JP2002372863A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002372863A
JP2002372863A JP2001179211A JP2001179211A JP2002372863A JP 2002372863 A JP2002372863 A JP 2002372863A JP 2001179211 A JP2001179211 A JP 2001179211A JP 2001179211 A JP2001179211 A JP 2001179211A JP 2002372863 A JP2002372863 A JP 2002372863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ロールの端部とハウジングの隙間からの
現像剤の漏れを、現像ロール端部の幅寸法の増大を招く
ことなく有効に防止することができる現像装置を提供す
る。 【解決手段】 現像ロール3の端部とハウジング1との
間に、その現像ロール3の端部側面3aの所定の領域と
対向して現像剤の通過を阻止する端面シール部材4を配
設した。この端面シール部材4には、必要に応じて、周
面シール構造部5や接合部シール構造部6や現像剤均し
構造部を一体的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体状の現像剤か
らなる画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミ
リ、複合機等の画像形成装置に使用される現像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真、静電記録等の画像形成方式を
利用したプリンタ等の画像形成装置においては、感光体
等の像担持体に形成する静電潜像を粉体状の現像剤によ
り現像し、その画像を記録用紙等の記録媒体に直接又は
中間転写体を介して転写することにより画像形成が行わ
れるが、このような画像形成装置にあっては、その現像
剤を収容して像担持体と対向する現像領域に供給するた
めの現像装置が装備されている。
【0003】このような現像装置としては、一般に、上
記像担持体と対向する開口部と現像剤を収容する現像剤
収容部とが形成されたハウジング(筐体)と、そのハウ
ジングの開口部付近に回転可能に取り付けられ、現像剤
収容部に収容される現像剤を担持して像担持体と対向す
る現像領域まで搬送するロール状の現像剤担持体、即ち
現像ロールとを少なくとも有し、その現像剤収容部に収
容されている現像剤を現像ロールに担持して像担持体と
対向する現像領域まで搬送し、その像担持体の静電潜像
部分に選択的に付着させて現像を行うものが使用されて
いる。ちなみに、上記現像剤としては、トナー及びキャ
リアからなる二成分現像剤やトナーからなる一成分現像
剤が使用される。
【0004】そして、このような現像装置においては、
ハウジングの開口部付近に設置されて回転する現像ロー
ルの端部とハウジングとの隙間から現像剤が不要に漏れ
出ることを防止するためのシール構造を採用している。
【0005】そのシール構造としては、例えば、図17
に例示するように、現像ロール110の現像有効領域
(点線矢印で示す側の現像ロール部分)以外となる端部
の周面に、現像材の通過を阻止する磁性体からなる遮断
部材120とマグネット125を設けたものがある。図
中の符号111は現像ロール110のスリープ、112
は現像ロール110のマグネットロール、110aはス
リープ111の回転軸、112aはマグネットロール1
12の中心軸、113、114は軸受け、130はハウ
ジングである。上記遮断部材120については、現像ロ
ール110の端部側に入り込んだ状態で配置されるマグ
ネットロール112の端部と対向するように配置されて
いる。
【0006】このようなシール構造では、主に、その遮
断部材120に現像剤が付着することにより、当該遮断
部材120と現像ロール110の間が現像剤により塞が
れるようになり、これにより現像剤が現像ロール110
の端部とハウジング130との隙間(S)に入り込むこ
とが阻止される。また、現像剤は、その遮断部材120
と現像ロール110の間を通過した場合であってもマグ
ネット125に付着され、これにより上記隙間Sに入り
込むことが阻止される。このようにして、現像剤がその
隙間Sを通してハウジング開口部から漏れ出ることが防
止される仕組みになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像ロ
ールの端部に対するシール構造を採用する従来の現像装
置にあっては、次のような課題がある。
【0008】すなわち、前掲したようなシール構造を採
用した場合には、遮断部材120とマグネット125を
設置するため、現像ロール110の現像有効領域を超え
る端部の幅寸法が広くなり、特にその現像有効領域から
現像ロール110の端部側面と対向するハウジング13
0までの離間距離dも一定以上確保しなければならなか
った。また、このような現像ロール110の端部幅の増
化を招くシール構造は、現像装置ひいてはハウジングの
小型化の要請に対しては、その現像ロールの軸方向に沿
う幅方向の狭小化が困難であるため不利となる。つま
り、現像装置の幅方向の小型化には、現像ロール110
の端部幅の狭小化が課題となる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、現像ロールの
端部とハウジングの隙間からの現像剤の漏れを、現像ロ
ール端部の幅寸法の増大を招くことなく有効に防止する
ことができる現像装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、図
1に概念的に示すように、静電潜像が形成される像担持
体と対向する開口部と現像剤が収容される現像剤収容部
とが形成されたハウジング1と、このハウジング1の前
記開口部付近に回転可能に取り付けられ、前記現像剤収
容部に収容されている現像剤を担持して前記像担持体と
対向する現像領域まで搬送する現像ロール3とを有する
現像装置において、前記現像ロール3の端部と前記ハウ
ジング1との間に、その現像ロール3の端部側面3aの
所定の領域と対向して現像剤の通過を阻止する端面シー
ル部材4を配設したことを特徴とするものである。
【0011】ここで、現像ロール3の端部とは、現像剤
を担持して現像領域に搬送する現像有効領域を除く端部
部位である。また、現像ロール3の端部側面3aの所定
の領域とは、現像ロール3の回転軸3eを除く端部側面
3aであって、その端部側面3aとハウジング1との隙
間に入り込んでハウジング1の開口部から漏れ出る現像
剤を有効に阻止できるとの観点から適宜選定される領域
である。通常は、その端部側面3aの一部領域である
が、その端部側面3aの全域であっても構わない。ま
た、端面シール部材4については、現像ロール3とハウ
ジング1の間に介在するように配設される関係上、その
介在する幅ができる限り狭い形態のものが望ましい。図
中の符号3fは現像ロールの回転軸3eの軸受けであ
る。
【0012】このような現像装置によれば、現像ロール
3の端部とハウジング1との隙間(S)に入り込む現像
剤は、その現像ロール3の端部側面3aにおいて端面シ
ール部材4により、その通過を阻止される。この端面シ
ール部材4は、現像ロール3の端部とハウジング1の間
に介在するように配設するのみであるため、現像ロール
3の端部幅自体の増大を招くことがない。
【0013】また、端面シール部材4は、図2に例示す
るように、現像ロール3の端部周面3bの所定の領域と
対向して現像剤の通過を阻止する周面シール構造部5を
追加するように一体的に設けるとよい。現像ロール3の
端部周面3bの所定の領域とは、その端部周面3bとハ
ウジング1との隙間に入り込んでハウジング1の開口部
から漏れ出る現像剤を有効に阻止できるとの観点から適
宜選定される領域である。
【0014】この場合には、現像ロール3の端部とハウ
ジング1との隙間(S)に入り込む現像剤は、端面シー
ル部材4により通過が阻止されることに加えて(又は先
立って)、その現像ロール3の端部周面3bにおいて周
面シール構造部5により、その通過が阻止される。これ
により、端面シール部材4を本体とする1つのシール構
造物により、複数箇所のシール効果がより有効に得られ
るようになる。
【0015】さらに、端面シール部材4は、ハウジング
1が現像ロール3の端部を配置する部位に隣接する接合
部を有する構造である場合には、図3に例示するよう
に、ハウジング1の接合部(図中では、便宜上、その接
合部の境界を2点鎖線で示しているのみである)1aに
介在して現像剤の通過を阻止する接合部シール構造部6
を追加するように一体的に設けるとよい。なお、この場
合は、図3における前記周面シール構造部5を設けるこ
とは必須ではない。
【0016】この場合には、現像ロール3の端部とハウ
ジング1との隙間(S)に入り込む現像剤は、端面シー
ル部材4により通過が阻止されることに加えて、ハウジ
ング1の接合部1aにおいて接合部シール構造部6によ
り、その通過が阻止される。これにより、現像剤がハウ
ジング1の接合部1aに入り込んで漏れ出ることも防止
できるようになり、端面シール部材4を本体とする1つ
のシール構造物により、複数箇所のシール効果がより有
効に得られるようになる。
【0017】そして、端面シール部材4は、ハウジング
1が現像ロール3の端部を配置する部位に隣接する接合
部1aを有する構造である場合には、図3に例示するよ
うに、上記した周面シール構造部5と接合部シール構造
部6の双方を追加するように一体的に設けるとよい。
【0018】この場合には、現像ロール3の端部とハウ
ジング1との隙間(S)に入り込む現像剤は、その通過
が、現像ロール3の端部側面3aにおいて端面シール部
材4により阻止されることに加えて、現像ロール3の端
部周面3bにおいて周面シール構造部5により阻止され
るとともに、ハウジング1の接合部1aにおいて接合部
シール構造部6により阻止されることになる。これによ
り、端面シール部材4を本体とする1つのシール構造物
により、複数箇所のシール効果がより一層有効に得られ
るようになる。
【0019】また、この現像装置における端面シール部
材4をはじめ周面シール構造部5および接合部シール構
造部6は、その各部位における現像剤の通過を阻止でき
るものであれば特に制約されるものではなく、特に、端
面シール部材4と周面シール構造部5については、現像
ロール3の端部側面3a又はその端部周面3bに接触す
る部材(例えば、摺動性を有するスポンジ、マイラーな
ど)であってもよい。
【0020】この他、現像剤が磁性成分を含む現像剤で
あり、かつ、現像ロール3がマグネットを有するロール
である場合には、端面シール部材4、周面シール構造部
5および接合部シール構造部6については磁性体で形成
することが好ましい。その磁性体は、磁性成分が含まれ
る現像剤が磁力により付着し得る磁性を有する部材であ
ればよく、その材質等については特に限定されない。ま
た、マグネットを有する現像ロールとは、円筒状のスリ
ーブの内部に複数の磁極が配置されたマグネットロール
を配設した構造の現像ロールや、マグネットロールのみ
からなる現像ロールである。
【0021】この場合には、端面シール部材4、周面シ
ール構造部5および接合部シール構造部6に、磁性成分
を含む現像剤が磁気的に付着され、これにより磁性成分
を含む現像剤の不要な通過が効率よく阻止されるように
なる。また、特に端面シール部材4、周面シール構造部
5および接合部シール構造部6について着磁する場合に
は、その各部位の磁性体を現像剤の漏れ出る方向に対し
て交差する方向(好ましくは直交する方向)に沿ってS
極とN極を交互に並べた状態のピッチ着磁を行うように
するとよい。また、その着磁に際しては、現像ロール3
の有するマグネットの磁極配置パターンなどを考慮して
着磁を行うようにするとよい。なお、磁性成分を含む現
像剤1とは、通常、非磁性トナー及び磁性キャリアから
なる二成分現像剤である(この場合、磁性成分とは磁性
を示すキャリアとなる)が、この他にも、磁性トナー及
び非磁性キャリアからなる二成分現像剤、磁性トナーの
みからなる一成分現像剤等であってもよい(この場合い
ずれも磁性成分とは磁性を示すトナーとなる)。
【0022】また、この場合には、図4に例示するよう
に、その磁性体で形成する端面シール部材4に、現像ロ
ール3の端部よりも内側の周面3dの所定の領域と対向
して、その端部周面に担持される現像剤層2のうちの余
剰部分(2点鎖線で示す部分)2aを掻き均す均し構造
部7を一体的に設けるとよい。図中の符号8aはロール
状のマグネット8の軸、8bはその軸8aの軸受けであ
る。
【0023】この場合には、図4cに示すように、現像
ロール3の端部よりも内側の周面3dに担持される現像
剤層2のうちで現像ロール3に内包されるマグネット8
の端部における磁力線(G)の影響により形成される余
剰部分2aが均し構造部7により掻き均らされる。これ
により、端面シール部材4を本体とする1つのシール構
造物により、複数箇所のシール効果がより一層有効に得
られるようになることに加え、現像ロール3の端部の現
像有効領域の端部における現像剤層の層厚を均一化させ
ることができ、均一で安定した現像を行うことが可能に
なる。なお、この均し構造部7は、現像ロール3に担持
される現像剤層2の層厚を規制する層規制部材が配設さ
れる場合には、その層規制部材よりも現像ロール3の回
転方向下流側に配設することが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図5〜11は本
発明の実施の形態1に係る現像装置を示すものであり、
図5はその斜視図、図6は図5のQ−Q線に沿う概略断
面図、図7はその分解斜視図、図8は上部ハウジングを
取り外した状態の上面図、図9はその上部ハウジングの
下面図、図10はその下部ハウジングの上面図、図11
は図10のJ−J線に沿う断面図及びその一部拡大図で
ある。
【0025】この現像装置は、二成分現像装置であり、
基本的に、筐体としてのハウジング10と、現像ロール
13と、層規制部材としての層規制ロール14と、現像
剤攪拌搬送部材としての2本のオーガー15、16と、
現像剤供給部材としてのパドルホイール17とでその主
要部が構成されている。図6において、符号100は画
像情報に応じた静電潜像が形成される像担持体としての
感光ドラム、2は非磁性トナー及び磁性キャリアからな
る二成分現像剤、Eは感光ドラム100上の現像領域で
あり、また、矢印は回転する部品の回転方向を示してい
る。
【0026】ハウジング10は、全体が板状に扁平した
細長い箱形状からなるものであって、その上下に2分割
したプラスチック成型品からなる下部ハウジング20と
上部ハウジング30とを接合して組み立てる構造になっ
ている。また、このハウジング10は、その下部ハウジ
ング20と上部ハウジング30を組み立てた状態におい
て、感光ドラム100と対向する側の端部にハウジング
開口部11が形成されるとともに、その内部に現像剤1
が存在する空間12が形成される形態になっている。ま
た、このハウジング10は、下部ハウジング20と上部
ハウジング30を接合して一体化した後に、第1のサイ
ドブラッケト40と第2のサイドブラケット50を、そ
のハウジングの左右両端部に外側から嵌め込んで装着す
ることにより、両ハウジング20、30の接合状態が補
強される構造になっている。なお、サイドブラケット4
0、50には、現像ロール13等の回転部材の軸受支持
部などが形成されている。
【0027】下部ハウジング20は、図6〜8や図11
に示すように、そのハウジング開口部11となる端部と
は反対側の端部にまでに至る部位に二成分現像剤3を収
容する現像剤収容凹部21が形成されている。この現像
剤収容凹部21は、両端部を除く中央部側に設けられた
仕切り壁21aにより仕切られるように形成される、平
行する2列の現像剤循環搬送路21b,21cを有する
ものである。図6等の符号21dは循環折返し兼受容れ
部、21eは循環折返し部を示す。また、下部ハウジン
グ20は、その現像剤収容凹部21から開口部11とな
る端部にかけての部位に、パドルホイール17が配置さ
れる現像剤供給下段部22と、現像ロール13が配置さ
れる現像剤供給上段部23とが形成されている。図6等
の符号20a,20bはオーガー15、16の軸受の支
持孔、20cはパドルホイール17の軸受の支持孔、2
0dは現像ロール13の軸受の支持部、20eは層規制
ロール14の取付凹部である。
【0028】また、下部ハウジング20には、そのハウ
ジング開口部11となる部位を除く外周部全体にわたっ
て上部ハウジング30と接合させるための接合面部25
が形成されている。その接合面部25のうちで開口部1
1となる部位と対向して並行する端部には、上部ハウジ
ング30との組立て接合時に使用される係止突片26
(a〜e)が形成されている。また、その接合面部25
の開口部11と近い部位には、上部ハウジング30側に
形成される後述のスナップフィット用の係止片(37)
が引っ掛けられるスナップフィット用係止部27と、位
置決めピン28が形成されている。さらに、下部ハウジ
ング20の現像ロール13の両端部が配置される各部位
には、図10や図11等に示すように、後述のシール部
材(60)を装着するための装着凹部29が形成されて
いる。
【0029】一方、上部ハウジング30は、図7や図9
に示すように、下部ハウジング20の現像剤収容凹部2
1と組立て接合時に対向してその収容凹部21の空間を
上方側から塞いで規制する収容凹部蓋面部31aと、下
部ハウジング20の現像剤供給下段部22と組立て接合
時に対向してその下段部22の空間を上方側から塞いで
規制する下段部蓋面部31bと、下部ハウジング20の
現像剤供給上段部23と組立て接合時に対向してその上
段部23の空間を上方側から塞いで規制する上段部蓋面
部31cと、下部ハウジング20の循環折返し兼受容れ
部21dと組立て接合時に対向して存在する補給用現像
剤の受容れ部33とが主に形成されている。図中の符号
33aは、現像剤補給装置(図示省略)の現像剤搬送パ
イプが差し込まれる際に開閉する受容れ開閉扉(口)で
ある。
【0030】また、上部ハウジング30は、そのハウジ
ング開口部11となる部位を除く外周部全体にわたって
下部ハウジング20と接合させるための接合面部35が
形成されている。その接合面部35の開口部11となる
部位と対向して並行する端部には、下部ハウジング20
側の接合面部25が組立て接合時に内側から差し込まれ
る複数の係止孔36(a〜e)が形成されている。ま
た、その接合面部35の開口部11となる部位に近い部
位には、下部ハウジング20側にある前記スナップフィ
ット用係止部27に引っ掛けるスナップフィット用の係
止片37と、下部ハウジング20側にある前記位置決め
ピン28が差し込まれる位置決め孔38とが形成されて
いる。
【0031】現像ロール13は、ハウジング開口部11
から一部露出するような状態で回転駆動可能に配置され
る中空円筒形状からなる非磁性のスリーブ13aと、こ
のスリーブ13aの中空内に位置固定された状態で配置
され、複数の磁極が所定の角度に適宜配置されたマグネ
ットロール13bとで構成されたものである。層規制ロ
ール14は、現像ロール13(スリーブ13a)の表面
に担持される二成分現像剤1の層厚を所定の厚さに規制
するための非磁性ロールからなるもの(非磁性ロールト
リマー)であり、そのスリーブ13aの表面に対して当
該層規制の厚さに相当する間隙をあけた状態で対向配置
される。
【0032】オーガー15、16は、回転軸部15a,
16aに二成分現像剤1を攪拌搬送するための羽根部1
5b,16bを螺旋状に所定のピッチで巻きつけた状態
に形成した回転部材であり、下部ハウジング20の現像
剤収容凹部21における前記2列の現像剤循環搬送路内
でそれぞれ回転駆動するように配設されている。パドル
ホイール17は、回転軸部に4枚の羽根部を形成した羽
根車状の回転部材であり、現像ロール13とオーガー1
6の間となる位置で回転駆動するように配設されてい
る。
【0033】図12は、現像ロール13の両端部とハウ
ジング10との隙間における現像剤の漏れを防止するた
めに取り付けるシール部材60を示すものであり、
(a)はその斜視図、(b)はその側面図、(c)はそ
の上面図、(d)は(a)の矢印D方向から見たときの
外観図である。
【0034】このシール部材60は、現像ロール13の
端部側面13aの軸を除く半分程度の領域と対向して現
像剤の通過を阻止する端面シール部61を本体とするシ
ール材料である。その端面シール部61は、現像ロール
13の端部側面13aにおける上記所定の領域と対向す
るように、その側面形状が半リング形状に形成された板
状の形態からなるものである。
【0035】そして、このシール部材60は、その端面
シール部61の外周部に、現像ロール13の端部周面1
3bの一部領域と対向して現像剤の通過を阻止する周面
シール部62を一体的に設けている。特にこの実施の形
態における周面シール部62は、前記した層規制ロール
14の配設位置の関係上、その層規制ロール14が位置
する領域だけ切り欠かれた形成になっている(図中の符
号63は、その切り欠き部である)。このため、周面シ
ール部62は、端面シール部61の上端部61a及び下
端部61bにおいて、現像ロールの端部周面13b側に
それぞれ突出して形成された2つのシール部、即ち、上
部周面シール部62a及び下部周面シール部62bによ
り構成されている。この上部周面シール部62a及び下
部周面シール部62bはいずれも、現像ロール13の周
面の曲面に相応した湾曲した面をもつ板状の形態となる
ように形成されている。
【0036】また、このシール部材60は、その端面シ
ール部61の上端部61aに、ハウジング10の下部ハ
ウジング20の接合面部25と下部ハウジング30の接
合面部35とが接合する隣接接合部10a(図16a)
に介在して現像剤の通過を阻止する接合部シール部64
を一体的に設けている。この接合部シール部64は、端
面シール部61の上端部61aにおいて現像ロール13
の端部とは反対側に水平状態で突出して形成された板状
の形態からなるものである。
【0037】さらに、このシール部材60は、その端面
シール部61に形成した上記下部周面シール部62bに
現像剤層均し部65を一体的に設けている。この現像剤
均し部65は、現像ロール13の有効現像領域となる端
部周面に対向するように現像ロール13の端部周面側に
下部周面シール部62bよりも更に突出し、しかも現像
ロール13の周面の曲面に相応した湾曲した面をもつ板
状の形態となるように形成されている。
【0038】そして、このシール部材60は、前記した
下部ハウジング20に形成される装着凹部29に嵌め入
れることにより装着されるようになっている。
【0039】装着凹部29は、図11や図13に示すよ
うに、端面シール部61が嵌合されて収容される第1凹
部29aと、下部周面シール部62bが嵌合されて収容
される第2凹部29bと、接合部シール部64が嵌合さ
れて収容される第3凹部29cとで主に構成されてい
る。また、この装着凹部29には、端面シール部61の
上端部61a及び下端部61bにおいて外面に突出して
形成された位置決め凸部66a,66bを嵌め入れるた
めの位置決め凹部29d,29eが、現像ロール13の
軸受などが貫通する円形状の切り込み部20gの周面上
に形成されている。さらに、装着凹部19の第3凹部2
9cは、接合部シール部64が正確に位置決めされて装
着されるように、位置決め凸部29fが形成されている
とともに、その位置決め凸部29fの両脇に外側にそれ
ぞれ広がるように突出する2方向の突出凹部29gが形
成されている。
【0040】また、シール部材60の接合部シール部6
4には、この第3凹部29cにおける位置決め凸部29
f及び突出凹部29gに対応させて、その位置決め凸部
29fが入る位置決め凹部64aと、その2つの突出凹
部29gにそれぞれ入れる突出端部64bとを形成して
いる。
【0041】以上のような形態からなるシール部材60
は、フェライトや希土類マグネットの粉末を含有させた
ナイロン等の磁性体を用いて、一体的にプラスチック成
形すると同時にその成型品を磁場成形機により所定の磁
束密度に着磁するか、又はその一体的なプラスチック成
型後にその成形品を着磁機により着磁することにより形
成される。この実施の形態においては、磁束密度が例え
ば20mT以上となるように着磁している。また、この
着磁は、マグネットロール13bに配置される複数の磁
極の配置パターンを考慮して現像剤2を磁気的に吸着で
きるようにする観点から、現像剤の隙間を通って漏れ出
やすい方向に対して交差する方向に沿ったピッチ着磁を
行っている。より詳しくは、シール部材60の端面シー
ル部61、周面シール部62、接合部シール部64等に
ついて、現像ロール13の軸方向(周面シール部や接合
部シール部)又は回転方向(端面シール部の切り欠き
部)、さらには現像ロールの回転中心から放射線方向
(例えば通常の端面シール部)にそってS極とN極とが
小さいピッチで交互に着磁されるような多極着磁を行っ
ている。
【0042】なお、層規制ロール14の取付凹部20e
は、層規制ロール14の端部を嵌め込んで装着するため
のものであり、装着凹部29の近傍に形成される。この
実施の形態における取付凹部20eは、図11や図13
に示すように、層規制ロール14の端部がスムーズに落
とし込まれて現像ロール13(のスリーブ13a)と所
定の間隔をあけた定位置付近で止まるように誘導される
凹部形状となっている。また、この取付凹部20eのう
ち取付定位置に相当する両側の部位は、層規制ロール1
4の直径Rよりも僅かに狭い凹部幅W(図11a参照)
を形成するための隆起部20gが形成されている。さら
に、この取付凹部20eに対応する上部ハウジング30
の部位には、その取付凹部20eに落とし込まれた層規
制ロール14を組み立て接合時に下方に押し込む押込み
用突出部30e(図16参照)が形成されている。
【0043】このような現像装置は、以下のようにして
組み立てられる。
【0044】まず、シール部材60を下部ハウジング2
0の2つの装着凹部29に対してそれぞれ装着する(図
13)。すなわち、はじめに、シール部材60の側面シ
ール部61及び下部周面シール部62bを装着凹部の第
1凹部29a及び第2凹部29bにそれぞれ嵌め込むよ
うな状態で装着する。この際、周面シール部61の外面
に形成された位置決め凸部66a,66bを装着凹部の
位置決め凹部29d,29eにそれぞれ押し込んで嵌め
込むことにより、シール部材60の軸心に対する位置決
めがなされる。
【0045】また、これとほぼ同時並行させるように、
シール部材60の接合部シール部64を装着凹部の第3
凹部29cに嵌め込む。この際、その接合部シール部6
4の位置決め凹部64aを第3凹部29cの位置決め凸
部29fに、突出端部64bを第3凹部29cの突出凹
部29gにそれぞれ合わせて嵌め込むことにより、シー
ル部材60の端面方向に対する位置決めがなされる。こ
のような装着作業により、図14等に示すように、シー
ル部材60が各装着凹部29に正確に装着される。
【0046】次いで、シール部材60を装着した後の下
部ハウジング20に対し、現像ロール13、パドルホイ
ール17、2本のオーガー15、16、層規制ロール1
4を下部ハウジング20に形成された前記各軸受孔20
a〜c等に差し入れることにより装着する。この際、現
像ロール13の端部は、図15や図16に示すように、
シール部材60の端面シール部61及び周面シール部6
2a,62bで囲まれる空間内に差し込まれるような状
態で取り付けられる。また、層規制ロール14は、その
両端部を取付凹部20eに落とし込んでおく。
【0047】次いで、このように現像ロール13等が装
着された下部ハウジング20に対し、上部ハウジング2
0を取り付ける。
【0048】この上部ハウジング20の取り付けは、初
めに、その接合面部35における係止孔36(a〜e)
に下部ハウジング20の接合面部25における係止突片
26(a〜e)を差し入れた状態にしてから、その上部
ハウジング30のハウジング開口11側となる部位側を
下部ハウジング20と接合させるように押し付ける。こ
れにより、上部ハウジング30のスナップフィット用係
止片37が下部ハウジング30のスナップフィット用係
止部27に引っ掛けられ、もって下部ハウジング20と
上部ハウジング30の接合状態が固定される。またこれ
と同時に、下部ハウジング20側にある位置決めピン2
8が上部ハウジング30側の位置決め孔38に差し込ま
れ、もって下部ハウジング20と上部ハウジング30の
接合状態が最終的に位置決めされる(図16a)。この
結果、下部ハウジング20と上部ハウジング30とが正
確に接合されて一体化される。
【0049】また、この両ハウジング20、30の接合
一体化により、図16aに示すように、上部ハウジング
30の押込み用突出部30eが取付凹部20eに落とし
込まれていた層規制ロール14を前記隆起部20gにて
形成される幅狭の部分に押し込んで圧入させる。これに
より、層規制ロール14が取付凹部20eの所定の定位
置に配置されると同時に回転しないように固定される。
【0050】続いて、この下部ハウジング20と上部ハ
ウジング30とを接合したハウジング10の左右両端部
に対して、第1及び第2のサイドブラケット40、50
を嵌め込んで装着する(図2)。このサイドブラケット
40、50の装着により、下部ハウジング20と上部ハ
ウジング30の接合状態が補強される。
【0051】そして、この現像装置は、概略、以下のよ
うに作動する。
【0052】まず、ハウジング10内において現像ロー
ル13、パドルホイール17及びオーガー15、16が
矢印方向にそれぞれ回転し始める。これにより、ハウジ
ング10の下部ハウジング20における現像剤収容凹部
21に収容されている二成分現像剤2が回転するオーガ
ー15、16によって攪拌されながら現像剤収容凹部2
1の2列の搬送通路内を循環搬送される。この際、二成
分現像剤1におけるトナーがキャリアと十分に攪拌され
て摩擦帯電される。また、オーガー16によって攪拌さ
れながら搬送される二成分現像剤1の一部は、パドルホ
イール17側に搬送供給される。
【0053】続いて、そのパドルホイール17側に搬送
された二成分現像剤2は、パドルホイール17の羽根部
の搬送力により現像ロール13側に搬送供給される。こ
のようにして現像ロール13に供給された二成分現像剤
2は、現像ロール13のマグネットロール13bからの
磁力により矢印方向に回転するスリープ13aの表面に
穂立ち状の磁気ブラシを形成するように担持された後、
そのスリーブ13aの回転に伴って搬送される途中で層
厚規制ロール14を通過する際にほぼ一定の層厚にされ
てから感光ドラム100と対向する現像領域Eに搬送さ
れる。
【0054】このように現像ロール13によって現像領
域Eに搬送された二成分現像剤1は、その磁気ブラシの
先端部を感光ドラム100の表面に接触させた状態で通
過するが、その通過時に、現像ロール13に印加される
現像バイアス電圧により現像ロール13と感光ドラム1
00の間に形成される現像電界により、そのトナー1a
のみが感光ドラム100上の静電潜像に静電的に付着す
る。これにより、この現像装置による静電潜像の現像が
実行される。
【0055】そして、この現像装置は、このような作動
中において現像ロール13の端部がシール部材60によ
るシール効果を受けることにより、その現像ロール端部
とハウジング10の隙間からの現像剤の漏れが防止され
る。
【0056】すなわち、現像ロール13は、図16に示
すように、その端部側面13aのおよそ半分の領域に対
してシール部材の端面シール部61が極わずかな間隔を
あけて対向した状態で存在する。これにより、その端部
側面13aとハウジング10の隙間を通過しようとする
現像剤2が端面シール部61に磁気的に付着するととも
に当該隙間を塞ぐようになるため、その隙間における現
像剤の通過が阻止されることとなる(図1参照)。この
結果、その隙間を通してハウジング開口部11からの現
像剤2の漏れが防止される。また、このシール部材60
の端面シール部61は、板状の薄いシール部材として現
像ロールの端部側面13aとハウジング10の間に介在
するように配置するのみで済み、従来技術のように現像
ロール13の端部自体の幅が増大することがないため、
現像ロール13を取り付けるハウジング10の部分の幅
を可及的に狭くすることが可能となり、現像装置の小型
化に有利である。
【0057】また、現像ロール13は、図15や図16
に示すように、その端部周面13bの上部及び下部の領
域に対して一定の間隔をあけてシール部材の周面シール
部62a,60bがそれぞれ対向した状態で存在する。
これにより、その端部周面13bとハウジング10の隙
間を通過しようとする現像剤2が周面シール部62a,
32bに磁気的に付着するとともに当該隙間を塞ぐよう
になるため、その隙間における現像剤の通過が阻止され
ることとなる(図2参照)。この結果、その隙間を通し
てハウジング開口部11からの現像剤2の漏れが防止さ
れる。特に、この実施の形態では、層規制ロール14が
ハウジング開口部11の近傍位置に配置されず、その開
口部11から離れたハウジング内部側の位置に配置され
ているため、その層規制ロール14を通過した後の現像
ロール13の端部における現像剤漏れを確実に防止でき
るようになり、きわめて有効である。
【0058】そして、この現像装置においては、図16
に示すように、その現像ロール13の端部とハウジング
開口部11に近い位置にある下部ハウジング20と上部
ハウジング30との隣接接合部10aに、シール部材6
0の接合部シール部64が介在するように存在する。こ
れにより、その隣接接合部10aの隙間を通過しようと
する現像剤2が接合部シール部64に磁気的に付着する
とともに当該隙間を塞ぐようになるため、その隙間にお
ける現像剤の通過が阻止されることになる(図3参
照)。この結果、その隣接接合部10aに存在する隙間
を通してハウジング10の外への現像剤2の漏れが防止
される。
【0059】しかも、この現像装置においては、図16
等に示すように、その現像ロール13の有効現像領域の
端部周面(スリーブ13aの端部)において、そのマグ
ネットロール13bにおける磁極の磁力線の影響を受け
て現像剤層の過剰に盛り上がった部分が存在しても、シ
ール部材60の現像剤均し部65が現像ロール13の端
部の内側に対向するような状態で存在する。これによ
り、現像ロール13(のスリープ13a)の端部に形成
される現像剤層の余剰部分が現像剤均し部65を通過す
ることにより均されて正常な層厚に修正されることにな
る(図4参照)。この結果、かかる余剰部分が現像領域
Eに搬送されて現像不良(不均一現像など)を引き起こ
すことが防止される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
は、現像ロールの端部とハウジングの隙間からの現像剤
の漏れを、現像ロール端部の幅寸法の増大を招くことな
く有効に防止することができる。このため、現像装置の
小型化の要請に対しても対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の現像装置の1例の要部を概念的に示
すもので、(a)はその現像ロールの端部とシール部材
との構成を示す概略断面図、(b)は(a)のB−B線
に沿って見たときの要部側面図。
【図2】 本発明の現像装置の他例の要部を概念的に示
すもので、(a)はその現像ロールの端部とシール部材
との構成を示す概略断面図、(b)は(a)のB−B線
に沿って見たときの要部側面図。
【図3】 本発明の現像装置の他例の要部を概念的に示
すもので、(a)はその現像ロールの端部とシール部材
との構成を示す概略断面図、(b)は(a)のB−B線
に沿って見たときの要部側面図。
【図4】 本発明の現像装置の他例の要部を概念的に示
すもので、(a)はその現像ロールの端部とシール部材
との構成を示す概略断面図、(b)は(a)のB−B線
に沿って見たときの要部側面図、(c)はそのシール部
材の作用を示す断面説明図。
【図5】 実施の形態1に係る現像装置を示す斜視図。
【図6】 図5のV−V線に沿う断面図。
【図7】 図5の現像装置の分解斜視図。
【図8】 図5の現像装置において上部ハウジングを外
したときの状態を示す上面図。
【図9】 上部ハウジングを示す下面図。
【図10】 下部ハウジングを示す上面図。
【図11】 (a)は図10のJ−J線に沿う断面図、
(b)は(a)の一部拡大断面図。
【図12】 シール部材を示すもので、(a)はその斜
視図、(b)はその側面図、(c)はその上面図、
(d)は(a)の矢印D方向から見たときの外観図。
【図13】 シール部材とそれを取り付ける下部ハウジ
ングの装着凹部との構成を示す要部斜視図。
【図14】 シール部材を下部ハウジングの装着凹部に
装着した状態を示す要部斜視図。
【図15】 シール部材を装着した下部ハウジングに現
像ロールを取り付けた状態を示すもので、(a)はその
斜め後方側からの要部斜視図、(b)はその斜め前方か
らの要部斜視図。
【図16】 シール部材と現像ロールの取付状態を主に
示すもので、(a)はその側面から見たときの要部断面
図、(b)はその正面側から見たときの要部断面図。
【図17】 従来の現像装置における現像ロールの端部
に対するシール構造の一例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1,10…ハウジング、1a…接合部の境界、2…現像
剤、3,13…現像ロール、3a,13a…端部側面、
3b,13b…端部周面、4…端面シール部材、5…周
面シール構造部、6…接合部シール構造部、7…均し構
造部、10…隣接接合部、60…シール部材、61…端
面シール部、62…周面シール部、64…接合部シール
部、65…現像剤均し部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と対向す
    る開口部と現像剤が収容される現像剤収容部とが形成さ
    れたハウジングと、このハウジングの前記開口部付近に
    回転可能に取り付けられ、前記現像剤収容部に収容され
    ている現像剤を担持して前記像担持体と対向する現像領
    域まで搬送する現像ロールとを有する現像装置におい
    て、 前記現像ロールの端部と前記ハウジングとの間に、その
    現像ロールの端部側面の所定の領域と対向して現像剤の
    通過を阻止する端面シール部材を配設したことを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】 前記端面シール部材に、前記現像ロール
    の端部周面の所定の領域と対向して現像剤の通過を阻止
    する周面シール構造部を一体的に設けた請求項1に記載
    の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングが前記現像ロールの端部
    を配置する部位に隣接する接合部を有する構造であり、 かつ、前記前記端面シール部材に、前記ハウジングの接
    合部に介在して現像剤の通過を阻止する接合部シール構
    造部を一体的に設けた請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングが前記現像ロールの端部
    を配置する部位に隣接する接合部を有する構造であり、 かつ、前記端面シール部材に、前記現像ロールの端部周
    面の所定の領域と対向して現像剤の通過を阻止する周面
    シール構造部と前記ハウジングの接合部に介在して現像
    剤の通過を阻止する接合部シール構造部とを一体的に設
    けた請求項1に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤が磁性成分を含む現像剤であ
    り、かつ、前記現像ロールがマグネットを有するロール
    であり、 かつ、前記端面シール部材、前記周面シール構造部およ
    び前記接合シール構造部が磁性体で形成されている請求
    項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記端面シール部材に、前記現像ロール
    の端部周面の所定の領域と対向して、その端部周面に担
    持される現像剤層のうちの余剰部分を掻き均す均し構造
    部を一体的に設けた請求項5に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記前記端面シール部材、前記周面シー
    ル構造部および前記接合シール構造部の磁性体を、現像
    剤の漏れ出る方向に対して交差する方向に沿って着磁し
    た請求項5に記載の現像装置。
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JP2011191369A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

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