JP7310123B2 - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影装置及びプログラムに関する。
昨今、ディープラーニングの技術を用いて、入力画像を判別することが行われている。ディープラーニングとは、コンピュータによる機械学習で、人間の脳神経回路を模したニューラルネットワークを多層的にすることで、コンピュータ自らがデータに含まれる潜在的な特徴をとらえ、より正確で効率的な判断を実現させる技術である。ディープラーニングでは、様々な条件下で撮影した様々な画像を、コンピュータに入力させることで、コンピュータが学習して、識別器を生成する。そして、入力画像を識別器により判定させると、入力画像に対する学習結果が出力される。
ディープラーニングの精度を向上させるには、様々な条件での画像を学習させる必要がある。そのため、大量の画像が必要になる。
そこで、大量の画像を生成する学習サンプル撮影装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、ある画像から大量の画像を生成する学習装置が開示されている(例えば、特許文献2)。
特開2016-181068号公報 特開2016-6616号公報
特許文献1は、被写体をモニタ上に載置し、モニタに背景画像を表示させた状態で被写体を撮影するものである。そのため、特許文献1では、モニタに、被写体の影が入り込んでしまい、自然な被写体の画像を取得できなかった。
また、特許文献2は、被写体の画像から3次元形状を復元して、復元した3次元形状に基づいて、被写体を描出した画像を生成するものであり、処理が煩雑であった。
そこで、本発明は、自然な被写体の画像であって撮影条件が異なる大量の画像を取得することが可能な撮影装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、被写体を保持する保持部と、前記保持部により保持された前記被写体を撮影する撮影部と、前記被写体に対して直接的又は間接的に照明光を照射する照明部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記保持部及び前記撮影部の少なくとも一方を制御し、前記保持部により保持された前記被写体の姿勢及び前記撮影部の撮影位置の少なくとも一方を変化させて前記撮影部による前記被写体の全方位からの撮影を可能にする撮影位置制御手段と、前記照明部から照射される照明光の照明条件を制御する照明制御手段と、前記撮影位置制御手段によって前記被写体の姿勢及び前記撮影部の撮影位置の少なくとも一方が変化されるか、又は、前記照明制御手段による前記照明部の照明条件が変更される度に、前記撮影部を制御して撮影を行わせる撮影制御手段と、前記撮影部により撮影された画像を、画像記憶部に記憶させる記憶制御手段と、を備えること、を特徴とする撮影装置である。
第2の発明は、第1の発明の撮影装置において、前記撮影部から見て、前記被写体の背面になる位置に背景部材を備え、前記背景部材は、前記被写体とは異なる色の部材であり、前記制御部は、前記撮影部により撮影された前記背景部材の画像に対して画像処理を行う背景処理手段を備え、前記制御部の前記記憶制御手段は、さらに前記背景処理手段による画像処理後の画像を、前記画像記憶部に記憶させること、を特徴とする撮影装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の撮影装置において、前記制御部の前記記憶制御手段は、前記画像に、前記画像に関する情報を対応付けて前記画像記憶部に記憶させること、を特徴とする撮影装置である。
第4の発明は、第3の発明の撮影装置において、前記画像に関する情報は、前記画像の撮影条件を示す撮影情報及び前記画像に含まれる前記被写体の画像に関する画像情報のうち少なくとも一方であること、を特徴とする撮影装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの撮影装置において、撮影条件の指定を受け付ける指定受付部を備え、前記制御部は、前記指定受付部が受け付けた前記撮影条件に従って、前記撮影位置制御手段、前記照明制御手段及び前記撮影制御手段による処理を行うこと、を特徴とする撮影装置である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの撮影装置において、異なる位置に配置された複数の前記照明部を備え、前記制御部の前記照明制御手段は、各照明部を制御すること、を特徴とする撮影装置である。
第7の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの撮影装置において、前記制御部は、前記照明部の前記被写体に対する照明光の照射方向を変更する照射方向変更手段を備え、前記制御部の前記撮影制御手段は、前記照射方向変更手段による照射方向の変更が行われる度に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、を特徴とする撮影装置である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの撮影装置において、異なる位置から前記被写体を撮影可能に配置された複数の前記撮影部を備え、前記制御部の前記撮影制御手段は、各撮影部を制御して撮影を行わせること、を特徴とする撮影装置である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの撮影装置において、前記保持部は、前記被写体を把持する把持部材であること、を特徴とする撮影装置である。
第10の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの撮影装置において、前記保持部は、前記被写体を載置する載置台であること、を特徴とする撮影装置である。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかの撮影装置において、前記制御部は、前記撮影部により撮影された前記画像に写り込んだ前記保持部の画像に対して補間処理を行う補間処理手段を備えること、を特徴とする撮影装置である。
第12の発明は、第1の発明から第11の発明までのいずれかの撮影装置において、前記制御部は、前記撮影部のズームレンズを制御するズーム制御手段を備え、前記撮影制御手段は、前記ズーム制御手段により前記ズームレンズが制御された場合に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、を特徴とする撮影装置である。
第13の発明は、第1の発明から第11の発明までのいずれかの撮影装置において、前記制御部は、前記撮影部と前記被写体との距離を変更する距離変更手段を備え、前記撮影制御手段は、前記距離変更手段により前記距離が変更された場合に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、を特徴とする撮影装置である。
第14の発明は、第1の発明から第13の発明までのいずれかの撮影装置において、前記制御部は、前記撮影部により撮影された前記画像から前記被写体の画像を抽出する被写体画像抽出手段と、前記被写体画像抽出手段により抽出した前記被写体の画像を囲む形状又は前記被写体の画像の形状に、前記画像を切り出す画像切出手段と、を備え、前記記憶制御手段は、前記画像切出手段により切り出された画像を、前記画像記憶部に記憶させること、を特徴とする撮影装置である。
第15の発明は、第1の発明から第14の発明までのいずれかの撮影装置の前記制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、自然な被写体の画像であって撮影条件が異なる大量の画像を取得することが可能な撮影装置及びプログラムを提供することができる。
第1実施形態に係る撮影装置の全体概要を示す図である。 第1実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置の撮影処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るカメラにより撮影された撮影画像の例を示す図である。 第1実施形態に係る制御装置の画像編集処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る撮影装置での画像処理例を示す図である。 第1実施形態に係る撮影装置での画像処理例を示す図である。 第2実施形態に係る撮影装置の全体概要を示す図である。 第2実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 第3実施形態に係る撮影装置の全体構成図及び制御装置の機能ブロック図である。 第3実施形態に係る制御装置の撮影処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る制御装置の画像切出処理を示すフローチャートである。 変形形態に係る撮影装置の全体概要を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る撮影装置100の全体概要を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る制御装置4の機能ブロック図である。
図1に示す撮影装置100は、カメラ1(撮影部)と、2台のライト2(照明部)と、被写体Aを把持するアーム3(保持部)と、背景板7(背景部材)とを備える。そして、撮影装置100は、ライト2の異なる照明条件の中で、様々な姿勢の被写体Aを、カメラ1に撮影させることで、撮影条件が異なる大量の被写体Aの画像を得るシステムである。
<カメラ1>
カメラ1は、被写体Aを撮影する装置である。カメラ1は、制御装置4に接続されており、制御装置4の制御により、シャッターが押されて被写体Aを撮像する。カメラ1は、被写体Aの方向にレンズが向くように、予め位置が固定されている。なお、カメラ1は、どのような性能のものであってもよい。カメラ1は、例えば、一眼レフカメラであってもよいし、スマートフォン等の携帯端末が備えるものであってもよい。
<ライト2>
ライト2は、被写体Aに対して直接的に、又は、間接的に照明光を照射する装置である。ライト2は、制御装置4に接続されており、制御装置4の制御により、照明条件を変更する。図1において、ライト2は、2つのみであるが、撮影装置100は、例えば、被写体Aを取り囲むように、複数のライト2を有してもよいし、1台のライト2であってもよい。
<アーム3>
アーム3は、被写体Aを把持する部材である。アーム3は、制御装置4に接続されており、制御装置4の制御によりアーム3を各軸方向に回転させて、把持する被写体Aの姿勢を変化させる。
<制御装置4>
制御装置4は、カメラ1、ライト2及びアーム3を制御する。制御装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、タブレット等の装置である。
図2に示すように、制御装置4は、制御部40と、記憶部50と、タッチパネルディスプレイ56と、インタフェース部59とを備える。
制御部40は、制御装置4の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部40は、記憶部50に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や、各種のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、撮影位置制御部41(撮影位置制御手段)と、照明制御部42(照明制御手段)と、カメラ制御部44(撮影制御手段)と、画像処理部45とを備える。
撮影位置制御部41は、アーム3を制御して、アーム3に保持された被写体Aの姿勢を変化させる。撮影位置制御部41による制御の結果、カメラ1による被写体Aの全方位からの撮影が可能になる。
照明制御部42は、ライト2から照射される照明光の照明条件を制御する。照明制御部42は、複数のライト2の各々について、照明条件を制御する。照明条件とは、例えば、照明光の強さや、色等に関するものである。
カメラ制御部44は、カメラ1を制御してカメラ1に撮像させる。また、カメラ制御部44は、カメラ1を制御して、カメラ1から撮影画像を送信させる。
画像処理部45は、カメラ1から取得した撮影画像について、画像処理を行う。画像処理部45は、背景処理部46(背景処理手段)と、補間処理部47(補間処理手段)と、記憶処理部48(記憶制御手段)とを備える。
背景処理部46は、カメラ1から取得した撮影画像に、背景画像を合成する。
補間処理部47は、カメラ1から取得した撮影画像の少なくとも一部に対して、補間用画像を用いて補間処理を行う。
記憶処理部48は、カメラ1から取得した撮影画像を、撮影情報に対応付けて撮影画像記憶部52(画像記憶部)に記憶させる。ここで、撮影情報は、撮影条件を示す情報であり、例えば、被写体Aとの距離情報を含む位置に関する情報や、照明条件等の照明光に関する情報を含む。また、記憶処理部48は、背景処理部46による処理や、補間処理部47による処理により得た処理後の画像を、生成画像記憶部54(画像記憶部)に記憶させる。
記憶部50は、制御部40を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部50は、プログラム記憶部51と、撮影画像記憶部52と、合成用画像記憶部53と、生成画像記憶部54とを備える。
プログラム記憶部51は、制御プログラム51aを記憶している。制御プログラム51aは、制御部40の各種機能を実行するためのプログラムである。
撮影画像記憶部52は、カメラ1から取得した撮影画像を記憶する記憶領域である。
合成用画像記憶部53は、撮影画像の被写体Aの背景として合成する合成用画像を記憶する記憶領域である。また、合成用画像記憶部53は、撮影画像の被写体Aの一部に対して合成する合成用画像を記憶する。合成用画像は、背景画像と、補間用画像とを含む。
生成画像記憶部54は、画像処理部45による画像処理で生成された処理後の画像を記憶する記憶領域である。
タッチパネルディスプレイ56は、例えば、撮影装置100を使用するユーザが撮影条件の指定を入力するための(指定受付部である)入力装置としての機能と、例えば、入力された撮影条件を、確認のために表示させる等の表示装置としての機能とを有する。
インタフェース部59は、カメラ1、ライト2及びアーム3に対して、信号やデータ等を送受信するためのインタフェースである。
<背景板7>
図1の背景板7は、カメラ1の側から見て、被写体Aの背面になる位置に設けられたボードである。
背景板7は、撮影画像に対してクロマキーを行うのに好適な色をしており、例えば、単色のボードである。背景板7の色は、被写体Aの色と補色の関係にある色、つまり、互いの色を最も目立たせる色であることが望ましい。よって、背景板7は、被写体Aの色によって、異なる色のものに変更してもよい。また、背景板7は、その他、背景として用いる絵柄等を有していてもよい。
背景板7は、カメラ1による撮影で背面を構成するものであるため、そのサイズは、カメラ1の画角より大きい。
<被写体A>
被写体Aは、コンピュータによる学習に使用したい撮影対象物である。図1に示す被写体Aは、ボトル型の物体である。被写体Aは、物体に限定されるものではない。被写体Aは、例えば、動物や植物等であってもよい。
<撮影装置100の設営>
被写体Aの画像を取得するにあたり、撮影装置100の設営について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、撮影装置100を構成するカメラ1の位置及び各ライト2の位置は、固定されている。
そして、背景板7は、被写体Aの色とは補色の関係になる色をしたものを用意し、カメラ1の撮影方向であって、アーム3より遠い位置に配置する。
ユーザは、図1に示すように、撮影装置100を構成する各装置を設営した後、被写体Aをアーム3に保持させる。
<撮影装置100の処理>
次に、撮影装置100での処理について説明する。
図3は、第1実施形態に係る制御装置4の撮影処理を示すフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係るカメラ1により撮影された撮影画像の例を示す図である。
制御装置4の制御プログラム51aが起動されると、制御装置4の制御部40は、図3の処理を開始する。
図3のステップS(以下、「ステップS」を、単に「S」という。)10において、制御部40は、タッチパネルディスプレイ56を介して撮影条件の指定を受け付ける。撮影条件は、例えば、撮影する枚数や、被写体Aの撮影角度等をいう。
また、制御部40は、撮影条件として、照明条件を受け付けてもよい。
なお、制御装置4は、記憶部50に、予め撮影条件を記憶しておいてもよい。その場合、制御部40は、ユーザによる撮影条件の指定があった場合には、指定された撮影条件を用い、ユーザによる撮影条件の指定がなかった場合には、記憶部50に記憶された撮影条件を用いてもよい。
S11において、制御部40(撮影位置制御部41、照明制御部42)は、撮影条件に基づいて、各装置(各ライト2及びアーム3)を制御する。具体的には、制御部40は、撮影条件に基づいて、各ライト2による照明光の明るさや色を制御する。また、制御部40は、撮影条件に基づいて、アーム3を回転動作させ、被写体Aの姿勢を変化させる。
S12において、制御部40は、各装置を制御したことで、S10で受け付けた撮影条件を満たすか否かを判断する。撮影条件を満たす場合(S12:YES)には、制御部40は、処理をS13に移す。他方、撮影条件を満たさない場合(S12:NO)には、制御部40は、撮影条件を満たすまで、本処理に留まる。
S13において、制御部40(カメラ制御部44)は、カメラ1を制御して、カメラ1に被写体Aを撮像させる。
S14において、制御部40は、カメラ1から撮影画像を取得し、撮影情報に対応付けて撮影画像を撮影画像記憶部52に記憶させる。
図4(A)は、図1に示す状態でカメラ1が取得した撮影画像60の例である。撮影画像60は、被写体Aを、Z方向上から撮影した画像である。撮影画像60は、部分画像60aと、部分画像60bとを含む。部分画像60aは、被写体Aの画像であり、被写体Aの上側を撮影したものである。また、部分画像60bは、アーム3の画像である。
図3のS15において、制御部40は、後述する画像編集処理(図5参照)を行う。
S16において、制御部40は、全ての撮影条件について処理を行ったか否かを判断する。全ての撮影条件について処理を行った場合(S16:YES)には、制御部40は、処理をS17に移す。他方、全ての撮影条件について処理を行っていない場合(S16:NO)には、制御部40は、処理をS11に移す。そして、制御部40(撮影位置制御部41、照明制御部42)は、撮影条件に基づいて、各装置(ライト2及びアーム3)を制御して、その後、カメラ1に被写体Aを撮影させるという処理を繰り返す。
図4(B)から図4(D)までは、異なる撮影条件に基づいて被写体Aを撮影した画像の例である。この例で説明する異なる撮影条件は、被写体Aの姿勢の変化によるものである。
図4(B)は、アーム3を、X軸を中心に90度回転させて、被写体Aを撮影した撮影画像61である。撮影画像61は、部分画像61aと、部分画像61bとを含む。部分画像61aは、被写体Aの側面を撮影したものである。また、部分画像61bは、アーム3の画像である。
図4(C)は、アーム3を、X軸を中心にさらに90度回転させて、被写体Aを撮影した撮影画像62である。撮影画像62は、部分画像62aと、部分画像62bとを含む。部分画像62aは、被写体Aの下側を撮影したものである。
図4(D)は、アーム3を、X軸を中心にさらに90度回転させて、被写体Aを撮影した撮影画像63である。撮影画像63は、部分画像63aと、部分画像63bとを含む。部分画像63aは、図4(B)とは反対側の被写体Aの側面を撮影したものである。
なお、全ての撮影条件について処理を行った場合とは、撮影条件として指定した被写体Aの撮影角度にしたがって、指定した枚数の撮影をした場合をいう。
また、図には示していないが、被写体Aの姿勢が同じであっても、照明条件が異なる場合に、撮影条件を満たすものとしてカメラを制御して撮影画像を取得してもよい。
S17において、制御部40は、制御プログラム51aの実行を終了し、本処理を終了する。
次に、画像編集処理について説明する。
図5は、第1実施形態に係る制御装置4の画像編集処理を示すフローチャートである。
図6及び図7は、第1実施形態に係る撮影装置100での画像処理例を示す図である。
図5のS20において、制御部40は、撮影画像に対して補間処理を行うか否かを判断する。制御部40は、補間処理を行うか否かを、ユーザからの入力によって判断してもよい。また、制御部40は、撮影画像に対して公知の技術である画像認識処理を行うことによって、補間処理を行うか否かを判断してもよい。具体的には、画像認識処理によって、例えば、アーム3の画像があると確認された場合に、制御部40は、補間処理を行うと判断してもよい。補間処理を行う場合(S20:YES)には、制御部40は、処理をS21に移す。他方、補間処理を行わない場合(S20:NO)には、制御部40は、処理をS22に移す。
S21において、制御部40(補間処理部47)は、補間処理を行う。具体的には、制御部40は、例えば、合成用画像記憶部53に記憶された補間用画像を用いて、補間処理を行う。また、制御部40は、例えば、撮影画像記憶部52に記憶された他の撮影画像を用いて、補間処理を行ってもよい。そして、制御部40は、補間処理後の画像を、生成画像記憶部54に記憶させる。
なお、制御部40は、補間処理後の画像と、元の撮影画像に対応付けられた撮影情報とを、生成画像記憶部54に対応付けて記憶してもよい。その際、補間処理を行った旨をさらに記憶するようにしてもよい。また、制御部40は、補間処理後の画像を、元の撮影画像に対応付けて生成画像記憶部54に記憶してもよい。
ここで、補間処理の具体例を説明する。
図6(A)は、図1に示す撮影装置100によってカメラ1が取得した撮影画像80の一例であり、補間処理を行う前の画像である。
図6(B)は、補間処理後の画像81を示す。画像81は、撮影画像80からアーム3の画像である部分画像80bを補間処理によって削除し、被写体Aの全体画像である部分画像81aにしたものである。部分画像81aは、例えば、撮影画像記憶部52に記憶された他の撮影画像を用いて、部分画像80bが占めた部分を追加する加工処理を行って生成できる。
このように、制御部40は、アーム3の画像を削除する補間処理を行うことで、アーム3の画像がない被写体Aを示す部分画像81aを得ることができる。よって、部分画像81aを含む画像81は、コンピュータによる学習に用いる画像として適切なものにできる。
図6(C)は、補間処理後の画像82を示す。画像82は、例えば、画像81に、手の部分画像82cを加工したものである。手の部分画像82cは、例えば、合成用画像記憶部53に記憶された補間用画像である手の画像を用いて加工したものであってよい。
このように、制御部40は、手の画像を加える補間処理を行うことによって、被写体Aを手に持っているという自然な画像82を得ることができる。よって、部分画像82a及び82cを含む画像82は、コンピュータによる学習に用いる画像として適切なものにできる。
図5のS22において、制御装置4の制御部40(画像処理部45)は、合成用画像記憶部53から背景画像を取得する。
S23において、制御部40(背景処理部46)は、取得した背景画像を、被写体Aの画像に合成し、生成画像記憶部54に合成後の画像を記憶させる。ここで、被写体Aの画像とは、補間処理を行った場合には、補間処理後の画像をいい、補間処理を行っていない場合には、撮影画像をいう。
なお、制御部40は、合成処理後の画像と、元の撮影画像に対応付けられた撮影情報とを、生成画像記憶部54に対応付けて記憶してもよい。その際、合成処理を行った旨をさらに記憶するようにしてもよい。また、制御部40は、合成処理後の画像を、元の撮影画像に対応付けて生成画像記憶部54に記憶してもよい。
ここで、背景画像の合成に関する具体例を説明する。
図7(A)は、背景合成前の画像81の例を示す。画像81は、図6(B)に示すものと同じであり、補間処理によって、アーム3の画像が削除されたものである。
図7(B)は、画像81に背景画像85dを合成した合成後の画像85の例を示す。画像85は、被写体Aの画像である部分画像85aが、タイル柄の背景画像85dの前景に配置された画像である。
このように、制御部40は、背景画像を合成する処理を行うことによって、被写体Aが、より自然な状態にある画像85を得ることができる。よって、部分画像85a及び背景画像85dを含む画像85は、コンピュータによる学習に用いる画像として適切なものにできる。
図5のS24において、制御部40は、全ての背景画像を使用して処理を行ったか否かを判断する。この画像編集処理は、制御部40は、合成用画像記憶部53に記憶された全ての背景画像を用いて順番に合成するものである。全ての背景画像を使用して処理を行った場合(S24:YES)には、制御部40は、本処理を終了する。他方、全ての背景画像を使用して処理を行っていない場合(S24:NO)には、制御部40は、処理をS22に移し、未使用の背景画像による合成処理を繰り返す。
このように、第1実施形態によれば、撮影装置100は、以下のような効果がある。
(1)被写体Aを保持するアーム3によって被写体Aの姿勢を変化させる度に被写体Aを撮影するので、様々な姿勢の被写体Aの撮影画像を取得できる。よって、コンピュータによる学習に用いる画像として、被写体Aに関する異なる多くの画像を、簡単に取得できる。
(2)背景板7を背景にして被写体Aの撮影画像を得るので、背景画像の合成がしやすいものにできる。
(3)撮影画像に、撮影情報を対応付けて記憶するので、コンピュータによる学習の際に、撮影情報をも用いることができる。
(4)複数のライト2によって照明条件を変化させるので、より自然な光がある条件で被写体Aの画像を得ることができる。
(5)撮影画像に対して補間処理をするので、補間処理後の画像を、例えば、アーム3が入らない自然なものにできる。よって、補間処理後の画像を、コンピュータによる学習に用いる画像として適切なものにできる。
(6)撮影画像に対して合成処理をするので、合成処理後の画像を、より自然な状態の画像にできる。よって、合成処理後の画像を、コンピュータによる学習に用いる画像として適切なものにできる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、被写体が固定され、カメラの撮影位置が変わるものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図8は、第2実施形態に係る撮影装置200の全体概要を示す図である。
図9は、第2実施形態に係る制御装置204の機能ブロック図である。
図8に示す撮影装置200は、カメラ1と、ライト2と、被写体Aを把持するアーム203と、背景板7との他、カメラ1の撮影位置を変更する可動部材205と、ライト2の照射方向を変更する可動部材206と、背景板7の位置を変更する可動部材208とを備える。そして、撮影装置200は、ライト2の異なる照明条件及び照射方向の中で、様々な方向から被写体Aを、カメラ1に撮影させることで、撮影条件が異なる大量の被写体Aの画像を得るシステムである。
<カメラ1>
カメラ1は、可動部材205によって、被写体Aに対する位置が変更可能になっている。可動部材205は、カメラ1を被写体Aに対して全方位からの撮影が可能なように、カメラ1の位置を変更可能な部材である。
<ライト2>
ライト2は、可動部材206によって、照明光の照射方向が変更可能になっている。
<アーム203>
アーム203は、被写体Aを把持する部材である。アーム203は、予め位置が固定されている。
<制御装置204>
制御装置204は、カメラ1及びライト2の他、可動部材205、206、208を制御する。
図9に示すように、制御装置204は、制御部240と、記憶部250と、タッチパネルディスプレイ56と、インタフェース部59とを備える。
制御部240は、撮影位置制御部241と、照明制御部42と、照射方向変更部243(照射方向変更手段)と、カメラ制御部44と、画像処理部45とを備える。
撮影位置制御部241は、可動部材205を制御することで、カメラ1の撮影位置を変化させる。また、撮影位置制御部241は、カメラ1の撮影位置を変化させることに応じて、可動部材208を制御し、背景板7の位置を変化させる。具体的には、可動部材205及び可動部材208によって、カメラ1の側から見て、被写体Aの背面になる位置に、常に背景板7が設けられるようにする。
照射方向変更部243は、可動部材206を制御することで、ライト2による照明光の照射方向を変更する。
記憶部250は、プログラム記憶部251と、撮影画像記憶部52と、合成用画像記憶部53と、生成画像記憶部54とを備える。プログラム記憶部251は、制御部240の各種機能を実行するためのプログラムである制御プログラム251aを記憶している。
<背景板7>
図8の背景板7は、可動部材208によって、被写体Aに対する位置が変更可能になっている。
<撮影装置200の処理>
撮影装置200の処理については、第1実施形態(図3)とS11に対応する処理を除いて同じである。
図3のS11に対応する処理において、制御部240(撮影位置制御部241、照明制御部42、照射方向変更部243)は、撮影条件に基づいて、各装置(ライト2、可動部材205、206及び208)を制御する。具体的には、制御部240は、撮影条件に基づいて、ライト2及び可動部材206を制御して、ライト2による照明光の明るさ、色及び照射方向を制御する。また、制御部240は、撮影条件に基づいて、可動部材205及び208を制御して、被写体Aに対するカメラ1及び背景板7の位置を変化させる。
このように、第2実施形態によれば、撮影装置200は、以下のような効果がある。
(1)カメラ1の位置を変化させる度に被写体Aを撮影するので、様々な方向から被写体Aの撮影画像を取得できる。よって、コンピュータによる学習に用いる画像として、被写体Aに関する異なる多くの画像を、簡単に取得できる。
(2)カメラ1の位置を変化させることに応じて、背景板7の位置を変化させるので、カメラ1の位置が変わっても、背景板7を背景として被写体Aが撮影できる。
(3)ライト2の照射方向が変更される度に被写体Aを撮影するので、同じ方向からの被写体Aの撮影画像でも、照明条件が異なる撮影画像を得ることができる。よって、コンピュータによる学習に用いる画像として、異なるライティングの画像を、簡単に取得できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、被写体の大きさが様々である画像を取得するものを説明する。
図10は、第3実施形態に係る撮影装置300の全体構成図及び制御装置304の機能ブロック図である。
第3実施形態で説明する撮影装置300の各機器の設置状況は、第1実施形態(図1)と同様である。
撮影装置300は、カメラ301のズームレンズを制御することで、被写体Aの大きさを拡大及び縮小させた様々な画像を撮影する。また、撮影装置300は、撮影画像に含まれる被写体画像に関する画像情報を、撮影画像に関連付ける。ここで、画像情報や撮影情報は、撮影画像のメタデータであり、ラベル付けによって撮影画像に関連付けができる。そうすることで、メタデータがラベル付けされた画像は、機械学習に用いる際の教師データになり得る。
<カメラ301>
カメラ301は、ズームレンズ(図示せず)を備える。そして、カメラ301は、ズームレンズの制御によって、画角に占める被写体Aの大きさを変更することができ、様々な大きさの被写体を画角に有する画像を撮影可能である。
<制御装置304>
制御装置304は、制御部340と、記憶部350と、タッチパネルディスプレイ56と、インタフェース部59とを備える。
制御部340は、撮影位置制御部41と、照明制御部42と、カメラ制御部344(撮影制御手段、ズーム制御手段)と、画像処理部345とを備える。
カメラ制御部344は、カメラ301のズームレンズを制御してカメラ301に撮像させる。また、カメラ制御部344は、カメラ301を制御して、カメラ301から撮影画像を送信させる。
画像処理部345は、背景処理部46と、補間処理部47と、切出処理部347a(被写体画像抽出手段、画像切出手段)と、記憶処理部348とを備える。
切出処理部347aは、カメラ301によって取得した撮影画像から被写体Aの画像を抽出する。そして、切出処理部347aは、抽出した被写体Aの画像を囲む矩形領域を設定して、被写体Aの画像を切り出す。また、切出処理部347aは、被写体の画像に関する画像情報を取得する。切出処理部347aは、撮影画像に対して公知の物体認識処理を行うことによって、被写体Aの画像に関する画像情報を取得できる。また、切出処理部347aは、ユーザによってタッチパネルディスプレイ56を介して入力された画像情報を取得してもよい。ここで、画像情報は、撮影画像に含まれる被写体Aの名称を含み、被写体Aが製品の場合には、メーカ名や製品名を含んでもよい。
記憶処理部348は、カメラ301から取得した撮影画像に、メタデータをラベル付けして撮影画像記憶部52に記憶させる。また、記憶処理部348は、背景処理部46による処理や、補間処理部47による処理、さらには切出処理部347aによる処理により得た処理後の画像に、メタデータをラベル付けして、生成画像記憶部354に記憶させる。
記憶部350は、プログラム記憶部351と、撮影画像記憶部52と、合成用画像記憶部53と、生成画像記憶部354とを備える。
プログラム記憶部351は、制御部340の各種機能を実行するためのプログラムである制御プログラム351aを記憶している。
生成画像記憶部354は、画像処理部345による画像処理で生成された処理後の画像を記憶する記憶領域である。
<撮影装置300の処理>
次に、撮影装置300での処理について説明する。
図11は、第3実施形態に係る制御装置304の撮影処理を示すフローチャートである。
図11のS310において、制御部340は、タッチパネルディスプレイ56を介して撮影条件の指定を受け付ける。撮影条件には、例えば、ズームレンズの倍率等をさらに含む。
S311において、制御部340(撮影位置制御部41、照明制御部42、カメラ制御部344)は、撮影条件に基づいて、各装置(各ライト2、アーム3及びカメラ301)を制御する。カメラ301を制御するものとして、具体的には、制御部340は、撮影条件に基づいて、ズームレンズの倍率を変化させる。
S312からS315までの処理は、第1実施形態(図3)のS12からS15までの処理と同様である。
S315aにおいて、制御部340(画像処理部345)は、後述する画像切出処理(図12参照)を行う。
S316及びS317の処理は、第1実施形態(図3)のS16及びS17の処理と同様である。
次に、画像切出処理について説明する。
図12は、第3実施形態に係る制御装置304の画像切出処理を示すフローチャートである。
図12のS330において、制御部340(切出処理部347a)は、画像を解析して、被写体Aの画像を抽出する。具体的には、制御部340は、例えば、物体認識処理を行うことで、撮影画像に含まれる被写体Aを認識する。ここで、処理を行う画像は、撮影画像の他、画像編集処理による処理後の画像を含む。
S331において、制御部340(切出処理部347a)は、抽出した被写体Aの画像に関する画像情報を取得する。画像情報は、被写体Aの名称等であり、例えば、物体認識処理において取得してもよいし、手入力によって取得してもよい。
S332において、制御部340(記憶処理部348)は、取得した画像情報を、画像に対応付けて記憶する。ここで、制御部340は、取得した画像情報を、撮影画像記憶部52に記憶された撮影画像に対応付ける。また、制御部340は、取得した画像情報を、生成画像記憶部354に記憶された補間処理後の画像や合成処理後の画像に対応付ける。
S333において、制御部340(切出処理部347a)は、被写体Aの画像を切り出す。
S334において、制御部340(記憶処理部348)は、切り出した被写体Aの画像に、取得した画像情報を対応付ける。そして、制御部340は、被写体Aの画像を、生成画像記憶部354に記憶させる。その後、制御部340は、処理を図11のS316に処理を移す。
このように、第3実施形態によれば、撮影装置300は、以下のような効果がある。
(1)カメラ301のズーム倍率を変化させる度に被写体Aを撮影するので、様々な大きさの被写体Aを含む撮影画像を取得できる。よって、コンピュータによる学習に用いる画像として、被写体Aに関する異なる多くの画像を、簡単に取得できる。
(2)物体認識処理によって被写体Aの画像情報を取得し、撮影画像や、撮影画像を加工(補間、背景付加、切出)した画像に画像情報を対応付ける。よって、コンピュータによる学習に最適な情報を有する画像を、簡単に取得できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態では、アームによって把持された被写体を撮影して画像を取得するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、被写体を回転台に載置して撮影するものであってもよい。
図13は、変形形態に係る撮影装置400の全体概要を示す図である。
図13に示す撮影装置400は、カメラ1と、ライト2と、制御装置404と、被写体Aを載置する台409(載置台)と、背景板7との他、台409を回転させる可動部材408を備える。そして、撮影装置400は、制御装置404が、カメラ1と、ライト2と、可動部材408とを制御して、様々なライト2の照明条件の中で、台409が回転されることによって様々な方向の被写体Aを、カメラ1に撮影させる。そのようにすることで、撮影装置400は、撮影条件が異なる大量の被写体Aの画像を得ることができる。
(2)各実施形態では、1台のカメラによる撮影を例に説明したが、これに限定されない。配置位置の異なる複数のカメラを用いて、被写体を撮影してもよい。その場合、撮影画像に他のカメラの画像を含むことがあるが、その際には、補間処理によって、他のカメラを削除すればよい。
(3)各実施形態では、背景板を用いるものとして説明したが、これに限定されない。背景板を用いなくてもよい。その場合には、現実の背景が入った画像になるが、これもコンピュータによる学習に用いる画像にすることができる。
(4)本実施形態では、撮影画像を取得した後に、撮影処理の中で画像編集処理や画像切出処理を行うものとして説明したが、これに限定されない。撮影処理とは別に、画像編集処理や画像切出処理を行ってもよい。
(5)本実施形態では、全ての背景画像を用いて合成するものを例に説明したが、これに限定されない。使用する1以上の背景画像を、例えば、ユーザが選択することで、タッチパネルディスプレイを介して受け付け、選択された背景画像を用いて合成するものであってもよい。
(6)第3実施形態では、カメラのズームレンズによって被写体の大きさが様々な画像を取得するものを説明したが、これに限定されない。制御装置が有する距離変更手段がカメラと被写体との距離を変更して、被写体が拡大及び縮小させた様々な画像を取得するものであってもよい。
(7)第3実施形態では、被写体を含む矩形領域を切り出すものを例に説明したが、これに限定されない。被写体のシルエットに沿って切り出すものであってもよい。また、矩形に限らず、円形や楕円形等の形状に切り出すものであってもよい。
1、301 カメラ
2 ライト
3、203 アーム
4、204、304、404 制御装置
7 背景板
40、240、340 制御部
41、241 撮影位置制御部
42 照明制御部
44、344 カメラ制御部
45、345 画像処理部
46 背景処理部
47 補間処理部
48、348 記憶処理部
50、250、350 記憶部
51a、251a、351a 制御プログラム
52 撮影画像記憶部
53 合成用画像記憶部
54、354 生成画像記憶部
56 タッチパネルディスプレイ
100、200、300、400 撮影装置
205、206、208、408 可動部材
243 照射方向変更部
347a 切出処理部
409 台
A 被写体

Claims (15)

  1. 被写体を保持する保持部と、
    前記保持部により保持された前記被写体を撮影する撮影部と、
    前記被写体に対して直接的又は間接的に照明光を照射する照明部と、
    制御部と、
    前記被写体の撮影角度に係る条件を含む撮影条件を記憶する記憶部と、
    手の画像である補間用画像を記憶する合成用画像記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記保持部及び前記撮影部の少なくとも一方を制御し、前記保持部により保持された前記被写体の姿勢及び前記撮影部の撮影位置の少なくとも一方を変化させて前記撮影部による前記被写体の全方位からの撮影を可能にする撮影位置制御手段と、
    前記照明部から照射される照明光の照明条件を制御する照明制御手段と、
    前記撮影条件にしたがって前記撮影位置制御手段による制御を行って前記被写体の姿勢及び前記撮影部の撮影位置の少なくとも一方が変化された場合及び/又は前記照明制御手段による前記照明部の照明条件が変更された場合に、前記撮影部を制御して撮影を行わせる撮影制御手段と、
    前記撮影制御手段により前記撮影部から取得した画像を、画像記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記撮影制御手段により前記撮影部により撮影された前記画像に写り込んだ前記保持部の画像に対して、前記合成用画像記憶部に記憶された前記補間用画像を加える補間処理を行う補間処理手段と、
    を備え、
    前記記憶制御手段は、前記補間処理手段による補間処理後の画像を、前記画像記憶部に記憶させ、
    前記制御部は、少なくとも全ての前記撮影条件にしたがった前記撮影位置制御手段による制御がされるまで、前記撮影制御手段及び前記記憶制御手段による処理を繰り返し行うこと、
    を特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影制御手段により前記撮影部から取得した前記画像から物体認識処理により前記被写体の画像に関する画像情報を取得する被写体画像抽出手段を備え、
    前記記憶制御手段は、前記被写体画像抽出手段が取得した前記画像情報を、前記画像に関連付けて前記画像記憶部に記憶させること、
    を特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影制御手段により前記撮影部から取得した前記画像から物体認識処理により前記被写体の画像を切り出し、及び、前記被写体の画像に関する画像情報を取得する被写体画像抽出手段を備え、
    前記記憶制御手段は、前記被写体画像抽出手段が取得した前記画像情報を、切り出された前記被写体の画像に関連付けて前記画像記憶部に記憶させること、
    を特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記撮影部から見て、前記被写体の背面になる位置に背景部材を備え、
    前記背景部材は、前記被写体とは異なる色の部材であり、
    前記制御部は、前記撮影部により撮影された前記背景部材の画像に対して画像処理を行う背景処理手段を備え、
    前記制御部の前記記憶制御手段は、さらに前記背景処理手段による画像処理後の画像を、前記画像記憶部に記憶させること、
    を特徴とする撮影装置。
  5. 請求項4に記載の撮影装置において、
    前記撮影位置制御手段は、前記撮影部の撮影位置を変化させる場合に、前記背景部材の配置位置を変更可能な可動部材を制御することにより前記背景部材の配置位置を前記撮影部による撮影方向であって前記被写体の背面の位置に移動させる処理を行うこと、
    を特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記撮影条件の指定を受け付ける指定受付部を備え、
    前記制御部は、前記指定受付部が受け付けた前記撮影条件について、全ての前記撮影条件にしたがった前記撮影位置制御手段による制御がされるまで、前記撮影位置制御手段及び前記照明制御手段による処理を繰り返し行うこと、
    を特徴とする撮影装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の撮影装置において、
    異なる位置に配置された複数の前記照明部を備え、
    前記制御部の前記照明制御手段は、各照明部から照射される照射光の前記照明条件を制御すること、
    を特徴とする撮影装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記照明部の前記被写体に対する照明光の照射方向を変更する照射方向変更手段を備え、
    前記制御部の前記撮影制御手段は、前記照射方向変更手段による照射方向の変更が行われる度に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、
    を特徴とする撮影装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の撮影装置において、
    異なる位置から前記被写体を撮影可能に配置された複数の前記撮影部を備え、
    前記制御部の前記撮影制御手段は、各撮影部を制御して撮影を行わせること、
    を特徴とする撮影装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記保持部は、前記被写体を把持する把持部材であること、
    を特徴とする撮影装置。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記保持部は、前記被写体を載置する載置台であること、
    を特徴とする撮影装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記補間処理手段は、前記撮影制御手段により前記撮影部により撮影された前記画像に写り込んだ前記保持部の画像に対して、前記画像記憶部に記憶された他の画像を用いて前記保持部の画像を削除する補間処理を行こと、
    を特徴とする撮影装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影部のズームレンズの倍率を制御するズーム制御手段を備え、
    前記撮影制御手段は、前記ズーム制御手段により前記ズームレンズの倍率を変化させる制御がされた場合に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、
    を特徴とする撮影装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影部と前記被写体との距離を変更する距離変更手段を備え、
    前記撮影制御手段は、前記距離変更手段により前記距離が変更された場合に、前記撮影部を制御して撮影を行わせること、
    を特徴とする撮影装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載の撮影装置の前記制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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