JP2002500571A - 研磨機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 研磨ディスクのためのロータリホルダーを保持するロータリケーシングを備えるフレームと、フレームに搭載され、当該機械を駆動するためにケーシングおよびホルダーとに相互作用する駆動モータとを含む研磨機。駆動モータは、ホルダーを回転方向に駆動するために、連続するフレキシブルな部材もしくは関節を有する部材を介してホルダーに連結される。ホルダーが駆動された場合にケーシングを回転させるために、少なくとも１つのホルダーがギアトランスミッションを介してフレームに連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 研磨機 本発明は、研磨ディスクのためのロータリホルダーを保持するロータリケーシ ングを備えたフレームと、当該フレームに搭載され、上記ケーシングとホルダー に相互作用して当該機械を駆動する駆動モータとを備えた研磨機に関する。 この種の研磨機は、ＵＳ−Ａ １ ９２８ ３９０に開示されている。この既 知の研磨機は、ギアトランスミッションを介して駆動モータに連結されたドライ ブシャフトを備える。ドライブシャフトは、直接ケーシングに連結され、これに よりケーシングが回転される。 この構成によれば、研磨ディスクを保持するためのホルダーは、フレーム上の 静止プーリと、ホルダーの軸のプーリとの間に掛け渡されたＶベルトを介して回 転させられる。 このような研磨機の駆動機構には、いくつかの間題点がある。例えば、ケーシ ングおよびホルダー間の相対的な回転速度を変えることは難しく、それらの間の 相対的な回転方向を変えることも難しい。ドライブシャフトは、ケーシングに直 接連結されるので、減速ユニットを駆動モータとドライブシャフトとの間に組み 込む必要がある。そうしなければ、ケーシングの回転があまりにも速くなってし まうからである。 本発明の目的は、これらの問題点のない研磨機を提供することである。この目 的は、ホルダーをその回転方向に駆動するために、駆動モータを、連続するフレ キシブルな部材もしくは関節を有する部材（articulated element）を介してホ ルダーに連結し、少なくとも１つのホルダーが駆動された場合にケーシングを回 転させるために、そのホルダーをギアトランスミッションを介してフレームに連 結することによって実現される。 本発明による研磨機では、駆動モータは研磨ディスクに連結され、この研磨デ ィスクは、比較的高速で回転駆動される。従って、減速トランスミッションをド ライブシャフト内に備える必要がない。減速が必要な場合には、関係するプーリ の直径を適切な方法で選択することによって簡単に行うことができる。 ケーシングは、かなり減速された速度で回転することができる。この場合、減 速はギアトランスミッションによってなされる。 ギアトランスミッションは、様々な方法で実現される。しかし、フレームに、 少なくとも１つの遊星歯車と相互作用する太陽歯車を設け、当該少なくとも１つ の遊星歯車が、ケーシングに回転可能に軸支されると共に少なくとも１つのホル ダー７と相互作用するという実施例が好ましい。 ホルダーおよびケーシングの望ましい減速および／または、相対的な回転方向 を実現するために、上記少なくとも１つのホルダーが、遊星歯車と相互作用する 歯車を備えたシャフトを有するようにしてもよい。 以下、本発明を図面を参照してさらに詳しく説明する。 図１は、本発明の研磨機の部分断面図である。 図２は、平面図である。 図３は、図１のIII−III線における断面図である。 図１に示される本発明の研磨機は、ドライブシャフト１ａを備える駆動モータ １を含む。駆動モータ１は、フレーム２に搭載される。このフレーム２には、図 示されていないが、操作装置（operating device）を設けることができる。 フレーム２は、太陽歯車２ａを備え、さらにベアリング８を介してケーシング ３に連結される。これにより、ケーシング３は、フレーム２に対して相対的に回 転することが可能となる。 研磨ディスク保持用の３つのホルダー７は、ロータリケーシング３に回転可能 に取り付けられている。各ホルダーは、シャフト４を備え、シャフト４は、ベア リング９、１０を介して回転可能にケーシング３に取り付けられている。 プーリ４ａが、各シャフト４に取着され、プーリ１ｂは、ドライブシャフト１ ａに取着される。図３の断面図に示されるように、ホルダー７が研磨ディスクと 共にドライブシャフト１ａとは逆方向に回転するように、駆動ベルト６が各プー リに掛け渡される。テンションホィール１１、１２にも、駆動ベルト６が掛けら れており、テンションホィール１２は、ばねにより付勢された接触(spring cont act)によって駆動ベルト６のプリテンションを維持する。 ギア４ｂは、各シャフト４に設けられ、各シャフト４はケーシング３より上方 に突出している。ギア４ｂは、遊星歯車５ａと相互作用し、遊星歯車５ａは、そ れぞれ、ベアリング１３を介してシャフト１４に保持されている。 遊星歯車５ａは、研磨ディスクを備えるホルダー７が回転する際にギア４ｂに よって駆動され、図２および図３に示されるように、ケーシング３が研磨ディス クを備えるホルダー７の回転方向とは逆方向に回転するように、フレームの太陽 歯車２ａの回りを回転する。 それぞれ直径の異なるギア４ｂおよび遊星歯車５ａを用いることにより、一方 で研磨ディスクを備えるホルダー７の相対的な回転速度を、もう一方でケーシン グ３の相対的な回転速度を簡単に変えることができる。ギア４ｂを直接太陽歯車 ２ａと噛合させることによってケーシング３を研磨ディスクを備えたホルダー７ と同じ方向に回転させることも可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 バン フリート、ヨハネス ペイトルス オランダ、テーハー アルフェン アン ドゥ ライン、エヌエル―2408、ザイダー キアクリング 266 (72)発明者 ムラー、ヨープ ヘンク オランダ、デーエー テール アール、エ ヌエル―2461、エスドーンパッド ６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 研磨ディスクのためのロータリホルダー（７）を保持するロータリケーシ ング（３）を有するフレーム（２）と、フレーム（２）に搭載され、当該機械を 駆動するためにケーシング（３）およびホルダー（７）と相互作用する駆動モー タ（１）とを備えた研磨機であって、ホルダー（７）をその回転方向に駆動する ために、駆動モータ（１）が連続するフレキシブルな部材もしくは関節を有する 部材（６）を介してホルダー（７）に連結され、ホルダー（７）が駆動されたと きにケーシング（３）を回転させるために、少なくとも１つのホルダー（７）が ギアトランスミッション（２ａ、４ｂ、５ａ）を介してフレーム（２）に連結さ れていることを特徴とする研磨機。 ２． フレーム（２）は、少なくとも１つの遊星歯車（５ａ）と相互作用する太 陽歯車（２ａ）を有し、当該少なくとも１つの遊星歯車（５ａ）は、ケーシング （３）に回転可能に軸支され、少なくとも１つのホルダー（７）と相互作用する ことを特徴とする請求の範囲第１項記載の研磨機。 ３． 少なくとも１つのホルダー（７）は、遊星歯車（５ａ）と相互作用するギ ア（４ａ）を備えるシャフト（４）を有することを特徴とする請求の範囲第２項 記載の研磨機。 ４． ３つのホルダーを備えることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項の いずれかに記載の研磨機。 ５． ホルダー（７）の回転方向が駆動モータ（１）の回転方向と逆になるよう に、フレキシブルもしくは関節を有する部材（６）が、駆動モータに連結された プーリ（１ｂ）とホルダー（７）に連結されたプーリ（４ａ）とに掛け渡されて いることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項のいずれかに記載の研磨機。