JP2002374491A

JP2002374491A - 映像プリント遊戯装置

Info

Publication number: JP2002374491A
Application number: JP2001177946A
Authority: JP
Inventors: Masako Umano; 雅子右馬野
Original assignee: Funai Electric Co Ltd
Current assignee: Funai Electric Co Ltd
Priority date: 2001-06-13
Filing date: 2001-06-13
Publication date: 2002-12-26

Abstract

(57)【要約】【課題】映像プリント遊戯装置において、混雑具合に
応じてリアルタイムで自動的に遊戯時間の変更ができ、
利用客が増えて混雑してきた時には遊戯の順番が来るま
での待ち時間をリアルタイムで自動的に短くでき、混雑
が解消してきた時には時間をかけてゆっくりとお気に入
りの画像を作成遊戯することができ、利用客へのサービ
スの向上を図ることができる。【解決手段】コインが投入されていない時に設定時間
に達すると、時間設定ファイルの設定更新処理が行われ
る。遊戯回数カウンタ１３の値が０〜４の時には（＃２
１でＹＥＳ）、時間設定ファイル１が設定され（＃２
２）、遊戯回数カウンタ１３の値が５〜７の時には（＃
２３でＹＥＳ）、時間設定ファイル２が設定され（＃２
４）、遊戯回数カウンタ１３の値が８〜１０の時には
（＃２５でＹＥＳ）時間設定ファイル３が設定される
（＃２６）。また、遊戯回数カウンタ１３の値が１１以
上の時には（＃２５でＮＯ）、時間設定ファイル４が設
定される（＃２７）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮影した
被写体像をシールにプリントして遊戯者に提供する映像
プリント遊戯装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、装置本体に備えられたカメラによ
って遊戯者を被写体として撮影し、その被写体像をシー
ルにプリントして遊戯者に提供するという映像プリント
遊戯装置が存在している。

【０００３】この種の映像プリント遊戯装置としては、
以下のようなものが知られている。まず、コイン投入に
より遊戯開始となり、遊戯装置に備えられたカメラによ
り遊戯者が撮影され、その撮影した遊戯者の映像がモニ
タに表示される。ここで、遊戯者は、モニタに表示され
た自身の映像を見ながら表情やポーズの確認を行い、遊
戯装置に備えられた操作ボタンを操作してお気に入りの
映像を決定する。すると、そのとき撮影していた遊戯者
の映像が静止画像としてモニタに表示され、遊戯者が背
景画像、画像の色・明るさ・コントラスト等の配色内
容、及びお絵描き画像を選択する画面となる。ここで、
遊戯者が操作ボタンを操作して背景画像、配色内容、お
絵描き画像を選択すると、これらの選択内容で補正され
た遊戯者の映像がモニタに表示され、遊戯者はモニタに
表示される画像を見ながらお気に入りの補正を施してゆ
く。そして、画像の補正を終えた後、操作ボタンを操作
してその画像のプリント指示を行うと、その画像すなわ
ち遊戯者のお気に入りの画像がシールにプリントされて
排出される。

【０００４】ここで、遊戯者がモニタに表示された自身
の映像を見ながらお気に入りの映像を決定する段階、遊
戯者が遊戯者の映像にお気に入りの補正を施す段階、及
び補正を終えた後の画像のプリント指示を行う段階の各
段階において、それぞれ時間設定がされていて、設定時
間内で各段階の操作を完了させるようになっている。

【０００５】一方、有料ゲーム機などの料金可変装置に
おいて、時刻に応じて、ゲーム機の使用時間、必要コイ
ン数、又はゲーム回数を自動的に変更する装置が知られ
ている（例えば、実用新案登録第３０５４９４５号公報
参照）。また、画面上で自動車の走行を楽しむドライビ
ングゲームにおいて、一定時間ごとに稼動率を算出し、
その稼動率に応じて、ゲームが始まる時点において与え
られる遊戯時間を自動変更するものが知られている（例
えば、特開平６−８６８６９号公報参照）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の映像プリント遊戯装置では、メンテナンスにより手
動で遊戯時間の設定を変更するものであったため、店員
が利用客の混雑具合をみて遊戯時間の設定を変更しなけ
ればならなかった。従って、店員によるメンテナンスが
行き届かず、利用客の混雑具合に応じたリアルタイムな
遊戯時間の設定変更が困難であった。また、場合によっ
ては、遊戯時間の設定が全く変更されない可能性もあっ
た。

【０００７】このため、利用客が混雑しているにもかか
わらず遊戯時間が長く設定されたままの状態が続き、遊
戯の順番が来るまでの待ち時間が長くなったり、利用客
が少なく遊戯の順番を待っている者がほとんどいないに
もかかわらず遊戯時間が短く設定されたままの状態が続
き、少しの時間をかけてしかお気に入りの画像を作成遊
戯することができなかったりしていた。

【０００８】なお、上述した実用新案登録第３０５４９
４５号公報に開示の内容は、時刻に応じてゲーム機の使
用時間、必要コイン数、又はゲーム回数を自動的に変更
するものであるが、利用客の混雑具合により遊戯時間を
変更するものではないため、この開示内容を映像プリン
ト遊戯装置に適用したとしても上述の課題を解決するこ
とはできない。

【０００９】また、上述した特開平６−８６８６９号公
報に開示の内容は、稼動率に応じてゲームが始まる時点
において与えられる遊戯時間を自動変更するものである
が、ここでいう遊戯時間とは、その遊戯時間内でサーキ
ットコースを完走することができるかという類のもので
あり、所定時間内にサーキットコースの所定の地点を通
過すると遊戯時間が延長されるというものである。すな
わち、映像プリント遊戯装置における、モニタに表示さ
れた自身の映像を見ながらお気に入りの映像を決めた
り、遊戯者の映像を補正したり、補正を終え完成した画
像のプリント指示をするといった遊戯時間とは根本的に
異なるものである。ゆえに、特開平６−８６８６９号公
報に開示の内容を映像プリント遊戯装置に適用したとし
ても上述の課題を解決することはできない。

【００１０】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、利用客が増えて混雑してきた時には、
リアルタイムで自動的に遊戯時間を短く設定して遊戯の
順番が来るまでの待ち時間を短くし、混雑が解消してき
た時には、リアルタイムで自動的に遊戯時間を長く設定
して各遊戯者に長い時間をかけてゆっくりとお気に入り
の画像を作成遊戯してもらえるようにし、利用客へのサ
ービスの向上を図ることができる映像プリント遊戯装置
を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１の発明は、装置本体の前方に位置する遊戯者
を被写体として撮影するカメラと、少なくとも前記カメ
ラによる被写体の撮影画像を表示するモニタと、前記カ
メラで撮影され前記モニタに表示された遊戯者の画像を
補正するための複数種類の背景画像、複数種類の画像の
色・明るさ・コントラスト等の配色内容、及び複数種類
のお絵描き画像を記憶する補正画像メモリと、遊戯者に
より操作され、カメラで撮影中の遊戯者の映像、背景画
像、画像の色・明るさ・コントラスト等の配色内容、お
絵描き画像、及びプリントを希望する画像を選択する選
択手段と、前記カメラで撮影中の遊戯者の映像を所定時
間内で遊戯者に選択させ、前記背景画像を所定時間内で
遊戯者に選択させ、前記画像の色・明るさ・コントラス
ト等の配色内容を所定時間内で遊戯者に選択させ、前記
お絵描き画像を所定時間内で遊戯者に選択させ、プリン
トを希望する画像を所定時間内で遊戯者にさせる制御を
行う制御手段と、前記被写体の画像を前記選択手段によ
り選択された内容で補正する画像補正手段と、前記画像
補正手段によって補正され、遊戯者によりプリントする
ことが希望選択された画像をシールにプリント出力する
プリンタとを備えた映像プリント遊戯装置において、所
定時間ごとの遊戯回数により求まる稼動率を算出する稼
動率算出手段と、前記カメラで撮影中の遊戯者の画像の
選択時間、背景画像の選択時間、配色内容の選択時間、
お絵描き画像の選択時間、及びプリントを希望する画像
の選択時間等の遊戯時間を定める時間設定ファイルを、
前記稼動率に対応付けて複数種類記録している時間設定
ファイルメモリとを備え、前記制御手段は、前記稼動率
算出手段で算出された稼動率に対応する時間設定ファイ
ルに従って前記各選択時間を制御するようにしたもので
ある。

【００１２】この構成においては、稼動率算出手段によ
り、所定時間ごとの遊戯回数により稼動率が求められ
る。そして、制御手段により、稼動率算出手段で算出さ
れた稼動率に対応する時間設定ファイルに従って、カメ
ラで撮影中の遊戯者の画像の選択時間、背景画像の選択
時間、配色内容の選択時間、お絵描き画像の選択時間、
及びプリントを希望する画像の選択時間が制御される。

【００１３】また、請求項２の発明は、装置本体の前方
に位置する遊戯者を被写体として撮影するカメラと、少
なくとも前記カメラによる被写体の撮影画像を表示する
モニタと、前記カメラで撮影され前記モニタに表示され
た遊戯者の画像を補正するための補正画像を記憶する補
正画像メモリと、遊戯者により操作され、前記補正画像
を選択する選択手段と、前記補正画像を所定時間内で遊
戯者に選択させる制御を行う制御手段と、前記被写体の
画像を前記選択手段により選択された内容で補正する画
像補正手段と、前記画像補正手段によって補正された画
像をシールにプリント出力するプリンタとを備えた映像
プリント遊戯装置において、所定時間ごとの遊戯回数に
より求まる稼動率を算出する稼動率算出手段と、前記補
正画像の選択時間等の遊戯時間を定める時間設定ファイ
ルを、前記稼動率に対応付けて複数種類記録している時
間設定ファイルメモリとを備え、前記制御手段は、前記
稼動率算出手段で算出された稼動率に対応する時間設定
ファイルに従って前記補正画像の選択時間を制御するよ
うにしたものである。

【００１４】この構成においては、稼動率算出手段によ
り、所定時間ごとの遊戯回数により稼動率が求められ
る。そして、制御手段により、稼動率算出手段で算出さ
れた稼動率に対応する時間設定ファイルに従って、遊戯
者の画像を補正するための補正画像の選択時間が制御さ
れる。

【００１５】また、請求項３の発明は、請求項２に記載
の映像プリント遊戯装置において、前記時間設定ファイ
ルメモリには前記補正画像を選択するのに必要最低限度
の選択時間等の遊戯時間を定めた最低遊戯時間設定ファ
イルが記録されており、前記制御手段は前記稼動率が所
定値以上の時には該最低遊戯時間設定ファイルに従って
前記補正画像の選択時間を制御するようにしたものであ
る。

【００１６】この構成においては、稼動率が所定値以上
の時には、遊戯者の画像を補正するのに必要最低限度の
時間が定められた最低遊戯時間設定ファイルに従って、
遊戯者の画像を補正するための補正画像の選択時間が制
御される。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態について図面を参照して説明する。まず、本実施形態
による映像プリント遊戯装置の概略構成を図１に示す。
映像プリント遊戯装置１は、遊戯者を被写体として撮影
し、その被写体像を、遊戯者の選択した背景画像、画像
の色・明るさ・コントラスト等の配色内容、及びお絵描
き画像で補正したうえ、シールにプリントして遊戯者に
提供する遊戯装置である。

【００１８】映像プリント遊戯装置１は、装置本体２の
上部に、装置前方の遊戯者を照明するための照明装置３
と、その遊戯者を被写体として撮影するためのＣＣＤ等
からなるカメラ４を備えている。また、装置本体２の前
面上部に、各種画像を表示するためのモニタ５と、所望
する画像をシールにプリントするにあたって各種の選択
決定操作を行うための操作部（選択手段）６を備えてい
る。また、装置本体２の下部に、遊戯の開始にあたって
コインを投入するためのコイン投入口７と、釣銭や被写
体像をプリントしたシールを排出するための釣銭・シー
ル排出口８を備えている。

【００１９】操作部６は、決定ボタン６ａ、選択ボタン
６ｂ、６ｃ、及びキャンセルボタンｄを備えている。決
定ボタン６ａは、カメラで撮影中の遊戯者の映像を決定
する時、背景画像、画像の色・明るさ・コントラスト等
の配色内容、及びお絵描き画像で補正した画像を決定す
る時、及びプリントする画像を決定する時に操作するボ
タンである。また、選択ボタン６ｂ、６ｃは、背景画
像、画像の色・明るさ・コントラスト等の配色内容、及
びお絵描き画像を選択する時に操作するボタンである。
また、キャンセルボタン６ｄは、それまでに選択・決定
した内容を全てキャンセルする時に操作するボタンであ
る。

【００２０】次に、本実施形態による映像プリント遊戯
装置の電気的ブロック図を図２に示す。映像プリント遊
戯装置１は、装置全体の制御を司るＣＰＵ（制御手段、
画像補正手段、稼動率算出手段）９を備えている。ＣＰ
Ｕ９には、上述した照明装置３、カメラ４、モニタ５、
及び操作部６に加え、ＲＯＭ１０、ハードディスク（補
正画像メモリ、時間設定ファイルメモリ）１１、ＲＡＭ
１２、及び遊戯回数カウンタ１３、タイマ１４が接続さ
れている。ＲＯＭ１０は、ＣＰＵ９の動作プログラムを
格納している。ハードディスク１１には、（１）遊戯者
の映像を補正するための複数種類の背景画像、画像の色
・明るさ・コントラスト等の配色内容、及びお絵描き画
像、（２）遊戯時間を制御するための複数種類の時間設
定ファイルが記録されている。ＲＡＭ１２は、モニタ５
に表示中の画像を一時的に記憶するためのものである。
遊戯回数カウンタ１３は、ＣＰＵ９からの信号に基づき
遊戯終了時に値を１づつ加算していき、タイマ１４は、
所定時間経つとＣＰＵ９に信号を出力するようになって
いる。また、ＣＰＵ９には、コイン投入口７に投入され
たコインをカウントするコインカウンタ１５と、遊戯者
の映像をシールにプリントするプリンタ１６が接続され
ている。電源部１７は、映像プリント遊戯装置１の各部
へ電源を供給する。

【００２１】ここで、背景画像とは、カメラ４で撮影し
た遊戯者の背景となる画像であり、例えば、海、山、
川、草原の４種類の画像が用意されている。また、画像
の配色内容とは、カメラ４で撮影した遊戯者の映像と背
景画像に対して施される配色の内容であり、例えば、色
としてはカラー、セピア、モノクロの３種類、明るさと
しては５段階の明るさ、コントラストとしては５段階の
コントラストが用意されている。また、お絵描き画像と
は、カメラ４で撮影した遊戯者の映像及び背景画像の上
に重ねて表示される画像であり、例えば、ハート模様、
はなまる模様、星模様の３種類の画像が用意されてい
る。これらの画像及び配色内容はハードディスク１１に
記録されている。

【００２２】また、時間設定ファイルとは、カメラ４で
撮影されモニタ５に表示された自身の映像を決定する段
階、背景画像を選択し決定する段階、画像の色・明るさ
・コントラスト等の配色内容を選択し決定する段階、お
絵描き画像を選択し決定する段階、及び補正を終え完成
した画像のプリント指示を行う段階の各段階における制
限時間を設定したものである。この時間設定ファイルと
しては、例えば図３（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、及び
（Ｄ）に示すように４種類のものが用意されていて、ハ
ードディスク１１に記録されている。図３（Ｄ）に示す
「ファイル４」は、遊戯するのに必要最低限度の制限時
間を定めた最低遊戯時間設定ファイルである。

【００２３】ＣＰＵ９は、タイマ１４からの信号を受け
た時の遊戯回数カウンタの値により稼動率を求め、その
稼動率に対応する時間設定ファイルを設定する。そし
て、ＣＰＵ９は、これらの時間設定ファイルに従って、
上記の各選択時間を制限制御する。また、ＣＰＵ９は、
カメラ４で撮影されモニタ５に表示された自身の映像を
決定する段階において決定ボタン６ａが操作されると、
そのとき撮影していた遊戯者の映像をＲＡＭ１２に記憶
すると共に静止画像としてモニタ５に表示させる。ま
た、ＣＰＵ９は、背景画像、画像の色・明るさ・コント
ラスト等の配色内容、及びお絵描き画像を選択する段階
において選択ボタン６ａ、６ｂが操作されると、選択さ
れた内容で遊戯者の画像を補正し、その補正した画像を
ＲＡＭ１２に記憶すると共にモニタ５に表示させる。ま
た、ＣＰＵ９は、補正を終え完成した画像のプリント指
示を行う段階において決定ボタンが操作されると、その
画像をＲＡＭ１２から読み出して、その画像をプリンタ
１６にプリントさせる。

【００２４】次に、本実施形態による映像プリント遊戯
装置１の動作の流れについて、図４及び図５のフローチ
ャートを参照して説明する。コインが投入されると（＃
１でＹＥＳ）、遊戯開始となる（＃２）。一方、コイン
が投入されていない時に設定時間に達すると（＃３でＮ
Ｏ）、時間設定ファイルの設定更新処理が行われる（＃
２０〜＃２８）。

【００２５】遊戯が始まると、まず、カメラ４で撮影中
の映像がモニタ５に画像表示される（＃４）。そして、
決定ボタン６ａを押すと（＃５でＹＥＳ）、遊戯者の画
像の選択が終了し、決定ボタン６ａを押した時に撮影し
ていた遊戯者の映像が静止画像としてモニタ５に表示さ
れ背景画像の選択画面となる（＃７）。また、設定時間
（例えば６０秒）内に決定ボタン６ａが押されなかった
時にも（＃６でＹＥＳ）、遊戯者の画像の選択が終了
し、設定時間内の最後に撮影されていた遊戯者の映像が
静止画像としてモニタに表示され背景画像の選択画面と
なる（＃７）。

【００２６】次に、選択ボタン６ｃ、６ｄを操作して背
景画像を選択し決定ボタン６ａを押すと（＃８でＹＥ
Ｓ）、背景画像の選択が終了し、選択決定された背景で
補正された遊戯者の画像がモニタ５に表示されて配色内
容の選択画面となる（＃１０）。また、設定時間（例え
ば６０秒）内に決定ボタン６ａが押されなかった時にも
（＃９でＹＥＳ）、背景画像の選択が終了し、設定時間
内の最後に選択されていた背景で補正された遊戯者の画
像がモニタ５に表示されて配色内容の選択画面となる
（＃１０）。

【００２７】次に、選択ボタン６ｃ、６ｄを操作して配
色内容を選択し決定ボタン６ａを押すと（＃１１でＹＥ
Ｓ）、配色内容の選択が終了し、選択決定された配色内
容で補正された遊戯者の画像がモニタ５に表示されてお
絵描き画像の選択画面となる（＃１３）。また、設定時
間（例えば６０秒）内に決定ボタン６ａが押されなかっ
た時にも（＃１２でＹＥＳ）、配色内容の選択が終了
し、設定時間内の最後に選択されていた配色内容で補正
された遊戯者の画像がモニタ５に表示されてお絵描き画
像の選択画面となる（＃１０）。

【００２８】次に、選択ボタン６ｃ、６ｄを操作してお
絵描き画像を選択し決定ボタン６ａを押すと（＃１４で
ＹＥＳ）、お絵描き画像の選択が終了し、選択決定され
たお絵描き画像で補正された遊戯者の画像が完成画像と
してモニタ５に表示される（＃１６）。また、設定時間
（例えば６０秒）内に決定ボタン６ａが押されなかった
時にも（＃１５でＹＥＳ）、お絵描き画像の選択が終了
し、設定時間内の最後に選択されていたお絵描き画像で
補正された遊戯者の画像が完成画像としてモニタ５に表
示される（＃１６）。

【００２９】そして、ここで決定ボタン６ａを押すと
（＃１７でＹＥＳ）、モニタ５に表示中の完成画像がプ
リンタ１６によりシールにプリントされる（＃１８）。
なお、キャンセルボタン６ｂが押された時には（＃１７
でＮＯ）、カメラ４による遊戯者の撮影からのやり直し
となる。プリントされたシールは、釣銭・シール排出口
８から排紙され（＃１９）、遊戯終了となり、遊戯回数
カウンタ１３が加算される（＃２０）。

【００３０】上記＃３においてコインが投入されていな
い時に設定時間に達すると、時間設定ファイルの設定更
新処理が行われる。遊戯回数カウンタ１３の値が０〜４
の時には（＃２１でＹＥＳ）、時間設定ファイル１が設
定され（＃２２）、遊戯回数カウンタ１３の値が５〜７
の時には（＃２３でＹＥＳ）、時間設定ファイル２が設
定され（＃２４）、遊戯回数カウンタ１３の値が８〜１
０の時には（＃２５でＹＥＳ）時間設定ファイル３が設
定される（＃２６）。また、遊戯回数カウンタ１３の値
が１１以上の時には（＃２５でＮＯ）、遊戯するのに必
要最低限度の制限時間を定めた最低遊戯時間設定ファイ
ルである時間設定ファイル４が設定される（＃２７）。
そして、タイマをリスタートさせる（＃２８）と共に、
遊戯回数カウンタ１３をリセットし（＃２９）、再び＃
１のコイン投入待ち状態となる。これにより、その後の
遊戯においては、新しく設定された時間設定ファイルに
よる遊戯時間となる。

【００３１】上記のように動作するので、所定時間毎の
遊戯回数すなわち遊戯装置の稼動率に応じて、カメラで
撮影中の遊戯者の映像の決定、背景画像の決定、画像の
色・明るさ・コントラスト等の配色内容の決定、お絵描
き画像の決定、及び完成した画像のプリント指示の決定
のための制限時間がリアルタイムで自動的に変更され
る。

【００３２】本発明は、上記実施形態の構成に限られ
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態に
おいて、遊戯回数を、遊戯の終了に代えて、コインの投
入やシールへのプリントによってカウントしてもよい。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、遊戯装置の稼動率に対応する時間設定ファイルに
従って、カメラで撮影中の遊戯者の映像、背景画像、画
像の色・明るさ・コントラスト等の配色内容、お絵描き
画像、及びプリントを希望する画像の選択時間を制御し
ている。従って、利用客の混雑具合に応じてリアルタイ
ムで自動的に遊戯時間が制御され、利用客が増えて混雑
してきた時にはすぐに遊戯時間が短く設定され、混雑が
解消してきた時にはすぐに遊戯時間が長く設定される。
このため、利用客は、混雑している時には早く遊戯の順
番が来るというサービスを受けることができ、又、混雑
していない時には長い時間をかけてゆっくりとお気に入
りの画像を作成遊戯することができるというサービスを
受けることができる。

【００３４】また、請求項２の発明によれば、遊戯装置
の稼動率に対応する時間設定ファイルに従って補正画像
の選択時間を制御している。従って、利用客の混雑具合
に応じてリアルタイムで自動的に遊戯時間が制御され、
利用客が増えて混雑してきたと時はすぐに遊戯時間が短
く設定され、混雑が解消してき時にはすぐに遊戯時間が
長く設定される。このため、利用客は、混雑している時
には早く遊戯の順番が来るというサービスを受けること
ができ、又、混雑していない時には長い時間をかけてゆ
っくりとお気に入りの画像を作成遊戯することができる
というサービスを受けることができる。

【００３５】また、請求項３の発明によれば、稼動率が
所定値以上の時には補正画像を選択するのに必要最低限
度の選択時間を定めた最低遊戯時間設定ファイルに従っ
て補正画像の選択時間を制御している。従って、いくら
混雑していたとしても、遊戯者は、必要最低限度の時間
内で画像を作成遊戯することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態による映像プリント遊戯
装置の概略構成を示す斜視図。

【図２】同装置の構成を示したブロック図。

【図３】同装置における時間設定ファイルを示した
図。

【図４】同装置の動作の流れを示したフローチャー
ト。

【図５】同装置の動作の流れを示したフローチャー
ト。

【符号の説明】

１映像プリント遊戯装置２装置本体３照明装置４カメラ５モニタ６操作部（選択手段）７コイン投入口８釣銭・シール排出口９ＣＰＵ（制御手段、画像補正手段、稼動率算出手
段）１０ＲＯＭ１１ハードディスク（補正画像メモリ、時間設定ファ
イルメモリ）１２ＲＡＭ１３遊戯回数カウンタ１４コインカウンタ１５タイマ１６プリンタ１７電源部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2H104 AA19 BC48 5C052 FA02 FA03 FA04 FB01 FB05 FC06 FD01 FD07 FD08 FD09 FD10 FE01 5C053 FA04 GB12 HA30 JA22 KA04 KA08 KA20 KA24 LA01 LA03 LA06 5C054 AA01 CH02 ED11 EH01 FF03 GA05 GB02 GB04 GB11 GB17 GB18 HA15

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】装置本体の前方に位置する遊戯者を被写
体として撮影するカメラと、少なくとも前記カメラによ
る被写体の撮影画像を表示するモニタと、前記カメラで
撮影され前記モニタに表示された遊戯者の画像を補正す
るための複数種類の背景画像、複数種類の画像の色・明
るさ・コントラスト等の配色内容、及び複数種類のお絵
描き画像を記憶する補正画像メモリと、遊戯者により操
作され、カメラで撮影中の遊戯者の映像、背景画像、画
像の色・明るさ・コントラスト等の配色内容、お絵描き
画像、及びプリントを希望する画像を選択する選択手段
と、前記カメラで撮影中の遊戯者の映像を所定時間内で
遊戯者に選択させ、前記背景画像を所定時間内で遊戯者
に選択させ、前記画像の色・明るさ・コントラスト等の
配色内容を所定時間内で遊戯者に選択させ、前記お絵描
き画像を所定時間内で遊戯者に選択させ、プリントを希
望する画像を所定時間内で遊戯者にさせる制御を行う制
御手段と、前記被写体の画像を前記選択手段により選択
された内容で補正する画像補正手段と、前記画像補正手
段によって補正され、遊戯者によりプリントすることが
希望選択された画像をシールにプリント出力するプリン
タとを備えた映像プリント遊戯装置において、所定時間ごとの遊戯回数により求まる稼動率を算出する
稼動率算出手段と、前記カメラで撮影中の遊戯者の画像の選択時間、背景画
像の選択時間、配色内容の選択時間、お絵描き画像の選
択時間、及びプリントを希望する画像の選択時間等の遊
戯時間を定める時間設定ファイルを、前記稼動率に対応
付けて複数種類記録している時間設定ファイルメモリと
を備え、前記制御手段は、前記稼動率算出手段で算出された稼動
率に対応する時間設定ファイルに従って前記各選択時間
を制御することを特徴とする映像プリント遊戯装置。
【請求項２】装置本体の前方に位置する遊戯者を被写
体として撮影するカメラと、少なくとも前記カメラによ
る被写体の撮影画像を表示するモニタと、前記カメラで
撮影され前記モニタに表示された遊戯者の画像を補正す
るための補正画像を記憶する補正画像メモリと、遊戯者
により操作され、前記補正画像を選択する選択手段と、
前記補正画像を所定時間内で遊戯者に選択させる制御を
行う制御手段と、前記被写体の画像を前記選択手段によ
り選択された内容で補正する画像補正手段と、前記画像
補正手段によって補正された画像をシールにプリント出
力するプリンタとを備えた映像プリント遊戯装置におい
て、所定時間ごとの遊戯回数により求まる稼動率を算出する
稼動率算出手段と、前記補正画像の選択時間等の遊戯時間を定める時間設定
ファイルを、前記稼動率に対応付けて複数種類記録して
いる時間設定ファイルメモリとを備え、前記制御手段は、前記稼動率算出手段で算出された稼動
率に対応する時間設定ファイルに従って前記補正画像の
選択時間を制御することを特徴とする映像プリント遊戯
装置。
【請求項３】前記時間設定ファイルメモリには前記補
正画像を選択するのに必要最低限度の選択時間等の遊戯
時間を定めた最低遊戯時間設定ファイルが記録されてお
り、前記制御手段は前記稼動率が所定値以上の時には該
最低遊戯時間設定ファイルに従って前記補正画像の選択
時間を制御することを特徴とする請求項２に記載の映像
プリント遊戯装置。