JP2002500198A - 脱感作のための方法及び組成物 - Google Patents

脱感作のための方法及び組成物

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Abstract

(57)【要約】 患者をポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する方法において、当該方法が、患者にアレルゲンから誘導されたペプチドを投与することを含み、患者が有しているMHCクラスII分子に対する拘束がぺプチドに示され、ペプチドが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を誘発できる方法。ペプチドアレルゲンから誘導される複数のペプチドを含んでなる組成物であって、組成物中のペプチドの少なくとも1つに対してMHCクラスII分子に対する拘束が示され、組成物が与えられたMHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を誘発できる組成物。本発明はまた、MHCクラスII分子を有する患者においてアレルギー反応を起こしうるポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱感作する免疫治療薬として使用するためのペプチドの選択方法において、当該方法が、(1)ペプチドアレルゲンから誘導された候補ペプチドを選択し、(2)候補ペプチドが前記MHCクラスII分子に拘束を示すか否かを決定し、そして(3)候補ペプチドが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を起こしうるか否かを決定する工程を含んでなる方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特定のアレルゲン、特にポリペプチドアレルゲンに対して過敏な患
者を脱感作するための方法及び組成物に関する。さらに、本発明はアレルゲンに
対する過敏症を含む状態を防止及び/又は治療するのに用いられる免疫学的ワク
チンに関する。
【0002】 特定の分子に対して反応を誘発する免疫系の能力は、その抗原の存在を認識す
る能力に決定的に依存している。古典的には、抗原という用語は、分子がB細胞
の誘発を介する抗体生産機となる能力に関連していた。しかし、T細胞も抗原を
認識する能力を有することが知られている。T細胞抗原認識は、細胞表面に主要
組織適合遺伝子複合体(MHC)を伴った抗原断片(ペプチド)を提示する抗原
提示細胞(APC)を必要とする。T細胞は、APCに提示された抗原断片を認
識するのに抗原特異的T細胞レセプター(TCR)を使用する。このような認識
は、認識された抗原を全滅させる一連の反応を生じる免疫系のトリガーとして作
用する。
【0003】 Tリンパ球は、内部(宿主)及び外部環境から誘導された抗原の免疫認識を含
む広範な疾患の病原に含まれる。自己免疫性甲状腺炎、慢性関節リウマチ及び紅
斑性狼瘡等の自己免疫疾患は、宿主、又は自己の免疫系による抗原の認識から生
ずる。
【0004】 ヒトなどの生物の免疫系による外部抗原の認識は疾患をもたらすことがあり、
アトピー状態として知られる。後者の例は喘息、アトピー性皮膚炎及びアレルギ
ー性鼻炎を含むアレルギー疾患である。この群の疾患において、Bリンパ球は(
ヒトにおける)IgEクラスの抗体を生成して外来抗原に結合するが、これら外
来抗原はこれらの分子がアレルギー反応を誘発するので、この文脈ではアレルゲ
ンと呼ばれる。アレルゲン特異的IgEはTリンパ球に依存し、それもまたアレ
ルゲンによって活性化される(特異的である)。アレルゲン特異的IgE抗体は
、IgEに対する表面レセプターが発現されている好塩基球及びマスト細胞等の
細胞の表面に結合する。表面に結合したIgE分子のアレルゲンによる交差結合
は、これらのエフェクター細胞の脱顆粒をもたらし、ヒスタミン、5-ヒドロキ シトリプタミン等の炎症メディエータ及びスルフィドロイコトリエン等の脂質メ
ディエータを生ずる。IgE-依存的事象に加えて、喘息などの或る種のアレル ギー疾患は、IgE-非依存的事象によって特徴付けられる。後期相(late phase
)反応はIgE-非依存的であり、アレルゲン特異的Tリンパ球の活性化に依存す
ることが示された。
【0005】 アレルギー性IgE媒介疾患は、現在のところ徴候を緩和又は抑制する薬剤で
治療されている。このような薬剤の例は、抗-ヒスタミン、βアゴニスト、及 びグルココルチコステロイドである。さらに、幾つかのIgE-媒介疾患は、ア レルゲン成分又は抽出物の周期的な注射を含む脱感作手法によって治療されてい
る。脱感作治療はIgG反応を誘発し、これはアレルゲンに対してIgEと競合
し、あるいはアレルゲンに対するIgEの合成を阻止する特異的なサプレッサT
細胞を誘発する。この治療形態は常に有効ではなく、重大な副作用、特に一般的
なアナフィラキシーショックを引き起こす危険を持っている。これは、即座に認
識してアドレナリンで治療しなければ致命的になる可能性がある。他のアレルゲ
ンに対する免疫反応性を変えず又はアレルギー反応自体をトリガーせずに、特定
のアレルゲンに対して望まれないアレルギー免疫反応を減少又は排除する治療処
理は、アレルギー性の個体にとって極めて有益である。
【0006】 喘息は、臨床研究所において制御された条件下でアレルゲンを吸入することに
より引き起こされる。反応は、初期の喘息反応(EAR)に続く時間的に遅延し
た後期喘息反応(LAR)によって特徴付けられる(Allergy and Allergic Dis
seases (1997), A.B. Kay (編), Blackwell Science, pp 1113〜1130)。EAR はアレルゲンにさらされて数分以内、最大で10から15分に起こり、通常は1
時間までにベースライン近くに戻る。一般に、EARはヒスタミン及びロイコト
リエン等のマスト細胞媒介メディエータのIgE依存的放出に依存すると認めら
れている。これに対してLARは、最大6−9時間に達し、少なくとも部分的に
は喘息反応の炎症成分を表すと考えられており、この点において慢性喘息の有用
なモデルとして提供されていた。
【0007】 後期喘息反応はアレルギー性刺激に対する反応の典型であり、後期相反応(L
PR)として正しく知られている。LPRは特に、アレルゲンの皮膚内又は鼻内
投与に続いて皮膚及び鼻に見られる。
【0008】 ネコのアレルギー性個体(鼻炎及び喘息)を用いて、Norman等(1996) Am. J.
Respir. Crit. Care Med. 154: 1623-8は、ヒトにおける「T細胞反応性ペプチ ド」(IPC1及びIPC2と呼ばれる)の注射によりマウス実験的T細胞寛容
の対応物を誘発することを試みた。ペプチドはFel d 1反応性T細胞系によ
る短い重複ペプチドのエピトープ認識のパターンを基にして設計された。鎖1か
ら誘導されたペプチドは、鎖2より大きな増殖反応性を与え、大多数の活性は鎖
1のN末端に関連することがわかった。IPC1及びIPC2は、既に決定され
ているT細胞エピトープよりかなり(各々27アミノ酸)長い。これは、投与に
続く患者における即座の(IgE媒介と仮定される)反応の原因の一部でありう
る(Norman等, Op. Cit.)。最小の臨床的効果を得るために大量のペプチド投与
(4x750μg)が必要とされた。治療のためのペプチドの選択は、多数のネ
コ−アレルギー個体から誘導された二次T細胞系の反応性に基づき、より反応性
でありうる一次T細胞反応性(即ちエキソビボ)又はMHCクラスIIハプロタ
イプは考慮しなかった。
【0009】 Norman等は、呼吸又は他のアレルギー徴候を含む多数の有害な過敏性反応を報
告した。上述したように、幾つかは即座に、即ち10分以内に始まり、他はIP
C1/IPC2投与の数時間後まで観察されなかった(注射部位に局所的な発赤
又は腫脹が無い)。これらの結果は、ペプチドが免疫治療に適しておらず、LP
Rの生成は不適当であることを示していると解釈された(Wheeler and Drachenb
erg (1997) Allergy 52: 602-612)。
【0010】 WO 92/11859は、アレルゲンに対する免疫反応を低下させる方法を開示してお り、そこでは、APCの特異的MHCクラスII分子に結合する非アレルゲン誘
導、非刺激性ペプチドが特定のアレルゲンに対するT細胞反応の阻害のために使
用されている。
【0011】 WO 91/06571は、ネコアレルギーの診断、治療又は予防に使用できるヒトT細 胞反応性ネコタンパク質から誘導されたペプチドの開示を意図している。 WO 94/24281は、主要ハウスダストダニアレルゲンのペプチド及び修飾ペプチ ドに関する。修飾ペプチドは、脱感作治療に伴う望ましくない副作用のレベルを
低下させる意図を有している。
【0012】 我々は、免疫治療に用いられるペプチドアレルゲンが患者の特定のMHC型に
関連していることを見出した。さらに、投与される個体に初期LPRを与えるこ
とができるペプチドアレルゲンを用いた場合に患者の有効な脱感作が達成される
【0013】 MHC複合体は、MHC分子をコードする多数の遺伝子からなる遺伝子座であ
る。MHC分子はヒト白血球抗原(HLA)としても知られている。
【0014】 各個体は各患者からの多数のMHC遺伝子を受け継ぎ、遺伝子は正しくは個体
のハプロタイプと呼ばれる。これは、それらがコードする分子ではなく遺伝子を
指す遺伝学的用語である。「ハプロタイプ」という用語は、厳密に言えば、一人
の患者から受け継いだ遺伝子を記載するのに用いられるべきであるが、一般的に
は患者の組からの遺伝子を含んでいる。この特許明細書で用いられる場合、文脈
がより厳密な意味を示唆していない限り、この一般的な意味を与えるものとする
【0015】 本発明の第1の態様は、患者をポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する方
法を提供し、当該方法は、患者にアレルゲンから誘導されたペプチドを投与する
ことを含み、患者が有しているMHCクラスII分子に対する拘束がぺプチドに
示され、ペプチドが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を
誘発できる。
【0016】 患者が有するMHCクラスII分子の拘束は、例えばペプチドに対するT細胞
反応性によってペプチドに示される。「患者が有するMHCクラスII分子」に
より、特定の型を意味し、当然のことながら、MHCクラスII分子の特定の型
をコードする遺伝子を有する他の個体が有する型であってもよい。
【0017】 「アレルゲンから誘導されたペプチド」により、我々はペプチドがポリペプチ
ドアレルゲンから例えばタンパク質分解的切断により化学的に誘導されるという
意味を包含させ、また我々は、ペプチドがポリペプチドから例えばポリペプチド
アレルゲンのアミノ酸配列を用いることにより及び配列の基づいてペプチドを合
成することにより知的判断で誘導されるという意味も包含させる。ペプチドは、
この分野で知られた方法を用いて合成してよく、その幾つかは以下により詳細に
記載する。
【0018】 「ペプチド」により、我々は、アミノ酸残基がペプチド(-CO-NH-)結合 によって結合した分子のみならず、ペプチド結合が逆になった分子も含ませる。
このようなレトロ−インバース(retro-inverso)ペプチド類似物は、この分野で 知られた方法、例えばMeziere等, (1997) J. Immunol. 159, 3230-3237に記載さ
れた方法等で作成することができ、それらは参考としてここに取り入れる。この
方法は、骨格を含むが側鎖の配向を含まない変化を持つ疑似ペプチドを作成する
ことを含む。Meriere等 (1997)は、少なくともMHCクラスII及びTヘルパー
細胞反応について、これらの疑似ペプチドは有用であることを示した。CO-N Hペプチド結合ではなくNH-CO結合を含むレトロ−インバースペプチドは、 タンパク質分解に対して耐性が大きい。
【0019】 同様に、アミノ酸残基のCα原子の間を離間させる適当なリンカー部分があれ
ば、ペプチド結合は全部分配されていてもよく、これは、リンカー部分がペプチ
ド結合と実質的に同じ電荷分布及び実質的に同じ平板性を有する場合に特に好ま
しい。 ペプチドは、そのN-又はC-末端において便宜的にブロックされ、外部タンパ
ク質分解的消化に対する感受性を低下させるのを助けるのが好ましい。
【0020】 「患者が有するMHCクラスII分子の拘束がペプチドに示され得る」により
、我々は、ペプチドが患者が保有する特定のMHCクラスIIに結合できること
を意味するものとする。言うまでもなく、特定のペプチドは他のMHCクラスI
I分子には結合できない。ペプチドは一般に「自己」のMHC分子の関係におい
てのみ認識され、よってMHC結合ペプチドの個体のT細胞による認識は、一般
的に個体分子によって表現されたMHC分子によって拘束される。
【0021】 与えられたMHCクラスII分子への結合は、患者からの適当な試料を用いて
直接示されるが、特定のペプチドが特定のMHCクラスII分子に結合できる(
即ち、特定のクラスII分子に拘束される)か否かは、この分野で良く知られた
方法を用いてインビトロで容易に決定でき、その幾つかを以下に詳細に説明する
【0022】 患者のMHCクラスIIハプロタイプの決定又は患者が有する特定のMHCク
ラスII遺伝子の同定は、この分野で良く知られた適当な方法を用いて容易に測
定することができ、それらは、Olerup及びZetterquist (1992) Tissue Antigens
29: 225-235に記載されたものに基づく例示的方法について以下に更に完全に説
明するPCRをベースとする方法を含む。MHCクラスIIハプロタイプの決定
は、どのMHC分子が個体で発現可能であるかを示す。
【0023】 「後期相反応」により、我々は、Allergy and Allergic Diseases (1997) A.
B. Kay (編), Blackwell Science, pp1113-1130に記載された意味を包含させる 。後期相反応は、任意の後期相反応(LPR)であってよい。好ましくは、ペプ
チドは後期喘息反応(LAR)又は後期鼻炎反応、又は後期皮膚反応又は後期相
の目の反応であり得る。特定のペプチドがLPRを誘発するか否かは、この分野
で良く知られた方法によって決定でき;特に好ましい方法は、Handbook of Expe
rimental Immunology (4) 127章, Wier DM編集, Blackwell Scientific Publica
tions, 1986において、Cromwell O, Durham SR, Shaw RJ, Mackay J 及び Kay A
Bにより、Provocation tests and measurements of mediators from mast cells
and basophils in asthma and alergic rhinitis.として記載されている。特定
のMHCクラスII分子を持つ全ての個体がアレルゲン又はアレルゲン誘導ペプ
チドの投与に続いてLPRを経験するわけではないが、これはLPRの誘発が、
問題とするアレルゲンに対する以前のアレルギー感作によるからである。
【0024】 よって、好ましくはペプチドは、前記MHCクラスII分子を有し、問題とす
るアレルゲンに対して感作された個体にLPRを誘発できる。個体が問題のアレ
ルゲンに対して感作されたか否かは、アレルゲン抽出物溶液での皮膚プリックテ
スト、皮下LPRの誘発、臨床履歴、アレルゲン暴露、及びアレルゲン特異的I
gE測定のための放射性アレルゲン吸着試験(RAST)といった良く知られた
手法によって決定される。
【0025】 好ましくは、ペプチドは、前記アレルゲンから誘導された複数のペプチドを含
有する組成物中に含有される。組成物中のペプチドは、ポリペプチドアレルゲン
から誘導された誘導された多重重複ペプチド(MOP)であってもなくてもよい
。複数のペプチドはポリペプチドアレルゲン全体から誘導され、従ってペプチド
はアレルゲンのポリペプチド鎖の全体に渡っている。しかしながら、それらはポ
リペプチドアレルゲンの一部のみから誘導し、ポリペプチドアレルゲンの幾つか
の部分が複数のペプチドに表現されていなくてもよい(例えば、以下に示すよう
に、アレルゲンから誘導された幾つかのペプチドは水溶液に非常に可溶性ではな
くて有用でなくても、他のペプチドがMHCクラスII分子に拘束を示さなくて
もよい)。MOP又はアレルゲンから誘導され組成物中に存在する任意のペプチ
ドは、ポリペプチドアレルゲンのアミノ酸配列を参照して設計できる。典型的に
は、ペプチドは少なくとも7つのアミノ酸残基である。典型的には、ペプチドは
約14から18アミノ酸残基の長さである。ペプチドは、同じ配列を含むより長
いペプチドに比較して低下したIgEへの結合能力を有するのが好ましい。ペプ
チドがIgEに結合できないならば特に好ましい。典型的には、MOP重複の場
合、重複は1つのアミノ酸残基の周囲にある。これは、MHC-結合ペプチドを 同定し、続いてそれらが個体においてLPRを誘発する能力についてスクリーニ
ングされるインビトロT細胞アッセイでMOPが用いられる場合に特に有用であ
る。スクリーニングの更なる詳細は以下に述べる。
【0026】 MHCクラスII分子はMHCクラスII遺伝子によってコードされる。MH
CクラスII分子をコードする少なくとも3つの座(DR、DQ及びDP)が存
在し、各個体は各座の2つのコピーを有する。これらの座はかなりの遺伝的多様
性を有し、異なるMHCクラスII遺伝子(対立遺伝子)の優勢は変化する。イ
ギリス人の正常な(疾患を持たない)集団からの種々のMHCクラスII遺伝子
(対立遺伝子)のおよその頻度は、Haworth S, Sinnott P, Davidson J 及び Dy
er P, Caucasian England Normal In: HLA Typing 1997, Terasaki編, PI 及び
Gjertson, DW, 出版: UCLA tissue typing laboratoryに記載され、参考のため に取り入れる。 DR分子については、コーカサス人集団に最も共通するのは、DR1、DR2
、DR3、DR4、DR5、DR6、DR7、DR51、DR52及びDR53
に分類されるものである。
【0027】 DP分子については、最も共通するのは、DPB1*0201、DPB1*03
01及びDPB1*0401である。 DQ分子については、最も共通するのは、DQB1*0201、DQB1*03
01、DQB1*0501、DQB1*0601及びDQB1*0602である。
【0028】 患者に投与される複数のポリペプチドに、MHCクラスII分子に対する拘束
が示されるペプチドが含まれているならば特に好ましい。患者に投与される複数
のペプチドに、MHCクラスIIDR分子、DR2、DR3、DR4及びDR7
に対する拘束が示されるペプチドが含まれているならば特に好ましい。さらなる
実施態様において、複数のペプチドが、MHCクラスIIDR分子、DR1、D
R5及びDR6の1つ又はそれ以上に対する拘束が示されるペプチドをさらに含
むならば好ましい。
【0029】 また、患者に投与される複数のポリペプチドに、MHCクラスIIDR分子、
DR51、DR52及びDR53に対する拘束が示されるペプチドが含まれてい
るならば特に好ましい。
【0030】 また、患者に投与される複数のペプチドに、MHCクラスIIDP分子、DP
B1*0201、DPB1*0301及びDPB1*0401に対する拘束が示さ れるペプチドが含まれているならば特に好ましい。
【0031】 また、患者に投与される複数のペプチドに、MHCクラスIIDQ分子、DQ
B1*0301及びDQB1*0601に対する拘束が示されるペプチドが含まれ
ているならば特に好ましい。さらなる実施態様において、複数のペプチドが、M
HCクラスIIDQ分子、DQB1*0201、DQB1*0501及びDQB1
*0601の1つ又はそれ以上に対する拘束が示されるペプチドをさらに含むな らば好ましい。
【0032】 複数のペプチドが、特定のMHCクラスII分子に対する拘束が示される単一
のペプチドのみを含むのならば好ましい。
【0033】 特定のクラスII分子に対する拘束は、上記したように示され、以下に更に詳
細に記述する。特定のクラスII分子に対する拘束が示されるペプチドを誘導す
ることは不可能かもしれず;例えば、特定のポリペプチドアレルゲンは各MHC
クラスII分子に表現されるT細胞エピトープを含まないかもしれないことは理
解されるであろう。この場合、当然に、それらのペプチドはポリペプチドアレル
ゲンから誘導された複数のペプチドには存在しない。
【0034】 「患者をポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する」とは、適当に感作した
個体においてアレルゲンに誘発されるアレルギー性組織反応を阻害又は鈍らせる
ことを意味する。患者が特定のポリペプチドアレルゲンに感受性であるか否かは
、アレルゲン抽出物溶液での皮膚プリックテスト、皮下LPRの誘発、臨床履歴
、アレルゲン暴露、及びアレルゲン特異的IgE測定のための放射性アレルゲン
吸着試験(RAST)といった良く知られた手法によって試験でき、特定の患者
が治療の恩恵を予想できるか否かは、例えばそれらの試験を基に医師によって決
定されると理解される。 ペプチド(複数のペプチドを含む組成物など)の投与は任意の適切な方法によ
り、その幾つかは以下に更に詳細に説明する。ペプチドの適切な量は経験的に決
定できるが、典型的には以下に与える範囲である。以下の本発明のさらなる態様
に述べるように、本発明はまた、患者に投与するのに適したペプチドの初期投与
量の決定方法も含む。ペプチドの1回の投与は患者に有利な効果を奏するのに十
分であるかもしれないが、ペプチドを1回以上投与するのが有利であるかもしれ
ず、その場合には典型的な投与方式は、例えば6ヶ月毎に2−4週間に渡って週
当たり1回又は2回、あるいは4から6ヶ月毎に1週間に渡り1日当たり1回と
することができる。
【0035】 本発明の第2の態様は、ポリペプチドアレルゲンから誘導される複数のペプチ
ドを含んでなる組成物であって、組成物中のペプチドの少なくとも1つに対して
MHCクラスII分子に対する拘束が示され、組成物が与えられたMHCクラス
II分子を持つ個体において後期相反応を誘発できる組成物を提供する。好まし
くは、組成物中には、それに対してMHCクラスIIDR分子、DR2、DR3
、DR4及びDR7の各々の拘束が示される少なくとも1つのペプチドが存在し
、それらのペプチドは当然にアレルゲンから誘導されたものである。
【0036】 また、好ましくは組成物は、MHCクラスIIDR分子、DR1、DR5及び
DR6の1つ又はそれ以上の拘束が示されるペプチドを含有する。
【0037】 好ましくは、組成物中には、MHCクラスIIDR分子、DR51、DR52
及びDR53の各々の拘束が示された少なくとも1つのペプチドが存在する。 好ましくは、組成物中に、MHCクラスIIDP分子、DPB1*0201、 DPB1*0301及びDPB1*0401の各々に対する拘束が示される少なく
とも1つのペプチドが存在する。
【0038】 好ましくは、組成物中に、MHCクラスDQ分子、DQB1*0301及びD QB1*0601各々に対する拘束が示される少なくとも1つのペプチドが存在 する。さらなる実施態様において、複数のペプチドが、MHCクラスIIDQ分
子、DQB1*0201、DQB1*0501及びDQB1*0602の1つ又は それ以上に対する拘束が示されるペプチドをさらに含むならば好ましい。
【0039】 これらの選択は全てであるが、任意の特定のアレルゲンについて特定のクラス
II分子が示されるペプチドが誘導できないかもしれない。
【0040】 組成物(又は組成物に含まれるペプチド)は、与えられたMHCクラスII分
子を持つ個体においてLPRを誘発することができる(後で更に詳細に述べるよ
うに適当な組成物及びペプチドはそれらがLPRを誘発する能力によって同定で
きる)が、組成物(又は組成物中に含まれるペプチド)が患者の治療のために用
いられる場合、十分に低い濃度の組成物又はペプチドを用い、観察できるほどの
LPRは起こさないが反応がT細胞を部分的に脱感作するのには十分とし、次の
(好ましくはより高い)投与量を与えることを続けると理解される。この方法に
おいて、完全な脱感作を与えるが患者にLPRを起こさない投与量か確立される
(しかし、当然のことながら、組成物又はペプチドは、投与したものより高い濃
度において起こすことができる)。さらに、そして以下に更に詳細に議論するよ
うに、個体におけるLPRの誘発は、適切な組成物及びペプチドを選択するのに
特に有用であるが、臨床的な有効性及び治療段階には必須ではないと理解される
【0041】 組成物は、ポリペプチドアレルゲンから誘導されたペプチドを、それを有用に
するように多量又は少量含有することができると理解される。本発明の第1の態
様の患者の脱感作方法の一実施態様では単一のペプチドが患者に投与され、その
ペプチドが患者が有するMHCクラスII分子に対する拘束を示し、そのペプチ
ドは前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を起こすことがで
きるが、本発明の第2の態様の組成物は十分な数のペプチドを含有し、その各々
が特定のMHCクラスII分子に対する拘束を示し、前記MHCクラスII分子
を持つ個体において後期相反応を誘発し、よって集団の少なくとも75%につい
て、MHCクラスII拘束され、適当に拘束されたMHCクラスII分子を持つ
個体において後期相反応を誘発することのできるペプチドが組成物中に存在する
。より好ましくは、組成物は十分なペプチドを含有し、集団の少なくとも80%
(より好ましくは少なくとも85%、さらに好ましくは集団の90%)について
、MHCクラスII拘束され、適当に拘束されたMHCクラスII分子を持つ個
体において後期相反応を誘発することのできるペプチドが組成物中に存在する。
【0042】 特に好ましい実施態様では、組成物は(組成物中の唯一のポリペプチドアレル
ゲン誘導ペプチド成分として)、MHCクラスII拘束され、与えられたMHC
クラスII分子を持つ個体においてLPRを誘発できるペプチドを含有する。好
ましくは、組成物は、唯一のポリペプチドアレルゲン誘導ペプチド成分として十
分な数のペプチドを含有し、その各々が特定のMHCクラスII分子に対して拘
束を示し、前記MHCクラスII分子を持つ個体に置いてLPRを誘発でき、よ
って集団の少なくとも75%について、MHCクラスII拘束され、適当に拘束
されたMHCクラスII分子を持つ個体においてLPRを誘発することのできる
ペプチドが組成物中に存在する。
【0043】 集団中の特定のMHCクラスII分子の頻度が民族的群で変化することは良く
知られており、少なくとも幾つかの民族群については、特定のMHCクラスII
分子の頻度が知られている(例えば、上掲のHLA Typing 1997参照)。例えば、 特定のMHCクラスII分子の頻度は、モンゴル集団又はネグロ集団等に比較し
てコーカサス集団において相違している。本発明の組成物に含有すべきポリペプ
チドアレルゲン誘導ペプチドは、患者が属する民族群に従って選択されることは
容易に理解されるであろう。例えば、本発明の組成物は、コーカサス又はモンゴ
ル又はネグロ集団におけるMHCクラスII遺伝子の頻度を参照して特定のポリ
ペプチドアレルゲンに対する脱感作のために容易に調製されうる。
【0044】 本発明の第3の態様は、医薬品として使用するために包装され表示された本発
明の第2の態様の組成物を提供する。特に、組成物は含まれる組成物で誰が治療
されるのか(特に治療によって誰が恩恵を受けるのか)の記載、望まれるならば
、組成物中のペプチドが拘束されるMHCクラスII分子の記載とともに包装さ
れ表示される。
【0045】 本発明の第2の態様の組成物は、本発明の第1の態様の方法に従って患者に便
利に投与されると認められる。
【0046】 本発明の第4の態様は、本発明の第2の態様の組成物と、製薬的に許容される
担体とを含んでなる製薬組成物を提供する。製薬組成物に好適な成分は以下に更
に詳細に記載する。
【0047】 本発明の第5の態様は、ポリペプチドアレルゲンから誘導されたペプチドの使
用であって、患者が有するMHCクラスII分子の拘束がペプチドに示され、当
該ペプチドが前記MHCクラスII分子を有する個体において後期相反応を誘発
できるペプチドの、患者を前記ポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する医薬
の製造における使用を提供する。
【0048】 本発明の第6の態様は、本発明の第2の態様の組成物の、患者を前記ポリペプ
チドアレルゲンに対して脱感作する医薬の製造における使用を提供する。
【0049】 本発明の第1の態様の方法に対して、患者に投与する適切なペプチド又は組成
物を選択するために、患者が何れのMHCクラスII分子を持つかを決定するの
が望ましいことは理解されるであろう。(これは遺伝的手段で個体のMHCハプ
ロタイプを決定することにより決定できる事が理解されるであろう。)これは、
単一のペプチドの投与が考慮される場合に特に好ましい。しかしながら、十分な
数のペプチドを含有し、各々が特定のMHCクラスII分子に拘束を示し、前記
MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を誘発できる組成物を用い
て、集団の少なくとも75%(より好ましくは80%、又は85%、又は90%
)についてMHCクラスII拘束され、適切に拘束されたMHCクラスII分子
を持つ個体において後期相反応を誘発できるペプチドが組成物中に存在する場合
、彼又は彼女が何れのMHCクラスII分子を有するかを決定するために患者を
型分類するのは必要でも望ましくもないかもしれない事が理解されるであろう。
【0050】 ポリペプチドアレルゲンは任意のポリペプチドアレルゲンでよく、その幾つか
は以下で更に詳細に説明する。
【0051】 本発明の第7の態様は、MHCクラスII分子を有する患者においてアレルギ
ー反応を起こしうるポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱感作する免疫治療
薬として使用するためのペプチドの選択方法において、当該方法が、(1)ポリ
ペプチドアレルゲンから誘導された候補ペプチドを選択し、(2)候補ペプチド
が前記MHCクラスII分子に拘束を示すか否かを決定し、そして(3)候補ペ
プチドが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を起こしうる
か否かを決定する工程を含んでなる方法を提供する。
【0052】 候補ペプチドは、ポリペプチドアレルゲンから誘導される任意のペプチドでよ
く、便宜的には、免疫治療での使用に適したサイズのペプチドとして他に記載さ
れたサイズ範囲のポリペプチドである。
【0053】 候補ペプチドが前記MHCクラスII分子に対して拘束を示すか否かは、この
分野で良く知られ、その幾つかを実施例において記載する任意の適当な方法によ
って決定できる。
【0054】 候補ペプチドがLPRを誘発するか否かは、ここに記載し、この分野で良く知
られた方法によって決定することができる。工程(2)が工程(3)より先に実
施され、特定のMHCクラスII分子に対する拘束を示す候補ペプチドのみを工
程(3)における試験のために選択するならば特に好ましい。
【0055】 工程(3)における個体が適切に感作された個体であること;即ち問題とする
アレルゲンに対して既に感作した個体であるのが特に好ましい。LPRを誘発で
き、特定のMHCクラスII分子に対して拘束を示すペプチドが免疫治療薬とし
て選択される。
【0056】 候補ペプチドが前記MHCクラスII分子に対して拘束を示すか否かの決定は
、適切なT細胞活性化アッセイを用いて便利になされる。
【0057】 よって、本発明の好ましい一実施態様は、特定のMHCクラスIIハプロタイ
プを持つ患者においてアレルギー反応を誘発することのできるアレルゲンに対し
て患者を脱感作するための免疫治療薬として使用するためのペプチドを選択する
方法を提供し、その方法は以下の工程を含む: a)前記と同じMHCクラスII分子を持つ個体に患者として候補ペプチドを投
与して、そのペプチドが後期相反応を誘発するか否かを決定し;そして b)後期相反応を誘発できる候補ペプチドを免疫治療薬として選択する。
【0058】 ペプチドがLPRを誘発するかを決定する目的で候補ペプチドを投与する個体
は、患者であってもなくてもよい。
【0059】 第8の態様において、本発明は直前で議論した好ましい実施態様に従う更なる
選択のための候補ペプチドの試験方法を提供し、この方法は以下の工程を含む: a)ペプチドをT細胞活性化アッセイで検定して、個体のT細胞の活性化を誘発
できるペプチドを選択し; b)MHC型を決定するために個体を組織型分類し; c)各候補ペプチドに結合したMHC分子を決定し;そして d)上記(a)部分を満足し、個体が有するMHC型に結合できるペプチドを、
直前に議論した好ましい実施態様に従う方法における候補ペプチドとして使用す
るために選択する。
【0060】 第9の態様において、本発明は、患者をアレルゲンに対して脱感作する免疫治
療薬として使用するためのペプチドを選択する方法を提供し、この方法は以下の
工程を含む: a)MHCクラスII型を決定するために患者を組織型分類し;そして、 b)特定のMHCクラスII分子と結合し、当該MHCクラスII分子を有する
個体において後期相反応を起こすことが知られたペプチドのデータベースから、
患者が有するMHCタイプII分子に結合することのできる1又はそれ以上のペ
プチドを選択する。
【0061】 好ましくは、個体は、問題とするアレルゲンに対して予め感作された適切に感
作された個体である。
【0062】 第10の態様において、本発明は、本発明の第7及び第8の態様に従って特徴
付けられるペプチドのデータベースを提供する。
【0063】 TCRは、その特異性において高度に変化する。変異性は、抗体分子で、細胞
内の遺伝子組換え事象を通して生ずる。TCRは主要組織適合性複合体(MHC
)の遺伝子にコードされる分子に結合した短いペプチドの形態で認識される。こ
れらの遺伝子産物は、移植に用いられる「組織型」をもたらす同じ分子であり、
ヒト白血球抗原分子(HLA)とも呼ばれ、これらの用語は本明細書中で交換可
能に用いられる。個々のMHC分子はペプチド結合溝を有し、これらはその形状
及び電荷により制限されたペプチド群しか結合できない。1つのMHCに結合し
たペプチドは、必ずしも他のMHC分子に結合しない。この制限されたペプチド
−MHC結合の結果、特定のペプチドのT細胞レセプター認識はペプチドが結合
するMHC分子により「拘束される」と言う。ここで用いられる用語「アレルゲ
ンペプチド−結合MHC」は、前記アレルゲン又はアレルゲン誘導ペプチドに結
合するMHC分子を意味するように用いられる。
【0064】 抗原又はアレルゲンなどのタンパク質分子が、Bリンパ球、樹状細胞、単球及
びマクロファージなどの抗原提示細胞に取り込まれた場合、分子は細胞内で酵素
的に分解される。分解過程は分子のペプチド断片を生じ、それらが適当なサイズ
、電荷及び形状であるならば、次いで或るMHC分子のペプチド結合溝に結合し
、続いて抗原提示細胞の表見に表示される。ペプチド/MHC複合体が抗原提示
細胞表面に十分な数存在するならば、それらは次いで適切なペプチド/MHC特
異的T細胞レセプターを有するT細胞を活性化する。
【0065】 MHCの多型性により、ヒトなどの非近交系集団の個体は、それらの細胞表面
にMHC分子の異なる組み合わせを発現する。異なるMHC分子はペプチドのサ
イズ、電荷及び形状に基づいて同じ分子の異なるペプチドに結合できるので、異
なる個体は、それらのMHC分子に結合したペプチドの異なるレパートリーを表
示する。
【0066】 ヒトなどの非近交系集団における全MHC−結合ペプチドエピトープの同定は
、近交系動物(実験室マウスの或る種の株など)より困難である。個体間の差動
的MHC発現、及びこれがもたらすペプチド結合及び提示における本来の相違を
基にすると、特定のMHCと疾患の関連が極めて強くなければ、ヒトにおける殆
どの疾患のための脱感作治療に使用するための単一のペプチドは同定できないよ
うである。例えば、HLA-B27分子は強直性脊髄炎と密接に関連することが 示されており、患者の約90%がHLA-B27を発現する。幾つかの自己免疫 疾患では、例えばHLA-DR4と慢性関節リウマチなどの或る種の疾患HLA 関連が示されているが、これらの関連は強直性脊髄炎よりも非常に弱い。
【0067】 アレルギー疾患においては、関連が示されてとしても更に弱い。この理由によ
り、単一のペプチド(たとえ免疫優性のものでも)又は少数にペプチドに集中し
た治療は脱感作治療として最適に有効とはならないであろう。MHC結合アレル
ゲンエピトープが同定された分野において導き出された結論は、たとえ免疫優性
エピトープが同定されても、治療的価値のある種々の拘束されたMHCと反応す
ることが必要だということである(Van Neerven RJJ等 (1994) J Immunol 152,
4203-4210; Higgins JA等 (1994) J Allerg Clin Immunol 93, 891-899参照)。
【0068】 ここに述べたように、患者が、前記患者の少なくとも1つのMHCと結合でき
、同じMHCクラスII分子型を持つ個体にLPRを誘発できるペプチド又はペ
プチドを含む組成物を投与することにより、特定のアレルゲンに対して脱感作さ
れうることが観察された。従って本発明によれば、「全体的に」脱感作するペプ
チドの概念は、組織型を考慮した選択方法によって拒絶される。それにも関わら
ず、本発明の複数のペプチドを含有する組成物を使用することは、単一の組成物
が殆どの集団に用いられるが、組成物が特定のMHCクラスII分子によって拘
束されたペプチドを含むことを基にしてもこれがまだ選択されるという意味では
「全体的」でありうる。
【0069】 LPRを含む好酸球依存性粘膜組織損傷がT細胞制御下にあると仮定すること
ができる。例えば、インサイツハイブリッド形成により、Th2-型(IL-4及
びIL-5)及び好酸球仮性サイトカイン(IL-3、IL-5及びGM-CSF)
に陽性のmRNAの数がベースラインにおいても(Robinson等 (1992) N Engl J
Med 326: 298-304)アレルゲン誘発LAPの後でも(Bentley等, (1993) Am J
Respir Cell Mol Biol 8: 35-42)、喘息鎮静において増加することが示された 。さらにIL-4及びIL-5mRNAがCD4+T細胞と多数同時局在化する(
Ying等, (1997) J Immunol 158: 3539-3544)。シクロスポリンAがアレルゲン 吸入により誘発されたLARを減弱するがEARはしないという観察により、L
ARのT細胞成分も示唆された(Sihra等 (1997) Thorax 52: 447-452)。さら に、抗CD4の1回の注入が、慢性コルチコステロイド依存性喘息における肺の
機能を有意に向上させた。しかしながら、T細胞活性化が、開始事象のように、
喘息患者に直接的に器官狭窄、従って喘息反応を導くか否かを決定するのは困難
であった。
【0070】 ここに記載したように、T細胞は選択的に活性化でき、次いで非反応性とする
ことができることが示された。さらに、これらT細胞のアネルギー化又は除去に
より、特定のアレルゲンについて患者の脱感作が導かられる。脱感作自体は明ら
かに、アレルゲン又はアレルゲン誘導ペプチドを2回目に投与した際のアレルゲ
ン又はアレルゲン誘導ペプチドに対する反応の低下、好ましくはそのような反応
の排除を示している。2回目の投与は、適当な時間経過後に行われて脱感作が起
こるが;これは好ましくは1日から数週間の間の任意の時間出る。2週間程度の
間隔が好ましい。
【0071】 これらの結果に基づいて、本発明はポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱
感作する方法を提供するが、この方法は、患者においてLPR次いで脱感作を誘
発するために特異的に選択されたペプチドを患者に投与する事を含み、このペプ
チドは、特定のMHCクラスII分子によって拘束され、ペプチドが拘束される
与えられたMHCクラスII分子を持つ個体においてLPRを誘発できる。脱感
作のためのペプチドは、それらがLPRを誘発するか否かに従って選択できる。
【0072】 LPRは、Allergy and Allergic Diseases (1997) A.B. Kay (編), Blackwel
l Science, pp 1113〜1130に記載されているように定義され、記載のように喘息
、皮膚及び鼻の後期相反応を誘発する。
【0073】 上記したように、投与されるペプチドは、アレルゲンから誘導された複数のペ
プチドを含有する組成物に含まれていてよい。
【0074】 好ましくは、ペプチドはアレルゲン自体の誘導体であり、少なくとも1つのア
レルゲンの共通する抗原決定基を保持している。「共通の抗原決定基」とは、問
題とする誘導体が、アレルゲンの少なくとも1つの抗原機能を保持することを意
味する。抗原機能は、アレルゲン又はその断片を認識するTCRに結合できるエ
ピトープ又は抗原部位を持つことを含む。よって、本発明で提供されるペプチド
は、アレルゲンをコードする一次翻訳物の選択的スプライシングによって生じた
mRNAによりコードされるスプライシング変異体、アミノ酸変異体、グリコシ
ル化変異体及びアレルゲンの他の共有結合誘導体を含み、それらは少なくともア
レルゲンのMHC結合特性を保持している。例示的誘導体は、本発明のペプチド
が、置換、化学的、酵素的、又は他の適当な手段により天然発生アミノ酸以外の
部分で共有結合的に修飾された分子を含む。さらに、特定の種に見られるアレル
ゲンの天然発生変異体も含まれる。このような変異体は、同じ遺伝子ファミリー
の関連遺伝子、特定遺伝子の対立遺伝子変異体によってコードされ、或いはアレ
ルゲン遺伝子の選択的スプライシング変異体を表示する。
【0075】 アレルゲンの誘導体はその変異体も含み、それらはアミノ酸欠失、付加又は置
換を含み、アレルゲンの少なくとも1つの特徴を維持する要件が課される。よっ
て、本発明のペプチドに実質的にアレルゲンの性質を変えないように保存的アミ
ノ酸置換をなしてもよく、N又はC末端からの切断であってもよい。さらに本発
明に含まれるアレルゲンの断片に欠失及び置換をなしてもよい。ペプチドは、例
えば1又はそれ以上のアミノ酸の付加、交換及び/又は欠失をもたらすインビト
ロ突然変異を施したDNAから作成してもよい。好ましくは、ペプチドは周知の
技術に従い市販されているペプチド合成機を用いたペプチド合成により作成され
る。突然変異及び/又は切断は合成過程の間にアミノ酸配列を変えることにより
なしてもよい。
【0076】 TCRに結合できる好ましい変異体は、経験的に誘導するか又は周知の基準に
従って選択してよい。単一ペプチド内に、MHC抗原結合溝内での結合に寄与す
る或る種の残基及びT細胞レセプターの高頻度可変領域と相互作用する他の残基
が存在する(Allen等 (1987) Nature 327: 713-5 )。T細胞レセプター相互作 用に寄与する残基の中で、与えられたペプチド残基の置換の際のT細胞活性化の
依存性に関する階層が示された。異なるアミノ酸で置換された1又はそれ以上の
T細胞レセプター接触残基を有するペプチドを用いて幾つかの群がT細胞活性化
の過程に重大な影響を持つことが示された。Evavold及びAllen (1919) Nature 2
52: 1308-10は、T細胞増殖及びサイトカイン生産の分裂を示した。このインビ トロモデルでは、ヘモグロビンの残基64−76(文脈中ではI-E)に特異 的なT細胞クローンがアスパラギン酸のグルタミン酸での保存的置換がなされた
ペプチド類似物で負荷された。この置換は類似物のI-Eに結合する能力を有 意に阻害しなかった。T細胞のこの類似物でのインビトロ負荷の後は、増殖は観
察されなかったが、クローンのB細胞反応を助ける能力と同様にIL-4選択は 維持された。引き続く研究において、同じ群は、T細胞媒介細胞溶解のサイトカ
イン生産からの分離が示された。この例では、前者は変わらずに維持されたが後
者は減少した。変化したペプチドリガンドのインビボでの有効性は、McDevitt及
び共同研究者によってEAE(実験的アレルギー性脳脊髄炎)のマウスモデルに
おいて最初に示された(Smilek等 (1991) Proc Natl Acad Sci USA 88: 9633-96
37)。このモデルでは、EAEはMBP(ミエリン塩基性タンパク質)の脳脊髄
炎ペプチドAcl-11での免疫化で誘発される。位置4(リシン)のアラニン 残基での置換は、その制限部位(AαAβ)に良好に結合するペプチドを生
じたが、それは感受性PL/JxSJLF1株においては非免疫性であり、さら
に脳脊髄炎ペプチドでの免疫化の前又は後に投与したときEAEの発症を防止し
た。よって、ペプチド中で、T細胞の種順機能を誘発する能力に影響する残基が
同定できる。
【0077】 有利には、ペプチドはT細胞増殖及び脱感作に適するように設計される。Metz
lerおよびWraithは、ペプチド−MHC親和性を増大される置換がなされたペプ チドの寛容原能力を向上させることを示した(Metzler及びWraith (1993) Int I
mmunol 5: 1159-65)。変化したペプチドリガンドがクローン化したT細胞にお いて長時間かつ重大なアネルギーを生ずることの証明(Sloan-Lancaster等 (199
3) Nature 363: 156-9)は、それらのペプチド類似物が自己免疫及びアレルギー
などの疾患に対する免疫治療における使用、さらには移植における宿主/提供者
特異的寛容に特に関連している。
【0078】 共通の抗原決定基を保持している誘導体は、好ましくはアレルゲンの断片であ
る。アレルゲンの断片は、個々のドメイン自体、並びにドメインから誘導される
より小さなポリペプチドを含んでいる。好ましくは、本発明のアレルゲンから誘
導されたより小さなポリペプチドは、TCRに結合できるアレルゲンの単一のエ
ピトープを決定する。断片は理論上殆ど如何なるサイズでもよいが、より小さな
断片が、単一のMHC分子に拘束されやすいと思われるので好ましい。好ましく
は、断片は5から50、好ましくは5から25、有利には約17アミノ酸長であ
ろう。ペプチドがIgE反応を誘発せず、殆どの感作された個体からの豊富化し
た好酸球又はマスト細胞調製物からのヒスタミンの放出を導かないならば好まし
い。
【0079】 患者に潜在的にLPRを誘発できる候補ペプチドは、インビボ試験において治
療的に有用なペプチドを同定する機会を最大にするために予め選択される。本発
明のこの態様の段階は、ペプチドがMHCクラスIIに拘束されること、例えば
、治療される患者に存在するMHC分子と結合したときT細胞増殖を起こすこと
ができることの決定を含む。よって、特別な実施態様では、選択方法は以下の3
つの工程に分けることができ、各々は(任意の順序で)連続して、又は同時に実
施される: a)T細胞活性化アッセイでペプチドを検定し、個体のT細胞で増殖を誘発でき
るペプチドを選択する; b)個体を組織型分類してMHCクラスII型を決定する;及び c)各候補ペプチドに結合するMHCクラスII分子を決定する。
【0080】 工程(a)及び(c)は、特に、1回のT細胞活性化アッセイで組み合わせる
ことができる。好ましくは、アッセイは、特定のMHC分子を発現する用に形質
移入され、このMHCに対するペプチドの結合が形質移入細胞のみの存在下での
T細胞増殖を誘発する能力によって試験された細胞の使用を含む。好ましい形質
移入細胞は、容易に入手可能であり、あらゆる場合において、クローン化遺伝子
を適当な細胞系に形質移入することにより容易に作成できる。
【0081】 好ましくは、上記の手法に従って選択されたペプチドは、個体においてLPR
を誘発する能力について試験される。LPRが誘発される場合は、繰り返し投与
により、そのペプチドが誘導されたアレルゲンに対する脱感作をもたらすであろ
う。
【0082】 しかしながら、ペプチドが特定のMHCクラスII型に結合し、そのMHCク
ラスIII型を持つ個体に投与したときにLPRを誘発することが一度決定され
ると、それは必要なMHCクラスII分子を持つ実質的に全ての患者において関
連するアレルゲンに対する脱感作を誘発するのに使用できる。従って、特定のア
レルゲンから誘導されたペプチドは、それらの特定なMHCクラスII型に対す
る結合性及びLPRを誘発する能力によって特徴付けることができ、よって任意
の与えられた患者のために、その患者の組織型分類に応じて適切なペプチドを選
択するためのデータベースが提供される。それに加えて又はそれに代えて、LP
Rを誘発できる複数のMHC結合ペプチドを含む組成物を用いることもでき、そ
れは感作された個体の大多数の脱感作において有効であろう。
【0083】 よって、一実施態様では、特定のアレルゲンに対する感受性が知られた患者か
ら抗原提示細胞が単離され、前記細胞によって提示されるペプチド結合MHC分
子に基づいて、その少なくとも1つのMHC分子に結合する能力によって前記患
者の脱感作に使用するためのペプチドが選択される。従って本発明は、患者をア
レルゲンに対して脱感作する免疫治療薬として使用するためのペプチドを選択す
る方法を提供し、この方法は以下の工程を含む: a)MHCクラスII型を決定するために患者を組織型分類し;そして、 b)特定のMHCクラスII分子と結合し、当該MHCクラスII分子を有する
個体において後期相反応を起こすことが知られたペプチドのデータベースから、
患者が有するMHCタイプII分子に結合することのできる1又はそれ以上のペ
プチドを選択する。
【0084】 疑義を避けるために、上記工程(b)で呼ばれる個体は、工程(a)で組織型
分類される治療を受けている患者としての個体と同一である必要はない。実際に
、特定のアレルゲン誘導ペプチドのMHCクラスII拘束が一度決定され、そし
てそのペプチドが個体、特に、前記MHCクラスII分子を持つ適切に感作され
た個体でLPRを誘発できることが決定されれば、患者自身のMHCクラスII
分子の能力を試験する必要はない。
【0085】 ここに記載した脱感作手法に適用可能なアレルゲンは、次ぎに列挙するアレル
ゲンから誘導又は選択されたペプチドを含む;Fel d 1(国産ネコFelis do
mesticusのネコ皮膚及び唾液腺アレルゲン−このアミノ酸配列がWO 91/06571に 開示されている)、Der p I、Der p II、Der fI又はDer f
II(ハウスダストダニdermatophagoidesからの主要タンパク質アレルゲン−ア
ミノ酸配列はWO 94/24281に開示されている)。
【0086】 本発明は実質的に全てのアレルゲンに適用可能であり、以下のいずれかに存在
するアレルゲンを含む:草、木又は雑草(ブタクサを含む)の花粉;真菌及び黴
;食品、例えば魚、貝、カニ、ロブスター、ピーナッツ、ナッツ、小麦グルテン
、卵及び牛乳;咬む昆虫、例えばハチ、スズメバチ(easp and hornet)及びユス リカ類(咬まない蚊);クモ及びダニ、ハウスダストダニを含む;ネコ、イヌ、
ウマ、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウサギ、ラット、モルモット、マウス及びアレチネ
ズミ等の哺乳動物の毛、尿、唾液、血液又は他の体液に見られるアレルゲン;浮
遊微小粒子一般;ラテックス;及びタンパク質洗浄添加物。
【0087】 アレルゲンが昆虫タンパク質である場合、ペプチドは次のものを含む群から選
択される:イエバエ、ショウジョウバエ、シープブローバエ(sheep blow fly)、
スクリューワームバエ(screw worm fly)、穀物ゾウムシ、カイコ、ミツバチ、咬
まない蚊幼生、ハチガ幼生、ゴミムシダマシの幼虫、ゴキブリ、及びテニブリオ
モリトールビートル(Tenibrio molitor beelte)の幼生。これら全ては昆虫アレ ルゲンであり;これらは特に仕事場から生ずるアレルギー問題に関連する。
【0088】 アレルゲンがFel d Iである場合、有用なペプチドは好ましくはり配列番
号(SEQ ID NO)1〜3のいずれかに示す配列を有する。本発明の方法で使用する のに特に好ましいペプチドは、配列番号1又は2又は3に与えた配列を持つもの
である。本発明の好ましい組成物は、配列番号1、2又は3に与えた配列を持つ
ペプチド、及び実施例7に記載した13のペプチドのMHCクラスII拘束ペプ
チドを含む組成物を含有し、それに対して適当なMHCクラスII分子を持つ個
体でLPRを決定することができる。
【0089】 本発明のデータベースは、データベース内のペプチドに結合するMHCクラス
II分子及びペプチドがそのようなMHCクラスII分子を持つ患者においてL
PRを誘発する能力に関する情報を含む。よって、データベースは、実務者が、
LPRを誘発できる又は潜在的に誘発できるペプチドを選択し、よって特定の患
者において患者の組織型に基づいて脱感作することを可能にする。
【0090】 さらに本発明は、本発明のデータベースに列挙したペプチドを治療に使用する
ために提供する。好ましくは、そのようなペプチドは個々に述べた方法に従って
患者をアレルゲンに対して脱感作するための方法に有用である。データベースに
含まれるペプチド、及び単独又は本発明の組成物中で混合物として有用なペプチ
ドは、ポリペプチド配列又はポリペプチド配列の出典が実施例6に記載されてい
るポリペプチドアレルゲンから、本発明の方法に従って容易に選択される。
【0091】 特定のアレルゲンから誘導されたペプチドに結合するAPC上に表現されたM
HC分子は、この分野で知られた方法、例えばMHC阻止抗体でのT細胞増殖実
験、及びPCR技術、例えば Olerup及びZetterquist (1992) Tissue Antigens
29: 225-235に基づく技術によって同定される。よって、種々のMHC分子を表 現している抗原提示細胞は、アレルゲン及びT細胞とともにインキュべートされ
、後者の増殖が観察される。次いで、試験されるアレルゲンに対して拘束された
MHCを同定するための繰り返しインキュベーションにおいて特定のMHCクラ
スへの抗体の添加がなされる。Van Neerven RJJ等, (1994) Immunol 82: 351-35
6、及びYssel H等 (1992) J Immunol 148: 738-745参照。
【0092】 あるいは、単一のMHCクラスII型を表現している細胞、例えばMHCクラ
スII分子でコードされる遺伝子で形質移入された繊維芽細胞等の細胞は、T細
胞クローン又は系に特異的であることの知られた各ペプチドとともにインキュベ
ートする。そのようなT細胞クローン又は系の、適当なMHCクラスII分子に
よって表現されたペプチドでの培養は、T細胞の増殖を導くであろう。T細胞増
殖は特定のペプチドがAPC上の特定のMHCクラスII分子に結合することの
唯一のインジケータではない。他のインジケータは、サイトカイン等の測定可能
な可溶性産物の分泌、細胞内カルシウムレベルの変化、及びこの分野で知られた
T細胞活性化の他の測定手段を含む。
【0093】 本発明のこの態様で使用するための好ましい繊維芽細胞は、ヒト及びマウス繊
維芽細胞、特にL-細胞を含む。
【0094】 後者の方法は、コンビナトリアル法で使用してもよく、そこでは、一群のペプ
チドがともに試験され、有効なペプチドが標準的なコンビナトリアル技術によっ
て同定される。
【0095】 少なくとも1つのMHCクラスII分子に結合するアレルゲンの特異的エピト
ープ又はそれから誘導されたペプチドは、標準的な手法によって同定され、ここ
に記載した脱感作方法で使用される。従って、本発明は、本発明の前記態様に従
って選択された場合のペプチドを提供する。
【0096】 例えば、アレルゲンがFel d 1タンパク質などのネコアレルゲンである場
合、MHC分子はDR13又はDR1クラスIIMHCを含み、DR13及び/
又はDR1又は脱感作方法に用いられるその任意のサブタイプに結合するペプチ
ドは配列番号3に示したものである。
【0097】 そのようにして同定されたペプチド、及び本発明の方法で使用されるものは、
典型的に前記ペプチドの連続投与を含む脱感作方法で使用されうる。ペプチドの
第1の投与は測定可能又は観察可能なLPRを誘発するかもしれないが、他に述
べたように、ペプチド又は組成物は、測定可能又は観察可能なLPRを起こさな
い濃度で患者に投与してもよい。引き続く投与が患者の脱感作をもたらす。例え
ば、ペプチドが配列番号3のもの(Fel d 1アレルゲンの断片)ならば、こ
のペプチドの第1の投与の際にLPRが観察されるであろう。このペプチドの引
き続く投与は、より弱い反応又は無反応をもたらし、患者は脱感作される。
【0098】 また本発明はアレルゲンに対する患者の脱感作におけるペプチドの使用にも関
し、そのペプチドは、個体に存在する少なくとも1つのMHCクラスII分子に
結合する、及び前記MHCクラスII分子を持つ個体でLPRを誘発する能力に
よって同定され、また当該患者は与えられたMHCクラスII分子を持つ。
【0099】 ペプチドは患者に単独又は組み合わせ(例えば上記の組成物として)投与され
る。よって、本発明のデータベースは、患者のMHCクラスII型に基づいて、
選択されたアレルゲンに対して患者を脱感作するのに使用されるデザイナーワク
チンの調製に用いられる。MHCクラスII型は、データベースに列挙されたペ
プチドの知られたMHCクラスII結合特性と関連づけられ、適切なペプチドが
選択され組み合わされてデザイナーワクチンが作製される。同様に、データベー
スは、十分な数のペプチドを含有し、その各々が特定のMHCクラスII分子に
拘束を示し、それらが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応
を誘発できる組成物(又はペプチドの混合物)の設計に用いられ、それにより、
集団の少なくとも75%(好ましくは少なくとも80%又は85%又は90%)
に対して、MHCクラスII拘束され適当なMHCクラスII分子を持つ個体に
後期相反応を誘発できるペプチドが組成物中に存在する。
【0100】 特定のアレルゲン上のエピトープの全て又は殆どを標的とするワクチンを設計
するのは可能であるが、T細胞の連鎖抑制により不要である。連鎖抑制はタンパ
ク質からの単独のエピトープ投与が調節ペプチド特異的Tリンパ球の集団の誘発
を導き、それが、TGFβ及び/又はIL-10等の可溶性因子の放出により、 同じタンパク質内の他のエピトープに特異的な非寛容T細胞の反応を抑制又は改
変する現象であり、幾つかのモデルではエピトープは他のタンパク質から誘導さ
れている(「バイスタンダー抑制」)(Davis等 (1996) J Immunol 156: 3602-7
)。移植モデルにおいて、このような調節T細胞は未処理のT細胞における類似
のフェノタイプを誘発できることが示された。これは、「感染寛容」という用語
を生み(Qin等 (1993) Science 259: 974-7)、それは長時間の過剰反応性を起 こす機構であろう。
【0101】 連鎖抑制は、ペプチド特異的調節T細胞が、同じ又は隣接するAPC上のペプ
チド/MHC複合体に結合したときに、他のエピトープに対して特異的なT細胞
のように生ずる。後者は、調節T細胞のように同じ分子から、又は同じAPCを
有する異なる分子から誘導されたエピトープに反応する。この現象により、制限
された数のペプチドの投与によって、1又は複数のアレルゲンに対して患者を脱
感作する。
【0102】 本発明のペプチド又は組成物は原料形態で提供されてもよいが、それらを製薬
組成物として提示するのが好ましい。よって、更なる態様により、本発明は、本
発明のペプチド又は組成物を、1又はそれ以上の製薬的に許容される担体、及び
場合によっては1又はそれ以上の治療成分とともに含む製薬組成物を提供する。
担体は、製剤の他の成分と相容であり、その受容者に悪性ではないという意味で
「許容される」ものでなければならない。典型的には、注射及び最終的製剤のた
めの担体は無菌であり発熱因子を含まない。
【0103】 製剤は、経口(特に吸入)、非経口(皮下、経皮、皮内、筋肉内及び静脈内及
び直腸)投与に適切なものを含むが、最も好適な経路は、例えば受容者の状態及
び疾患に依存する。製剤は便宜的に単位投与量形態で提示され、製薬分野で良く
知られた任意の方法によって調製される。全ての方法は、ここに述べた本発明の
化合物又は製薬的に許容されるそれらの塩又は溶媒和物(「活性成分」)を、1
又はそれ以上の補助的成分からなる担体と混合する工程を含む。
【0104】 経口投与に適した本発明の製剤は、各々が予め決められた量の活性成分を含む
カプセル、カシェ剤又は錠剤などの分配した単位として;粉末又は顆粒として;
水性液体又は非水性液体中の溶液又は懸濁物として;又は水中油型液体エマルシ
ョンあるいは油中水型液体エマルションとして提供してよい。また活性成分はボ
ーラス、舐剤又はペーストとして提供してよい。吸入用の製剤は、定量投与吸入
器などの有効性が知られた任意の方法で提供してよい。
【0105】 非経口投与用の製剤は、酸化防止剤、緩衝剤、抗菌剤及び製剤を意図する受容
者の血液と等張とする溶質を含有していてもよい水性及び非水性無菌注射液;及
び、懸濁剤及び増粘剤を含有していてもよい水性及び非水性の無菌懸濁物を含む
。製剤は、単位投与量又は複数回投与量容器、例えば密封されたアンプル及びバ
イアルで提供してもよく、使用の直前に無菌の液状担体、例えば注射用の水を添
加することのみを必要とする凍結−乾燥(凍結乾燥)条件で貯蔵してもよい。即
時調合注射溶液及び懸濁物は、前記した種類の無菌粉末、顆粒及び錠剤から調製
できる。
【0106】 直腸投与のための製剤は、ココアバター又はポリエチレングリコールなどの通
常の担体を持つ座剤として提供できる。
【0107】 好ましい単位投与製剤は、下記のような有効量の仮性成分、あるいはその適当
な一部を含有するものである。
【0108】 本発明の化合物は、典型的には吸入により経鼻で、注入により経口で、1投与
当たり0.0001から1μg/kgの用量で投与される。好ましいのは、ヒト
患者当たりに10から150μgの範囲、有利には約80μgの用量である。
【0109】 本発明のさらなる態様は、ポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱感作する
ための免疫治療用ペプチドの初期投与量を決定する方法を提供し、そのペプチド
はアレルゲンから誘導され、患者が有するMHCクラスII分子に対する拘束が
当該ペプチドに対して示され、当該ペプチドが前記MHC分子を持つ患者におい
て後期相反応を起こすことができるものであり、当該方法は、(1)前記MHC
分子を有し、ペプチドが後期相反応を起こすことのできる個体において、与えら
れた比率で観察可能な後期相反応生ずることのできる投与量を決定し、そして(
2)前記MHC分子を有し、ペプチドが後期相反応を起こすことのできる実質的
に全ての個体において観察可能な後期相反応を起こすことができない低投与量を
選択する工程を含む。
【0110】 好ましくは、前記MHC分子を持つ個体は適切に感作されており;即ち、個体
は問題とするアレルゲンで予め感作されている。
【0111】 脱感作する患者に投与される初期投与量は、上記したように、それ自体は観察
可能なLPRを起こさないものである。
【0112】 初期投与量を決定する方法の工程(1)において、個体の与えられた比率は、
全部ではない任意の個体の適当な比率であってよい。典型的には、この比率は5
0%として与えられるが、それは、例えば与えられた個体の30%又は40%又
は60%又は70%としてもよい。工程(2)においては、低投与量は、前記M
HC分子を持ち、ペプチドがLPRを誘発できる個体の実質的に全てにおいて観
察可能な後期相反応を誘発できない最大の投与量としてよい。
【0113】 典型的には、これはペプチド毎に変化するが、低投与量は好適な個体の50%
において観察できるLPRを誘発する投与量の10倍から100倍低い(好適な
個体とは、ペプチド反応性を促進するために適切に感作され適切なMHCクラス
II分子を有するものである)。
【0114】 LPRは、ここに記載した任意のLPRでよい。好ましくは、後期喘息反応は
喘息患者において決定され、後期鼻反応は鼻炎患者において、そして後期相皮膚
反応は全てのアレルギー性個体で決定される。 LPRは後期皮膚反応であるならば好ましい。
【0115】 本発明の方法は、特にヒト患者に関しての使用に適している。しかしながら、
動物、特に哺乳動物、より詳細には家畜及び農場動物、例えばイヌ及びネコがポ
リペプチドアレルゲンによりアレルギーに罹ることは理解されるであろう。本発
明の方法は、そのような動物に関する方法も含む。この明細書はMHC及びHL
AクラスII分子と呼んでいるが、ヒト以外の動物に等価な分子が存在し、この
分野で良く知られている。
【0116】 本発明を、図面を参照して以下の実施例でさらに詳細に説明するが、例示する
ためだけのものである。
【0117】 配列表のための配列の予定 配列番号1: LFLTGTPDEYVEQVAQY (FC1P1) 配列番号2: EQVAQYKALPVVLENA (FC1P2) 配列番号3: KALPVVLENARILKNCV (FC1P3) 配列番号4: FIG9に示すFel d 1鎖1 配列番号5: FIG9に示すFel d 1鎖2 ペプチドについての他の配列番号はFIG9に示す。
【0118】 (実施例) 実験技術 一次増殖アッセイ PBMCは標準法に従った密度勾配遠心分離により血液から分離した。培地は
、平底96ウェルプレートにウェル当たり2x10細胞で、各ペプチド毎に3
種の濃度、又は最適濃度のネコの毛アレルゲン抽出物、媒体(負の対照)又はP
PD(正の対照)で確立した。細胞を8日(ネコの毛)及び6日(他の全て)培
養し、1μCiトリチウム化チミジンでパルスした。培地を収集し、8−16時
間後に数えた。
【0119】 T細胞クローン PBMCを24ウェルプレートでネコの毛とともに10−12日培養し、5及
び7日目に約10ngのIL-2を添加し、放射した自家PBMC及びネコの毛 で2回再刺激し、系をフィトヘマグルチニン(PHA)及びIL-2で膨張させ た。限界希釈によりクローンを確立し、続いて、後の段階でサイトカイン分泌の
変化を決定するのに使用するために凍結した。
【0120】 実施例1:アレルゲンペプチドの調製 ネコアレルゲンFel d 1の鎖1の配列はFIG9に示し(配列番号(SEQ.
ID. No.)4);鎖2もFIG9に示した(配列番号5)。FIG9に示したよ うに、多重重複ペプチド並びにFel d 1の鎖2のものをこの配列を中心に設
計した。
【0121】 実施例2:ペプチド投与時の患者におけるLARの観察 3つの短いペプチド(FIG9;(配列番号1、2又は3))を含む混合物の
1回の皮膚内投与(各ペプチド80μg)を、18人のネコ喘息個体に与えた。
FIG1に示すように6人の患者で独立した後期喘息反応が進行し、1秒間の強
制呼気容量(FEV1−肺機能の尺度)における20%を越える低下は、正の喘
息効果と考えられる。結果をFIG1に示したが、FC1Pを含む3つのペプチ
ド[黒丸;FC1PはFC1P1(配列番号1)、FC1P2(配列番号2)及
びFC1P3(配列番号3)を含む]又は媒体対照(白丸)を2日の別々の日に
時間ゼロで皮膚内注射した。FEV1は、肺機能の読み取りとして間隔をおいて
24時間測定した。救済医薬の使用は矢印で示した。
【0122】 この結果は、LPRを起こすことのできるペプチドが、ネコの毛などの共通の
アレルゲンから誘導され、ネコ喘息個体におけるLAR生成について試験できる
ことを示す。
【0123】 FC1Pの投与に続いて後期喘息反応が進行している3人の自発的患者(黒丸
)を、少なくとも2週間の期間後、同じ用量で再度負荷した。2回目の負荷に続
いては、FEV1の有意な低下は観察されなかった(黒三角)。白丸は、対照の
日を示す。矢印は気管支拡張薬の使用を示す。FIG2に示すように、3人の何
れも2回目のペプチド投与に対して後期喘息反応を起こさず、このペプチドに対
する免疫反応がダウンレギュレートされたことを示している。
【0124】 実施例3:組織型とLARとの相関 実施例2で観察した18人の患者を、Olerup及びZetterquist (1992) Tissue
antigens 29: 225-235の方法に基づいて、PCRを用いてMHC型分類した。6
人の応答者のうち4人がHLA-DR13(MHC分子の密接に関連したファミ リー)を発現したのに比較して、12人の非応答者のうち1人であった。これら
の結果は、注射された3つのペプチドの1つがDR13ファミリーのメンバーを
もたらすことができ、よって応答者からのペプチド特異的T細胞を刺激すること
ができることを示している。
【0125】 特異的T細胞が活性化されたことを示しすために、2つのDR13ファミリー
メンバーをコードするヒト遺伝子で形質移入したL細胞を、Georgetown Univers
ity Medical School, USAから得た(DR13はDR6の分裂体である)。2つ のDR13変異体、DRB1*1301及び1302を発現するマウスL細胞を 、3つのFC1Pペプチド各々、又は対照ペプチド、又は媒体のみとともに終夜
インキュベートした。細胞を洗浄し、細胞分裂停止剤とともに1時間インキュベ
ートして、続くアッセイでの増殖を防止した。次いでL細胞を、上記の応答患者
から単離したPBMCから生じたT細胞系からのT細胞とともに48時間インキ
ュベートし、(Fel d 1タンパク質を含む)全ネコの毛(whole cat dander
)で毎週刺激した。T細胞の増殖は、それらによる放射性標識化合物H-チミ ジンの取り込みにより測定した。FIG3に示したように、T細胞はDR13
L細胞及びペプチドFC1P3(配列番号3)に対して統計的に有意に反応した
が、他のペプチド/対照には反応しなかった。
【0126】 さらなる実験は、DR1変異体DRB1*0101を発現するヒト繊維芽細胞 で実施した。細胞は、3つのFC1Pペプチド各々、又は媒体のみとともに終夜
インキュベートし、洗浄し、処理し、上記DR13変異体について記載したよう
にT細胞とともにインキュベートした。FIG4に示したように、T細胞は、D
R1 L細胞及びペプチドFC1P3(配列番号3)に対して統計的に有意に反
応したが、他のペプチド/対照には反応しなかった。
【0127】 FIG1に示したように、FC1PはDR1及びDR13 MHC分子の両方 に結合でき、T細胞を活性化でき、それにより独立した後期喘息反応を誘発でき
ることが示された。この結果は、6人の応答者のうち4人がDR13、2人がD
R1であるのに比較して、12DR1非応答者のうち1人及び12DR13非応
答者のうち1人である患者集団から得られた組織型データと極めて良好に相関す
る。
【0128】 さらに一連の実験では、FC1Pと反応する患者が、何れがHLA-DR4( DRB1*0405及び0408)を発現するかについて同定される。DRB1*
0404及び0405L-細胞(0408細胞は入手できなかった)を用いて上 記HLA-DR13患者について記載したように同じ実験が行われる。結果をF IG5及びFIG6に示す。
【0129】 結果は、DRB1:0408を発現する患者が0405L細胞によって発現さ れたFC1P2に反応するが、0404L細胞又は他のペプチド又は対照には反
応しないことを示した。同様に、DRB1*0405を発現する患者は0405 L細胞に発現されたFC1P2に反応するが他のペプチド又は対照にはしない。 FIG7は、DR13(a)、DR1(b)及びDR4(c)HLA型につい
てのIL-5分泌レベルが、予測されたようにT細胞増殖と相関することを示す 。
【0130】 実施例4:FC1P3は組織型分類した患者でLAR及び脱感作を誘発する。 患者は、前記実施例と同様に、ネコの毛にアレルギーであることに基づいて選
択した。T細胞系は上記各患者から調製し、ネコの毛抽出物で毎週刺激を維持し
た。患者を組織型分類し、DR1又はDR13変異体を持つ患者を選択した。
【0131】 ペプチドFC1P3の、患者をネコの毛に対するアレルギーから脱感作する能
力を予見するため、記載した患者から単離したT細胞及びFC1P3の存在下D
R1又はDR13対立遺伝子で形質移入したヒト繊維芽細胞又はマウスL細胞を
用いて実施例3に従ってT細胞増殖アッセイを実施した。H-チミジンの取り 込みによりT細胞の増殖性が観察され、DR13及びDR1発現患者から単離し
たT細胞がFC1P3ペプチドでの刺激に反応することを示した。
【0132】 FC1P3ペプチドを、DR1及び/又はDR13陽性であり、T細胞増殖ア
ッセイで陽性の結果が観察された患者に注射した。これらの患者はLAR反応を
経験し、20%を越えるFEV1の低下が測定された。
【0133】 FC1P3の投与に続いて後期喘息反応が進行している患者は、2週間の期間
後、同じ用量で再度負荷した。実施例2と同様に、2回目の負荷に続いてFEV
1の有意な低下又は少ない低下は観察されず、このペプチドに対する免疫反応が
ダウンレギュレートされたことを示す。
【0134】 実施例5:Fel d 1のMHC制限マッピング MHC型拘束に従って特徴付けられたFel d 1誘導ペプチドのデータベー
スを作成するために、実施例1に記載したように、L細胞、全ネコの毛に対する
T細胞及び鎖1及び鎖2からの重複ペプチドを用いてMHCクラスII制限マッ
ピングのインビトロ実験を実施した。全ネコの毛抽出物(Fel d 1を含む)
に特異性を持つT細胞系は、上記の手法に従ってペプチドを投与する前に患者の
末梢血から生成させた。患者をHLA-DR、DP及びDQに型分類し、それら の発現に基づいて、最初にDR対立遺伝子、形質移入繊維芽細胞を、各ペプチド
によるT細胞刺激を検定するために選択した。
【0135】 必要なHLA型クローンが入手できない場合、MHC遺伝子は上記したように
患者の細胞からPCR増幅及びクローン化によって直接クローン化される。クロ
ーン化遺伝子は続いてマウスL細胞で発現される。
【0136】 適当な制限成分を発現している細胞系(J.R. Lamb教授University of Edinbur
gh, R.I. Lechler教授及びG. Lombardi博士, ICSM, Hammersmith Hospital, C.
Hurley博士及びJ.R. Richert, Georgetown University Medical Center, Washin
gton, USA から提供されたもの)を、実施例3に記載した個々のFel d 1ペ
プチド各々とともにインキュベートした。等価な細胞系は一般的に入手可能であ
り、又はMHCクラスII分子を発現する適当な遺伝子に形質移入することによ
り容易に作成できる。細胞分裂停止剤マイトマイシンCとともにインキュベート
してL細胞の細胞分裂を防止した後、細胞を強く洗浄し、T細胞系とともにイン
キュベートした。48時間後に全ての培地に8−16時間トリチウム化チミジン
を添加することにより増殖反応を測定した。T細胞系からの増殖反応を誘発する
ペプチドを、選択されたL細胞系によって発現されたHLA対立遺伝子によって
制限した。
【0137】 上記のアッセイで増殖反応が見られるHLA型を持つ患者へのデータベースか
ら得たペプチドの投与は、多くの場合においてLARをもたらし、次いで、ペプ
チド投与に続いて患者がネコの毛に対して脱感作される。
【0138】 この方法において、Fel d 1分子のMHCクラスII制限マップが構築さ
れ、それにより免疫治療に適したペプチドが個々の患者ベースで、単独に、患者
のHLA型によって引き続き選択される。
【0139】 実施例6:適切なMHC分子を持つ個体において後期相反応を誘発できるMHC
拘束ペプチドの同定。 (1)1つの残基が停止(offset)された15アミノ酸長の重複ペプチド(約7−
20の範囲)を例えばFastMoc化学を用いて化学的に合成した。仮定タン
パク質及びそれから誘導される重複ペプチド(この実施例では15mers)の
例をFIG8に与えた。
【0140】 (2)各個のペプチドを、特定のMHC分子、例えばDRA及びDRB1*01 01などをコードする遺伝子で形質移入された又は既に発現しているマウス又は
ヒト細胞、例えば繊維芽細胞とともにインキュベートした。インキュベーション
段階に用いられるペプチドの濃度は、約0.01mg/mlから1mg/ml又
はそれ以上まで変化しうる。一例は200μg/mlである。インキュベーショ
ン時間は、約数分から数時間まで変化する。一例は16時間である。
【0141】 (3)ペプチドとのインキュベーションに続いて、細胞を組織培養媒体(例えば
、5%の正常ヒトAB血清、2mMのL-グルタミン、100マイクログラム/ mlのストレプトマイシン及び100U/mlのペニシリンを添加したRPMI
-1640媒体)中で数回(例えば3回)洗浄した。
【0142】 (4)次いで、細胞をマイトマイシンC(約50μg/ml)又は他の適当な細
胞分裂停止剤とともにインキュベートして細胞分裂を防止した。細胞を培養媒体
中で数回(例えば5回)洗浄し、96ウェル組織培養プレートに、各ウェル例え
ば約3x10細胞の濃度で分配した。
【0143】 (5)これらの細胞を、工程(1)でペプチドを誘導したタンパク質の存在した
で培養し、それらに反応性であるTリンパ球細胞系の約1x10細胞に添加し
た。Tリンパ球系が生じた個体によって発現されたMHC分子は、通常は工程(
2)で細胞に発現されたMHC分子を含む。あるいは、Tリンパ球が生じた個体
によって発現されたMHC分子は、工程(2)で細胞上に発現されたものと相違
していてもよい。さらに、同じ細胞系からのTリンパ球は、それら自身で、及び
、ペプチドとインキュベートしていないか又は他のタンパク質からのペプチドと
いった無関係のペプチドとインキュベートした工程(2)に記載したMHC発現
細胞とともに培養した。
【0144】 (6)細胞混合物は、約2−3日培養した後、各ウェルに約37MBq(1μC
i)のトリチウム化チミジン又は類似物を数時間(例えば6−16時間)添加し
た。
【0145】 (7)次いで、培地をガラスフィルター上に回収し、(Tリンパ球の)細胞増殖
を、トリチウム化チミジンの細胞DNAへの取り込みに関連させて、液体シンチ
レーション分光法又は類似技術により測定した。
【0146】 関連するMHC分子に結合できT細胞活性化を誘発できるペプチドは、トリチ
ウム化チミジンの活性化T細胞の新たに合成されたDNAへの取り込みによって
同定した。DNAを液体シンチレーション分光法(又は他の適当な技術)によっ
て分析するとき、放射性標識(トリチウム)が1分間当たりの数を生成し、それ
がT細胞増殖即ち活性化の程度に相関する。
【0147】 よって、ポリペプチドアレルゲンから誘導されたMOPは、1つ又はそれ以上
の有用で単独で又は組み合わせて免疫治療薬として使用できるペプチド(MHC
クラスII拘束を示し適切なMHCクラスII分子を持つ個体においてLPRを
誘発できるもの)の同定のための選択方法において第1に有用である。
【0148】 以下に、知られたアレルゲン及びデータベース登録番号(NCBI Entrez登録番 号)を列挙する。NCBIはNational center for Biotechnology information であり、米国国立保健研究所の一部門である。NCBIウェブサイトはwww.
ncbi.nlm.nih.gov/.であり、そこからデータベースが検索で
きる。アレルゲンは、上記のように、特定のMHC分子を持つ個体でLPRを誘
発できるMHC拘束されたペプチドの同定に使用できる。
【0149】 アレルゲン配列及びデータベース登録番号(NCBI Entrez登録番号 ): ハウスダストダニ Dermatophagoides pteronyssinus Der p 1 MKIVLAIASLLALSAVYARPSSIKTFEEYKKAFNKSYATFEDEEAARKNFLESVKYVQSNGGAINHLSDLSL
DEFKNRFLMSAEAFEHLKTQFDLNAETNACSINGNAPAEIDLRQMRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVAATESA
YLAYRNQSLDLAEQELVDCASQHGCHGDTIPRGIEYIQHNGVVQESYYRYVAREQSCRRPNAQRFGISNYCQ
IYPPNVNKIREALAQTHSAIAVIIGIKDLDAFRHYDGRTIIQRDNGYQPNYHAVNIVGYSNAQGVDYWIVRN
SWDTNWGDNGYGYFAANIDLMMIEEYPYVVIL
【0150】 Der p 2 MMYKILCLSLLVAAVARDQVDVKDCANHEIKKVLVPGCHGSEPCIIHRGKPFQLEAVFEANQNTKTAKIEIK
ASIDGLEVDVPGIDPNACHYMKCPLVKGQQYDIKYTWNVPKIAPKSENVVVTVKVMGDDGVLACAIATHAKI
RD
【0151】 Der p 3 MIIYNILIVLLLAINTLANPILPASPNATIVGGEKALAGECPYQISLQSSSHFCGGTILDEYWILTAAHCVA
GQTASKLSIRYNSLKHSLGGEKISVAKIFAHEKYDSYQIDNDIALIKLKSPMKLNQKNAKAVGLPAKGSDVK
VGDQVRVSGWGYLEEGSYSLPSELRRVDIAVVSRKECNELYSKANAEVTDNMICGGDVANGGKDSCQGDSGG
PVVDVKNNQVVGIVSWGYGCARKGYPGVYTRVGNFIDWIESKRSQ
【0152】 Der p 4 KYXNPHFIGXRSVITXLME Der p 5 MKFIIAFFVATLAVMTVSGEDKKHDYQNEFDFLLMERIHEQIKKGELALFYLQEQINHFEEKPTKEMKDKIV
AEMDTIIAMIDGVRGVLDRLMQRKDLDIFEQYNLEMAKKSGDILERDLKKEEARVKKIEV Der p 6 AIGXQPAAEAEAPFQISLMK
【0153】 Der p 7 MMKLLLIAAAAFVAVSADPIHYDKITEEINKAVDEAVAAIEKSETFDPMKVPDHSDKFERHIGIIDLKGELD
MRNIQVRGLKQMKRVGDANVKSEDGVVKAHLLVGVHDDVVSMEYDLAYKLGDLHPNTHVISDIQDFVVELSL
EVSEEGNMTLTSFEVRQFANVVNHIGGLSILDPIFAVLSDVLTAIFQDTVRAEMTKVLAPAFKKELERNNQ
【0154】 Der p9 IVGGSNASPGDAVYQIAL
【0155】 Dermatophagoides farinae Der f 1 MKFVLAIASLLVLTVYARPASIKTFEFKKAFNKNYATVEEEEVARKNFLESLKYVEANKGAINHLSDLSLDE
FKNRYLMSAEAFEQLKTQFDLNAETSACRINSVNVPSELDLRSLRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVAATESAY
LAYRNTSLDLSEQELVDCASQHGCHGDTIPRGIEYIQQNGVVEERSYPYVAREQRCRRPNSQHYGISNYCQI
YPPDVKQIREALTQTHTAIAVIIGIKDLRAFQHYDGRTIIQHDNGYQPNYHAVNIVGYGSTQGDDYWIVRNS
WDTTWGDSGYGYFQAGNNLMMIEQYPYVVIM
【0156】 Der f 2 MISKILCLSLLVAAVVADQVDVKDCANNEIKKVMVDGCHGSDPCIIHRGKPFTLEALFDANQNTKTAKIEIK
ASLDGLEIDVPGIDTNACHFMKCPLVKGQQYDIKYTWNVPKIAPKSENVVVTVKLIGDNGVLACAIATHGKI
RD
【0157】 Der f 3 MMILTIVVLLAANILATPILPSSPNATIVGGVKAQAGDCPYQISLQSSSHFCGGSILDEYWILTAAHCVNGQ
SAKKLSIRYNTLKHASGGEKIQVAEIYQHENYDSMTIDNDVALIKLKTPMTLDQTNAKPVPLPAQGSDVKVG
DKIRVSGWGYLQEGSYSLPSELQRVDIDVVSREQCDQLYSKAGADVSENMICGGDVANGGVDSCQGDSGGPV
VDVATKQIVGIVSWGYGCARKGYPGVYTRVGNFVDWIESKRSQ
【0158】 Der f 4 AVGGQDADLAEAPFQISLLK Der f 7 MMKFLLIAAVAFVAVSADPIHYDKITEEINKAIDDAIAAIEQSETIDPMKVPDHADKFERHVGIVDFKGELA
MRNIEARGLKQMKRQGDANVKGEEGIVKAHLLIGVHDDIVSMEYDLAYKLGDLHPTTHVISDIQDFVVALSL
EISDEGNITMTSFEVRQFANVVNHIGGLSILDPIFGVLSDVLTAIFQDTVRKEMTKVLAPAFKRELEKN
【0159】 さらなるダニアレルゲン配列 (NCBI entrez 登録): 1170095; 1359436; 2440053; 666007; 487661; 1545803; 84702; 84699; 625532
; 404370; 1091577; 1460058; 7413; 9072; 387592.
【0160】 ネコ Felis 配列 1082946 Fel dI 鎖2前駆体−ネコ MRGALLVLALLVTQALGVKMAETCPIFYDVFFAVANGNELLLDLSLTKVNATEPERTAMKKIQDCYVENGLI
SRVLDGLVMTTISSSKDCMGEAVQNTVEDLKLNTLGR
【0161】 1082945 Fel dI 鎖1短形−ネコ MLDAALPPCPTVAATADCEICPAVKRDVDLFLTGTPDEYVEQVAQYKALPVVLENARILKNCVDAKMTEEDK
ENALSLLDKIYTSPLC
【0162】 1082944 Fel dI 鎖1長形−ネコ MKGARVLVLLWAALLLIWGGNCEICPAVKRDVDLFLTGTPDEYVEQVAQYKALPVVLENARILKNCVDAKMT
EEDKENALSLLDKIYTSPLC
【0163】 さらなる Felis 配列(NCBI entrez 登録): 539716; 539715; 423193; 423192; 423191; 423190; 1364213; 1364212; 395407
; 163827; 163823; 163825; 1169665; 232086; 1169666.
【0164】 ラテックス Hevea 配列:: Hev b 1 MAEDEDNQQGQGEGLKYLGFVQDAATYAVTTFSNVYLFAKDKSGPLQPGVDIIEGPVKNVAVPLYNRFSYIP
NGALKFVDSTVVASVTIIDRSLPPIVKDASIQVVSAIRAAPEAARSLASSLPGQTKILAKVFYGEN
【0165】 Hev b 3 MAEEVEEERLKYLDFVRAAGVYAVDSFSTLYLYAKDISGPLKPGVDTIENVVKTVVTPVYYIPLEAVKFVDK
TVDVSVTSLDGVVPPVIKQVSAQTYSVAQDAPRIVLDVASSVFNTGVQEGAKALYANLEPKAEQYAVITWRA
LNKLPLVPQVANVVVPTAVYFSEKYNDVVRGTTEQGYRVSSYLPLLPTEKITKVFGDEAS
【0166】 さらなる Hevea 配列(NCBI entrez 登録): 3319923; 3319921; 3087805; 1493836; 1480457; 1223884; 3452147; 3451147;
1916805; 232267; 123335; 2501578; 3319662; 3288200; 1942537; 2392631; 23
92630; 1421554; 1311006; 494093; 3183706; 3172534; 283243; 1170248; 1708
278; 1706547; 464775; 266892; 231586; 123337; 116359; 123062; 2213877; 5
42013; 2144920; 1070656; 2129914; 2129913; 2129912; 100135; 82026; 10765
59; 82028; 82027; 282933; 280399; 100138; 1086972; 108697; 1086976; 1086
978; 1086978; 1086976; 1086974; 1086972; 913758; 913757; 913756; 234388;
1092500; 228691; 1177405; 18839; 18837; 18835; 18833; 18831; 1209317; 1
184668; 168217; 168215; 168213; 168211; 168209; 348137.
【0167】 ドクムギ Lolium 配列: 126385 Lol p 1 MASSSSVLLVVALFAVFLGSAHGIAKVPPGPNITAEYGDKWLDAKSTWYGKPTGAGPKDNGGACGYKNVDKA
PFNGMTGCGNTPIFKDGRGCGSCFEIKCTKPESCSGEAVTVTITDDNEEPIAPYHFDLSGHAFGSMAKKGEE
QNVRSAGELELQFRRVKCKYPDDTKPTFHVEKASNPNYLAILVKYVDGDGDVVAVDIKEKGKDKWIELKESW
GAVWRIDTPDKLTGPFTVRYTTEGGTKSEFEDVIPEGWKADTSYSAK
【0168】 126386 Lol p 2a AAPVEFTVEKGSDEKNLALSIKYNKEGDSMAEVELKEHGSNEWLALKKNGDGVWEIKSDKPLKGPFNFRFVS
EKGMRNVFDDVVPADFKVGTTYKPE
【0169】 126387 Lol p 3 TKVDLTVEKGSDAKTLVLNIKYTRPGDTLAEVELRQHGSEEWEPMTKKGNLWEVKSAKPLTGPMNFRFLSKG
GMKNVFDEVIPTAFTVGKTYTPEYN
【0170】 2498581 Lol p 5a MAVQKYTVALFLRRGPRGGPGRSYAADAGYTPAAAATPATPAATPAGGWREGDDRRAEAAGGRQRLASRQPW
PPLPTPLRRTSSRSSRPPSPSPPRASSPTSAAKAPGLIPKLDTAYDVAYKAAEAHPRGQVRRLRHCPHRSLR
VIAGALEVHAVKPATEEVLAAKIPTGELQIVDKIDAAFKIAATAANAAPTNDKFTVFESAFNKALNECTGGA
MRPTSSSPPSRPRSSRPTPPPSPAAPEVKYAVFEAALTKAITAMTQAQKAGKPAAAAATAAATVATAAATAA
AVLPPPLLVVQSLISLLIYY
【0171】 2498582 Lol p 5b MAVQKHTVALFLAVALVAGPAASYAADAGYAPATPATPAAPATAATPATPATPATPAAVPSGKATTEEQKLI
EKINAGFKAAVAAAAVVPPADKYKTFVETFGTATNKAFVEGLASGYADQSKNQLTSKLDAALKLAYEAAQGA
TPEAKYDAYVATLTEALRVIAGTLEVHAVKPAAEEVKVGAIPAAEVQLIDKVDAAYRTAATAANAAPANDKF
TVFENTFNNAIKVSLGAAYDSYKFIPTLVAAVKQAYAAKQATAPEVKYTVSETALKKAVTAMSEAEKEATPA
AAATATPTPAAATATATPAAAYATATPAAATATATPAAATATPAAAGGYKV
【0172】 455288 Lol p アイソフォーム9 MAVQKHTVALFLAVALVAGPAASYAADAGYAPATPATPAAPATAATPATPATPATPAAVPSGKATTEEQKLI
EKINAGFKAAVAAAAVVPPADKYKTFVETFGTATNKAFVEGLASGYADQSKNQLTSKLDAALKLAYEAAQGA
TPEAKYDAYVATLTEALRVIAGTLEVHAVKPAAEEVKVGAIPAAEVQLIDKVDAAYRTAATAANAAPANDKF
TVFENTFNNAIKVSLGAAYDSYKFIPTLVAAVKQAYAAKQATAPEVKYTVSETALKKAVTAMSEAEKEATPA
AAATATPTPAAATATATPAAAYATATPAAATATATPAAATATPAAAGGYKV
【0173】 1582249 Lol p 11 DKGPGFVVTGRVYCDPCRAGFETNVSHNVEGATVAVDCRPFDGGESKLKAEATTD
KDGWYKIEIDQDHQEEICEVVLAKSPDKSCSEIEEFRDRARVPLTSNXGIKQQGIRYANPIAFFRKEPLKEC
GGILQAY
【0174】 さらなる Lolium 配列(NCBI entrez 登録): 135480; 417103; 687261; 687259; 1771355; 2388662; 631955; 542131; 542130
; 542129; 100636; 626029; 542132; 320616; 320615; 320614; 100638; 100634
; 82450; 626028; 100639; 283345; 542133; 1771353; 1763163; 1040877; 1040
875; 250525; 551047; 515377; 510911; 939932; 439950; 2718; 168316; 16831
4; 485371; 2388664; 2832717; 2828273; 548867.
【0175】 オリーブの木 オリーブ配列 416610 Ole e 1 EDIPQPPVSQFHIQGQVYCDTCRAGFITELSEFIPGASLRLQCKDKENGDVTFTEVGYTRAEGLYSMLVE RDHKNEFCEITLISSGRKDCNEIPTEGWAKPSLKFKLNTVNGTTRTVNPLGFFKKEALPKCAQVYNKLGM YPPNM
【0176】 Parietaria Parietaria 配列: 2497750 Par j P2 MRTVSMAALVVIAAALAWTSSAEPAPAPAPGEEACGKVVQDIMPCLHFVKGEEKEPSKECCSGTKKLSEEVK
TTEQKREACKCIVRATKGISGIKNELVAEVPKKCDIKTTLPPITADFDCSKIQSTIFRGYY
【0177】 1352506 Par j P5 MVRALMPCLPFVQGKEKEPSKGCCSGAKRLDGETKTGPQRVHACECIQTAMKTYSDIDGKLVSEVPKHCGIV
DSKLPPIDVNMDCKTVGVVPRQPQLPVSLRHGPVTGPSDPAHKARLERPQIRVPPPAPEKA
【0178】 1532056 Par j P8 MRTVSMAALVVIAAALAWTSSAELASAPAPGEGPCGKVVHHIMPCLKFVKGEEKEPSKSCCSGTKKLSEEVK
TTEQKREACKCIVAATKGISGIKNELVAEVPKKCGITTTLPPITADFDCSKIESTIFRGYY
【0179】 1532058 Par j P9 MRTVSAPSAVALVVIVAAGLAWTSLASVAPPAPAPGSEETCGTVVRALMPCLPFV
QGKEKEPSKGCCSGAKRLDGETKTGLQRVHACECIQTAMKTYSDIDGKLVSEVPKHCGIVDSKLPPIDVNMD
CKTLGVVPRQPQLPVSLRHGPVTGPSDPAHKARLERPQIRVPPPAPEKA
【0180】 2497749 Par j P9 MRTVSARSSVALVVIVAAVLVWTSSASVAPAPAPGSEETCGTVVGALMPCLPFVQGKEKEPSKGCCSGAKRL
DGETKTGPQRVHACECIQTAMKTYSDIDGKLVSEVPKHCGIVDSKLPPIDVNMDCKTLGVLHYKGN
【0181】 1086003 Par j 1 MVRALMPCLPFVQGKEKEPSKGCCSGAKRLDGETKTGPQRVHACECIQTAMKTYSD
IDGKLVSEVPKHCGIVDSKLPPIDVNMDCKTVGVVPRQPQLPVSLRHGPVTGPSRSRPPTKHGWRDPRLEFR
PPHRKKPNPAFSTLG
【0182】 さらなる Parietaria 配列(NCBI entrez 登録): 543659; 1836011; 1836010; 1311513; 1311512; 1311511; 1311510; 1311509; 2
40971.
【0183】 Timothy grass Phleum 配列: Phl p 1 MASSSSVLLVVVLFAVFLGSAYGIPKVPPGPNITATYGDKWLDAKSTWYGKPTGAGPKDNGGACGYKDVDKP
PFSGMTGCGNTPIFKSGRGCGSCFEIKCTKPEACSGEPVVVHITDDNEEPIAPYHFDLSGHAFGAMAKKGDE
QKLRSAGELELQFRRVKCKYPEGTKVTFHVEKGSNPNYLALLVKYVNGDGDVVAVDIKEKGKDKWIELKESW
GAIWRIDTPDKLTGPFTVRYTTEGGTKTEAEDVIPEGWKADTSYESK
【0184】 Phl p 1 MASSSSVLLVVALFAVFLGSAHGIPKVPPGPNITATYGDKWLDAKSTWYGKPTAAGPKDNGGACGYKDVDKP
PFSGMTGCGNTPIFKSGRGCGSCFEIKCTKPEACSGEPVVVHITDDNEEPIAAYHFDLSGIAFGSMAKKGDE
QKLRSAGEVEIQFRRVKCKYPEGTKVTFHVEKGSNPNYLALLVKFSGDGDVVAVDIKEKGKDKWIALKESWG
AIWRIDTPEVLKGPFTVRYTTEGGTKARAKDVIPEGWKADTAYESK
【0185】 Phlp 2 MSMASSSSSSLLAMAVLAALFAGAWCVPKVTFTVEKGSNEKHLAVLVKYEGDTMAEVELREHGSDEWVAMTK
GEGGVWTFDSEEPLQGPFNFRFLTEKGMKNVFDDVVPEKYTIGATYAPEE
【0186】 Phl p 5 ADLGYGGPATPAAPAEAAPAGKATTEEQKLIEKINDGFKAALAAAAGVPPADKYKTFVATFGAASNKAFAEG
LSAEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVK
VIPAGELQVIEKVDSAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNNAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAAT
VATAPEVKYTVFETALKKAFTAMSEAQKAAKPATEATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0187】 Phl p 5 ADLGYGGPATPAAPAEAAPAGKATTEEQKLIEKINDGFKAALAAAAGVPPADKYKTFVATFGAASNKAFAEG
LSAEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVK
VIPAGELQVIEKVDSAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNNAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAAT
VATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPATEATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0188】 Phl p 5b AAAAVPRRGPRGGPGRSYTADAGYAPATPAAAGAAAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAAAASVPAADKFKT
FEAAFTSSSKAAAAKAPGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVKPVTEE
PGMAKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEAAVKQA
YAATVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATVAAGGYKV
【0189】 Phl p 5a ADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAGADAAGKATTEEQKLIEKINAGFKAALAGAGVQPADKYRTFVATFG
PASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVH
AVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNDEIKASTGGAYESYKFIPALE
AAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPAAAATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0190】 Phl p 5 MAVQKYTVALFLAVALVAGPAASYAADAGYAPATPAAAGAEAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAV
AAAASVPAADKFKTFEAAFTSSSKAATAKAPGLVPKLDAAYSVSYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIA
GALEVHAVKPVTEEPGMAKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKC
IPSLEAAVKQAYAATVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATV
AAGGYKV
【0191】 Phl p 5 MAVQKYTVALFLAVALVAGPAASYAADAGYAPATPAAAGAEAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAV
AAAASVPAADKFKTFEAAFTSSSKAATAKAPGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIA
GALEVHAVKPVTEDPAWPKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDT
YKCIPSLEAAVKQAYAATVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTATGAASGA
ATVAAGGYKV
【0192】 Phl p 5 ADAGYAPATPAAAGAEAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAAAASVPAADKFKTFEAAFTSSSKAATAKAPGL
VPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVKPVTEEPGMAKIPAGELQIIDKIDA
AFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEAAVKQAYAATVAAAPQVKYAVFEAA
LTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATVAAGGYKV
【0193】 Phl p 5 SVKRSNGSAEVHRGAVPRRGPRGGPGRSYAADAGYAPATPAAAGAEAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAAA
ASVPAADKFKTFEAAFTSSSKAATAKAPGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGAL
EVHAVKPVTEEPGMAKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKC
IPSLEAAVKQAYAATVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATV
AAGGYKV
【0194】 Phl p 5 MAVHQYTVALFLAVALVAGPAGSYAADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAGAEPAGKATTEEQKLIEKINA
GFKAALAAAAGVPPADKYRTFVATFGAASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGAT
PEAKYDAYVATVSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVF
EAAFNDAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPAAAA
TATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0195】 Phl p 5 ADLGYGGPATPAAPAEAAPAGKATTEEQKLIEKINDGFKAALAAAAGVPPADKYKTFVATFGAASNKAFAEG
LSAEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVK
VIPAGELQVIEKVDSAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNNAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAAT
VATAPEVKYTVFETALKKAFTAMSEAQKAAKPATEATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0196】 Phl p5b AAAAVPRRGPRGGPGRSYTADAGYAPATPAAAGAAAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAAAASVPAADKFKT
FEAAFTSSSKAAAAKAPGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVKPVTEE
PGMAKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEAAVKQA
YAATVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATVAAGGYKV
【0197】 Phl p5a ADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAGADAAGKATTEEQKLIEKINAGFKAALAGAGVQPADKYRTFVATFG
PASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVH
AVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNDEIKASTGGAYESYKFIPALE
AAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPAAAATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0198】 Phl p 5 AVPRRGPRGGPGRSYAADAGYAPATPAAAGAEAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAAAASVPAGDKFKTFEA
AFTSSSKAATAKAPGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVKPVTEEPGM
AKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEAAVKQAYAA
TVAAAPQVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTATGAASGAATVAAGGYKV
【0199】 Phl p 5b MAVPRRGPRGGPGRSYTADAGYAPATPAAAGAAAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAARQRPAADKFKTFEA
ASPRHPRPLRQGAGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVKPVTEEPGMA
KIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEAAVKQAYAAT
VAAAAEVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATVAAGGYKV
【0200】 Phl p 5 MAVHQYTVALFLAVALVAGPAASYAADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAEAAPAGKATTEEQKLIEKINA
GFKAALAAAAGVQPADKYRTFVATFGAASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGAT
PEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVF
EAAFNDAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPAAAA
TATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0201】 Phl p 5 EAPAGKATTEEQKLIEKINAGFKAALARRLQPADKYRTFVATFGPASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALT
SKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAAELQVIEKVDAAFK
VAATAANAAPANDKFTVFEAAFNDEIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKK
AITAMSEAQKAAKPPPLPPPPQPPPLAATGAATAATGGYKV
【0202】 Phl p 5 MAVHQYTVALFLAVALVAGPAASYAADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAEAAPAGKATTEEQKLIEKINA
GFKAALAAAAGVQPADKYRTFVATFGAASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGAT
PEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVF
EAAFNDAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPAAAA
TATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0203】 Phl p 5b MAVPRRGPRGGPGRSYTADAGYAPATPAAAGAAAGKATTEEQKLIEDINVGFKAAVAARQRPA
ADKFKTFEAASPRHPRPLRQGAGLVPKLDAAYSVAYKAAVGATPEAKFDSFVASLTEALRVIAGALEVHAVK
PVTEEPGMAKIPAGELQIIDKIDAAFKVAATAAATAPADDKFTVFEAAFNKAIKESTGGAYDTYKCIPSLEA
AVKQAYAATVAAAAEVKYAVFEAALTKAITAMSEVQKVSQPATGAATVAAGAATTAAGAASGAATVAAGGYK
V
【0204】 Phl p 5a ADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAGADAAGKATTEEQKLIEKINAGFKAALAGAGVQPADK
YRTFVATFGPASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLAYKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALR
IIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNDEIKASTGGAYE
SYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQKAAKPPPLPPPPQPPPLAATGAATAA
TGGYKV
【0205】 Phl p 5 MAVHQYTVALFLAVALVAGPAASYAADLGYGPATPAAPAAGYTPATPAAPAEAAPAGKATTEEQ
KLIEKINAGFKAALAAAAGVQPADKYRTFVATFGAASNKAFAEGLSGEPKGAAESSSKAALTSKLDAAYKLA
YKTAEGATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAAEEVKVIPAGELQVIEKVDAAFKVAATAANAAP
ANDKFTVFEAAFNDAIKASTGGAYESYKFIPALEAAVKQAYAATVATAPEVKYTVFETALKKAITAMSEAQK
AAKPAAAATATATAAVGAATGAATAATGGYKV
【0206】 Phl p 6 MAAHKFMVAMFLAVAVVLGLATSPTAEGGKATTEEQKLIEDVNASFRAAMATTANVPPADKYKTFEAAFTVS
SKRNLADAVSKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADHAAPEDKYEAFVLHFSEALRIIAGTPEVHAVKPGA
【0207】 Phl p 6 SKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADHAAPEDKYEAFVLHFSEALHIIAGTPEVHAVKPGA
【0208】 Phl p 6 ADKYKTFEAAFTVSSKRNLADAVSKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADHAAPEDKYEAFVLHFSEALHIIAGTPE
VHAVKPGA
【0209】 Phl p 6 TEEQKLIEDVNASFRAAMATTANVPPADKYKTLEAAFTVSSKRNLADAVSKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADH
AAPEDKYEAFVLHFSEALRIIAGTPEVHAVKPGA
【0210】 Phl p 6 MAAHKFMVAMFLAVAVVLGLATSPTAEGGKATTEEQKLIEDINASFRAAMATTANVPPADKYKTFEAAFTVS
SKRNLADAVSKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADHAAPEDKYEAFVLHFSEALHIIAGTPEVHAVKPGA
【0211】 Phl p 6 MVAMFLAVAVVLGLATSPTAEGGKATTEEQKLIEDVNASFRAAMATTANVPPADKYKTFEAAFTVSSKRNLA
DAVSKAPQLVPKLDEVYNAAYNAADHAAPEDKYEAFVLHFSEALRIIAGTPEVHAVKPGA
【0212】 Phl p 7 MADDMERIFKRFDTNGDGKISLSELTDALRTLGSTSADEVQRMMAEIDTDGDGFIDFNEFISFCNANPGLMK
DVAKVF
【0213】 Phl p 11 MSWQTYVDEHLMCEIEGHHLASAAILGHDGTVWAQSADFPQFKPEEITGIMKDFDEPGHLAPTGMFVAGAKY
MVIQGEPGRVIRGKKGAGGITIKKTGQALVVGIYDEPMTPGQCNMVVERLGDYLVEQGM
【0214】 さらなる Phleum 配列 (NCBI entrez 登録): 458878; 548863; 2529314; 2529308; 2415702; 2415700; 2415698; 542168; 542
167; 626037; 542169; 541814; 542171; 253337; 253336; 453976; 439960 .
【0215】 スズメバチ (及び関連) Vespula 配列: 465054 ALLERGEN VES V 5 MEISGLVYLIIIVTIIDLPYGKANNYCKIKCLKGGVHTACKYGSLKPNCGNKVVVSYGLTKQEKQDILKEHN
DFRQKIARGLETRGNPGPQPPAKNMKNLVWNDELAYVAQVWANQCQYGHDTCRDVAKYQVGQNVALTGSTAA
KYDDPVKLVKMWEDEVKDYNPKKKFSGNDFLKTGHYTQMVWANTKEVGCGSIKYIQEKWHKHYLVCNYGPSG
NFMNEELYQTK
【0216】 1709545 ALLERGEN VES M 1 GPKCPFNSDTVSIIIETRENRNRDLYTLQTLQNHPEFKKKTITRPVVFITHGFTSSASEKNFINLAKALVDK
DNYMVISIDWQTAACTNEYPGLKYAYYPTAASNTRLVGQYIATITQKLVKDYKISMANIRLIGHSLGAHVSG
FAGKRVQELKLGKYSEIIGLDPARPSFDSNHCSERLCETDAEYVQIIHTSNYLGTEKILGTVDFYMNNGKNN
PGCGRFFSEVCSHTRAVIYMAECIKHECCLIGIPRSKSSQPISRCTKQECVCVGLNAKKYPSRGSFYVPVES
TAPFCNNKGKII
【0217】 1352699 ALLERGEN VES V 1 MEENMNLKYLLLFVYFVQVLNCCYGHGDPLSYELDRGPKCPFNSDTVSIIIETRENRNRDLYTLQTLQNHPE
FKKKTITRPVVFITHGFTSSASETNFINLAKALVDKDNYMVISIDWQTAACTNEAAGLKYLYYPTAARNTRL
VGQYIATITQKLVKHYKISMANIRLIGHSLGAHASGFAGKKVQELKLGKYSEIIGLDPARPSFDSNHCSERL
CETDAEYVQIIHTSNYLGTEKTLGTVDFYMNNGKNQPGCGRFFSEVCSHSRAVIYMAECIKHECCLIGIPKS
KSSQPISSCTKQECVCVGLNAKKYPSRGSFYVPVESTAPFCNNKGKII
【0218】 1346323 ALLERGEN VES V 2 SERPKRVFNIYWNVPTFMCHQYDLYFDEVTNFNIKRNSKDDFQGDKIAIFYDPGEFPALLSLKDGKYKKRNG
GVPQEGNITIHLQKFIENLDKIYPNRNFSGIGVIDFERWRPIFRQNWGNMKIHKNFSIDLVRNEHPTWNKKM
IELEASKRFEKYARFFMEETLKLAKKTRKQADWGYYGYPYCFNMSPNNLVPECDVTAMHENDKMSWLFNNQN
VLLPSVYVRQELTPDQRIGLVQGRVKEAVRISNNLKHSPKVLSYWWYVYQDETNTFLTETDVKKTFQEIVIN
GGDGIIIWGSSSDVNSLSKCKRLQDYLLTVLGPIAINVTEAVN
【0219】 549194 ALLERGEN VES VI 5KVNYCKIKCLKGGVHTACKYGTSTKPNCGKMVVKAYGLTEAEKQEILK
VHNDFRQKVAKGLETRGNPGPQPPAKNMNNLVWNDELANIAQVWASQCNYGHDTCKDTEKYPVGQNIAKRST
TAALFDSPGKLVKMWENEVKDFNPNIEWSKNNLKKTGHYTQMVWAKTKEIGCGSVKYVKDEWYTHYLVCNYG
PSGNFRNEKLYEKK
【0220】 さらなるvespula 配列 (NCBI entrez 登録): 549193; 549192; 549191; 549190; 549189; 117414; 126761; 69576; 625255; 6
27189; 627188; 627187; 482382; 112561; 627186; 627185; 1923233; 897645;
897647; 745570; 225764; 162551.
【0221】 木のアレルゲン配列 (主にカバノキ) 配列: 114922 Bet v 1 MGVFNYETETTSVIPAARLFKAFILDGDNLFPKVAPQAISSVENIEGNGGPGTIKKISFPEGFPFKYVKDRV
DEVDHTNFKYNYSVIEGGPIGDTLEKISNEIKIVATPDGGSILKISNKYHTKGDHEVKAEQVKASKEMGETL
LRAVESYLLAHSDAYN
【0222】 130975 Bet v 2 MSWQTYVDEHLMCDIDGQASNSLASAIVGHDGSVWAQSSSFPQFKPQEITGIMKDFEEPGHLAPTGLHLGGI
KYMVIQGEAGAVIRGKKGSGGITIKKTGQALVFGIYEEPVTPGQCNMVVERLGDYLIDQGL
【0223】 1168696 Bet v 3 MPCSTEAMEKAGHGHASTPRKRSLSNSSFRLRSESLNTLRLRRIFDLFDKNSDGIITVDELSRALNLLGLET
DLSELESTVKSFTREGNIGLQFEDFISLHQSLNDSYFAYGGEDEDDNEEDMRKSILSQEEADSFGGFKVFDE
DGDGYISARELQMVLGKLGFSEGSEIDRVEKMIVSVDSNRDGRVDFFEFKDMMRSVLVRSS
【0224】 809536 Bet v 4 MADDHPQDKAERERIFKRFDANGDGKISAAELGEALKTLGSITPDEVKHMMAEIDTDGDGFISFQEFTDFGR
ANRGLLKDVAKIF 543675 Que a I - Quercus alba=oak trees (断片) GVFTXESQETSVIAPAXLFKALFL 543509 Car b I - Carpinus betulus=hornbeam trees (断片) GVFNYEAETPSVIPAARLFKSYVLDGDKLIPKVAPQAIXK 543491 Aln g I - Alnus glutinosa=alder trees (断片) GVFNYEAETPSVIPAARLFKAFILDGDKLLPKVAPEAVSSVENI
【0225】 1204056 Rubisco VQCMQVWPPLGLKKFETLSYLPPLSSEQLAKEVDYLLRKNLIPCLEFELEHGFVYREHNRSPGYYDGRYWTM
WKLPMFGCNDSSQVLKELEECKKAYPSAFIRIIGFDDK
【0226】 さらなる木のアレルゲン配列(NCBI entrez 登録番号): 131919; 128193; 585564; 1942360; 2554672; 2392209; 2414158; 1321728; 132
1726; 1321724; 1321722; 1321720; 1321718; 1321716; 1321714; 1321712; 301
5520; 2935416; 464576; 1705843; 1168701; 1168710; 1168709; 1168708; 116
8707; 1168706; 1168705; 1168704; 1168703; 1168702; 1842188; 2564228; 256
4226; 2564224; 2564222; 2564220; 2051993; 1813891; 1536889; 534910; 5349
00; 534898; 1340000; 1339998; 2149808; 66207; 2129477; 1076249; 1076247
; 629480; 481805; 81443; 1361968; 1361967; 1361966; 1361965; 1361964; 13
61963; 1361962; 1361961; 1361960; 1361959; 320546; 629483 ; 629482; 6294
81; 541804; 320545; 81444; 541814:; 629484; 474911; 452742; 1834387; 298
737; 298736; 1584322; 1584321; 584320; 1542873; 1542871; 1542869; 154286
7; 1542865; 1542863; 1542861; 1542859; 1542857; 1483232; 1483230; 148322
8; 558561; 551640; 488605; 452746; 452744; 452740; 452738; 452736; 45273
4; 452732; 452730; 452728; 450885; 17938; 17927; 17925; 17921; 297538; 5
10951; 289331; 289329; 166953 .
【0227】 ピーナッツ ピーナッツ配列 1168391 Ara h 1 MRGRVSPLMLLLGILVLASVSATHAKSSPYQKKTENPCAQRCLQSCQQEPDDLKQKACESRCTKLEYDPRCV
YDPRGHTGTTNQRSPPGERTRGRQPGDYDDDRRQPRREEGGRWGPAGPREREREEDWRQPREDWRRPSHQQP
RKIRPEGREGEQEWGTPGSHVREETSRNNPFYFPSRRFSTRYGNQNGRIRVLQRFDQRSRQFQNLQNHRIVQ
IEAKPNTLVLPKHADADNILVIQQGQATVTVANGNNRKSFNLDEGHALRIPSGFISYILNRHDNQNLRVAKI
SMPVNTPGQFEDFFPASSRDQSSYLQGFSRNTLEAAFNAEFNEIRRVLLEENAGGEQEERGQRRWSTRSSEN
NEGVIVKVSKEHVEELTKHAKSVSKKGSEEEGDITNPINLREGEPDLSNNFGKLFEVKPDKKNPQLQDLDMM
LTCVEIKEGALMLPHFNSKAMVIVVVNKGTGNLELVAVRKEQQQRGRREEEEDEDEEEEGSNREVRRYTARL
KEGDVFIMPAAHPVAINASSELHLLGFGINAENNHRIFLAGDKDNVIDQIEKQAKDLAFPGSGEQVEKLIKN
QKESHFVSARPQSQSQSPSSPEKESPEKEDQEEENQGGKGPLLSILKAFN
【0228】 ブタクサ Ambrosia 配列 113478 Amb a 1 MGIKHCCYILYFTLALVTLLQPVRSAEDLQQILPSANETRSLTTCGTYNIIDGCWRGKADWAENRKALADCA
QGFAKGTIGGKDGDIYTVTSELDDDVANPKEGTLRFGAAQNRPLWIIFARDMVIRLDRELAINNDKTIDGRG
AKVEIINAGFAIYNVKNIIIHNIIMHDIVVNPGGLIKSHDGPPVPRKGSDGDAIGISGGSQIWIDHCSLSKA
VDGLIDAKHGSTHFTVSNCLFTQHQYLLLFWDFDERGMLCTVAFNKFTDNVDQRMPNLRHGFVQVVNNNYER
WGSYALGGSAGPTILSQGNRFLASDIKKEVVGRYGESAMSESINWNWRSYMDVFENGAIFVPSGVDPVLTPE
QNAGMIPAEPGEAVLRLTSSAGVLSCQPGAPC
【0229】 113479 Amb a 2 MGIKHCCYILYFTLALVTLVQAGRLGEEVDILPSPNDTRRSLQGCEAHNIIDKCWRCKPDWAENRQALGNCA
QGFGKATHGGKWGDIYMVTSDQDDDVVNPKEGTLRFGATQDRPLWIIFQRDMIIYLQQEMVVTSDKTIDGRG
AKVELVYGGITLMNVKNVIIHNIDIHDVRVLPGGRIKSNGGPAIPRHQSDGDAIHVTGSSDIWIDHCTLSKS
FDGLVDVNWGSTGVTISNCKFTHHEKAVLLGASDTHFQDLKMHVTLAYNIFTNTVHERMPRCRFGFFQIVNN
FYDRWDKYAIGGSSNPTILSQGNKFVAPDFIYKKNVCLRTGAQEPEWMTWNWRTQNDVLENGAIFVASGSDP
VLTAEQNAGMMQAEPGDMVPQLTMNAGVLTCSPGAPC
【0230】 113477 Amb a 1.3 MGIKQCCYILYFTLALVALLQPVRSAEGVGEILPSVNETRSLQACEALNIIDKCWRGKADWENNRQALADCA
QGFAKGTYGGKWGDVYTVTSNLDDDVANPKEGTLRFAAAQNRPLWIIFKNDMVINLNQELVVNSDKTIDGRG
VKVEIINGGLTLMNVKNIIIHNINIHDVKVLPGGMIKSNDGPPILRQASDGDTINVAGSSQIWIDHCSLSKS
FDGLVDVTLGSTHVTISNCKFTQQSKAILLGADDTHVQDKGMLATVAFNMFTDNVDQRMPRCRFGFFQVVNN
NYDRWGTYAIGGSSAPTILCQGNRFLAPDDQIKKNVLARTGTGAAESMAWNWRSDKDLLENGAIFVTSGSDP
VLTPVQSAGMIPAEPGEAAIKLTSSAGVFSCHPGAPC
【0231】 113476 Amb a 1.2 MGIKHCCYILYFTLALVTLLQPVRSAEDVEEFLPSANETRRSLKACEAHNIIDKCWRCKADWANNRQALADC
AQGFAKGTYGGKHGDVYTVTSDKDDDVANPKEGTLRFAAAQNRPLWIIFKRNMVIHLNQELVVNSDKTIDGR
GVKVNIVNAGLTLMNVKNIIIHNINIHDIKVCPGGMIKSNDGPPILRQQSDGDAINVAGSSQIWIDHCSLSK
ASDGLLDITLGSSHVTVSNCKFTQHQFVLLLGADDTHYQDKGMLATVAFNMFTDHVDQRMPRCRFGFFQVVN
NNYDRWGTYAIGGSSAPTILSQGNRFFAPDDIIKKNVLARTGTGNAESMSWNWRTDRDLLENGAIFLPSGSD
PVLTPEQKAGMIPAEPGEAVLRLTSSAGVLSCHQGAPC
【0232】 113475 Amb a 1.1 MGIKHCCYILYFTLALVTLLQPVRSAEDLQEILPVNETRRLTTSGAYNIIDGCWRGKADWAENRKALADCAQ
GFGKGTVGGKDGDIYTVTSELDDDVANPKEGTLRFGAAQNRPLWIIFERDMVIRLDKEMVVNSDKTIDGRGA
KVEIINAGFTLNGVKNVIIHNINMHDVKVNPGGLIKSNDGPAAPRAGSDGDAISISGSSQIWIDHCSLSKSV
DGLVDAKLGTTRLTVSNSLFTQHQFVLLFGAGDENIEDRGMLATVAFNTFTDNVDQRMPRCRHGFFQVVNNN
YDKWGSYAIGGSASPTILSQGNRFCAPDERSKKNVLGRHGEAAAESMKWNWRTNKDVLENGAIFVASGVDPV
LTPEQSAGMIPAEPGESALSLTSSAGVLSCQPGAPC
【0233】 Cedar 配列 493634 Cry j IB 前駆体 MDSPCLVALLVFSFVIGSCFSDNPIDSCWRGDSNWAQNRMKLADCAVGFGSSTMGGKGGDLYTVTNSDDDPV
NPPGTLRYGATRDRPLWIIFSGNMNIKLKMPMYIAGYKTFDGRGAQVYIGNGGPCVFIKRVSNVIIHGLYLY
GCSTSVLGNVLINESFGVEPVHPQDGDALTLRTATNIWIDHNSFSNSSDGLVDVTLTSTGVTISNNLFFNHH
KVMSLGHDDAYSDDKSMKVTVAFNQFGPNCGQRMPRARYGLVHVANNNYDPWTIYAIGGSSNPTILSEGNSF
TAPNESYKKQVTIRIGCKTSSSCSNWVWQSTQDVFYNGAYFVSSGKYEGGNIYTKKEAFNVENGNATPHLTQ
NAGVLTCSLSKRC
【0234】 493632 Cry j IA 前駆体 MDSPCLVALLVLSFVIGSCFSDNPIDSCWRGDSNWAQNRMKLADCAVGFGSSTMGGKGGDLYTVTNSDDDPV
NPAPGTLRYGATRDRPLWIIFSGNMNIKLKMPMYIAGYKTFDGRGAQVYIGNGGPCVFIKRVSNVIIHGLHL
YGCSTSVLGNVLINESFGVEPVHPQDGDALTLRTATNIWIDHNSFSNSSDGLVDVTLSSTGVTISNNLFFNH
HKVMLLGHDDAYSDDKSMKVTVAFNQFGPNCGQRMPRARYGLVHVANNNYDPWTIYAIGGSSNPTILSEGNS
FTAPNESYKKQVTIRIGCKTSSSCSNWVWQSTQDVFYNGAYFVSSGKYEGGNIYTKKEAFNVENGNATPQLT
KNAGVLTCSLSKRC
【0235】 1076242 Cry j II 前駆体 - Japanese cedar MAMKLIAPMAFLAMQLIIMAAAEDQSAQIMLDSVVEKYLRSNRSLRKVEHSRHDAINIFNVEKYGAVGDGKH
DCTEAFSTAWQAACKNPSAMLLVPGSKKFVVNNLFFNGPCQPHFTFKVDGIIAAYQNPASWKNNRIWLQFAK
LTGFTLMGKGVIDGQGKQWWAGQCKWVNGREICNDRDRPTAIKFDFSTGLIIQGLKLMNSPEFHLVFGNCEG
VKIIGISITAPRDSPNTDGIDIFASKNFHLQKNTIGTGDDCVAIGTGSSNIVIEDLICGPGHGISIGSLGRE
NSRAEVSYVHVNGAKFIDTQNGLRIKTWQGGSGMASHIIYENVEMINSENPILINQFYCTSASACQNQRSAV
QIQDVTYKNIRGTSATAAAIQLKCSDSMPCKDIKLSDISLKLTSGKIASCLNDNANGYFSGHVIPACKNLSP
SAKRKESKSHKHPKTVMVENMRAYDKGNRTRILLGSRPPNCTNKCHGCSPCKAKLVIVHRIMPQEYYPQRWI
CSCHGKIYHP
【0236】 1076241 Cry j II タンパク質 - Japanese cedar MAMKFIAPMAFVAMQLIIMAAAEDQSAQIMLDSDIEQYLRSNRSLRKVEHSRHDAINIFNVEKYGAVGDGKH
DCTEAFSTAWQAACKKPSAMLLVPGNKKFVVNNLFFNGPCQPHFTFKVDGIIAAYQNPASWKNNRIWLQFAK
LTGFTLMGKGVIDGQGKQWWAGQCKWVNGREICNDRDRPTAIKFDFSTGLIIQGLKLMNSPEFHLVFGNCEG
VKIIGISITAPRDSPNTDGIDIFASKNFHLQKNTIGTGDDCVAIGTGSSNIVIEDLICGPGHGISIGSLGRE
NSRAEVSYVHVNGAKFIDTQNGLRIKTWQGGSGMASHIIYENVEMINSENPILINQFYCTSASACQNQRSAV
QIQDVTYKNIRGTSATAAAIQLKCSDSMPCKDIKLSDISLKLTSGKIASCLNDNANGYFSGHVIPACKNLSP
SAKRKESKSHKHPKTVMVKNMGAYDKGNRTRILLGSRPPNCTNKCHGCSPCKAKLVIVHRIMPQEYYPQRWM
CSRHGKIYHP
【0237】 541803 Cry j I 前駆体 - Japanese cedar MDSPCLVALLVLSFVIGSCFSDNPIDSCWRGDSNWAQNRMKLADCAVGFGSSTMGGKGGDLYTVTNSDDDPV
NPPGTLRYGATRDRPLWIIFSGNMNIKLKMPMYIAGYKTFDGRGAQVYIGNGGPCVFIKRVSNVIIHGLHLY
GCSTSVLGNVLINESFGVEPVHPQDGDALTLRTATNIWIDHNSFSNSSDGLVDVTLSSTGVTISNNLFFNHH
KVMLLGHDDAYSDDKSMKVTVAFNQFGPNCGQRMPRARYGLVHVANNNYDPWTIYAIGGSSNPTILSEGNSF
TAPNESYKKQVTIRIGCKTSSSCSNWVWQSTQDVFYNGAYFVSSGKYEGGNIYTKKEAFNVENGNATPQLTK
NAGVLTCSLSKRC
【0238】 541802 Cry j I 前駆体- Japanese cedar MDSPCLVALLVFSFVIGSCFSDNPIDSCWRGDSNWAQNRMKLADCAVGFGSSTMGGKGGDLYTVTNSDDDPV
NPAPGTLRYGATRDRPLWIIFSGNMNIKLKMPMYIAGYKTFDGRGAQVYIGNGGPCVFIKRVSNVIIHGLYL
YGCSTSVLGNVLINESFGVEPVHPQDGDALTLRTATNIWIDHNSFSNSSDGLVDVTLTSTGVTISNNLFFNH
HKVMSLGHDDAYSDDKSMKVTVAFNQFGPNCGQRMPRARYGLVHVANNNYDPWTIYAIGGSSNPTILSEGNS
FTAPNESYKKQVTIRIGCKTSSSCSNWVWQSTQDVFYNGAYFVSSGKYEGGNIYTKKEAFNVENGNATPHLT
QNAGVLTCSLSKRC
【0239】 イヌ Canis 配列: Can f 1 MKTLLLTIGFSLIAILQAQDTPALGKDTVAVSGKWYLKAMTADQEVPEKPDSVTPMILKAQKGGNLEAKITM
LTNGQCQNITVVLHKTSEPGKYTAYEGQRVVFIQPSPVRDHYILYCEGELHGRQIRMAKLLGRDPEQSQEAL
EDFREFSRAKGLNQEILELAQSETCSPGGQ 血清アルブミン断片 EAYKSEIAHRYNDLGEEHFRGLVL 血清アルブミン断片 LSSAKERFKCASLQKFGDRAFKAWSVARLSQRFPKADFAEISKVVTDLTKVHKECCHGDLLECADDRADLAK
YMCENQDSISTKLKECCDKPVLEKSQCLAEVERDELPGDLPSLAADFVEDKEVCKNYQEAKDVFLGTFLYEY
SRRHPEYSVSLLLRLAKEYEATLEKCCATDDPPTCYAKVLDEFKPLVDEPQNLVKTNCELFEKLGEYGFQNA
LLVRYTKKAPQVSTPTLVVEVSRKLGKVGTKCCKKPESERMSCADDFLS
【0240】 Can f 2 MQLLLLTVGLALICGLQAQEGNHEEPQGGLEELSGRWHSVALASNKSDLIKPWGHFRVFIHSMSAKDGNLHG
DILIPQDGQCEKVSLTAFKTATSNKFDLEYWGHNDLYLAEVDPKSYLILYMINQYNDDTSLVAHLMVRDLSR
QQDFLPAFESVCEDIGLHKDQIVVLSDDDRCQGSRD さらなるイヌアレルゲンタンパク質 (NCBI entrez 登録): 1731859
【0241】 ウマ Equus 配列: 1575778 Equ c1 MKLLLLCLGLILVCAQQEENSDVAIRNFDISKISGEWYSIFLASDVKEKIEENGSMRVFVDVIRALDNSSLY
AEYQTKVNGECTEFPMVFDKTEEDGVYSLNYDGYNVFRISEFENDEHIILYLVNFDKDRPFQLFEFYAREPD
VSPEIKEEFVKIVQKRGIVKENIIDLTKIDRCFQLRGNGVAQA 3121755 Equ c 2 SQXPQSETDYSQLSGEWNTIYGAASNIXK
【0242】 Euroglyphus (ダニ) Euroglyphus 配列: Eur m 1 (変異体) TYACSINSVSLPSELDLRSLRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVASTESAYLAYRNMSLDLAEQELVDCASQNGC
HGDTIPRGIEYIQQNGVVQEHYYPYVAREQSCHRPNAQRYGLKNYCQISPPDSNKIRQALTQTHTAVAVIIG
IKDLNAFRHYDGRTIMQHDNGYQPNYHAVNIVGYGNTQGVDYWIVRNSWDTTWGDNGYGYFAANINL
【0243】 Eur m 1 (変異体) TYACSINSVSLPSELDLRSLRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVASTESAYLAYRNMSLDLAEQELVDCASQNGC
HGDTIPRGIEYIQQNGVVQEHYYPYVAREQSCHRPNAQRYGLKNYCQISPPDSNKIRQALTQTHTAVAVIIG
IKDLNAFRHYDGRTIMQHDNGYQPNYHAVNIVGYGNTQGVDYWIVRNSWDTTWGDNGYGYFAANINL
【0244】 Eur m 1 (変異体) ETNACSINGNAPAEIDLRQMRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVAATESAYLAYRNQSLDLAEQELVDCASQHGC
HGDTIPRGIEYIQHNGVVQESYYRYVAREQSCRRPNAQRFGISNYCQIYPPNANKIREALAQTHSAIAVIIG
IKDLDAFRHYDGRTIIQRDNGYQPNYHAVNIVGYSNAQGVDYWIVRNSWDTNWGDNGYGYFAANIDL
【0245】 Eur m 1 (変異体) ETSACRINSVNVPSELDLRSLRTVTPIRMQGGCGSCWAFSGVAATESAYLAYRNTSLDLSEQELVDCASQHG
CHGDTIPRGIEYIQQNGVVEERSYPYVAREQQCRRPNSQHYGISNYCQIYPPDVKQIREALTQTHTAIAVII
GIKDLRAFQHYDGRTIIQHDNGYQPNYHAVNIVGYGSTQGVDYWIVRNSWDTTWGDSGYGYFQAGNNL
【0246】 Poa (草) 配列 113562 POLLEN ALLERGEN POA P 9 MAVQKYTVALFLVALVVGPAASYAADLSYGAPATPAAPAAGYTPAAPAGAAPKATTDEQKMIEKINVGFKAA
VAAAGGVPAANKYKTFVATFGAASNKAFAEALSTEPKGAAVDSSKAALTSKLDAAYKLAYKSAEGATPEAKY
DDYVATLSEALRIIAGTLEVHGVKPAAEEVKATPAGELQVIDKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFN
DAIKASTGGAYQSYKFIPALEAAVKQSYAATVATAPAVKYTVFETALKKAITAMSQAQKAAKPAAAATGTAT
AAVGAATGAATAAAGGYKV
【0247】 113561 POA P 9 MAVHQYTVALFLAVALVAGPAASYAADVGYGAPATLATPATPAAPAAGYTPAAPAGAAPKATTDEQKLIEKI
NAGFKAAVAAAAGVPAVDKYKTFVATFGTASNKAFAEALSTEPKGAAAASSNAVLTSKLDAAYKLAYKSAEG
ATPEAKYDAYVATLSEALRIIAGTLEVHAVKPAGEEVKAIPAGELQVIDKVDAAFKVAATAANAAPANDKFT
VFEAAFNDAIKASTGGAYQSYKFIPALEAAVKQSYAATVATAPAVKYTVFETALKKAITAMSQAQKAAKPAA
AVTATATGAVGAATGAVGAATGAATAAAGGYKTGAATPTAGGYKV
【0248】 113560 POA P 9 MDKANGAYKTALKAASAVAPAEKFPVFQATFDKNLKEGLSGPDAVGFAKKLDAFIQTSYLSTKAAEPKEKFD
LFVLSLTEVLRFMAGAVKAPPASKFPAKPAPKVAAYTPAAPAGAAPKATTDEQKLIEKINVGFKAAVAAAAG
VPAASKYKTFVATFGAASNKAFAEALSTEPKGAAVASSKAVLTSKLDAAYKLAYKSAEGATPEAKYDAYVAT
LSEALRIIAGTLEVHGVKPAAEEVKAIPAGELQVIDKVDAAFKVAATAANAAPANDKFTVFEAAFNDAIKAS
TGGAYQSYKFIPALEAAVKQSYAATVATAPAVKYTVFETALKKAITAMSQAQKAAKPAAAVTGTATSAVGAA
TGAATAAAGGYKV
【0249】 ゴキブリ配列 2833325 Cr p1 MKTALVFAAVVAFVAARFPDHKDYKQLADKQFLAKQRDVLRLFHRVHQHNILNDQVEVGIPMTSKQTSATTV
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【0251】 1703445 Bla g 2 MIGLKLVTVLFAVATITHAAELQRVPLYKLVHVFINTQYAGITKIGNQNFLTVFDS
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FGRSVE SV
【0252】 1705483 Bla g 4 AVLALCATDTLANEDCFRHESLVPNLDYERFRGSWIIAAGTSEALTQYKCWIDRFS
YDDALVSKYTDSQGKNRTTIRGRTKFEGNKFTIDYNDKGKAFSAPYSVLATDYENYAIVEGCPAAANGHVIY
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【0253】 2326190 Bla g 5 YKLTYCPVKALGEPIRFLLSYGEKDFEDYRFQEGDWPNLKPSMPFGKTPVLEIDGKQTHQSVAISRYLGKQF
GLSGKDDWENLEIDMIVDTISDFRAAIANYHYDADENSKQKKWDPLKKETIPYYTKKFDEVVKANGGYLAAG
KLTWADFYFVAILDYLNHMAKEDLVANQPNLKALREKVLGLPAIKAWVAKRPPTDL さらなるゴキブリ配列(NCBI Entrez 登録番号): 2580504; 1580797; 1580794; 1362590; 544619; 544618; 1531589; 1580792; 11
66573; 1176397; 2897849.
【0254】 アレルゲン(一般)配列: NCBI 登録番号 2739154; 3719257; 3703107; 3687326; 3643813; 3087805; 1864024; 1493836;
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1086976; 1086974; 1086972; 999009; 999356; 999355; 994866; 994865; 9137
58; 913757; 913756; 913285; 913283; 926885; 807138; 632782; 601807; 5468
52; 633938; 544619; 544618; 453094; 451275; 451274; 407610; 407609; 4043
71; 409328; 299551; 299550; 264742; 261407; 255657; 250902; 250525; 1613
674; 1613673; 1613672; 1613671; 1613670; 1613304; 1613303; 1613302; 1613
240; 1613239; 1613238; 1612181; 1612180; 1612179; 1612178; 1612177; 1612
176; 1612175; 1612174; 1612173; 1612172; 1612171; 1612170; 1612169; 1612
168; 1612167; 1612166; 1612165; 1612164; 1612163; 1612162; 1612161; 1612
160; 1612159; 1612158; 1612157; 1612156; 1612155; 1612154; 1612153; 1612
152; 1612151; 1612150; 1612149; 1612148; 1612147; 1612146; 1612145; 1612
144; 1612143; 1612142; 1612141; 1612140; 1612139; 1093120; 447712; 44771
1; 447710; 1587177; 158542; 1582223; 1582222; 1531589 ; 1580792 ; 886215
; 1545897; 1545895; 1545893; 1545891; 1545889; 1545887; 1545885; 154588
3; 1545881; 1545879; 1545877; 1545875; 166486 ; 1498496 ; 1460058; 97251
3 ; 1009442 ; 1009440 ; 1009438 ; 1009436 ; 1009434 ; 7413 ; 1421808 ; 5
51228 ; 452606 ; 32905; 1377859 ; 1364213; 1364212; 395407; 22690 ; 2268
8 ; 22686 ; 22684 ; 488605 ; 17680 ; 1052817 ; 1008445 ; 1008443 ; 99261
2; 706811 ; 886683 ; 747852 ; 939932 ; 19003 ; 1247377 ; 1247375; 124737
3; 862307 ; 312284 ; 999462 ; 999460 ; 999458 ; 587450 ; 763064 ; 886209
; 1176397 ; 1173557 ; 902012 ; 997915; 997914; 997913; 997912; 997911;
997910; 99790; 997908; 997907; 997906; 997905; 997904; 997903; 997902; 9
97901; 997900; 997899; 997898; 997897; 997896; 997895; 997894; 997893; 9
97892; 910984; 910983; 910982; 910981; 511604 ; 169631 ; 169629 ; 169627
; 168316 ; 168314 ; 607633 ; 555616 ; 293902 ; 485371 ; 455288 ; 166447
; 166445 ; 166443 ; 166435 ; 162551 ; 160780 ; 552080 ; 156719 ; 156715
; 515957 ; 515956 ; 515955 ; 515954 ; 515953 ; 459163 ; 166953 ; 386678
; 169865.
【0255】 実施例7:Fel d 1からの多重重複ペプチド(MOP)を用いた脱感作 我々は、Fel d 1の配列から誘導され3つのFC1Pペプチドを誘発する
多重重複ペプチド(MOP)でのデータを得た。最初に、ペプチド注射に対して
反応する個体の比率を高めるためにFel d 1分子の鎖1及び鎖2に渡る16
ペプチドを設計した。分子全体をカバーするペプチドを用いて、我々はより多く
のMHCペプチド対形成をカバーし、即ちより多くの応答者を得られた。16ペ
プチドのうち、鎖2の最初の3つは水性溶液への溶解性が低く、MOPと名付け
られたインビボ製剤から排除された。MOPペプチドの配列及びそれらがどのよ
うに患者の分子と関連するかをFIG9に示した。
【0256】 我々は、この製剤で用量範囲実験を行い、用量を増加させた4回の注射を2週
間の期間に渡り与える臨床試験計画で用いる適当な用量を決定した。用量範囲実
験のために、3種の用量を試験した:1μg(混合物中13のペプチド各々)、
2.5μg及び5μgである。
【0257】 4人のネコ喘息個体が1μg用量を受容した。それらのうちの1人でLARが
進行し、それはFC1Pで誘発されたものに類似していた。5人の個体は2.5
μgを受容し、やはり1人でLARが進行した。5μgでは、8人の個体を試験
し、4人でLARが進行した。このことは、我々が予想した用量反応効果を示し
、より重要には、MOP製剤がFC1P製剤と類似の効果を生ずることを示した
。MOPに誘発されたLARの例はFIG10に見られる。
【0258】 LAR応答者のより高い比率を与えると思われる高い用量に移動させるのでは
なく、我々は、試験のために5μg用量を出発用量として用いることを決意した
。MOP製剤中のペプチドの数及び観察された用量反応から、5μgではLAR
非応答者の何人かにおいて、より高い用量ではLARが進行し、即ちペプチドを
認識するのに適当MHC分子を持つが「準臨床」反応は受けないことが予測され
る。この理由により、我々は選択的臨床結果として全アレルゲン抽出物に対する
皮膚後期相反応を実験することを決めた。基本的に、全アレルゲン抽出物がアト
ピーアレルギー個体に皮膚内(我々の場合は前腕に)注射された場合、迅速な膨
疹及び発赤反応(古典的なIgE媒介初期アレルギー反応)が約15分で生じた
。この反応は、皮膚における時間的な遅延相反応に続いた。肺反応と同様に、6
−9時間においてピークとなり、少なくとも部分的にT細胞によって誘導された
と考えられる。
【0259】 以前に、従来の全アレルゲン抽出物を用いた実験は、この後期相皮膚反応のサ
イズが治療の数ヶ月後に減少することを示した。
【0260】 我々は、これらの皮膚反応をペプチド注射の前に測定し(即ちベースライン)
、我々はMOPのみを1又は2回注射した6人の患者(今までのところ)で再度
測定した。FIG11に示すように6人全てで反応が低下した。これらの結果は
統計的に有意でありp値は0.036であった。
【0261】 更に興味深い観察は、これらの個体の幾人かがMOP注射に対して肺反応(L
AR)を進行させないが、明らかにそれらのT細胞は1又はそれ以上のペプチド
によって活性化され、それらに全アレルゲン抽出物での皮膚負荷に対する反応性
の測定可能な低下を与えた(後者は、全毛抽出物が患者を感作することのできる
複数のタンパク質(Fel d 1を含む)を含むので、おそらくさらに重要であ
ろう)。
【0262】 上記のように、肺反応が起こっているMOP注射した個体の数人(3人)は、
2回目の注射を受けた。FC1Pで見られたように、これらの個体では反応は進
行しなかった(FIG10に例が見られる)。重要なことは、これら2人の個体
が、最初の注射から数週間後(一方は約4ヶ月)に2回目の注射を受けているこ
とである。このことは、1回目の注射の後に誘発された反応性低下が4ヶ月又は
それ以上続くことを示唆している。
【0263】 また我々は、FC1P患者の数人から、反応性低下の持続の長さに関する長期
に渡るデータを有する。この場合において、1年以上前にFC1Pを受け、LA
Rを経験した3人の患者を同じ用量で再負荷した。3人全てで、最初の反応とほ
ぼ全く同じ大きさに達した(FIG12a、b及びc)。これら3人の中で、1
人(FIG12a)は、1回目から数週間後にFC1Pの2回目の注射を受けた
がLARを示さなかった。よって、ペプチドはLARを誘発でき、次いで反応性
低下が起こるが、それは4ヶ月(それ以上かもしれない)持続するが1年よりは
短い。
【0264】 最後に、1回の注射に次いでLARを有したが、それが再度の注射では見られ
なかった(即ち、反応性低下した)3人のFC1P患者がいる。また、我々は2
人のMOP患者に同じ結果を見出した。我々は、これらの曲線の下の面積を統計
的に分析した。我々は対照日(塩水注射又は全ネコの毛抽出物の注射、後者は用
いた用量では肺反応を起こさず皮膚反応のみを誘発した)を、1回目のFC1P
又はMOP注射の後、及び2回目のFC1P/MOP注射の後の肺測定(FEV
1)と比較した。
【0265】 我々は、肺気量測定法からの平均値を曲線下面積の分析により比較した: 1.対照日 対 ペプチド日1(我々は有意な相違が見られる、即ち実際に有意
な反応があると予測した)。 2.対照日 対 ペプチド日2(肺反応が平常に戻ったので有意な反応は無いと
予測した)。 3.ペプチド日1 対 ペプチド日2(有意な相違が予測される)。 結果は以下の通りであった。: 1. p=0.0205 2. p=0.0930 3. p=0.0119 0.05以下のp値は統計的に有意であると考えられる。
【0266】 よって、1回目の注射に続いてペプチドに対する有意な反応があり(1)、そ
れは、FEV1値がベースラインに戻ったので2回目の注射とは有意に相違する
(3)。対照日と2回目の注射との相違には統計的な意味がなかった(2)。
【図面の簡単な説明】
【FIG1】 FC1Pを含む3つのペプチド(黒丸:80μg)又は対照
媒体(白丸)は、別々の2日に時間ゼロ皮内注射された。1秒間の強制呼気用量
(FEV1)を間隔を置いて測定し、24時間に渡って肺機能として読みとった
。救済医薬の使用は矢印で示した。
【FIG2】 FCP1の繰り返し投与は肺応答の低下をもたらした。FC
1Pの投与に続いて喘息反応が進行した3人の自発的患者(黒丸)は、少なくと
も2週間の期間後に同量で再度負荷した。第2の負荷に続いてFEV1の有意な
低下は観察されなかった(黒三角)。白丸は対照の日を示す。矢印は気管支薬の
使用を示す。
【FIG3】 2つのDRB変異体、DRB1*1301及び1302を発 現するマウスL細胞を3つのFC1Pペプチド各々又は対照ペプチド又は媒体の
み(med)と終夜インキュベートした。細胞を洗浄し、細胞分裂停止剤とともにイ ンキュベートして、続くアッセイでの増殖を防止した。次いでL細胞を(Fel
d 1タンパク質を含む)全ネコの毛(whole cat dander)に由来するT細胞系
からのT細胞とともに48時間インキュベートした。T細胞の増殖は、それらに
よる放射性標識化合物H-チミジンの取り込みにより測定した。T細胞はDR 13 L細胞及びペプチドFC1P3(KALPVVLENARILNCV)に対して統計的に有
意に反応したが、他のペプチド/対照には反応しなかった。
【FIG4】 DR1対立遺伝子DRB1*0101を発現するヒト繊維芽 細胞を、FIG3に記載したように、3つのFC1Pペプチド各々又は媒体のみ
(med)と終夜インキュベートした。T細胞増殖アッセイにおいて、T細胞はDR 1発現細胞及びペプチドFC1P3(KALPVVLENARILNCV)に対して統計的に有意
に反応したが、他のペプチド/対照には反応しなかった。
【FIG5】 DR4対立遺伝子DRB1*0404及びDRB1*0405
を発現するヒト繊維芽細胞を、FIG3に記載したように、3つのFC1Pペプ
チド各々又は媒体のみ(med)と終夜インキュベートした。FIG5a)及びb) :T細胞増殖アッセイにおいて、DRB1*0408応答細胞はDRB1*040
5発現細胞及びFC1P2(EQVAQYKALPVVLENA)に対して統計的に有意に反応し
たが、DRB1*0404発現細胞及びペプチドFC1P2又は他のペプチド/ 対照には反応しなかった。
【FIG6】 DR4対立遺伝子DRB1*0405を発現するヒト繊維芽 細胞を、FIG3に記載したように、3つのFC1Pペプチド各々又は媒体のみ
(med)と終夜インキュベートした。T細胞増殖アッセイにおいて、DRB1*04
05応答細胞はDRB1*0405発現細胞及びFC1P2(EQVAQYKALPVVLENA )に対して統計的に有意に反応したが、他のペプチド/対照には反応しなかった
【FIG7−1】 FIG3及び4及びで観察されたT細胞増殖反応が、各
々FIG7(a)及び7(b)における[IL-5]測定で確認された。予測し たように、これらの結果はIL-5生成がT細胞増殖に関連していることを示し た。
【FIG7−2】 FIG6で観察されたT細胞増殖反応が、FIG7(c
)における[IL-5]測定で確認された。予測したように、これらの結果はI L-5生成がT細胞増殖に関連していることを示した。
【FIG8−1】 1残基の重複から誘導された仮定タンパク質及びペプチ
ド(15mers)。
【FIG8−2】 1残基の重複から誘導された仮定タンパク質及びペプチ
ド(15mers)。
【FIG9】 ネコアレルゲンFel d Iからの多重重複ペプチド(MO
P)。ボックス内の3つの配列は水性溶液に不溶であり、その結果、臨床使用の
ためのMOP製剤から除外した。
【FIG10】 Fel d I MOPによって誘発されたLAPの例。M OPを含む13のペプチドの皮膚内投与(黒丸;2.5μg、1日目)は、3時
間に20%を越えるFEV1の低下を誘発した。30BUネコの毛抽出物の対照
用毎日投与はFEV1の低下を起こさなかった(白丸)。MOPの2回目の負荷
(黒三角;2.5μg、66日目)はFEV1の低下を弱め、20%に達しなか
った。矢印は救済医薬(βアゴニスト)の使用を示す。
【FIG11】 MOPの皮膚内投与の前及び後における全ネコの毛抽出物
の皮膚内投与後6時間の全アレルゲンに対する皮膚の後期相反応の変化。
【FIG12(a)】 FC1Pを含む3ペプチド(下向き白三角;80μ
g、FIG12(a)、(b)及び(c))をネコアレルギー喘息患者に投与し
て、対照(白丸;30BU全ネコの毛抽出物、FIG12(a)、(b)及び(
c))に比較して20%を越えるFEV1の低下を誘発した。6週間以内のFC
1Pの2回目の投与(下向き黒三角;80μg、FIG12(a))は、反応が
弱められることを示した。1年以上後の初期投与量のFC1Pの投与(上向き黒
三角;80μg、FIG12(a)、(b)及び(c))に続いて、初期注射と
同様の大きさのFEV1の低下が観察された。矢印は救済医薬(βアゴニスト
)の使用を示す。
【FIG12(b)】 FIG12(a)の説明と同様である。
【FIG12(c)】 FIG12(a)の説明と同様である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月22日(2000.2.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 14/435 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ケイ, アンソニー, バリントン イギリス国, ロンドン, エス ダブリ ュー3 6エル ワイ,ダブハウス スト リート, インペリアル カレッジ スク ール オブ メディシン, ナショナル ハート アンド ラング インスティチュ ート Fターム(参考) 4C084 AA02 BA01 BA08 BA18 BA44 CA53 CA56 CA59 DA06 NA14 ZB072 ZC512 4C085 AA03 BA49 BB03 BB04 BB11 CC01 DD21 EE01 EE03 4H045 AA10 AA30 CA10 CA30 CA40 CA50 CA51 DA86 EA22 EA31

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者をポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する方法にお
    いて、当該方法が、患者にアレルゲンから誘導されたペプチドを投与することを
    含み、患者が有しているMHCクラスII分子に対する拘束がぺプチドに示され
    、ペプチドが前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を誘発で
    きる方法。
  2. 【請求項2】 ペプチドが前記アレルゲンから誘導された複数のペプチドを
    含有する組成物中に包含される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記アレルゲンから誘導されるペプチドが、クラスIIDR
    分子DR2、DR3、DR4及びDR7に対する拘束が示されるペプチドを含み
    、但しそれらのペプチドはアレルゲンから誘導できる請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 患者がMHCクラスIIDR分子DR2、DR3、DR4又
    はDR7のいずれか1つを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法
  5. 【請求項5】 患者がMHCクラスIIDR分子DR4を有する、請求項1
    から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 組成物が、配列番号1、2及び3に与えたFeldI-誘導 ペプチドを含有する、請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 組成物が、FIG9に記載したFeldI-誘導ペプチドの 可溶性MHCクラスII-拘束ペプチドを含有する、請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリペプチドアレルゲンから誘導される複数のペプチドを含
    んでなる組成物であって、組成物中のペプチドの少なくとも1つに対してMHC
    クラスII分子に対する拘束が示され、組成物が与えられたMHCクラスII分
    子を持つ個体において後期相反応を誘発できる組成物。
  9. 【請求項9】 組成物中に少なくとも1つのペプチドが存在し、それに対し
    てMHCクラスII分子DR2、DR3、DR4及びDR7の各々の拘束が示さ
    れ、当該ペプチドがアレルゲンから誘導されたものである、請求項8に記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 医薬で用いるための、請求項8又は9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9に記載の組成物と、製薬的に許容される担
    体とを含んでなる製薬組成物。
  12. 【請求項12】 請求項8又は9に記載の組成物が患者に投与される、請求
    項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ポリペプチドアレルゲンから誘導されたペプチドの使用に
    おいて、患者が有するMHCクラスII分子の拘束がペプチドによって示され、
    当該ペプチドが前記MHCクラスII分子を有する個体において後期相反応を誘
    発できるペプチドの、患者を前記ポリペプチドアレルゲンに対して脱感作する医
    薬の製造における使用。
  14. 【請求項14】 請求項8又は9に記載の組成物の、患者をポリペプチドア
    レルゲンに対して脱感作する医薬の製造における使用。
  15. 【請求項15】 ポリペプチドアレルゲンが、Fel d 1、Der p I
    、Der p II、Der fI又はDer fIIのいずれか1つであり、アレ
    ルゲンが以下のもの:草、木又は雑草(ブタクサを含む)の花粉;真菌及び黴;
    食品、咬む昆虫、ユスリカ類(咬まない蚊);クモ及びダニ、イエバエ、ショウ
    ジョウバエ、シープブローバエ(sheep blow fly)、スクリューワームバエ(screw
    worm fly)、穀物ゾウムシ、カイコ、ミツバチ、咬まない蚊幼生、ハチガ幼生、
    ゴミムシダマシの幼虫、ゴキブリ、テニブリオモリトールビートル(Tenibrio mo
    litor beelte)の幼生、ネコ、イヌ、ウマ、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウサギ、ラッ ト、モルモット、マウス及びアレチネズミ等の哺乳動物のいずれかに存在する、
    請求項1から5又は12のいずれか一項に記載の方法、又は請求項8又は9に記
    載の組成物、又は請求項13又は14に記載の使用、又は請求項11に記載の製
    薬組成物。
  16. 【請求項16】 ペプチドアレルゲンがFel d Iであり配列番号1、2
    及び3で与えられるか、又は組成物がFIG9に記載したFel d I誘導ペプ
    チドの可溶性MHCクラスII拘束ペプチドを含む、請求項8又は9に記載の組
    成物、又は請求項13又は14に記載の使用。
  17. 【請求項17】 MHCクラスII分子を有する患者においてアレルギー反
    応を起こしうるポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱感作する免疫治療薬と
    して使用するためのペプチドの選択方法において、当該方法が、(1)ペプチド
    アレルゲンから誘導された候補ペプチドを選択し、(2)候補ペプチドが前記M
    HCクラスII分子に拘束を示すか否かを決定し、そして(3)候補ペプチドが
    前記MHCクラスII分子を持つ個体において後期相反応を起こしうるか否かを
    決定する工程を含んでなる方法。
  18. 【請求項18】 工程(2)が工程(3)より先に実施され、特定のMHC
    クラスII分子に対する拘束を示す候補ペプチドのみを工程(3)における試験
    のために選択する、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 候補ペプチドが、後期相反応を起こすことができ、特定の
    MHCクラスII分子に対して拘束を示す候補ぺプチドが免疫治療薬として選択
    される、請求項18又は19に記載の方法。
  20. 【請求項20】 候補ペプチドが前記MHCクラスII分子に対して拘束を
    示すか否かの決定が、T細胞増殖アッセイを用いてなされる、請求項17から1
    9のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 アレルゲンが、請求項15に記載した群から選択される、
    請求項17から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 工程(2)において、候補ペプチドが前記MHCクラスI
    I分子に対して拘束を示すか否かの決定が、T細胞増殖アッセイでの患者細胞を
    用いてなされ、工程(3)において候補ペプチドが患者に後期相反応を起こすこ
    とができるか否かを決定する、請求項17から21のいずれか一項に記載の方法
  23. 【請求項23】 MHC分子が、HLA-DR、HLA-DP、HLA-DQ 、又はそれらのサブクラスのいずれか1つである、請求項17から22のいずれ
    か一項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項17から23のいずれか一項に記載の方法によって
    選択されたペプチド。
  25. 【請求項25】 MHCクラスII分子に結合する、及び前記MHCクラス
    II分子を有する個体において後期相反応を起こす能力によって特徴付けられた
    ペプチドのデータベース。
  26. 【請求項26】 治療に用いるための、請求項25に記載のデータベースに
    列挙されたペプチド。
  27. 【請求項27】 患者をアレルゲンに対して脱感作する免疫治療薬として使
    用するためのペプチドを選択する方法において、当該方法が、 a)MHCクラスII型を決定するために患者を組織分類し;そして、 b)特定のMHCクラスII分子と結合し、当該MHCクラスII分子を有する
    個体において後期相反応を起こすことが知られたペプチドのデータベースから、
    患者が有するMHCタイプII分子に結合することのできる1又はそれ以上のペ
    プチドを選択する工程を含んでなる方法。
  28. 【請求項28】 ポリペプチドアレルゲンに対して患者を脱感作するための
    免疫治療用ペプチドの初期投与量を決定する方法において、当該ペプチドがアレ
    ルゲンから誘導され、患者が有するMHCクラスII分子に対する拘束が当該ペ
    プチドに対して示され、当該ペプチドが前記MHC分子を持つ患者において後期
    相反応を起こすことができ、当該方法が、(1)前記MHC分子を有し、ペプチ
    ドが後期相反応を起こすことのできる個体において、与えられた比率で観察可能
    な後期相反応生ずることのできる投与量を決定し、そして(2)前記MHC分子
    を有し、ペプチドが後期相反応を起こすことのできる実質的に全ての個体におい
    て観察可能な後期相反応を起こすことができない低投与量を選択する工程を含ん
    でなる方法。
  29. 【請求項29】 工程(1)において与えられた比率が50%である、請求
    項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 低投与量が、与えられた比率で個体において観察可能な後
    期相反応を起こすことのできる投与量の0.01%である、請求項28又は29
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】 工程(1)及び(2)において、ペプチドが前記アレルゲ
    ンから誘導された複数のペプチドに含まれる、請求項28から30のいずれか一
    項に記載の方法。
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