ポジ型 フォトレジスト組成物、特にDUV(Deep ultraviolet)フォトレジストとして使用 されるポジ型フォトレジスト組成物中の光活性成分として特に有用である。本発明の背景 集積回路を作製するためのマイクロリソグラフにおいては、現在、感光性組成 物が使用されている。この感光性組成物は、典型的には、光活性化合物、樹脂及 び溶剤からなる。この感光性組成物の塗膜を基体上に作り、この塗膜に投影露光 しそして現像してこの塗膜に像を形成させる。より高速な集積回路に対する要求 が高くなってきているために、これらの回路上に描画される図形の寸法を小さく する必要性もまた大きくなってきている。小さな図形を形成するための方法の一 つは、より短い波長の光でフォトレジストに投影露光することである。樹脂とし てノボラック類をそして感光性化合物としてジアゾナフトキノン類を含む慣用の 感光性組成物は、350nm〜450nmの間の波長で良好に機能するものであった。しか し、350nm未満、特に250nm未満の波長の光を用いる場合には、典型のノボラック 類は十分な透光性を示さず、なおかつ慣用のジアゾナフトキノン類についても、 これらは、適切な解像度及び鋭い縁を持つフォトレジスト像を形成することを可 能とするのに必要な吸収特性を持たない。それゆえ、より短い波長で使用するた めの、新規樹脂及び新規光活性化合物を合成することが必要となってきている。 350nm〜450nmの間の照射波長で使用されるジアゾナフトキノン系の光活性化合 物は公知であり、米国特許第4,588,670号、同第4,853,315号、同第5,501,936 号、同第5,532,107号及び同第5,541,033号に開示されている。なお、これらの特 許文献の内容は、引用によってここに掲載されたものとする。 高エネルギーのDUV放射線で照射するのに適した光活性ジアゾ誘導体を含む感 放射線性混合物が、かなり前から文献に開示されている。 米国特許第4,339,522号は、光活性化合物としてメルドラムス酸(Meldrum's ac id)のジアゾ誘導体を含む、ポジ型の感放射線性混合物を開示している。この化 合物は、200〜300nmの範囲の高エネルギーUV放射線で露光するのに適していると 記載されている。しかし、この光活性化合物は、実地においてしばしば採用され る高い処理温度下に分解し、その感放射線性混合物がその元々の活性を失うため に、再現性のあるフォトレジスト像は得られない。 更に、DUV領域に感度を示すポジ型作用の光活性化合物が米国特許第4,735,885 号に開示されている。この化合物は、露光した際にこれから生ずるカルベンが、 所望とされるカルボン酸調合物のためのマトリックス中で十分な安定性を持たな いという欠点を有する。これは、露光された領域及び露光されていない領域の間 での現像剤に対する不充分な溶解度差を招き、それによって非露光領域の除去率 が不所望なほどに高くなり、その結果、解像度が不充分なものとなる。 米国特許第4,622,283号は、上記のタイプの感放射線性混合物のための光活性 化合物として2-ジアゾシクロヘキサン-1,3-ジオンもしくは-シクロペンタン-1,3 -ジオン誘導体を提供するものである。これらの化合物は揮発性はより低いが、 しかし、その時の置換パターンに依存してこの感放射線性混合物中で不充分な相 容性を示す。これは、溶液または塗膜中での再結晶化を招く恐れがある。 ヨーロッパ特許出願公開第0 195 986号は、より高いカルベン安定性を有する という理由で、ホスホリル基により置換されたジアゾカルボニル化合物を光活性 化合物として提案している。しかし、実施では、このような化合物は恐らく広く は受け入れられないであろう。なぜならば、リン原子は、潜在的に、半導体用の 基体のドーパントとして使用できるからである。 上記のより短い波長において感度を示し、3,ジアゾ4,オキソクマリン構造に 基づく光活性化合物が特開平2-061,640号に開示されている。加えて、特開平3-0 79,670号は、類似のクマリン構造に基づくフォトレジストを開示しており、 また更にその開示内容には、感光性化合物としての2-ジアゾ1-インダノン及び3- ジアゾ2,4-キノリンジオンも含まれる。このフォトレジストは加工処理するとネ ガ型の像を与える。これらの化合物は、低分子量の置換基、例えばメチル、塩素 、メトキシ、プロピルなどを有し、そして、他の要因の中でもとりわけ、揮発性 やフォトレジストフィルム中への拡散の程度に影響を受けやすいモノマー性ジア ゾ化合物である。更にまた、特開平3-079,670号に開示される3-ジアゾ2,4-キノ リンジオンは、置換基として、スルホン酸基、スルホニルハロゲノ基、アルコキ シ基、水素もしくはハロゲンしか有さず、フォトレジスト組成物中で処理すると ネガ型の像を与える。 上記の参考文献は全てここで引用することによって本明細書中にその開示内容 の全てがここに掲載されたものとする。 本発明は、新規の光活性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を開示するもので あり、そのベンジル置換基の一つは、リソグラフプロセス中に感光性組成物及び その塗膜中において該光活性化合物に溶解性及び安定性を付与することができる 、75よりも大きい分子量を有する炭素含有有機バラスト部である。更に本発明は 、上記新規の3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物の製造方法を開示する。本発明の要約 本発明は、以下の構造 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Zは、75より大きい分子量を有し、上記連結基と結合を形成することができる炭 素含有機バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] に基づく新規の3-ジアゾ2,4-キノリンジオン感光性化合物を開示する。 更に本発明は、上記新規化合物を製造する方法であって、以下の段階、つまり a) 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、O、NR1またはCOからなる群から選択される連結基であり、 R2は、HまたはOH、アルカリオキシドまたはアルカリ塩であり、そして mは1〜3である] で表されるキノロン化合物を用意し、 b) このキノロン化合物を、ジアゾ基転移剤(diazo transfer agent)の存在下に ジアゾ基転移反応に付して、3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ; c) この3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を、ハロゲン化剤を用いてハロゲン 化して、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはアルキルフルオロであり、 Haは、Cl、BrまたはIであり、 Xは、SO2、O、NR1またはCOからなる群から選択される連結基であり、そして mは、1〜3である] で表されるハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ、 d) このハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオンを、塩基の存在下に、Z-H (ここで、Zは以下に記載のバラスト部である)と反応させて、以下の式: [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Zは、75よりも大きい分子量を有し、そして上記連結基と結合を形成することが できる、炭素含有有機バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] で表される感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させる上記各段階を 含む上記方法を提供する。本発明の説明 本発明は、350nm未満の波長の紫外線を吸収する、光活性の新規化合物を開示 するものである。この化合物は、このような放射線を吸収した後に転位反応を起 こし、この照射波長において吸収性の低い化合物を形成する。これが、フォトレ ジスト、特にDUVフォトレジストのための非常に有用な感光性成分を与える要因 となる。本発明は、更にこの化合物を製造する方法を提供する。 本発明の光活性化合物は、以下の構造 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、ハロゲンまたはフルオロアル キルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Zは、75よりも大きい分子量を有し、上記連結基と結合を形成することができる 、炭素含有有機バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] に基づく、3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物である。 上記の定義及び本明細書の全体に通じて、「アルキル」とは、所望の炭素原子 数及び価数を有する線状もしくは分枝状のアルキルを意味する。更に、アルキル という用語には脂肪族環状基も包含され、これは単環式、二環式、三環式及びこ れ以上の多環式のものであることができる。適当な線状アルキル基には、メチル 、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルなどが包含され、そして分枝状アルキル 基には、イソプロピル、iso-またはtert-ブチル、分枝状のペンチル、ヘキシル 、オクチルなどが包含される。単環式アルキル基には、シクロペンチル、シクロ ヘキシル及びシクロヘプチルなどが、二環式アルキル基には、置換されたビシク ロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]オクタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、ビ シクロ[3.2.1]オクタン、ビシクロ[3.2.2]ノナン、及びビシクロ[3.3.2]デカン 及びこれらの類似物が包含される。三環式アルキル基の例には、トリシクロ[5.4 .0.0.2.9]ウンデカン、トリシクロ[4.2.1.2.7.9]ウンデカン、トリシクロ[5.3.2 .0.4.9]ドデ カン及びトリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカンが包含される。ここに記載のように、 環状アルキル基は、アルキル、アルコキシ、エステル、ヒドロキシまたはハロゲ ン基のいずれのものも置換基として有することができる。 本発明の範囲内であることが意図される他のアルキル置換基は、二価の基、例 えばメチレン、1,1-もしくは1,2-エチレン、1,1-、1,2-もしくは1,3-プロピレン 及びこれらのより高級の類似物であり、二価の環状アルキル基は、1,2-もしくは 1,3-シクロペンチレン、1,2-、1,3-もしくは1,4-シクロヘキシレン及びこれらの 類似物であることができる。また、二価の三環式アルキル基は、上記の三環式ア ルキル基のいずれのものでもよい。本発明において特に有用な三環式アルキル基 は4,8-ビス(メチレン)-トリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカンである。 アリール置換基には、置換されていないアリール基、またはアルキル、アルコ キシ、ヒドロキシル、エステルまたはハロゲンによって置換されたアリール基、 例えばフェニル、トリル、ビスフェニル類、トリスフェニル類、フェニレン類、 ビフェニレン類などが包含される。フルオロアルキル基は線状でも分枝状でもよ く、トリフルオロメチル、1,1,2-トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、 パーフルオロプロピル、パーフルオロブチル及び1,1,2,3,3-ペンタフルオロブチ ルがその典型例であり得る。アルコキシ置換基には、中でも、メトキシ、エトキ シ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、tert-ブトキ シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノナ ニルオキシ、デカニルオキシ、4-メチルヘキシルオキシ、2-プロピルヘプチルオ キシ、2-エチルオクチルオキシ、フェノキシ、トリルオキシ、キシリルオキシ、 フェニルメトキシが包含され得る。 連結基Xは、上記ジアゾ含有残基を炭素含有バラスト部Zに結合させることがで きる反応性官能基であり、そして更にXは、SO2、CO、NR'もしくは酸素などの基 によって代表されうるものであり、これはジアゾ残基の5-、6-、7-または8 位に位置することができる。本発明の好ましい態様の一つでは、Xは、ジアゾ残 基の6位に位置する。 本発明に記載の光活性化合物のバラスト部は、上記の照射波長において実質的 に透明でありそしてジアゾ含有残基と反応して、フォトレジスト組成物及びコー ティングされたフォトレジストフィルム中で安定な生成物を形成することが可能 な化合物である。適当なバラスト部を選択することは、当該光活性化合物の性質 に重要な事柄である。特に、本発明の光活性化合物を適当な樹脂及び適当な溶剤 と混合し、そしてこれを基体上にコーティングし次いで処理して像を形成する際 には、光活性化合物の溶解性と安定性がフォトレジストの最終的な性能に対し本 質的なファクターとなる。この炭素含有有機バラスト化合物Zは、酸素または窒 素懸垂基を有するポリマーおよび以下の式で表されるバラスト基からなる群から 選択することができる。つまり(R3-)n、R3-(O)n、R3-(CO)n、R3-(CO2)n、R3-(R4 N)nまたはR5(SO2)n(ここで、R3〜R5は、互いに独立して、約6個より多い炭素 原子数を有するアルキル、あるいはアリールまたはアラルキルであり、そしてn はジアゾ化度である)である。 本発明の範囲に包含されるバラスト化合物Z-R6(ここでZはバラスト部であり 、そしてR6はH、OH、ClまたはBrである)は、これに制限されることはないが、 ヒドロキシベンゾフェノン、例えば4,4'-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4- トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノンな ど;フェノール化合物、例えばビスフェノールA、トリスヒドロキシフェニルア ルカン、フェノールオリゴマー、トリスヒドロキシフェニルアルカンのトリスク ロロホルメート、またはトリヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベン ゾフェノン、ポリヒドロキシフェニルスルホン、ピロガロール類、レソルシノー ル類、クレゾール類、フェノール類、フタロイルハライド、1,3,5-ベンゼントリ カルボキシルハライドなど;ヒドロキシ及び/またはアミノ官能基を含む脂肪族 化合物、例えば4,8-ビスカルボニル-トリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカン、4,8-ビス (クロロカルボニル)-トリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカン;ヒドロキシまたはアミノ 懸垂基を含むポリマー、例えばポリ-4-ヒドロキシスチレン、ポリ(2-ヒドロキシ スチレン4-ヒドロキシスチレン)、アクリレート、メタクリレート及びこれらの 混合物からなる群から選択される構成員とヒドロキシスチレンとのコポリマー、 ポリ(ヒドロキシスチレン-co-t-ブチルカルボニルオキシスチレン)、ポリ(ヒド ロキシスチレン-co-ヒドロキシメチルスチレン)、ポリ(ヒドロキシスチレン-co- アセトキシメチルスチレン)、アルキルにより置換されたポリビニルフェノー ルや、及びアクリル酸、ビニルアルコール、マレイミド、無水マレイン酸のポリ マー及びコポリマーなどである。 このバラスト部の分子量は、75よりも大きく、そして好ましくは6個よりも多 く炭素原子を有する有機基である。この分子量は、より好ましくは、150よりも 大きく、最も好ましくは175よりも大きい。一般的に、nの値、つまりバラスト 基のジアゾ化度は好ましくは1よりも大きい。ポリマーバラスト部の場合は、こ のジアゾ化度は1よりもかなり大きい値をとることができ、フォトレジスト溶剤 に対するジアゾ化されたポリマーの溶解度及びそのリソグラフ性能の双方に大き く依存する。 更に本発明は、新規の感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を製造する方 法であって、以下の段階、つまり a) 以下の式: [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 R2は、H、OH、アルカリオキシドまたはアルカリ塩であり、そして mは1〜3である] を有するキノロン化合物を用意し、 b) このキノロン化合物を、ジアゾ基転移剤の存在下にジアゾ基転移反応に付し て、3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ、 c) この3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物をハロゲン化剤を用いてハロゲン化 して、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Haは、Cl、BrまたはIであり、 Xは、SO2、O、NR1またはCOからなる群から選択される連結基であり、そして mは、1〜3である] で表されるハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ、 d) このハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオンを、塩基の存在下に、Z-H (ここで、Zは以下に記載するバラスト部である)と反応させて、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Xは、75よりも大きい分子量を有し、上記連結基と結合を形成することができる 、炭素含有バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] で表される感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させる段階を含む 上記方法を提供する。 また他の態様では、本発明は、感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物の製 造方法であって、以下の段階、つまり a) 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、そして mは1〜3である] を有するキノロン化合物を用意し、 b) バラスト化合物Z-Haを用意し、ここでZは、75よりも大きい分子量を有しそ して上記連結基と結合を形成することができる、炭素含有有機部であり、そして Haは、Cl、Br、Iまたは無水物であり、 c) 上記a)及びb)の化合物を塩基の存在下に縮合して、以下の式[式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Zは、75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することがで きる、炭素含有バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] を有する生成物を形成させ、 d) 上記c)の生成物を、ジアゾ基転移剤の存在下にジアゾ基転移反応に付して、 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Zは、75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することがで きる、炭素含有バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] で表される3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させる段階を含む、上記方 法も提供する。 以下に示す原料は購入してもよいし、公知技術により合成してもよい。 式中、R、R1、R2及びXは上記に定義した通りである。この具体的な化合物の一つ であるN-メチル-4-ヒドロキシ-6-スルホ-2-キノロンまたはその塩は、ノースキ ャロライナ州、シャーロット在のダイスター社から手に入れることができる。 本発明方法の工程の一つには、ジアゾ基転移反応が含まれる。これは、ジアゾ 基、つまりN2を、原料のキノロンジオン化合物の3位の位置に転移(導入)する ことができるものであれば如何なる反応体を用いても行うことができる。典型的 なジアゾ基転移剤は、W.Dorring氏によってジャーナル・オブ・アメリカン・ケ ミカル・ソサイエティーのボリューム75、第5955頁(1953)に紹介されている。な おこの文献は、引用によってその記載内容がここに掲載されたものとする。この キノロン材料にジアゾ基を導入するジアゾ基転移反応は化学理論量のジアゾ基転 移剤を必要とするが、反応を完全に行うためには過剰量で使用するのが好ましい 。追加的に、反応混合物中に塩基を存在させることが好ましい。ジアゾ基転移剤 の一例はトシルアジド(p-トルエンスルホニルアジド)である。他のものとしては 、例えば、ナフタレンスルホニルアジド、p-カルボキシベンゼンスルホニルアジ ド、2,4,6トリイソプロピルスルホニルアジド、p-ドデシルベンゼンスルホニル アジドなどが挙げられる。使用し得る塩基としては、トリエチルアミン、ピリジ ン、ピペリジン、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、イミダゾールが挙げられ るが、これら以外のものも使用できる。反応溶媒は、とりわけ、アセトニトリル 、ベンゼン、ペンタノン、ジクロロメタン、メタノールなどであり得る。このジ アゾ基転移反応の温度は、約10℃〜約50℃、好ましくは約20℃〜約40℃の範囲で あることができる。この反応は、通常、大気圧下で行われるが、大気圧よりも低 いまたは高い圧力も使用し得る。反応時間は、温度及び圧力の他条件に依存して 変動するが、30分〜30時間の範囲であることができる。この反応は、窒素等の不 活性雰囲気下に行ってもよい。 ハロゲン化段階は、水素またはヒドロキシ末端基を含むベンジル残基、例えば N-メチル3-ジアゾ6-スルホン酸2,4-キノリンジオンまたはその塩に含まれる基を 対応するハロゲン化物に転化する。例えば、N-メチル3-ジアゾ6-スルホン酸キノ リンジオンは、N-メチル3-ジアゾ6-クロロスルホネート2,4-キノリンジオンに転 化することができる。使用し得る特定の塩化剤は、他のハロゲン化剤ももちろん 使用可能であるが、塩化チオニル、クロロスルホン酸、ホスゲンまたは五塩化リ ンあるいはこれらの混合物であり、これらのいずれのものも溶液の形でもよいし またそうでなくともよい。使用し得る溶媒は、これに限定されないが、クロ ロホルムまたは塩化メチレンである。反応温度は、10℃〜約60℃、好ましくは約 20℃〜約45℃の範囲であることができ、反応時間は、約30分〜約4時間の範囲で あることができる。反応が完了したら、得られた混合物を過剰量の氷に滴下して 生成物を析出させる。この生成物は、流出水が6〜7のpHになるまで十分に洗浄 し、その後乾燥する。 本発明方法におけるもう一つの工程は、上記キノロン、つまり3-ジアゾ2,4-キ ノロンジオンに対してのバラスト基の機能性化である。これは、上に説明したバ ラスト化合物をキノロンまたはジオン化合物と反応させることによって行われる 。バラスト化合物の添加量は、所望とする機能性化の程度に依存する。これは約 5%〜約100%に達することができる。なぜならば、光活性化合物の性質は、特 に感光性組成物中に使用される場合、機能性化の程度によって決定されるからで ある。反応溶媒は、この種の反応に使用される典型的な溶剤のいかなるものでも よく、例えばブチロラクトン、アセトン、プロピレングリコールモノメチルエー テルなどがある。反応時間は約30分〜約8時間の範囲であることができる。反応 温度は約10℃〜約40℃、好ましくは20℃〜30℃の範囲であることができる。 反応生成物が感光性であるために、上記の全ての反応は、白色光または太陽光 を遮断して行うことが好ましい。通常は、黄色蛍光の光が好ましい。 以下の具体例は、本発明の組成物を製造及び利用する方法の詳細な例示を与え るであろう。しかし、これらの例は、どのようにも本発明の範囲を限定または減 縮することを意図されたものではなく、本発明を実施するのに排他的に使用する べき条件、パラメーターまたは値を与えるものと解釈するべきではない。 例1 材料: スルホキノロン(I)は、ノースキャロライナ州、シャーロット在のダイス ター社から入手した。この化合物(I)は、メチル,4ヒドロキシ6-スルホ2-キノロ ンのナトリウム塩である。トシルアジドの合成(Dorring W.,J.Am.Chem.Soc.75,5955(1953)から採用した 合成法) 250mlの丸底フラスコ(RBF)中に、脱イオン水(DI水)60mlおよびアジ化ナトリウ ム21g(0.32モル)を添加した。これを、アジ化ナトリウムが全て溶解するまで室 温で15分間混合した。1L丸底フラスコ中に、メタノール300ml及びトルエンスル ホニルクロライド(塩化トシル)50.1g(0.26mol)を添加した。この溶液を、塩 化トシルが全て溶解するまで室温で混合した。上記のアジ化ナトリウム溶液をこ の塩化トシル溶液に添加し、1時間混合した。そうするうちにこの溶液の色が暗 くなり、第二の相が生じた。その後、この反応混合物を20℃のDI水1200ml中に注 ぎ入れた。二つの相が生じそして底部相を保持した。この底部相をDI水100mlで 二回洗浄した。収量は32.4gであった。 例2 ジアゾ化されたスルホキノリン(II)の製造 三つ首の1L丸底フラスコ中に、メタノール400ml、原料(I)40.7g(0.16モル) 及びトリエチルアミン34g(0.34モル)を添加した。この原料(I)は、メタノール 中に全て溶解した。アジ化トシル32.4g(0.16モル)を攪拌しながら一度に添加し た。この溶液は最初は透明であったが、ピンク色帯びた褐色に変化した。析出物 が生じた。この反応混合物を室温で24時間攪拌し、そして析出物を濾別し、そし てメタノール200mlで十分に洗浄した。次いで得られた生成物を室温で減圧下に 乾燥した。収量は34gであった。例3 スルホキノリンジオン(III)のジアゾスルホニルクロライドの製造 三つ首の250ml丸底フラスコを、これに温度計及び冷却または加熱用の外部水 浴を備え付けてセットした。この250mlの丸底フラスコに、クロロスルホン酸50m lを添加した。このクロロスルホン酸に、反応温度を30℃未満に維持しながら化 合物II(10g、0.027モル)を注意深く添加した。外部水浴は、必要に応じて反応 を冷却するために使用した。この反応/添加作業は発熱を伴った。その後、反応 混合物を25〜30℃の温度で30分間混合した。30分後、化合物IIを溶解させるため に、この反応を45〜50℃に加温した。次に、温度を45〜50℃に維持しながら、塩 化チオニル8.1g(0.063モル)をこの反応に滴下漏斗を用いてゆっくりと添加した 。この段階は発熱性であった。塩化チオニルの添加速度は、温度と発泡/ガス発 生の両方の様子を見ながら制御した。塩化チオニルを全て添加した後、この反応 を45〜50℃の温度で30分間、攪拌しながら維持した。次に、この反応を20℃に冷 却した。この冷却された反応生成物を、1Lビーカー中の300gの氷中に注意深く ゆっくりと添加した。この反応性生物を氷水に添加する際、生ずる生成物スラリ ーは攪拌した。得られた粗製の化合物IIIは濾過し、そしてpHが6〜7になるま でDI水(2リットル)で十分に洗浄した。この生成物をイソプロピルアルコール 250mlですすぎそして室温及び減圧下に乾燥した。収量は7.9gであった。 例4 トリス-1,1,1-(4-ヒドロキシフェニル)エタン(THPE)のジアゾ化されたスルホキ ノリンジオンエステル(IV) 50mlの丸底フラスコ中で、ガンマ-ブチロラクトン(BLO)15ml中の1,4-ジアザビ シクロ(2,2,2)オクタン(Dabco)2.4gの溶液を調製した。100mlの三つ首丸底フラ スコ中に、1,1,1-トリス-(4-ヒドロキシフェニル)エタン(THPE)3.06g(0.01モル )、ジアゾクロライドIII 5.7g(0.020モル)、及びBLO 30mlを電磁攪拌しながら 添加した。この混合物を、材料が全て溶解するまで混合した。温度を30℃未満に 維持しながら、上記Dabco溶液をこの混合物に攪拌しながらゆっくりと添加した 。これに塩基を添加した後に、この反応混合物を室温で1時間攪拌した。その後 、氷酢酸2mlを添加した。この反応混合物を更に1時間、室温で放置した。この 間に、10%のメタノール水溶液を200ml調製した。このメタノール水溶液は10℃ に冷却した。上記反応混合物をホワットマン(Whatman)#4フィルターを通して濾 過した。次いで、この反応混合物を上記冷却したメタノール水溶液に攪拌しなが ら投入した。この際、このメタノール水溶液は10〜15℃の温度に維持した。得ら れた生成物を濾過し、そしてDI水で十分に洗浄してその導電率をできるだけ低く した。この生成物をアセトン40ml中に再溶解し、次いで25℃の9%濃塩酸400ml 中に投入した。生成物を濾過し、そして中性になるまで十分に洗浄し、次いで減 圧下に40℃で乾燥した。収量は5gであった。 アセトニトリル中のこの生成物の溶液についてそのUVスペクトルを、DUV光で 露光する前及びその後に記録した。この化合物は、220nm〜285nmの波長範囲の放 射線を吸収し、そして露光されると、分解するためにその吸収率は低減すること が観察された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カンナ・ディネッシュ・エヌ アメリカ合衆国、ニュー ジャージー州 08822 フレミントン、サトン・ファー ム・ロード、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Zは、約75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することが できる、有機バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] を有する感光性化合物。 2. バラスト部Zが、酸素または窒素懸垂基を有するポリマー及び以下の式を 有するバラスト部からなる群から選択される、請求の範囲第1項の化合物。つま り、(R3-)n、R3-(O)n、R3-(CO)n、R3-(CO2)n、R3-(R4N)nまたはR5(SO2)n(ここで 、R3〜R5は、互いに独立して、6個よりも多く炭素原子を有するアルキル、ある いはアリールまたはアラルキルであり、そしてnはジアゾ化度を示す)。 3. Z-Hが、トリスヒドロキシフェニルエタン;ビスフェノールA;4,8-ビスカ ルボキシルトリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカン;アルカリ可溶性樹脂;ノボラック 樹脂;ポリ(4-ヒドロキシスチレン)、及びポリ(co-4-ヒドロキシスチレン-2-ヒ ドロキシスチレン);アクリレート、メタクリレート及びこれらの混合物からな る群から選択される構成員とヒドロキシスチレンとのコポリマー;ポリ(ヒ ドロキシスチレン-co-t-ブチルオキシカルボニルオキシスチレン);ポリ(ヒドロ キシスチレン-co-ヒドロキシメチルスチレン);ポリ(ヒドロキシスチレン-co-ア セトキシメチルスチレン);及びアルキルにより置換されたポリビニルフェノー ルからなる群から選択される、請求の範囲第2項の化合物。 4. Zが6個よりも多く炭素原子を有する、請求の範囲第1項の化合物。 5. Zが、約150よりも大きい分子量を有する、請求の範囲第1項の化合物。 6. Zが、約175よりも大きい分子量を有する、請求の範囲第1項の化合物。 7. R1がメチルである、請求の範囲第1項の化合物。 8. R1がメチルであり、XがSO2である、請求の範囲第1項の化合物。 9. Xが6-位に位置する、請求の範囲第1項の化合物。 10. 以下の段階、つまり a) 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはアルキルフルオロであり、 Xは、SO2、O、NR1またはCOからなる群から選択される連結基であり、 R2は、H、OH、アルカリオキシドまたはアルカリ塩であり、そして mは1〜3である] を有するキノロン化合物を用意し、 b) このキノロン化合物を、ジアゾ基転移剤の存在下にジアゾ基転移反応に付し て、3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ、 c) この3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を、ハロゲン化剤を用いてハロゲン 化して、以下の式[式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはアルキルフルオロであり、 Haは、Cl、BrまたはIであり、 Xは、SO2、O、NR1またはCOからなる群から選択される連結基であり、 mは1〜3である] で表されるハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させ、 d) このハロゲン化された3-ジアゾ2,4-キノリンジオンを、塩基の存在下に、Z-H (ここで、Zは以下に記載するバラスト部である)と反応させて、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Xは、SO2、CO、OまたはNR1からなる群から選択される連結基であり、 Zは、75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することがで きる、有機バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] で表される感光性3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させる段階を含む、 感光性キノロン化合物の製造方法。 11. Zが、酸素または窒素懸垂基を有するポリマー及び以下の式を有するバラ スト部からなる群から選択される、請求の範囲第10項の方法。つまり、(R3-)n、 R3-(O)n、R3-(CO)n、R3-(CO2)n、R3-(R4N)nまたはR5(SO2)n(ここで、R3〜R5は、 互いに独立して、6個よりも多く炭素原子を有するアルキル、あるいはアリール またはアラルキルであり、そしてnはジアゾ化度を示す)。 12. Z-Hが、トリスヒドロキシフェニルエタン;ビスフェノールA;4,8-ビスカ ルボキシルトリシクロ[5.2.1.0.2.6]デカン;アルカリ可溶性樹脂;ノボラック 樹脂;ポリ(4-ヒドロキシスチレン);及びポリ(co-4-ヒドロキシスチレン-2-ヒ ドロキシスチレン);アクリレート、メタクリレート及びこれらの混合物からな る群から選択される構成員とヒドロキシスチレンとのコポリマー;ポリ(ヒドロ キシスチレン-co-t-ブチルオキシカルボニルオキシスチレン);ポリ(ヒドロキシ スチレン-co-ヒドロキシメチルスチレン);ポリ(ヒドロキシスチレン-co-アセト キシメチルスチレン);及びアルキルにより置換されたポリビニルフェノールか らなる群から選択される、請求の範囲第11項の方法。 13. Zが、約6個よりも多く炭素原子を有する、請求の範囲第10項の方法。 14. Zが、約150よりも大きい分子量を有する、請求の範囲第10項の方法。 15. Zが、約175よりも大きい分子量を有する、請求の範囲第10項の方法。 16. R1がメチルである、請求の範囲第10項の方法。 17. R1がメチルであり、XがSO2である、請求の範囲第10項の方法。 18. ジアゾ基転移剤が、p-トルエンスルホニルアジド、ナフタレンスルホニル アジド、p-カルボキシベンゼンスルホニルアジド、2,4,6-トリイソプロピルスル ホニルアジド及びp-ドデシルベンゼンスルホニルアジドからなる群から選択され る、請求の範囲第10項の方法。 19. 塩化剤が、塩化チオニル、クロロスルホン酸、ホスゲン、五塩化リンまた はこれらの混合物からなる群から選択される、請求の範囲第10項の方法。 20. 以下の段階、つまり a) 以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、そして mは1〜3である] を有するキノロン化合物を用意し、 b) バラスト化合物Z-Haを用意し、ここでZは、75よりも大きい分子量を有しそ して上記連結基と結合を形成することができる有機部であり、そしてHaはCl、 Br、Iまたは無水物であり、 c) 上記a)及びb)の化合物を塩基の存在下に縮合させて、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Zは、75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することがで きる、炭素含有バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] を有する生成物を形成させ、 d) 上記c)からの化合物を、ジアゾ基転移剤の存在下にジアゾ基転移反応に付し て、以下の式 [式中、 R1は、H、アルキル、置換されたアルキル、アリールまたはアラルキルであり、 Rは、互いに独立して、H、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ハロ ゲンまたはフルオロアルキルであり、 Zは、75よりも大きい分子量を有しそして上記連結基と結合を形成することがで きる、炭素含有バラスト部であり、 mは1〜3であり、そしてnは1以上である] で表される3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を形成させる段階を含む、感光性 3-ジアゾ2,4-キノリンジオン化合物を製造する方法。
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