JP2002373478A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2002373478A
JP2002373478A JP2001181912A JP2001181912A JP2002373478A JP 2002373478 A JP2002373478 A JP 2002373478A JP 2001181912 A JP2001181912 A JP 2001181912A JP 2001181912 A JP2001181912 A JP 2001181912A JP 2002373478 A JP2002373478 A JP 2002373478A
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Japan
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diameter
transparent resin
optical disk
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JP2001181912A
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Akira Nishizawa
昭 西澤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターンテーブルへのディスククラン時にディ
スク装置の高さを低く設定できる光ディスクを提供す
る。 【解決手段】 情報信号をレーザービームLによって超
高密度に記録及び/又は再生する情報信号領域部(11
c)を、厚みが厚い樹脂基板11と、厚みがごく薄い透
明樹脂シート基板12とのいずれか一方の基板側に形成
して、両基板同士を情報信号領域部を内側にして接着し
て形成した光ディスク10Aにおいて、両基板の中心部
に略同径で同心的に形成した各中心孔の径よりも大きな
内径を有し且つ情報信号領域部中のリードイン領域の径
よりも小さな外径を有してターンテーブル(32)に設
けた円環状磁石(36)に磁気吸引される円環状磁性体
14を、透明樹脂シート基板12のレーザービーム入射
面側のディスククランプ領域内に各中心孔と同心的に貼
り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号をレーザ
ービームによって超高密度に記録及び/又は再生する情
報信号領域部を、厚みが厚い樹脂基板と、厚みがごく薄
い透明樹脂シート基板とのいずれか一方の基板側に形成
して、両基板同士を情報信号領域部を内側にして接着し
た光ディスクにおいて、ターンテーブルに設けた円環状
磁石に磁気吸引される円環状磁性体を、透明樹脂シート
基板又は樹脂基板に貼り付けた光ディスクに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的に、CD(Compact Di
sc),DVD(Digital Versatile
Disc)などの光ディスクは、映像情報とか音声情
報やコンピュータデータなどの情報信号を円盤状の透明
樹脂基板上に形成した螺旋状又は同心円状のトラックに
高密度に記録及び/又は再生でき、しかも所望のトラッ
クを高速にアクセスできることから多用されている。
【0003】この種の光ディスクは、図9に示したよう
に、円盤状の透明樹脂基板の中心部に中心孔が形成さ
れ、この中心孔の外側にディスククランプ領域が形成さ
れ、更に、ディスククランプ領域の外側に情報信号領域
部が形成されている。この際、光ディスクに形成した情
報信号領域部は、記録及び/又は再生を開始するための
リードイン領域と、映像情報とか音声情報やコンピュー
タデータなどの情報信号を記録及び/又は再生するため
のデータ領域と、記録及び/又は再生を終了するための
リードアウト領域とから構成されている。
【0004】また、光ディスクをディスク装置内に回転
可能に設けたターンテーブル上に装着する場合には、光
ディスクの中心孔をターンテーブルの凹部内に圧縮バネ
により付勢されたテーパ円筒状のセンターコーンに嵌合
させ、且つ、上方からディスククランパで光ディスクを
ターンテーブル上に押圧することで、光ディスクをター
ンテーブル上にクランプしているが、ディスククランパ
をターンテーブル上の光ディスクに対して接離させるデ
ィスククランパ接離手段が必要となるため、このディス
ククランパ接離手段によってディスク装置の高さが高く
なると共に、ディスククランパ接離手段の構造も複雑化
している。
【0005】これを改善するために、ディスククランパ
を用いない光情報記録媒体及び光情報記録媒体保持機構
が特開平10−302424号公報に開示されている。
【0006】図10は従来の光情報記録媒体及び光情報
記録媒体保持機構を説明するための図である。
【0007】図10に示した従来の光情報記録媒体及び
光情報記録媒体保持機構は上記した特開平10−302
424号公報に開示されているものであり、ここでは同
号公報を参照して簡略に説明する。
【0008】図10において、従来の光情報記録媒体
(以下、光ディスクと記す)100は、円盤状の透明基
板101の中心部に半径方向の位置出しを行うための中
心孔101aが形成されている。また、透明基板101
の一方の面101b側は、対物レンズLで絞り込んだレ
ーザービームBの入射面になっていると共に、後述する
ターンテーブル112への載置面になっている。また、
透明基板101の他方の面101c側には、透明基板1
01を透過したレーザービームBが照射されることによ
り情報信号の記録及び/又は再生が行われる情報信号領
域部101dが設けられている。更に、透明基板101
の一方の面101bには、情報信号領域部101dより
も内側の領域に中心孔101aと略同心円状に凹部10
1eが設けられており、この凹部101eに強磁性体の
金属からなる円環状磁性体102が接着または溶着によ
り取り付けられている。
【0009】一方、光ディスク保持機構110は、図示
しないディスクモータにより回転されるスピンドルシャ
フト111にターンテーブル112が固着されている。
【0010】上記したターンテーブル112は、光ディ
スク100を載置するためのディスク搭載部112a上
に凹部112bが形成され、この凹部112bに円環状
磁石113が接着または溶着により取り付けられてい
る。また、ターンテーブル112の中心部にはテーパ円
筒状の突出部112cが上方に向かって突出形成されて
おり、この突出部112cに光ディスク100の透明基
板101に形成した中心孔101aが嵌合するようにな
っている。
【0011】そして、光ディスク100の透明基板10
1に形成した中心孔101aをターンテーブル112の
中心部に形成したテーパ円筒状の突出部112cに嵌合
させた時に、透明基板101の凹部101eに接着した
円環状磁性体102がターンテーブル112の凹部11
2bに接着した円環状磁石113に磁気吸引されること
によって、光ディスク100はターンテーブル112上
にクランプされる。従って、ディスククランパを用いて
いないので、ディスク装置(図示せず)の高さを低く押
さえることができ、更に、透明基板101の板厚に制限
されることなく如何なる厚みの光ディスク100に対し
てもターンテーブル112上に光ディスク100をクラ
ンプできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
した従来の光ディスク100では、透明基板101の一
方の面101b側に円環状磁性体102を取り付けるた
めの凹部101eを形成する際に透明基板101の板厚
に制限されない旨が記載されているものの、これは光デ
ィスク100をターンテーブル112上にクランプする
機能に関して言えるものであり、透明基板101を射出
成形する際に凹部101eの部位は他の部位よりも肉厚
が薄くなるためにこの凹部101eの部位で成形歪みが
生じて透明基板101が反ってしまうなどの問題が発生
する。
【0013】また、近年、光ディスクに情報信号を超高
密度に記録及び/又は再生する研究が盛んに行われてお
り、情報信号の記録容量が外径12cmの光ディスクに
おいて20ギガ以上となるような超高密度な光ディスク
が要求されている。ここでの図示を省略するものの、こ
の種の超高密度な光ディスクでは、周知のCD,DVD
などの光ディスクの場合よりも焦点距離の短い対物レン
ズを用いるために、超高密度な光ディスクの製造方法は
従来の光ディスク100とは一部異なる製造方法で形成
されるので、レーザービームの入射面側に円環状磁性体
を嵌め込むための凹部を形成すると製造上不都合が生じ
る。
【0014】また、超高密度な光ディスクを製造する際
に、仮に従来の光ディスク100と同様にレーザービー
ムの入射面側に円環状磁性体を嵌め込むための凹部を形
成した場合には、成形歪みがレーザービームの入射面側
に近い情報信号領域部に悪い影響を与えるものが考えら
れる。
【0015】更に、従来の光ディスク100を光ディス
ク保持機構110によりターンテーブル112上にクラ
ンプした際には、透明基板101側に接着した円環状磁
性体102と、ターンテーブル112に接着した円環状
磁石113とが互いに密着し合うために、光ディスク1
00のターンテーブル112へのセンタリング(芯出
し)ができない構造である。
【0016】そこで、ディスククランパを使うことな
く、超高密度な光ディスクをターンテーブル上にクラン
プする際に、上記した従来の光ディスク100とターン
テーブル112とによる磁気吸引の技術的思想を一部利
用し、超高密度な光ディスクをターンテーブル上に確実
にクランプできるような光ディスクが望まれている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、情報信号をレー
ザービームによって超高密度に記録及び/又は再生する
情報信号領域部を、厚みが厚い樹脂基板と、厚みがごく
薄い透明樹脂シート基板とのいずれか一方の基板側に形
成して、両基板同士を前記情報信号領域部を内側にして
接着すると共に、前記透明樹脂シート基板側を前記レー
ザービームの入射面側に設定し且つ回転自在なターンテ
ーブルへの載置面側に設定した光ディスクにおいて、前
記両基板の中心部に略同径で同心的に形成した各中心孔
の径よりも大きな内径を有し且つ前記情報信号領域部中
のリードイン領域の径よりも小さな外径を有して前記タ
ーンテーブルに設けた円環状磁石に磁気吸引される円環
状磁性体を、前記透明樹脂シート基板のレーザービーム
入射面側のディスククランプ領域内に各中心孔と同心的
に貼り付けたことを特徴とする光ディスクである。
【0018】また、第2の発明は、情報信号をレーザー
ビームによって超高密度に記録及び/又は再生する情報
信号領域部を、厚みが厚い樹脂基板と、厚みがごく薄い
透明樹脂シート基板とのいずれか一方の基板側に形成し
て、両基板同士を前記情報信号領域部を内側にして接着
すると共に、前記透明樹脂シート基板側を前記レーザー
ビームの入射面側に設定し且つ回転自在なターンテーブ
ルへの載置面側に設定した光ディスクにおいて、前記両
基板の中心部にそれぞれ同心的に形成した各中心孔のう
ちで前記透明樹脂シート基板の中心孔の径を前記情報信
号領域部中のリードイン領域の径よりも小径に形成する
と共に、前記樹脂基板の中心孔の径よりも大きな内径を
有し且つ前記透明樹脂シート基板の中心孔の径よりも小
さな外径を有して前記ターンテーブルに設けた円環状磁
石に磁気吸引される円環状磁性体を、前記樹脂基板のう
ちで前記透明樹脂シート基板を接着する面側のディスク
クランプ領域内に前記樹脂基板の中心孔と同心的に貼り
付けたことを特徴とする光ディスクである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る光ディスクの
一実施例を図1乃至図8を参照して、<第1実施例>,
<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係る第1実施例の光ディス
クを説明するために模式的に示した模式図、図2は本発
明に係る第1実施例の光ディスクにおいて、樹脂基板に
形成した情報信号領域部を説明するために模式的に示し
た模式図であり、(a)は再生専用の情報信号領域部を
示し、(b)は記録再生用の情報信号領域部を示した
図、図3は光ディスク生産時に用いるディスクストッカ
ーを説明するために模式的に示した模式図、図4は図1
に示した円環状磁性体を説明するための図であり、
(a)は円環状磁性体を製造する前の準備段階を示し、
(b)は打ち抜きした円環状磁性体を示した図である。
【0021】図1に示した如く、本発明に係る第1実施
例の光ディスク10Aでは、樹脂基板11が樹脂材を用
いて射出成形金型により円盤状に形成されている。この
樹脂基板11は、厚みが厚く0.5mmに設定され、且
つ、中心部に形成した中心孔11aの径が9mmに設定
され、更に、外径が50.8mmに設定されている。
【0022】また、樹脂基板11の一方の面11b上に
は、映像情報とか音声情報やコンピュータデータなどの
情報信号を3ギガ以上の記録容量で超高密度に記録及び
/又は再生可能な情報信号領域部11cが形成されてい
る。
【0023】ここで、樹脂基板11の一方の面11b上
に形成した情報信号領域部11cは、再生専用として形
成する場合と、記録再生用として形成する場合とでは製
造方法が異なっている。
【0024】即ち、情報信号領域部11cを再生専用と
して形成する場合に、図2(a)に示した如く、情報信
号領域部11cは、樹脂基板11の一方の面11b上に
射出成形金型に取り付けたスタンパ(図示せず)によっ
て凹凸状のピット列による情報トラックがトラックピッ
チ0.32μmで螺旋状又は同心円状に予め形成され、
このピット列上にアルミニウム又は金などにより金属反
射膜11c1が膜付けされて再生専用として形成されて
いる。
【0025】一方、情報信号領域部11cを記録再生用
として形成する場合に、図2(b)に示した如く、情報
信号領域部11cは、樹脂基板11の一方の面11b上
に射出成形金型に取り付けたスタンパ(図示せず)によ
って凹凸状のグルーブ(溝)とランドとを組みにしたト
ラックが螺旋状又は同心円状に予め形成されており、こ
のグルーブ及びランド上にアルミニウム又は金などによ
り金属反射膜11c1が膜付けされ、更に、金属反射膜
11c1上に記録膜11c2が膜付けされることで記録
再生用として形成されている。この際、記録膜11c2
は、誘電体膜11c21と、相変化材料膜11c22
と、誘電体膜11c22とが積層されて成膜されてい
る。
【0026】尚、ISOの定義では、記録再生用の対物
レンズLに近い方をグルーブと呼称している。
【0027】ここで、情報信号領域部11cに形成した
グルーブ(溝)とランドとの両方に情報信号をそれぞれ
記録する記録型ランドグルーブ方式によれば、グルーブ
(溝)の幅及びランドの幅が共に0.32μmに設定さ
れているので、トラックピッチは0.64μmになって
いる。
【0028】また、情報信号領域部11cに形成したグ
ルーブ(溝)とランドのうちでグルーブ(溝)のみに情
報信号を記録する記録型グルーブ方式によれば、グルー
ブ(溝)の幅及びランドの幅が共に0.16μmに設定
されているので、トラックピッチは0.32μmになっ
ている。
【0029】図1に戻り、樹脂基板11の情報信号領域
部11cに形成した情報トラックの記録開始径は直径2
8mm、記録終了径は49mmに設定されているので、
記録及び/又は再生を開始するためのリードイン領域は
直径28mm近傍であり、記録及び/又は再生を終了す
るためのリードアウト領域は直径49mm近傍であり、
リードイン領域とリードアウト領域との間がデータ領域
となっている。
【0030】また、樹脂基板11の一方の面11bと対
向する他方の面11dは、平坦に形成されている。
【0031】一方、厚みが0.5mmに設定された樹脂
基板11よりも厚みがごく薄く略90μm〜190μm
程度に設定されたシート状の透明樹脂シート基板12を
予め用意している。この透明樹脂シート基板12は、中
心部に形成した中心孔12aの径が樹脂基板11の中心
孔11aの径9mmに対してごく僅かに大きな径9.5
mmに設定され、外径が樹脂基板11の外径50.8m
mに対してごく僅かに小さな径50.6mmに設定され
ている。
【0032】そして、樹脂基板11の一方の面11bに
情報信号領域部11cを成膜により形成した後、この樹
脂基板11を回転自在なスピンナー(図示せず)上に装
着し、情報信号領域部11cを形成した一方の面11b
上に紫外線硬化樹脂を滴下して、更に樹脂基板11の一
方の面11b上に厚みが略90μm〜190μm程度の
透明樹脂シート基板12を載せ、スピンナーを回転さ
せ、紫外線硬化樹脂を延伸しながら、樹脂基板11の一
方の面11b上に紫外線硬化樹脂を介して透明樹脂シー
ト基板12を密着させた後に、紫外線を照射して紫外線
硬化樹脂を硬化させることで、樹脂基板11の一方の面
11b上に紫外線硬化樹脂層13を介して透明樹脂シー
ト基板12を接着している。従って、樹脂基板11と透
明樹脂シート基板12とを接着した時には、情報信号領
域部11cは両基板11,12の間で両基板11,12
の内側に位置している。
【0033】ここで、樹脂基板11と透明樹脂シート基
板12とを情報信号領域部11cを内側にして接着した
時に、透明樹脂シート基板12のうちで情報信号領域部
11cと対向する面12bは、焦点距離が短い対物レン
ズLから照射されるレーザービームBの入射面側に設定
され、且つ、後述する回転自在なターンテーブル32
(図8)への載置面側に設定されている。
【0034】次に、樹脂基板11と透明樹脂シート基板
12とを情報信号領域部11cを内側にして接着した
後、本発明の要部となる円環状磁性体14を、透明樹脂
シート基板12のうちで情報信号領域部11cと対向す
る面12b側のディスククランプ領域内に樹脂基板11
の中心孔11a及び透明樹脂シート基板12の中心孔1
2aと同心的に貼り付けている。この際、透明樹脂シー
ト基板12のうちで情報信号領域部11cと対向する面
12b側のディスククランプ領域は、透明樹脂シート基
板12の中心孔12aより外周側で且つ情報信号領域部
11c中のリードイン領域の径よりも内周側の領域であ
る。
【0035】そして、透明樹脂シート基板12の面12
bに接着した円環状磁性体14は、後述するようにター
ンテーブル32(図8)に設けた円環状磁石36(図
8)に磁気吸引されるようになっている。
【0036】上記した円環状磁性体14は、鉄、ニッケ
ルなどの磁性体が適しており、自ら磁化をし磁石となる
強磁性体であっても良く、又は、自らは磁石とならない
軟磁性体であっても良い。
【0037】また、円環状磁性体14は、樹脂基板11
の中心孔11aの径及び透明樹脂シート基板12の中心
孔12aの径よりも大きな内径を有し且つ前記した情報
信号領域部11c中のリードイン領域の径よりも小さな
外径を有している。更に、円環状磁性体14の厚みは、
0.2mm以下で60μm以上が適切である。
【0038】ここで、円環状磁性体14の厚みを60μ
m以上に設定する理由は、上記のように円環状磁性体1
4の内径及び外径を設定した時に、十分な強度があり、
加工時に十分な平面性が得られるためには、50μm以
上の厚みが必要であるからである。
【0039】一方、円環状磁性体14の厚みを0.2m
m以下に設定する理由は、成形された光ディスクを一旦
蓄積して、工場スペースを有効に利用するために、図3
に示したようなディスクストッカーDSなるものが通常
用いられている。このディスクストッカーDSは、成形
された光ディスクDの中心孔をベース台Bに植設したス
トックピンSPに挿入し積み重ねて保管するものであ
る。この際、光ディスク基板上にスペーサーリングSR
と呼ばれる突起を作成しておくことが一般的に行われて
いる。このスペーサーリングSRは光ディスクの成形に
より形成されているが、スペーサーリングSRの高さが
高くなると、成形時に金型内の樹脂流動が変化してしま
い情報信号領域部の転写性に悪影響を与えてしまうこと
になり好ましくない。また、スペーサーリングSRの高
さがあまりにも低くなると、光ディスクDを積み上げた
ときに、光ディスク基板の反りにより、上下の光ディス
クDが接触することになり好ましくない。これらのこと
から現在スペーサーリングSRの高さは0.2mm程度
となっている。従って、円環状磁性体14の厚みは、こ
のスペーサーリングSRの高さ以下としておくと都合が
良い。
【0040】この第1実施例では、上記した円環状磁性
体14を予め形成するに当たって、図4(a)に示した
如く、長尺な搬送用テープT上に両面テープなどによる
粘着材Rを用いて厚みが0.15mmのニッケル板Ni
を搬送用テープTに沿って貼り付け、更に、そのニッケ
ル板Ni上に、カーテンコーター(図示せず)を用いて
厚み10μmに接着剤Sを塗布したものを予め用意して
おき、この後、図4(b)に示した如く、搬送用テープ
Tを順送しながらプレス金型(図示せず)を用いて内径
10mm、外径14mmにニッケル板Niを打ち抜き、
搬送用テープT上から不必要な部位を取り除くと、搬送
用テープT上に貼り付け前の円環状磁性体(=ニッケル
板Ni)14が得られる。
【0041】そして、円環状磁性体貼り付け機(図示せ
ず)により前述したように透明樹脂シート基板12のう
ちで情報信号領域部と対向する面12b側のディスクク
ランプ領域内に円環状磁性体14を接着剤Sを介して貼
り付けている。この際、樹脂基板11の中心孔11a及
び透明樹脂シート基板12の中心孔12aに対する円環
状磁性体14の同軸度は10μmと良好であり、且つ、
円環状磁性体14の平坦度は10μm、円環状磁性体1
4と樹脂基板11の他方の面11dとの表面同士の平行
度は15μmと良好であった。
【0042】尚、上記した第1実施例では、樹脂基板1
1の一方の面11bに、射出成形金型に取り付けたスタ
ンパ(図示せず)により再生用のピット列、又は、記録
再生用のグルーブ及びランドを予め形成しているが、こ
れとは異なって、厚みが略0.1mmの透明樹脂シート
基板12上に再生用のピット列、又は、記録再生用のグ
ルーブ及びランドを予め形成する方法でも良い。
【0043】この場合には、図示を省略するものの、周
知のフォトポリマー成形法(2P法)や圧縮成形法など
を用いて、厚みが略0.1mmの透明樹脂シート基板1
2上に紫外線によって硬化する透明樹脂を充填してこの
上からスタンパ(図示せず)を当てて、透明樹脂シート
基板12側から紫外線を照射することで、再生用のピッ
ト列、又は、記録再生用のグルーブ及びランドを予め形
成している。
【0044】この後、再生専用の場合には再生用のピッ
ト列上に金属反射膜を膜付けして再生用の情報信号領域
部を形成し、一方、記録再生用の場合には記録再生用の
グルーブ及びランド上に記録膜、金属反射膜を順に膜付
けして記録再生用の情報信号領域部を形成している。
【0045】そして、透明樹脂シート基板12上に情報
信号領域部を形成した後に、予め用意しておいた0.5
mm厚みのダミー樹脂基板と透明樹脂シート基板12と
を紫外線硬化樹脂により接着すれば、上記した第1実施
例の光ディスク10Aと略同等の光ディスクが得られる
ために、この方法で製造した光ディスクの透明樹脂シー
ト基板12に円環状磁性体14を貼り付ければ良い。
【0046】従って、第1実施例では、情報信号をレー
ザービームBによって超高密度に記録及び/又は再生す
る情報信号領域部(11c)を、厚みが厚い樹脂基板1
1と、厚みがごく薄い透明樹脂シート基板12とのいず
れか一方の基板側に形成して、両基板11,12同士を
情報信号領域部(11c)を内側にして接着した光ディ
スク10Aであれば良いものである。
【0047】尚、上記した第1実施例では、光ディスク
10Aの樹脂基板11の外径を50.8mm、中心孔1
1aの径を9mmにそれぞれ設定することで、小型であ
っても情報信号の記録容量が3ギガ以上と大容量となる
ためにディジタルビデオカメラ(図示せず)などに内蔵
して、情報信号をレーザービームBにより超高密度に記
録及び/又は再生が可能となるものの、これに限ること
なく、周知のCD,DVDと同様に、樹脂基板の外径を
12cm、中心孔の径を15mmに設定した場合には情
報信号の記録容量が20ギガ以上となって、CD,DV
Dと共用のディスク装置(図示せず)を用いて情報信号
をレーザービームBにより超高密度に記録及び/又は再
生が可能となるものである。この際、樹脂基板の外径を
12cm、中心孔の径を15mmに設定した場合には、
中心孔の径に対応して円環状磁性体14の内径及び外径
を上記した条件に基づいてそれぞれ設定すれば良い。
【0048】<第2実施例>図5は本発明に係る第2実
施例の光ディスクを説明するために模式的に示した模式
図である。
【0049】図5に示した第2実施例の光ディスク10
Bは、先に説明した第1実施例の光ディスク10Aの構
成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便
宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付
し、ここでは第1実施例と異なる点を中心に説明する。
【0050】図5に示した如く、第2実施例の光ディス
ク10Bでは、厚み0.5mmの樹脂基板11の一方の
面11b上に情報信号領域部11cが形成され、且つ、
厚みが0.5mmの樹脂基板11と厚みが略0.1mm
の透明樹脂シート基板12とを情報信号領域部11cを
内側にして接着している点は第1実施例と同じである。
【0051】ここで、第1実施例と異なる点は、本発明
の要部となる円環状磁性体14を、樹脂基板11のうち
で透明樹脂シート基板12を接着する面11b側のディ
スククランプ領域内に樹脂基板11の中心孔11aと同
心的に貼り付けている。この際、樹脂基板11のディス
ククランプ領域は、ターンテーブル32(図8)への実
質的なディスククランプ領域ではないものの、寸法上で
は樹脂基板11の中心孔11aより外周側で且つ情報信
号領域部11c中のリードイン領域の径よりも内周側の
領域である。
【0052】また、円環状磁性体14を樹脂基板11に
貼り付けるために、透明樹脂シート基板12の中心孔1
2aの径は、情報信号領域部11c中のリードイン領域
の径よりも小径に形成されている。これに伴って、円環
状磁性体14は、樹脂基板11の中心孔11aの径より
も大きな内径を有し、且つ、透明樹脂シート基板12の
中心孔12aの径よりも小さな外径を有している。
【0053】この際、透明樹脂シート基板12の大きさ
により、ターンテーブル32(図8)への載置面が透明
樹脂シート基板12又は円環状磁性体14のいずれかに
なる。
【0054】尚、この第2実施例でも第1実施例で説明
したと同様に、周知のフォトポリマー成形法(2P法)
や圧縮成形法などを用いて、厚みが略0.1mmの透明
樹脂シート基板12上に情報信号領域部を形成し、透明
樹脂シート基板12と0.5mm厚みのダミー樹脂基板
とを紫外線硬化樹脂により接着する方法も可能であり、
この方法で製造した光ディスクのダミー樹脂基板に円環
状磁性体14を貼り付ければ良い。
【0055】次に、上記した第1,第2実施例の光ディ
スク10A,10Bでは、厚みが0.5mmの樹脂基板
11(又は、厚みが0.5mmのダミー基板)と厚みが
略0.1mmの透明樹脂シート基板12とを接着した時
に合計の厚みが略0.6mmとなるが、樹脂基板11の
外径が50.8mmに設定されているので強度的には支
障がなく、このまま使用しても何等の支障もなく、この
ままの状態で片面型として使用でき、また、2枚の光デ
ィスク10A又は2枚の光ディスク10Bを用いて情報
信号領域部11c,11c側がそれぞれれ外側となるよ
うに樹脂基板11,11の他方の面11d,11d同士
を貼り合わせれば両面型として使用できる。
【0056】更に、第1,第2実施例の技術的思想を適
用して光ディスクの外径を12cmに形成した場合に
は、厚みが略0.6mmでは強度上に問題があるため
に、図6(a),(b)及び図7(a),(b)に示し
たように補強を兼ねて厚みが略1.2mmになるように
基板を貼り合せて、貼り合せ光ディスク20A,20
B,20C,20Dの状態で使用すると、良好な強度が
得られる。
【0057】尚、以下の記載において、基板の外径を1
2cmに設定した場合を示した図6(a),(b)及び
図7(a),(b)中では、説明の都合上、基板の外径
を50.8mmに形成した場合と同じ符号を用いて説明
するが、基板の外径を50.8mmに設定した場合でも
勿論適用可能である。
【0058】図6は第1実施例の光ディスクを用いて、
貼り合せ光ディスクを製造した状態を示した図であり、
(a)は片面型貼り合せ光ディスクを示し、(b)は両
面型貼り合せ光ディスクを示した図、図7は第2実施例
の光ディスクを用いて、貼り合せ光ディスクを製造した
状態を示した図であり、(a)は片面型貼り合せ光ディ
スクを示し、(b)は両面型貼り合せ光ディスクを示し
た図である。
【0059】まず、図6(a)に示した片面型貼り合せ
光ディスク20Aは、厚みが0.5mmの樹脂基板11
と厚みが略0.1mmの透明樹脂シート基板12とを接
着し、且つ、透明樹脂シート基板12に円環状磁性体1
4を貼り付けた第1実施例を適用した光ディスク10A
と、厚みが0.6mmの補強用樹脂基板21とを貼り合
せて、合計の厚みを略1.2mmにしたものである。こ
の際、樹脂基板11の中心孔11aと補強用樹脂基板2
1の中心孔21aとを合せて、樹脂基板11の他方の面
11d上に情報信号領域部を持たない補強用樹脂基板2
1を貼り合せているので、片面からのみ記録及び/又は
再生可能な片面型である。
【0060】尚、ディスク製造工程の都合により、補強
用樹脂基板21を用いずに樹脂基板(11)の厚みを
1.1mmにして、この樹脂基板(11)に厚みが略
0.1mmの透明樹脂シート基板12を貼り付ける方法
も可能である。
【0061】次に、図6(b)に示した両面型貼り合せ
光ディスク20Bは、第1実施例を適用した光ディスク
10Aを2枚用意し、2枚の樹脂基板11,11の中心
孔11a,11a同士を合せ、且つ、両樹脂基板11,
11の情報信号領域部11cが形成されていない他方の
面11d,11d同士を貼り合せて、合計の厚みを略
1.2mmにしたものであるので、両面から記録及び/
又は再生可能な両面型である。
【0062】次に、図7(a)に示した片面型貼り合せ
光ディスク20Cは、厚みが0.5mmの樹脂基板11
と厚みが略0.1mmの透明樹脂シート基板12とを接
着し、且つ、樹脂基板11に円環状磁性体14を貼り付
けて第2実施例を適用した光ディスク10Bと、厚みが
0.6mmの補強用樹脂基板21とを貼り合せて、合計
の厚みを略1.2mmにしたものである。
【0063】次に、図7(b)に示した両面型貼り合せ
光ディスク20Dは、第2実施例を適用した光ディスク
10Bを2枚用意し、2枚の樹脂基板11,11の他方
の面11d,11d同士を貼り合せて、合計の厚みを略
1.2mmにしたものである。
【0064】次に、上記した貼り合せ光ディスク20A
〜20Dのいずれかをターンテーブル上にクランプする
際のディスク保持機構について、図8(a),(b)を
用いて説明する。
【0065】図8(a),(b)は本発明を適用した貼
り合せ光ディスクをターンテーブル上でクランプする状
態を説明するための図である。
【0066】尚、図8(a),(b)中では、例えば両
面型貼り合せ光ディスク20Bを用いた場合を示してい
るが、他の貼り合せ光ディスク20A,20C,20D
又はで貼り合せをしない場合の第1,第2実施例の光デ
ィスク10A,10Bでも同様に適用可能である。
【0067】まず、図8(a)に示した如く、ディスク
保持機構30Aは、両面型貼り合せ光ディスク20Bの
透明樹脂シート基板12に貼り付けた円環状磁性体14
の外径が、下記するターンテーブル32のディスク載置
面32aの内周径より小さい場合を示している。ここで
は、ターンテーブル32のディスク載置面32aの外径
が、前記した情報信号領域部11c中のリードイン領域
の径よりも小さく設定されており、且つ、両面型貼り合
せ光ディスク20Bの径方向に移動自在な対物レンズL
に支障のない径に設定されている。
【0068】上記したディスク保持機構30Aでは、図
示しないディスクモータにより回転されるスピンドルシ
ャフト31にターンテーブル32が固着されている。
【0069】上記したターンテーブル32は、両面型貼
り合せ光ディスク20Bを載置するための円環状のディ
スク載置面32a側に凹部32bが形成されており、こ
の凹部32b内に圧縮バネ33によって上方に付勢され
たテーパ円筒状のセンターコーン34がスピンドルシャ
フト31に沿って上下動自在に取り付けられている。こ
の際、両面型貼り合せ光ディスク20Bの樹脂基板11
の中心孔11aの径のバラツキに対応して、センターコ
ーン34は外周にテーパ円筒面34aが形成されてい
る。また、センターコーン34の上面側に形成した凹部
34b内には、センターコーン34の上方への移動を規
制するための止め輪35がスピンドルシャフト31に嵌
められている。
【0070】また、ターンテーブル32の凹部32b内
には、センターコーン34より外周側に円環状磁石36
が固着されている。この際、円環状磁石36の大きさ
は、両面型貼り合せ光ディスク20Bの透明樹脂シート
基板12に貼り付けた円環状磁性体14の大きさと略同
じ大きさに設定されている。
【0071】そして、両面型貼り合せ光ディスク20B
をターンテーブル32のディスク載置面32aに載置す
ると、面型貼り合せ光ディスク20Bの透明樹脂シート
基板12に貼り付けた円環状磁性体14と、ターンテー
ブル32の凹部32b内に固着した円環状磁石36とは
互いに対向して僅かな隙間を隔てているので、円環状磁
性体14は非接触で円環状磁石36側に磁気吸引される
ので、面型貼り合せ光ディスク20Bがターンテーブル
32のセンターコーン34によってセンタリングされて
ターンテーブル32上に確実にクランプされる。
【0072】次に、図8(b)に示した如く、ディスク
保持機構30Bは、両面型貼り合せ光ディスク20Bの
透明樹脂シート基板12に貼り付けた円環状磁性体14
の内径が、ターンテーブル32のディスク載置面32a
の外周径より大きい場合を示している。ここでは、円環
状磁性体14の外径が、前記した情報信号領域部11c
中のリードイン領域の径よりも小さく設定されており、
且つ、両面型貼り合せ光ディスク20Bの径方向に移動
自在な対物レンズLに支障のない径に設定されている。
【0073】上記したディスク保持機構30Bでは、タ
ーンテーブル32のディスク載置面32aより外周側に
フランジ部32cが円環状に形成されており、このフラ
ンジ部32c上に円環状磁石36が取り付けられている
ものである。上記したターンテーブル32の外径及び円
環状磁石36外径は、透明樹脂シート基板12に貼り付
けた円環状磁性体14の外径と略同じで、前記した情報
信号領域部11c中のリードイン領域の径よりも小さく
設定されており、且つ、両面型貼り合せ光ディスク20
Bの径方向に移動自在な対物レンズLに支障のない径に
設定されている。
【0074】そして、両面型貼り合せ光ディスク20B
をターンテーブル32のディスク載置面32aに載置す
ると、面型貼り合せ光ディスク20Bの透明樹脂シート
基板12に貼り付けた円環状磁性体14と、ターンテー
ブル32のフランジ部32d上に固着した円環状磁石3
6とは互いに対向して僅かな隙間を隔てているので、円
環状磁性体14は非接触で円環状磁石36側に磁気吸引
されるので、面型貼り合せ光ディスク20Bがターンテ
ーブル32のセンターコーン34によってセンタリング
されてターンテーブル32上に確実にクランプされる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る光ディスクに
よると、情報信号をレーザービームによって超高密度に
記録及び/又は再生する情報信号領域部を、厚みが厚い
樹脂基板と、厚みがごく薄い透明樹脂シート基板とのい
ずれか一方の基板側に形成して、両基板同士を情報信号
領域部を内側にして接着して光ディスクを形成した際
に、ターンテーブルに設けた円環状磁石に磁気吸引され
る円環状磁性体を、従来のように透明基板に形成した凹
部に取り付けることなく、レーザービームが入射する側
の透明樹脂シート基板又は樹脂基板に貼り付けているの
で、成形歪みが無い状態で情報信号領域部を形成でき、
且つ、テーンテーブル上に確実にクランプできると共
に、ディスク装置の高さを低く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の光ディスクを説明す
るために模式的に示した模式図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の光ディスクにおい
て、樹脂基板に形成した情報信号領域部を説明するため
に模式的に示した模式図であり、(a)は再生専用の情
報信号領域部を示し、(b)は記録再生用の情報信号領
域部を示した図である。
【図3】光ディスク生産時に用いるディスクストッカー
を説明するために模式的に示した模式図である。
【図4】図1に示した円環状磁性体を説明するための図
であり、(a)は円環状磁性体を製造する前の準備段階
を示し、(b)は打ち抜きした円環状磁性体を示した図
である。
【図5】本発明に係る第2実施例の光ディスクを説明す
るために模式的に示した模式図である。
【図6】第1実施例の光ディスクを用いて、貼り合せ光
ディスクを製造した状態を示した図であり、(a)は片
面型貼り合せ光ディスクを示し、(b)は両面型貼り合
せ光ディスクを示した図である。
【図7】第2実施例の光ディスクを用いて、貼り合せ光
ディスクを製造した状態を示した図であり、(a)は片
面型貼り合せ光ディスクを示し、(b)は両面型貼り合
せ光ディスクを示した図である。
【図8】本発明を適用した貼り合せ光ディスクをターン
テーブル上でクランプする状態を説明するための図であ
る。
【図9】一般的な光ディスクを示した平面図である。
【図10】従来の光情報記録媒体及び光情報記録媒体保
持機構を説明するための図である。
【符号の説明】
10A…第1実施例の光ディスク、10B…第2実施例
の光ディスク、11…樹脂基板、11a…中心孔、11
b…一方の面、11c…情報信号領域部、11d…他方
の面、12…透明樹脂シート基板、12a…中心孔、1
3…紫外線硬化樹脂層、14…円環状磁性体、20A〜
20D…貼り合せ光ディスク、30A,30B…光ディ
スク保持機構、31…スピンドルシャフト、32…ター
ンテーブル、32a…ディスク載置面、33…圧縮バ
ネ、34…テーパ円筒状のセンターコーン、36…円環
状磁石、L…対物レンズ、B…レーザービーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号をレーザービームによって超高
    密度に記録及び/又は再生する情報信号領域部を、厚み
    が厚い樹脂基板と、厚みがごく薄い透明樹脂シート基板
    とのいずれか一方の基板側に形成して、両基板同士を前
    記情報信号領域部を内側にして接着すると共に、前記透
    明樹脂シート基板側を前記レーザービームの入射面側に
    設定し且つ回転自在なターンテーブルへの載置面側に設
    定した光ディスクにおいて、 前記両基板の中心部に略同径で同心的に形成した各中心
    孔の径よりも大きな内径を有し且つ前記情報信号領域部
    中のリードイン領域の径よりも小さな外径を有して前記
    ターンテーブルに設けた円環状磁石に磁気吸引される円
    環状磁性体を、前記透明樹脂シート基板のレーザービー
    ム入射面側のディスククランプ領域内に各中心孔と同心
    的に貼り付けたことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 情報信号をレーザービームによって超高
    密度に記録及び/又は再生する情報信号領域部を、厚み
    が厚い樹脂基板と、厚みがごく薄い透明樹脂シート基板
    とのいずれか一方の基板側に形成して、両基板同士を前
    記情報信号領域部を内側にして接着すると共に、前記透
    明樹脂シート基板側を前記レーザービームの入射面側に
    設定し且つ回転自在なターンテーブルへの載置面側に設
    定した光ディスクにおいて、 前記両基板の中心部にそれぞれ同心的に形成した各中心
    孔のうちで前記透明樹脂シート基板の中心孔の径を前記
    情報信号領域部中のリードイン領域の径よりも小径に形
    成すると共に、前記樹脂基板の中心孔の径よりも大きな
    内径を有し且つ前記透明樹脂シート基板の中心孔の径よ
    りも小さな外径を有して前記ターンテーブルに設けた円
    環状磁石に磁気吸引される円環状磁性体を、前記樹脂基
    板のうちで前記透明樹脂シート基板を接着する面側のデ
    ィスククランプ領域内に前記樹脂基板の中心孔と同心的
    に貼り付けたことを特徴とする光ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066385A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Tdk Corp 光記録媒体の製造方法、製造装置及び光記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007066385A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Tdk Corp 光記録媒体の製造方法、製造装置及び光記録媒体
JP4561539B2 (ja) * 2005-08-30 2010-10-13 Tdk株式会社 光記録媒体の製造方法、製造装置及び光記録媒体

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