JP2002373721A - 圧着端子及びその製造方法 - Google Patents

圧着端子及びその製造方法

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JP2002373721A
JP2002373721A JP2001183100A JP2001183100A JP2002373721A JP 2002373721 A JP2002373721 A JP 2002373721A JP 2001183100 A JP2001183100 A JP 2001183100A JP 2001183100 A JP2001183100 A JP 2001183100A JP 2002373721 A JP2002373721 A JP 2002373721A
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Akihiko Doi
昭彦 土肥
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電気接続部の雄形タブが概略コ字
形である圧着端子を提供せんとするものである。 【解決手段】 かゝる本発明の圧着端子は、電気接続部
の雄形タブ310の断面形状が概略コ字形であるため、
安定した歪みや変形のない、雄形タブが得られ、接続相
手側端子の雌形コンタクトと安定した信頼性の高い電気
的接触が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続部の雄形
タブが概略コ字形である圧着端子及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電線の圧着端子としては、種
々の構造のものが提案されている。例えば、図6に示
す、圧着端子100は、銅や銅合金などの薄い金属板か
ら、プレス加工により、製造される。この圧着端子10
0では、電気接続部110を、棒状の角筒体からなる雄
形タブとして成形し、この電気接続部110の基部(角
ブロック部分)から概略U字溝形状の圧着部120を設
けてある。この圧着部120は、電気接続部110の側
から左右2片のかしめ片からなる導体かしめ部121、
左右2片のかしめ片からなる外皮かしめ部122が順に
形成されている。
【0003】そして、電線10は、口出しした後、先
ず、導体11部分を、導体かしめ部121のかしめ片間
に嵌め込むと共に、外皮(被覆)12部分を、外皮かし
め部122のかしめ片間に嵌め込み、次に、順次それぞ
れのかしめ片を押し潰して、圧着させる。
【0004】このような構造の圧着端子100を、例え
ば025型(ISO規格によるタブサイズ)コネクタの
雄端子として用いる場合、雄形タブ110部分のサイズ
は、0.64(mm)×0.64(mm)と極めて小さ
く、通常0.2〜0.25mm程度の厚さの金属板か
ら、上記のように、プレス加工により製造している。
【0005】このような板厚のものを用いて成形した雄
形タブ110部分は、拡大すると、図7の如くである。
よく観察すると、角形状の各隅部分には、かなり大きな
湾曲面(R)ができ、全体が歪み、かなり円形化が進行
している一方で、上面の金属板間の当接面部分では、ギ
ャップ(隙間)111が生じたり、両面が面一になら
ず、多少の凹凸が生じたりすることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような雄形タブ1
10部分を、図8に示すように、接続相手側端子の雌形
で、角筒状のコンタクト200部分に挿入、装着した場
合、十分な接触面積がとれないという懸念があった。と
いうのは、このコンタクト200の装着において、例え
ば、図中左右方向にある程度の余裕スペースを設けて、
雄形タブ110の挿入を容易にする一方、雄形タブ11
0との接触を、主に図中の上側の内壁面と下側に設けた
弾性接触片210とで行う場合、雄形タブ110の円形
化が進行しているほど接触面積が小さくなるからであ
る。もちろん、上記のように当接面部分にギャップ11
1があったり、両面側に多少の凹凸(ずれ、段差)があ
ったりすると、コンタクト200の内壁面側との接触が
うまく行かず、不十分な接触となる恐れもある。
【0007】この雄形タブ110部分における、円形化
の進行、ギャップや凹凸の発生は、従来の製造方法に、
その原因の一端があると、考えられる。従来、図6のよ
うな圧着端子100を製造する場合、雄形タブ110の
当接面部分(上面側)と、圧着部120の概略U字溝形
状の溝の向きが等しく同方向であるため、展開状態の金
属板から、同一方向からのプレス加工により、同時に成
形することが可能である。このため、一旦、雄形タブ1
10部分を、圧着部120と共に溝状(樋状)に成形し
た後、さらなるプレス加工により、溝状の部分を押し潰
すなどして、棒状の角筒体に成形するものと、思われ
る。したがって、どうしても、微細な棒状であるタブ部
分の円形化が進み易く、また、タブ上面の当接面でも、
均一なバランスのとれた成形力を付加するのは、結構難
しく、上記のように、ギャップや凹凸発生が発生するも
のと思われる。
【0008】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものである。つまり、本発明の圧着端子は、基本的に
は、雄形タブの断面形状を概略コ字形として、従来の問
題点を解消する一方、その独特の製造方法を提供せんと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、電気接続部の雄形タブの断面形状が概略コ字形であ
ることを特徴とする圧着端子にある。
【0010】請求項2記載の本発明は、前記雄形タブの
概略コ字形の向きが、圧着される電線が嵌め込まれる圧
着部の概略U字状の向きに対して、ほぼ90°としてあ
ることを特徴とする請求項1記載の圧着端子にある。
【0011】請求項3記載の本発明は、展開状態の金属
板から、電気接続部の雄形タブを概略コ字形にプレス加
工した後、ほぼ90°回転させ、電線が圧着される圧着
部を概略U字状にプレス加工することを特徴とする圧着
端子の製造方法にある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る圧着端子の
一例を示したものである。この圧着端子300は、例え
ば025型コネクタの雄端子として用いるもので、電気
接続部310である雄形タブを、概略コ字形に形成し、
この基部のブロック部330を通じて、延設された圧着
部320には、概略U字溝形状(これ以外の形状も可)
で、タブ寄り側から導体かしめ部321、外皮かしめ部
322が順に形成されている。タブ基部のブロック部3
30部分は、後述するように、導体かしめ部321側か
ら連なる左右の折り返し片331,332の組み付けに
より構成されている。この概略直方体形状のブロック部
330により、端子全体に良好な補強効果が付与され
る。
【0013】また、上記025型コネクタの場合、雄形
タブ310部分のサイズは、0.64(mm)×0.6
4(mm)と極めて小さく、通常0.2〜0.25mm
程度の厚さの金属板から、後述するように、プレス加工
により、製造している。もちろん、端子素材は、銅や銅
合金などの金属板である。
【0014】そして、上記雄形タブ310部分の概略コ
字形の向きは、圧着部320の概略U字溝形状の溝の向
きに対して、ほぼ90°回転した形となっており、ま
た、圧着部320の各導体かしめ部321、及び外皮か
しめ部322は、それぞれ左右一対の2片のかしめ片3
21a,321a,322a,322aを有してなる。
もちろん、導体かしめ部321には、口出しされた電線
(図示省略)の導体が嵌め込まれてかしめられ、外皮か
しめ部322には、口出しされた電線の外皮が嵌め込ま
れてかしめられる。
【0015】このような構造の圧着端子300の製造に
あたっては、特に限定されないが、例えば、図2に示す
ような、展開状態の金属板から、雄形タブ310部分を
プレス加工により、概略コ字形に曲げ成形する。この場
合、図3(A)に示すように、展開状態の雄形タブ31
0部分を、上下の金型410,420部分にセットし、
上下方向からプレスして成形する。この後、図3(B)
〜(C)に示すように、ほぼ90°回転させる。
【0016】次に、図2に示す、展開状態のブロック部
330部分の底面333部分を、別の上下の金型部分
(図示省略)で、やはり上下方向からプレスして成形す
る。これにより、左右の各折り返し片331,332部
分は、適当な角度(例えば45°)で傾斜される。この
際、導体かしめ部321、及び外皮かしめ部322のそ
れぞれの各かしめ片321a,321a,322a,3
22aも、同様の角度で傾斜され、概略U字溝形状とな
る。
【0017】この後、引き続き、左右の各折り返し片3
31,332部分を、外方から押圧する形でほぼ直角に
起こす。なお、ここで、一方の折り返し片332の天板
片332a、この天板片332aの組付け爪片332
b、及び他方の折り返し片331の組付け爪片331a
も適当な角度だけ曲げ成形しておく。そうすると、各折
り返し片331,332は丁度ブロック状に組み付けら
れる。また、雄形タブ310部分の概略コ字形の向き
が、丁度圧着部320の概略U字溝形状の溝の向きに対
して、ほぼ90°回転した形となる。
【0018】このようにして得られた、圧着端子300
の雄形タブ310部分の断面形状は、図4に示した如く
である。つまり、一度の上下方向からの金型によるプレ
スのみであるため、比較的綺麗な歪みのないコ字形が得
られる。従来のように、タブ部分が円形化したり、歪む
こともなく、高精度でのコ字形が得られる。
【0019】したがって、例えば、この雄形タブ310
を、図5に示すように、接続相手側端子の雌形のコンタ
クト200に挿入、装着した場合、コ字形の上下面で、
平行度の精度が高いため、大きな面積で接触される。つ
まり、良好な電気的接触が得られる。なお、タブ先端
に、接続相手側端子への挿入が容易にできるように、好
ましくは、山形のスロープ部311を設けるとよい。
【0020】また、上記の実施例の圧着端子300で
は、タブ基部にブロック部330のあるものであった
が、本発明は、これに限定されない。また、圧着部32
0の形状も、U字溝形状に限定されない。単なる筒形
で、口出しされた電線の導体を挿入した後、押し潰すよ
うなものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧着端子によると、雄形タブの断面形状を概略コ字形
としてあるため、接続相手側端子の雌形のコンタクトに
挿入、装着した場合、大きな面積で接触され、安定した
信頼性の高い電気的接触が得られる。もちろん、コ字形
であるため、従来のような当接面にギャップや凹凸など
が生じるなどの懸念は、完全に解消される。
【0022】また、本発明に係る圧着端子の製造方法に
よると、展開状態の金属板から、先ず、雄形タブを概略
コ字形にプレス加工した後、ほぼ90°回転させ、この
後、電線が圧着される圧着部を概略U字状にプレス加工
する方法であるため、雄形タブの概略コ字形状は、一度
(1回)の上下方向からの金型によるプレスのみであ
る。このため、従来のように、コ字形とした後、押圧し
たりすることがなく、綺麗な歪みのないコ字形が安定し
て得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧着端子の一実施例を示した斜
視図である。
【図2】 図1の圧着端子における展開状態を示した一
部省略平面図である。
【図3】 図1の圧着端子における雄形タブの成形過程
を示した概略工程図である。
【図4】 図1の圧着端子における雄形タブの縦断断面
図である。
【図5】 図1の圧着端子における雄形タブと接続相手
側端子の雌形コンタクトとの装着状態を示した縦断断面
図である。
【図6】 従来の圧着端子を示した斜視図である。
【図7】 従来の圧着端子における雄形タブの縦断断面
図である。
【図8】 図7の圧着端子における雄形タブと接続相手
側端子の雌形コンタクトとの装着状態を示した縦断断面
図である。
【符号の説明】 300 圧着端子 310 雄形タブ 320 圧着部 321 導体かしめ部 322 外皮かしめ部 330 ブロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E063 GA02 XA02 5E085 BB01 BB12 BB13 CC03 DD13 HH34 JJ50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続部の雄形タブの断面形状が概略
    コ字形であることを特徴とする圧着端子。
  2. 【請求項2】 前記雄形タブの概略コ字形の向きが、圧
    着される電線が嵌め込まれる圧着部の概略U字状の向き
    に対して、ほぼ90°としてあることを特徴とする請求
    項1記載の圧着端子。
  3. 【請求項3】 展開状態の金属板から、電気接続部の雄
    形タブを概略コ字形にプレス加工した後、ほぼ90°回
    転させ、電線が圧着される圧着部を概略U字状にプレス
    加工することを特徴とする圧着端子の製造方法。
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