JP3817433B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は所定方式の画像形成手段に用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真記録方式、インクジェット方式など種々の画像形成機構を利用した画像形成装置が知られている。
【0003】
従来の画像形成装置は、画像形成手段が画像形成可能な速度に合わせて装置全体の搬送速度を設計していた。たとえば、電子写真記録方式の場合は感光ドラムなどの潜像形成手段の回転速度により定まる用紙搬送速度に合せて他の部分の用紙搬送速度が決定されていた。
【0004】
したがって、従来の画像形成装置では、用紙の機内の滞留時間、つまり、用紙が給紙されてから排紙されるまでの時間は、画像形成手段近傍における用紙搬送速度に依存していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年になって、装置の設置面積を小さくするために排紙口を装置の上部に配置する傾向が強まっており、このために用紙の搬送経路が長くなる傾向にある。したがって、用紙の機内滞留時間が画像形成手段近傍における用紙搬送速度に依存する従来技術を打破しない限り、用紙の搬送経路の長さの増大に伴なうスループットの低下を防ぐことができない。
【0006】
特に両面記録のために用紙の両面に記録を行なうため、前記画像形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユニットを設ける構成においては、用紙の搬送経路がより長くなりこれに応じて用紙の機内滞留時間が長くなりがちである。
【0007】
本発明の課題は、用紙の変形や破損、排紙後のトレイ上での用紙の整列不良などの問題を生じることなく用紙の機内滞留時間を短縮し、画像形成処理のスループットを大きく向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、所定方式の画像形成手段に用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置の制御プログラムにおいて、前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上、あるいは前記画像形成手段から用紙を搬出する搬送路上で、前記画像形成手段近傍における用紙搬送速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する、特に前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第1の搬送手段と、前記搬送路の前記画像形成手段の手前の位置において前記第1の搬送手段により搬送されてきた用紙を前記所定速度と同等の速度まで減速して搬送する第2の搬送手段と、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記用紙のループを防止すべく第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するクラッチを有するとともに、前記画像形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユニットと、前記両面ユニット内で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第3の搬送手段を用いて、前記第3の搬送手段から前記第1の搬送手段に用紙を搬入し、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記クラッチにより前記第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するとともに、前記第3の搬送手段の駆動を停止する構成を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下では、デジタル複合機の実施形態を示す。デジタル複合機とは、プリンタに画像読み取りのためのスキャナやFAXやLANを介して通信を行なうための通信機能などを複合化した製品である。以下の実施形態では、記録方式は電子写真方式であるものとする。
【0010】
図1は本発明を採用したデジタル複合機のハードウェア構成の概略を示している。図1は、特に画像読み取り系および画像記録系の用紙搬送系の構成を中心に示したものである。
【0011】
図1において符号1は電子写真記録部、2は原稿を読み取る原稿台、3は原稿を読取位置に搬送するための自動原稿給紙ユニットである。原稿台2には不図示の操作部なども配置されている。11、12、13は記録紙を給紙するための給紙カセット、14は給紙カセット11から13より給紙した用紙を搬送するための搬送路、15は手差し給紙部である。
【0012】
符号16は給紙カセット11から13や手差し給紙部15などから給紙された用紙を像形成部(17、18、19、20)に導くための搬送路、17は画像信号を受信して画像信号に対応したレーザ光を発生するレーザ発光部、18は発生されたレーザ光に基づいて潜像を形成するための潜像形成ドラム、19は潜像形成ドラム18により形成された潜像を現像したトナーの画像を用紙に転写するための転写ローラ、20は転写ローラ19で用紙に転写された画像を定着するための熱定着ローラである。
【0013】
符号21は熱定着部20で処理された用紙を排紙部に排紙したり両面パス25に搬送するための搬送路、22は第1排紙路、23は第2排紙路、24は第3の用紙搬紙路である。
【0014】
第1排紙路22は、第2および第3排紙路23、24よりも曲率(一般に曲率半径の逆数:小さい方が曲り方が緩やかである)が小さく構成されている。これは上部に原稿台2を配置しているので第2および第3排紙路23、24の部分で搬送路の曲率を小さく(曲りを緩くする)すると装置が大型化し、装置の使い勝手が悪くなるためである。また、第2および第3排紙路23、24の直前の搬送ローラ414(後述)との距離を長くとる事、あるいは搬送ローラ414を省略することが不可能なため、どうしてもこのような配置では上側の第2および第3排紙路23、24の曲率を小さくとることができない。
【0015】
このような構成においては、曲率の小さい第1排紙路22には厚紙、薄紙、はがき、フリーサイズ用紙など様々な種類の用紙(特殊紙)を通紙できる(逆にいえばこれらのような特殊紙は第1排紙路22からしか排紙できない)。また、第1排紙路の上に第2排紙路を設けることにより設置面積を小さくすることができる。
【0016】
符号25は両面パスである。両面パスは用紙の両面に記録を行なうために用いられるもので、図示のように複数のローラから構成され、レーザ発光部17、潜像形成ドラム18、転写ローラ19、熱定着ローラ20により片面の記録の済んだ用紙を反転して再給紙するよう構成されている。
【0017】
符号26は第1の用紙排出路22、第2の用紙搬出路23に接続可能に構成されたフィニッシャーである。フィニッシャー26は上部に原稿台2を配置する関係上小型に構成されており、その機能はシフトトレイ、ステイプルなどに限定されている。
【0018】
一方、符号27は第3の用紙搬出路に接続可能に構成されているフィニッシャーで、上部や下部に大きさの制約がないため大型で多機能なフィニッシャーが装着可能である。ステイプル、Z折、製本、パンチなどの機能が実現可能である。
【0019】
フィニッシャー26、27の2つは必ずしも両方とも装着される必要はなく、たとえば顧客の希望で装着できるような商品構成で販売されるものであってよい。たとえば、装置の設置面積を大きくすることを好まないユーザにはフィニッシャー26を用意し、フィニッシャーとして大型でも高機能なものを望むユーザにはフィニッシャー27を用意する。なお、フィニッシャー26、27の両方とも接続されていない場合でも、第1の排紙路22は必ず用いるため、少なくともこの第1の排紙路22はさまざまな種類の用紙(厚紙、薄紙、はがき、フリーサイズ用紙など)を通紙できるよう構成しておく。
【0020】
また、本装置は、デジタル複合機として構成されており、LAN上のクライアント端末のプリンタやスキャナとして利用したり、公衆回線を介して受信されるFAXなどのデータを記録したり、コピーを出力したりできるようになっている。このため、第1排紙路から第3排紙路を各々プリンタ、FAX、コピーの記録情報の排紙路のいずれかとして設定できる構成とする。
【0021】
図1上部の原稿台2において、符号Pは原稿、31は原稿トレイ、32は原稿搬送路、33は原稿の裏面を読み取るための原稿搬送路、34は搬送中の原稿を読み取り原稿排出トレイ36上に排出する原稿排出路、36は読み取られた原稿を積載する原稿排出トレイ、35はブックタイプの原稿を読取るための原稿載置台である。37、38、39は原稿の反射光を読取センサ40に導くためのミラー、40は原稿の反射光を光電変換するための読取素子で、CCDで構成されている。
【0022】
図2は、図1の装置の制御系の構成を示している。図2において符号101は本装置全体の動作を制御するコントローラとしてのメインCPUで、読み取り制御部105(図1の原稿台2に対応)、電子写真記録部107(図1の電子写真記録部1に対応)を制御する。読み取り制御部105は自動原稿給送装置(ADF)106を制御する。電子写真記録部107はレーザユニット17、感光ドラム18、転写部19、熱定着部20、各種モータ、フィニッシャー108、用紙カセットの制御などを行っている。CPU101はROM110に蓄積されているプログラムにしたがって制御するようになっている。
【0023】
また、図2には、読み取った画像データをCPU101に送信する読み取り制御部105、LAN上のクライアントとのデータのやり取りを行なうLANインターフェース部102、ファクシミリの送受信を行なうためのFAX部とのインターフェースを行なうFAXインターフェース部103、プリンタ記述言語などを解釈し画像データに展開するPDL展開部とのインターフェースを制御するプリンタインターフェース部104、コピー、FAXなどの各種設定、命令などを行なう操作パネル112が示されており、CPU101は上記各ブロックと接続され、これらを制御することにより目的の動作を行なう。RAM111はプログラムを実行するためのワークエリアなどに用いられる。
【0024】
CPU101は操作パネル112またはLAN上のPC端末などからの制御に基づき、LANのプリンタやFAXやコピーを出力するよう各部を制御する。このとき、第1〜第3排紙路22〜24(図1)のうちいずれの排出路を電子写真記録部107で用いるかを操作パネル112またはLAN上のPC端末などからの制御に基づいて設定でき、その設定情報をRAM111に格納できるようになっている。
【0025】
ここで、CPU101は用紙が厚紙、薄紙、OHP、フリーサイズ用紙などの特殊紙が選択されている場合は、後述の制御により、排紙路の設定にかかわらず、第1排出路より排出されるように制御を行なう。この制御により、第1排紙路の曲率が最も小さいので用紙を傷める心配が最も少なくなる。
【0026】
また、図1に示したように、第3排紙路23には不図示のZ折、製本などの可能な大型なフィニッシャー27が装着できる。また、本装置では装置上部には読取部があるため、第1、第2排紙路22、23にはZ折、製本などが可能な大型のフィニッシャーは装着できない構成となっている。このためCPU101は、後述の制御によりZ折、製本などの機能が指定された場合は、前述の排紙路の設定にかかわらず第3排紙路を指定するよう制御を行なう。
【0027】
図3は図2の電子写真記録部107の構成をさらに詳細に示している。図3において符号201はMPUで、このMPU201は、CPU101からの指示により、後述の各モータの制御、潜像形成部のレーザ光の発光制御、帯電部の電圧制御、熱定着部の温度制御などを行なう。
【0028】
符号202はMPU201が各種制御プログラムを実行するための作業領域などとして使われるRAM、203はMPU201のプログラムが格納されるROMである。ここではMPU201のプログラムの格納のためにROM203を用いているが、プログラムが格納可能な媒体であればハードディスク、CD−ROMなどの任意の媒体をMPU201のプログラムの格納のために用いることができる。
【0029】
符号204はモータドライバとMPU201のシステムバス214との間のI/Oポートである。I/Oポート204を介して次のようなモータが制御される。
【0030】
符号205は用紙を給紙カセット11(〜13)からピックアップするためのステッピングモータである。
【0031】
符号206は、ピックアップされた用紙を搬送するための駆動機構である。この駆動機構206は独立したモータから構成することもできるが、本実施形態では後述のメインモータ208と接続する変速機構およびクラッチ(不図示)から構成される。MPU201は、少なくともこのクラッチをI/Oポート204を介して制御できるものとする。
【0032】
残りのモータ207〜213はそれぞれ独立したモータから構成される。このうち符号207はさらに用紙を像形成部へと導くためのモータ、208は潜像の形成、用紙への転写をするための潜像形成部、転写部などを回転するためのモータ、209は熱定着部を回転するためのDCモータ、210は像形成された用紙を搬送、排紙するためのステッピングモータ、212は像形成された用紙を別の排紙部に排紙するためのステッピングモータ、213は用紙を第2、第3の排紙口に排紙するためのステッピングモータである。
【0033】
上記のように、各モータ、特にモータ205、206、207、210、212、213などにステッピングモータを用いる構成によれば、目標のスピードを種々に設定でき、また、加減速の制御が容易で、さらに加減速の制御を低騒音で実現できる利点がある。
【0034】
符号214はシステムバス、215はフィニッシャー26とのシステムバス214との間のI/Oポートである。216はフィニッシャーで、図1のフィニッシャー26に相当する。217はフィニッシャー27とのシステムバス214との間のI/Oポートである。218はフィニッシャーで図1のフィニッシャー27に相当する。
【0035】
MPU201は、装着されているフィニッシャーの種類、機能、フィニッシャーの状態などをI/Oポート215を介して認識可能である。符号219はセンサ301から311までの状態を示す情報をMPU201に伝達するためのI/Oポートである。
【0036】
図4に図1の装置の電子写真記録部1の記録部の用紙搬送系の構成を詳細に示す。図4は図1の装置の電子写真記録部1をさらに拡大して示しており、各部のローラを駆動するモータの符号には上述の図3のものと同じものを用いている。また、同一のモータで駆動されるローラは曲線で囲んで示してある。
【0037】
図4において符号301から311までは用紙の有無を検出するセンサで、光学センサなどから構成される。
【0038】
符号401は用紙をピックアップするローラ、402は用紙を搬送するためのローラで、これらローラ401と402はモータ205で駆動される。なお図4では、カセット11上の構造のみを示しているが、他のカセット廻りも同様に構成されているものとする。
【0039】
このモータ205はステッピングモータから構成できる。なお、用紙をピックアップするローラ401は、通常はカセット11上の用紙から離間した位置にあるが、用紙をピックアップするタイミングでカセット11上の用紙に押し付けられる。このローラ401をカセット11上の用紙に押し付ける動力源は不図示の独立したモータやソレノイドでもかまわないが、本実施形態ではモータ208の駆動力を用い、動作するレバー、カムなどを介してローラ401の用紙への接触/離間を制御するものとする。モータ205はローラ401、402を210mm/secの用紙搬送速度で用紙を搬送するよう駆動する。
【0040】
符号403、404は、装置下部のカセット、および後述の両面ユニットから搬出される用紙を縦方向に搬送し、またレジストレーションをとるためのローラで、駆動機構206により駆動される。前述のように、駆動機構206は不図示のクラッチおよび変速機構でメインモータ208と連結された駆動系で、ローラ403、404を280mm/secの用紙搬送速度で用紙を搬送するよう駆動する。この速度は後述のメインモータ208のちょうど倍速である。
【0041】
符号405は用紙の搬送、およびレジストレーションのためのローラでモータ207で駆動される。このモータ207もステッピングモータから構成できる。モータ207は、ローラ405を駆動する際、280mm/secの用紙搬送速度から後述のメインモータ208と同じ140mm/secまで用紙搬送速度を減速するよう駆動する。
【0042】
符号406は用紙を搬送するためのローラ、407は潜像を現像したトナーの画像を用紙に転写するための転写ローラでメインモータ208により駆動される。潜像形成ドラム18、転写ローラ19もメインモータ208により駆動される。メインモータ208の用紙搬送速度は140mm/secである。
【0043】
用紙に転写された画像を定着させる熱定着ローラ20、および用紙を排紙路方向に搬送するローラ409はモータ209により駆動される。このモータ209はDCモータから構成する。モータ209の用紙搬送速度はメインモータ208と同じ140mm/secである。
【0044】
符号410、411は、第1排紙路22方向に用紙を搬送するためのローラで、モータ210により駆動される。このモータ210はステッピングモータから構成できる。モータ210は、メインモータ208と同じ140mm/secから、最大で350mm/secの用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0045】
符号412、413は、第2および第3排紙路23、24方向に用紙を搬送するためのローラで、ステッピングモータ213により駆動される。モータ213はメインモータ208と同じ140mm/secから、最大で350mm/secの用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0046】
符号415、416、417は両面ユニット内の用紙を搬送するためのローラで、モータ211により駆動される。モータ211はステッピングモータから構成できる。モータ211はメインモータ208と同じ140mm/secから、最大で350mm/secの用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0047】
なお、本実施形態では、ローラ415、416、417〜ローラ404、418、405…により反転した用紙を再給紙することにより両面記録を行なうことができるが、装置の上下方向のサイズを小さく構成したために両面ユニットのローラ417〜ローラ405の距離は比較的短く、たとえばA3などの(長い)用紙ではローラ417〜ローラ405の両方に用紙の後端/前端が噛む程度の距離となっている。
【0048】
符号414は用紙を搬送するためのローラでモータ212により駆動される。このモータ212はステッピングモータから構成できる。モータ212はメインモータ208と同じ140mm/secから、最大で350mm/secの用紙搬送速度までの駆動が可能である。
【0049】
符号501は、潜像形成ドラム18が配置された主たる搬送路から、用紙を図の左上方の排紙路、または下方の両面ユニットに導くよう搬送路を切り替えるためのフラッパである。
【0050】
符号502は第1排紙路22の方向と、第2および第3排紙路23および24の方向のいずれか一方に排紙方向を切り替えるフラッパ、503は第2排紙路23、または第3排紙路24を切り替えるためのフラッパである。
【0051】
なお、前述のように、第1排紙路22の曲率は、第2および第3排紙路23、24の曲率よりも小さく構成されている。
【0052】
以下、上記構成における動作につき説明する。
【0053】
本実施形態では、画像形成手段、つまり潜像形成ドラム18廻りの搬送系(駆動源:モータ208)は、140mm/secの速度で用紙を搬送できる。従来では、他の部分の用紙搬送系の速度は、この画像形成手段周辺の搬送系と同じにするのが常識であったが、本実施形態では、画像形成手段とは別の(異なる駆動源により駆動される)搬送路上では可能な限り、画像形成手段の搬送系よりも高速な速度で用紙を搬送するものとする。すなわち、本実施形態では、潜像形成ドラム18廻りの搬送系の速度が140mm/secである場合、他の駆動源で駆動される搬送系では210、280、あるいは350mm/secの搬送速度を用いる。速度制御の詳細については後述するが、上記のような搬送速度制御を行なうために、潜像形成ドラム18の手前のローラ405により上記の140mm/secまで搬送速度を減速し、それより前、あるいは潜像形成ドラム18を通過した後は可能な限り上記の高速な搬送速度で用紙を搬送する。
【0054】
また、搬送路上の各部分で異なる搬送速度を用いるに際して、速度差により用紙が破損するような問題を避けるために、必要に応じて上流側の駆動機構(本実施形態では駆動機構206)の駆動力を解除する。たとえば、前述のように、ローラ417およびローラ405が同時に用紙の後端、前端を噛んで搬送するタイミングがあるが、ローラ405による減速を開始する際、上流側の駆動機構206のクラッチを解除する。
【0055】
また、本実施形態では、ユーザが用紙の排紙路を特定の用途にあらかじめ設定することができる。たとえば、コピーモード/FAXモード/プリンタモードのそれぞれに第1〜第3排紙路22〜24を割り当てる。つまり、FAX受信した記録結果が特定の排紙路の1つに出力されるように制御する。あるいは、特定のジョブや、ユーザ、あるいは印刷コマンドを発生したクライアント端末などにそれぞれ第1〜第3排紙路22〜24を割り当てる。たとえば、あるクライアント端末から受信した印刷ジョブの記録結果が特定の排紙路の1つに出力されるように制御する。
【0056】
本実施形態では上記のような排紙路のユーザ設定が行なわれた上で、特定の条件に応じて排紙路のユーザ設定と異なる排紙路を自動的に選択して排紙を行なう。本実施形態では、特定のフィニッシャー機能(製本、折りなど)が指定された場合、排紙路のユーザ設定を無視してそのフィニッシャー機能が利用可能な排紙路を自動選択する。また、ジャムなどのエラーを検出し、ユーザ設定に応じて定まる排紙路でエラーが検出された場合には排紙路のユーザ設定を無視して他のエラーのない排紙路を自動選択する。また、特殊な用紙が選択された場合は、排紙路を自動的に選択して特殊紙を排紙できる排紙路を自動選択する。
【0057】
次に以上の構成における記録部の用紙搬送制御を図5以降のフローチャートを参照してさらに詳細に説明する。
【0058】
CPU101はROM110に蓄積されたプログラムにしたがって以下の処理を実行する。図5はCPU101が例えば5msecごとに実行する起動要因監視タスクである。
【0059】
起動要因監視タスクは、LAN上のPC端末、ファクシミリの送受信を行なうFAX部103、あるいは操作パネル112で所定の操作を行なうことにより入力されたコマンドを判断し、それぞれ該当のタスクを起動する。
【0060】
起動要因監視タスクでは、まず印刷コマンドを受信したかどうかを調べ(ステップS101)、印刷コマンドを受信した場合は、排紙路選択タスク(S104)を起動する。
【0061】
印刷コマンドを受信していない場合は排紙部の設定情報の変更かどうかを判断する(S102)。排紙部の設定情報を変更する場合は、排紙部変更タスク(S105)を起動する。排紙部設定情報の変更でない場合は、さらに特殊紙の設定かどうかを判断する。特殊紙の設定を行なう場合は、特殊紙設定タスク(S106)を起動する。
【0062】
排紙路選択タスク(ステップS104)を図6に示す。この排紙路選択タスクが起動されると、製本、Z折など大型のフィニッシャー27特有の機能が指定されているかどうか判断する(ステップS111、S112)。これらフィニッシャー27特有の機能が指定されている場合は、フィニッシャー27の接続可能な第3排紙路を選択する(S118)。
【0063】
次に厚紙、薄紙、OHP、フリーサイズ用紙などの特殊紙の設定がされているかどうか判断する(S113)。このような特殊紙の設定がされている場合は第1排紙路22を選択する(S119)。このように第1排紙路22を選択することにより、用紙を傷めずに済み、またジャムなどの障害を未然に防止できる。これは第1排紙路22が他の排紙路よりも曲率が小さいため(図1)である。
【0064】
Z折や製本、特殊紙設定もされていない場合は、外部のコンピュータなどから入力された印刷コマンドもしくは操作パネル112の設定により、排紙路の設定が行なわれているかどうかを判断する(S114)。排紙路の設定が既に行なわれている場合は、それに従った排紙路を選択する(S120)。
【0065】
次に排紙路の設定がない場合は、入力された印刷コマンドがコピー指示によるものかどうか判断する(S115)。コピー指示により印刷が起動された場合、あらかじめコピーが設定された排紙路を選択する(S121)。コピー指示によるものでない場合、ファクシミリによるものかどうか判断する(S116)。印刷コマンドがファクシミリによるものの場合、ファクシミリが設定されている排紙路を選択する(S122)。印刷コマンドがファクシミリによるものでない場合、LAN上のPC端末からの印刷コマンドかどうか判断する(S117)。LAN上のPC端末からの印刷コマンドの場合、設定された排紙路を選択する(S123)。設定された排紙路を選択するとプリント指示コマンド発生タスクを起動して(S124)本タスクを終了する。LAN上のPC端末からの印刷コマンドでない場合、本タスクを終了する。なお、ステップS115〜117では、印刷コマンドそのものの判定により画像入力に用いられた画像入力手段を判定できるような印刷コマンドの書式を想定しているが、もちろん、画像入力に用いられた画像入力手段がFAXインターフェース部103、LANインターフェース部102、プリンタインターフェース部104のいずれであったのかを直接判定することにより、同等の判定を行なえるのはいうまでもない。
【0066】
すなわち、図6の判定の順序によると、ステップS111〜S113の製本、折り、特殊紙の設定があった場合はこれらがまず優先される。また、この次に優先度を有するのは印刷コマンドあるいは操作パネル112から行なわれた排紙設定である。コピーモード/FAXモード/プリンタモードに応じて決まる排紙路の設定が最も優先度が低い。つまり、通常は、コピーモード/FAXモード/プリンタモードに応じて決まる排紙路が用いられるが、製本、折り、特殊紙の設定など特定の排紙路(本実施形態では第3排紙路)の機能が必須である場合はその排紙路が選択され、また、印刷コマンドあるいは操作パネル112から(一時的あるいは強制的に)行なわれた排紙設定があればその設定により排紙路が選択される。
【0067】
なお図6では、CPU101の制御として排紙路選択タスクを説明したが、LAN上のPC端末のプリンタ・ドライバで同様な制御を行なうようにしても構わない。適当な通信手段およびプロトコルがあれば、プリンタとしての本機の状態を取得しつつ上記同様の排紙路選択制御をPC端末のプリンタ・ドライバ側で行なうことは当業者において容易である。
【0068】
次に図7にプリント指示コマンド発行タスクを示す。このプリント指示コマンド発行タスクは、電子写真記録部107に実行させるべき印刷処理の内容を特定の書式で記述したプリント指示コマンドを生成し、電子写真記録部107に対して発行するものである。
【0069】
図7においては、まず、入力された印刷コマンドに基づいて、プリント指示コマンドに両面印刷か片面印刷かをセットする(ステップS131)。次に排紙路選択タスクで選択した排紙路情報をセットし(S132)、続いて印刷部数をセットする(S133)。さらに後述の特殊紙の設定タスクで設定された特殊紙情報をセットして(S134)、このようにして生成されたプリント指示コマンドを印刷データとともに電子写真記録部107に対して出力する(S135)。
【0070】
図8に排紙路設定変更タスクを示す。このタスクは操作パネル112またはLAN上のPC端末などから排紙路の設定が変更されると起動される。
【0071】
ここでは、まずコピー排紙部の設定が変更されたかどうか判断し(ステップS141)、コピー排紙部が変更された場合は指定された排紙路をコピーの排紙部として設定する(S144)。次にFAX排紙部の設定が変更されたか判断し(S142)、変更された場合は指定された排紙路をFAXの排紙部として設定する(S145)。さらに、プリンタの排紙路が変更されたかどうか判断し(S143)、変更された場合は指定された排紙路をプリンタの排紙口として設定する(S146)。ここで指定される排紙路はもちろん第1〜第3の排紙路22〜24のいずれかである。
【0072】
つまり、ここでは操作パネル112またはLAN上のPC端末などからの設定に応じて、コピー/FAX/プリンタとして装置を用いる場合に、コピー/FAX/プリンタのそれぞれの記録処理で用いる排紙路を第1〜第3の排紙路22〜24のいずれかに設定する。
【0073】
なお、図8ではコピー/FAX/プリンタの排紙口が変更された場合について説明したが、これに限らず、各排紙路をクライアント端末ごとあるいはジョブ毎に排紙口を変更するような設定を行なえるようにしてもよい。たとえばクライアント端末から指定された印刷あるいは、印刷ジョブの出力を特定の排紙口で行なうような制御が考えられる。
【0074】
図9は特殊紙設定タスクを示している。この特殊紙設定タスクは操作パネル112またはLAN上のPC端末などで特殊紙の設定が行なわれると起動される。このタスクでは、厚紙、薄紙、OHP、フリーサイズ用紙が設定されたか判断し(ステップS151〜S154)、設定された場合はそれぞれ対応する特殊紙モードを設定して(S155〜S158)各モードをRAM111に記憶して本タスクを終了する。
【0075】
次に、電子写真記録部107の動作を含めて説明する。電子写真記録部107のMPU201(図3)はROM203のプログラムにしたがって動作する。
【0076】
図10は通信タスクを示している。図10の通信タスクはCPU101とMPU201との間のコマンドの授受、および電子写真記録部107から電子写真記録部107の状態情報などをCPU101へ通知するためのタスクである。
【0077】
MPU201はCPU101からプリント指示コマンド(図7のプリント指示コマンド発行タスクで生成される)があるかどうかを判断する(ステップS161)。
【0078】
CPU101からプリント指示コマンドが到来するとコマンドの内容をRAM202に一時的に記憶し、紙搬送タスク生成タスクを起動する(S162)。プリント指示コマンドにはプリント指示のほかに、プリントするために必要な解像度や、記録紙サイズ、給紙カセット段の指定する情報、さらに図7で示したように両面記録か片面記録かの情報と、記録紙の排出口に関する情報が含まれている。
【0079】
次に、電子写真記録部107からCPU101(コントローラ)に通知すべき情報があるかどうかを判断する(S163)。CPU101に通知すべき情報があればその情報をCPU101に通知して(S164)本タスクを終了する。なお、ここでCPU101に通知する情報は、各部のジャムに関する情報、接続されているフィニッシャーについての情報、フィニッシャーの状態に関する情報などを含むものとする。
【0080】
図11はMPU201のセンサ状態監視タスクを示している。このセンサ状態監視タスクは、タイマ割り込みなどにより2msecごとに起動し、センサ301〜311のON/OFFの状態情報(各センサが用紙を検出しているか否かの情報)を取得し(ステップS171)、取得したセンサ情報をRAM202に記憶する(S172)。
【0081】
図12に紙搬送タスク生成のためのタスクの起動の様子を示す。ここでは、MPU201は、指定されたカセットなどの給紙部に供給できる用紙があるかどうか判断する(ステップS181)。この用紙検出にはカセット11〜13の位置に設けられた不図示のセンサが用いられる。紙がない場合はCPU101に通知情報ありのフラグを設定し(S187)、図10の通信タスクによりCPU101に印刷指示コマンドが実行できないこととその理由を通知して本タスクを終了する。
【0082】
一方、指定されたカセットに用紙がある場合、モータ205が使用中であるかどうかを判断し(S182)、モータ205が使用中の場合、モータ205が未使用になるまで待機する。すなわち、ここではカセットから用紙をピックアップするモータ205が使用できるかどうかを調べ、カセットから用紙をピックアップできるようになるまで待機している。
【0083】
モータ205が使用できる場合は、片面印刷かどうかを判断し(S183)、片面印刷の場合にはカセットからの給紙かどうか判断する(S184)。カセットからの給紙でない場合は手差し給紙部からの給紙であると判断して手差し給紙タスクを起動する(S188)。この手差し給紙タスクについては本願発明と無関係であるので説明を省略する。
【0084】
カセットからの給紙の場合は、空いている片面紙タスクを起動する(S189)。ここで片面紙タスクは、給紙時期の異なる複数の用紙が同時に装置内に存在できるように複数個存在する。これによって、給紙された用紙の排紙が終了しないうちに次の用紙の給紙ができるため装置のスループットを向上させることができる。
【0085】
一方、片面印刷でない場合は、カセットからの給紙かどうか判断し(S185)、カセットからの給紙である場合は上述の空いている片面紙タスクを起動する(S189)。カセットからの給紙でない場合は、両面ユニット25からの給紙かどうか判断し(S186)、両面ユニットからの給紙でない場合は、手差し給紙タスクを起動する(S188)。また、両面ユニットからの給紙である場合は空いている両面紙タスクを起動する(S190)。ここで両面紙タスクは片面紙タスクと同様に給紙時期の異なる複数の用紙が同時に装置内に存在できるように複数個存在する。これによって、給紙された用紙の排紙が終了しないうちに次の用紙の給紙ができるため装置のスループットを向上させることができる。
【0086】
次に図13〜図16を用いて、MPU201が制御する片面紙タスクについて説明する。ここで片面紙タスクは、説明を簡単にするためにカセット11から給紙する場合についてのみ説明する。
【0087】
片面紙タスクが起動されると、熱定着部のヒータなどに通電を開始し、メインモータ208を起動するとともに、モータ(DCモータ)209を起動する(ステップS191)。モータ209は記録紙を140mm/secの速度で搬送できるよう制御される。ここで140mm/secの速度は安定的に潜像形成、転写、熱定着などができる速度である。
【0088】
次にピックアップローラ401は、モータ205の駆動により回転駆動されるとともに、不図示のクラッチを経由したメインモータ208の駆動力により押し下げられる(S192)。ピックアップローラ401が押し下げられてから一定時間経過すると(S193)、モータ205(ステッピングモータ)が駆動される。これによりローラ401が記録紙を210mm/sec(先の潜像形成ドラム18が記録動作可能な140mm/secよりも速い)の速度で搬送できるように加速しながら回転し、記録紙をピックアップする(S194)。さらに一定時間が経過すると(S195)、ピックアップローラ401を引き上げる(S196)。
【0089】
続いて、センサ301で用紙の先端が検出されると(S197)、駆動機構206のクラッチをオンとし、駆動機構206のを経由したメインモータ208の駆動力によりローラ403、404が回転駆動され、用紙を280mm/secの速度で搬送できるように回転する(S198)。
【0090】
さらに、センサ301で用紙の先端検出後、紙サイズによって異なる一定時間が経過する(S199)と、モータ205を減速した上、停止させる(S200)。これはローラ402の回転によって誤って次の用紙が搬送されるのを防止するためである。これにより、先行する用紙の後端がローラ402でかみこまれた状態で停止し次の用紙が誤って搬送されることは無くかつその用紙はローラ403の駆動によって搬送される。なお、ここでモータ205をスッテピングモータにより構成しているので、騒音防止を狙って減速して停止する制御を行なっているが、クラッチなどを単にオフするような構成を用いてもよい。
【0091】
次にセンサ302で紙の先端を検出してから一定時間経過(紙の先端がローラ404の位置から10mm程度下流側の位置に到達する時間)すると(図14ステップS201、S202)、先行する用紙がある場合は一旦駆動機構206のクラッチをオフとし、ローラ403、404の駆動を停止する(S203、S204)。なお、先行する用紙があるかどうかの判断は、不図示のタスクによって、先行する用紙の後端がセンサ302を過ぎてから紙サイズによって決まる一定時間を経過した後に当該用紙の先端を検出した場合は先行する用紙が無いものと判断し、一方、一定時間を経過していない場合は先行する用紙があるものと判断する。これは先行する用紙との紙間を調整するためと紙のレジストレーション調整のためである。紙間は紙サイズによって異なりA4/レターサイズの場合、36.5mmである。この制御は実際には、先行する用紙の紙サイズできまる所定時間だけ駆動機構206によるローラ403、404の駆動を停止する(メインモータ208から動力を伝達するクラッチをオフする)ことで達成できる。そして、所定時間を経過すると(S205)、駆動機構206のメインモータ208から動力を伝達するクラッチをオンとし、ローラ403、404を再駆動する(S206)。
【0092】
一方、先行する用紙がない場合は上記の停止制御(S204〜S206)は行なわない。
【0093】
続いて現像部、転写部、定着部などプロセス関連の部分の準備動作を開始する(S207)。そして、センサ303で用紙の先端を検出してから用紙のサイズで決まる一定時間、モータ207(ステッピングモータ)を停止したままでローラ405に用紙の先端を突き当てることによってできるループの量を制御し適正なレジストレーションの調整をする(S208、S209)。
【0094】
次にモータ207は用紙を280mm/secの速度で搬送できるように加速して駆動する(S210)。モータ207を駆動するステップ数で決まるセンサ304の手前10mm程度の位置に用紙の先端が到達したところで(図15ステップS211)、ステッピングモータ207は用紙を140mm/secの速度で搬送できるスピードまで減速する制御を開始する(S212)。これは現像、転写、定着などのプロセススピードが140mm/secと遅いためである。
【0095】
次に減速を開始した時点で駆動機構206のメインモータ208から動力を伝達するクラッチをオフし、ローラ403、404を停止させる(S213)。この制御を行なうのは、モータ207とモータ206の速度差によってローラ405の位置で大きなループが形成され、このループによって用紙がZ字状に折れ曲がったり、ジャムを生じたりするのを防止するためである。ここでは駆動機構206のクラッチをオフとしているが、ローラ405の回転と同一あるいはそれ以下の用紙搬送速度となるようにモータ206を減速制御することでもこの目的は達成できる。
【0096】
さらに、センサ304で用紙の先端を検出すると(S214)、レーザ光の書き込みによる潜像の形成タイミングや、現像、転写などのプロセス関連の制御を実行する(S215)。ここでは、レーザ光発光部17による露光、潜像形成ドラム18で潜像の現像、転写ローラ19による転写、および熱定着ローラ20によるトナーの定着が行われる。
【0097】
続いてセンサ303で用紙の後端を検出すると(S216)、レーザ発光を停止するタイミングを決定し(S217)、センサ304で用紙の後端を検出した後(S218)、後続する用紙があるかどうかを判断する(S219)。この後続する用紙があるかどうかの判断は、不図示のタスクによって用紙の後端がセンサ304を通過した時点で後続する用紙の給紙中、あるいはCPU101から次の印刷指示があるかどうかを判定し、いずれでもない場合は後続する用紙が無いと判断し、いずれかの条件が肯定された場合は後続する用紙がありと判断するものとする。後続する用紙が無い場合(S219)はプロセス部の高圧部への通電を停止する(S220)。
【0098】
なお、本実施形態ではセンサ304はメカ的なアクチュエータによって構成されており、紙の有り無しの状態の変化をアクチュエータの動きで検出するものとする。このような構成によると、実際に用紙の後端が通過した時間と用紙の後端の通過を検出するまでに時間差が生じる。このためセンサ304の出力は、レーザの発光を停止するタイミングの制御には用いていない。
【0099】
またステップS219で後続する用紙がある場合はプロセス部の高圧部への通電を停止することなく次のステップ(図16ステップS221)に移行する。
【0100】
さらに、センサ305で用紙の先端検出後一定時間経過すると(図16ステップS221、S222)、モータ210を140mm/secの速さで用紙を搬送できるよう駆動する(S223)。
【0101】
次に、CPU101からのプリント指示コマンドで指定される排紙口の設定情報の変更があるかどうか判断し(S224)、排紙口の変更がある場合は排紙口の変更情報を設定する(S225)。排紙口情報の変更は図21の排紙口情報変更タスクで行なわれる(後述)。
【0102】
設定された排紙口を、ローラ411の排紙路(第1排紙口22)とするか、ローラ412の排紙路(第2排紙口23)にするか、ローラ413の排紙路(第3排紙口23)にするか、あるいは両面パス25に導くか判断し(S226、S227、S228)、この判断に基く排紙口を選択する。すなわち、第1排紙口に排出する場合は第1排紙タスク(S229)を起動し、第2排紙口に排紙する場合は第2排紙タスクを起動し(S230)、第3排紙口に排紙する場合は第3排紙タスクを起動し(S231)、両面パスに用紙を導く場合は両面パスタスクを起動する(S232)。
【0103】
次に図17に上記の第1排紙タスクを示す。第1排紙タスクが起動されると、フラッパ501、フラッパ502を第1排紙口22の方向に切り替える(S241)。フラッパを切り替えるタイミングは、先行する用紙と当該用紙とで排紙路が変わる場合は、先行する用紙の後端がセンサ305を通過してからのステップ数で決まり、先行する用紙の後端が対応するフラッパを通り抜けたタイミングで対応するフラッパを変更するように制御される。
【0104】
続いてセンサ305で用紙の後端の通過が検出され(S242)、かつ前述の判断通り後続の用紙がない場合(S243)は、用紙の後端がローラ409から外れるタイミングでモータ210の加速制御を開始する。ステッピングモータ210はプロセススピードの140mm/secから、さらに350mm/secまで加速する(S244)。これはファーストコピー時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加速である。
【0105】
一方、後続の用紙がある場合は、モータ210のスピードは変更せず140mm/secで搬送する。このように後続の用紙がある場合に350mm/secまでの加速を行わないのは、排出後の用紙の積載性を良くするためである。即ち、350mm/secで用紙を連続して排出すると、排出速度が高速なため排出された用紙がトレイ上に乱れて積載されてしまうからである。
【0106】
ここで後続する用紙があるかどうかの判断は、前述の通り不図示のタスクによって用紙の後端がセンサ304を通過した時点で後続する用紙の給紙中あるいはCPU101から次の印刷指示があるかどうかを判定し、いずれでもない場合は後続する用紙が無いと判断し、いずれかである場合は後続する用紙がありと判断するものとする。
【0107】
排紙路(第1排紙口22)のローラ411はローラ410と同一のモータ210で駆動される。ローラ411は搬送されてきた用紙を機外に排出する。このとき、センサ306で用紙の先端を検出した後(S245)後端が通過(S246)したのを検出し、かつ後続の用紙が無い場合(S247)にはモータ210を減速して停止する(S248)。
【0108】
前述の通りCPU101は用紙が厚紙、薄紙、OHP、フリーサイズ用紙などの特殊紙が選択されている場合は、排出口の設定にかかわらず、第1排紙口22、即ちローラ411の排紙路より排出されるようにプリント指示コマンドを生成している。
【0109】
これはローラ411の排紙路(第1排紙口)が、ローラ412の排紙路(第2排出口)やローラ413の排紙路(第3排出口)よりも排紙路付近の曲率が小さいため用紙に与えるストレスが小さくなるためである。ここでは第1排紙路が最も曲率が小さいために、特殊紙を第1排紙路より排出しているが、曲率の小さい排紙路であればその排紙路を選択することにより同一の効果を得られるのはいうまでもない。
【0110】
次に図18に第2排紙タスクを示す。第2排紙タスクが起動されると、フラッパ501、フラッパ502を第2排紙口に導くように切り替える(ステップS251)。フラッパを切り替えるタイミングは、前述の通り、先行する用紙の後端がセンサ305を通過してからのステップ数で決まり、先行する用紙の後端が対応するフラッパを通り抜けたタイミングで対応するフラッパを変更するよう制御する。
【0111】
さらにモータ212、213を140mm/secで駆動(S252)した後、センサ305で用紙の後端の通過が検出され(S253)、かつ前述の判断通り後続の用紙がない場合(S254)は、用紙の後端がローラ409から外れるタイミングでモータ210、212、213の加速制御を開始する(S255)。ここで3つのモータを同時に加速するのはA3紙やB4紙のように大きい用紙サイズの場合は各モータによって駆動されるローラに用紙がかみこんでいるため用紙が曲がったりちぎれたりするのを防ぐためである。ステップS255では、モータ210、212、213はプロセススピードの140mm/secの速さから350mm/secまで加速する。これはファーストコピー時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加速である。一方、後続の用紙がある場合は、ステッピングモータ210のスピードは140mm/secで変更しない。
【0112】
続いて、用紙の先端がセンサ307を通過(S256)してから紙サイズによって決まる一定ステップ数搬送すると(S257)、モータ210、212、213を140mm/secまで減速して(S258)、第2排紙口23から用紙を排出する。ここで第1排紙口22の上部にある第2排紙口23から排紙する場合に排紙口付近で減速するのは、この部分の搬送路の曲率が大きい(曲りがきつい)ので、第1排紙口からの排紙よりも排出後の用紙の積載性が悪くなりやすいためである。次に用紙の後端がセンサ307を通過し(S259)かつ後続の用紙がない場合は、モータ210、212、213を停止する(S260)。
【0113】
次に、図19に第3排紙タスクを示す。第3排紙タスクが起動されると、フラッパ501、フラッパ502を第2排紙口に導くように切り替える(ステップS261)。フラッパを切り替えるタイミングは前述と同様である。
【0114】
さらにモータ212、213を140mm/secで駆動し(S262)、センサ305が用紙の後端の通過が検出され(S263)、かつ前述の判断通り後続の用紙がない場合(S264)は、用紙の後端がローラ409から外れるタイミングでモータ210、212、213の加速制御を開始する(S265)。ここで3つのモータを同時に加速するのはA3紙やB4紙のように大きい用紙サイズの場合は各モータによって駆動されるローラに用紙がかみ込んでいるため用紙が曲がったりちぎれたりするのを防ぐためである。ステップS265ではモータ210、212、213はプロセススピードの140mm/secの速さから350mm/secまで加速する。これはファーストコピー時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加速である。一方、後続の用紙がある場合は、モータ210のスピードは変更しない。
【0115】
さらに、用紙の先端がセンサ307を通過(S266)してから紙サイズによって決まる一定ステップ数、即ち用紙後端がローラ412にくわえ込まれるくらいの位置まで搬送(S267)した後、モータ210、212、213を減速して停止する(S268)。
【0116】
次に、フラッパ503を用紙が用紙搬送路上流側に逆流しないように切り替え、モータ213を逆転駆動する(S269)。逆転駆動後モータ213は350mm/secまで加速する。これはファーストコピー時間(機内に用紙が滞留する時間)を短縮するための加速である。
【0117】
センサ308で用紙の後端の通過を検出(S270)し、後続の用紙が無ければ(S271)モータ213を停止する(S272)。
【0118】
前述のように、第3排紙口には不図示のZ折、製本などの可能な大型なフィニッシャー27が装着可能である。このためCPU101は、Z折り、製本などの機能が指定された場合は、排紙口の設定にかかわらず第3排紙路をプリント指示コマンドで指定するようになっている。さらに第3排紙口に接続されるZ折り、製本などの可能な大型なフィニッシャー27が装着され、そのフィニッシャー内でジャムが発生したような場合でも、第1排紙口、第2排紙口に異常が無くかつ大型なフィニッシャーのZ折り、製本の機能などを用いない場合は、CPU101は排紙路の設定にかかわらず他の排紙口を用いて排紙するようになっている。第2排紙口でジャムが発生した場合についても同様である。
【0119】
上記の図17〜図19の第1、第2、第3排紙タスクにおいて、後続の用紙の有無を検出し(S243、S254、S264)、後続の用紙が無い場合に限り、モータ(210〜212、213)を350mm/secで高速駆動するようにしている。これにより、用紙の機内滞留時間を一層、短縮し、画像形成処理のスループットを大きく向上できる。また、この加速は後続の用紙が無い場合に限り行なうため、排紙後トレイ上で用紙の整列が不良となったり、製本や折りなどの後処理に異常をきたす問題もない。
【0120】
図20に両面パスタスクを示す。この両面パスタスクは、片面の記録が終了した用紙を反転し、両面ユニットに搬入するためのものである。
【0121】
両面パスタスクが起動されると、フラッパ501、502を第1排紙口に切り替える(ステップS281)。フラッパを切り替えるタイミングについては前述の通りである。
【0122】
次に用紙の後端がセンサ305を通過すると(S282)、モータ210は後続する用紙がある場合(S283)は加速せずにそのままプロセススピードで搬送し、後続する用紙が無い場合は350mm/secまで加速(S284)して搬送する。そして、センサ305通過後、紙サイズで決まる、用紙の後端がフラッパ501を通り抜ける位置に対応するステップ数分用紙を搬送(S285)して停止する。
【0123】
次にセンサ309、310を用いて両面パス内に先行する用紙があるかどうか判定し(S286)、先行する用紙が無いことを条件に(S287)、フラッパ501を両面パス側に切り替える。さらにステッピングモータ210、211を逆転し、ローラ410、415、416、417によって350mm/secまで加速する(S288)。また、先行する用紙があると判定した場合は、センサ309、310を用いて先行する用紙がないと判定されるまで待ってモータ210の逆転動作を開始する。
【0124】
その後、用紙の先端がセンサ310を通過してから所定ステップ搬送し(S289)、搬送路14と両面パス25の合流点の搬送方向上流側付近まで搬送したところで、モータ211は減速して停止して(S290)本タスクを終了する。ここでは用紙カセットから給紙中の紙と衝突しないようかつ先行する用紙との紙間をできるだけ詰めるためセンサ310の位置で停止させずに紙の搬送方向下流側にある合流点付近まで搬送する。用紙を第1、第3排紙口から排紙する時の速度は350mm/secであるのに対し、潜像形成ドラム18の手前(ローラ405の位置)まで搬送する速度を280mm/secとしているのは、この位置で用紙搬送速度を減速する場合に、急激な減速によって用紙が傷むのを防止しかつ排紙の際は用紙が装置内にとどまる時間をできるだけ短くするためである。
【0125】
図21に両面紙タスクを示す。この両面紙タスクは、図20の両面パスタスクにより両面ユニットに搬入された用紙を両面ユニットから再度ローラ404、405…方向に搬入(再給紙)する処理である。
【0126】
図21の両面紙タスクにおいて、CPU101からその用紙の裏面に記録すべきプリント指示コマンドが発生されたときには、モータ211は210mm/secまで加速して用紙を搬送する(ステップS291)。
【0127】
次にセンサ302で紙の先端を検出(S292)してから一定時間経過(紙の先端がローラ404の位置から10mm程度下流側の位置に到達する時間)すると(S293)、先行する用紙があるかどうか判断する(S294)。
【0128】
先行の用紙の有無の判断は片面タスクと同様にして行なう。先行する用紙がある場合は、一旦メインモータ208から動力を伝達するクラッチをオフし、モータ211の駆動を停止する(S295)。そして所定時間を経過すると(S296)、駆動機構206のメインモータ208から動力を伝達するクラッチをオンし、またモータ211を再駆動する(S297)。先行する用紙がない場合はステップS295〜S297の停止制御は実行しない。
【0129】
そして、現像部、転写部、定着部などプロセス関連の部分の準備動作を開始し(S298)、センサ303で用紙の先端を検出(S299)してから用紙のサイズで決まる一定時間(S300)、ローラ405に用紙の先端を突き当てることによってできるループの量を制御し適正なレジストレーションの調整をする。
【0130】
次にモータ207(ステッピングモータ)は用紙を280mm/secの速度で搬送できるよう加速駆動する(S301)。モータ207を駆動するステップ数で決まるセンサ304の手前10mm程度の位置に用紙の先端が到達したところで(S302)、モータ207は用紙を140mm/secの速度で搬送できるスピードまで減速する(S303)。
【0131】
そしてモータ207の減速を開始した時点で駆動機構206のクラッチをオフとするとともにモータ211を減速、停止させ(S304)、さらにモータ211を約50msec程度停止した後(S305)、駆動機構206のクラッチをオフとし、ローラ403、404が自由に回転できる状態のままモータ211の駆動を再開する(S306)。このモータ211の再駆動は、用紙の後端がセンサ310の位置を抜けるまで行なう。ここでモータ211を約50msec程度停止するのは、A3紙など長い用紙サイズの場合に、ローラ417に用紙の後端がかみこんだまま減速するとループが形成されるためである。また、その後すぐにモータ211の駆動を再開するのは、長い用紙の場合ローラ405の搬送力では十分な搬送力が得られないため、ローラ417で用紙を後押しする必要があるためである。
【0132】
ステップS307以降の動作は片面紙タスクのDと同じ処理(図14のステップS207以降〜)を行なう。なお、ここでは説明の簡略化のために、処理は片面紙タスクのDの位置にジャンプするような記載の仕方となっているが、実際は処理がジャンプすることではなく、別のタスクでDと同じ処理を行なうものとする。
【0133】
図21において、モータ207の減速を開始した時点で駆動機構206のクラッチをオフとするとともにモータ211を減速、停止させ(S304)、さらにモータ211を約50msec程度停止した後(S305)、駆動機構206のクラッチをオフとした状態のままモータ211の駆動を再開する(S306)制御を行なうことにより、ローラ417、405の双方に噛み込むような長い用紙でも、ループを生じることなく、したがって、ジャムや用紙の変形や破損、記録画質の低下などを生じることなく、また、搬送力の不足なく適切に用紙を再給紙することができる。
【0134】
図22に排紙口情報変更タスクを示す。この排紙口情報変更タスクはプリント指示コマンドで指示された排紙口に異常があるかどうかに応じて、排紙口を変更するもので、周期的に排紙口の異常を監視している。
【0135】
MPU201は排紙口情報変更タスクが起動されると、第1排紙口22が排紙口として指定されているかどうか判断する(ステップS311)。第1排紙口22が排紙口として排紙されている場合、センサ306やフィニッシャ26などからの情報により第1排紙口22が紙詰まりなどによって異常になっているかどうか判断する(S312)。第1排紙口22が異常になっている場合は、紙詰まりなどによるプリンタ異常としてプリンタ部の動作を停止する(S318)。ここで、プリンタ部を停止するのは第1排紙口が異常の場合、最も上流側にあるので、他の排紙口への搬送経路をふさいでいる可能性が高いためである。
【0136】
第1排紙口が指定されていない場合、または第1排紙口が異常を発生していない場合、第2排紙口23が指定されているかどうか判断する(S313)。第2排紙口23が指定されている場合、センサ307やフィニッシャー26などの情報から第2排紙口が紙詰まりなどによる異常かどうか判断する(S314)。第2排紙口23が異常の場合は、第2排紙口が設定されているジョブに対して第1排紙口への排紙が可能であれば排紙口情報を第1排紙口に変更し変更ありとする(S319)。
【0137】
次に、センサ308により第3排紙口24で紙詰まりなどの異常が発生しているかどうか判断する(S315、S316)。この処理は第2排紙口23が指定されていない場合、または第2排紙口23が異常でない場合も同様である。第3排紙口24で紙詰まりなどの異常が発生している場合は、第2排紙口23は第3排紙口24への搬送経路となっているため第2排紙口23への排紙も異常となる。すなわち、第3排紙口24が設定されているジョブに対しては第2排紙口も使えない状態となり、第1排紙口22への排紙が可能であれば排紙口情報を第1排紙口に変更し変更ありとする(S320)。
【0138】
第3排紙口24での異常が発生していない場合は、フィニッシャー27内で紙詰まりなどの異常が発生しているかどうか判断する(S317)。フィニッシャー27内での異常の場合は、第3排紙口24が設定されているジョブに対しては使用可能な第1排紙口22または第2排紙口23に設定を変更して変更あり(S321)と設定し、本タスクを終了する。
【0139】
なお、ここでは、排紙口の異常は紙詰まりを想定したが、これに限らずフィニッシャの故障やステープルの針がないといった現象を「異常」として検出することができる。また、ここではMPU201の処理として説明したがこれに限らず、CPU101やLAN上のPC端末のプリンタ・ドライバ上で同様の制御を実行することもできる。またここで設定した排紙口情報変更有りの情報は、前述の片面紙タスクで用いられる。
【0140】
以上では、ローラ403、404を除く他のローラを独立したステッピングモータあるいはDCモータで駆動するように説明したが、ローラ403、404同様に他のローラも駆動機構206のような変速機構およびクラッチを用いてモータ208の駆動力を用いて駆動するような構成が可能である。
【0141】
また、逆に、ローラ403、404を独立したモータで駆動するような構成も可能である。その場合は、必要に応じてクラッチなどをモータ〜ローラ403、404の間に設け、上記のステップS304のように用紙の減速、および両面ユニットのローラ417による後押し動作の際にローラ403、404の駆動力を解除し、ローラ403、404が自由に回転できるようにしておく。
【0142】
さて、特殊紙の指定および製本や折りなどの後処理の指定を行なうためのユーザインターフェースの一例を図23〜25に示しておく(特殊紙の選択制御は上記では図9の処理に相当する)。図23〜25の処理は、CPU101のプログラムとしてROM110に格納しておけばよい。
【0143】
前述の通り、特殊紙は第一排紙路22に排紙し、フィニッシャー27の機能を選択した場合は第三排紙路24を選択する。このため、特殊紙と後処理の設定は両立できない。
【0144】
図23〜25は、特殊紙と後処理の態様を選択するための操作パネル112上の画面を示しており、このようなインターフェースによりユーザは特殊紙の設定と後処理の設定の双方を1画面内で行なえる。画面内には特殊紙の態様を選択するボタン601、後処理の態様を選択するボタン602、およびエラー(あるいは警告)メッセージを表示するためのエコー領域603が設けられている。ユーザは不図示のポインティングデバイス(マウスなど)あるいは、操作パネル112の表示器上のタッチパネルなどを用いて上記のボタン601、602を操作することにより特殊紙の設定と後処理の設定を行なえる。
【0145】
本ユーザーインターフェースでは、特殊紙指定および後処理指定を排他的にしか選択できないように制御を行なう。
【0146】
つまり、図24のように、ユーザが特殊紙としてOHP用紙の設定をした場合、CPU101は第1排紙路22で排紙を行なうよう制御する必要があるため、フィニッシャー27に関する設定ができなくなるよう画面を制御する。つまり、図24のように特殊紙の態様を選択するボタン601が選択された場合は後処理の態様を選択するボタン602の側の表示輝度(あるいは濃度)を落すなどして選択が不可能であることを示す(また実際にボタン602側への入力も無視するように制御する)。さらに、エコー領域603を用いて「特殊紙を選択した場合は、後処理の選択はできません」と警告表示を行なう。
【0147】
また、図25のように、ユーザがフィニッシャー27の後処理としてZ折り機能を設定した場合、CPU101は第3排紙路24で排紙を行なうよう制御する必要があるため、特殊紙に関する設定ができなくなるよう画面を制御する。つまり、図25のように、後処理の態様を選択するボタン602が選択された場合は特殊紙の態様を選択するボタン601の側の表示輝度(あるいは濃度)を落すなどして選択が不可能であることを示す(また実際にボタン601側への入力も無視するように制御する)。さらに、エコー領域603を用いて「後処理を選択した場合は、特殊紙の選択ができません」と警告表示を行なう。
【0148】
なお、図23〜25は、操作パネル112上の画面である旨説明したが、LAN上のクライアントPC上のドライバソフトで同様の制御を行なうこともできる。また、同一の画面上で、特殊紙と後処理を選択する画面構成としたが、設定画面が特殊紙と後処理の設定が両立しないように制御すれば足り、図23〜25のように同一の画面内で特殊紙の指定および後処理の指定を双方とも行なう必要はない。
【0149】
上記実施形態によれば、用紙搬送速度の制御に関して、次のような優れた効果がある。
【0150】
まず、潜像形成ドラム18(画像形成手段)の前後の搬送路上で、潜像形成ドラム18近傍における用紙搬送速度(140mm/sec)よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する構成を用いているので、用紙の機内滞留時間を短縮し、画像形成処理のスループットを大きく向上できるという優れた効果が得られる。
【0151】
特に、給紙カセット11〜13からローラ402により潜像形成ドラム18近傍における用紙搬送速度(140mm/sec)よりも速い210mm/secの速度で用紙を搬出し、続いてローラ403、404によりさらに280mm/secまで加速し、潜像形成ドラム18直前のローラ405により潜像形成ドラム18近傍における用紙搬送速度(140mm/sec)まで減速する構成により、給紙カセットから潜像形成ドラム18までの搬送路における用紙搬送を高速化することができる。
【0152】
また、潜像形成ドラム18、熱定着ローラ20、ローラ409を抜けた後は用紙を最大で350mm/secまで加速して排紙路から排紙する構成により、潜像形成ドラム18(画像形成手段)の下流の搬送路における用紙搬送を高速化することができる。
【0153】
同様に、両面記録を行なう場合は、両面ユニット内において最大で350mm/secまで加速して再給紙を行なうため、潜像形成ドラム18(画像形成手段)の下流の搬送路における用紙搬送を高速化することができる。
【0154】
また、排紙の際に、後続する用紙が無い場合にのみ350mm/secまで加速して排紙路から排紙し、後続する用紙がある場合はこの加速を行なわないようにしているので、用紙搬送の高速化と、排紙トレイ上での用紙の整列の両方の条件を満足し高速かつ適切な排紙制御が可能である。
【0155】
さらに、両面ユニットのローラ417からローラ403、404へ用紙を渡し、さらに、ローラ405で減速する際に、ローラ403、404を駆動する駆動機構206の駆動力を解除するようにしているため、ローラ417、405の双方に噛み込むような長い用紙でも、ループを生じることなく、したがって、ジャムや用紙の変形や破損、記録画質の低下などを生じることなく、また、搬送力の不足なく適切に用紙を再給紙することができる。
【0156】
また、上記実施形態によれば、排紙路選択制御に関して次のような優れた効果がある。
【0157】
まず、複数の排紙路22〜23のいずれか1つを選択して排紙に用いるための特定条件、たとえば記録すべき画像の入力に用いられた画像入力手段がFAXインターフェース部103、LANインターフェース部102、プリンタインターフェース部104のいずれであったのか、あるいは外部のPC端末からの画像入力である場合にはプリントジョブやクライアントなどの別に応じて特定の排紙路を選択する特定条件、つまりデフォルトの排紙路制御条件を設定し、装置の動作状態、たとえば、特定の後処理の指定、特殊紙の指定、あるいはエラー発生などに応じて、デフォルトの排紙路制御条件にかかわらず排紙路のうちいずれか特定の1つの排紙路を選択する構成により、複数の排紙路を適切に選択できるよう設定を行なえるとともに、面倒な選択操作を必要とすることなく複数の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた効果がある。
【0158】
特に、特定の後処理の指定、特殊紙の指定に応じてデフォルトの排紙路制御条件にかかわらず排紙路のうちいずれか特定の1つの排紙路を選択する構成は本実施形態のように胴内排紙構成であり、かつ外付けの大型フィニッシャーを用いるような構成では、非常に有用である。
【0159】
たとえば、本実施形態のような胴内排紙構成においては、いわゆる胴内排紙を担当する上部の第2および第3排紙路23、24の部分にはスペースの関係から高機能なフィニッシャーを実装することが困難であり、外部のフィニッシャー27で行なうべき特定の後処理が指定された場合には第3排紙路24への排紙を行なうようにする必要がある。したがってこのような構成において、外部のフィニッシャー27で行なうべき特定の後処理が指定された場合にデフォルトの排紙路制御条件にかかわらず第3排紙路24を自動的に選択することにより、面倒な選択操作を必要とすることなく複数の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた効果がある。
【0160】
また、本実施形態のような胴内排紙構成においては、前記のように上部の第2および第3排紙路23、24の部分で搬送路の曲率を小さくすることが困難であり、特殊紙の排紙は第1排紙路22の部分で行なうようにする必要がある。したがってこのような構成において、特殊紙の指定が行なわれた場合にデフォルトの排紙路制御条件にかかわらず第1排紙路22を自動的に選択することにより、面倒な選択操作を必要とすることなく複数の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた効果がある。
【0161】
もちろん、ジャムなどの搬送エラーが発生した時にエラーが検出された排紙路とは異なる排紙路を選択して排紙に用いる制御を行なうことにより、面倒な選択操作を必要とすることなく複数の排紙路を適切に自動選択できる、という優れた効果を得られる。
【0162】
また、図23〜25に示したように、本実施形態のように後処理指定および特殊紙指定に対応する排紙路が異なる排紙路構成において、ユーザにより後処理指定または特殊紙指定のいずれか一方の指定操作が行なわれた場合に他方の指定操作を禁止するように構成することにより、無効な指定操作が行なわれて装置が誤動作したりする問題を回避でき、また、装置を使用しつつユーザに装置の機能や使用方法を認知させることができる、という優れた効果がある。
【0163】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、所定方式の画像形成手段に用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置の制御プログラムにおいて、前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上、あるいは前記画像形成手段から用紙を搬出する搬送路上で、前記画像形成手段近傍における用紙搬送速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する、特に前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第1の搬送手段と、前記搬送路の前記画像形成手段の手前の位置において前記第1の搬送手段により搬送されてきた用紙を前記所定速度と同等の速度まで減速して搬送する第2の搬送手段と、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記用紙のループを防止すべく第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するクラッチを有するとともに、前記画像形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユニットと、前記両面ユニット内で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第3の搬送手段を用いて、前記第3の搬送手段から前記第1の搬送手段に用紙を搬入し、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記クラッチにより前記第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するとともに、前記第3の搬送手段の駆動を停止する構成を採用することにより、確実に用紙の機内滞留時間を短縮し、画像形成処理のスループットを大きく向上できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明を採用した画像形成装置のブロック図である。
【図3】本発明を採用した画像形成装置の電子写真記録部のブロック図である。
【図4】本発明を採用した画像形成装置の電子写真記録部の断面図である。
【図5】図2のメインCPU101が実行する起動要因監視タスクのフローチャート図である。
【図6】図2のメインCPU101が実行する排紙路設定タスクのフローチャート図である。
【図7】図2のメインCPU101が実行するプリント指示コマンド発行タスクのフローチャート図である。
【図8】図2のメインCPU101が実行する排紙路変更設定タスクのフローチャート図である。
【図9】図2のメインCPU101が実行する特殊紙設定タスクのフローチャート図である。
【図10】図3のMPU201が実行する通信タスクのフローチャート図である。
【図11】図3のMPU201が実行するセンサ状態監視タスクのフローチャート図である。
【図12】図3のMPU201が実行する紙搬送タスクの生成用タスクのフローチャート図である。
【図13】図3のMPU201が実行する片面紙タスクのフローチャート図である。
【図14】図3のMPU201が実行する片面紙タスクのフローチャート図である。
【図15】図3のMPU201が実行する片面紙タスクのフローチャート図である。
【図16】図3のMPU201が実行する片面紙タスクのフローチャート図である。
【図17】図3のMPU201が実行する第1排紙タスクのフローチャート図である。
【図18】図3のMPU201が実行する第2排紙タスクのフローチャート図である。
【図19】図3のMPU201が実行する第3排紙タスクのフローチャート図である。
【図20】図3のMPU201が実行する両面パスタスクのフローチャート図である。
【図21】図3のMPU201が実行する両面紙タスクのフローチャート図である。
【図22】図3のMPU201が実行する排紙口情報変更タスクのフローチャート図である。
【図23】図2の操作パネル112による後処理および特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示した説明図である。
【図24】図2の操作パネル112による後処理および特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示した説明図である。
【図25】図2の操作パネル112による後処理および特殊紙指定のためのユーザーインターフェース例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 電子写真記録部
2 原稿台
11〜13 給紙カセット
15 手差し給紙部
17 レーザ発光部
18 潜像形成ドラム
19 転写ローラ
20 熱定着ローラ
22 第1排紙路
23 第2排紙路
24 第3排紙路
27 フィニッシャー
101 CPU
102 LANインターフェース部
103 FAXインターフェース部
104 プリンタインターフェース部
105 読み取り制御部
112 操作パネル
201 MPU
203 ROM
204 I/Oポート
205〜213 モータ
215 I/Oポート
301〜311 センサ
601、602 ボタン

Claims (9)

  1. 画像形成手段に所定速度で用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装置において、
    前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第1の搬送手段と、
    前記搬送路の前記画像形成手段の手前の位置において前記第1の搬送手段により搬送されてきた用紙を前記所定速度と同等の速度まで減速して搬送する第2の搬送手段と、
    用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記用紙のループを防止すべく第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するクラッチを有するとともに、
    前記画像形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユニットと、
    前記両面ユニット内で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第3の搬送手段を有し、
    前記第3の搬送手段から前記第1の搬送手段に用紙を搬入し、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記クラッチにより前記第1の搬送手段の駆動源の駆動力を解除するとともに、前記第3の搬送手段の駆動を停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送手段による減速を行なう際、前記第3の搬送手段を一時的に停止した後、再び駆動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段から用紙を搬出する搬送路上で前記画像形成手段から搬出された用紙を加速して排紙路から排紙する第4の搬送手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第4の搬送手段は、後続する用紙がない場合に前記画像形成手段から搬出された用紙を加速して排紙路から排紙することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成手段に所定速度で用紙を搬入して前記画像形成手段により画像形成を行なった後、排紙路から機外に搬出する画像形成装置の制御方法において、
    前記画像形成手段に用紙を搬入する搬送路上で第1の搬送手段により前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を搬送する第1の搬送ステップと、
    前記搬送路の前記画像形成手段の手前の位置において前記第1の搬送手段により搬送されてきた用紙を第2の搬送手段により所定速度と同等の速度まで減速して搬送する第2の搬送ステップと、
    用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送ステップによる減速を行なう際、前記用紙のループを防止すべ前記第1の搬送手段の駆動源の駆動力をクラッチにより解除する制御ステップを有するとともに、
    前記画像形成手段から搬出された用紙を反転して再給紙する両面ユニット内で前記所定速度よりも高速な用紙搬送速度で用紙を第3の搬送手段により搬送する第3の搬送ステップを有し、
    前記第3の搬送手段から前記第1の搬送手段に用紙を搬入し、用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送ステップによる減速を行なう際、前記第1の搬送手段の駆動源の駆動力をクラッチにより解除するとともに、前記第3の搬送手段による駆動を停止することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 前記用紙が前記第2の搬送手段に到達して前記第2の搬送ステップによる減速を行なう際、前記第3の搬送手段を一時的に停止した後、再び駆動する制御ステップを含むことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置の制御方法。
  7. 前記画像形成手段から用紙を搬出する搬送路上で前記画像形成手段から搬出された用紙を第4の搬送手段により加速して排紙路から排紙する第4の搬送ステップを含むことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記第4の搬送ステップは、後続する用紙がない場合に前記画像形成手段から搬出された用紙を加速して排紙路から排紙する制御ステップを含むことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項5から8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法を実行することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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