JP2002372817A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム

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JP2002372817A
JP2002372817A JP2002038652A JP2002038652A JP2002372817A JP 2002372817 A JP2002372817 A JP 2002372817A JP 2002038652 A JP2002038652 A JP 2002038652A JP 2002038652 A JP2002038652 A JP 2002038652A JP 2002372817 A JP2002372817 A JP 2002372817A
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JP2002038652A
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Hidetaka Shimizu
英貴 志水
Ryosuke Sugasawa
良介 菅澤
Seiji Shibaki
誠司 柴木
Mitsuru Fuchizawa
満 淵澤
Koichi Takahashi
弘一 高橋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に効果的に複数の排紙路を設
け、それらを用いて限られた筐体の体積内に上記のよう
な多数の機能を実現する各部を組み込む。 【解決手段】 複数の排紙路を有し、所定方式の画像形
成手段により画像形成を行なった後、前記複数の排紙路
のいずれかから機外に搬出する画像形成装置において、
前記画像形成手段(または用紙収納手段)と前記画像読
取手段の間に(または操作部)2つの前記排紙路を有
し、2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通
紙可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路は一方
の曲率より大きな曲率で配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定方式の画像形成
手段に用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成
を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装
置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制
御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真記録方式、インクジ
ェット方式など種々の画像形成機構を利用した画像形成
装置が知られている。
【0003】画像形成装置としては、従来ではファクシ
ミリや複写機、あるいはコンピュータ周辺機器のプリン
タのような単機能の製品が多かったが、近年ではプリン
タに画像読み取りのためのスキャナやFAXやLANを
介して通信を行なうための通信機能などを複合化した、
いわゆるデジタル複合機などと呼ばれる製品も生産され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタル複合機のよう
な多機能な画像形成装置では、製品の性質上、装置が高
度に多機能化されており、たとえば、記録後の用紙を異
なる複数の排紙トレイにそれぞれ排紙する機能、製本や
Z折りなど高度な後処理を行なうフィニッシャー機能、
厚紙やOHP用紙のような特殊紙への記録、排紙を行な
う機能、などの多くの機能を実装しなければならない事
が多い。
【0005】このために、近年では、限られた筐体の体
積内に如何に上記のような多数の機能を実現する各部を
組み込むかについて種々の工夫が凝らされている。たと
えば、画像読み取りのためのスキャナを装置上面に配
し、その下部の装置筐体が構成する直方体の内側に排紙
部を設ける胴内排紙方式と呼ばれる構成はその1つとい
える。
【0006】本発明の課題は、画像形成装置に効果的に
複数の排紙路を設け、それらを用いて限られた筐体の体
積内に上記のような多数の機能を実現する各部を組み込
むことにある。さらに、画像形成装置に効果的に複数の
排紙路を設けることによって原稿台上の原稿の操作性や
操作部の操作性を良くすることである。また、特殊な用
紙であっても傷つけることなく通紙することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、複数の排紙路を有し、所定方式の
画像形成手段により画像形成を行なった後、前記複数の
排紙路のいずれかから機外に搬出する画像形成装置にお
いて、前記画像形成手段(または用紙収納手段)と前記
画像読取手段(または操作部)との間に2つの前記排紙
路を有し、前記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊
な用紙を通紙可能な曲率で配置するとともに、前記2つ
の排紙路の他方の排紙路は前記一方の排紙路の曲率より
大きい曲率で配置する構成を採用した。さらに、画像形
成装置の機外に所定の後処理を接続可能にする構成を採
用した。さらに、特殊な用紙を通紙可能に配置した前記
排紙路は、特殊な用紙を通紙しないように配置した排紙
路より画像形成装置に近い位置に排紙する構成を採用し
た。さらに、特殊な用紙を通紙可能に配置した前記排紙
路は、特殊な用紙を通紙しないように配置した排紙路よ
り緩やかに曲がるようにする構成を採用した。
【0008】さらに、複数の排紙路を有し、用紙収納手
段より給紙した用紙に、所定方式の画像形成手段により
画像形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれかか
ら機外に搬出する画像形成装置において、画像を読み取
る画像読取手段と、前記画像形成手段と、前記用紙収納
手段と、前記複数の排紙手段のうち2つの前記排紙路を
略同一設置面積内に配置するとともに、前記2つの排紙
路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通紙可能な曲率で
配置するとともに、他方の排紙路の少なくとも1つは前
記一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配置する構成を
採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。以下では、デジタル複合機の実施形
態を示す。デジタル複合機とは、プリンタに画像読み取
りのためのスキャナやFAXやLANを介して通信を行
なうための通信機能などを複合化した製品である。以下
の実施形態では、記録方式は電子写真方式であるものと
する。
【0010】図1は本発明を採用したデジタル複合機の
ハードウェア構成の概略を示している。図1は、特に画
像読み取り系および画像記録系の用紙搬送系の構成を中
心に示したものである。
【0011】図1において符号1は電子写真記録部、2
は原稿を読み取る原稿台、3は原稿を読取位置に搬送す
るための自動原稿給紙ユニットである。原稿台2には不
図示の操作部なども配置されている。11、12、13
は記録紙を給紙するための給紙カセット、14は給紙カ
セット11から13より給紙した用紙を搬送するための
搬送路、15は手差し給紙部である。
【0012】符号16は給紙カセット11から13や手
差し給紙部15などから給紙された用紙を像形成部(1
7、18、19、20)に導くための搬送路、17は画
像信号を受信して画像信号に対応したレーザ光を発生す
るレーザ発光部、18は発生されたレーザ光に基づいて
潜像を形成するための潜像形成ドラム、19は潜像形成
ドラム18により形成された潜像を現像したトナーの画
像を用紙に転写するための転写ローラ、20は転写ロー
ラ19で用紙に転写された画像を定着するための熱定着
ローラである。
【0013】符号21は熱定着部20で処理された用紙
を排紙部に排紙したり両面パス25に搬送するための搬
送路、22は第1排紙路、23は第2排紙路、24は第
3の用紙搬紙路である。
【0014】第1排紙路22は、第2および第3排紙路
23、24よりも曲率(一般に曲率半径の逆数:小さい
方が曲り方が緩やかである)が小さく構成されている。
これは上部に原稿台2を配置しているので第2および第
3排紙路23、24の部分で搬送路の曲率を小さく(曲
りを緩くする)すると装置が大型化し、装置の使い勝手
(原稿台2上の原稿の取り扱いや操作部の操作性)が悪
くなるためである。本願実施例のように、潜像形成ドラ
ム18、転写ローラ19、熱定着ローラ20の下方に再
給紙のための両面パス25を設ける場合、装置の高さに
対する制限が特に厳しく要求される。また、第2および
第3排紙路23、24の直前の搬送ローラ414(後
述)との距離を長くとる事、あるいは搬送ローラ414
を省略することが不可能なため、どうしてもこのような
配置では上側の第2および第3排紙路23、24の曲率
を小さくとることができない。
【0015】このような構成においては、曲率の小さい
第1排紙路22には厚紙、薄紙、はがき、フリーサイズ
用紙など様々な種類の用紙(特殊紙)を通紙できる(逆
にいえばこれらのような特殊紙は第1排紙路22からし
か排紙できない)。また、第2排紙路、第3排紙路は曲
率が大きいため特殊紙の通紙には適さないがそれ以外の
普通紙の排紙には適している。また、第1排紙路の上に
第2排紙路を設けることにより設置面積を小さくするこ
とができる。符号25は両面パスである。両面パスは用
紙の両面に記録を行なうために用いられるもので、図示
のように複数のローラから構成され、レーザ発光部1
7、潜像形成ドラム18、転写ローラ19、熱定着ロー
ラ20により片面の記録の済んだ用紙を反転して再給紙
するよう構成されている。
【0016】符号26は第2の用紙排出路23、第3の
用紙搬出路24に接続可能に構成されたフィニッシャー
である。フィニッシャー26は上部に原稿台2を配置す
る関係上小型に構成されており、その機能はシフトトレ
イ、ステイプルなどに限定されている。
【0017】一方、符号27は第3の用紙搬出路に接続
可能に構成されているフィニッシャーで、上部や下部に
大きさの制約がないため大型で多機能なフィニッシャー
が装着可能である。ステイプル、Z折、製本、パンチな
どの機能が実現可能である。第3の用紙排出路をこのよ
うに配置することで、装置を高さ方向に制限し、装置の
使い勝手(原稿台2上の原稿の取り扱いや操作部の操作
性)を良くしている。
【0018】フィニッシャー26、27の2つは必ずし
も両方とも装着される必要はなく、たとえば顧客の希望
で装着できるような商品構成で販売されるものであって
よい。たとえば、装置の設置面積を大きくすることを好
まないユーザにはフィニッシャー26を用意し、フィニ
ッシャーとして大型でも高機能なものを望むユーザには
フィニッシャー27を用意する。なお、フィニッシャー
26、27の両方とも接続されていない場合でも、第1
の排紙路22は必ず用いるため、少なくともこの第1の
排紙路22はさまざまな種類の用紙(厚紙、薄紙、はが
き、フリーサイズ用紙など)を通紙できるよう構成して
おく。こうすることで、既存のプリンタを流用してプリ
ンタの上部にスキャナや操作部や排紙部を取り付けた本
発明のような複合機を構成する場合、次のような利点が
ある。即ち、元となる既存のプリンタのさまざまな種類
の用紙を通紙できる第1排紙路をそのまま用いて新たに
第2排紙路を取り付けるだけでよいので非常に装置を構
成しやすいという利点である。さらに、第1排紙路22
は、最も短い用紙の搬送経路であるため用紙を最も傷つ
けにくいという利点である。また、本装置は、デジタル
複合機として構成されており、LAN上のクライアント
端末のプリンタやスキャナとして利用したり、公衆回線
を介して受信されるFAXなどのデータの記録したり、
コピーを出力したりできるようになっている。このため
の排紙路を第1排紙路から第3排紙路間でのいずれかの
排紙路を各々プリンタ、FAX、コピーの記録情報をい
ずれの排紙路から排紙するか設定できる構成とする。
【0019】図1上部の原稿台2において、符号Pは原
稿、31は原稿トレイ、32は原稿搬送路、33は原稿
の裏面を読み取るための原稿、34は搬送中の原稿を読
み取り原稿排出トレイ上36に排出する原稿排出路、3
6は読み取られた原稿を積載する原稿排出トレイ、35
はブックタイプの原稿を読取るための原稿載置台であ
る。37、38、39は原稿の反射光を読取センサ40
に導くためのミラー、40は原稿の反射光を光電変換す
るための読取素子で、CCDで構成されている。
【0020】参考までに図1を用いて、各部の寸法につ
いて説明する。装置の底面から両面パスまでの距離
(A)は443mm,両面パス内の高さは(B)34m
m、両面パスから定着ローラの部分まで(C)が80m
m、装置の底面から第1排紙路の曲がり始める位置まで
の距離(D)は723mm、装置底面と原稿台(操作
部)までの距離(E)は970mmである。操作部や原
稿台の高さは操作性から経験的に970mm前後が適切
であることが知られている。このため、この装置底面か
ら723mmから970mmの高さの間に第1排紙路と
第2排紙路を配置する必要がある。第1排紙路の曲がり
始める位置と排出位置までの高さの差(F)は72m
m、第2排紙路の曲がり始める位置と排出位置までの高
さの差は(G)42mmと第2排紙路排出位置の高さの
差(H)は87.5mmとしている。これは用紙の排出
された用紙の積載性、フィニッシャー26の取り付けや
すさなどを考慮したためである。第1排紙路の曲がり始
める位置では曲率半径r=48mm、第2排紙路の曲が
り始める位置では曲率半径r=30mmとなっている。
曲率半径のr=48mmは特殊紙を通すことのできる実
験的に求めた適切な曲率である。
【0021】図2は、図1の装置の制御系の構成を示し
ている。図2において符号101は本装置全体の動作を
制御するコントローラとしてのメインCPUで、読み取
り制御部105(図1の原稿台2に対応)、電子写真記
録部107(図1の電子写真記録部1に対応)を制御す
る。読み取り制御部105は自動原稿急送装置(AD
F)106を制御する。電子写真記録部107はレーザ
ユニット17、感光ドラム18、転写部19、熱定着部
20、各種モータ、フィニッシャー108、用紙カセッ
トの制御などを行っている。CPU101はROM11
0に蓄積されているプログラムにしたがって制御するよ
うになっている。
【0022】また、図2には、読み取った画像データを
CPU101に送信する読み取り制御部105、LAN
上のクライアントとのデータのやり取りを行なうLAN
インターフェース部102、ファクシミリの送受信を行
なうためのFAX部とのインターフェースを行なうFA
Xインターフェース部103、プリンタ記述言語などを
解釈し画像データに展開するPDL展開部とのインター
フェースを制御するプリンタインターフェース部10
4、コピー、FAXなどの各種設定、命令などを行なう
操作パネル112が示されており、CPU101は上記
各ブロックと接続され、これらを制御することにより目
的の動作を行なう。RAM111はプログラムを実行す
るためのワークエリアなどに用いられる。
【0023】CPU101は操作パネル112またはL
AN上のPC端末などからの制御に基づき、LANのプ
リンタやFAXやコピーを出力するよう各部を制御す
る。このとき、第1〜第3排紙路22〜24(図1)の
うちいずれの排出路を電子写真記録部107で用いるか
を操作パネル112またはLAN上のPC端末などから
の制御に基づいて設定でき、その設定情報をRAM11
1に格納できるようになっている。これによって、プリ
ンタやFAXやコピーを分類して排紙するので、ユーザ
は所望の印刷物を間単に取り出すことができる。
【0024】ここで、CPU101は用紙が厚紙、薄
紙、OHP、フリーサイズ用紙などの特殊紙が選択され
ている場合は、後述の制御により、排紙路の設定にかか
わらず、第1排出路より排出されるように制御を行な
う。この制御により、第1排紙路の曲率が最も小さいの
で特殊紙を傷める心配が最も少なくなる。これによっ
て、プリンタやFAXやコピーの排紙路を、その都度変
更するというような面倒な操作をすることなく、特殊紙
の排紙路が利用できるので、装置のスループットが向上
する。また、これによって複数の排紙路の全てに特殊な
用紙の通紙や高度な後処理の全ての機能を実現する必要
がないので小型の装置が提供できる。また第1排紙路は
最も短い用紙搬送経路であるので、特殊紙を通紙する場
合でも用紙を傷める心配は一層少ない。また、このよう
に他の排紙路より曲がりを緩くなるように構成し装置を
制御することで、装置を高さ方向に制限し、装置の使い
勝手(原稿台2上の原稿の取り扱いや操作部の操作性)
を良くすることを可能にしている。さらに、潜像形成ド
ラム18、転写ローラ19、熱定着ローラ20の下方に
再給紙のための両面パス25を設ける場合には、一層厳
しく要求される装置の高さに方向の制限を満足すること
ができる。
【0025】また、図1に示したように、第3排紙路2
3には不図示のZ折、製本などの可能な大型なフィニッ
シャー27が装着できる。また、本装置では装置上部に
は読取部があるため、第1、第2排紙路22、23には
Z折、製本などが可能な大型のフィニッシャーは装着で
きない構成となっている。このためCPU101は、後
述の制御によりZ折、製本などの機能が指定された場合
は、前述の排紙路の設定にかかわらず第3排紙路を指定
するよう制御を行なう。これによって、プリンタやFA
Xやコピーの排紙路を、その都度変更するというような
面倒な操作をすることなく、特定のフィニッシャー機能
が利用できるので、装置のスループットが向上する。ま
た、これによって複数の排紙路の全てに特殊な用紙の通
紙や高度な後処理の全ての機能を実現する必要がないの
で小型の装置が提供できる。
【0026】このように構成することで、装置を高さ方
向に制限し、装置の使い勝手(原稿台2上の原稿の取り
扱いや操作部の操作性)を良くすることを可能にしてい
る。さらに、潜像形成ドラム18、転写ローラ19、熱
定着ローラ20の下方に再給紙のための両面パス25を
設ける場合には、一層厳しく要求される装置の高さに方
向の制限を満足することができる。
【0027】図3は図2の電子写真記録部107の構成
をさらに詳細に示している。図3において符号201は
MPUで、このMPU201は、CPU101からの指
示により、後述の各モータの制御、潜像形成部のレーザ
光の発光制御、帯電部の電圧制御、熱定着部の温度制御
などを行なう。
【0028】符号202はMPU201が各種制御プロ
グラムを実行するための作業領域などとして使われるR
AM、203はMPU201のプログラムが格納される
ROMである。ここではMPU201のプログラムの格
納のためにROM203を用いているが、プログラムが
格納可能な媒体であればハードディスク、CD−ROM
などの任意の媒体をMPU201のプログラムの格納の
ために用いることができる。
【0029】符号204はモータドライバとMPU20
1のシステムバス214との間のI/Oポートである。
I/Oポート204を介して次のようなモータが制御さ
れる。
【0030】符号205は用紙を給紙カセット11(〜
13)からピックアップするためのステッピングモータ
である。
【0031】符号206は、ピックアップされた用紙を
搬送するための駆動機構である。この駆動機構206は
独立したモータから構成することもできるが、本実施形
態では後述のメインモータ208と接続する変速機構お
よびクラッチ(不図示)から構成される。MPU201
は、少なくともこのクラッチをI/Oポート204を介
して制御できるものとする。
【0032】残りのモータ207〜213はそれぞれ独
立したモータから構成される。このうち符号207はさ
らに用紙を像形成部へと導くためのモータ、208は潜
像の形成、用紙への転写をするための潜像形成部、転写
部などを回転するためのモータ、209は熱定着部を回
転するためのDCモータ、210は像形成された用紙を
搬送、排紙するためのステッピングモータ、212は像
形成された用紙を別の排紙部に排紙するためのステッピ
ングモータ、213は用紙を第2、第3の排紙口に排紙
するためのステッピングモータである。
【0033】上記のように、各モータ、特にモータ20
5、206、207、210、212、213などにス
テッピングモータを用いる構成によれば、目標のスピー
ドを種々に設定でき、また、加減速の制御が容易で、さ
らに加減速の制御を低騒音で実現できる利点がある。
【0034】符号214はシステムバス、215はフィ
ニッシャー26とのシステムバス214との間のI/O
ポートである。216はフィニッシャーで、図1のフィ
ニッシャー26に相当する。217はフィニッシャー2
7とのシステムバス214との間のI/Oポートであ
る。218はフィニッシャーで図1のフィニッシャー2
7に相当する。
【0035】MPU201は、装着されているフィニッ
シャーの種類、機能、フィニッシャーの状態などをI/
Oポート215を介して認識可能である。符号219は
センサ301から311までの状態を示す情報をMPU
201に伝達するためのI/Oポートである。
【0036】図4に図1の装置の電子写真記録部1の記
録部の用紙搬送系の構成を詳細に示す。図4は図1の装
置の電子写真記録部1をさらに拡大して示しており、各
部のローラを駆動するモータの符号には上述の図3のも
のと同じものを用いている。また、同一のモータで駆動
されるローラは曲線で囲んで示してある。
【0037】図4において符号301から311までは
用紙の有無を検出するセンサで、光学センサなどから構
成される。
【0038】符号401は用紙をピックアップするロー
ラ、402は用紙を搬送するためのローラで、これらロ
ーラ401と402はモータ205で駆動される。なお
図4では、カセット11上の構造のみを示しているが、
他のカセット廻りも同様に構成されているものとする。
【0039】このモータ205はステッピングモータか
ら構成できる。なお、用紙をピックアップするローラ4
01は、通常はカセット11上の用紙から離間した位置
にあるが、用紙をピックアップするタイミングでカセッ
ト11上の用紙に押し付けられる。このローラ401を
カセット11上の用紙に押し付ける動力源は不図示の独
立したモータやソレノイドでもかまわないが、本実施形
態ではモータ208の駆動力を用い、動作するレバー、
カムなどを介してローラ401の用紙への接触/離間を
制御するものとする。モータ205はローラ401、4
02を210mm/secの用紙搬送速度で用紙を搬送
するよう駆動する。
【0040】符号403、404は、装置下部のカセッ
ト、および後述の両面ユニットから搬出される用紙を縦
方向に搬送し、またレジストレーションをとるためのロ
ーラで、駆動機構206により駆動される。前述のよう
に、駆動機構206は不図示のクラッチおよび変速機構
でメインモータ208と連結された駆動系で、ローラ4
03、404を280mm/secの用紙搬送速度で用
紙を搬送するよう駆動する。この速度は後述のメインモ
ータ208のちょうど倍速である。
【0041】符号405は用紙の搬送、およびレジスト
レーションのためのローラでモータ207で駆動され
る。このモータ207もステッピングモータから構成で
きる。モータ207は、ローラ405を駆動する際、2
80mm/secの用紙搬送速度から後述のメインモー
タ208と同じ140mm/secまで用紙搬送速度を
減速するよう駆動する。
【0042】符号406は用紙を搬送するためのロー
ラ、407は潜像を現像したトナーの画像を用紙に転写
するための転写ローラでメインモータ208により駆動
される。潜像形成ドラム18、転写ローラ19もメイン
モータ208により駆動される。メインモータ208の
用紙搬送速度は140mm/secである。
【0043】用紙に転写された画像を定着させる熱定着
ローラ20、および用紙を排紙路方向に搬送するローラ
409はモータ209により駆動される。このモータ2
09はDCモータから構成する。モータ209の用紙搬
送速度はメインモータ208と同じ140mm/sec
である。
【0044】符号410、411は、第1排紙路22方
向に用紙を搬送するためのローラで、モータ210によ
り駆動される。このモータ210はステッピングモータ
から構成できる。モータ210は、メインモータ208
と同じ140mm/secから、最大で350mm/s
ecの用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0045】符号412、413は、第2および第3排
紙路23、24方向に用紙を搬送するためのローラで、
ステッピングモータ213により駆動される。モータ2
13はメインモータ208と同じ140mm/secか
ら、最大で350mm/secの用紙搬送速度までの駆
動が可能である。
【0046】符号415、416、417は両面ユニッ
ト内の用紙を搬送するためのローラで、モータ211に
より駆動される。モータ211はステッピングモータか
ら構成できる。モータ211はメインモータ208と同
じ140mm/secから、最大で350mm/sec
の用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0047】なお、本実施形態では、ローラ415、4
16、417〜ローラ404、418、405・・・に
より反転した用紙を再給紙することにより両面記録を行
なうことができるが、装置の上下方向のサイズを小さく
構成したために両面ユニットのローラ417〜ローラ4
05の距離は比較的短く、たとえばA3などの(長い)
用紙ではローラ417〜ローラ405の両方に用紙の後
端/前端が噛む程度の距離となっている。
【0048】符号414は用紙を搬送するためのローラ
でモータ212により駆動される。このモータ212は
ステッピングモータから構成できる。モータ212はメ
インモータ208と同じ140mm/secから、最大
で350mm/secの用紙搬送速度までの駆動が可能
である。
【0049】符号501は、潜像形成ドラム18が配置
された主たる搬送路から、用紙を図の左上方の排紙路、
または下方の両面ユニットに導くよう搬送路を切り替え
るためのフラッパである。
【0050】符号502は第1排紙路22の方向と、第
2および第3排紙路23および24の方向のいずれか一
方に排紙方向を切り替えるフラッパ、503は第2排紙
路23、または第3排紙路24を切り替えるためのフラ
ッパである。
【0051】なお、前述のように、第1排紙路22の曲
率は、第2および第3排紙路23、24の曲率よりも小
さく構成されている。
【0052】以下、上記構成における動作につき説明す
る。
【0053】本実施形態では、画像形成手段、つまり潜
像形成ドラム18廻りの搬送系(駆動源:モータ20
8)は、140mm/secの速度で用紙を搬送でき
る。従来では、他の部分の用紙搬送系の速度は、この画
像形成手段周辺の搬送系と同じにするのが常識であった
が、本実施形態では、画像形成手段とは別の(異なる駆
動源により駆動される)搬送路上では可能な限り、画像
形成手段の搬送系よりも高速な速度で用紙を搬送するも
のとする。すなわち、本実施形態では、潜像形成ドラム
18廻りの搬送系の速度が140mm/secである場
合、他の駆動源で駆動される搬送系では210、28
0、あるいは350mm/secの搬送速度を用いる。
速度制御の詳細については後述するが、上記のような搬
送速度制御を行なうために、潜像形成ドラム18の手前
のローラ405により上記の140mm/secまで搬
送速度を減速し、それより前、あるいは潜像形成ドラム
18を通過した後は可能な限り上記の高速な搬送速度で
用紙を搬送する。
【0054】また、搬送路上の各部分で異なる搬送速度
を用いるに際して、速度差により用紙が破損するような
問題を避けるために、必要に応じて上流側の駆動機構
(本実施形態では駆動機構206)の駆動力を解除す
る。たとえば、前述のように、ローラ417およびロー
ラ405が同時に用紙の後端、前端を噛んで搬送するタ
イミングがあるが、ローラ405による減速を開始する
際、上流側の駆動機構206のクラッチを解除する。
【0055】また、本実施形態では、ユーザが用紙の排
紙路を特定の用途にあらかじめ設定することができる。
たとえば、コピーモード/FAXモード/プリンタモー
ドのそれぞれに第1〜第3排紙路22〜24を割り当て
る。つまり、FAX受信した記録結果が特定の排紙路の
1つに出力されるように制御する。あるいは、特定のジ
ョブや、ユーザ、あるいは印刷コマンドを発生したクラ
イアント端末などにそれぞれ第1〜第3排紙路22〜2
4を割り当てる。たとえば、あるクライアント端末から
受信した印刷ジョブの記録結果が特定の排紙路の1つに
出力されるように制御する。こうすることで、装置は、
プリンタやFAXやコピーを分類して排紙するので、ユ
ーザは所望の印刷物を間単に取り出すことができる。
【0056】本実施形態では上記のような排紙路のユー
ザ設定が行なわれた上で、特定の条件に応じて排紙路の
ユーザ設定と異なる排紙路を自動的に選択して排紙を行
なう。本実施形態では、特定のフィニッシャー機能(製
本、折りなど)が指定された場合、排紙路のユーザ設定
を無視してそのフィニッシャー機能が利用可能な排紙路
を自動選択する。また、ジャムなどのエラーを検出し、
ユーザ設定に応じて定まる排紙路でエラーが検出された
場合には排紙路のユーザ設定を無視して他のエラーのな
い排紙路を自動選択する。また、特殊な用紙が選択され
た場合は、排紙路を自動的に選択して特殊紙を排紙でき
る排紙路を自動選択する。
【0057】これによって、プリンタやFAXやコピー
の排紙路を、その都度変更するというような面倒な操作
をすることなく、特定のフィニッシャー機能、特殊紙の
排紙や異常の発生していない排紙路が利用できるので、
装置のスループットが向上する。また、これによって複
数の排紙路の全てに特殊な用紙の通紙や高度な後処理の
全ての機能を実現する必要がないので小型の装置が提供
できる。
【0058】次に以上の構成における記録部の用紙搬送
制御を図5以降のフローチャートを参照してさらに詳細
に説明する。
【0059】CPU101はROM110に蓄積された
プログラムにしたがって以下の処理を実行する。図5は
CPU101が例えば5msecごとに実行する起動要
因監視タスクである。
【0060】起動要因監視タスクは、LAN上のPC端
末、ファクシミリの送受信を行なうFAX部103、あ
るいは操作パネル112で所定の操作を行なうことによ
り入力されたコマンドを判断し、それぞれ該当のタスク
を起動する。
【0061】起動要因監視タスクでは、まず印刷コマン
ドを受信したかどうかを調べ(ステップS101)、印
刷コマンドを受信した場合は、排紙路選択タスク(S1
04)を起動する。
【0062】印刷コマンドを受信していない場合は排紙
部の設定情報の変更かどうかを判断する(S102)。
排紙部の設定情報を変更する場合は、排紙部変更タスク
(S105)を起動する。排紙部設定情報の変更でない
場合は、さらに特殊紙の設定かどうかを判断する。特殊
紙の設定を行なう場合は、特殊紙設定タスク(S10
6)を起動する。
【0063】排紙路選択タスク(ステップS104)を
図6に示す。この排紙路選択タスクが起動されると、製
本、Z折など大型のフィニッシャー27特有の機能が指
定されているかどうか判断する(ステップS111、S
112)。これらフィニッシャー27特有の機能が指定
されている場合は、フィニッシャー27の接続可能な第
3排紙路を選択する(S118)。また、このように第
3排紙路を上部や下部に大きさの制限のない装置側面に
構成し制御することで、装置を高さ方向に制限し、装置
の使い勝手(原稿台2上の原稿の取り扱いや操作部の操
作性)を良くすることを可能にしている。さらに、潜像
形成ドラム18、転写ローラ19、熱定着ローラ20の
下方に再給紙のための両面パス25を設ける場合には、
一層厳しく要求される装置の高さに方向の制限を満足す
ることができる。これによって、プリンタやFAXやコ
ピーの排紙路を、その都度変更するというような面倒な
操作をすることなく、特定のフィニッシャー機能が利用
できるので、装置のスループットが向上する。また、こ
れによって複数の排紙路の全てに特殊な用紙の通紙や高
度な後処理の全ての機能を実現する必要がないので小型
の装置が提供できる。
【0064】次に厚紙、薄紙、OHP、フリーサイズ用
紙などの特殊紙の設定がされているかどうか判断する
(S113)。このような特殊紙の設定がされている場
合は第1排紙路22を選択する(S119)。このよう
に第1排紙路22を選択することにより、用紙を傷めず
に済み、またジャムなどの障害を未然に防止できる。こ
れは第1排紙路22が他の排紙路よりも曲率が小さいた
め(図1)である。さらに、最も短い用紙の搬送経路で
あるためでもある。また、このように制御することで、
装置を高さ方向に制限し、装置の使い勝手(原稿台2上
の原稿の取り扱いや操作部の操作性)を良くすることを
可能にしている。さらに、潜像形成ドラム18、転写ロ
ーラ19、熱定着ローラ20の下方に再給紙のための両
面パス25を設ける場合には、一層厳しく要求される装
置の高さに方向の制限を満足することができる。これに
よって、プリンタやFAXやコピーの排紙路を、その都
度変更するというような面倒な操作をすることなく、特
殊紙の排紙する排紙路が利用できるので、装置のスルー
プットが向上する。また、これによって複数の排紙路の
全てに特殊な用紙の通紙や高度な後処理の全ての機能を
実現する必要がないので小型の装置が提供できる。
【0065】Z折や製本、特殊紙設定もされていない場
合は、外部のコンピュータなどから入力された印刷コマ
ンドもしくは操作パネル112の設定により、排紙路の
設定が行なわれているかどうかを判断する(S11
4)。排紙路の設定が既に行なわれている場合は、それ
に従った排紙路を選択する(S120)。
【0066】次に排紙路の設定がない場合は、入力され
た印刷コマンドがコピー指示によるものかどうか判断す
る(S115)。コピー指示により印刷が起動された場
合、あらかじめコピーが設定された排紙路を選択する
(S121)。コピー指示によるものでない場合、ファ
クシミリによるものかどうか判断する(S116)。印
刷コマンドがファクシミリによるものの場合、ファクシ
ミリが設定されている排紙路を選択する(S122)。
印刷コマンドがファクシミリによるものでない場合、L
AN上のPC端末からの印刷コマンドかどうか判断する
(S117)。LAN上のPC端末からの印刷コマンド
の場合、設定された排紙路を選択する(S123)。こ
うすることで、装置はプリンタやFAXやコピーを分類
して排紙するので、ユーザは所望の印刷物を間単に取り
出すことができる。設定された排紙路を選択するとプリ
ント指示コマンド発生タスクを起動して(S124)本
タスクを終了する。LAN上のPC端末からの印刷コマ
ンドでない場合、本タスクを終了する。なお、ステップ
S115〜117では、印刷コマンドそのものの判定に
より画像入力に用いられた画像入力手段を判定できるよ
うな印刷コマンドの書式を想定しているが、もちろん、
画像入力に用いられた画像入力手段がFAXインターフ
ェース部103、LANインターフェース部102、プ
リンタインターフェース部104のいずれであったのか
を直接判定することにより、同等の判定を行なえるのは
いうまでもない。
【0067】すなわち、図6の判定の順序によると、ス
テップS111〜S113の製本、折り、特殊紙の設定
があった場合はこれらがまず優先される。また、この次
に優先度を有するのは印刷コマンドあるいは操作パネル
112から行なわれた排紙設定である。コピーモード/
FAXモード/プリンタモードに応じて決まる排紙路の
設定が最も優先度が低い。つまり、通常は、コピーモー
ド/FAXモード/プリンタモードに応じて決まる排紙
路が用いられるが、製本、折り、特殊紙の設定など特定
の排紙路(本実施形態では第3排紙路)の機能が必須で
ある場合はその排紙路が選択され、また、印刷コマンド
あるいは操作パネル112から(一時的あるいは強制的
に)行なわれた排紙設定があればその設定により排紙路
が選択される。こうすることで、装置はプリンタやFA
Xやコピーを分類して排紙するので、ユーザは所望の印
刷物を間単に取り出すことができる。さらに、プリンタ
やFAXやコピーの排紙路を、その都度変更するという
ような面倒な操作をすることなく、特定のフィニッシャ
ー機能のための排紙路、特殊紙の排紙する排紙路が利用
できるので、装置のスループットが向上する。また、こ
れによって複数の排紙路の全てに特殊な用紙の通紙や高
度な後処理の全ての機能を実現する必要がないので小型
の装置が提供できる。
【0068】なお図6では、CPU101の制御として
排紙路選択タスクを説明したが、LAN上のPC端末の
プリンタ・ドライバで同様な制御を行なうようにしても
構わない。適当な通信手段およびプロトコルがあれば、
プリンタとしての本機の状態を取得しつつ上記同様の排
紙路選択制御をPC端末のプリンタ・ドライバ側で行な
うことは当業者において容易である。
【0069】次に図7にプリント指示コマンド発行タス
クを示す。このプリント指示コマンド発行タスクは、電
子写真記録部107に実行させるべき印刷処理の内容を
特定の書式で記述したプリント指示コマンドを生成し、
電子写真記録部107に対して発行するものである。
【0070】図7においては、まず、入力された印刷コ
マンドに基づいて、プリント指示コマンドに両面印刷か
片面印刷かをセットする(ステップS131)。次に排
紙路選択タスクで選択した排紙路情報をセットし(S1
32)、続いて印刷部数をセットする(S133)。さ
らに後述の特殊紙の設定タスクで設定された特殊紙情報
をセットして(S134)、このようにして生成された
プリント指示コマンドを印刷データともに電子写真記録
部107に対して出力する(S135)。
【0071】図8に排紙路設定変更タスクを示す。この
タスクは操作パネル112またはLAN上のPC端末な
どから排紙路の設定が変更されると起動される。
【0072】ここでは、まずコピー排紙部の設定が変更
されたかどうか判断し(ステップS141)、コピー排
紙部が変更された場合は指定された排紙路をコピーの排
紙部として設定する(S144)。次にFAX排紙部の
設定が変更されたか判断し(S142)、変更された場
合は指定された排紙路をFAXの排紙部として設定する
(S145)。さらに、プリンタの排紙路が変更された
かどうか判断し(S143)、変更された場合は指定さ
れた排紙路をプリンタの排紙口として設定する(S14
6)。ここで指定される排紙路はもちろん第1〜第3の
排紙路22〜24のいずれかである。
【0073】つまり、ここでは操作パネル112または
LAN上のPC端末などからの設定に応じて、コピー/
FAX/プリンタとして装置を用いる場合に、コピー/
FAX/プリンタのそれぞれの記録処理で用いる排紙路
を第1〜第3の排紙路22〜24のいずれかに設定す
る。
【0074】なお、図8ではコピー/FAX/プリンタ
の排紙口が変更された場合について説明したが、これに
限らず、各排紙路をクライアント端末ごとあるいはジョ
ブ毎に排紙口を変更するような設定を行なえるようにし
てもよい。たとえばクライアント端末から指定された印
刷あるいは、印刷ジョブの出力を特定の排紙口で行なう
ような制御が考えられる。
【0075】図9は特殊紙設定タスクを示している。こ
の特殊紙設定タスクは操作パネル112またはLAN上
のPC端末などで特殊紙の設定が行なわれると起動され
る。このタスクでは、厚紙、薄紙、OHP、フリーサイ
ズ用紙が設定されたか判断し(ステップS151〜S1
54)、設定された場合はそれぞれ対応する特殊紙モー
ドを設定して(S155〜S158)各モードをRAM
111に記憶して本タスクを終了する。
【0076】次に、電子写真記録部107の動作を含め
て説明する。電子写真記録部107のMPU201(図
3)はROM203のプログラムにしたがって動作す
る。
【0077】図10は通信タスクを示している。図10
の通信タスクはCPU101とMPU201との間のコ
マンドの授受、および電子写真記録部107から電子写
真記録部107の状態情報などをCPU101へ通知す
るためのタスクである。
【0078】MPU201はCPU101からプリント
指示コマンド(図7のプリント指示コマンド発行タスク
で生成される)があるかどうかを判断する(ステップS
161)。
【0079】CPU101からプリント指示コマンドが
到来するとコマンドの内容をRAM202に一時的に記
憶し、紙搬送タスク生成タスクを起動する(S16
2)。プリント指示コマンドにはプリント指示のほか
に、プリントするために必要な解像度や、記録紙サイ
ズ、給紙カセット段の指定する情報、さらに図7で示し
たように両面記録か片面記録かの情報と、記録紙の排出
口に関する情報が含まれている。
【0080】次に、電子写真記録部107からCPU1
01(コントローラ)に通知すべき情報があるかどうか
を判断する(S163)。CPU101に通知すべき情
報があればその情報をCPU101に通知して(S16
4)本タスクを終了する。なお、ここでCPU101に
通知する情報は、各部のジャムに関する情報、接続され
ているフィニッシャーについての情報、フィニッシャー
の状態に関する情報などを含むものとする。
【0081】図11はMPU201のセンサ状態監視タ
スクを示している。このセンサ状態監視タスクは、タイ
マ割り込みなどにより2msecごとに起動し、センサ
301〜311のON/OFFの状態情報(各センサが
用紙を検出しているか否かの情報)を取得し(ステップ
S171)、取得したセンサ情報をRAM202に記憶
する(S172)。
【0082】図12に紙搬送タスク生成のためのタスク
の起動の様子を示す。ここでは、MPU201は、指定
されたカセットなどの給紙部に供給できる用紙があるか
どうか判断する(ステップS181)。この用紙検出に
はカセット11〜13の位置に設けられた不図示のセン
サが用いられる。紙がない場合はCPU101に通知情
報ありのフラグを設定し(S187)、図10の通信タ
スクによりCPU101に印刷指示コマンドが実行でき
ないこととその理由を通知して本タスクを終了する。
【0083】一方、指定されたカセットに用紙がある場
合、モータ205が使用中であるかどうかを判断し(S
182)、モータ205が使用中の場合、モータ205
が未使用になるまで待機する。すなわち、ここではカセ
ットから用紙をピックアップするモータ205が使用で
きるかどうかを調べ、カセットから用紙をピックアップ
できるようになるまで待機している。
【0084】モータ205が使用できる場合は、片面印
刷かどうかを判断し(S183)、片面印刷の場合には
カセットから給紙かどうか判断する(S184)。カセ
ットからの給紙でない場合は手差し給紙部からの給紙で
あると判断して手差し給紙タスクを起動する(S18
8)。この手差し給紙タスクについては本願発明と無関
係であるので説明を省略する。
【0085】カセットからの給紙の場合は、空いている
片面紙タスクを起動する(S189)。ここで片面紙タ
スクは、給紙時期の異なる複数の用紙が同時に装置内に
存在できるように複数個存在する。これによって、給紙
された用紙の排紙が終了しないうちに次の用紙の給紙が
できるため装置のスループットを向上させることができ
る。
【0086】一方、片面印刷でない場合は、カセットか
らの給紙かどうか判断し(S185)、カセットからの
給紙である場合は上述の空いている片面紙タスクを起動
する(S189)。カセットからの給紙でない場合は、
両面ユニット25からの給紙かどうか判断し(S18
6)、両面ユニットからの給紙でない場合は、手差し給
紙タスクを起動する(S188)。また、両面ユニット
からの給紙である場合は空いている両面紙タスクを起動
する(S190)。ここで両面紙タスクは片面紙タスク
と同様に給紙時期の異なる複数の用紙が同時に装置内に
存在できるように複数個存在する。これによって、給紙
された用紙の排紙が終了しないうちに次の用紙の給紙が
できるため装置のスループットを向上させることができ
る。
【0087】次に図13〜図16を用いて、MPU20
1が制御する片面紙タスクについて説明する。ここで片
面紙タスクは、説明を簡単にするためにカセット11か
ら給紙する場合についてのみ説明する。
【0088】片面紙タスクが起動されると、熱定着部の
ヒータなどに通電を開始し、メインモータ208を起動
するとともに、モータ(DCモータ)209を起動する
(ステップS191)。モータ209は記録紙を140
mm/secの速度で搬送できるよう制御される。ここ
で140mm/secの速度は安定的に潜像形成、転
写、熱定着などができる速度である。
【0089】次にピックアップローラ401は、モータ
205の駆動により回転駆動されるとともに、不図示の
クラッチを経由したメインモータ208の駆動力により
押し下げられる(S192)。ピックアップローラ40
1が押し下げられてから一定時間経過すると(S19
3)、モータ205(ステッピングモータ)が駆動され
る。これによりローラ401が記録紙を210mm/s
ec(先の潜像形成ドラム18が記録動作可能な140
mm/secよりも速い)の速度で搬送できるように加
速しながら回転し、記録紙をピックアップする(S19
4)。さらに一定時間が経過すると(S195)、ピッ
クアップローラ401を引き上げる(S196)。
【0090】続いて、センサ301で用紙の先端が検出
されると(S197)、駆動機構206のクラッチをオ
ンとし、駆動機構206を経由したメインモータ208
の駆動力によりローラ403、404が回転駆動され、
用紙を280mm/secの速度で搬送できるように回
転する(S198)。
【0091】さらに、センサ301で用紙の先端検出
後、紙サイズによって異なる一定時間が経過する(S1
99)と、モータ205を減速した上、停止させる(S
200)。これはローラ402の回転によって誤って次
の用紙が搬送されるのを防止するためである。これによ
り、先行する用紙の後端がローラ402でかみこまれた
状態で停止し次の用紙が誤って搬送されることは無くか
つその用紙はローラ403の駆動によって搬送される。
なお、ここでモータ205をスッテピングモータにより
構成しているので、騒音防止を狙って減速して停止する
制御を行なっているが、クラッチなどを単にオフするよ
うな構成を用いてもよい。
【0092】次にセンサ302で紙の先端を検出してか
ら一定時間経過(紙の先端がローラ404の位置から1
0mm程度下流側の位置に到達する時間)すると(図1
4ステップS201、S202)、先行する用紙がある
場合は一旦駆動機構206のクラッチをオフとし、ロー
ラ403、404の駆動を停止する(S203、S20
4)。なお、先行する用紙があるかどうかの判断は、不
図示のタスクによって、先行する用紙の後端がセンサ3
02を過ぎてから紙サイズによって決まる一定時間を経
過した後に当該用紙の先端を検出した場合は先行する用
紙が無いものと判断し、一方、一定時間を経過していな
い場合は先行する用紙があるものと判断する。これは先
行する用紙との紙間を調整するためと紙のレジストレー
ション調整のためである。紙間は紙サイズによって異な
りA4/レターサイズの場合、36.5mmである。こ
の制御は実際には、先行する用紙の紙サイズできまる所
定時間だけ駆動機構206によるローラ403、404
の駆動を停止する(メインモータ208から動力を伝達
するクラッチをオフする)ことで達成できる。そして、
所定時間を経過すると(S205)、駆動機構206の
メインモータ208から動力を伝達するクラッチをオン
とし、ローラ403、404を再駆動する(S20
6)。
【0093】一方、先行する用紙がない場合は上記の停
止制御(S204〜S206)は行なわない。
【0094】続いて現像部、転写部、定着部などプロセ
ス関連の部分の準備動作を開始する(S207)。そし
て、センサ303で用紙の先端を検出してから用紙のサ
イズで決まる一定時間、モータ207(ステッピングモ
ータ)を停止したままでローラ405に用紙の先端を突
き当てることによってできるループの量を制御し適正な
レジストレーションの調整をする(S208、S20
9)。
【0095】次にモータ207は用紙を280mm/s
ecの速度で搬送できるように加速して駆動する(S2
10)。モータ207を駆動するステップ数で決まるセ
ンサ304の手前10mm程度の位置に用紙の先端が到
達したところで(図15ステップS211)、ステッピ
ングモータ207は用紙を140mm/secの速度で
搬送できるスピードまで減速する制御を開始する(S2
12)。これは現像、転写、定着などのプロセススピー
ドが140mm/secと遅いためである。
【0096】次に減速を開始した時点で駆動機構206
のメインモータ208から動力を伝達するクラッチをオ
フし、ローラ403、404を停止させる(S21
3)。この制御を行なうのは、モータ207とモータ2
06の速度差によってローラ405の位置で大きなルー
プが形成され、このループによって用紙がZ字状に折れ
曲がったり、ジャムを生じたりするのを防止するためで
ある。ここでは駆動機構206のクラッチをオフとして
いるが、ローラ405の回転と同一あるいはそれ以下の
用紙搬送速度となるようにモータ206を減速制御する
ことでもこの目的は達成できる。
【0097】さらに、センサ304で用紙の先端を検出
すると(S214)、レーザ光の書き込みによる潜像の
形成タイミングや、現像、転写などのプロセス関連の制
御を実行する(S215)。ここでは、レーザ光発光部
17による露光、潜像形成ドラム18で潜像の現像、転
写ローラ19による転写、および熱定着ローラ20によ
るトナーの定着が行われる。
【0098】続いてセンサ303で用紙の後端を検出す
ると(S216)、レーザ発光を停止するタイミングを
決定し(S217)、センサ304で用紙の後端を検出
した後(S218)、後続する用紙があるかどうかを判
断する(S219)。この後続する用紙があるかどうか
の判断は、不図示のタスクによって用紙の後端がセンサ
304を通過した時点で後続する用紙の給紙中、あるい
はCPU101から次の印刷指示があるかどうかを判定
し、いずれでもない場合は後続する用紙が無いと判断
し、いずれかの条件が肯定された場合は後続する用紙が
ありと判断するものとする。後続する用紙が無い場合
(S219)はプロセス部の高圧部への通電を停止する
(S220)。
【0099】なお、本実施形態ではセンサ304はメカ
的なアクチュエータによって構成されており、紙の有り
無しの状態の変化をアクチュエータの動きで検出するも
のとする。このような構成によると、実際に用紙の後端
が通過した時間と用紙の後端の通過を検出するまでに時
間差が生じる。このためセンサ304の出力は、レーザ
の発光を停止するタイミングの制御には用いていない。
【0100】またステップS219で後続する用紙があ
る場合はプロセス部の高圧部への通電を停止することな
く次のステップ(図16ステップS221)に移行す
る。
【0101】さらに、センサ305で用紙の先端検出後
一定時間経過すると(図16ステップS221、S22
2)、モータ210を140mm/secの速さで用紙
を搬送できるよう駆動する(S223)。
【0102】次に、CPU101からのプリント指示コ
マンドで指定される排紙口の設定情報の変更があるかど
うか判断し(S224)、排紙口の変更がある場合は排
紙口の変更情報を設定する(S225)。排紙口情報の
変更は図21の排紙口情報変更タスクで行なわれる(後
述)。
【0103】設定された排紙口を、ローラ411の排紙
路(第1排紙口22)とするか、ローラ412の排紙路
(第2排紙口23)にするか、ローラ413の排紙路
(第3排紙口23)にするか、あるいは両面パス25に
導くか判断し(S226、S227、S228)、この
判断に基く排紙口を選択する。すなわち、第1排紙口に
排出する場合は第1排紙タスク(S229)を起動し、
第2排紙口に排紙する場合は第2排紙タスクを起動し
(S230)、第3排紙口に排紙する場合は第3排紙タ
スクを起動し(S231)、両面パスに用紙を導く場合
は両面パスタスクを起動する(S232)。
【0104】次に図17に上記の第1排紙タスクを示
す。第1排紙タスクが起動されると、フラッパ501、
フラッパ502を第1排紙口22の方向に切り替える
(S241)。フラッパを切り替えるタイミングは、先
行する用紙と当該用紙とで排紙路が変わる場合は、先行
する用紙がセンサ305の後端が通過してからのステッ
プ数で決まる先行する用紙の後端が対応するフラッパを
通り抜けたタイミングで対応するフラッパを変更するよ
うに制御される。
【0105】続いてセンサ305で用紙の後端の通過が
検出され(S242)、かつ前述の判断通り後続の用紙
がない場合(S243)は、用紙の後端がローラ409
から外れるタイミングでモータ210の加速制御を開始
する。ステッピングモータ210はプロセススピードの
140mm/secから、さらに350mm/secま
で加速する(S244)。これはファーストコピー時間
(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加速で
ある。
【0106】一方、後続の用紙がある場合は、モータ2
10のスピードは変更せず140mm/secで搬送す
る。このように後続の用紙がある場合に350mm/s
ecまでの加速を行わないのは、排出後の用紙の積載性
を良くするためである。即ち、350mm/secで用
紙を連続して排出すると、排出速度が高速なため排出さ
れた用紙がトレイ上に乱れて積載されてしまうからであ
る。
【0107】ここで後続する用紙があるかどうかの判断
は、前述の通り不図示のタスクによって用紙の後端がセ
ンサ304を通過した時点で後続する用紙の給紙中ある
いはCPU101から次の印刷指示があるかどうかを判
定し、いずれでもない場合は後続する用紙が無いと判断
し、いずれかである場合は後続する用紙がありと判断す
るものとする。
【0108】排紙路(第1排紙口22)のローラ411
はローラ410と同一のモータ210で駆動される。ロ
ーラ411は搬送されてきた用紙を機外に排出する。こ
のとき、センサ306で用紙の先端を検出した後(S2
45)後端が通過(S246)したのを検出し、かつ後
続の用紙が無い場合(S247)にはモータ210を減
速して停止する(S248)。
【0109】前述の通りCPU101は用紙が厚紙、薄
紙、OHP、フリーサイズ用紙などの特殊紙が選択され
ている場合は、排出口の設定にかかわらず、第1排紙口
22、即ちローラ411の排紙路より排出されるように
プリント指示コマンドを生成している。
【0110】これはローラ411の排紙路(第1排紙
口)が、ローラ412の排紙路(第2排出口)やローラ
413の排紙路(第3排出口)よりも排紙路付近の曲率
が小さく、また最も短い用紙の搬送経路であるため用紙
に与えるストレスを小さくなるためである。また、この
ように構成することで、装置を高さ方向に制限し、装置
の使い勝手(原稿台2上の原稿の取り扱いや操作部の操
作性)を良くすることを可能にしている。さらに、潜像
形成ドラム18、転写ローラ19、熱定着ローラ20の
下方に再給紙のための両面パス25を設ける場合には、
一層厳しく要求される装置の高さに方向の制限を満足す
ることができる。
【0111】ここでは第1排紙路が最も曲率が小さいた
めに、特殊紙を第1排紙路より排出しているが、曲率の
小さい排紙路であればその排紙路を選択することにより
同一の効果を得られるのはいうまでもない。
【0112】次に図18に第2排紙タスクを示す。第2
排紙タスクが起動されると、フラッパ501、フラッパ
502を第2排紙口に導くように切り替える(ステップ
S251)。フラッパを切り替えるタイミングは、前述
の通り、先行する用紙がセンサ305の後端が通過して
からのステップ数で決まる先行する用紙の後端が対応す
るフラッパを通り抜けたタイミングで対応するフラッパ
を変更するよう制御する。
【0113】さらにモータ212、213を140mm
/secで駆動(S252)した後、センサ305で用
紙の後端の通過が検出され(S253)、かつ前述の判
断通り後続の用紙がない場合(S254)は、用紙の後
端がローラ409から外れるタイミングでモータ21
0、212、213の加速制御を開始する(S25
5)。ここで3つのモータを同時に加速するのはA3紙
やB4紙のように大きい用紙サイズの場合は各モータに
よって駆動されるローラに用紙がかみこんでいるため用
紙が曲がったりちぎれたりするのを防ぐためである。ス
テップS255では、モータ210、212、213は
プロセススピードの140mm/secの速さから35
0mm/secまで加速する。これはファーストコピー
時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加
速である。一方、後続の用紙がある場合は、ステッピン
グモータ210のスピードは140mm/secで変更
しない。
【0114】続いて、用紙の先端がセンサ307を通過
(S256)してから紙サイズによって決まる一定ステ
ップ数搬送すると(S257)、モータ210、21
2、213を140mm/secまで減速して(S25
8)、第2排紙口23から用紙を排出する。ここで第1
排紙口22の上部にある第2排紙口23から排紙する場
合に排紙口付近で減速するのは、この部分の搬送路の曲
率が大きい(曲りがきつい)ので、第1排紙口からの排
紙よりも排出後の用紙の積載性が悪くなりやすいためで
ある。次に用紙の後端がセンサ307を通過し(S25
9)かつ後続の用紙がない場合は、モータ210、21
2、213を停止する(S260)。
【0115】次に、図19に第3排紙タスクを示す。第
3排紙タスクが起動されると、フラッパ501、フラッ
パ502を第2排紙口に導くように切り替える(ステッ
プS261)。フラッパを切り替えるタイミングは前述
と同様である。
【0116】さらにモータ212、213を140mm
/secで駆動し(S262)、センサ305が用紙の
後端の通過が検出され(S263)、かつ前述の判断通
り後続の用紙がない場合(S264)は、用紙の後端が
ローラ409から外れるタイミングでモータ210、2
12、213の加速制御を開始する(S265)。ここ
で3つのモータを同時に加速するのはA3紙やB4紙の
ように大きい用紙サイズの場合は各モータによって駆動
されるローラに用紙がかみ込んでいるため用紙が曲がっ
たりちぎれたりするのを防ぐためである。ステップS2
65ではモータ210、212、213はプロセススピ
ードの140mm/secの速さから350mm/se
cまで加速する。これはファーストコピー時間(機内に
用紙が滞留する時間)を短縮するための加速である。一
方、後続の用紙がある場合は、モータ210のスピード
は変更しない。
【0117】さらに、用紙の先端がセンサ307を通過
(S266)してから紙サイズによって決まる一定ステ
ップ数、即ち用紙後端がローラ412にくわえ込まれる
くらいの位置まで搬送(S267)した後、モータ21
0、212、213を減速して停止する(S268)。
【0118】次に、フラッパ503を用紙が用紙搬送路
上流側に逆流しないように切り替え、モータ213を逆
転駆動する(S269)。逆転駆動後モータ213は3
50mm/secまで加速する。これはファーストコピ
ー時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための
加速である。
【0119】センサ308で用紙の後端の通過を検出
(S270)し、後続の用紙が無ければ(S271)モ
ータ213を停止する(S272)。
【0120】前述のように、第3排紙口には不図示のZ
折、製本などの可能な大型なフィニッシャー27が装着
可能である。このためCPU101は、Z折り、製本な
どの機能が指定された場合は、排紙口の設定にかかわら
ず第3排紙路をプリント指示コマンドで指定するように
なっている。また、このように構成することで、装置を
高さ方向に制限し、装置の使い勝手(原稿台2上の原稿
の取り扱いや操作部の操作性)を良くすることを可能に
している。さらに、潜像形成ドラム18、転写ローラ1
9、熱定着ローラ20の下方に再給紙のための両面パス
25を設ける場合には、一層厳しく要求される装置の高
さに方向の制限を満足することができる。さらに第3排
紙口に接続されるZ折り、製本などの可能な大型なフィ
ニッシャー27が装着され、そのフィニッシャー内でジ
ャムが発生したような場合でも、第1排紙口、第2排紙
口に異常が無くかつ大型なフィニッシャーのZ折り、製
本の機能などを用いない場合は、CPU101は排紙路
の設定にかかわらず他の排紙口を用いて排紙するように
なっている。第2排紙口でジャムが発生した場合につい
ても同様である。
【0121】上記の図17〜図19の第1、第2、第3
排紙タスクにおいて、後続の用紙の有無を検出し(S2
43、S254、S264)、後続の用紙が無い場合に
限り、モータ(210〜212、213)を350mm
/secで高速駆動するようにしている。これにより、
用紙の機内対流時間を一層、短縮し、画像形成処理のス
ループットを大きく向上できる。また、この加速は後続
の用紙が無い場合に限り行なうため、排紙後トレイ上で
用紙の整列が不良となったり、製本や折りなどの後処理
に異常をきたす問題もない。
【0122】図20に両面パスタスクを示す。この両面
パスタスクは、片面の記録が終了した用紙を反転し、両
面ユニットに搬入するたものものである。
【0123】両面パスタスクが起動されると、フラッパ
501、502を第1排紙口に切り替える(ステップS
281)。フラッパを切り替えるタイミングについては
前述の通りである。
【0124】次に用紙の後端がセンサ305を通過する
と(S282)、モータ210は後続する用紙がある場
合(S283)は加速せずにそのままプロセススピード
で搬送し、後続する用紙が無い場合は350mm/se
cまで加速(S284)して搬送する。そして、センサ
305通過後、紙サイズで決まる、用紙の後端がフラッ
パ501を通り抜ける位置に対応するステップ数分用紙
を搬送(S285)して停止する。
【0125】次にセンサ309、310を用いて両面パ
ス内に先行する用紙があるかどうか判定し(S28
6)、先行する用紙が無いことを条件に(S287)、
フラッパ501を両面パス側に切り替える。さらにステ
ッピングモータ210、211を逆転し、ローラ41
0、415、416、417によって350mm/se
cまで加速する(S288)。また、先行する用紙があ
ると判定した場合は、センサ309、310を用いて先
行する用紙がないと判定されるまで待ってモータ210
の逆転動作を開始する。
【0126】その後、用紙の先端がセンサ310を通過
してから所定ステップ搬送し(S289)、搬送路14
と両面パス25の合流点の搬送方向上流側付近まで搬送
したところで、モータ211は減速して停止して(S2
90)本タスクを終了する。ここでは用紙カセットから
給紙中の紙と衝突しないようかつ先行する用紙との紙間
をできるだけ詰めるためセンサ310の位置で停止させ
ずに紙の搬送方向下流側にある合流点付近まで搬送す
る。用紙を第1、第3排紙口から排紙する時の速度は3
50mm/secであるのに対し、潜像形成ドラム18
の手前(ローラ405の位置)まで搬送する速度を28
0mm/secとしているのは、この位置で用紙搬送速
度を減速する場合に、急激な減速によって用紙が傷むの
を防止しかつ排紙の際は用紙が装置内にとどまる時間を
できるだけ短くするためである。
【0127】図21に両面紙タスクを示す。この両面紙
タスクは、図20の両面パスタスクにより両面ユニット
に搬入された用紙を両面ユニットから再度ローラ40
4、405・・・方向に搬入(再給紙)する処理であ
る。
【0128】図21の両面紙タスクにおいて、CPU1
01からその用紙の裏面に記録すべきプリント指示コマ
ンドが発生されたときには、モータ211は210mm
/secまで加速して用紙を搬送する(ステップS29
1)。
【0129】次にセンサ302で紙の先端を検出(S2
92)してから一定時間経過(紙の先端がローラ404
の位置から10mm程度下流側の位置に到達する時間)
すると(S293)、先行する用紙があるかどうか判断
する(S294)。
【0130】先行の用紙の有無の判断は片面タスクと同
様にして行なう。先行する用紙がある場合は、一旦メイ
ンモータ208から動力を伝達するクラッチをオフし、
モータ211の駆動を停止する(S295)。そして所
定時間を経過すると(S296)、駆動機構206のメ
インモータ208から動力を伝達するクラッチをオン
し、またモータ211を再駆動する(S297)。先行
する用紙がない場合はステップS295〜S297の停
止制御は実行しない。
【0131】そして、現像部、転写部、定着部などプロ
セス関連の部分の準備動作を開始し(S298)、セン
サ303で用紙の先端を検出(S299)してから用紙
のサイズで決まる一定時間(S300)、ローラ405
に用紙の先端を突き当てることによってできるループの
量を制御し適正なレジストレーションの調整をする。
【0132】次にモータ207(ステッピングモータ)
は用紙を280mm/secの速度で搬送できるよう加
速駆動する(S301)。モータ207を駆動するステ
ップ数で決まるセンサ304の手前10mm程度の位置
に用紙の先端が到達したところで(S302)、モータ
207は用紙を140mm/secの速度で搬送できる
スピードまで減速する(S303)。
【0133】そしてモータ207の減速を開始した時点
で駆動機構206のクラッチをオフとするとともにモー
タ211を減速、停止させ(S304)、さらにモータ
211を約50msec程度停止した後(S305)、
駆動機構206のクラッチをオフとし、ローラ403、
404が自由に回転できる状態のままモータ211の駆
動を再開する(S306)。このモータ211の再駆動
は、用紙の後端がセンサ310の位置を抜けるまで行な
う。ここでモータ211を約50msec程度停止する
のは、A3紙など長い用紙サイズの場合に、ローラ41
7に用紙の後端がかみこんだまま減速するとループが形
成されるためである。また、その後すぐにモータ211
の駆動を再開するのは、長い用紙の場合ローラ405の
搬送力では十分な搬送力が得られないため、ローラ41
7で用紙を後押しする必要があるためである。
【0134】ステップS307以降の動作は片面紙タス
クのDと同じ処理(図14のステップS207以降〜)
を行なう。なお、ここでは説明の簡略化のために、処理
は片面紙タスクのDの位置にジャンプするような記載の
仕方となっているが、実際は処理がジャンプすることで
はなく、別のタスクでDと同じ処理を行なうものとす
る。
【0135】図21において、モータ207の減速を開
始した時点で駆動機構206のクラッチをオフとすると
ともにモータ211を減速、停止させ(S304)、さ
らにモータ211を約50msec程度停止した後(S
305)、駆動機構206のクラッチをオフとした状態
のままモータ211の駆動を再開する(S306)制御
を行なうことにより、ローラ417、405の双方に噛
み込むような長い用紙でも、ループを生じることなく、
したがって、ジャムや用紙の変形や破損、記録画質の低
下などを生じることなく、また、搬送力の不足なく適切
に用紙を再給紙することができる。
【0136】図22に排紙口情報変更タスクを示す。こ
の排紙口情報変更タスクはプリント指示コマンドで指示
された排紙口に異常があるかどうかに応じて、排紙口を
変更するもので、周期的に排紙口の異常を監視してい
る。
【0137】MPU201は排紙口情報変更タスクが起
動されると、第1排紙口22が排紙口として指定されて
いるかどうか判断する(ステップS311)。第1排紙
口22が排紙口として排紙されている場合、センサ30
6やフィニッシャ26などからの情報により第1排紙口
22が紙詰まりなどによって異常になっているかどうか
判断する(S312)。第1排紙口22が異常になって
いる場合は、紙詰まりなどによるプリンタ異常としてプ
リンタ部の動作を停止する(S318)。ここで、プリ
ンタ部を停止するのは第1排紙口が異常の場合、最も上
流側にあるので、他の排紙口への搬送経路をふさいでい
る可能性が高いためである。
【0138】第1排紙口が指定されていない場合、また
は第1排紙口が異常を発生していない場合、第2排紙口
23が指定されているかどうか判断する(S313)。
第2排紙口23が指定されている場合、センサ307や
フィニッシャー26などの情報から第2排紙口が紙詰ま
りなどによる異常かどうか判断する(S314)。第2
排紙口23が異常の場合は、第2排紙口が設定されてい
るジョブに対して第1排紙口への排紙が可能であれば排
紙口情報を第1排紙口に変更し変更ありとする(S31
9)。これによって、プリンタやFAXやコピーの排紙
路の設定を変更するというような面倒な操作をすること
なく、異常の発生していない排紙路が利用できるので、
装置のスループットが向上する。
【0139】次に、センサ308により第3排紙口24
で紙詰まりなどの異常が発生しているかどうか判断する
(S315、S316)。この処理は第2排紙口23が
指定されていない場合、または第2排紙口23が異常で
ない場合も同様である。第3排紙口24で紙詰まりなど
の異常が発生している場合は、第2排紙口23は第3排
紙口24への搬送経路となっているため第2排紙口23
への排紙も異常となる。すなわち、第3排紙口24が設
定されているジョブに対しては第2排紙口も使えない状
態となり、第1排紙口22への排紙が可能であれば排紙
口情報を第1排紙口に変更し変更ありとする(S32
0)。これによって、プリンタやFAXやコピーの排紙
路の設定を変更するというような面倒な操作をすること
なく、異常の発生していない排紙路が利用できるので、
装置のスループットが向上する。
【0140】第3排紙口24での異常が発生していない
場合は、フィニッシャー27内で紙詰まりなどの異常が
発生しているかどうか判断する(S317)。フィニッ
シャー27内での異常の場合は、第3排紙口24が設定
されているジョブに対しては使用可能な第1排紙口22
または第2排紙口23に設定を変更して変更あり(S3
21)と設定し、本タスクを終了する。
【0141】なお、ここでは、排紙口の異常は紙詰まり
を想定したが、これに限らずフィニッシャの故障やステ
ープルの針がないといった現象を「異常」として検出す
ることができる。また、ここではMPU201の処理と
して説明したがこれに限らず、CPU101やLAN上
のPC端末のプリンタ・ドライバ上で同様の制御を実行
することもできる。またここで設定した排紙口情報変更
有りの情報は、前述の片面紙タスクで用いられる。
【0142】以上では、ローラ403、404を除く他
のローラを独立したステッピングモータあるいはDCモ
ータで駆動するように説明したが、ローラ403、40
4同様に他のローラも駆動機構206のような変速機構
およびクラッチを用いてモータ208の駆動力を用いて
駆動するような構成が可能である。
【0143】また、逆に、ローラ403、404を独立
したモータで駆動するような構成も可能である。その場
合は、必要に応じてクラッチなどをモータ〜ローラ40
3、404の間に設け、上記のステップS304のよう
に用紙の減速、および両面ユニットのローラ417によ
る後押し動作の際にローラ403、404の駆動力を解
除し、ローラ403、404が自由に回転できるように
しておく。
【0144】さて、特殊紙の指定および製本や折りなど
の後処理の指定を行なうためのユーザインターフェース
の一例を図23〜25に示しておく(特殊紙の選択制御
は上記では図9の処理に相当する)。図23〜25の処
理は、CPU101のプログラムとしてROM110に
格納しておけばよい。
【0145】前述の通り、特殊紙は第一排紙路22に排
紙し、フィニッシャー27の機能を選択した場合は第三
排紙路24を選択する。このため、特殊紙と後処理の設
定は両立できない。
【0146】図23〜25は、特殊紙と後処理の態様を
選択するための操作パネル112上の画面を示してお
り、このようなインターフェースによりユーザは特殊紙
の設定と後処理の設定の双方を1画面内で行なえる。画
面内には特殊紙の態様を選択するボタン601、後処理
の態様を選択するボタン602、およびエラー(あるい
は警告)メッセージを表示するためのエコー領域603
が設けられている。ユーザは不図示のポインティングデ
バイス(マウスなど)あるいは、操作パネル112の表
示器上のタッチパネルなどを用いて上記のボタン60
1、602を操作することにより特殊紙の設定と後処理
の設定を行なえる。
【0147】本ユーザーインターフェースでは、特殊紙
指定および後処理指定を排他的にしか選択できないよう
に制御を行なう。
【0148】つまり、図24のように、ユーザが特殊紙
としてOHP用紙の設定をした場合、CPU101は第
1排紙路22で排紙を行なうよう制御する必要があるた
め、フィニッシャー27に関する設定ができなくなるよ
う画面を制御する。つまり、図24のように特殊紙の態
様を選択するボタン601が選択された場合は後処理の
態様を選択するボタン602の側の表示輝度(あるいは
濃度)を落すなどして選択が不可能であることを示す
(また実際にボタン602側への入力も無視するように
制御する)。さらに、エコー領域603を用いて「特殊
紙を選択した場合は、後処理の選択はできません」と警
告表示を行なう。
【0149】また、図25のように、ユーザがフィニッ
シャー27の後処理としてZ折り機能を設定した場合、
CPU101は第3排紙路24で排紙を行なうよう制御
する必要があるため、ため特殊紙に関する設定ができな
くなるよう画面を制御する。つまり、図25のように、
後処理の態様を選択するボタン602が選択された場合
は特殊紙の態様を選択するボタン601の側の表示輝度
(あるいは濃度)を落すなどして選択が不可能であるこ
とを示す(また実際にボタン601側への入力も無視す
るように制御する)。さらに、エコー領域603を用い
て「後処理を選択した場合は、特殊紙の選択ができませ
ん」と警告表示を行なう。
【0150】なお、図23〜25は、操作パネル112
上の画面である旨説明したが、LAN上のクライアント
PC上のドライバソフトで同様の制御を行なうこともで
きる。このようにすることで、わざわざ装置の側にいな
くとも、特殊紙指定および後処理指定を排他的にしか選
択できないように制御でき、PC上のユーザにとっても
使いやすい。また、同一の画面上で、特殊紙と後処理を
選択する画面構成としたが、設定画面が特殊紙と後処理
の設定が両立しないように制御すれば足り、図23〜2
5のように同一の画面内で特殊紙の指定および後処理の
指定を双方とも行なう必要はない。
【0151】また図26は本願発明の他の実施例で、図
1の実施例の下側排紙路の曲率を大きく(きつい曲がり
に)し,上側の排紙路の曲率を小さく(緩い曲がりに)
している。このように構成することで、最も短い用紙の
搬送経路ではないものの図1の実施例と同様に装置を高
さ方向に制限し、装置の使い勝手(原稿台2上の原稿の
取り扱いや操作部の操作性)を良くすることを可能にし
ている。この場合、特殊紙の設定がされると上側の曲率
の小さい排紙路22を図1で説明したの第1排紙路22
として用いるように制御し、下側の排紙路23を図1で
説明したの第2排紙路23として用いる様に制御してい
ることは自明である。
【0152】さらに図27は図26の他の実施例におけ
る画像形成装置の斜視図である。
【0153】またここでは胴内に排紙口を2つ設ける場
合について説明したが、3つ以上の排紙口を設ける場合
は、本願のように構成することで装置の高さ方向を抑え
る意味ではより顕著な効果が得られる。
【0154】上記実施形態によれば、用紙搬送速度の制
御に関して、次のような優れた効果がある。
【0155】まず、潜像形成ドラム18(画像形成手
段)の前後の搬送路上で、潜像形成ドラム18近傍にお
ける用紙搬送速度(140mm/sec)よりも高速な
用紙搬送速度で用紙を搬送する構成を用いているので、
用紙の機内滞留時間を短縮し、画像形成処理のスループ
ットを大きく向上できるという優れた効果が得られる。
【0156】特に、給紙カセット11〜13からローラ
402により潜像形成ドラム18近傍における用紙搬送
速度(140mm/sec)よりも速い210mm/s
ecの速度で用紙を搬出し、続いてローラ403、40
4によりさらに280mm/secまで加速し、潜像形
成ドラム18直前のローラ405により潜像形成ドラム
18近傍における用紙搬送速度(140mm/sec)
まで減速する構成により、給紙カセットから潜像形成ド
ラム18までの搬送路における用紙搬送を高速化するこ
とができる。
【0157】また、潜像形成ドラム18、熱定着ローラ
20、ローラ409を抜けた後は用紙を最大で350m
m/secまで加速して排紙路から排紙する構成によ
り、潜像形成ドラム18(画像形成手段)の後流の搬送
路における用紙搬送を高速化することができる。
【0158】同様に、両面記録を行なう場合は、両面ユ
ニット内において最大で350mm/secまで加速し
て再給紙を行なうため、潜像形成ドラム18(画像形成
手段)の後流の搬送路における用紙搬送を高速化するこ
とができる。
【0159】また、排紙の際に、後続する用紙が無い場
合にのみ350mm/secまで加速して排紙路から排
紙し、後続する用紙がある場合はこの加速を行なわない
ようにしているので、用紙搬送の高速化と、排紙トレイ
上での用紙の整列の両方の条件を満足し高速かつ適切な
排紙制御が可能である。
【0160】さらに、両面ユニットのローラ417から
ローラ403、404へ用紙を渡し、さらに、ローラ4
05で減速する際に、ローラ403、404を駆動する
駆動機構206の駆動力を解除するようにしているた
め、ローラ417、405の双方に噛み込むような長い
用紙でも、ループを生じることなく、したがって、ジャ
ムや用紙の変形や破損、記録画質の低下などを生じるこ
となく、また、搬送力の不足なく適切に用紙を再給紙す
ることができる。
【0161】また、上記実施形態によれば、排紙路の配
置に関して次のような優れた効果がある。
【0162】まず、本実施形態のような胴内排紙構成に
おいては、第1排紙路の他の第2および第3排紙路2
3、24の部分で搬送路の曲率を小さくすることは装置
の高さ方向に制限があるため困難である。したがって特
殊な用紙の排紙は第1排紙路22の部分で行なえるよう
小さい曲率に他の排紙路は大きい曲率にすることによ
り、装置の高さ方向の制限を満足させながら、特殊な用
紙を傷めることなく通紙できる、という優れた効果があ
る。
【0163】また、本実施形態のような胴内排紙構成に
おいては、いわゆる胴内排紙を担当する上部の第2およ
び第3排紙路23、24の部分にはスペースの関係から
高機能なフィニッシャーを実装することが困難である。
したがって、高機能なフィニッシャーを接続できる排紙
口を画像形成装置の側面に配置することにより、装置の
高さ方向の制限を満足させることができる、という優れ
た効果がある。
【0164】さらにまた、このように画像形成装置に効
果的に複数の排紙路を設けることで、複数の排紙路を用
いて限られた筐体の体積内に上記のような多数の機能を
実現する各部を組み込むことができる、という優れた効
果がある。さらに、プロセス部の下方に再給紙のための
両面パスを設ける場合には、一層厳しく要求される装置
の高さに方向の制限を満足することができる、という優
れた効果がある。また既存のプリンタを流用して上部に
スキャナや操作部や排紙部を取り付けて本発明のような
複合機を構成する場合、第一実施例のようにすれば元の
プリンタの排紙路をそのまま用いて、第2排紙路をあら
たに取り付けるだけでよいので非常に装置を構成しやす
いという優れた効果もある。
【0165】また、上記実施形態によれば、排紙路選択
制御に関して次のような優れた効果がある。
【0166】まず、複数の排紙路22〜23のいずれか
1つを選択して排紙に用いるための特定条件、たとえば
記録すべき画像の入力に用いられた画像入力手段がFA
Xインターフェース部103、LANインターフェース
部102、プリンタインターフェース部104のいずれ
であったのか、あるいは外部のPC端末からの画像入力
である場合にはプリントジョブやクライアントなどの別
に応じて特定の排紙路を選択する特定条件、つまりデフ
ォルトの排紙路制御条件を設定するので装置はプリンタ
やFAXやコピーを分類して排紙するので、ユーザは所
望の印刷物を間単に取り出すことができるという効果が
ある。また、装置の動作状態、たとえば、特定の後処理
の指定、特殊紙の指定、あるいはエラー発生などに応じ
て、デフォルトの排紙路制御条件にかかわらず排紙路の
うちいずれか特定の1つの排紙路を選択する構成によ
り、複数の排紙路を適切に選択できるよう設定を行なえ
るとともに、面倒な選択操作を必要とすることなく複数
の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた効果が
ある。さらに、特殊紙の排紙路やフィニッシャの排紙路
をプリンタやFAXやコピーのそれぞれに応じた分類排
紙に用いる排紙路として兼用でき、装置を小型化するこ
とができる。
【0167】特に、特定の後処理の指定、特殊紙の指定
に応じてデフォルトの排紙路制御条件にかかわらず排紙
路のうちいずれか特定の1つの排紙路を選択する構成は
本実施形態のように胴内排紙構成であり、かつ外付けの
大型フィニッシャーを用いるような構成では、非常に有
用である。
【0168】たとえば、本実施形態のような胴内排紙構
成においては、いわゆる胴内排紙を担当する上部の第1
および第2排紙路22、23の部分にはスペースの関係
から高機能なフィニッシャーを実装することが困難であ
り、上部や下部に制限のない外部のフィニッシャー27
で行なうべき特定の後処理が指定された場合には第3排
紙路24への排紙を行なうようにする必要がある。した
がってこのような構成において、外部のフィニッシャー
27で行なうべき特定の後処理が指定された場合にデフ
ォルトの排紙路制御条件にかかわらず第3排紙路24を
自動的に選択することにより、面倒な選択操作を必要と
することなく複数の排紙路を適切に自動選択できる、と
いう優れた効果がある。
【0169】また、本実施形態のような胴内排紙構成に
おいては、前記のように上部の第2および第3排紙路2
3、24の部分で搬送路の曲率を小さくすることが困難
であり、特殊紙の排紙は第1排紙路22の部分で行なう
ようにする必要がある。したがってこのような構成にお
いて、特殊紙の指定が行なわれた場合にデフォルトの排
紙路制御条件にかかわらず第1排紙路22を自動的に選
択することにより、面倒な選択操作を必要とすることな
く複数の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた
効果がある。
【0170】もちろん、ジャムなどの搬送エラーが発生
した時にエラーが検出された排紙路とは異なる排紙路を
選択して排紙に用いる制御を行なうことにより、面倒な
選択操作を必要とすることなく複数の排紙路を適切に自
動選択できる、という優れた効果を得られる。
【0171】また、図23〜25に示したように、本実
施形態のように後処理指定および特殊紙指定に対応する
排紙路が異なる排紙路構成において、ユーザにより後処
理指定または特殊紙指定のいずれか一方の指定操作が行
なわれた場合に他方の指定操作を禁止するように構成す
ることにより、無効な指定操作が行なわれて装置が誤動
作したりする問題を回避でき、また、装置を使用しつつ
ユーザに装置の機能や使用方法を認知させることができ
る、という優れた効果がある。
【0172】また、第一排紙路を、前記読取手段と前記
記録手段の間に配置し、第三排紙路は、上部や下部に制
約のない前記画像形成装置の機外に配置することで後処
理装置に接続可能にすることで、後処理装置をつけない
構成では、非常に設置面積を小さくでき、高度な後処理
装置も装着できる、という優れた効果がある。
【0173】また、第一排紙路は、特殊紙の排紙可能な
曲率を有することで、後処理装置をつけない標準装備の
状態で、どんな種類の用紙でも通紙できる、という優れ
た効果がある。
【0174】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画像形成装置に効果的に複数の排紙路を設け
ることで、それらを用いて限られた筐体の体積内に上記
のような多数の機能を実現する各部を組み込むことがで
きる、という優れた効果がある。さらに、原稿台上の原
稿の操作性や操作部の操作性を良くすることである、と
いう優れた効果がある。
【0175】また、一方の排紙手段は、特殊紙の排紙可
能な曲率を有することで、後処理装置をつけない標準装
備の状態で、どんな種類の用紙でも通紙できる、という
優れた効果がある。
【0176】また、特殊な用紙であっても傷つけること
なく通紙することができる、という優れた効果がある。
【0177】さらに、前記一方の特殊な用紙を通紙可能
に配置した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配
置することで、どのようなオプションもつけない標準装
備の状態で、どんな種類の用紙でも通紙できる、という
優れた効果がある。また既存のプリンタを流用して上部
にスキャナや操作部や排紙部を取り付けて本発明のよう
な複合機を構成する場合、このようにすれば第1排紙路
22は特殊紙が通紙できるようになっている元のプリン
タの排紙路をそのまま用いて第2排紙路をあらたに取り
付けるだけでよいので非常に装置を構成しやすいという
優れた効果もある。
【0178】さらに、プロセス部の下方に再給紙のため
の両面パスを設ける場合には、一層厳しく要求される装
置の高さに方向の制限を満足することができる、という
優れた効果がある。
【0179】さらに、前記複数の排紙路の少なくとも別
の一つは上部や下部に制約のない前記画像形成装置の機
外に所定の後処理を行う後処理装置の接続可能に配置す
ることで後処理装置をつけない構成では、非常に設置面
積を小さくでき高度な後処理装置も装着できる、という
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した画像形成装置の断面図であ
る。
【図2】本発明を採用した画像形成装置のブロック図で
ある。
【図3】本発明を採用した画像形成装置の電子写真記録
部のブロック図である。
【図4】本発明を採用した画像形成装置の電子写真記録
部の断面図である。
【図5】図2のメインCPU101が実行する起動要因
監視タスクのフローチャート図である。
【図6】図2のメインCPU101が実行する排紙路設
定タスクのフローチャート図である。
【図7】図2のメインCPU101が実行するプリント
指示コマンド発行タスクのフローチャート図である。
【図8】図2のメインCPU101が実行する排紙路変
更設定タスクのフローチャート図である。
【図9】図2のメインCPU101が実行する特殊紙設
定タスクのフローチャート図である。
【図10】図3のMPU201が実行する通信タスクの
フローチャート図である。
【図11】図3のMPU201が実行するセンサ状態監
視タスクのフローチャート図である。
【図12】図3のMPU201が実行する紙搬送タスク
の生成用タスクのフローチャート図である。
【図13】図3のMPU201が実行する片面紙タスク
のフローチャート図である。
【図14】図3のMPU201が実行する片面紙タスク
のフローチャート図である。
【図15】図3のMPU201が実行する片面紙タスク
のフローチャート図である。
【図16】図3のMPU201が実行する片面紙タスク
のフローチャート図である。
【図17】図3のMPU201が実行する第1排紙タス
クのフローチャート図である。
【図18】図3のMPU201が実行する第2排紙タス
クのフローチャート図である。
【図19】図3のMPU201が実行する第3排紙タス
クのフローチャート図である。
【図20】図3のMPU201が実行する両面パスタス
クのフローチャート図である。
【図21】図3のMPU201が実行する両面紙タスク
のフローチャート図である。
【図22】図3のMPU201が実行する排紙口情報変
更タスクのフローチャート図である。
【図23】図2の操作パネル112による後処理および
特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示し
た説明図である。
【図24】図2の操作パネル112による後処理および
特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示し
た説明図である。
【図25】図2の操作パネル112による後処理および
特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示し
た説明図である。
【図26】本発明の他の実施例として採用した画像形成
装置の断面図である。
【図27】図26の画像形成装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 電子写真記録部 2 原稿台 11〜13 給紙カセット 15 手差し給紙部 17 レーザ発光部 18 潜像形成ドラム 19 転写ローラ 20 熱定着ローラ 22 第1排紙路 23 第2排紙路 24 第3排紙路 27 フィニッシャー 101 CPU 102 LANインターフェース部 103 FAXインターフェース部 104 プリンタインターフェース部 105 読み取り制御部 112 操作パネル 201 MPU 203 ROM 204 I/Oポート 205〜213 モータ 215 I/Oポート 301〜311 センサ 601、602 ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 29/20 B65H 29/20 3F101 29/52 29/52 5C062 85/00 85/00 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L (72)発明者 柴木 誠司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 淵澤 満 千葉県柏市明原4−7−6−201 (72)発明者 高橋 弘一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 2H071 AA35 DA23 DA24 EA04 2H072 CA01 CB01 GA01 GA02 GA08 HA03 HA07 HA08 JA02 3F049 AA10 DA12 LA02 LA05 LA07 LB03 LB05 LB06 LB08 3F100 AA02 CA12 CA15 3F101 FA02 FB11 LA01 LB03 LB08 5C062 AA05 AB02 AB20 AB30 AB32 AB35 AC09 AC71 AD06 BA00

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙路を有し、画像形成手段によ
    り画像形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれか
    から機外に搬出する画像形成装置において、 画像を読み取る画像読取手段と前記画像形成手段と前記
    画像読取手段の間に2つの前記排紙路を有し、 前記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通
    紙可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路は前記
    一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配置することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の特殊な用紙を通紙可能に配置
    した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配置する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 特殊紙を指定する特殊紙指定手段を有
    し、前記特殊紙指定手段により特殊紙が指定された場合
    は、前記一方の排紙路を選択するように制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成手段の下部に、前記画像形
    成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユ
    ニットを配置することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の排紙路の別の一つは前記画像
    形成装置の機外に所定の後処理を行う後処理装置の接続
    可能に配置することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 複数の排紙路を有し、画像形成手段によ
    り画像形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれか
    から機外に搬出する画像形成装置において、 前記画像形成装置を操作するための操作手段と前記画像
    形成手段と前記操作手段の間に2つの前記排紙路を有
    し、 前記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通
    紙可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路は前記
    一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配置することを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記一方の特殊な用紙を通紙可能に配置
    した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配置する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 特殊紙を指定する特殊紙指定手段を有
    し、前記特殊紙指定手段により特殊紙が指定された場合
    は、前記一方の排紙路を選択するように制御することを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段の下部に、前記画像形
    成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユ
    ニットを配置することを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の排紙路の別の一つは前記画
    像形成装置の機外に所定の後処理を行う後処理装置の接
    続可能に配置することを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 複数の排紙路を有し、用紙収納手段よ
    り給紙した用紙に、所定方式の画像形成手段により画像
    形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれかから機
    外に搬出する画像形成装置において、 画像を読み取る画像読取手段と前記用紙収納手段と前記
    画像読取手段の間に2つの前記排紙路を有し、 前記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通
    紙可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路は前記
    一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配置することを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記一方の特殊な用紙を通紙可能に配
    置した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配置す
    ることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 特殊紙を指定する特殊紙指定手段を有
    し、前記特殊紙指定手段により特殊紙が指定された場合
    は、前記一方の排紙路を選択するように制御することを
    特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成手段の下部に、前記画像
    形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面
    ユニットを配置することを特徴とする請求項11記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の排紙路の別の一つは前記画
    像形成装置の機外に所定の後処理を行う後処理装置の接
    続可能に配置することを特徴とする請求項11記載の画
    像形成装置。
  16. 【請求項16】 複数の排紙路を有し、用紙収納手段よ
    り給紙した用紙に、所定方式の画像形成手段により画像
    形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれかから機
    外に搬出する画像形成装置において、 前記画像形成装置を操作するための操作手段と前記用紙
    収納手段と前記操作手段の間に2つの前記排紙路を有
    し、 前記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通
    紙可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路は前記
    一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配置することを特
    徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記一方の特殊な用紙を通紙可能に配
    置した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配置す
    ることを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 特殊紙を指定する特殊紙指定手段を有
    し、前記特殊紙指定手段により特殊紙が指定された場合
    は、前記一方の排紙路を選択するように制御することを
    特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記画像形成手段の下部に、前記画像
    形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面
    ユニットを配置することを特徴とする請求項16記載の
    画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の排紙路の別の一つは前記画
    像形成装置の機外に所定の後処理を行う後処理装置の接
    続可能に配置することを特徴とする請求項16記載の画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 複数の排紙路を有し、用紙収納手段よ
    り給紙した用紙に、所定方式の画像形成手段により画像
    形成を行なった後、前記複数の排紙路のいずれかから機
    外に搬出する画像形成装置において、 画像を読み取る画像読取手段と、前記画像形成手段と、
    前記用紙収納手段と、前記複数の排紙手段のうち2つの
    前記排紙路を略同一設置面積内に配置するとともに、前
    記2つの排紙路のうち一方の排紙路は特殊な用紙を通紙
    可能な曲率で配置するとともに、他方の排紙路の少なく
    とも1つは前記一方の排紙路の曲率より大きい曲率で配
    置することを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記一方の特殊な用紙を通紙可能に配
    置した前記排紙路は、前記他方の排紙路の下側に配置す
    ることを特徴とする請求項21記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 特殊紙を指定する特殊紙指定手段を有
    し、前記特殊紙指定手段により特殊紙が指定された場合
    は、前記一方の排紙路を選択するように制御することを
    特徴とする請求項21記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成手段の下部に、前記画像
    形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面
    ユニットを配置することを特徴とする請求項21記載の
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記複数の排紙路の別の一つは前記画
    像形成装置の機外に所定の後処理を行う後処理装置の接
    続可能に配置することを特徴とする請求項21記載の画
    像形成装置。
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