JP2002374020A - 磁気抵抗素子の製造方法および磁気抵抗素子 - Google Patents

磁気抵抗素子の製造方法および磁気抵抗素子

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JP2002374020A JP2001181595A JP2001181595A JP2002374020A JP 2002374020 A JP2002374020 A JP 2002374020A JP 2001181595 A JP2001181595 A JP 2001181595A JP 2001181595 A JP2001181595 A JP 2001181595A JP 2002374020 A JP2002374020 A JP 2002374020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱処理しても、スピントンネル効果膜の短絡
および磁化特性の劣化を招くことのない、良好な磁気抵
抗比が得られる磁気抵抗素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板1上に下部電極2を形成し、さらに
その上に強磁性層3、トンネル絶縁膜4を順次形成する
工程と、トンネル絶縁膜4の表面にレーザ光を一様に照
射して加熱処理を行い、加熱処理後に、トンネル絶縁膜
4上に強磁性層5を形成する工程とを含む。ここまでの
工程で、スピントンネル効果膜が形成されるとともに、
磁気抵抗比の増大及び安定を図るための熱処理が施され
たことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つ以上の強磁性
層が非磁性層を介して積層されて成る磁気抵抗素子の製
造方法および構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、軟磁性材料の持つ異方性磁気
抵抗効果(AMR効果)を利用した磁気ヘッドの開発が
進められており、ハードディスクの高密度記録が達成さ
れている。ここで、AMR効果とは、パーマロイ合金な
どの磁性材料に任意の方向に電流を流し、電流の方向と
磁性材料の磁化の方向のなす角度に依存して磁性材料の
抵抗が変化する現象をいう。このAMR効果を利用する
ものとしては、磁気ヘッド以外では磁気センサなどがあ
る。このようなAMR効果を持つ磁性材料を用いた磁気
ヘッドや磁気センサは、温度安定性が良く、広い機器用
途で使用できるという特徴を有する。
【0003】AMR効果膜を用いた固体メモリデバイス
がL.Jschweeによって提案されている(Proc.INTERMAG C
onf. IEEE Trans.Magn.,Kyoto, p.405)。この固体メモ
リデバイスは、既存のDRAM、SRAM等の電子の電
荷を利用した半導体固体メモリ素子とは異なり、電子の
スピンを利用して情報の記録再生を行うため、記録され
た情報の保存性が高く、かつ情報の高速な記録や消去が
可能である。
【0004】しかし、AMR効果による磁気抵抗効果率
は室温で6%程度と小さい。そのため、例えばハードデ
ィスクの記録密度がさらに高くなった場合には、十分な
検出出力が得られないという問題がある。
【0005】そこで、さらに高い記録密度を持つハード
ディスクの磁気ヘッドに巨大磁気抵抗効果(GMR効
果)を利用したものが用いられつつある。このGMR効
果は、1988年にBaibichらによって報告された現象
であり、その磁気抵抗変化率は室温で20程度で、AM
R効果のそれよりも大きな値を示す(M.N.Baibich, J.
M.Broto, A.Fert, F.Nguyen van Dau, F.Petroff, P.Et
ienne, G.Greuzet, A.Friederich and J.Chazelas: Phy
s. Rev. Lett., 61, 2473(1988))。この報告では、磁
性金属薄膜と非磁性金属薄膜とが交互に幾層にも積層さ
れた構造を持ち、非磁性層を介して並ぶ磁性層の磁気モ
ーメントが反平行状態で磁気的に結合された金属人工格
子膜が用いられている。GMR効果を示す材料として様
々なものがあり、例えば、Fe/Cr金属人工格子膜や
Co/Cu金属人工格子膜などが見出されている。GM
R効果の発現機構は、AMR効果のそれとは異なってお
り、磁性層と非磁性層の界面における伝導電子の散乱が
磁性層のスピンの向きに依存することが主因と考えられ
ている。
【0006】しかし、上記のような金属人工格子膜にお
いて、GMR効果を得る為には、数百Oe(エルステッ
ド)以上の飽和磁界が必要であり、また多くの積層膜が
必要なため、磁気ヘッド等の材料としては不適当であ
る。
【0007】上記の金属人工格子膜の他、GMR効果を
示す材料としてスピンバルブ膜が提案されている。これ
は強磁性層/非磁性層/強磁性層/反強磁性層からなる積
層膜であり、一方の強磁性層の磁化を反強磁性層により
固定し、他方の強磁性層を外部磁界により容易に磁化反
転できるように構成されている。非磁性層にはCu等の
導体が用いられる。
【0008】上記のスピンバルブ膜では、両方の強磁性
層のスピンが平行な場合は抵抗が低く、スピンが反平行
な場合には抵抗が高くなる。このスピンバルブ膜の飽和
磁界は数Oeと小さく、金属人工格子膜のように大きな
磁界を印加することなくGMR効果を得ることが可能で
ある。なお、スピンバルブ膜の一方の磁性層の磁化方向
は固定されているが、特に磁化方向を固定しなくても、
二つの磁性層の磁化方向が平行である状態と反平行であ
る状態を作り出すことができれば、GMR効果は出現す
る。したがって、例えば、反強磁性層を設けずに、二つ
の磁性層の保磁力の大きさを異なるものとし、印加する
磁界の大きさを調整してもよい。このような膜構成のG
MR膜は、保磁力差型GMR膜あるいは弱結合型GMR
膜と呼ばれている。
【0009】しかし、上述のスピンバルブ膜の磁気抵抗
変化率は室温で10%程度と比較的小さいため、前述の
AMR膜と同様、ハードディスクの記録密度がさらに高
くなった場合には、十分な検出出力が得られないという
問題がある。
【0010】そこで、上述のAMR素子、GMR素子に
代わるものとして、以下のような強磁性スピントンネル
効果(TMR効果)を利用するものが提案され、実用化
されている。
【0011】薄い絶縁膜の膜厚方向に電圧を印加すると
トンネリングによって電子が流れるが、この絶縁薄膜を
磁性体によって挟み込むと、トンネリング現象が磁性層
の磁化方向に依存するようになる。この現象がTMR効
果である。このTMR効果を利用したTMR素子の基本
的な膜構造は、強磁性層/非磁性層(絶縁層)/強磁性
層のサンドイッチ構造であり、非磁性層が絶縁体である
こと以外は先に述べたGMR素子と同じである。このT
MR素子においても、膜構造をスピンバルブ型にするこ
とができる。
【0012】図5(a)はTMR素子の2つの強磁性層
の磁化の方向が平行のときの磁化状態を示す模式図、
(b)は2つの強磁性層の磁化の方向が反平行のときの
磁化状態を示す模式図である。このTMR素子は、磁化
され易い軸(磁化容易軸)が膜面に対して垂直である2
つ強磁性層10、12が絶縁層11を介して積層された
構造になっている。図5(a)の例では、強磁性層1
0、12の磁化の向きはともに同じ向き(平行)になっ
ており、図5(b)の例では、強磁性層10、12の磁
化の向きは互いに反対向き(反平行)になっている。図
5(a)の平行状態の場合は電気抵抗値は小さくなり、
反対に図5(b)の反平行状態の場合は電気抵抗値は大
きくなる。このTMR素子は、室温で理論上40%以上
もの高い磁気抵抗変化率が得られる。
【0013】TMR素子を形成する場合は、まず基板上
に下部電極を形成し、次いでその下部電極上に第1の強
磁性層、非磁性層(トンネル絶縁膜)、第2の強磁性層
を順次形成し、最後に第2の強磁性層上に上部電極を形
成する。第1および第2の強磁性層には例えばFe、N
i、Co、Gd、Tbおよびこれらの合金、LaXSr
1-XMnO9、LaXCa1-XMnO9などの複合酸化物
などの材料が用いられ、トンネル絶縁膜には例えばAl
23のような酸化物絶縁材料が用いられる。TMR素子
のトンネル絶縁膜は、膜厚が2nmと非常に薄いため、
通常は、AlあるいはAl23をスパッタリングにより
成膜した後、大気中にて自然酸化させ、あるいは真空槽
内に酸素を導入し高周波電力にてプラズマ酸化させる、
といった手法が用いられる。
【0014】上述のようにして形成されるTMR素子に
おいて、積層されたスピントンネル効果膜(第1の強磁
性層/非磁性層(トンネル絶縁膜)/第2の強磁性層)
を熱処理することで、さらなる磁気抵抗比の増大及び安
定を図ることができる。これは、以下のような理由によ
ると考えられている。
【0015】膜厚2〜3nmのトンネル絶縁膜(Al2
3膜)のみをプラズマ酸化させるように制御すること
は非常に困難であり、通常はNiFeやCoなどの第1
の強磁性層の表面もわずかながら酸化することになる。
この結果、第1の強磁性層の分極率が低下し、磁気抵抗
比が低下する。
【0016】熱処理を行うことで、第1の強磁性層(N
iFeやCoなど)の表面に形成された酸化層中の酸素
がNiFeやCoより酸素との結合エネルギの大きなA
23膜(トンネル絶縁膜)に移動する。この酸素の移
動により、第1の強磁性層ではNiFeやCo本来の分
極率が戻る。また、Al23膜(トンネル絶縁膜)にお
いても第1の強磁性層から酸素を吸収することで、Al
23膜中の酸素欠損を補うことができ、より均一性の良
いAl23構造になる。
【0017】上記の知見から、従来は、真空中において
スピントンネル効果膜を熱ヒーターにより200℃〜3
00℃で数時間にわたって熱処理することで磁気抵抗比
の増加を図っていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピン
トンネル効果膜を熱ヒータにより加熱する従来のTMR
素子の製造方法では、熱ヒータの過渡応答を考慮する
と、目標温度に達するにはかなりの時間を要するため、
生産性の面で問題がある。
【0019】また、強磁性層が長時間にわたって高温加
熱されるため、強磁性層に粒成長が生じ、強磁性層の粗
粒化、肥大化を招く。粗粒化し肥大化した強磁性層は、
トンネル絶縁層を突き破り、短絡の原因となる。加え
て、高温加熱によって粗粒化し肥大化した結晶粒は強磁
性層内に拡散し、磁化特性を劣化させ、磁気抵抗比の低
下を引き起こす。
【0020】さらに、熱ヒータによるスピントンネル効
果膜の加熱では、その上下に設けられた上部電極および
下部電極にも熱応力が加わり、断線を引き起こす場合が
ある。
【0021】本発明の目的は、上記各問題を解決し、加
熱処理しても、スピントンネル効果膜の短絡および磁化
特性の劣化を招くことのない、良好な磁気抵抗比が得ら
れる磁気抵抗素子の製造方法を提供することにある。
【0022】本発明のさらなる目的は、加熱処理時の熱
応力によって上部電極および下部電極に断線が生じるこ
とのない、磁気抵抗素子の製造方法および磁気抵抗素子
を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁気抵抗素子の製造方法は、基板上に第1
の強磁性層、トンネル絶縁膜を順次形成する工程と、前
記トンネル絶縁膜の表面をレーザ光により一様に加熱す
る工程と、前記レーザ光による加熱の後、前記トンネル
絶縁膜上に第2の強磁性層を形成する工程とを含むこと
を特徴とする。この場合、基板上に金属配線層を形成す
る工程と、前記金属配線層上に所定の材料よりなる保護
層を形成する工程とをさらに含み、第1の強磁性層、ト
ンネル絶縁膜を前記保護層上に順次形成してもよい。ま
た、レーザ光による加熱は、前記レーザ光をトンネル絶
縁膜の表面に集光する集光光学系の焦点が前記トンネル
絶縁膜の表面に合うように調節した上で行ってもよい。
【0024】本発明の磁気抵抗素子は、金属配線層が形
成された基板上に第1の強磁性層、トンネル絶縁膜、第
2の強磁性層が順次積層されてなる磁気抵抗素子におい
て、前記金属配線層と前記第1の強磁性層との間に所定
の材料よりなる保護層を有することを特徴とする。この
場合、保護層がTi膜であってもよい。
【0025】上記のとおりの本発明においては、以下の
ような作用により前述の課題が解決される。
【0026】従来のヒータによる加熱では加熱処理に数
時間かかっていたが、本発明のレーザ光による加熱では
加熱処理は数十分程度と短い。このため、生産性が従来
の場合より格段に向上することとなり、また、熱による
第1の強磁性層の粗粒化、肥大化も生じない。
【0027】また、本発明によれば、集光光学系の焦点
がトンネル絶縁膜の表面に合うように調節されているの
で、レーザ光による加熱の際の第1の強磁性層への熱の
影響はより少なくなる。
【0028】さらに、本発明によれば、金属配線層と第
1の強磁性層との間に所定の材料(高融点材料)の保護
層が設けられるので、レーザ光による加熱の際に、金属
配線層が熱応力により断線することはない。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0030】図1(a)〜(e)は、本発明の磁気抵抗
素子の製造方法の一手順を示す工程断面図である。
【0031】まず、図1(a)に示すように、基板1上
に下部電極2を形成し、さらにその上に強磁性層3、ト
ンネル絶縁膜4を順次形成する。次いで、図1(b)に
示すように、トンネル絶縁膜4の表面にレーザ光を一様
に照射して加熱処理を行い、その後、図1(c)に示す
ように、トンネル絶縁膜4上に強磁性層5を形成する。
ここまでの工程で、スピントンネル効果膜が形成される
とともに、磁気抵抗比の増大及び安定を図るための熱処
理が施されたことになる。
【0032】次いで、図1(d)に示すように、基板1
上に形成されたスピントンネル効果膜をフォトリソグラ
フィ法とリフトオフ法を併用して所定のサイズ(数μm
サイズ)となるように加工(エッチング)する。最後
に、図1(e)に示すように、スピントンネル効果膜加
工時のエッチングにより露出した下部電極2の表面に所
定の膜厚の絶縁層6を形成した後、強磁性層5の表面お
よび絶縁層6の表面の一部を覆うように上部電極7を形
成する。
【0033】以上の工程により、図2に示すような磁気
抵抗素子(TMR素子)を得る。このTMR素子の下部
電極1、7の材料としては、電極表面を平滑にできるも
ので、電気抵抗が小さく、かつ、加工の容易なものが好
ましい。例えば、Al、Cu、Ta、W等の金属または
これらの合金が挙げられる。なかでもAlCu合金は平
滑な電極表面を得られることから、特に好ましい。
【0034】強磁性層3、5としては、磁気抵抗メモリ
としての所望の作用効果を十分に奏するものであれば良
い。具体的には、Ni、Fe、Co等の遷移金属やこれ
らの合金、あるいはGd、Tb、Dy、Nd等の希土類
金属と遷移金属の合金等が使用可能であるが、遷移金属
と希土類金属の合金によって構成することが好ましい。
【0035】トンネル絶縁膜4としては、特に限定は無
いが、より大きいな磁気抵抗変化率を得られるAl23
を用いるのが好ましい。Al23を用いる場合、その層
厚は1〜2nm程度が好ましい。そのAl23膜の作製
方法としては、Al23等の酸化ターゲットを直接スパ
ッタリングする方法の他、Al膜をスパッタリングで形
成した後、大気中で数時間放置してAl膜を自然酸化さ
せる、あるいは成膜装置内に酸素を導入して高周波電力
によりプラズマを発生させてAl膜を酸化させる方法が
ある。いずれの方法によっても、トンネル絶縁膜4を形
成することができる。
【0036】絶縁体6としては、窒化物からなる絶縁材
料が用いられる。その窒化物としては、特に制限は無
く、絶縁体として機能し得る窒化物であればどのような
ものであっても良い。例えば、Si3N4、AlN等を用いるこ
とができる。
【0037】本形態の磁気抵抗素子の製造方法では、従
来行われていたヒータによる加熱処理に代えて、図1
(b)のレーザ光を用いた加熱処理が行われており、こ
れにより、磁気抵抗比の増大及び安定を図っている。こ
のレーザ光を用いた加熱処理においても、トンネル絶縁
膜4の形成に伴って強磁性層3の表面に形成された酸化
層中の酸素がトンネル絶縁膜4内に移動し、これによ
り、(1)強磁性層が本来の分極率に戻る。
【0038】(2)トンネル絶縁膜中の酸素欠損を補
う。といった、前述のヒータによる加熱処理の場合と同
様の効果を得られる。
【0039】このレーザ光による加熱では、所望の部分
を瞬時に加熱することが可能であり、トンネル絶縁膜全
体を加熱するのに要する時間は数十分程度で済む。さら
には、レーザ光はトンネル絶縁膜4の表面に集光される
が、このレーザ光を集光する光学系の焦点をトンネル絶
縁膜4の表面近傍に合せることで、強磁性層3、さらに
は下部電極2への熱の影響を小さくすることができる。
このようなことから、レーザ光による加熱処理では、熱
による強磁性層3の粗粒化、肥大化は生じなし、下部電
極2の熱応力による変形も抑制することができる。
【0040】図3に、レーザ光による加熱処理を行う熱
処理装置の概略構成を示す。この熱処理装置は、加熱処
理を行うための光源であるArレーザ20と、加熱処理
が施されるウェハ30を収容する真空チャンバー25
と、ウェハ30の位置決めのためのHe−Neレーザ2
7を有する。
【0041】真空チャンバー25は、側面に窓25aが
設けられ、内部にはウェハ30が固定されるXYステー
ジ25bが設けられている。XYステージ25bは、外
部の制御部からの制御信号に基づいてXY方向へ移動す
ることができる2次元ステージである。また、真空チャ
ンバー25にはポンプ26が設けられており、このポン
プ26によりチャンバー内部の空気が排気されること
で、所定の内部圧力(真空度)を得られる。
【0042】Arレーザ20から出射したレーザ光の進
行方向には、音響光学変調器(acousto-optic modulato
r:AO変調器)21、電気光学変調器(electro-optic
modulator:EO変調器)22、光学系23が配置され
ており、さらに光学系23を通過したレーザ光の進行方
向にはビームスプリッタ29、対物レンズ24が配置さ
れている。AO変調器21およびEO変調器22は、外
部の制御部から入力される変調信号に基づいてArレー
ザ20からのレーザ光の光強度を変調する。この変調光
は対物レンズ24によって集光され、窓25aから真空
チャンバー25内部のウェハ30の表面に照射される。
【0043】He−Neレーザ27から出射したレーザ
光の進行方向には光学系28、ビームスプリッタ29が
配置されている。He−Neレーザ27からのレーザ光
はビームスプリッタ29にて反射され、該反射光が対物
レンズ24にって真空チャンバー25内部のウェハ30
の表面に集光される。
【0044】図3に示した熱処理装置では、まず、前述
の図1(a)の工程により下部電極2、強磁性層3、ト
ンネル絶縁膜4が形成されたウェハ30を真空チャンバ
ー25内のXYステージ25b上に固定し、ポンプ26
によりチャンバー内が所定の真空度になるまで減圧す
る。次いで、He−Neレーザ27からのレーザ光を用
いてウェハ30の位置決めを行う。この位置決めの際、
対物レンズの焦点がウェハ30の表面、すなわちトンネ
ル絶縁膜4の表面にくるように合せる。最後に、Arレ
ーザ20からのレーザ光をウェハ30の表面に照射しな
がらXYステージ25bをXY方向に移動させてウェハ
30の表面を一様に加熱する。このような動作により、
図1(b)に示したレーザ光による加熱処理が実現され
る。
【0045】なお、上記の熱処理装置は一例であって、
その構成は変更可能である。例えば、Arレーザ20に
代えて他のレーザ光源(例えば、CO2レーザ)を用い
ることもできる。
【0046】上述の図1(a)〜(e)に示した製造工
程において、下部電極2と強磁性層3との間に耐熱性の
優れた保護層(高融点材料)、例えばTi保護層を設け
ることで、レーザ光による加熱処理時の下部電極2の熱
応力による変形を防ぐことができる。
【0047】また、強磁性層5を形成した後に、その表
面に保護層を設けて、強磁性層5の酸化を防ぐようにし
てもよい。この場合、保護層を構成する材料は、そのよ
うな機能を持ち、かつ、非磁性材料であれば特に限定さ
れない。
【0048】さらに、上述の説明では、TMR膜の強磁
性層は2層になっているが、本発明の製造方法は強磁性
層が3層以上のTMR膜にも適用することができる。
【0049】次に、本発明の磁気抵抗素子の製造方法に
ついて具体的な例を挙げる。
【0050】(実施例1)まず、表面を酸化処理したシ
リコンウェハ(結晶方位(1.0.0))を基板1として用
い、その基板1上に膜厚20nmのAlCu合金よりな
る下部電極2をスパッタリングにより形成した後、さら
にその上に保護膜として膜厚5nmのTi膜を形成し
た。続いて、Ti膜上に膜厚20nmのNiFeよりな
る強磁性層3を形成した後、さらにその上に、Al23
ターゲットを直接スパッタリングすることで膜厚2nm
のトンネル絶縁層4を形成した。
【0051】次いで、上述の図3に示した熱処理装置を
用いてレーザー光による加熱処理を行った。この加熱処
理では、真空チャンバー25内の真空度を7.0×10
-4Paとし、レーザ強度が20mWのArレーザー20
を用いた。Arレーザー20から出射したレーザ光のウ
ェハ表面におけるビームスポットの径を450〜500
nmに絞り、そのビームスポットをウェハ表面上でX方
向、Y方向に走査した。このときのビームスポットの移
動速度は20nm/secとした。
【0052】上記の熱処理の後、基板1を真空チャンバ
ー25から取り出し、トンネル絶縁層4上に膜厚20n
mのCoよりなる強磁性層5を形成し、さらにその上に
保護層として膜厚2nmのPt膜をスパッタリングによ
り形成した。ここまでの工程で、基板1上には、トンネ
ル絶縁膜の上下にNiFe膜、Co膜が設けられた磁気
抵抗効果膜(TMR薄膜)がスパッタリングにより形成
されたことになる。
【0053】次いで、基板1上に積層されたTMR薄膜
を以下の順序で、フォトリソグラフィ法とリフトオフ法
を併用して数μmサイズに加工した。
【0054】まず、TMR薄膜が積層された基板1上に
感光性硬化樹脂(フォトレジスト)を周知のスピンコー
ターを用いて1μmの厚さに塗布した。本例では、粘度
が6cpのフォトレジストを用いてスピンコーターを3
000rpmで回転することで膜厚1μmのフォトレジ
スト膜を実現した。
【0055】次いで、フォトレジストが形成された基板
1に、約90℃に保たれたヒーターで30秒間、ベーク
処理を施した。次いで、このベーク処理が施された基板
1をその温度が室温になるまで冷却した後、周知の露光
装置(波長436nm)で、Crを材質とするメタルマ
スクを用いて基板1上に第1のフォトレジストパターン
を形成した。
【0056】次いで、第1のフォトレジストパターンを
マスクとして用いてArイオンガスによるドライエッチ
ング(切削処理)を行った。この切削処理により、切削
された部分ではTMR薄膜下部に設けられた下部電極の
表面が露出する。次いで、切削した部分(下部電極の露
出面)にSi34よりなる絶縁層6を、その膜厚が切削
した深さと同等かそれより数nm厚くなるようにスパッ
タリングにより形成した。本例では、上記の切削処理に
より、TMR薄膜の寸法が0.6μm×0.3μmとな
るようにした。
【0057】次いで、絶縁層6が形成された基板1を既
存の超音波洗浄機に投入し、第1のフォトレジストパタ
ーンをリフトオフさせた。第1のフォトレジストパター
ンを取り除いた後、上記の第1のフォトレジストパター
ン形成時と同じ手順で基板1上に第2のフォトレジスト
パターンを形成し、さらにその上に膜厚50nmのAl
膜をスパッタリングにより形成した。
【0058】最後に、Al膜が形成された基板1を周知
の超音波洗浄機に投入し、第2のフォトレジストパター
ンをリフトオフさせることで、Al膜からなる上部電極
7を形成た。
【0059】以上のようにして作製された磁気抵抗素子
の磁気抵抗変化率を図4に示す。本例の場合、磁気抵抗
変化率が20%以上のTMR膜を作製できることが確認
された。また、その作製されたTMR膜の磁化特性を観
測した結果、保磁力差が存在する二段のヒステリシス曲
線が観測された。
【0060】(実施例2)本例では、上述の図3に示し
た熱処理装置のArレーザに代えてレーザ強度が20μ
WのCO2レーザを用いてトンネル絶縁膜の熱処理を行
った。
【0061】まず、表面を酸化処理したSiウェハ上を
基板1として用い、その基板1上に膜厚20nmのAl
Cu合金よりなる下部電極2をスパッタリングにより形
成した後、その上に膜厚20nmのNiFeよりなる強
磁性層3を形成した。さらにその上にAl23ターゲッ
トを直接スパッタリングすることで、膜厚2nmのトン
ネル絶縁層4を形成した。その後、真空度が7.0×1
-4Paの真空チャンバー25内において、ビームスポ
ット径を450〜500nmに絞ったCO2レーザ光を
ウェハ表面上でX方向、Y方向に走査した。このときの
ビームスポットの移動速度は10mm/secとした。
【0062】上記のCO2レーザ光による加熱処理の
後、基板1を真空チャンバー25から取り出し、トンネ
ル絶縁層4上に膜厚20nmのCoよりなる強磁性層5
を形成し、さらにその上に保護層として膜厚2nmのP
t膜をスパッタリングにより形成して、TMR膜を完成
させた。
【0063】次に、フォトリソグラフィ法とリフトオフ
法を併用してTMR膜を0.6μm×0.3μmサイズ
に加工した。このようにして完成したTMR素子の磁気
抵抗変化率は、20%以上であった。。
【0064】(実施例3)本例では、下部電極2の熱応
力による変形を防ぐ為に、下部電極2と強磁性層3との
間に耐熱性の優れた材料よりなる保護層、例えばTi保
護層を設けるようにした。
【0065】まず、表面を酸化処理したSiウェハ上を
基板1として用い、その基板1上に膜厚20nmのAl
Cu合金よりなる下部電極2をスパッタリングにより形
成し、さらにその上に保護層として膜厚5nmのTi膜
を形成した。次いで、Ti膜上に、膜厚20nmのNi
Feよりなる強磁性層3を形成した後、その上にAl 2
3ターゲットを直接スパッタリングすることで、膜厚
2nmのトンネル絶縁層4を形成した。次いで、上述の
実施例1の場合と同様に、真空チャンバー25内におい
て、Arレーザ光をウェハ表面上でX方向、Y方向に走
査した。
【0066】上記のArレーザ光による加熱処理の後、
基板1を真空チャンバー25から取り出し、トンネル絶
縁層4上に膜厚20nmのCoよりなる強磁性層5を形
成し、さらにその上に保護層として膜厚2nmのPt膜
をスパッタリングにより形成して、TMR膜を完成させ
た。
【0067】次に、フォトリソグラフィ法とリフトオフ
法を併用してTMR膜を0.6μm×0.3μmサイズ
に加工した。このようにして完成したTMR素子の磁気
抵抗変化率は、20%以上であった。また、その作製さ
れたTMR膜の磁化特性を観測した結果、保磁力差が存
在する二段のヒステリシス曲線が観測された。
【0068】以上説明した本発明の磁気抵抗素子の製造
方法により形成された磁気抵抗素子は、例えば、トンネ
ル絶縁膜の上下に設けられた二つの磁性層のうちどちら
か一方の磁化方向を固定し、他方の磁性層の磁化方向は
任意の方向に向けることにより、磁気抵抗メモリ素子と
して利用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱による強磁性層の粗粒化、肥大化は生じないので、ト
ンネル絶縁膜の短絡および強磁性層の劣化を防止するこ
とができ、信頼性の高い磁気抵抗素子を提供することが
できる。
【0070】また、金属配線層の熱応力による断線も生
じないので、さらに信頼性の高い磁気抵抗素子を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の磁気抵抗素子の製
造方法の一手順を示す工程断面図である。
【図2】図1の(a)〜(e)の製造工程により作製さ
れた磁気抵抗素子の一例を示す断面図である。
【図3】レーザ光による加熱処理を行う熱処理装置の一
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の磁気抵抗素子の製造方法により作製さ
れた磁気抵抗素子の磁気抵抗変化率を示す図である。
【図5】(a)はTMR素子の2つの強磁性層の磁化の
方向が平行のときの磁化状態を示す模式図、(b)はT
MR素子の2つの強磁性層の磁化の方向が反平行のとき
の磁化状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下部電極 3、5、10、12 強磁性層 4 トンネル絶縁膜 6、11 絶縁層 7 上部電極 20 Arレーザ 21 AO変調器 22 EO変調器 23、28 光学系 24 対物レンズ 25 真空チャンバー 25a 窓 25b XYステージ 26 ポンプ 27 He−Neレーザ 29 ビームスプリッタ 30 ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 43/08 G01R 33/06 R Fターム(参考) 2G017 AA01 AD55 AD65 5D034 BA03 BA08 BA15 BA17 CA00 DA04 DA07 5E049 AA00 BA12 BA16 CB02 DB12 5F083 FZ10 GA27 JA02 JA36 JA37 PR22 PR33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に第1の強磁性層、トンネル絶縁
    膜を順次形成する工程と、 前記トンネル絶縁膜の表面をレーザ光により一様に加熱
    する工程と、 前記レーザ光による加熱の後、前記トンネル絶縁膜上に
    第2の強磁性層を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る磁気抵抗素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光による加熱を所定の真空度に減
    圧された真空チャンバー内で行うことを特徴とする請求
    項1に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光による加熱は、前記レーザ光を
    トンネル絶縁膜の表面に集光する集光光学系の焦点が前
    記トンネル絶縁膜の表面に合うように調節した上で行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗素子の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 基板上に金属配線層を形成する工程と、 前記金属配線層上に所定の材料よりなる保護層を形成す
    る工程とをさらに含み、第1の強磁性層、トンネル絶縁
    膜を前記保護層上に順次形成することを特徴とする請求
    項1に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 保護層がTi膜である請求項4に記載の
    磁気抵抗素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属配線層が形成された基板上に第1の
    強磁性層、トンネル絶縁膜、第2の強磁性層が順次積層
    されてなる磁気抵抗素子において、 前記金属配線層と前記第1の強磁性層との間に所定の材
    料よりなる保護層を有することを特徴とする磁気抵抗素
    子。
  7. 【請求項7】 保護層がTi膜である請求項6に記載の
    磁気抵抗素子。
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