JP2002373134A - コンテンツダウンロード装置、コンテンツダウンロードプログラムおよびコンテンツダウンロード方法 - Google Patents

コンテンツダウンロード装置、コンテンツダウンロードプログラムおよびコンテンツダウンロード方法

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JP2002373134A
JP2002373134A JP2001178770A JP2001178770A JP2002373134A JP 2002373134 A JP2002373134 A JP 2002373134A JP 2001178770 A JP2001178770 A JP 2001178770A JP 2001178770 A JP2001178770 A JP 2001178770A JP 2002373134 A JP2002373134 A JP 2002373134A
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Shunji Sugaya
俊二 菅谷
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告効果を高めることができるコンテンツダ
ウンロード装置を提供する。 【解決手段】 コンテンツダウンロード装置は、コンテ
ンツファイルのダウンロードを開始し、広告ファイルの
挿入位置を検知したときには、ダウンロードを中断し、
広告サーバから広告ファイルをダウンロードし、コンテ
ンツファイルの最後に結合する(ステップ105)。続
いて、コンテンツダウンロードプログラムは中断してい
たコンテンツファイルのダウンロードを再開する(ステ
ップ106)このように、ダウンロードされたファイル
には広告データが埋め込まれる。ユーザがこのファイル
を再生すると、挿入された広告が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツファイ
ルをダウンロードするときに広告をファイルの中に埋め
込むコンテンツダウンロード装置、コンテンツダウンロ
ードプログラムおよびコンテンツダウンロード方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネツトの普及により、公
衆通信回線を含む各種ネットワークに接続されたパーソ
ナルコンピユータなどの端末装置を介してWWW(Worl
d WideWeb)上のハイパーテキスト情報であるホームペ
ージを閲覧することが行われており、このようなホーム
ページにおいては、バナー(banner)広告が一般的に用
いられている。
【0003】通常、バナー広告にはリンクが張られてお
り、バナー広告を表示している端末装置のユーザが当該
バナー広告をクリックすることにより、別のページにジ
ャンプしてジャンプ先の広告内容を表示することとなっ
ている。
【0004】一方、近年のインターネットの普及によ
り、MP3などのファイルフォーマットの音楽コンテン
ツがネットワークを通じて配信可能となっている。ま
た、コンピュータ周辺機器の発達により、配信された音
楽コンテンツをCD−Rなどの記録媒体に記録すること
が可能となっている。このような音楽コンテンツは半永
久的に繰り返して複製・記録可能である。通常、このよ
うな音楽コンテンツは個人で楽しむことを前提として複
製され、また記録されるべきものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバナー広告
においては、ユーザが当該バナー広告を選択してクリッ
クするまでは、リンク先のページにジャンプすることは
なく、従って、バナー広告を設けるだけでは広告の配信
回数も増加せず、広告主の望む広告効果が上がるとは限
らないという課題かあった。
【0006】一方、著作権法では、音楽著作権料を受け
る権利を実演家及びレコード製作者等の著作者に認めて
いるが、音楽コンテンツが無料で流通すると、著作権者
が著作権料を受け取る機会が奪われてしまうという課題
があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、広告効果を高めることができ
るコンテンツダウンロード装置、コンテンツダウンロー
ドプログラムおよびコンテンツダウンロード方法を提供
することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、著作権者が著作権
料を回収する機会を与えることができるコンテンツダウ
ンロード装置、コンテンツダウンロードプログラムおよ
びコンテンツダウンロード方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第1の発明は、コンテンツファイルをダウンロー
ドするコンテンツダウンロード装置であって、コンテン
ツファイルをダウンロードするダウンロード部と、コン
テンツファイル中に広告データを埋め込む広告データ埋
め込み部とからなることを特徴とする。この第1の発明
によれば、ダウンロードされたコンテンツファイルには
広告データが挿入されており、分離することはできな
い。
【0010】第2の発明は、前記広告データ埋め込み部
はダウンロードしているコンテンツファイル中の所定の
データ挿入位置を検知し、そのデータ挿入位置に広告デ
ータをダウンロード中のコンテンツファイルに結合す
る。
【0011】第3の発明は、ダウンロードしたコンテン
ツファイルを自己実行形式として生成する自己実行形式
ファイル生成部を備える。自己実行形式のファイルを生
成することにより、このファイル単独でコンテンツを再
生することができる。また、アンケート機能、オンライ
ンショッピング機能など多様な機能を付与することが可
能になる。
【0012】第4の発明では、前記自己実行形式ファイ
ル生成部が一定の条件を満たさない場合コンテンツの再
生を停止する機能を前記自己実行形式のファイルに付与
する。例えば、アンケートに回答しなかった場合や広告
を最後まで視聴しなかった場合には、コンテンツの再生
を停止する。
【0013】第5の発明においては、前記ダウンロード
部がダウンロードするコンテンツファイルは音楽、画
像、ゲーム、動画及び電子出版物のデータの少なくとも
いずれか一つを含むコンテンツである。
【0014】第6の発明では、個人情報に基づいて挿入
すべき広告データを選択する広告選択部が設けられてい
る。個人情報は、氏名、年齢、性別、住所、職業、家族
構成、ユーザ使用しているハードウェア環境等を任意に
組合わせてなる個人の属性を示す情報である。例えば、
このコンテンツの作品に対する需要者の年齢や嗜好に応
じた広告ファイルが選択される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 [第1の実施の形態]図1において、本発明に係る広告
報知システムは、ユーザ側機器10と、広告サーバ11
と、コンテンツサーバ12と、ファイルインデックスサ
ーバ13と、ログ管理サーバ14とから構成されてい
る。ユーザ側機器10と、広告サーバ11と、ファイル
インデックスサーバ13と、ログ管理サーバ14とはネ
ットワーク20を通じて接続されている。
【0016】ユーザ側機器10は、CPU21と、記憶
部22と、ディスプレイ23と、スピーカ24とから構
成されている。ユーザ側機器10とは、例えばパーソナ
ルコンピュータ、携帯電話、ネットワーク機能を備えた
音楽又は動画再生装置(ラジカセ、ビデオプレーヤ)、
PDA、販売店に設置されたネットワーク端末、ネット
ワークに接続された家庭電化製品、カーナビゲーション
等を含む。ユーザ側機器10の記憶部22にはコンテン
ツダウンロードプログラムが格納されている。このコン
テンツダウンロードプログラムはコンテンツをコンテン
ツサーバ12からユーザ側機器10にダウンロードする
ものである。
【0017】コンテンツサーバ12はにコンテンツファ
イル、例えば、動画データ、音楽データ等が格納されて
いる。動画データは例えばMPEG、音楽データは例え
ばmp3のフォーマットで記録されている。なお、コン
テンツファイルは、音楽、画像、ゲーム、動画および電
子出版のデータの少なくともいずれか一つを含んでいる
ものをいう。
【0018】広告サーバ11には広告ファイルが格納さ
れている。広告ファイルとはユーザに報知すべき広告の
内容を記録したものである。広告ファイルは複数格納さ
れており、後述するように、このうち報知すべき広告フ
ァイルが選択されるようになっている。
【0019】ファイルインデックスサーバ13は、各コ
ンテンツファイルのデータのどの位置に広告を挿入する
かを示すインデックス情報を格納している。また、ログ
管理サーバ14はダウンロードされたコンテンツやダウ
ンロードされた広告ファイルに関する履歴を記録してい
る。
【0020】以上のように構成された広告報知システム
において、ユーザがコンテンツダウンロードプログラム
によりユーザ側機器10にコンテンツをダウンロードす
る手順について図2を参照して説明する。なお、本実施
の形態の説明では、ムービーデータをダウンロードする
場合について説明する。
【0021】ユーザがユーザ側機器10をネットワーク
20に接続する。続いて、ユーザはユーザ側機器10の
記憶部22に格納されたコンテンツダウンロードプログ
ラムをCPU21により実行し、コンテンツサーバ12
に格納されている動画データのファイル名を入力する。
コンテンツダウンロードプログラムは入力されたコンテ
ンツファイルのファイル名を取得する(ステップ10
1)。
【0022】続いて、コンテンツダウンロードプログラ
ムはファイルインデックスサーバ13にアクセスし、入
力されたコンテンツファイルに対応するインデックス情
報を取得する(ステップ102)。このインデックス情
報はユーザ側機器10の記憶部22に格納される。
【0023】続いて、コンテンツダウンロードプログラ
ムはコンテンツサーバ12からコンテンツファイルダウ
ンロードを開始する(ステップ103)。このとき、コ
ンテンツファイルの先頭から順次ダウンロードを行って
いく。
【0024】コンテンツダウンロードプログラムは、コ
ンテンツファイルのデータのどの位置に広告を挿入する
かを示すインデックス情報に基づいて、ダウンロードし
ているコンテンツファイルのデータ中の広告ファイルの
挿入位置がきたかどうか判定する(ステップ104)。
広告ファイルの挿入位置ではないときには、ダウンロー
ドを継続する。
【0025】一方、広告ファイルの挿入位置であるとき
には、コンテンツダウンロードプログラムはコンテンツ
ファイルのダウンロードを中断し、広告サーバ11から
広告ファイルをダウンロードし、コンテンツファイルの
最後に結合する(ステップ105)。広告サーバ11に
は複数の広告ファイルが格納されているが、ダウンロー
ドされるコンテンツに応じて広告ファイルが選択され
る。続いて、コンテンツダウンロードプログラムは中断
していたコンテンツファイルのダウンロードを再開する
(ステップ106)。
【0026】次に、コンテンツダウンロードプログラム
はコンテンツファイルのダウンロードが完了したかどう
かを判定する(ステップ107)。コンテンツファイル
のダウンロードが完了していないとき、ステップ104
に戻り、ダウンロードしているコンテンツファイルのデ
ータ中の広告ファイルの挿入位置がきたかどうか判定す
る。
【0027】以下、ステップ104〜106によって、
ダウンロード中のコンテンツファイルのデータ中の広告
ファイルの挿入位置となったとき、ダウンロードが中断
され、広告ファイルが挿入され、そしてダウンロードが
再開される。一方、ステップ107において、コンテン
ツファイルのダウンロードが完了したとき、コンテンツ
ダウンロードの処理が終了する。
【0028】図3に、コンテンツファイル、広告ファイ
ル及びダウンロードされたファイルの関係を示す。図3
Aにおいて、コンテンツファイルはmovie.mpgなるファ
イル名の動画データであり、広告ファイルはCM1.mpgとC
M2.mpgである。図3Bは、本発明に係るコンテンツダウ
ンロードプログラムによりダウンロードしたファイルを
示す。このファイルでは、movie.mpgが複数のブロッ
ク、すなわちmovie01、movie02、movie03・・・に分割
され、各ブロック間にCM1.mpg及びCM2.mpgに該当する広
告データが埋め込まれている。ダウンロードされたファ
イルは全体として一つのファイルであり、動画データと
広告を分離することはできない。
【0029】ユーザは汎用の再生プログラムを用いてダ
ウンロードしたコンテンツファイルを再生することがで
きる。すなわち、このファイルを再生するための専用プ
ログラムである必要はない。ユーザがダウンロードした
コンテンツファイルの再生を開始すると、動画及び音声
がユーザ側機器10のディスプレイ23とスピーカ24
により再生される。そして、再生が広告データの位置ま
で進むと、挿入された広告が動画および音声を通じて再
生される。広告の再生が終了すると、コンテンツの再生
が再開される。以後、コンテンツの再生が進むにつれ、
広告が適宜挿入されることになる。
【0030】以上の構成により、コンテンツファイルを
再生するごとに広告が繰り返し表示されるため、広告効
果を高めることができる。また、コンテンツファイルを
別のユーザがコピーし、これを再生しようとしたときで
も、広告が表示され、この別のユーザも広告を視聴する
ことになる。したがって、広告効果が一層高まる。ま
た、広告料をコンテンツの著作権者が著作権料として受
け取ることもでき、コンテンツファイルのコピーによる
著作権者の損害を補填することができる。
【0031】[第2の実施の形態]続いて、本発明に係
る第2の実施の形態について説明する。この第2の実施
の形態の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様
に構成されるが、コンテンツをダウンロードする手順に
おいて、個人情報に基づいてユーザに最適な広告が選択
される点が異なる。したがって、第1の実施の形態と同
一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0032】第2の実施の形態において、ユーザがコン
テンツダウンロードプログラムによりユーザ側機器10
にコンテンツをダウンロードする手順について図4を参
照して説明する。なお、本実施の形態の説明では、動画
データをダウンロードする場合について説明する。
【0033】ユーザがユーザ側機器10をネットワーク
20に接続する。続いて、ユーザはユーザ側機器10の
記憶部22に格納されたコンテンツダウンロードプログ
ラムをCPU21により実行し、コンテンツサーバ12
に格納されている動画データのファイル名を入力する。
コンテンツダウンロードプログラムは入力されたコンテ
ンツファイルのファイル名を取得する(ステップ20
1)。
【0034】続いて、コンテンツダウンロードプログラ
ムはファイルインデックスサーバ13にアクセスし、入
力されたコンテンツファイルに対応するインデックス情
報を取得する(ステップ202)。続いて、コンテンツ
ダウンロードプログラムはコンテンツサーバ12からコ
ンテンツファイルダウンロードを開始する(ステップ2
03)。
【0035】コンテンツダウンロードプログラムは、コ
ンテンツファイルのデータのどの位置に広告を挿入する
かを示すインデックス情報に基づいて、ダウンロードし
ているコンテンツファイルのデータ中の広告ファイルの
挿入位置がきたかどうか判定する(ステップ204)。
広告ファイルの挿入位置ではないときには、ダウンロー
ドを継続する。
【0036】一方、広告ファイルの挿入位置であるとき
には、個人情報(個人履歴を含む。個人履歴とは例えば
ユーザが行った操作の経歴、ダウンロードしたコンテン
ツ、種類、時期などをいう)に基づいて広告サーバ11
にある複数の広告ファイルのうち最適なものが選択され
る(ステップ205A)。個人情報はコンテンツダウン
ロードプログラムのインストール時にユーザに入力させ
てもよいし、起動ごとに入力させてもよいし、ダウンロ
ードごとに入力させてもよい。
【0037】個人情報は、氏名、年齢、性別、住所、職
業、家族構成、ユーザ使用しているハードウェア環境等
を任意に組合わせてなる個人の属性を示す情報である。
したがって、ステップ205Aにおいて、例えば、この
コンテンツの作品に対する需要者の年齢や嗜好に応じた
広告ファイルが選択される。また、ユーザ側機器10が
パーソナルコンピュータ、携帯電話、音楽再生装置のい
ずれかによって機器の構成が異なるため、その機器が報
知することができる最適な広告ファイルが選択される。
【0038】例えば、パーソナルコンピュータであれば
動画による広告ファイルが選択され、携帯電話であれば
ディスプレイが小さいためそのディスプレイで表示可能
な広告ファイルが選択され、ラジカセであればスピーカ
が主な出力装置であるため音声による広告ファイルが選
択される。
【0039】また、個人情報はユーザ側機器10から発
信されることはなく、ユーザ側機器10においてコンテ
ンツダウンロードプログラムが広告ファイルを選択す
る。こうすることによって個人情報が漏洩することが防
止され、セキュリティ上の問題はない。
【0040】コンテンツダウンロードプログラムはコン
テンツファイルのダウンロードを中断し、広告サーバ1
1から広告ファイルをダウンロードし、コンテンツファ
イルの最後に結合する(ステップ205B)。続いて、
コンテンツダウンロードプログラムは中断していたコン
テンツファイルのダウンロードを再開する(ステップ2
06)。
【0041】次に、コンテンツダウンロードプログラム
はコンテンツファイルのダウンロードが完了したかどう
かを判定する(ステップ207)。コンテンツファイル
のダウンロードが完了していないとき、ステップ204
に戻り、ダウンロードしているコンテンツファイルのデ
ータ中の広告ファイルの挿入位置がきたかどうか判定す
る。
【0042】以下、ステップ204〜206によって、
ダウンロード中のコンテンツファイルのデータ中の広告
ファイルの挿入位置となったとき、ダウンロードが中断
され、広告ファイルが挿入され、そしてダウンロードが
再開される。一方、ステップ207において、コンテン
ツファイルのダウンロードが完了したとき、コンテンツ
ダウンロードの処理が終了する。
【0043】第2の実施の形態において、図3Bに示す
ようなmovie.mpgが複数のブロック、すなわちmovie01、
movie02、movie03・・・に分割され、各ブロック間にCM
1.mpg及びCM2.mpgに該当する広告データが埋め込まれて
いるファイルが生成される。
【0044】ユーザがダウンロードしたコンテンツファ
イルの再生を開始すると、動画及び音声がユーザ側機器
10のディスプレイ23とスピーカ24により再生され
る。そして、再生が広告データの位置まで進むと、挿入
された広告が動画および音声を通じて再生される。広告
の再生が終了すると、コンテンツの再生が再開される。
以後、コンテンツの再生が進むにつれ、広告が適宜挿入
されることになる。
【0045】この第2の実施の形態は、第1の実施の形
態と同様の効果を奏する。さらに、個人情報に基づいて
最適な広告ファイルが選択されるので、広告効果を一層
高めることができる。
【0046】[第3の実施の形態]続いて、本発明に係
る第3の実施の形態について説明する。この第3の実施
の形態の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様
に構成され、コンテンツをダウンロードする手順も図2
又は図3とほぼ同様である。ただし、ダウンロードされ
たコンテンツファイルが自己実行形式のファイルとして
生成される点が異なる。したがって、第1または第2の
実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、
その詳細な説明を省略する。
【0047】第3の実施の形態では、コンテンツダウン
ロードプログラムはダウンロードしたファイルに広告を
埋め込み、自己実行形式のファイルにする。例えば、mo
vie.mpgというコンテンツファイルをコンテンツサーバ
12からダウンロードすると、ユーザ側機器21の記憶
部22にmovie.exeというファイルが生成される。この
実行形式のファイルはコンテンツの再生機能が備えられ
ており、ユーザがユーザ側機器10でこのファイルを実
行するだけでコンテンツが再生される。
【0048】この自己実形式のファイルを実行すると、
コンテンツに埋め込んだ広告の再生時に、アンケート等
の個人情報の入力を受け付けることができる。この場合
のアンケート等は例えば広告の対象となっている製品に
関する質問等であることが好ましい。アンケートに対す
る回答は広告サーバ等にネットワークを介して送信され
る。また、インタラクティブな再生プレイヤーを利用す
ることにより、アンケートの回答や個人情報の回収を行
ってもよい。
【0049】また、この自己実行形式のファイルでは、
広告の再生時に一定の条件が満たされなかった場合、例
えばアンケートに回答しなかった場合や広告を最後まで
視聴しなかった場合はコンテンツの再生を中止する。ま
た、広告の再生時に、広告に関する質問をし、ユーザが
正答した場合に限り、コンテンツを再生する。ユーザが
誤答した場合には、再び同じ広告が再生される。これに
よって、広告を確実にユーザに視聴させることができ
る。
【0050】また、広告の報知前、終了後、または報知
中にオンラインショッピングのサービスを提供する。こ
のオンラインショッピングのサービスを通じて、広告の
対象である商品をすぐに購入できるようにする。また、
一定期間過ぎると、あるいは所定回数コンテンツの再生
が行われると、自己実行形式のファイルは広告サーバ1
1にアクセスし、別の広告ファイルをダウンロードし、
この広告ファイルをコンテンツファイルに新たに結合
し、この広告を報知する。これによって、常に新しい広
告をユーザに視聴させることができる。
【0051】第1〜第3の実施の形態ではコンテンツは
ムービーファイルであったが、画像ファイル、音楽ファ
イル、電子出版物、テレビ番組のデータ、ラジオ番組の
データなどであってもよい。また、ダウンロードされた
ファイルは必ずしもダウンロードする前と同じファイル
形式であるとは限らない。例えば、音声ファイルをダウ
ンロードするとき、動画の広告ファイルを結合して、音
声と動画のMPEG形式のムービーファイルとする。ま
た、ダウンロードしたファイルをハードディスクから再
生装置に転送するときに、広告を埋め込んでもよい。
【0052】なお、広告に代えて、他の情報、例えばニ
ュースや製品情報をコンテンツファイルに埋め込んでも
よい、例えばニュースであってもよい。ニュースを報知
する場合は、常に最新のニューファイルを情報サーバに
蓄積しておき、コンテンツをダウンロードしりたぼ、そ
の日の最新のニュースファイルを埋め込んでもよい。ま
た、製品情報を報知する場合は、ソフトウェアメーカが
ソフトウェアのアップデートなどを広くユーザに報知し
てもよい。
【0053】また、コンテンツを電子出版物とした場合
には、出版物のページ内の一部に広告用のスペースを確
保し、ここに広告を埋め込んでもよい。また、電子出版
物の所定のページ数をめくるごとに広告を表示させても
よい。また、広告はコンテンツの途中ではなくコンテン
ツの開始前や終了後に挿入してもよい。また、広告は動
画と音声の組み合わせに限られず、動画、静止画像およ
び音声のいずれか任意の組み合わせが可能である。ま
た、スクリーンの一部にスペースを設けて、コンテンツ
の再生中に継続的に広告を表示してもよい。
【0054】また、第1および第2の実施の形態ではダ
ウンロードしたコンテンツファイルの再生は汎用のプレ
イヤーを使用したが、ダウンロードしたコンテンツファ
イルを専用のフォーマットで生成し、専用のソフトウェ
アで再生してもよい。また、コンテンツファイルを複数
のブロックに分割してダウンロードし、さらに広告ファ
イルをダウンロードし終わった後、最後にこれらを結合
してもよい。また、コンテンツファイルのダウンロード
と広告ファイルのダウンロードを平行して行い、コンテ
ンツファイル又は広告ファイルを受信側で一時的にバッ
ファリングしながら、ファイルを結合してもよい。
【0055】また、広告サーバ11、コンテンツサーバ
12、ファイルインデックスサーバ13、ログ管理サー
バ14は単一のサーバとして設けてもよい。また、コン
テンツファイルや広告ファイルはCD−ROM等により
提供されてもよい。また、広告ファイルの挿入位置を示
すファイルインデックスはコンテンツファイル内にあら
かじめ埋め込まれていてもよい。なお、インデックスサ
ーバ13はネットワークから切り離し可能に構成しても
よい。
【0056】また、コンテンツファイルに埋め込まれる
データは広告に限られず、再生期限、再生条件、再生時
間などを埋め込んでもよい。例えば、再生期限が過ぎる
と、そのコンテンツを再生できないようにすることもで
きる。したがって、音楽の記録媒体の販売促進や宣伝用
として使用することができる。また、音楽データの半永
久的な複製を防止することができ、著作権者の利益を保
護することができる。
【0057】また、ダウンロードされたコンテンツファ
イルを他のデバイスにアップロードするときは、そのデ
バイスに適したファイル形式に変換するようにしてもよ
い。また、ネットワーク20とは、インターネット、L
AN(ローカルエリアネットワーク)、イントラネッ
ト、無線を含む電話回線によるものを含む。また、接続
されたコンピュータ同士がコミュニケーションするピア
ツーピア型接続のネットワークも含む。また、ユーザ側
端末機器、広告サーバ側機器、情報提供サーバ側機器、
データサーバ側機器の接続の一部又は全部をUSB,Bl
uetooth、シリアル接続、ワイヤレス接続等の手段で提
供してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテンツファイルを再生するごとに広告が繰り返し表
示されるため、広告効果を高めることができる。また、
ダウンロードされたコンテンツファイルを別のユーザが
コピーし、これを再生しようとしたときでも、再生のた
びに広告が表示され、この別のユーザも広告を視聴する
ことになる。したがって、広告効果が一層高まる。ま
た、広告料を音楽データの著作権者が著作権料として受
け取ることもでき、音楽データのコピーによる著作権者
の損害を補填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンテンツダウンロードプログラ
ムを利用したシステムのブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態によるコンテン
ツダウンロードの処理を示すフローチャートである。
【図3】 本発明のコンテンツダウンロード装置によ
りダウンロードされる前のコンテンツファイルと広告フ
ァイル、およびダウンロードされたファイルを示す概念
図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態によるコンテン
ツダウンロードの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザ側機器 11 広告サーバ 12 コンテンツサーバ 13 ファイルインデックスサーバ 14 ログ管理サーバ 20 ネットワーク 21 CPU 22 記憶部 23 ディスプレイ 24 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 504 G06F 17/60 504 G09F 19/00 G09F 19/00 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツファイルをダウンロードす
    るコンテンツダウンロード装置であって、 コンテンツファイルをダウンロードするダウンロード部
    と、 コンテンツファイル中に広告データを埋め込む広告デー
    タ埋め込み部とからなることを特徴とするコンテンツダ
    ウンロード装置。
  2. 【請求項2】 前記広告データ埋め込み部はダウンロ
    ードしているコンテンツファイル中の所定のデータ挿入
    位置を検知し、そのデータ挿入位置に広告データをダウ
    ンロード中のコンテンツファイルに結合することを特徴
    とする請求項1記載のコンテンツダウンロード装置。
  3. 【請求項3】 ダウンロードしたコンテンツファイル
    を自己実行形式として生成する自己実行形式ファイル生
    成部を備えることを特徴とする請求項1記載のコンテン
    ツダウンロード装置。
  4. 【請求項4】 前記自己実行形式ファイル生成部は、
    一定の条件を満たさない場合コンテンツの再生を停止す
    る機能を前記自己実行形式のファイルに付与することを
    特徴とする請求項3記載のコンテンツダウンロード装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ダウンロード部がダウンロードす
    るコンテンツファイルは音楽、画像、ゲーム、動画及び
    電子出版物のデータの少なくともいずれか一つを含むコ
    ンテンツであることを特徴とする請求項1記載のコンテ
    ンツダウンロード装置。
  6. 【請求項6】 個人情報に基づいて挿入すべき広告デ
    ータを選択する広告選択部を備えることを特徴とする請
    求項1記載のコンテンツダウンロード装置
  7. 【請求項7】 コンテンツファイルをダウンロードす
    るコンテンツダウンロードプログラムであって、 コンテンツファイルをダウンロードするダウンロード工
    程と、 コンテンツファイル中に広告データを埋め込む広告デー
    タ埋め込み工程とを実行するためのコンテンツダウンロ
    ードプログラム。
  8. 【請求項8】 前記広告データ埋め込み工程はダウン
    ロードしているコンテンツファイル中の所定のデータ挿
    入位置を検知し、そのデータ挿入位置に広告データをダ
    ウンロード中のコンテンツファイルに結合することを特
    徴とする請求項7記載のコンテンツダウンロードプログ
    ラム。
  9. 【請求項9】 ダウンロードしたコンテンツファイル
    を自己実行形式として生成する自己実行形式ファイル生
    成工程を実行することを特徴とする請求項7記載のコン
    テンツダウンロードプログラム。
  10. 【請求項10】 前記自己実行形式ファイル生成工程
    は、一定の条件を満たさない場合コンテンツの再生を停
    止する機能を前記自己実行形式のファイルに付与するこ
    とを特徴とする請求項9記載のコンテンツダウンロード
    プログラム。
  11. 【請求項11】 前記ダウンロード工程においてダウ
    ンロードされるコンテンツファイルは音楽、画像、ゲー
    ム、動画及び電子出版物のデータの少なくともいずれか
    一つを含むコンテンツであることを特徴とする請求項7
    記載のコンテンツダウンロードプログラム。
  12. 【請求項12】 個人情報に基づいて挿入すべき広告
    データを選択する広告選択工程を実行することを特徴と
    する請求項7記載のコンテンツダウンロードプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 コンテンツファイルをダウンロード
    するコンテンツダウンロード方法であって、 コンテンツファイルをダウンロードするダウンロード工
    程と、 コンテンツファイル中に広告データを埋め込む広告デー
    タ埋め込み工程とをからなるコンテンツダウンロード方
    法。
  14. 【請求項14】 前記広告データ埋め込み工程はダウ
    ンロードしているコンテンツファイル中の所定のデータ
    挿入位置を検知し、そのデータ挿入位置に広告データを
    ダウンロード中のコンテンツファイルに結合することを
    特徴とする請求項13記載のコンテンツダウンロード方
    法。
  15. 【請求項15】 ダウンロードしたコンテンツファイ
    ルを自己実行形式として生成する自己実行形式ファイル
    生成工程を備えることを特徴とする請求項13記載のコ
    ンテンツダウンロード方法。
  16. 【請求項16】 前記自己実行形式ファイル生成工程
    は、一定の条件を満たさない場合コンテンツの再生を停
    止する機能を前記自己実行形式のファイルに付与するこ
    とを特徴とする請求項15記載のコンテンツダウンロー
    ド方法。
  17. 【請求項17】 前記ダウンロード工程においてダウ
    ンロードされるコンテンツファイルは音楽、画像、ゲー
    ム、動画及び電子出版物のデータの少なくともいずれか
    一つを含むコンテンツであることを特徴とする請求項1
    3記載のコンテンツダウンロード方法。
  18. 【請求項18】 個人情報に基づいて挿入すべき広告
    データを選択する広告選択工程を備えることを特徴とす
    る請求項13記載のコンテンツダウンロード方法。
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