JP2002374454A - 撮影システムおよび多方向撮影方法 - Google Patents

撮影システムおよび多方向撮影方法

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JP2002374454A
JP2002374454A JP2001180717A JP2001180717A JP2002374454A JP 2002374454 A JP2002374454 A JP 2002374454A JP 2001180717 A JP2001180717 A JP 2001180717A JP 2001180717 A JP2001180717 A JP 2001180717A JP 2002374454 A JP2002374454 A JP 2002374454A
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JP
Japan
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subject
photographing
camera
cameras
back sheet
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JP2001180717A
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English (en)
Inventor
Shoji Ozaka
昇治 尾坂
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SYNERGY KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮
影することのできる撮影システムを提供することであ
る。 【解決手段】 12個のカメラ11(11a〜11l)
は、略円筒形の筐体12の各支持棒に筐体12の中心部
に向けて固定されている。バックシート13は、筐体1
2の上部に設けられた環状のレールに沿って移動自在に
保持される。撮影システム全体を制御するパソコンは、
所定の順番に従って、各カメラ11に被写体の撮影を指
示すると共に、駆動モータ15を制御して、撮影を行う
カメラ11と対向する被写体の背後にバックシート13
を順次移動させる。すなわち、撮影を行うカメラ11と
対向する被写体の背後にバックシート13を順次移動さ
せるため、被写体の背景に他のカメラ11等が写らない
ようにしながら、各カメラ11にて多方向から被写体を
撮影することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、簡易な構成にて
被写体を多方向から適切に撮影することのできる撮影シ
ステムおよび多方向撮影方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パソコン(パーソナルコンピ
ュータ)やゲーム機器等において、物品や人物等の外観
を多方向から見せることのできる三次元画像に関する技
術が知られている。このような三次元画像は、例えば、
商品の外観としてパソコンのディスプレイ上に表示され
る。そして、利用者は、マウスやキーボードを操作し
て、ディスプレイ上の商品を所定方向に自由に回転させ
ることにより、商品の外観を多方向から眺めることがで
きる。最近では、インターネット等の普及に伴い、この
ような三次元画像を商品の電子カタログとして提供しよ
うとする試みも始まりつつある。
【0003】このような三次元画像を生成するために
は、被写体(撮影対象物)を多方向から撮影し、撮影に
より得られた複数の画像データが必要となる。一般に、
多方向から撮影する手法として、所定位置に固定したカ
メラにより、被写体を回転させながら撮影する第1の撮
影手法と、被写体を固定したまま、カメラの撮影位置を
移動させながら撮影する第2の撮影手法とが挙げられ
る。
【0004】具体的に第1の撮影手法は、図6(a)に
示すように、所定位置にカメラ91を固定し、所定方向
に回転自在なターンテーブル92上に被写体となる対象
物OJを静置する。そして、ターンテーブル92を所定
角度ずつ回転させながら、カメラ91にて対象物OJを
多方向から撮影する。また、第2の撮影手法は、図6
(b)に示すように、固定されたテーブル93上に対象
物OJを静置する。一方、カメラ91は、対象物OJを
中心として等距離の軌道上に移動自在に配置される。そ
して、カメラ91を所定の撮影位置に移動させながら対
象物OJを多方向から撮影する。このような第1及び第
2の撮影手法により多方向から撮影された被写体の画像
データに所定の画像処理を施すことにより、三次元画像
が生成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の撮影手法には、種々の問題点が指摘され
ていた。つまり、図6(a)に示すような第1の撮影手
法は、ターンテーブル92の回転に伴い、被写体となる
対象物OJが移動してしまったり、対象物OJ自体の形
状が変形する場合があった。例えば、ドレス等の衣服を
撮影する場合には、回転により形状が変わってしまうこ
とが多かった。このように、対象物OJとカメラ91と
の距離が変動したり、対象物OJ自体の形状が変化して
しまうと、三次元画像を生成するための適切な画像デー
タが得られないこととなる。
【0006】一方、図6(b)に示すような第2の撮影
手法は、対象物OJが固定されているため、対象物OJ
の形状等が変化することはないが、カメラ91側の移動
に高い精度が要求される。すなわち、移動自在に配置さ
れたカメラ91が適切な撮影位置において、適切な向き
(カメラ91の光軸の向き)にて対象物OJを撮影する
必要がある。これは、移動によりカメラ91と対象物O
Jとの距離が変動してしまったり、カメラ91の向きが
対象物OJを的確に捉えられない程ずれてしまったりす
ると、適切な画像データが得られないためである。この
ような不具合を防止するため、カメラ91側を高精度に
て移動させる必要があり、この結果、設備が大掛かりと
なるだけでなく、コストの上昇も招いていた。
【0007】また、これらの従来の撮影手法は、1つの
カメラ91を用いて撮影するため、対象物OJを全ての
方向から撮影し、そして、各画像データを得るまでに、
比較的長時間を要してしまうという問題もあった。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮影す
ることのできる撮影システムおよび多方向撮影方法に関
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る撮影システムは、被写体
を中心として放射状の等距離に複数のカメラが均等に配
置されたカメラ群と、所定の筐体により、前記カメラ群
の一部のカメラと被写体との間に移動自在に保持され、
前記カメラ群において被写体の撮影を行うカメラに対向
し、被写体の背景となるバックシートと、所定の順番に
従って、前記カメラ群の各カメラに被写体の撮影を指示
すると共に、前記カメラ群における撮影に同期して、前
記バックシートの移動を順次制御する制御部と、を備え
ることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、カメラ群は、被写体を
中心として放射状の等距離に、例えば、12個のCCD
カメラが均等に配置される。バックシートは、一部のカ
メラと被写体との間に、例えば、略円筒形の筐体の上部
に設けられたレールに沿って移動自在に保持され、被写
体の撮影を行うカメラに対向して被写体の背景となる。
制御部は、例えば、カメラ群の撮影及び、バックシート
の移動を制御するパソコン等からなり、所定の順番に従
って、各カメラに被写体の撮影を指示すると共に、カメ
ラ群における撮影に同期して、バックシートの移動を順
次制御する。すなわち、撮影を行うカメラと対向する被
写体の背後にバックシートを順次移動させるため、被写
体の背景に他のカメラ等が写らないようにしながら、各
カメラにて多方向から被写体を撮影することができる。
この結果、簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮
影することができる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る撮影システムは、被写体を中心として放射状
の等距離に配置された複数の撮影手段と、前記撮影手段
の一部と被写体との間を移動自在に遮蔽する遮蔽手段
と、所定の順番に従って、前記撮影手段における被写体
の撮影を制御すると共に、前記遮蔽手段を、撮影を行う
前記撮影手段と被写体を挟んで対向する位置に順次移動
させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、撮影手段は、例えば、
12個のCCDカメラ等からなり、被写体を中心として
放射状の等距離に配置される。遮蔽手段は、撮影手段の
一部と被写体との間の遮蔽を行う、例えば、略円筒形の
筐体の上部に設けられたレールに沿って移動可能な遮蔽
幕等からなる。制御手段は、所定の順番に従って、撮影
手段における被写体の撮影を制御すると共に、遮蔽手段
を、撮影を行う撮影手段と被写体を挟んで対向する位置
に順次移動させる。すなわち、撮影を行う撮影手段と対
向する被写体の背後に遮蔽手段を順次移動させるため、
被写体の背景に他のカメラ等が写らないようにしなが
ら、各カメラにて多方向から被写体を撮影することがで
きる。この結果、簡易な構成にて対象物を多方向から適
切に撮影することができる。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る撮影システムは、複数のカメラにて被写体を
多方向から撮影する撮影システムであって、撮影を行う
カメラと対向する被写体の背後にバックシートを順次移
動させながら、被写体を中心として放射状の等距離に配
置された複数のカメラにて、被写体を順次撮影する、こ
とを特徴とする。
【0014】この発明によれば、撮影を行うカメラと対
向する被写体の背後に、例えば、略円筒形の筐体の上部
に設けられたレールに沿って移動するバックシートを順
次移動させながら、被写体を中心として放射状の等距離
に配置された、例えば、12個のCCDカメラにて、被
写体を順次撮影する。すなわち、撮影を行うカメラと対
向する被写体の背後にバックシートを順次移動させるた
め、被写体の背景に他のカメラ等が写らないようにしな
がら、各カメラにて多方向から被写体を撮影することが
できる。この結果、簡易な構成にて対象物を多方向から
適切に撮影することができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る多方向撮影方法は、被写体を中心として放射
状の等距離に配置された複数のカメラにて、被写体を撮
影する撮影ステップと、一部のカメラと被写体との間に
所定の筐体により移動自在に保持されるバックシート
を、前記撮影ステップにて被写体の撮影を行うカメラに
対向し、被写体の背景となる位置に移動させる移動ステ
ップと、所定の順番に従って、前記撮影ステップにおけ
る被写体の撮影を制御すると共に、前記撮影ステップに
おける撮影と同期して、前記移動ステップにおけるバッ
クシートの移動を順次制御する制御ステップと、を備え
ることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、撮影ステップは、被写
体を中心として放射状の等距離に配置された、例えば、
12個のCCDカメラにて被写体を撮影する。移動ステ
ップは、一部のカメラと被写体との間に配置され、例え
ば、略円筒形の筐体の上部に設けられたレールに沿って
移動するバックシートを、撮影ステップにて被写体の撮
影を行うカメラに対向し、被写体の背景となる位置に移
動させる。制御ステップは、所定の順番に従って、撮影
ステップにおける被写体の撮影を制御すると共に、撮影
ステップにおける撮影と同期して、移動ステップにおけ
るバックシートの移動を順次制御する。すなわち、撮影
を行うカメラと対向する被写体の背後にバックシートを
順次移動させるため、被写体の背景に他のカメラ等が写
らないようにしながら、各カメラにて多方向から被写体
を撮影することができる。この結果、簡易な構成にて対
象物を多方向から適切に撮影することができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る多方向撮影方法は、被写体を中心として放射
状の等距離に配置された複数のカメラにて、被写体を撮
影する撮影ステップと、一部のカメラと被写体との間を
遮蔽する遮蔽幕を移動させる移動ステップと、所定の順
番に従って、前記撮影ステップにおける被写体の撮影を
制御すると共に、前記移動ステップにて移動される遮蔽
幕を、前記撮影ステップにて撮影を行うカメラと被写体
を挟んで対向する位置に順次移動させる制御ステップ
と、を備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、撮影ステップは、被写
体を中心として放射状の等距離に配置された、例えば、
12個のCCDカメラにて被写体を撮影する。移動ステ
ップは、一部のカメラと被写体との間を遮蔽する遮蔽幕
を、例えば、略円筒形の筐体の上部に設けられたレール
に沿って移動させる。制御ステップは、所定の順番に従
って、撮影ステップにおける被写体の撮影を制御すると
共に、移動ステップにて移動される遮蔽幕を、撮影ステ
ップにて撮影を行うカメラと被写体を挟んで対向する位
置に順次移動させる。すなわち、撮影を行うカメラと対
向する被写体の背後に遮蔽幕を順次移動させるため、被
写体の背景に他のカメラ等が写らないようにしながら、
各カメラにて多方向から被写体を撮影することができ
る。この結果、簡易な構成にて対象物を多方向から適切
に撮影することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる撮影
システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0020】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る撮影システムの一例を示す模式図である。図示するよ
うに、このシステムは、撮影ユニット1と、ハブ2(2
a〜2d)と、パソコン3とからなる。
【0021】撮影ユニット1は、図1及び図2に示すよ
うに、カメラ11(11a〜11l)と、筐体12と、
バックシート13と、テーブル14と、駆動モータ15
とを含んで構成される。
【0022】カメラ11(11a〜11l)は、例え
ば、パソコン3において制御可能な12個のCCDカメ
ラ等からなり、図1に示すように、筐体12の中心(筐
体12を上方向から見て)とした放射状の等距離の位置
にそれぞれ30度の角度を成すように配置されている。
具体的に各カメラ11は、図2に示すように、略円筒形
状の筐体12の側面部を成す12本の支持棒に固定さ
れ、それぞれの光軸が筐体12の中心(テーブル14上
に静置される被写体)を向くように配置されている。な
お、各カメラ11は、所定規格の接続ケーブル(USB
ケーブルやIEEE1394ケーブル等)を介してハブ
2(2a〜2d)と接続されており、最終的に、パソコ
ン3と接続されている。そして、各カメラ11には、所
定の配置番号が割り当てられており、パソコン3によっ
て制御される際に使用される。
【0023】筐体12は、図2に示すように、略円筒形
状に形成され、側面部を成す支持棒にて各カメラ11を
保持すると共に、バックシート13を移動自在に支持す
る。具体的に筐体12の上部には、環状のレールが設け
られており、このレールに沿って移動自在に係合する保
持部材(ランナ等)を介してバックシート13が吊り下
げられている。そして、この保持部材は、駆動モータ1
5により駆動力が伝達され、バックシート13と共に図
2に示す矢印方向に自在に移動(回動)する。
【0024】バックシート13は、例えば、所定の単色
に染められた遮光性シート等からなり、筐体12により
移動自在に支持される。具体的にバックシート13は、
筐体12の上部に設けられた環状のレールに係合する保
持部材(ランナ等)により吊り下げられ、図2に示すよ
うな、半円筒形状を呈し、テーブル14とカメラ11
(何れか複数のカメラ11)との間に配置される。
【0025】テーブル14は、例えば、高さ調節が可能
な固定テーブル等からなり、筐体12の底面の中心に配
置されている。なお、このテーブル14上には、被写体
となる対象物が静置される。
【0026】駆動モータ15は、図示せぬ制御ケーブル
を介してパソコン3と接続され、パソコン3からの制御
に従って、生成した駆動力を、筐体12の保持部材等に
伝達することにより、バックシート13を環状のレール
等に沿って移動させる。なお、これらの構成の撮影ユニ
ット1は、例えば、撮影スタジオ等に配置される際に、
図2に示す筐体12のアジャスタajがスタジオの天井
等に当接し、スタジオ内に固定される。
【0027】図1に戻って、ハブ2(2a〜2d)は、
例えば、USBハブやIEEE1394ハブ等からな
り、各カメラ11とパソコン3との接続を中継する。具
体的にハブ2aは、カメラ11a〜11cとパソコン3
との接続を中継し、ハブ2bは、カメラ11d〜11f
とパソコン3との接続を中継し、ハブ2cは、カメラ1
1g〜11iとパソコン3との接続を中継し、そして、
ハブ2dは、カメラ11j〜11lとパソコン3との接
続を中継する。なお、このようなハブ2を用いずに、各
カメラ11とパソコン3とをUSBケーブル等により直
接接続してもよい。
【0028】パソコン(パーソナルコンピュータ)3
は、各カメラ11を制御するためのインタフェース(U
SBやIEEE1394等)や、駆動モータ15を制御
するためのインタフェース(セントロニクスやGPIB
等)を備え、撮影システム全体を制御する。具体的にパ
ソコン3は、所定の順番に従って、各ハブ2を介して各
カメラ11を制御し、テーブル14上に静置された被写
体を順次撮影する。その際、パソコン3は、駆動モータ
15を制御して、撮影を行うカメラ11と被写体を挟ん
で対向する位置にバックシート13を順次移動させる。
すなわち、撮影を指示するカメラ11と対向する被写体
の背後にバックシートを順次移動させ、被写体の背景に
他のカメラ11や筐体12が写らないようにしながら、
各カメラ11にて多方向から被写体を順次撮影する。パ
ソコン3は、全カメラ11にて撮影を終えると、各カメ
ラ11から被写体の画像データを順次取得し、三次元画
像を生成する。
【0029】以下、この発明の実施の形態にかかる撮影
システムの動作について、図3等を参照して説明する。
図3は、パソコン3が実行する多方向撮影処理を説明す
るためのフローチャートである。なお、この多方向撮影
処理は、被写体となる対象物がテーブル14上に静置さ
れた状態で、例えば、利用者によりキーボート等を介し
て実行が指示された後に開始される。また、カメラ11
a〜11lには、それぞれ順に1〜12の配置番号が割
り振られているものとする。
【0030】まず、パソコン3は、バックシート13を
初期位置まで移動させる(ステップS1)。すなわち、
パソコン3は、駆動モータ15を制御し、配置番号1〜
3となるカメラ11a〜11cと、対象物を挟んで対向
する位置までバックシート13を移動(回動)させる。
具体的に、パソコン3は、図4(a)に示すような、こ
れから撮影を行うカメラ11a〜11cに対向し、対象
物OJの背景を覆うことのできる初期位置まで、バック
シート13を回動させる。
【0031】パソコン3は、変数nに初期値の1を代入
する(ステップS2)。なお、この変数nは、各カメラ
11の配置番号を指し示す値である。
【0032】パソコン3は、配置番号n,n+1,n+
2となるカメラ11に撮影を指示する(ステップS
3)。すなわち、パソコン3は、ハブ2を介して、配置
番号n,n+1,n+2にて示されるカメラ11に、被
写体の撮影を指示する。例えば、変数nが1である場
合、図4(a)に示すように、カメラ11a〜11cに
対象物OJの撮影を指示する。
【0033】パソコン3は、変数nに3を加算する(ス
テップS4)。そして、パソコン3は、加算後の変数n
の値が10を超えているか否かを判別する(ステップS
5)。すなわち、パソコン3は、全てのカメラ11にて
撮影を終えたか否かを判別する。
【0034】パソコン3は、変数nが10を超えていな
い(10以下である)と判別すると、バックシート13
を所定方向に90度回転させる(ステップS6)。すな
わち、次に撮影を行う3つのカメラ11と、対象物を挟
んで対向する位置までバックシート13を移動(回動)
させる。例えば、加算後の変数nが4である場合、図4
(b)に示すように、パソコン3は、カメラ11d〜1
1fに対向し、対象物OJの背景を覆うことのできる位
置まで、バックシート13を回動させる。
【0035】バックシート13を移動(回動)させた後
に、パソコン3は、上述のステップS3に処理を戻す。
そして、再度ステップS3にて、対象の配置番号のカメ
ラ11による被写体の撮影を指示する。例えば、変数n
が4である場合、図4(b)に示すように、カメラ11
d〜11fに対象物OJの撮影を指示する。
【0036】一方、ステップS5にて、変数nが10を
超えている(全カメラ11にて撮影が完了した)と判別
すると、パソコン3は、カメラ11a〜11lから各画
像データを取得する(ステップS7)。パソコン3は、
取得した全画像データから三次元画像を生成する(ステ
ップS8)。すなわち、パソコン3は、取得した画像デ
ータを使用して、所定の画像処理を施し、三次元画像を
生成する。
【0037】このように、多方向撮影処理により、撮影
を行うカメラ11と対向する被写体の背後にバックシー
ト13を順次移動させるため、被写体の背景に他のカメ
ラ11や筐体12が写らないようにしながら、被写体を
多方向から撮影することができる。このような撮影によ
り、被写体とカメラ11との距離が変動したり、被写体
自体の形状が変化してしまうとがないため、三次元画像
を生成するための適切な画像データを得ることができ
る。また、複数のカメラ11を用いて撮影するため、比
較的短時間で各画像データを得ることができる。この結
果、簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮影する
ことができる。
【0038】上記の実施の形態では、撮影時に、カメラ
11だけを制御したが、他に、照明等を同時に制御して
もよい。例えば、図5に示すように、カメラ11に対応
するライト16(16a〜16l)を更に配置する。具
体的には、筐体12の側面部を成す各支持棒に、パソコ
ン3にて点灯制御可能なライト16をカメラ11と共に
固定する。そして、パソコン3は、バックシート13を
回動させた後に、対象のライト16を点灯させた状態
で、対象となるカメラ11にて被写体を撮影する。例え
ば、パソコン3は、カメラ11a〜11cにて被写体を
撮影する際に、ライト16a〜16cを点灯させる。こ
の場合も、簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮
影することができる。
【0039】上記の実施の形態では、バックシート13
を所定の位置に移動させた後に、対応するカメラ11に
て、被写体の撮影を行う場合について説明したが、バッ
クシート13が移動している状態で、対応するカメラ1
1にて被写体を撮影してもよい。例えば、パソコン3
は、バックシート13を一定の速度で継続して移動させ
る。そして、パソコン3は、バックシート13の現在位
置を判別し、撮影可能となるカメラ11にて、被写体を
順次撮影させる。つまり、任意のカメラ11に対向し、
被写体の背景を覆うことのできる位置まで、バックシー
ト13が回動する度に、対象のカメラ11等を制御し
て、被写体を撮影する。この場合、単色で無模様のバッ
クシート13であれば、バックシート13が被写体の背
後で移動中であっても、被写体の画像を適切に撮影する
ことができ、更に、短時間で各画像データを得ることが
できる。
【0040】上記の実施の形態では、全カメラ11にて
撮影を終えた後に、パソコン3が各カメラ11から画像
データを得たが、撮影を終えたカメラ11から順に、画
像データを得るようにしてもよい。
【0041】上記の実施の形態では、合計12個のカメ
ラ11を筐体12に固定して配置したが、配置するカメ
ラ11の個数は、12個に限定されるものではなく、生
成する三次元画像の精度等に合わせて任意に設定可能で
ある。また、上記の実施の形態では、半円筒形状のバッ
クシート13を移動(回動)させたが、バックシート1
3の形状は、任意である。
【0042】更に、上記の実施の形態では、1つのパソ
コン3にて各カメラ11及びバックシート13(駆動モ
ータ15)を制御したが、複数のパソコン等にて分担し
て、それぞれカメラ11等を制御してもよい。例えば、
カメラ11と同数のカメラ制御パソコンを配置すると共
に、各カメラ制御パソコンを一元管理する管理パソコン
を配置する。この構成において、各カメラ制御パソコン
が個々にカメラ11を制御して取得した画像データを管
理パソコンにデータ送信する。そして、管理パソコンに
て、各画像データから三次元画像を生成する。この場
合、管理パソコンによる遠隔操作等によって、別な場所
で撮影した画像データから三次元画像を生成することも
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成にて対象物を多方向から適切に撮影すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る撮影システムの構成
の一例を示す模式図である。
【図2】撮影ユニットを具体的に説明するための外観斜
視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る多方向撮影処理を説
明するためのフローチャートである。
【図4】(a),(b)共に、撮影するカメラとバック
シートとの位置関係を説明するための模式図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る撮影システムの
構成の一部を示す模式図である。
【図6】(a),(b)共に、従来の撮影手法を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1 撮影ユニット 2(2a〜2d) ハブ 3 パソコン 11(11a〜11l) カメラ 12 筐体 13 バックシート 14 テーブル 15 駆動モータ 16(16a〜16l) ライト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を中心として放射状の等距離に複数
    のカメラが均等に配置されたカメラ群と、 所定の筐体により、前記カメラ群の一部のカメラと被写
    体との間に移動自在に保持され、前記カメラ群において
    被写体の撮影を行うカメラに対向し、被写体の背景とな
    るバックシートと、 所定の順番に従って、前記カメラ群の各カメラに被写体
    の撮影を指示すると共に、前記カメラ群における撮影に
    同期して、前記バックシートの移動を順次制御する制御
    部と、 を備えることを特徴とする撮影システム。
  2. 【請求項2】被写体を中心として放射状の等距離に配置
    された複数の撮影手段と、 前記撮影手段の一部と被写体との間を移動自在に遮蔽す
    る遮蔽手段と、 所定の順番に従って、前記撮影手段における被写体の撮
    影を制御すると共に、前記遮蔽手段を、撮影を行う前記
    撮影手段と被写体を挟んで対向する位置に順次移動させ
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする撮影システム。
  3. 【請求項3】複数のカメラにて被写体を多方向から撮影
    する撮影システムであって、 撮影を行うカメラと対向する被写体の背後にバックシー
    トを順次移動させながら、被写体を中心として放射状の
    等距離に配置された複数のカメラにて、被写体を順次撮
    影する、 ことを特徴とする撮影システム。
  4. 【請求項4】被写体を中心として放射状の等距離に配置
    された複数のカメラにて、被写体を撮影する撮影ステッ
    プと、 一部のカメラと被写体との間に所定の筐体により移動自
    在に保持されるバックシートを、前記撮影ステップにて
    被写体の撮影を行うカメラに対向し、被写体の背景とな
    る位置に移動させる移動ステップと、 所定の順番に従って、前記撮影ステップにおける被写体
    の撮影を制御すると共に、前記撮影ステップにおける撮
    影と同期して、前記移動ステップにおけるバックシート
    の移動を順次制御する制御ステップと、 を備えることを特徴とする多方向撮影方法。
  5. 【請求項5】被写体を中心として放射状の等距離に配置
    された複数のカメラにて、被写体を撮影する撮影ステッ
    プと、 一部のカメラと被写体との間を遮蔽する遮蔽幕を移動さ
    せる移動ステップと、 所定の順番に従って、前記撮影ステップにおける被写体
    の撮影を制御すると共に、前記移動ステップにて移動さ
    れる遮蔽幕を、前記撮影ステップにて撮影を行うカメラ
    と被写体を挟んで対向する位置に順次移動させる制御ス
    テップと、 を備えることを特徴とする多方向撮影方法。
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