JP2002372872A - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト駆動装置及び画像形成装置

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JP2002372872A
JP2002372872A JP2001181739A JP2001181739A JP2002372872A JP 2002372872 A JP2002372872 A JP 2002372872A JP 2001181739 A JP2001181739 A JP 2001181739A JP 2001181739 A JP2001181739 A JP 2001181739A JP 2002372872 A JP2002372872 A JP 2002372872A
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Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの走行速度の不安定化に起因する画質
の低下を抑えることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 軸部材200aと、これに固定されたロ
ーラ部200bとを有する駆動ローラ200に、ローラ
部200bの両脇でそれぞれ軸部材200aに回動自在
に支持される2つの回動部材200cを設け、転写ベル
ト60の両端に配設されたリブ状突起60bをそれぞれ
回動部材200cの外側に位置させるように転写ベルト
60を駆動ローラ200に掛け回した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写ベルト等
のベルトを無端移動せしめるベルト駆動装置及びこれを
備える画像形成装置に係り、詳しくは、ベルト内周面端
部又はその近傍に設けたリブ状突起によってベルト端部
の駆動ローラ周面への乗り上げを阻止することでベルト
の片寄り走行を抑えるベルト駆動装置及びこれを備える
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写紙等の転写体を搬送するため
の搬送ベルトや、感光体ドラム等の像担持体上のトナー
像を中間転写するための中間転写ベルトなど、無端状に
形成されたベルトを駆動するベルト装置を備える画像形
成装置が知られている。この種の画像形成装置では、ベ
ルトを複数の張架ローラで張架しながら、何れか1つの
張架ローラを駆動ローラとして回転駆動させることでベ
ルトに駆動力を付与している。しかしながら、厳密な平
行度を確保して各張架ローラを平行配設したり、幅方向
における周長偏差の殆ど無いベルトを成形したりするこ
とは殆ど不可能であるため、駆動中のベルトをどうして
も片寄り走行させてしまう。
【0003】そこで、ベルト内周面の両端部にリブ状突
起を設け、片寄り走行しようとするベルトの幅方向への
移動をリブ状突起と駆動ローラのローラ部側面との接触
によって規制することで、ベルトの片寄り走行を抑える
ようにした画像形成装置が知られている。かかる画像形
成装置によれば、ベルトを駆動ローラから脱輪させるこ
となく走行させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この画像形
成装置では、片寄り走行しようとするベルトのリブ状突
起と駆動ローラのローラ部側面とを摺擦させると、走行
中のベルトや駆動ローラの駆動源に負荷を与えてしま
い、ベルトの走行速度を不安定にしてしまう。そして、
このことにより、画質を低下させてしまうという問題を
生ずることがあった。
【0005】例えば、転写紙上に像担持体上のトナー像
を転写せしめるべく転写紙を像担持体との対向位置であ
る転写位置に向けて搬送する搬送ベルトを備えるもので
は、転写位置における搬送ベルトの走行速度を不安定に
してしまう結果、転写トナー像の形状を乱してしまう。
【0006】また例えば、像担持体上にそれぞれ個別に
形成される各色のトナー像を順次重ね合わせて中間転写
してフルカラー画像を形成するための中間転写ベルトを
備えるものでは、走行速度の不安定な中間転写ベルト上
で各色トナー像の転写位置ズレによる色ズレが発生して
しまう。
【0007】この色ズレについては、1つの像担持体に
各色トナー像をそれぞれ個別に形成する画像形成装置に
限らず、並列配設された複数の像担持体にそれぞれ異な
る色のトナー像を形成し、これらを転写紙や中間転写ベ
ルトに重ね合わせ転写してフルカラー画像を形成するタ
ンデム式画像形成装置においても同様に生じてしまう。
【0008】更に、タンデム式画像形成装置では、ベル
トの走行速度が不安定であるにもかかわらず各色トナー
像の位置ズレ補正をしてしまう結果、色ズレを悪化させ
てしまうという問題を生ずるおそれもある。具体的に
は、タンデム式画像形成装置では、複数の像担持体間に
おける相対的な組み付け誤差やトナー像形成位置ズレな
どによってフルカラー画像に位置ズレが生じ易い。そこ
で、各像担持体にそれぞれ基準トナー像を形成し、これ
らを搬送ベルトや中間転写ベルトに転写した後、フォト
センサ等によってそれらの位置ズレを検知し、検知結果
に基づいて像担持体に対するトナー像形成位置を補正す
るなどして色ズレの軽減化を図っている。ところが、搬
送ベルトや中間転写ベルトの走行速度の不安定化に起因
して基準トナー像の転写位置ずれが起こると、各像担持
体における組み付け位置やトナー像形成位置が適切であ
るにもかかわらず各色トナー像の位置ズレ補正がなされ
る結果、色ズレが却って悪化してしまうのである。
【0009】本発明は、以上の背景に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ベルトの走行速度
の不安定化に起因する画質の低下を抑えることができる
ベルト駆動装置及びこれを備える画像形成装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ベルト内周面端部又はその近傍
に設けられたリブ状突起を有する無端状のベルトと、該
ベルト内周面に当接しながら該ベルトを張架する複数の
張架ローラと、該張架ローラの1つとして該ベルトを張
架しながら駆動する駆動ローラとを備え、該リブ状突起
によってベルト端部の駆動ローラ周面への乗り上げを阻
止することで該ベルトの片寄り走行を抑えるベルト駆動
装置において、上記駆動ローラの軸部材に回動自在に支
持される回動部材を該駆動ローラのローラ部の脇に設
け、上記ベルトの上記リブ状突起を該回動部材よりも外
側に位置させるように該ベルトを該駆動ローラに張架さ
せたことを特徴とするものである。
【0011】このベルト駆動装置においは、片寄り走行
しようとするベルトのリブ状突起を駆動ローラのローラ
部側面ではなく、駆動ローラの軸部材に回動自在に支持
される回動部材に接触させることで該ベルトの幅方向の
移動を規制する。かかる構成において、駆動ローラのロ
ーラ部が軸部材とともに回転すると、この軸部材に回動
自在に支持される回動部材は軸部材の回転の影響を受け
て軸部材と同期するかあるいは軸部材よりも遅い速度で
回転する。この回動部材に何らかの部材が接触してその
回転が阻止されても、該回動部材を回動自在に支持する
軸部材は殆ど影響を受けることなく回転を継続すること
ができる。よって、ベルトの片寄り走行に伴ってリブ状
突起が駆動ローラやベルトの駆動を著しく妨げるような
勢いで回動部材に接触しても、この回動部材だけが軸部
材上で回転を一時的に停止したり、その回転速度を減速
させたりすることで、該軸部材やローラ部はその回転を
妨げられることなくスムーズな回転を維持することがで
きる。そして、このことにより、ベルトの走行速度が安
定して、走行速度の不安定化に起因する画質の低下が抑
えられる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1のベルト駆動
装置において、上記回動部材として円盤状のものを用
い、その外径を上記駆動ローラのローラ部の外径よりも
小さくしたことを特徴とするものである。
【0013】このベルト駆動装置においては、回動部材
の外径を駆動ローラのローラ部の外径よりも小さくして
いるため、ベルトのリブ状突起との接触に伴って一時的
に回転を停止しようとする回動部材と、該駆動ローラの
ローラ部に張架される該ベルトの内周面とを摺擦させる
ようなことがない。よって、片寄り走行しようとするベ
ルトのリブ状突起との接触に伴って回動部材の回転を速
やかに停止させたり減速させたりすることが可能にな
る。かかる構成では、ベルトの走行速度をより確実に安
定させて該走行速度の不安定化に起因する画質の低下を
より確実に抑えることができる。また、このベルト駆動
装置においては、回動部材のエッジとベルト内周面とを
接触させることがないため、この接触によるベルトの破
れを解消することができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2のベル
ト駆動装置において、上記リブ状突起を上記ベルト内周
面の両端又はその近傍に設けるとともに、上記回動部材
を上記駆動ローラのローラ部両端の脇にそれぞれ設け、
2つの回動部材間の外寸を2つのリブ状突起間の内寸よ
りも小さくしたことを特徴とするものである。
【0015】このベルト駆動装置においては、ベルトが
走行方向に対して右方向に片寄り走行しようとすると、
該ベルトの左端又はこの近傍に設けられたリブ状突起と
駆動ローラの左端付近に設けられた回動部材との接触に
よって該ベルトの右方向への移動が規制される。逆に、
ベルトが左方向に片寄り走行しようとすると、該ベルト
の右端又はこの近傍に設けられたリブ状突起と駆動ロー
ラの右端付近に設けられた回動部材との接触によって該
ベルトの左方向への移動が規制される。かかる構成で
は、左右両方向へのベルトの片寄り走行を抑えることが
できる。また、このベルト駆動装置においては、次に説
明する理由により、リブ状突起の回動部材への乗り上げ
によるベルトの駆動ローラからの脱輪を抑えることがで
きる。即ち、2つのリブ状突起のそれぞれを対応する回
動部材に常に接触させるように、2つの回動部材間の外
寸と2つのリブ状突起間の開寸とを等しくしてしまう
と、リブ状突起間に2つの回動部材をきっちりと係合さ
せるようにベルトを駆動ローラに張架することになる。
かかる張架では、ベルトが少しでも片寄り走行しようと
すると、片寄り方向と反対側のリブ状突起が対応する回
動部材に向けて強く押し付けられる結果、該回動部材に
乗り上げてしまい易くなる。一方、本ベルト装置におい
ては、2つの回動部材間の外寸を2つのリブ状突起間の
内寸よりも小さくしているため、2つのリブ状突起を同
時に回動部材に接触させるようなことがなくなる。かか
る構成では、例えばベルトが右方向に片寄り走行してベ
ルト左側のリブ状突起と回動部材とが強く接触すると、
該ベルトが該回動部材によって該リブ状突起を介して左
方向に付勢されながら走行する結果、左方向に片寄り走
行し始める。このような左方向への片寄り走行により、
リブ状突起が回動部材に乗り上げる前に該回動部材から
離間する。この片寄り走行がしばらく続くと、今度はベ
ルト右側においてリブ状突起と回動部材とが接触するこ
とになるが、同様の現象により、ベルトが右方向に付勢
されながら走行する結果、右方向に片寄り走行し始め
る。以上のようにベルトが左右に蛇行しながら走行する
ことで、ベルト左右におけるリブ状突起の回動部材への
乗り上げを抑えることができる。そして、このことによ
り、ベルトの駆動ローラからの脱輪を抑えることができ
る。
【0016】請求項4の発明は、可視像を担持する可視
像担持体と、無端状のベルトを駆動するベルト駆動装置
と、該可視像担持体上の可視像を、該ベルト駆動手段に
よって無端移動せしめられる該ベルトの方に転写する転
写手段とを備える画像形成装置において、該ベルト駆動
装置として、請求項1、2又は3のベルト駆動装置を用
いたことを特徴とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、ベルトの走
行速度の不安定化に起因する転写像の形状の乱れを抑え
ることができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、それぞれ異なる色の可視像を担持する複数
の可視像担持体と、これらにそれぞれ対応する複数の転
写手段とを設け、可視像をそれぞれの可視像担持体から
上記ベルトあるいはこれに搬送される転写体に順次重ね
合わせて転写させて多色画像を形成させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、走行速度の
不安定なベルトによって各色の可視像の転写位置ズレを
引き起こすことに起因する多色画像の色ズレを抑えるこ
とができる。
【0020】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、各可視像担持体上に基準可視像を形成する
基準可視像形成手段と、各可視像担持体上から上記ベル
ト上に転写された各基準可視像の位置を検知する位置検
知手段と、該位置検知手段による検知結果に基づいて各
可視像担持体の位置ズレに起因する各基準可視像の相対
的な位置ズレを補正する位置ズレ補正手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0021】この画像形成装置においては、ベルトの走
行速度が不安定であるにもかかわらず各色の可視像の位
置ズレを補正してしまうことによる色ズレの悪化を抑え
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した画像形成
装置の一実施形態として、タンデム方式のカラーレーザ
プリンタ(以下単に「レーザプリンタ」という)につい
て説明する。
【0023】まず、本レーザプリンタの基本的な構成に
ついて説明する。 [全体構成]図1は、本実施形態に係るレーザプリンタ
の概略構成図である。このレーザプリンタは、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、
1M、1C、1Kが、図示しない転写紙の移動方向にお
ける上流側から順に配置されている。これらトナー像形
成部1Y、1M、1C、1Kは、像担持体としての感光
体ドラム11Y、11M、11C、11Kなどを備えて
いる(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれ
イエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを
示す)。
【0024】また、本レーザプリンタは、上記トナー像
形成部1Y、1M、1C、1Kの他、光書込ユニット
2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写ユ
ニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレ
イ8や、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃
トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなど
も備えている。
【0025】[光書込ユニット]上記光書込ユニット2
は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー
等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11
Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査し
ながら照射する。
【0026】[感光体ユニット]図2は、上記トナー像
形成部1Y、1M、1C、1Kのうち、イエローのトナ
ー像形成部1Yの概略構成を示す拡大図である。なお、
他のトナー像形成部1M、1C、1Kについてもそれぞ
れ同じ構成となっているので、これらの説明については
省略する。図2において、トナー像形成部1Yは、感光
体ユニット10Yと現像装置20Yとを備えている。
【0027】この感光体ユニット10Yは、感光体ドラ
ム11Yの他、ドラム表面に対し、潤滑剤を塗布するブ
ラシローラ12Y、クリーニングを施す揺動可能なカウ
ンタブレード13Y、除電処理を施す除電ランプ14
Y、一様帯電処理を施す非接触型の帯電ローラ15Y等
を備えている。感光体ドラム11Yには、その表面に有
機感光体(OPC)層を有するものが用いられている。
【0028】上記感光体ユニット10Yにおいて、交流
電圧が印加された帯電ローラ15Yによって一様帯電せ
しめられた感光体ドラム11Yの表面に、上記光書込ユ
ニット2で変調及び偏向されたレーザ光が走査されなが
ら照射されると、ドラム表面に静電潜像が形成される。
【0029】[現像装置]上記現像装置20Yは、現像
ケース21Yの開口から一部露出させるように配設され
た現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y、第2
搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度
センサ(Tセンサ)26Y、粉体ポンプ27Y等を備え
ている。
【0030】上記現像ケース21Yには、磁性キャリア
とマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤が内包され
ている。この現像剤は上記第1搬送スクリュウ23Y、
第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送されながら
摩擦帯電せしめられた後、現像剤担持体としての現像ロ
ーラ22Yの表面に担持される。そして、上記現像ドク
タ25Yによってその層厚が規制されてから感光体ドラ
ム11Yと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体
ドラム11Y上の上記静電潜像にYトナーを付着させ
る。この付着により、感光体ドラム11Y上にYトナー
像が形成される。現像によってYトナーを消費した現像
剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って現像ケース21
Y内に戻される。
【0031】上記第1搬送スクリュウ23Yと、上記第
2搬送スクリュウ24Yとの間には仕切り壁28Yが設
けられており、これにより、現像ローラ22Y、第1搬
送スクリュウ23Y等を収容する第1供給部29Yと、
第2搬送スクリュウ24Yを収容する第2供給部30Y
とが上記現像ケース21Y内で分かれている。
【0032】上記感光体ドラム11Y上で現像されたY
トナー像は、後述の転写搬送ベルト60によって搬送さ
れる転写紙に転写される。
【0033】上記第1搬送スクリュウ23Yは、図示し
ない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部
29Y内の現像剤を現像ローラ22Yの表面に沿って図
中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに
供給する。
【0034】図3は現像装置20Yを示す縦断面図であ
る。図示のように、上記仕切り壁28Yは、第1供給部
29Yと第2供給部30Yとを各搬送スクリュウの両端
付近でそれぞれ連通させる2つの開口部を備えている。
【0035】上記第1搬送スクリュウ23Yによって第
1供給部29Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕
切り壁28Yに設けられた一方の上記開口部を通って第
2供給部30Y内に進入する。
【0036】上記第2供給部30Y内において、第2搬
送スクリュウ24Yは、図示しない駆動手段によって回
転駆動せしめられ、第1供給部29Yから進入してきた
現像剤を第1搬送スクリュウ23Yとは逆方向に搬送す
る。第2搬送スクリュウ24Yによって第2供給部30
Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Y
に設けられたもう一方の上記開口部を通って第1供給部
29Y内に戻る。
【0037】透磁率センサからなる上記Tセンサ26Y
は、第2供給部30Yの中央付近の底壁に設けられ、そ
の上を通過する現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力
する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度とある程
度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に
応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の
値は、図示しない制御部に送られる。
【0038】上記制御部は、記憶手段であるRAMを備
えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目
標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載され
たTセンサ26M、26C、26Kからの出力電圧の目
標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vt
refのデータを格納している。現像装置20Yについ
ては、Tセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtr
efを比較し、図示しないYトナーカートリッジに連結
する上記粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ
駆動させて、Yトナーカートリッジ内のYトナーを第2
供給部30Y内に補給させる。このように粉体ポンプ2
7Yの駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現
像によってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させ
た現像剤に第2供給部30Y内で適量のYトナーが補給
され、第1供給部29Yに供給される現像剤のYトナー
濃度が所定の範囲内に維持される。他の現像装置20
M、20C、20Kについても、同様のトナー補給制御
が実施される。
【0039】[転写ユニット]上記転写ユニット6は、
感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kのそれぞ
れに接触して4つの転写ニップを形成しながら無端移動
する転写搬送ベルト(後述する)を有しており、これを
複数の張架ローラによってテンション張架しながら駆動
する。よって、ベルト駆動装置としての機能を備えてい
る。
【0040】図4は、上記転写ユニット6の概略構成を
示す拡大図である。図において、転写搬送ベルト60
は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体
ドラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する
各転写位置を通過するように、接地された3つの張架ロ
ーラ61と駆動ローラ200とに掛け回されている。
【0041】これら3つの支持ローラ61のうち、ベル
ト移動方向の最も上流側に位置する感光体ドラム11Y
の上流近傍で転写搬送ベルト60を張架するものは、電
源62aから所定電圧が印加される静電吸着ローラ62
との間に転写搬送ベルト60を挟み込むように配置され
ている。上記レジストローラ対(図示せず)によってこ
の支持ローラ61と静電吸着ローラ62との間に送り込
まれた転写紙100は、この静電吸着ローラ62によっ
て電荷が付与された転写搬送ベルト60上に静電吸着さ
れる。
【0042】上記駆動ローラ200は、転写搬送ベルト
60に対し、最も下流側の感光体ドラム11Kによって
形成される転写位置から引っ張り出すような力を付与す
るとともに、最も上流側の感光体ドラム11Yによって
形成される転写位置に送り込むような力を付与するよう
な位置で回転駆動するように配設されている。
【0043】図中下側の2つの張架ローラ61間に位置
する転写搬送ベルト60部分の外周面には、電源63a
から所定のクリーニングバイアスが印加されたバイアス
ローラ63が接触するように配置されている。
【0044】各転写ニップの下方には、転写搬送ベルト
60の裏面に接触する転写バイアス印加部材65Y、6
5M、65C、65Kが設けられている。これら転写バ
イアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは、導
電性の固定ブラシによって構成されており、各転写バイ
アス電源9Y、9M、9C、9Kから転写バイアスが印
加される。この転写バイアス印加部材によって印加され
た転写バイアスにより、転写搬送ベルト60に転写電荷
が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と
感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成さ
れる。
【0045】図5は、上記転写ユニット6の転写圧調整
手段を示す模式図である。図において、転写手段として
の各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、6
5Kは一つの支持台66によってそれぞれ回転可能に支
持され、更にこの支持台66は2つのソレノイド67、
68によって支持されている。これら2つのソレノイド
67、68の駆動により、各転写バイアス印加部材65
Y、65M、65C、65Kが上下移動して、各転写位
置における感光体ドラム11と転写搬送ベルト60との
接触圧(ニップ圧)が調整されるようになっている。各
色トナー像の重ね合わせ転写の際には、この接触圧が所
定の値になるように、転写搬送ベルト60が感光体ドラ
ム11Y、11M、11C、11Kに押圧される。
【0046】先に示した図1中の一点鎖線は、転写紙の
搬送経路を示している。給紙カセット3、4から給送さ
れた図示しない転写紙は、図示しない搬送ガイドにガイ
ドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対
5が設けられている一時停止位置に送られる。このレジ
ストローラ対5によって所定のタイミングで送出された
転写紙は、上記転写搬送ベルト60に担持され、トナー
像形成部1Y、1M、1C、1Kに接触し得る各転写ニ
ップを通過する。
【0047】各トナー像形成部1Y、1M、1C、1K
の感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上で現
像された可視像としての各トナー像は、それぞれ各転写
ニップで転写紙に重ね合わされ、上記転写電界やニップ
圧の作用を受けて転写紙上に転写される。この重ね合わ
せの転写により、転写紙上には多色画像としてのフルカ
ラートナー像が形成される。
【0048】[除電]先に示した図2において、トナー
像が転写された後の感光体ドラム11Yの表面は、ブラ
シローラ12Yで所定量の潤滑剤が塗布された後、カウ
ンタブレード13Yでクリーニングされる。そして、除
電ランプ14Yから照射された光によって除電され、次
の静電潜像の形成に備えられる。
【0049】[定着ユニット]先に示した図1におい
て、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、
加熱ローラを備える上記定着ユニット7内でこのフルカ
ラートナー像が定着された後、排紙トレイ8上に排出さ
れる。なお、この定着ユニット7は、加熱ローラの温度
を検知する図示しない温度センサを備えている。
【0050】[制御部]図6は本レーザプリンタの電気
回路の一部を示すブロック図である。図において制御部
150は、それぞれ電気的に接続されたトナー像形成部
1Y、1M、1C、1K、光書込ユニット2、給紙カセ
ット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、反
射型フォトセンサ69などを制御する。また、この制御
部150は、演算処理を実施するCPU150aと、デ
ータを記憶するRAM150bとを備えている。
【0051】[位置ズレ補正]
【0052】図示しない主電源が投入された直後に60
[℃]以下の加熱ローラ温度を検知したときや、所定枚
数以上のプリントアウトが実施されると、上記制御部1
50は各トナー像の位置ズレ補正を実施する。具体的に
は、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11
Kを回転させながら帯電せしめる。そして、上記レーザ
光の走査によって基準パターン像用の静電潜像を感光体
ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成せしめな
がら、現像装置20Y、20M、20C、20Kによっ
て現像させる。この現像によって感光体ドラム11Y、
11M、11C、11K上にはそれぞれ基準トナー像が
形成され、これらは各転写位置で転写搬送ベルト60上
に並ぶように順次転写される。なお、上記主電源が投入
された直後であっても、60[℃]を超える加熱ローラ
温度を検知したときには、作像性能を試験しない。よっ
て、上記主電源のOFFからONまでの時間が数分〜数
十分と比較的短い場合には試験を省略し、過剰に試験に
よってユーザーを無駄に待機させたり、電力やトナーを
無駄に消費したりといった事態を解消することができ
る。
【0053】図7は上記転写搬送ベルト60を上記反射
型フォトセンサ69とともに示す斜視図である。図示の
ように、本レーザプリンタは転写ユニットに2つの反射
型フォトセンサ69a、69bを備えている。これらの
うち、反射型フォトセンサ69aは各感光体ドラムから
転写搬送ベルト60の図中手前端付近に転写された基準
トナー像を検知し、反射型フォトセンサ69bは図中奥
端付近に転写された基準トナー像を検知することができ
る。
【0054】反射型フォトセンサ69aや反射型フォト
センサ69bに検知された基準トナー像は、転写搬送ベ
ルト60の走行に伴って図中背面まで移動すると、図4
に示したバイアスローラ63によって転写搬送ベルト6
0から静電的に除去される。
【0055】先に示した図1において、上記光書込ユニ
ット2は、Y、M、C、K用の光源から発せられたレー
ザ光を反射させて感光体ドラム11Y、11M、11
C、11Kに導くための反射ミラーをそれぞれ個別に備
えている。また、感光体ドラム11Y、11M、11
C、11Kと平行になるように配設される反射ミラー
を、それぞれ個別に傾けるための図示しないミラー傾斜
手段も備えている。
【0056】図8は、転写搬送ベルト60上に転写され
た各色の基準トナー像を示す平面図である。図におい
て、各色の基準トナー像d101K、d101C、d1
01M、d101Yは、それぞれ転写搬送ベルト(図示
せず)上でベルト幅方向に真っ直ぐに延びる長さA、幅
Wの長方形として等間隔に形成される(ピッチ=d)。
また、図9に示すように、それぞれベルトの両端付近に
1つずつ形成されて対をなし、各対はベルト幅方向に真
っ直ぐに並ぶようになっている。
【0057】ここで、上記感光体ドラム11Y、11
M、11C、11Kに組み付け誤差による傾きが生じて
いたり、上記光書込ユニット2内におけるY、M、C、
K用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていた
り、Y、M、C、K用のポリゴンミラーや光源の駆動タ
イミングが正規のタイミングからずれていたりといった
事態が発生していないと仮定する。すると、図9に示し
たように、各基準トナー像は、それぞれ互いに等間隔で
平行な状態を維持するように形成される。このように形
成された各基準トナー像については、その対を反射型フ
ォトセンサ69a、69bがほぼ同時に検知する。ま
た、図10に示すように、反射型フォトセンサ69aに
よる基準トナー像d101K、d101C、d101
M、d101Yの検知間隔t1a、t2a、t3aが等
しくなる。これら検知間隔t1a、t2a、t3aと
は、基準トナー像d101Kを検知してから基準トナー
像d101Cを検知するまで、基準トナー像d101C
を検知してから基準トナー像d101Mを検知するま
で、基準トナー像d101Mを検知してからd基準トナ
ー像101Yを検知するまでの時間である。また、反射
型フォトセンサ69bは、反射型フォトセンサ69aと
同じタイミングで基準トナー像d101K、d101
C、d101M、d101Yを検知し、各検知間隔t1
b、t2b、t3bが等しくなる。
【0058】しかしながら、例えば、感光体ドラム11
Cに組み付け誤差による傾きが生じていたり、上記光書
込ユニット2内におけるC用の反射ミラーにその長手方
向の傾きが生じていたりすると、図11に示すように、
対をなす2つの基準トナー像d101Cの一方に、スキ
ューによる位置ずれが生ずる。このようにスキューによ
る位置ずれが生ずると、反射型フォトセンサ69aが基
準トナー像d101Cを検知するタイミングと、反射型
フォトセンサ69bが基準トナー像d101Cを検知す
るタイミングとにタイムラグΔtが生ずる。スキュー角
θについては、このタイムラグΔtと、転写搬送ベルト
60の移動速度とに基づいて求めることができる。ま
た、基準トナー像d101Cではなく、他の基準トナー
像d101K、d101M、d101Yにスキューが生
じた場合にも、同様にしてスキュー角θを求めることが
できる。
【0059】そこで、上記制御部150は、対をなすよ
うに2つずつ形成される基準トナー像d101K、d1
01C、d101M、d101Yの検知タイミングをR
AM150aに順次格納していき、検知間隔t1a、t
2a、t3a、t1b、t2b、t3bをそれぞれ求め
る。そして、上記タイムラグΔtを生じた基準トナー像
についてはそのスキュー角θを演算し、演算結果に基づ
いて、対応する上記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段に
よって傾けてスキューを抑える。
【0060】また、例えば、上記光書込ユニット2内に
おけるC用の光源の駆動タイミングが正規のタイミング
からずれるなどすると、図12に示すように、基準トナ
ー像101Cに副走査方向へのレジストによる位置ずれ
が生ずる。このように位置ずれが生ずると、検知間隔t
1a、t2a、t3aがそれぞれ異なった値になるとと
もに、検知間隔t1b、t2b、t3bもそれぞれ異な
った値になる。但し、先に図11に示したように、スキ
ューによる位置ずれが生じた場合にも、上記検知間隔t
1a、t2a、t3aや検知間隔t1b、t2b、t3
bがそれぞれ異なった値になる。そこで、制御部150
は、それぞれスキューにより発生したタイムラグΔtに
基づいて、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、
t2b、t3bを補正してスキューによる影響を取り除
いた後、副走査方向へのレジストによる位置ずれ量を求
める。そして、この位置ずれ量に基づいて、K、C、
M、Y用の駆動タイミングなどを補正して、副走査方向
へのレジストを抑える。
【0061】このようにして、スキュー及び副走査方向
へのレジストによる位置ずれが補正されると、次に、図
13に示すような新たな基準トナー像が転写搬送ベルト
60上に転写される。図13において、各色の基準トナ
ー像s101K、s101C、s101M、s101Y
は、それぞれベルト幅方向から45[°]傾いた長さA
√2、幅Wの長方形として形成され、先の基準トナー像
と同様にそれぞれベルトの両端付近に1つずつ形成され
て対をなすようになっている。これら基準トナー像s1
01K、s101C、s101M、s101Yの検知結
果に基づいて、主走査方向へのレジストによる位置ずれ
が補正される。
【0062】具体的には、主走査方向へのレジストずれ
が生じていなければ、それぞれの対の検知タイミングが
同じになり、且つ基準トナー像s101K、s101
C、s101M、s101Yの検知間隔も等しくなる。
ところが、例えば、図14に示すように、基準トナー像
s101Cの対の一方(図中上側)に主走査方向へのレ
ジストずれが生ずると、検知間隔t1b、t2b、t3
bがそれぞれ異なった値になる。このとき、主走査方向
における基準トナー像s101Cの大きさが正規の大き
さであれば(主走査方向における倍率が1倍)、図示の
ように、もう一方の基準トナー像s101Cも同様にレ
ジストして検知間隔t1a、t2a、t3aもそれぞれ
異なった値になり、且つそれぞれ検知間隔t1b、t2
b、t3bに同期する。一方、主走査方向における基準
トナー像s101Cの大きさが正規の大きさよりも大き
くなると(主走査方向における倍率が1倍を超える)、
例えば、図15に示すように、図中上側の基準トナー像
s101Cが主走査方向にレジストするにもかかわら
ず、図中下側の基準トナー像s101Cはレジストしな
かったり、レジスト量が少なかったりする。
【0063】そこで、上記制御部150は、検知間隔t
1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bや、転
写搬送ベルト60の移動速度に基づいて、各基準トナー
像s101K、s101C、s101M、s101Yの
主走査方向へのレジストずれ量や倍率(主走査方向)を
演算する。そして、演算結果に基づいて、対応するポリ
ゴンミラーの駆動タイミングを補正したり、対応する上
記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段によって傾けたりし
て、かかるレジストずれや倍率ずれを抑える。
【0064】このように、各色についてスキュー、副走
査方向へのレジスト及び主走査方向へのレジストを抑え
ることで、プリントプロセス時に形成する上記フルカラ
ートナー像の色ズレを抑えることができる。
【0065】なお、副走査方向の倍率については、基準
トナー像d101K、d101C、d101M、d10
1Yを検知している時間によって補正される。
【0066】図16は上記転写搬送ベルト60を示す破
断斜視図である。図において、転写搬送ベルト60は、
無端状のベルト部60aと、これの幅方向の両端付近に
設けられた2つのリブ状突起60bとを備えている。
【0067】上記ベルト部60bは、PVDF(Pol
y vinylidene fluoride)等の材
料から構成された厚さ100〜150[μm]のベルト
であり、上記駆動ローラ(200)のローラ部に掛け回
されながら圧接する。
【0068】また、2つの上記リブ状突起60bは、ベ
ルト部60bの内面(ループ内面)にそれぞれ設けられ
た幅5[mm]程度、厚み1[mm]程度の無端状の突
起である。これらリブ状突起60b間の内寸Lyは、上記
駆動ローラ(200)のローラ部長さよりも長くなって
おり、転写搬送ベルト60はこのローラ部の両脇にリブ
状突起60bをそれぞれ位置させるように掛け回され
る。
【0069】このように掛け回された転写搬送ベルト6
0は、その幅方向における移動がリブ状突起60bと駆
動ローラ200のローラ部側面との接触によって規制さ
れて所定の幅をもって左右に蛇行する。このように蛇行
することで、駆動ローラ200のローラ部からの脱輪が
抑えられるようになっている。
【0070】ところが、リブ状突起60bと駆動ローラ
200のローラ部側面とが勢いよく接触すると、走行中
の転写搬送ベルト60や駆動ローラ200の図示しない
駆動源(モータ)に負荷を与えてしまい、転写搬送ベル
ト60の走行速度が不安定になってしまう。
【0071】図25は、従来のレーザプリンタにおける
転写搬送ベルト60の走行時間[sec]と移動量偏差
[mm]との関係を示すグラフである。なお、この移動
量偏差とは、実際のベルト移動量について本来のベルト
移動量(ベルト走行速度が全く変動しない場合のベルト
移動量)からどの程度ずれているかを示すものである。
また、この移動量偏差については、小野測器社製「CF
−5200 MULTI−PURPOSE FFT A
NALYZER」を用いて測定した。
【0072】図25に示すように、従来のレーザプリン
タでは、上記リブ状突起(60b)とローラ部との接触
の影響によって上記転写搬送ベルト(60)の走行速度
が不安定になる結果、ベルト移動量が大きく変動してそ
の偏差もかなりばらついてしまう(プラスの移動量偏差
最大値=0.17374mm、マイナスの移動量偏差最
大値=0.14587mm)。これは、各色トナー像の
転写位置がそれぞれ大きく変動し、且つその位置ずれ量
もかなりばらついてしまうことを示している。よって、
せっかく上述のように位置ズレ補正が行われても、各色
トナー像の転写位置ズレが生じてフルカラー画像に色ズ
レを引き起こしていた。
【0073】また、位置ズレ補正のための基準トナー像
を転写する際に転写搬送ベルト60の走行速度が不安定
になると、この不安定化に起因する各基準トナー像の転
写位置ズレが生じているにもかかわらず、これがスキュ
ーズレやレジストズレに基づく位置ズレであるとみなさ
れて位置ズレ補正がなされてしまう。そして、この結
果、却って色ズレが悪化することもあった。
【0074】そこで、本レーザプリンタにおいては、以
下に説明するような特徴的な構成を備えることにより、
転写搬送ベルト60の走行速度の不安定化に起因する色
ズレを抑えるようになっている。
【0075】図17は上記駆動ローラ200を示す平面
図である。図において、駆動ローラ200は、軸部材2
00aと、これに固定されたローラ部200bと、これ
の両脇でそれぞれ軸部材200aに回動自在に支持され
る2つの回動部材200cとを備えている。
【0076】上記軸部材200aは、ステンレス鋼(S
US)や硫黄複合快削鋼(SUM)などの金属からな
り、その両端付近が図示しない軸受けによって回転自在
に支持されている。
【0077】上記ローラ部200bは、軸部材200a
と一体に形成された金属ローラの周面に良好な摩擦抵抗
を発揮し得るEPゴム等の弾性部材が被覆されている。
【0078】円盤状に形成された2つの上記回動部材2
00cは、それぞれ軸部材200aに圧入された玉軸受
け(ボールベアリング)によって回動自在に支持されて
おり、両者間の外寸LBを図16に示した2つのリブ状
突起60b間の内寸Lyよりも小さくするように配設さ
れている。
【0079】かかる構成の駆動ローラ200に、転写搬
送ベルト60を図18に示すように掛け回した。即ち、
ベルト両端付近のリブ状突起60bの内側に2つの回動
部材200cを位置させるように転写搬送ベルトを掛け
回した。そして、転写搬送ベルト60の移動量偏差を同
様に測定してみた。この測定結果を図19に示す。
【0080】この図19と、先に示した図25とを比較
すると、本レーザプリンタではベルト移動量の変動やそ
の偏差のばらつきを大幅に抑えていることがわかる。具
体的には、グラフの上下変動が著しく抑えられている。
また、プラスの移動量偏差最大値が0.17374[m
m]から0.12460[mm]まで低減され、マイナ
スの移動量偏差最大値が0.14587[mm]から
0.050191[mm]まで低減されている。このよ
うにベルト移動量の変動やその偏差のばらつきが抑えら
れれば、当然ながら、各色トナー像の転写位置ズレによ
るフルカラー画像の色ズレも大幅に抑えられることにな
る。また、不適切な位置ズレ補正を行うことによる色ズ
レの悪化も抑えられることになる。
【0081】ベルト移動量の変動やその偏差のばらつき
が抑えられた原因は次のように考えられる。即ち、図2
0(a)に示すように、転写搬送ベルト60が正規の走
行方向よりも右方向に傾いて片寄り走行すると(矢印
A)、やがてその左端付近のリブ状突起60bの内側側
面が左側の回動部材200cに勢いよく接触する。従来
のレーザプリンタでは、回動部材200cではなくロー
ラ部200bの側転に接触していた。このような接触で
は、駆動ローラ200の図示しない駆動源に回転中のロ
ーラ部200b、軸部材200aなどを介して大きな負
荷がかかり、これによってローラ部200bの回転速度
が低下せしめられていた。一方、本レーザプリンタで
は、リブ状突起60bが回動部材200cに勢いよく接
触しても、この回動部材200cは回転を瞬時に停止さ
せたり回転速度を低下させたりするため、その接触によ
る負荷を軸部材200aに伝えるようなことがない。こ
のため、転写搬送ベルト60の走行速度の不安定化が抑
えられたと考えられる。
【0082】なお、リブ状突起60bはベルト部60a
とともに走行しながら回動部材200cに接触し、回動
部材200cはこの接触によってリブ状突起60bとと
もに走行しようとするので、瞬間的に回転を停止したり
回転速度を低下させたりするだけで、その後速やかに回
動部材200cとともに回転するようになる。
【0083】先に示した図20(a)において、ベルト
左端付近のリブ状突起60bに接触された左側の回動部
材200cは、図中矢印Bで示すように、このリブ状突
起60bを介してベルト部60aを図中左側に押し返
す。この押し返しにより、転写搬送ベルト60はやがて
正規の走行方向よりも左方向に傾いて寄り走行し始め
る。そして、図20(c)に示すように、ベルト右端付
近のリブ状突起60bが図中右側の回動部材200cに
接触すると、今度は、この回動部材200cがこのリブ
状突起60bを介してベルト部60aを右側に押し返
す。この押し返しにより、転写搬送ベルト60は再び右
方向に傾いて片寄り走行し始める。以上のようにして、
転写搬送ベルト60はその幅方向への移動が2つの回動
部材200cによって規制されて所定幅内で蛇行する。
【0084】ところで、2つのリブ状突起間の内寸Ly
(図16参照)と、2つの回動部材200c間の外寸L
B(図17参照)とを同じにすると、図21に示すよう
に、両端付近のリブ状突起60bをそれぞれローラ部2
00aの両脇の回動部材200cに接触させた状態で転
写搬送ベルト60を走行させることになる。このような
走行では、例えば、転写搬送ベルト60が右方向に片寄
り走行しようとすると、図中左側のリブ状突起60bが
左側の回動部材200cに強く接触して左側に押し返さ
れるが、このとき図中右側のリブ状突起60bも右側の
回動部材200cに接触している。このため、転写搬送
ベルト60はその片寄り走行をなかなか左側に反転させ
ることができず、やがて、左側のリブ状突起60bのエ
ッジEが左側の回動部材200cに接触し始める部分
(図22のP)で回動部材200cを乗り上げるおそれ
がある。このように乗り上げると、もはや回動部材20
0cがベルト移動を規制することができなくなり、転写
搬送ベルト60を大きく片寄り走行させたり、ローラ部
200bから脱輪させたりすることになる。
【0085】よって、2つの回動部材200c間の外寸
LBについては、2つのリブ状突起60b間の内寸Ly
よりも小さくすることが望ましい。このようにすれば、
先に図20(a)〜(b)に示したように、回動部材2
00cがリブ状突起60bを押し返す方向に、転写搬送
ベルト60の片寄り走行方向を速やかに反転させること
ができる。そして、このことにより、転写搬送ベルト6
0の脱輪を抑えることができる。
【0086】本レーザプリンタでは、2つのリブ状突起
60bをそれぞれベルト部60aに貼り付け加工した転
写搬送ベルト60を用いている。この貼り付け加工にお
ける貼り付け誤差は200〜300[μm]である。2
つのリブ状突起60b間で最大600[μm]程度の距
離誤差が生ずるのである。よって、本レーザプリンタで
は、単に2つの回動部材200cの外寸LBを2つのリ
ブ状突起60b間の内寸Lyよりも大きくするのではな
く、その差を600[μm]より大きくしている。この
ようにすれば、リブ状突起60bの貼り付け精度をより
高めるといった工夫をしなくても、「Ly>LB」とい
う条件を容易に具備させることができる。
【0087】回動部材200cの外径φdB(図17参
照)については、ローラ部200aの外径φdRよりも
小さくすることが望ましい。両者を同じにしてしまう
と、図23に示すように、回動部材200cを転写搬送
ベルト60のベルト部60a内面に接触させてしまう結
果、リブ状突起60bの接触に伴う回動部材200cの
速やかな回転停止や回転速度低減を困難にしてしまうか
らである。また、上記外径φdBを上記外径φdRより
も大きくしてしまうと、図24に示すように、回動部材
200cのエッジ部分に転写搬送ベルト60の張架力を
集中させる結果、このエッジ部分に接触する転写搬送ベ
ルト60部分を損傷したり破いてしまったりするからで
ある。更に、回動部材200cに接触する転写搬送ベル
ト60部分と、ローラ部200aに接触する転写搬送ベ
ルト60部分との線速を異ならせる結果、ベルト走行速
度を却って不安定にしてしまうという不具合を引き起こ
すおそれもあるからである。
【0088】また、先に図17に示したように、2つの
回動部材200cについてはそれぞれローラ部200a
から所定の間隙dlを介して配設することが望ましい。
これらを接触させるように配設した場合にも、リブ状突
起60bの接触に伴う回動部材200cの速やかな回転
停止や回転速度低減を困難にしてしまうからである。
【0089】以上、上記反射ミラーの傾斜角度など、光
書込ユニット2内における条件を補正することで感光体
ドラム11上での潜像形成位置を補正してレジストずれ
やスキューを抑えるレーザプリンタについて説明した
が、この条件を補正することに代えて、感光体ドラム等
の潜像担持体や、転写搬送ベルト等の無端移動体の位置
を補正することで潜像形成位置を補正させるようにして
もよい。
【0090】また、本発明はタンデム式のレーザプリン
タに限らず、1つの像担持体に各色の可視像を個別に形
成し、これらを中間転写ベルトに順次重ね合わせて転写
する多色画像形成装置にも適用が可能である。
【0091】また、多色画像形成装置ではなく、搬送ベ
ルトによって搬送される転写紙等の転写体や、中間転写
ベルトなどに単色画像を転写する画像形成装置にも本発
明の適用が可能である。かかる画像形成装置では、搬送
ベルトや中間転写ベルトの走行速度の不安定化に起因す
る転写像の形状の乱れを抑えることができる。
【0092】
【発明の効果】請求項1、2又は3の発明によれば、ベ
ルトの走行速度の不安定化に起因する画質の低下を抑え
ることができるという優れた効果がある。
【0093】特に、請求項2の発明によれば、ベルトの
走行速度の不安定化に起因する画質の低下をより確実に
抑えることができるという優れた効果がある。また、回
動部材のエッジとベルト内周面との接触によるベルトの
破れを解消することができるという優れた効果もある。
【0094】また特に、請求項3の発明によれば、左右
両方向へのベルトの片寄り走行を抑えることができると
いう優れた効果がある。また、ベルト左右におけるリブ
状突起の回動部材への乗り上げに起因するベルトの駆動
ローラからの脱輪を抑えることができるという優れた効
果もある。
【0095】請求項4、5又は6の発明によれば、ベル
トの走行速度の不安定化に起因する転写像の形状の乱れ
を抑えることができるという優れた効果がある。
【0096】特に、請求項5の発明によれば、走行速度
の不安定なベルトによって各色の可視像の転写位置ズレ
を引き起こすことに起因する多色画像の色ズレを抑える
ことができるという優れた効果がある。
【0097】また特に、請求項6の発明によれば、ベル
トの走行速度が不安定であるにもかかわらず各色の可視
像の位置ズレを補正してしまうことによる色ズレの悪化
を抑えることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図。
【図2】同レーザプリンタのトナー像形成部1Yの概略
構成を示す拡大図。
【図3】同トナー像形成部1Yの現像装置20Yを示す
縦断面図。
【図4】同レーザプリンタの転写ユニットの概略構成を
示す拡大図。
【図5】同転写ユニットの転写圧調整手段を示す模式
図。
【図6】同レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロ
ック図。
【図7】同転写搬送ベルトを反射型フォトセンサととも
に示す斜視図。
【図8】同レーザプリンタによって形成される位置ずれ
検知用(スキューズレ及び副走査方向へのレジストズ
レ)の基準トナー像を示す模式図。
【図9】同基準トナー像を転写搬送ベルト及び反射型フ
ォトセンサとともに示す平面図。
【図10】位置ずれが生じていない状態の同基準トナー
像を転写搬送ベルト及び反射型フォトセンサとともに示
す平面図。
【図11】スキューによって位置ずれした基準トナー像
d101Cを転写搬送ベルト及び反射型フォトセンサと
ともに示す平面図。
【図12】副走査方向へレジストズレした基準トナー像
d101Cを転写搬送ベルト及び反射型フォトセンサと
ともに示す平面図。
【図13】同レーザプリンタによって形成される位置ず
れ検知用(主走査方向へのレジストズレ)の基準トナー
像を示す模式図。
【図14】副走査方向へレジストズレした基準トナー像
d101C(片方のみ)を転写搬送ベルト及び反射型フ
ォトセンサとともに示す平面図。
【図15】副走査方向へレジストズレした基準トナー像
d101C(両方)を転写搬送ベルト及び反射型フォト
センサとともに示す平面図。
【図16】同転写搬送ベルトを示す破断斜視図。
【図17】同レーザプリンタの駆動ローラを示す平面
図。
【図18】同転写搬送ベルトが掛け回された同駆動ロー
ラを示す斜視図。
【図19】同レーザプリンタにおける転写搬送ベルトの
走行時間[sec]と移動量偏差[mm]との関係を示
すグラフ。
【図20】(a)から(c)は、それぞれ幅方向への移
動が規制される同転写搬送ベルトの蛇行を説明する断面
図。
【図21】回動部材間の外寸LBとリブ状突起間の内寸
Lyとが等しい場合における同駆動ローラ及び転写搬送
ベルトを示す断面図。
【図22】同駆動ローラ及び転写搬送ベルトを示す側面
図。
【図23】回動部材外径とローラ部外径とが等しい場合
における駆動ローラを転写搬送ベルトとともに示す断面
図。
【図24】回動部材外径がローラ部外径よりも大きい場
合における駆動ローラを転写搬送ベルトとともに示す断
面図。
【図25】従来のレーザプリンタにおける転写搬送ベル
トの走行時間[sec]と移動量偏差[mm]との関係
を示すグラフ。
【符号の説明】
1 トナー像形成部 2 光書込ユニット 3、4 給紙カセット 5 レジストローラ対 6 転写ユニット 7 定着ユニット 8 排紙トレイ 11 感光体ドラム(像担持体) 20 現像装置 22 現像ローラ 27 粉体ポンプ 29 第1供給部 30 第2供給部 60 転写搬送ベルト(ベルト) 60a ベルト部 60b リブ状突起 69 反射型フォトセンサ 101 基準トナー像(基準可視像) 150 制御部 200 駆動ローラ 200a 軸部材 200b ローラ部 200c 回動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 BB42 BB44 BB56 2H200 FA04 GA12 GA23 JB06 JB40 JC03 JC10 LA25 LA29 PA12 PB11 PB39 3F049 AA10 BA03 BA13 BB06 BB07 BB11 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト内周面端部又はその近傍に設けられ
    たリブ状突起を有する無端状のベルトと、該ベルト内周
    面に当接しながら該ベルトを張架する複数の張架ローラ
    と、該張架ローラの1つとして該ベルトを張架しながら
    駆動する駆動ローラとを備え、該リブ状突起によってベ
    ルト端部の駆動ローラ周面への乗り上げを阻止すること
    で該ベルトの片寄り走行を抑えるベルト駆動装置におい
    て、上記駆動ローラの軸部材に回動自在に支持される回
    動部材を該駆動ローラのローラ部の脇に設け、上記ベル
    トの上記リブ状突起を該回動部材よりも外側に位置させ
    るように該ベルトを該駆動ローラに張架させたことを特
    徴とするベルト駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1のベルト駆動装置において、上記
    回動部材として円盤状のものを用い、その外径を上記駆
    動ローラのローラ部の外径よりも小さくしたことを特徴
    とするベルト駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のベルト駆動装置におい
    て、上記リブ状突起を上記ベルト内周面の両端又はその
    近傍に設けるとともに、上記回動部材を上記駆動ローラ
    のローラ部両端の脇にそれぞれ設け、2つの回動部材間
    の外寸を2つのリブ状突起間の内寸よりも小さくしたこ
    とを特徴とするベルト駆動装置。
  4. 【請求項4】可視像を担持する可視像担持体と、無端状
    のベルトを駆動するベルト駆動装置と、該可視像担持体
    上の可視像を、該ベルト駆動手段によって無端移動せし
    められる該ベルトの方に転写する転写手段とを備える画
    像形成装置において、該ベルト駆動装置として、請求項
    1、2又は3のベルト駆動装置を用いたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、それぞ
    れ異なる色の可視像を担持する複数の可視像担持体と、
    これらにそれぞれ対応する複数の転写手段とを設け、可
    視像をそれぞれの可視像担持体から上記ベルトあるいは
    これに搬送される転写体に順次重ね合わせて転写させて
    多色画像を形成させるようにしたことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、各可視
    像担持体上に基準可視像を形成する基準可視像形成手段
    と、各可視像担持体上から上記ベルト上に転写された各
    基準可視像の位置を検知する位置検知手段と、該位置検
    知手段による検知結果に基づいて各可視像担持体の位置
    ズレに起因する各基準可視像の相対的な位置ズレを補正
    する位置ズレ補正手段とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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